本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フロンティアインターナショナル

FRONTIER INTERNATIONAL INC.7050 · Growth · サービス業

企業のマーケティング課題を「体験価値」で解決するプロモーション専門会社。イベントから店頭販売支援まで一貫提供。

概要

株式会社フロンティアインターナショナルは、イベントプロモーション、デジタルプロモーション、キャンペーン、PR、スペースプロデュース、店頭販売支援までをワンストップで提供する総合プロモーション企業である。1990年に東京都港区で創業し、2025年4月期の連結売上高は203億円、従業員数432名。大手たばこメーカーや飲料メーカー、通信会社などを顧客に持ち、体験価値による課題解決力を強みとする。

六つの機能で構成されるプロモーション事業

当社グループは、プロモーション事業を単一セグメントとしながら、イベントプロモーション、デジタルプロモーション、キャンペーンプロモーション、PR、スペースプロデュース、店頭販売支援事業の六つの機能に区分している。各機能は独立しているが、クライアントの課題に応じて組み合わせて提供される。例えば、新商品発表会(イベント)にSNS連動キャンペーン(デジタル)を組み合わせ、さらに店頭で販売員を派遣するといった統合提案が可能である。このワンストップ体制が、大手広告会社やメーカーからの継続受注につながっている。

M&Aで拡大するグループ構造

当社グループは、当社と子会社8社、関連会社2社で構成される。主要な子会社として、店頭販売支援を担う株式会社フロンティアダイレクト、デジタルプロモーションを専門とする株式会社イリアル、販促企画のセルコム株式会社がある。また、中国上海市に現地法人「劃労通文化芸術咨詢(上海)有限公司」を設立し、海外展開も進めている。近年はM&Aを加速し、ここ1年で周辺領域の会社3社を買収するとともに、AIやIP分野のベンチャー4社に投資を行うなど、ソリューションの多様化と事業基盤の拡大を戦略としている。

右肩上がりの売上高と収益構造

連結売上高は2015年4月期の93億円から増加傾向にあり、2022年4月期には251億円に達した。2025年4月期は203億円(前期比20.0%増)、営業利益13億円(同5.6%増)、親会社株主帰属当期純利益9億円(同79.5%増)と成長している。売上総利益率は約19%で、利益率は低めだが、受注案件の大型化と採算改善により増益基調にある。営業活動によるキャッシュフローは17億円のプラスで、財務体質は自己資本比率61.4%と安定している。ただし、足元では物価上昇や関税リスクなど経営環境に不透明感もある。

大都市圏を中心とした営業拠点

本社は東京都渋谷区に置き、国内では名古屋オフィス(2005年開設)、大阪オフィス(2008年)、福岡オフィス(2009年)、仙台オフィス(2010年)を展開する。いずれも大手企業の本社や支店が集中する地域を選び、クライアントへの迅速な対応を可能にしている。海外では2010年に中国上海市に子会社を設立し、現地でのプロモーション需要を取り込む。今後もM&Aを通じて、国内未進出エリアや海外への展開を視野に入れている。

業界の中での役割はマーケティング支援サービスプロバイダー(プロモーション企画・運営)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
299億円
営業利益
21億円
営業利益率
7.0%
純利益
12億円
2026/4 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01イベントプロモーション主力

クライアント企業の製品・サービスを紹介する発表会、展示会、サンプリングなど、消費者と直接接触する場を企画・運営。ライブコミュニケーションによる共感を創出し、ブランド体験を提供する。ネットゲームのファンイベントや企業内イベントも手掛ける。

主な製品・サービス1
フィールドイベント
街頭や商業施設などで実施するプロモーションイベント。サンプリングや製品体験を通じて消費者に直接アプローチする。

02デジタルプロモーション準主力

インターネットやSNSを活用した双方向コミュニケーション型プロモーションに加え、VR/ARなど先端技術を駆使した新しい体験価値を創造。独自開発の来場者分析アプリや動画配信プラットフォームも提供する。

主な製品・サービス2
デジタルキャンペーン企画運営
WebやSNS上でのキャンペーン企画から運用までを一括支援。データ分析に基づく効果検証も行う。
コンテンツ制作
プロモーション用のデジタルコンテンツ(動画、バナー、サイトなど)を企画・制作。

03キャンペーンプロモーション準主力

景品等のプレミアムを主体としたキャンペーンの枠組み提案から、オリジナルプレミアムの企画・制作まで実施。購買活動を活性化する景品キャンペーンや飲料ペットボトル添付プレミアムの制作、キャンペーン事務局運営を行う。

主な製品・サービス2
プレミアム企画制作
キャンペーン用の景品やノベルティを企画・デザイン・制作。企業のブランドイメージに合わせてオリジナル商品も開発する。
キャンペーン事務局運営
応募受付、抽選、発送などの事務局業務を代行。コールセンターやシステムを活用して円滑に運営する。

04店頭販売支援事業準主力

小売店頭での販売人員派遣と、POP等の販促ツール制作を提供。社内教育研修で販売スキルを向上させ、購買行動ステージごとにコンバージョンレートを管理。専属デザイナーによるオンデマンドPOP制作で即時対応も可能。

主な製品・サービス2
販売人員派遣
店頭で実際に販売を担うスタッフを派遣。研修を受けたスタッフが、商品説明や接客を行い販売を促進する。
POP制作
店頭で商品を訴求するPOP(ポスター、値札、陳列用POPなど)を専属デザイナーが制作。オンデマンドで短納期対応。

05PR副次

ニュースメディアや媒体記事での露出を獲得するためのPR戦略を立案・実行。話題性の高いファクトを抽出し、効果的なメディア露出をアレンジすることで、商品やサービスの話題化を支援する。

主な製品・サービス2
PR戦略立案
クライアントの商品やサービスについて、ニュース性の高い切り口を見つけ出し、メディア向けの情報発信戦略を構築する。
メディア露出アレンジ
マスコミ各社へのリリース配信、記者会見の開催、取材対応など、メディア掲載につながる活動をサポートする。

06スペースプロデュース副次

プロモーションの視点で空間を開発。大規模イベント会場のデザイン・施工から、街頭・店頭イベント会場、店舗デザインまで手掛ける。期間限定店舗(ポップアップストア)のプロデュース実績も多数。

主な製品・サービス3
イベント会場デザイン・施工
展示会、発表会、スポーツイベントなど、様々なイベント会場のデザインから設営施工までを一括で請け負う。
店舗デザイン
店舗の内装・外装デザイン、ディスプレイ什器の制作、施工。ブランド世界観を演出する空間を創り上げる。
POPアップストアプロデュース
空きスペースや空き店舗を活用した期間限定店舗の企画・デザイン・運営。新商品の話題化やブランド体験の場として活用される。

製品と技術

イベントプロモーション:リアルな体験価値の創出

イベントプロモーションは当社の核となるサービスである。新商品発表会、展示会、サンプリングイベント、ネットゲームのファンイベント、企業のインナーイベントなど、多様な形式を手掛ける。具体的には、クライアントの製品やサービスを実際に体験できる場を設計し、消費者との直接的なコミュニケーションを実現する。2025年4月期にはイベント開催数が前年比11.2%増加しており、人流回復の恩恵を受けている。大型イベントでは、会場デザインから運営、撤収までを一貫して担当する。

