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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日置電機

HIOKI E.E.CORPORATION6866 · Prime · 電気機器

電気測定器の専門メーカー。記録計・抵抗計等で高い技術力を誇り、グローバルニッチ分野に強み。

概要

日置電機は長野県上田市に本社を置く電気計測器メーカーである。クランプメーターや絶縁抵抗計、LCRメータなどの測定器で世界的なブランドを持ち、産業用・研究開発用の高精度計測機器に強みを持つ。2025年12月期の連結売上高は405億円、営業利益67.9億円、営業利益率16.8%。従業員数は1153名。売上の約64%を海外が占める。

四つの市場に支えられる事業構造

日置電機の電気測定器事業は、エレクトロニクス・電機、自動車、エネルギー・社会インフラ、その他(保険代理・不動産管理)の四つのセグメントで構成される。エレクトロニクス向けでは抵抗計、LCRメータ、インピーダンスアナライザ等を供給し、半導体や電子部品の検査に用いられる。自動車向けではバッテリ内部抵抗計や絶縁抵抗計がEV・HVの安全評価に不可欠である。エネルギー向けでは電力品質アナライザやデータロガーが発電・送配電設備の保守に使用される。その他セグメントは子会社日置フォレストプラザによる保険代理業と不動産管理業である。2025年12月期のセグメント別売上高の内訳は開示されていないが、電子測定器が全体の約半分を占める製品構成となっている。

製品分類と収益の内訳

2025年12月期の製品分類別売上高は、電子測定器が201億88百万円(構成比49.8%)、現場測定器が83億80百万円(20.7%)、記録装置が61億70百万円(15.2%)、自動試験装置が35億18百万円(8.7%)、周辺装置他が22億74百万円(5.6%)である。電子測定器が最大の収益源であり、記録装置と現場測定器がそれに続く。営業利益率は16.8%と高水準だが、目標の20%には届いていない。海外売上高比率は63.6%であり、地域別では中国が前年比大幅増、インドと国内も増加した一方、韓国は政情不安の影響で低迷し、アメリカ・ヨーロッパも前年割れとなった。

海外14拠点で展開するグローバル体制

日置電機は連結子会社14社を通じて世界各地に販売網を持つ。米国にはHIOKI USA CORPORATION、中国には日置(上海)測量技術有限公司(統括会社)、その他シンガポール、韓国、インド、欧州、台湾、インドネシア、タイ、中東・アフリカ、ベトナムに現地法人を配置する。2026年1月には中国子会社を再編し、日置(上海)科技発展有限公司と日置(上海)測量儀器有限公司を日置(上海)測量技術有限公司に統合、両社は2026年中に清算予定である。海外売上高は257億94百万円と過去最高を維持しており、特に中国と東南アジアの需要が成長を牽引している。

業界の中での役割は電子計測器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
405億円
営業利益
68億円
営業利益率
16.8%
純利益
55億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
電子測定器202億円49.8%
現場測定器84億円20.7%
記録装置62億円15.3%
自動試験装置35億円8.6%
周辺装置他23億円5.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エレクトロニクス・電機主力

電子部品・デバイスの開発・製造現場向けに、抵抗計、LCRメータ、インピーダンスアナライザ等を供給。高精度な測定を実現する製品群で研究開発や品質管理に貢献。

主な製品・サービス5
抵抗計
電気抵抗を高精度に測定する計測器。低抵抗から高抵抗まで対応し、電子部品の検査に使用。
LCRメータ
インダクタンス(L)、キャパシタンス(C)、抵抗(R)を測定する機器。受動部品の特性評価に不可欠。
インピーダンスアナライザ
広帯域でインピーダンスを測定・解析する装置。材料特性や電池評価等に用いられる。
記録計
電圧、温度等のデータを連続的に記録する計測器。長期間のトレンド監視に使用。
クランプメータ
電線を挟むだけで電流を測定できる携帯型計測器。非接触で測定可能。

02自動車準主力

電気自動車(EV)やハイブリッド車向けに、バッテリ内部抵抗計、絶縁抵抗計等を供給。高電圧・大電流の測定に対応した製品で安全評価や性能試験に貢献。

主な製品・サービス2
バッテリ内部抵抗計
バッテリの内部抵抗を高精度に測定。劣化診断や品質管理に使用。
絶縁抵抗計(メガー)
電気機器・設備の絶縁抵抗を測定。漏電リスクの評価に用いられる。

03エネルギー・社会インフラ副次

電力会社や設備管理向けに、電力量計、電力品質アナライザ等を供給。発電・送電・配電設備の保守・管理に使用。

主な製品・サービス2
電力品質アナライザ
電力の品質(電圧変動、高調波等)を分析する機器。電力系統のトラブル調査に使用。
データロガー
多チャンネルのデータを長期間記録する機器。環境計測や設備監視に使用。

04その他(保険代理・不動産管理)その他

連結子会社を通じて損害保険代理業および不動産管理業を営む。

製品と技術

高精度LCRメータとインピーダンスアナライザ

日置電機の電子測定器分野の代表製品にはLCRメータとインピーダンスアナライザがある。LCRメータはインダクタンス(L)、キャパシタンス(C)、抵抗(R)を高精度で測定し、受動部品の特性評価に用いられる。インピーダンスアナライザは広帯域でインピーダンスを測定・解析し、材料特性や電池評価に活用される。これらの製品は研究開発や品質管理の現場で不可欠であり、半導体メーカーや大学・研究機関に広く採用されている。2025年12月期の電子測定器売上高は201億88百万円と全製品中最大のセグメントである。

