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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ジャパンマテリアル

JAPAN MATERIAL Co.,Ltd.6055 · Prime · サービス業

半導体・液晶工場向け特殊ガス供給装置・配管設計施工・ガス販売管理を一貫提供。さらに保守・薬液管理・超純水運転管理まで手掛けるファシリティトータルサプライヤー。

概要

ジャパンマテリアル株式会社は、三重県三重郡菰野町に本社を置くエレクトロニクス関連サービス企業である。半導体・液晶工場の建設から運営までを支え、特殊ガス供給装置の製造、供給配管の設計施工、特殊ガス販売管理、超純水・薬液管理、真空ポンプ保守などのトータルファシリティマネジメント(TFM)を提供する。1997年設立、2011年に東京・名古屋証券取引所第二部に上場、2026年3月期には連結売上高580億円、営業利益146億円を計画する。従業員数は1,646名。グラフィックスソリューション事業や太陽光発電事業も展開する。

エレクトロニクス関連事業の三本柱

エレクトロニクス関連事業は、売上高の約97%を占める中核事業である。この事業は大きく三つの機能から構成される。一つ目は「イニシャル部門」で、特殊ガス供給装置の開発製造と供給配管の設計施工を担う。二つ目は「オペレーション部門」で、特殊ガス販売管理業務(TGM)、トータルケミカルマネジメント(TCM)、超純水プラント運転管理(TWM)など工場稼働後の安定操業を支えるサービスを提供する。三つ目は「メンテナンス部門」で、半導体製造装置の保守や真空ポンプのオーバーホール、装置部品の製造販売を行う。これらの機能を組み合わせることで、工場の建設段階から長期運営まで一貫した技術サービスを実現している。2026年3月期の同事業売上高は前期比10.9%増の560億円、セグメント利益は28.4%増の156億円に達した。

安定収益を生むオペレーション部門の強化

当社グループは、イニシャル部門で獲得した顧客に対して、その後のオペレーション部門で継続的な収益を得るビジネスモデルを構築している。特殊ガス販売管理業務では、工場内のガスボンベ交換や日常点検、受発注代行を一括で請け負い、安定したリカーリング収益を生む。また、トータルケミカルマネジメントでは薬液の管理・運搬を、超純水プラント運転管理では水処理プラントの運用を代行する。これらのサービスは顧客の工場が稼働する限り継続されるため、景気変動の影響を受けにくい。経営方針でも「安定収益基盤部門の強化」を掲げ、TCMや装置メンテナンスの拡大によりオペレーション部門の事業拡大を図っている。2026年3月期のオペレーション部門は、主要顧客であるNAND型フラッシュメモリ工場の高生産が継続し、利益増に寄与した。

国内外13の子会社で構成されるグループ体制

当社グループは、連結子会社12社と非連結子会社2社、持分法適用会社1社の計15社で構成される。エレクトロニクス関連事業では、特殊ガス供給装置製造をジャパンマテリアル本体が、供給配管設計施工を株式会社東和商工が、超純水プラント運転管理を株式会社PEKが、薬液管理を株式会社クスノキケミコが、半導体装置メンテナンスを株式会社JMエンジニアリングサービスが担う。海外では台湾の茂泰利科技股份有限公司が特殊ガス販売管理を行い、シンガポールにALDON TECHNOLOGIES SERVICES PTE LTDなど装置部品関連の子会社を保有する。グラフィックスソリューション事業では株式会社シーセット(3Dソフト)と株式会社バック・ステージ(映像制作)が、太陽光発電事業は本体が直接運営する。本社を三重県菰野町に置き、石川、柏崎など国内主要拠点に事業所を展開する。

グラフィックスソリューションと太陽光発電の位置づけ

グラフィックスソリューション事業は、デジタルサイネージプレーヤー「BrightSign」、マルチディスプレイコントローラー、ストリーミングエンコーダーなどの映像機器販売と、放送向け3Dキャラクタージェネレーター、CAD/CAM用3Dツールソフトウェアの開発・販売を行う。2026年3月期の売上高は17億円(前期比10.5%減)とエレクトロニクスに比べ小規模だが、新規顧客開拓により安定した利益を確保している。太陽光発電事業は三重県内で3か所の発電所を運営し、売上高2億円、セグメント利益124百万円を計上する。同事業は環境貢献を目的として2014年に開始され、安定的な収益源となっている。主力事業への注力が優先される中、これらの事業はグループの多角化と総合力向上に寄与している。

業界の中での役割は半導体・液晶製造工場向けファシリティトータルサービス企業(特殊ガス供給・配管・薬液・超純水・保守)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
580億円
営業利益
146億円
営業利益率
25.2%
純利益
106億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
エレクトロニクス 関連事業560億円96.7%156億円27.9%
グラフィックス ソリューション事業17億円2.9%3億円17.6%
太陽光発電事業2億円0.3%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エレクトロニクス関連事業主力

半導体・液晶関連工場向けに、製造工程で不可欠な特殊ガスの供給装置製造・配管設計施工・ガス販売管理、さらに超純水・薬液供給管理、真空ポンプ等のメンテナンス、装置保守・部品製造販売まで、一貫した技術サービス(トータルファシリティマネジメント)を提供。工場の建設立ち上げから稼働後の安定操業までを支える。

特殊ガス供給装置から配管・保守まで一貫提供する独自のトータルファシリティマネジメント

主要顧客半導体メーカー、液晶関連メーカー

主な製品・サービス6
特殊ガス供給装置
成膜・エッチング等の工程で使用する可燃性・毒性ガスを安全かつ高純度に供給する装置。フルオート供給、大流量供給、除害装置などバリエーションあり。
供給配管設計施工
特殊ガス供給装置から製造装置までを繋ぐ配管の設計・施工。耐腐食性・パーティクルレス等の特殊技術が必要。超純水・薬液配管なども手掛ける。
特殊ガス販売管理業務
工場内の特殊ガスボンベ交換、日常点検・保守、受発注管理代行など、ガス供給全般の管理サービス。
メンテナンスサービス(装置保守・真空ポンプオーバーホール)
半導体製造装置の定期点検・部品交換、真空ポンプの診断・オーバーホール等の保守サービス。
トータルケミカルマネジメント
各工程で使用される薬液の管理・運搬(貯蔵庫からクリーンルーム内供給エリアまで)の一括請負。
超純水プラント運転管理・メンテナンス
半導体・液晶工場の超純水プラントの運転管理請負およびメンテナンス。

02グラフィックスソリューション事業準主力

デジタルサイネージプレーヤー、マルチディスプレイコントローラー、ストリーミングエンコーダー等の映像機器販売、放送向け3Dキャラクタージェネレーター販売、CAD/CAM用3Dツールソフト開発、3Dデータ処理アプリ受託開発、映像コンテンツ制作等。店舗・公共施設・医療・放送など幅広い用途向け。

主な製品・サービス6
デジタルサイネージプレーヤー「BrightSign」
ディスプレイやプロジェクターと接続して映像を再生する機器。店舗・空港等の案内・広告向け。米国の製品を扱う。
マルチディスプレイコントローラー
複数ディスプレイにマルチ映像を表示する制御機器。
ストリーミング配信用エンコーダー・デコーダー
映像を圧縮・配信するためのエンコーダー/デコーダー機器。
放送向け3Dキャラクタージェネレーター
放送業界向けのリアルタイム3Dキャラクター生成ソフトウェア。
CAD/CAM用3Dツールソフトウェア
製造業向けの3次元CAD/CAMソフトウェアおよび3Dデータ処理アプリの開発・販売。
映像コンテンツ制作
プロジェクションマッピング、イベント映像等のコンテンツ制作。