デジタルプロモーション:SNS・VR/AR・独自プラットフォーム

デジタルプロモーションでは、SNSやインターネットを活用した双方向キャンペーン、VR/AR技術を用いた没入型体験を提供する。独自のアプリケーションツールにより、イベント来場者の属性や動線を分析し、効果測定を可能にしている。また、イベント動画配信プラットフォームを開発・運営し、リアルイベントとオンラインを融合したハイブリッド施策を提案。提携サプライヤのデジタルコンテンツを自社プラットフォームにパッケージ化する取り組みも進めており、最新技術を取り入れたプロモーションを強みとしている。

キャンペーンプロモーション:プレミアム企画から事務局運営まで

キャンペーンプロモーションは、景品(プレミアム)の企画・制作からキャンペーン全体の枠組み提案、事務局運営までをカバーする。1998年に大手飲料メーカー向けに実施したボトルキャップ景品キャンペーンが代表例で、以後、飲料や食品業界で多数の実績を持つ。オリジナルグッズのデザイン・製造や、ライセンス契約・コラボレーションのマッチング業務も行う。消費者の購買意欲を高める期間限定キャンペーンの設計に強みがあり、販売促進費の効果を最大化する提案が評価されている。

スペースプロデュースと店頭販売支援:空間と現場の両面から支援

スペースプロデュースは、イベント会場のデザイン・施工、店舗デザイン、ポップアップストアの運営を手掛ける。プロモーション視点で空間開発を行い、ブランド体験を高める。一方、店頭販売支援事業では、販売員の派遣や教育研修、POPツールの制作、購買行動のコンバージョン管理を実施。専属デザイナーがオンデマンドでPOPを作成する体制を整えている。これにより、プロモーションから実際の販売までを一貫して支援し、クライアントの売上向上に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

急成長中のサービス企業、売上高倍増で存在感向上

同社は売上高が2024年4月期の169億円から2026年4月期に299億円へと急拡大しており、提供データ内では最も高い成長率を示す。営業利益率も6%台を維持し、収益性と成長性を両立している。ライバルのジンジブやイシンと比較して、同社の成長スピードは際立っており、業界内での地位を急速に高めている。しかし、急成長に伴う組織規模の拡大や人材確保が課題となる。持続可能な成長戦略の構築が求められる。

強み

  • 売上高が約3年間で2倍近くに拡大し、高い成長を実現
  • 売上高拡大しながらも営業利益率6%台を維持
  • 同業他社と比較しても成長率が突出しており、存在感を増す
  • 売上規模が大きくなり、さらなる事業展開の基盤を確立

課題

  • 急速な拡大に組織・人材が追いつかず、経営資源の強化が急務
  • 売上高増加に伴い、利益率の維持・向上が課題
  • 他社も追従する可能性、優位性を維持するための革新が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がフロンティアインターナショナル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17082ジモティー140億円28.2倍
27352TWOSTONE&Sons139億円56.9倍
39612ラックランド137億円7.2倍
42193クックパッド136億円7.8倍
59227マイクロ波化学135億円
67050フロンティアインターナショナル133億円10.3倍
74651サニックスホールディングス133億円30.7倍
89731白洋舎132億円4.5倍
96035アイ・アールジャパンホールディングス131億円14.6倍
105869早稲田学習研究会128億円13.0倍
116083ERIホールディングス127億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

イベント企画会社としての創業と初期の成長(1990〜1995年)

1990年6月、東京都港区六本木に資本金5,000千円で株式会社フロンティアインターナショナルを設立。イベント・キャンペーンの企画、制作及び運営を目的とした。設立から間もない1991年4月には、大手たばこメーカーの重要販売店における店頭キャンペーンを通年で受託し、安定した収益基盤を築く。その後、1992年から1994年にかけて本社を西麻布、目黒へと移転し、事業拡大に対応した。1996年には第三者割当増資により資本金を10,000千円に増資し、財務基盤を強化した。

ボトルキャップ景品キャンペーンと新分野への進出(1998〜2002年)

1998年11月、大手飲料メーカーより史上初のボトルキャップ景品キャンペーンを受託。これはその後、飲料業界で広く採用されるプロモーション手法の先駆けとなった。2001年5月には、空間創りを総合プロデュースする専門部署と、インターネットを活用したデジタルプロモーションの専門部署を同時に新設。リアルとデジタルの両軸を強化する布石を打った。2002年5月には店頭販売支援事業を開始し、販売員派遣や販売請負へ領域を広げた。

子会社化とオフィス網の拡大(2003〜2009年)

2003年3月、共同出資により株式会社シネブリッジを設立(映画関連プロモーション)。同年4月に一般労働者派遣業の許可を取得し、7月には大手電力会社より販売請負事業を受託。2005年11月に名古屋オフィスを新設し、中部エリアへの営業拠点を整備。2006年2月には大手通信会社より販売請負事業を受託し、携帯電話販売分野に参入。同年5月、有限会社エー・アンド・イープロジェクトを完全子会社化し、飲食店プロデュース機能を獲得。2008年大阪、2009年福岡とオフィスを拡大し、全国展開を加速した。

海外進出と組織再編(2010〜2013年)

2010年8月、中国上海に「劃労通文化芸術咨詢(上海)有限公司」を設立し、海外プロモーション市場に進出。同年9月には警備業認定を取得し、イベント運営の周辺サービスを強化。2011年4月には第三者割当増資で資本金を33,675千円に増資。2013年4月、販売促進活動専門の子会社「セルコム株式会社」を設立し、グループ内の役割分担を明確化した。これらの施策により、単なるイベント企画会社から、企画・制作・運営・販売支援まで手掛ける総合プロモーション企業へと成長した。

M&Aによるソリューション多様化と売上急伸(2014〜2025年)

2010年代後半からM&Aを積極化。2021年以降、デジタルプロモーションの株式会社イリアルなどを子会社化し、ソリューションの幅を広げた。連結売上高は2021年4月期157億円から2022年4月期251億円へ急伸。その後、2023年4月期は170億円に減少したが、2025年4月期には203億円に回復した。2024年にはCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設立し、AIやIP分野への投資を開始。イベント開催数は前年比11.2%増加し、リアルイベント需要の回復を捉えた。

年表31件を開く

1990年代

  • 1990年6月創業イベント・キャンペーンの企画、制作及び運営を行うことを目的に、東京都港区六本木に、資本金5,000千円で株式会社フロンティアインターナショナルを設立。
  • 1991年4月大手たばこメーカーの重要販売店における店頭キャンペーンを通年で受託。
  • 1992年3月東京都港区西麻布に、本社移転。
  • 1994年1月東京都目黒区目黒に、本社移転。
  • 1996年2月第三者割当増資により、資本金を10,000千円に増資。
  • 1998年11月大手飲料メーカーより、史上初のボトルキャップ景品キャンペーンを受託。
  • 1999年2月東京都渋谷区東に、本社移転。

