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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

TOWA

TOWA CORPORATION6315 · Prime · 機械

半導体の樹脂封止工程で世界トップクラス。モールディング装置と金型で後工程を支える。

概要

TOWAは、京都市南区に本社を置く半導体製造装置メーカーである。半導体パッケージの樹脂封止装置(モールディング装置)で世界トップシェアを持ち、特に先端パッケージ向け需要に強みを持つ。東証プライムに上場し、2026年3月期の連結売上高は543.6億円、営業利益69.2億円、自己資本比率66.4%と財務体質は堅健。半導体後工程に特化した独自技術とグローバルな生産・販売網を背景に、半導体市場の成長とともに業績を拡大している。

半導体製造装置が事業の9割超を占めるセグメント構造

TOWAグループは、当社及び子会社20社、孫会社1社の計22社で構成される。事業は3セグメントに分かれ、半導体製造装置事業が売上の大部分を占める。2026年3月期のセグメント別売上高は、半導体製造装置事業が498.7億円(構成比91.7%)、メディカルデバイス事業が24.9億円(同4.6%)、レーザ加工装置事業が20.0億円(同3.7%)である。半導体製造装置事業の中でも、モールディング装置とシンギュレーション装置が主力で、顧客は台湾や中国の半導体メモリメーカーが中心である。メディカルデバイス事業は医療向けプラスチック成形品を、レーザ加工装置事業はレーザトリマ装置などを手掛けるが、両セグメントの売上は小幅であり、全体の収益は半導体市況に大きく依存する構造となっている。

マルチプランジャ方式で築いた世界トップシェア

TOWAの競争力の源泉は、創業者である坂東和彦が開発した「マルチプランジャ成形システム」にある。この技術は、複数のプランジャで樹脂を均一に加圧・封止する方式で、従来のトランスファ成形に比べ高精度・高生産性を実現した。同社は1980年に全自動マルチプランジャ方式の半導体樹脂封止装置の試作に成功し、その後も改良を重ねてきた。現在ではモールディング装置で世界シェアトップを維持し、特に先端パッケージ向け(HBMなど)で高い採用実績を持つ。また、装置に使用する精密金型を自社で設計・製造する一貫体制が強みで、他社の追随を許さない技術差別化を図っている。

22社のグループで広げるグローバルな事業基盤

TOWAは、日本国内に本社・工場(京都市南区、宇治市、綴喜郡宇治田原町、鳥栖市)を持つほか、海外にも生産・販売拠点を配置している。主要な海外子会社として、シンガポールのTOWA Asia-Pacific、マレーシアのTOWAM、アメリカのTOWA AMERICA、中国の東和半導体設備(上海)やTOWA半導体設備(蘇州)などがある。沿革上、1988年にシンガポール法人を皮切りに、1990年代以降アジアを中心に展開を加速。2026年3月期の地域別売上高は明示されていないが、台湾や中国向けが大口顧客であることが経営分析から読み取れる。グループ全体で22社の体制を敷き、半導体装置の販売・サービスをグローバルに行っている。

長期ビジョン2032と第二次中期経営計画の財務目標

TOWAは2022年3月に長期ビジョン「TOWAビジョン2032」を策定し、「変革で世界の頂へ」をテーマに掲げる。第二次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、2028年3月期に売上高710億円、営業利益156億円(利益率22.0%)、ROE13%以上を目標とする。2026年3月期の実績は売上高543.6億円、営業利益69.2億円(利益率12.7%)、ROE7.0%であり、目標達成には収益力の大幅な改善が必要。配当性向20%以上の株主還元方針を掲げ、2026年3月期の配当性向は32.7%と上回っているが、成長投資とのバランスが課題となる。

業界の中での役割は半導体後工程装置メーカー(モールディング・シンギュレーション)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
544億円
営業利益
69億円
営業利益率
12.7%
純利益
46億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
半導体製造装置事業499億円91.7%65億円13.0%
メディカルデバイス事業25億円4.6%5億円20.0%
レーザ加工装置事業20億円3.7%-1億円-5.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体製造主力

半導体パッケージの樹脂封止(モールディング)装置と精密金型、及びダイシング後の個片化(シンギュレーション)装置を製造・販売。半導体後工程に不可欠な設備を提供。

主な製品・サービス3
モールディング装置
半導体チップを樹脂で封止する装置。
シンギュレーション装置
封止後、個々のチップに切断分離する装置。
半導体製造用精密金型
モールディング装置に使用する高精度金型。

02メディカルデバイス副次

医療機器の製造販売。

主な製品・サービス1
医療機器
メディカルデバイス事業で取り扱う医療用機器。

03レーザ加工副次

レーザ加工装置の製造販売。

主な製品・サービス1
レーザ加工装置
各種材料のレーザ切断・加工装置。

製品と技術

世界シェアトップのモールディング装置

TOWAの主力製品は半導体パッケージの樹脂封止装置(モールディング装置)である。同社の装置は全自動マルチプランジャ方式を採用し、複数のプランジャで樹脂を均一に加圧・封止する。これにより、薄型・多ピンの先端パッケージに対応可能で、特に生成AI向けHBM(高帯域幅メモリ)などで需要が拡大している。2026年3月期には、メモリ分野での採用実績を背景に台湾・中国向け売上を伸ばした。装置に付随する精密金型も自社開発・製造しており、金型と装置の一体最適化が競争優位の源泉である。同社はこの分野で世界トップシェアを誇り、後工程工程の要として顧客から高い評価を得ている。

封止から個片化までカバーするシンギュレーション装置

シンギュレーション装置は、樹脂封止後に複数のチップが一体となった基板を個々のチップに切断分離する工程で使用される。TOWAのシンギュレーション装置は、高精度な切断と高速処理を両立し、後工程の生産性向上に寄与する。2026年3月期には、同装置の売上高が大きく伸長したことが報告されている。モールディング装置とシンギュレーション装置をセットで提供することで、顧客の工程統合ニーズに応えている。これらの装置は半導体製造の後工程(アセンブリ・テスト工程)に不可欠であり、先端パッケージの需要増加に伴い市場も拡大している。

半導体装置の精度を支える精密金型

モールディング装置の性能を決めるのが、樹脂を成形する精密金型である。TOWAは創業以来「超精密金型」を手掛けており、金型の設計・製造を内製化している。金型の寸法精度はサブミクロンレベルで、多ピン・狭ピッチの先端パッケージに対応する。また、金型の摩耗や劣化を抑える表面処理技術も自社開発しており、長期安定した生産を可能にしている。金型は消耗品であるため、装置販売後のリピート需要も収益源となる。同社は金型を含む一貫供給体制により、顧客の生産立ち上げから量産までをトータルでサポートしている。

