概要
ツガミ(旧称・津上製作所)は1937年に創業した精密工作機械メーカーである。自動旋盤、研削盤、マシニングセンタ、転造盤の4製品群を柱に、自動車、半導体、産業機械向けに高精度な加工機を提供する。2026年3月期の連結売上収益は1,291億円、営業利益361億円、営業利益率28.0%に達し、海外売上比率は94.9%を占める。東京都中央区に本社を置き、連結従業員数は3,515名。中国・インドを中心にグローバルに生産・販売網を展開し、工作機械業界で安定した地位を築いている。
自動旋盤・研削盤・マシニングセンタ・転造盤の4製品群
ツガミの事業は4つの製品群で構成される。自動旋盤は棒状の材料を自動供給し切削加工する工作機械で、自動車部品や電子部品の大量生産に用いられる。研削盤は砥石でワークを高精度に仕上げ、金型や精密部品の最終工程に不可欠である。マシニングセンタは工具を自動交換しながらフライス加工や穴あけを複合的に行い、多品種少量生産に適する。転造盤は材料を塑性変形させてねじや歯形を成形し、切削より強度が高く材料効率に優れる。これらの製品は「高精度」「高速」「高剛性」を共通の技術基盤とし、顧客は自動車、電子機器、医療機器、産業機械と幅広い。2026年3月期の生産実績は全セグメント合計で1,055億円(標準仕切価格ベース)であり、中国拠点が789億円と全体の約75%を占める。
中国が連結売上の86%を占める地域別収益構造
ツガミの収益は地域別にみると中国への依存度が極めて高い。2026年3月期のセグメント売上収益は日本277億円(前期比5.7%減)、中国1,110億円(同22.7%増)、インド68億円(同46.6%増)、韓国13億円(同17.3%減)、その他12億円(同143.8%増)である。中国セグメントの営業利益は311億円で、セグメント利益率は約28.0%と高収益を達成。日本は23億円の利益、インドは3億円の利益と黒字転換した。海外売上高は全体の94.9%を占め、中国が圧倒的な割合を占める。また、韓国とその他(欧州・東南アジア)は販売・サービス拠点であり、生産は行っていない。この収益構造は2003年の中国進出以降、現地生産体制を強化してきた結果であり、中国市場の設備投資動向が業績を大きく左右する。
日本・中国・インドに生産拠点、14カ国・地域に販売網
ツガミの生産拠点は日本(長岡工場・信州工場)、中国(浙江・安徽)、インドの3極体制である。日本では主に高付加価値機種の製造と研究開発を担い、中国子会社の津上精密机床(浙江)有限公司と安徽津上精密机床有限公司が量産機種を製造する。インド子会社のTSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITEDは2025年に新工場が完成し、現地生産能力を拡大中である。販売・サービス拠点はタイ、韓国、シンガポール、マレーシア、ベトナム、ドイツ、米国(REM SALES LLCに出資)に置かれ、各地域の顧客サポートを行う。中国子会社の津上精密机床(中國)有限公司は香港証券取引所に上場しており、中国事業の資金調達とガバナンス強化に寄与している。このグローバルネットワークにより、地域ごとの需要変動に柔軟に対応している。
13社の連結子会社から成るグループ分業体制
ツガミグループは当社と13社の連結子会社で構成される。日本では当社が工作機械の製造・販売を担当し、子会社の㈱ツガミ総合サービスがアフターサービスを提供する。中国では津上精密机床(浙江)有限公司が工作機械の製造・販売の中核であり、浙江品川精密機械有限公司が鋳物部品を、安徽津上精密机床有限公司が工作機械と鋳物の両方を手掛ける。インド子会社は製造・販売の両機能を持つ。韓国、欧州、東南アジアの各子会社は販売・保守・修理サービスを主業務とする。2024年10月には津上精密机床(浙江)が中津精密机床(浙江)を吸収合併し、中国生産の効率化を図った。この分業体制により、部品調達から組立、販売、サービスまでのバリューチェーンをグループ内で完結し、コスト競争力と品質管理を高めている。
業界の中での役割は工作機械メーカー(自動旋盤に強み)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2018/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 中国 | 286億円 | 49.7% | 52億円 | 18.2% |
| 日本 | 259億円 | 45.0% | 16億円 | 6.2% |
| インド | 19億円 | 3.3% | 0億円 | 0.0% |
| 韓国 | 12億円 | 2.1% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01工作機械業界(汎用)主力
自動旋盤、研削盤、マシニングセンタ、転造盤等の工作機械を製造・販売。日本、中国、インド、韓国などに生産・販売拠点を持ち、特に中国市場での展開が大きい。顧客は自動車、電子機器、医療機器等の幅広い製造業で、精密部品加工に用いられる。
- 自動旋盤
- 棒状の材料を自動で供給し、切削加工する工作機械。大量生産向けの精密部品加工に使用される。
- 研削盤
- 砥石を用いてワークを高精度に仕上げる工作機械。金型や精密部品の仕上げ加工に使用。
- マシニングセンタ
- 工具を自動交換しながらフライス加工、穴あけ等を複合的に行う工作機械。多品種少量生産に適する。
- 転造盤
- 材料を塑性変形させてねじや歯形を成形する機械。切削に比べ強度が向上し、材料効率が良い。
製品と技術
自動旋盤:棒材供給から切削までを自動化した量産の主役
