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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

JFEシステムズ

JFE Systems, Inc.4832 · Standard · 情報・通信業

鉄鋼大手JFEグループのシステムインテグレーター。鉄鋼向け基幹系を軸に、DXや自社プロダクトで顧客業界を広げている。

概要

JFEシステムズは、JFEホールディングス傘下の情報システム企業である。鉄鋼・エンジニアリング・環境エネルギー分野向けに、基幹系から制御系までのシステム開発・運用を手掛ける。2025年3月期の連結売上高は640億円、営業利益76億円、従業員数は1,960人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する(証券コード4832)。

鉄鋼グループに根差したシステムインテグレーター

当社は1983年に川鉄システム開発として設立され、川崎製鉄(現JFEスチール)のシステム部門を段階的に移管されて成長してきた。現在も売上高の43.5%(2025年3月期)をJFEスチール向けが占める。しかし近年はグループ外への販売を強化しており、2025~2027年度の中期経営計画では重点成長領域(DX、ERP、基盤サービス)への事業ポートフォリオ転換を掲げ、2030年度に連結売上高850億円以上、営業利益120億円以上を目標とする。

五つの事業本部で構成される事業構造

2025年4月の組織再編後、当社はデジタル製造事業本部、ERPソリューション事業本部、基盤事業本部、産業ソリューション事業本部、スマートソリューション事業本部、鉄鋼事業本部の6事業本部制をとる。従来の事業区分では、DX事業、ソリューション・プロダクト事業、基盤サービス事業、ビジネスシステム事業、鉄鋼事業の5区分であった。鉄鋼事業本部はJFEグループ内向け、その他はグループ外も含む全業種向けにシステム開発・運用を提供する。

連結子会社と過去のM&A

連結子会社としてJFEコムサービス株式会社(2002年に川商インフォメーション・テクノロジーを子会社化、その後商号変更)と株式会社アイエイエフコンサルティング(2019年全株式取得)を有する。過去には北京科宝系統工程有限公司(1991年設立、2001年に持分譲渡で連結除外)、米国現地法人JSU,Inc.(2009年設立、2016年清算終了で連結除外)なども傘下に置いていた。2011年には株式会社エクサのJFEスチール向けアプリケーション開発・保守事業を吸収分割で承継している。

堅調な財務基盤と株主還元

2025年3月期の連結財務は、売上高574億円(前期比10.3%減)、営業利益63億円(同16.4%減)と減収減益であった。これは鉄鋼事業本部の大型システムリフレッシュ完了による作業量減少が主因である。一方、自己資本比率は67.3%(前期62.2%)と改善し、総資産は527億円と安定している。配当金の支払額は増加傾向にあり、2025年3月期の1株当たり配当金は150円(前期120円)である。

業界の中での役割はシステムインテグレーター(鉄鋼業界向けに強み)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
574億円
営業利益
63億円
営業利益率
11.0%
純利益
43億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01鉄鋼主力

主にJFEスチール及びJFEグループ会社向けに、販売、生産・物流、会計、原価、購買、需給、品質等の業務システムのSIを企画立案から行う。鉄鋼業界の業務知識を活かしたシステム開発・保守が強み。

主要顧客JFEスチール

主な製品・サービス1
鉄鋼向け業務システム
販売、生産・物流、会計、原価、購買、需給、品質等を管理するシステム。鉄鋼業界特有の業務プロセスに対応。

02製造・流通準主力

製造業や流通業向けに、販売、生産・物流、会計、原価、購買、需給、品質等の業務システムの開発・保守を提供。ビジネスシステム事業の一環として、幅広い業種の業務ニーズに応える。

主な製品・サービス1
製造・流通向け業務システム
販売管理、生産管理、物流管理、会計、原価管理等の業務を支援するシステム。業種ごとの特性に合わせてカスタマイズ。

03オフィス・製造現場・プラットフォーム準主力

DX事業として、オフィスソリューション、製造現場ソリューション、プラットフォーム構築サポートを提供。鉄鋼事業などの各事業分野と連携し、デジタルトランスフォーメーションを推進する。

04金融副次

金融業界向けに勘定系、年金等のシステム開発・保守を提供。ビジネスシステム事業の一環として、金融機関の基幹業務を支える。

主な製品・サービス1
金融向け勘定系システム
預金、為替、融資等の勘定系業務を処理するシステム。高い信頼性とセキュリティが要求される。

05全業界(ソリューション・プロダクト)副次

ソリューション・プロダクト事業として、自社開発及び他社より導入したソフトウェア商品の開発・販売とSIを提供。EAI、ERP、SCM、BI、原価管理、購買管理、人事給与、eコマース、システム連携、電子帳票、食品業界向け品質情報管理など、特定業務に特化したソリューションを展開。

主な製品・サービス5
EAIソリューション
企業内の異なるシステム間でデータを連携・統合するミドルウェア。業務プロセスの自動化を支援。
ERPテンプレート
基幹業務を統合管理するERPパッケージの導入テンプレート。業種別の標準プロセスを提供し、導入期間を短縮。
SCMソリューション
サプライチェーン全体の需給計画・在庫管理・物流を最適化するシステム。
BIソリューション
経営データを収集・蓄積・分析・報告するビジネスインテリジェンスツール。意思決定を支援。
食品業界向け品質情報管理システム
食品の品質情報を管理するシステム。トレーサビリティや品質保証に貢献。

06全業界(基盤サービス)副次

基盤サービス事業として、情報通信基盤の構築・運用とITインフラソリューションを提供。クラウドサービス、ITインフラ構築、サーバ仮想化、情報セキュリティ支援、音声クラウド、ネットワーク機器販売等を含む。

主な製品・サービス2
クラウドサービス
IaaS、PaaS、SaaS等のクラウド環境の構築・運用支援。システムの最適化とコスト削減を実現。
情報セキュリティ支援サービス
セキュリティ診断、監視、運用支援等を提供。企業の情報資産を保護。

製品と技術

デジタル製造:CPSプラットフォームとグローバルSCM

デジタル製造事業本部は、製造現場の制御と保全に焦点を当てたOT領域のソリューションを提供する。Cognite社のツールを活用したCPS(Cyber Physical System)プラットフォームの構築により、設備保全の効率化や品質向上を支援する。また、グローバルサプライチェーン管理にはKinaxis社のMaestroを採用し、需給予測・シミュレーションソリューションを軸に事業展開を進めている。これらのソリューションはグループ外の製造業にも販路を拡大している。

