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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アディッシュ

adish Co., Ltd.7093 · Growth · サービス業

スタートアップの成長をカスタマーサポートとリスク対策の両面から支援し、健全なコミュニティ形成に貢献するカスタマーリレーション企業。

概要

アディッシュ株式会社は、ソーシャルメディアやコミュニケーションサービス上の課題解決を目的にカスタマーリレーション事業を展開する企業である。スタートアップ向けカスタマーサクセス総合支援、ソーシャルアプリサポート、不適切投稿のAI検知・モニタリング、チャットボット等を提供する。2014年設立、2020年東証マザーズに上場。2025年12月期の売上高は約37億円、従業員数439名。

2つのサービス区分で構成される単一セグメント

当社グループはカスタマーリレーション事業の単一セグメントであり、グロース支援サービスとアダプション支援サービスの2区分で構成される。グロース支援はカスタマーサクセス総合支援とソーシャルアプリサポートからなり、スタートアップの急成長に伴う顧客対応課題を解決する。アダプション支援はインターネットモニタリング、スクールガーディアン、フロントサポート、およびシステムプロダクト(hitobo、matte、Pazu)を提供し、デジタルエコノミーへの適応を支援する。両区分を組み合わせることで、企業の成長段階に応じた一貫したサービスを提供している。

売上高約37億円、ストライプジャパンへの依存度

2025年12月期の売上高は3,696百万円、売上総利益率は26.8%であった。最大顧客であるストライプジャパン株式会社が売上の14.0%(516百万円)を占める。創業以来、売上高は2015年12月期の13億円から2025年12月期の37億円へと着実に拡大している。2023年12月期には営業損失1億3千万円を計上したが、2025年12月期には営業利益2百万円に回復。純利益は1百万円の損失に留まり、収益改善の兆しを見せている。

グループ3社と国内4拠点の運営体制

グループはアディッシュ株式会社、アディッシュプラス株式会社、adish International Corporationの3社で構成される。国内拠点は東京・品川区の本社のほか、仙台センター、福岡センター、札幌センターを設置。アディッシュプラスは日南BASEを運営し、2025年2月には本社を茨城県鹿嶋市に移転した。また、2022年に設立したアディッシュオーパス株式会社は2024年に清算され、現在のグループ体制に至っている。

業界の中での役割はカスタマーリレーション事業(顧客対応とリスク管理のアウトソーシング)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
37億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
グロース支援26億円70.3%
アダプション支援11億円29.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01スタートアップ企業(グロース支援)主力

成長過程にあるスタートアップ企業向けに、カスタマーサクセスコンサルティング、カスタマーサポート体制構築、多言語対応のサポートサービスを提供する。急成長に伴う顧客対応課題を解決する。

主な製品・サービス2
カスタマーサクセス総合支援
カスタマーサクセスコンサルティングからリソース支援まで、スタートアップの顧客対応課題を総合的に支援するサービス。
ソーシャルアプリサポート
電話・メール・チャットでのカスタマーサポートを顧客企業に代わって提供。10ヵ国語以上に対応し、海外展開企業も支援する。

02デジタルサービス企業(リスク対策)準主力

SNSやコミュニティサービスでの誹謗中傷や不適切投稿の監視・対応、ネットいじめ防止のコンサルティング、SNS運用サポートなどを提供。デジタルエコノミー特有の課題に対処する。

主な製品・サービス4
インターネットモニタリング
投稿を24時間365日体制で監視し、不適切な書き込みに注意・非表示化などで対応するサービス。
スクールガーディアン
ネットいじめや個人情報流出の可能性をモニタリングし、学校の生徒指導を支援するコンサルティングサービス。
フロントサポート
SNSを通じてファンコミュニティを形成し、顧客とのつながりを強化するためのサービス。
システムプロダクト(hitobo, matte, Pazu)
チャットボット『hitobo』、誹謗中傷AI検知『matte』、SNS炎上対策『Pazu』を提供する。

製品と技術

不適切投稿をAIで検知する「matte」と炎上対策「Pazu」

「matte」は誹謗中傷投稿をAIで自動検知するサービスであり、2020年の提供開始以来、24時間365日体制のインターネットモニタリングと連携してソーシャルメディア上の不適切な書き込みを早期発見する。「Pazu」は中小企業向けのSNS炎上対策サービスで、リスクの可視化と対応支援を提供する。両製品とも、同社がモニタリング事業で培ったルールベースと機械学習の知見を組み合わせて開発された。

チャットボット「hitobo」による自動応答の効率化

「hitobo」はテキストや音声で自動会話を行うチャットボットサービスである。2016年の提供開始以来、顧客企業のカスタマーサポート業務を自動化し、人的対応の負荷を軽減する。同社がソーシャルアプリサポートで蓄積した応答ノウハウを組み込んでおり、一般的なFAQから複雑な問い合わせまで対応可能。企業のカスタマーサクセス実現に向けた初期導入ツールとして位置づけられる。

ソーシャルアプリサポート、10カ国語対応の多言語カスタマーサポート

ソーシャルアプリサポートは、顧客企業に代わって電話・メール・チャットでの問い合わせ対応を代行するサービスである。特に海外展開するスタートアップ向けに10カ国語以上の言語に対応し、グローバルなカスタマーサポートをワンストップで提供する。業務の80%を自動化した「AI型カスタマーサポート」も2025年に追加され、さらなる効率化が図られている。

カスタマーサクセス総合支援、コンサルから運用まで一貫

カスタマーサクセス総合支援は、スタートアップの成長をコンサルティングから施策実行、改善提案まで一貫して支援するサービスである。2021年開始の「CSブートキャンプ」では早期のサポート体制構築を支援し、2023年には人材紹介や社内研修「カスタマーサクセスプライムラーニング」も加わった。これにより、人材・プロセス・ツールの三面から顧客企業のカスタマーサクセス実現を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業内で規模小さく収益改善途上

同社はサービス業に属し、売上高は36億円程度と業界内で小規模ながら、直近で減収から横ばいに転じ、営業赤字から黒字化の兆しを見せる。同業のジンジブやイシンも売上規模は数十億円で、明確な首位企業は不在の分散市場。競争優位性は明確でなく、差別化要素が乏しい。地域密着型サービスや特定分野への特化が考えられるが、提供データからは確認できない。マテリアルグループやダイブグループとの比較でも、収益性の改善が急務であり、事業構造の転換が求められる。

