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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ウィルソン・ラーニング ワールドワイド

WILSON LEARNING WORLDWIDE INC.9610 · Standard · サービス業

米国発の企業内教育研修プログラムを日本で展開。欧州・アジアに子会社を持ち、ロイヤリティ収入を軸にグローバルに事業を運営。

概要

ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、1981年に米国ウィルソン・ラーニング社の日本子会社として設立され、1991年に自ら親会社を買収した人材育成企業である。企業内教育研修プログラムの開発・販売を核とし、2026年3月期の連結売上高は約19億円、グループ従業員数は69名。日本、北米、欧州、アジアパシフィックに拠点を持つ。

人材開発コンサルティングを主軸とする事業構造

グループの事業は、人材開発・組織開発のためのコンサルティングとソリューションの開発・提供を内容とするHRD事業に集約される。事業は、当社、ウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)など子会社9社、関連会社2社で構成される。研修プログラムの基礎開発研究は米国子会社が担い、各国の子会社や代理店を通じて販売し、ロイヤリティ収入を得る構造である。売上高の約2.3倍が連結売上高となる。

地域別の収益構成と変調する海外拠点

2026年3月期のセグメント別売上高は、日本8億4千2百万円、北米11億2千2百万円、欧州0円(事業移管済み)、中国1千万円、アジアパシフィック1億6千4百万円。北米が連結売上の約58%を占める最大市場である。欧州事業は2024年8月に米国子会社へ移管し営業を一元化した。中国の現地法人は2024年3月に解散・清算を決議し、清算手続き中である。インド子会社は2026年3月期に売上高が前期比70%増と成長した。

長期にわたる収益悪化と財務制約

連結売上高は2013年3月期の32億円をピークに漸減し、2021年3月期には15億円まで落ち込んだ。2020年3月期以降は毎期親会社株主に帰属する当期純損失を計上、2026年3月期の営業損失は7千万円、純損失は1億4千万円である。営業損失は前期比で3億2千3百万円改善したが、資本面では運転資金調達の見通しが立っておらず、金融機関からの新たな資金調達は未確約である。

新ビジョン「L×ETC構想」による再建路線

2025年8月、成長モデルとして『L×ETC構想』を発表。従来の基軸ビジネス「Learning」に「Education」「Technology」「Consulting」を加え、時価総額100億円企業を目指す。2026年2月には米国アリゾナ州立大学サンダーバード・グローバル経営大学院と戦略的パートナーシップ(MSA)を締結し、グローバル人材育成分野で共同プログラムを開発する。また、Brandon Hall Group HCMアワードでの金賞・銀賞受賞、Training Industry Top 20への連続選出など外部評価も得ている。

業界の中での役割は企業内教育サービスを提供する会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
19億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-5.3%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
北米11億円57.9%
国内7億円36.8%
アジア・パシフィック1億円5.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業研修主力

企業向けに人材開発・組織開発のためのコンサルティングと研修プログラムを提供。また、研修プログラムの基礎開発研究を米国子会社で行い、世界的に展開。

知的所有権(研修プログラムの著作権)を保有

主な製品・サービス2
人材開発研修プログラム
リーダーシップ、マネジメント、コミュニケーションなど、企業の従業員向け研修プログラム。著作権で保護された独自のカリキュラム。
組織開発ソリューション
組織の課題解決を支援するコンサルティングサービス。

製品と技術

リーダーシップとセールス研修を中核とするプログラム群

グループが提供する研修プログラムは、リーダーシップ育成、セールストレーニング、カスタマーサービス、チェンジマネジメントなど多岐にわたる。2025年にはBrandon Hall Group HCMアワードで「最優秀顧客向けトレーニングプログラム」部門金賞、「現場リーダー向け最優秀育成プログラム」部門銀賞を受賞。Training Industry.comの「セールス・トレーニング企業トップ20」に18年連続、「リーダーシップ・トレーニング企業トップ20」に17年連続選出されている。

サンダーバード経営大学院との共同プログラム開発

2026年2月、米国トップビジネススクールであるアリゾナ州立大学サンダーバード・グローバル経営大学院と戦略的パートナーシップ(MSA)を締結。グローバル人材育成分野での共同プログラム開発を開始した。これにより、顧客企業の経営層が関心の高い国際経営スキル研修の提供が可能となり、差別化要因と位置付けている。

リサーチ開発とグローバル統一プログラムの仕組み

研修プログラムの基礎研究は、米国ミネソタ州のウィルソン・ラーニング リサーチ アンド ディベロップメント コーポレーションが行う。ここで開発されたプログラムはグループ全体で共有され、各国の文化や言語にカスタマイズされて提供される。また、代理店経由の販売ではロイヤリティ収入を得るモデルをとっており、知的所有権を活用したビジネスが収益基盤の一部である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 企業研修知的所有権(研修プログラムの著作権)を保有

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

企業研修で国内実績、赤字続く

ウィルソン・ラーニング・ワールドワイドはサービス業に属し、企業向け研修サービスを提供しています。同業他社にはジンジブやイシンなどがありますが、同社はグローバルな研修プログラムで知名度があります。しかし、業績は低迷しており、売上高は2024年3月期の18億円から2025年には17億円、2026年には19億円と小規模で、営業損益は2025年に▲23.53%、2026年には▲5.26%と赤字が続いています。需要が競争環境や経済状況に左右されやすく、収益改善が急務です。

強み

  • 世界的に認知された研修プログラムを提供している。
  • リーダーシップ育成など専門分野に強みを持つ。
  • 売上高が20億円前後で推移し、一定の需要がある。

