本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ユニオンツール

UNION TOOL CO.6278 · Prime · 機械

プリント基板用ドリルで世界トップシェア。超硬エンドミルと共に、電子機器製造に不可欠な切削工具をグローバルに供給。

概要

ユニオンツール株式会社は、プリント基板用超硬ドリル(PCBドリル)およびルーターにおいて世界トップシェアを占める精密工具メーカーである。超硬合金製の切削工具を主力とし、半導体パッケージ基板やスマートフォン向け微細加工工具に強みを持つ。2024年12月期の連結売上高は326億円、営業利益率21.17%と高収益を達成。東京証券取引所プライム市場に上場する。

プリント基板用ドリルに特化した事業構造

当社グループの事業は、切削工具(PCB工具、超硬エンドミル)とその他製品(転造ダイス等)に大別される。主力はプリント基板の穴あけ加工に用いるPCBドリルであり、世界市場で高いシェアを有する。売上高の大部分を切削工具が占め、特に高多層基板やパッケージ基板向けの高付加価値工具が収益を牽引する。2024年12月期のセグメント別売上高は日本が259億円、アジアが242億円、北米20億円、欧州25億円である。

自社設備の内製化による技術優位

当社の競争力の源泉は、切削工具を製造する設備自体を自社で開発・製造する点にある。ドリルポインター(刃先研磨機)などの工作機械を内製し、60年以上のノウハウを設備に集約している。これにより、高精度・高寿命の工具を安定的に供給し、顧客の要求に迅速に対応できる。また、生産設備の内製化は生産能力の増強を迅速に行うことを可能にし、急激な需要変動への対応力を高めている。

グローバルな生産・販売ネットワーク

当社グループは日本、アジア、北米、欧州に製造・販売拠点を有する。主要な製造拠点は日本の長岡工場(新潟県)および見附工場、台湾の台湾佑能工具、中国の佑能工具(上海)と東莞佑能工具である。北米ではU.S. UNION TOOL,INC.、欧州ではUNION TOOL EUROPE S.A.が販売を担当。需要地に近い生産体制をとり、地域ごとのニーズに応じた製品供給を実現している。

業界の中での役割は切削工具メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
402億円
営業利益
87億円
営業利益率
21.6%
純利益
61億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
アジア230億円57.4%32億円13.9%
日本126億円31.4%42億円33.3%
欧州25億円6.2%1億円4.0%
北米20億円5.0%1億円5.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電子部品・プリント基板主力

プリント基板の穴あけ加工向けにPCB工具(ドリル)を製造・販売。世界トップクラスのシェアを有する主力事業。超硬エンドミルも供給。

主な製品・サービス2
PCB工具(プリント基板用ドリル)世界シェア首位
プリント基板の微細穴あけに用いる超硬合金製ドリル。高精度・高寿命を特長とする。
超硬エンドミル
金属・樹脂などの切削加工に用いる超硬合金製の回転切削工具。高硬度材加工に対応。

02その他産業機械準主力

転造ダイス等のその他製品を製造・販売。機械部品の加工も手掛ける。

主な製品・サービス1
転造ダイス
金属材料に転造加工を施すための工具。ねじや歯車の成形に用いられる。

製品と技術

プリント基板用ドリル(PCB工具)

主力製品はプリント基板の微細穴あけに用いる超硬合金製ドリルである。直径0.1mm以下の極小径ドリルから多層基板用の長尺ドリルまで幅広くラインナップする。特に高多層基板やパッケージ基板向けの高アスペクト比穴あけに対応する「ULFコートドリル」や「新接合ドリル」は、高精度と長寿命を両立し、半導体パッケージ市場で高い評価を得ている。世界トップシェアを誇る。

超硬エンドミル

金属や樹脂の切削加工に用いる超硬合金製の回転切削工具である。1999年発売の「UTドライ」はドライ加工対応で環境負荷低減に貢献。2012年発売のダイヤモンドコーティングエンドミル「UDCシリーズ」は、炭素繊維強化プラスチックや高硬度鋼の加工に適する。2021年には「Vシリーズ」を開発し、さらに切削性能を向上させている。半導体製造装置部品や金型加工向けに供給される。

その他製品と自社設備技術

切削工具以外に、金属材料に転造加工を施す転造ダイスを製造販売する。主にねじや歯車の成形に用いられる。また、同社は自社で工作機械を開発しており、ドリルポインター(刃先研磨機)や加工設備を内製している。この技術を応用して、他社にはない特殊な加工ニーズにも対応可能である。機械部品加工の一部は関連会社の株式会社大善に委託している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位PCB工具(プリント基板用ドリル)世界シェア約7割電子部品・プリント基板

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

精密工具で国内首位、内需依存

同社は精密切削工具を主力とし、自動車・産業機械向けに強みを持つ。国内首位クラスのシェアを有し、高精度・高品質な製品で安定した需要を確保している。近年は売上高を大幅に拡大し、営業利益率も20%超と高収益を維持している。競合である日本製鋼所や三浦工業は大型設備やボイラーなど異なる分野に強みを持ち、直接的な競合は限定的である。しかし、国内市場の成熟化により成長鈍化が懸念され、海外展開や新分野の開拓が課題となる。また、主要顧客である自動車業界の変革への対応も求められる。

強み

  • 精密加工技術で高品質な工具を提供し、顧客の信頼を獲得している。
  • 営業利益率20%超と高収益体質を確立し、安定した利益を生み出している。
  • 国内市場で首位クラスのシェアを有し、ブランド力を活用している。
  • 近年売上高を大幅に伸ばし、業績拡大を続けている。

課題

  • 国内売上比率が高く、海外市場の開拓が今後の成長には不可欠である。
  • 主要顧客の自動車業界のEVシフトなど変革に柔軟に対応する必要がある。
  • 国内の精密工具市場は成熟しており、新たな需要創出が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がユニオンツール

