概要
ELEMENTS(旧社名:Liquid)は、画像解析・生体認証技術を核とした情報通信企業である。2013年に東京都渋谷区で創業し、2022年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力サービスはオンライン本人確認「LIQUID eKYC」で、2025年11月期の連結売上高は39億円、従業員数は103名。本社は東京都中央区日本橋に置く。
個人認証・最適化・情報管理の3ソリューション
当社グループは「IoP Cloud事業」の単一セグメントで、3つのソリューションから成る。個人認証ソリューションでは、生体情報を用いたeKYCや当人認証サービスを提供する。個人最適化ソリューションは「衣食住」分野で個人の特徴を解析し、商品やサービスを最適化する。個人情報管理ソリューションは、個人情報の安全な管理・利活用を支援する。2025年11月期の売上高39億円の大半は個人認証ソリューションが占める。
サービス利用に応じた従量課金モデル
収益の中心は、導入事業者のデジタルサービス利用件数に応じた従量課金である。一部はパートナー事業者を通じて提供される。このモデルは、導入事業者ごとに多額の開発費用が不要なため高利益構造を目指せる。一方で、2025年11月期は営業損失2.1億円、親会社株主帰属当期純損失7.0億円と赤字が続く。売上高は前年比53%増だが、M&Aや事業拡大に伴う費用が先行している。
金融機関を中心に国内トップシェア
当社のeKYCサービスは、犯罪収益移転防止法の改正や非対面需要の高まりを追い風に、金融・通信業界を中心に導入が進む。KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク、ゆうちょ銀行、三井住友銀行、JCB、楽天証券など、業界のリーディングカンパニーが導入先に名を連ねる。ITR調査によれば、国内eKYC市場で売上金額シェアトップである。2025年11月末時点で累計1.5億件の本人確認を処理し、650社以上の事業者に採用されている。
グループ構成と海外展開
当社グループは、持株会社であるELEMENTSの下に、連結子会社5社(Liquid、アドメディカ、X PLACE、ポラリファイ、ELEMENTS CLOUD四国)を持つ。持分法適用関連会社1社(IDEAL)、持分法非適用関連会社1社(インドネシアのPT. Indoliquid Technology Sukses)がある。海外では2016年にインドネシアに関連会社を設立したが、現時点では国内事業が主体である。子会社を通じてデータセンター事業(四国)にも進出している。
業界の中での役割はAIクラウド基盤(IoP Cloud)を提供するテクノロジー企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01金融機関・通信会社などの本人確認が必要な事業者主力
オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」「ポラリファイ eKYC」を提供。犯罪収益移転防止法に基づく本人確認をオンラインで完結させ、金融機関の口座開設や通信契約時の本人確認を効率化。国内トップシェアを獲得し、650社以上の導入実績がある。
国内トップシェア
主要顧客KDDI株式会社、株式会社NTTドコモ、ソフトバンク株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社ジェーシービー、楽天証券株式会社
- LIQUID eKYC世界シェア上位
- スマートフォンで本人確認書類と顔を撮影し、オンラインで本人確認を完了させるサービス。金融機関や通信会社などで広く利用されている。
- ポラリファイ eKYC
- LIQUID eKYCと同様のオンライン本人確認サービス。
- LIQUID Auth
- オンライン当人認証サービス。eKYCで確認した本人データと顔画像を照合し、継続的な認証を行う。
02EC・シェアリングサービス・マッチングサービスなど準主力
犯収法の対象外でも、成りすまし防止やユーザー信頼性向上のためにeKYCや当人認証サービスを提供。幅広い業種で導入が進んでいる。
- LIQUID eKYC
- オンライン本人確認サービス。
- LIQUID Auth
- オンライン当人認証サービス。
製品と技術
主力サービス「LIQUID eKYC」と「ポラリファイ eKYC」
2019年7月に提供を開始した「LIQUID eKYC」は、スマートフォンで本人確認書類と自撮り顔を撮影し、ICチップ読み取りなどで非対面本人確認を実現する。2025年3月に子会社化したポラリファイも同様のサービス「ポラリファイeKYC」を提供する。両サービスの累計利用件数は2025年11月時点で1.5億件に達し、金融機関の口座開設や通信契約の本人確認に広く使われる。2024年度のITR調査で国内eKYC市場シェア首位を獲得した。
継続認証サービス「LIQUID Auth」
2022年1月に提供を開始した「LIQUID Auth」は、ネットバンキングやECなどで、登録された本人であるかを都度認証するサービス。初回登録(eKYC)で取得した本人確認データと顔画像を照合し、成りすましを防止する。パスキー(FIDO2)にも対応し、利便性とセキュリティを両立させる。2025年11月期の段階では収益規模は小さいが、今後eKYCからのクロスセルにより拡大を目指す。
個人最適化ソリューションと体型解析技術