課題

  • 営業赤字が続き、収益改善が急務である。
  • 研修市場は競争が激しく、差別化が難しい。
  • 企業の研修予算が景気に影響されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がウィルソン・ラーニング ワールドワイド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
17074トゥエンティーフォーセブンホールディングス16億円
2469Aフィットクルー16億円11.3倍
37090リグア15億円
49610ウィルソン・ラーニング ワールドワイド14億円
56190フェニックスバイオ14億円11.1倍
69250GRCS14億円
7143Aイシン14億円286.9倍
84760アルファ14億円8.9倍
99213セイファート14億円
109331キャスター14億円
119330揚羽13億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

米国親会社の日本子会社として設立された1981年

1981年12月、資本金4千万円で日本ウィルソン・ラーニング株式会社を東京都港区に設立。翌1984年に大阪支店、1985年に名古屋支店、1987年に福岡に合弁会社九州ウィルソンラーニングを設置し、国内の営業拠点を拡大した。1986年には開発センターを新宿区に設置し、研修プログラムの自社開発体制を整えた。

米国親会社を買収しグローバル統括へ転じた1991年

1991年3月、日本法人が米国ウィルソン・ラーニング社を買収し、同社の知的所有権(研修プログラムの著作権等)を取得。買収に伴い米国に新会社ウィルソン・ラーニング コーポレーションを設立し、以降は日本法人がグループ全体を統括する構造となった。同時に本社を千代田区に移転し、開発・リサーチ部門も集約した。

株式上場と多国籍展開の加速した1995〜2002年

1995年3月、日本証券業協会に店頭登録。1996年に米国子会社を完全子会社化し、南アフリカ、香港に進出。1998年商号をウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社に変更。2001年にはドイツに子会社を設立し、プライバシーマーク認定を取得。2002年にはイギリス、スペイン、南アフリカ、オーストラリア、シンガポールの子会社を直接子会社化し、グローバル展開を固めた。

新興国への進出とCC事業撤退の2002〜2010年

2002年に中国(北京)に現地法人を設立。2004年にジャスダック証券取引所に上場。2007年インド、2008年フランスに進出。2010年、CC事業(コールセンター関連事業と推定)を株式会社ワークス・ジャパンへ事業譲渡し、HRD事業への集中を図った。同年に大阪証券取引所JASDAQへ移行。

売上減少と連続赤字に陥った2013〜2020年

2013年3月期の連結売上高32億円から漸減傾向が続き、2020年3月期には24億円に減少。営業利益は非開示だが、2019年3月期に純損失1億円を計上後、2020年3月期には8億円の大幅純損失となった。以降、収益改善が急務となり、グループ再編の検討が始まる。

欧州移管・中国清算・インド成長の2020〜2026年

2021年3月期売上高は15億円まで落ち込む。欧州事業を2024年8月に米国子会社へ移管し、営業の一元化と経費削減を進めた。中国法人は2024年3月に解散・清算決議。インド子会社は営業体制増強により2026年3月期に売上高が前期比70%増と回復。2026年3月期の連結売上高は19億円に回復したが、純損失1億4千万円と赤字は継続している。

年表27件を開く

1980年代

  • 1981年12月創業日本ウィルソン・ラーニング株式会社(資本金40,000千円)を東京都港区に設立。
  • 1984年2月大阪支店を大阪市西区に設置。
  • 1985年7月名古屋支店を名古屋市中村区に設置。
  • 1986年1月開発センターを東京都新宿区に設置。
  • 1987年11月福岡市博多区に麻生セメント株式会社との合弁会社九州ウィルソンラーニング株式会社を設立。
  • 1988年7月営業部門を東京都港区より東京都渋谷区へ移転し、あわせて表参道ラーニングセンターを設置。開発センターを東京都新宿区より東京都港区へ移転。

1990年代

  • 1991年3月創業本社機構、開発部門、リサーチ部門を東京都港区より東京都千代田区へ移転し、営業部門を東京都渋谷区より移転し、あわせて二番町ラーニングセンターを新設。なお、東京都港区の旧本社を青山ラーニングセンターに改組。米国ウィルソン・ラーニング社を買収し、米国ミネソタ州イーデン・プレーリー市にウィルソン・ラーニング リサーチ アンド ディベロップメント コーポレーション(現ウィルソン・ラーニング ワールドワイド インク)及びウィルソン・ラーニング コーポレーションを設立。
  • 1995年3月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1995年6月本社を東京都港区より東京都千代田区へ移転。
  • 1996年4月ウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)の他の株主より株式を取得し、100%子会社とする。南アフリカにおいて、ウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)の100%子会社であるウィルソン・ラーニング サザン アフリカ C.C.を設立。
  • 1996年9月九州ウィルソンラーニング株式会社に対する当社の出資比率が55%となり、子会社となる。
  • 1997年4月創業香港において、当社100%出資によるウィルソン・ラーニング チャイナ リミテッドを設立。
  • 1998年3月創業商号をウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社に変更。当社49%、米国ガートナー・グループ社51%出資により、ウィルソン・ガートナーグループ株式会社(現ウィルソン・ネットジィ株式会社)を東京都千代田区に設立。
  • 1999年3月スペインにおいて、ウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)の100%子会社であるウィルソン・ラーニング S.A.を設立。