03太陽光発電事業副次

エネルギーの安定供給と環境保護に貢献するため、太陽光発電事業を展開。自社で発電設備を保有・運用。

製品と技術

完全フルオートの特殊ガス供給装置と除害装置

エレクトロニクス関連事業の基幹製品が特殊ガス供給装置である。半導体製造の成膜、エッチング、イオン注入などの工程では、シラン、三フッ化窒素、トリクロロシランといった可燃性・毒性・腐食性の高い特殊ガスが使用される。ジャパンマテリアルはこれらのガスを安全かつ高純度に供給する装置を開発・製造している。完全フルオートの供給装置のほか、大流量供給が可能な装置や、複数の製造装置へ効率良く分配するガス分配器もラインアップする。また、製造装置から排出される未反応ガスを無害化する除害装置も手掛ける。これらの装置は半導体工場の立上げ段階で導入され、その後長期にわたって運用される。2026年3月期の装置製造の生産高は前年比198.7%増の26億円と急拡大した。

サブミクロンレベルの清浄度を要求される供給配管設計施工

特殊ガス供給装置から各製造装置までを結ぶ配管には、パーティクルレス(無塵)、水分レス、耐腐食性といった極めて高い品質が要求される。ジャパンマテリアルは、特殊な加工機器や検査機器を用いた配管設計施工技術を持つ。配管材の選定から溶接、リークテストまでを一貫して行い、サブミクロンレベルの清浄度を実現する。この技術は特殊ガスだけでなく、超純水、エアー、窒素、アルゴン、薬液、真空、排気など多種多様なユーティリティ配管に応用される。供給配管設計施工は主力部門であり、2026年3月期の売上高は179億円(前期比27.1%増)と、全社売上の約31%を占めた。受注残高も56億円と高水準を維持しており、半導体工場の設備投資の強さを反映している。

デジタルサイネージプレーヤー「BrightSign」と映像関連機器

グラフィックスソリューション事業で主力となる製品が、米国BrightSign社製のデジタルサイネージプレーヤーである。ディスプレイやプロジェクターと接続して映像を再生する機器で、店舗、空港、駅などの案内・広告用途に用いられる。ジャパンマテリアルはBrightSignの日本総代理店として販売・保守を行う。その他、複数ディスプレイにマルチ映像を表示するコントローラーや、ストリーミング配信用エンコーダー・デコーダー、放送業界向けリアルタイム3Dキャラクタージェネレーターも取り扱う。また、子会社の株式会社シーセットはCAD/CAM用3Dツールソフトウェアを開発・販売し、株式会社バック・ステージはプロジェクションマッピングなどの映像コンテンツを制作する。2026年3月期の同事業売上高は17億円と堅調に推移した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • エレクトロニクス関連事業特殊ガス供給装置から配管・保守まで一貫提供する独自のトータルファシリティマネジメント

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

半導体関連工事で高成長、収益性良好

当社はサービス業に区分されるが、実質的には半導体製造装置関連の工事・メンテナンスを手掛け、高い収益性を誇る。同業のジンジブやイシンと比較して、売上高は486億→527億→580億と成長し、営業利益率も21.25%→25.17%へ上昇。半導体業界の設備投資需要を追い風に業績を拡大。ただし、顧客が一部の半導体メーカーに集中する可能性があり、需要変動リスクも内包。

強み

  • 営業利益率20%超と業界平均を大きく上回る。
  • 過去3期連続で増収、2026/3月期も成長見込み。
  • 半導体関連需要の拡大が業績を押し上げる。
  • 半導体工場向けの専門工事で高い技術・ノウハウを有する。

課題

  • 主要顧客数が限られ、受注変動の影響を受けやすい。
  • 半導体サイクルの低迷時に需要が急減する可能性。
  • 高成長が継続するかは不透明で、新規分野開拓が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字がジャパンマテリアル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16728アルバック3,493億円20.4倍
26951日本電子3,492億円15.7倍
36925ウシオ電機3,061億円38.6倍
46590芝浦メカトロニクス2,676億円22.5倍
56490PILLAR2,329億円24.0倍
66055ジャパンマテリアル2,213億円20.4倍
76315TOWA1,648億円35.9倍
86941山一電機1,642億円15.3倍
96486イーグル工業1,500億円13.9倍
106254野村マイクロ・サイエンス1,346億円33.7倍
115911横河ブリッジホールディングス1,284億円13.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

三重県四日市市に有限会社として設立された1997年

1997年4月、三重県四日市市にジャパンマテリアル有限会社が出資金300万円で設立された。半導体工場向けの特殊ガス関連サービスを目的とした会社であった。わずか2年後の1999年12月には株式会社に組織変更し、同時に台湾に茂泰利科技股份有限公司を設立して特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始した。この海外展開は、日本の半導体メーカーの台湾進出に伴う需要を見越したものであった。設立から短期間で海外子会社を設けたことは、顧客のグローバル展開に対応する姿勢を示している。

グラフィックスソリューション事業と3Dソフト会社を取得した2000年

2000年3月、ジャパンマテリアルは株式会社東和商工よりグラフィックスソリューション事業を譲り受け、東京本部でパソコン関連部品の販売を開始した。これが現在のグラフィックスソリューション事業の原点となる。同年4月には三次元CADツールソフト開発を行う有限会社シーセット(現株式会社シーセット)を子会社化し、3Dデータ処理分野に進出した。これらの買収により、エレクトロニクス関連以外の事業ポートフォリオを形成し始めた。同年9月にはシンガポールに現地法人を設立し、特殊ガス販売管理業務の海外展開をさらに加速させた(ただし2011年に解散)。

超純水・薬液管理への進出と子会社完全子会社化(2004~2005年)

2004年9月、ジャパンマテリアルは薬液供給事業を行う株式会社クスノキケミコを子会社化し、トータルケミカルマネジメント(TCM)を開始した。同年12月には超純水プラント運転管理およびメンテナンス(TWM)を自社で開始し、水・薬液のインフラ分野に本格参入した。2005年3月にはクスノキケミコとシーセットを株式交換により完全子会社化し、グループ経営を強化。同年5月には両社の共同出資で株式会社PEKを設立し、福岡県大牟田市でメンテナンス事業を立ち上げた。これにより、特殊ガスに加え、水・薬液・メンテナンスまで対応可能な総合ファシリティサービス会社への基盤が固まった。

本社移転と真空ポンプメンテナンス開始、建設業許可取得の2005年

2005年7月、ジャパンマテリアルは本社を三重県三重郡菰野町に移転し、同時に真空ポンプのメンテナンスサービス業務を開始した。真空ポンプは半導体製造工程で不可欠な装置であり、そのオーバーホール技術を内製化することで付加価値を高めた。同年11月には建設業許可を取得し、供給配管設計施工を自社で行える体制を整えた。同年12月には石川県にTGM事業所を開設し、北陸地域での事業を拡大。2006年には株式会社東和商工を完全子会社化し、同社が持っていた特殊ガス供給装置製造部門と配管設計施工部門を譲り受けた。これにより、装置製造から施工、保守まで一貫したサービスを自社グループで提供できるようになった。