2000年代

  • 2000年3月創業飲食店プロデュース会社として、有限会社エー・アンド・イープロジェクト(株式会社エー・アンド・イープロジェクト)の創業期に資本参加。
  • 2001年5月「重要なコミュニケーションメディアスペース」をテーマに、ニーズに合った高品質な空間創りを総合プロデュースする専門部署を新設。インターネットを中心としたデジタル環境を最大限に活用したプロモーションをトータルでプロデュースする専門部署を新設。
  • 2001年7月現在地(東京都渋谷区渋谷)に、本社移転。
  • 2002年5月販売員の派遣、販売業務の請負、訪問販売による販売業務の請負、販売管理に伴う事務局業務等の人的販売支援を行うことを目的に、店頭販売支援事業を開始。
  • 2003年3月創業共同出資により「株式会社シネブリッジ」設立。
  • 2003年4月一般労働者派遣業の許可を取得。
  • 2003年7月当社グループ初の店頭販売支援事業として、大手電力会社より販売請負事業を受託。
  • 2005年11月愛知県名古屋市中区丸の内に、名古屋オフィスを新設。
  • 2006年2月大手通信会社より販売請負事業を受託。
  • 2006年5月M&A有限会社エー・アンド・イープロジェクトは、第三者割当増資により、資本金を1,000万円に増額し、株式会社エー・アンド・イープロジェクトに改組。株式取得により完全子会社化。
  • 2006年7月屋外広告業の登録。
  • 2006年8月プライバシーマーク認証を取得。
  • 2008年2月大阪府大阪市中央区本町に、大阪オフィスを新設。
  • 2008年11月有料職業紹介事業の許可を取得。
  • 2009年1月福岡県北九州市小倉北区魚町に、北九州オフィスを新設。
  • 2009年4月一般建設業(建築工事業、内装仕上工事業)の許可を取得。
  • 2009年5月北九州オフィスを閉鎖し、福岡県福岡市中央区天神に、福岡オフィスを新設。

2010年代

  • 2010年1月大阪オフィスを大阪府大阪市西区江戸堀に移転。
  • 2010年3月第三者割当により、資本金を28,200千円に増資。
  • 2010年8月創業中国に「劃労通文化芸術咨詢(上海)有限公司」を設立。
  • 2010年9月警備業認定を取得。
  • 2010年11月仙台オフィスを宮城県仙台市青葉区片平に新設。
  • 2011年4月第三者割当により、資本金を33,675千円に増資。
  • 2013年4月創業販売促進活動に関する企画、制作及び運営を行うことを目的に、「セルコム株式会社」を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/4期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    総合プロモーション企業としての価値提供

    マスコミ4媒体以外の全コミュニケーション領域を対象に、企画から実際の販売現場での販売までを一貫して行う独自ビジネスを展開。時代の変化を捉え、最適なプロモーションを提案できる人材の採用・育成に注力し、実績を重ねることで総合的なプロモーションを提供する。

  2. 02

    相乗効果による経験価値の最大化

    企画力向上と最新テクノロジーの情報収集によりイベントプロモーションの効用を高め、デジタル、PR、キャンペーン等の周辺ソリューションを拡大・深化させる。これにより相乗効果を生み出し、クライアントに提供する経験価値の最大化を図る。

  3. 03

    M&Aによる事業基盤の拡大

    M&Aで既存ビジネスの周辺領域の企業を子会社化し、CVCでAIやIP等の最先端分野の企業に投資する。これによりハイブランド案件を拡大し、新規クライアント開発を進める。今後も投資を拡大し、ソーシングからPMIまでの体制を整備する。

  4. 04

    直接取引の拡大とクライアント深耕

    大手代理店との安定的な取引を維持しつつ、クライアントのマーケティング課題や経営課題に寄り添うパートナーとして直接取引の拡大を目指す。グループ各社のクライアントリスト共有やソリューション共同開発を通じて、直接取引を増やす。

  5. 05

    人材の確保・育成とガバナンス強化

    体験価値の核心は人の感性で創り出されるため、人的資本投資を重要視。新卒採用に注力し、評価・報酬制度の改革や研修を実施して能力開発を図る。また、グループ会社増加に対応するため、ガバナンス体制を強化し、グループ全体の業績最大化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で484人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は689万円で、7期前と比べて+8.6%平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は5.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年4月63530.94.3224
2020年4月61430.14.0277
2021年4月57830.64.5272
2022年4月68831.95.3248
2023年4月68032.55.7286
2024年4月67931.94.8340353
2025年4月66130.74.3432301
2026年4月68931.05.4484434

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年4月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
事務所 — 東京都港区162百万円
本社 — 東京都渋谷区76百万円
事務所 — 東京都渋谷区48百万円
事務所 — 東京都渋谷区42百万円
事務所 — 東京都千代田区1百万円
事務所 — 東京都港区1百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社フロンティアダイレクト(注)1、2、3
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イリアル(注)1、2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ガイアコミュニケーションズ(注)1、2、3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 国内
    株式会社シネブリッジ(注)1、2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権76.5%
  • 国内
    株式会社マックスプロデュース(注)1、2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NPU株式会社(注)1、2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権50.2%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    改正地域再生法の支援制度活用促進に係る周知・広報等業務
    内閣府 · 2025-04-24
    2,700万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年4月期の売上高は299億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+47.3%、利益が+61.5%。

売上高
+47.3%
299億円
営業利益
+61.5%
21億円
純利益
+33.3%
12億円
営業利益率
7.0%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年4月期

項目会社予想前期実績
売上高301億円299億円
営業利益21億円21億円
純利益13億円12億円
1株あたり配当¥73¥73

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は154億円、営業利益は10億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+32.8%、営業利益は+11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q43511.63
2023年4Q443
2024年1Q3113.21
2024年2Q52713.54
2024年3Q4037.50
2024年4Q4612.20
2025年2Q8744.63
2025年4Q11697.86
2026年2Q145117.66
2026年4Q154106.56

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年4月期からの12期で、売上は93億円から299億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年4月9353
2016年4月9153
2017年4月10785
2018年4月122107
2019年4月128118
2020年4月131138
2021年4月15795
2022年4月2513221
2023年4月1701913
2024年4月16912127.15
2025年4月20313136.49
2026年4月29921217.012

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年4月期

売上高299億円のうち、営業利益として残るのは21億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の4.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.6%244億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.4%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
4.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.5pt
13.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
19.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年4月期は営業CFが24億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は77億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年4月2−1−117
2018年4月3−1028
2019年4月16−141527
2020年4月6−2−3428
2021年4月6−1−2531
2022年4月31−2−12959
2023年4月−6−8−6−1439
2024年4月150−31552
2025年4月17−4−31361
2026年4月24−4−52077

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年4月期の総資産は167億円。このうち返さなくてよい自己資本が103億円で、自己資本比率は58.6%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年4月36171948.1
2016年4月37201754.3
2017年4月47252254.1
2018年4月57322556.0
2019年4月76453158.6
2020年4月72502268.8
2021年4月78532567.6
2022年4月127735457.6
2023年4月111803171.7
2024年4月116823470.6
2025年4月145905561.4
2026年4月1671036458.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年4月期の内訳
現金及び預金
92億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
95億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
64億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中18位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中285位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
47.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,440で、1年前と比べて+23.1%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥1,440-2.2%1ヶ月+3.2%1年+23.1%時価総額133億円
過去52週の値幅
安値¥1,090高値¥1,724

