概要
アイ・アールジャパンホールディングスは、IR(投資家向け広報)・SR(株主向け広報)活動に特化した独立系コンサルティング会社である。上場企業向けに実質株主調査、議決権分析、株主総会対策、ディスクロージャー支援、M&Aアドバイザリーなどを提供する。2026年3月期の連結売上高は61億円、営業利益13億円、従業員183名。東京証券取引所プライム市場に上場していたが、2026年3月にスタンダード市場へ市場区分を変更した。
IR・SRに特化した単一事業セグメント
当社グループは連結子会社3社(アイ・アールジャパン、JOIB、BCS)で構成され、事業は「IR・SR活動に専門特化したコンサルティング業」の単一セグメントである。3つの主要サービスを展開する。1つ目はIR・SRコンサルティングで、実質株主判明調査、議決権賛否シミュレーション、行使結果分析、コーポレートガバナンス・コンサルティング、プロキシー・アドバイザリー、投資銀行業務、証券代行事業を含む。2つ目はディスクロージャーコンサルティングで、アニュアルレポートや統合報告書の制作支援、リーガルドキュメンテーションサービスを提供する。3つ目はデータベース・その他で、IR活動支援システム「IR-Pro」、アナリストネットワーク、個人株主アンケート「株主ひろば」などがある。2026年3月期の売上構成はIR・SRコンサルティングが95.5%、ディスクロージャーコンサルティングが3.1%、データベース・その他が1.4%である。
機関投資家と個人株主のネットワークを活用したビジネスモデル
当社グループの強みは、機関投資家ネットワークと個人株主ネットワークの両方を保有する点にある。機関投資家については、ファンドマネージャー、アナリスト、議決権行使担当者を網羅するネットワークを構築し、日々情報収集を行っている。個人株主については、自社のWEBアンケートシステム「株主ひろば」に登録する58,704名(2026年3月31日時点)の個人株主を通じて、多様な意見を収集可能である。これらのネットワークを活用し、上場企業と投資家・株主をつなぐ仲介役として機能する。さらに、収集した情報を基に、実質株主判明調査や議決権分析などのコンサルティングサービスを提供する。特に、プロキシー・ファイト(委任状争奪戦)などの有事対応では、法律事務所と連携し、プロキシー・アドバイザーやフィナンシャル・アドバイザーとして支援する。
投資銀行業務と証券代行事業の拡充
投資銀行業務は、2014年1月に投資銀行本部を発足させ、その後子会社JOIB(2021年2月設立)を通じて拡大してきた。JOIBは、支配権争奪や企業再編・事業再編等のM&Aに特化した独立系インベストメント・バンクであり、M&Aアドバイザリー、MBO、LBOなどの金融ソリューションを提供する。証券代行事業は、2012年4月に約40年ぶりに新規参入した分野で、2026年3月時点で93社、約57万人の株主を管理する。アクティビストや敵対的買収からの防衛をコンセプトに、株式の長期安定化や議決権の確保、株主名簿上の買収リスクの早期把握などを支援する。これらの事業は、IR・SRコンサルティングの知見を活かした差別化されたサービスとして位置づけられている。
業界の中での役割はIR・SRコンサルティングファームにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| IR・SR コンサルティング | 59億円 | 95.2% | — | — |
| ディスクロージャー コンサルティング | 2億円 | 3.2% | — | — |
| データベース・その他 | 1億円 | 1.6% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01上場企業主力
IR・SRコンサルティング、ディスクロージャーコンサルティング、データベース提供などを通じ、上場企業の株主・投資家との関係構築を総合支援。機関投資家ネットワークと個人株主ネットワークを強みとする。
- IR-Pro
- 大量保有報告書や投信組み入れ情報など株主関連の公開情報を提供するWEBサービス。
- 株主ひろば
- 個人株主向けアンケートを実施できるWEBサービス。58,704名の登録者ネットワークを持つ。
02M&A・資本政策(上場企業含む)準主力
M&Aアドバイザリー、支配権争奪支援、証券代行などを提供。JOIBが独立系インベストメントバンクとして専門的なFA業務を担う。
- JOIB
- M&Aに特化したフィナンシャルアドバイザリー業務。企業買収・統合・売却、MBO、LBOなどを支援。
製品と技術
実質株主判明調査と議決権分析サービス
実質株主判明調査は、上場企業の株主名簿に明記されない機関投資家株主を特定するサービスである。株主名簿分析に加え、大量保有報告書や国内外公募投信の組み入れ状況などの公開情報を独自プロセスで解析する。調査対象の海外・国内機関投資家の保有株式数を把握し、担当アナリストやファンドマネージャーを特定する。議決権賛否シミュレーションは、各機関投資家の議決権行使ガイドラインを調査し、株主総会議案に対する賛否比率を予測する。行使結果分析では、株主総会後に各投資主体の投票結果を検証し、次期に向けた施策立案を支援する。これらのサービスは、IR・SRコンサルティングの中核をなす。
ディスクロージャーコンサルティングとIR支援ツール
ディスクロージャーコンサルティングでは、アニュアルレポート、統合報告書、株主通信などのIR資料の企画・作成支援を行うツールコンサルティングと、企業再編やM&A時の英文開示書類作成や和文英訳を担うリーガルドキュメンテーションサービスを提供する。データベース・その他では、IR活動総合サポートシステム「IR-Pro」を通じて大量保有報告書や株式組み入れ情報を提供。アナリストネットワークはIR説明会の参加管理を、株主ひろばは約5.9万名の個人株主へのアンケート実施を可能とする。これらのサービスは、平時のIR活動を効率化する役割を果たす。
証券代行事業とプロキシー・アドバイザリー