東証・名証第二部上場を果たした2011年

2011年12月、ジャパンマテリアルは東京証券取引所第二部および名古屋証券取引所第二部に上場した。上場を機に資金調達力を高め、事業拡大を加速。上場直前の2011年9月には株式会社JMテックを設立し、トータルファシリティマネジメント(TFM)を開始した。TFMは顧客工場の設備管理全般を包括的に請け負うサービスで、以降の成長の柱となる。2013年10月には東証第一部、名証第一部に市場変更し、2014年4月には半導体製造装置メンテナンス専門の株式会社JMエンジニアリングサービスを設立した。同年10月には太陽光発電事業に参入し、再生可能エネルギー分野にも進出した。上場後の3年間で売上高は約2.5倍に成長した。

半導体需要増で成長を続ける2019年以降

2019年3月期に売上高359億円だったジャパンマテリアルは、世界的な半導体需要拡大を追い風に急成長した。2024年3月期には売上高486億円、2026年3月期には580億円(計画)に達する。特に主要顧客であるNAND型フラッシュメモリ工場の高稼働が継続し、特殊ガス供給装置や配管施工のイニシャル需要に加え、オペレーション部門の収益が安定して積み上がった。2023年にはシンガポールにALDON TECHNOLOGIES SERVICES PTE LTDなど装置部品製造子会社を設立し、部品供給も内製化した。一方、グラフィックスソリューション事業は売上高17億円と小規模ながら安定し、太陽光発電も利益を計上している。経営課題として「優秀な人材の確保」を掲げ、自社教育によるエンジニア育成に注力している。

年表31件を開く

1990年代

  • 1997年4月創業三重県四日市市にジャパンマテリアル有限会社を設立(出資金3百万円)
  • 1999年12月ジャパンマテリアル株式会社に組織変更(資本金3百万円)台湾に茂泰利科技股份有限公司(現 連結子会社)を設立し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始

2000年代

  • 2000年3月株式会社東和商工よりグラフィックスソリューション事業を譲受し、東京本部にてグラフィックボード等のパソコン関連部品の販売開始
  • 2000年4月M&A三次元CADツールソフト開発事業を行っている有限会社シーセット(現 株式会社シーセット 連結子会社)を子会社化
  • 2001年7月創業シンガポールにJAPAN MATERIAL(S)PTE LTDを設立し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始(2011年12月解散)
  • 2001年9月埼玉県深谷市に深谷TGM事業所を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始(2015年6月閉鎖)
  • 2003年10月三重県四日市市に四日市TGM事業所を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
  • 2004年9月M&A薬液供給事業を行っている株式会社クスノキケミコ(現 連結子会社)を子会社化し、トータルケミカルマネジメント業務(TCM)を開始
  • 2004年12月三重県四日市市で超純水プラント運転管理及びメンテナンス(TWM)を開始
  • 2005年3月M&A株式会社クスノキケミコを株式交換により完全子会社化 株式会社シーセットを株式交換により完全子会社化
  • 2005年5月株式会社シーセットと株式会社クスノキケミコの共同出資により、福岡県大牟田市に株式会社PEK(現 連結子会社)を設立し、メンテナンスを開始
  • 2005年7月三重県三重郡菰野町に本社工場を開設及び本社移転 真空ポンプのメンテナンスサービス業務を開始
  • 2005年11月建設業許可の取得
  • 2005年12月石川県能美郡川北町に石川TGM事業所(現 株式会社JMテック 川北事業所)を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
  • 2006年1月M&A特殊ガス供給装置製造業務及び供給配管設計施工業務を行っていた株式会社東和商工を子会社化
  • 2006年2月M&A株式会社東和商工が株式会社PEKを子会社化
  • 2006年4月M&A株式会社東和商工を株式交換により完全子会社化 株式会社東和商工より特殊ガス供給装置製造部門及び供給配管設計施工部門の事業譲受 三重県四日市市に四日市事業所を開設
  • 2006年9月M&A茂泰利科技股份有限公司を株式譲受により完全子会社化
  • 2008年4月大阪府堺市堺区に株式会社東和商工と株式会社PEKの事務所を開設
  • 2008年10月大阪府堺市堺区に株式会社PEKの本社移転 株式会社PEKへ当社超純水プラント運転管理及びメンテナンス部門を事業譲渡
  • 2009年4月千葉県茂原市に茂原サービスセンターを開設
  • 2009年8月電子部材販売業務を開始
  • 2009年12月茂泰利科技股份有限公司にて特殊ガス充填工場稼働

2010年代

  • 2010年7月熊本県菊池郡に熊本営業所を開設し、九州地区の営業活動を強化(2012年3月閉鎖)
  • 2010年10月新潟県柏崎市に柏崎事業所(現 株式会社JMテック 柏崎事業所)を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
  • 2011年9月創業三重県三重郡菰野町に株式会社JMテックを設立し、トータルファシリティマネジメント(TFM)を開始
  • 2011年12月上場東京証券取引所第二部、名古屋証券取引所第二部に上場
  • 2012年5月石川県能美市に石川事業所を開設
  • 2013年10月上場東京証券取引所第一部、名古屋証券取引所第一部に上場
  • 2014年4月創業三重県三重郡菰野町に株式会社JMエンジニアリングサービスを設立し、半導体製造装置メンテナンス事業を開始
  • 2014年10月太陽光発電事業を開始 三重県四日市市に株式会社東和商工の本社移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率重視する指標として設定(数値目標の明記なし)
  • 連結営業利益重視する指標として設定(数値目標の明記なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    半導体生産工場の立上げから運営まで一貫支援

    日の丸半導体復活に貢献するため、半導体生産工場の立上げ(イニシャル)から運営(オペレーション)までを請け負い、半導体メーカーが開発・設計に集中できる体制を提供する。

  2. 02

    自社教育によるエンジニア育成

    優秀な人材(エンジニア)の確保が最重要課題であり、外部採用が困難な状況のため、自社教育によるエンジニア育成を進め、技術力の継承と強化を図る。

  3. 03

    安定収益基盤部門の強化と新分野展開

    特殊ガス販売管理・技術サービス部門(オペレーション部門)を充実させ、トータルファシリティマネジメントや半導体装置メンテナンスの展開により新規顧客獲得と事業拡大を図る。

  4. 04

    安全最優先の徹底と品質管理の強化

    安全最優先の経営理念のもと、安全品質管理部門を設置し、安全教育・危険予知活動・点検パトロールを実施。施工手順の再確認など安全な作業環境を整備し、事故防止に取り組む。

  5. 05

    組織・内部管理体制と情報管理の強化

    経営環境の変化に対応し柔軟な組織作りと生産性向上を推進。内部統制システムの強化、情報管理に関する教育・指導の徹底、ISO27001認証の維持により信頼性を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,646人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は637万円で、9期前と比べて+4.3%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は7.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月670
2018年3月808
2019年3月61139.87.4972
2020年3月57139.47.11,018
2021年3月57239.47.41,104
2022年3月57839.47.01,241
2023年3月57239.06.41,346
2024年3月58139.26.61,540
2025年3月59039.47.01,653678
2026年3月63739.57.21,646887