ERPソリューション:SAPとMicrosoftを軸としたパッケージ導入

ERPソリューション事業本部は、SAP社およびMicrosoft社のERPパッケージを中心に、主に製造業向けに導入・カスタマイズを行っている。周辺テンプレートやアドオンとして、原価管理システム、購買管理システム、人事給与システムなどを提供。これらのシステムはJFEグループ内での豊富な導入実績を背景に、グループ外企業へも販売されている。また、システム連携基盤(EAI)やeコマース分野も扱う。

基盤サービス:クラウド・セキュリティ・ネットワーク

基盤サービス事業本部は、情報通信基盤の構築・運用を提供する。具体的にはクラウドサービス、ITインフラ構築サービス、サーバ仮想化サービス、情報セキュリティ支援サービス、音声クラウドサービス、ネットワーク関連機器販売及びヘルプデスク等の付帯サービスがある。これらは顧客の業務システムを支えるITインフラ全体をカバーし、特にセキュリティとクラウド移行の需要が堅調である。

産業ソリューション:食品業界向け品質管理と電子帳票

産業ソリューション事業本部は、食品業界向けに品質情報管理システムや製法管理システムを提供する。また、電子帳票システム(帳票データの電子化)も主力製品の一つである。これらの製品は自社開発のソフトウェアを核とし、業種特化型のソリューションとして展開している。他にもBI(Business Intelligence)ツールを使ったデータ分析・報告システムも手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

鉄鋼向けSIer、収益安定も顧客集中に課題

業界は多様なシステムインテグレーターが存在し、同社は鉄鋼業界に特化したSIerとして知られる。主要顧客であるJFEHD向けが大部分を占める。売上高は約640億円(2025/3期)で、営業利益率は11.88%と高い収益性を示す。しかし2026/3期は減収減益見込みで、顧客の設備投資動向に影響を受けやすい。同業のソラコムやハッチ・ワークは規模が小さく、同社は中規模SIerとして安定したポジションにある。

強み

  • 営業利益率11.88%と業界平均を上回り、効率的な事業運営が強み。
  • 鉄鋼業界向けシステムに強みを持ち、専門性で他社と差別化。
  • JFEHDとの強固な関係により、安定的な売上を確保。
  • 自己資本比率が高く、財務体質は堅実。

課題

  • JFEHDへの依存度が高く、同社の業績悪化が直撃する可能性。
  • 2026/3期は売上高574億円、利益率10.98%と減少が見込まれる。
  • 鉄鋼業界の国内需要減退が、IT投資抑制につながるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がJFEシステムズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19928ミロク情報サービス648億円11.4倍
29790福井コンピュータホールディングス627億円14.5倍
34481ベース625億円15.0倍
42326デジタルアーツ625億円17.8倍
53854アイル615億円15.6倍
64832JFEシステムズ612億円14.3倍
73661エムアップホールディングス608億円19.9倍
87860エイベックス593億円15.4倍
93371ソフトクリエイトホールディングス580億円12.9倍
103668コロプラ559億円163.1倍
113932アカツキ556億円9.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

川崎製鉄のシステム子会社として設立された1983年

1983年9月、川崎製鉄(現JFEスチール)の情報システム部門を担う子会社として、当社(当時の商号:川鉄システム開発株式会社)が設立された。資本関係を活かし、1986年4月には川崎製鉄から本社システム部門の業務を移管され、1988年10月には工場システム部門も移管された。これにより鉄鋼一貫プロセスを支える基幹システムの開発・運用を一手に引き受ける体制が整った。

システムインテグレーター認定と合併による拡大

1990年2月、通商産業省よりシステムインテグレーターとして認定され、同年4月には幕張システムプラザを開設した。1993年8月には株式会社川鉄インテリジェントシステムズを吸収合併し、規模を拡大。1994年10月には川崎製鉄からシステム・エレクトロニクス事業部の営業を譲り受け、商号を川鉄情報システム株式会社に変更した。これにより同社は単なる内部部門ではなく、外販も視野に入れた独立したSI企業へと成長する。

上場とグループ再編の2000年代

2001年3月、東京証券取引所市場第二部に上場(証券コード4832)。上場前後の2000年には全社事業部門でISO9001認証を取得し、品質管理を強化した。2002年4月には川商インフォメーション・テクノロジー株式会社を連結子会社化(後にKITシステムズ、さらにJFEコムサービスに商号変更)。2004年12月には本社を千代田区丸の内に移転し、2006年12月には墨田区太平へと移転を繰り返した。

海外展開と事業承継の2010年代

2009年10月、米国に現地法人JSU,Inc.を設立したが、2016年6月に清算により連結範囲から除外された。2011年4月には株式会社エクサのJFEスチール及びそのグループ会社向けアプリケーション開発・保守事業を吸収分割により承継し、鉄鋼領域のシステム要員を拡充した。2018年1月には本社を現在の東京都港区芝浦に移転し、幕張システムプラザを閉鎖。2019年4月には株式会社アイエイエフコンサルティングの全株式を取得し連結子会社化した。

スタンダード市場移行と中期経営計画の策定

2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行。2025年度から2027年度までの3か年中期経営計画を策定し、DX・ERP・基盤サービスの重点成長事業へのシフトを打ち出した。2025年4月には組織再編を実施し、6事業本部制に移行。2030年度までに連結売上高850億円、営業利益120億円を目指す方針である。

年表28件を開く

1980年代

  • 1983年9月創業当社(当時の商号:川鉄システム開発株式会社)設立
  • 1986年4月川崎製鉄株式会社より本社システム部門業務を移管
  • 1987年2月川崎製鉄株式会社及びそのグループ企業を対象とした全国回線リセールサービス網(かわてつネット)完成
  • 1988年10月川崎製鉄株式会社より工場システム部門業務を移管

1990年代

  • 1990年2月通商産業省よりシステムインテグレーターとして認定
  • 1990年4月幕張システムプラザ開設
  • 1990年9月東京都(東京都知事)より電気通信工事業の営業許可取得
  • 1991年6月北京科宝系統工程有限公司設立(第16期~第18期 連結子会社)
  • 1992年11月東京都江東区豊洲に本社を移転
  • 1993年8月M&A株式会社川鉄インテリジェントシステムズを吸収合併
  • 1994年10月商号変更川崎製鉄株式会社よりシステム・エレクトロニクス事業部の営業を譲り受けて商号を川鉄情報システム株式会社に変更
  • 1996年3月北京科宝系統工程有限公司がISO9001認証取得
  • 1998年5月豊田事務所開設
  • 1998年7月川崎製鉄株式会社より情報システム部を移管
  • 1998年10月財団法人日本情報処理開発協会よりプライバシーマークの認証を取得
  • 1999年7月東京都江東区南砂に本社を移転