自動旋盤は、棒状の材料を自動で供給し、旋削・穴あけ・ねじ切りなどの加工を連続的に行う工作機械である。ツガミの自動旋盤は「高精度」「高速」「高剛性」を基本設計としており、特に複合加工機能を持つ機種では、1台で複数の工程を完了できる。主要な顧客は自動車部品メーカーで、エンジン部品やトランスミッション部品の量産に用いられる。また、電子機器向けのコネクタや精密シャフト、医療機器向けのインプラント部品など、幅広い分野で採用されている。ツガミの自動旋盤は中国市場で高いシェアを持ち、現地の需要に合わせたコスト競争力の高い機種も提供している。2026年3月期の生産実績では、中国拠点が全体の約75%を占めており、自動旋盤が主要な収益源である。
研削盤:砥石で仕上げる高精度加工の要
研削盤は、砥石を高速回転させてワークの表面を微細に切削し、高い寸法精度と表面粗さを実現する工作機械である。ツガミの研削盤は、円筒研削盤や内面研削盤などが揃い、金型部品や工具、軸受など、最終仕上げが要求される部品の加工に使用される。同社は研削盤においても「高精度」を追求し、サブミクロン単位の精度を達成する機種をラインナップしている。研削盤は自動旋盤に比べ生産台数は少ないが、高付加価値製品として収益性に貢献する。特に自動車の電動化に伴い、モーターシャフトや減速機部品の研削需要が増加しており、最近ではEV向けの需要も取り込んでいる。
マシニングセンタ:工具交換で多工程をこなす万能機
マシニングセンタ(MC)は、工具を自動交換しながらフライス加工、穴あけ、タップ加工などを複合的に行う工作機械である。ツガミのMCは、立形と横形の両方を展開し、多品種少量生産に適する。主な用途は金型加工、航空機部品、試作部品などであり、顧客は金型メーカーや部品加工業者が中心である。MCは自動旋盤と異なり、切削抵抗の大きな加工にも対応するため、高剛性な構造が求められる。ツガミは長岡工場で開発・生産を行う高級MCと、中国で生産する普及機種を用意し、価格帯の異なる市場に対応している。ただし、MC事業の売上規模は自動旋盤や研削盤に比べ小さく、グループ全体では補完的な位置づけである。
転造盤:塑性変形で強度と材料効率を向上させる成形加工機
転造盤は、材料を塑性変形させてねじや歯形、スプラインなどを成形する工作機械である。切削加工と異なり、材料を除去せずに成形するため、強度が向上し材料歩留まりが良いという特長がある。ツガミの転造盤は、ねじ転造盤と歯形転造盤が主力で、自動車のねじ部品やトランスミッション用ギアの量産に用いられる。特に、切削では困難な高硬度材の加工や、表面仕上げを要求される部品に適している。転造盤はツガミの歴史の中で比較的後発の製品群であるが、転造技術は研究開発の重点分野の一つである。同社の総合研究所(長岡市)では、転造プロセスのシミュレーション技術や金型設計の高度化に取り組んでおり、高付加価値ニーズに対応している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
工作機械の精密分野で高収益、専業型が強み
ツガミは工作機械、特に精密加工分野に強みを持つ専業メーカー。売上高は2024年3月期の839億円から2026年3月期には1291億円へと約5割増加し、堅調な成長を見せる。営業利益率は21.7%から28.0%へと大幅に改善し、同じ機械セクターの三浦工業や日本製鋼所と比較しても極めて高い水準にある。これはニッチな精密加工市場での高い競争力と効率的な生産体制によるものと推察される。ライバルである日本ドライケミカルや前澤ホールディングスは異なる分野に特化しており、直接的な競合は限定的。ただし、中国市場や自動車需要の変動に依存するリスクがあり、海外比率の開示が無いため評価は難しい。
強み
- 営業利益率28%と業界トップクラスの収益性を達成
- 高度な技術力でニッチ市場を開拓し競争優位を築く
- 売上高が2年で5割増加し需要拡大に対応
- 競合が少ない精密分野での専門性が強み
課題
- 自動車・電子部品向け需要の変動に業績が左右されやすい
- 海外売上比率が非開示でグローバルリスクの評価が困難
- 売上高が1000億円規模で大手総合機械に対し資金力で劣る
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
工作機械・FAの時価総額近傍。太字がツガミ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6622ダイヘン | 3,038億円 | 20.6倍 |
| 2 | 6371椿本チエイン | 2,834億円 | 9.0倍 |
| 3 | 6436アマノ | 2,820億円 | 13.9倍 |
| 4 | 6457グローリー | 2,734億円 | 16.8倍 |
| 5 | 6278ユニオンツール | 2,615億円 | 25.6倍 |
| 6 | 6101ツガミ | 2,419億円 | 34.0倍 |
| 7 | 6516山洋電気 | 2,020億円 | 21.3倍 |
| 8 | 5186ニッタ | 1,947億円 | 13.6倍 |
| 9 | 6966三井ハイテック | 1,815億円 | 53.2倍 |
| 10 | 6866日置電機 | 1,445億円 | 19.4倍 |
| 11 | 6474不二越 | 1,353億円 | 17.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
豊田自動織機の一部門ではなく1937年の独立創業
ツガミの起源は1937年3月、新潟県長岡市に資本金200万円で設立された株式会社津上製作所である。当時は工作機械の国産化が進む時代であり、同社も精密機械の製造を目的とした。1938年12月には本社を東京市京橋区に移転し、首都圏での営業基盤を固めた。1941年9月には長岡工場の全工場が完成し、生産体制を整えた。創業から4年で本社工場を完備し、戦時下の需要に対応した。なお、現在の社名である「ツガミ」は1982年に変更されたもので、創業時の社名は「津上製作所」である。この時期の設備投資と人材育成が、後の精密工作機械メーカーとしての技術基盤を形成した。
戦後の合併と1949年の株式上場で事業基盤を拡大