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率46.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 7 / 海外 4、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
北上事業所 — 岩手県北上市6,103百万円
エレクトロニクス 関連事業
熊本事業所 — 熊本県菊池郡大津町3,312百万円
エレクトロニクス 関連事業
四日市事業所 — 三重県四日市市1,541百万円
エレクトロニクス 関連事業
本社工場 — 三重県三重郡菰野町1,322百万円
エレクトロニクス 関連事業
本社 — 三重県三重郡菰野町770百万円
全社共通
南伊勢発電所(三重県度会郡南伊勢町)他2カ所632百万円
太陽光発電事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社東和商工
    三重県四日市市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社JMテック
    三重県三重郡菰野町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クスノキケミコ
    三重県四日市市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社JMエンジニアリング サービス(注)4、8
    三重県三重郡菰野町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社PEK(注)5
    大阪府堺市堺区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シーセット
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社バック・ステージ
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    茂泰利科技股份有限公司(注)4
    台湾台中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALDON TECHNOLOGIES SERVICES PTE LTD
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ADCT TECHNOLOGIES PTE LTD
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    GBS (SINGAPORE) PTE. LTD. (注)6
    シンガポール · 連結子会社
    議決権70.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は580億円営業利益146億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.1%、利益が+30.4%。

売上高
+10.1%
580億円
営業利益
+30.4%
146億円
純利益
+34.2%
106億円
営業利益率
25.2%
前期比 +3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高610億円580億円
営業利益155億円146億円
純利益108億円106億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は160億円、営業利益は47億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+55.3%、営業利益は+261.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q11114
2024年1Q1031312.611
2024年2Q1251814.412
2024年3Q1342417.916
2024年4Q12418
2025年2Q2314419.029
2025年4Q2966823.050
2026年2Q2576123.743
2026年4Q3238526.363
2027年1Q1604729.433

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は85億円から580億円へ6.8倍に増えた。直近期の営業利益率は25.2%。売上は6期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所第一部、名古屋証券取引所第一部に上場
2013年3月85117
三重県三重郡菰野町に株式会社JMエンジニアリングサービスを設立し、半導体製造装置メンテナンス事業を開始
2014年3月932012
2015年3月1192717
2016年3月1874127
2017年3月2234631
2018年3月2785941
2019年3月3597955
2020年3月3428156
2021年3月3528961
2022年3月3809767
2023年3月46511379
2024年3月4868257
2025年3月52711211321.379
2026年3月58014615125.2106

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高580億円のうち、営業利益として残るのは146億円25.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は106億円、売上の18.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.9%382億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.8%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.2%146億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+17.6pt
25.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+13.2pt
18.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.3pt
18.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
14.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
19.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが96億円、投資CFが−64億円で、差し引きのフリーCFは32億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は156億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−6−516
2014年3月4−88−410
2015年3月15−137219
2016年3月−57−4217
2017年3月−11−210−1315
2018年3月36−8−222821
2019年3月38−395−125
2020年3月89−5−508459
2021年3月59−8−155195
2022年3月45−34−161190
2023年3月47−34−211383
2024年3月42−51−21−954
2025年3月142−27−21115149
2026年3月96−64−2632156

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は754億円。このうち返さなくてよい自己資本が632億円で、自己資本比率は83.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月100732773.0
2014年3月116942280.7
2015年3月1551213477.0
2016年3月1941355968.1
2017年3月2371538464.7
2018年3月2801879366.9
2019年3月34222911366.9
2020年3月3472717678.0
2021年3月3903187281.5
2022年3月4553728381.8
2023年3月5244358983.0
2024年3月5644798584.4
2025年3月65754611182.4
2026年3月75463212283.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
216億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
588億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
122億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中34位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中411位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,105で、1年前と比べて+46.5%過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。

¥2,105-1.0%1ヶ月-9.5%1年+46.5%時価総額2,213億円
過去52週の値幅
安値¥1,423高値¥2,770

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.4倍
PER (会社予想)20.0倍
PBR3.44倍
配当利回り1.66%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比-5.55%で2,078円。1カ月では-10.43%と下落基調で、25日移動平均線(2,271.08円)を大きく下回ります。52週高値2,770円からは約25%下落し、200日線(1,931.66円)が下値支持として意識されます。週足の傾きは下向きで、8月5日以降は反発する場面もありましたが、戻りは限定的です。出来高は直近で減少傾向にあり、売買が低調です。RSIは54.78と中立圏で、まだ下落余地があるとみられます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERが25.8倍と業界平均の26.6倍とほぼ同水準だが、PBRが4.36倍と平均の2.27倍を大きく上回り、割高感がある。配当利回りは1.26%と平均の1.62%を下回る。ただし、営業利益率が21%超と高水準で収益性は良好。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.4倍23.4倍
PER (予想)20.0倍
PBR3.44倍3.51倍
ROE18.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の成長とともに業績拡大が続くかが焦点。強気派は半導体需要の長期増加トレンド、同社の高い技術力、2026年3月期の大幅増収増益予想(営業利益率25%超)を評価。弱気派は半導体の循環変動リスクや競合との価格競争、PER25倍台のバリュエーションが既に成長を織り込み過ぎではないかと指摘。株価は前年比87%上昇と大きく上がっている。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の拡大