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.3倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR1.31倍
配当利回り5.07%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に1392円まで上昇した後、もみ合いが続き、8月5日に1396円を付けたが、その後は下落。8月12日は1334円と、25日線(1361.52円)を約2.0%下回って終えた。52週高値1724円からは約22.6%安い水準。ただし、200日線(1357.1円)はほぼ横ばいで、長期的なトレンドは明確でない。RSIは36.9と弱いが、売られ過ぎ圏にはまだ入っておらず、様子見姿勢が続く。出来高は概ね低水準で、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは9.54倍と業界平均22.9倍を大幅に下回り、PBRも1.21倍と平均3.26倍の半分以下。配当利回り5.47%と高く、ROE13.3%と収益性も良好。ただし、配当性向は104.5%と高く、配当の持続性に懸念。売上高は増収基調で、2026年4月期も成長見込み。割安だが、配当の持続性と業績のボラティリティがリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.3倍23.4倍
PER (予想)9.9倍
PBR1.31倍3.51倍
ROE13.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足を背景に人材サービス需要は拡大しており、同社の売上も急成長している。強気派は、労働需給の逼迫で派遣需要が今後も伸び、売上高・利益が増加すると見る。弱気派は、競合他社との価格競争や人材確保難によるコスト上昇、またM&Aによるのれん償却や統合リスクを懸念する。投資論点は、急成長の持続性と収益性のバランス、そして人材確保策が競争力に繋がるかが焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の構造

    少子高齢化で労働供給が制約され、派遣需要が拡大基調。

  • 売上の急成長

    売上高が前期比約20%増で、成長軌道が明確。

  • M&Aによる拡大

    積極的なM&Aで事業領域や顧客基盤が拡大。

  • 売上高299億円と47%増収決算発表後影響

    売上高299億円(前期203億円、+47%)、営業利益21億円(前期13億円)。急成長。

  • 営業利益率7.0%に改善決算発表後影響

    営業利益率は前期6.4%から7.02%へ上昇。増収効果で利益率も改善。

  • PER9.3倍と利益成長を考慮し割安継続影響

    予想PER9.3倍、PBR1.22倍。ROE13.3%と高く、増収継続なら株価再評価の余地。

  • 配当利回り5.43%の高水準通年影響

    配当利回り5.43%と高い。株主還元姿勢が下値を支える。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    人材サービス業界は競合が多く、価格競争が進行。

  • 人材確保難

    人材不足で採用コストが上昇し、利益を圧迫。

  • のれん償却負担

    M&Aによるのれん償却が利益を減少させる可能性。

  • 47%増収の反動減リスク決算発表後影響

    売上高が203→299億円と急拡大。来期に大型案件の剥落があれば利益21億円の維持は困難。

  • 来期予想PER9.3倍は増益率鈍化の暗示通年影響

    実績PER9.6倍と予想PER9.3倍がほぼ同水準で、増益率が急低下する見通しを示す。

  • 営業利益率7%に留まる増収効果決算発表後影響

    売上高+47%に対し営業利益率は+0.6pt。コスト増が嵩み収益性改善は限定的。

  • 外国人持ち分3.28%と需給細い継続影響

    外国人持ち分3.28%と低く、指数組み入れ等の需給改善は期待しにくい。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大のペースを確認するため。
稼働人員数
需要と供給の実態を把握するため。
営業利益率
価格競争やコスト上昇の影響を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり73で、前期から+31.3%いまの株価に対する利回りは5.07%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥73
1株あたり
配当利回り
5.07%
いまの株価に対して
配当性向
104.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年4月2028.9
2021年4月12−38.541.9
2022年4月45275.028.0
2023年4月29−35.629.8
2024年4月20−32.850.1
2025年4月50153.874.0
2026年4月6531.3104.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥73

株主

有価証券報告書より

2026年4月期末の株主数は延べ1,926人。区分でいちばん多いのは個人・その他89.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.5%を占め、残る93.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年4月%2022年4月%2023年4月%2024年4月%2025年4月%2026年4月%
個人・その他86.988.392.688.589.289.2
事業法人4.75.04.65.87.26.4
外国法人5.91.51.33.82.53.2
自己株式2.12.13.73.73.73.0
証券会社2.44.91.31.10.91.1
金融機関0.10.30.10.80.10.1
外国人個人0.00.00.10.10.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01河村 康宏51.67
02渡邊 伸一郎7.27
03古井 貴7.27
04三晃繊維工業株式会社3.81
05INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカー証券株式会社)2.10
06株式会社プレミアム・キャピタル・マネジメント1.81
07由岐 洋輔1.41
08清板 大亮0.94
09宗像 恒和0.82
10株式会社タケナカ0.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で−99%、1株純資産は12期で−99%。直近期のROEは13.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年4月11,82179,25716.15.9
2016年4月14,55792,58116.95.2
2017年4月11760621.95.2
2018年4月17277524.94.2
2019年4月1961,03321.313.136.9
2020年4月1881,10617.57.928.9
2021年4月1161,17110.114.441.9
2022年4月23480833.65.828.0
2023年4月14489617.07.529.8
2024年4月559226.015.550.1
2025年4月9899910.29.774.0
2026年4月1401,09413.310.8104.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/4期の役員報酬は総額138百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
河村康宏代表取締役 社長604,773,200
古井貴常務取締役 営業統括本部長59672,400
清水紀年取締役 管理本部長兼経営企画室長50
江口貴宣取締役 営業統括副本部長5256,000
岩﨑明取締役74
平川功常勤監査役71
田中晃次監査役81
美澤臣一監査役664,000