強み

  • 海外比率が低く国内需要に支えられ、外需変動の影響を受けにくい。
  • 直近3期で売上高が35億円から37億円へと緩やかに増加している。
  • 営業利益率がマイナス2.78%から0%へ改善し、収益改善の兆し。
  • 同業他社も小規模で、特定企業の独占がなく参入余地がある。

課題

  • 営業利益率が0%前後で、利益創出ができておらず改善が必要。
  • 売上高が競合他社と同等か小さく、規模の経済が働きにくい。
  • 他社との違いが見えにくく、競争優位性を築けていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアディッシュ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
1143Aイシン14億円286.9倍
24760アルファ14億円8.9倍
39213セイファート14億円
49331キャスター14億円
57093アディッシュ13億円26.4倍
69330揚羽13億円
77362T.S.I13億円9.1倍
86579ログリー13億円
92459アウンコンサルティング13億円
106786RVH12億円41.0倍
117363ベビーカレンダー12億円38.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

2014年設立から子会社化による事業基盤の形成

2014年10月に東京都品川区でアディッシュ株式会社を設立。翌2015年1月にはアディッシュ仙台株式会社、アディッシュ福岡株式会社、株式会社GaiaX Interactive Solutions(現アディッシュプラス株式会社)の3社を子会社化し、事業基盤を形成した。2017年1月にはアディッシュ仙台とアディッシュ福岡を吸収合併し、組織統合を完了。子会社はカスタマーサポート業務の拠点として機能し、全国展開の足がかりとした。

2016年〜2017年、フロントサポートとhitoboの投入

2016年4月にWeb集客・接客サービス「フロントサポート」、同年10月にチャットボットサービス「hitobo」の提供を開始。これにより、ソーシャルメディア運用と自動応答の両軸で顧客支援を強化した。2017年8月にはadish International Corporationを子会社化し、海外市場への対応力を高めた。これらのサービスは後にアダプション支援サービスのシステムプロダクトとして体系化される。

2018年〜2019年、資金調達と上場準備

2018年1月、MSIVC2016V投資事業有限責任組合、フリービットインベストメント株式会社、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合、株式会社ペイフォワードを引受先とする第三者割当増資で総額1.55億円を調達。同時に株式会社ガイアックスが親会社から主要株主に変更された。この資金を元に事業拡大と新サービス開発を加速し、2020年3月の東京証券取引所マザーズ上場につなげた。

2020年のIPOと新サービスmatteの投入

2020年3月に東証マザーズに上場。同時にスタートアップ企業成長支援サービス「スタートアップグロース支援」と誹謗中傷投稿AI検知サービス「matte」の提供を開始した。また、アディッシュ株式会社札幌センターを開設し、業務拠点を拡大。IPOで得た資金を人材採用とシステム開発に投じ、カスタマーリレーション事業の拡充を図った。

2021年〜2022年、サービス拡充と市場移行

2021年9月、カスタマーサクセス早期立上げ支援「CSブートキャンプ」と中小企業向け炎上対策サービス「Pazu」を開始。2022年2月にはアディッシュプラスが相乗りマッチング型ライドシェアサービス「notteco」を事業譲受し、新たなモビリティ領域に進出。同年、東京証券取引所の市場区分変更に伴い、マザーズからグロース市場に移行した。また、アディッシュオーパス株式会社を設立した。

2023年〜2025年、AI活用とBPaaS化への転換

2023年、カスタマーサクセス人材に特化した人材紹介サービスと社内研修「カスタマーサクセスプライムラーニング」を開始。2024年6月にはBPaaS化支援及びBPaaSの提供を開始し、設立10周年を迎えた。2025年2月には一般社団法人日本カスタマーサクセス協会に参画。Discord運営支援サービス、対応業務の80%を自動化する「AI型カスタマーサポート」、ソーシャルリスニングAIツール「SignalHive」を投入。なお、アディッシュオーパスは2024年に清算された。

年表13件を開く

2010年代

  • 2014年10月創業東京都品川区にアディッシュ株式会社を設立
  • 2015年1月M&Aアディッシュ仙台株式会社(現 アディッシュ株式会社仙台センター)、アディッシュ福岡株式会社(現 アディッシュ株式会社福岡センター)、株式会社GaiaX Interactive Solutions(現 アディッシュプラス株式会社)を子会社化
  • 2016年4月Web集客・Web接客サービス「フロントサポート」の提供開始
  • 2016年10月チャットボットサービス「hitobo」の提供開始
  • 2017年1月M&Aアディッシュ仙台株式会社、アディッシュ福岡株式会社を吸収合併
  • 2017年8月M&Aadish International Corporationを子会社化
  • 2018年1月商号変更MSIVC2016V投資事業有限責任組合、フリービットインベストメント株式会社、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合、株式会社ペイフォワードを引受先とした第三者割当増資により総額1.55億円の資金調達 株式会社ガイアックスの属性が親会社から主要株主に変更

2020年代

  • 2020年3月上場東京証券取引所マザーズに上場 スタートアップ企業成長支援サービス「スタートアップグロース支援」の提供開始 誹謗中傷投稿AI検知サービス「matte」の開発・提供開始 アディッシュ株式会社札幌センターを開設
  • 2021年9月カスタマーサクセス及びサポート体制の早期立上げ支援サービス「CSブートキャンプ」の提供開始 中小企業向け炎上対策サービス「Pazu」の開発・提供開始 アディッシュプラス株式会社日南BASEを開設
  • 2022年2月創業アディッシュプラス株式会社相乗りマッチング型ライドシェアサービス「notteco」事業譲受 東京証券取引所市場区分の変更に伴い、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行 アディッシュオーパス株式会社を設立
  • 2023年1月カスタマーサクセス人材に特化した人材紹介サービスの提供開始 企業向け社内研修コンテンツ「カスタマーサクセスプライムラーニング」の提供開始
  • 2024年6月創業BPaaS化支援及びBPaaSの提供開始 アディッシュ株式会社設立10周年 アディッシュオーパス株式会社を清算
  • 2025年2月一般社団法人日本カスタマーサクセス協会に参画 アディッシュプラス株式会社茨城県鹿嶋市に本社移転 企業のDiscord活用を支援する「Discord運営支援サービス」の提供開始 対応業務の80%を自動化する「AI型カスタマーサポート」の提供開始 ソーシャルリスニングAIツール「SignalHive」の提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年12月期まで4,100百万円
  • 営業利益2026年12月期まで70百万円
  • 経常利益2026年12月期まで70百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    カスタマーサクセスへの支援転換