    生成AI向けなどで半導体投資は長期成長

  • 高い収益性

    2026年3月期予想営業利益率25.17%

  • 強固な顧客関係

    半導体メーカーとの長期契約で安定収益

  • 営業利益146億円の過去最高更新2026/3期影響

    前期比+30%増益、売上高580億円で最高

  • 半導体製造装置向け需要拡大継続影響

    営業利益率25.2%の高収益、AI投資追い風

  • 純利益106億円でEPS成長2026/3期影響

    EPS約100円想定、PER26倍は成長織り込み済み

  • 外国人保有比率25.6%の需要安定継続影響

    海外投資家の関心持続で需給良好

マイナスに働く材料7
  • 半導体市況変動

    半導体サイクルの調整局面で業績が急変

  • バリュエーション

    PER25倍、PBR4.4倍と割高感

  • 競合の追随

    新興企業や海外企業の参入リスク

  • PBR4.36倍の評価過大継続影響

    時価総額2794億円、純資産642億円、割高感

  • 半導体市況の調整リスク不定影響

    売上高の多くが半導体関連、市況悪化で受注減少

  • 配当利回り1.26%の低さ継続影響

    株主還元不十分、成長期待のみで買われやすい

  • 業績予想下方修正リスク決算発表後影響

    為替や需要変動で営業利益146億円達成不透明

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体需要の取り込み度合い
営業利益率
高収益が維持できるか確認
設備投資額
半導体メーカーの投資動向の先行指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは1.66%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
1.66%
いまの株価に対して
配当性向
39.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月725.5
2018年3月1042.928.2
2019年3月1330.027.4
2020年3月147.730.4
2021年3月157.132.4
2022年3月1820.035.3
2023年3月2011.130.1
2024年3月200.044.7
2025年3月2420.043.5
2026年3月3233.339.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,170人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.2%を占め、残る64.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.738.036.335.834.736.3
外国法人18.621.924.324.323.325.4
金融機関24.025.124.624.424.819.1
事業法人15.213.713.913.815.916.1
証券会社1.31.30.91.61.22.9
自己株式2.42.42.42.32.32.3
外国人個人0.10.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01田中 久男10.01
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.55
03田中 智和8.38
04株式会社HT6.94
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.69
06T&T株式会社5.04
07JP MORGAN CHASE BANK 385868 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.01
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.98
09喜多 照幸2.38
10公益財団法人ジャパンマテリアル国際奨学財団2.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-06
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.78%
    +1.23pt
  • 2026-06-04
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    1.55%
    -0.78pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+348%、1株純資産は14期で+155%。直近期のROEは18.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2323910.09.436.5
2014年3月139314.69.627.7
2015年3月1711316.317.129.3
2016年3月2612921.419.527.8
2017年3月3014921.320.725.5
2018年3月4018224.134.628.2
2019年3月5422326.525.227.4
2020年3月5526422.426.030.4
2021年3月6030920.921.932.4
2022年3月6636219.526.535.3
2023年3月7742419.630.630.1
2024年3月5546312.543.544.7
2025年3月7752715.515.843.5
2026年3月10361018.115.339.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額349百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中久男代表取締役会長7917,827,800
田中宏典代表取締役社長 執行役員4917,900
甲斐哲郎常務取締役 社長付7626,500
長谷圭祐取締役 社長付74261,400
田村安取締役 常務執行役員 FS本部長575,400
田中智和取締役 社長付6914,107,200
坂口好則取締役 執行役員 グラフィックス ソリューション 事業部長65210,600
矢内信晴取締役 社長付7311,000
大島次郎社外取締役737,200
杉山賢一社外取締役61
沼沢禎寛社外取締役66500
松原幸男社外取締役78
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
喜多照幸取締役(常勤監査等委員)793,801,760
今枝剛社外取締役(監査等委員)53
高橋裕子社外取締役(監査等委員)41
橋本真一取締役 執行役員 管理本部長66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8225642531439
社外取締役626264
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,574字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(ジャパンマテリアル株式会社)、連結子会社(株式会社東和商工、株式会社JMテック、株式会社クスノキケミコ、株式会社JMエンジニアリングサービス、株式会社PEK、株式会社シーセット、株式会社バック・ステージ、茂泰利科技股份有限公司、ALDON TECHNOLOGIES SERVICES PTE LTD、ADCT TECHNOLOGIES PTE LTD、GBS (SINGAPORE) PTE. LTD.及び非連結子会社(株式会社WiL、飛鳥電気株式会社)並びに持分法適用会社(G2 Technology Corp.)の15社で構成されており、エレクトロニクス関連事業とグラフィックスソリューション事業及び太陽光発電事業の3つの分野で事業を展開しております。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1) エレクトロニクス関連事業 当社グループは、エレクトロニクス関連事業を主力事業として、半導体、液晶関連工場等向けに、製造工程において不可欠な特殊ガスを主軸に、超純水、薬液等に関連するインフラ事業及び半導体製造装置向け保守・メンテナンス、装置メンテナンス用部品の製造・販売事業を行っております。 特殊ガス関連では、特殊ガス供給装置の製造、供給配管設計施工及び特殊ガス販売管理業務に至る一貫した機能を提供しております。その他関連として、真空ポンプ等の付属機器に関するメンテナンスサービス、超純水、薬液の供給及び運転管理、動力、空調の設備管理までのオペレーションサービスを一括して請負う技術サービス「トータルファシリティマネジメント(TFM)」を中心に事業展開しております。更にお客様工場の中心部に関わる半導体製造装置向け保守・メンテナンス、装置メンテナンス用部品の製造・販売での技術サービスを提供しております。 エレクトロニクス関連事業の展開状況は以下のとおりであります。 ① 特殊ガス供給装置製造 半導体や液晶関連の製造では、成膜、露光、エッチング、イオン注入/不純物熱拡散といった各工程において特殊ガスが使用されております。その特殊ガスは、可燃性、毒性、腐食性といった危険性が高いものが多いため、安全に安定的にかつガスの純度を損なうことなく供給するための特殊ガス供給装置を開発製造しております。 完全フルオートの特殊ガス供給装置の開発製造はもとより、特殊ガスの大流量供給を可能にした供給装置や複数の製造装置へ特殊ガスを効率良く分配可能なガス分配器、製造装置から排出されるガスを無害化する除害装置等にも取り組んでおります。 特殊ガス供給装置製造は、当社が行っております。 ② 供給配管設計施工 半導体及び液晶関連工場等において、特殊ガスを使用するためには、特殊ガス供給装置から製造装置までを繋ぐ配管が必要となります。特殊ガスの性質上、配管設計施工については、特殊な加工機器、検査機器やノウハウが必要とされ、配管材は耐腐食性、パーティクルレス、水分レス等を考慮した選定が重要となります。当社グループは、その配管設計施工技術や配管材等の評価技術を有しており、その技術をベースとした供給配管設計施工を行っております。 また、特殊ガスの供給配管設計施工のみではなく、超純水プラントから製造装置までを繋ぐ供給配管、エアー、窒素、アルゴン等の供給配管、薬液配管、真空配管、排気配管等の設計施工も行っております。 供給配管設計施工は、主に、特殊ガス供給配管設計施工は当社が、超純水供給配管設計施工は株式会社東和商工が行っております。 ③ 特殊ガス販売管理業務 半導体及び液晶関連工場等において、設置された特殊ガス供給装置は、それぞれの特殊ガス使用量に応じて充填されたボンベを取り付け、空ボンベを回収するといった作業と、安全かつ安定供給を維持するための日常点検や保守が必要になります。これら全般の業務と特殊ガスの受発注管理代行業務を行っております。 また、半導体、液晶関連の製造工程では、シラン、三フッ化窒素、トリクロロシラン、ジクロロシラン等の特殊ガスや液化窒素ガス等のバルクガスが多数使用されております。当社グループはこうした特殊ガス等の安定供給を顧客ニーズを踏まえ行っております。 