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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アドベンチャー

Adventure, Inc.6030 · Growth · サービス業

概要

アドベンチャーは、オンライン旅行予約サイト「skyticket」を中核とする旅行事業と投資事業を展開する。2004年10月設立、2014年12月に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場。2025年6月期の連結収益は254億円、従業員数は607人。本社は東京都渋谷区恵比寿に所在する。

旅行事業と投資事業の二本柱

当社グループは旅行事業と投資事業の二つのセグメントで構成される。旅行事業では航空券等の比較・予約サイト「skyticket」を中心に、個人向け旅行商品をオンライン販売する。投資事業では将来性のある企業へのキャピタルリターンを目的とした投資を行う。2025年6月期の旅行事業の収益は250億円で全体の98.8%を占めるが、のれん減損損失の計上により同事業は11億円のセグメント損失となった。投資事業の収益は2.9億円、損失は0.3億円である。

収益の大半を航空券販売が占める構造

旅行事業の収益は主に航空券販売とその他旅行商品で構成される。2025年6月期の航空券収益は107.6億円(前期比4.3%減)、その他収益は143.2億円(同28.1%増)で、その他が全体の57%を占める。取扱高ベースでは航空券560億円、その他208億円と航空券が約7割を維持する。収益認識の会計処理により、取扱高と収益の額には差があるが、航空券の手数料収入が収益の重要な源泉であることに変わりはない。

18社の連結子会社で構成されるグループ

2025年6月30日現在、当社グループは当社と連結子会社18社の合計19社で構成される。海外子会社としてAdventure Korea Inc.(韓国)、Adventure Dhaka Limited(バングラデシュ)、ADVENTURE INDIA JOURNEY PRIVATE LIMITED(インド)、Adventure Global OTA Philippines, Inc.(フィリピン)、ADVENTURE APAC PTE.LTD.(シンガポール)を設立した。一方で、過去に取得した子会社の多くを解散・譲渡しており、グループの構成は変動が激しい。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
256億円
営業利益
11億円
営業利益率
4.3%
純利益
5億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書のセグメント情報(2025/6期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
旅行事業251億円98.8%
投資事業3億円1.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

製品と技術

「skyticket」による航空券横断検索機能

当社の主力サービス「skyticket」は、国内外の格安航空券をオンラインで予約できるサイト・アプリである。特徴は横断検索機能で、搭乗日と空港を指定するだけで複数の航空会社のフライトスケジュールを一度に比較表示できる。大手航空会社に加えてLCCやリージョナル航空会社、海外資本の航空会社など多くの航空券を扱い、顧客の利便性を高めている。2025年6月期の航空券取扱高は560億円に達する。

多言語オプショナルツアーサイト「WannaTrip」

2014年9月に運用を開始した「WannaTrip」は、多言語対応のオプショナルツアー予約サイトである。訪日外国人旅行者向けに現地ツアーや体験アクティビティを提供し、当社の旅行事業における多角化の一翼を担う。skyticketとのクロスセルにより、航空券予約後の顧客に付加価値サービスを提案する役割を果たしている。

自社開発のシステムと内製マーケティング

当社は販売店舗を持たず、インターネット販売に特化している。その運営を支えるのが自社内に抱える開発経験豊富なエンジニアチームである。システムは人の手を介する作業を極力排除し業務効率化を実現する。またマーケティングは広告代理店を介さず自社ノウハウで行い、広告効果の高い媒体に集中投下する。UI/UX改善によりリピート率を高め、少人数での運営とコスト競争力を両立している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

成長期の旅行予約サイト、収益変動大

アドベンチャーはサービス業に属し、オンライン旅行予約等を手掛ける。売上高は拡大傾向にあるが、最新期の営業利益率はマイナスと収益が不安定。同業他社としてジンジブ(人材)、イシン(教育)などと比較されるが、ビジネスモデルが異なり直接競合は限定的。旅行需要の回復とマーケティング効率化が課題。

強み

  • 近年売上高が急成長しており、市場シェアを拡大中である。
  • 旅行予約サイトとして一定の知名度を有し、集客力に強みがある。
  • システム開発やデータ分析に強みを持ち、効率的な運営が可能。
  • 多くのホテル・航空会社と提携し、豊富な商品を提供できる。

課題

  • 営業利益がマイナスになるなど、収益が安定していない。
  • 大手OTAや新興サービスとの競争が激しく、差別化が難しい。
  • 感染症や自然災害など、旅行需要が急減するリスクに晒される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアドベンチャー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14651サニックスホールディングス133億円30.7倍
29731白洋舎132億円4.5倍
36035アイ・アールジャパンホールディングス131億円14.6倍
45869早稲田学習研究会128億円13.0倍
56083ERIホールディングス127億円11.6倍
66030アドベンチャー126億円24.9倍
77097さくらさくプラス126億円16.2倍
89564FCE124億円17.8倍
94347ブロードメディア124億円15.0倍
106044三機サービス124億円14.3倍
112428ウェルネット123億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

旧会社から分離して設立された2004年

アドベンチャーは2004年10月、東京都渋谷区において旧株式会社アドベンチャーとして設立された。2006年12月にはその子会社として株式会社サイバートラベル(現アドベンチャー)が設立され、2007年7月に東京都知事登録旅行業第2種を取得。2008年6月にオンライン旅行予約サイト「skyticket」の運用を開始し、現在の事業の基盤が築かれた。

企業買収と合併による成長期(2010〜2013年)

2010年2月にビッグハートトラベルエージェンシー株式会社を完全子会社化したのを皮切りに、2013年6月には経営効率化を目的として旧アドベンチャーを吸収合併し、社名を株式会社アドベンチャーに変更した。この合併により、旅行事業の運営会社と持株会社の役割が一本化された。

マザーズ上場と海外展開の開始(2014〜2017年)