    ユーザーサポートからカスタマーサクセスへと支援体制を転換し、スタートアップ企業の成長を支援するサービスを開発する。

  2. 02

    人材獲得と育成の強化

    社員紹介や採用PRで認知度を高め、タレントマネジメントでキャリア形成を支援。多様な働き方に対応した環境整備と採用活動の高度化を進める。

  3. 03

    新規サービス開発とM&A推進

    再考アラートサービス「matte」やSNS炎上対策「Pazu」など、既存領域から派生した新規サービスを開発。SDGs等の社会テーマに沿ったサービス創出や、M&Aも積極的に推進する。

  4. 04

    AI・RPAによる技術革新

    AIやRPAを活用した業務自動化の技術研究開発を継続し、業務プロセスの効率化を図る。

  5. 05

    内部管理体制と財務体質の強化

    コーポレート・ガバナンス強化のため内部統制と管理部門を拡充。手許資金の充実とフリーキャッシュフローの確保により財務健全性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で439人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は433万円で、6期前と比べて+6.7%平均年齢は33.9歳、平均勤続年数は4.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年12月40633.83.8291
2020年12月40634.14.3315
2021年12月40833.84.3359
2022年12月42233.44.2426
2023年12月39533.23.9417
2024年12月40333.74.4411−24
2025年12月43333.94.44390

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 茨城県鹿嶋市35百万円
本社 — 東京都品川区24百万円
福岡センター — 福岡県福岡市中央区10百万円
仙台センター — 宮城県仙台市若林区4百万円
札幌センター — 北海道札幌市中央区3百万円
本社 — フィリピン共和国マカティ市1百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和6年全国家計構造調査オンライン家計簿レシート等画像のデータ入力業務の請負
    総務省 · 2024-03-15
    5,853万円
  • 調達
    05-0049-0097デジタル・シティズンシップの考え方を踏まえたICTリテラシーの向上に関する調査研究の請負
    総務省 · 2023-07-07
    1,263万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は37億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+2.8%。

売上高
+2.8%
37億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +2.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高41億円37億円
営業利益1億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は19億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+5.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q900.00
2023年2Q9−1−11.1−1
2023年3Q800.00
2023年4Q9−1
2024年1Q900.00
2024年2Q9−1−11.1−1
2024年4Q1800.00
2025年2Q1800.00
2025年4Q1900.00
2026年2Q1900.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年12月期からの11期で、売上は13億円から37億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は10期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アディッシュ仙台株式会社(現 アディッシュ株式会社仙台センター)、アディッシュ福岡株式会社(現 アディッシュ株式会社福岡センター)、株式会社GaiaX Interactive Solutions(現 アディッシュプラス株式会社)を子会社化
2015年12月1300
2016年12月1500
アディッシュ仙台株式会社、アディッシュ福岡株式会社を吸収合併
2017年12月1900
MSIVC2016V投資事業有限責任組合、フリービットインベストメント株式会社、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合、株式会社ペイフォワードを引受先とした第三者割当増資により総額1.55億円の資金調達 株式会社ガイアックスの属性が親会社から主要株主に変更
2018年12月2200
2019年12月2511
東京証券取引所マザーズに上場 スタートアップ企業成長支援サービス「スタートアップグロース支援」の提供開始 誹謗中傷投稿AI検知サービス「matte」の開発・提供開始 アディッシュ株式会社札幌センターを開設
2020年12月2700
カスタマーサクセス及びサポート体制の早期立上げ支援サービス「CSブートキャンプ」の提供開始 中小企業向け炎上対策サービス「Pazu」の開発・提供開始 アディッシュプラス株式会社日南BASEを開設
2021年12月3010
アディッシュプラス株式会社相乗りマッチング型ライドシェアサービス「notteco」事業譲受 東京証券取引所市場区分の変更に伴い、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行 アディッシュオーパス株式会社を設立
2022年12月3411
2023年12月35−2−2
BPaaS化支援及びBPaaSの提供開始 アディッシュ株式会社設立10周年 アディッシュオーパス株式会社を清算
2024年12月36−1−1−2.8−1
2025年12月37000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高37億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.0%27億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.0%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は5億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月00102
2018年12月00003
2019年12月10013
2020年12月00306
2021年12月1−1−106
2022年12月10118
2023年12月−200−26
2024年12月−202−26
2025年12月00005

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が5億円で、自己資本比率は40.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年12月30313.7
2016年12月40412.8
2017年12月6060.7
2018年12月62429.8
2019年12月83534.7
2020年12月116552.1
2021年12月126655.4
2022年12月157849.8
2023年12月124837.1
2024年12月1341025.8
2025年12月135840.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
8億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
27
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中368位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥605で、1年前と比べて+1.0%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥605+0.5%1ヶ月+11.4%1年+1.0%時価総額13億円
過去52週の値幅
安値¥464高値¥915

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)26.4倍
PER (会社予想)21.2倍
PBR2.34倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬から上昇基調で、8月13日に565円まで上昇、8月14日は567円。25日移動平均線(530円)を上回り、75日線(515.64円)も回復。1年では-5.81%とやや軟調だが、直近は持ち直し。52週高値915円からは大幅下落、低い水準ではあるが、底固めの動き。RSIは69.62と過熱感が出始めた。8月13日に2万7400株と出来高急増、買いが入った。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER予想が19.9倍で同業界平均の23.09倍を下回るが、実績PERは赤字のため算出不可。PBRは2.19倍と平均3.31倍より低い。配当利回りは0%と無配であり、配当による株主還元はない。ROEは11.2%と高い水準にあるが、直近の業績は赤字が続いており、収益性が悪化している。売上高は緩やかに増加しているが、営業利益がマイナスからゼロに回復途上であり、予想PERが意味を持つかは今後の業績改善次第。平均的なバリュエーションだが、収益回復が確認されるまでは割高感も残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)26.4倍23.4倍
PER (予想)21.2倍
PBR2.34倍3.51倍
ROE11.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は緩やかに増加しているものの、収益は伸び悩み、2024年12月期まで赤字が続いている。強気派は、SNSを活用したマーケティング需要の高まりを追い風に、企業のコミュニティ運営や炎上対策への需要が拡大するとみる。一方、弱気派は、市場規模の小ささや、競合との価格競争、収益改善の遅れを懸念する。カスタマーサポートの外部委託需要はあるものの、持続的な成長には収益性の改善が不可欠。