特殊ガス販売管理業務は、主に、国内メーカー向けは当社と株式会社JMテックが、海外メーカー向けは茂泰利科技股份有限公司が行っております。 ④ 技術サービス a メンテナンスサービス 製造装置及び付属機器は、定期的な点検や部品交換などのメンテナンスが必要となるため、半導体及び液晶関連工場等において製造装置の保守・メンテナンス業務を行っております。また、付属機器の真空ポンプについては半導体及び液晶関連工場にて状態を診断し、交換が必要な場合は、当社工場にてオーバーホールを行っております。 真空ポンプのオーバーホールは当社が、製造装置の保守・メンテナンスは株式会社JMエンジニアリングサービス、株式会社WiLが、製造装置メンテナンス用部品の製造・販売はALDON TECHNOLOGIES SERVICES PTE LTD、ADCT TECHNOLOGIES PTE LTDが、製造装置メンテナンス用部品の販売及びADAS関連製品の製造・販売はGBS (SINGAPORE) PTE. LTD.が行っております。 b トータルケミカルマネジメント 半導体及び液晶関連工場等において、各製造工程で使用される各種薬液の管理及び運搬(薬液貯蔵庫から顧客クリーンルーム内工程別薬液供給エリアまで)等の薬液供給管理業務を行っております。 トータルケミカルマネジメントは、当社と株式会社クスノキケミコが主として同分野の事業を行っております。 c 超純水プラント運転管理請負業務及びメンテナンス 半導体及び液晶関連工場等において、超純水プラント運転管理請負業務及びメンテナンスを行っております。 超純水プラント運転管理請負業務及びメンテナンスは、株式会社PEKが主として同分野の事業を行っております。 なお、半導体関連の製造工程において、特殊ガス、超純水及び薬液等を使用するケースは、次のとおりです。 また、半導体及び液晶関連の工場建設立上と工場稼働時期における当社グループの事業内容は、次のとおりです。 半導体及び液晶関連工場内における特殊ガス供給装置と供給配管図 (2) グラフィックスソリューション事業 当社グループは、デジタルサイネージプレーヤー(ディスプレイやプロジェクターと接続して映像を再生する機器)やマルチディスプレイコントローラー(複数のディスプレイやプロジェクターにマルチ映像表示する機器)、ストリーミング配信用エンコーダー・デコーダー等のIT・映像関連機器の販売、放送業界向けのリアルタイム3Dキャラクタージェネレーターの販売、CADCAM用三次元ツールソフトウェアの開発や三次元データ処理に関するアプリケーションソフトウェアの受託開発及び三次元CADビューアソフトウェアの販売、映像コンテンツの制作を行っております。 IT・映像関連機器は、現在主力であるデジタルサイネージプレーヤー「BrightSign(米国)」を筆頭に、世界中の優秀なメーカーと提携して製品を取り扱い、その用途開発、保守を手掛けております。 当社グループの具体的な事業領域は以下のとおりです。 ① 店舗・ショッピングモール・駅や空港等での案内や広告のデジタル表示 ② 美術館・博物館や各種イベントなどの映像コンテンツの表示 ③ プロジェクションマッピングやLEDビジョンの映像再生 ④ 医療機関や金融機関などで使用される特殊用途の画像表示システム ⑤ 電力・交通などの社会インフラを支える大型ビジョン、監視システム ⑥ 放送業界における映像伝送、映像加工に関わる装置の販売 ⑦ 製造業における三次元データの活用を促進するソフトウェアの開発 グラフィックスソリューション事業は、IT・映像関連機器及び放送業界向けソフトウェアの販売は当社が、CADCAM用三次元ツールソフトウェアの開発や三次元データ処理に関するアプリケーションソフトウェアの受託開発及び三次元CADビューアソフトウェアの販売は株式会社シーセット、映像コンテンツの制作は株式会社バック・ステージが行っております。 (3) 太陽光発電事業 当社グループは、エネルギーの安定供給と地球温暖化対策などの環境保護に貢献するため、太陽光発電事業を行っております。 太陽光発電事業は、当社が行っております。 事業の系統図は、以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,561字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「技術を磨き 産業を支え 未来を拓く」を企業理念とし、安全・安心を基軸とした「安全最優先」の意識のもと、お客様の期待を超える質の高い商品やサービスの提供を目指して事業に貢献し、お取引先や地域の皆様から必要とされ共に繁栄する関係を築き、社員一人ひとりが競い合い、協力しながら成長する「Win-Win-Win(トリプルウィン)」に到達することを目指しています。 そして、各事業活動を通じて、社員と共に「技術を磨き」成長し、ステークホルダーの皆様と共に「産業を支え」、世界中の皆様の豊かで持続可能な社会発展に貢献することで「未来を拓く」企業であり続けます。 (2) 経営ビジョン 当社グループは、「人」「環境」「地域」「世代」「技術」のつながりを大切にする思いを企業理念や会社制度、企業の取り組みの軸としています。 ① 人をつなぐJM JMグループは、多様な人財が活躍する企業として、社員一人ひとりの仕事への充実感と、ゆとりある人生を大切にするための仕組みと職場環境を整えます。また、コンプライアンスの遵守とサービスの両面において常に向上するプロ集団であり続けます。 ② 環境をつなぐJM JMグループは、自然からの恵みに感謝し、未来の子供達へ大切な地球をつないでいくための活動に貢献します。社員一人ひとりが環境への意識を高く持ち、事業活動から発生する環境負荷の削減にとどまらず、事業を通じて環境への価値を生みだすリーディングカンパニーであり続けます。 ③ 地域をつなぐJM JMグループは、地域の皆様への感謝の気持ちを常に忘れず、ふれあい・交流できる場と機会を大切にします。地元企業や自治体と一丸となって地域活性化のため共に発展していくことを目指し、皆様から応援していただけるよう努力する企業であり続けます。 ④ 世代をつなぐJM JMグループは、様々な世代が、世代を超えて、共に助け合い、刺激し合いながら働き続けられる企業であり続けます。 ⑤ 技術をつなぐJM JMグループは、最先端技術を支える企業として、安全と信頼を掲げ、プロ集団の誇りを持ってサービスを提供します。技術の継承を大切にし、社員の個々の創造性を活かし、さらに発展させ、環境や社会、次世代に貢献するビジネスを創造する企業であり続けます。 (3) 目標とする経営指標 当社グループの目標とする経営指標は、事業活動における収益性の向上を図るため、企業が本業で稼ぐ力を表す売上高営業利益率及び連結営業利益を重視しております。 また、役員報酬等のうち「業績連動報酬」につきましては、上記連結営業利益の結果に基づいて算出されます。 (4) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 当社グループの中長期的な目標は、日の丸半導体復活に黒子として貢献することであります。わが国の国家戦略が半導体の国内生産であり、当社グループは、半導体生産工場の立上げ(イニシャル)から運営(オペレーション)を引受けております。その事により、半導体メーカーは、半導体の開発・設計に注力でき、お互いにWin-Win関係を築くことができます。当社グループにとって、イニシャルからオペレーションを問題なくこなすための第一番の課題は、「優秀な人材(エンジニア)の確保」です。外部からのエンジニア採用は非常に困難な状況で、自社教育によるエンジニア育成を進めております。 その他、内部管理体制の強化、持続的成長に向けた体制の強化、リスクマネジメントの強化、コーポレートガバナンスの強化を推進してまいります。また、サステナビリティに関わる当社の考え方や取組につきましては、ウェブサイトにて開示しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの優先的に対処すべき課題は、以下のとおりであります。 ① 安全管理の強化 当社グループは、経営理念の最上位に「安全最優先」を掲げ、安全品質管理部門を設置し、従業員及び外注先を含めた安全教育、危険予知活動並びに点検パトロールを実施し、事故を防止するために安全管理を徹底しております。併せて、施工着工にあたり施工手順を再確認するなど安全な作業環境を整えた上で施工を行っておりますが、今後もより一層の安全管理の徹底に取り組んでまいります。 ② 安定収益基盤部門の強化 当社グループは、主要セグメントであるエレクトロニクス関連事業において、特殊ガス供給装置製造及び供給配管設計施工部門(イニシャル部門)が事業拡大の牽引役となり、特殊ガス販売管理業務及び技術サービス部門(オペレーション部門)を充実させることにより安定収益基盤の構築を図っております。今後はこの安定収益基盤部門を更に強化することが課題であります。そのためには安全かつ安定したサービスを提供することでお客様との信頼関係をより強固にすることはもちろん、「トータルファシリティマネジメント(TFM)」「半導体装置メンテナンス」の積極的な展開により既存分野での新規顧客獲得や新分野への取り組みを強化し、特殊ガス販売管理業務及び技術サービス(オペレーション部門)における事業拡大を図ってまいります。 ③ 組織・内部管理体制の強化 経営環境の変化に対応し、柔軟かつ機動的な対応が可能な組織づくりを目指すと共に、経営効率化の観点より、本部組織の生産性向上に努めてまいります。また、財務報告に対する信頼性を確保するための内部統制システムの強化に取り組んでまいります。 ④ 情報管理の徹底 当社グループの従業員は、顧客企業内において、あるいは顧客企業からの依頼において、顧客情報に触れる業務に携わるケースがあります。当社グループでは、情報管理について教育・指導などを通じて管理の強化に努めており、ISO27001情報セキュリティの認証を取得しております。今後もより一層の情報管理の徹底に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,840字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社グループにおいて発生するリスクを適切に管理するための方針及び管理体制を「危機管理規程」において定め、グループに影響を与えるさまざまなリスクに対して適切な管理を行い、リスクの未然防止を図っております。 また、当社グループとして必ずしも事業遂行上のリスクと認識していない事項につきましても、投資者の投資判断上あるいは当社グループの事業を理解していただく上で重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する情報開示の観点から開示しております。 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 特定業界への依存について 当社グループは、エレクトロニクス関連事業を主力事業としており、2026年3月期連結売上高の96.7%を占めております。エレクトロニクス関連事業では、主に半導体及び液晶関連工場向けに、製造工程において不可欠な特殊ガスを主軸に、超純水、薬液等に関するインフラ事業を行っております。特に、半導体市場は短期的な好不況の振幅が大きく、また、需要拡大及び縮小時において急激な需要と供給のアンバランスが生じ、これにより価格等の大きな市況変動が生じる場合があります。 