2014年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場。同年9月には多言語オプショナルツアーサイト「WannaTrip」を開始した。2015年4月には香港のAppAge Limitedを完全子会社化し、2016年3月には株式会社EPARKとの合弁で株式会社スグヤクを設立、さらに一般社団法人日本旅行業協会(JATA)に加盟。2017年7月にはIATA公認代理店資格を取得し、国際航空券の販売体制を強化した。

M&Aによる拡大とその後の整理(2018〜2022年)

2018年から2020年にかけて、コスミック流通産業、コスミックGCシステム、wundou、TET、ギャラリーレア、ラド観光、EDISTなど複数の企業を買収したが、2020年から2022年にかけて多くの子会社を解散・譲渡した。2020年8月に株式会社wundou、2020年9月に株式会社ギャラリーレア、2021年5月に株式会社EDIST、2022年4月にコスミック流通産業及びコスミックGCシステムの全株式を手放した。2022年4月には市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行した。

海外子会社の新設と再編(2022〜2023年)

2022年7月にAdventure Korea Inc.、12月にAdventure Dhaka Limited、ADVENTURE INDIA JOURNEY PRIVATE LIMITED、Adventure Global OTA Philippines, Inc.など、アジア各国に子会社を相次いで設立した。2023年10月には株式会社旅工房の第三者割当増資を引き受け同社を連結子会社化(出資比率53.03%)、同時にアヤベックス株式会社を完全子会社化した。2023年11月にはシンガポールにADVENTURE APAC PTE.LTD.を設立し、海外拠点を拡大した。

年表28件を開く

2000年代

  • 2004年10月創業東京都渋谷区において旧株式会社アドベンチャー設立
  • 2006年12月旧株式会社アドベンチャーの子会社として株式会社サイバートラベル(現 株式会社アドベンチャー)設立
  • 2007年7月東京都知事登録旅行業第2種5932号登録
  • 2008年6月オンライン旅行予約サイト「skyticket」運用開始

2010年代

  • 2010年2月M&Aビッグハートトラベルエージェンシー株式会社の全株式を取得し完全子会社化
  • 2013年6月M&A経営の効率化を目的として旧株式会社アドベンチャーを吸収合併後、社名を株式会社アドベンチャーに変更
  • 2014年9月多言語オプショナルツアーサイト「WannaTrip」運用開始
  • 2014年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に当社株式を上場
  • 2015年4月M&AAppAge Limitedの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2016年3月株式会社スグヤクを株式会社EPARKとの合弁会社として設立 一般社団法人日本旅行業協会(JATA)加盟
  • 2017年6月IATA(International Air Transport Association)公認代理店資格を取得
  • 2017年7月東京都知事登録旅行業第1種2035号登録
  • 2018年1月M&Aコスミック流通産業株式会社及びコスミックGCシステム株式会社、株式会社wundouの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2018年6月M&A株式会社TETの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2018年11月M&A株式会社ギャラリーレアの株式を取得し、子会社化
  • 2019年1月M&Aラド観光株式会社の全株式を取得し、完全子会社化 株式会社EDIST設立(当社出資比率100%)

2020年代

  • 2020年2月株式会社スグヤクを解散
  • 2020年6月AppAge Limited及びビッグハートトラベルエージェンシー株式会社を解散
  • 2020年8月株式会社wundouの全株式を譲渡
  • 2020年9月株式会社ギャラリーレアの全株式を譲渡
  • 2021年3月大阪事務所開設
  • 2021年5月株式会社EDISTの全株式を譲渡
  • 2022年3月創業株式会社Vacations設立(当社出資比率100%)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場に移行 コスミック流通産業株式会社及びコスミックGCシステム株式会社の全株式を譲渡
  • 2022年7月創業Adventure Korea Inc.設立(当社出資比率100%)
  • 2022年12月創業Adventure Dhaka Limited設立(当社出資比率99.0%) ADVENTURE INDIA JOURNEY PRIVATE LIMITED設立(当社出資比率99.0%) Adventure Global OTA Philippines,Inc.設立(当社出資比率100%)
  • 2023年10月M&A株式会社旅工房が実施する第三者割当増資の引受により同社株式を取得し、同社を連結子会社化(当社出資比率53.03%)アヤベックス株式会社の全株式を取得し、完全子会社化(当社出資比率100%)
  • 2023年11月創業ADVENTURE APAC PTE.LTD.設立(当社出資比率100.0%)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グローバル展開の推進

    東南アジア等海外市場へ事業を拡大するため、各国LCCのAPIに個別接続し、堅牢なシステムを構築。国内で培った技術力やノウハウを活かし、世界的に信頼されるオンライン旅行会社を目指す。

  2. 02

    グローバル人材の採用と育成

    外国人顧客向けオペレーターや国内外の優秀な人材を確保するため、研修制度の充実や語学堪能な人材の採用強化に取り組む。

  3. 03

    新サービスの展開

    多様化する顧客ニーズに応え、民泊運営やオフショア開発などの新規事業に参入。既存サービスの充実に加え、航空券以外の多様な新サービスを展開し、既存顧客への付加価値提供と新規顧客獲得を図る。

  4. 04

    顧客体験の向上

    顧客一人一人のニーズにマッチした情報提供を行うとともに、スマートフォン対応の検索・予約機能を充実させ、利便性を高める。また、効果的な広告宣伝とWebマーケティングにより認知度を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で607人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は504万円で、9期前と比べて+9.1%平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は3.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月22
2017年6月37
2018年6月158
2019年6月46233.41.0363
2020年6月44233.82.0365
2021年6月44934.13.0255
2022年6月43931.32.0170
2023年6月45231.62.0239
2024年6月48032.93.0439342
2025年6月50433.53.0607−198

