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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

FCE

FCE Inc.9564 · Standard · サービス業

教育研修とDX推進の二軸で、人と組織の成長を支援する企業。『7つの習慣』を核にした教育事業と、RPAによる業務効率化ソリューションを提供。

概要

株式会社FCEは、DX推進事業、教育研修事業、出版事業を展開するサービス企業である。2022年10月に東京証券取引所スタンダード市場に上場。2025年9月期の連結売上高は61億円、営業利益9億円、従業員数264名。本社は東京都新宿区。2024年に子会社を吸収合併し、純粋持株会社から事業会社へ移行した。

純粋持株会社から事業会社へ再編した組織形態

FCEは2017年4月に株式移転で設立された純粋持株会社であった。設立後、子会社を現物分配で順次傘下に収め、2022年10月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場した。2024年1月の商号変更を機に、同年7月から8月にかけて完全子会社4社を吸収合併し、持株会社体制を解消。現在は単一の事業会社として、DX推進事業、教育研修事業、その他事業(出版)の3セグメントで構成される。

RPA「Robo-Pat DX」がけん引するDX推進事業

DX推進事業は、純国産RPAソフトウェア「Robo-Pat DX」の開発・提供を中核とする。2025年9月末時点の導入企業数は1,834社に達し、前年比23.8%増と成長を続けている。同事業の売上高は34億円(セグメント全体の約56%)、セグメント利益は8.8億円で、営業利益の大部分を占める。直販に加え、全国の販売パートナーを通じたチャネル販売も展開している。

教育研修事業の多様なサービスライン

教育研修事業は、子どもたち向けの「7つの習慣J®」授業プログラムや学習塾支援、インターナショナルスクール運営、中高生向け手帳「フォーサイト」、企業向け研修・コンサルティングなど幅広いサービスを手掛ける。企業向けには統合型人財育成プラットフォーム「Smart Boarding」を提供し、2025年9月末時点で807社が導入。同事業の売上高は26億円だが、先行投資によりセグメント利益は1.5億円と前期比28.7%減となった。

急成長する財務基盤

設立後の連結売上高は2018年9月期の1億円から2025年9月期には61億円へ急拡大した。同期間の当期純利益は0億円から7億円に増加。特にDX推進事業の伸びが全体をけん引し、2025年9月期の営業利益率は15%に達した。純資産は38億円、自己資本比率は66.3%と財務基盤は安定している。

業界の中での役割は教育研修サービスとRPAソリューションの提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
61億円
営業利益
9億円
営業利益率
14.8%
純利益
7億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01教育業界(学校・学習塾)主力

学校法人や学習塾向けに、『7つの習慣J』プログラム、学習塾支援、インターナショナルスクール運営、フォーサイト手帳などを提供。教育機関の生徒数確保や教育理念の実現を支援する。

主な製品・サービス7
7つの習慣J
子どもたちの主体性を引き出す授業プログラム。中学・高校・専門学校や学習塾向けに通年型で提供し、教師向けにファシリテーター資格研修も実施。
ITTO個別指導学院のFC支援
NOVAホールディングスと業務提携し、個別指導塾のフランチャイズ運営支援(生徒獲得方法の指導など)を行う。
インターナショナルスクール事業
東京インターナショナルスクール勝どき校を運営し、キンダーガーデン、アフタースクール、LTE(Learning Through English)を提供。
Find!アクティブラーナー
教育関係者や保護者向けに、アクティブラーニングや子どもの主体性を引き出す手法を動画や記事で紹介する総合情報サイト。
フォーサイト手帳
中高生向けのビジネス手帳。日々の振り返りを通じて自律力を高めることを支援し、学校向けに販売。
みんなの学習クラブ
公教育・学校向けのデジタル学習コンテンツ。株式会社日本コスモトピアが提供。
Selfee
学習塾向けのデジタル学習コンテンツ。個別学習を支援。

02企業(人材育成・DX推進)主力

企業向けに研修、コンサルティング、人財育成プラットフォームを提供。『7つの習慣』研修やSmart Boarding、xDrive、Axisなどを通じて、社員教育や組織開発を支援。RPAツール『Robo-Pat DX』を提供し、業務自動化による生産性向上を支援。

主な製品・サービス5
Smart Boarding
eラーニング、OJT、研修を一元管理できる人財育成プラットフォーム。タレントマネジメント機能も搭載したオールインワン型。
7つの習慣研修 Business Ownership
『7つの習慣』をビジネスシーン向けに開発した2日間研修プログラム。イノベーションを起こす基盤を築く。
xDrive
会議型コンサルティング。トレーナーが会議をファシリテートし、PDCAサイクルの定着を支援する。
Axis
評価制度の構築・運用支援。ミッションの策定から行動指針(Valuebook)の作成、制度の推進人材育成までサポート。
Robo-Pat DX
純国産のRPAソフトウェア。パーソナルRPAコンセプトで、直感的な操作性と月額契約で利用できる。中堅・中小企業や大企業の部門単位での導入を想定。

03一般消費者副次

出版事業として、『完訳 7つの習慣』などのビジネス書を出版。出版取次店を通じて販売する。

製品と技術

純国産RPA「Robo-Pat DX」の機能と販売戦略

「Robo-Pat DX」は、現場のパソコン業務を自動化する「パーソナルRPA」をコンセプトとしたソフトウェアである。直感的な操作性、対象アプリケーションを問わない融通性、初期費用不要の月額利用料、月ごとの契約変更が可能な柔軟性を特徴とする。自社直販に加え、全国の販売パートナーを通じて提供。技術の一部は株式会社PKSHA Associatesからライセンス供与を受けている。導入企業数は2019年9月末の449社から2025年9月末には1,834社へ拡大した。

統合型人財育成プラットフォーム「Smart Boarding」

「Smart Boarding」は、eラーニング、OJT、研修を一元管理する人財育成プラットフォームである。汎用的なビジネススキルコンテンツに加え、クライアント企業が自社カリキュラムをアップロード可能。タレントマネジメント機能(人材管理・評価)も統合し、オールインワン型を標榜する。2025年9月末時点の導入社数は807社。直販を軸とした販売戦略に転換し、収益性向上を図っている。

子どもたち向け「7つの習慣J®」プログラム

「7つの習慣J®」は、世界的ベストセラー『7つの習慣』を基に日本の中高生向けに開発された授業プログラムである。累計受講者数は35万人に達する。フランクリン・コヴィー・ジャパンからライセンス供与を受け、学校法人や学習塾に対し、授業プログラム・テキスト・ファシリテーター研修を年間契約で提供する。オンライン版も用意され、全国の教育関係者に利用されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

成長持続のエンジニア派遣、高収益モデル維持

技術者派遣を主力とし、売上高は2023/9期の42億円から2025/9期には61億円へと拡大、営業利益率も14%前後と高水準を維持している。ライバルのプロジェクトホールディングスが同規模ながら低収益に苦しむ中、当社はエンジニア派遣の需要拡大を捉え効率よく成長している。ただし市場ではジンジブやJSHも人材サービスを展開しており、差別化には特定分野への特化が有効。継続的な採用と教育投資が成長の鍵となる。

強み

  • 売上高年率20%超で伸び、営業利益率14%台と収益性も高い。
  • IT・エンジニア領域に特化し、高単価の案件を獲得できる能力。
  • 積極的な採用活動で人材プールを拡大し、受注拡大に対応。
  • 大手企業との継続取引が多く、景気変動にも比較的強い。

課題

  • エンジニア不足で採用コストが上昇し、供給力の維持が難しくなる。
  • 景気悪化時には派遣需要が急減し、売上高が影響を受けやすい。
  • 特定業界や顧客への依存が強く、需要変化への対応が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がFCE

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16035アイ・アールジャパンホールディングス131億円14.6倍
25869早稲田学習研究会128億円13.0倍
36083ERIホールディングス127億円11.6倍
46030アドベンチャー126億円24.9倍
57097さくらさくプラス126億円16.2倍
69564FCE124億円17.8倍
74347ブロードメディア124億円15.0倍
86044三機サービス124億円14.3倍
92428ウェルネット123億円11.1倍
106091ウエスコホールディングス122億円13.4倍
112130メンバーズ122億円9.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 10件