医療機器とレーザ加工の多角化事業

半導体装置以外では、メディカルデバイス事業とレーザ加工装置事業がある。メディカルデバイス事業は、従業員・技術を活かした医療向けプラスチック成形品及び組立品を手掛ける。2026年3月期の売上高は24.9億円と安定しており、医療需要の底堅さに支えられている。レーザ加工装置事業はレーザトリマ装置などが主力だが、市況の影響を受けやすく、同期は売上高20.0億円、営業損失53百万円と赤字となった。同事業では発振ユニットの内製化やサブスクリプションビジネスへの転換を模索しており、収益改善が課題となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

半導体製造装置の一翼、業績変動に注意

機械セクターに分類され、半導体製造装置用の精密金型や樹脂封止装置を手掛ける。同業の三浦工業や日本製鋼所と比べ、半導体向けが主力で、特に半導体の樹脂封止工程で高いシェアを持つ。近年は半導体需要の変動を受け、売上高は増加傾向だが、営業利益率は2025年3月期の16.6%から2026年3月期に12.7%へ低下予想。顧客である半導体メーカーの設備投資サイクルに業績が左右されやすく、安定した成長には新分野開拓が課題。

強み

  • 半導体パッケージング工程で使用される樹脂封止装置で世界トップクラス。
  • 精密なモールド技術と多くの特許で競合との差別化を図る。
  • 半導体メーカーとの長期取引関係を構築し、安定受注。
  • 海外売上比率が高く、需要変動のリスク分散。

課題

  • 業績が半導体設備投資の影響を大きく受け、変動が激しい。
  • 営業利益率が2026年3月期に12%台へ低下見込み、競争激化。
  • 先端パッケージやEV向けなど新技術への対応が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字がTOWA

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16951日本電子3,492億円15.7倍
26925ウシオ電機3,061億円38.6倍
36590芝浦メカトロニクス2,676億円22.5倍
46490PILLAR2,329億円24.0倍
56055ジャパンマテリアル2,213億円20.4倍
66315TOWA1,648億円35.9倍
76941山一電機1,642億円15.3倍
86486イーグル工業1,500億円13.9倍
96254野村マイクロ・サイエンス1,346億円33.7倍
105911横河ブリッジホールディングス1,284億円13.6倍
116235オプトラン1,100億円54.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

坂東和彦が30名で創業した1979年

1979年4月、坂東和彦が30名の社員とともに「超精密金型」及び「半導体製造装置」の製造販売を目的として東和精密工業株式会社を京都府八幡市に設立した。当初は仮設工場で操業を開始し、同時に東京営業所を開設した。この時、半導体後工程に特化した技術開発が事業の原点となる。創業者の坂東は後にマルチプランジャ成形システムで発明大賞を受賞するなど、技術者出身の経営者として会社を牽引した。この年の創業が、その後の半導体封止装置分野での成長の基盤となった。

全自動マルチプランジャ方式成功で高品質量産化の端緒を開く

1980年2月、同社は全自動マルチプランジャ方式による半導体樹脂封止装置の試作に成功した。この技術は、複数のプランジャを独立制御して樹脂を均一に圧縮・封止する方式で、従来のトランスファ成形に比べ歩留まりと生産性を大幅に向上させた。この成功により、半導体樹脂封止の高品質量産化技術確立の端緒を開いた。同社はこの方式を核に製品開発を進め、1986年にはTOWA総合技術センターを新設し、研究開発体制を強化した。この技術が後に世界トップシェア獲得の原動力となる。

発明大賞受賞と社名変更、海外拠点設立の1980年代後半

1987年2月、創業者坂東和彦が「マルチプランジャ成形システム」により第十二回発明大賞(白井発明功労賞)を受賞した。同賞は日本発明振興協会と日刊工業新聞社が共催するもので、技術力が公的に評価された。1988年7月にはシンガポールにTOWA Singapore Mfg.を設立し、初の海外生産拠点を構えた。同年12月には本社を京都府宇治市に移転し、商号をTOWA株式会社に変更。1989年には社章を日本商標として登録し、ブランド確立の基盤を整えた。この時期に国内外での事業拡大が本格化した。

子会社化と上場で事業基盤を拡充した1990年代

1990年代に入ると、TOWAは子会社化による事業拡大を積極的に進めた。1990年に名和精工(現TOWATEC)、1991年に株式会社バンディックとマレーシアのMicro Component Technology Malaysia(現TOWAM)を子会社化。1993年にはファインプラスチック成形品事業をバンディックに承継し、メディカルデバイス事業の分離独立を行った。1994年には韓国の株式会社東進に資本参加。1996年9月には大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場し、資金調達力と知名度を高めた。これらの動きにより、半導体装置に加え医療・樹脂成形など事業領域を広げた。

本社移転とISO認証取得、品質管理を強化した1998年

1998年3月、TOWAは京都市南区上鳥羽上調子町5番地に本社・工場を完成させ移転した。これが現在の本社所在地である。同年12月には本社・工場、京都東事業所、宇治槙島工場においてISO9001の認証を取得し、品質管理体制を国際基準に適合させた。また、佐賀県鳥栖市に九州工場(現九州事業所)を新設し、生産能力を増強した。1999年には大日本スクリーン製造や堀場製作所との共同出資で株式会社サークを設立するなど、外部連携も模索した。これらの投資により、量産体制と品質保証の両面で競争力を高めた。

二部から一部への昇格と中国展開を加速した2000年代

2000年9月に大阪証券取引所市場第一部、同年11月に東京証券取引所市場第一部に上場し、株式の流動性と信用力を向上させた。2001年には中国上海市に東和半導体設備(上海)有限公司を設立し、中国市場への本格進出を開始。2002年には江蘇省にTOWA半導体設備(蘇州)有限公司を設立し、生産・販売拠点を拡充した。同年には中国の上海沙迪克軟件有限公司に資本参加。これらの中国展開は、半導体製造のシフトを先取りしたもので、後の売上拡大につながる布石となった。また、2002年までにISO14001の認証を主要拠点で取得し、環境マネジメントも強化した。