プラスに働く材料7
  • ニッチ市場での需要

    SNSの普及により、企業のコミュニティ運営や炎上対策の需要は高まっている。

  • 売上高の増加

    売上高は2022年12月期の34億円から2025年12月期に37億円へと増加。

  • 差別化されたサービス

    SNS専門のサポート・運営サービスは競合が少なく、独自の地位を築いている。

  • 営業損益が0億円と黒字転換目前決算発表後影響

    営業損失は-1億円から0億円へ改善し、黒字化が見える。

  • 売上高37億円と3期連続増収通年影響

    売上高は35→36→37億円と増収基調。

  • 来期予想PER19.9倍が示す回復期待決算発表後影響

    今期純損益0億円だが、予想PER19.9倍は来期黒字を織り込む。

  • ROE11.2%と資本効率は良好通年影響

    ROE11.2%と小型株ながら資本効率が高い。

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    2024年12月期まで営業赤字が続いており、利益を出せていない。

  • 市場規模の限界

    ニッチ分野のため、市場が小さく成長の天井が見える。

  • 競争の激化

    大手のデジタルマーケティング企業が同様のサービスに参入する可能性がある。

  • 営業利益率0%と黒字化してもなお脆弱通年影響

    売上高37億円に対し営業利益0億円、営業利益率0%。

  • FY23-24の2期連続当期純赤字通年影響

    当期純利益はFY23 -2億円、FY24 -1億円と赤字。

  • 無配継続で株主還元が手薄継続影響

    配当利回り0%で、配当実施の見通しなし。

  • 時価総額12億円と超小型株継続影響

    時価総額12億円で、需給変動の影響が大きい。

次の決算で確かめる点
売上総利益率
サービス競争力と価格決定力を測るため。
解約率
既存顧客の定着度とサービス満足度を把握するため。
新規顧客獲得数
市場での営業力と需要拡大の度合いを確認するため。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,358人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.3%を占め、残る71.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他38.645.544.957.959.057.5
事業法人52.547.646.031.331.128.2
証券会社4.06.26.78.18.710.4
外国法人3.00.42.32.11.23.7
自己株式0.00.04.63.71.8
金融機関1.80.40.30.20.10.1
外国人個人0.00.00.00.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01江戸 浩樹10.65
02株式会社ガイアックス6.77
03株式会社コロプラ5.87
04マイルストーンキャピタルマネジメント株式会社5.31
05合同会社光造パートナーズ4.60
06マネックス証券株式会社2.83
07株式会社SBI証券2.39
08楽天証券株式会社共有口2.28
09モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.92
10株式会社モバイルファクトリー1.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-08-28
    中野邦人
    新規の大量保有報告
    7.62%
    +1.22pt
  • 2026-07-28
    中野邦人
    新規の大量保有報告
    6.40%
    +1.23pt
  • 2026-05-13
    株式会社コロプラ
    新規の大量保有報告
    2.77%
    -4.25pt
  • 2026-04-23
    中野邦人
    変更報告
    5.17%
  • 2026-04-23
    中野邦人
    変更報告
    5.17%
  • 2026-04-21
    中野邦人
    新規の大量保有報告
    5.17%
  • 2026-04-10
    マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    6.26%
    -0.29pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+99%、1株純資産は10期で−36%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年12月−193401
2016年12月6646715.4
2017年12月−20
2018年12月2513137.5
2019年12月6419639.4
2020年12月−2330
2021年12月273597.942.6
2022年12月4340411.228.9
2023年12月−110254
2024年12月−67197
2025年12月−1255

