概要
揚羽(AGEHA)は、人的資本経営に特化したブランディング支援を手がける企業である。2001年に映像制作プロダクションとして創業し、現在は企業のコーポレートブランディングとリクルーティングブランディングの2領域で、戦略策定からクリエイティブ制作まで一気通貫のサービスを提供する。従業員数141名、累計約1,000社の大手企業を顧客に持ち、2023年9月に東京証券取引所グロース市場、2025年6月に名古屋証券取引所ネクスト市場に上場した。2025年9月期の売上高は約15億円である。
コーポレートとリクルーティングの2領域で構成する事業
揚羽の事業は単一セグメント「ブランディング事業」だが、コーポレート支援領域とリクルーティング支援領域に区分される。コーポレート支援領域では、企業のブランドアイデンティティの調査・分析、クリエイティブ制作、プロモーション企画・広告運用などを通じてステークホルダーからの支持を獲得する。また、社員のエンゲージメント向上を目的としたインナーブランディングや、SDGs・ESG経営を支援するサステナビリティブランディングも提供する。リクルーティング支援領域では、採用コンセプトの策定、採用サイト・映像・グラフィックの制作、コミュニケーション戦略の提案を行い、優秀な学生や求職者の獲得を支援する。2025年9月期の売上高はコーポレート支援領域が約10.2億円、リクルーティング支援領域が約5.3億円である。
大手企業に集中した顧客戦略とクロスセル
揚羽は従業員数100名以上の大手企業を主要顧客とし、累計約1,000社と取引実績を持つ。経営戦略の柱の一つは「大手企業に集中」であり、関係累積値の高い顧客への資源投入と、クロスセル・アップセルの強化による1社当たり取引額の増大を図る。具体的には、リクルーティング支援で獲得した顧客に対し、採用後の社員定着を促すインナーブランディング、さらにはその取り組みを外部に発信するコーポレートブランディングへと横展開する。この循環型のサービス提供が同社の強みとされる。
インナーとアウターをつなぐバタフライモデル
揚羽が考案した「バタフライモデル®」は、社内向けのインナーブランディングと社外向けのアウターブランディング・採用ブランディングを一貫させる考え方である。企業理念やコーポレートアイデンティティを中心に、①ブランドを体現する社員を増やす、②そのプロセスを社外に発信して評価・信頼を得る、③結果として社員の誇りを高める——この3つを同時に実現する。同社はこのモデルに基づき、企業のパーパス策定からコミュニケーションツール制作、研修、イベント運営までを一気通貫で提供する。2024年4月にこの方法論を公開した。
上場後の財務状況と課題
揚羽は2023年9月に東証グロース市場に上場し、2025年6月には名証ネクスト市場にも上場した。財務データによると、2025年9月期の売上高は15億4,705万円(前期比0.9%減)、営業損失7,361万円(前期は営業利益195万円)、当期純損失6,364万円(前期は純利益2,784万円)と赤字に転落した。減収の要因は、上期に既存案件の納期対応に注力したことで新規案件獲得が伸び悩み、さらに人材採用に伴う販管費が増加したことにある。資産合計は約13.1億円、自己資本比率は68.8%である。
業界の中での役割はブランディング支援サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| コーポレート 支援領域 | 10億円 | 66.7% | — | — |
| リクルーティング 支援領域 | 5億円 | 33.3% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01大手企業(従業員100名以上)主力
大手企業を中心に、コーポレートブランディング、インナーブランディング、サステナビリティブランディング、採用ブランディングなどを提供。独自の「バタフライモデル®」に基づき、社内外のコミュニケーションを一貫させ、企業価値向上を支援。
HR(人的資源による価値創造)を起点とした全方位型ブランディング支援が可能。独自の「バタフライモデル®」を考案。
主要顧客大手企業(累計1,000社)
- コーポレートブランディング支援
- 企業のブランドアイデンティティを調査・分析し、クリエイティブ制作、プロモーション企画・広告運用などのブランド力向上活動を支援。
- インナーブランディング支援
- 企業理念や価値の定義、従業員への浸透を支援。社員調査に基づき、クレドカード作成、発表会での映像制作、コーポレートサイト刷新などを実施。
- サステナビリティブランディング支援
- SDGs経営・ESG経営・CSVを目指す企業に対して、SDGs特設サイト構築や取組みの映像制作など、社内外への浸透施策を提供。
- 採用ブランディング支援
- 採用コンセプト策定、採用で使う映像・Webサイト・グラフィック制作、採用説明会集客などのコミュニケーション戦略を提供。自社サービス「ビズミルサーベイ」で学生のブランドイメージを調査。
製品と技術
採用ブランド調査ツール「ビズミル サーベイ」
「ビズミル サーベイ」は、企業のブランドイメージを可視化する調査ツールである。自社と採用競合の両方に対して、ターゲットとなる学生や求職者、自社社員を対象に調査を実施する。調査項目は「業界」「個社」「仕事」「報酬/スキル」「人/社風」の5項目をさらに5分類した全25項目で構成される。結果はブラウザーベースで提供され、競合との差分分析や改善施策の検討に活用される。2021年6月にリリースされ、リクルーティング支援領域の核となっている。
ブランディング循環を実現する「バタフライモデル®」
バタフライモデル®は、揚羽が考案したブランディングのフレームワークである。企業理念を中心に、社員への浸透(インナー)と外部への発信(アウター)を循環させることで、ブランド価値を継続的に高める。具体的には、理念策定からクレドカード作成、キックオフイベント、コーポレートサイトリニューアルまでを一貫して支援する。このモデルは同社のサービスの特徴を象徴し、2024年4月に公開された。