年表33件を開く

1970年代

  • 1979年4月創業坂東和彦が30名の社員とともに「超精密金型」及び「半導体製造装置」の製造販売を主な事業目的として東和精密工業株式会社を設立。京都府八幡市に仮設工場を設け操業を開始、同時に東京営業所を開設。

1980年代

  • 1980年2月全自動マルチプランジャ方式による半導体樹脂封止装置の試作に成功、半導体樹脂封止の高品質量産化技術確立の端緒を開く。
  • 1986年5月TOWA総合技術センターを新設。
  • 1987年2月創業創業者 坂東和彦が「マルチプランジャ成形システム」により、日本発明振興協会と日刊工業新聞社の共催による「第十二回発明大賞(白井発明功労賞)」を受賞。
  • 1988年7月創業TOWA Singapore Mfg.Pte.Ltd.を設立。
  • 1988年12月商号変更本社を京都府宇治市槙島町目川122番地2に移転し、商号をTOWA株式会社に変更。
  • 1989年12月社章を日本商標として登録。

1990年代

  • 1990年3月M&A名和精工株式会社(現 TOWATEC株式会社)を子会社化。
  • 1991年3月M&A京都府綴喜郡宇治田原町に京都東事業所を新設。(総合竣工は1992年6月)株式会社バンディックを子会社化。
  • 1991年4月M&AMicro Component Technology Malaysia Sdn.Bhd.(現 TOWAM Sdn.Bhd.)を子会社化。
  • 1993年1月ファインプラスチック成形品事業(現 メディカルデバイス事業)の製造を分離し、株式会社バンディックに承継する。
  • 1993年11月商号変更三星電子株式会社、漢陽機工株式会社との合弁会社 韓国TOWA株式会社(2002年11月にSECRON Co., Ltdに社名変更)を設立。
  • 1994年11月韓国の株式会社東進に資本参加。
  • 1995年7月創業TOWA AMERICA,Inc.を設立。
  • 1995年9月M&A中国蘇州市に合弁会社 蘇州STK鋳造有限公司(現 STK科技(江蘇)有限公司)を設立。 TOWA AMERICA,Inc.がIntercon Tools,Inc.を子会社化。
  • 1996年2月創業シンガポールにTOWA Asia-Pacific Pte.Ltd.を設立。
  • 1996年9月上場大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場。
  • 1997年12月TOWA Asia-Pacific Centre(シンガポール)を新設。
  • 1998年3月京都市南区上鳥羽上調子町5番地に本社・工場が完成し移転する。
  • 1998年4月創業創業者 坂東和彦が「マルチプランジャ方式を採用した成形用金型の開発」により「科学技術庁長官賞」を受賞。
  • 1998年10月JIPAL Corporation(台湾)との合弁会社巨東精技股分有限公司を設立。
  • 1998年12月ISO9001の認証を本社・工場、京都東事業所、宇治槙島工場において取得。佐賀県鳥栖市「鳥栖北部丘陵新都市」内に九州工場(現 九州事業所)を新設。
  • 1999年4月創業大日本スクリーン製造株式会社(現 株式会社SCREENホールディングス)、株式会社堀場製作所との共同出資により株式会社サーク(現 株式会社SCREEN SPE テック)を設立。
  • 1999年5月創業創業者 坂東和彦が「マルチプランジャ方式を採用した成形用金型の発明考案」により黄綬褒章を受章。

2000年代

  • 2000年3月ISO9001の認証を九州工場(現 九州事業所)において取得。
  • 2000年9月上場大阪証券取引所市場第一部に上場。
  • 2000年11月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2001年3月ISO14001の認証を本社・工場において取得。
  • 2001年6月Intercon Technology,Inc.の新本社工場が完成。
  • 2001年10月創業中国上海市に東和半導体設備(上海)有限公司を設立。
  • 2002年3月ISO14001の認証を京都東事業所、九州事業所、東京営業部において取得。
  • 2002年6月創業中国江蘇省にTOWA半導体設備(蘇州)有限公司を設立。
  • 2002年9月中国の上海沙迪克軟件有限公司に資本参加。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2028年3月期まで13%以上
  • 配当性向2028年3月期まで20%以上
  • 売上高2028年3月期まで710億円
  • 営業利益率2028年3月期まで22.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    製品・サービスの付加価値向上と収益力強化

    パラダイムシフトにより、製品・サービスの付加価値を向上させ、収益力を高める。

  2. 02

    DXとAI活用によるスピード経営の実現

    デジタル変革(DX)と人工知能(AI)を活用し、意思決定や業務プロセスを迅速化することで市場競争力を強化する。

  3. 03

    コアコンピタンスを活かした新市場創出

    他社に真似できない独自の技術や専門性(コアコンピタンス)を活用し、新たな市場を開拓する。

  4. 04

    多様性と挑戦思考を持つ人財の育成

    多様な価値観を尊重し、挑戦的な思考を持って次世代をリードする人材の育成を図る。

  5. 05

    サステナビリティへの積極的な取組み

    環境・社会・ガバナンス(ESG)への取組みを強化し、社会貢献と企業価値の向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,211人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は739万円で、9期前と比べて+18.5%平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は10.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,201
2018年3月1,292
2019年3月62339.913.71,517
2020年3月56439.512.91,566
2021年3月58639.613.11,633
2022年3月65139.812.71,817
2023年3月67739.712.11,876
2024年3月69539.511.91,985
2025年3月72639.511.32,099424
2026年3月73939.210.82,211312