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額62百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
江戸浩樹代表取締役44228,109
石川琢磨取締役5326,164
久保芳和取締役執行役員 財務企画本部長5810,616
澤博史取締役571,500
高橋理人取締役671,500
秋場修常勤監査役542,400
馬渕泰至監査役521,200
礒村奈穂監査役40400
小澤豊執行役員
小原良太郎執行役員
川添正裕執行役員
吉川敏広執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)43410104511
社外取締役412123
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,483字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(アディッシュ株式会社)と連結子会社2社(アディッシュプラス株式会社、adish International Corporation)により構成されており、ソーシャルメディア(注1)やコミュニケーションサービス(注2)などの情報領域で発生する課題を解決し、利用者にとって健全で心地よい“居場所”をつくることを目的とした「カスタマーリレーション事業」を提供しております。 現在、スタートアップを中心としたインターネット関連産業では、SNSやブログなどのソーシャルメディア、ソーシャルアプリ(注3)やスマートフォンアプリに加え、シェアリングエコノミー(注4)、Fintech(注5)、MaaS(注6)など様々な領域において新たなサービスが生まれ提供されております。 当社グループは、今後の日本経済の成長の鍵となるスタートアップがグロースできるように支援することに注力しております。これまで当社が培ってきたカスタマーに係るノウハウを活かし、スタートアップによるカスタマーサクセス(注7)の実現に向けた様々な課題を解決するための支援として、カスタマーサクセスコンサルティングから施策の実行、改善提案などを推進するとともに、カスタマーサポートの体制構築・リソース提供など複合的なサービスの提供を行っております。 また、新たなサービスが発展する一方で、社会通念上不適切と思われる書き込みや行為による被害が発生するなど、デジタルエコノミー特有の課題があり、これらの課題に対処するためのサービスを提供することにより、人と人のつながりあるいは人と企業などのつながりを支援し、インターネットを通じた社会が、健全で心地よいものとなるよう貢献するための事業展開を推進していきたいと考えております。 「カスタマーリレーション事業」は以下の2つのサービスに区分しております。なお、当社グループは「カスタマーリレーション事業」の単一セグメントであります。また、当連結会計年度より事業系統の見直しをおこない、「インターネットモニタリング」をアダプション支援サービスに変更しております。 1.グロース支援サービス 企業が成長する際に必要となるカスタマーに関する課題を解決するサービスであり、以下のサービスを複合的に提供しております。 ・カスタマーサクセス総合支援 スタートアップが急成長に伴い抱える課題の解決を支援するサービスであります。カスタマーサクセスコンサルティングからリソース支援など総合的に支援しております。 ・ソーシャルアプリサポート 利用者からのお問い合わせを顧客企業に代わって対応するカスタマーサポートサービスであります。電話、メール及びチャットを利用したカスタマーサポートに対応しており、海外市場に向けてサービス展開をしている顧客企業にも幅広くサポートするために10ヵ国語以上の言語に対応しております。 2.アダプション支援サービス デジタルエコノミーに適応する上での課題を解決するサービスであり以下のサービスを複合的に提供しております。 ・インターネットモニタリング 利用者の行う投稿を24時間365日体制でモニタリングし、不適切なものが発見された場合に、注意、報告、警告、非表示化などの対応を行うサービスであります。 ・スクールガーディアン 学校生活上の課題となり得るネットいじめの可能性がある書き込みや、インターネットでの個人情報流出をモニタリングして生徒指導に活かしていくコンサルティングサービスであります。 ・フロントサポート 企業がソーシャルメディアを活用して利用者に能動的に働きかけることで、利用者とのつながりを維持、向上させ、ファンコミュニティ(注8)を形成していくためのサービスであります。 ・システムプロダクト インターネットモニタリング、カスタマーサポートの技術及び知見を活かし、チャットボット(注9)サービス「hitobo」、誹謗中傷投稿AI検知サービス「matte」、SNS炎上対策サービス「Pazu」を提供しております。 (注)1.「ソーシャルメディア」とは、インターネット上で不特定多数の人が双方向でコミュニケーションをとることで、情報共有及び情報の拡散が発生するメディアのことであります。 2.「コミュニケーションサービス」とは、インターネット上で利用者が投稿する文章、画像、映像、音声などの様々なコンテンツをとおしてコミュニケーションを取ることができるサービスのことであります。 3.「ソーシャルアプリ」とは、SNSなどのソーシャルメディア上で利用できる、利用者同士のつながりや交流関係を機能に活かしたWebアプリケーションのことであります。 4.「シェアリングエコノミー」とは、主にインターネット上のプラットフォームを介して、遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しや利用をするサービスにより構成される経済圏を指します。 5.「Fintech」とは、金融を意味する「Finance」と、技術を意味する「Technology」を組み合わせた造語であります。ICTを駆使した革新的、あるいは破壊的な金融商品・サービス自体及びその潮流を意味しております。 6.「MaaS」とは、Mobility as a Serviceの略称で、マイカー以外のすべての交通手段による移動をひとつのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな移動の概念であります。 7.「カスタマーサクセス」とは、顧客が製品・サービスを使うことで成功し、望ましい結果を達成することを支援するビジネス方法と定義しております。 8.「ファンコミュニティ」とは、特定のサービスや製品などに対して熱狂的な愛好者が形成するコミュニケーションネットワークの総称と定義しております。 9.「チャットボット」とは、テキストや音声を通じて会話を自動的に行うプログラムのことであります。 [事業系統図] 当社の事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,440字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「つながりを常によろこびに(Delight in Every Connection)」をミッションに掲げ、「As In Your Hometown」というビジョンの実現を目指してサービスの開発及び提供をしております。 ① つながりを常によろこびに ソーシャルメディアやコミュニケーションサービスなどの多様化・発展によってもたらされた「つながり」は、人と人がつながるからこそ起きる新たな問題を生み、ときには社会問題のような大きな課題に発展することもあります。「つながり」から生じる課題を解決することを通じて、「つながり」が「よろこび」であり続けられる世の中の実現を目指しております。 ② As In Your Hometown 情報技術の発展により、人と人とのやりとり、生活、コミュニティや社会のあり方が大きく変化しております。一方で、個人がアクセスできる情報の質や種類、量は立場や経験により大きく異なっており、同じ情報であっても、皆が同じようにアクセスでき、同じように感じるわけではありません。このような時代において、インターネットを通じた社会が、利用者にとって健全で心地よい「居場所」となるよう貢献していきたいと考えております。 このミッション及びビジョンのもと、当社グループの持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 (2)経営戦略 当社グループは、創業間もないスタートアップ企業から時価総額1,000億円を超える大手企業まで幅広くサービスを提供し安定的な成長を続けております。今後のさらなる成長に向け、当社グループの得意とする事業領域に引き続き重点を置き、各事業領域におけるサービス提供のノウハウを集約することで、顧客企業に対し、より最適かつ最新のサービスを提供してまいります。 また、重点事業領域において事業を展開している顧客企業に対し、顧客企業のサービスの初期段階からカスタマーリレーションにおけるパートナー企業として当社グループのサービスを提供することで、顧客企業のサービス成長に寄与し、当社グループの付加価値をより一層高めてまいります。 (3)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢の改善や賃上げの進展を背景に緩やかな回復基調で推移したものの、為替相場の変動や世界的な物価高騰、地政学リスクの長期化など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 こうした環境のなか、IT市場は人手不足を背景に業務の効率化及び自動化を図ることに加え、業務の非対面化のために、新しいIT技術(AI、IoT及びRPAなど)を用いた既存システムの再構築や機能追加などの需要を受けて堅調に推移しており、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)(注1)事業の市場規模は、緩やかに増加するものと予測しております。 このような環境下、デジタル化の進展に伴う「カスタマーサクセス」への需要は、スタートアップ企業のみならず大手企業へも拡大し、当社グループが提供するサービスの重要性は一段と高まっております 。 