役員報酬の内訳2026/4

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)412012030
社外取締役418185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/4期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,534字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社、以下同じ)は、当社(株式会社フロンティアインターナショナル、以下同じ)及び子会社9社、関連会社2社により構成されており、『体験価値による課題解決力(Experience Solution)』をコア・コンピタンスとして、ブランディングイベントや新商品発表会、街頭でのフィールドイベント等、消費者との直接的なコンタクトポイントにおいて、消費者に良質なブランド体験・顧客体験を届けることで、企業が抱えるマーケティングやセールスに関するあらゆる課題を解決する『Experience Solution Company』です。 当社グループの『体験価値による課題解決力(Experience Solution)』は、当社グループが実装する各機能により複合的に生成、拡散されて高い効用を実現すると共に、消費者との直接的な接点を持つことで培ったノウハウを武器に、プロモーション(販売促進)のみならず、実際の店頭販売支援まで幅広く事業展開しております。 当社グループは、企業及び団体のマーケティング活動におけるプロモーション事業の請負、企画の立案、制作、運営業務を、企画や制作の専門組織を有さず、各営業組織が企画から運営までを一貫して行うワンストップ体制で提供しております。 当社グループが行っているプロモーション事業は、「イベントプロモーション」、「デジタルプロモーション」、「キャンペーンプロモーション」、「PR」、「スペースプロデュース」、「店頭販売支援事業」の6つの機能に区分されます。当社グループは、これらの機能を総合的に活用することにより、クライアントに対して、各プロモーション施策の企画、制作、運営、実施等を提供しております。 なお、当社グループの役割分担は、次のとおりであります。当社グループは、プロモーション事業の単一セグメントであるため、事業・サービス内容を機能別に記載しております。 事業・サービスの名称   主な事業・サービスの主な内容   主な会社名 イベントプロモーション   フィールドイベント等の企画・運営・制作   当社 デジタルプロモーション   デジタルキャンペーン企画運営、コンテンツ制作   株式会社イリアル キャンペーンプロモーション   キャンペーン事務局の運営等やプレミアム・ノベルティ企画制作、ライセンス契約やコラボレーションのマッチング業務   当社 PR   PR・広報活動の計画・戦略の策定とアドバイス   当社 スペースプロデュース   イベント美術、ディスプレイ等   当社 店頭販売支援事業   店頭販売支援事業他   株式会社フロンティアダイレクト 当社グループの各事業・サービスの具体的な内容は、次のとおりであります。 ①イベントプロモーション 人々が集い、時間と空間を共有するライブコミュニケーションならではの共感を、目的に沿った形で創造します。具体的には、クライアントの製品やサービスを紹介する発表会、製品の特徴を特定の対象顧客層に対して訴求するイベント、製品を手に取って実際に使用・体験できる展示会、サンプリングなどを通じて、消費者に良質なブランド体験・顧客体験を届けます。この他にも、ネットゲームのファンイベント、企業のインナーイベント等、様々なコミュニティーの更なる交流の活性化に寄与します。 ②デジタルプロモーション インターネットやSNS等のコミュニケーションプラットフォームを利用した、双方向のコミュニケーションを可能にする総合的なプロモーションの他、VR、AR等の最先端のテクノロジーを用いた、今までにない体験価値の創造を行っております。 さらに、当社の独自コンテンツとして、イベントの来場者属性や会場における来場者の動きを把握・分析するアプリケーションツールの開発、イベント動画配信プラットフォームの開発や提携サプライヤのデジタルコンテンツを当社プラットフォームにパッケージ化する等、種々の新たな取組みを進めております。 ③キャンペーンプロモーション ディスプレイ、プレミアム(景品等の販促品)を主体としたキャンペーン全体の枠組み提案から、オリジナルのプレミアムの企画・制作を行っております。消費者の購買活動を活性化させるための景品が当たるキャンペーン及び飲料ペットボトル等へ添付するプレミアムの制作を中心に、一定期間の特別販売企画としてのキャンペーン総合企画、制作(景品・店頭販売促進物等)、運営業務(事務局等)を実施しております。 ④PR 商品やサービス、イベント等が話題になるのは、テレビCMやWebのバナー広告などによるものとは限りません。ニュースメディアや媒体記事での露出が劇的な宣伝効果を生み、流行やブームを巻き起こしたケースは多数存在します。 当社では、プロモーションの対象となる商品やサービス、イベント等から、話題性の高いファクトを抽出し、耳寄りな情報として加工して世の中に拡散し、新しいトレンドを生む起爆装置として、効果的なメディア露出のアレンジをサポートします。 ⑤スペースプロデュース 空間開発をより良い体験価値の生成というプロモーションの視点で捉え、大規模なイベント会場のデザイン・施工から、街頭・店頭イベント会場や、店舗のデザイン、施工に至るまで、イベントをトータルでプロデュースする当社ならではの空間開発を実施しております。さらに、POPアップストア(催事場や駅構内の空いているスペース、空き店舗などに短期間のみ出店する期間限定の店舗)等の話題のソリューションも多くの取扱実績がございます。 ⑥店頭販売支援事業 マーケティングにおいて、店頭領域への注目度が日増しに高まっている中で、実際の「売り」の現場へ販売人員の派遣、POP等の訴求ツールの制作を実施しております。販売人員に関しては、社内での教育研修を実施すると共に、購買行動のステージごとにコンバージョンレートを管理して、プロセスごとの精度向上を図ると共に、専属のデザイナーがオンデマンドでPOP等の訴求ツールを作成しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,892字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「生活者と企業をより密接に結ぶコミュニケーションの創造に努め、より豊かな社会生活の一助となることで、社会貢献を実現します。」を経営理念として掲げ、クライアントのパートナーとして、価値のあるサービスを提供し続けるとともに、社会、株主、顧客、従業員等の全てのステークホルダーに対する責任を果たしていくために、継続的な企業価値の増大を図ることを目標としております。 当社グループでは、TV等のマスコミュニケーション4媒体以外の全ての「コミュニケーション領域」を対象にプロモーション活動を行っていくとともに、実際の販売現場における販売までを行うという独自のビジネスを行っております。これまでの実績に加え、時代の変化を捉えつつ、クライアントへ最適なプロモーションを提案できるような人材の採用・育成に努め、様々なプロモーション実績を重ねていくことにより、「総合プロモーション企業」として、総合的なプロモーションの提供に努めてまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループは、企画力向上や最新テクノロジーの情報収集によって、当社グループが実施するイベントプロモーションの効用をより高めていくだけでなく、デジタル、PR、キャンペーン等の周辺ソリューションを拡大、深化させることで、相乗効果による経験価値の最大化を図ることを経営戦略としております。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、営業基盤の指標として、売上高とそれに直接紐づく売上総利益を、重要な経営指標として位置付けており、継続的な事業拡大と収益力の向上を図っております。 (4) 経営環境 当社グループが主な事業としているイベントプロモーション事業を取り巻く2025年(1~12月)の日本の総広告費は、通年で7兆6,730億円(前年比104.9%)となり、2021年から5年連続で成長し、4年連続で過去最高を更新しました。日本の広告市場は、企業の好業績によるデジタル投資の加速や、大型イベントの開催などが成長を後押ししました。中でも、動画やSNS広告が伸長し、インターネット広告費が総広告費に占める構成比は50.2%となり、初めて過半数に達しました。マスコミ四媒体広告費は、2兆2,980億円(前年比98.4%)とほぼ横ばいとなりました。また、プロモーションメディア広告費は1兆7,184億円(前年比102.0%)と前年に続き増加しました。特に、インバウンド需要や2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)や東京2025世界陸上競技選手権大会などの大型イベントの開催で人流が増加した影響がありました。(「2025年日本の広告費」株式会社電通調べ。) このような中、当社グループでは、ソリューションの多様性と、最新かつ最先端のコンテンツの実装、そして、それらがいかに総合的にプランニングされているかが事業の競争優位性に直結するため、M&Aによって当社グループの事業基盤を一気に拡大させてまいりました。 当連結会計年度の事業面においては、既存ビジネスの周辺領域の企業を6社M&Aするとともに、CVC設立以降、AIやIP等の最先端分野をはじめとする様々な分野の企業4社に投資を実行してきました。当社グループがこれまで積極的に推し進めているM&A戦略の着実な遂行により、ハイブランド案件を一気に拡大させると共に、新規クライアント開発も大きく進みました。 また、当社グループの拡大により一気に多様化した当社グループのソリューション群は、グループ会社間の共同提案や、従来よりも更に高品質なソリューションを提案することを可能とし、新規クライアントや既存クライアントの共同開発といった相応のシナジー効果を生み出すことが出来ました。