株式移転で設立した2017年

2017年4月、ホールディングス体制への移行を目的として、株式移転により株式会社FCE Holdingsが設立された。資本金は100百万円。同年5月には増資により資本金を127百万円に増加した。2017年9月には決算期を12月末から9月末に変更し、子会社であったFCEトレーニング・カンパニーとダイニングエッジインターナショナルを現物分配により子会社化した。

子会社を現物分配で傘下に収めた2019年

2019年1月、FCEエデュケーションの子会社であったFCEプロセス&テクノロジーとFCEパブリッシングを現物分配により子会社化した。これにより、DX推進、教育研修、出版の各事業を直接保有する体制が整った。同年9月期の連結売上高は3億円と前年から倍増し、事業拡大の基盤を築いた。

東京証券取引所スタンダード市場へ上場した2022年

2022年10月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。上場時の売上高は38億円(2022年9月期)、当期純利益は3億円。上場により資金調達の手段を得るとともに、認知度向上を図った。上場後もDX推進事業を中心に成長を続け、2023年9月期の売上高は42億円、当期純利益は3億円となった。

子会社の吸収合併と商号変更を断行した2023~2024年

2023年11月、完全子会社であったダイニングエッジインターナショナルを吸収合併した。2024年1月には社名をFCE HoldingsからFCEに変更し、同時にFCEパブリッシングを吸収合併。同年4月にはFCEトレーニング・カンパニー、7月にはFCEエデュケーション、8月にはFCEプロセス&テクノロジーをそれぞれ吸収合併し、全ての子会社を本体に統合した。

年表10件を開く

2010年代

  • 2017年4月創業ホールディングス体制への移行を目的として、株式移転により株式会社FCE Holdingsを設立(資本金100百万円)
  • 2017年5月増資により、資本金を127百万円に増加
  • 2017年9月M&A決算期を12月末から9月末に変更 株式会社FCEエデュケーションの子会社であった株式会社FCEトレーニング・カンパニー及び株式会社ダイニングエッジインターナショナルを現物分配により子会社化
  • 2019年1月M&A株式会社FCEエデュケーションの子会社であった株式会社FCEプロセス&テクノロジー及び株式会社FCEパブリッシングを現物分配により子会社化

2020年代

  • 2022年10月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2023年11月M&A完全子会社であった株式会社ダイニングエッジインターナショナルを吸収合併
  • 2024年1月M&A2023年12月27日開催の第7回定時株主総会の決議により、2024年1月1日より会社名を株式会社FCE Holdingsから株式会社FCEへ変更 完全子会社であった株式会社FCEパブリッシングを吸収合併
  • 2024年4月M&A完全子会社であった株式会社FCEトレーニング・カンパニーを吸収合併
  • 2024年7月M&A完全子会社であった株式会社FCEエデュケーションを吸収合併
  • 2024年8月M&A完全子会社であった株式会社FCEプロセス&テクノロジーを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    RPA製品の機能強化と販路拡大

    RPA製品「RPA Robo-Pat DX」の機能充実・認知度向上と販売体制強化に取り組む。特に地方企業への展開スピードを速めるため、代理店網の強化や販売パートナー増強を進める。

  2. 02

    教育研修のオンライン化とラインアップ拡充

    「7つの習慣」研修のオンライン化を基盤に、全方位的な年代・層向けにコンテンツラインナップを増やし、認知拡大とクロスセルを目指す。また、人財育成プラットフォーム「Smart Boarding」の拡販を進める。

  3. 03

    既存顧客へのクロスセル展開

    DX推進事業と教育研修事業の顧客基盤を活用し、相互のサービスを紹介するクロスセルを推進。例えば「7つの習慣研修」と「Smart Boarding」のセット提供などによりストック収益を高める。

  4. 04

    全社員のコンサルタント化と人材育成

    「全社員コンサルタント化」を掲げ、育成プログラムや環境を標準化・仕組み化。クライアントの根本的課題解決を支援できる人材を継続的に育成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で264人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は581万円で、3期前と比べて14.0%平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は5.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年9月67543.46.9180
2023年9月66243.57.6193
2024年9月64740.66.9229306
2025年9月58137.85.6264341

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都新宿区72百万円
その他
本社(東京都新宿区65百万円
教育研修事業
大阪営業所 — 大阪府大阪市中央区44百万円
教育研修事業
東京インターナショナルスクール勝どき校 — 東京都中央区18百万円
教育研修事業
大阪営業所 — 大阪府大阪市中央区10百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    株式会社日本コスモトピア
    大阪府大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社リンクアンドモチベーション(注2)
    東京都中央区 · その他の関係会社
    議決権20.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は61億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+22.0%、利益が+28.6%。

売上高
+22.0%
61億円
営業利益
+28.6%
9億円
純利益
+40.0%
7億円
営業利益率
14.8%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高68億円61億円
営業利益11億円9億円
純利益9億円7億円
1株あたり配当¥11¥11

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は18億円、営業利益は4億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+80.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q12325.02
2023年3Q10220.01
2023年4Q11−1
2024年1Q10220.01
2024年2Q14321.42
2024年4Q2627.72
2025年2Q30620.05
2025年4Q3139.72
2026年2Q34720.65
2026年3Q18422.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年9月期からの8期で、売上は1億円から61億円へ61.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.8%。売上は7期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年9月100
株式会社FCEエデュケーションの子会社であった株式会社FCEプロセス&テクノロジー及び株式会社FCEパブリッシングを現物分配により子会社化
2019年9月300
2020年9月3321
2021年9月3532
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2022年9月3853
完全子会社であった株式会社ダイニングエッジインターナショナルを吸収合併
2023年9月4263
2023年12月27日開催の第7回定時株主総会の決議により、2024年1月1日より会社名を株式会社FCE Holdingsから株式会社FCEへ変更 完全子会社であった株式会社FCEパブリッシングを吸収合併
2024年9月507714.05
2025年9月619914.87

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高61億円のうち、営業利益として残るのは9億円14.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の11.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.8%20億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.5%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.8%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
67.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.2pt
14.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.4pt
11.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.7pt
18.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
25.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年9月期は営業CFが10億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は32億円で、売上の6.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年9月402412
2021年9月6−10517
2022年9月20−5214
2023年9月5−25323
2024年9月5−811−331
2025年9月10−8−2232

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年9月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が38億円で、自己資本比率は66.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年9月32156.5
2019年9月31248.0
2020年9月2171435.1
2021年9月2691735.1
2022年9月2281435.8
2023年9月33171651.6
2024年9月51341766.4
2025年9月57381966.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
32億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
24億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中80位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中406位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
22.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥563で、1年前と比べて-30.2%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥563-5.9%1ヶ月+3.5%1年-30.2%時価総額124億円
過去52週の値幅
安値¥424高値¥844

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.8倍
PER (会社予想)13.7倍
PBR2.95倍
配当利回り1.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は538円で、25日移動平均線(525.64円)を2.4%上回り、75日線(486.63円)も大きく上回っています。52週高値(957円)からは43.8%下落していますが、52週安値(424円)からは26.9%上昇しており、戻り歩調です。7月に入り上昇トレンドが続き、7月28日に550円まで上昇しましたが、その後は調整しています。出来高は概ね3万株前後で推移しており、RSIは54.84と中立圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