クリエイティブツール制作とデジタルマーケティング
揚羽は映像、WEBサイト、グラフィック(パンフレット、会社案内等)の制作を自社で手がける。映像作品は採用系映像や企業PR映像が中心で、映文連アワードや日本BtoB広告賞で多数受賞している。また、WEBマーケティングでは、SEO対策や広告運用、ランディングページ制作などを通じて採用サイトやコーポレートサイトへの集客を支援する。これらのクリエイティブは、戦略策定から制作、効果測定までを一気通貫で提供する点が強みである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 大手企業(従業員100名以上)HR(人的資源による価値創造)を起点とした全方位型ブランディング支援が可能。独自の「バタフライモデル®」を考案。
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
売上減少と赤字で厳しい事業環境に直面
同社は売上高が15億円と減少傾向にあり、直近では営業損失率6.67%と赤字を計上。同業他社のイシンやダイブグループ等と競合するが、業績悪化が顕著で、収益基盤の立て直しが急務。提供サービスの見直しやコスト削減が必要とされる。
強み
- 特定のサービス分野で専門性を有し、独自のノウハウを持つ。
- 組織が小規模で、意思決定のスピードが速いことが強み。
- 国内の顧客基盤を有しており、一定の需要を確保。
課題
- 赤字からの脱却が急務で、収益改善策の実施が必要。
- 売上高が減少しており、新規顧客開拓やサービス強化が課題。
- 同業他社との競争に勝つための差別化戦略が不足。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字が揚羽
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9610ウィルソン・ラーニング ワールドワイド | 14億円 | — |
| 2 | 143Aイシン | 14億円 | 286.9倍 |
| 3 | 4760アルファ | 14億円 | 8.9倍 |
| 4 | 9213セイファート | 14億円 | — |
| 5 | 9331キャスター | 14億円 | — |
| 6 | 9330揚羽 | 13億円 | — |
| 7 | 7093アディッシュ | 13億円 | 26.4倍 |
| 8 | 7362T.S.I | 13億円 | 9.1倍 |
| 9 | 6579ログリー | 13億円 | — |
| 10 | 2459アウンコンサルティング | 13億円 | — |
| 11 | 6786RVH | 12億円 | 41.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
映像制作プロダクションとして銀座で創業した2001年
2001年8月、東京都中央区銀座に有限会社揚羽プロダクションとして創業された。当初は映像制作プロダクションであり、同時にブランディング事業も開始した。2002年8月には株式会社揚羽プロダクションに改組し、法人化を果たす。創業時の事業は後のコーポレート支援領域の基盤となった。
社名変更と本社移転を経た2008〜2016年
2008年4月、商号を株式会社揚羽に変更した。2016年2月には本社を東京都中央区八丁堀に移転し、現在に至る。同年10月には社内外のインナーブランディング事例集「インナーに効く打ち手100」をリリースし、インナーブランディング分野でのノウハウ蓄積を進めた。この時期にリクルーティング支援領域の基盤も固まった。
BtoB広告賞や映文連アワードで受賞が続いた2013〜2020年
2013年5月、一般社団法人日本BtoB広告協会主催の2013日本BtoB広告賞(ウェブサイト<リクルートサイト>の部)で銅賞を受賞した。以後、2018年には同賞の銀賞、2019年には企業カタログ部門で金賞、2025年には映像部門で審査委員会特別賞とウェブサイト新卒採用部門で金賞を受賞するなど、クリエイティブの質を高めた。2019年9月には映文連アワード2019で経済産業大臣賞、2020年9月には同アワードで優秀作品賞を受賞している。
採用ブランド調査「ビズミル」のリリースと国連グローバル・コンパクト署名(2017〜2022年)
2017年9月、企業に対する学生のブランドイメージを調査する「採用ブランド力調査(BiZMiLブランドサーベイ)」を開始した。2021年6月には、採用プロセスごとの測定・分析を可能にした「ビズミル サーベイ」をリリースし、リクルーティング支援領域の差別化要因とした。2022年4月には国連グローバル・コンパクト(UNGC)に署名し、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンに加入。同年8月には人的資本経営コンソーシアムに入会し、サステナビリティブランディングへの取り組みを強化した。
東証グロース上場とバタフライモデル公開(2023〜2024年)
2023年9月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。これにより資金調達と知名度向上を図った。2024年4月には、インナーとアウターのブランディングを一貫させる方法論「バタフライモデル®」を公開し、同社のブランディング哲学を明確に打ち出した。同年6月にはAI事業研究チームを発足し、生産性向上とDX支援の強化を開始した。7月には株式会社ブログウォッチャーと業務提携し、採用ブランディングの強化と相互送客を目指すとともに、「AGEHA Brand Audit」を公開した。
名証ネクスト上場と直近の経営課題(2025年)
