概要
GRCSは、ガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)およびセキュリティ領域に特化したサービス企業である。2005年に東京都世田谷区で創業し、2021年11月に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場。主力事業は、専門人材によるコンサルティング(ソリューション部門)と自社開発プロダクト(プロダクト部門)の二軸で構成され、顧客の情報管理の効率化やリスク低減を支援する。2025年11月期の連結売上高は33.3億円、従業員数は213名(連結)。本社は東京都千代田区丸の内。
ソリューションとプロダクトの二軸で構成される事業
当社グループはGRCソリューション事業の単一セグメントであるが、サービス内容によりソリューション部門とプロダクト部門に区分される。ソリューション部門では、GRCソリューション、セキュリティソリューション、フィナンシャルテクノロジーの3サービスを提供。GRCソリューションは自社開発プロダクトを含むGRC関連ツールの導入支援を行い、全社的リスクや外部委託先、プライバシー保護、セキュリティインシデント等の情報管理を効率化する。セキュリティソリューションではITセキュリティ設計、規程・ポリシー構築、監査・診断、ISMS認証取得支援などを実施。フィナンシャルテクノロジーでは金融業界向けにシステム分析、コンサルティング、開発、実装をフルレンジで提供し、バイリンガルスタッフによる24時間365日のサポートも行う。プロダクト部門では、GRC及びセキュリティに特化した自社開発プロダクトまたは他社プロダクトを提供。導入支援はソリューション部門、サブスクリプション契約等はプロダクト部門の売上として認識される。
既存顧客への深耕で9割超の売上を維持
2025年11月期の連結売上高33.3億円のうち、既存顧客からの売上が94.2%(約31.4億円)を占める。過去3年間の既存顧客比率は2023年11月期90.9%、2024年11月期89.2%と高水準で推移しており、長期取引関係に基づくストック収入が安定した収益基盤を形成している。新規顧客開拓も行うが、専門人材の不足が影響し2025年11月期の新規顧客売上は1.9億円(構成比5.8%)に留まった。経営戦略として、従来は年間取引金額3,000万円超の顧客増加に注力してきたが、2026年11月期から転換。自社プロダクトへのAI実装による標準化サービスを開発し、取引社数の拡大に重点を置く方針である。
グループ構成と子会社・事業譲受の履歴
当社グループは株式会社GRCSと連結子会社1社で構成される。2022年7月、リクルーティング強化を目的に株式会社バリュレイトを子会社化。2023年1月、EOS Software Limitedから金融テクノロジーソリューション事業を譲受け、フィナンシャルテクノロジー事業を開始した。同年11月にはPCI DSS関連サービス事業も譲受。これにより、GRC及びセキュリティに加え、金融テクノロジーとコンプライアンス分野のサービスを拡充した。本社は2022年12月に東京都千代田区丸の内のパレスビル5階に移転し、現在に至る。子会社のバリュレイトは人材紹介・採用支援を担い、グループ全体の専門人材確保に寄与している。
ビジョン「世の中を、テクノロジーでシンプルに。」と経営方針
当社グループは「世の中を、テクノロジーでシンプルに。」をビジョンに掲げ、企業の成長とともに複雑化する外部環境リスクへの対応を支援する。近年、ビジネスのグローバル化、サイバー攻撃の頻発、生成AIの普及、個人情報規制強化などにより、GRC及びセキュリティ領域の重要性が増している。欧米と比較して日本国内では対応が遅れており、当社は専門性の高いサービス提供と啓蒙活動を通じて意識向上を図る。ビジネスモデルは、課題の分析・解決・維持をワンストップで支援し、継続的なPDCAサイクルによりプロジェクトを積み増すフローとなっている。モニタリング(運用支援)取引は継続性が高く、売上のストック部分を形成する。
業界の中での役割はGRC・セキュリティ分野のコンサルティングおよびソフトウェアプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01全業界(GRC・セキュリティ課題を抱える日本企業)主力
日本企業の成長や外部環境の変化に伴い増加する脅威や企業課題に対し、GRC及びセキュリティの視点からソリューションを提供。専門人材によるコンサルティングと自社・他社プロダクトの活用により、情報管理の効率化と全社横断的な把握・管理を支援する。
GRC及びセキュリティ領域に精通した専門人材による高品質なソリューション提供
- 自社開発GRCプロダクト
- GRCに関わる「運用」課題の解決、個人情報の管理やセキュリティ事故の防止等に特化した自社開発ソフトウェア。
02金融業界準主力
金融業界のフロント領域を中心に、金融テクノロジーに関するシステム分析、コンサルティング、デザイン、開発、実装をフルレンジで提供。バイリンガルスタッフによる24時間365日のサポート体制を強みとする。
- 金融テクノロジーサービス
- 金融システムの分析から開発・実装までを一貫して提供するサービス。
製品と技術
自社開発GRCプロダクト群
プロダクト部門では、GRC及びセキュリティに特化した自社開発のツールを提供する。主要プロダクトとして、外部委託先リスクマネジメントツール「Supplier Risk MT」(2017年2月提供開始)、脆弱性情報日次配信サービス「脆弱性TODAY」(同3月)、CSIRT向けインシデントチケット管理ツール「CSIRT MT」(同7月)、全社的リスクマネジメントツール「Enterprise Risk MT」(2019年1月提供開始)がある。これらはいずれもサブスクリプション契約で提供され、顧客の継続的な利用により安定したストック収益を生む。導入支援はソリューション部門が担当し、専門人材のノウハウを活用している。
