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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

山一電機

YAMAICHI ELECTRONICS CO.,LTD.6941 · Prime · 電気機器

半導体検査用ICソケットで世界有数。テストソリューションとコネクタ、光学フィルタを3本柱に電子実装を支える。

概要

山一電機は、半導体検査工程で使用されるICソケット(バーンインソケット、テストソケット)や電子機器向けコネクタ、光学フィルタを開発・製造する企業である。2026年3月期の連結売上高は527億円、営業利益116億円、自己資本比率73.6%を記録。テストソリューション事業とコネクタソリューション事業が収益の二本柱で、光関連事業を加えた3セグメントで構成される。

半導体検査の要となるテストソリューション事業

同事業は、半導体のエージング試験(バーンイン)に用いるバーンインソケットと、ファンクションテスト用のテストソケットを主力製品とする。2026年3月期の売上高は264億円で全体の50%を占め、営業利益70億円を計上した。主な顧客は半導体メーカーやテストハウスであり、スマートフォンやPC向けに加え、車載やウェアラブル向けの需要も拡大している。製造は日本のほか、フィリピンのプライコンマイクロエレクトロニクスINC.や韓国の亜洲山一電機工業㈱が担い、販売は米国、シンガポール、ドイツなどの子会社が行う。

高速伝送と車載向けに強みを持つコネクタソリューション事業

コネクタソリューション事業は、高速伝送用コネクタ、カードコネクタ、基板コネクタ、圧接コネクタ、実装用ICソケット、そして高速伝送用フレキシブルケーブル・実装基板「YFLEX」などを幅広く手掛ける。2026年3月期の売上高は247億円と前年比30.6%増加し、営業利益44億円と過去最高を更新。データセンター向けのAI関連投資が追い風となり、通信機器向けが好調だった。一方で車載向けは世界的なEV需要減速の影響を受けたが、ADASセンシング向け製品の開発を進めている。生産は日本、フィリピン、ドイツの拠点で行われている。

光関連事業:光学フィルタと半導体レーザ光源

光関連事業は、子会社の光伸光学工業㈱が担当し、RGBフィルタ、UV/IRカットフィルタ、ダイクロイックフィルタ・ミラー、バンドパスフィルタ、半導体レーザ光源などを製造販売する。2026年3月期の売上高は15億円と全体の3%に留まるが、営業利益は2億円と黒字転換した。スマートフォン向けのBlue Glass UVIR cut製品やデータセンター向けARコート製品の販売強化が進められている。同事業は規模は小さいながらも、プロジェクター、カメラ、医療機器、光通信などの分野でニッチな需要に応えている。

業界の中での役割は半導体テスト工程用ソケットおよび電子機器用コネクタのサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
527億円
営業利益
116億円
営業利益率
22.0%
純利益
91億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
テストソリューション事業264億円50.2%70億円26.5%
コネクタソリューション事業247億円47.0%44億円17.8%
光関連事業15億円2.9%2億円13.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体(テストソリューション事業)主力

半導体の検査工程(バーンイン、ファンクションテスト)に使用されるバーンインソケット、テストソケットを製造販売。半導体テスト関連のメンテナンスサービスも提供。

テストソケットで世界的なシェア

主な製品・サービス3
バーンインソケット
半導体のエージング試験(バーンイン)で使用されるICソケット。
テストソケット
半導体のファンクションテスト用ソケット。高速・高精度な接触を実現。
半導体テスト関連サービス
バーンインボードやテストソケットのメンテナンス等のサービス。

02電子機器(コネクタソリューション事業)主力

高速伝送用コネクタ、カードコネクタ、インターフェースコネクタ、基板コネクタ、圧接コネクタ、実装用ICソケット、各種コネクタ、高速伝送用ケーブル・実装基板(YFLEX)を製造販売。

主な製品・サービス7
高速伝送用コネクタ
高速信号伝送に対応する高周波特性の優れたコネクタ。
カードコネクタ
メモリカードや拡張カード用の基板実装コネクタ。
インターフェースコネクタ
機器間接続用の標準インターフェースコネクタ。
基板コネクタ
プリント基板間を接続するコネクタ。
圧接コネクタ
絶縁被覆電線を圧接して接続するコネクタ。
実装用ICソケット
ICを基板に実装するためのソケット。
YFLEX(高速伝送用ケーブル・実装基板)
高速伝送用フレキシブルケーブルおよび実装基板。

03光学機器・光通信(光関連事業)準主力

RGBフィルタ、UV/IRカットフィルタ、ダイクロイックフィルタ・ミラー、蛍光ダイクロイックフィルタ、ショート/ロングパスフィルタ、バンドパスフィルタ、半導体レーザ光源を製造販売。

主な製品・サービス7
RGBフィルタ
光の三原色を分離する光学フィルタ。プロジェクターやカメラに使用。
UV/IRカットフィルタ
紫外線や赤外線をカットする光学フィルタ。
ダイクロイックフィルタ・ミラー
特定波長を反射・透過する光学部品。
蛍光ダイクロイックフィルタ
蛍光観察用のダイクロイックフィルタ。
ショート/ロングパスフィルタ
短波長または長波長のみを通すフィルタ。
バンドパスフィルタ
特定波長帯のみを通過させるフィルタ。
半導体レーザ光源
半導体レーザによる光源モジュール。

製品と技術

半導体テスト用ソケット:バーンインソケットとテストソケット

バーンインソケットは、半導体の初期不良を除去するエージング試験で使用されるICソケットで、高温環境下での耐久性が求められる。テストソケットはファンクションテスト用であり、高速・高精度な接触を実現するため、微細ピッチや多ピン化に対応した設計がなされている。これらの製品は、スマートフォン、PC、車載、ウェアラブルなど幅広い半導体の検査工程で不可欠な部品である。材料には金や銅などの貴金属を用いるため、原材料価格の変動が利益に影響を与える。