個人最適化ソリューションは、「衣食住」分野で個人の特徴を解析し、最適なモノやサービスを提供する。子会社IDEAL(旧sole)は婦人靴の体型解析、SYMBOLは衣服の体型解析を行っていたが、2023年以降持分法非適用関連会社に異動した。また、X PLACEは行動解析事業を手掛ける。これらのサービスは、個人のデータを取得・解析し、店舗や製品のパーソナライズを実現する。ただし、収益化は途上であり、グループ全体の赤字要因の一つとなっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位LIQUID eKYC国内トップシェア(出典:ITR Market View)金融機関・通信会社などの本人確認が必要な事業者
- 金融機関・通信会社などの本人確認が必要な事業者国内トップシェア
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ITサービス成長中だが赤字転落
当社は情報・通信業に属し、2024年11月期売上高25億円と急成長中です。同業のソラコム(147A)やCocolive(137A)と同様、クラウド・IoT関連サービスを提供していると推察されます。しかし、2025年11月期の営業利益率は▲5.13%と赤字に転落する見通しで、急成長に伴う投資負担が収益を圧迫しています。売上高は約4割増の39億円を見込むものの、黒字化への道筋が課題です。
強み
- 2023年11月期19億円から25年11月期39億円へ2年で倍増。市場需要を捉える。
- クラウド・IoT等の成長市場にフォーカスし、競合と差別化。
- 同業他社と比較し、独自性のあるソリューションを提供。業界内で存在感。
- 売上増加は顧客獲得が順調であることを示唆。リピート率向上が期待。
課題
- 2025年11月期営業赤字見通し。成長投資の効率化と早期黒字化が急務。
- ソラコム、Cocolive等多数の同業が存在。差別化と生き残り戦略が必要。
- 過去の営業利益率は4%(2024年11月期)と低く、改善が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がELEMENTS
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5254Arent | 245億円 | 17.6倍 |
| 2 | 2354YE DIGITAL | 245億円 | 19.8倍 |
| 3 | 3939カナミックネットワーク | 243億円 | 19.0倍 |
| 4 | 3694オプティム | 239億円 | 21.6倍 |
| 5 | 3984ユーザーローカル | 237億円 | 14.3倍 |
| 6 | 5246ELEMENTS | 235億円 | 765.5倍 |
| 7 | 3837アドソル日進 | 235億円 | 15.9倍 |
| 8 | 3788GMOグローバルサイン・ホールディングス | 232億円 | 21.0倍 |
| 9 | 3921ネオジャパン | 230億円 | 12.6倍 |
| 10 | 431Aユーソナー | 223億円 | 20.3倍 |
| 11 | 3649ファインデックス | 219億円 | 17.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
画像解析・生体認証の会社として2013年創業
2013年12月、東京都渋谷区桜丘に株式会社Liquid(現ELEMENTS)を設立。資本金は100千円。創業時の目的は画像解析・生体認証システムの開発・提供だった。その後、2015年2月に総務省のICTイノベーション創出チャレンジプログラムに採択され、同年10月には長崎県ハウステンボスで生体認証決済の実証実験を開始。金融機関向けにも2016年2月にイオン銀行ATMでカードレス生体認証の実証実験を行い、技術の実用性を検証した。
子会社設立と組織再編を経て事業拡大(2016〜2020年)
2016年から2019年にかけて、行動解析、体型解析、生体決済など目的別の子会社を相次いで設立した。2018年12月には生体決済事業子会社として株式会社PASS(現Liquid)を設立。2019年7月にはオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の提供を開始し、これが後の主力サービスとなる。2020年には組織再編を実施。持株会社を株式会社ELEMENTSに、事業会社を株式会社Liquidに商号変更し、生体認証事業をLiquidに吸収分割した。
東証グロース上場と累計1,000万件突破(2022年)
2022年1月にオンライン当人認証サービス「LIQUID Auth」の提供を開始。同年3月には「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が1,000万件に達した。2022年12月、東京証券取引所グロース市場に上場。上場と同時に、行動解析事業子会社としてX PLACEを設立した。上場後の2023年11月には累計件数が3,000万件を突破し、2024年2月には4,000万件、同年7月には5,000万件と急速に拡大した。
M&Aで子会社化と累計1.5億件達成(2024〜2025年)
2024年2月、医療分野のアドメディカを連結子会社化。2025年3月にはポラリファイを連結子会社化し、同社のeKYCサービスをグループに取り込んだ。2025年6月にはデータセンター事業を行う「ELEMENTS CLOUD四国」を設立。2025年11月には「LIQUID eKYC」と「ポラリファイeKYC」の合算累計本人確認件数が1.5億件を突破した。2025年11月期の売上高は39億円に拡大する一方、M&A関連費用や減損損失の計上により最終赤字は7億円に拡大した。
年表32件を開く
2010年代
- 2013年12月画像解析・生体認証システムの開発・提供を目的に、東京都渋谷区桜丘に「㈱Liquid」(現 ㈱ELEMENTS)を設立(資本金100千円)
- 2015年2月総務省が主管するICTイノベーション創出チャレンジプログラム(I-Challenge!)に採択