セキュリティソリューションとフィナンシャルテクノロジー
ソリューション部門には、セキュリティソリューションとフィナンシャルテクノロジーの2サービスがある。セキュリティソリューションでは、ITセキュリティ設計、規程・ポリシー構築、分析・管理・監査・診断、ISMS認証等の規格認証取得支援を実施。多様化するサイバー攻撃や情報漏洩リスクから企業を守るためのコンサルティングを提供する。フィナンシャルテクノロジーは、2023年にEOS Software Limitedから譲受した事業を基盤とし、金融業界向けにシステム分析、コンサルティング、デザイン、開発、実装をフルレンジで提供。バイリンガルスタッフによる24時間365日のシステムサポートも行う。
AI実装による標準化サービスの開発
2026年11月期からの新戦略として、自社プロダクトへのAI実装を推進している。これまで大企業向けに年間取引額3,000万円規模のサービスを提供してきた実績と蓄積されたGRC領域の知見をAIに組み込み、標準化されたサービスモデルを開発する。これにより、中小企業を含む幅広い顧客への導入ハードルを下げ、取引社数の拡大を狙う。フィナンシャルテクノロジー事業でも、株式トータルソリューションシステム開発においてAI活用を検討しており、事業構造改善の一環として位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 全業界(GRC・セキュリティ課題を抱える日本企業)GRC及びセキュリティ領域に精通した専門人材による高品質なソリューション提供
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
中小企業向け人材紹介、小規模で収益性課題
当社は中小規模の人材紹介・サービス企業で、同業のジンジブやダイブグループと競合します。売上高は28億円から33億円と小規模で、直近では営業赤字に転落しています。業界は人材不足を背景に需要はあるものの、大手企業との競争が激しく、差別化が困難です。当社は特定業界や地域に特化することで強みを発揮する可能性がありますが、現状では収益性改善が急務です。マテリアルグループなども同規模で競争しており、規模拡大と収益基盤の確立が課題となります。
強み
- 特定セグメントに焦点を当て、専門性で差別化を目指す。
- 小規模組織で迅速な意思決定と柔軟な対応が可能。
- 専門分野のノウハウでクライアントに価値を提供。
- 独自のデータベースや業界人脈を活用したマッチング。
課題
- 営業赤字で、収益構造の立て直しが必要。
- 競合他社に比べ売上規模が小さく、投資余力が限定的。
- サービスが同質化し、価格競争に陥りがち。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がGRCS
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7063Birdman | 17億円 | — |
| 2 | 7074トゥエンティーフォーセブンホールディングス | 16億円 | — |
| 3 | 469Aフィットクルー | 16億円 | 11.3倍 |
| 4 | 7090リグア | 15億円 | — |
| 5 | 9250GRCS | 14億円 | — |
| 6 | 6190フェニックスバイオ | 14億円 | 11.1倍 |
| 7 | 9610ウィルソン・ラーニング ワールドワイド | 14億円 | — |
| 8 | 143Aイシン | 14億円 | 286.9倍 |
| 9 | 4760アルファ | 14億円 | 8.9倍 |
| 10 | 9213セイファート | 14億円 | — |
| 11 | 9331キャスター | 14億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
Frontier X Frontierとして創業した2005年
2005年3月、東京都世田谷区三軒茶屋において、Frontier X Frontier株式会社が資本金10,000千円で設立された。創業当初の事業内容は不明だが、2009年11月にGRCソリューション事業を立ち上げ、同年12月には社名をNANAROQ株式会社に変更。この時期にGRC領域への特化が明確になり、現在の事業の原点となった。設立から約4年で事業の方向性を定め、以後はGRC及びセキュリティに特化したサービス展開を進めることとなる。
プロダクト提供を開始した2017年
2013年3月に本社を千代田区三番町へ移転した後、2017年2月に同区五番町へ移転。同年2月、外部委託先リスクマネジメントツール「Supplier Risk MT」の提供を開始。3月には脆弱性情報日次配信サービス「脆弱性TODAY」、7月にはCSIRT向けインシデントチケット管理ツール「CSIRT MT」をリリースした。これにより、従来のコンサルティング中心のビジネスに自社開発プロダクトが加わり、サービスラインアップが拡充。プロダクトのサブスクリプション収入が安定した収益源となる基盤を築いた。
社名変更と上場を経た2021年
2018年3月、社名を現在の株式会社GRCSに変更。2021年11月、東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資金調達力と知名度を向上させた。2022年4月の市場区分見直しにより、マザーズからグロース市場に移行。上場後はM&Aによる事業拡大を積極的に推進するようになり、翌年には子会社化や事業譲受を実施している。上場時の資金調達がその後の成長投資を支えた。