高速伝送用コネクタとYFLEX

高速伝送用コネクタは、データセンターや通信機器向けに高周波特性を最適化した製品群で、AIサーバー内部の接続に使用される。YFLEXは、高速伝送用フレキシブルケーブルと実装基板の総称であり、機器内配線の省スペース化と信号品質向上に貢献する。これらの製品は、ハイパースケールデータセンター向けに需要が拡大しており、2026年3月期のコネクタソリューション事業の売上増加を牽引した。

光学フィルタと半導体レーザ光源

光関連事業の主力製品には、プロジェクターなどで色分離に用いるRGBフィルタ、カメラモジュールの撮像素子保護に使われるUV/IRカットフィルタ、蛍光観察用のダイクロイックフィルタなどがある。また、半導体レーザ光源は、光通信や医療機器向けにモジュールとして供給される。これらの製品は、スマートフォン向けのBlue Glass UVIR cutフィルタを中心に生産能力を増強しており、光回線用ポリイミドフィルタなどの新製品も販売強化中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 半導体(テストソリューション事業)テストソケットで世界的なシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

半導体向け材料で高成長、収益性も改善傾向

山一電機は電気機器セクターで、半導体製造装置向け精密部品が主力。同業のイビデンやキオクシアなどと競合するが、高い技術力で差別化。FY2025の売上高453億円、営業利益率18%と収益性は良好で、FY2026も増収増益見通し。半導体市場の拡大を背景に成長が続くが、設備投資需要の変動には注意が必要。

強み

  • 半導体向け精密部品で高い加工精度を実現し、顧客から信頼を獲得。
  • 営業利益率は18%→22%と上昇傾向で、コスト管理が奏功。
  • 半導体市場の長期成長トレンドに乗り、安定した需要が見込める。
  • 増収増益で自己資本を積み増し、健全な財務体質を維持。

課題

  • 業績が半導体サイクルに左右され、在庫調整リスクがある。
  • イビデンなど強力な競合が存在し、技術競争が激しい。
  • 顧客の設備投資動向に業績が連動し、変動が大きい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字が山一電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16925ウシオ電機3,061億円38.6倍
26590芝浦メカトロニクス2,676億円22.5倍
36490PILLAR2,329億円24.0倍
46055ジャパンマテリアル2,213億円20.4倍
56315TOWA1,648億円35.9倍
66941山一電機1,642億円15.3倍
76486イーグル工業1,500億円13.9倍
86254野村マイクロ・サイエンス1,346億円33.7倍
95911横河ブリッジホールディングス1,284億円13.6倍
106235オプトラン1,100億円54.2倍
116258平田機工1,097億円17.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

真空管用ソケットから出発した1956年の創業

1956年11月、東京都品川区大井立会町に山一電機工業㈱を設立し、真空管用ソケットの製造販売を開始した。当時はまだ半導体が普及し始めた時代であり、真空管用部品が主力であった。この創業が、後の機構部品メーカーとしての基盤となる。

店頭公開と海外展開の開始(1980年代)

1985年に米国のヤマイチエレクトロニクスU.S.A.を子会社化し、海外販売網を獲得。1987年には韓国に亜洲山一電機工業を設立し、生産拠点をアジアに広げた。1988年12月には日本証券業協会に株式を店頭公開し、資金調達力を強化。1989年にはシンガポール、1990年にはドイツの企業を相次いで買収し、グローバル展開を加速させた。

商号変更と上場、光伸光学工業の買収

1991年1月、商号を現在の「山一電機㈱」に変更。1993年にはファインモールド㈱を合併し、事業基盤を拡大した。2000年3月に東京証券取引所市場第二部に上場、翌年には第一部に指定替え。2002年4月には光伸光学工業㈱の全株式を取得し、光関連事業に参入。これにより、テストソリューション、コネクタ、光の3事業体制が確立された。

プライム市場移行と第5次中期経営計画

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行。2026年3月期には第4次中期経営計画の目標(売上高500億円、営業利益100億円超)を達成した。続く第5次中期経営計画では、2029年3月期に売上高1,950億円、営業利益420億円を掲げ、AI・データセンター・車載分野への投資を加速している。

年表31件を開く

1950年代

  • 1956年11月東京都品川区大井立会町に山一電機工業㈱を設立、真空管用ソケットの製造販売を開始。

1970年代

  • 1974年2月東京都品川区東大井(旧住居表示 大井立会町)から大田区山王へ本社を移転。
  • 1979年1月山中一孝が代表取締役社長に就任。

1980年代

  • 1982年12月東京都大田区千鳥に本社を移転。
  • 1985年11月ヤマイチエレクトロニクスINC.(現 ヤマイチエレクトロニクスU.S.A.,INC.)(米国)の全株式を取得。
  • 1986年12月千葉県佐倉市に生産技術センターとして佐倉事業所を開設。
  • 1987年4月韓国に亜洲山一電機工業㈱を設立。
  • 1988年12月日本証券業協会に登録、株式を店頭公開。
  • 1989年6月ヤムコエレクトロニクス(シンガポール)PTE LTD(現 ヤマイチエレクトロニクスシンガポール PTE LTD)の全株式を取得。
  • 1989年12月東京都大田区中馬込に本社を移転。

1990年代

  • 1990年3月コネクタサービスGmbH(現 ヤマイチエレクトロニクスドイッチェランドGmbH)(ドイツ)の経営権を取得。
  • 1991年1月商号変更商号を山一電機㈱に変更。
  • 1993年4月M&Aファインモールド㈱(東京都大田区)を合併。
  • 1993年6月創業香港に山一電機(香港)有限公司を設立。
  • 1994年9月プライコンマイクロエレクトロニクスINC.(フィリピン)の経営権を取得。
  • 1995年2月国際品質保証規格「ISO 9001」認証を取得。
  • 1998年11月国際環境マネージメントシステム規格「ISO 14001」認証を取得。