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率94.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 3 / 海外 18、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
京都東事業所 — 京都府綴喜郡宇治 田原町6,590百万円
半導体製造装置事業
本社工場 — 京都市南区4,323百万円
半導体製造装置事業
本社工場他1工場 — マレーシア ペナン州3,800百万円
半導体製造装置事業
本社工場 — 中国江蘇省3,226百万円
半導体製造装置事業
本社工場他1工場 — 韓国忠清南道2,852百万円
半導体製造装置事業
山梨事業所 — 山梨県韮崎市1,301百万円
メディカルデバイス事業
本社工場 — マレーシア ペナン州1,114百万円
半導体製造装置事業
本社工場 — 韓国京幾道1,060百万円
半導体製造装置事業
九州事業所 — 佐賀県鳥栖市924百万円
半導体製造装置事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社バンディック
    京都市南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOWATEC株式会社
    京都市南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOWAレーザーフロント株式会社
    神奈川県相模原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA Asia-Pacific Pte.Ltd.
    シンガポール インターナショナル ビジネスパーク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWAM Sdn.Bhd. (注)2
    マレーシア ペナン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA TOOL Sdn.Bhd. (注)2
    マレーシア ペナン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA MALAYSIA SALES & SERVICES SDN.BHD. (注)4
    マレーシア クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA Semiconductor Equipment Philippines Corp.
    フィリピン ラグナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA THAI COMPANY LIMITED
    タイ バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA SEMICONDUCTOR INDIA PRIVATE LIMITED (注)3、5
    インド グルガオン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA USA Corporation
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOWA Europe B.V.
    オランダ ヘルダーランド州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • TOWA Europe GmbHドイツ シュトゥットガルト市100%
  • 東和半導体設備(上海)有限公司中国 上海市100%
  • TOWA半導体設備(蘇州)有限公司(注)2中国 江蘇省100%
  • 東和半導体設備(南通)有限公司(注)2中国 江蘇省100%
  • 東和半導体設備研究開発(蘇州)有限公司中国 江蘇省100%
  • 和創半導体設備(深圳)有限公司(注)3、6中国 広東省100%
  • 台湾東和半導体設備股分有限公司台湾 新竹市100%
  • TOWA韓国株式会社(注)2韓国 ソウル特別市100%
  • TOWAファイン株式会社韓国 京畿道安山市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は544億円営業利益69億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.7%、利益が-22.5%。

売上高
+1.7%
544億円
営業利益
-22.5%
69億円
純利益
-43.2%
46億円
営業利益率
12.7%
前期比 -4.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高640億円544億円
営業利益102億円69億円
純利益70億円46億円
1株あたり配当¥24¥24

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は162億円、営業利益は22億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+70.5%、営業利益は+144.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q13617
2024年1Q9599.58
2024年2Q1181512.712
2024年3Q1071715.911
2024年4Q18533
2025年2Q2745319.338
2025年4Q2613613.843
2026年2Q2342510.718
2026年4Q3104414.228
2027年1Q1622213.617

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は165億円から544億円へ3.3倍に増えた。直近期の営業利益率は12.7%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月16577
2014年3月17276
2015年3月2122319
2016年3月2232118
2017年3月2764139
2018年3月3103530
2019年3月28399
2020年3月25364
2021年3月2973827
2022年3月50711781
2023年3月53810273
2024年3月5059164
2025年3月535899416.681
2026年3月544696912.746

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高544億円のうち、営業利益として残るのは69億円12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は46億円、売上の8.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.2%360億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.1%115億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%69億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.1pt
12.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
8.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.8pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが−55億円で、差し引きのフリーCFは−14億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は264億円で、売上の5.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月27−11−81653
2014年3月9−168−755
2015年3月26−14−121256
2016年3月33−18−91560
2017年3月21−12−10958
2018年3月29−17−81261
2019年3月−26−2566−5176
2020年3月64−25−163998
2021年3月53−28−2225103
2022年3月64−6619−2123
2023年3月28−27401164
2024年3月97−28−3569205
2025年3月104−48−5156204
2026年3月41−5564−14264

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,063億円。このうち返さなくてよい自己資本が706億円で、自己資本比率は66.4%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2591718865.2
2014年3月29117911260.6
2015年3月31721110665.4
2016年3月31721010765.2
2017年3月36025110968.5
2018年3月39827911970.0
2019年3月44027716362.8
2020年3月43127016162.4
2021年3月51831520360.2
2022年3月71341130257.1
2023年3月73547625964.3
2024年3月87958429566.5
2025年3月83261421873.8
2026年3月1,06370635766.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
284億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
486億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
57億円
在庫として抱えている分
負債合計
357億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中52位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中186位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,193で、1年前と比べて+30.3%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥2,193-3.6%1ヶ月-22.9%1年+30.3%時価総額1,648億円
過去52週の値幅
安値¥1,645高値¥3,735

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)35.9倍
PER (会社予想)23.5倍
PBR2.18倍
配当利回り1.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は急落基調で、1カ月で24.33%下落し、25日線2644円、75日線2917円、200日線2661円を全て下回る。RSIは35.98と売られ過ぎ圏に接近。52週高値3735円からは約39%下落したが、52週安値1622円からは約40%上昇。出来高は増加傾向で、先週は800万株を超える日もあり、売り圧力が強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)

PERは37.18倍と業界平均23.18倍を大きく上回り、予想PER24.4倍でも平均を上回る。PBR2.26倍は業界平均1.54倍の約1.5倍。ROE6.96%は低く、配当利回り1.06%は業界平均2.66%を下回る。高PER・高PBRで割高感があるが、半導体関連の成長期待が織り込まれている可能性も。

指標この会社業種平均
PER (実績)35.9倍22.7倍
PER (予想)23.5倍
PBR2.18倍1.50倍
ROE7.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の長期的な成長と、AI関連需要による先端パッケージ投資の拡大が追い風とされる一方、業績は市況変動に敏感で、2026年3月期は営業利益率が12.68%へ低下予想。強気派は、技術力に基づく市場支配力と、成長領域である先端パッケージでの需要増を強調する。弱気派は、PER37倍と株価が業績に先行している点や、半導体市況の悪化時には売上が急減するリスクを指摘。また、収益の不透明感から、今後の受注動向が焦点。

プラスに働く材料7
  • 世界シェア

    樹脂封止装置で世界トップシェアを誇り、技術力が強み

  • 成長市場

    AI需要などで先端パッケージ向け投資が拡大し、今後の需要増が期待

  • 業績拡大

    2025年3月期は営業利益89億円と過去最高水準

  • 2027年3月期は純利益70億円へ増益転換2027年〜2028年影響

    予想PER24.4倍に基づく純利益は70億円で、2026年3月期の46億円から約52%増

  • 売上高544億円と3期連続過去最高通年影響

    売上高は505→535→544億円と3期連続で過去最高を更新

  • 外国人所有比率20.54%と海外マネー流入継続影響

    外国人持ち株比率が20.54%と高く、半導体関連株への物色が続く

  • 予想PER24.4倍へバリュエーション改善決算発表後影響

    現在PER37.18倍から予想PER24.4倍へ低下し、割高感が和らぐ

マイナスに働く材料7
  • 高い株価評価

    PER37倍と成長を織り込み済みで、期待外れ時の下落リスク

  • 業績の不安定性

    半導体市況の変動で売上が急減する歴史があり、2026年3月期は利益率低下予想

  • 依存度の高さ

    特定の半導体メーカーの設備投資計画に業績が左右されやすい

  • 2026年3月期の営業利益69億円で22%減益通年影響

    営業利益は89億円から69億円、減益率22.5%(20億円減)