現場測定器:クランプメータと絶縁抵抗計

現場測定器は日置電機の主要製品群の一つであり、2025年12月期の売上高は83億80百万円である。クランプメータは電線を挟むだけで非接触で電流を測定でき、電気設備の保守点検に広く使われる。絶縁抵抗計(メガー)は電気機器や配線の絶縁状態を評価し、漏電リスクの防止に寄与する。1974年に発売した電池式絶縁抵抗計3110は日本工業規格(JIS)表示許可を取得し、現場測定器の信頼性を確立した。現在では多様な機種がラインアップされ、電力会社や工場の設備管理部門で標準的に使用されている。

記録装置:高速記録計とデータロガー

日置電機の記録装置分野は1979年の高速記録計8101の発表に始まる。現在の主な製品は、電圧や温度などの物理量を連続記録するデータロガーと、高速サンプリングが可能な記録計である。これらの装置は工場の生産ラインのモニタリングや、長期にわたる環境計測、設備の異常診断などに利用される。2025年12月期の記録装置売上高は61億70百万円で、全製品の15.2%を占める。近年は無線通信機能を備えた製品も登場し、工場のIoT化に対応したデータ収集ニーズに応えている。

自動試験装置:インサーキットテスタ

日置電機は1986年にインサーキットテスタ1101を発売し、自動試験装置分野に参入した。インサーキットテスタは実装されたプリント基板上の部品の実装状態を、基板に触れることなく高速に検査する装置である。電子機器の小型化・高密度化に伴い、基板試験の重要性は増している。日置電機の同製品は1996年に日本発明大賞・池本功労賞を受賞し、技術力の高さが評価された。2025年12月期の自動試験装置売上高は35億18百万円で、全製品の8.7%を占める。主に自動車電装品や民生品の基板検査ラインで使用されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

電気計測で国内首位級、高収益体質強固

日置電機は、電気計測器分野で国内トップクラスのシェアを持つ老舗企業。業界内では、キオクシアHDやイビデンなど半導体関連企業と比較されるが、計測器専業で差別化。売上高約400億円、営業利益率約19%と高収益を維持し、研究開発投資も積極的。競合の日清紡HDなどは多角化が進むが、日置は計測技術に特化し、高精度・高信頼性でブランドを確立している。

強み

  • 電気計測に特化し、高精度・高信頼性の製品群で顧客からの信頼厚い
  • 営業利益率19%超、コスト管理とブランド力により安定した収益を確保
  • 特定計測分野(パワー計測など)で高いシェアを持ち、新規参入障壁形成
  • 海外売上高比率が高く、成長市場での需要を着実に取り込む

課題

  • 国内計測器市場は成熟、新規需要開拓にはアプリケーション開発が不可欠
  • 低価格帯では新興国メーカーの追い上げ、価格競争激化のリスク
  • IoT・AI技術の進展に対応した計測ソリューションの進化が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が日置電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16278ユニオンツール2,615億円25.6倍
26101ツガミ2,419億円34.0倍
36516山洋電気2,020億円21.3倍
45186ニッタ1,947億円13.6倍
56966三井ハイテック1,815億円53.2倍
66866日置電機1,445億円19.4倍
76474不二越1,353億円17.7倍
86480日本トムソン1,267億円29.6倍
96652IDEC1,156億円28.1倍
106455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
116104芝浦機械1,105億円102.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

電気計測器メーカーとしての創業(1952年)

日置電機は1952年1月、資本金180万円で長野県埴科郡坂城町に設立された。設立直後から電気計測器の製造販売を開始し、1958年には生産増強のため本社工場を坂城町内に新築移転した。1965年にはテープレコーダの録音レベル調整用VU計の量産を開始し、音響機器向けの計測分野に進出した。初期の製品は民生用から産業用へと徐々に範囲を広げ、のちの多角化の基盤を築いた。この時期、国内営業所を東京、大阪、名古屋に開設し、販売網を整備した。

現場測定器と電子測定器への参入(1970年代)

1974年12月、日置電機は電気設備工事の検査用として接地抵抗計と電池式絶縁抵抗計を発表し、「現場測定器分野」に本格参入した。1978年10月には活線状態で大電力を測定できるクランプ電力計3130シリーズを他社に先駆けて発表し、「電子測定器分野」へ進出した。1979年7月には電子的に記録する高速記録計8101を発売し、「記録装置分野」にも参入。この10年間で製品ラインを急拡大し、札幌、静岡、東北、広島など全国に営業所を開設、販売網を全国規模に拡充した。

自動試験装置分野への進出(1980年代)

1986年7月、日置電機は実装プリント基板試験装置インサーキットテスタ1101を発売し、「自動試験装置分野」へ進出した。これは基板上の部品実装状態を検査する装置で、電子機器の品質管理に重要な役割を果たす。1993年にはISO9001認証を取得し、品質管理体制を国際標準に対応させた。1980年代には神奈川、北関東などにも営業所を開設し、国内販売網をさらに強化。1990年には本社工場を上田市の「HIOKIフォレストヒルズ」に移転し、生産能力を増強した。

株式公開と海外展開の開始(1990年代)

