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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ラストワンマイル

Last One Mile Co.,Ltd.9252 · Growth · サービス業

コンタクトセンター運営のノウハウを基盤に、アライアンス事業やホテル運営受託など複数のサービスを展開する企業。

概要

ラストワンマイルは、東京都豊島区に本社を置くサービス業企業である。2012年の創業以来、光回線や電力、宅配水などの生活関連サービスの販売代理に加え、コンタクトセンター運営やホテル運営受託、集合住宅向け無料インターネット設備の提供など多角的な事業を展開する。2025年8月期の売上収益は155億円、従業員数は313名。

アライアンス事業を核とする販売モデル

同社の主力はアライアンス事業であり、不動産管理会社や顧客基盤を持つ企業から紹介された見込顧客に対し、自社サービス「まるっとひかり」(光回線)や「まるっとでんき」(電力)、提携先の宅配水などを販売する。2025年8月期の販売実績上位先は株式会社ライフイン24(21.3億円)とプレミアムウォーター株式会社(16.3億円)である。ストック型収益(継続利用料やインセンティブ)は68.1億円に達し、収益の安定化に寄与する。

集合住宅向け設備投資とBPO事業の多角化

集合住宅向け無料インターネット事業では、マンションやアパートに通信設備を導入し、入居者に無料インターネットを提供する。設備設置後は毎月の接続料収入が得られるストックモデルである。コンタクトセンター事業は官公庁や飲食店等からの委託で顧客対応を代行。ホテル運営受託事業は成果報酬での運営代行、リスティング・メディア事業は広告運用やLP制作で顧客を直接獲得する。これら5事業を単一セグメントで運営する。

313人の従業員と東京・宮城の拠点

本社は東京都豊島区東池袋に置く。子会社を通じて仙台営業所や福岡営業所なども運営する。従業員数は連結で313名(2025年8月期)。グループは当社、連結子会社7社(ブロードバンドコネクション、キャリア、ベンダー、HOTEL STUDIO、CITV光、SHC、第9回新株予約権信託)で構成される。創業時は資本金50万円でスタートしたが、M&Aと成長により2025年8月期の売上収益は155億円に拡大した。

業界の中での役割は顧客接点サービス企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
155億円
営業利益
11億円
営業利益率
7.1%
純利益
7億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2023/8
事業売上構成比利益利益率
他社サービス(フロー型収益)54億円57.4%
自社サービス(ストック型収益)40億円42.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01アライアンス主力

不動産管理会社などが保有する顧客を紹介してもらい、自社サービスや提携事業者のサービスを提案・販売する。顧客紹介モデルで成約につなげる。

主な製品・サービス1
アライアンス事業
パートナー企業からの紹介で、見込顧客に自社サービスや他社サービスを販売。

02コンタクトセンター主力

官公庁、不動産管理会社、飲食店等からの委託で、顧客対応業務や問合せ対応を代行。自社コンタクトセンターを活用。

主な製品・サービス1
コンタクトセンター運営
委託企業の顧客対応を受託し、問合せの受付・対応を行う。

03集合住宅向けインターネット準主力

マンションやアパートの所有者負担でインターネット設備を設置し、入居者に無料で提供。物件の付加価値向上を支援。

主な製品・サービス1
無料インターネット
集合住宅にインターネット設備を設置し、入居者が無料で利用できるサービス。

04ホテル運営受託準主力

ホテル所有者から集客や清掃等の運営を成果報酬で受託。運営ノウハウを活かした事業。

主な製品・サービス1
ホテル運営受託
ホテルの集客・清掃などの運営を成果報酬で受託。

05リスティング・メディア副次

自社のマーケティングノウハウを活用し、リスティング広告やランディングページを運用。顧客への直接流入を獲得する。

主な製品・サービス2
リスティング広告運用
検索連動型広告を運用し、ウェブサイトへの集客を支援。
ランディングページ制作
広告効果を高めるランディングページを制作。

製品と技術

「まるっとひかり」と「まるっとでんき」の自社サービス

自社サービスの中核は光回線「まるっとひかり」である。2016年に「Best光」として提供を開始し、2019年に現名称に変更。集合住宅向け無料インターネット事業の設備を利用したサービスも含む。電力サービス「まるっとでんき」(旧全国住宅電気)もストック型収益の柱で、顧客の毎月の利用料から収益を得る。これらの自社サービスは「まるっとシリーズ」としてブランド統一されている。

アライアンス先を通じた宅配水・各種ライフライン販売

アライアンス事業では、自社サービス以外に提携先のサービスも販売する。特に宅配水ではプレミアムウォーター株式会社の製品を扱い、2025年8月期には16.3億円の販売実績がある。また、株式会社ライフイン24との提携で電気・ガスなどのライフラインサービスも提供する。販売後の継続インセンティブがストック型収益に加算される仕組みである。

BPO事業:コンタクトセンターとホテル運営受託

コンタクトセンター事業では、官公庁や不動産管理会社から委託を受け、入居者対応や各種問い合わせ業務を代行。IT化による効率化を強みとする。ホテル運営受託事業は、ホテル所有者から集客や清掃等の運営を成果報酬で受託する。これらBPO事業は安定したフロー収益を生み出す。リスティング・メディア事業では自社の広告運用ノウハウを活用し、顧客からの直接受注を獲得する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

中堅人材派遣で急成長、内需中心

ラストワンマイルは人材派遣・請負を中心とし、売上高は2023年8月期の94億円から2025年8月期には155億円と倍増近い成長を見せた。サービス業セクター内ではジンジブやダイブグループが類似の事業を展開するが、特にラストワンマイルは物流・軽作業分野に特化し、人手不足を追い風に急拡大している。営業利益率は7%前後で安定しており、収益性を保ちつつ規模を拡大している。しかし、売上の大部分が国内の労働需給に依存するため、景気後退や人件費上昇の影響を受けやすい。また、同業他社との競争が激しく、差別化戦略が今後の鍵となる。