当社グループが提供するカスタマーリレーション事業は、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)市場に属し、2024年度の国内非IT系BPO市場は前年度比1.0%増の1兆9,566億円(事業者売上高ベース)で、2029年度においては2兆円以上に達すると予測されており(注2)、今後も市場の拡大とともにカスタマーリレーション事業の需要拡大が見込まれる経営環境となっております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後当社グループが成長を成し遂げていくために、対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ① 市場環境の変化に対応した価値提供 インターネット上では次々と新しいサービスが提供されており、新たな価値を生み出しているスタートアップ企業の成長を支援することが当社グループの成長において重要であると考えております。そのため、当社グループはユーザーサポートからカスタマーサクセスへと支援体制を転換し、サービス開発を進めてまいります。 ② 人材の獲得 当社グループの持続的な成長には、当社グループの企業理念に共感し高い意欲を持った人材の確保、並びにその育成が重要であると認識しております。そのため、社員の紹介による採用の促進や採用PR活動をとおして当社グループの認知を高めるとともに、社員がそれぞれのキャリアを構築できるようになるべく、タレントマネジメントに取り組んでまいります。また、当社グループでは各サービスを提供していくうえで、多数のオペレータースタッフを雇用しておりますが、労働人口の減少に伴い人材獲得における競争が激化しております。時代の変化を見据え、様々な人材が多様な働き方を選択できる環境整備とともに、採用活動の高度化を一層強化してまいります。 ③ 新規サービス開発、M&Aなどによる新たな収益基盤の創出 当社グループは、これまでに既存のビジネス領域から派生した再考アラートサービス「matte」、SNS炎上対策サービス「Pazu」を開発してまいりました。今後も新規開発に取り組み、新たな収益源を確立していくことが、持続的な成長と中期的な企業価値向上に不可欠であると考えております。 当社グループにおいては、社会的問題の解決と当社グループの成長を両立すべく、SDGsやソーシャルグッドに関する様々な社会テーマに沿った新規サービスの開発に取り組んでまいります。また、新規サービスの開発において、ビジネスパートナーの開拓やM&Aなども積極的に推進してまいります。 ④ 技術の革新 当社グループは、人の目による精度の高いサービス提供を中心に行ってまいりましたが、昨今のAI(注3)やRPA(注4)などによる自動化が広がりつつあり、これらを活用した業務プロセスの効率化が求められております。当社グループはそのための技術研究開発を行っており、今後も継続して推進してまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループは、今後もサービス開発を行っていくことで事業の拡大を見込んでおりますが、事業の拡大及び継続的な成長を実現していくためには、コーポレート・ガバナンスのさらなる強化が重要であります。内部統制及び管理部門を強化し、より一層コーポレート・ガバナンスの強化に努めてまいります。 ⑥ 財務体質の強化 当社グループは、安定した財務基盤のもと、手許資金の充実を図ることで財務健全性を確保し、成長への計画的な投資及び機動的な投資などに対応できる体制を整えるとともに、営業費用のコントロールなどによるフリーキャッシュ・フローの確保に取り組み、財務体質の強化に努めてまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが提供するカスタマーリレーション事業は、ストック型ビジネスモデルであると認識しております。このため、契約獲得数の増加及び契約保有数に対する解約率を意識しております。そのうえで、企業価値の増大を目指すため、「売上高」と「経常利益」を重要な経営指標としております。 2026年2月13日に公表いたしました2026年12月期の連結業績予想においては、売上高4,100百万円、営業利益70百万円、経常利益70百万円を計画しております。 (注)1.「ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)」とは、業務プロセスの効率化を目的として、企業が社内の業務の一部を外部に委託することを表す言葉であります。 2.出典:BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場に関する調査結果(矢野経済研究所調べ) 3.「AI」とは、Artificial Intelligenceの略で人工知能を指し、人間の知的ふるまいの一部をソフトウエアを用いて人工的に再現したものであります。 4.「RPA」とは、Robotic Process Automationの略で、ロボットによるホワイトカラーの業務の効率化・自動化の取り組みを表す言葉であります。
事業等のリスク6,172字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもリスク要因には該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業の環境、外部環境 ① 市場の動向について 当社グループは、インターネット関連サービス市場を主たる事業領域としており、当社グループの事業はこれらの市場動向の影響を受けております。インターネット関連サービス市場には、当社設立後もシェアリングエコノミー、Fintech、MaaSといった新たな事業領域が生まれており、その利用者も急激に増加しておりますが、将来においてインターネットに代わる新たなサービスが提供され、インターネットを利用する機会が減少した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 当社グループが提供するカスタマーリレーション事業における主な事業領域は、今後も成長が期待されている市場であるため、新たに参入してくる競合企業が出現する可能性があり、当社グループの提供するサービスと比較して低コスト・高品質となった場合に、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、新たな技術などを利用したサービス、あるいは新たなビジネスモデルが登場し、当社グループの対応が遅れた場合に、当社グループのサービスが不適応化するおそれがあります。その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新サービスの開発 当社グループは、インターネット関連サービス市場を主たる事業領域として、新たなインターネット関連サービスが急激に拡大した際に生じる課題に対して、カスタマーリレーション事業の提供及び新しいサービスを提供していく予定であります。新サービスの開発にあたっては、市場のニーズ及び技術の動向を注視しながら慎重に検討を重ねたうえで取り組んでまいりますが、当該サービスを取り巻く環境の変化などにより、計画どおりの成果が得られない場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 教育予算の動向について 当社グループの一部の事業は、各都道府県など教育委員会、公立学校、私立学校法人にサービスを提供しているため、政府及び地方自治体の教育予算の動向に影響を受けます。政府及び地方自治体の教育予算の方針変更あるいは財政状況の悪化により教育予算が削減された場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業上のリスク ① 契約解約について 当社グループは、サービス提供先との契約期間を原則6か月間とし、期限到来後は同じ契約期間毎の更新となっております。契約期間内に解約する場合には、原則として一方の当事者が相手方に3か月前に書面で通知することにより解約が成立する内容となっており、当社グループの意思とは関わりなく突発的な解約が発生する可能性があります。今後、収益性の高い取引先の解約が多発した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② データの取得について 当社グループは、インターネットモニタリングにおいて、ソーシャルメディア上で生成されたデータをAPI連携により自動的に収集しております。しかしながら、ソーシャルメディアの運営方針の変更により制限が加えられた場合や禁止された場合に、データの取得が困難になることから、サービスの提供内容及び品質に影響するおそれがあります。また、データを取得するための新たな手段を構築するための対応コストが発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ ネットワークトラブルについて 当社グループは、顧客企業及び利用者のニーズに対応するため、24時間365日のサービス提供体制を構築しておりますが、その業務環境は通信ネットワークに依存しており、サーバーなどの自社設備や第三者の通信設備などのインターネット接続環境が良好に稼働することが前提であります。そのため、サーバーの停止、コンピュータウィルスによる被害、外部からの不正侵入、システムの不具合、災害や停電などによる通信ネットワークの切断などが生じた場合には、サービスの提供に支障をきたし、また、ネットワークトラブルの障害や不具合の原因が当社グループにあった場合には、顧客企業からの信用が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 情報漏洩について 当社グループにおけるサービス提供において、一部個人情報を含む機密情報や、顧客企業のサービス提供における機密情報を扱っており、これらの情報に関しては高い水準の情報管理体制の構築及び運用が求められております。当社グループにおいては、ISMSの認証取得及びプライバシーマークの認定取得に加えて、顧客企業の機密情報が外部に漏洩することのないよう、当社グループ関係者などとの間で秘密保持契約を締結するとともに、設備面においてもアカウント管理システム、入退室管理システム及び監視カメラ設置などの諸施策を講じております。