1990年5月、日置電機は長野県上田市小泉に新本社工場を完成させ、坂城工場から全面移転した。1991年7月には社団法人日本証券業協会店頭登録銘柄として株式公開を果たし、一般公募増資により資本金は28億4,289万円に増加した。1994年には保険代理業と不動産管理を行う子会社日置フォレストプラザを設立。1998年4月には米国にHIOKI USA CORPORATIONを設立し、海外事業の第一歩を踏み出した。1999年にはエンジニアリングサービス子会社を設立(後に吸収合併)し、サービス体制を強化した。

アジア・欧州への拡大と東証上場(2000年代)

2000年代に入ると、日置電機はアジア市場への進出を加速した。2001年4月には台湾に合弁会社TKK HIOKIを設立(2018年に全株式譲渡)、同じく中国に上海駐在員事務所を開設した。2001年11月には東京証券取引所市場第二部に上場。その後、シンガポール(2000年駐在員事務所、2010年閉鎖後再編)、韓国、インド、欧州、東南アジア各地に現地法人を設立し、販売網をグローバルに拡大した。中国事業は2007年に上海駐在員事務所を閉鎖後、現地法人を設立して再編された。

中国子会社の再編と中期経営目標(2020年代)

2026年1月1日付で、日置電機は中国子会社の機能再編を実施した。日置(上海)科技発展有限公司と日置(上海)測量儀器有限公司の機能と社員を日置(上海)測量技術有限公司に移管し、両社は2026年中に清算予定である。2025年12月期の売上高は405億円と過去最高を更新したが、営業利益は67.9億円と前年比9.8%減となった。中期経営目標として売上高営業利益率20%、海外売上高比率70%以上、ROE15%以上(2030年)を掲げ、資本収益性向上を重点課題としている。

年表36件を開く

1950年代

  • 1952年1月創業電気計測器の製造及び販売を目的として、資本金180万円をもって、長野県埴科郡坂城町に日置電機株式会社を設立。
  • 1958年10月生産の増強をはかるため、本社工場を坂城町6249番地に新築、移転。
  • 1959年9月東京営業所(現 東京SEO)を東京都千代田区神田須田町に開設。(現在、東京都千代田区外神田に移転)

1960年代

  • 1961年6月大阪営業所(現 西日本SSH)を大阪府大阪市浪速区関谷町に開設。(現在、大阪府大阪市淀川区宮原に移転)
  • 1963年2月名古屋営業所(現 東海SSH)を愛知県名古屋市熱田区金山町に開設。(現在、愛知県名古屋市中村区名駅に移転)
  • 1965年6月テープレコーダの録音レベル調整用VU計の量産開始。

1970年代

  • 1972年1月福岡営業所(現 福岡SEO)を福岡県福岡市薬院に開設。(現在、福岡県福岡市博多区上牟田に移転)
  • 1972年9月生産増強のため、長野県上水内郡信州新町に信州新町工場開設。(1990年4月閉鎖)
  • 1974年12月電気設備工事の検査用、接地抵抗計、電池式絶縁抵抗計を発表、「現場測定器分野」に進出。
  • 1977年3月長野営業所(現 長野本社SSH)を本社内に設置。
  • 1978年2月電池式絶縁抵抗計3110に、日本工業規格(JISマーク)表示許可を受ける。
  • 1978年10月活線状態で大電力を容易に測定できるクランプ電力計3130シリーズを他社に先駆け発表、「電子測定器分野」に本格的に進出。
  • 1979年3月静岡営業所(現 静岡SEO)を静岡県浜松市板谷町に開設。(2010年10月に閉鎖し、2015年1月に静岡県静岡市駿河区中田に開設)
  • 1979年4月札幌営業所を北海道江別市大麻栄町に開設。(1995年7月閉鎖)
  • 1979年7月電子的に記録する高速記録計8101発表、「記録装置分野」に進出。
  • 1979年8月東北営業所(現 東北SEO)を宮城県仙台市新田西町に開設。(現在、宮城県仙台市若林区六丁の目西町に移転)
  • 1979年9月広島営業所(現 広島SEO)を広島県広島市中区船入本町に開設。(現在、広島県広島市安佐南区中筋に移転)

1980年代

  • 1982年4月神奈川営業所(現 東日本SSH)を神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町に開設。(現在、神奈川県横浜市港北区新横浜に移転)
  • 1984年11月北関東営業所(現 北関東SEO)を埼玉県川口市芝中田に開設。
  • 1986年7月実装プリント基板試験装置インサーキットテスタ1101発売、「自動試験装置分野」へ進出。

1990年代

  • 1990年5月新本社工場「HIOKIフォレストヒルズ」長野県上田市小泉に完成。坂城工場を閉鎖、全面移転し業務を開始する。
  • 1991年7月上場社団法人日本証券業協会店頭登録銘柄として株式公開。一般公募増資により新資本金28億4,289万円となる。
  • 1993年2月独身寮「HIOKIロッジ」竣工。
  • 1993年6月品質保証の国際規格ISO9001の認証を受ける。
  • 1994年3月保険代理業及び不動産管理を営む子会社「日置フォレストプラザ㈱」を設立。
  • 1995年6月創業創業60周年記念事業として東京流通センターにおいて、「HIOKIテクノフェア'95」を開催。
  • 1996年2月インサーキットハイテスタが(財)日本発明振興協会主催の第21回日本発明大賞・池本功労賞を受賞。
  • 1996年7月科学技術振興事業団から近赤外域微弱光検出装置の委託開発企業に選定される。
  • 1997年12月環境管理の国際規格ISO14001の認証を受ける。
  • 1998年4月創業米国にHIOKI USA CORPORATIONを設立。
  • 1998年9月日本緑化センター主催の緑化優良工場表彰「関東通産局長賞」受賞。
  • 1999年4月M&Aエンジニアリングサービスを専業とする子会社「日置エンジニアリングサービス㈱」を設立。(2013年4月に日置電機㈱が吸収合併)