さらには、これまでの事業の延長線上にある、ゲーム関連のイベント案件、著名IPのポップアップストア運営案件及び大手小売企業のデジタル広告案件等の大型継続案件が拡大するなど、ほぼ全ての業種のクライアントからの受注が前年実績を大きく上回る結果となりました。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが対処すべき主な課題は、以下のとおりであります。 ①人材の確保及び育成 当社グループがクライアントに提供する体験価値の生成は、一部のオペレーションでAI化が進む一方で、核心部分については、AIによる代替が難しく、人固有の感性でしか創り出せないものであると考えております。そのため、当社グループにおいて人的資本が重要な位置づけとなり、人的資本投資が重要な施策となります。 そこで、当社グループでは、採用活動、特に新卒採用に注力して採用人数の拡大を進めると共に、評価・報酬制度の弛まぬ改革、改善によって、採用競争力、定着率の安定化を図ってまいりました。さらに、職位別、専門別研修はもちろんのこと、リベラルアーツに特化した研修や幹部層のマネジメント研修等の施策により、社員のマネジメント能力や感性等の能力開発を通じて、さらなる人的資本の拡充に努めてまいります。 ②M&Aの推進 M&Aによる資本投資、CVCによるベンチャー投資、その他IP投資や事業投資などの各種投資は、当社の事業拡大を促し、案件創出や獲得可能性の向上を高める等、当社の成長ドライバーとして大きな役割を有しております。 当社グループにおいては、今後、更なる各種投資の拡大を進めていくにあたり、ソーシング、デューデリジェンス、PMIといったM&Aの各フェーズにおける体制の拡充や高度化について、今後継続して対応すべき組織課題として取り組んでまいります。 ③直接取引の開拓 当社グループは、大手代理店との取引を安定的に拡大させることを通じて財務基盤、経営基盤をより強固なものとしつつ、お客様のマーケティング課題、経営課題に寄り添える幅広いソリューションを実装したクライアントのビジネスパートナーとしての立ち位置を確立して、大手代理店を経由しない直接取引の拡大を目指しております。特に、M&Aでグループインする会社は直接取引が多いことから、グループ各社のクライアントリストの共有やソリューションの共同開発を通じて、直接取引の拡大を図ってまいります。 ④ガバナンス体制の更なる強化 当社グループは、M&Aによるグループ会社の増加に対して、グループ各社の業績を最大化させ、グループシナジーの更なる拡大を実現させるためにも、グループガバナンスの一層の強化を図ることが何よりも重要であると考えております。 そのため、グループガバナンスを支えるリソースの拡充、システムやフレームの導入や研修等を通じてグループガバナンスの更なる強化を図ってまいります。
事業等のリスク5,144字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下においては、当社グループの事業展開等に関して、リスク要因となる可能性があると考えられる、主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資家の皆様に対する、積極的な情報開示の観点から記載しております。以下の記載は、本株式の投資に関連するリスクの全てを網羅するものではありませんのでご留意ください。 なお、本項中の記載内容については、特に断りが無い限り、本書提出日現在の事項であり、将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 当社グループでは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ですが、本株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて慎重にご検討ください。 (1) 事業内容に係るリスクについて ①社会情勢とそれに伴うリスクについて 一般的に企業が支出する広告費は、景気の影響を受けやすい傾向にあります。当社グループが主として属するプロモーション業界は、不況下にあっても比較的削減されにくく変動の少ない販売促進費が原資となる領域ではありますが、国内市場における景気後退及びそれに伴う需要の縮小は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、このリスクに対し、受注クライアントの属性を大手広告会社、外資・その他広告会社、直接クライアント取引と3属性に分類し、受注バランスを管理しつつ特定の受注クライアント属性に過度に依存することの無いよう取り組んでおり、安定的な受注が確保できる状況の維持に努めておりますが、不測の事態により安定的な受注が確保できない状況が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②プロモーションの実施に関する業界の慣行について プロモーションの実施は、企画・制作・運営及び管理等、各段階によって構成されております。その受注形態に関わらず、制作作業に入る前に企画段階があり、企画を立案し関係者との打合せを経て、制作段階・本番の運営段階に進みます。その制作段階や本番の運営段階(開催期間中)に主催者からの追加発生、仕様変更の要請が行われる場合や屋外プロモーションにおける天候変化によって、直前の実施内容の変更等が行われる場合があります。また、主催者側の広告費削減や広告会社変更等により、当社グループ受注分が無くなることもあります。 前述のとおり、プロモーションは制作や運営段階で当初の内容や金額が変動するケースがあります。 当社グループは、このリスクに対し、制作受注管理システムを構築し、受注前の案件についても、状況をデータ管理し、そのデータを集計した結果を、隔週開催される営業報告会議において提出し、全部門長が確認することで、部門ごとの受注額、利益額、受注見込額、利益見込額の把握に努めております。また、営業報告会議において、予算に対し大幅な乖離が見られた場合は、経営会議にて営業支援策を決定するなど、業界慣行から生じる不確実性の排除に努めておりますが、不測の事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③プロモーション実施期間及び売上計上時期の変動について 当社グループの手掛けるプロモーションには、主催者である企業の新製品の発表、販売促進を目的としたものも多く、その新製品が製造販売に許認可を要する場合、その許認可の下りるタイミングが遅れることにより、発売開始の時期が予定より遅延することもあります。また、主催者の商品開発の遅延や生産体制構築の遅延等が原因で発売開始時期が予定より先送りになる、更に発売自体が中止となる可能性もあります。これにより、当社が予定しているプロモーションが遅延する、あるいは中止となる可能性があります。 当社グループは、顧客からの業務完了確認書の受領をもって売上を計上しておりますが、セールスプロモーションは上記の理由により、売上計上の元となるプロモーションの実施時期が、当社グループの予定に対し大幅に遅延、または実施自体が中止となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④個人情報漏洩に関するリスクについて 当社グループは、キャンペーンの応募はがき等で消費者の住所、氏名等の個人情報を取り扱っております。また、ブロードバンド加入申込書において、顧客の氏名、住所等を記入した申込書を獲得する等、個人情報を記載した書類を大量に取り扱っております。当社は、2006年8月にPマーク(プライバシーマーク)の認証を取得したほか、定期的に情報セキュリティ委員会を開催し、同委員会による定期的なチェックや継続的な部門ごとの自己チェック等、個人情報の保護には細心の注意を払っております。しかしながら、当社が保有する個人情報等につき、漏洩、改ざん、不正使用等が生じる可能性は、完全に排除されているとはいえません。 従いまして、これらの事態が起こった場合、適切な対応を行うための相当なコストの負担、当社への損害賠償請求、当社の信用の低下等によって、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤競合について 当社グループは、総合的なプロモーション活動をする企業の中では、30年超の社歴及びそれに基づく経験・知識を基にした業務遂行能力について、優位性を持っていると認識しております。しかしながら、今後において、資本力、マーケティング力、高い知名度や専門性を有する企業等の参入及び事業拡大が生じる可能性があります。 当社グループとしては、競争激化の環境においても十分な収益を獲得すべく、今後の広告において必要不可欠となるインタラクティブ(インターネットを中心とした双方向のコミュニケーションを獲得するための総合的なプロモーション)領域を得意とする協力会社との提携やクリエイティブな領域に特化した専門部署の設置など、制作力、企画力の充実に努めており、競合他社に対して十分な比較優位性を保っております。しかしながら、プロモーション業界のさらなる構造の変化やインタラクティブ領域等における高い専門性を有した企業の参入等により、当社グループの優位性が相対的に低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥不良品の発生及び製造物責任について 当社グループは、プレミアムグッズの制作において、主として中華人民共和国の工場に発注しております。外注工場の選定においては、過去の実績や品質管理体制を十分精査した上で決定しているほか、当社グループ社員が現地工場において随時検品を行うなど、万全の体制の下で不良品発生防止に努めております。しかしながら、万一不良品が発生した場合には、取引先からの返品・交換や損害賠償、信用失墜などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦自然災害に係るリスクについて 当社グループは、主としてプロモーション業界に属しておりますが、2011年3月11日に発生した東日本大震災のような自然災害等が発生し、消費者の消費マインドが冷え込むことや、クライアントの生産活動が停滞すること及び広告活動の自粛ムード等が生じ、クライアント企業の広告費予算及び販売促進費予算の執行に影響を与えた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧売上の季節変動について 当社グループが実施する案件は、大型案件が増加傾向にあることから、受注や完了の時期により四半期単位での変動が大きくなる傾向があります。 