PER 16.97倍は業界平均22.44倍を下回り、PBR 2.82倍は平均3.19倍より低く、バリュエーション的には割安側。ROE 18.48%は高く収益性が優れており、売上高・利益とも増加傾向で成長が続く。配当利回り1.39%は平均2.71%を下回るが、配当性向24.65%で増配の可能性。業界平均との比較で割安感はあるものの、高ROEを考慮すると妥当な水準に近い。「ほぼ妥当」と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.8倍23.4倍
PER (予想)13.7倍
PBR2.95倍3.51倍
ROE18.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社の投資論点は、人手不足を背景とした派遣需要の拡大を、どの程度取り込めるかにある。強気派は、製造業や物流業界の構造的な人手不足が続く中、派遣・請負のニーズが高まっており、増収と利益率の改善が続くとみる。一方、弱気派は、競争激化による単価低下や、人材確保難による稼働率の低下、法規制の強化による派遣ビジネスへの逆風を懸念する。さらに、経済変動による需要減のリスクも弱気材料とされる。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    製造業・物流業界の人手不足が続き派遣需要が拡大

  • 増収・増益基調

    2025年9月期は過去最高の売上高と営業利益率14%

  • サービス多角化

    人材紹介やアウトソーシングなどで顧客単価拡大の余地

  • 売上高61億円と3期連続増収の成長決算発表後影響

    売上高は42→50→61億円と増加し、直近は前期比22%増。時価総額119億円の小型成長銘柄として評価

  • 営業利益9億円、2年連続増益通年影響

    営業利益は7→9億円、営業利益率は14.75%に改善。増益が続き株主還元余力を高める

  • 純利益7億円と3期連続最高益決算発表後影響

    純利益は3→5→7億円と増加。前期比40%の高い増益率で最上期を更新

  • ROE18.48%と資本効率の高さ通年影響

    ROE18.48%に対してPER16.97倍。資本収益性の高さが割高感を和らげる

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    同業他社との競争が激しく単価下落を招く可能性

  • 人材確保難

    働き手不足で派遣要員を確保できず稼働率低下の懸念

  • 法規制のリスク

    派遣法規制強化がビジネスモデルに影響を与える可能性

  • PER16.97倍と小型株の割高感不定影響

    時価総額119億円でPER16.97倍。成長鈍化時はバリュエーション調整が起きやすい

  • 外国人持株比率1.42%と需給が脆弱継続影響

    外国人持株比率1.42%。海外資金の参加が乏しく株価上昇の原動力に欠ける

  • 営業利益9億円に対し純利益7億円決算発表後影響

    純利益は営業利益の8割未満。税負担によりEPS貢献が限定的

  • 株価1年で36.34%下落の弱気トレンド継続影響

    1年間で株価-36.34%。戻り売り圧力が上値を抑える

次の決算で確かめる点
派遣稼働率
人材をいかに稼働させているかで収益性が変わる
売上高成長率
需要拡大を取り込めているかを示す
紹介・請負比率
単価が高い紹介や請負の構成比で収益性が変化

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり11いまの株価に対する利回りは1.95%。

年間配当
¥11
1株あたり
配当利回り
1.95%
いまの株価に対して
配当性向
24.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥11

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ5,919人。区分でいちばん多いのは事業法人58.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.4%を占め、残る34.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人45.041.659.058.6
個人・その他55.045.529.531.0
金融機関2.04.46.8
証券会社8.33.32.2
外国法人2.63.81.4
外国人個人0.00.0
自己株式11.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社デュケレ34.11
02株式会社リンクアンドモチベーション20.53
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口4.70
04佐藤 陽彦2.77
05野村信託銀行株式会社(投資口)1.69
06株式会社マルチメディアネットワーク1.51
07株式会社PKSHA Tecnology1.13
08小林 裕0.93
09升本 甲一0.86
10尾上 幸裕0.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-06-19
    鷲見 貴彦
    変更報告
    0.43%
  • 2026-06-19
    鷲見 貴彦
    変更報告
    0.43%
  • 2026-06-19
    鷲見 貴彦
    新規の大量保有報告
    0.43%
  • 2026-05-25
    鷲見 貴彦
    新規の大量保有報告
    0.43%
  • 2026-05-15
    鷲見 貴彦
    新規の大量保有報告
    0.43%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+109%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは18.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年9月−32815,090−2.1
2019年9月−1,66413,426−11.7
2020年9月138118.135.8
2021年9月125125.7
2022年9月185034.9
2023年9月179125.518.2
2024年9月2615419.816.98.3
2025年9月3017218.523.924.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石川淳悦代表取締役 社長597,515,000
尾上幸裕取締役46172,800
永田純一郎取締役48127,800
加藤寛和取締役44108,800
辛坊正記取締役76
津田晃取締役82
柴野相雄取締役50
須藤伸一常勤監査役65
土井貴達監査役52
森詩絵里監査役37