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2001年3月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2001年12月千葉県佐倉市に佐倉新工場を建設。
  • 2002年4月光伸光学工業㈱(神奈川県秦野市)の全株式を取得。
  • 2003年6月古賀慎一郎が代表取締役社長に就任。
  • 2004年4月M&A東日本山一電機㈱(千葉県佐倉市)を合併。
  • 2005年10月創業ドイツフランクフルト・オーダー市にヤマイチエレクトロニクスドイッチェランドマニュファクチャリングGmbHを設立。
  • 2007年3月テストソリューションサービセスINC.(フィリピン)の全株式を取得。
  • 2008年4月織田俊司が代表取締役社長に就任。

2010年代

  • 2011年6月創業中国上海市に山一電子(上海)有限公司を設立。
  • 2013年6月太田佳孝が代表取締役社長に就任。
  • 2013年8月東京都大田区南蒲田に本社を移転。

2020年代

  • 2021年6月亀谷淳一が代表取締役社長に就任。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで1,950億円
  • 営業利益2029年3月期まで420億円
  • 営業利益率2029年3月期まで21.5%
  • 当期利益2029年3月期まで295億円
  • ROE18%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    テストソリューション事業の拡大と技術強化

    主力のSLTソケットの展開領域を車載、ウェアラブル、ネットワーク分野へ拡大し、高周波・多ピン・微細化・高耐久性に対応した技術開発とものづくり力を強化。ADAS/ADS、AIサーバー、データセンター向けバーンインソケットの開発・販売を強化し、新分野・新規顧客開拓と一貫生産体制強化を進める。

  2. 02

    コネクタソリューション事業の強化

    ハイパースケールデータセンター向けソリューション強化、次世代高速伝送内部接続ソリューション拡大、半導体検査・製造装置向けグローバルニッチ製品投入、欧州市場での新規用途開拓、車載分野ではADASセンシング向けカメラモジュール製品拡大、EV向け充電ソリューション等を推進する。

  3. 03

    光関連事業の拡充

    スマートフォン向けBlue Glass UVIR cut製品の生産能力拡充、医療用血液分析機器の開発・販売強化、データセンター向けARコート製品や光回線用ポリイミドフィルタ製品の販売強化を進める。

  4. 04

    組織強化と人的資本投資

    事業強化を支える組織力・実行力を強化し、人的資本への投資、サステナビリティ活動、ガバナンス強化を進める。

  5. 05

    成長投資と資本効率向上による企業価値向上

    3年間で180億円の設備投資を実行し、AIサーバー・データセンター・車載・半導体製造装置向け新製品開発や生産拠点強化を図る。営業CF350億円を原資に設備投資180億円、戦略投資50億円、株主還元120億円を配分。連結配当性向30%、累進配当導入、機動的な自己株式取得等で高い総還元性向を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,060人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は787万円で、9期前と比べて+21.5%平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,445
2018年3月1,502
2019年3月64844.618.51,711
2020年3月61144.918.81,767
2021年3月64544.518.31,814
2022年3月75744.518.31,920
2023年3月89244.718.32,151
2024年3月69944.017.52,123
2025年3月69543.517.12,061398
2026年3月78743.917.12,060563

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 1 / 海外 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
佐倉事業所 — 千葉県佐倉市9,094百万円
テストソリューション事業及びコネクタソリューション事業
本社工場 — フィリピン ラグナ州2,867百万円
テストソリューション事業及びコネクタソリューション事業
本社工場 — ドイツフランクフルト・オーダー市1,896百万円
コネクタソリューション事業
本社 — ドイツアシュハイムドルナハ地区1,411百万円
コネクタソリューション事業及びテストソリューション事業
本社 — フィリピン ラグナ州1,027百万円
全社(共通)
社員寮等 — 東京都大田区等635百万円
全社(共通)
本社工場 — 韓国チュンブク ウムソン郡195百万円
テストソリューション事業及びコネクタソリューション事業
本社 — 東京都大田区168百万円
全社(共通)、テストソリューション事業及びコネクタソリューション事業
佐倉事業所 岡山分室 — 岡山県浅口市155百万円
コネクタソリューション事業
本社 — 神奈川県 秦野市99百万円
光関連事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    光伸光学工業㈱
    神奈川県秦野市
    議決権100.0%
  • 海外
    ヤマイチエレクトロニクスU.S.A.,INC.
    米国カリフォルニア州サンノゼ市
    議決権100.0%
  • 海外
    ヤマイチエレクトロニクスシンガポールPTE LTD
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    ヤマイチエレクトロニクスドイッチェランドGmbH
    ドイツアシュハイムドルナハ地区
    議決権100.0%
  • 海外
    ヤマイチエレクトロニクスドイッチェランドマニュファクチャリングGmbH
    ドイツフランクフルト・オーダー市
    議決権100.0%
  • 海外
    亜洲山一電機工業㈱
    韓国チュンブクウムソン郡
    議決権100.0%
  • 海外
    プライコンマイクロエレクトロニクスINC.
    フィリピンラグナ州
    議決権100.0%
  • 海外
    山一電機(香港)有限公司
    香港新界沙田
    議決権100.0%
  • 海外
    山一電子(上海)有限公司
    中国上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    テストソリューションサービセスINC.
    フィリピンラグナ州
    議決権100.0%
  • 海外
    ピーエムアイホールディングINC.
    フィリピンラグナ州
    議決権39.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は527億円営業利益116億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.3%、利益が+41.5%。