第二次世界大戦後、1945年2月に津上精密工学工業株式会社を吸収合併し、これを信州工場とした。1948年2月には本社を東京都港区に移転。1949年5月には東京、大阪、新潟の各証券取引所に株式を上場し、資金調達力と社会的信用を高めた。1961年10月には東洋精機株式会社を吸収合併し、茨城工場として編入した(1975年に閉鎖・売却)。これらの合併により、生産拠点と技術範囲を拡大し、旋盤だけでなく研削盤やフライス盤など多品種対応が可能となった。1968年には子会社の株式会社蔵王製作所を設立し、部品生産の効率化を進めた。1970年には津上総合研究所を長岡市に建設し、基礎研究と製品開発の拠点とした。同時に社名を株式会社津上に変更し、企業ブランドを統一した。
販売網を切り離した1974年の津上工販設立と1982年の社名変更
1974年9月、ツガミは販売子会社として津上工販株式会社を設立し、生産と販売の機能を分離した。これは当時の工作機械業界では珍しい動きであり、販売チャネルの専門化と顧客サービスの向上を狙った。1982年10月には社名を株式会社ツガミに変更し、現在のコーポレートアイデンティティを確立した。1988年5月にはアヅマシマモト株式会社(後に株式会社ツガミシマモトに社名変更)の株式を取得し、グループに加えた。これらの組織改革により、経営資源を本業の工作機械製造に集中させると同時に、販売・サービス体制を強化した。なお、津上工販は2004年に吸収合併され、再び製造販売一体の体制に戻ったが、その後の海外展開においてこの販売網ノウハウが活かされた。
タイ・米国・欧州への海外進出と1989〜2002年の国際化
1989年11月、ツガミはタイにTSUGAMI(THAI)CO.,LTD.を設立し、東南アジアでの生産・販売拠点を初めて持った。1991年5月には米国の工作機械製造会社ウェルドン社を買収し、WMTコーポレーションと改称して北米市場への直接販売を試みた。しかし、経営が軌道に乗らず2002年12月に清算結了となった。1991年4月には国内で株式会社ツガミプレシジョンを設立し、高精度部品の内製化を進めた。1997年4月には株式会社ツガミハイテックを設立し、先端技術分野への対応を強化。2001年11月にはツガミテクノ株式会社の株式を取得した。米国事業の失敗はあったが、タイ拠点はその後も継続され、アジア展開の足場となった。2007年にはドイツにTSUGAMI GmbH(後にTSUGAMI EUROPE GmbH)を設立し、欧州市場への本格参入を果たした。
中国進出で飛躍:2003年の津上精密机床(浙江)設立
2003年9月、ツガミは中国浙江省に津上精密机床(浙江)有限公司を設立し、現地生産を開始した。これは同社の歴史で最大の転換点である。2004年には国内子会社を統合し、株式会社ツガミシマモトと株式会社ツガミマシナリーに再編。2005年には長岡工場・信州工場の新工場棟が完成し、生産能力を増強した。2007年11月には株式会社ツガミシマモトを吸収合併し、グループ統合を進めた。2010年には韓国と中国(浙江品川精密機械有限公司)に子会社を設立。2011年にはインド、シンガポールに進出し、同時に英国領ケイマン諸島に津上精密機床(中國)有限公司を設立し、同年香港証券取引所に上場させた。中国事業の成長により、売上収益は2003年3月期の約528億円から2026年3月期には1,291億円へと拡大した。中国市場への集中投資が、現在の収益構造の基盤となっている。
東南アジア・インドへの展開とプライム市場移行(2015〜2025年)
2015年4月、ツガミはTSUGAMI GmbHをTSUGAMI EUROPE GmbHに商号変更し、欧州販売を強化。同年、中国に安徽津上精密机床有限公司を設立し、中国第二の生産拠点を確保した。また、株式会社ツガミマシナリーを吸収合併し、国内体制を簡素化。東京証券取引所の市場区分見直しにより、プライム市場に移行した。2023年にはマレーシアにTSUGAMI UNIVERSAL SDN.BHD.、ベトナムにTSUGAMI VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立し、東南アジアの販売網を拡充。2024年10月には中国子会社間の合併を実施し、生産効率を高めた。2025年12月にはインド子会社の新工場が完成し、インド市場での生産能力を倍増させた。これらの投資により、中国依存度を徐々に分散し、グローバルな収益バランスの改善を図っている。
年表35件を開く
1930年代
- 1937年3月新潟県長岡市に資本金200万円で㈱津上製作所を設立。
- 1938年12月本社を東京市京橋区に移転。
1940年代
- 1941年9月長岡工場の全工場完成。
- 1945年2月M&A津上精密工学工業㈱を吸収合併。これを信州工場とする。
- 1948年2月本社を東京都港区に移転。
- 1949年5月上場東京、大阪、新潟各証券取引所に上場。
1960年代
- 1961年10月M&A東洋精機㈱を吸収合併。これを茨城工場とする。
- 1968年7月㈱蔵王製作所を設立。
1970年代
- 1970年9月津上総合研究所を長岡市に建設。
- 1970年11月商号変更社名を㈱津上に変更。
- 1974年9月津上工販㈱を設立。
- 1975年3月茨城工場を閉鎖、売却。
1980年代
- 1982年10月商号変更社名を㈱ツガミに変更。
- 1988年5月商号変更アヅマシマモト㈱(㈱ツガミシマモトに社名変更)の株式を取得。
- 1989年11月タイにTSUGAMI(THAI)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
1990年代
- 1991年4月㈱ツガミプレシジョンを設立。
- 1991年5月M&A米国の工作機械製造会社「ウェルドン社」(WMTコーポレーションに社名変更)を買収。
- 1997年4月㈱ツガミハイテックを設立。
2000年代
- 2001年11月ツガミテクノ㈱の株式を取得。