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 9 / 海外 6、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都渋谷区490百万円
旅行事業 投資事業 全社
宿泊施設 — 京都府京都市158百万円
旅行事業
本社 — バングラデシュ120百万円
旅行事業 全社
主な関係会社
  • 国内
    株式会社TET
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ラド観光株式会社(注4)
    大阪府大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Vacations
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社旅工房(注3)
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権53.0%
  • 国内
    アヤベックス株式会社
    京都府綾部市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社LALALA Plus
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Adventure Korea Inc.
    大韓民国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Adventure Dhaka Limited
    バングラデシュ人民共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ADVENTURE INDIA JOURNEY PRIVATE LIMITED
    インド共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Adventure Global OTA Philippines,Inc.
    フィリピン共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    ADVENTURE APAC PTE.LTD. (注2)
    シンガポール共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    Silkway Travel Asia Pte.Ltd.
    シンガポール共和国
    議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • ADVENTURE GLOBAL TRAVEL,INC.アメリカ合衆国100%
  • HELLO1010 SDN. BHD.マレーシア100%
  • UR COMMUNICATIONS PTE. LTD.シンガポール共和国100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は256億円営業利益11億円前期と比べると増収で、売上が+0.8%。

売上高
+0.8%
256億円
営業利益
11億円
純利益
5億円
営業利益率
4.3%
前期比 +9.0%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高260億円256億円
営業利益20億円11億円
純利益11億円5億円
1株あたり配当¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は122億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−3.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q561017.96
2023年4Q503
2024年1Q56814.34
2024年2Q4836.32
2024年3Q6258.13
2024年4Q58−1−1.7−2
2025年2Q1271511.89
2025年4Q127−27−21.3−26
2026年2Q13496.74
2026年4Q12221.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は2億円から256億円へ128.0倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月200
経営の効率化を目的として旧株式会社アドベンチャーを吸収合併後、社名を株式会社アドベンチャーに変更
2013年6月600
東京証券取引所マザーズ市場に当社株式を上場
2014年6月900
AppAge Limitedの全株式を取得し、完全子会社化 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2015年6月1511
株式会社スグヤクを株式会社EPARKとの合弁会社として設立 一般社団法人日本旅行業協会(JATA)加盟
2016年6月2731
2017年6月5342
コスミック流通産業株式会社及びコスミックGCシステム株式会社、株式会社wundouの全株式を取得し、完全子会社化
2018年6月7543
ラド観光株式会社の全株式を取得し、完全子会社化 株式会社EDIST設立(当社出資比率100%)
2019年6月13632
2020年6月123131
大阪事務所開設
2021年6月8089
株式会社Vacations設立(当社出資比率100%)
2022年6月1182016
ADVENTURE APAC PTE.LTD.設立(当社出資比率100.0%)
2023年6月2002918
2024年6月22415146.77
2025年6月254−12−13−4.7−17
2026年6月2561194.35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高256億円のうち、営業利益として残るのは11億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金95.7%245億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.3pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.1pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年6月期は営業CFが22億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は163億円で、売上の7.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年6月00002
2014年6月00001
2015年6月−1−413−510
2016年6月7−2−2512
2017年6月1−4−2−37
2018年6月4−1326−924
2019年6月5−914−435
2020年6月41−3−33869
2021年6月−3−6−9−951
2022年6月3044334128
2023年6月30−9−921140
2024年6月9−3246170
2025年6月22−11−1611163

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は275億円。このうち返さなくてよい自己資本が90億円で、自己資本比率は32.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月303
2013年6月404
2014年6月4044.7
2015年6月1910954.0
2016年6月26121445.7
2017年6月37152242.1
2018年6月108149413.0
2019年6月170151558.8
2020年6月169151548.8
2021年6月122239918.9
2022年6月2089611246.2
2023年6月23511412148.3
2024年6月29711017737.1
2025年6月2759018232.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
163億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
34億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
182億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中376位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中413位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,576で、1年前と比べて-49.2%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥1,576-0.5%1ヶ月+9.7%1年-49.2%時価総額126億円
過去52週の値幅
安値¥1,140高値¥3,205

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.9倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR1.25倍
配当利回り0.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1490円と前日比9.6%下落。1ヶ月では2.6%下落し、年初来では54.7%下落と大幅安。25日移動平均線(1503円)をほぼ横ばいで、75日線(1379円)を8%上回る。8月13日には1630円まで上昇したが、14日に急落。出来高は8月14日に5万9500株と急増し、売りが優勢。RSIは49.5と中立圏で、テクニカル的には方向感がないが、高値圏からの調整が続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PBR1.19倍は業界平均3.09倍を大きく下回るが、ROEが-17.1%と赤字で、直近営業赤字が続く。配当利回り1.34%は業界平均2.77%の半分以下で、配当性向16.2%も低く、収益悪化がバリュエーションを圧迫しており、実質的な割高感がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.9倍23.4倍
PER (予想)10.5倍
PBR1.25倍3.51倍
ROE-17.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績が急変し、2025年6月期に営業赤字見通し。成長鈍化と過剰な投資・費用増加が懸念される。株価は1年で55%下落。一方、旅行需要の回復や新サービスの黒字化に期待する声もある。