2025年6月、名古屋証券取引所ネクスト市場に重複上場した。同年9月期の決算は売上高が減少し営業損失を計上した。上期に既存案件の納期対応に注力した結果、新規受注が伸び悩み、さらに人材採用費の増加が収益を圧迫した。同社は重点顧客への営業強化と新規受注拡大をKPIに掲げており、翌期以降の回復を目指している。
年表22件を開く
2000年代
- 2001年8月創業映像制作プロダクションとして、東京都中央区銀座に有限会社揚羽プロダクションとして創業 ブランディング事業開始
- 2002年8月株式会社揚羽プロダクションに改組
- 2008年4月商号変更株式会社揚羽に社名変更
2010年代
- 2013年5月一般社団法人 日本BtoB広告協会主催の2013日本BtoB広告賞(ウェブサイト<リクルートサイト>の部)銅賞受賞
- 2016年2月本社を東京都中央区八丁堀に移転
- 2016年10月社内外のインナーブランディング事例集「インナーに効く打ち手100」をリリース
- 2017年9月企業に対する学生のブランドイメージを調査する採用ブランド力調査(BiZMiLブランドサーベイ)スタート
- 2018年5月2018日本BtoB広告賞(ウェブサイト<リクルートサイト>の部)銀賞受賞
- 2019年5月2019日本BtoB広告賞(企業カタログ<会社案内、営業案内>の部)金賞受賞
- 2019年9月映文連アワード2019 経済産業大臣賞受賞
2020年代
- 2020年9月映文連アワード2020 優秀作品賞受賞
- 2021年6月採用プロセスごとの測定・分析を可能にした「ビズミル サーベイ」をリリース
- 2022年1月東京TDC賞2022〈パッケージ部門〉入選
- 2022年4月国連グローバル・コンパクト(UNGC)に署名 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンに加入
- 2022年8月人的資本経営コンソーシアムに入会
- 2023年5月2023日本BtoB広告賞(ウェブサイト<企業PR>の部)銀賞、銅賞受賞
- 2023年9月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年4月インナーとアウターのブランディングを一貫させていく方法論「バタフライモデル®」を公開
- 2024年6月創業社内の生産性向上と顧客へのDX支援強化を目的とした「AI事業研究チーム」を発足
- 2024年7月M&A採用ブランディング強化と相互送客を目的に株式会社ブログウォッチャーと業務提携 企業価値向上につながるブランド・オーディット(統合分析)「AGEHA Brand Audit」を公開
- 2025年5月2025日本BtoB広告賞(映像部門<採用系映像>の部)審査委員会特別賞受賞 2025日本BtoB広告賞(ウェブサイト<新卒採用>の部)金賞受賞
- 2025年6月上場名古屋証券取引所ネクスト市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
コーポレートブランディング支援の地位確立
戦略策定から企画・制作、社内外浸透、課題解決まで一気通貫の循環サービスを提供し、効率的・効果的なブランディングを実現する。
- 02
大手企業への集中
大手企業を中心にターゲティングとセグメントを徹底。取引関係の数値化に基づき関係累積値の高い顧客へ資源投入し、クロスセル・アップセルで顧客単価を増大する。
- 03
アライアンス強化
コンサルティング企業やブランディング企業、フリーランスとのアライアンス・パートナーシップを展開し、一気通貫サービスの強みを活かす。
- 04
サービスポートフォリオの選択と集中
コーポレート支援領域のうち、コーポレートコミュニケーションとプロダクト&サービス・マーケティングを強化する。
- 05
営業人員強化と組織再編成
中途採用によるブランディング・営業のプロフェッショナルで構成するコーポレートブランディングチームを再編成し、インナーブランディングチームとのシナジーで大型案件を受注する体制を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で141人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は563万円で、2期前と比べて+12.0%。平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は3.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年9月 | 503 | 33.5 | 3.8 | 134 | — |
| 2024年9月 | 518 | 35.6 | 3.8 | 133 | 0 |
| 2025年9月 | 563 | 36.7 | 3.8 | 141 | −71 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は15億円、営業利益は-1億円。前期と比べると減収で、売上が-6.3%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16億円 | 15億円 |
| 営業利益 | 0億円 | -1億円 |
| 純利益 | 0億円 | -1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
7期分
直近は2026年3Qで、売上は2億円、営業利益は−1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2024年4Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2025年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2025年4Q | 6 | −2 | −33.3 | −2 |
| 2026年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 0 |