- 2002年12月WMTコーポレーション清算結了。
- 2003年9月中国に津上精密机床(浙江)有限公司(現・連結子会社)を設立。
- 2004年4月M&A津上工販㈱を吸収合併。
- 2004年10月M&A㈱シマモト精工とツガミテクノ㈱を合併。社名を㈱ツガミシマモトとする。㈱ツガミハイテックと㈱ツガミマシナリーを合併。社名を㈱ツガミマシナリーとする。
- 2005年2月REM SALES LLCに出資。
- 2005年11月長岡工場及び信州工場の新工場棟完成。
- 2006年10月M&A㈱ツガミ総合サービスと㈱ツガミツールを合併。社名を㈱ツガミ総合サービス(現・連結子会社)とする。
- 2007年11月創業ドイツにTSUGAMI GmbHを設立。㈱ツガミシマモトを吸収合併。
2010年代
- 2010年2月韓国にTSUGAMI KOREA CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
- 2010年11月中国に浙江品川精密機械有限公司(現・連結子会社)を設立。
- 2011年4月M&AインドにTSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITED(現・連結子会社)を設立。インドにTSUGAMI TECH SOLUTIONS INDIA PRIVATE LIMITEDを設立。シンガポールにTsugami Universal Pte.Ltd.(現・連結子会社)を設立。㈱ツガミ総合サービスと㈱ツガミプレシジョンを合併。社名を㈱ツガミ総合サービス(現・連結子会社)とする。英国領ケイマン諸島に津上精密機床(中國)有限公司(現・連結子会社)を設立。香港に津上精密機床(香港)有限公司(現・連結子会社)を設立。
- 2015年4月上場TSUGAMI GmbH を TSUGAMI EUROPE GmbH(現・連結子会社)に商号変更。津上精密機床(中國)有限公司(現・連結子会社)が香港証券取引所メインボード市場に上場。中国に安徽津上精密机床有限公司(現・連結子会社)を設立。㈱ツガミマシナリーを吸収合併。中国に中津精密机床(浙江)有限公司(現・連結子会社)を設立。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
2020年代
- 2023年7月創業マレーシアにTSUGAMI UNIVERSAL SDN.BHD.を設立。
- 2023年10月創業ベトナムにTSUGAMI VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立。
- 2024年10月M&A津上精密机床(浙江)有限公司が中津精密机床(浙江)有限公司を吸収合併。
- 2025年12月TSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITEDの新工場が完成。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
グローバル成長の加速と製品ポートフォリオ最適化
成長市場へのリソース集中と製品ポートフォリオの最適化により売上・市場シェア拡大を目指す。収益性・市場成長性に基づき既存製品群を精査し、自動車部品・IT・医療などの高付加価値領域への投資を強化。中国・東南アジア・インドなど成長地域で生産・販売・アフターサービス体制を強化し、地域特性に即した事業展開で持続的成長を実現する。
- 02
生産性とサプライチェーンの効率化
グローバルで最適な生産体制を構築し、各拠点の役割明確化と需要に応じた柔軟な供給体制でリードタイム短縮・在庫最適化を実現。工程改善やデジタル技術活用によりコスト競争力を強化し、収益性の高い事業運営を推進する。
- 03
社会課題解決に貢献する製品開発
製造業の社会課題に対応するため、自動化・省人化、環境規制や産業構造変化に対応した次世代工作機械の開発に注力し、持続可能で信頼性の高い製品群を提供する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で3,515人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は707万円で、9期前と比べて+8.9%。平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は19.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | — | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,445 | — |
| 2019年3月 | 650 | 43.4 | 18.7 | 2,326 | — |
| 2020年3月 | 642 | 43.4 | 18.8 | 2,223 | — |
| 2021年3月 | 577 | 43.6 | 19.1 | 2,586 | — |
| 2022年3月 | 612 | 43.6 | 19.1 | 3,078 | — |
| 2023年3月 | 640 | 43.7 | 19.2 | 3,103 | — |
| 2024年3月 | 692 | 43.8 | 19.2 | 3,063 | — |
| 2025年3月 | 694 | 44.0 | 19.2 | 3,433 | 679 |
| 2026年3月 | 707 | 44.0 | 19.0 | 3,515 | 1,027 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社13社(国内 2 / 海外 11、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ツガミ総合サービス新潟県長岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TSUGAMI EUROPE GmbHドイツ フランクフルト · 連結子会社議決権100.0%