  • 2026年3月期の純利益46億円で43%減益通年影響

    純利益は81億円から46億円、減益率43.2%(35億円減)

  • ROE6.96%と低収益性が継続継続影響

    ROEは6.96%と1桁で、資本効率の低さがPBR2.26倍の割高感に

  • 年初来39.7%高の反動リスク不定影響

    株価は1年で39.7%上昇しており、短期的な調整が入る余地

次の決算で確かめる点
受注高
半導体メーカーの投資意欲を示し、将来の売上高を占う重要指標
営業利益率
市況悪化時の収益性維持能力を確認する指標
先端パッケージ向け売上比率
成長分野での競争力と需要動向を測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり24で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.09%。

年間配当
¥24
1株あたり
配当利回り
1.09%
いまの株価に対して
配当性向
41.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月514.0
2018年3月50.019.2
2019年3月50.0
2020年3月50.0
2021年3月50.036.4
2022年3月17212.825.7
2023年3月13−20.029.8
2024年3月130.027.1
2025年3月2050.041.0
2026年3月200.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥24

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ40,587人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.4%を占め、残る60.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他30.140.836.624.052.135.3
金融機関29.727.126.027.314.421.9
外国法人23.611.518.225.18.620.3
事業法人13.314.317.017.916.817.5
証券会社3.36.32.15.57.74.7
外国人個人0.00.10.20.20.40.3
自己株式0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社11.78
02株式会社ケイビー恒産7.58
03株式会社日本カストディ銀行5.35
04株式会社エヌレガロ5.03
05株式会社京都銀行2.79
06JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.22
07TOWA社員持株会1.16
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.02
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.94
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-02
    蒲生 徳子
    新規の大量保有報告
    0.06%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+121%、1株純資産は14期で+40%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月286754.219.763.2
2014年3月237063.323.963.5
2015年3月7782910.18.114.4
2016年3月738269.09.814.4
2017年3月15598717.112.814.0
2018年3月1211,11611.512.019.2
2019年3月351,1043.219.2
2020年3月151,0771.450.6
2021年3月364169.220.136.4
2022年3月10854322.67.625.7
2023年3月9862916.77.129.8
2024年3月8677912.241.427.1
2025年3月10881813.613.741.0
2026年3月619417.036.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額316百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岡田博和代表取締役会長75632,908
三浦宗男取締役 社長執行役員 営業本部長5728,715
柴原信隆取締役 常務執行役員 管理本部長6248,639
西村一洋取締役 上席執行役員 生産本部長 兼 ツール事業本部長6026,915
中西和彦取締役 執行役員 経営企画本部長 兼 秘書室長 兼 サステナビリティ推進室長6312,051
矢野輝弘取締役573,000
服部広志取締役(常勤監査等委員)601,300
和氣大輔取締役(監査等委員)5821,500
後藤美穂取締役(監査等委員)563,500
田中素子取締役(監査等委員)661,700
田端慎一取締役(監査等委員)45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6177732627646
社外取締役428287
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容453字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、TOWA株式会社(当社)及び子会社20社、孫会社1社の合計22社により構成されており、主に半導体製造用精密金型、半導体製造装置、メディカルデバイス及びレーザ加工装置の製造販売並びに製品のアフターサービス等を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業区分   主要製品   主要な会社 半導体製造装置事業   半導体製造用精密金型 モールディング装置 シンギュレーション装置 等   当社 TOWAM Sdn.Bhd. 他 連結子会社18社 メディカルデバイス事業   医療機器 等   当社 株式会社バンディック レーザ加工装置事業   レーザ加工装置   TOWAレーザーフロント株式会社 [事業系統図] 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,231字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 当社グループは、創業以来、「技術水準向上へのあくなき追求」を永遠のテーマとし、『産業社会が最も求める「技術開発」を根幹に、クォーター・リードに徹した「新製品・新商品」の創成に向けて、果敢なる挑戦のもと、全力を傾注して成果を生み出し、もって産業の発展に多大の貢献をはたす。』という経営理念を掲げています。 この理念をすべての活動の根幹とし、QCDS(Quality品質・Cost原価・Delivery納期・Serviceサービス)の最適化と安全(Safety)、法令順守(Compliance)の徹底、そしてニーズに対するCS(Customer Satisfaction)を徹底的に追求することによって、市場ニーズを先取りする世界最先端ソリューションの創造と企業価値の向上を目指しております。 また、「地球環境の保全」が人類共通の重要課題であると認識し、事業活動を通じて、環境に配慮した「技術開発」により、「新製品・新商品・サービス」を市場へ供給し、地球環境負荷軽減に貢献します。 当社グループは、今後もさらなる成長と企業価値の向上を目指し、世界において他社の追随を許さない唯一無二の企業となるため、2022年3月に新たな長期ビジョン「TOWAビジョン2032」を発表いたしました。 《TOWAビジョン2032》 1.テーマ 変革で世界の頂へ 2.ありたい姿 ◎パッケージングプロセス提案により顧客価値を創出し続ける世界のリーディングカンパニー ◎TOWAの技術でサステナブルな社会を実現する会社 ◎積極的な情報発信で知名度の高い会社 ◎企業文化の伝承と多様な価値観を尊重する笑顔で働ける会社 3.