プラスに働く材料7
  • 旅行需要回復

    コロナ後、国内外旅行需要は回復基調

  • 事業拡大の可能性

    動画予約など新サービスで成長余地

  • 売上好調

    2025年6月期売上254億円と増収予想

  • 一過性損失剥落による利益回復2026年Q1影響

    FY25営業赤字12億円のうち構造改革費用が大半、FY26黒字転換期待

  • 売上高成長継続による収益基盤拡大通年影響

    FY26売上高予想270億円越え、旅行需要回復で増収基調

  • 業績回復時のバリュエーション是正決算発表後影響

    EPSが+になればPER一桁台も、回復感次第で株価反発

  • DX投資による業務効率化効果2027年〜2028年影響

    システム統合で販管費率改善、年間数億円のコスト削減目標

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字転落

    2025年6月期営業損益 -12億円の見通し

  • 競争激化

    楽天トラベル、じゃらんなど大手との競合

  • ガバナンス懸念

    過去の不適切会計などリスクが顕在化

  • 赤字継続による財務リスク通年影響

    FY25純損失17億円、自己資本減少で債務超過懸念

  • 旅行業界の競争激化による売上停滞継続影響

    OTA間の価格競争で手数料収入減少、粗利圧迫

  • 旅行業法改正による規制強化条件付き影響

    新たな消費者保護規制で営業費用増加の可能性

  • 信用不安からの株価下落継続継続影響

    外国人保有4.47%と低く、個人主体で需給脆弱

次の決算で確かめる点
営業損益
収益改善の兆しを確認
取扱高
旅行需要の実勢を反映
解約率・会員数
顧客基盤の健全性を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から9.1%いまの株価に対する利回りは0.95%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.95%
いまの株価に対して
配当性向
16.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月1024.8
2018年6月40300.029.6
2019年6月10−75.0
2020年6月5−50.060.2
2021年6月10100.012.9
2022年6月20100.08.4
2023年6月2210.010.9
2024年6月20−9.116.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,935人。区分でいちばん多いのは個人・その他84.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.2%を占め、残る89.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他84.279.070.773.185.684.4
金融機関0.02.313.212.57.77.5
自己株式0.70.70.00.06.86.8
外国法人9.910.611.610.53.44.4
事業法人4.94.22.01.71.82.7
証券会社1.03.92.52.11.40.9
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中村 俊一62.04
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.25
03DAIWA CM SINGAPORE LTD- NOMINEE YAGI RIEKO(常任代理人 大和証券株式会社)1.94
04野村信託銀行株式会社(投信口)1.60
05下中 佳生1.13
06株式会社中村1.07
07株式会社OCEAN0.94
08株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.56
09KIA FUND 497 KIA TRANSITION ASIA IAD NO.1 (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.56
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.40

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-16
    中村 俊一
    新規の大量保有報告
    68.95%
    +6.91pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1486%、1株純資産は11期で+687%。直近期のROEは-17.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月−5
2013年6月3
2014年6月4292.5
2015年6月1815421.1166.9
2016年6月2217613.3105.329.1
2017年6月3622717.890.124.8
2018年6月512084.1146.129.6
2019年6月2722212.7133.2
2020年6月112214.8399.760.2
2021年6月12634244.760.712.9
2022年6月2251,28227.037.38.4
2023年6月2431,51017.440.510.9
2024年6月951,4816.454.516.2
2025年6月−2301,209−17.1
2026年6月63

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/6期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中村俊一代表 取締役社長435,035,000
中島照取締役526,000
三島健取締役53
雷蕾取締役41300
永田ゆかり取締役45
児玉尚人常勤監査役44300
角田千佳監査役41300
小椋明子監査役44

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2989849
社外監査役317176
社外取締役4882