強み

  • 売上高が2年で94億円から155億円へ65%増、高成長を実現。
  • 営業利益率は7%台を維持し、規模拡大と収益性を両立。
  • 物流・軽作業分野に特化し、人手不足の需要を確実に取り込む。
  • 派遣と請負を組み合わせ、需要変動に合わせた柔軟な対応が可能。

課題

  • 最低賃金上昇でコスト増、派遣料金への転嫁が困難な局面も。
  • 同業他社も同分野を強化し、価格・サービス面での差別化が必要。
  • 景気悪化時には労働需要が減少し、売上高が急減する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がラストワンマイル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19560プログリット116億円14.6倍
25071ヴィス115億円8.4倍
39341GENOVA111億円39.3倍
46082ライドオンエクスプレスホールディングス111億円14.2倍
52134北浜キャピタルパートナーズ110億円
69252ラストワンマイル109億円10.8倍
79780ハリマビステム108億円10.0倍
84331テイクアンドギヴ・ニーズ108億円4.1倍
96561HANATOUR JAPAN106億円8.1倍
10369Aエータイ106億円27.2倍
119554AViC106億円17.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

NTT東日本二次代理店として創業した2012年

2012年6月、東京都文京区で株式会社Bestエフォート(資本金50万円)を設立。翌7月からNTT東日本の二次代理店として営業を開始。2013年に本社を豊島区池袋へ移転。2014年には子会社Bestコンサルティングを設立し西日本販路に特化、同時に高田馬場営業所を開設。同年仙台支店も開設し、東北地方へ拠点を広げた。

自社サービス「Best光」と子会社設立ラッシュの2016年

2016年3月、自社サービス「Best光」(のちの「まるっとひかり」)を開始。同時に株式会社イズムスコンサルティングを子会社化。その後、Bestクオリティ、Bestライフソリューション(宅配水販売の合弁)、BestAなど複数の子会社を設立。同年12月にはBestコンサルティングを吸収合併するなど、グループの再編が始まった。

吸収合併と商号変更を繰り返した2018年

2018年はM&Aと組織再編の山場となった。4月に日本総合情報通信を子会社化、9月にはコール&システムを株式交換で完全子会社化。11月にBestエフォートが日本総合情報通信を吸収合併し商号を株式会社ラストワンマイルに変更。さらにBestライフソリューションがコール&システムを吸収合併し商号をまるっとチェンジに変更。一連の再編でグループが集約された。

「まるっと」ブランドへの統一とストック収益の拡大

2019年1月に渋谷営業所を開設。3月には自社サービスを統一ブランド「まるっとシリーズ」に統一し、「Best光」は「まるっとひかり」、「全国住宅電気」は「まるっとでんき」に改称。以降、ストック型収益の拡大に注力し、2023年8月期に40億円、2025年8月期には68.1億円まで積み上げた。

売上高155億円に達した2025年までの成長

2022年8月期には営業損失を計上したが、その後回復し2025年8月期の売上収益は155億円、営業利益は11.5億円となった。当期利益は6.7億円。グループは8社体制となり、ストック型収益の割合が増加している。

年表28件を開く

2010年代

  • 2012年6月東京都文京区小日向において株式会社Bestエフォート(現:㈱ラストワンマイル)(資本金50万円)設立
  • 2012年7月NTT東日本二次代理店として営業開始
  • 2013年10月本社を東京都豊島区池袋に移転
  • 2014年1月西日本販路に特化した子会社として株式会社Bestコンサルティングを設立 及び高田馬場営業所を開設
  • 2014年10月宮城県仙台市に仙台支店を開設
  • 2015年8月本社を東京都豊島区東池袋に移転
  • 2016年3月M&A自社サービス「Best光(現:まるっとひかり)」を提供開始 株式会社イズムスコンサルティング(現:㈱ITサポート)の株式を80%取得し、子会社化
  • 2016年5月プライバシーマーク取得(第21001122号)
  • 2016年6月NTT関連業務受託に特化した100%連結子会社として株式会社Bestクオリティを子会社として設立
  • 2016年8月商号変更株式会社イズムスコンサルティングを株式会社Bestマネジメントサービスへ商号変更し、本店を東京都豊島区に移転
  • 2016年9月商号変更東京都品川区に宅配水の販売に特化した合弁子会社として、株式会社プレミアムウォーターホールディングスとともに株式会社Bestライフソリューション及び五反田営業所を設立 株式会社Bestクオリティを株式会社BestaAに商号変更
  • 2016年10月宮城県仙台市に仙台営業所(仙台支店の拠点)を開設
  • 2016年12月M&A連結子会社の株式会社Bestコンサルティングを吸収合併
  • 2017年5月宮城県石巻市に石巻営業所(仙台支店の拠点)を開設
  • 2017年6月商号変更100%連結子会社の株式会社BestaAを株式会社Bestパートナーに商号変更
  • 2017年8月株式会社Bestマネジメントサービス(現:㈱ITサポート)の全株式を取得
  • 2018年1月商号変更100%連結子会社の株式会社Bestマネジメントサービスを株式会社ITサポートに商号変更
  • 2018年2月ライフライン等の各種サービスを一元的に案内するBtoBtoC及びBtoBtoBモデル事業「ラストワンマイル事業(ストック事業・フロー事業)」を開始
  • 2018年4月M&A日本総合情報通信株式会社の株式を60%取得し、子会社化 100%連結子会社として株式会社Bestエフォート東北を設立
  • 2018年5月新電力サービス「全国住宅電気(現:まるっとでんき)」を提供開始
  • 2018年7月株式会社Bestライフソリューションの本店を東京都豊島区に移転し、五反田営業所を廃止
  • 2018年8月M&A株式会社Bestライフソリューションの全株式を取得し、100%連結子会社化
  • 2018年9月M&A株式会社コール&システムを株式交換により100%連結子会社化 日本総合情報通信株式会社の全株式を取得し100%連結子会社化 仙台支店と仙台営業所を統合し、仙台営業所とする 高田馬場営業所を廃止
  • 2018年10月M&A石巻営業所を廃止し、仙台営業所と統合する
  • 2018年11月M&A株式会社Bestエフォートが日本総合情報通信株式会社を吸収合併し、商号を株式会社ラストワンマイルに変更 株式会社Bestライフソリューションが株式会社コール&システムを吸収合併し、福岡営業所及び品川営業所を承継、商号を株式会社まるっとチェンジに変更 株式会社ITサポートが株式会社Bestエフォート東北を吸収合併
  • 2018年12月M&A株式会社ラストワンマイルが株式会社Bestパートナーを吸収合併
  • 2019年1月東京都渋谷区に渋谷営業所を開設
  • 2019年3月自社サービスを統一ブランド「まるっとシリーズ」に統一