売上高
+16.3%
527億円
営業利益
+41.5%
116億円
純利益
+75.0%
91億円
営業利益率
22.0%
前期比 +3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高658億円527億円
営業利益150億円116億円
純利益103億円91億円
1株あたり配当¥168¥168

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は199億円、営業利益は60億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+126.1%、営業利益は+900.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q9913
2024年1Q8866.83
2024年2Q981010.29
2024年3Q8433.62
2024年4Q947
2025年2Q2766824.641
2025年4Q177147.911
2026年2Q2676424.047
2026年4Q2605220.044
2027年1Q1996030.243

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は200億円から527億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は22.0%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月200−8−31
2014年3月2181310
2015年3月2552526
2016年3月2682614
2017年3月2652621
2018年3月3034334
2019年3月2642823
2020年3月2703127
2021年3月2773126
2022年3月3968768
2023年3月4709572
2024年3月3642921
2025年3月453827718.152
2026年3月52711612122.091

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高527億円のうち、営業利益として残るのは116億円22.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は91億円、売上の17.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.4%313億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.6%98億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.0%116億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+15.1pt
22.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.3pt
17.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.1pt
21.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
14.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
17.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが101億円、投資CFが−35億円で、差し引きのフリーCFは66億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は172億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−17−4−1338
2014年3月28−7−112149
2015年3月24−16−13846
2016年3月35−18−191742
2017年3月35−13−72257
2018年3月42−15−122772
2019年3月43−11−223283
2020年3月47−15−213293
2021年3月37−24−141394
2022年3月76−23−1853135
2023年3月108−49−3459167
2024年3月32−42−34−10131
2025年3月90−37−5553128
2026年3月101−35−2766172

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は633億円。このうち返さなくてよい自己資本が467億円で、自己資本比率は73.6%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月22812310553.6
2014年3月23613510157.1
2015年3月27116810361.9
2016年3月2611728965.8
2017年3月2791859465.7
2018年3月3042228272.4
2019年3月2932237075.2
2020年3月3192348572.3
2021年3月3552579871.5
2022年3月45432013469.8
2023年3月50437013472.9
2024年3月51138312874.6
2025年3月53439713774.0
2026年3月63346716573.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
178億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
369億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
45億円
在庫として抱えている分
負債合計
165億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中12位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中119位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
21.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
22.0%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.6%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,520で、1年前と比べて+145.2%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥7,520-4.4%1ヶ月-17.7%1年+145.2%時価総額1,642億円
過去52週の値幅
安値¥3,095高値¥11,420

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR2.83倍
配当利回り2.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に8040円と、前日比8.32%の下落となりました。1カ月では10.67%下落し、25日移動平均線(8722円)を約8%下回っています。52週高値の11420円からは約30%下落しており、調整局面にあります。一方、52週安値3015円からは約2.7倍の水準で、年初来上昇率は163.84%と高い水準を維持しています。出来高は8月19日に52万6900株と増加しており、売り圧力が強まっています。RSIは54.25と中立圏ですが、短期的な下落リスクが残ります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER19.1倍は同業界平均29.4倍を下回り割安。PBR3.73倍は平均2.23倍を上回るが、ROE21.1%と高い収益性が株価純資産倍率の高さを正当化。配当利回り1.58%は平均1.95%をやや下回り、配当成長に課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍30.8倍
PER (予想)13.5倍
PBR2.83倍2.58倍
ROE21.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の拡大と検査の重要性増大を追い風に業績急拡大。高い収益性(営業利益率18%超)が魅力。一方で半導体市況変動の影響を受けやすく、顧客集中リスクや技術進歩への追従コストが懸念。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要拡大の恩恵

    AI・5G・車載向け半導体増産で検査装置需要が急増。

  • 高収益体質

    営業利益率20%超、ROE21%と資本効率が高い。

  • 技術的障壁の高さ

    微細化・高周波対応のプローブカードは参入が難しくライバルは限定的。

  • 営業利益116億円予想を大幅超過の可能性2026年3月期決算影響

    半導体コネクタ需要旺盛で営業利益130億円、PER16倍に低下

  • 半導体テストソケット市場拡大の恩恵継続影響

    AI向け半導体増産で受注増、売上高10%上振れで営業利益10億円上乗せ

  • 自社株買いや増配の期待次回株主総会影響

    強固な財務基盤、配当性向30%超なら増配で株主還元強化

  • PBR3.7倍の高ROE銘柄として再評価通年影響

    ROE21%継続でPER20倍相当の株価維持、類似高ROE銘柄対比割安感

マイナスに働く材料7
  • 半導体市況依存

    2024年3月期は減収減益、市況変動の影響が大きい。

  • 顧客集中リスク

    特定大口顧客への依存度が高く、受注変動リスク。

  • 技術更新コスト

    次世代検査技術への先行投資が利益を圧迫する可能性。

  • 半導体市況悪化による受注減2026年下半期影響

    営業利益が前期比20%減で90億円割れ、PER22倍に上昇

  • 株価急騰後の利益確定売り圧力短期影響

    1年間で254%上昇、時価総額2000億円超で換金売りリスク

  • 為替変動による海外売上高の変動継続影響

    海外売上比率60%超想定、1円円高で営業利益約5億円減

  • 競合技術の台頭によるシェア低下中長期的影響

    韓国・台湾メーカーの低価格攻勢で一部製品でシェア喪失の可能性

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体市況と受注動向を反映。
営業利益率
高収益が持続可能かを見る指標。
プローブカードの出荷本数
コア製品の需要動向を直接把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり168で、前期から+66.3%いまの株価に対する利回りは2.23%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥168
1株あたり
配当利回り
2.23%
いまの株価に対して
配当性向
41.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2030.7
2018年3月3575.036.7
2019年3月32−8.637.8
2020年3月3818.840.3
2021年3月37−2.642.6
2022年3月96159.543.8
2023年3月1048.336.1
2024年3月31−70.218.6
2025年3月89187.141.1
2026年3月14866.341.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥168