M&Aによる事業拡大(2022~2023年)
2022年7月、リクルーティング強化のため株式会社バリュレイトを子会社化。2023年1月、EOS Software Limitedから金融テクノロジーソリューション事業を譲受し、フィナンシャルテクノロジー事業を開始。同年11月にはPCI DSS関連サービス事業も譲受した。これらのM&Aにより、金融業界向けシステム開発・サポートやコンプライアンス分野のサービスを獲得。グループの専門性を拡大し、GRC領域でのワンストップサービスを強化した。
経営戦略転換と業績の変動(2025年)
2025年11月期、売上高は前期比1.4%増の33.3億円だったが、営業損失6.8億円、親会社株主に帰属する当期純損失5.3億円を計上。要因として、セキュリティソリューション事業での専門人員不足による機会損失、フィナンシャルテクノロジー事業での大型プロジェクト中断、為替差損、繰延税金資産の取崩しなどが挙げられる。財政状態では自己資本比率が△7.9%となり、純資産はマイナスに転落。これを受け、2026年11月期からは従来の大口顧客深耕戦略から、自社プロダクトへのAI実装による標準化サービスで取引社数拡大を目指す戦略に転換した。
年表16件を開く
2000年代
- 2005年3月創業東京都世田谷区三軒茶屋において、Frontier X Frontier株式会社を設立(資本金10,000千円)
- 2009年11月GRCソリューション事業立ち上げ
- 2009年12月商号変更NANAROQ株式会社へ社名変更
2010年代
- 2013年3月東京都千代田区三番町に本社移転
- 2017年2月東京都千代田区五番町に本社移転
- 2017年2月外部委託先リスクマネジメントツール「Supplier Risk MT」提供開始
- 2017年3月脆弱性情報日次配信サービス「脆弱性TODAY」提供開始
- 2017年7月CSIRT向けインシデントチケット管理ツール「CSIRT MT」提供開始
- 2018年3月商号変更株式会社GRCSへ社名変更
- 2019年1月全社的リスクマネジメントツール「Enterprise Risk MT」提供開始
2020年代
- 2021年11月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2022年7月M&Aリクルーティング強化のため、株式会社バリュレイトを子会社化(現 連結子会社)
- 2022年12月東京都千代田区丸の内に本社移転
- 2023年1月フィナンシャルテクノロジー強化のため、EOS Software Limitedから金融テクノロジーソリューション事業を譲受
- 2023年11月PCI DSS関連サービスの事業を譲受
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/11期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
AI実装による標準化サービスの開発
蓄積した専門知見とAI技術を組み合わせ、GRC・セキュリティ領域の複雑な課題を解決する標準モデルを確立。従来3,000万円規模のサービスを1,000万円程度にパッケージ化し、導入ハードルを下げる。
- 02
取引社数の拡大
従来の顧客単価拡大戦略から転換し、取引社数の拡大に重点。既存大手顧客のグループ会社やアライアンス先の顧客基盤へサービスを展開し、販路を拡大する。
- 03
ストック収益の積み上げ
専門人材によるソリューション提供に加え、AI活用プロダクトを拡充。GRC・セキュリティ領域の課題に対しワンストップで支援し、継続的なPDCAサイクルでリカーリング収益を増やす。
- 04
フィナンシャルテクノロジー事業の育成
株式トータルソリューションの販売本格化とオペレーションサービス拡充により安定収益を確保。アジア圏を中心に海外展開も進め、新たな収益の柱として確立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で213人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は698万円で、4期前と比べて+14.1%。平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は3.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年11月 | 612 | 41.5 | 2.3 | 130 | — |
| 2022年11月 | 734 | 40.6 | 2.5 | 175 | — |
| 2023年11月 | 640 | 39.3 | 2.6 | 202 | — |
| 2024年11月 | 693 | 38.6 | 3.0 | 213 | 0 |
| 2025年11月 | 698 | 39.3 | 3.7 | 213 | −47 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社バリュレイト東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 調達2,533万円「サイバーセキュリティ脅威動向調査業務」にかかるソフトウェア等の調達一式外務省 · 2024-07-12
- 調達1,070万円「サイバーセキュリティ脅威動向調査業務」にかかるソフトウェア等の調達外務省 · 2023-05-23