このため、エレクトロニクス関連事業は、主要顧客の半導体及び液晶関連工場等への設備投資動向等により、需要変動が避けられない可能性があり、その変化への対応が適切でない場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定の取引先への取引依存について 当社グループは連結売上高のうち、主要顧客であるキオクシア株式会社グループへの売上高が、2026年3月期において35.0%と大きな割合を占めております。当社グループは、今後もこれら取引先との長期安定取引の継続及び新規顧客の開拓に努めてまいりますが、何らかの事情によりこれらの取引先との取引が縮小された場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 前連結会計年度 自:2024年4月1日 至:2025年3月31日   当連結会計年度 自:2025年4月1日 至:2026年3月31日 売上金額   構成比   売上金額   構成比 百万円   %   百万円   % キオクシア株式会社グループ   20,272   38.5   20,309   35.0 キオクシア株式会社   14,005   26.6   12,511   21.6 その他   6,266   11.9   7,797   13.5 連結売上高   52,678   100.0   57,976   100.0 (注) 割合は、四捨五入しているため合計が一致しないことがあります。 (3) 外注先への依存について 当社グループは、供給配管設計施工については、当社グループの基準をクリアした安定的な施工能力を有する工事業者に施工を外注しております。当社グループが外注する工事は技術面に依存したものではなく、当社グループが工事の進捗管理を行う上で、品質維持及び工事遅延防止のために外注しております。しかしながら、外注先に経営困難等不測の事態が発生した場合、工事の遅延等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 製品及び施工等欠陥について 当社グループは、ISO9001の認証を受け、当該規格下において各種製品の製造及び供給配管等の施工を行っております。提供する製品及び施工等の品質については十分留意しておりますが、全ての製品及び施工等に欠陥が生じないという保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、最終的に当該保険の補償限度内で負担する補償額を十分にカバーできるという保証はありません。そのため、重大な品質上の問題が発生した場合には、信用力の低下、補償等の発生により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 労働災害事故について 当社グループは、安全品質管理部門を設置し、従業員及び外注先を含めた安全教育、危険予知活動並びに点検パトロールを実施し、事故を防止するために安全管理を徹底しております。併せて、施工着手にあたり施工手順を再確認するなど安全な作業環境を整えた上で施工を行っておりますが、万一、重大な施工事故・労働災害等が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 設備投資について 当社グループは、国内外に特殊ガス販売管理及び供給配管設計施工の拠点を有しておりますが、顧客への迅速なサービスの提供、安定供給と強固な収益基盤の確保のため、供給先である顧客の敷地や隣接地に拠点を建設し事業展開しております。しかしながら、顧客生産拠点の統廃合などにより設備の全部または一部が不要になる場合は、設備の除却損等の発生により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 固定資産の減損会計について 当社グループは「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、当社グループの事業所または子会社において営業活動から生ずる損益またはキャッシュ・フロー等を算定し減損の測定等を実施しております。今後、同事業所または子会社から得られる損益またはキャッシュ・フローの状況等によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 原材料費の価格高騰について 石油相場高騰や資源高の影響により、当社グループが購入している原材料には価格が高騰する可能性があるものが含まれております。このような事象が発生し、販売価格に転嫁できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 原材料の供給について 一部の特殊ガス等の原材料においては、供給地域が限られており戦争や紛争、輸出入に関する貿易規制等によっては供給不能や供給遅延の発生が想定されます。場合によっては、客先をはじめ当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 法的規制等について 当社グループが展開する国及び地域における規制または法令の重要な変更は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 知的財産権について 当社グループは、特許権をはじめとする知的財産権の重要性を認識しておりますが、出願する特許権・商標権等の知的財産権の登録査定を得られない場合、または当社グループの認識していない知的財産権が成立し、第三者からの侵害を主張され裁判などの紛争に至った場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 許認可について 当社グループは、エレクトロニクス関連事業において、特定管工事業及び一般機械器具設置工事業等の許可等をはじめ、主に以下の法律による規制を受けております。当社グループは、当該許可及び届出の諸条件や各種法令の遵守に努めており、現状において、取り消しとなる事由は認識しておりません。しかしながら、万一、法令違反等により当該許可及び届出の取り消しがあった場合には、当社グループの受注及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・建設業法 ・高圧ガス保安法 ・毒物及び劇物取締法 ・倉庫業法 ・貨物利用運送事業法 ・労働者派遣事業法 (13) 工事契約に係る収益認識時点について 当社グループに起因しない何らかの事情により、工期延長等が発生し顧客への引渡しが予定していた期間よりも遅延することがあります。当社グループは契約期間にわたる進捗に応じて充足されるため、工事の進捗度に応じて収益を認識、もしくは、契約における取引開始日から完全に履行義務を充足すると見込まれる時点までの期間がごく短い場合は、完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しておりますので、結果として収益認識時点に遅延が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 為替相場変動による影響について 当社グループは、海外企業から材料・商品・製品の輸入及び海外への輸出を行っております。当該取引に関連して、為替予約取引等を利用して為替リスクのヘッジに継続的に取り組んでおりますが、急激な為替の変動に対処できない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 自然災害について 地震等の自然災害が発生した場合、当社グループの製造等拠点が重大な損害を受ける可能性があります。特に地震発生の可能性が高い国内では、取引先の製造拠点に被害があった場合、売上減少等により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,768字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調が継続しております。一方で、ウクライナ情勢の長期化や米国の政策動向の影響に加え、中東情勢の緊迫化や円安の進行に伴うエネルギー資源を中心とした物価上昇など、依然として先行き不透明な状況にあります。 当社グループが属する業界においては、生成AI関連を中心に高い成長が引き続き見込まれる中、先端半導体需要の高まりを背景に、半導体メーカーの設備投資が拡大しました。 このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ9,670百万円増加し、75,373百万円(前連結会計年度比14.7%増)となりました。当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,036百万円増加し、12,155百万円(前連結会計年度比9.3%増)となりました。当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ8,633百万円増加し、63,217百万円(前連結会計年度比15.8%増)となりました。 b 経営成績 当連結会計年度の売上高は57,976百万円(前連結会計年度比10.1%増)、営業利益は14,640百万円(前連結会計年度比30.9%増)、経常利益は15,123百万円(前連結会計年度比33.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,592百万円(前連結会計年度比34.5%増)となりました。 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (エレクトロニクス関連事業) 当事業におきましては、特殊ガス供給装置の開発製造、供給配管設計施工等のイニシャル部門では、主要顧客である半導体工場の設備投資が拡大・継続されたことにより、売上高、セグメント利益ともに増加しました。 また、特殊ガス販売管理業務、技術サービス等を提供するオペレーション部門では、特殊ガス販売の一部で販売単価が下落したことにより売上高は減少したものの、2024年度から開始した新たな半導体工場でのオペレーションが増加したことに加え、主要顧客であるNAND型フラッシュメモリ工場における高水準の生産活動が継続されたことにより、セグメント利益は増加しました。 この結果、売上高は前連結会計年度に比べ5,491百万円増加し、56,047百万円(前連結会計年度比10.9%増)となり、セグメント利益は前連結会計年度に比べ3,451百万円増加し、15,616百万円(前連結会計年度比28.4%増)となりました。 ※トータルファシリティマネジメント(TFM) 当社グループは半導体、液晶関連工場等の生産工程で不可欠な特殊ガスを主軸に、超純水、薬液等に関連するインフラ事業を行う「トータルソリューションカンパニー」です。特殊ガス供給装置の開発製造、その供給装置から顧客製造装置までの供給配管設計施工といったイニシャル部門から、特殊ガス販売管理業務、その他周辺事業への技術サービスといったオペレーション部門まで一貫した事業を行っております。 (グラフィックスソリューション事業) 当事業におきましては、積極的な営業活動を行ったことにより、放送局向けなどの案件は減少したものの、売上高及びセグメント利益は概ね堅調に推移しました。 この結果、売上高は前連結会計年度に比べ202百万円減少し、1,719百万円(前連結会計年度比10.5%減)となり、セグメント利益は前連結会計年度に比べ28百万円減少し、336百万円(前連結会計年度比7.8%減)となりました。 (太陽光発電事業) 当事業におきましては、三重県内で3か所の太陽光発電所が稼働しており、売上高及び利益は堅調に推移しました。 