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16103オークマ3,065億円21.8倍
26622ダイヘン3,038億円20.6倍
36371椿本チエイン2,834億円9.0倍
46436アマノ2,820億円13.9倍
56457グローリー2,734億円16.8倍
66278ユニオンツール2,615億円25.6倍
76101ツガミ2,419億円34.0倍
86516山洋電気2,020億円21.3倍
95186ニッタ1,947億円13.6倍
106966三井ハイテック1,815億円53.2倍
116866日置電機1,445億円19.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

超硬工具の試作研究から始まった創業期

1960年12月、東京都大田区に「株式会社ユニオン化学研究所」が設立され、ドリル、エンドミル、ロータリーバー等の工業用超硬精密工具の試作研究が始まった。1970年3月には本社工場を新設し、プリント配線板用超硬ドリル(PCBドリル)の生産を開始。1971年5月には商号を「ユニオンツール株式会社」に変更し、PCBドリルの本格生産に乗り出した。同時に工作機械製造部門を設け、ドリルポインターの生産も開始している。

海外生産拠点の拡大と店頭登録

1981年3月、米国カリフォルニア州に合弁会社「MEGATOOL INC.」を設立し、PCBドリルの現地生産を開始。1985年3月には台湾に子会社「台湾佑能工具股份有限公司」を設立、アジアでの生産拠点を拡大した。1989年6月には日本証券業協会に店頭登録し、同時にスイスに「UNION TOOL EUROPE S.A.」を設立、欧州での販売網を構築した。この時期に海外生産と販売の基盤が整えられた。

中国進出と東京証券取引所上場

1995年12月、中国に「佑能工具(上海)有限公司」を設立。1997年8月には台湾子会社を完全子会社化し、アジア事業の強化を図った。1996年9月に東京証券取引所市場第二部に上場、1998年5月には市場第一部に指定された。香港やシンガポールにも子会社を設立し、アジア全域での販売網を整備。売上高は順調に拡大し、1990年代後半には世界トップクラスのPCBドリルメーカーとしての地位を確立した。

新製品開発の加速と技術蓄積

1999年7月、超硬エンドミル「UTドライ」を開発。2009年6月には「ULFコートドリル」および「新接合ドリル」を開発し、加工性能を向上させた。2012年5月にはダイヤモンドコーティングエンドミル「UDCシリーズ」を開発、高硬度材加工に対応した。これらの新製品は、半導体パッケージ基板やスマートフォン向けの微細加工需要を取り込む原動力となった。

生産能力増強とプライム市場移行

2008年2月、長岡工場内に子会社「ユニオンエンジニアリング株式会社」を設立し、再研磨作業等を委託。2006年には見附工場を開設、2016年には見附第二工場を新設するなど、生産能力の拡大を進めた。2017年12月にはタイに「UNION TOOL (THAILAND) CO., LTD.」を設立、東南アジアでの販売拠点を追加した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。

生成AI需要を取り込んだ過去最高益

2024年5月には見附第三工場を新設し、生成AI関連需要に対応する生産能力を追加した。2024年12月期の売上高は過去最高の402億円、営業利益87億円、当期純利益61億円を計上。特にアジア地区のセグメント利益が前期比107.7%増と大幅に伸び、高付加価値工具への需要が収益を押し上げた。2025年12月期も増収増益を見込み、成長を続けている。

年表42件を開く

1960年代

  • 1960年12月東京都大田区に前代表取締役会長片山一郎氏が「㈱ユニオン化学研究所」を設立しドリル、エンドミル、ロータリーバー等工業用超硬精密工具の試作研究を開始

1970年代

  • 1970年3月本社工場を新設し、PCBドリル(プリント配線板用超硬ドリル)の生産開始
  • 1971年4月工作機械製造部門を設けドリルポインター(刃先研磨機)の生産開始
  • 1971年5月商号変更商号を「ユニオンツール㈱」に変更し、PCBドリルの本格生産開始
  • 1976年12月新潟県長岡市妙見町に工場を設置し「ローラーガイド」の専用工場とする
  • 1979年7月新潟県長岡市摂田屋町に長岡工場を新設移転

1980年代

  • 1981年3月米国カリフォルニア州に合弁会社「MEGATOOL INC.」(現:「U.S.UNION TOOL,INC.」)を設立しPCBドリルの現地生産開始
  • 1983年11月新潟県長岡市十日町に関連会社「㈱大善」を設立
  • 1985年1月長岡市長岡南部工業団地内に長岡工場第二工場を新設
  • 1985年3月台湾に子会社「台湾佑能工具股份有限公司」を設立しPCBドリルの現地生産開始
  • 1988年12月長岡市長岡南部工業団地内に長岡工場熱処理棟を新設
  • 1989年6月(社)日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録
  • 1989年6月ヨーロッパにおける販売会社の資本関係再編成に伴い、スイス子会社「UNION TOOL EUROPE S.A.」を設立

1990年代

  • 1991年4月長岡市長岡南部工業団地内に長岡工場第三工場を新設
  • 1994年10月関連会社「MEGATOOL INC.」の株式を取得し子会社とする
  • 1995年4月海外子会社「MEGATOOL INC.」および「UNION TOOL EUROPE S.A.」の株式を取得し100%子会社とする
  • 1995年12月中国に子会社「佑能工具(上海)有限公司」を設立
  • 1996年1月東京都品川区南大井四丁目に本社事務所を移設(1996年2月 同所を本店所在地とする)
  • 1996年3月静岡県駿東郡長泉町に三島研究所開設
  • 1996年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1997年8月海外子会社「台湾佑能工具股份有限公司」の株式を取得し100%子会社とする
  • 1997年11月長岡市長岡南部工業団地内に長岡工場第四工場を新設
  • 1998年2月香港に子会社「UNION TOOL HONG KONG LTD.」を設立
  • 1998年5月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 1999年7月超硬エンドミル「UTドライ」を開発し生産開始