2000年代

  • 2000年10月シンガポールにシンガポール駐在員事務所を開設。(2010年11月閉鎖)
  • 2001年4月中国に上海駐在員事務所を開設。(2007年4月閉鎖)
  • 2001年4月台湾に合弁会社「TKK HIOKI CO.,LTD.」を設立。(2018年1月に全保有株式を譲渡)
  • 2001年11月上場㈱東京証券取引所市場第二部上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率20%
  • 海外売上高比率70%以上
  • 自己資本当期純利益率(ROE)2030年までまで15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    脱炭素化・電動化シフトの後押し

    2030年までの長期経営方針「ビジョン2030」に基づき、電気計測のノウハウと顧客密着型の課題解決スタイルで、あらゆる産業の脱炭素化及び電動化シフトを支援する。

  2. 02

    オンリーワン製品の研究開発

    顧客に密着し要望をいち早く捉え、他社にない独自の製品を提供する。将来の需要を見越した研究開発を進め、新分野の確立を目指す。

  3. 03

    海外市場の拡大とグローバル体制強化

    中国、韓国、東南アジア、インドなどアジアを最重要ターゲットに、米国・欧州市場も開拓。ブランド浸透とグローバルアフターサービス体制を構築し、海外売上高比率向上を図る。

  4. 04

    生産性の最適化と品質向上

    品質向上とコストダウン、短納期化を推進し、国際競争力のある製品づくりを目指す。生産能力強化と棚卸資産の適正化により、生産体制の最適化と生産性向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,153人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,035万円で、9期前と比べて+32.8%平均年齢は46.7歳、平均勤続年数は21.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月787
2017年12月826
2018年12月872
2019年12月77944.619.7920
2020年12月77045.120.0965
2021年12月92345.920.7983
2022年12月98046.121.01,009
2023年12月99846.421.31,048
2024年12月1,03346.721.41,098683
2025年12月1,03546.721.31,153590

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率56.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 0 / 海外 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
上田第二工場(長野県上田市)(注)23,746百万円
電気測定器事業
その他の支店(国内8か所)(注)2175百万円
電気測定器事業
中国 上海市175百万円
電気測定器事業
坂城工場(長野県埴科郡坂城町)(注)295百万円
電気測定器事業
韓国 ソウル特別市90百万円
電気測定器事業
米国 テキサス州65百万円
電気測定器事業
インド グルグラム市57百万円
電気測定器事業
シンガポール52百万円
電気測定器事業
ドイツ エシュボルン市39百万円
電気測定器事業
インドネシア 東ジャカルタ市36百万円
電気測定器事業
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    HIOKI USA CORPORATION
    米国 テキサス州
    議決権100.0%
  • 海外
    HIOKI USA CORPORATION
    米国 テキサス州
    議決権100.0%
  • 海外
    日置(上海)測量技術有限公司(注)2,5,6
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    日置(上海)測量技術有限公司(注)2,5,6
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    日置(上海)科技発展有限公司(注)3,6
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    日置(上海)測量儀器有限公司(注)3,6
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    HIOKI SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    HIOKI SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    HIOKI KOREA CO., LTD.
    韓国 ソウル特別市
    議決権100.0%
  • 海外
    HIOKI KOREA CO., LTD.
    韓国 ソウル特別市
    議決権100.0%
  • 海外
    HIOKI INDIA PRIVATE LIMITED (注)3
    インド グルグラム市
    議決権100.0%
  • 海外
    HIOKI EUROPE GmbH
    ドイツ エシュボルン市
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • 台湾日置電機股份有限公司台湾 台北市100%
  • PT. HIOKI ELECTRIC INDONESIA (注)3インドネシア 東ジャカルタ市100%
  • HIOKI ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.(注)3タイ バンコク都100%
  • HIOKI MEA FZCOアラブ首長国連邦 ドバイ市100%
  • HIOKI ELECTRIC VIETNAM COMPANY LIMITED(注)4ベトナム ハノイ市100%
  • HIOKI ELECTRIC VIETNAM COMPANY LIMITED(注)4ベトナム ハノイ市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は405億円営業利益68億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.1%、利益が-9.3%。

売上高
+3.1%
405億円
営業利益
-9.3%
68億円
純利益
-11.3%
55億円
営業利益率
16.8%
前期比 -2.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高477億円405億円
営業利益95億円68億円
純利益75億円55億円
1株あたり配当¥240¥240

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は241億円、営業利益は51億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+23.6%、営業利益は+54.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1002323.016
2023年2Q1032221.418
2023年3Q931819.414
2023年4Q9615
2024年1Q911617.612
2024年2Q961717.714
2024年4Q2064220.436
2025年2Q1953316.923
2025年4Q2103516.732
2026年2Q2415121.240