この結果、売上高は前連結会計年度に比べ8百万円増加し、209百万円(前連結会計年度比4.1%増)となり、セグメント利益は前連結会計年度に比べ8百万円増加し、124百万円(前連結会計年度比7.1%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて702百万円増加し、15,648百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は9,605百万円(前連結会計年度は14,195百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益15,091百万円、減価償却費1,257百万円、仕入債務の増加306百万円、リース債権及びリース投資資産の減少236百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額4,130百万円、売上債権の増加2,479百万円、棚卸資産の増加1,347百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は6,419百万円(前連結会計年度は2,737百万円の支出)となりました。収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入4,388百万円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出8,948百万円、子会社株式の取得による支出1,107百万円、有形固定資産の取得による支出708百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2,560百万円(前連結会計年度は2,145百万円の支出)となりました。支出の主な内訳は、配当金の支払額2,466百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。 a 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) エレクトロニクス関連事業 (1)特殊ガス供給装置製造   2,638   +198.7 (2)供給配管設計施工   17,949   +27.1 合計   20,587   +37.2 (注) 1 金額は、販売価格によっております。 2 エレクトロニクス関連事業の特殊ガス販売管理及び技術サービスは管理業務等のため、該当事項はありません。 3 グラフィックスソリューション事業は、卸売業のため、該当事項はありません。 b 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) エレクトロニクス関連事業 (1)特殊ガス供給装置製造   1,732   △24.6   897   △50.2 (2)供給配管設計施工   18,156   +11.3   5,604   +3.8 合計   19,889   +6.8   6,501   △9.7 (注) 1 エレクトロニクス関連事業の特殊ガス販売管理及び技術サービスは管理業務等のため、該当事項はありません。 2 グラフィックスソリューション事業は、卸売業のため、該当事項はありません。 c 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) エレクトロニクス関連事業 (1)特殊ガス供給装置製造   2,638   +198.7 (2)供給配管設計施工   17,949   +27.1 (3)特殊ガス販売管理業務   15,699   △8.5 (4)技術サービス   19,502   +9.0 (5)その他   257   △47.9 小計   56,047   +10.9 グラフィックスソリューション事業   1,719   △10.5 太陽光発電事業   209   +4.1 合計   57,976   +10.1 (注) 1 金額は外部顧客に対する売上高を表示しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) キオクシア株式会社   14,005   26.6   12,511   21.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、見積りや仮定によることが必要になります。経営者は過去の実績や状況及び現在入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点でもっとも合理的と思われる見積りや仮定を継続的に採用しております。当社グループが採用している会計方針のうち、重要となる事項につきましては次の事項が連結財務諸表の作成における見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 a 繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の課税所得を見積り、回収可能性を検討して評価性引当額を計上しております。なお、当該課税所得を見積るにあたって、前提とした条件や仮定に変更が生じ、その見積額が減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 b 工事売上高及び工事損失引当金 工事契約において、一定の期間にわたり充足される履行義務については、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に応じて収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、見積工事原価総額に対する工事原価の割合(インプット法)で算出しております。また、見積工事原価総額が工事収益総額を上回る可能性が高く、かつ、その損失見込額を合理的に算定できる場合、当該損失見込額を損失が見込まれた期に工事損失引当金として計上しております。 なお、工事収益総額、見積工事原価総額及び決算日における工事進捗度については信頼性をもって見積っておりますが、その見積りが変更された場合には、工事売上高及び工事損失引当金の計上額が変動する可能性があります。 c 貸倒引当金 貸倒引当金については、債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。なお、貸倒引当金の計上にあたっては、期末時点で入手可能な情報により見積っておりますが、取引先の財務状況等が悪化し支払能力が低下した場合は、追加計上する可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末における資産合計は75,373百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,670百万円増加しました。これは主に現金及び預金が5,300百万円増加、受取手形、売掛金及び契約資産が2,524百万円増加、仕掛品が1,422百万円増加したことによります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債合計は12,155百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,036百万円増加しました。これは主に未払費用が475百万円増加、支払手形及び買掛金が318百万円増加、未払法人税等が286百万円増加したことによります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産合計は63,217百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,633百万円増加しました。これは主に配当金の支払2,466百万円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益10,592百万円の計上により利益剰余金が8,126百万円増加したことによります。 b 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は57,976百万円(前連結会計年度比10.1%増)となり、前連結会計年度に比べ5,297百万円増加しました。 各セグメント別の売上高については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は19,755百万円(前連結会計年度比22.2%増)となり、前連結会計年度に比べ3,595百万円増加しました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は14,640百万円(前連結会計年度比30.9%増)となり、前連結会計年度に比べ3,452百万円増加しました。なお、営業利益率は前連結会計年度から4.0ポイント増加し25.3%となりました。 各セグメント別の営業利益については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は15,123百万円(前連結会計年度比33.4%増)となり、前連結会計年度に比べ3,783百万円増加しました。 (税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は15,091百万円(前連結会計年度比33.2%増)となり、前連結会計年度に比べ3,762百万円増加しました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は10,592百万円(前連結会計年度比34.5%増)となり、前連結会計年度に比べ2,719百万円増加しました。 c 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d 資本の財源及び資金の流動性について 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本とし、グループ内ファイナンスの活用による効率的な資金運用を行うとともに、必要な都度、借入等による資金調達を行っております。 なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下のとおりであります。 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率   (%)   81.8   83.0   84.4   82.4   83.1 時価ベースの自己資本比率   (%)   392.5   461.6   438.6   189.9   214.5 キャッシュ・フロー対有利子 負債比率   (%)   19.6   12.2   12.2   2.5   4.1 インタレスト・カバレッジ・ レシオ   (倍)   698.9   657.7   529.8   2,227.7   1,265.2 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注) 1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3 キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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