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期計 売上高   構成比   売上高   構成比   売上高   構成比   売上高   構成比   売上高   構成 比 (千円)   (%)   (千円)   (%)   (千円)   (%)   (千円)   (%)   (千円)   (%) 2025年4月期   3,949,155   19.42   4,701,054   23.12   5,126,302   25.21   6,558,610   32.25   20,335,121   100.00 2026年4月期   5,692,711   19.01   8,780,908   29.32   8,460,745   28.25   7,014,237   23.42   29,948,603   100.00 ⑨特定販売先への依存 当社グループを含むイベントの制作を行う会社は、一定部分を大手広告代理店から受注しております。 当社グループは、幅広いイベント制作を手掛けておりますが、イベントの主催者は、イベントの実施を大手広告代理店に発注することが比較的多くなります。大手広告代理店より発注量の手控えがあれば、当社グループに影響を及ぼす可能性があります。 ⑩疫病発生に係るリスクについて 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、外出自粛や行動制限が強制され、イベントの自粛や流通店舗の閉鎖など当社グループの事業遂行にも大きな影響が及び、ここ2期は当社グループの経営成績も大きな影響を受けてました。現在は、新型コロナウイルス自体は落ち着いておりますが、今後新型コロナウイルスが改めて流行した場合、または未知の疫病が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響が及ぶリスクがあります。 (2) 当社グループの組織体制に係るリスクについて ①人材の確保及び育成について 当社グループは、今後想定される事業拡大に伴い、受注規模に応じた人材の確保が必要であると考えております。プロモーションにおける提案業務では、高い企画力を有する人材を要求されることから、適切な人材を確保するとともに、育成を行っていく必要があります。当社グループは、これまで個人の能力に依存していた制作・企画力を補完するため、マニュアルや社内データベースの整備等、組織として能力を補完する体制を整備し、一定の質を有する人材の確保と育成に努めていく方針ではありますが、必要な人員の確保及び育成が計画通りに進まなかった場合、競争力の低下や今後の事業拡大に制約が生じる可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②派遣・請負スタッフに関する業務上トラブルの発生について 派遣・請負スタッフによる業務遂行に際して、スタッフの過誤による事故や、スタッフの不法行為により訴訟の提起又はその他の請求を受ける可能性があります。当社グループは、スタッフの作業に当たり、事故を未然に防ぐために管理体制を整えておりますが、上記トラブルによる訴訟内容及び請求金額によっては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③特定人物への依存について 当社の創業者である代表取締役社長の河村康宏は、当社グループの経営方針や事業戦略の立案・決定及びその遂行において、重要な役割を果たしております。当社グループでは、取締役会及び経営会議等における役員及び幹部社員の情報共有を行い、経営管理体制の強化、経営幹部の育成等を図ることにより、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何かしらの理由により、同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他のリスクについて ①新株予約権の付与及び株式の希薄化について 本書提出日現在において、新株予約権の目的たる株式の総数は182,600株であり、発行済株式総数に対する比率は1.9%に相当しております。将来、これら新株予約権が行使された場合には、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 ②法令違反等の発生に関する影響について 当社グループは、法令等諸規則が遵守されるよう、役職員に対するコンプライアンスの徹底等を行っておりますが、こうした対策が必ずしも有効に機能するとは限りません。法令違反等が発生した場合や新たな法令の制定・法令の改正等が行われた場合、事故や不正等を役職員が起こした場合、損失の発生、行政処分や当社グループの信頼が損なわれる等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,522字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は16,723百万円(前連結会計年度末14,482百万円)となり、前連結会計年度末と比較して2,241百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金が1,670百万円、のれんが157百万円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は6,379百万円(前連結会計年度末5,453百万円)となり、前連結会計年度末と比較して926百万円増加しました。主な要因は、買掛金が74百万円、未払法人税等が99百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は10,344百万円(前連結会計年度末9,028百万円)となり、前連結会計年度末と比較して1,315百万円増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を1,245百万円計上したことによるものと、剰余金の配当440百万円により、利益剰余金が804百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は58.6%(前連結会計年度末は61.4%)となりました。 ②経営成績の状況 当連結会計年度(2025年5月1日~2026年4月30日)における国内経済は、賃金上昇や雇用環境の改善等により個人消費が持ち直しの動きが見られ緩やかな回復基調となりました。一方で、円安進行等の影響による物価高騰や、エネルギー価格・原材料価格の上昇に伴うコスト増加の影響等による海外経済の減速が懸念されるなど、企業収益を取り巻く環境は依然として厳しい状況で推移しており、景気の先行きは不透明な状況が継続しております。 2025年(1~12月)の日本の総広告費は8兆623億円(前年比105.1%)となり、2021年から5年連続で成長、4年連続で過去最高を更新しました。企業の好業績によるデジタル投資の加速や、大型イベントの開催などが成長を後押ししました。中でも、動画やSNS広告が伸長し、インターネット広告費が総広告費に占める構成比は50.2%となり、初めて過半数に達しました。マスコミ四媒体広告費は、2兆2,980億円(前年比98.4%)とほぼ横ばいとなりました。また、プロモーションメディア広告費は1兆7,184億円(前年比102.0%)と前年に続き増加しました。特に、インバウンド需要や2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)や東京2025世界陸上競技選手権大会などの大型イベントの開催で人流が増加した影響がありました。(「2025年日本の広告費」株式会社電通調べ。) このような中、当社グループでは、M&Aの加速によるソリューションの多様化及び人的資本投資の加速を重点施策として展開をしてまいりました。 当連結会計年度の事業面においては、ソリューションの多様性と、最新かつ最先端のコンテンツの実装、そして、それらがいかに総合的にプランニングされているかが事業の競争優位性に直結するため、M&Aによって当社グループの事業基盤を一気に拡大させることを重要な戦略としております。そのため、既存ビジネスの周辺領域の企業を6社M&Aするとともに、CVC設立以降、AIやIP等の最先端分野をはじめとする様々な分野の企業4社に投資を実行してきました。当社グループがこれまで積極的に推し進めているM&A戦略の着実な遂行により、ハイブランド案件を一気に拡大させると共に、新規クライアント開発も大きく進みました。また、当社グループの拡大により一気に多様化した当社グループのソリューション群は、グループ会社間の共同提案や、従来よりも更に高品質なソリューションを提案することを可能とし、新規クライアントや既存クライアントの共同開発といった相応のシナジー効果を生み出すことが出来ました。さらには、これまでの事業の延長線上にある、ゲーム関連のイベント案件、著名IPのポップアップストア運営案件及び大手小売企業のデジタル広告案件等の大型継続案件が拡大するなど、ほぼ全ての業種のクライアントからの受注が前年実績を大きく上回る結果となりました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は29,948百万円(前年同期比47.3%増)、売上総利益5,531百万円(同42.1%増)、営業利益2,100百万円(同64.4%増)、経常利益2,108百万円(同66.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,245百万円(同42.1%増)となりました。 なお、当社グループはプロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比較して1,544百万円増加し、7,658百万円となりました。営業活動による資金の増加2,447百万円、投資活動による資金の減少398百万円、財務活動による資金の減少505百万円などによるものです。