2000年代

  • 2000年3月全社事業部門でISO9001の認証取得
  • 2001年1月北京科宝系統工程有限公司に対する当社出資持分の譲渡に伴い、同社を連結の範囲から除外
  • 2001年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場(証券コード4832)
  • 2002年4月M&A川商インフォメーション・テクノロジー株式会社を連結子会社化(同社は商号を2003年7月にKITシステムズ株式会社に、2016年4月にJFEコムサービス株式会社に変更)
  • 2004年12月東京都千代田区丸の内に本社を移転
  • 2006年12月東京都墨田区太平に本社を移転
  • 2009年10月JSU,Inc.(米国現地法人)設立(第28期~第34期 連結子会社)

2010年代

  • 2011年4月株式会社エクサのJFEスチール株式会社及びそのグループ会社等向けアプリケーション開発・保守事業を吸収分割により承継
  • 2016年6月JSU,Inc.の会社清算の実質的終了に伴い、同社を連結の範囲から除外
  • 2018年1月東京都港区芝浦に本社を移転、幕張システムプラザ閉鎖
  • 2019年4月M&A株式会社アイエイエフコンサルティングの全株式を取得し連結子会社化

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所市場再編により、スタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2030年度まで850億円以上
  • 連結営業利益2030年度まで120億円以上
  • 配当性向50%目途

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオ転換

    DX、ERP、基盤サービスを重点成長領域とし、人材・投資をシフト。鉄鋼向け依存から脱却し、グループ外顧客への販路拡大やコンサルティング領域への拡大を進める。

  2. 02

    企業文化の変革

    個別分散型から事業間シナジー創出型へ転換。組織の一体感・エンゲージメント向上、全社経営目線の体制構築、未来志向による変化への柔軟対応を目指す。

  3. 03

    投資・財務戦略の強化

    手元資金と営業CF約565億円を原資に、研究開発・商品開発・M&A等へ250~300億円を投資。配当性向50%目途で株主還元を強化。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,960人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は861万円で、9期前と比べて+20.0%平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,750
2018年3月1,742
2019年3月71743.818.31,742
2020年3月73144.118.71,835
2021年3月73844.219.01,839
2022年3月74244.419.31,847
2023年3月75944.719.61,839
2024年3月77744.619.51,864
2025年3月83844.519.31,901400
2026年3月86144.119.01,960321

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率96.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    JFEホールディングス株式会社
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権68.1%
  • 国内
    JFEスチール株式会社
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権68.1%
  • 国内
    JFEコムサービス株式会社
    東京都 台東区
    議決権66.6%
  • 国内
    株式会社アイエイエフコンサルティング
    東京都 中央区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は574億円営業利益63億円前期と比べると減収減益で、売上が-10.3%、利益が-17.1%。

売上高
-10.3%
574億円
営業利益
-17.1%
63億円
純利益
-20.4%
43億円
営業利益率
11.0%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高600億円574億円
営業利益66億円63億円
純利益44億円43億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は127億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−16.4%、営業利益は−55.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q15312
2024年1Q1521811.812
2024年2Q1562214.115
2024年3Q1572012.714
2024年4Q1559
2025年2Q2993311.023
2025年4Q3414312.631
2026年2Q293279.218
2026年4Q2813612.825
2027年1Q12786.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は337億円から574億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は11.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月33795
2014年3月351116
2015年3月358178
2016年3月3702011
2017年3月3912313
2018年3月4032812
株式会社アイエイエフコンサルティングの全株式を取得し連結子会社化
2019年3月4263423
2020年3月4804832
2021年3月4654731
2022年3月5045637
2023年3月5656343
2024年3月6207550
2025年3月640767711.954
2026年3月574636511.043

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高574億円のうち、営業利益として残るのは63億円11.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.9%430億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.1%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.0%63億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.6pt
11.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
7.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
12.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
17.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが84億円、投資CFが−158億円で、差し引きのフリーCFは−74億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は134億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−11−6123
2014年3月20−17−6320
2015年3月33−17−61630
2016年3月37−16−62145
2017年3月39−17−72261
2018年3月270−72779
2019年3月40−19−82193
2020年3月60−28−1432111
2021年3月61−11−1850143
2022年3月52−17−1835160
2023年3月60−13−2747180
2024年3月74−13−2761213
2025年3月87−32−2855241
2026年3月84−158−32−74134

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は527億円。このうち返さなくてよい自己資本が367億円で、自己資本比率は67.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月190969448.9
2014年3月188998951.3
2015年3月20810610249.5
2016年3月21911510450.6
2017年3月23712611151.4
2018年3月25113811353.2
2019年3月28515712853.4
2020年3月33918615353.1
2021年3月36121115056.4
2022年3月39323915458.7
2023年3月42626815860.8
2024年3月46930016961.9
2025年3月53134118962.2
2026年3月52736716067.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
276億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
308億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
160億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中139位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中558位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,948で、1年前と比べて-7.6%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥1,948-2.6%1ヶ月+3.1%1年-7.6%時価総額612億円
過去52週の値幅
安値¥1,812高値¥2,469

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.3倍
PER (会社予想)14.0倍
PBR1.76倍
配当利回り3.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月前半にかけて上昇し、7月27日に2050円まで買われたが、その後は急落。7月30日に1914円と大きく下落し、8月3日には1910円で横ばい。25日線(1994.48円)を約4%下回り、75日線(1947.32円)も割り込んだ。200日線(2050.26円)からは約7%乖離。52週高値2469円からは22%下落。出来高は7月30日に5万3100株と増加し、売りが優勢。RSIは40.26と中立圏だが、短期トレンドは弱い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 62/100)

PERは14.06倍で業界平均29.92倍を大きく下回り割安感があるが、PBRは1.69倍で業界平均3.44倍を下回るものの、ROE12.5%を考慮するとやや割高。予想PER13.7倍と前期実績から業績はやや減益予想で、成長性は限定的。配当利回り3.66%は業界平均3.55%を上回り、配当性向53.2%と安定的だが、収益性とのバランスでは割高感が出る。総合的にやや割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.3倍47.9倍
PER (予想)14.0倍
PBR1.76倍2.96倍
ROE12.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は売上高640億円、営業利益76億円、営業利益率11.88%と好調。だが、2026年3月期予想は売上高574億円、営業利益63億円と減収減益見込みで、市場予想を下回る可能性がある。強気派は、グループ内の安定需要に加え、グループ外売上拡大やDX投資の追い風で中期的な成長が期待できるとみる。弱気派は、親会社依存度の高さや、鉄鋼業界の構造的な需要減退、IT投資の一巡による反動減を懸念。また、ROEは12.5%と資本効率は良好だが、成長性の鈍化が株価の重荷となり得る。