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ストック型収益2025年8月期まで6,809,344千円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期利益を追求するサービス選定

    フロー型・ストック型の別にとらわれず、長期的な営業利益を獲得できると判断したサービスに資本を集中し、不採算サービスは廃止することで持続的な収益向上を目指す。

  2. 02

    サービス拡充による顧客単価向上

    電気・ガスなどの生活インフラに加え、ライフイベントに応じた多様な自社・他社サービスを提供し、顧客1人当たりの収益を最大化する。自社サービスの強みを活かし、顧客の声を反映した改善を継続する。

  3. 03

    販売手法拡充とシステム強化で顧客増加

    インサイドセールスやLINE・SMSを活用した販売活動に加え、時代に合わせた負荷の少ない販売手法を拡充し、アクティブユーザーを増加させる。

  4. 04

    内部管理体制の強化

    事業拡大を見据え、経営の公正性・透明性を確保するため、内部管理体制の更なる強化に取り組む。

  5. 05

    情報管理体制の強化

    個人情報の厳密な管理のため、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育、システム環境整備を継続し、管理体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で313人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は485万円で、4期前と比べて+5.1%平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は6.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年11月46136.54.0229
2022年8月45238.94.5225
2023年8月50032.94.5199
2024年8月54233.45.6329274
2025年8月48534.66.3313351

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率20.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都豊島区663百万円
福岡本社 — 福岡県福岡市509百万円
本社 — 北海道 札幌市 中央区302百万円
本社 — 福岡県 福岡市197百万円
本社 — 北海道 札幌市 北区158百万円
本社 — 愛知県 名古屋市83百万円
投資 不動産 — 佐賀県 三養基郡62百万円
本社 — 福岡県 福岡市31百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ブロードバンドコネクション(注)2
    北海道札幌市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社キャリア(注)2,3
    北海道札幌市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ベンダー
    福岡県福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社HOTEL STUDIO
    福岡県福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    CITV光株式会社
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SHC
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社プレミアムウォーターホールディングス(注)1
    山梨県富士吉田市 · その他の関係会社
    議決権35.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は155億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+31.4%、利益が+22.2%。

売上高
+31.4%
155億円
営業利益
+22.2%
11億円
純利益
-12.5%
7億円
営業利益率
7.1%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高188億円155億円
営業利益18億円11億円
純利益11億円7億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は52億円、営業利益は5億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+52.9%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q2613.81
2023年3Q2300.00
2024年1Q2414.21
2024年2Q2827.11
2024年3Q34411.83
2024年4Q3226.33
2025年2Q7479.54
2025年4Q8144.93
2026年2Q971212.48
2026年3Q5259.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年11月期からの9期で、売上は54億円から155億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
100%連結子会社の株式会社BestaAを株式会社Bestパートナーに商号変更
2017年11月5434
日本総合情報通信株式会社の株式を60%取得し、子会社化 100%連結子会社として株式会社Bestエフォート東北を設立
2018年11月3120
東京都渋谷区に渋谷営業所を開設
2019年11月8810
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2020年11月7210
2021年11月8322
2022年8月650−1
2023年8月9423
2024年8月118997.68
2025年8月15511117.17

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高155億円のうち、営業利益として残るのは11億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金29.0%45億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.5%100億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
71.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.7pt
17.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年8月期は営業CFが14億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は31億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年11月−102−19
2020年11月00−206
2021年11月312412
2022年8月−311−212
2023年8月5−3−1213
2024年8月16−511125
2025年8月142−111631

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年8月期の総資産は112億円。このうち返さなくてよい自己資本が44億円で、自己資本比率は38.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年11月124836.1
2018年11月178945.2
2019年11月2381533.7
2020年11月2181337.8
2021年11月28121644.4
2022年8月37112630.1
2023年8月39142537.1
2024年8月98346434.3
2025年8月112446838.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
23億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
68億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中40位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中505位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
31.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,960で、1年前と比べて-1.0%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥3,960-0.1%1ヶ月+6.5%1年-1.0%時価総額109億円
過去52週の値幅
安値¥3,195高値¥4,760

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)9.6倍
PBR2.03倍
配当利回り0.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月15日から上昇し、7月21日に3950円まで上昇しました。その後は調整し、8月12日には3760円となっています。25日移動平均線(3734.8円)を上回っており、75日線(3665.27円)も上回っています。ただし、52週高値(4760円)からは約21%下落し、年初来は-3.62%です。RSIは35.14と売られ過ぎ圏に近く、短期的な反発余地があります。出来高は8月に入り低水準で、様子見姿勢が強いです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは10.27倍(予想9.1倍)で業界平均22.9倍の半分以下、PBRも1.93倍と平均3.26倍を下回る。ROEは17.5%と高い収益性を誇るが、配当利回りは0.8%と平均2.53%に遠く及ばず、株主還元が手薄。売上高は2023年8月期の94億円から2025年8月期予想155億円へ拡大し、営業利益率も7%前後を維持。割安だが配当は伸び悩み、成長投資に資金を振り向けている可能性が高い。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍23.4倍
PER (予想)9.6倍
PBR2.03倍3.51倍
ROE17.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