2000年代

  • 2001年4月ドイツにおいて、当社の子会社ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.(イギリス)を通じて、ウィルソン・ラーニング GmbH.を100%出資により設立。
  • 2001年7月ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社が、「プライバシーマーク」の認定(日本国内)を受ける。
  • 2002年3月ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.(イギリス)、ウィルソン・ラーニング S.A.(スペイン)、ウィルソン・ラーニング サザン アフリカ C.C.(南アフリカ)、ウィルソン・ラーニング オーストラリア PTY LTD.及びウィルソン・ラーニング アジア PTE LTD.(シンガポール)に対する当社の出資比率を100%とし、直接子会社とする。
  • 2002年8月中国において、当社の子会社ウィルソン・ラーニング チャイナ リミテッド(香港)を通じて、展智(北京)企業管理諮詢有限公司(中国)を100%出資により設立。
  • 2003年11月名古屋支店を名古屋市中村区より名古屋市中区へ移転。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年5月本社を東京都千代田区より東京都中央区へ移転。
  • 2006年10月ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社が、「ISMS」の認定(本社及び各支店)を受ける。
  • 2007年10月創業インドにおいて、当社100%出資によるウィルソン・ラーニング インド PVT.LTD.を設立。
  • 2008年9月フランスにおいて、当社100%出資によるウィルソン・ラーニング フランスを新規取得。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2010年8月本社を東京都中央区より東京都港区へ移転。
  • 2010年9月CC事業を株式会社ワークス・ジャパンへ事業譲渡。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    L×ETC構想による成長

    従来のLearning事業にEducation、Technology、Consultingを組み合わせた『L×ETC構想』を推進し、「学びの未来」を創造する。時価総額100億円企業を目指す。

  2. 02

    グローバル営業体制の強化

    米国とインドの営業体制を強化し、グローバル企業への営業リーチを拡大する。また、利益率の高いライセンス型案件の提案と代理店との連携強化に注力する。

  3. 03

    収益構造改革の継続

    欧州事業の米国移管やオフィススペース削減などの構造改革を継続し、コスト削減と収益改善を進める。

  4. 04

    マーケティング強化

    Webマーケティングやイベント出展を強化し、リード獲得を増加させる。また、サンダーバード大学院との提携商品販売など、経営層向けの提案を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で69人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は644万円で、9期前と比べて8.7%平均年齢は54.1歳、平均勤続年数は17.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月126
2018年3月128
2019年3月70546.815.5129
2020年3月65746.815.5125
2021年3月63846.815.5108
2022年3月61250.518.090
2023年3月56651.919.788
2024年3月62352.719.385
2025年3月64053.718.774−541
2026年3月64454.117.769−145

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 7 / 海外 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
アジア・パシフィック — インド ニューデリー市4百万円
北米 — 米国 ミネソタ州1百万円
本社 — 東京都港区0百万円
国内
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    ウィルソン・ラーニング コーポレーション ※1
    米国 ミネソタ州
    議決権100.0%
  • 海外
    ウィルソン・ラーニング コーポレーション ※1
    米国 ミネソタ州
    議決権100.0%
  • 国内
    ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.※1
    イギリス ロンドン市
    議決権100.0%
  • 国内
    ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.※1
    イギリス ロンドン市
    議決権100.0%
  • 国内
    ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.※1
    イギリス ロンドン市
    議決権100.0%
  • 海外
    ウィルソン・ラーニング GmbH.
    ドイツ シュツットガルト市
    議決権100.0%
  • 海外
    ウィルソン・ラーニング フランス
    フランス パリ市
    議決権100.0%
  • 国内
    ウィルソン・ラーニング S.A.
    スペイン マドリッド市
    議決権100.0%
  • 国内
    ウィルソン・ラーニング S.A.
    スペイン マドリッド市
    議決権100.0%
  • 海外
    ウィルソン・ラーニング チャイナ リミテッド
    中国 香港
    議決権100.0%
  • 海外
    ウィルソン・ラーニング チャイナ リミテッド
    中国 香港
    議決権100.0%
  • 海外
    展智(北京)企業管理諮詢有限公司
    中国 北京市
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • ウィルソン・ラーニング アジア PTE LTD.シンガポール シンガポール市100%
  • ウィルソン・ラーニング インド PVT.LTD.インド ニューデリー市100%
  • ウィルソン・ネットジィ㈱東京都 中央区49%
  • ウィルソン・ネットジィ㈱東京都 中央区49%
  • サイアム ウィルソン・ラーニング カンパニー リミテッドタイ バンコク市30%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は19億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+11.8%。

売上高
+11.8%
19億円
営業利益
-1億円
純利益
-1億円
営業利益率
-5.3%
前期比 +18.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q123
2024年1Q4−2−50.0−2
2024年2Q4−1−25.0−1
2024年3Q5−1−20.0−1
2024年4Q5−1
2025年2Q9−2−22.2−2
2025年4Q8−2−25.0−2
2026年2Q1000.00
2026年4Q9−1−11.1−1
2027年1Q4−1−25.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は32億円から19億円へ59%に減った。直近期の営業利益率は-5.3%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3233
2014年3月3022
2015年3月3214
2016年3月3420
2017年3月3531
2018年3月3521
2019年3月310−1
2020年3月24−5−8
2021年3月15−8−6
2022年3月18−5−3
2023年3月2500
2024年3月18−5−5
2025年3月17−4−4−23.5−4
2026年3月19−1−1−5.3−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高19億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.3%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金78.9%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-5.3%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
73.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比12.8pt
-5.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比10.3pt
-5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比30.9pt
-19.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-7.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-7.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は3億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月301312
2014年3月012115
2015年3月11−1217
2016年3月10−1117
2017年3月1−10017
2018年3月010117
2019年3月300319
2020年3月−2−1−1−314
2021年3月−501−511
2022年3月−510−48
2023年3月−10−1−17
2024年3月−401−44
2025年3月−301−32
2026年3月00203

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は14億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は54.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月26151159.3
2014年3月30191164.7
2015年3月35251070.8
2016年3月35241169.8
2017年3月3526973.1
2018年3月36261072.2
2019年3月3526973.2
2020年3月2517866.4
2021年3月21111053.0
2022年3月1810854.8
2023年3月21111052.2
2024年3月189948.1
2025年3月157846.0
2026年3月148654.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
4億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-16億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
37
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中185位あたり、逆に低いのはROE534社中519位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-19.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-5.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥123で、1年前と比べて-45.6%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥123+2.5%1ヶ月+15.0%1年-45.6%時価総額14億円
過去52週の値幅
安値¥87高値¥342