プラスに働く材料7
  • 安定収益基盤

    親会社グループからの継続的な受注により、売上高は増加傾向を維持

  • 高い営業利益率

    2025年3月期は11.88%と高水準、保守・運用などストック収入が寄与

  • DX需要の取り込み

    鉄鋼業界でもデジタル化需要が高まり、新しい案件獲得が期待される

  • 予想PER13.7倍は実績14.06倍を下回る決算発表後影響

    予想PER13.7倍が実績PER14.06倍を下回り、収益悪化が織り込み済みとの見方につながる

  • 配当利回り3.66%に上昇し下値支援継続影響

    株価が1年で26%下落した結果、配当利回りが3.66%まで上昇し、押し目買いを誘いやすい

  • 前期営業利益76億円の収益基盤が下支え通年影響

    2025/3期の営業利益76億円は2026/3期予想63億円を13億円上回り、業績の下振れ余地が限定的

  • ROE12.5%に対しPER14.06倍は割高でない通年影響

    ROE12.5%に見合うPER14.06倍で、収益性を考慮したバリュエーションは適正圏

マイナスに働く材料7
  • 減収減益予想

    2026年3月期は売上高・営業利益とも減少見込みで、成長停滞が懸念

  • 親会社依存

    売上の大部分がJFEグループ向けであり、グループ投資動向に左右されやすい

  • 鉄鋼業界の影響

    鉄鋼需要の低迷や設備投資抑制が、システム投資にも悪影響を及ぼすリスク

  • 2026/3期は減収減益予想で営業利益63億円通年影響

    売上高574億円は前期比66億円減、営業利益63億円は前期比13億円減と収益悪化が見込まれる

  • 営業利益率が11.88%から10.98%へ低下通年影響

    2026/3期予想の営業利益率10.98%は前期実績11.88%を0.90ポイント下回る

  • 株価1年で26%下落し下降トレンドが継続継続影響

    1年間で株価が26.29%下落しており、需給悪化がいつまで続くか不透明

  • 2026/3期の純利益43億円は前期比11億円減通年影響

    純利益が54億円から43億円へ11億円減り、増益期待が後退する

次の決算で確かめる点
グループ外売上比率
親会社依存脱却の進捗を示し、成長の多角化度合いを測るため
受注高
今後の売上高を先取りするため、受注残や新規受注動向が重要
営業利益率
収益性の維持・改善を確認し、コスト管理の妥当性を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+11.5%いまの株価に対する利回りは3.59%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
3.59%
いまの株価に対して
配当性向
53.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1128.0
2018年3月1313.634.9
2019年3月2170.029.8
2020年3月3041.231.9
2021年3月300.031.8
2022年3月3825.033.3
2023年3月4929.337.4
2024年3月6124.738.2
2025年3月610.837.5
2026年3月6811.553.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,777人。区分でいちばん多いのは事業法人69.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が71.1%を占め、残る28.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人69.369.369.369.569.569.7
個人・その他23.922.022.622.922.722.9
外国法人3.95.04.54.04.55.5
金融機関2.22.63.02.82.41.4
証券会社0.81.00.60.80.80.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01JFEスチール株式会社65.15
02JFEシステムズ社員持株会6.65
03JFEプラントエンジ株式会社1.27
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.17
05光通信KK投資事業有限責任組合0.93
06野村信託銀行株式会社(投信口)0.87
07STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.68
08アトラス情報サービス株式会社0.64
09JFEアドバンテック株式会社0.64
10JFE物流株式会社0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−98%、1株純資産は14期で−99%。直近期のROEは12.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6,408117,9715.512.533.8
2014年3月711,2275.911.634.0
2015年3月1061,3098.412.128.2
2016年3月1441,41010.67.825.2
2017年3月8177510.910.428.0
2018年3月788509.612.734.9
2019年3月14897016.38.629.8
2020年3月2031,14419.27.331.9
2021年3月9864916.19.431.8
2022年3月11973517.110.633.3
2023年3月13882417.79.537.4
2024年3月15892418.112.238.2
2025年3月1731,05117.59.237.5
2026年3月1361,12912.514.953.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額144百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
大木哲夫代表取締役 社長65
新井幸雄取締役59
三澤義博取締役59
矢崎雄大取締役57
竹田年朗取締役65
保々雅世取締役66
松井毅浩常勤監査役63
我妻由佳子監査役64
江里健哉監査役54
生田淳常務執行役員
森弘之常務執行役員
仲村基志常務執行役員
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
田村哲哉常務執行役員
坂上八州起常務執行役員
堀部寛貴常務執行役員
渡邉崇執行役員
柴田卓執行役員
中谷充宏執行役員
阪上智広執行役員
吉田健二執行役員
渡辺宏昭執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7841510014
社外取締役4444411