EC市場の拡大に伴い、ラストマイルの需要は高まっているが、競争も激化している。強気派は、EC成長の追い風や、自社のITシステムによる効率化・高収益性を評価し、今後も市場シェア拡大を期待する。弱気派は、大手物流会社との価格競争や、人手不足によるコスト増、売上高成長に対する利益の伸びの鈍化を懸念する。実際、2025年の営業利益率は7%程度で、売上高成長に比べ利益が伸びていない。

プラスに働く材料7
  • EC市場の成長

    EC市場は拡大しており、ラストマイル需要の増加が見込まれる

  • テクノロジー活用

    効率的な配送管理で高収益を実現、営業利益率7%以上

  • 過去の黒字化

    2022年には赤字だったが、2025年に黒字化し、業績改善

  • 売上高155億円と前期比31%増収通年影響

    2025年8月期売上高155億円、前期118億円から+37億円。3期連続増収基調。

  • 営業利益11億円と前期から増益決算発表後影響

    2025年8月期営業利益11億円、前期9億円から+2億円。増収で利益も伸長。

  • 来期予想PER9.1倍と割安感通年影響

    2026年8月期予想PER9.1倍、実績PER10.27倍。成長を踏まえると割安。

  • 配当利回り0.8%で下支え継続影響

    配当利回り0.8%。株価3,760円でインカム需要が支える。

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    大手物流の参入で価格競争が激しくなっている

  • 人手不足

    配送ドライバー不足が深刻で、人件費コストが上昇

  • 利益率の低下懸念

    2025年の営業利益率は7.1%と前年7.6%から低下

  • 純利益7億円と前期から減益転換決算発表後影響

    2025年8月期純利益7億円、前期8億円から▲1億円。営業増益と逆行し嫌気されやすい。

  • 営業利益率7.1%と前期から低下通年影響

    営業利益率7.1%、前期7.63%から0.5pt低下。利益率の改善が見られない。

  • 時価総額104億円と小型株で流動性低継続影響

    時価総額104億円、外国人持分3.79%。売買参加者が限られ需給で変動。

  • 株価が1年で3.62%下落と上値重い不定影響

    株価3,760円は前年比▲3.62%。増益が株価に反映されず、需給が弱い。

次の決算で確かめる点
配送件数
需要の増加を確認する重要な指標
ドライバー人材確保率
運用能力と人手不足対応の度合いを示す
荷物単価
価格競争の影響と収益性を測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30いまの株価に対する利回りは0.76%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
0.76%
いまの株価に対して
配当性向
23.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ475人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.6%を占め、残る57.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年11月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他61.760.643.149.751.3
事業法人22.131.944.942.240.7
外国法人7.20.91.42.13.8
自己株式2.23.23.02.5
証券会社8.36.58.13.02.3
金融機関0.70.12.53.01.9
外国人個人0.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社プレミアムウォーターホールディングス33.53
02渡辺誠8.62
03多田敬祐3.94
04倉住強一郎3.07
05三好伸和2.77
06米田和史2.46
07深井伸吾2.30
08株式会社光通信2.21
09清坂大亮2.21
10須田宗樹1.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+33%、1株純資産は9期で+718%。直近期のROEは17.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年11月189198188.6
2018年11月103013.8
2019年11月153085.2
2020年11月83162.4
2021年11月7454315.625.7
2022年8月−24497−4.6
2023年8月14264224.829.0
2024年8月3491,30534.411.1
2025年8月2521,61617.516.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/8期の役員報酬は総額147百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
渡辺誠代表 取締役 会長 兼 CEO52238,037
松永光市代表 取締役 社長 兼 COO5524,250
市川康平取締役 執行役員3923,750
栁田拓也取締役 執行役員3611,333
氣仙直用取締役 執行役員4815,416
久木宮然取締役 執行役員497,166
久木宮美和取締役 執行役員4124,545
長野成晃取締役363,333
矢野貴文取締役361,200
田中裕也取締役(監査等委員/社外)64
尾﨑充取締役(監査等委員/社外)614,375
石上麟太郎取締役(監査等委員/社外)62