しかしながら、当社グループにおいて、業務上知り得た機密情報などについて何らかの要因により外部への流出などが生じた場合には、顧客企業からの信頼を著しく低下させ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 人材の獲得及び育成について 当社グループは、顧客企業に価値を提供し続けるためには、事業を築いていける人材の確保とその育成が重要な課題と認識しており、社内コミュニケーションの強化、人材育成と抜擢及び外部からの人材登用に努めております。しかしながら、当社グループが属する業界での人材獲得競争が激化することにより、当社グループの人材が外部に流出することや、人材の確保に支障をきたす場合があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのサービス提供における実務は、臨時従業員(アルバイトスタッフ)によっております。臨時従業員の確保、受け入れ体制の充実及び育成に取り組んでおりますが、採用市場の急激な変化などにより、臨時従業員の確保が困難になった場合、サービスの提供及び販売活動が阻害されるおそれがあり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 大規模な自然災害等について 当社グループは、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じておりますが、台風、地震、津波などの自然災害が想定を大きく上回る規模で発生及び流行した場合、当社グループ又は当社グループの取引先の事業活動に影響を及ぼし、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、2026年2月24日に発生した当社が入居しているビルにおける火災事故に関して、本書提出日(2026年3月27日)現在において損害額を合理的に見積もることは困難であり、業績に与える影響は現在精査中であります。 ⑦ 繰延税金資産の取崩しリスク 当社グループは、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、将来の課税所得を見積もったうえで回収可能性を判断し、繰延税金資産を計上しております。しかし、事業環境等の変化による課税所得の減少や税制改正等により回収可能性を見直した結果、繰延税金資産の取崩しが発生し、経営成績及び財政状態を与える可能性があります。 ⑧ 固定資産の減損について 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。当社グループの保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等により投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 為替の変動について 当社グループは、フィリピン共和国に子会社を有しております。現地通貨建ての財政状態及び経営成績は、連結財務諸表の作成のために円換算されており、換算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。また、当社において一部の顧客は外貨建てにより販売を行っており、換算時の為替レートにより、当社グループの経営成績などに影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制に関するリスク ① 労働者派遣法について 当社は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。)に基づく厚生労働大臣の「一般労働者派遣事業」の許可を取得しており、労働者派遣法に基づく規制を受けております。法令を遵守して人材の確保及び事業の運営をしておりますが、法令違反に該当するような事態が生じた場合、又は今後において関連法令や解釈が変更された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネットに関連する法的規制などについて 当社グループが遵守しなければならないインターネット関連法令はごく限られておりますが、当社グループが受注する顧客企業が遵守する必要がある法令として「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備などに関する法律」、「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制などに関する法律」及び「EU一般データ保護規則」などの各種法令や、各法令の監督官庁が定める省令・指針・ガイドラインなどがあります。 これらの法的規制は、当社グループの事業活動自体を規制するものではなく、今後において新たな法令制定などが生じた場合には、顧客企業における対応のための新たなサービス需要などが生じる可能性がありますが、一方で顧客企業の事業が何らかの制限を受けることとなった場合、又は当社グループの事業が法的規制を受けることとなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ フィリピン共和国のカントリーリスクについて 連結子会社であるadish International Corporationは、フィリピン共和国において事業を展開しております。フィリピン共和国は、法改正などが頻繁になされる特徴があり、今後新たな法令の制定などが生じ、当社グループの事業が法的規制を受けることとなった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、台風などの自然災害により通信システムの障害などの発生、従業員の通勤手段の断絶あるいは都市機能が麻痺する場合や、テロ活動が拡大する場合などにより、サービスの提供に支障が生じる場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)当社グループの事業体制について ① 特定人物への依存について 当社グループの創業者であり、代表取締役である江戸浩樹は、当社グループの事業及び関連市場に関する豊富な知識と経験を有しており、経営方針や事業戦略の決定など、当社グループの事業活動全般において重要な役割を果たしております。現在当社グループでは、同氏に過度に依存しないような体制の整備、人材の登用及び育成などに取り組んでおりますが、何らかの理由により同氏による業務の遂行が困難となった場合、現状においては当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② ガバナンス体制の強化について 当社グループの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識しており、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令遵守の徹底、従業員の教育に取り組んでまいります。また、コーポレート・ガバナンスを強化していくために、独立社外取締役を2名体制とすることで、モニタリングをさらに強化していく方針であります。なお、利益相反取引が生じる場合には、取締役会において少数株主の利益保護の観点から議論する方針を定めております。さらに、内部監査や監査役監査によるモニタリングを強化することでガバナンス体制の実効性を図ってまいりますが、事業の急速な拡大などにより、コーポレート・ガバナンスあるいは管理体制が有効に機能しなかった場合には、当社グループの事業に何らかの影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他 ① 新株予約権について 当社グループは、取締役、監査役及び従業員に対するインセンティブを目的として、ストック・オプションを付与しております。加えて、当社はマイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社に対して新株予約権を発行しております。 本書提出日現在の潜在株式数は、ストック・オプション85,220株、新株予約権21,700株、合計106,920株であり、発行済株式総数2,142,470株に対し、ストック・オプションが4.0%、新株予約権が1.0%、合計5.0%に相当しております(注)。当社グループの株価が行使価格を上回り、かつ、権利行使についての条件が満たされ、同ストック・オプション及び新株予約権が行使された場合には、1株当たりの株式価値が希薄化することになります。 (注)各潜在株式の数及び発行済株式総数には、2026年3月1日から本書提出日までのストック・オプション並びに新株予約権の行使、無担保転換社債型新株予約権付社債の転換により発行された株式数は含まれておりません。 ② 配当政策について 当社グループは、株主に対して利益を還元していくために、カスタマーリレーション事業における競争力を高め、事業を拡大していくことを経営の重要課題として位置づけております。このことから、創業以来配当は実施しておらず、今後においても当面の間は内部留保の充実及び事業への投資を推進する方針であります。各事業年度の経営成績を勘案しながら将来的には株主への利益還元を検討していく方針でありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期などについては未定であります。 ③ 主要株主の存在について 主要株主及び代表取締役である江戸浩樹氏は、当事業年度末において、当社発行済株式総数の10.84%を所有する筆頭株主であります。安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。また、当社株式については長期保有の方針であることの確認をしておりますが、何らかの事情により同氏の保有する株式の多くが減少した場合には、株価及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,960字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは「スタートアップにおけるカスタマーサクセス支援のトップパートナーへ」という方針を掲げ、スタートアップへのカスタマーサクセス設計コンサルティングや運用サービスの提供を中心にしたカスタマーリレーション事業を展開しております。よりよいカスタマーサクセスサービスを提供するために、昨年来「カスタマーサクセスプライムラーニング」を全従業員に向け実施しております。