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR2.08倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月17日に9.43%下落し96円。7月13日に119円をつけた後、徐々に下落基調。1カ月で18.64%下落し、25日線(110円)を大きく下回る。52週安値87円に接近し、下値不安が強い。出来高は8月17日に36万株と急増し、売りが加速。RSI24.3と売られ過ぎ圏だが、流れは弱い。底打ちには時間を要する。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERが算出不能で収益力が不透明な一方、PBRは1.48倍と同業界平均の3.23倍を大きく下回り、資産価値からは割安感がある。しかしROEは-19.1%と大幅な赤字で、直近3期連続で最終赤字が続き、業績回復は見られない。配当利回りは無配で、業界平均の2.64%と比較して株主還元が乏しい。収益性の低さを考慮すると、資産価値の安さだけで判断するのは危険で、現状はやや割高と評価。

指標この会社業種平均
PBR2.08倍3.51倍
ROE-19.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

企業の人材投資は重要なテーマである一方、競合の多い研修市場で差別化が難しい。強気派は、新サービスや海外事業の成長で収益改善する可能性を指摘する。弱気派は、売上減少と赤字継続により事業の持続性に疑問を投げかける。直近の業績は減収で、赤字幅は縮小傾向にある。今後の焦点は、収益の安定化と成長戦略の実行力が問われる。

プラスに働く材料7
  • 赤字縮小の兆し

    2025年3月期の営業赤字率は23.5%から5.3%に縮小し、改善傾向にある。

  • 人材投資の需要

    企業のDXやリスキリング需要は中長期的に拡大する可能性がある。

  • 成長投資の効果

    新規事業への投資が功を奏する可能性があり、今後の収益化に期待。

  • 営業損失が4億円から1億円に縮小通年影響

    2026/3期営業損失1億円(前期比3億円改善)

  • 売上高が17億→19億円に増収通年影響

    2026/3期売上高19億円(前期比11.8%増)

  • 営業損失率が-23.53%→-5.26%継続影響

    営業利益率のマイナス幅が18.27ポイント縮小

  • 最終赤字幅が4→1億円に縮小通年影響

    純損失1億円(前期比3億円改善)

マイナスに働く材料7
  • 売上の減少

    売上高は2023年3月期の25億円から2025年3月期に17億円と減少。

  • 継続的な赤字

    営業利益は赤字で、早期の黒字化が必要。

  • 競争激化

    研修市場は参入が容易で、価格競争に陥りやすい。

  • 営業赤字が2期連続で継続通年影響

    2025/3期・2026/3期とも営業損失、黒字転換時期は不明

  • ROE-19.1%と資本毀損続く継続影響

    自己資本利益率がマイナス19.1%、資本減少が止まらない

  • 売上高が前期まで2期連続減収通年影響

    2024/3期18億円、2025/3期17億円と減少

  • 時価総額11億円の超小型株継続影響

    時価総額11億円、1年前比-14.17%、売買が薄い

次の決算で確かめる点
売上高推移
事業の縮小が続くかどうかを確認。
営業利益率
収益改善の進捗を示す。
契約顧客数
顧客基盤の安定性を測る。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,545人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.1%を占め、残る83.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他61.862.055.058.859.668.3
事業法人28.128.030.725.817.015.9
証券会社4.65.88.511.115.19.9
外国法人2.20.92.40.93.65.4
外国人個人0.10.10.20.30.40.3
金融機関3.33.33.23.04.30.2
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01根岸 正州8.61
02株式会社マネジメントベース7.17
03飯塚 健4.30
04奥津 泰彦4.19
05株式会社ベルシステム3.73
06株式会社DKマネジメント3.59
07渡辺 誠3.50
08楽天証券株式会社共有口3.18
09田島 大輔2.60
10山下 博2.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−122%、1株純資産は14期で−78%。直近期のROEは-19.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月6431922.97.8
2014年3月4737413.96.5
2015年3月8748420.34.5
2016年3月34700.6102.6
2017年3月294975.911.5
2018年3月235084.715.7
2019年3月−15501−3.0
2020年3月−161327−38.8
2021年3月−122213−45.2
2022年3月−60192−29.6
2023年3月−5215−2.5
2024年3月−85134−52.6
2025年3月−5587−49.6
2026年3月−1469−19.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額35百万円。