- 国内津上精密機床(中國)有限公司(注)1英領ケイマン諸島 · 連結子会社議決権68.1%
- 海外津上精密機床(香港)有限公司(注)1.3中国香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外津上精密机床(浙江)有限公司(注)1.2.3中国浙江省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外浙江品川精密機械有限公司(注)3中国浙江省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外安徽津上精密机床有限公司(注)1.3中国安徽省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITED (注)1.3インド タミル・ナードゥ州 チェンナイ · 連結子会社議決権90.9%
- 海外TSUGAMI(THAI) CO.,LTD. (注)4タイ バンコク · 連結子会社議決権47.9%
- 海外TSUGAMI KOREA CO.,LTD.韓国 アンニャン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TSUGAMI Universal Pte.Ltd.シンガポール議決権100.0%
- 海外TSUGAMI UNIVERSAL SDN.BHD. (注)3マレーシア ジョホールバル議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
- TSUGAMI VIETNAM COMPANY LIMITEDベトナム ホーチミン100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,291億円、営業利益は361億円。前期と比べると増収増益で、売上が+20.2%、利益が+54.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,450億円 | 1,291億円 |
| 営業利益 | 365億円 | 361億円 |
| 純利益 | 170億円 | 167億円 |
| 1株あたり配当 | ¥98 | ¥98 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は430億円、営業利益は135億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+103.8%、営業利益は+275.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 226 | — | — | 16 |
| 2024年1Q | 211 | 36 | 17.1 | 13 |
| 2024年2Q | 192 | 23 | 12.0 | 9 |
| 2024年3Q | 225 | 39 | 17.3 | 14 |
| 2024年4Q | 211 | — | — | 18 |
| 2025年2Q | 498 | 99 | 19.9 | 48 |
| 2025年4Q | 576 | 134 | 23.3 | 61 |
| 2026年2Q | 601 | 152 | 25.3 | 71 |
| 2026年4Q | 690 | 209 | 30.3 | 96 |
| 2027年1Q | 430 | 135 | 31.4 | 65 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は528億円から1,291億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は28.0%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 528 | — | 68 | — | 42 |
| 2014年3月 | 322 | — | 19 | — | 3 |
| TSUGAMI GmbH を TSUGAMI EUROPE GmbH(現・連結子会社)に商号変更。津上精密機床(中國)有限公司(現・連結子会社)が香港証券取引所メインボード市場に上場。中国に安徽津上精密机床有限公司(現・連結子会社)を設立。㈱ツガミマシナリーを吸収合併。中国に中津精密机床(浙江)有限公司(現・連結子会社)を設立。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2015年3月 | 541 | — | 77 | — | 53 |
| 2016年3月 | 401 | — | 11 | — | 9 |
| 2017年3月 | 411 | — | 28 | — | 26 |
| 2018年3月 | 568 | — | 62 | — | 39 |
| 2019年3月 | 685 | — | 104 | — | 62 |
| 2020年3月 | 493 | — | 43 | — | 20 |
| 2021年3月 | 617 | — | 95 | — | 49 |
| 2022年3月 | 932 | — | 188 | — | 95 |
| マレーシアにTSUGAMI UNIVERSAL SDN.BHD.を設立。 | |||||
| 2023年3月 | 950 | — | 165 | — | 77 |
| 津上精密机床(浙江)有限公司が中津精密机床(浙江)有限公司を吸収合併。 | |||||
| 2024年3月 | 839 | — | 138 | — | 54 |
| TSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITEDの新工場が完成。 | |||||