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,151字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社、連結子会社JFEコムサービス株式会社及び株式会社アイエイエフコンサルティング(以下、当社グループという)は、情報システムの企画、設計、開発、運用、保守を行うシステム・インテグレーション(SI)に加え、特徴あるソリューションや自社プロダクトを活用したシステムの構築及び業務システムを支えるITインフラソリューションを主たる業務としております。主な事業内容は以下のとおりであります。 <DX事業> 鉄鋼事業をはじめとする各事業分野と連携を取りつつDXビジネスを推進しております。 (主な対象分野) ・オフィスソリューション、製造現場ソリューション、プラットフォーム構築サポート <ソリューション・プロダクト事業> 自社開発及び他社より導入したソフトウエア商品の開発、販売及びそれらを適用したSIを行っております。 (主な対象分野) ・EAI ・ERP及び周辺テンプレート ・SCM ・BI(*1) ・原価管理システム、購買管理システム、人事給与システム ・eコマース、システム連携 ・電子帳票システム(帳票データの電子化) ・食品業界向け品質情報管理システム、製法管理システム (*1) BI:Business Intelligence 経営・会計・情報処理などの組織のデータを収集・蓄積・分析・報告することで、経営上などの意思決定に役立てる手法や技術のこと。 <基盤サービス事業> 情報通信基盤の構築、運用及びそれらを利用したITインフラソリューションを提供しております。 (主な対象分野) ・クラウドサービス ・ITインフラ構築サービス ・サーバ仮想化サービス ・情報セキュリティ支援サービス ・音声クラウドサービス ・ネットワーク関連機器販売及び付帯サービス(ヘルプデスク等) <ビジネスシステム事業> 顧客の多様な業務ニーズに対応した、各業種・分野の業務システムのSIを行っております。 (主な対象分野) ・製造、流通業界向け:販売、生産・物流、会計、原価、購買、需給、品質等のシステム開発、保守 ・金融業界向け:勘定系、年金等のシステム開発、保守 <鉄鋼事業> 主にJFEスチール株式会社及びJFEグループ会社向けの業務システムのSIを企画立案から行っております。 (主な対象分野) ・鉄鋼業界向け:販売、生産・物流、会計、原価、購買、需給、品質等のシステム開発、保守 ※当社は2025年4月1日付けで組織再編を実施し、6つの事業本部制に移行しております。 ①デジタル製造事業本部(DX) ②ERPソリューション事業本部 ③基盤事業本部 ④産業ソリューション事業本部 ⑤スマートソリューション事業本部 ⑥鉄鋼事業本部 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,420字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 当社グループの企業理念体系 当社の存在意義を「パーパス」として言語化するとともに、パーパスの体現に向けて共有する価値観である「バリュー」を、率先する行動概念として「行動指針」を制定しております。 当社グループの理念体系はこの「パーパス」「バリュー」「行動指針」で構成され、社員が実際の業務に取り組む際によりどころとする基軸を示すとともに、社外に対して当社が何を信じ、どのように社会に貢献していくのかを示しております。 ①パーパス 社員が共感できる当社の存在意義。当社はこのパーパスの浸透と定着を通して、社員エンゲージメントを強化し、業務に対する社員の自主的貢献意欲を高め、持続的な成長と社会的な貢献を目指します。 はたらくをスマートに。はたらく人にスマイルを。 企業中心の時代から、人間中心の時代へ。業務を正確に、効率的にするだけでなく、はたらく人を夢中に、創造的にしてくれるITが求められている。私たちは、そんなITを「スマートフル(Smart+Heartful)IT」(*)と呼んでいます。JFEシステムズは、ITのプロフェッショナルとして、人のつながりを大切に、世の中の「こうなりたい」という想いに向き合い、スマートフルITの力で 「できるんだ!」を広げます。 (*)「スマートフル(Smart+Heartful)IT」当社パーパスをシンプルに表現したブランドシンボル ②バリュー 組織内で共有する価値観。当社は「スマートフルIT」の体現に向け、下記の5つの価値観を共有・重視します。 (a) Smart 理にかなった思考で、常識を変え、はたらくをカッコよく。(b) Collaborate ナレッジ共有と多彩な知のつながりで、新たなアイデアを。(c) Empower 「こうなりたい」に向き合い、学び、はたらくを創造的に。(d) Challenge 考え抜いた挑戦には、失敗はない。新たな学びがある。(e) Speed 変化の激しい時代、スピードは圧倒的な価値を生み出す。 ③行動指針 組織として優先する行動。当社は「人のつながり」を重視した組織文化が、組織のメンバーの能力発揮に大きな影響を与えるという考え方を重視し、人と人との関係性(Good Relationships)を行動指針の柱とします。 「スマートフルIT」実践に向け、GOOD RELATIONSHIPSをなにより大切にします。 (2) 経営環境、経営戦略等、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2025~2027年度までの3か年を対象とした中期経営計画を策定しております。 また、社会的価値の提供、事業規模の拡大、企業価値の向上により、スマートフルITを実現していくことを2030年度に目指す姿とし、具体的な数値として2030年度に連結売上高850億円以上、連結営業利益120億円以上を目標として掲げております。2025~2027年度の本中期経営計画は、その目標に向け事業ポートフォリオの抜本的再構築のための準備期間と位置付け、2028~2030年度に量的にも質的にも変化していくことを目指しております。 本中期経営計画については、売上高、利益ともに2025年度に鉄鋼事業本部の売上高の減少を主因として一旦落ち込むものの、2027年度には2024年度実績を上回る計画としております。 『企業としての成長・事業間の協力連携・お客様との共創』をテーマに、JFEスチールとの取引で培った実績を強みとして、社会に貢献し、持続的に成長する企業を目指しております。具体的には、重点成長事業(DX、ERP、基盤サービス)への事業ポートフォリオ転換の推進、会社の持続的な発展と成長を目指した企業文化の変革、本中期経営計画3か年の事業活動により創出されるキャッシュと手元資金を活用した投資・財務戦略の強化を3つの基本戦略に定め、取り組んでおります。 戦略の要諦の詳細は以下のとおりです。 1. 事業ポートフォリオ転換 重点成長領域の事業強化を推進し、持続的成長を実現する経営体質への変革を目指しております。DX、ERP、基盤サービスを重点成長領域として、人材や投資資金の大胆なシフトを行い、事業ポートフォリオの転換を進めております。また、顧客の経営課題に向き合い、コンサルティングを通じて顧客と一緒に課題解決に取り組む人材の確保・育成を進めております。 ○ 重点成長事業の事業戦略 ・DX(デジタル製造) デジタル製造事業においては、高度で複雑な製造設備制御や人手不足、危険な環境のなかでの設備保全などの市場ニーズに対応したソリューションとして、Cognite社のツールを活用したCPS(*1)プラットフォームの構築といったOT領域への取り組みを更に進め、グループ外のお客様へ販路を広げております。また、スピードと複雑化が更に進むグローバルSCM領域においては、Kinaxis社のMaestroを活用した需給予測・シミュレーションソリューションを軸とした事業展開を進めており、今後も機能拡張などに対応した先端ソリューションラインナップを適時に提供しております。 