2000年代

  • 2000年5月シンガポールに子会社「UNION TOOL SINGAPORE PTE LTD.」を設立
  • 2001年8月長岡市長岡南部工業団地内に長岡工場第五工場を新設
  • 2002年11月中国に子会社「東莞佑能工具有限公司」を設立
  • 2003年4月中国に子会社「優能工具(上海)有限公司」を設立
  • 2005年9月「U.S. UNION TOOL,INC.」PCBドリルの現地生産中止
  • 2006年10月新潟県中部産業団地内に見附工場を開設
  • 2008年2月長岡工場内に子会社「ユニオンエンジニアリング株式会社」を設立
  • 2009年6月「ULFコートドリル」および「新接合ドリル」を開発し生産開始

2010年代

  • 2011年11月東京都品川区南大井六丁目に本店を移転
  • 2012年5月ダイヤモンドコーティングエンドミル「UDCシリーズ」を開発し生産開始
  • 2012年6月本社内に子会社「ユニオンビジネスサービス株式会社」を設立
  • 2016年12月見附市中部産業団地内に見附第二工場を新設
  • 2017年4月長岡工場の敷地内に、地域開放型事業所内保育所「ゆにおんの杜 南陽保育園」を開設
  • 2017年12月タイ王国に子会社「UNION TOOL (THAILAND) CO., LTD.」を設立

2020年代

  • 2021年5月超硬エンドミル「Vシリーズ」を開発し生産開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年5月見附市中部産業団地内に見附第三工場を新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    製品付加価値向上と生産能力拡大

    産業用切削工具の需要が高品質・高精度化する中、蓄積した開発・製造ノウハウを活かして一層の付加価値向上を図る。また、生成AI関連分野の需要増に対応し、内製する生産設備の強みを生かした迅速な能力増強を進める。

  2. 02

    グローバル連携強化と営業戦略確立

    地域ごとに異なる需要変動や品質要求に対応するため、主要需要地の製造拠点間で製品の作り分けや物流の強固な連携を図り、全体最適を意識した営業戦略を構築する。

  3. 03

    次世代高品質製品の投入強化

    最先端志向の強い切削工具事業において、蓄積した各種ノウハウを活かし、多様化する要求品質を充足する新たな付加価値向上製品の投入を継続する。また、生産設備内製化の技術を応用した新製品の開発・投入も進める。

  4. 04

    社会的要請への対応と企業価値向上

    「会社と社員の永遠の繁栄」を社是とし、多岐にわたる社会的要請に応えながら企業体質の強化を図る。特に従業員の活躍・成長に十分取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,530人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は714万円で、9期前と比べて+39.3%平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は19.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,422
2017年12月1,450
2018年12月1,508
2019年12月51339.717.21,483
2020年12月52740.317.71,479
2021年12月60140.818.21,496
2022年12月61341.118.61,486
2023年12月55041.619.21,450
2024年12月65142.019.41,454475
2025年12月71442.219.21,530569

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 1 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
生産設備 — 長岡工場(新潟県 長岡市)102億円
日本
生産設備 — 見附工場(新潟県 見附市)7,800百万円
その他の設備 — 本社(東京都 品川区)4,159百万円
本社 — 中国 広東省1,655百万円
アジア
本社工場 — 台湾 桃園市1,564百万円
アジア
本社工場 — 中国 上海市1,508百万円
アジア
生産設備 — 三島研究所(静岡県 駿東郡 長泉町)655百万円
本社 — 米国 カリフォルニア州497百万円
北米
本社 — スイス ニューシャテル168百万円
欧州
本社 — タイ王国 サムットプラカーン41百万円
アジア
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    台湾佑能工具 股份有限公司
    台湾 桃園市
    議決権100.0%
  • 国内
    UNION TOOL EUROPE S.A.
    スイス ニューシャテル
    議決権100.0%
  • 海外
    U.S. UNION TOOL,INC.
    米国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    佑能工具(上海)有限公司
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    UNION TOOL HONG KONG LTD.
    香港 九龍
    議決権100.0%
  • 海外
    UNION TOOL SINGAPORE PTE LTD.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    東莞佑能工具 有限公司
    中国 広東省
    議決権100.0%
  • 海外
    UNION TOOL (THAILAND) CO., LTD.
    タイ王国 サムットプラカーン
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は402億円営業利益87億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.3%、利益が+26.1%。

売上高
+23.3%
402億円
営業利益
+26.1%
87億円
純利益
+15.1%
61億円
営業利益率
21.6%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高561億円402億円
営業利益168億円87億円
純利益123億円61億円
1株あたり配当¥150¥150

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は271億円、営業利益は76億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+48.9%、営業利益は+81.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q581017.28
2023年2Q651015.48
2023年3Q671014.98
2023年4Q637
2024年1Q741418.912
2024年2Q841720.213
2024年4Q1683822.628
2025年2Q1824223.129
2025年4Q2204520.532
2026年2Q2717628.060

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年11月期からの14期で、売上は162億円から402億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は21.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
本社内に子会社「ユニオンビジネスサービス株式会社」を設立
2012年11月162146
2013年11月1822618
2014年11月2073425
2015年12月2524336
見附市中部産業団地内に見附第二工場を新設
2016年12月2082921
長岡工場の敷地内に、地域開放型事業所内保育所「ゆにおんの杜 南陽保育園」を開設
2017年12月2333727
2018年12月2454332
2019年12月2293024
2020年12月2282825
2021年12月2825438
2022年12月2916750
2023年12月2534131
見附市中部産業団地内に見附第三工場を新設
2024年12月326697121.253
2025年12月402878121.661

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高402億円のうち、営業利益として残るのは87億円21.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は61億円、売上の15.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%241億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.4%74億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.6%87億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.0pt
21.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.2pt
15.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが75億円、投資CFが−68億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は164億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年11月38−10−122861
2013年11月47−15−223280
2014年11月36−10−252685
2015年12月64−12−605279
2016年12月36−34−18260
2017年12月49−8−134188
2018年12月46−35−101190
2019年12月50−19−1131110
2020年12月517−1158156
2021年12月58−32−1426172
2022年12月67−20−1547209
2023年12月47−50−16−3193
2024年12月73−73−170180
2025年12月75−68−237164