証券代行事業は、アクティビストや敵対的買収からの防衛を目的とし、株式の長期安定化と議決権の安定確保を支援する。株主名簿管理を通じて買収リスクを早期に把握し、事前準備を促す。プロキシー・アドバイザリーは、委任状争奪戦において株主構成分析を基に成功戦略を立案するサービスで、議決権賛否シミュレーションを基礎資料として活用する。これらのサービスは、企業の経営支配権を巡る有事対応の中核であり、当社グループの独自性を発揮する分野である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がアイ・アールジャパンホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2193クックパッド | 136億円 | 7.8倍 |
| 2 | 9227マイクロ波化学 | 135億円 | — |
| 3 | 7050フロンティアインターナショナル | 133億円 | 10.3倍 |
| 4 | 4651サニックスホールディングス | 133億円 | 30.7倍 |
| 5 | 9731白洋舎 | 132億円 | 4.5倍 |
| 6 | 6035アイ・アールジャパンホールディングス | 131億円 | 14.6倍 |
| 7 | 5869早稲田学習研究会 | 128億円 | 13.0倍 |
| 8 | 6083ERIホールディングス | 127億円 | 11.6倍 |
| 9 | 6030アドベンチャー | 126億円 | 24.9倍 |
| 10 | 7097さくらさくプラス | 126億円 | 16.2倍 |
| 11 | 9564FCE | 124億円 | 17.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 9件
単独株式移転で設立しJASDAQ上場を果たした2015年
当社は2015年2月、アイ・アールジャパンが単独株式移転の方法により設立された。同日、普通株式を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。同年6月には監査等委員会設置会社に移行し、ガバナンス体制を整えた。設立時の売上高は32億円(単体ベース、2015年3月期)で、その後順調に拡大した。この時期、IR支援コンサルティング市場において独自の地位を確立しつつあった。
市場第一部への指定替えを経た成長期(2017年~2021年)
2017年6月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、翌2018年9月には市場第一部へ指定替えされた。この間、売上高は2018年3月期の41億円から2021年3月期の83億円へと倍増し、純利益も8億円から28億円へ拡大した。2021年2月には、M&Aアドバイザリー強化を目的に完全子会社JOIBを設立。同年、経済産業省の「企業買収における行動指針」策定やアクティビストの活発化を背景に、有事対応案件の需要が高まり、業績を押し上げた。
プライム市場移行とバックオフィス子会社の設立(2022年)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。同年5月には、アイ・アールジャパンの完全子会社としてIRJビジネスコンサルティングスタッフ(BCS)を設立。同年7月にはアイ・アールジャパンからBCSにバックオフィス事業を会社分割により承継し、業務効率化と本体のコンサルティング事業への集中を図った。2022年3月期の売上高は84億円とピークを迎えたが、翌期には60億円へ減少した。これは大型案件の反動減によるものである。
スタンダード市場への変更と収益回復(2023年~2026年)
2026年3月、プライム市場からスタンダード市場へ市場区分を変更した。2023年3月期以降、売上高は60億円、57億円、58億円と低調だったが、2026年3月期には61億円に回復した。営業利益は2025年3月期の10億円から13億円へ増加し、純利益も7億円から9億円へ改善した。アクティビスト対応やM&A関連の有事案件が増加し、特に平時対応のエクイティ・コンサルティング業務が堅調に推移した。2026年3月期の従業員数は183名で、引き続き専門人材の確保と育成に注力している。
年表9件を開く
2010年代
- 2015年2月創業アイ・アールジャパンが単独株式移転の方法により当社を設立 当社の普通株式を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
- 2015年6月監査等委員会設置会社に移行
- 2017年6月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
- 2018年9月東京証券取引所市場第一部へ銘柄指定
2020年代
- 2021年2月M&A東京都千代田区丸の内に完全子会社株式会社JOIB(以下「JOIB」といいます。)を設立(現連結子会社)
- 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行
- 2022年5月M&A東京都千代田区霞が関に完全子会社アイ・アールジャパンの完全子会社として株式会社IRJビジネスコンサルティングスタッフ(以下「BCS」といいます。)を設立(現連結子会社)
- 2022年7月アイ・アールジャパンからBCSに対しバックオフィス事業を会社分割の方法により承継
- 2026年3月東京証券取引所スタンダード市場へ市場区分を変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- マーケット・シェアの向上向上
- 営業利益向上
- 1株当たり当期純利益(EPS)向上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
エクイティ・コンサルティングの強化・拡充
グローバル機関投資家の日本株回帰や議決権行使の厳格化に対し、実質株主判明調査を基軸に、企業価値向上アドバイザリーやB/Sシミュレーションなど高度なエクイティ・コンサルティング業務を強化する。