- 2015年10月長崎県のハウステンボスの園内決済にて、生体認証による決済システムの実証実験開始
- 2016年2月㈱イオン銀行のATMにて、カードレス生体認証システムの実証実験開始
- 2016年11月創業海外での実証実験を行う関連会社として「PT. Indoliquid Technology Sukses」(現持分法非適用関連会社)を設立
- 2016年12月衣服における体型解析事業を行う子会社として「㈱SYMBOL」を設立
- 2017年1月本社を東京都千代田区大手町に移転
- 2017年3月行動解析事業を行う子会社として「㈱MYCITY」を設立
- 2018年12月生体決済事業を行う子会社として「㈱PASS」(現 ㈱Liquid、現連結子会社)を設立
- 2019年3月婦人靴における体型解析事業を行う子会社として「㈱sole」(現 ㈱IDEAL、現持分法適用関連会社)を設立
- 2019年7月オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の提供を開始
2020年代
- 2020年3月商号変更組織再編の一環として、㈱Liquidを「㈱ELEMENTS」に、㈱PASSを「㈱Liquid」にそれぞれ商号変更
- 2020年11月組織再編の一環として、㈱ELEMENTSの生体認証事業を、㈱Liquidに吸収分割
- 2020年12月商号変更組織再編の一環として、㈱soleを「㈱IDEAL」に商号変更
- 2022年1月オンライン当人認証サービス「LIQUID Auth」の提供を開始
- 2022年3月「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が1,000万件を突破
- 2022年8月㈱SYMBOLが連結子会社から持分法適用関連会社に異動
- 2022年11月「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が2,000万件を突破
- 2022年12月行動解析事業を行う子会社として「X PLACE㈱」(現連結子会社)を設立
- 2022年12月上場東京証券取引所グロース市場に上場
- 2023年7月㈱IDEALが連結子会社から持分法適用関連会社に異動
- 2023年8月「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が3,000万件を突破
- 2023年9月本社を東京都中央区日本橋に移転
- 2023年11月㈱SYMBOLが持分法適用関連会社から持分法非適用関連会社に異動
- 2024年2月「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が4,000万件を突破
- 2024年2月M&A㈱アドメディカの連結子会社化
- 2024年7月「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が5,000万件を突破
- 2024年11月M&A「㈱MYCITY」を「㈱ELEMENTS」に吸収合併
- 2025年1月「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が6,000万件を突破
- 2025年3月M&A㈱ポラリファイの連結子会社化
- 2025年6月データセンター事業を行う子会社として「ELEMENTS CLOUD四国」を設立
- 2025年11月「LIQUID eKYC」、「ポラリファイeKYC」合算の累計本人確認件数が1.5億件を突破
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/11期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
個人認証ソリューションの拡充
主力サービス「LIQUID eKYC」の市場を、現在の金融・通信業からCtoC、公共、医療分野へ拡大し、さらにパスキー提供やAPAC地域への海外展開を進める。
- 02
個人最適化ソリューションの成長
選択と集中の観点から一部サービスを縮小・撤退しつつ、画像認識技術を活用した生成AI技術による新分野を立ち上げ、パートナーとの協業で再成長を目指す。
- 03
個人情報管理ソリューションの進展
「ELEMENTS CLOUD」の提供を開始し、個人認証で培ったノウハウを活かして自社データセンター事業への進出を図る。
- 04
アライアンス及びM&Aの活用
非連続的成長の手段として、財務健全性を維持しながらアライアンスやM&Aを積極的に活用し、事業拡大を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で103人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は823万円で、3期前と比べて+28.0%。平均年齢は38.7歳、平均勤続年数は3.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年11月 | 643 | 35.3 | 3.2 | 63 | — |
| 2023年11月 | 747 | 37.1 | 3.1 | 62 | — |
| 2024年11月 | 806 | 38.0 | 4.1 | 87 | 115 |
| 2025年11月 | 823 | 38.7 | 3.9 | 103 | −194 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内㈱Liquid (注3)(注7)東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内X PLACE㈱(注7)東京都中央区 · 連結子会社議決権80.0%