氏名役職年齢保有株数
根岸正州代表取締役社長48960,000
児島研介取締役632,000
デイビッド・イエスフォード取締役63
本田宏文取締役61
菊川淳取締役50
杉本有輝社外取締役35
伊藤正喜社外取締役47
石川ゆり常勤監査役41
稲垣誠二監査役49
黒石匡昭監査役65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)420205
社外取締役410103
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容838字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、1981年12月米国ウィルソン・ラーニング社(旧ウィルソン・ラーニング)の子会社として設立されましたが、1991年3月同社を実質的に買収しました。すなわち、同社保有の知的所有権(研修プログラムの著作権等)を当社が取得し、それ以外の資産・負債は買収に伴い当社子会社として設立したウィルソン・ラーニング コーポレーション(新ウィルソン・ラーニング)が引き継ぎ、現在、欧州、アジア・パシフィックに展開している子会社2社もその中に含まれております。 2026年3月期末現在、当社従業員28名に対し、当社グループ(当社及び関係会社)の従業員数は69名となっており、また、連結売上高は19億2千1百万円と、当社売上高の約2.3倍の規模となっております。 当社グループは、当社、子会社9社及び関連会社2社で構成されており、事業は企業内教育の企画及び実施を行っております。当社グループの事業内容と当社及び関係会社の当該事業にかかる位置づけは次のとおりであります。 区分   事業内容   主要な会社 HRD事業   人材開発・組織開発のためのコンサルティングとソリューションの開発・提供   当社、ウィルソン・ラーニング コーポレーション他(計10社) 企業内教育研修プログラム及びリサーチプログラムの基礎開発研究   ウィルソン・ラーニング コーポレーション 以上の企業集団について図示すると次のとおりであります。 (注)1.※は、連結子会社であります。 2.※※は、持分法適用の関連会社であります。 3.当社は海外において事業展開をするにあたり子会社及び代理店を通じて事業を行っており、ロイヤリティを徴収しております。 4.ウィルソン・ラーニング チャイナ リミテッド(香港)及びその100%子会社(孫会社)である展智(北京)企業管理諮詢有限公司(中国)は、2024年3月26日開催の取締役会において、解散及び清算を決議しており、現在清算手続き中であります。
経営方針・対処すべき課題1,382字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 私たちウィルソン・ラーニングは、創業時から「人や組織が、そのもてる力を最大限に発揮できるようお手伝いします---充実感を伴ったパフォーマンス---」というミッションを掲げ、これを全世界に共通した私たちの“存在理由”としています。 新ビジョン:成長モデル『L×ETC構想』を通じて時価総額100億円企業へ ・2025年8月22日に発表しましたとおり、従来の基軸ビジネス「Learning」をベースに「Education」「Technology」「Consulting」をつなぎ「学びの未来」を創造してまいります (2)会社の経営戦略 グローバルに展開する世界でも数少ない人材育成企業として、日本企業の変革期における次世代リーダーの育成や、欧米のグローバル企業が計画する人材育成を、他社にない体制で実施できる強みを発揮していきます。 2027年3月期は、米国とインドの営業体制をより強化し、グローバル企業への営業リーチを強化していく予定です。またコスト削減等の構造改革を継続し、収益改善に向けた取り組みを更に進める予定です。 (3)経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 国内 人材育成に対する重要性は高まっているとの企業の認識は強く、マーケティングを強化して、リード獲得増施策を行っております。 顧客側の経営層が関心の高い、サンダーバード・グローバル経営大学院との提携商品の販売、Webマーケティングの強化やイベント出展などを実施してまいります。資本面では2020年3月期以降売上高が著しく減少し、2026年3月期までは重要な親会社株主に帰属する当期純損失を計上しました。今後追加の運転資金調達の重要性がさらに増すことが想定されますが、現時点では金融機関等からの新たな資金調達について見通しが得られている状況にはありませんが、資本強化の施策を引続き行っていく予定です。 ② 北米 米国では営業要員を増員し、利益率の高いライセンス型案件の提案と、グローバル企業への営業の拡大に引き続き注力する予定です。また、売上の多くを占める代理店との提携をより強化することを進めています。 マーケティングとしては、リードやパイプラインを生成するためのWebマーケティングに引続きに注力する計画です。 ③ 欧州 欧州は、事業を米国に移管しましたが、営業活動自体は米国と一体化し、グローバル企業への提案をより強化する計画です。 ④ 中国 契約残の顧客対応を除き、清算に向けて準備中です。 ⑤ アジア・パシフィック インドを中心としたアジア・パシフィックは、グループマーケティング支援・商品開発支店など、より広域な支援・共同運用体制を敷いて、効率化を強化していきます。インドでは増強した営業体制で売上増を図る計画です。 ⑥ 収益構造及び営業利益率の改善 欧州事業の米国への移管、米国でのオフィススペース削減(2024年7月実施)による経費節減等、引続き経営資源の効率的な運用に向けて改善を進めていく予定です。
事業等のリスク2,371字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)為替変動 当社グループの売上高の約6割は海外売上高であります。また、当社のロイヤリティ売上高も海外子会社からのものであります。期初に想定為替レートを定めて予算等の計画を作成しておりますが為替変動は当社グループの経営成績及び財政状態、また、競争力にも影響し、長期的に当社グループの業績に影響します。このような状況から円が他の通貨、特に米ドルに対して変動が大きくなると悪影響を受ける可能性があります。 (2)個人情報 当社グループは、事業遂行に関連して、多数の個人情報を有しております。これらの個人情報については、その管理に万全を期しておりますが、予期せぬ事態により流出する可能性が皆無ではなく、このような事態が生じた場合、当社グループの社会的信用に影響を与え、その対応のための多額の費用負担やブランド価値の低下が当社グループ業績に影響を与える可能性があります。 (3)営業キャッシュ・フローの減少・資金調達リスク 手元流動性は一定水準を維持しておりますが、今後も事業収益の低迷が続く場合、資金調達手段の確保が経営上の重要課題となります。 (4)適切な適時開示体制の構築に関するリスク 当社は適時開示体制の整備に努めておりますが、社内情報伝達・判断プロセスに不備が生じた場合、開示の遅延や誤りが発生するリスクがあります。これにより、投資家の信頼性に影響を与える可能性があります。決算の開示遅延事実もあり今後の大きな課題です。 (5)継続企業の前提に関する重要事象等 (継続企業の前提に関する重要事象等) 当社グループは、前連結会計年度においては、営業損失393,918千円、経常損失385,372千円、親会社株主に帰属する当期純損失386,041千円、マイナスの営業キャッシュ・フロー348,282千円を計上しました。また、当連結会計年度においては、前連結会計年度に比べ、売上高は回復傾向にあるものの重要な営業損失70,733千円、経常損失91,977千円、親会社株主に帰属する当期純損失140,227千円を計上しました。 