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年11月期の売上高は33億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年11月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 37億円 | 33億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -1億円 |
| 純利益 | 1億円 | -5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2023年2Q | 7 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2023年3Q | 6 | −1 | −16.7 | 0 |
| 2023年4Q | 8 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2024年2Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2024年4Q | 17 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年2Q | 16 | −1 | −6.3 | −1 |
| 2025年4Q | 17 | 0 | 0.0 | −4 |
| 2026年2Q | 17 | 0 | 0.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年11月期からの9期で、売上は7億円から33億円へ4.7倍に増えた。直近期の営業利益率は-3.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年11月 | 7 | — | −1 | — | −1 |
| 株式会社GRCSへ社名変更 | |||||
| 2018年11月 | 8 | — | −2 | — | −2 |
| 2019年11月 | 11 | — | −1 | — | −1 |
| 2020年11月 | 14 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2021年11月 | 18 | — | 1 | — | 1 |
| リクルーティング強化のため、株式会社バリュレイトを子会社化(現 連結子会社) | |||||
| 2022年11月 | 24 | — | −2 | — | −2 |
| 2023年11月 | 28 | — | −2 | — | −3 |
| 2024年11月 | 33 | 0 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年11月 | 33 | −1 | −1 | −3.0 | −5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年11月期
売上高33億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-15.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.7%23億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.3%10億円
- その他の費用持分法損益などの調整3.0%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-3.0%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年11月期は営業CFが0億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は5億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年11月 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 |
| 2020年11月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 2021年11月 | 2 | 0 | 5 | 2 | 9 |
| 2022年11月 | −3 | 0 | 2 | −3 | 8 |
| 2023年11月 | −1 | −2 | 1 | −3 | 6 |
| 2024年11月 | 3 | −2 | 0 | 1 | 7 |
| 2025年11月 | 0 | −3 | 1 | −3 | 5 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年11月期の総資産は17億円。このうち返さなくてよい自己資本が-1億円で、。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年11月 | 5 | 1 | 4 | 25.2 |
| 2018年11月 | 3 | 0 | 3 | — |
| 2019年11月 | 5 | 1 | 4 | 13.3 |
| 2020年11月 | 6 | 1 | 5 | 18.5 |
| 2021年11月 | 13 | 8 | 5 | 59.0 |
| 2022年11月 | 15 | 5 | 10 | 29.6 |
| 2023年11月 | 14 | 2 | 12 | 12.1 |
| 2024年11月 | 19 | 4 | 15 | 20.4 |