- 国内㈱アドメディカ(注5)(注7)東京都中央区 · 連結子会社議決権70.1%
- 国内㈱ポラリファイ(注4)(注7)東京都港区 · 連結子会社議決権95.0%
- 国内㈱ELEMENTS CLOUD四国(注7)香川県高松市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱IDEAL東京都中央区 · 持分法適用会社議決権49.7%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年11月期の売上高は39億円、営業利益は-2億円。前期と比べると増収減益で、売上が+56.0%、利益が-300.0%。
会社が出している今期の予想2026年11月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 57億円 | 39億円 |
| 営業利益 | 4億円 | -2億円 |
| 純利益 | 3億円 | -7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は28億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+64.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 4 | −2 | −50.0 | −2 |
| 2023年2Q | 4 | −3 | −75.0 | −2 |
| 2023年3Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2023年4Q | 6 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 8 | 1 | 12.5 | 0 |
| 2024年4Q | 13 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年2Q | 17 | 0 | 0.0 | −5 |
| 2025年4Q | 22 | −2 | −9.1 | −2 |
| 2026年2Q | 28 | 3 | 10.7 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年11月期からの8期で、売上は4億円から39億円へ9.8倍に増えた。直近期の営業利益率は-5.1%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 生体決済事業を行う子会社として「㈱PASS」(現 ㈱Liquid、現連結子会社)を設立 | |||||
| 2018年11月 | 4 | — | −3 | — | −6 |
| 婦人靴における体型解析事業を行う子会社として「㈱sole」(現 ㈱IDEAL、現持分法適用関連会社)を設立 | |||||
| 2019年11月 | 3 | — | −4 | — | −5 |
| 組織再編の一環として、㈱Liquidを「㈱ELEMENTS」に、㈱PASSを「㈱Liquid」にそれぞれ商号変更 | |||||
| 2020年11月 | 9 | — | −9 | — | −8 |
| 2021年11月 | 14 | — | −7 | — | −6 |
| 東京証券取引所グロース市場に上場 | |||||
| 2022年11月 | 17 | — | −6 | — | −6 |
| 2023年11月 | 19 | — | −4 | — | −3 |
| ㈱アドメディカの連結子会社化 | |||||
| 2024年11月 | 25 | 1 | 0 | 4.0 | −1 |
| ㈱ポラリファイの連結子会社化 | |||||
| 2025年11月 | 39 | −2 | −3 | −5.1 | −7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年11月期
売上高39億円のうち、営業利益として残るのは-2億円で-5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-7億円、売上の-17.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金23.1%9億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金82.1%32億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-5.1%-2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年11月期は営業CFが−5億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは−24億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は33億円で、売上の10.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年11月 | −9 | 3 | 3 | −6 | 26 |
| 2021年11月 | −8 | 0 | 5 | −8 | 23 |
| 2022年11月 | −6 | 0 | 4 | −6 | 21 |
| 2023年11月 | −3 | −7 | 17 | −10 | 27 |
| 2024年11月 | 2 | −8 | 6 | −6 | 27 |