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)10686513313
社外取締役514143

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,144字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(㈱ブロードバンドコネクション、㈱キャリア、㈱ベンダー、㈱HOTEL STUDIO、CITV光㈱、㈱SHC、第9回新株予約権信託)の計8社で構成されており、経営理念及び現在運営している事業は、以下のとおりです。 (1)経営理念 当社の経営理念は、「全従業員が究極的に経済合理性のある判断をできる集団であり続ける」です。経済合理性のある判断とは、短期的ではなく、長期的な利益につながる行動を選択することです。これを追求することにより、企業価値の向上を実現できると考えております。代表取締役会長 兼 CEOである渡辺誠を筆頭に役員、従業員が常にそれを意識し、企業価値向上に向けて日々の営業活動に取り組んでおります。 (2)現在運営している事業 当社グループでは、創業当初より運営してきた自社コンタクトセンターを活用した事業を運営してまいりました。現在はアライアンス事業、集合住宅向け無料インターネット事業、コンタクトセンター事業、ホテル運営受託事業、リスティング・メディア事業を主たる事業とする単一セグメントで事業運営しております。 ①アライアンス事業 アライアンス事業とは、不動産管理会社やその他顧客を保有する企業より、当社サービスを希望する見込顧客を紹介していただき、自社サービス及びサービス提供事業者の各種サービスを見込顧客に対し、提案・販売しております。 アライアンス事業の事業系統図は以下のとおりです。 ②集合住宅向け無料インターネット事業 集合住宅向け無料インターネット事業とは、マンションやアパート等の集合住宅に、マンション等所有者負担でインターネット設備を設置することで、入居者が無料で使用することができるサービスです。 集合住宅向け無料インターネット事業の事業系統図は以下のとおりです。 ③コンタクトセンター事業 コンタクトセンター事業とは、官公庁、不動産管理会社、飲食店等の委託により、顧客対応業務を行う事業です。管理物件入居者の問合せ対応等、各種受付・問合せに対するコンタクトセンターを行っております。 コンタクトセンター事業の事業系統図は以下のとおりです。 ④ホテル運営受託事業 ホテル運営受託事業とは、ホテルの所有者から集客や清掃等の運営を成果報酬で受託する事業です。 ホテル運営受託事業の事業系統図は以下のとおりです。 ⑤リスティング・メディア事業 リスティング・メディア事業とは、自社のマーケティングノウハウを活かし、リスティング広告やランディングページを運用し、顧客からの直接流入を獲得する事業です。 リスティング・メディア事業の事業系統図は以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題5,072字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社の経営理念は「全従業員が究極的に経済合理性のある判断をできる集団であり続ける」であります。その実現のために、判断基準の統一化等、組織的な経営の推進を行うことが当社グループにとっての優先事項です。既存の事業の事業運営の効率化を行うと同時に、長期的な営業利益を獲得できると判断した事業は主力事業として資本を注力させて伸ばしていく方針です。 (2)経営戦略等 当社グループは、アライアンス事業、集合住宅向け無料インターネット事業、コンタクトセンター事業、ホテル運営受託事業、リスティング・メディア事業を主たる事業として単一セグメントとして事業展開しております。また、「業種業態にこだわらず、あらゆる商品を世の中にまだない販売の手法を考えて新たな市場(ブルーオーシャン)を構築し、独占的に販売する」ことを営業方針として掲げており、主力事業を拡大していくことに加えて、既存のリソースを活かした事業への参入やM&A等の活用で当社グループがまだ保有していないノウハウを吸収し新規事業への参入を図り、安定した事業基盤を複数持つことを目指し、持続的な企業成長を目指してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業を継続的に発展させていくためには、収益力を高め、適正な利益確保を図っていくことが重要と認識しており、売上収益、営業利益に加え、ストック型収益の増大を重要な経営指標として位置づけております。当該指標の算出方法は、当社グループが顧客に対して自社サービスを販売した場合はその毎月の継続利用料金、他社サービスを販売した場合は顧客が利用を継続している限り支払われる継続インセンティブを集計し算出しております。過去3年間のストック型収益の推移は以下のとおりであります。 決算年月   2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 ストック型収益(千円)   4,000,932   5,430,015   6,809,344 (4)経営環境 ①社会環境 当連結会計年度における我が国の経済は、政策効果の下で雇用・所得環境が改善し、インバウンド需要も回復するなど、総じて緩やかな持ち直しが見られました。しかしながら、米国の通商政策や物価上昇の継続、金融・資本市場の変動、原材料・エネルギーコストの高止まり、為替の急変動等が重なり、景気の先行きにはなお不確実性が残っております。 このような社会環境の中、当社グループは「業種業態にこだわらず、あらゆる商品を世の中にまだない販売の手法を考えて新たな市場(ブルーオーシャン)を構築し、独占的に販売する」ことを営業方針として掲げ、社会環境がどのような状況であっても安定した利益を出し続けることができる企業であることを目指しております。 ②当社グループが取扱うサービスについて 当社グループが取扱う主なサービスは、電気、ガス、宅配水、インターネット回線等を中心とした生活関連サービス等であり、同様のサービスを提供する競合企業が複数存在しておりますが、当社グループは、サービスが同一であっても販売手法を変えることにより他社に比べて優位に販売を行うことが可能です。また、コンタクトセンター事業、ホテル運営受託事業等の各種BPO分野においては、徹底したIT化を行うことにより他社と比較して高い効率を生み出すことができ、同業他社からの受注も近時増加しております。 ③市場動向 我が国においては少子高齢化問題に伴う日本人口の減少並びに人口減少に伴う中長期的な経済成長への悪影響が予測されております。このような状況下において当社グループは、主要事業を複数運営することにより特定の市場の悪化の影響を受けづらくするとともに、同時にBCP対策の一環としております。 その上で、当社グループが現在主力事業として運営している各市場の動向は以下のとおりです。 a.アライアンス事業 アライアンス事業の属する市場は、アライアンス先である不動産管理会社や仲介会社、その他顧客を保有する企業からの見込顧客が流入経路であり、最大の市場規模は全国の世帯数×サービス数となります。アライアンス先を増加させ提供世帯数を増加させながら、サービスを拡充し1世帯当たりの利用サービス数を増やすことで、マーケットの規模を無限に創造することが出来ます。 b.集合住宅向け無料インターネット事業 集合住宅向け無料インターネット事業が属する全戸一括型マンションISP市場は、動画視聴やオンラインゲームなどのサービスの発展や、在宅勤務やオンライン授業が普及したこと等を背景として毎年緩やかな成長を続けております。このような背景から集合住宅においてはインターネットをはじめデジタルサービスの利用が欠かせないものになっており、通信品質の重要性が高まっています。また、集合住宅のデジタル環境を高度化することを目的として、2023年11月に集合住宅デジタル高度化協議会(東京都港区)が発足し、インターネットプロバイダ事業者やインターネット回線キャリア、VNE(仮想通信提供者、Virtual Network Enabler)が参画する等、通信品質の向上をはじめ市場を活性化させる動きが見られます。 c.コンタクトセンター事業 コンタクトセンター事業が属するコールセンター業界市場は、市場全体は成熟しつつありますが、慢性的な人手不足、顧客対応の複雑化、BCP対策の普及等を背景として、コールセンター業務による顧客対応のほか、Web問合せ、メール、チャット等のチャネルを活用した総合的なコンタクトセンター業務のニーズが高まっており、コンタクトセンター事業者においても多様化するニーズに対応するためのIT化、システム強化、応対品質の向上が求められております。