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4737318
社外監査役318186
社外取締役314145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,164字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、株式会社FCE(以下、当社)と連結子会社1社で構成されており、DX推進事業、教育研修事業、その他事業を展開しております。 サービス区分としては、DX推進コンサルティング、人財育成コンサルティング、その他の3つのサービスを提供しております。DX推進コンサルティングでは、RPAサービス(RPA Robo-Pat DX)、企業向け・教育業界にeラーニング(Smart Boarding・Find!アクティブラーナー事業)やオンラインツールを用いた教育プログラムの提供(7つの習慣J®オンライン)などの提供を行っております。人財育成コンサルティングでは、教育業界向けに7つの習慣J事業、学習塾支援事業、インターナショナルスクール事業、フォーサイト手帳事業などを行っており、企業向けには研修やコンサルティング事業を行っております。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)をご参照ください。 なお、セグメントの名称は「第5 経理の状況」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメントの名称   事業名   サービス区分   事業本部または連結子会社の名称 DX推進コンサルティング   人財育成コンサルティング   その他 EducationDX*    HR DX*   RPA*   Education*   HR* (1) DX推進 事業   RPAサービス及び DX化支援事業           〇               プロセス&テクノロジー事業本部 (2) 教育研修 事業   ①7つの習慣J事業   〇           〇           エデュケーション事業本部 ②学習塾支援事業               〇 ③インターナショナルスクール事業               〇 ④Find!アクティブ ラーナー事業   〇 ⑤フォーサイト手帳 事業               〇 ⑥7つの習慣セルフコーチング事業               〇 ⑦企業向け研修、コンサルティング事業       〇           〇       トレーニング・カンパニー事業本部 ⑧デジタル学習コンテンツ事業   〇                       株式会社日本コスモトピア (3) その他   出版事業                       〇   パブリッシング事業本部 (*主なサービス区分における定義) Education DX:オンラインツールやeラーニングコンテンツの提供によるサービス HR DX:eラーニングコンテンツの提供によるサービス RPA:RPAソフトウェアの提供によるサービス Education:学校や学習塾等に対して役務を提供するサービス HR:集合型・対面型の研修やコンサルティングによる役務を提供するサービス 各セグメントの詳細は、次のとおりです。 (1) DX推進事業 プロセス&テクノロジー事業本部が運営する当事業では、純国産RPAソフトウェア「Robo-Pat DX(ロボパット ディーエックス)」を開発、提供(コンサルティング含む)しております。 RPA(Robotic Process Automation)は、パソコン内の業務を自動化する取り組みを表す言葉であり、オフィスで日常的に行われている作業をソフトウェアロボットにあらかじめ登録しておくことで、人が操作をしなくてもパソコンに自動的に作業を行わせることが可能となります。今後の人口減少社会を見据え、働き方改革や生産性向上を実現する有効な方法と言われております。 当製品は、「パーソナルRPA」をコンセプトに、①ユーザー部門(日々の事務作業にあたっている現場部門)でも運用できる直感的な操作性、②対象アプリケーションを問わない融通性、③初期費用無し、リーズナブルな利用料金によりスモールスタートが可能、④月ごとの契約によりフレキシブルな運用が可能と、従来RPA製品の導入にハードルを感じていた中堅・中小企業や、大企業の部門単位での利用ニーズに応えられる特徴を有しており、RPAという「新たなテクノロジー」の提供とそのRPAを使いこなせる「人・組織の変革」の支援の両輪によって、企業のDXを推進しています。 当製品を構成する技術の一部は、株式会社PKSHA Associatesと契約を締結し、ライセンスの供与を受けております。また、顧客企業へのライセンス提供は、当社が直接利用契約を締結して提供する形態のほか、全国の販売パートナーを通じての提供も行っております。 当事業は主に、顧客企業及び販売パートナーを通じて得られるライセンス利用料収入を受領しております。 (2) 教育研修事業 ① 7つの習慣J事業(エデュケーション事業本部) 全世界で5,000万部、日本でも270万部売れた世界的ベストセラーのビジネス書『7つの習慣』をベースに、日本の子どもたち向けに「7つの習慣J®」という授業プログラムを開発しており、これまでに累計35万人が受講しております。 アクティブ・ラーニング教育の必要性が高まる中、本プログラムを通して、子どもたちの主体性を引き出し、課題発見能力、課題解決能力を育むことを目的としている他、当サービスを導入される学校法人に対しては、教育理念の実現と生徒数確保の両立に寄与できることを目指しております。 当事業では、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より「7つの習慣®」ライセンスの提供を受け、学校法人(中学・高校及び専門学校)及び学習塾(主に小中学生を対象とした学習塾)に対して「7つの習慣J®」授業プログラム、テキスト等を通年型で提供し、その対価を継続的に受領しております。また、同授業を導入した学校や学習塾の教師が「ファシリテーター」(同授業を生徒に実施することができる資格)の資格取得のための研修も提供し、対価を受領しております。また、実際の教室を持たず、Web会議システム等を用いて授業を行う「7つの習慣J®オンライン」についても、全国の教育関係者に提供し、その対価を受領しております。 ② 学習塾支援事業(エデュケーション事業本部) 学習塾支援事業として、NOVAホールディングス株式会社と業務提携し、同社が運営する個別指導塾「ITTO個別指導学院」のフランチャイズ運営支援を行っております。 スーパーバイジング活動(生徒獲得方法の指導・教室運営の指導等)の業務を受託することにより、同社より業務委託料を得ております。 ③ インターナショナルスクール事業(エデュケーション事業本部) 子どもたちをグローバル時代に必要とされる人材へと育てる一環として、東京インターナショナルスクール勝どき校を運営し、キンダーガーデン(未就学児を対象とした認可外保育)、アフタースクール(学童保育)、LTE(Learning Through English、週1回通学)を提供しております。 ④ Find!アクティブラーナー事業(エデュケーション事業本部) 「Find!アクティブラーナー」は、教員の方々を始めとして、子どもの教育に関わる教育関係者・保護者、人材育成に携わる方々など、アクティブラーナーの育成に関わるすべての人たちを対象にした総合情報サイトです。 2018年・2019年に実施された学習指導要領改訂における教育改革のメインテーマである「アクティブ・ラーニング」を始めとして、子どもたちの主体性を引き出す手法を「動画」や「記事」で紹介する教育ノウハウを提供しております。 当事業では主に、当サイトを導入する学校(公立及び学校法人)より、サイト利用の対価を継続的に受領しております。 ⑤ フォーサイト手帳事業(エデュケーション事業本部) 当事業では、中高生向けビジネス手帳「フォーサイト」を開発し販売しています。 「フォーサイト」手帳は、子どもたちが日々の振り返りを通して、自分の人生を自分で切り拓いていく力=「自律力」を向上させることを支援するものになります。 当事業では、生徒の補助教材としてフォーサイト手帳を購入する学校(公立及び学校法人)より対価を受領しております。 ⑥ 7つの習慣セルフコーチング事業(エデュケーション事業本部) 7つの習慣セルフコーチングプログラムは「ありたい自分になるために、客観的に自分と対話する(セルフコーチング)」技術を高めることで、自分の持つ「無意識の思い込み」に気づき、より自由に自分らしく生きるきっかけを手に入れる「自己対話力」を高めるための講座型プログラムとなっております。 当プログラムを導入する学校、もしくはパートナー企業を通じて消費者から対価を受領しております。 ⑦ 企業向け研修、コンサルティング事業(トレーニング・カンパニー事業本部) トレーニング・カンパニー事業本部では、企業向けに研修、コンサルティング、人財育成プラットフォームを提供しており、提供先企業より、役務提供やサービス利用の対価を受領しております。 主に以下のようなサービスを提供しております。 ・「Smart Boarding」 OJTも研修もeラーニングも「社員教育」をこの1つで実現できる人財育成プラットフォームです。eラーニングのコンテンツは、汎用的なビジネススキルを中心にしておりますが、システム内でクライアント企業が自社で作成したカリキュラムをアップデートすることも出来ます。従来から提供している組織成長に必要な社員教育を実現する「人材育成」機能に加え、タレントマネジメント機能の「人材管理」と「人材評価」の機能を新たにリリースし、オール・イン・ワンの統合型人財育成プラットフォームとなり、これ一つで人財に関するすべてをマネジメントすることが可能になっております。 ・「7つの習慣研修®Business Ownership」 フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より「7つの習慣®」ライセンスの提供を受け、「7つの習慣®」をビジネスシーンにフォーカスして開発した研修プログラムです。 イノベーションを起こす土台を築くための2日間の研修プログラムで、これまでに3,100社以上が導入しております。 ・「xDrive」 会議型コンサルティングとして、組織にPDCAサイクルを定着させる実践型現場トレーニングです。当社のトレーナーがクライアント企業の会議をファシリテートし、目的・目標を達成するための効果的な質問を行い、参加者の思考を引き出し、考えを見える化することを支援しております。 ・「Axis」 「組織の目指す姿を実現する」ための評価制度構築・運用を支援します。顧客企業のミッションの構築とそれを実現するための姿勢や具体的なアクションまで落とし込んだValuebook作成や評価制度・教育制度構築を支援します。併せてその制度を推進する人材の育成を支援します。 ⑧ デジタル学習コンテンツ事業(株式会社日本コスモトピア) 株式会社日本コスモトピアでは、公教育・学校向けに「みんなの学習クラブ」、学習塾向けに「Selfee」というデジタル学習コンテンツを販売しています。学習コンテンツの提供に加え、WEBアプリへの転換や外部システムとの連携を図りユーザーの利便性の向上や、学習効果を高める支援を行っております。 上記、教育研修事業の中でDX推進コンサルティングサービスは、教育向け(Education DX)としてはエデュケーション事業本部の「7つの習慣J®」をオンラインにて提供する事業や、Find!アクティブラーナー事業、株式会社日本コスモトピアのデジタル学習コンテンツ事業が該当します。また、企業向け(HR(Human Resource) DX)としてはトレーニング・カンパニー事業本部の「Smart Boarding」が該当します。その他の上記の事業は人財育成コンサルティングサービスに該当します。 (3) その他 パブリッシング事業本部では、「キングベアー出版」の名称で、一般消費者向けに『完訳 7つの習慣』等のビジネス書を出版しております。当事業では、出版取次店等からの発注を受けて書籍を納品し、対価を受領しております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (セグメントとサービスの相関図)