また、これまでのソリューション提供を通じて新たに浮き彫りになったお客様の業務における課題を商機と捉え、新たなアプローチによるビジネスモデルの確立を図っております。 リソース面では、お客様の業務に深く入り込み、グローバル視点で上記戦略を実行推進する能力を備える人材の育成・確保を進めております。 (*1):Cyber Physical System 現実(Physical)のデータを仮想(Cyber)空間に再現し、モニタリングやシミュレーションを通じて、設備保全の効率化、品質向上、開発のコストダウンや期間短縮を図るシステム ・ERPソリューション ERPソリューション事業においては、SAP社、Microsoft社のERPパッケージを中心に、主に製造業向けのお客様や当社の他の商材を導入いただいているお客様をターゲットとした拡販・事業拡大を図っております。 当社は原価管理や購買業務といった領域でERPとの親和性が高い特徴ある商材を保有しており(原価管理システム:J-CCOREs、購買システム:Prociec)、これらの商材をリードとしたERP導入事業の拡大、また、既にERPを導入いただいているお客様へこれらの周辺ソリューションを提供することによる提供付加価値の向上を進め、商材間のシナジーによる事業拡大を進めております。 更には、顧客の経営課題・業務課題に関する相談から最適なITソリューションを提案するコンサルティング領域への業務拡大を図り、これらシナジーの創出、提供付加価値の拡大を一層強化しております。 ・基盤サービス 基盤サービス事業においては、あらゆるITソリューションに関わるITインフラ事業として、近年の大規模ネットワーク化、グローバル化、SaaS化といったITトレンドに伴い急速にニーズが高まっているサイバーセキュリティ技術やクラウド技術・運用といった領域を中心に、部門横断での強化・活用に向けた活動を進め、事業拡大を図っております。ITインフラサービス事業はもとより、当社が展開する各種ソリューション、アプリケーションに求められるクラウド化ニーズにも対応し、それぞれの商品価値を高め、各事業の一層の成長に資するITインフラ戦略を展開しております。 上記、重点成長事業における戦略展開に際しては、JFEグループで培った知見はもとより、高いシェアを持つ食品業界向けソリューションや電子帳票ソリューション、大手企業様向けに業務システムをカスタム開発・保守する産業ソリューション事業といった、良質で強固な顧客基盤を持つ事業アセットを有効に活用し、重点成長事業を軸とした事業ポートフォリオを構築しつつ全社で最大限のシナジー効果を目指していくことを基本戦略としております。 2. 企業文化の変革 技術の進化や産業構造変化のスピードが速いIT産業界において将来に亘り持続的な成長を果たしていくには、市場変化への感度を高くもち、技術進化への追従とともに常に時代にあったビジネスモデルを具現化していく機能を組織として備えておくことが重要と考え、そのような企業文化を実現するための様々な施策を推進しております。組織の一体感やエンゲージメントの向上、事業成長へつながるイノベーションを促すため、個別分散型の事業展開から、事業間のシナジー創出につながる事業構造・事業運営への転換を目指しております。また、長期的な視点からの成長を図るため、事業部を事業本部の下に集約し、組織体制を一体化・強化することで、人材や顧客基盤、技術等の柔軟な最適運用を進めております。 企業文化の変革に向けた方針 [連携意識の醸成] ・ 個別分散型の事業展開から事業間のシナジー創出を目指す事業構造へ転換 ・ 組織の一体感やエンゲージメントの向上、事業成長へつながるイノベーションを促進 [全社経営を意識した組織体制の構築] ・ 長期的な成長と安定経営のため、組織全体での一体化を目指した体制へ変革 ・ 全社経営目線での事業成長を目指す [「あるべき姿」の追求] ・ あるべき姿、自らがありたい姿を考える=未来志向により、現状とのギャップの認識を通じて社会や環境の変化に柔軟に対応する企業へ 「1. 事業ポートフォリオ転換」と「2. 企業文化の変革」について取り組む全社施策は、以下のとおりです。 全社施策   基本戦略との対応 事業PF転換   企業文化の変革 ① 事業本部編成の再編意思決定スピードと事業間のシナジー創出を加速させる。   ○   ○ ② 役員ローテーションの実施社内の新陳代謝を促し、組織の柔軟性を向上させる。   ○   ○ ③ 全社横断組織の設置ビジネスアセット、技術、人材を全社で連携・活用する事業運営を推進し、成長に向け事業間の連携意識を醸成する(人材、技術、顧客)。   ○   ○ ④ 処遇制度の充実化ハイスペック人材の確保及びリテンション策へつなげる。   ○ ⑤ 人材ローテーションの制度化現有リソースに制約されない事業体質を構築するとともに、培ってきたノウハウを幅広く活用、共有できる環境を整える。   ○   ○ ⑥ 社内研修プログラムの刷新上流工程、コンサル人材の育成を促進するプログラムを構築し、実施する。   ○   ○ ⑦ 人材育成ノウハウの構築・共有早期戦力化により事業成長スピードを加速する。   ○ ⑧ M&Aの実行支援着実な成長とシナジーを創出し、戦略実行スピードを加速する。   ○ 3. 投資・財務戦略の強化(キャッシュアロケーション) これまでの事業成果による手元資金240億円(2025年3月末時点)と、本中期経営計画3か年の事業活動により創出される営業キャッシュ・フロー約325億円(注)の合計約565億円は、将来の成長に資する活動への積極投資と、従来以上の株主還元を進める原資とし、成長戦略の実践と資本効率の改善を進め、更なる企業価値の向上を図っております。 (注)営業キャッシュ・フローは、費用項目である研究開発費及び人的資本投資(計80億円/3年間)の控除前の数字です。控除後の営業キャッシュ・フローは約245億円となります。 本中期経営計画3か年の投資及び株主還元計画は、以下のとおりです。 項目   計画 ● 研究開発費技術力向上と新たなビジネスモデル構築に向けた戦略的な投資(生成AI活用研究、技術・市場調査 等)   15億円/3年間 ● 商品開発・サービス提供投資新商品開発及び事業拡大に対応した投資(自社開発パッケージの商品改良・新機能・クラウドネイティブ化、JFEグループ向けPC・モバイル端末管理 等)   75億円/3年間 ● 社内システム・設備投資経営基盤の整備、生産性向上に向けた投資(社内基幹システムの更新、営業ポータル・商品サイトの更新、事務所設備、業務効率化 等)   45億円/3年間 ● 人的資本(人材開発・育成費)事業成長の礎となる人材確保、育成、処遇改善、エンゲージメント向上施策への投資   65億円/3年間 ● 戦略投資(M&A)成長事業を中心に、技術・開発力強化やシナジー創出が可能な企業とのM&A、資本提携及び事業ポートフォリオの拡充・深化を補完する戦略投資   50~100億円/3年間 <投資計画 合計>   250~300億円/3年間 ● 株主還元自社株買いも視野に入れた株主還元施策を推進   配当性向50%目途 (3) 目標とする経営指標 当社は、お客様へのより高度なサービスにつながる新たな商品開発や事業開発投資を行うべく、事業規模の拡大と利益率の向上に取り組んでおります。そして、その結果として、株主の皆様への利益還元をさらに充実させてまいります。経営指標としては売上高及び売上高経常利益率(ROS)、社員一人当たり付加価値生産額による経営の効率性も重視し、これらの拡大、向上に努めております。