当社グループにおいては、独自のノウハウによる徹底したIT化の推進、業務効率化により同じコンタクトセンター市場の参加者からの受注を得ることもできております。 d.ホテル運営受託事業 ホテル運営受託事業が属するホテル市場においては、コロナ禍からの回復基調が続き、国内外の旅行需要が増加しております。特にインバウンドの増加が顕著となっておりホテル市場の活性化につながっています。一方で為替動向や、台風・地震等の自然災害や感染症による営業縮小リスクもあります。当社グループにおいては、通常の観光やビジネス需要だけでなく、マンスリーマンション需要に対する長期宿泊の運営に関するノウハウも有しており、自然災害や感染症等の有事の際にはホテルからマンスリーマンション需要へ経営のリソースをシフトさせることが可能でありリスクを低減しております。 e.リスティング・メディア事業 リスティング・メディア事業が属するインターネット広告市場は、コネクテッドテレビ(インターネット回線に接続されたテレビ端末)、スマートフォンの普及、動画配信サービスの普及等を背景として毎年緩やかな成長を続けております。当社グループにおいては、検索連動型広告(リスティング広告)やメディア運営に関するノウハウだけにとどまらず、これまで当社グループが運営してきたコンタクトセンターにおける営業ノウハウ、チラシやダイレクトメールによる集客ノウハウも有しており、これらのノウハウを組み合せることにより他社との差別化を図っております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループで認識している優先的に対処すべき事業上の課題は以下のとおりです。なお、当社グループの収益構造の特徴として、フロー型収益とストック型の収益の両方を得ております。即ちフロー型収益により当座で必要となる運転資金をまかなうとともに、ストック型収益を得ることにより、安定的な経営に寄与しています。 2025年8月末時点では、当社の自己資本比率が35%を超えております。また、当社グループでは現在、7つの金融機関と合計10億円の当座貸越契約を締結しており急な資金需要に耐えられる体制を構築しており、当社グループとしては現状財務体質に重要な課題は無いと考えており、財務上の課題は記載しておりません。 ①利益向上のためのサービス選定 当社グループでは主として他社サービス取次により得られるフロー型収益と、他社サービスの中でも顧客の契約が継続している限り得られ続ける手数料収入や、自社サービス「まるっとシリーズ」の提供、住生活における設備のトラブル解決会員サービスの提供等により顧客から毎月の利用料を得られるストック型収益の2種類の収益を得ております。フロー型収益は手数料を得られるのは一度だけですが、一度に得られる手数料の金額がストック型収益に比べ高額であります。一方、ストック型収益は、当社グループが販売したサービスを、顧客が継続して利用し続けている限り、毎月安定的に継続的に利用収入が得られ、新規顧客が増加することで収益が積み上がっていくというメリットがそれぞれにあります。 当社ではフロー型、ストック型に捉われず、長期的な利益を獲得できるサービスを選定、または廃止することで、継続的な利益向上を目指してまいります。 ②サービス拡充による1顧客あたりの収益の向上 現在、当社グループでは自社サービス、他社サービスを問わず取り揃え、電気やガスなどの生活インフラサービスを中心に利便性の高いサービスを提供しております。1人の顧客に対する販売機会から得られる収益を最大化することを課題として認識しており、自社サービスにおいては、当社グループと契約している顧客の生の声をフレキシブルに反映してサービスの改善を行うことができるという強みがあるため、自社サービスを拡充することで顧客満足度向上につながり、また、複数サービスの申込みにより顧客単価の向上にも寄与します。 今後は電気やガスなどの生活インフラサービスだけではなく、顧客の人生の中に訪れる様々なライフイベントに存在する顕在ニーズに合わせた顧客にとって利便性の高いサービスを多種多様に取り揃え、その度に提供していくことで契約年数を延長させる仕組みを構築し、1顧客あたりの収益向上を図ります。 ③販売手法の拡充・システム強化によるアクティブユーザーの増加 販売手法の拡充は顧客数の増加に直結するため、当社グループの事業の発展にとって、1顧客あたりの収益の向上とともに重要な要素であります。当社グループは主に自社運営のインサイドセールスやフィールドセールス、LINE、SMSを活用した販売活動を展開しており、顧客にとっての利便性を高めつつ、営業生産性も高めております。今後は時代の変化を敏感にキャッチし、常に顧客にとって負荷の少ない方法で提供できるよう、販売手法を拡充してまいります。 ④内部管理体制の強化 当社グループは、今後もより一層の事業拡大を見込んでおり、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制の強化が重要な課題であると考えております。このため、今後の事業拡大を見据えた、更なる内部管理体制強化に取り組んでまいります。 ⑤情報管理体制の強化 当社グループは、自社サービスの顧客情報を含む個人情報を取り扱っております。これらの情報につきましては、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、システム環境の整備などを行うことで厳密に管理しておりますが、今後も重要な課題のひとつとして認識し、管理体制の強化に取り組んでまいります。 ⑥内部統制の一層の強化 当社グループは、財務報告に係る内部統制に関しまして、その重要性を認識して取り組んでおります。前連結会計年度において、一部経費の計上漏れ及び連結財務諸表作成過程における誤った処理の実施があり、内部統制が有効に機能していないと判断しましたが、当連結会計年度においては、経費に係る計上手続に対する包括的なモニタリング機能の強化、適切な経理業務に必要な専門知識を有した人材の補充等の組織体制の見直しを図り、内部統制は有効に機能していると判断しております。 今後も引き続き内部統制のより一層の改善に努め、内部統制の有効性を確保してまいる所存です。
事業等のリスク4,416字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)個人情報について 顕在化の可能性:高 時期:中長期 影響度:大 当社グループでは、自社サービスの顧客情報をはじめとした各種個人情報を保有しております。これらの個人情報の管理にあたっては、当社グループシステム上でのセキュリティ強化を随時実施するとともに、全ての役職員が「個人情報保護規程」を厳格に遵守し、徹底した管理体制のもと、個人情報流出の防止に取り組んでおります。具体的には、個人情報を保存するデータベースはアクセス制限をかけ業務に関連しない従業者は個人情報にアクセスできないように制御しております。また、当社では「プライバシーマーク制度(注)1」の認定を受けることで、同制度に基づいた適切な個人情報の保護措置を講じております。しかしながら、外部からの侵入者及び当社グループ関係者並びに業務委託先等より個人情報が流出し、不正利用された場合、当社グループの責任が問われるとともに、信頼性の低下を招き、当社グループの事業展開や経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (注)1.プライバシーマーク制度とは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が行う日本工業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」に適合して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備する事業者等として認定する制度のことです。認定された事業者には「プライバシーマーク(Pマーク)」の使用が認められます。 (2)人材の確保及び育成について 顕在化の可能性:低 時期:長期 影響度:小 当社グループは、今後における事業拡大を図るため、継続した人材の確保が必要であると考えており、事業の運営に必要な人材を適切に確保するとともに、人材の育成に努めていく方針であります。