経営方針・対処すべき課題5,591字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 経営方針、経営指標及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 企業理念・経営方針 当社グループは「チャレンジあふれる未来をつくる」をパーパスに掲げ、「『主体性』×『生産性』で人的資本の最大化に貢献する※」をミッションとしております。 (※ 2025年5月14日より「『人』×『Tech』で人的資本の最大化に貢献する」から「『主体性』×『生産性』で人的資本の最大化に貢献する」へミッションの表現を変更いたしました) また、当社グループのFCEの由来や経営方針は以下となっております。 Future Created by Entrepreneurs 「社会の課題をビジネスで解決する」をコンセプトに 「人の可能性を高め、社会の未来を切り開く」新事業創造企業 ■日本社会の問題を解決するビジネスを創り出し、その過程で関わる多くの人達の持つ無限の可能性を引き出していきます。 ■これからの日本を創っていくため、当社グループは「独創的企業家集団」として、社会の問題を解決する新事業に次々と取り組んでまいります。 ■また、2024年11月より「アントレプレナーファーム(企業家集団)FCE」というカルチャーコンセプトを発信しています。アントレプレナーファームとは、一人ひとりが「企業家マインド」をもって、チャレンジあふれる未来を作り出す主体であり続ける、と定義しています。 (2) 経営環境 当社グループは、当社と連結子会社1社で構成されており、DX推進事業、教育研修事業、その他事業を展開しております。なお、販売体制としては、本社営業部門を中心とし、DX推進事業は、それ以外に代理店を活用して提供しており、販売網としては本社(東京)以外に大阪と福岡に拠点を設けています。当社グループは全社員を『コンサルタント』として育成しており、各事業に共通して、クライアントの根本的な課題解決の実現をサポートしていることが他社との差別化・強みと考えております。 当社グループを取り巻く経営環境としては、我が国経済は、雇用・所得環境の改善や企業活動の回復を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、海外経済の動向や物価上昇の影響、為替変動など、景気の先行きには依然として不透明な要素も残る状況となりました。 このような状況の中、当社グループは、「チャレンジあふれる未来をつくる」をパーパスに掲げ、人口減少による労働力不足に対して「『主体性』×『生産性』で人的資本の最大化に貢献する」をミッションとして事業の拡大と収益性の向上に取り組んでおります。 DX推進事業に関連する業界では、働き方改革や出社・リモートといった働き方を問わず、自動化や生産性改善に対するニーズは継続しており、市場環境は良好な状況が続いております。さらに、少子高齢化、働き方改革並びに深刻な企業の人手不足などの課題解決の一助として、DX推進の流れは、今後も継続するものと考えており、こうした経営環境を踏まえ、当社グループのDX推進事業で提供しているRPAサービス及びDX化支援事業については注力していく方針であります。 教育研修事業に関連する業界では、人的資本経営の広がりや人材育成への投資意識の高まりを背景に、戦略的な研修の重要性が再認識されています。特に、リーダー層やデジタル人材の育成や主体性を目的とした研修が注目を集め、オンラインと対面を組み合わせた多様な学習形態が求められています。 (3) 経営戦略 当社グループは、経営方針に基づき、これまで様々な事業を立ち上げ取り組んだ結果、現在の事業はDX推進事業と教育研修事業、その他から構成されます。今後も、社会の問題を解決するとともに、そこに関わる人たちの人財価値を革新することで、企業価値をさらに高めていくことを目指してまいります。また、これまで新しい事業に取り組んできたのは当社グループの人財によるものと考えており、引き続き、人財育成にも注力します。 そのため、経営戦略については、以下のとおりとなります。 ① 当社グループの人財に関する事項 当社グループでは、成長コンセプトとして「3年で10年分の成長」とし、多くの育成プログラムや環境を提供しております。また、人財育成のノウハウをすべて標準化・仕組み化(下図)し、ライン(営業等、業務の遂行に直接かかわるメンバー)からスタッフ(事務等、事業のサポートを行うメンバー)に至るまでの『全社員コンサルタント化』をテーマに育成しています。 『コンサルタント』として育成することにより、クライアントに対して単なるサービス提供の範囲にとどまらず、根本的な課題解決、ありたい姿の実現をサポートすることを他社との差別化・強みとしています。 現在、Great Place to Work®が主催する「働きがいのある会社ランキング」にて13年連続ベストカンパニーを受賞しておりますが、引き続き、「働きやすさ」や「やりがい」の維持・向上により、既存事業の拡大や新規事業の創出が出来るような人財育成を継続します。 (標準化・仕組み化した人財育成のノウハウ) ※研修やトレーニングはオンラインでの参加・配信で提供しています。 ② DX推進事業に関する事項 当社グループの「RPA Robo-Pat DX」の導入企業数は、2019年9月末時点で449社、2020年9月末で648社、2021年9月末で850社、2022年9月末で995社、2023年9月末で1,192社、2024年9月末で1,481社、2025年9月末で1,834社となっております。 今後の継続的な成長を実現するべく、当社グループの「RPA Robo-Pat DX」の機能充実・認知度向上はもとより、販売体制の強化を重点施策として取り組んでまいります。特に地方企業に向けた展開スピードを速めるため、代理店網の強化や販売パートナーの増強などを起点に地方における認知拡大、販売体制を構築してまいります。 ③ 教育研修事業に関する事項 「7つの習慣®」は研修プログラムとしても体系化されており、世界160カ国にて展開。それらをベースにした「7つの習慣J®」「7つの習慣®研修」のオンライン事業化をスタートした結果、従来の集合型・対面型の受講形式に比べて受講時の利便性が高まり、世界中から講師・受講生を募ることが可能となっています。今後は、全方位的な年代・層に合わせてコンテンツラインナップを増加し、コンテンツ間のシナジーによる認知拡大・クロスセルなども目指します。 eラーニング市場は、コロナ禍以降、オンライン研修による需要の高まりやリスキリング教育の流れを受け引き続き、市場の拡大が期待されます。トレーニング・カンパニー事業本部が提供する「Smart Boarding」(OJTも研修もeラーニングも社員教育を1つで実現できる人財育成プラットフォームサービス)の拡販により、事業の拡大を目指します。 ④ DX推進事業並びに教育研修事業に関する事項 当社グループの特徴として、顧客に対して単なるサービス提供にとどまらず、ありたい姿の実現をサポートすることにより、本質的な課題の把握に努め、顧客基盤を構築して参りました。今後は、こうした既存の顧客基盤に対しても当社グループが有する様々な商材を提供(クロスセル)していくことで、収益の安定化と高い成長の両立を目指します。 例えば、「7つの習慣®研修」のフォローツールとして「Smart Boarding」をセット提供していくことにより、ストック比率をさらに高めることが可能になります。また、「Smart Boarding」の導入から研修やコンサルティングなどに展開していくなど、コンテンツ間のシナジーを生み出してまいります。更にDX推進事業と教育研修事業の事業間のクロスセル、具体的には、「RPA Robo-Pat DX」と「Smart Boarding」のそれぞれの顧客にサービスを紹介することで更なる成長を企図します。 すでに「7つの習慣®研修」はこれまでに3,100社以上が導入しており、「Smart Boarding」の直販における導入企業数は、2025年9月末で807社となっており、「RPA Robo-Pat DX」の導入企業数は2025年9月末で1,834社となっております。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、継続的な成長による企業価値の向上を図るため、「連結売上高」と「連結経常利益」及び「連結経常利益率」を重要な経営指標として位置付けております。連結売上高は事業規模の成長を示す重要な指標として、連結経常利益率は事業規模の追求だけではなく、収益性も考慮した上で、グループ全体としての成長を示す重要な指標として考えております。 なお、連結売上高は、2025年9月期実績は6,099百万円(2024年9月期実績は5,006百万円)となっており、連結経常利益は、2025年9月期実績は925百万円(2024年9月期実績は706百万円)となっており、連結経常利益率は、2025年9月期実績は15.2%(2024年9月期実績は14.1%)となっております。 また、事業別には、教育研修事業においては、既存の顧客に対するクロスセルや、リスキングのニーズを追い風としたeラーニングの需要の高まりを捉え、「Smart Boarding」(eラーニング)の導入社数を重視しており、DX推進事業においては、RPA市場を拡大期と捉え、販売体制の強化を重点施策としており、「RPA Robo-Pat DX」の導入社数を重視しております。 (5) 当社グループの対処すべき課題 ① DX推進事業の商品力強化 DX推進事業は近年市場の拡大が著しく、既存事業者や新規参入企業の競合商品との競争は引き続き、激化するものと想定しております。 当社グループが顧客対象とする「企業のユーザー部門」への更なる浸透を考えると、商品の使いやすさを高めていく余地が十分に存在していると認識しており、ユーザーフレンドリーな操作性の向上、マニュアル類やトレーニング環境の充実、作成サポート体制の充実を図ります。