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,480字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社18社の合計19社で構成されており、個人や企業に対する商品の販売やサービスの提供を行う旅行事業及び将来性があり、キャピタルリターンの期待できるビジネスや企業への投資を行う投資事業を推進しております。 事業系統図は、以下のとおりであります。 2025年6月30日現在 (1) 旅行事業 旅行事業では、旅行商品やサービスの提供を行っており、各事業の特徴は以下のとおりであります。 旅行商品やサービスの提供 当社は航空券等の旅行商品の比較・予約サイト「skyticket」等を中心に事業を運営しております。航空券事業の特徴は以下のとおりであります。 (a)「航空券の横断検索」 当社が運営するサイト・アプリは、国内及び海外の格安航空券をオンラインで予約することが可能であり、「横断検索」機能による世界中の航空券の検索、また日本国内の空港発着以外の航空券の購入が可能であります。当社の顧客は、この機能を使うことにより、世界の航空会社のフライトスケジュールを一つ一つ確認することなく、航空券を購入する際に、搭乗日と出発・到着する空港名を指定することで、条件に合う航空会社を一度に検索し、表示することが可能となっております。 当社は、大手航空会社のみならずLCCやリージョナル航空会社、海外資本の航空会社等、国内外における多くの航空会社の航空券を取り扱っており、顧客が航空券を購入する際の利便性を高めております。 (b)「オンライン予約・販売」 インターネットやソーシャルメディアが普及し、個人が能動的に様々な情報を検索、取得したり、さらには発信したりすることが一般的な消費者行動となった現代ではありますが、国内の旅行業界は、なお店舗型サービスを中心としている企業が多く存在しております。 当社は創業以来、店舗を持つことなく、インターネットによるオンライン販売に特化して、国内・海外航空券を中心とした旅行商品の販売を行ってまいりました。こうしたオンライン旅行事業におけるノウハウを活かし、順次領域を拡大しております。 (c)「技術力とマーケティング力」 当社の事業の特徴としている多言語化やITによるサービス提供を支えるのが、「技術力」と「マーケティング力」であります。 当社はインターネットやソーシャルメディアに対する技術力とマーケティング力を強みとしており、この強みを駆使して、様々なオンライン旅行サービスを提供しております。 技術力に関しては、開発経験が豊富なエンジニアを社内に抱えております。そのため、新たな旅行商品が販売された場合やシステムにおけるトラブルや仕様変更等が発生した場合でも、迅速かつ正確に対応することが可能であります。また、当社は販売店舗を保有せず、少人数による運営を行っておりますが、これを支えているのがシステムであります。人の手を介する作業を極力排除し、業務の効率化を図ることによって、コスト競争力を高めております。 マーケティング力に関しては、広告代理店等を活用せず、自社で蓄積したノウハウを活用して、ユーザーの集客や認知度向上のために広告効果の高い媒体を選別し、集中的に広告費を投下しております。また、サイトのUI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)の改善を継続的に行うことによりリピート率を高め、既存顧客の囲い込みを行っております。 (2) 投資事業 当社にて、将来性があり、キャピタルリターンの期待できるビジネスや企業への投資を行っております。
経営方針・対処すべき課題2,040字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、以下の経営理念(「MISSION」、「VISION」及び「VALUE」)に基づいて事業を推進してまいります。 (MISSION) 社会貢献とビジネスを両立する (VISION) 世界中の”やりたい”を叶える (VALUE) Integrity(高潔な倫理観を持ち、誠実かつ公正に業務を遂行する) Visionary(理想から妥協せず、社会公益性の高い事業の創出にリスクを恐れず挑戦する) Flexibility(市場や社会情勢の変化に対応する柔軟性を持ち、常に最適な手段を選択する) (2) 目標とする経営指標 当社グループが重視している経営指標は、収益であります。収益を継続的に成長させることにより、企業価値の向上を実現してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループにおける主な事業であるオンライン旅行会社(OTA)に係る事業については、世界的に優位性のある地位の確立を目指しております。今後はさらにサービスの拡充及びシステムの改善を進めてお客様の利便性向上や業務効率化を意識した取り組みを強化して、世界中で信頼される「Global OTA」を目指してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く環境は、ロシアのウクライナ侵攻の長期化による資源・エネルギー価格の高騰に加え、世界的なインフレに対する欧米諸国での政策金利の引き上げや、それに伴う大幅な為替変動など、世界経済の先行きに未だに不透明な状況が継続しております。 また、中期的には当社グループの中核をなす旅行業につきましては、店舗を中心とした営業を展開する既存の大手旅行会社に加え、インターネットを中心としたOTAの成長、そしてLCCを含めた直販を拡大する航空会社等との競争がさらに激しくなると思われます。そのような中、当社グループが対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ① 海外への事業拡大 当社グループでは、国内市場における継続的な事業の拡大を図っておりますが、当社グループが更なる成長を遂げるためには、海外への事業拡大が必要不可欠であると考えております。 特に東南アジア諸国では、日本以上にLCCのシェアが拡大しており、今後もシェアが拡大するものと予想されております。当社がこれらのLCC全ての路線を取り扱うためには、海外航空券の仕入先であるホールセラーが提供しているAPIだけでは対応できないことから、各国のLCCのAPIに個別接続する必要があります。 当社グループでは、これらの状況に対処するため、国内で培った技術力やノウハウを活かし、堅牢なシステム構築を図ってまいります。 ② グローバル人材の採用 当社グループは、国内市場のみならず、世界各国の旅行商品の取り扱いを充実させることによって国際競争力を高め、更なる事業拡大を図る方針であります。このため、当社としましては、外国人顧客向けのオペレーターや、国内外の優秀な人材を確保することが重要と認識しており、社内における研修制度の充実や語学の堪能な人材の採用強化に取り組んでまいります。 ③ 新サービスの展開 多様化する顧客のニーズに応えるため、当社グループは常に新しいサービスを提供することを検討し、実施しております。また、当社グループは、民泊の運営やオフショア開発などの新規事業領域への参入も積極的に進めております。 今後も既存サービスの充実に加えて、当社グループが有するサイト運営能力、サービス開発力等を活かして、航空券のみならず様々な新サービスを展開することによって、既存顧客への付加価値を提供するとともに、新規顧客の獲得を図ってまいります。 ④ 顧客に対して提供する情報の量及び質の向上 インターネット等を利用することによって顧客自身が様々な媒体から様々な情報を入手することが容易となっていることから、旅行に対する顧客のニーズは多様化し、旅行会社に対する要望も高くなっております。このような状況に対して、当社としましては、顧客一人一人のニーズにマッチした情報提供を行ってまいります。 ⑤ 認知度の向上 当社が運営するサイトを多くの顧客に利用していただくためには、サイトの認知度をさらに向上させることが必要不可欠であると考えております。このため、様々な媒体を活用した効果的な広告宣伝、Webマーケティング技術の有効活用等を実施することで認知度の向上に努めてまいります。 ⑥ 顧客の利便性向上 当社グループはPC及びスマートフォンによる販売を行っておりますが、特にスマートフォンからの申込みが増加しており、今後もさらに増加するものと予想されております。このため、当社としましては、スマートフォンに対応した検索機能や予約機能等を充実させ、顧客の利便性向上に努めてまいります。