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は151億円から405億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は16.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月151127
2013年12月14385
2014年12月1712013
2015年12月1942921
2016年12月1811712
2017年12月2092620
2018年12月2333428
2019年12月2283022
2020年12月2172621
2021年12月2936045
2022年12月3447353
2023年12月3928263
2024年12月393758019.162
2025年12月405687116.855

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高405億円のうち、営業利益として残るのは68億円16.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は55億円、売上の13.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金49.6%201億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.6%136億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.8%68億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.9pt
16.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.7pt
13.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.0pt
13.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが75億円、投資CFが−47億円で、差し引きのフリーCFは28億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は167億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月25−11−51455
2013年12月14−21−3−747
2014年12月27−17−31055
2015年12月26−32−5−643
2016年12月23−18−7540
2017年12月35−12−62358
2018年12月38−1−93785
2019年12月33−12−132192
2020年12月42−10−932115
2021年12月47−8−1439142
2022年12月12−15−25−3118
2023年12月84−34−2350147
2024年12月89−37−3652165
2025年12月75−47−2728167

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は515億円。このうち返さなくてよい自己資本が440億円で、自己資本比率は85.4%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1981772189.6
2013年12月2031832089.8
2014年12月2331943983.1
2015年12月2322072589.2
2016年12月2322102290.7
2017年12月2572282988.8
2018年12月2742423288.5
2019年12月2802512989.8
2020年12月3042604485.5
2021年12月3642956980.9
2022年12月4063287880.7
2023年12月4533718282.0
2024年12月4823988382.7
2025年12月5154407585.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
185億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
360億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
75億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中18位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中128位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.0%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.8%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
85.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥10,300で、1年前と比べて+75.3%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥10,300-3.6%1ヶ月-15.7%1年+75.3%時価総額1,445億円
過去52週の値幅
安値¥5,580高値¥13,800

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.4倍
PER (会社予想)18.4倍
PBR3.02倍
配当利回り2.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比-6.81%の10950円と急落し、1カ月では-2.0%となった。8月5日に13210円まで上昇したが、その後調整が続く。25日移動平均線(11571.6円)を約5.4%下回り、75日線(11917.98円)からもかい離。52週高値13800円からは約-20.7%の水準で、週足では高値圏からの調整局面とみられる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PERが25.6倍(予想18.4倍)と業界平均26.8倍と同水準、PBRは3.03倍と業界平均1.89倍を上回り割高感がある。ROEは13.03%と良好で、配当利回り2.32%は業界平均2.44%と近似。売上高は横ばいで営業利益率は高いが、今期利益減益見込みで成長性は限定的。バリュエーションは概ね妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.4倍30.8倍
PER (予想)18.4倍
PBR3.02倍2.58倍
ROE13.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

日置電機は計測器分野で強固なポジションを持つ。強気派は高収益体質と安定需要を評価。弱気派は競合の台頭や成長鈍化、高PERを警戒する。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率19%超と収益性が高く、安定したキャッシュ創出力。

  • 需要の安定性

    産業用・研究開発用計測器は景気変動の影響を受けにくい。

  • グローバルブランド

    海外売上比率が高く、世界市場での認知度が高い。

  • 売上高成長(393→405億円)2025/12期影響

    FY2025/12売上高405億円、前期393億円から増収。市場拡大が牽引。

  • 予想PER18.4倍の割安水準継続影響

    現在PER25.6倍に対し、予想PER18.4倍。収益回復でバリュエーション改善。

  • 安定配当利回り2.32%継続影響

    1株配当240円(予想)で利回り2.32%。継続的な株主還元姿勢。

  • 研究開発投資の実を結ぶ新製品2026年下半期影響

    高ROE13%を活かした新製品投入で利益成長加速。営業利益80億円超復帰期待。

マイナスに働く材料7
  • 競合の台頭

    海外メーカーの低価格品によりシェア浸食リスク。

  • 成長鈍化

    今期売上高はほぼ横ばい予想で、成長期待が限定的。

  • バリュエーション懸念

    PER25倍超、PBR3倍超と割高感がある。

  • 営業利益減少(75→68億円)2025/12期影響

    FY2025/12営業利益68億円、前期75億円から減少。コスト増や販売減が響く。

  • 最終利益減少トレンド2025/12期影響

    純利益55億円(前期62億円)と減少。EPS低下で株価調整リスク。

  • 高PER(25.6倍)の修正リスク継続影響

    増収にもかかわらず利益減少でPERが上昇。成長鈍化でPER低下の懸念。

  • 業績予想未達リスク次回決算発表影響

    市場コンセンサス営業利益75億円程度に対し、実績68億円で下ブレ。信頼低下。

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
グローバル需要の動向を把握するため。
営業利益率
高収益体質の維持・改善を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり240で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.33%。

年間配当
¥240
1株あたり
配当利回り
2.33%
いまの株価に対して
配当性向
53.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月4042.0
2017年12月6050.042.3
2018年12月8033.347.0
2019年12月9012.558.7
2020年12月60−33.345.3
2021年12月165175.057.8
2022年12月160−3.034.0
2023年12月18012.540.3
2024年12月20011.148.6
2025年12月2000.053.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥240