| 2025年11月 | −5 | −19 | 29 | −24 | 33 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年11月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は44.2%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年11月 | 32 | 27 | 5 | 83.5 |
| 2019年11月 | 30 | 24 | 6 | 80.3 |
| 2020年11月 | 29 | 20 | 9 | 54.7 |
| 2021年11月 | 26 | 13 | 13 | 38.1 |
| 2022年11月 | 24 | 7 | 17 | 18.0 |
| 2023年11月 | 36 | 10 | 26 | 24.4 |
| 2024年11月 | 49 | 26 | 23 | 42.8 |
| 2025年11月 | 72 | 36 | 37 | 44.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中17位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中550位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥865で、1年前と比べて-23.9%。過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 765.5倍 |
| PER (会社予想) | 94.3倍 |
| PBR | 6.12倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は862円で、25日移動平均線(784円)を約10%上回り、上昇基調が継続しています。直近1ヶ月で12.5%上昇し、年初来では-18.6%と戻り途上ですが、52週高値1255円からは依然-31%の水準です。7月中旬に出来高を伴った急騰があり、その後も高水準の出来高が続いており、需給の改善が株価を支えています。RSIは75.77と過熱感もあり、短期的な調整に注意が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 5/100)。
PER788.99倍と非常に高く、業界平均31.11倍を大幅に上回る。予想PER93.7倍でも依然高水準。PBR6.08倍も平均3.64倍を大きく超え、割高感が強い。ROEはマイナスで、直近の営業損失もあり収益性が悪化。無配で配当利回り0%。売上高は増加傾向だが、利益段階で低迷。資産価値や収益力に比べて株価が過大評価されており、総合的に割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 765.5倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 94.3倍 | — |
| PBR | 6.12倍 | 2.96倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
AIソリューション市場は拡大しているが、収益化が課題。強気派は、高い成長率と技術力を評価し、将来の収益転換を期待する。一方、弱気派は、赤字が続き、事業のスケーラビリティに疑問を呈する。また、競争が激化し、差別化が難しいとみる。最近の業績は売上成長の一方で損失が拡大しており、投資家の間で評価が分かれる。
- 成長市場の先行者
AI市場は拡大。2025/11期は売上39億と前年比56%増。
- 技術力が強み
独自のAI解析技術で、高精度なサービスを提供。
- 将来の黒字化期待
売上成長が続けば、固定費負担を吸収し、収益改善の可能性。
- 売上高が前期比56%増の39億円に急拡大決算発表後影響中
売上高は19→25→39億円と2期連続増加、増収率が56%と加速し黒字化の前提が整う
- 来期黒字転換予想で予想PERが91.6倍に低下通年影響強
時価総額228億円÷予想PER91.6倍で予想純利益約2.5億円、最終赤字7億円からの利益反転
- 2024/11期の営業黒字1億円、収益モデルの有効性決算発表後影響中
営業利益率は当期4%、過去に黒字実績があり増収で再現すれば収益は改善
- 小型株で需給改善余地、成長期待の再評価継続影響弱
時価総額228億円、外国法人保有比率4.34%と低く買い増しの余地がある
- 赤字が続く
2025/11期は営業損失7億と赤字幅が拡大。収益化の目途が立たない。
- 競争が激化
大手企業の参入で、テクノロジーを模倣されやすく、優位性が薄れる。
- 財務リスク
利益が出ず、資金調達に依存。資本効率が悪く、投資家の懸念。
- 2025/11期は最終損失7億円と赤字拡大決算発表後影響中
最終損益は-3→-1→-7億円と悪化、営業利益率も-5.13%と赤字基調
- 営業赤字が続き、固定費負担の重さが顕在化通年影響中
売上高39億円に対し営業損失2億円、増収でも販管費の高止まりが懸念
- 実績PER743倍の極端な割高警戒決算発表後影響弱
2025/11期の最終赤字に基づくPERは743倍、黒字化の遅れで再び割高が意識
- 株価の下落トレンド、戻り売り圧力継続影響弱
1年で株価は22.0%下落、モメンタムが続き上値が重い
- 売上高成長率
- 高成長を持続できるかが焦点。
- 営業損益
- 黒字化の時期を見極めるため。
- 大口契約件数
- 収益の安定性と事業のスケーラビリティを示す。
株主
有価証券報告書より
2025年11月期末の株主数は延べ13,758人。区分でいちばん多いのは個人・その他で67.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.2%を占め、残る79.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年11月% | 2023年11月% | 2024年11月% | 2025年11月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 52.3 | 64.2 | 65.3 | 67.3 |