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は882億円。このうち返さなくてよい自己資本が800億円で、自己資本比率は90.7%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年11月4744532195.7
2013年11月5375013693.3
2014年11月5635263793.4
2015年12月5395033693.2
2016年12月5254923393.7
2017年12月5715244791.9
2018年12月5655204592.0
2019年12月5745363893.3
2020年12月5805404093.0
2021年12月6455915491.5
2022年12月6916365592.0
2023年12月7066733395.3
2024年12月7897315792.7
2025年12月8828008290.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
164億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
696億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
62億円
在庫として抱えている分
負債合計
82億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中185位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.6%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
90.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.3%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥13,220で、1年前と比べて+61.9%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥13,220-4.3%1ヶ月-19.1%1年+61.9%時価総額2,615億円
過去52週の値幅
安値¥6,480高値¥27,150

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.6倍
PER (会社予想)20.9倍
PBR2.15倍
配当利回り1.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日の終値は14900円で、前日比+0.47%。しかし、1か月では-19.11%と大幅下落。7月10日に20970円の高値をつけた後、下落基調が続き、75日線(20000円)を大きく下回っています。25日線(16857円)も割り込み、短期トレンドは弱気。52週高値27150円からは約45%下落し、一方で52週安値6480円からは+130%の水準です。出来高は7月後半に増加し、変動が激しい相場です。RSI55と中立ですが、モメンタムは低下傾向です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは28.87倍と業界平均23.31倍を上回り、PBRは2.36倍で平均1.55倍を大きく超過、割高感がある。配当利回りは1.01%と平均2.66%を大きく下回り、ROEは8%と平均並みだが、売上高と利益は増加傾向にあり成長性は評価できる。今期予想PERは23.6倍と低下見込みで、今後の業績拡大次第では妥当性が増す可能性があるが、現状はやや割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.6倍22.7倍
PER (予想)20.9倍
PBR2.15倍1.50倍
ROE8.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体パッケージ基板やAI関連の需要増加で成長が期待される一方、設備投資の波が大きい。強気派は、AIサーバーやスマホ向けの高密度化により微細工具の需要が急増し、高収益構造を維持するとみる。弱気派は、業績が半導体サイクルに左右されやすく、市況悪化時には売上と利益が大きく落ち込む可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の追い風

    AI向け高機能パッケージ基板の成長で工具需要が拡大する。

  • 高収益体質

    営業利益率21%超と工具業界で際立った収益力を持つ。

  • 技術優位

    微細加工技術で競争が難しく、値下げ圧力に強い。

  • 売上高402億円と3期連続増収通年影響

    売上高253億円→326億円→402億円、2期連続で20%超の増収

  • 営業利益87億円と営業利益率21.6%通年影響

    営業利益69億円→87億円、営業利益率21.64%と高水準

  • 純利益61億円と2年連続増益通年影響

    純利益31億円→53億円→61億円と増益基調

  • 株価1年で161%上昇継続影響

    株価上昇率161.1%と突出した上昇で需給が締まる

マイナスに働く材料7
  • 業績の変動

    過去に売上高が2割減るなど、半導体市況に業績が連動。

  • 競合の追随

    韓国や中国勢が技術を追い上げ価格競争が激化。

  • 依存度の高さ

    特定の大口顧客や製品への依存でリスクがある。

  • 予想PER26.1倍と依然割高決算発表後影響

    現在PER31.95倍→予想26.1倍に低下も、高成長の持続が必要

  • PBR3.59倍とROE8%の乖離継続影響

    ROE8%に対しPBR3.59倍は高く、ROE改善が進まなければ調整要因

  • 配当利回り0.91%と還元が手薄継続影響

    利回り0.91%は低位で、株価急騰後に利益確定売りが出やすい

  • 外国人保有比率15.0%と低位継続影響

    外国人持ち株比率15.04%と低く、新高値追いは国内資金頼み

次の決算で確かめる点
半導体向け売上高
成長分野の需要動向を直接反映するため。
営業利益率
高収益の持続性と競争力を確認するため。
設備投資額
将来の供給能力と需要変動への対応を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり150で、前期から+23.8%いまの株価に対する利回りは1.13%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥150
1株あたり
配当利回り
1.13%
いまの株価に対して
配当性向
51.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月5037.7
2017年12月5612.024.8
2018年12月607.130.1
2019年12月600.056.6
2020年12月7016.752.0
2021年12月7710.035.4
2022年12月849.126.6
2023年12月840.039.0
2024年12月10525.034.7
2025年12月13023.851.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥150

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ11,747人。区分でいちばん多いのは事業法人38.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.2%を占め、残る45.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人42.641.039.639.139.138.6
個人・その他29.228.830.129.828.128.3
金融機関18.718.919.119.520.815.6
外国法人8.49.79.610.411.115.0
自己株式12.712.712.712.712.712.0
証券会社0.71.21.20.90.92.5
外国人個人0.40.40.40.40.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社晃永31.03
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.20
03公益財団法人ユニオンツール育英奨学会5.06
04片山 貴雄3.00
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.71
06株式会社きらぼし銀行2.08
07株式会社三菱UFJ銀行1.68
08野村證券株式会社1.18
09MORGAN STANLEY & CO.LLC((常代)モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.04
10旭ダイヤモンド工業株式会社1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-04
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.03%
    -2.21pt
  • 2026-05-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.24%
  • 2026-04-16
    片山貴雄
    新規の大量保有報告
    3.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1148%、1株純資産は14期で+111%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年11月282,1721.345.7135.9
2013年11月892,4943.625.933.1
2014年11月1302,7184.821.524.8
2015年12月1952,8607.117.122.3
2016年12月1232,8504.324.737.7
2017年12月1543,0355.126.924.8
2018年12月1873,0096.215.730.1
2019年12月1383,1004.524.656.6
2020年12月1473,1244.721.152.0
2021年12月2203,4196.718.135.4
2022年12月2893,6838.111.226.6
2023年12月1783,8954.718.839.0
2024年12月3064,2347.516.434.7
2025年12月3544,5948.024.151.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額266百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
片山貴雄代表取締役会長73
渡邉裕二代表取締役社長 技術本部長58
中島有一専務取締役64
槇浩行取締役61
山本博毅取締役58
若林勝三取締役82
三瀬隆取締役72
大場智恵美常勤監査役65
多賀亮介監査役50
石塚康雄監査役67