| 2025年3月 | 1,074 | 233 | 237 | 21.7 | 109 |
| 2026年3月 | 1,291 | 361 | 356 | 28.0 | 167 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,291億円のうち、営業利益として残るのは361億円で28.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は167億円、売上の12.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.8%811億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.8%140億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益28.0%361億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが286億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは265億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は422億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 19 | −24 | 3 | −5 | 53 |
| 2014年3月 | 7 | −7 | 4 | 0 | 60 |
| 2015年3月 | 31 | −17 | −28 | 14 | 50 |
| 2016年3月 | 42 | −10 | −35 | 32 | 46 |
| 2017年3月 | 56 | 9 | −64 | 65 | 46 |
| 2018年3月 | 63 | −6 | −5 | 57 | 105 |
| 2019年3月 | 16 | −14 | 4 | 2 | 111 |
| 2020年3月 | 80 | −32 | −43 | 48 | 109 |
| 2021年3月 | 68 | 14 | −28 | 82 | 172 |
| 2022年3月 | 63 | −30 | −35 | 33 | 188 |
| 2023年3月 | 83 | −13 | −4 | 70 | 258 |
| 2024年3月 | 119 | −26 | −67 | 93 | 305 |
| 2025年3月 | 89 | −20 | −88 | 69 | 277 |
| 2026年3月 | 286 | −21 | −159 | 265 | 422 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,541億円。このうち返さなくてよい自己資本が801億円で、自己資本比率は52.0%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 459 | 320 | 139 | 68.6 |
| 2014年3月 | 523 | 316 | 207 | 59.3 |
| 2015年3月 | 568 | 373 | 195 | 64.1 |
| 2016年3月 | 479 | 326 | 153 | 66.2 |
| 2017年3月 | 501 | 315 | 186 | 61.1 |
| 2018年3月 | 668 | 316 | 352 | 47.3 |
| 2019年3月 | 697 | 332 | 365 | 47.7 |
| 2020年3月 | 619 | 325 | 294 | 52.5 |
| 2021年3月 | 793 | 382 | 411 | 48.2 |
| 2022年3月 | 1,038 | 456 | 582 | 43.9 |
| 2023年3月 | 1,124 | 510 | 614 | 45.3 |
| 2024年3月 | 1,177 | 566 | 611 | 48.1 |
| 2025年3月 | 1,273 | 629 | 432 | 49.4 |
| 2026年3月 | 1,541 | 801 | 476 | 52.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で209社中3位あたり、逆に低いのは自己資本比率で209社中155位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,040で、1年前と比べて+133.0%。過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 34.0倍 |
| PER (会社予想) | 13.6倍 |
| PBR | 2.69倍 |
| 配当利回り | 1.94% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
前日比-5.18%と急落し、終値5490円。25日線(6343円)を大幅に下回り、75日線(6591円)も割り込んだ。52週高値8630円からは36%下落、安値2100円からは161%上昇。1ヶ月で-19.26%と急落が続き、下げ止まり感がない。RSIは44と中立圏。出来高は減少傾向で、売り圧力は続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERは41.98倍で業界平均23.75倍を大きく上回り、PBRも3.32倍で平均1.59倍の約2.1倍。配当利回り1.58%は平均2.65%を下回る。ROE23.4%と高収益だが、予想PER16.8倍と割安感はあるものの、実績PERの高さと配当利回りの低さが目立つ。業績は成長中だが、現時点では割高と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 34.0倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 13.6倍 | — |