| 2026年3Q | 2 | −1 | −50.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年9月期からの7期で、売上は14億円から15億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-6.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 14 | — | 1 | — | 1 |
| 2020年9月 | 11 | — | −1 | — | 0 |
| 2021年9月 | 12 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年9月 | 14 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年9月 | 17 | — | 1 | — | 1 |
| 社内の生産性向上と顧客へのDX支援強化を目的とした「AI事業研究チーム」を発足 | |||||
| 2024年9月 | 16 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
| 名古屋証券取引所ネクスト市場に株式を上場 | |||||
| 2025年9月 | 15 | −1 | −1 | −6.7 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高15億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金46.7%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.0%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-6.7%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年9月期は営業CFが2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は9億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 6 |
| 2022年9月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 6 |
| 2023年9月 | 0 | 0 | 4 | 0 | 11 |
| 2024年9月 | −3 | 1 | −2 | −2 | 6 |
| 2025年9月 | 2 | 0 | 1 | 2 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年9月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が9億円で、自己資本比率は68.8%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 7 | 2 | 5 | 34.9 |
| 2020年9月 | 10 | 2 | 8 | 20.2 |
| 2021年9月 | 9 | 2 | 7 | 25.4 |
| 2022年9月 | 10 | 3 | 7 | 32.4 |
| 2023年9月 | 15 | 9 | 6 | 63.4 |
| 2024年9月 | 13 | 10 | 3 | 74.0 |
| 2025年9月 | 13 | 9 | 4 | 68.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中147位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中503位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥883で、1年前と比べて+1.7%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月14日時点で865円。直近1年で約0.1%の上昇とほぼ横ばい。52週高値の1050円からは約17.6%下落したが、52週安値の766円からは約12.9%上昇。25日移動平均線は869.32円で、株価はこれを約0.5%下回り、ほぼ拮抗。75日線(853.81円)は上回っており、中期的なトレンドは保たれている。出来高は8月14日に1600株と低調で、方向感に乏しいが、RSIは48.68と中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PER・PBR共にデータがなく、現時点では算出不能だが、ROE3%と低く収益効率が悪い。無配当で配当利回り0%は投資家への還元が乏しい。直近の業績は営業赤字に転落し、売上高も減少傾向にあり、今後さらに悪化する見込み。業界平均PER22.98倍、PBR3.31倍に対して、収益性が低い中でバリュエーションが正当化される状況ではなく、割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| ROE | 3.0% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績の悪化と事業の立て直しが焦点。売上高は2023年9月期にピークをつけた後、減少に転じ、直近期は営業赤字。強気派は事業構造改革や新サービスで反転を期待するが、弱気派は競争激化や需要減で改善しないとみる。株価は1年で約12%上昇しているが、業績との乖離が指摘される。
- 株価が上昇
1年で約12%上昇し、市場の期待がある。
- ピーク後に調整
売上高が17億円から15億円へ減少したが、底打ちの可能性。
- 小規模ゆえの柔軟性
時価総額12億円と小さく、経営改革がしやすい。
- ROE3%とプラスを維持継続影響中