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、2,447百万円(前連結会計年度末1,673百万円の増加)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益2,094百万円、のれん償却額103百万円、売上債権及び契約資産の増減額685百万円による資金の増加があった一方で、仕入債務の増減額452百万円による資金の減少があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、398百万円(前連結会計年度は445百万円の減少)となりました。主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入281百万円による資金の増加があった一方で、敷金及び保証金の差入による支出341百万円、投資有価証券の取得による支出230百万円による資金の減少があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、505百万円(前連結会計年度は293百万円の減少)となりました。主な要因は、配当金の支払による支出440百万円、長期借入金の返済による支出63百万円による資金の減少があったことによるものです。 ④制作、受注及び販売の実績 a.制作実績 当連結会計年度の制作実績は、次のとおりであります。 事業の名称   当連結会計年度 (自 2025年5月1日 至 2026年4月30日)   前年同期比(%) プロモーション事業(千円)   24,416,926   48.5 合計(千円)   24,416,926   48.5 (注) 当社グループはプロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の制作実績の記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループの受注実績は、制作段階及び運営段階等において当初の内容や金額が変動することが多いことから、受注残高の正確な把握が困難なため、受注実績の記載を省略しております。 なお、当社グループでは社内の制作受注管理システムにより、案件の進捗度合いの正確な把握に努めております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 事業の名称   当連結会計年度 (自 2025年5月1日 至 2026年4月30日)   前年同期比(%) プロモーション事業(千円)   29,948,603   47.3 合計(千円)   29,948,603   47.3 (注)1.当社グループはプロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の販売実績の記載はしておりません。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりで あります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年5月1日  至 2025年4月30日)   当連結会計年度 (自 2025年5月1日  至 2026年4月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社電通   2,042,190   10.0   -   - (注)当連結会計年度における株式会社電通の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合につきましては、 100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、当連結会計年度末時点の資産・負債及び当連結会計年度の収益・費用を認識・測定するため、見積りを使用する必要があります。経営者はこれらの見積りについて過去の実績などを勘案し合理的に判断しておりますが、結果として見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと実績が異なる場合があります。当社グループが採用しております会計方針のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。 (売上高) 当連結会計年度は、販促イベントが回復し、情報通信、食品関係の引き合いを多く受注したことに加え、新規M&Aにより連結子会社となった1社が売上に寄与しました。 これらの結果、売上高は、29,948百万円(前年同期比47.3%増)となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度は、売上高が堅調に推移したことにより、売上原価は、24,416百万円(同48.5%増)となりました。この結果、売上総利益は5,531百万円(同42.1%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度は、来期以降に向けた人的資本投資の増加により、販売費及び一般管理費は、3,431百万円(同31.1%増)となりました。この結果、営業利益は2,100百万円(同64.4%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当連結会計年度は、営業外収益につきましては、受取利息15百万円等により、36百万円(同8.0%減)となり、営業外費用につきましては、為替差損18百万円等により、28百万円(同43.6%減)となりました。 この結果、経常利益は2,108百万円(同66.4%増)となりました。 (特別利益、特別損失及び税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度は、特別利益につきましては、固定資産売却益4百万円により、4百万円(同95.8%減)となりました。 特別損失につきましては、投資有価証券評価損15百万円により、19百万円(同738.8%増)となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は2,094百万円(同53.0%増)となりました。 (法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額及び親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税、住民税及び事業税を801百万円、法人税等調整額を△107百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,245百万円(同42.1%増)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載の通り、事業内容、海外での事業展開に伴うリスク等、様々な要因の変化の影響を受ける可能性があります。このため、優秀な人材の採用と組織体制の整備、内部統制システムの強化等により、これらのリスク要因に対応するように努めてまいります。 経営戦略の現状と見直しについては、クライアント各社は、インターネットの普及に伴い、従来のマスメディア4媒体のみの広告効果には疑問を呈しつつ、「マスメディア×インターネット」や「マスメディア×インターネット×イベント」等といった、統合マーケティングコミュニケーションへとマーケティング予算をシフトさせており、今後も流れは加速すると考えております。よって、広告市場におけるプロモーション領域の重要性は増していくと考えられます。 マスメディア自体の効果が相対的に弱まり、クライアント各社が総合的なプロモーションへと予算をシフトさせることは、大手広告会社が従来取り扱ってこなかったプロモーション領域へ進出することにもつながっております。そういったことからもプロモーション業界は、今後も継続的に発展していくものと考えております。一方で、大手広告会社各社がプロモーション専業部門の設置・子会社の再編等、プロモーション領域の強化を行うといったように、今後のプロモーション領域においては、限られた市場の中でのシェア争いという新たな局面を迎える可能性があります。 上記の現状を踏まえ、当社グループは、そのような市場環境下においても優位性を保つ手段として、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にも記載しておりますが、従前の市場に縛られず事業領域を拡大する等の施策を実行してまいります。 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上総利益を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度は、主力事業であるイベント領域においては、売上高・利益ともに堅調に推移しております。 経営者の問題意識と今後の方針について、当社グループの今後の成長のためには、当社グループの経営方針に基づき、クライアントへのサービス内容の向上を常に考え、信頼を向上させていくことが不可欠であると考えております。そのためには、今後の事業規模の拡大に合わせて適時に人員補充を進め、これと併せて組織体制の整備を進めていくことが重要と認識しております。 具体的には、優秀な人材の採用を積極的かつ適時に行うとともに、教育研修制度を充実させ、幅広い知見を具備した人材の育成を図っていく所存であります。同時に、組織としてのノウハウの蓄積、組織的なナレッジシェアリングシステム、営業活動の「見える化」等、社内のインフラ整備を進め、個人の能力を組織として補完できるように内部管理体制の強化を行うと共に、組織改革を進めてまいります。 (資本の財源及び資金の流動性についての分析) キャッシュ・フローにつきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、イベントやセールスプロモーションの制作費ならびに人件費をはじめとする販売費及び一般管理費であり、原則として自己資金でまかないますが、一時的な運転資金を効率的に調達するために、当座貸越を利用する場合がございます。 今後、既存事業の事業成長の推進と併せて、積極的に新規事業の創出などに取り組んで参りますが、その折に必要となる資金に関しましては、資金需要の必要性に応じて、柔軟に資金調達を実施致します。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。