| PBR | 2.69倍 | 1.50倍 |
| ROE | 23.4% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、主要需要先である自動車・半導体業界の設備投資サイクルの行方と、中国をはじめとする海外需要の持続性が焦点。強気派は、工作機械の受注が回復基調にあり、2026年3月期の営業利益率27.96%(計画)という高水準の収益性を評価し、半導体製造装置やEV関連の加工ニーズが中期的に増加するとみる。弱気派は、中国市場の減速や設備投資の一巡による受注減少リスクを指摘し、特に中国依存度が高い受注構造への懸念がある。また、株価が1年で2倍近く上昇し、PER42倍と割高であることも弱気の根拠。
- 受注の回復基調
中国・米国向け需要が牽引し、2025年3月期は増収増益、受注残も積み上がっている。
- 高い収益性
営業利益率は20%を超え、2026年には28%近くに改善見込み。
- 半導体需要の期待
半導体製造装置向けの高精度加工機需要が拡大し、成長が期待できる。
- 売上高1291億円と過去最高を更新通年影響中
売上高は前期比20.2%増の1291億円、収益拡大をけん引
- 営業利益率が27.96%へ大幅改善通年影響中
営業利益率は21.69%から6.27ポイント改善し27.96%、高収益構造を確立
- 純利益167億円と増益傾向が継続通年影響中
純利益は109億円から167億円へ前期比53%増加
- ROE23.4%と高い資本収益率継続影響中
ROE23.4%は高水準で、自己資本の効率的活用が評価材料
- 中国依存リスク
中国向け受注が全体の4割超と高く、中国経済減速の影響を受けやすい。
- 景気変動の影響
設備投資は景気に左右され、自動車・半導体の投資一巡で受注が減少する懸念。
- 割高な株価
PER約42倍と高く、好業績が既に織り込まれている可能性。
- PBR3.32倍と割高なバリュエーション不定影響中
PBR3.32倍はROE23.4%を織り込んでも市場の期待が高く、修正余地
- 配当利回り1.58%と総還元が低い通年影響弱
配当利回り1.58%は成長株投資家には低く、売り材料になり得る
- 株価1年で2.9倍の急騰、反動リスク不定影響弱
1年間の上昇率190.55%と過熱、利食い売りが優勢
- 外国人保有34%の資金流出リスク不定影響弱
外国人株主比率34%と高く、海外投資家のリスク回避で売りが出やすい
- 受注高
- 景気変動を敏感に反映し、将来の売上高を先取りして示す。
- 受注残高
- 現在の受注状況と今後の生産計画の健全性を判断。
- 海外売上比率
- 特に中国依存度の把握と、市場分散の進捗を評価。
- 営業利益率
- 製品ミックスの改善や競争力の維持を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり98円で、前期から+44.1%。いまの株価に対する利回りは1.94%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 16 | — | 80.1 |
| 2018年3月 | 18 | 12.5 | 32.7 |
| 2019年3月 | 21 | 16.7 | 35.3 |
| 2020年3月 | 24 | 14.3 | 139.8 |
| 2021年3月 | 24 | 0.0 | 35.6 |
| 2022年3月 | 40 | 66.7 | 46.2 |
| 2023年3月 | 46 | 15.0 | 61.7 |
| 2024年3月 | 48 | 4.3 | 68.4 |
| 2025年3月 | 59 | 22.9 | 42.2 |
| 2026年3月 | 85 | 44.1 | 57.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥98
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ7,028人。区分でいちばん多いのは外国法人で33.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.8%を占め、残る61.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 33.8 | 28.5 | 27.1 | 27.1 | 29.0 | 33.9 |
| 金融機関 | 31.0 | 35.3 | 37.0 | 32.8 | 37.7 | 32.4 |
| 個人・その他 | 26.8 | 26.7 | 26.5 | 31.1 | 22.8 | 23.1 |
| 事業法人 | 6.7 | 7.5 | 7.4 | 6.6 | 6.3 | 6.4 |
| 証券会社 | 1.7 | 2.0 | 1.9 | 2.3 | 4.1 | 4.2 |
| 自己株式 | 7.5 | 3.2 | 3.6 | 4.9 | 1.3 | 2.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.86 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.72 |
| 03 | 株式会社第四北越銀行 | 4.55 |
| 04 | 株式会社三井住友銀行 | 3.16 |
| 05 | ツガミ取引先持株会 | 2.42 |
| 06 | 第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2.30 |