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ7,286人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.7%を占め、残る67.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他57.355.156.958.857.056.9
金融機関29.329.630.424.824.425.0
外国法人7.09.16.69.311.49.5
事業法人5.65.45.55.65.67.7
自己株式2.82.72.62.63.53.5
証券会社0.80.70.71.51.70.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.18
02日置電機社員持株会5.97
03日置 恒明5.63
04株式会社八十二銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.71
05公益財団法人HIOKI奨学・緑化基金4.29
06日置 妙子4.09
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.06
08明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.64
09日置 勇二2.99
10日置 秀雄2.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+672%、1株純資産は14期で+150%。直近期のROEは13.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月521,3014.026.346.6
2013年12月371,3402.837.933.7
2014年12月991,4197.217.430.7
2015年12月1561,51710.714.234.5
2016年12月861,5445.624.642.0
2017年12月1471,6729.119.642.3
2018年12月2041,77711.817.647.0
2019年12月1611,8448.923.658.7
2020年12月1521,9078.127.545.3
2021年12月3312,15816.326.557.8
2022年12月3902,40117.116.234.0
2023年12月4642,71818.113.640.3
2024年12月4552,94216.116.648.6
2025年12月4033,24713.015.153.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額368百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岡澤尊宏代表取締役社長 品質保証管掌5833,000
巣山芳計取締役 専務執行役員 総務本部長生産管掌6229,000
久保田訓久取締役 専務執行役員 R&D本部長兼 最高情報責任者(CIO)6010,000
鷹野保直取締役 常務執行役員 グローバル営業本部長兼 欧州統括6514,000
田村義晴取締役70
丸田由香里取締役57
馬渡修取締役71
牧辰人取締役53
渡瀬ひろみ取締役61
村田英典常勤監査役654,000
富山琴美常勤監査役542,000
弓場法監査役70
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
高橋均監査役70
岩本博昭67

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4123517024461
社外取締役5565611
監査役24375025
社外監査役318186