自己資本利益率は3%でマイナスに転じておらず、資産価値の減少は限定的
- 売上高15億円の底堅さ通年影響中
2025年9月期売上高15億円、前年16億円から-6%減と小幅、需要の急減は回避
- 時価総額12億円の超小型株不定影響強
時価総額12億円と低位で、売り一巡後の反発は急
- 1年株価ほぼ横ばいで下値不安限定継続影響弱
1年リターン+0.1%と既に調整済み、追加の悲観売りは限定的
- 売上高が減少
直近期は前年比で減少し、需要の衰退が懸念。
- 営業赤字
営業利益率がマイナスで、赤字が続く。
- ROEが低い
3%と低く、株主価値の創出が乏しい。
- 売上高17→16→15億円と3期減少通年影響強
売上高が3期連続で減少、2025年9月期は15億円とピーク比12%減、収益悪化が続く
- 営業赤字が0→-1億円に拡大決算発表後影響中
営業損益は2024年9月期0億円から2025年9月期-1億円、赤字幅拡大で通期赤字
- 純損益が0→-1億円と赤字転落決算発表後影響中
純利益も2024年9月期0億円から2025年9月期-1億円、黒字転換のメドが立たず
- 無配当で株主還元なし継続影響弱
配当利回り0%で、業績下振れを補える投資妙味が欠如
- 売上高推移
- 需要の回復状況を確認するため。
- 営業利益率
- 赤字脱却の兆しを見るため。
- 新規顧客数
- 事業の立て直しの成否を判断するため。
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ2,417人。区分でいちばん多いのは個人・その他で67.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.7%を占め、残る75.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 57.2 | 66.3 | 67.6 |
| 事業法人 | 21.3 | 22.8 | 24.2 |
| 証券会社 | 18.2 | 8.2 | 5.3 |
| 外国法人 | 1.9 | 2.2 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.7 |
| 金融機関 | 1.2 | 0.4 | 0.4 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 湊 剛宏 | 35.58 |
| 02 | 株式会社ポルト | 20.93 |
| 03 | 株式会社SBI証券 | 2.22 |
| 04 | AIフュージョンキャピタルグループ株式会社 | 1.96 |
| 05 | 山本 裕治 | 1.13 |
| 06 | 楽天証券株式会社 | 0.98 |
| 07 | 廣田 順子 | 0.93 |
| 08 | 株式会社サイブリッジ | 0.91 |
| 09 | 伍 定強 | 0.90 |
| 10 | 藤堂 修 | 0.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−100%、1株純資産は7期で−97%。直近期のROEは3.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 9,784 | 24,319 | 50.4 | — |
| 2020年9月 | −3,965 | 20,354 | — | — |
| 2021年9月 | 32 | 235 | 14.4 | — |
| 2022年9月 | 80 | 315 | 28.9 | — |
| 2023年9月 | 74 | 654 | 12.1 | 19.6 |
| 2024年9月 | 20 | 674 | 3.0 | 40.5 |
| 2025年9月 | −45 | 629 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/9期の役員報酬は総額54百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 湊剛宏 | 代表取締役 社長 | 57 | 810,000 |
| 忽滑谷勉 | 取締役 制作部、ブランドコンサルティング部、管理部管掌 | 54 | 7,400 |
| 水谷健彦 | 取締役 | 53 | 2,000 |
| 前田義明 | 常勤監査役 | 72 | — |
| 松本高一 | 監査役 | 46 | — |
| 藤本冬海 | 監査役 | 41 | 100 |
| 飛渡貴之 | 監査役 | 49 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 42 | 42 | 8 |
| 社外取締役 | 6 | 12 | 12 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,770字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,399字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,475字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,077字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第26期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-24
- 半期報告書半期報告書-第25期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-25
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-25
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業