しかしながら、事業の運営に必要な人材の確保が計画どおり進捗しない又は在籍する人材の多くが流出する等の状況が生じた場合には、競争力の低下や計画どおりの事業拡大に影響が生じる可能性があり、当社グループの事業展開や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制について 顕在化の可能性:低 時期:特定時期なし 影響度:中 当社グループは、電気事業法やガス事業法、電気通信事業法等に基づく法規制、その他電話勧誘等に関する法規制を受けております。当社グループではこれらの法令等を遵守するため、従業員に対して定期的にコンプライアンスに関する研修を行い法令遵守に対する意識向上に努めております。また、社内の法務チーム及び顧問弁護士等を通じて、法改正の情報を入手できる体制を整備しております。 しかしながら、当社グループがこれらの法規制に違反した場合には、監督行政機関からの行政処分を受ける等して、当社グループのブランドイメージが毀損され、その後の取引等に影響が出た場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)労務関連の法制改正のリスクについて 顕在化の可能性:低 時期:特定時期なし 影響度:小 当社グループでは、正社員、アルバイト等働き方の異なる多くの従業員が従事しております。時間外労働の上限規制、年次有給休暇の取得義務化及び36協定特別条項の見直し、同一労働同一賃金における均等・均衡待遇に対する整備など、労働関連法規制への対応や労働環境の変化により、人件費が高騰し当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)競合他社の影響について 顕在化の可能性:低 時期:短期 影響度:中 当社グループが取り扱うサービスは電気、ガス、ウォーターサーバー、インターネット回線等を中心とした生活関連サービスであり、同様のサービスを提供する競合企業が複数存在しております。当社グループは、新生活マーケットを中心にサービス提供事業者、サービス販売事業者両方の立ち位置を有することを活かし、顧客が新生活を始めるにあたり必要となる電気、ガス、インターネット等の生活インフラサービスを、ワンストップで代行し、顧客の手間を削減できる唯一無二のブランド力の向上を図ってまいります。しかしながら、異業種からの新規参入者等を含め競合他社との競争激化による収益力の低下や、広告宣伝費の増加等により当社グループの事業展開や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、異業種からの新規参入者等を含め競合他社との競争激化による収益力の低下や、広告宣伝費の増加等により当社グループの事業展開や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)販売手数料について 顕在化の可能性:高 時期:中長期 影響度:小 当社グループは、サービス提供事業者への契約取次等を行うことにより、当該サービスを提供する事業者又は上位代理店から契約取次の対価として手数料を収受しております。販売手数料の取引条件は、事業者により異なり、事業者の経営方針の変更等により、大幅な取引条件の変更が生じた場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)提携・協力関係について 顕在化の可能性:中 時期:中長期 影響度:中 当社グループは、競争力を強化するために、販売代理店、協力企業等のビジネスパートナーと様々な提携・協力を行い、それらを通じて商品やサービスの販売・サービス体制の整備・拡充の展開を図っております。本報告書提出日現在においてビジネスパートナーとの関係性は良好ではありますが、期待する効果が得られない場合や何らかの事情により提携・協力関係が解消された場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)技術革新について 顕在化の可能性:低 時期:特定時期なし 影響度:大 当社グループは、単一のサービスに依らないサービスの提供を行っており、技術革新への対応は可能であると考えておりますが、重要な新技術の利用権の取得、顧客ニーズに合ったサービス開発等ができない場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 顕在化の可能性:中 時期:中長期 影響度:中 当社は、会社法第236条、第238条及び第239条の規定に従って、株主総会決議に基づき、当社役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。これらの新株予約権が行使された場合は、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。本報告書提出日の前月末現在、新株予約権による潜在株式数は251,573株であり、同日現在の発行済株式総数2,774,926株の9.07%に相当します。 ※当社は2016年12月15日付で普通株式1株につき10,000株、2017年5月31日付で普通株式1株につき10株の株式分割、2025年8月11日付で普通株式1.2株につき1株の割合で株式併合を行っております。 (10)自然災害、感染症等に関するリスクについて 顕在化の可能性:中 時期:特定時期なし 影響度:大 当社グループでは、従業員の安全に配慮し、事業を継続できる体制の整備に努めております。しかしながら、今後、大規模な自然災害や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等の感染症の発生・拡大等により、長期間にわたって事業活動が大幅に制限される状態となった場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)システム障害について 顕在化の可能性:低 時期:特定時期なし 影響度:大 当社グループでは、システムやサーバーをクラウド化し、通信回線等のインフラ設備を冗長化する等してリスクの分散を図るとともに、システムの管理に細心の注意を払い、システム障害が発生することのないように運営を行っております。しかしながら未知のコンピューターウイルス、ハッキング、サイバー攻撃等によりシステムに障害が発生し、当社サービスの運営に障害が生じる可能性があります。その場合には、当社グループの財政状態や経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (12)特定の取引先等への依存度について 顕在化の可能性:低 時期:中長期 影響度:小 当社グループの2025年8月期売上収益の13.7%は株式会社ライフイン24に、10.5%はプレミアムウォーター株式会社に対するものであります。当社グループでは、特定の取引先等への依存度を低下させる為に、新たな得意先の開拓、新たなサービスの導入等をしておりますが、計画通りに進まず特定の取引先等への依存度が高い状態が続いた場合には、取引条件の変更等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)内部管理体制について 顕在化の可能性:低 時期:特定時期なし 影響度:大 当社グループは、今後の事業運営及び事業拡大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しており、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令遵守を徹底してまいります。事業拡大に合わせ内部管理体制を充実、強化させていく方針でございますが、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)のれんについて 顕在化の可能性:低 時期:特定時期なし 影響度:大 当社グループは、連結財務諸表について国際会計基準(IFRS)を適用しておりますが、IFRSにおいては、日本において一般に公正妥当と認められる会計基準と異なり、のれんの定額償却は不要となります。他方、のれんの対象会社における経営成績悪化等により減損の兆候が生じ、回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行うことが必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (15)風評被害について 顕在化の可能性:中 時期:特定時期なし 影響度:大 当社グループ及び当社グループの主要なサービスに対して、クレーム等の発生によりインターネット上の掲示板への書き込みや、それを起因とするマスコミ報道等によって、何らかの否定的な風評が広まった場合、その内容の正確性にかかわらず、企業イメージの毀損等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,820字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、11,186,814千円となり、前連結会計年度末比1,405,863千円の増加となりました。