併せて、より導入企業の業務効率や生産性向上を加速させるためのAI関連の新機能を順次リリースする等の商品力強化に継続的に努めてまいります。 ② DX推進事業の認知度向上、販売体制強化 当社グループが「Robo-Pat」の商品名でDX推進事業を開始してから約8年と年数が浅く、また小規模の組織体制で運営してきたことから、知名度の向上と協業先の拡大を含めた販売体制の拡充が不可欠であります。 そのため、費用対効果を検討のうえ、効果的な広告宣伝活動により知名度を向上させることに加え、継続的なプロモーション展開や販売パートナー及び紹介パートナーの確保に取り組み、日本全国での認知度向上と販売体制の強化に取り組んでまいります。 また、引き続き、生産性向上のニーズを捕捉しながら市場の拡大にあわせて導入企業の開拓や既存導入企業の更なる利用の拡大を企図し、業界特化型シナリオセット販売スキームの展開や地方展開を含めてさらに推進してまいります。 ③ 教育研修事業の販売体制強化 教育事業においては当社の既存事業と日本コスモトピア社との連携強化、並びに業務提携先の商品と顧客基盤を活かした連携を加速してまいります。また研修事業においては注力商品であるSmart Boardingの拡販や顧客企業の多様な経営課題の解決に資する商品・サービスの提供を通じて、当社グループが提供する価値の拡大及び取引単価の向上を目指し成長を企図します。 ④ 新規事業の早期立ち上げ 2025年10月にスタートしたAIエージェント事業については、積極的に投資を行い、早期の事業立ち上げや利益の創出の実現を目指します。 ⑤ 人材確保、社員教育 当社グループが、経営環境の変化に適応し、継続的な発展を実現していくためには、各事業において主体的に課題解決に向け行動する人材の確保が重要であると考えております。当社グループの理念・価値観に共鳴する人材の採用活動及び社内研修を継続してまいります。 ⑥ 社内管理体制の強化 当社グループの成長を維持していくためには、社内管理体制の強化が不可欠であると考えております。そのために内部統制体制を構築し、コーポレート・ガバナンス体制を充実させていくとともに、情報セキュリティ、労務管理等のコンプライアンス体制の構築に取り組んでまいります。 (その他管理体制面等) 新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が終息しているものの、当社グループはお客様と従業員の安全を最優先に事業運営を行うべく、感染防止策にも注力しております。引き続き、部分的なテレワークの導入やフレックスの勤怠による時差出勤等を推奨しながら、オンラインツールを用いた会議体の設定等、柔軟な組織運営を図ってまいります。 ⑦ 財務上の課題 純資産と負債の適切なバランスを保ちながら、事業収益や金融機関の借入等を通じて事業の成長資金を確保することで既存事業の強化や新規事業創出のための機動的な資金調達を実現することが財務上の課題として認識しております。2025年9月末時点における自己資本比率は66.3%でありますが、引き続き、財務体質の維持・向上を図ってまいります。
事業等のリスク6,762字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)当社のリスク管理体制 当社は、当社グループの事業活動において、予期せぬ損害、損失等を発生させる可能性のあるものをリスクとして定義し、リスク管理規程を定め、代表取締役を委員長とするリスク管理委員会を設置しております。リスク管理体制の整備の状況等については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載しております。 (2)事業等のリスク 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 なお、「発生可能性」については、3年以内に発生する頻度・確率より評価、「影響度」については、発生した際にグループ連結営業利益に与える影響より評価しております。 発生可能性   発生する時期   影響度 1.教育事業に関するもの ① 少子化の影響について   大   不特定   小 ② 教育制度の変更について   中   不特定   小 ③ 競合について   小   不特定   中 ④ 提携先との関係について   小   不特定   中 ⑤ 学校法人を通じた提供について   小   不特定   小 2.研修事業に関するもの ① 業界環境の変化について   小   不特定   小 ② 競合について   中   不特定   小 ③ 提携先との関係について   小   不特定   小 3.DX推進事業に関するもの ① DX推進事業の市場について   小   不特定   中 ② 競合について   中   不特定   中 ③ 提携先との関係について   小   不特定   大 ④ 販売パートナーとの委託契約について   小   不特定   小 4.グループに共通するもの ① 人材確保、労務について   小   中長期   中 ② IT技術革新について   中   不特定   中 ③ 法的規制について   小   不特定   中 ④ 個人情報の管理について   小   不特定   中 ⑤ 自然災害について   小   不特定   中 ⑥ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について   中   不特定   小 ⑦ 特定人物への依存について   小   不特定   中 ⑧ 重大な感染症の影響について   中   不特定   小 ⑨  業績の季節変動性について   大   不特定   小 1.教育事業に関するもの ① 少子化の影響について 当社グループは、教育事業を行っております。 教育業界は、出生率低下に伴う少子化により、学齢人口の減少という問題に直面しており、今後ますます生徒数確保に向けた競争が激化していくことが予想されます。 このような状況の中、当社グループは、子どもたちに対しては、サービスを通して主体性、協調性を育み、社会で活躍できる能力を身につけてもらうことを目指し、また当社グループのサービスを導入される学校法人に対しては、教育理念の実現と生徒数確保の両立をしていただくことを目指して事業展開をしてまいります。 しかしながら、今後急速に少子化が進行し、教育業界全体が著しく縮小した場合、当社グループの教育事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 教育制度の変更について 近年、教育分野においては、変化の激しいこれからの社会で活躍できる人材育成を目指し、学習指導要領の改訂や大学入試制度の変更など、行政による教育制度の変更が行われ、今後も子どもたちの学び方や学校での教え方が大きく変わっていく可能性があります。 この教育制度変更の目的に関しては、当社グループが提供するサービスの目的と合致しており、今後も顧客ニーズを満たすべく商品・サービスの強化・改善に努めてまいります。 しかしながら、今後の教育制度の変更等に、当社グループが早期の対応を行えなかった場合は、当社グループの教育事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 競合について 当事業で提供する「7つの習慣J®」「フォーサイト手帳」「Find!アクティブラーナー」「デジタル学習コンテンツ」等の教育サービスの市場には、競合が多数存在しています。 当社グループでは、「7つの習慣®」のブランド力を強みに、子どもたちの主体性を高める教育サービスの強化・充実を図り、他社との差別化を図っています。 しかしながら、当社同様に主体性を高める教育サービスをもって、新たに教育業界に参入してくる企業や、当社の対応を上回るスピードで事業展開をしていく企業が現れた場合、競争激化となり、顧客の流出やコストの増加等、当社グループの教育事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ 提携先との関係について 当事業のサービスである「7つの習慣J®」は、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より「7つの習慣®」に係るライセンスの提供を受け、学校法人及び学習塾に対して提供しております。 当社グループでは、業務提携先との良好なパートナーシップを構築するよう注力しております。しかしながら、何らかの事情によりライセンス提供や業務提携の内容が変更する状況が生じた場合、当社グループの教育事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 学校法人を通じた提供について 当事業のサービスの幾つかは、学校法人を通じて生徒が利用するという提供形態をとっており、提携する多くの学校法人とは5年、10年と長期に渡る継続した関係を構築・維持しております。 しかしながら、少子化、教育環境の変化、他社サービスの切り替えといった様々な理由により、当社サービスの利用が終了となった場合、あるいは学校法人の受講生徒数が著しく減少するなど、当社サービスを利用する生徒数の大幅な減少があった場合、当社グループの教育事業及び業績に影響を与える可能性があります。 2.研修事業に関するもの ① 業界環境の変化について 当社グループは、企業向け研修事業を行っております。 日本国内では労働力人口の減少に伴い、生産性向上のニーズは高く、当事業分野の需要は今後も増加していくとの予測に基づき事業を拡大していく方針です。しかしながら、国内外の経済情勢や景気動向等の理由により、顧客企業の教育費用が減退するような場合には、当社グループの企業向け研修事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 当事業は、研修会社、コンサルティング会社、人材関連システムサービスの提供会社等、多数の企業が参入しており、今後一層、競争が激化するものと認識しております。当社グループでは、現場に寄り添ったコンテンツ開発力や支援方法において強みを有していると認識しておりますが、今後、競合他社に対する優位性が維持できなくなった場合、当社グループの企業向け研修事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 提携先との関係について 当事業のサービスの「7つの習慣研修®Business Ownership」は、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社より「7つの習慣®」のライセンスを受け、顧客企業に提供しております。当社グループでは、業務提携先との良好なパートナーシップを構築するよう注力しております。しかし、何らかの事情により、同社からライセンス提供を受けられない状態となった場合には、当社グループの企業向け研修事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 3.DX推進事業に関するもの ① DX推進事業の市場について 当社グループは、DX推進事業を行っております。日本国内では少子高齢化、労働力人口の減少が今後も進むことから、当事業分野の需要は今後も増加していくとの予測に基づき事業を拡大していく方針ですが、国内外の経済情勢や景気動向等の理由により、顧客企業の投資マインドが減退するような場合には、当社グループのDX推進事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 当事業には競合が複数存在しております。