目標とする経営指標(長期ビジョン) 当社グループは、目標とする経営指標として以下の数値を掲げております。 これらを重要指標と認識し、企業価値の向上に努めてまいります。 《第二次中期経営計画》 第二次中期経営計画は、“新たな課題への挑戦と飛躍”を掲げております。第一次中期経営計画で強化した基盤により、新たな課題へ挑戦し2032年の目標に向かって取組んでまいります。第二次中期経営計画のテーマは「TOWA イズムで次世代をリードする人財を創出」としております。当社の競争力の源泉は人財であり、今後10年、20年、さらにその先も業界トップであり続けるため、そして、他社の追随を許さない唯一無二の企業になるために、人財への投資をより積極的に行ってまいります。 1.テーマ TOWAイズムで次世代をリードする人財を創出 2.基本方針 ①パラダイムシフトにより製品・サービスの付加価値を向上し収益力を高める ②DXとAIの活用によりスピード経営を実現し市場競争力を強化する ③コアコンピタンス※を活用し新たな市場を創り出す ④多様性に富んだ挑戦思考を持ち次世代をリードする人財の育成を図る ⑤サステナビリティへの積極的な取組みにより社会貢献と企業価値の向上を図る ※他社に真似できない核となる能力。独自の強みや専門性など 3.事業戦略 [半導体製造装置事業] ①プロセスイノベーションで顧客ニーズに応える ②DXとAIの活用で世界のコストリーダーへ ③グローバルな開発体制でオンリーワン製品を世界に [メディカルデバイス事業] ①すぐれた成形技術を高度な医療機器づくりに ②一貫生産で高収益体制に ③技能の研鑽で価値創造ビジネスを [新事業] ①コアコンピタンスを軸に高付加価値製品で事業拡大を ②工具メーカーとしてメジャーブランドに ③サブスクビジネスで新たな収益を築く ④リニューアルビジネスでサステナビリティを実現 [レーザ加工装置事業] ①競争力のある製品で安定的な収益確保と事業拡大を ②発振ユニット内製化とサブスクビジネスへ ③レーザ技術で半導体プロセスに一石を 4.人財戦略 ①企業理念の継承と技術の伝承をTOWAアカデミーで ②未来を担うリーダーの創出 ③DX・AIで人的資本の強化 ④多様な人財の活躍環境の構築 5.財務戦略 新たに財務KPIと株主還元目標を設定(2028年3月期までの目標) ①財務KPI:ROE13%以上 ②株主還元:配当性向20%以上 6.目標とする経営指標(第二次中期経営計画) 当社グループは、目標とする経営指標として以下の数値を掲げております。 これらを重要指標と認識し、企業価値の向上に努めてまいります。 (単位:億円) 2028年3月期 (計画)   2026年3月期 (実績) 売上高   710   543.6 売 上 高 内 訳   半導体製造装置事業   521   403.9 メディカルデバイス事業   28   24.8 新事業   133   94.7 レーザ加工装置事業   28   20.0 営業利益   156   69.1 営業利益率   22.0%   12.7% 経常利益   156   69.4 親会社株主に帰属する 当期純利益   109   45.9 ROE   13%以上   7.0% 株主還元   配当性向20%以上   32.7% 上記の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク4,973字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、これらは当社グループに関するリスクを網羅したものではなく、記載した事項以外に予見できないリスクが存在し、当社グループの事業や経営成績及び財政状態は、これらのリスクのいずれによっても影響を受ける可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)販売に関するリスク ① 経済及び半導体市場の動向によるリスク 当社グループが展開している半導体製造装置事業は、スマートフォン、サーバー、自動車等の最終製品の需要やその消費地の景気動向、半導体の需給バランスによる半導体価格の変動等に基づき、各半導体メーカーが実施する設備投資に大きな影響を受けます。 当社グループは、市場の浮き沈みに大きく左右されず安定的な収益が期待できる、改造・修理やパーツ販売、中古機販売を行うトータル・ソリューション・サービス(TSS)の拡大や、半導体製造装置事業で培ったコア技術を他の分野に応用展開するなど、変化の激しい半導体市場においても安定的に収益が確保できるよう努めております。 しかしながら、世界的な金融危機や経済の混乱等が発生した場合には、各半導体メーカーの設備投資が急減する等の事態が考えられ、結果的に当社グループにおいても受注高・売上高が急減する可能性があります。 ② 価格競争に関するリスク 当社グループが展開している半導体製造装置事業は、国内外を問わず厳しい競合状態にあるため、今後、他社と競合する製品群においてはさらに製品価格の低下が進むものと予想されます。市場シェアの維持・拡大のため、製品原価の低減やコスト削減により価格低下に対応していくとともに、TOWA独自のコンプレッション技術を活用できる範囲の拡大や、半導体モールディング装置のリーディングカンパニーとして新たなデファクトスタンダードを確立するなど、当社製品の付加価値を高めることで、価格以上の価値を顧客へ提供する方針ですが、極端な競合状況や急激な製品の市場価格の低下は、当社グループの収益確保に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 販売先や地域の集中に関するリスク 当社グループは世界各国の半導体メーカーと取引を行っておりますが、各半導体メーカーの設備投資動向によっては、特定の半導体メーカーとの取引金額が大きくなり、当該半導体メーカーに対する売上債権等の金額が一時的に大きく膨らむことがあります。また、特定の半導体メーカーが短期間に大規模な設備投資を行う場合や、限定された数少ない半導体メーカーのみが設備投資を行う場合等には、極端な競合状況が発生し、製品価格の低下や短納期対応等によるコスト増加により、事業の収益性が低下する可能性があります。また、当社グループは、大手ОSATが集中する台湾地域や、半導体国産化を推し進める中国地域での売上の比率が必然的に高くなる傾向があります。そのため、これらの地域の経済状況や政治情勢、各国政府による対外経済政策等の変化は、当社グループの受注高・売上高に影響を及ぼす可能性があります。 (2)生産に関するリスク ① 海外展開に伴うリスク 当社グループは、国内工場のほか、韓国(忠清南道天安市、京畿道安山市)、中国(江蘇省蘇州市、江蘇省南通市)、マレーシア(ペナン州)においてグローバルに生産活動を展開しております。したがいまして、当社グループの各拠点や活動する市場において、戦争やテロ等により経済や政治が混乱するリスクや、予期しない法律・規制・税制等の改正に起因するリスクがあります。また、文化や商慣習等の違いから、労務問題や社会的な非難を受ける等の事態も考えられ、こうしたリスクが顕在化した場合には、当社グループの生産及び供給能力に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自然災害等のリスク 地震等の自然災害や伝染病等の発生により、当社グループの主要な生産拠点や事業所等が壊滅的な損害を被った場合や従業員の多くが被害を受けた場合等には、当社グループの生産活動が大きな影響を受け、その復旧や代替のために多額の費用が必要となるリスクがあります。そのため、当社グループではBCPの観点から、自然災害等の発生により主要な生産拠点の操業が困難になった場合に備え、他の生産拠点で代替生産が出来る体制を構築しております。 しかしながら、大規模災害や世界的な伝染病の発生等により複数拠点が同時に操業停止となった場合は、当社グループの生産及び供給能力に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 原材料等の調達に関するリスク 当社グループは、当社グループの各種製品を構成する部品や材料等を多くの外部供給先から購入しております。そのため、供給者が事故や自然災害、品質不良等の要因により、当社グループへの部品や材料等の供給を中断せざるを得ない事態となった場合や、製品需要の急増による供給量の不足等が発生した場合には、当社グループの生産活動を制限、あるいは停止せざるを得ない状況となる可能性があります。