- 02
PA/FA業務の拡大
PBR改善要請や制度改正に伴う支配権争奪・M&Aニーズの高まりを受け、議決権やTOB・委任状争奪に特化した専門的なPA/FA業務を拡大する。
- 03
革新的な証券代行サービスの提供
従来の証券代行機関とは一線を画し、資本市場のニーズに応えた革新的な証券代行サービスを継続して展開する。
- 04
人的資源の拡充と育成
新卒・中途を問わず優秀な人材を積極登用し、社内勉強会やコンプライアンス研修を実施して早期戦力化と社員全体のボトムアップを図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で183人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,337万円で、9期前と比べて+25.3%。平均年齢は47.4歳、平均勤続年数は11.1年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 150 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 160 | — |
| 2019年3月 | 1,067 | 42.6 | 8.4 | 160 | — |
| 2020年3月 | 1,225 | 41.1 | 11.6 | 157 | — |
| 2021年3月 | 1,015 | 44.1 | 15.0 | 190 | — |
| 2022年3月 | 1,018 | 43.4 | 12.1 | 203 | — |
| 2023年3月 | 1,142 | 43.7 | 10.5 | 171 | — |
| 2024年3月 | 1,271 | 46.4 | 4.7 | 172 | — |
| 2025年3月 | 1,281 | 46.4 | 10.0 | 177 | 565 |
| 2026年3月 | 1,337 | 47.4 | 11.1 | 183 | 710 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は61億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.2%、利益が+30.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は22億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.0%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 14 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 20 | 9 | 45.0 | 6 |
| 2024年2Q | 11 | −1 | −9.1 | 0 |
| 2024年3Q | 14 | 3 | 21.4 | 1 |
| 2024年4Q | 12 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 29 | 5 | 17.2 | 4 |
| 2025年4Q | 29 | 5 | 17.2 | 3 |
| 2026年2Q | 31 | 6 | 19.4 | 4 |
| 2026年4Q | 30 | 7 | 23.3 | 5 |
| 2027年1Q | 22 | 9 | 40.9 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 12期分
2015年3月期からの12期で、売上は32億円から61億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は21.3%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| アイ・アールジャパンが単独株式移転の方法により当社を設立 当社の普通株式を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 | |||||
| 2015年3月 | 32 | — | 6 | — | 4 |
| 2016年3月 | 35 | — | 8 | — | 4 |
| 2017年3月 | 38 | — | 10 | — | 7 |
| 2018年3月 | 41 | — | 12 | — | 8 |
| 2019年3月 | 48 | — | 14 | — | 10 |
| 2020年3月 | 77 | — | 36 | — | 24 |
| 東京都千代田区丸の内に完全子会社株式会社JOIB(以下「JOIB」といいます。)を設立(現連結子会社) | |||||
| 2021年3月 | 83 | — | 41 | — | 28 |
| 東京都千代田区霞が関に完全子会社アイ・アールジャパンの完全子会社として株式会社IRJビジネスコンサルティングスタッフ(以下「BCS」といいます。)を設立(現連結子会社) | |||||
| 2022年3月 | 84 | — | 35 | — | 24 |
| 2023年3月 | 60 | — | 12 | — | 7 |
| 2024年3月 | 57 | — | 11 | — | 8 |
| 2025年3月 | 58 | 10 | 10 | 17.2 | 7 |
| 2026年3月 | 61 | 13 | 13 | 21.3 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高61億円のうち、営業利益として残るのは13億円で21.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の14.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金19.7%12億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金59.0%36億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.3%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 12期分