さらに、中長期的な成長を見込んだ人材の積極的な採用等による人材への先行投資を進めてまいりましたが、人材採用や教育等の人的資本投資の回収の遅れや、ソーシャルゲームの大型案件一部解約等により、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は1,141,758千円となり、前連結会計年度末に比べ3,711千円減少いたしました。これは主に現金及び預金の減少33,405千円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加20,823千円、前払費用の減少2,373千円、流動資産その他に含まれる立替金の増加10,429千円によります。固定資産は173,396千円となり、前連結会計年度末に比べ21,505千円減少いたしました。これは主に有形固定資産の減少8,433千円、繰延税金資産の減少5,645千円、差入保証金の減少4,111千円、投資その他の資産に含まれる長期前払費用の減少2,679千円によります。 この結果、総資産は1,315,154千円となり、前連結会計年度末に比べ25,217千円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は698,232千円となり、前連結会計年度末に比べ33,409千円減少いたしました。これは主に未払金の減少39,711千円によります。固定負債は74,088千円となり、前連結会計年度末に比べ182,583千円減少いたしました。これは主に転換社債型新株予約権付社債の減少100,000千円、長期借入金の減少80,220千円によります。 この結果、負債合計は772,320千円となり、前連結会計年度末に比べ215,993千円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は542,833千円となり、前連結会計年度末に比べ190,775千円増加いたしました。これは主に転換社債型新株予約権付社債の新株予約権行使による新株発行100,000千円、新株予約権の行使による新株の発行78,633千円による資本金の増加89,316千円及び資本剰余金の増加89,316千円、株式報酬による自己株式の処分14,499千円によります。 この結果、自己資本比率は40.8%(前連結会計年度末は25.8%)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高は3,696,018千円(前年同期比2.9%増)、営業利益2,453千円(前年同期は132,362千円の営業損失)、経常利益18,472千円(前年同期は117,884千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失1,900千円(前年同期は115,330千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 なお、当社グループはカスタマーリレーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ33,405千円減少し、当連結会計年度末には545,918千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は13,198千円(前年同期は186,147千円の使用)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上18,472千円によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は26,070千円(前年同期は16,499千円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出26,274千円によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は20,057千円(前年同期は224,739千円の獲得)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出98,272千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入77,896千円によります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため記載を省略しております。 c.販売実績 当社グループの事業は、カスタマーリレーション事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比 (%) カスタマーリレーション事業   3,696,018   2.9 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ストライプジャパン株式会社   449,161   12.5   516,782   14.0 2.当社の販売実績は、カスタマーリレーション事業3,126,945千円であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。 a.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は3,696,018千円となりました。これは主にカスタマーサクセス支援戦略推進に伴う新規顧客獲得による業務拡大によるものであります。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は992,349千円となりました。これは主に新規案件獲得に向けた人材への積極的な投資によるものであります。また、売上総利益率は26.8%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、当連結会計年度の当初計画に基づく従業員給与の昇給及び中期的な業務拡大に備えた人材採用費用の計上により989,896千円となりました。この結果、当連結会計年度における営業利益は2,453千円となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、国内連結子会社であるアディッシュプラス株式会社において宮崎県鹿日南市の補助金給付14,901千円を計上したことにより24,729千円となりました。 営業外費用は、借入金の利息4,312千円を計上したことにより8,710千円となりました。この結果、当連結会計年度における経常利益は18,472千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は、税金等調整前当期純利益18,472千円、法人税、住民税及び事業税15,151千円及び法人税等調整額5,221千円の計上により1,900千円となりました。 b.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の総資産は1,315,154千円となり、前連結会計年度に比べ25,217千円減少いたしました。これは主に現金及び預金の減少33,405千円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加20,823千円、前払費用の減少2,373千円、流動資産その他に含まれる立替金の増加10,429千円、有形固定資産の減少8,433千円、繰延税金資産の減少5,645千円、差入保証金の減少4,111千円、投資その他の資産に含まれる長期前払費用の減少2,679千円によります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は772,320千円となり、前連結会計年度末に比べ215,993千円減少しました。これは主に未払金の減少39,711千円、転換社債型新株予約権付社債の減少100,000千円、長期借入金の減少80,220千円によります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は542,833千円となり、前連結会計年度末に比べ190,775千円増加いたしました。これは主に転換社債型新株予約権付社債の新株予約権行使による新株発行100,000千円、新株予約権の行使による新株の発行78,633千円による資本金の増加89,316千円及び資本剰余金の増加89,316千円、株式報酬による自己株式の処分14,499千円によります。この結果、自己資本比率は40.8%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要の主なものはサービス提供に伴う人件費、外注費、地代家賃などの営業費用であります。運転資金については、自己資金、金融機関からの借入により充当することとしております。 当社グループの資金の流動性については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は545,918千円となっており、十分な流動性を確保していると考えております。 なお、重要な資本的支出の予定については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。 ③ 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。 ④ 経営者の問題意識と今後の方針 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、事業環境、事業内容、組織体制、法的規制など、様々なものが挙げられます。詳細については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりと認識しており、これらのリスクについては解消に努めていく所存であります。 ⑥ 当社グループの経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 当社グループは、企業価値の増大を図っていくために「売上高」「経常利益」を重要な経営指標としております。

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出典

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