事業等のリスク1,462字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは、企業向けのコンピュータシステムの企画、設計、開発、運用保守を行うシステム・インテグレーションを主たる業務としております。当社グループの収益性は多様な要因により左右されます。当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは次の通りであります。 (1) 国内景気と顧客のIT投資動向 当社グループの顧客は、製造、流通、金融、サービス等の様々な業界に広がっております。従って、経済の状況を背景とした顧客のIT投資・需要動向は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼします。また、当社グループは、各需要業界における顧客企業からの受注獲得に際しては、競合他社との競争に直面しております。以上に起因する経営成績等への影響は必ずしも見通せるものではありませんが、これらのリスクを回避すべく、当社グループでは、顧客企業の需要動向等を把握・予測した上で、当該動向に見合った要員配置を行うなど、当社グループの経営成績等への影響を最小限とすべく各種対策を講じております。 (2) 情報システム構築に関するリスク 当社グループは、顧客の情報システム構築を請負契約で受託する場合もあり、その際は顧客の要求に沿った情報システムを納期までに完成させる責任を負います。そこには、技術面・品質面等様々なリスクが存在するため、そのリスクが顕在化した場合には開発スケジュールの遅延や開発コストの増加を通じて、当社グループの経営成績等を悪化させる可能性があります。当社グループではこのリスクが顕在化する可能性を常に意識しながら開発業務にあたっており、当社規程に則して組織されるプロジェクト評価の会議体がリスク評価・プロジェクト管理を支援する体制を整備し、リスクの顕在化を未然に防ぐよう努めております。 (3) 情報セキュリティに関するリスク 顧客企業から入手した個人情報や機密情報の流出、外部からのコンピュータウィルスの進入、知的財産権の侵害等の発生により、社会的信用の低下や訴訟、損害賠償等の事態が発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクの顕在化の可能性について見通すことは困難でありますが、これらのリスクの顕在化を回避すべく、当社グループでは、全てのJFEグループ会社を対象としたセキュリティ体制であるJFE-SIRT(*)への参画を通じ、当社グループのみならずJFEグループ各社の情報セキュリティ強化に寄与しております。 (*) JFE-SIRT(サート):JFE-Security Integration and Response Team 高度化するサイバー攻撃や情報漏えいリスクからJFEグループ内の情報資産を守ることを目的とした情報セキュリティ・インシデント対応チーム (4) 大規模災害等に起因する事業活動への影響 地震等の大規模な自然災害や伝染病発生により、当社グループの従業員の多くが被害を受けた場合や主要な事業所、設備等が重大な損害を被った場合には、事業活動が制約を受け、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。自然災害や伝染病の発生時期を予見することはできませんが、これらの事象が発生した場合の当社グループの事業活動への影響を極力小さくするために、当社グループでは社員及び協力会社社員を対象にした在宅勤務制度や必要な情報通信機器の整備など、極力、事業活動が制約を受けないようにするための各種施策を推進しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,440字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、物価上昇の影響が継続する中、雇用・所得環境の改善や企業収益の底堅さを背景に、設備投資やデジタル関連投資を中心として、緩やかな回復基調が続きました。情報サービス業界においても、企業のDX推進や業務効率化の取り組みを背景に、基幹システムの刷新、クラウド活用、セキュリティ対策等に関する需要が堅調に推移しました。 このような事業環境の下、当社グループは、2025~2027年度の3か年の中期経営計画を策定し、『企業としての成長・事業間の協力連携・お客様との共創』をテーマに、JFEスチールとの取引で培った実績を強みとして、社会に貢献し、持続的に成長する企業を目指します。具体的には、重点成長事業(DX、ERPソリューション、基盤サービス)への事業ポートフォリオ転換の推進、会社の持続的な発展と成長を目指した企業文化の変革、本中期経営計画3か年の事業活動により創出されるキャッシュと手元資金を活用した投資・財務戦略の強化を3つの基本戦略に定め、取り組んでおります。 当連結会計年度の営業成績につきまして、売上高は、重点成長領域である基盤事業本部、ERPソリューション事業本部、デジタル製造事業本部を中心に拡大したものの、鉄鋼事業本部の製鉄所システムリフレッシュ事業完遂に伴う作業量減少を主因として前期に比べ減収となりました。また、利益面では、売上高の減少に加え、成長基盤強化のための研究開発、社内システム投資、及び当事業年度の事業計画に沿った人材採用・育成費用の増加等により、減益となりました。これらにより、連結売上高は6,561百万円(10.3%)減の57,411百万円、営業利益は1,243百万円(16.4%)減の6,346百万円、経常利益は1,214百万円(15.8%)減の6,454百万円となりました。また、保有する非上場株式に係る投資有価証券評価損を計上したことによる影響もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,177百万円(21.6%)減の4,266百万円となりました。 ※経営成績の金額増減は前連結会計年度比で記載しています。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは8,448百万円の収入と、293百万円減少しました。これは、売上債権(残高)が2,900百万円減少している一方で、税金等調整前当期純利益が1,495百万円減少、仕入債務(残高)が1,570百万円減少したこと等が主な要因です。 投資活動によるキャッシュ・フローは15,849百万円の支出となり、12,669百万円増加しました。これは、期間が3ヶ月を超える定期預金の預入額が14,150百万円増加したこと等が主な要因です。 財務活動によるキャッシュ・フローは3,202百万円の支出となり、410百万円増加しました。これは、配当金の支払額が298百万円増加したこと等が主な要因です。 その結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は期首残高に比べ10,603百万円減少し13,450百万円となっております。なお、現金及び預金残高は3,547百万円増加し27,560百万円となりました。 ※キャッシュ・フローの金額増減は前連結会計年度比で記載しています。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 情報サービス   44,229,772   △11.8 合計   44,229,772   △11.8 (注)1 上記金額は製造原価で記載しております。 2 当社の報告セグメントは情報サービス単一セグメントであります。 ロ 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 情報サービス   54,588,787   △18.6   23,063,589   △10.9 合計   54,588,787   △18.6   23,063,589   △10.9 (注)1 当社の報告セグメントは情報サービス単一セグメントであります。 ハ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 情報サービス   57,410,583   △10.3 合計   57,410,583   △10.3 (注)1 当社の報告セグメントは情報サービス単一セグメントであります。 2 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) JFEスチール株式会社   33,602,230   52.5   24,951,566   43.