このような状況のなか、今後追加の運転資金調達の重要性がさらに増すことが想定されますが、現時点では金融機関等からの新たな資金調達について見通しが得られている状況にはありません。これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。このような状況の解消を図るべく、当社グループは、以下の諸施策を遂行することにより、収益構造の改善及び財務基盤の安定化に取り組んでおります。 ①新ビジョン:成長モデル『L×ETC構想』を通じて時価総額100億円企業へ ・2025年8月22日に発表しましたとおり、従来の基軸ビジネス「Learning」をベースに「Education」「Technology」「Consulting」をつなぎ「学びの未来」を創造してまいります。 ②収益構造の改善 ・高収益化体質の確立に向け、営業要員の高度化、増員を図り、利益率の高いライセンス型の案件の提案に引き続き注力してまいります。 ・外部パートナーとの協同プロモーション策の拡大:双方のお客様へのクロスセル等を実施してまいります。 ・販売費及び一般管理費について、2025年7月の日本の本社移転などの経費節減策を進めております。また、グループ体制の見直しを行い、諸経費削減を推進しております。ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.(イギリス)及びウィルソン・ラーニング フランス(フランス)では運営合理化のため2024年8月より、事業のウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)への移管を行いました。ウィルソン・ラーニング チャイナ(中国)はカントリーリスクも鑑み、清算に向けて事業縮小を継続していきます。 ③財務基盤の安定化 当社グループは、運転資金及び開発投資資金の安定的な確保と維持に向け、取引金融機関と協議を進め新規融資の申請や資本の増強策の可能性について検討しておりましたが、実現には至っておりません。このため、今後は、新株の発行やグループ内の資金を移動させることで必要な資金を確保し、運転資金及び開発投資資金の改善に努めております。このような状況の中、当社は、2025年7月25日開催の取締役会において、第三者割当の方法による新株式の発行、並びに、第三者割当の方法による第3回新株予約権の発行を決議し、2025年8月28日付で、本株式に係る総数引受契約及び本新株予約権に係る総数引受契約を締結し、同日付で、それぞれ払込手続きが完了し、財務体質の強化、資金繰りの安定化を実施しております。更なる資本の増強策を検討・推進することで、運転資金の確保に努めてまいります。 以上の施策を実施するとともに、今後も引き続き有効と考えられる施策につきましては、積極的に実施してまいります。 また、財務基盤の安定化については、資本の増強策の可能性等について継続的に検討しているものの、見通しが得られている状況ではありません。 したがって、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しております。 なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。
経営成績の分析 (MD&A)8,975字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の米国経済は、関税の影響や物価上昇による家計・企業マインドの悪化で成長が鈍化すると思われましたが個人消費の伸びや成長分野投資もあり、底堅く推移しました。欧州は、ユーロ圏、英国ともに回復傾向が続いています。インドでは、経済は引き続き堅調に推移しています。 わが国においては、賃上げやインバウンド消費の回復等により景気は回復基調で推移しましたが、エネルギー価格や原材料の高騰によるインフレーション傾向や、人手不足の継続等により先行き不透明な状況が続いております。また湾岸情勢による原材料の供給危機が発生しております。しかしながら景況感は改善傾向を維持し、人手不足に対応するための省人化投資、AI等成長分野への投資が継続しております。また人材分野への投資ではリスキリングが政府の重点テーマの中に位置づけられており、人的資本の重要性は継続しております。 2026年2月に発表しました、当社とアリゾナ州立大学サンダーバード・グローバル経営大学院との共同プログラム開発のスキームも進捗しており、今後さらに新しい取組が強化されていく中で、当社グループへの引合い機会もより拡大していくものと考えております。 このような環境下、当連結会計年度において日本の売上高は大型案件受注により増加、ウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)の売上高は順調に増加傾向で推移しました(なお、ウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)の売上高は、ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.(イギリス)からの業務移管を受けて増加しております)。当連結会計年度においてはグループ全体で売上高は前期比で大幅増となり、販売費及び一般管理費はコスト削減効果も現れ全体として減少したものの、一部、過年度の連結財務諸表訂正に関連する費用が引き続き発生したことなどから、最終的に営業損失を計上いたしました。 日本及び海外での当連結会計年度の実績は下記となります。 日本 ・2026年2月に米国トップビジネススクール「サンダーバード・グローバル経営大学院」との グローバル人材育成分野における戦略的パートナーシップ(MSA)を締結しました。 海外 ・2025年8月に「人的資本管理のアカデミー賞」と言われるブランドンホールグループHCMアワードで「最優秀顧客向けトレーニングプログラム」部門で金賞を受賞しました。 ・2025年9月に「人的資本管理のアカデミー賞」と言われるブランドンホールグループHCMアワードで「現場リーダー向け最優秀育成プログラム」部門の銀賞を受賞しました。 ・2026年2月に「Training Industry.com」から、「2026年セールス・トレーニングおよびイネーブルメント企業トップ20社」に18年連続して選ばれました。 ・2026年2月に「Training Industry.com」から、「2026年リーダーシップ・トレーニング企業トップ20社」に17年連続して選ばれました。 ・2026年2月に「Stevie Award」から、「セールスとリーダーシップ領域」で2部門銅賞(2025年)に選ばれました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a. 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1億7百万円減少し、14億6百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1億8千7百万円減少し、6億3千万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7千9百万円増加し、7億7千6百万円となりました。 b. 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高19億2千1百万円(前期比13.8%増)、営業損失7千万円(前連結会計年度は3億9千3百万円の営業損失)、経常損失9千1百万円(前連結会計年度は3億8千5百万円の経常損失)となっております。また、親会社株主に帰属する当期純損失は1億4千万円(前連結会計年度は3億8千6百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 営業損益は、前連結会計年度に比べ3億2千3百万円改善しており、また、重要な経営指標として位置付けております「営業利益率」は、マイナスとなりましたが、営業損失は減少しました。