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,409人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.8%を占め、残る73.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.733.643.229.840.634.8
外国法人17.921.023.435.828.031.9
金融機関44.035.926.929.922.024.3
自己株式8.29.411.16.311.115.4
証券会社1.96.43.11.35.56.5
事業法人3.53.03.43.13.92.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社11.88
02株式会社日本カストディ銀行10.26
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.90
04BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.27
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.20
06日本生命保険相互会社1.93
07JPモルガン証券株式会社1.65
08山一電機従業員持株会1.52
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.20
10野村證券株式会社1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.11%
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.65%
    +0.53pt
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.12%
  • 2026-05-11
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.80%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+465%、1株純資産は14期で+380%。直近期のROEは21.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−135525−25.7
2014年3月425787.210.016.3
2015年3月11072016.98.631.1
2016年3月627628.59.530.6
2017年3月9684811.817.230.7
2018年3月15197416.712.636.7
2019年3月1051,00410.610.337.8
2020年3月1231,07711.811.340.3
2021年3月1211,18410.712.442.6
2022年3月3191,49923.75.943.8
2023年3月3461,77021.15.736.1
2024年3月1001,8625.524.818.6
2025年3月2592,03813.58.041.1
2026年3月4922,52221.115.041.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額412百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
太田佳孝取締役会長 光関連事業担当77142,000
亀谷淳一代表取締役社長6272,000
土屋武取締役 常務執行役員、生産本部長、生産技術部長6556,000
松田一弘取締役 常務執行役員、管理本部長、未来事業グループ長6233,000
岸村伸洋取締役 上席執行役員、テストソリューション事業部長、技術管理部担当6131,000
佐久間陽一郎取締役702,000
依田稔久取締役68
藤森涼惠取締役57
栁澤光一郎取締役(常勤監査等委員)6714,000
岡本忍取締役(監査等委員)72
村瀨孝子取締役(監査等委員)71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5147194121235371
社外取締役638386
取締役(社内)1212121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,057字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び関係会社)は、当社(山一電機株式会社)及び子会社15社により構成されており、半導体検査工程に使用されるIC(集積回路)ソケット製品や電子・電気機器向けコネクタ製品等の機構部品の製造販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 1.テストソリューション事業 主要な製品は、バーンインソケット、テストソケット及び半導体テスト関連サービスであります。 当社が製造販売するほか、主に海外子会社プライコンマイクロエレクトロニクスINC.及び亜洲山一電機工業㈱が製造しており、海外子会社ヤマイチエレクトロニクスU.S.A.,INC.、ヤマイチエレクトロニクスシンガポールPTE LTD、ヤマイチエレクトロニクスドイッチェランドGmbH、亜洲山一電機工業㈱、山一電機(香港)有限公司、山一電子(上海)有限公司及びテストソリューションサービセスINC.が販売しております。また、テストソリューションサービセスINC.は半導体テスト工程に使用されるバーンインボード及びテストソケット等のメンテナンス事業を行っております。 2.コネクタソリューション事業 主要な製品は、高速伝送用コネクタ、カードコネクタ、インターフェースコネクタ、基板コネクタ、圧接コネクタ、実装用ICソケット、その他各種コネクタ及びYFLEX(高速伝送用ケーブル、実装基板)であります。 当社が製造販売するほか、主に海外子会社プライコンマイクロエレクトロニクスINC.及びヤマイチエレクトロニクスドイッチェランドマニュファクチャリングGmbHが製造しており、主に海外子会社ヤマイチエレクトロニクスU.S.A.,INC.、ヤマイチエレクトロニクスシンガポールPTE LTD、ヤマイチエレクトロニクスドイッチェランドGmbH、亜洲山一電機工業㈱、山一電機(香港)有限公司及び山一電子(上海)有限公司が販売しております。 3.光関連事業 主要な製品は、RGBフィルタ、UV/IRカットフィルタ、ダイクロイックフィルタ・ミラー、蛍光ダイクロイックフィルタ、ショート/ロングパスフィルタ、バンドパスフィルタ及び半導体レーザ光源であります。 光伸光学工業㈱が製造販売を行っております。 概要図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,111字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「人の尊重」、「企業価値の最大化」、「企業品質の向上」、「技術立社への挑戦」及び「社会的役割の達成」という経営理念のもと、人・企業・社会・地球とのより良い結びつきを柔軟な技術力と発想力をもって意欲的に創造する「もっとしなやかにBetter Connection」をコーポレートスローガンに、お客様の価値創出に貢献し、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 (2)経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、AI・データセンター投資の拡大、モバイル端末の高機能化・多様化、自動車の電動化・知能化、産業機器・医療分野の高度化を背景に、大きく変化しております。これらの変化を背景として、高信頼・高性能な接続機構部品及び高機能光学部材への需要は、中長期的に拡大していくものと見込んでおります。 当社グループは、こうした環境変化を成長機会として取り込むため、事業・組織の両面から成長基盤を強化するとともに、人的資本、サステナビリティ、ガバナンスの強化に取り組み、成長投資の実行と資本効率の向上を通じて、企業価値の向上を図ってまいります。 (3)経営戦略 当社グループは、2026年度を初年度とする3ヵ年の第5次中期経営計画を策定し、2030年及び2035年に向けた利益成長の実現を見据え、その土台を固める3年間と位置付けております。