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析 イ 経営成績 (金額単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 金額   比率 売上高   63,972   57,411   △6,561   △10.3% 売上総利益   15,084   14,424   △660   △4.4% (売上総利益率)   23.6%   25.1% 営業利益   7,589   6,346   △1,243   △16.4% (売上高営業利益率)   11.9%   11.1% 経常利益   7,667   6,454   △1,214   △15.8% (売上高経常利益率)   12.0%   11.2% 親会社株主に帰属する当期純利益   5,442   4,266   △1,177   △21.6% (親会社株主に帰属する当期純利益率)   8.5%   7.4% 総資産   53,066   52,725   △341   △0.6% 負債合計   18,921   16,027   △2,894   △15.3% 純資産   34,145   36,698   +2,553   +7.5% 自己資本比率   62.2%   67.3% 当連結会計年度の営業成績につきまして、売上高は基盤事業本部、ERPソリューション事業本部、デジタル製造事業本部といった重点成長事業、並びにスマートソリューション事業本部を含め、総じて堅調に推移しました。一方で、鉄鋼事業本部の製鉄所システムリフレッシュの完遂に伴う作業量減少の影響を主因として、前連結会計年度に比べ減収となりました。利益面では減収影響に加え、全社成長戦略に基づき、営業活動強化のための販売費、成長基盤強化を目的とした研究開発費、社内システム投資、並びに当連結会計年度の事業計画に沿った人材採用・育成費用が増加したことにより、減益となりました。これらにより、連結売上高は6,561百万円(10.3%)減の57,411百万円、連結営業利益は1,243百万円(16.4%)減の6,346百万円、連結経常利益は1,214百万円(15.8%)減の6,454百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、保有する非上場株式に係る投資有価証券評価損を計上したことによる影響もあり、1,177百万円(21.6%)減の4,266百万円となりました。 ロ 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、製鉄所システムリフレッシュ完遂に伴う売掛金の回収進展、有形固定資産の償却などにより、341百万円減(0.6%減)の52,725百万円となりました。 負債合計は、買掛金やリース債務等の減少により、流動負債、固定負債ともに減少し、2,894百万円減(15.3%減)の16,027百万円となりました。 純資産は、剰余金の配当に伴う減少を、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う増加が上回ったことを主因に、2,553百万円増(7.5%増)の36,698百万円となりました。 ※財政状態の金額増減は前連結会計年度末比で記載しています。 ② 資本の源泉及び資金の流動性に係る情報 イ キャッシュ・フロー 営業活動により得られたキャッシュ・フローは、8,448百万円の収入となりました。前連結会計年度比では減少となったものの、過去最高を記録した前年度に次ぐ高水準を維持しました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益が6,172百万円となったこと、売上債権の回収により2,956百万円増加したこと等であります。 投資活動に使用したキャッシュ・フローは、3か月超の定期預金の純増加額14,150百万円、固定資産の取得による支出1,339百万円により、15,849百万円の支出となりました。 また、財務活動に使用したキャッシュ・フローは、現中期経営計画(2025~2027年度)の配当方針である配当性向50%目途に沿った配当を実施し、非支配株主への配当金を含む配当金の支払を2,067百万円実施したこと、リース債務の支払額が1,136百万円となったこと等により3,202百万円の支出となりました。 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は13,450百万円となりました。なお、3か月超の定期預金の期末残高は14,150百万円と合わせた現金及び預金残高は27,560百万円(前連結会計年度末比3,547百万円増)となっております。 ロ 資金需要 当社グループの資金需要のうち主なものは、システム開発に係る人件費、外注費及びシステム製品等の購入に係る費用、並びに販売費及び一般管理費としての人件費及び諸経費であります。これに加え現中期経営計画では、研究開発費、商品開発やPCのライフサイクルマネジメントなどサービス提供型投資、社内システムや設備投資、人的資本、M&A等の戦略的投資等に積極的に資金を充当していくこととしております。 ハ 財務政策 当社グループの資金需要は、システム開発工程において発生する人件費、外注費、システム製品等の購入に係る費用及びその他経費からなる短期運転資金が中心でありますが、それに加えM&A等の事業投資への資金需要も生じます。短期運転資金については、発生する費用の回収は売上代金の入金をもって、その多くが完了することになりますが、M&A等の事業投資への資金需要については、通常資金の回収が長期間に亘ることとなるため長期投資資金を確保することが必要となります。 当社グループでは、ここ数年間は短期運転資金及び長期投資資金のいずれも自己資金で賄っており、現中期経営計画においても資金需要を充たすための資金は営業活動によって得る計画としております。今後も資金需要の充足手段は主に自己資金とすることに変わりはありませんが、将来の当社グループの資金状況や長期投資資金の規模等の状況によっては、外部資金を活用する可能性もあります。 また、当社グループでは現中期経営計画において、これまでの事業成果による手元資金と事業活動から創出されるキャッシュは、将来の成長に資する積極的な投資と従来以上の株主還元を進め、成長戦略の実践と資本効率の改善の原資としております。具体的な現中期経営計画におけるキャッシュアロケーションは、11ページ 3. 投資・財務戦略の強化(キャッシュアロケーション)の表に記載しております。 ③ 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なもの イ 関係会社株式及びのれんの評価 連結貸借対照表に掲記しているのれんは、企業・事業買収における当該企業・事業の時価純資産の額を超えた収益力の実現を前提としております。この超過収益力は、当該企業・事業が属するビジネスドメインの成長性及び連結グループ間の相互補完による拡販効果等を見込んだ事業計画をベースに算定しており、この事業計画を想定通りに実行することが内外環境の変化等により困難となり、結果として関連する株式等の実質価額が著しく低下した場合には、連結貸借対照表でのれんを減額し、評価差額を認識した事業年度の損失とする可能性があります。 ロ ソフトウエア開発契約に係る開発原価総額の見積り ソフトウエア開発契約に係る開発原価総額の見積りは、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通り、案件ごとに専門的な知識と経験を有するプロジェクト・リーダーが個別に行っておりますが、「事業等のリスク」において記載したように、開発工程における技術面・品質面等の様々なリスクが存在するため、これらリスクが顕在化した場合に以降の年度の損益に影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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