| 2025年11月 | 17 | −1 | 18 | — |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中442位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中491位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥990で、1年前と比べて-24.7%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 19.7倍 |
| PBR | 370.51倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1か月で約4%下落し、8月10日に883円で終えました。8月5日に862円まで下落しましたが、その後はやや持ち直しています。25日移動平均線(888円)を下回っており、短期は軟調です。75日線(922円)と200日線(1019円)も下回っており、中期的にも弱い展開です。52週高値2138円からは約58.7%下落しており、年初来安値圏に近い水準です。出来高は8月6日に4200株と増加しましたが、全体的には低水準で、売買が少ない状況です。RSIは57.7で中立よりやや強めですが、トレンドは弱いです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 5/100)。
PERは当期赤字のため算出不能だが、予想PERは17.5倍と見かけ上は割安感がある。しかしPBRは330.46倍と異常に高く、ROEは39.9%と高いが、これは資本が極めて薄いためで、実態を反映していない。配当は無配、業績も赤字転落で、直近の純損益は-5億円と悪化。業界平均PER22.67倍、PBR3.23倍と比較してもPBRは異常に高く、極めて割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 19.7倍 | — |
| PBR | 370.51倍 | 3.51倍 |
| ROE | 39.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
当社は建設業界向けの人材サービスを主力とするが、直近の業績は赤字が継続しており、収益性の改善が喫緊の課題である。投資家の間では、建設業界の人手不足を背景にした需要拡大を期待する強気派と、赤字拡大や競争激化による収益悪化を懸念する弱気派が対立している。強気派は、業界全体の人手不足や2024年問題による時間外労働規制強化が、専門人材の派遣需要を押し上げると主張する。一方、弱気派は、小規模な事業基盤ゆえに価格競争に巻き込まれやすく、収益性の改善が難しいことや、直近の赤字拡大のトレンドが続く可能性を指摘する。今後は、売上高の回復だけでなく、利益率の改善や稼働率の維持・向上が投資判断の分岐点になる。
- 建設業界の人手不足を追い風
業界全体で技能労働者が不足しており、人材需要は底堅い。
- 需要拡大で売上高は増加傾向
2022年11月期の24億円から2024年11月期は33億円と増収基調。
- ROEは高水準を維持
スナップショットではROEが39.9%と資本効率が良い。
- 予想PER17.5倍は黒字化を織り込む決算発表後影響中
現在の実績PERは算出不能だが、予想PER17.5倍は将来のEPS回復を暗示。黒字転換が確認されれば評価が戻る。
- 売上高33億円で底入れの兆し通年影響中
2025/11期売上高は33億円と前期並み。大幅な減収が止まり、固定費削減の効果が出やすい。
- 株価は1年で32.6%下落、売られ過ぎ不定影響弱
下落率32.6%は過剰反応の可能性。テクニカルな反発が期待できる。
- 外国人保有4.12%と小型株では高い継続影響弱
時価総額12億円の小型株で外国人保有4.12%は比較的高く、追加資金が入りやすい。
- 赤字が継続し業績不振
直近3期で2期赤字、2025年11月期は純損失5億円と悪化。
- 小規模で競争優位性が不明
バリュエーションがPBR 330倍と極端に高く、収益力に見合わない。
- 業績見通しの不透明感
2025年11月期の売上高は横ばいながら営業赤字で、回復の糸口が見えない。
- 2025/11期は純損失5億円と赤字拡大通年影響強
純損益は前期の+1億円から-5億円へ6億円悪化。時価総額12億円の半分近い損失で、財務リスクが高い。
- 営業損益が0から-1億円に悪化通年影響中
営業損益は前期0円から-1億円に転落。営業赤字が続けば追加の減益要因。
- 配当利回り0%と株主への還元なし継続影響弱
配当は実施されておらず、株主は価格変動リスクのみを負う。下落時に買い支えがない。
- PBR330倍で純資産が限定的継続影響中
PBR330.46倍は簿価が極めて薄く、損失がさらに出れば債務超過の懸念。
- 売上高
- 増収ペースが維持されるか、業界需要の動向を測るため。
- 稼働率
- 人材サービスの収益性に直結し、稼働率の低下は赤字拡大につながる。
- 営業利益率
- 赤字からの脱却には利益率の改善が不可欠かどうかを確認するため。
- 従業員一人当たり売上高
- 生産性の変化を見ることで、中長期的な成長余力を判断する。
株主
有価証券報告書より
2025年11月期末の株主数は延べ894人。区分でいちばん多いのは個人・その他で53.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.1%を占め、残る64.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年11月% | 2022年11月% | 2023年11月% | 2024年11月% | 2025年11月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 43.0 | 55.0 | 52.5 | 52.6 | 53.3 |
| 金融機関 | 0.5 | 19.4 | 19.3 | 18.4 | 18.5 |