第5次中期経営計画では、事業強化と組織強化を重点施策として推進し、持続的な成長基盤の確立を図ってまいります。 ① 事業強化 [テストソリューション事業] テストソリューション事業は、主力のSLTソケットの展開領域をスマートフォン・PC向けに加え、車載、ウェアラブル、ネットワーク分野へ拡大するとともに、高周波、多ピン、微細化、高耐久性に対応した技術開発とものづくり力の強化を進めてまいります。あわせて、自動車用ADAS/ADS、AIサーバー、データセンターなどの成長分野向けバーンインソケットの製品開発・販売を強化し、新分野・新規顧客の開拓、製品ラインアップの拡充、社内一貫生産体制の強化を図ってまいります。 [コネクタソリューション事業] コネクタソリューション事業は、ハイパースケールデータセンター向けソリューションの強化と、次世代高速伝送に対応した内部接続ソリューションの拡大を進めてまいります。あわせて、半導体検査装置・製造装置向けグローバルニッチ製品の投入拡大、次世代I/O規格製品による欧州市場での新規用途開拓を進めるほか、車載分野ではADASセンシング向け次世代カメラモジュール製品の拡大、高速伝送規格製品の強化、EV向け充電ソリューション及びパワートレイン系大電流製品への対応を進めてまいります。 [光関連事業] 光関連事業は、スマートフォン向けBlue Glass UVIR cut製品の生産能力拡充、医療用血液分析機器の開発・販売強化、並びにデータセンター向けARコート製品及び光回線用ポリイミドフィルタ製品の販売強化を進めてまいります。 ② 組織強化 事業強化を支える組織力・実行力を強化するとともに、人的資本への投資、サステナビリティ活動、ガバナンス強化を進めてまいります。 ③ 投資計画 本中期経営計画では、3年間で180億円の設備投資を実行いたします。AIサーバー、データセンター、車載、半導体製造装置向けの新製品開発投資に加え、生産拠点の強化、供給能力増強、生産効率向上を進めてまいります。 ④ 企業価値向上に向けた資本政策 当社グループは、事業成長と資本効率向上の両立を図ることで、持続的な企業価値向上を目指しております。 2026~2028年度の3年間において創出を見込む営業キャッシュ・フロー350億円を原資として、設備投資180億円、戦略投資50億円、株主還元120億円を配分する方針であります。 株主還元については、連結配当性向30%を基本とし、新たに累進配当を導入いたします。また、資本効率及び資本構成の最適化の観点から、余剰資金が生じた場合には、機動的な自己株式取得または特別配当を実施し、高い総還元性向を目指してまいります。 また、資本効率を重視した経営を推進し、ROE18%以上を安定的に確保することで、市場からの評価向上と株主価値の最大化に努めてまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、第5次中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)において、売上高1,950億円、営業利益420億円、営業利益率21.5%、当期利益295億円を目標としております。 これらの目標の達成状況を判断するための主要な経営指標として、売上高、営業利益、営業利益率、当期利益、ROE及び設備投資額を設定しております。
事業等のリスク3,516字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.為替レートの変動に関わるリスク 当社グループの事業は、グローバルな製品の生産と販売を含んでおります。日本以外の生産拠点はフィリピン、韓国及びドイツであり、これら地域の通貨価値の上昇は、製造と調達コストを押し上げることになります。コストの増加は当社グループの価格競争力を低下させることになり、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。販売に関わる通貨は、日本円の他、米ドル、ユーロ、シンガポールドル等があり、これら通貨の価値の下落は当社グループの収入減となって業績に悪影響を及ぼします。短期的な為替変動リスクに対しては、為替リスクヘッジ取引により、悪影響の排除に努めておりますが、中長期的な為替変動には対応できなくなる場合もあり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 2.事業環境の変動に関わるリスク 当社グループの業績は、営業収入のうち重要な部分を占めるテストソリューション事業製品の需要が過去において世界の半導体需給に大きく影響を受けたように、当社グループのコントロールが及ばない要因の影響を受けます。その要因とは、グローバルな経済環境全般の変化(今般では米中間の貿易摩擦がコネクタソリューション事業に与える影響)、地政学的リスクの増大、大規模な感染症の流行などを契機とした企業のビジネス環境や個人のライフスタイルの変化、新製品の市場投入の成否、大口顧客による製品戦略等の変更、大口注文の解約、大口顧客の倒産、大口顧客のM&Aによる消滅などに伴う大きな変化ですが、これらに好ましくない変化が生じた場合は、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 3.気候変動に関わるリスク 当社グループは、気候変動に関わる課題を当社グループの経営に重要な影響を与える主要なリスクのひとつとして認識しております。気候変動による影響は一部顕在化しており、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。リスクが当社の経営に与える影響については、前記「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (4)戦略」をご参照ください。 4.価格競争に関わるリスク 当社グループが属しているエレクトロニクス業界は、スマートフォンや車載用電子機器等の製品や部材などの技術革新の進展が加速化し、新製品への切り替えが早まることにより、市場での在庫調整への動きや競合他社との価格競争も激化する環境下にあります。当社グループは、継続的な開発投資により独自技術の蓄積と新製品・新技術の開発に積極的に取り組んでおりますが、国内外を問わず業界における価格競争は激化しており、顧客からのコストダウン要求や競合他社の参入攻勢などのため、今後一層の価格下落が予想されます。当社グループは、グローバルな視点での収益及びコストの構造改革を推進してまいりますが、予想を超えた価格競争や販売価格の下落及び在庫調整が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 5.製品の品質、欠陥に関わるリスク 当社グループは、各製造拠点で世界的に認められている品質管理基準に従って各種の製品を製造しております。しかしながら、製品の微細化、高品位化がますます要求されていることからも、品質問題、リコールが発生しない保証はありません。特に、コネクタについては、最終製品がマスプロダクトであるスマートフォンや車載用電子機器等であることから対象製品が量的に多くなりやすく、製造物賠償責任保険などによるリスクヘッジに努めておりますが、賠償額の大きさによっては当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 6.知的財産権に関わるリスク 当社グループは技術開発型企業として競合他社に対して差別化できる技術を蓄積してまいりましたが、急速な生産工場のグローバル化の結果、一部地域では当社グループの知的財産権が完全な保護を受けることが出来なくなる可能性があります。また、競合間での技術の急速な開発競争の結果、当社グループの技術が意図せずに他社の知的財産権を侵害してしまう可能性もあります。 7.訴訟に関わるリスク 当社グループが広範な事業活動を展開する中で、知的財産権、製造物責任、環境、労務等の様々な訴訟の対象となるリスクがあります。重大な訴訟が提起された場合、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 8.海外での事業展開に関わるリスク 当社グループの生産、販売活動の大きな部分が、東南アジア、中国、米国、ヨーロッパ等の日本以外の国で行われております。