| 事業法人 | 36.5 | 17.6 | 14.4 | 12.1 |
| 証券会社 | 5.5 | 2.1 | 7.4 | 8.1 |
| 金融機関 | 5.7 | 10.5 | 8.4 | 8.1 |
| 外国法人 | — | 5.5 | 4.3 | 4.1 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 久田 康弘 | 24.34 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 7.50 |
| 03 | 株式会社BOC | 4.56 |
| 04 | 楽天証券株式会社共有口 | 3.17 |
| 05 | 上田八木短資株式会社 | 2.42 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 1.68 |
| 07 | 三菱UFJeスマート証券株式会社 | 0.93 |
| 08 | 東急不動産株式会社 | 0.87 |
| 09 | KDDI株式会社 | 0.87 |
| 10 | NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW(常任代理人野村證券株式会社) | 0.85 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-19久田 康弘新規の大量保有報告24.53%-3.43pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+99%、1株純資産は4期で+459%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2018年11月 | −4,751 | — |
| 2019年11月 | −4,044 | — |
| 2020年11月 | −61 | — |
| 2021年11月 | −43 | — |
| 2022年11月 | −39 | 21 |
| 2023年11月 | −16 | 40 |
| 2024年11月 | −6 | 86 |
| 2025年11月 | −28 | 118 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/11期の役員報酬は総額56百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 久田康弘 | 代表取締役 会長 | 41 | 6,600,000 |
| 長谷川敬起 | 代表取締役 社長 | 48 | 156,000 |
| 大岩良行 | 取締役 | 38 | 134,000 |
| 沖田貴史 | 取締役 監査等委員 | 49 | — |
| 石川正俊 | 取締役 監査等委員 | 72 | — |
| 井上伸一 | 取締役 監査等委員 | 68 | — |
役員報酬の内訳2025/11期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 51 | 51 | 17 |
| 社外取締役 | 2 | 5 | 5 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/11期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,343字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,132字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,593字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,158字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/12/01-2026/11/30)2026-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/12/01-2025/11/30)2026-02-25
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/12/01-2025/11/30)2025-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/12/01-2024/11/30)2025-02-27
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2022/12/01-2023/11/30)2024-02-28
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-12
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-13
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2021/12/01-2022/11/30)2023-02-24
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年11月期 第2四半期決算説明資料2026-07-14
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