事業等のリスク7,446字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを記載しております。また、必ずしも、そのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1) 旅行市場について 旅行市場は、国内では観光庁主導のもと市場拡大へ向けた様々な施策が行われております。当社グループは、日本及び急速に成長するアジアをはじめとする世界の旅行市場は今後も中長期的に拡大していくものと想定しております。 しかしながら、日本を含めて世界的な感染症の発生・蔓延、天候の変動、及び景気の悪化等により社会的に消費者の旅行に対する意欲が減退した場合、テロや戦争などの世界情勢の変化や自然災害、事故等による観光インフラへの被害が起きた場合、急激な為替相場変動による世界情勢の混乱等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 電子商取引の普及について 世界における電子商取引は、インターネットの普及及びスマートフォンやタブレット型端末機器の普及による利便性の向上に伴い市場規模が拡大し、当社グループでは今後も電子商取引が発展するものと考えております。 国内旅行会社のインターネット販売比率は上昇傾向にあり、アメリカ旅行市場でもオンラインの販売比率は高い傾向にあります。当社グループは、今後も当該傾向は継続し、益々インターネット販売比率が高まっていくものと見込んでおります。 しかしながら、電子商取引に関する新たな規制の導入や何らかの予期せぬ要因により、当社グループの期待どおりに電子商取引の普及が進まない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (3) 競合他社の影響について 当社グループと同様に世界市場にはオンラインを中心とした旅行事業を営んでいる有力な競合企業が存在しております。当社グループは独自仕入ルートによる現地ツアーの充実、多言語化によるサイトの差別化等の取り組みを行っております。 しかしながら、有力な競合企業が、その資本力、営業力等を現状以上に活用してサービスや商品の販売に取り組み、当社の想定している以上に競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (4) 航空会社のコミッションカットについて 航空会社は、旅行業者を通じて航空券を販売する際、旅行会社に対して一定のコミッションを支払っております。一方、航空会社自身でも消費者に対して直接航空券の販売を行っておりますが、近年、その割合を高めており、将来的には、旅行業者を通じて販売する際に支払うコミッションが変更される可能性があります。 当社グループの場合においても、仕入先である旅行業者を通じてコミッションの支払いを受けており、営業収益に寄与しております。そのため、これらのコミッションの動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システム障害について 当社グループのサービス提供は主にインターネット環境において行われております。そのため、当社グループはサービスの安定供給を図るためのセキュリティ対策と、コンピューターウイルス等の侵入やハッカーによる妨害等を回避するために必要と思われる対策をとっております。 しかしながら、あらゆる可能性を想定して対策を施すことは困難であり、当社グループの想定しないシステム障害やサービスの妨害行為等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (6) 個人情報保護について 当社グループは、当社グループのサービスを提供するに当たり、顧客の個人情報(氏名、メールアドレス、生年月日、性別、住所、電話番号、販売状況等)を取得し、サーバに記録しております。 これらの個人情報の管理は、当社グループにとって重要な責務と考え、顧客に安心かつ快適にサービスを利用してもらうため、顧客のプライバシーとその保護について「プライバシーポリシー」、「個人情報保護管理規程」を定め、最大限に注意を払い管理しております。 しかしながら、これらの情報が何らかの理由によって外部に流出した結果、当社グループの信用力の低下を招いた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (7) 割引運賃を利用した航空券の取り扱いについて 一部の航空会社では、普通運賃のほかに、普通運賃よりも低価格の料金体系による航空券を各種設定しており、当社が顧客から得る取扱手数料は航空券により異なっております。当社はこれらの普通運賃より低価格な料金体系による各種割引航空券を取り扱うことにより収益性の向上を図っております。ただし、各航空会社の方針変更等により、これら割引航空券の流通量が著しく減少し、当社グループが十分に確保できない場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (8) 投資事業に関するリスク ① 株式市況等による保有株式への影響について 当社グループでは投資先企業の株式公開などによって株式市況等の影響を受ける有価証券を保有しております。 投資事業においては株式公開後に株式等の売却によって投資回収を図ることがあり、株式公開後の株価水準や株式市場動向等を勘案しつつ、株式等を段階的に売却いたします。そのため、投資先企業が株式公開した場合であっても、株式等を保有している間に、株式市場の低迷や投資先企業の株式の出来高減少、投資先企業の業績低迷等によって、保有する株式等の価格下落や流動性が低下し保有株式等の売却による損失発生や評価損の発生、もしくは長期間売却ができない状況に陥る可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 このほか、投資先企業の株式公開前の一定期間に当該株式等を取得した場合、各証券取引所にて定めた継続保有期間中の継続保有が義務付けられており、継続保有期間中の株価下落等により収益の最大化を図れない可能性があります。 ② 創業初期の未公開企業への投資を行うことについて 当社グループの投資事業は、投資成長が見込まれると判断した創業後間もない時期のベンチャー企業を中心として、投資を行っております。 ベンチャー企業の中でも創業後間もない企業は、業歴の短さから経営基盤が安定していないことが多く、その結果、当該企業の製品、商品、サービスの事業化が初期段階にあるため収益基盤が確立していない、急速な技術進歩に対応できる保証がない、創業者等の特定の人物に対する依存度が著しく高い等、多種多様のリスク要因を包含する場合があります。 当社グループでは、投資対象企業に応じて必要な審査手続きを経た上で投資判断を行っておりますが、投資後の投資先企業の経営上の問題や欠陥等が存在した場合には、投資先企業の企業価値低下や倒産等の可能性もあり、そのような場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 また、創業初期の企業に対する投資については投資から売却による投資回収までの期間が長期にわたる傾向にあり、株式公開や他の事業会社等への譲渡等の実現時期を正確に予測することは困難であり、この実現を保証するものではありません。 (9) 既存事業拡充及び新規事業展開について 当社グループは今後、既存サイトの機能追加等及び現在の事業とシナジーが見込まれる分野への事業拡大を図っておりますが、安定して収益を生み出すには、一定の時間がかかることが予想されるため、結果として当社グループ全体の収益が一時的に悪化する可能性があります。また、これらの事業が必ずしも当社グループの目論見どおりに推移する保証はなく、その場合には当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (10) 海外の旅行商品の取り扱い開始について 当社グループは、海外現地ツアー、海外アクティビティ等、海外旅行商品の取り扱いを開始しており、国内のみならず海外の一般消費者を対象に販売を行っていく方針であります。 これら海外旅行商品が提供される現地においては、地域特性によるリスクが多岐にわたって存在し、当社グループは、旅行商品の安全性を考慮した上で海外旅行商品の取り扱いを進める方針でありますが、当社グループが予測困難なリスク等が発生し、当社グループの信用力が低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 広告宣伝費について 当社グループの事業において広告宣伝費は、広告を掲載することで集客が図られ、取扱高が増加することから、重要な投資であると認識しております。広告宣伝費の支出に関しては、広告効果を測定し、最適な広告宣伝を実施するよう努めておりますが、ウェブサイト内での検索結果や効果的な広告宣伝で売上高が大きく変動する場合があります。当社グループといたしましては、日常的に取扱高と広告宣伝費との効果を分析し、広告宣伝費の利用について適正に判断をしておりますが、市場動向、天候等の事由により、広告宣伝費に対する費用対効果を得られない場合等には、取扱高が減少したり、収益性を低下させる等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法的規制について ① 旅行業法 当社グループの運営しているオンライン旅行サイトは旅行業法第2条に定める旅行業に該当し、当社グループは、第一種旅行業者(東京都知事の管轄)の登録を行っております。 なお、第一種旅行業者の登録は5年ごとの更新が義務付けられており、現在保有している第一種旅行業者の登録の有効期限は2027年7月2日までとなっております。