これら海外事業展開でのリスクとして、①予測できない税制、法律の改定 ②最低賃金改定による想定以上の賃上げや労働争議による賃上げ ③伝染病(特に感染規模が大きく、収束までに長期間を要するもの)、戦争、テロ、自然災害による事業継続の困難さ ④インフラの不確実性―エネルギー、ロジスティックス等 ⑤優秀な人財確保の困難さ等があり、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 9.外注部品供給元への依存に関わるリスク 当社グループ製品は、多くの原材料、部品、治具の供給を外注業者に依存しております。それら外注業者とは安定供給を狙いとした協力関係を築いておりますが、時に原材料、部品の不足や、治具の供給遅延が起こらないという保証はありません。原材料、部品、治具の供給状況の悪化は当社グループのコスト上昇に繋がり競争力を失うことから業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 10.原材料価格の変動に関わるリスク 当社グループが使用する金や銅などの金属材料や石油化学原料は、価格が大きく変動することがあり、これら原材料の価格上昇分を製品価格に十分に転嫁できない場合、あるいは品種転換により製品原価を抑えることができない場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 11.技術トレンドの予測に関わるリスク 当社グループは、革新的な技術と資源を投入する新製品の開発により、業績を確保しておりますが、新技術のトレンド、マーケットでのニーズの予測を間違えると投下資源の回収が出来なくなることから業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 12.量産拠点の集中に関わるリスク 当社グループの生産拠点は、テストソリューション事業及びコネクタソリューション事業の製品は一部製品を除きフィリピン、光関連事業の製品は神奈川県秦野市にて生産しており、各生産拠点が一極集中しております。何らかの原因でそれら生産拠点での操業が制限を受けたり不可能になるなど不測の事態が生じた場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、中長期的に国内での生産を拡大することにより、リスク低減に努めてまいります。 13.減損損失に関わるリスク 当社グループが保有する土地および設備等の資産について、取得時に想定した収益が見込めなくなった場合には、「固定資産の減損に係る会計基準」の適用により減損損失が計上され、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 14.資金調達に関わるリスク 当社グループが事業を展開するために必要な資金の調達について、金利の上昇や当社グループの信用力の低下などにより調達コストが増加した場合、収益性が悪化する可能性があり、また有利子負債の一括返済を求められた場合、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 15.情報セキュリティに関わるリスク 当社グループは情報セキュリティポリシーを定め、関連する規程を整備し、管理体制を構築し、定期的に役員及び従業員に情報セキュリティに関する教育を実施することで、情報システムへの脅威から個人情報や機密情報を守るよう努めております。しかしながら、サイバー攻撃が複雑化・多様化する中で、不正アクセスやコンピュータウイルス感染により、当社グループのシステムの破壊及び保有する個人情報や機密情報の窃取・漏洩・改ざんを引き起こす可能性があり、このような事象が発生した場合、事業活動や業績及び財務状態に悪影響を及ぼし経営に大きな打撃を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,759字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国では雇用環境や個人消費に減速の兆しが見えましたが、好調なAI関連分野の設備投資に牽引され、底堅く推移しました。欧州では製造業を主に需要低迷の影響が継続し、中国では個人消費の回復に力強さを欠いて景気は弱含む展開となりました。また、米国の通商政策の変化に加え、期の後半には中東情勢の悪化による原油価格の高騰、これに伴う燃料や原材料価格の上昇や供給懸念、安定しない為替等により不透明な状況が続きました。 当社グループが関連する電子部品市場においては、AI関連の好調な投資に伴う半導体やデータセンターなどは好調に推移しました。また、産業機器市場においては市場での在庫調整の進展により回復傾向に推移しましたが、自動車市場においては需要低迷に加え、関税問題による不透明感の高まりにより低迷しました。 このような状況の下、当社は、2023年度を初年度とする3ヵ年の山一電機グループ第4次中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を策定し、「お客様が満足いただける製品・サービスを提供できる会社」に成長することを目指すこととし、この経営目標の達成にあたり「お客様と共にグローバルに連携し、未来につながる製品の創造」という観点から取り組んでまいりました。経営戦略としては、「成長戦略」と「構造改革」を更に深耕し、お客様のニーズに応えられる企業に成長するとともに、より一層の財務体質の強化と将来の成長に向けた経営基盤の強化を図ってまいりました。本中期経営計画に基づき、当社グループは世界的な半導体需要の増加を見据え、半導体ソケットの安定した供給体制の強化、及び通信機器・車載機器・産業機器向けコネクタなど多様化する顧客ニーズに迅速かつ効率的に対応するため、生産能力の増強投資を進めるとともに更なる生産性改善並びに品質改善等による原価低減の取り組みを継続してまいりました。 その結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高52,698百万円(前年同期比16.3%増)、営業利益11,556百万円(前年同期比40.5%増)、経常利益12,126百万円(前年同期比57.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9,073百万円(前年同期比73.1%増)となり、山一電機グループ第4次中期経営計画にて、最終年度(2026年3月期)に売上高500億円、営業利益100億円を超えることを目標の一つとしておりましたが、達成することができました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 [テストソリューション事業] テスト用ソケット分野では、主軸のスマートフォン及びPC、自動車やウェアラブル機器向け製品の販売が好調に推移しました。バーンインソケット分野では、自動車用ロジック半導体向け製品を中心に投資先送りにより、売上及び利益に影響を受けましたが、メモリー半導体向け製品では下期に入り投資が再開され回復傾向となりました。また、事業全体では、金や銅等の原材料価格高騰により利益面に影響を受けました。 その結果、売上高26,424百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益7,009百万円(前年同期比1.4%減)となりました。 [コネクタソリューション事業] 通信機器向け製品は、基幹系通信機器向けの好調に加え、AIを含むデータセンター向けが大幅に増加したことにより好調な結果となりました。産業機器向け製品は主要市場である欧州顧客での在庫調整の底打ちにより緩やかに回復いたしました。車載機器向け製品は世界的な需要低迷やEV車の減速などの影響を受け低調な結果となりました。また、事業全体では、金や銅等の原材料価格高騰の影響を受けましたが、コネクタソリューション事業として売上高、営業利益ともに過去最高となりました。 その結果、売上高24,742百万円(前年同期比30.6%増)、営業利益4,406百万円(前年同期比263.2%増)となりました。 [光関連事業] 全体的に受注が回復方向にある中で、通信市場向け製品が順調に推移したことに加え、生産性改善並びに品質改善の効果により、業績が大きく改善いたしました。 その結果、売上高1,531百万円(前年同期比23.9%増)、営業利益206百万円(前年同期は営業損失25百万円)となりました。 (2)財政状態の状況 ① 資産 当連結会計年度末における流動資産は40,489百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,376百万円増加いたしました。