| 07 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.19 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.11 |
| 09 | THE BANK OF NEW YORK 133652 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.96 |
| 10 | HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.93 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告5.02%
- 2026-08-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告7.66%+1.02pt
- 2026-05-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告3.48%+1.42pt
- 2026-05-12SMBC日興証券株式会社新規の大量保有報告0.11%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+532%、1株純資産は14期で+302%。直近期のROEは23.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 57 | 428 | 14.3 | 9.5 | 17.2 |
| 2014年3月 | 5 | 428 | 1.1 | 130.7 | — |
| 2015年3月 | 74 | 523 | 15.7 | 10.3 | 58.7 |
| 2016年3月 | 13 | 474 | 2.6 | 31.4 | 368.4 |
| 2017年3月 | 42 | 510 | 8.4 | 17.7 | 80.1 |
| 2018年3月 | 71 | 595 | 12.5 | 18.9 | 32.7 |
| 2019年3月 | 118 | 642 | 19.1 | 7.2 | 35.3 |
| 2020年3月 | 39 | 628 | 6.1 | 19.5 | 139.8 |
| 2021年3月 | 95 | 751 | 13.9 | 17.5 | 35.6 |
| 2022年3月 | 192 | 942 | 22.6 | 6.9 | 46.2 |
| 2023年3月 | 159 | 1,058 | 15.9 | 9.0 | 61.7 |
| 2024年3月 | 113 | 1,191 | 10.0 | 10.2 | 68.4 |
| 2025年3月 | 232 | 1,327 | 18.2 | 7.9 | 42.2 |
| 2026年3月 | 361 | 1,719 | 23.4 | 8.8 | 57.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額179百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山宮道代 | 取締役 | 57 | — |
| 渡部昇弘 | 代表取締役 社長 | 55 | 71,000 |
| 松下真実 | 代表取締役 | 62 | 120,000 |
| 羽賀勝一郎 | 取締役 | 54 | 4,000 |
| 唐東雷 | 取締役顧問 兼 津上精密機床(中國)有限公司 最高顧問 | 63 | 42,000 |
| 半場秀 | 取締役(監査等委員) | 61 | — |
| 竹内芳美 | 取締役(監査等委員) | 78 | — |
| 太田邦正 | 取締役(監査等委員) | 77 | 2,000 |
| 安達健祐 | 取締役(監査等委員) | 74 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 76 | 22 | 32 | 131 | 26 |
| 社外取締役 | 8 | 48 | — | — | 48 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容848字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,131字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,588字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,149字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第123期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-16
- 半期報告書半期報告書-第123期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第122期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第122期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第121期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第121期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第121期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第121期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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