また、旅行業法第6条に登録の拒否、第12条の13に欠格条件、第12条の23及び第19条に登録の取消し等の要件が定められており、当該要件に抵触した場合には登録の取消しもしくは営業の停止等を命じられる可能性があります。当社グループには、現時点において登録の取消し等の事由となる事実はないと認識しておりますが、何らかの理由によりこの資格の登録拒否事由等が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 古物営業法 当社グループは古物取扱業者として、許可を取得し販売業務を行っております。なお、古物商の許可に有効期限の定めはありません。また、古物営業法第4条に欠格事由、第6条に取消事由が定められており当該要件に抵触した場合には許可の取消しもしくは営業の停止等を命じられる可能性があります。当社グループには、現時点において許可の取消し等の事由となる事実はないと認識しておりますが、当該許可の取消し等を命じられた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ その他法的規制 当社グループの行う旅行事業においては、「知的財産法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」等による法的規制を受けております。 また、投資事業においては、「会社法」、「租税法」、「金融商品取引法」等による法的規制を受けております。 当社グループは、社内の管理体制の構築等によりこれら法令を遵守する体制を整備しておりますが、これら法令に違反する行為が行われた場合若しくは、やむを得ず遵守できなかった場合及び行政機関によって当社グループ事業に関わる法令等による規制の改廃や新設が行われた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (13) 特許等知的財産権について 当社グループは第三者の知的財産権を侵害しないように常に留意するとともに、必要に応じて外部弁護士・弁理士等を通じて調査しておりますが、第三者の知的財産権を侵害する結果が生じる可能性は皆無ではありません。 そのため、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求及び使用差止請求等の訴えを起こされ、結果として当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 さらに、システム開発でのオープンソースソフトウェアでは、予測できない理由などで知的財産権の利用に制約が発生する可能性があります。 (14) 訴訟発生リスクについて 当社グループでは、コンプライアンス規程及びリスクマネジメント規程を制定し、役職員に対して当該規程を遵守させることで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。しかしながら、当社グループ及び役職員の法令違反等の有無に関わらず、当社グループが扱う航空券やツアーにおいてトラブルが生じ、訴訟に発展する可能性があります。提起された訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生や企業ブランドイメージの悪化等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 代表者への依存について 当社グループの代表取締役である中村俊一は当社グループの創業者であり、創業以来代表者を務めております。同氏は、インターネット関連事業に関連する豊富な知識と経験を有しており、当社グループの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。 当社グループでは取締役会や定例の部門会議における役員及び幹部社員との情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を行うことが困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (16) 小規模組織であること並びに優秀な人材の確保及び育成について 当社グループは規模が小さく、内部管理体制もこのような規模に応じたものとなっております。 当社グループは、今後の事業拡大及び事業内容の多様化等に対応するために、人員の強化及び内部管理体制の充実を図る予定ではありますが、人材の採用等が予定どおり進まなかった場合、または既存の人材が社外に流出した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは未だ成長途上にあり、会社運営を円滑に遂行する上で、優秀な人材を適切な時期に確保し、育成する必要があります。そのような人材が適切に確保できなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (17) 配当政策について 当社は、株主様への配当政策を最重要課題の一つと認識し、経営成績に裏付けされた配分を行うことを基本方針としております。 しかしながら、2025年6月期の期末配当金につきましては、2025年9月1日に開示いたしました「第19期定時株主総会継続会の開催方針及び剰余金の配当(無配)のお知らせ」のとおり、当社の連結子会社である株式会社旅工房における調査結果や、当社の今後の事業展開等を総合的に勘案し、誠に遺憾ながら無配とさせていただきました。 なお、今後の配当実施の可能性及び実施額等については未定であります。 (18) のれんの減損に関するリスク 当社グループは2025年6月末時点で2,214百万円ののれんがございます。今後、取得した企業や事業の収益性が著しく低下し減損損失の計上が必要になった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (19) 新型感染症の発生・感染拡大のリスク 重大な新型感染症が発生・感染拡大した場合の被害増大は、当社グループが提供するサービス等の需要減退リスクになり得ます。さらに新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大時に実施されたような各国の出入国規制や日本国内における移動自粛要請により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、感染力が強い新型感染症が流行し、予想を超える従業員の罹患者の大量発生や毒性の変化が生じ強毒化した場合等は、事業継続面で影響を及ぼす可能性があります。 (20) 為替変動について 当社グループは、グローバルに事業を展開していますので、為替相場の変動による円換算時の為替レートの変動が当社グループの財政状態及び業績等に影響を与える可能性があります。また今後、外貨建ての取引が増加し、当初想定した為替レートと実勢レートに著しい乖離が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (21) 技術革新及び顧客ニーズについて 当社グループが事業展開を行うインターネット業界においては、技術革新や事業環境の変化のスピードが早く、顧客ニーズも多様化しております。当社グループが提供するサービスにおける技術革新の対応や、新サービスを要求する顧客への対応が遅れた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (22) ブランド及び風評被害について 当社グループは、サービスに対する信頼の毀損やコンプライアンス違反等がグループ全体のブランドに影響した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、ユーザーの根拠の乏しい風説などにより、当社グループ及びサービスの評判・信頼が傷つくとともに、サービスの信頼性が低下し、ユーザー数が減少する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,347字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 2023年10月27日に行われたアヤベックス株式会社との企業結合について暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定しております。前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 (1) 経営成績の状況 当社グループを取り巻く経営環境につきましては、観光庁「宿泊旅行統計調査」(確定値)によりますと、2024年の延べ宿泊者数は、6億5,906万人泊で前年比6.7%増、うち日本人延べ宿泊者数が4億9,460万人泊で前年比1.0%減、外国人延べ宿泊者数が1億6,446万人泊で前年比39.7%増となっており、全体の宿泊者数が堅調に増加した中で、特に外国人宿泊者数が大きく伸びた形となりました。 