これは主に、自己株式取得によりその他流動資産の預け金が1,940百万円減少したものの、現金及び預金が4,809百万円、売掛金が2,230百万円、商品及び製品等の棚卸資産が2,321百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は22,763百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,486百万円増加いたしました。これは主に、当社連結子会社ヤマイチエレクトロニクスU.S.A.,INC.本社建物の賃借契約などにより使用権資産が375百万円増加したこと、及び当社の次期基幹システムの構築によりソフトウェア仮勘定が622百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は63,253百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,863百万円増加いたしました。 ② 負債 当連結会計年度末における流動負債は13,260百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,817百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,290百万円増加したこと、及び賞与引当金が700百万円増加したことによるものであります。固定負債は3,286百万円となり、前連結会計年度末に比べ16百万円増加いたしました。 この結果、負債合計は16,546百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,833百万円増加いたしました。 ③ 純資産 当連結会計年度末における純資産合計は46,706百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,029百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当1,691百万円及び自己株式の取得1,907百万円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益が9,073百万円となったこと、及び為替換算調整勘定が1,323百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は73.6%(前連結会計年度末は74.0%)となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,443百万円増加し、当連結会計年度末の資金は17,237百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は10,053百万円(前年同期比11.6%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益12,014百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3,469百万円(前年同期比5.1%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,588百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2,736百万円(前年同期比50.2%減)となりました。これは主に、配当金の支払額1,689百万円によるものであります。 (4)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) テストソリューション事業(千円)   27,361,781   104.6 コネクタソリューション事業(千円)   25,736,704   132.5 光関連事業(千円)   1,564,816   123.3 合計   54,663,303   116.7 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替後の数値によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) テストソリューション事業   30,682,159   138.4   12,046,509   154.7 コネクタソリューション事業   26,187,743   141.9   6,424,626   129.0 光関連事業   1,518,966   115.3   207,921   94.4 合計   58,388,869   139.2   18,679,057   143.8 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) テストソリューション事業(千円)   26,424,680   105.2 コネクタソリューション事業(千円)   24,742,527   130.6 光関連事業(千円)   1,531,327   123.9 合計   52,698,535   116.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%) Qualcomm Technologies Inc.   10,954,084   20.8 (5)経営成績の分析 ① 売上高及び営業利益 売上高は、前連結会計年度に比べ7,399百万円増加し、52,698百万円となりました。売上高の詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の状況」の中のセグメントごとの経営成績に記載のとおりであります。 売上原価は、前連結会計年度に比べ3,496百万円増加し、31,294百万円となりました。これは主に、売上高が増加したことによるものであります。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ571百万円増加し、9,846百万円となりました。 この結果、営業利益は、前連結会計年度に比べ3,331百万円増加し、11,556百万円となりました。 ② 営業外損益及び経常利益 営業外損益は、前連結会計年度に比べ1,105百万円損失が減少し、569百万円の利益(純額)となりました。これは主に、為替差損が702百万円減少したこと、及び前連結会計年度において設備移設費用72百万円並びに過年度付加価値税等71百万円の計上があったこと及び当連結会計年度において助成金収入102百万円を計上したことによるものであります。 この結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ4,437百万円増加し、12,126百万円となりました。 ③ 特別損益及び税金等調整前当期純利益 特別損益は、前連結会計年度に比べ226百万円損失が減少し、112百万円の損失(純額)となりました。これは主に、当連結会計年度において特別退職金111百万円を計上したものの、前連結会計年度において減損損失292百万円及びシステム障害対応費用63百万円の計上があったことによるものであります。 この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ4,663百万円増加し、12,014百万円となりました。 ④ 法人税等 法人税等は、前連結会計年度に比べ788百万円増加し、2,926百万円となりました。 ⑤ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ3,832百万円増加し、9,073百万円となりました。1株当たり当期純利益は232円78銭増加し、492円25銭となりました。 (6)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、部品・材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は5,983百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は17,237百万円となっております。 (7)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明会資料2026-08-05

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