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51467422144
社外取締役530306
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容797字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(ユニオンツール株式会社)および8社の連結子会社等により構成されております。産業用切削工具を主力とし、PCB工具(主にプリント基板用ドリル)の製造・販売を中心に事業を展開しております。当社グループの事業内容および各社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。「日本」、「アジア」、「北米」および「欧州」の各セグメントで、以下の製品の製造・販売を行なっております。 ○切削工具(PCB工具、超硬エンドミル) 当社は日本、子会社台湾佑能工具股份有限公司、佑能工具(上海)有限公司および東莞佑能工具有限公司はアジアで製造・販売しており、子会社U.S. UNION TOOL,INC.は北米、UNION TOOL EUROPE S.A.は欧州、UNION TOOL HONG KONG LTD.、UNION TOOL SINGAPORE PTE LTD.およびUNION TOOL (THAILAND) CO., LTD.はアジアで販売しております。 作業工程の一部については、関連会社㈱大善に委託加工させており、再研磨作業等については、子会社ユニオンエンジニアリング㈱に委託加工させております。 ○その他の製品(転造ダイス等) 当社は日本、子会社東莞佑能工具有限公司はアジアで製造・販売するほか、子会社台湾佑能工具股份有限公司、佑能工具(上海)有限公司はアジア、U.S. UNION TOOL,INC.は北米、UNION TOOL EUROPE S.A.は欧州、UNION TOOL HONG KONG LTD.、UNION TOOL SINGAPORE PTE LTD.およびUNION TOOL (THAILAND) CO., LTD.はアジアで販売しております。 機械部品につきましては、関連会社㈱大善に委託加工させております。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題1,891字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「優れた製品を供給して社会に貢献する」ことを社是とし、「会社と社員の永遠の繁栄をはかる」ことを行動の基本方針としています。このような考え方を大切にし、主に産業用切削工具の分野で地道な努力を続けてまいりました。今日では、プリント配線板用超硬ドリル(PCBドリル)分野において世界のリーディングカンパニーとなっています。 今後とも「モノ造り」に専心し、高品質、高レベルな製品・サービスを柔軟に適時に提供することで、グローバルな市場の中、価値ある企業であり続けたいと願っております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、売上高や営業利益などの絶対額と売上高営業利益率を重要な経営指標としており、各項目の着実な向上を目標としております。 (3)経営環境 当社グループは前述のとおり、産業用切削工具、とりわけPCBドリルを主力製品としておりますが、これらは電子機器業界および自動車業界の影響を受けています。両分野とも今後の技術革新により更なる拡大が期待される業界であり、当社グループ製品に対する需要も増加するものと思っております。技術革新は、より高付加価値な産業用切削工具を求め、切削性・耐久性のレベルアップはもとより、それらのバランスも必要としています。当社グループは切削工具を製造する設備自体を自社で開発・製造しており、60年以上のノウハウをこの自社設備に集約させ、お客様の望む各種の品質要求を満たしてまいりました。この「技術に技術を上乗せ」していくノウハウの蓄積が、競合他社に対しての優位性を確固たるものとし、今後とも時代要請である技術向上の下支えに貢献していけるものと思っております。 金融政策の転換、中国の内需停滞、米国新政権による保護主義的な政策動向、急激な為替変動、地政学的リスクといった不透明な状況が懸念されますが、当社グループが関連する半導体市場では、高品質・高技術志向の高まりが感じられます。このような付加価値の高い需要を取り込むべく、企業体質の更なる強化を図ってまいりました。今後とも当社グループの成長を確固たるものにするとともに、企業を取り巻く社会からの要請事項に応えてまいります。 (4)対処すべき課題 1.当社グループ製品の付加価値向上と生産能力の拡大 当社グループの主力製品である産業用切削工具への需要は、高品質や高精度を求めています。新たな技術革新が多方面で進むなか、当社への需要もめまぐるしく変わりながら新たな要求も増えていくものと思っています。これまでに蓄えた産業用切削工具の開発・製造ノウハウを生かし、一層の付加価値向上を果たしていく所存です。また、新しい生成AI関連分野は、今後その活用範囲を急速に拡げていき、大きな関連需要の創出が期待できます。当社グループは生産設備を内製していることから、この強みを生かし、生産能力の迅速な増強を果たしていきたいと思っています。 2.グループの連携強化とグローバルな視野にたった営業戦略の確立 生成AIが新たな価値を生み出すなか、新しい取組みが世界各地で起きています。このような動きは、当社グループが強みとする高品質製品への需要拡大につながりますが、要求数量の急激な変動や要求品質の変化が地域ごとに異なる状況となっています。当社グループは主な需要地に製造拠点を置き、各地区のニーズにきめ細かく対応する体制をとっておりますが、このような体制を効率よく運営することが必要になってきています。製品の作り分けや物流の強固な連携と全体適正を意識した営業戦略の構築を進めていく所存です。 3.高品質志向の次世代製品の投入強化 最先端志向の強い切削工具事業においては、積上げた各種ノウハウを活かし、変わりやすく多岐にわたる要求品質の充足に向けて新たな付加価値向上製品の投入を続けてまいります。その他、生産設備の内製化などで蓄えた技術を応用した新製品の開発・投入を進め、業績の安定と拡大を図っていく所存です。 4.社会的要請事項への対応と企業価値の向上 当社は「会社と社員の永遠の繁栄を図る」ことを社是としています。企業を取巻く課題は色々あり、この点から社会的要請事項も多岐にわたっていますが、寄せられる期待に応えながら企業体質の強化を図っていく所存です。とりわけ、企業体質強化の根幹である従業員の活躍・成長について十分取組んでまいります。