このような事業環境のもと、当連結会計年度におきましては、収益は25,370,424千円(前年同期比13.3%増)、営業損失は△1,155,922千円(前年同期は1,489,895千円の営業利益)、税引前当期損失は△1,290,689千円(前年同期は1,383,390千円の税引前当期利益)、親会社の所有者に帰属する当期損失は△1,711,953千円(前年同期は712,507千円の親会社の所有者に帰属する当期利益)となりました。営業利益、税引前当期利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益が当期に損失に転じた主な理由は、のれんの減損損失の計上によるものであります。 各セグメントの業績は次のとおりであります。 (旅行事業) 旅行事業につきましては、旅行需要が堅調に伸びたものの、のれんの減損損失の計上により、当セグメントの収益は25,082,455千円(前年同期比11.8%増)、セグメント損失は△1,127,760千円(前年同期は1,526,430千円のセグメント利益)となりました。 (投資事業) 投資事業につきましては、投資先の業況を反映し、当セグメントの収益は287,969千円、セグメント損失は△28,161千円(前年同期のセグメントの収益及び損失はいずれも△36,535千円)となりました。 (2) 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は27,461,922千円となり、前連結会計年度末と比べ2,243,306千円の減少となりました。 当連結会計年度末の負債合計は18,179,703千円となり、前連結会計年度末と比べ516,287千円の増加となりました。 当連結会計年度末の資本合計は9,282,219千円となり、前連結会計年度末と比べ2,759,593千円の減少となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より662,754千円減少し、残高は16,344,995千円となりました。 (生産、受注及び販売の状況) 当社グループは旅行商品やサービスの提供を行う旅行事業及び投資事業を営んでおり、生産実績及び受注実績がないため、仕入実績及び販売実績についての記載を行っております。 また、投資事業に関しては、事業の性質上、生産、受注及び販売の状況に馴染まないため、記載しておりません。 (1) 仕入実績 セグメントの名称   内訳   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)   前期比 (%) 旅行事業   航空券 (千円)   45,265,375   88.0 その他 (千円)   9,402,239   128.4 合計   54,667,614   93.0 (2) 販売実績 ① 収益実績 セグメントの名称   内訳   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)   前期比 (%) 旅行事業   航空券 (千円)   10,763,033   95.7 その他 (千円)   14,319,421   128.1 合計   25,082,455   111.8 ② 取扱高実績 セグメントの名称   内訳   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)   前期比 (%) 旅行事業   航空券 (千円)   56,028,408   89.4 その他 (千円)   20,847,714   131.1 合計   76,876,123   97.8 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。 (2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの業績は、外部要因として世界情勢の変化、インターネット関連市場の動向、競合との競争、技術革新、法規制の変化、自然災害等の影響を受ける可能性があります。 また、内部要因として、システムや新サービスの開発、人材登用や人材育成、内部管理体制、システム障害等により、当社グループの業績は影響を受ける可能性がありますが、内部管理や組織体制の強化等によりこれらのリスク要因に対応するように努めております。なお、当社グループでは「社会貢献とビジネスを両立する」という企業理念(MISSON)を実現するため、当社グループのメインサービスである「skyticket」の認知向上と取り扱い商品の拡充及び利便性の向上を行うことが重要であると考えております。そのためには事業環境の変化に素早く対応できる組織体制の構築、システムの開発速度の向上及び安定性の確保、情報管理体制の強化等、組織としての健全性を高めていくことが経営上の課題であると認識しております。これらの課題に対応するために、当社グループの経営陣は、積極的な情報入手に努め、入手した情報を分析し、分析した情報に基づき、現在の事業環境を確認し、最善の経営方針を立案・実行するように努めております。 ① 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の総資産は27,461,922千円となり、前連結会計年度末と比べ2,243,306千円の減少となりました。増加の主な要因は、のれんが減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の総負債は18,179,703千円となり、前連結会計年度末と比べ516,287千円の増加となりました。増加の主な要因は、その他の流動負債が増加したことによるものであります。 (資本) 当連結会計年度末の資本は9,282,219千円となり、前連結会計年度末と比べ2,759,593千円の減少となりました。減少の主な要因は、親会社の所有者に帰属する当期損失が計上されたことによるものであります。 ② 経営成績の分析 (収益) 当連結会計年度の収益は25,370,424千円(前年同期比13.3%増)となりました。これは主に、旅行関連事業の収益が増加したことによるものであります。 (営業総利益) 当連結会計年度の営業総利益は15,646,446千円(前年同期比3.8%増)となりました。これは主に前述の収益の増加によるものであります。 (営業利益、税引前当期利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益) 当連結会計年度の営業利益は△1,155,922千円の営業損失(前年同期は1,489,895千円の営業利益)、税引前当期利益は△1,290,689千円の税引前当期損失(前年同期は1,383,390千円の税引前当期利益)及び親会社の所有者に帰属する当期損失は△1,711,953千円(前年同期は712,507千円の親会社の所有者に帰属する当期利益)となりました。これは主に、のれんの減損損失を計上したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末より662,754千円減少し、16,344,995千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローと要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金は、2,220,534千円(前連結会計年度は856,748千円)となりました。収入の主な内容は減損損失によるものであり、支出の主な内容は税引前当期損失によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金は、△1,139,983千円(前連結会計年度は△295,231千円)となりました。収入の主な内容は敷金及び保証金の回収による収入によるものであり、支出の主な内容は子会社株式の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金は、△1,612,685千円(前連結会計年度は2,382,047千円)となりました。主な内容は長期借入金の返済による支出によるものであります。 (3) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金及び投資資金です。必要資金は自己資金の活用に加えて借入金により調達しております。資金調達に際しては、多様な調達手段から時機に応じて最適な手段を検討し、財源の確保及び資本コストの最適化を図り、財務水準の健全性に努めております。 (4) 経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としては、収益の継続的な成長を考えております。当連結会計年度におきましては、収益260億円を目標といたしました。

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開示資料

出典

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