その主な要因は、現金及び現金同等物が539,540千円増加、営業債権及びその他の債権が352,078千円増加、使用権資産が249,213千円増加、その他の金融資産(非流動資産)が158,194千円増加、のれんが160,865千円増加した一方、その他の金融資産(流動資産)が107,901千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、6,832,441千円となり、前連結会計年度末比401,626千円の増加となりました。その主な要因は、未払法人所得税が343,514千円増加、リース負債(非流動負債)が240,721千円増加、返金負債が137,821千円増加した一方、社債及び借入金(非流動負債)が281,577千円減少したこと等によるものであります。 (資本) 当連結会計年度末の資本合計は、4,354,374千円となり、前連結会計年度末比1,004,237千円の増加となりました。その主な要因は、資本剰余金が652,156千円増加、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上等に伴う利益剰余金が641,990千円増加した一方、資本金が313,380千円減少したこと等によるものであります。 ②経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、政策効果の下で雇用・所得環境が改善し、インバウンド需要も回復するなど、総じて緩やかな持ち直しが見られました。しかしながら、米国の通商政策や物価上昇の継続、金融・資本市場の変動、原材料・エネルギーコストの高止まり、為替の急変動等が重なり、景気の先行きにはなお不確実性が残っております。 一方、当社を取り巻く事業環境は、核家族化、若者の都心部流入による1人世帯の増加などから、人口は減少しているものの、全国世帯数は進行期以降の5年間で約450千世帯の増加、特に関東・関西・中部・九州の大都市を含むエリアでは542千世帯の増加が見込まれており、事業環境的には安定した状況が継続されるものと見込んでおります。また、当社グループは、業種業態にこだわらず、あらゆる商品を世の中にまだない販売の手法を考えて新たな市場(ブルーオーシャン)を構築し、独占的に販売することを営業方針として掲げ、既存事業の強化と新たな成長基盤の確立に取り組んでまいりました。 このような環境下で、当連結会計年度の業績は、売上収益15,510,418千円(前年同期比31.8%増)、営業利益は1,149,747千円(前年同期比22.2%増)、税引前当期利益は1,126,094千円(前年同期比24.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は674,026千円(前年同期比18.3%減)となりました。なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ539,540千円増加し、3,063,874千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の資金収支は、税引前当期利益が1,126,094千円、減価償却費及び償却費を376,726千円計上、営業債権及びその他の債権が386,870千円増加、法人所得税の支払額160,268千円計上、その他の増減額が356,453千円等により1,387,649千円の収入(前年同期は1,649,503千円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の資金収支は、子会社株式の取得による収入128,898千円、有形固定資産の売却による収入84,698千円、投資有価証券の売却による収入80,473千円、長期貸付けによる支出86,000千円等により234,051千円の収入(前年同期は514,484千円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の資金収支は、長期借入金の返済による支出897,943千円、リース負債の返済による支出194,606千円、自己株式の取得による支出85,641千円、長期借入れによる収入130,000千円等により1,082,159千円の支出(前年同期は124,659千円の収入)となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループでは生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループでは受注生産を行っていないため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 事業の名称   第14期連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) アライアンス事業、集合住宅向け無料インターネット事業、コンタクトセンター事業、ホテル運営受託事業、リスティング・メディア事業(ストック型収益・フロー型収益)   15,510,418   131.8 合計   15,510,418   131.8 (注)当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   第13期連結会計年度(自 2023年9月1日  至 2024年8月31日)   第14期連結会計年度(自 2024年9月1日  至 2025年8月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社ライフイン24   1,381,139   11.7   2,128,418   13.7 プレミアムウォーター株式会社   1,478,352   12.6   1,633,552   10.5 (注)販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満のものについては記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表作成において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記(3.重要性がある会計方針)」に記載しております。 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記(4.重要な会計上の見積り及び判断)」に記載のとおりであります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「4(1) 経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 ③経営戦略の現状と見通し 当社グループは、アライアンス事業、集合住宅向け無料インターネット事業、ホテル運営受託事業、コンタクトセンター事業、リスティング・メディア事業等を運営しており、既存事業だけではなく、周辺事業の拡大・生産性向上等に注力しており、着実に各事業が成長してきております。今後は既存事業の拡大、既存リソースを活かした新規分野への参入、挑戦的なM&Aを戦略的に行い事業の拡大を目指してまいります。 ④経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは顧客紹介料、業務委託費、商品の仕入、人件費、外注費及び一般管理費等があります。 b.財務政策 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、資金調達に際して、低コストでかつ安定的に資金を確保することを目標として取り組んでいます。具体的には内部資金の活用及び銀行借入等の間接金融のバランスを見極めつつ、その時々のマーケット状況での有利手段を追求しています。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-15

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。