当社グループでは、提携企業との連携したサービス改善や顧客支援体制の整備・充実等を通じて他社との差別化を図っておりますが、今後の市場の拡大により、当事業の既存事業者や新規参入企業との競争激化による顧客企業の流出や、その対策のためのコスト負担等により、当社グループのDX推進事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 提携先との関係について 当事業の主力商品である「RPA Robo-Pat DX」は、株式会社PKSHA Associatesとのパートナー契約により、RPAソフトウェアライセンスのOEM提供を行っております。当社グループでは、業務提携先との良好なパートナーシップを構築するように注力しています。しかしながら、何らかの事情により、同社からのライセンスの供給や業務提携の内容に変更が生じた場合、当社グループのDX推進事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 販売パートナーとの委託契約について 当事業では、顧客企業の獲得・維持、それらに付随する業務の一部を、他社(販売パートナー)に委託しております。当社グループでは、販売パートナーの営業支援活動を通じて、販売パートナーと良好なパートナーシップを構築するよう注力しています。しかし、何らかの事由により、販売力の高い販売パートナーとの契約関係が終了となる場合には、顧客の獲得や維持に影響することとなり、当社グループのDX推進事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 4.グループに共通するもの ① 人材確保、労務について 当社グループが展開する各事業では、各事業を拡大するうえで必要な人材を確保し、育成していくことが重要な経営課題と捉えております。そのため、新卒や中途採用の活動を計画的に実施し、また採用した人材の能力開発につながる教育や人事諸制度の構築運用を講じております。 しかしながら、労働人口が減少する中で採用環境が厳しくなり、必要な人材を確保できない状況が生じたり、あるいは、想定より多くの離職が生じた場合には、当社グループの競争力に影響を及ぼす可能性があります。 また、昨今の労働法制を鑑みると、従業員の労働環境に関して雇用者のきめ細かな管理や対応が求められております。 当社グループとしては、法令等を遵守して運営できていると認識しておりますが、今後法規制に変化があった場合、それに対応するための人件費等の増加により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② IT技術革新について 当社グループで提供するサービスには、RPAやeラーニングサービスなど、IT技術を用いるものが含まれています。当社グループでは、最新技術に関する社員教育や提携企業との連携強化及び新たな協力企業との連携によって、環境変化に対応するよう努めております。しかし、この分野では新技術や新サービスの開発の動きが激しく、当社グループが環境変化に適切に対応できない場合には、サービスの競争力の低下を招き、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 法的規制について 当社グループで展開する各事業では、特定商取引に関する法律、不当景品類及び不当表示防止法、消費者契約法、著作権法、個人情報の保護に関する法律、特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律等の規制を受けております。 当社グループでは、各事業における社内管理体制の構築を通じ、法令遵守に努めておりますが、不測の事態によりこれらの規制を遵守できない状況が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 個人情報の管理について 当社グループの各事業では、商品・サービスの提供や営業活動に際し、顧客及び潜在顧客の氏名やメールアドレス等の個人情報を保有し、情報システム上で管理を行っております。 これらの情報システムの管理にあたっては、外部からの侵入の防止、社内規程の整備、従業員の教育指導等、個人情報の管理には十分な注意を講じております。しかしながら、第三者によるセキュリティ侵害、ハッキング、従業員の故意または過失等によって、当社グループで保有する個人情報が外部に漏えいした場合は、社会的信用やブランド価値が毀損され、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 自然災害について 当社グループが展開している地域において、大規模な地震等の自然災害が発生した場合、業務遂行が困難になる可能性があります。 当社グループでは、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じておりますが、これら自然災害等が想定を大きく上回る規模で発生した場合には、サービスの提供が困難となり、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループでは、取締役、従業員に対するインセンティブ等を目的としたストック・オプション制度を採用しております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社株式の1株当たりの価値が希薄化し、将来における株価形成に影響を及ぼす可能性があります。なお、当事業年度の末日現在、新株予約権による潜在株式は1,787,400株あり、株式総数(潜在株式を含む)の7.50%に相当します。 ⑦ 特定人物への依存について 当社代表取締役社長である石川淳悦は、当社の創業者及び経営の最高責任者であり、当事業年度の末日現在、当社株式の34.11%を所有する大株主であるとともに、経営方針や事業戦略の立案・決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。 当社グループでは、過度な依存を回避すべく、持株会社制度を採って経営管理体制の強化、経営幹部の育成等を図ると共に、取締役会及びグループ報告会議等における役員及びグループ報告会議参加社員の情報共有を行い、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、現時点において同氏に対する依存度は高い状況にあるといえます。そのため、何らかの理由により同氏が当社グループの経営を行うことが困難な状態となり、また、後任となる経営層の採用・育成が進展していなかった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 重大な感染症の影響について 当社グループでは従業員やその家族、インターナショナルスクールに通う生徒、取引先の方々など、あらゆる方の安全や健康を守ることを最優先としながら事業活動を継続しておりますが、インフルエンザ等の感染症の大規模な流行等、重大な感染症の影響により経済活動の停滞が長期化した場合には、各事業において以下のような可能性があります。 教育事業では、インターナショナルスクールに通う生徒数の減少に伴い、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 研修事業では、当社の顧客の業績が悪化し当社サービスが解約に至るほか、商談中の案件が延期や失注となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 DX推進事業では、当社の顧客の業績が悪化し当社サービスが解約となる可能性があります。また、現在Webによる営業活動を積極的に取り入れてはおりますが、展示会等の延期・中止等により十分な広告宣伝活動を行う事ができず、当社サービスへの問い合わせの減少、それに伴う新規顧客からの申し込みの減少により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨  業績の季節変動性について 当社グループのうち、教育研修事業では、教育関係の年度の変わり目である4月から当社グループの商品を利用するニーズがあることから、主として毎年第2四半期(1月から3月)に、商品の出荷・販売を行います。その影響により、当社グループの売上高及び利益には一定の季節変動があり、当社としては偏重状況の予測とモニタリング等により対応しております。 また、当社グループの年間の予算達成状況等を見ながら、第4四半期(7月から9月)に翌期の成長に向けた戦略的な投資(主に広告宣伝)を行う場合があります。そのため、第4四半期の損益は他の期間と比較して低位または赤字となる場合があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が期待されるものの、海外景気の下振れにより我が国の景気を下押しするリスクや物価上昇の変動等、不透明な部分もあります。 このような状況の中、当社グループは、「チャレンジあふれる未来をつくる」をパーパスに掲げ、人口減少による労働力不足に対しても「『主体性』×『生産性』で人的資本の最大化に貢献する」をミッションとして事業の拡大と収益性の向上に取り組んでおります。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高6,099百万円(前連結会計年度比21.8%増)、営業利益912百万円(前連結会計年度比26.4%増)、経常利益925百万円(前連結会計年度比30.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益662百万円(前連結会計年度比31.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更を行っており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。詳細は、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)をご覧ください。 (DX推進事業セグメント) 当社グループ商品「RPA Robo-Pat DX」の業績が引き続き好調であり、売上高の成長を牽引しております。「RPA Robo-Pat DX」は一人ひとりのパソコン業務を自分で自動化できる「パーソナルRPA」という考え方に基づき現場の業務フローと必要な機能を追究し、継続的に改善を重ねながら、更なる事業拡大に向けて販売促進や広告宣伝等も積極的に行ってまいりました。現場の最前線で業務にあたりながらRPAを使いこなすための「ロボパットマスター認定プログラム」の受講者数を継続的に増やし、DX推進並びに生産性向上を実現する人材の育成にも注力することで市場と事業の両面の拡大を実現しております。併せて、紹介パートナー制度の拡大や同業種でのクライアント紹介など、新たな事業拡大機会を創出しながら、導入社数は2025年9月末時点で1,834社(前年同期1,481社、前年同期比23.8%増)となっており、その結果、当連結会計年度においてセグメント売上高は3,426百万円(前連結会計年度比29.9%増)、セグメント利益は884百万円(前連結会計年度比42.5%増)となりました。 (教育研修事業セグメント) 教育研修事業セグメントにおいては、教育領域では、株式会社日本コスモトピアの連結子会社化が、当連結会計年度は12ヶ月となった影響もあり、前年同期比での増収に寄与いたしました。研修領域では、当社グループ商品「Smart Boarding」(統合型人財育成プラットフォームサービス) において、人的資本経営の浸透と人材育成への戦略的な取り組みの拡大を背景に、直販による導入社数が堅調に増加し、2025年9月末時点で807社(2024年9月末時点では688社、前年同期比17.3%増)となりました。なお、「Smart Boarding」は2025年5月に単価および収益性の観点から、直販を軸とした販売戦略における転換を図っております。引き続き、質の高い人材育成支援と価値提供を通じ、顧客基盤の拡大と収益性の向上に努めてまいります。 なお、当該期間においては、更なる成長に向けた人員の増強および「Smart Boarding」のAI教育コンテンツの搭載等、商品力強化に向けた戦略的な先行投資を実施しており、これらがセグメント利益に影響を与えました。 その結果、当連結会計年度においてセグメント売上高は2,593百万円(前連結会計年度比13.2%増)、セグメント利益は149百万円(前連結会計年度比28.7%減)となりました。 (その他セグメント) その他セグメントにおいては、主に出版事業を行っております。当連結会計年度においてセグメント売上高は79百万円(前連結会計年度比3.1%増)、セグメント損失は13百万円(前期はセグメント損失13百万円)となりました。 サービス別の売上高は、次のとおりであります。 (DX推進コンサルティングサービス) DX推進コンサルティングサービスでは、DX推進事業セグメントに加えて教育研修セグメントのうち、Education DXとHR DXの分野にサービスを提供しております。 RPAサービスの継続的な拡大に加えて、企業向けでは(HR DX)「Smart Boarding」においても引き続き、拡販を実現しました。 その結果、当連結会計年度において売上高は4,255百万円(前連結会計年度比30.2%増)となりました。 (人財育成コンサルティングサービス) 人財育成コンサルティングサービスでは、教育研修セグメントのうち、EducationとHR(Human Resource)の分野にサービスを提供しております。HRの分野では事業全体が堅調に進捗したものの、Educationの分野の減収を受けた結果、当連結会計年度において売上高は1,765百万円(前連結会計年度比6.3%増)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べて648百万円増加し、5,727百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末と比べて111百万円増加し、3,936百万円となりました。これは主に現金及び預金が577百万円、売掛金が32百万円増加したことと、預け金が499百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比べて537百万円増加し、1,790百万円となりました。これは主に投資その他の資産が546百万円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて221百万円増加し、1,928百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末と比べて272百万円増加し、1,642百万円となりました。これは主に買掛金が66百万円、未払法人税等が172百万円増加したこと等によるものです。固定負債は、前連結会計年度末と比べて51百万円減少し、285百万円となりました。これは主に長期借入金が49百万円減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末と比べて427百万円増加し、3,799百万円となりました。これは主に利益剰余金が531百万円増加したこと、その他有価証券評価差額金が115百万円減少したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて77百万円増加し、3,179百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及び要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において営業活動の結果獲得した資金は、1,020百万円(前連結会計年度は528百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益910百万円等の増加要因と、法人税等の支払額103百万円等の減少要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において投資活動の結果支出した資金は、789百万円(前連結会計年度は794百万円の支出)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出725百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出90百万円等の減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において財務活動の結果支出した資金は、153百万円(前連結会計年度は1,116百万円の獲得)となりました。これは主に配当金の支払額が129百万円、長期借入金の返済による支出34百万円等の減少要因等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスには、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごと並びにサービスごとに示すと、次のとおりであります。 (セグメント別販売実績) セグメントの名称   販売高   前年同期比(%) DX推進事業(千円)   3,426,325   29.9 教育研修事業(千円)   2,593,982   13.2 その他(千円)   79,540   3.1 合計(千円)   6,099,848   21.8 (サービス別販売実績) サービスの名称   販売高   前年同期比(%) DX推進コンサルティング(千円)   4,255,243   30.2 人財育成コンサルティング (千円)   1,765,064   6.3 その他(千円)   79,540   3.1 合計(千円)   6,099,848   21.8 (注) 1.前年同期比は小数点以下第2位を四捨五入しております。 2.セグメント間・サービス間の取引については相殺消去しております。 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績の100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りとは異なる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ② 経営成績の分析 a.売上高、売上原価、売上総利益、販売費及び一般管理費、営業損益 該当項目についての経営成績の分析は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとお りです。 b.営業外収益、営業外費用、経常損益 営業外収益として主に、受取配当金を30百万円を計上しました。営業外費用として主に、前渡金の評価損を 16百万円を計上しました。結果として、経常利益は925百万円(前連結会計年度比30.9%増)となりました。 c.特別利益、特別損失、法人税等、親会社株主に帰属する当期純損益 特別損失として主に、投資有価証券評価損を14百万円を計上しました。結果として、税金等調整前当期純利 益は、910百万円(前連結会計年度比28.6%増)となりました。 法人税、住民税及び事業税や法人税等調整額を差し引いた結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、662百 万円(前連結会計年度31.9%増)となりました。 ③ 財政状態の分析 第9期連結会計年度における財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりです。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。当社グループの資金需要の主なものは、当社グループの売上拡大に係る人件費、販売促進費等の販売費及び一般管理費に加え、拠点開設に係る有形固定資産への投資等があります。これらの資金需要に対して安定的な資金供給を行うための財源については、短期の運転資金については自己資金や金融機関からの短期貸越枠にて充足し、長期の設備投資等については自己資金に加え、金融機関からの長期借入金、新株発行による調達資金により充当いたします。なお、当面の資金繰りのための資金は十分に確保していると判断しております。 当社グループの現在の資金需要は主に運転資金となっており、金融機関からの借入と事業収益をもとに資金運営を行っております。また現在の当社グループの事業として、設備を投資する等により資金が固定化することがないため、流動性リスクは軽微であると考えております。 資金繰りが悪化した場合の対策に関しては、金融機関からの借入を想定しますが、資金需要としての運転資金の範囲内の事項であると考えております。 ⑦ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループにおける経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の進捗は、連結売上高について、2025年9月期実績は6,099百万円(2024年9月期実績は5,006百万円)となっており、連結経常利益は、2025年9月期実績は925百万円(2024年9月期実績は706百万円)となっており、連結経常利益率は、2025年9月期実績は15.2%(2024年9月期実績は14.1%)となっております。また、当社グループの製品であるRPA Robo-Pat DXの導入企業数は2025年9月末時点で1,834社(2024年9月末時点では1,481社)及びSmart Boarding(eラーニング)の直販による導入企業数は2025年9月末時点で807社(2024年9月末時点で688社)と現時点で堅調に推移しているものと認識しております。今後も事業規模の拡大と収益性向上の両立を目指し、経営戦略を着実に遂行いたします。

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開示資料

出典

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