2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは12億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は50億円で、売上の9.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | 4 | −5 | −2 | −1 | 10 |
| 2016年3月 | 5 | 0 | −1 | 5 | 15 |
| 2017年3月 | 8 | 2 | −6 | 10 | 19 |
| 2018年3月 | 12 | −5 | −3 | 7 | 23 |
| 2019年3月 | 14 | −3 | −6 | 11 | 27 |
| 2020年3月 | 35 | −2 | −13 | 33 | 48 |
| 2021年3月 | 24 | −4 | −14 | 20 | 54 |
| 2022年3月 | 26 | −5 | −17 | 21 | 58 |
| 2023年3月 | 6 | −3 | −20 | 3 | 40 |
| 2024年3月 | 18 | −3 | −15 | 15 | 41 |
| 2025年3月 | 8 | −3 | −4 | 5 | 42 |
| 2026年3月 | 15 | −3 | −4 | 12 | 50 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 12期分
2026年3月期の総資産は75億円。このうち返さなくてよい自己資本が61億円で、自己資本比率は81.6%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | 37 | 29 | 8 | 76.5 |
| 2016年3月 | 40 | 31 | 9 | 77.6 |
| 2017年3月 | 38 | 32 | 6 | 82.9 |
| 2018年3月 | 46 | 36 | 10 | 78.1 |
| 2019年3月 | 51 | 40 | 11 | 79.4 |
| 2020年3月 | 77 | 52 | 25 | 67.6 |
| 2021年3月 | 84 | 66 | 18 | 79.0 |
| 2022年3月 | 90 | 74 | 16 | 82.1 |
| 2023年3月 | 74 | 61 | 13 | 82.6 |
| 2024年3月 | 67 | 54 | 13 | 80.6 |
| 2025年3月 | 69 | 56 | 13 | 81.4 |
| 2026年3月 | 75 | 61 | 14 | 81.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中39位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中323位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥737で、1年前と比べて-4.6%。過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 |
| PBR | 2.02倍 |
| 配当利回り | 3.80% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価701円。前日比-1.3%下落。25日移動平均線(709.04円)を-1.1%下回り、75日線(722.96円)も割り込む。52週高値900円からは22.1%下落。月間では-0.3%とほぼ変化なし。出来高は7月17日に5万株とやや増加。RSI46.7で中立圏。週足では緩やかな下降。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER13.9倍は業界平均22.2倍を大きく下回り割安。PBR2.0倍も平均2.4倍を下回る。ROE15.3%と収益性は良好だが、配当性向82.3%に達しており配当の伸び余地は限定的。業績は緩やかな増収増益基調で、株価指標は割安感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 | 23.4倍 |
| PBR | 2.02倍 | 3.51倍 |
| ROE | 15.3% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
IRコンサルティングというニッチ市場で高い収益性を誇るが、市場規模が限られるため成長の天井が課題。強気派は、上場企業のIR需要拡大(コーポレートガバナンス強化等)を追い風に、ストック収益の積み上げで安定成長が可能と見る。弱気派は、市場の成熟と競合増加による単価低下リスク、および特定分野への依存を懸念。
- IR需要の構造的拡大
ガバナンス改革でIR重要性増、企業数増加が追い風
- ストック収益の安定性
リテーナ契約で収益の予見性が高く、底堅い
- 高収益体質の持続
営業利益率17%超、人的資本経営で付加価値向上
- 市場規模の限界
国内上場企業数は横ばい、新規開拓余地限定的
- 競合激化と価格競争
参入障壁低く、中小コンサルとの価格競争リスク
- 人材依存の事業構造
専門人材の流出で品質低下、成長制約に
- 顧客数・契約更新率
- ストック収益の源泉。増加が成長の直接的な指標
- 従業員一人当たり売上高
- 生産性向上と価格設定力の代理指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり28円で、前期から+40.0%。いまの株価に対する利回りは3.80%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 75.0 |