事業等のリスク4,890字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応を迅速かつ効果的に実施する所存であります。なお、本文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①製造業の生産動向 当社グループの主な製品は、プリント配線板用超硬ドリル(PCBドリル)や超硬エンドミルなどの産業用切削工具とその他製品である転造ダイス・測定機器などであります。このため、経営成績等は、製造業全般の生産動向や工場稼働率の動向により影響を受けています。 生産動向の強弱を決める要因は、消費者の嗜好変化、政治経済動向、燃料価格の上昇や部材不足などの生産側の問題、大規模自然災害等多岐にわたります。当社グループは、どんな緊急時でも完全にストップする可能性が少ない消耗工具での事業展開に注力することで一定の業績を確保してまいりました。また、需要の急激な変化が常態であるとの認識を共有し、製販一体となった需要動向の精査と予測精度の向上を果たしつつ、見込生産を実施しております。その他、流通分を含めた在庫把握体制の強化やリードタイムの短縮に注力しております。 ②PCBドリルへの依存体質 当社グループの売上高の約7割がPCBドリルになっており、今後しばらくはこうした状況が続くものと予測されます。このため、同製品の主要市場であるプリント配線板市場の生産動向に、当社グループの経営成績等は影響を受けています。近年、プリント配線板は高品質・高密度傾向が強く、その用途も拡大している分野で、お客様の要求もめまぐるしく変化し、多岐にわたっています。 当社グループは、PCBドリル分野で唯一世界展開を果たしている企業グループであり、生産設備の内製化(製造業の自由度を圧倒的に高めることができると考えております。)という強みを持っています。世界からの情報と内製技術の蓄積により高付加価値製品の一早い開発・製造が可能になっており、このような体制を強化することで競合他社に対する競争優位性を保てるものと思っております。 また、プリント配線板には、近年、技術革新が起こっています。このため予測し難いことではありますが、プリント配線板の技術開発動向も経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 技術革新要求は一定の地域で起きており、また、その要求を満たすための新技術・新製品はこれまでの技術の積重ねによって生み出されるものであることから、現在トップメーカーの地位にある当社が突然厳しい立場になることはないと考えておりますが、業績の更なる安定・拡大のために対象市場が異なる超硬エンドミルや転造ダイス製品の拡大にも注力しています。 ③日本を含むアジア向け売上高が高いこと 連結売上高の約9割が、日本を含むアジア向けとなっています。世界的にこの地区への製造業シフトが見られ、このような傾向は止むをえないものと考えております。このような状況から、この地区での政治的・経済的・社会的変化や法規制等の変更および天変地異の発生などにより、当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 国際情勢の不透明感、中国景気の低迷、製造業の好不調二極化など事業環境の厳しさはあるものの、生成AI関連需要の盛上りにより、当面、アジア地区から堅調な需要が期待できるものと思っています。また、当社グループでは、グループの事業戦略と整合する拠点戦略を策定し、各国や地域の特性に応じた営業戦略を立てていることで、当該地域からの当社グループ製品への需要を維持すべくリスク管理に努めています。 ④製品価格の下落傾向があること プリント配線板は電子部品の電気的導通のベースとなるものであり、電子機器製品に必ず搭載されています。電子機器製品の本体価格は恒常的に低下する傾向にあり、搭載の各種部品・半導体等も同様の傾向にあります。このような状況下、主力のPCBドリルに対しても厳しい値下げ圧力がかかっています。当社グループは、品質・技術・サポート体制・供給力の強化を図り、少しでも価格競争による影響を回避すべく努力しておりますが、製品価格の下落が当社経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 今後とも価格下落圧力に対応できる新製品の開発・投入を進めてまいりたいと思っています。 ⑤原材料価格動向 当社グループ製品の主要な原材料はタングステン鉱石から組成される超硬合金「タングステンカーバイド」です。この2次組成品の調達先は、古くから技術的に深く結びついている企業であり、その供給体制の現状などをきめ細かくモニタリングできる関係性を築いています。その他、一括購入の強化やリサイクル材の活用などを行っており、当社グループの原材料価格の急激な変動への耐性を高めているところです。このようなことから、昨今のタングステン鉱石の価格急騰を和らげることができているものの、今後の動向次第では徐々に経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥製造ノウハウ等が一つの拠点に集中していること 自社製機械設備製造の大部分および技術開発の大部分が、新潟県長岡市の長岡工場に集中しています。製造・技術一体となった効率高い生産設備の開発、最先端技術製品の市場に先んじての投入など、集中させているメリットは十分にあると考えていますが、同地区の地理的環境や物流網への変化・支障が生じた場合、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 近年、異常気象の発生や記録的大雪などが各所で問題になっていますが、新潟県長岡市は、同市独自の「消雪パイプ」道路網の整備が完了しているなど自然災害への備えが進んでいる地区であります。当社長岡工場でも大雨による水害対策の整備に乗り出しており、備えを厚くしています。 ⑦為替レートの変動について 外貨建売上高と海外子会社の現地通貨建決算書類の連結において、為替レートによる円換算を行います。急激な為替レート変動などがあった場合、当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 当社グループは、経営計画や予算編成時に前提となる為替レートを設定し、その設定値と実績レートとの差異を四半期ごとに検証分析しており、このような為替変動リスクのモニタリング体制を強化することで、当該リスクの軽減を図っております。 ⑧他社との競争環境 当社グループの主要製品である産業用切削工具は、新たなAI関連向け需要の拡大などがあり、国内外の競合企業による技術革新や価格競争が激しくなる可能性があります。とりわけ、製品性能向上、納期短縮、コスト低減などの面で優位性を持つ企業が登場した場合、当社グループの販売数量の減少、利益率の悪化、ひいては業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、長年にわたり培ったこの分野でのノウハウを活かし、技術力の強化や内製設備の高度化、生産効率の改善、顧客要求への対応強化などを進めていますが、競争環境の変化を完全に予測し対応することは困難です。 ⑨品質問題が発生するリスク 当社グループは、製品品質の維持・向上を最重要課題の一つとして取り組んでおりますが、製造プロセスの変動、設備の不具合、原材料品質のばらつき、人為的ミス、技術伝承の遅れ等により、不良品率が上昇する可能性があります。不良品率の上昇により品質問題が発生した場合、製品回収、修理対応、代替品提供等に伴うコストが発生するほか、顧客からのクレーム増加や信頼低下につながり、当社グループの業績・財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、品質管理体制の強化、設備保全の高度化、工程の自動化、人材育成の強化等の対策を進めていますが、すべての品質リスクを完全に排除することは困難です。 ⑩情報セキュリティに係るリスク 当社グループは、事業運営にあたり、顧客情報、取引先情報、技術情報、知的財産、並びに生産設備等を管理する各種システムを保有しています。これらの情報資産に対し、サイバー攻撃、高度化したマルウェア、ランサムウェア感染、不正アクセス、内部不正、情報機器の紛失・盗難等の事象が発生する可能性があります。 当社グループは、これらのリスク低減に向け、多段階防御体制の構築、外部専門家による脆弱性診断受診、従業員教育強化、インシデント発生時の体制整備などを進めています。しかしながら攻撃手法は日々高度化しており、すべてのリスクを完全に回避できるものではありません。 ⑪多額の設備投資による影響 当社グループは、ここ数年従来にない大型の設備投資を実施しています。これは主に旺盛なAI関連向け需要への対応によるものですが、市場環境の急激な変化、顧客の投資抑制、競合状況の変化等により、当初想定した稼働率や収益性を確保できない場合があります。その結果、投資回収期間の長期化、減価償却負担の増加、投資効率の低下、さらには投資資産に対する減損損失計上を必要とする可能性もあり、当社グループの業績等に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループでは、投資判断プロセスの強化や稼働率向上策・生産改善施策などを講じておりますが、すべての投資リスクを完全に排除することは困難です。 ⑫代替技術の技術革新について 当社グループの主力製品であるPCBドリルはプリント配線板に穴をあける専用工具です。代替技術としてはレーザー照射による穴あけ加工があります。レーザー穴あけ加工は、ドリル加工に比べて微細で素早い加工ができることもあり、主に一定の素材の単層加工用途で実績をあげています。レーザー加工技術や加工機械の進化、またはレーザー穴あけに適したプリント配線板の需要拡大があった場合、PCBドリル需要の減少など当社グループの業績等に悪影響が及ぶおそれがあります。近年、プリント配線板は耐熱性向上のため複合材料が分厚く積層される多層構造が志向されており、ドリル加工への期待が高まっていることから、当社グループは寿命伸長、高アスペクト品開発など対応を強化していますが、代替技術の進化による影響を完全に回避することは困難です。 ⑬主要な取引先の取引継続性 当社グループの主力製品であるPCBドリルへの需要がAI関連の急激な拡大に伴って増加しています。とりわけ当社グループが強みとするハイエンド品については品不足状態にあります。当社グループ製品の供給不足が続いた場合、単発的に他社製品への切替えが起きることも考えられ、さらにこのようなことが高じた場合、取引先離れによる当社グループ業績等の悪化も懸念されます。 当社グループは、従来にない高水準の生産能力増強と当社グループ独自の高品質製品の投入により、取引先との信頼関係を強固にしていますが、取引先も迅速な需要充足により大きな成長が期待できる事業環境にあることから、このようなリスクが完全に抑えられるものではありません。今後とも取引先と密な交流を続け全体最適を実現していきたいと思っております。 ⑭高品質素材の調達条件変更 当社グループが強みとするハイエンド品向けの素材は、高い要求品質に応える優良素材となっています。このような素材の供給先は、金属精錬・加工に高度な技術と安定品質をもつ少数の会社であり、これらの既存供給先から取引条件の変更などが提示された場合、当社グループの業績等に悪影響がおよぶ可能性があります。 当社グループは、新たな素材の開発や安定供給について密な関係を素材供給先と構築し、協力体制を強固なものにしていますが、優良代替材料の確保も困難なことから、常に状況を注視している状況です。
経営成績の分析 (MD&A)5,552字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績) 当連結会計年度における事業環境は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国の通商政策の影響や国内における物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響など、景気を下押しするリスクも存在しており、先行きについては依然として不透明な状況が続いています。 当社グループに関連深い電子機器業界においては、スマートフォンやパソコンなど民生機器の最終需要は回復基調ながら力強さを欠き、ロジック半導体向けおよびメモリー向け需要も限定的な推移となりました。これに対し、生成AIの急速な普及が半導体市場の主要な成長ドライバーとなり、AIサーバーやデータセンター向けに使用されるパッケージ基板や高多層基板を中心に、AI関連領域の需要が市場全体を明確に牽引しました。車載分野では先進運転支援システムやコネクテッド機能の普及が一定の需要を下支えしたものの、米国の関税措置や欧米における電気自動車政策見直しの影響から、需要拡大には至りませんでした。 生成AIを中心とした半導体需要が突出した市場環境のもと、当社グループでは高付加価値工具および高多層基板用工具に対する需要増加が継続しました。これに対応するため、自社設備の強みを活かした早期の設備立上げと拠点間の連携強化により、生産能力の増強と供給能力の確保を進め、急変する需要環境に対応しました。大規模な設備投資および増産体制の構築に伴う費用負担はあったものの、高収益品である高付加価値工具および高多層基板用工具の増販が進んだことにより、収益性が向上し、前年同期比で大幅な増収増益となりました。 このようなことから、当連結会計年度の売上高は40,165百万円(前期比23.2%増)と過去最高額を更新しました。営業利益は8,728百万円(同26.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,114百万円(同15.7%増)となり、ともに過去最高益を計上しました。経常利益は8,136百万円(同14.1%増)となりました。 次にセグメント別の状況ですが、日本では、生成AI関連市場の需要を取り込み、堅調な需要動向が継続しました。高付加価値工具の生産拠点である長岡工場では、大規模な設備投資に加え、工場内インフラの整備、改修など増産体制の構築に注力しました。売上高(セグメント間取引消去額を含む。以下同じ。)は25,906百万円(前期比15.5%増)となり、セグメント利益(営業利益)は4,214百万円(前期比15.5%減)となっております。 日本を除くアジア地区では、中国、台湾を中心にAIサーバーやデータセンター向けに使用されるパッケージ基板および高多層基板の需要が拡大し、現地生産拠点の稼働率向上により収益性が大幅に改善されました。売上高は24,259百万円(同33.0%増)となり、セグメント利益は3,150百万円(同107.7%増)となっております。 その他、北米地区の売上高は2,037百万円(同0.9%増)、セグメント利益は89百万円(同48.3%減)となり、欧州地区の売上高は2,527百万円(同12.8%増)、セグメント利益は114百万円(同40.7%減)となっております。 (財政状態) a. 資産の部 当連結会計年度末の資産合計は、88,202百万円(前連結会計年度末比9,338百万円増)となりました。流動資産合計は45,673百万円(同4,468百万円増)となりました。主な変動要因は、現金及び預金(同1,542百万円減)、受取手形及び売掛金(同3,049百万円増)であります。 固定資産合計は42,528百万円(同4,870百万円増)となっております。このうち、有形固定資産合計は30,773百万円(同4,514百万円増)となり、投資有価証券(同206百万円減)を含む投資その他の資産合計は11,645百万円(同321百万円増)となっております。 b. 負債の部 当連結会計年度末の負債合計は8,203百万円(前連結会計年度末比2,476百万円増)となりました。 流動負債合計は6,681百万円(同1,649百万円増)となり、固定負債合計は1,521百万円(同826百万円増)となっております。 c. 純資産の部 当連結会計年度末の純資産合計は79,998百万円(前連結会計年度末比6,862百万円増)となりました。株主資本合計が69,870百万円(同5,036百万円増)、その他の包括利益累計額合計が10,127百万円(同1,826百万円増)となっております。