また、必要な部品や材料等において、市場における需給バランスが極端に崩れた場合には、当該部材の価格が急騰する等の事態が想定されます。 当社グループでは、受注動向に応じた適量な在庫を確保するとともに、供給先が1社のみとならないよう複数社購買の実施や、代替部品への設計変更、内製化への切り替え等の取り組みを行っておりますが、大規模災害や世界的な伝染病の発生、戦争やテロ等により、世界規模でサプライチェーンに混乱が生じた場合には、当社グループの生産及び供給能力に影響を及ぼす可能性があります。 (3)開発に関するリスク ① 新製品の開発リスク 当社グループは、超精密金型やモールディング装置、シンギュレーション装置などの半導体製造装置や、レーザ加工装置などにおいて、市場や顧客が求めるニーズを形にする研究開発活動を継続的に実施し、新製品をタイムリーに市場投入することにより市場シェアを獲得してまいりました。しかしながら、変化の激しい半導体業界において、将来のニーズを予測し、それに見合った新たな技術や製品を開発し続けることは容易ではありません。また、予測を上回るスピードで技術革新が進行し、既存技術の陳腐化が激しく進んだ場合や、当社グループの新製品の開発が著しく遅れた場合等には、当社グループの収益力が低下するとともに、市場シェアを失う可能性があり、受注高・売上高の減少や将来の見通しに影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産に関するリスク 当社グループは、各事業を遂行する上で多くの知的財産権を利用しております。このためライセンスの取得、維持等が予定通りに行われなかった場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの事業に係る知的財産権に関する訴訟において、当社グループが当事者となる可能性があり、その結果、多額の費用等が発生し、当社グループの収益確保に影響を及ぼす可能性があります。 (4)人財の採用や育成に関するリスク 当社グループは、競争の激しい半導体業界において事業を継続し、今後も成長を続けるためには、高度な専門技術をもったエンジニア等の人財や、経営戦略・組織運営等のマネジメント能力に優れた人財の確保と育成が必須であると考えております。しかしながら、有能なエンジニアやキーパーソン等の人財を今後も常に確保できる保証はなく、人財採用や育成が計画通りに進まなかった場合には、当社グループの将来的な競争力の低下や事業活動の制限など、当社グループの収益確保や成長見通しに影響を及ぼす可能性があります。 (5)財務に関するリスク ① 為替リスク 当社グループが展開している半導体製造装置事業は、海外売上高比率が高く、為替リスクを回避するために可能な限り円建てによる取引を行っております。しかしながら、やむを得ず外貨建てによる取引とする場合もあり、その比率は上昇する可能性があります。また、取引そのものは円建てであっても、商談において外貨換算後の価格による交渉となる場合には、実質的に販売価格の低下という形で為替リスクを受ける場合があります。 そのほか、当社グループは効率的な資金運用の観点から、海外子会社間で貸付する場合や、当社が一括して資金調達し子会社へ運転資金及び設備投資資金を貸付するグループ金融を行っております。海外子会社において設備投資を行う際は為替リスクを回避するため、取引通貨が同じ海外子会社間での貸付を優先しておりますが、工場建設や大規模な設備増強などを行う際は当社から海外子会社への円建ての貸付(親子ローン)が一時的に多額となることがあります。そのため、急激に為替が変動した場合、円建ての親子ローンに対して為替差損が発生し、当社グループの収益確保に影響を及ぼす可能性があります。 ② 有利子負債に関するリスク 当社グループの当連結会計年度末の有利子負債が総資産に占める割合は約17.1%であります。今後もキャッシュ・フロー重視の経営を徹底し、引き続き有利子負債の圧縮による財務体質の強化に努める方針でありますが、大幅な金利変動等が発生した場合には、当社グループの支払利息が増加する等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、資金調達の効率化及び安定化を図るため、取引銀行6行と総額185億円の当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しております。これらの契約には財務制限条項が設けられており、その制限に抵触した場合には借入金の繰上げ返済請求を受け、当社グループの資金繰りや財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 固定資産の減損処理に関するリスク 固定資産に対する減損会計の適用に伴い、不動産価格の変動や各生産設備等が属する事業や拠点の収益状況により、減損処理が必要となる場合があり、当社グループの収益確保に影響を及ぼす可能性があります。 (6)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、当社製品に関わる技術情報などの機密情報や、個人情報などを電子データで管理しており、それらはサイバー攻撃などによる不正アクセスや、コンピューターウイルスの侵入などにより、外部へ流出する可能性があります。そのため当社グループでは、通信ネットワーク監視などを通じた外部からの攻撃への対応やメール受信時のウイルス対策ソフトによるマルウェア判別の検知などの対策に加え、情報の取扱いに関する関連規程を定め、すべての役員及び従業員への教育や、情報機器の操作ログ記録など、情報セキュリティの強化に取り組んでおります。 しかしながら、想定を超える水準のサイバー攻撃や、予期せぬ不正使用があった場合には電子データが外部へ流出する可能性があり、被害の規模によっては当社グループの将来の見通しや収益確保に影響を及ぼす可能性があります。 (7)気候変動に関するリスク 気候変動はグローバルに展開する当社グループにとって重要な経営課題の一つであると認識し、TCFDのフレームワークに沿った分析と対策を実施しております。 当社では、気候変動関連リスクを移行リスクと物理リスクの二つのカテゴリに分類し、当社事業との関係性が高いと想定される主要なリスク項目を洗い出し、その影響を整理するとともに、環境目標(CO2排出量削減)を設定し、その達成に向けた様々な取組みを行っております。また、社会全体として省エネルギー活動やエネルギー効率化の更なる促進が求められる中で、温室効果ガスの排出や廃棄物削減に資する機器需要の拡大、電気自動車(EV)の需要拡大などに伴う半導体製造装置需要の拡大などを事業機会と見込んでおります。 TCFD提言に基づく開示事項の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,554字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況及び分析 当連結会計年度における世界経済は、インフレ圧力の沈静化を受けた金融政策の転換や実質所得の改善を背景に、米国を中心に緩やかな成長が続きました。一方で、地政学リスクの長期化や資源・エネルギー価格の変動、中国における不動産調整や内需の弱含みといった構造的課題が引き続き重しとなり、地域間・分野間で景気の濃淡がみられるなど、先行きの不確実性が残る状況となりました。 半導体業界につきましては、生成AIの普及拡大を背景としたデータセンター向け投資が引き続き堅調に推移し、AI向けロジック半導体や高帯域幅メモリ(HBM)への需要が市場全体を牽引しました。これに加え、AI向け需要の拡大に伴う供給逼迫や価格回復を背景として、年度後半からは汎用DRAM向けの投資も増加しました。一方で、車載向けや産業機器向けなどにつきましては、在庫調整の長期化や設備投資の抑制傾向が継続するなど、用途別の二極化がより鮮明となりました。 このような状況のもと、当社グループの業績は、期初において米国の関税政策の影響を受け低調なスタートとなったものの、下期からのサーバー用途を中心とした汎用メモリ投資の回復を背景として、メモリ分野で高い採用実績を有する当社モールディング装置の需要を着実に取り込んだ結果、過去最高の売上高を更新しました。一方、各段階利益につきましては製品ミックス変動の影響や初回納入に伴う一時的な追加コストの影響を受け、前期比で減益となりました。 当連結会計年度の経営成績は次のとおりであります。 