これは主に、北米の売上増やグループの再編などによる販売管理費の削減効果によります。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 1)国内 日本では、当連結会計年度において、企業研修市場は引続き堅調な傾向にあります。第4四半期連結会計期間には大型カスタマイズ案件とライセンス納品がありませんでしたが、増収及び営業損失の縮小傾向は継続しております。 この結果、売上高8億4千2百万円(前期比15.9%増)、営業損失5千万円(前連結会計年度は1億6千3百万円の営業損失)となりました。 2)北米 米国では、欧州事業の移管を受けたことに加え、新経営層による米欧の営業マネジメントの一元化により、売上高は前期比25%増と大幅な増収傾向が継続しております。また、グループのリストラクチャリングによる販売費及び一般管理費の削減効果も継続して現れております。 この結果、売上高11億2千2百万円(前期比35.1%増)、営業損失2億1千8百万円(前連結会計年度は3億2千1百万円の営業損失)となりました。 なお、米国子会社の経常損益は、グループ内取引による業務委託収入の影響もあり、前期比で大幅に改善しております。 3)欧州 欧州事業は2024年8月米国子会社への事業移管を行い、営業活動を一元化しました。 この結果、売上高はありませんが、運営コストの計上は一部継続しており(前連結会計年度は1億5千5百万円の売上高)、営業損失1千6百万円(前連結会計年度は5千1百万円の営業損失)となりました。 4)中国 中国では、事業の清算手続を開始して販管費が大幅削減されておりますが、清算に時間を要しており、一部事業活動を継続しております。 この結果、売上高1千万円(前期比80.3%減)、営業損失1千9百万円(前連結会計年度は2百万円の営業損失)となりました。 5)アジア・パシフィック インドでは、当連結会計年度において新規案件の受注も増加し、売上高は前期比70%増と高い伸びを示しました。これに伴いインド子会社単体ベースでは損益も大幅に改善し、経常損益は黒字となりました。一方、アジアでは、直販案件の減少により、減収減益となりました。 この結果、売上高1億6千4百万円(前期比19.1%増)、営業損失4千3百万円(前連結会計年度は3千8百万円の営業損失)となりました。 なお、インド子会社の経常損益は、グループ内取引による業務委託収入の影響もあり、前期比で大幅に改善しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億4千2百万円増加し、3億4千6百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果減少した資金は、3百万円(前連結会計年度は3億4千8百万円の資金の減少)となりました。この主な理由は、収入として長期未収入金の減少額1億7千5百万円等がありましたが、支出として税金等調整前当期純損失1億1千1百万円及び仕入債務の減少額1億1百万円等があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は、3千1百万円(前連結会計年度は1千2百万円の資金の増加)となりました。この主な理由は、収入として定期預金の払戻による収入3千百万円等がありましたが、支出として有形固定資産の取得による支出2千2百万円及び資産除去債務の履行による支出3千7百万円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果増加した資金は、1億7千万円(前連結会計年度は1億2千5百万円の資金の増加)となりました。この主な理由は、支出として長期借入金の返済による支出3千4百万円がありましたが、収入として長期借入れによる収入2千2百万円及び株式の発行による収入1億7千万円等があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内(千円)   184,059   10.4 北米(千円)   298,846   72.8 欧州(千円)   89   △99.8 中国(千円)   4,681   △62.3 アジア・パシフィック(千円)   26,335   25.7 合計(千円)   514,013   19.5 (注)1.金額は売上原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 2.欧州の減少理由は米国への事業移管によるものであり、中国の減少理由は清算に向けた事業縮小によるものであります。また、北米の増加要因は、欧州事業の移管とマーケティング施策強化による新規案件獲得によるものであり、アジア・パシフィックの増加理由はインドでの大口顧客の受注、アジアは中国からの顧客移管とダイレクトセールスの増加によるものであります。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 受注高   前年同期比 (%)   受注残高   前年同期比 (%) 国内(千円)   686,975   27.0   206,223   12.4 北米(千円)   995,767   10.8   81,597   △57.9 欧州(千円)   -   △100.0   -   - 中国(千円)   △7,165   △184.7   -   △100.0 アジア・パシフィック(千円)   168,709   36.0   36,828   154.5 合計(千円)   1,844,288   12.4   324,649   △19.3 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 2.欧州の受注高の減少理由は米国への事業移管によるものであり、中国の受注高及び受注残高の減少理由は清算に向けた事業縮小によるものであります。また、北米の受注高の増加要因は、欧州事業の移管とマーケティング施策強化による新規案件獲得によるものであり、受注残高の減少理由は受注高と販売実績のバランスによるものであります。アジア・パシフィックの受注高及び受注残高の増加理由はインドでの大口顧客の受注、アジアは中国からの顧客移管とダイレクトセールスの増加によるものであります。 3.欧州は2024年8月米国子会社への事業移管を行い、営業活動を一元化したことにより、受注高及び受注残高はありません。中国は清算に向け事業を縮小し、他のセグメントに事業を移管したこと等により、受注高はマイナスとなり、また、受注残高はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内(千円)   664,224   17.7 北米(千円)   1,107,956   34.5 欧州(千円)   -   - 中国(千円)   3,289   △89.9 アジア・パシフィック(千円)   146,353   20.3 合計(千円)   1,921,825   13.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.欧州の減少理由は米国への事業移管によるものであり、中国の減少理由は清算に向けた事業縮小によるものであります。また、北米の増加要因は、欧州事業の移管とマーケティング施策強化による新規案件獲得によるものであり、アジア・パシフィックの増加理由はインドでの大口顧客の受注、アジアは中国からの顧客移管とダイレクトセールスの増加によるものであります。 3.欧州は2024年8月米国子会社への事業移管を行い、営業活動を一元化したことにより、販売実績はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、連結会計年度末日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績等 1)財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、13億1百万円(前連結会計年度末は12億3千8百万円)となり、6千3百万円増加いたしました。