| 2018年3月 | 30 | 50.0 | 71.4 |
| 2019年3月 | 38 | 26.7 | 68.7 |
| 2020年3月 | 70 | 84.2 | 92.6 |
| 2021年3月 | 85 | 21.4 | 65.1 |
| 2022年3月 | 113 | 32.9 | 88.6 |
| 2023年3月 | 113 | 0.0 | 145.5 |
| 2024年3月 | 30 | −73.5 | 79.2 |
| 2025年3月 | 20 | −33.3 | 37.9 |
| 2026年3月 | 28 | 40.0 | 82.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥28
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ7,084人。区分でいちばん多いのは個人・その他で87.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.1%を占め、残る89.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 63.6 | 64.2 | 74.1 | 82.9 | 84.0 | 87.0 |
| 金融機関 | 12.9 | 12.3 | 8.4 | 7.2 | 9.4 | 8.0 |
| 事業法人 | 1.4 | 1.6 | 1.5 | 2.4 | 2.4 | 2.0 |
| 外国法人 | 20.8 | 19.3 | 11.6 | 6.1 | 2.4 | 1.7 |
| 証券会社 | 1.4 | 2.7 | 4.4 | 1.4 | 1.7 | 1.1 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 寺下 史郎 | 50.76 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.06 |
| 03 | 内藤 征吾 | 2.93 |
| 04 | 古川 良太 | 1.46 |
| 05 | 仁井田 博義 | 1.27 |
| 06 | 日本証券金融株式会社 | 1.13 |
| 07 | 筧 悦生 | 0.86 |
| 08 | アイ・アールジャパン従業員持株会 | 0.63 |
| 09 | 山口 英司 | 0.62 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.52 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 12期分
1株利益は12期で+157%、1株純資産は12期で+124%。直近期のROEは15.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | 20 | 154 | 13.2 | 26.1 | 1080.0 |
| 2016年3月 | 24 | 167 | 15.0 | 14.7 | — |
| 2017年3月 | 39 | 179 | 22.1 | 16.6 | 75.0 |
| 2018年3月 | 46 | 201 | 24.2 | 26.3 | 71.4 |
| 2019年3月 | 55 | 225 | 25.7 | 33.1 | 68.7 |
| 2020年3月 | 137 | 294 | 53.0 | 42.2 | 92.6 |
| 2021年3月 | 158 | 374 | 47.3 | 84.7 | 65.1 |
| 2022年3月 | 137 | 417 | 34.6 | 31.8 | 88.6 |
| 2023年3月 | 38 | 342 | 10.0 | 61.9 | 145.5 |
| 2024年3月 | 43 | 302 | 13.3 | 31.0 | 79.2 |
| 2025年3月 | 39 | 316 | 12.7 | 18.0 | 37.9 |
| 2026年3月 | 51 | 345 | 15.3 | 13.9 | 82.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 寺下史郎 | 代表取締役社長・CEO | 67 | 9,055,100 |
| 藤原豊 | 常務取締役 | 55 | 4,500 |
| 木村晃 | 取締役(監査等委員) | 63 | 1,300 |
| 能見公一 | 取締役(監査等委員) | 80 | — |
| 市江正彦 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
| 児玉康平 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 104 | 104 | 52 |
| 社外取締役 | 6 | 38 | 38 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,690字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,289字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,293字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,655字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-12
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-16
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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