主な変動項目は利益剰余金(同4,041百万円増)とその他有価証券評価差額金(同1,115百万円増)であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,543百万円減少し、当連結会計年度末現在16,423百万円となっております。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、事業活動の安定と利益向上を主因として、7,507百万円の収入(前年同期比224百万円の収入の増加)となっております。主なキャッシュ・イン項目は、税金等調整前当期純利益8,317百万円、減価償却費3,316百万円であり、主なキャッシュ・アウト項目は、売上債権の増加額2,778百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、6,803百万円の支出(同465百万円の支出の減少)となりました。有形固定資産の取得による支出7,431百万円および投資有価証券の売却及び償還による収入1,023百万円が主な変動要因となっております。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,258百万円の支出(同580百万円の支出の増加)となりました。配当金の支払額2,072百万円が主な変動要因となっております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 日本   25,137   +18.4 アジア   13,029   +38.9 北米   -   - 欧州   -   - 合計   38,166   +24.6 (注)1 当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。その内容等については、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」をご参照願います。 b. 受注実績 当社グループは一部の受注に見込み分を上乗せした見込み生産が主体であります。従いまして、当該事項の記載は省略しております。 c. 販売実績 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 日本   12,646   +14.7 アジア   23,030   +33.0 北米   2,037   +0.9 欧州   2,450   +9.5 合計   40,165   +23.2 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。その内容等については、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」をご参照願います。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Wus Printed Circuit(Kunshan)Co.,Ltd.   -   -   5,705   14.2 (注)販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満のものについては記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度は、売上高が前期比23.2%増となる40,165百万円となり、営業利益が前期比26.9%増の8,728百万円という実績になっております。 日本国内での雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復が見られたものの、米国の通商政策や国内における物価上昇の影響により、経済の先行きについては依然として不透明な状況で推移しました。このような環境のもと、当社グループを取り巻く事業環境は、スマートフォンやパソコンを中心としたデジタルモバイル機器の最終需要が回復基調にある一方、ロジック半導体向けおよびメモリー向け需要は限定的な推移となりました。これに対し、生成AIの普及を背景に、AIサーバーやデータセンター向けを中心とした半導体需要が拡大し、関連市場が成長を牽引しました。 当社グループでは、こうした需要環境を踏まえ、自社設備の強みを活かした早期の設備立上げおよび拠点間の連携強化により、生産能力の増強と供給体制の確保を進めました。その結果、戦略製品である高付加価値工具および高多層基板用工具の販売が伸長し、大幅な増収増益に寄与しました。あわせて、年度末の為替レートが想定より円安となったことも影響し、確定した実績は第3四半期末時点での開示予想値を、売上高で7.1%、営業利益で10.5%上回る結果となりました。 今後につきましては、生成AI関連分野を中心とした需要動向を注視しつつ、半導体パッケージなど高度な電子部品向けの高品質製品の需要増加に対応するため、供給体制の強化を進めるとともに、生産設備の増設や最新鋭設備の導入による生産性向上を図り、持続的な業績拡大を目指してまいります。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要の主なものは超硬合金などの原材料の購入費用であり、その他は製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資のための資金需要の多くは、内製している生産設備向けとなっております。当社グループは、非常に激しい需要変動にさらされており、資金に対しては十分な流動性と自由で迅速な意思決定を可能にする柔軟性の確保を重視しており、主に自己資金による財源確保を進めております。また経費節減やスリム化の努力も重ね、当連結会計年度末現在の現金及び現金同等物の残高は前期末比1,543百万円減となる16,423百万円となっております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積が行われている部分があり、資産・負債や収益・費用に数値は反映されております。これらの見積もりについては、継続的に評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積もりには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 イ 固定資産の減損 固定資産の減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュフローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。過年度の損益実績や事業計画に基づき検討しておりますが、市場環境の変化等により、事業計画の前提条件に変更が生じた場合には、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ロ 繰延税金資産の回収可能性 今年度の課税所得の実績や事業計画に基づく課税所得の見積りに基づき、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提条件に変更が生じた場合には、繰延税金資産を取り崩し税金費用の計上が必要となる可能性があります。 ハ 退職給付関係 確定給付制度の退職給付債務及び退職給付費用について、数理計算上の仮定を用いて算定しております。数理計算上の仮定には割引率等の計算基礎があり、定期的かつ合理的な見直しを行っております。当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、退職給付債務及び退職給付費用が変動する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。