これは、主に1年内回収予定の敷金及び保証金の減少8千4百万円がありましたが、現金及び預金の増加1億1千5百万円並びに未収入金の増加3千1百万円があったことによるものです。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、1億4百万円(前連結会計年度末は2億7千6百万円)となり、1億7千1百万円減少いたしました。これは、主に長期未収入金の減少1億6千4百万円があったことによるものです。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、5億1千3百万円(前連結会計年度末は6億1千9百万円)となり、1億5百万円減少いたしました。これは、主に契約負債の増加2千1百万円がありましたが、買掛金の減少9千2百万円及び資産除去債務の減少3千7百万円があったことによるものです。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、1億1千6百万円(前連結会計年度末は1億9千8百万円)となり、8千2百万円減少いたしました。これは、主にリース債務の減少1千6百万円及び長期未払費用の減少5千8百万円があったことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、7億7千6百万円(前連結会計年度末は6億9千6百万円)となり、7千9百万円増加いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純損失の計上による利益剰余金の減少1億4千万円がありましたが、資本金の増加1億円、資本剰余金の増加1億円があったことによるものです。 2)経営成績 (売上高) 売上高は、前連結会計年度に比べ2億3千2百万円増加し、19億2千1百万円(前期比13.8%増)となりました。これは主に、北米、Indiaでの売上増によるものです。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、前連結会計年度に比べ8千6百万円増加し、5億2千1百万円(前期比20.0%増)となりました。これは主に、売上高増加に伴うものであります。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1億7千7百万円減少し、14億7千1百万円(前期比10.8%減)となりました。これは主に、英国とフランスの子会社の米国子会社への事業移管、米国子会社家賃の削減、人件費の削減によります。 (営業利益) 当連結会計年度においては、営業損失7千万円(前連結会計年度は3億9千3百万円の営業損失)となりました。また、重要な経営指標として位置付けている「営業利益率」は、△3.7%(前期比19.6ポイント増)となりました。これは主に、販売費の削減効果によるものです。 (営業外損益) 営業外収益は、前連結会計年度に比べ8百万円減少し、3千1百万円(前期比20.7%減)となりました。これは主に、受取利息が6百万円減少したことによります。 営業外費用は、前連結会計年度に比べ2千1百万円増加し、5千2百万円(前期比69.5%増)となりました。これは主に、為替差損が1千1百万円増加、株式交付費が9百万円発生したことによります。 (経常利益) 当連結会計年度においては、経常損失9千1百万円(前連結会計年度は3億8千5百万円の経常損失)となりました。 (特別損益) 前連結会計年度及び当連結会計年度において、特別利益の発生はありません。 特別損失は、前連結会計年度に比べ1千2百万円増加し、1千9百万円(前期比166.8%増)となりました。これは主に、減損損失が1千1百万円増加したことによります。 (税金等調整前当期純損失) 当連結会計年度においては、税金等調整前当期純損失1億1千1百万円(前連結会計年度は3億9千2百万円の税金等調整前当期純損失)となりました。 (法人税等) 法人税等は、前連結会計年度に比べ3千5百万円増加し、2千8百万円(前連結会計年度は△6百万円)となりました。これは主に、法人税、住民税及び事業税が1千5百万円増加、法人税等調整額が1千9百万円増加したことによります。 (親会社株主に帰属する当期純損失) 当連結会計年度においては、親会社株主に帰属する当期純損失1億4千万円(前連結会計年度は3億8千6百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 b. 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1億4千2百万円増加し、3億4千6百万円となりました。詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、運転資金及び開発投資資金の安定的な確保と維持に向け、グループ内の資金を最大限に有効活用してまいります。民間の金融機関に対しても、新規の資金融資交渉を行うほか、資本の増強策の可能性についても検討しております。 以上の施策を実施するとともに、今後も引き続き有効と考えられる施策につきましては、積極的に実施してまいります。しかしながら、収益構造の改善には新しい取り組みが含まれていることから不確実性が認められます。 また、財務基盤の安定化については、新規の資金融資及び資本の増強の可能性などについて継続的に検討しているものの、その実現には時間を要しており、確実な見通しが得られている状況ではありません。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 当社グループの重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に次の項目が連結財務諸表の作成に重要な影響を及ぼすものと考えております。 a. 固定資産の減損損失 当社グループは、固定資産について、収益性が著しく低下した場合、減損損失の計上が必要となる場合があります。事業用資産については管理会計上の区分を基本としてグルーピングを行っており、遊休資産については個別資産ごとにグルーピングを行っております。なお、当連結会計年度において、1千8百万円の減損損失を計上しております。 その他詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 b. 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、回収可能性が高いと考えられる金額へ減額するために評価性引当額を計上しております。評価性引当額の金額を算定するに当たっては、課税主体ごとに将来の課税所得を見積り、繰延税金資産の回収見込みを慎重に検討しておりますが、課税所得の見積りの前提とした諸条件の変化により、追加引当て若しくは引当額の取崩しが必要となる場合があります。 また、繰延税金資産は各国の現時点における実効税率に基づき計上しておりますが、将来、税率が変更された場合には、繰延税金資産の残高が増減する可能性があります。 c. 関係会社への投資及び債権の評価 詳細は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な経営指標 」に記載のとおり、主な経営指標として 売上高、売上総利益、営業利益、経常利益を重要な経営指標として位置付けております。当連結会計年度における各指標の前年同期比の増減率は記載のとおりであり、引き続き対処すべき経営課題の改善を図りながら、経営戦略を推進してまいります。

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出典

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