| 事業法人 | 37.5 | 18.2 | 16.3 | 17.5 | 16.6 |
| 証券会社 | 15.9 | 3.9 | 7.8 | 6.9 | 7.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.4 | 0.5 | 2.8 | 2.8 |
| 自己株式 | — | 2.3 | 2.3 | 2.2 | 2.2 |
| 外国法人 | 2.9 | 3.1 | 3.6 | 1.7 | 1.4 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 合同会社Trojans | 27.10 |
| 02 | 塚本 拓也 | 5.80 |
| 03 | 佐々木 慈和 | 5.08 |
| 04 | マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社 | 4.53 |
| 05 | 板倉 聡 | 4.35 |
| 06 | 新井 友行 | 3.62 |
| 07 | ベル投資事業有限責任組合1 無限責任組合員ベル有限責任事業 | 2.91 |
| 08 | 田中 郁恵 | 2.90 |
| 09 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.37 |
| 10 | 宮越 則和 | 2.33 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-15マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社新規の大量保有報告4.07%-14.03pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは39.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年11月 | −216,992 | 231,121 | −137.2 | — |
| 2018年11月 | −305,684 | — | — | — |
| 2019年11月 | −64 | 56 | — | — |
| 2020年11月 | 40 | 96 | 52.9 | — |
| 2021年11月 | 123 | 574 | 33.4 | 65.8 |
| 2022年11月 | −161 | 347 | — | — |
| 2023年11月 | −219 | 135 | — | — |
| 2024年11月 | 85 | 290 | 39.9 | 16.4 |
| 2025年11月 | −391 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/11期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 佐々木慈和 | 代表取締役社長 | 49 |
| 塚本拓也 | 取締役 | 48 |
| 田中郁恵 | 取締役 | 55 |
| 望月淳 | 取締役 | 61 |
| 久保惠一 | 取締役 | 72 |
| 山野修 | 取締役 | 67 |
| 佐藤尚人 | 常勤監査役 | 69 |
| 島田容男 | 監査役 | 57 |
| 伊賀志乃 | 監査役 | 46 |
役員報酬の内訳2025/11期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 64 | 11 | 11 | 75 | 19 |
| 社外監査役 | 4 | 11 | — | — | 11 | 3 |
| 社外取締役 | 2 | 6 | 2 | 2 | 8 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/11期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,769字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,991字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,571字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,527字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第22期(2025/12/01-2026/11/30)2026-07-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2024/12/01-2025/11/30)2026-02-26
- 半期報告書半期報告書-第21期(2024/12/01-2025/11/30)2025-07-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2023/12/01-2024/11/30)2025-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2022/12/01-2023/11/30)2024-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2021/12/01-2022/11/30)2023-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年11月期 第2四半期決算説明資料2026-07-15
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