売上高 543億65百万円(前連結会計年度比8億86百万円、 1.7%増) 営業利益  69億17百万円(前連結会計年度比19億63百万円、22.1%減) 経常利益    69億47百万円(前連結会計年度比24億53百万円、26.1%減) 親会社株主に帰属する当期純利益  45億93百万円(前連結会計年度比35億27百万円、43.4%減) 当連結会計年度の営業利益の主な増減要因(対前連結会計年度)は次のとおりであります。 売上高の増加による影響額 4億14百万円増 開発要素の高い初号機案件に伴う先行コスト負担の増加、 高利益率製品の比率低下と低利益率案件の増加などによる影響額 12億57百万円減 製造原価に含まれる開発費などの増加による影響額 6億92百万円減 販売管理費の増加による影響額 4億28百万円減 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 [半導体製造装置事業] 半導体製造装置事業の経営成績は、汎用メモリ向け投資の増加を背景に、台湾地域及び中国地域向けの売上高が増加したほか、シンギュレーション装置の売上高が大きく伸長したことにより、売上高は498億70百万円(前連結会計年度比9億11百万円、1.9%増)となりました。 利益につきましては、トランスファ装置における製品ミックスの悪化やコンプレッション装置における初回納入に伴う一時的な追加コストの影響を受け、営業利益65億18百万円(前連結会計年度比18億35百万円、22.0%減)となりました。 [メディカルデバイス事業] メディカルデバイス事業における経営成績は、医療分野向けプラスチック成形品及び組立品の需要が底堅く推移したことから、売上高24億87百万円(前連結会計年度比2億23百万円、9.9%増)となりました。利益につきましては、事業規模拡大に向けた人件費等の増加により営業利益4億51百万円(前連結会計年度比1百万円、0.3%減)となりました。 [レーザ加工装置事業] レーザ加工装置事業における経営成績は、主力製品であるレーザトリマ装置向けの設備投資需要が低迷した影響を受け、売上高20億7百万円(前連結会計年度比2億48百万円、11.0%減)、営業損失53百万円(前連結会計年度は営業利益73百万円)となりました。 (2) 財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は、1,062億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ230億39百万円増加しました。これは主に、流動資産が165億15百万円増加したことによるものであり、その内訳として、現金及び預金が70億92百万円増加したほか、売掛金が45億14百万円増加、また棚卸資産が39億43百万円増加したことによるものです。一方、固定資産は65億23百万円増加し、このうち有形固定資産は16億94百万円、無形固定資産は8億19百万円増加しました。これは主として、生産設備関連投資を継続したことによるものです。 負債合計は、356億55百万円となり、前連結会計年度末に比べ138億13百万円増加しました。これは主に、受注増加及び生産活動の拡大に伴う支払手形及び買掛金が28億80百万円増加、運転資金需要に対応するため短期借入金が45億円増加したことに加え、設備投資資金として長期借入金が36億30百万円増加したことによります。 純資産合計は706億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ92億25百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益45億93百万円の計上による利益剰余金の増加に加え、為替換算調整勘定及びその他有価証券評価差額金の増加によるものです。 以上の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は66.4%となりました。 (3) 資本の財源及び資金の流動性 ① キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ59億90百万円増加し、263億81百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、41億20百万円の収入(前年同期は103億72百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益70億5百万円、減価償却費31億22百万円の計上及び、仕入債務の増加が18億88百万円(前年同期は13億円の減少)あった一方で、売上債権の増加が30億70百万円(前年同期は28億44百万円の減少)、棚卸資産の増加が28億82百万円(前年同期は21百万円の減少)、法人税等の支払による支出が30億80百万円(前年同期は36億46百万円の支出)あったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、55億25百万円の支出(前年同期は47億58百万円の支出)となりました。これは主に、生産能力の維持・拡充を目的とした有形固定資産の取得による支出32億74百万円(前年同期は47億81百万円の支出)、ソフトウエア等の無形固定資産の取得による支出7億94百万円(前年同期は2億63百万円)を行ったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、64億29百万円の収入(前年同期は51億26百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の純増45億円(前年同期は24億円の純減)及び長期借入金による資金調達50億円があった一方で、長期借入金の返済13億70百万円(前年同期は15億60百万円の返済)、配当金の支払15億1百万円(前年同期は10億1百万円の支払)を行ったことによるものです。 ② 財務政策 当社グループは、運転資金及び設備資金については、内部資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備などの長期資金は、固定金利の長期借入金で調達しております。 2026年3月31日現在、長期借入金の残高は61億20百万円であります。また、当連結会計年度末において、取引銀行6行と総額185億円の当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しております(借入実行残高115億円、借入未実行残高70億円)。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (5) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 半導体製造装置事業(千円)   46,115,572   111.2 メディカルデバイス事業(千円)   2,487,000   109.9 レーザ加工装置事業(千円)   1,913,736   89.4 合計(千円)   50,516,310   110.1 (注)金額は販売金額によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 半導体製造装置事業   54,067,474   124.2   28,089,080   116.1 メディカルデバイス事業   2,536,196   112.4   250,813   124.4 レーザ加工装置事業   2,957,022   179.0   1,806,785   210.2 合計   59,560,693   125.6   30,146,679   119.4 (注)1.金額は販売金額によっております。 2.当社グループ製品はすべて受注生産であります。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 半導体製造装置事業(千円)   49,870,942   101.9 メディカルデバイス事業(千円)   2,487,000   109.9 レーザ加工装置事業(千円)   2,007,281   89.0 合計(千円)   54,365,224   101.7

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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