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,208字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社14社で構成され、電気測定器の開発、製造、販売を主な事業内容としております。また、電気測定器事業をサポートするためにその他のサービス等の事業を行っております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントの関係は、次のとおりであります。 報告セグメント   会社名   主な事業内容 電気測定器事業   当社(日置電機㈱)   電気測定器の開発、製造、販売 HIOKI USA CORPORATION   米国市場における当社製品の販売 日置(上海)測量技術有限公司(注)   中国国内グループの事業統括、経営管理 日置(上海)科技発展有限公司(注)   中国市場における研究開発、製造、販売 日置(上海)測量儀器有限公司(注)   中国市場における当社製品の販売 HIOKI SINGAPORE PTE. LTD.   子会社が所在する国以外の東南アジア及びオセアニア市場における当社製品の販売 HIOKI KOREA CO., LTD.   韓国市場における当社製品の販売 HIOKI INDIA PRIVATE LIMITED   インド市場における当社製品の販売 HIOKI EUROPE GmbH   欧州市場における当社製品の販売 台湾日置電機股份有限公司   台湾市場における当社製品の販売 PT. HIOKI ELECTRIC INDONESIA   インドネシア市場における当社製品の販売 HIOKI ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.   タイ市場における当社製品の販売 HIOKI MEA FZCO   中東及びアフリカ市場における当社製品の販売 HIOKI ELECTRIC VIETNAM COMPANY LIMITED   ベトナム市場における当社製品の販売 (注)2026年1月1日付で、日置(上海)科技発展有限公司及び日置(上海)測量儀器有限公司の機能及び社員を日置(上海)測量技術有限公司に組織再編により移管しております。日置(上海)科技発展有限公司及び日置(上海)測量儀器有限公司は2026年中に清算する予定であります。 また、報告セグメントに含まれない事業セグメントは、次のとおりであります。 会社名   主な事業内容 その他   日置フォレストプラザ㈱   損害保険代理業及び当社が所有する不動産の管理 事業の系統図(当社及び子会社)は、次のとおりであります。 (注)2026年1月1日付で、日置(上海)科技発展有限公司及び日置(上海)測量儀器有限公司の機能及び社員を日置(上海)測量技術有限公司に組織再編により移管しております。日置(上海)科技発展有限公司及び日置(上海)測量儀器有限公司は2026年中に清算する予定であります。移管後の事業の系統図(当社及び子会社)は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,446字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 企業は社会的な存在であります。当社は社会に受け入れられる高品質の製品と最高のサービスを提供し、顧客の満足を得ることに全力を尽くしてまいります。同時に事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。また、地域社会の一員として教育文化等地域社会の発展に役立つ活動を積極的に支援してまいります。これらを実現するために、先進の研究開発と新分野の確立に挑戦する研究開発型企業を目指し、自主的な成長発展を図ってまいります。 また、適正な利益を確保し、会社の成長発展の原資とするとともに、株主、社員そして社会へ還元したいと考えております。 (2)目標とする経営指標 当連結会計年度には、資本コストの見直しを含む経営指標の再定義を行い、株主資本コストの推計値を従来の7%前後(6~8%)から10%前後へと引き上げました。この見直しに伴い、自己資本当期純利益率(ROE)の目標を従来の10%以上から15%以上へと改定し、資本収益性向上を重要な経営課題として認識しました。具体的な目標として、「売上高営業利益率20%」、「海外売上高比率70%以上」、及び「自己資本当期純利益率(ROE)を2030年までに15%以上とすること」を設定しました。 これらの目標を達成するため、新製品投入による新市場の開拓や海外市場の拡大を通じた売上高の増加、さらに経営効率の向上に注力しました。また、ROEの構成要素である売上高当期純利益率と総資産回転率の改善を目的に、各部門の事業計画と連動した取り組みを進め、全社的な努力を重ねてきました。 目標達成状況としては、「売上高営業利益率20%」に対する当連結会計年度の実績は16.8%であり、目標には届きませんでした。また、「ROE15%以上」の目標に対して、実績は13.0%と未達でした。同様に、「海外売上高比率70%以上」の目標に対しても、実績は63.6%に留まりました。しかしながら、海外売上高は257億94百万円に達し、前年度の247億83百万円を上回り、過去最高水準を維持するなど一定の成果を挙げることができました。 さらに、目標達成に向けての経営指針として、連結貸借対照表(B/S)に関する新たなガイドラインを設定しました。具体的には、連結貸借対照表上に占める「現金及び預金」の比率を20%以内に収めることを目指し、当面は年間平均で25%~30%以内に管理する方針を定めました。また、当社の最適資本構成を考慮し、加重平均資本コスト(WACC)最小化を目指しつつ、連結自己資本比率を60%前後とすることを目標に掲げ、当面は70%前後に管理する方針です。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は創業以来、「HIOKIの理念」である「人間性の尊重」と「社会への貢献」をベースに産業のマザーツールと呼ばれる電気計測器の開発、生産、販売・サービスを事業としてまいりました。 現在、持続可能な社会の実現に向け「脱炭素化」が叫ばれ、世界規模で「化石燃料から再生可能エネルギーへのエネルギー源転換」という大きな変革が起きています。 このような社会の変化に対し、当社は2030年までの長期経営方針「ビジョン2030」を策定し、取り組みを進めてまいりました。このビジョンに基づき、これまで培ってきた電気計測のノウハウと海外販売会社を中心にグローバル展開している顧客密着型の課題解決スタイルによって、あらゆる産業の脱炭素化及び電動化シフトを後押ししてまいります。 電気を安全に供給し、エネルギーを有効に活用するために、「測る」という計測ソリューションから、新たな検査や試験の基準を創出し提供することで、顧客と共に持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。 各分野における取り組みは以下のとおりです。 研究開発面におきましては、顧客に密着し顧客の要望をいち早くつかみ、他社にないオンリーワンの製品を提供することを目指してまいります。また、将来の需要を見越して研究開発を進め、新しい価値を顧客に提案することにより新分野の確立を目指してまいります。 販売面におきましては、グローバル化の方針のもと、中国、韓国、台湾、東南アジア、インドを中心にアジア地域を最重要ターゲット市場として開拓するとともに、米国市場及び欧州市場の開拓も積極的に進め輸出を強化してまいります。 生産面におきましては、品質の向上及びコストダウンを進め、国際市場において活躍できる製品づくりを目指してまいります。また、競合他社に対する優位性の一つとして、短納期化を進めてまいります。 また、当社はコーポレート・ガバナンスを経営戦略の重要な柱の一つと考えており、コーポレート・ガバナンスを企業価値向上のための経営体制の確立と認識しております。コンプライアンスを最重要視し、経営の効率化に取り組み、適正な利益を確保すると同時に、経営情報の積極的な開示により経営の透明性を高め、株主(投資家)、顧客、社員等全てのステークホルダーに対して、その社会的な責任を果たしてまいります。 (4)経営環境及び対処すべき課題 世界経済は、当連結会計年度においても地政学的リスクの高止まりや米国の政策不確実性の高まり、一部通貨のボラティリティの高まりなどの影響で、不透明な状況が続きました。一方で、主要国による利下げを含む広範な金融緩和が景気の底割れを防ぎ、地域によっては回復の兆しが見え始めております。脱炭素化の世界的な潮流は、企業の設備投資を牽引し、2025年のクリーンエネルギー関連投資は過去最高水準に達すると見込まれております。また、自動車の電動化がさらに進展し、EVの普及が進んでおります。この変化に伴い、電源技術には高効率化が求められ、小型・軽量化が進む一方、コスト削減や信頼性確保が次の焦点となっております。 当社グループは、この市場変化を大きなビジネスチャンスと捉え、新たな顧客価値を創造し、独自のセンシング技術をより高めるとともに、培ってまいりました計測技術を組み合わせ、高付加価値製品を提供してまいります。海外販売子会社を通じてHIOKIブランドを浸透させ、売上高を伸長させるとともに、世界中のお客様に安心して当社製品をお使いいただくためのグローバルアフターサービス体制の構築に引き続き取り組んでまいります。また、「海外売上高比率70%以上」を目標に、特定の地域に依存しない売上高構成を目指してまいります。従来から生産能力の強化に努めてまいりましたが、生産の増大に対処しつつ、棚卸資産を適正な水準に保ち、生産体制の最適化と生産性の向上を図ってまいります。さらに、サステナビリティ基本方針に基づき、グループ一体となってサステナビリティ活動を推進すると同時に、情報セキュリティの向上やデジタルトランスフォーメーションに向けた取り組みも進めてまいります。 現在、インフレーションの影響により売上原価が増加しており、また、DX推進に伴う計画的な投資などにより販売費及び一般管理費も増加しておりますが、次期も製品価格の見直しを機動的に行い、収益性の改善を図ってまいります。 当社は、自社の株主資本コストを7%前後(6~8%)と推計しておりました。その後、株主・投資家との間で資本コストや資本収益性について対話を重ね、その対話内容をもとに経営会議及び取締役会で議論してまいりました。それを踏まえ、2024年8月に当社は、自社の株主資本コストの推計値を10%前後といたしました。これを受け、当連結会計年度から目標とする経営指標を「自己資本当期純利益率(ROE)15%以上」にいたしました。引き続き、保有する資本を有効に経営に投下し、売上高当期純利益率と総資産回転率を一層高め、10%前後と推計する株主資本コストを上回るROEを実現してまいります。また、「売上高営業利益率20%」につきましても、引き続き目標の達成を実現してまいります。 こうした取り組みのもと、2030年までの長期経営方針「ビジョン2030」の施策を通じ社会に貢献すると同時に、継続的に成長発展できる体制を構築してまいります。
事業等のリスク6,150字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社及び子会社は、様々なリスクに対するリスクアセスメントと未然防止手続及び発生した場合の対処方法等を定めた「リスク管理規程」及び「危機対応規程」を制定しております。当社の代表取締役社長は、リスク管理・危機対応責任者として当社及び子会社のリスク管理・危機対応を総括しております。当社の各部門及び子会社は、当該規程に従って業務を遂行し、企業集団全体のリスクの回避と損失の軽減に努めております。 当社の各部門及び子会社は、年に一度リスクアセスメントを実施し、適切な措置を講じております。この結果を踏まえ、リスク管理を主管する当社の総務推進部は必要に応じて部門責任者と子会社社長へのヒアリングを実施し、各リスクの抽出に不足がないか確認することとしております。また、同時に各リスクに対する対応方法を確認することとしております。 当社の各部門及び子会社に対するリスクアセスメント結果は当社の経営会議で毎年度評価しております。リスク管理者である当社の総務本部長はその内容を取締役会に報告し、必要な監督を受けることとしております。重要な事案は、取締役会で改善策を審議し決定することとしております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える定量的な影響については、合理的に予測することが困難であると考えており、記載しておりません。 (1)人材に係るリスク 当社グループの成長の源泉は、企業理念に共感し自己成長する国内外の社員であります。当社グループは「業界のフロントランナーとして『測る』を進化させ続け、世界のお客様と共に持続可能な社会をつくるソリューションクリエイターになる」ことをビジョンに掲げており、人事制度を不断に見直し、社員が自律的に働ける環境を整備しております。現在、グループ各社で人材を採用するとともに教育と訓練による育成をしておりますが、計画どおり進められないリスクがあり、その場合当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)人権に係るリスク 当社グループは、社員行動規範及び資材調達基本方針に基づき事業活動における人権尊重の取り組みを推進しております。また、グループ各社の社員を対象にコンプライアンス、人権に関する啓発活動を継続的に実施するとともに、グループ各社の社員を利用対象とする内部通報制度を運営しており、人権侵害が疑われる行為があった際に適切に対処ができる仕組みを導入しております。また、今後サプライチェーンを含めた人権尊重の取り組みを強化していく方針であります。しかしながら、当社グループにおいて人権侵害等の事象が発生した場合、社会的信用の喪失、顧客との取引停止、損害賠償責任の発生等により当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3)設備投資動向に係るリスク 当社グループは、電気測定器の開発、生産、販売・サービスを行っております。製品のユーザーは主として製造業であり、業種としては電機関係を中心に自動車、電子部品、環境・新エネルギー等多岐にわたっております。そのため、当社グループの売上高は、基本的には製造業の設備投資動向に影響を受けやすい傾向にあります。 当社は研究開発型企業であり、新分野に製品を投入し売上高の拡大を図っております。また、グループ各社とともに各地域及び各業種の市況や設備投資動向を常時注視し、必要な施策を迅速に講じております。しかしながら、金融市場の不安定化を含む各種の要因で、当社の予測を超える製造業の設備投資動向の変動が生じた場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)海外売上高に係るリスク 輸出強化の方針のもと、米国、中国、シンガポール、韓国、インド、ドイツ、台湾、インドネシア、タイ、アラブ首長国連邦、ベトナムに子会社を設立し、海外市場の開拓に注力してまいりました。その結果、海外売上高比率は、2025年12月期は63.6%(2024年12月期は63.1%)になりました。 欧米地域の売上高伸長に向けた施策を継続して実施しておりますが、現在は特に中国を中心とするアジア地域の構成比率が高く、今後当該地域の地政学的リスク、経済動向や各国における様々な法規制が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、海外売上高の増加に伴い、大幅な為替変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)品質に係るリスク 当社グループは、国内外の幅広い業種の顧客に対して電気測定器を提供しております。当社グループは、製品の生産に当たり、設計管理・工程管理・各種評価試験・仕入先など協力者への監査や指導等を通じ、開発段階から出荷に至る全ての段階で品質の作り込みを行う品質保証体制の整備に努めております。 しかし、当社の想定を超える事故が発生する可能性は否定できず、品質に関わる重大な問題が起こった場合には、多額の損害賠償金等の費用の発生や売上高の減少等により、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)サプライチェーンに係るリスク 当社グループは、原材料の購入から生産、販売までの一連の流れにおいて最適なサプライチェーンの構築に取り組んでおります。 当社グループは、バッテリー、デバイス、インフラ等の重点市場及び幅広い市場の顧客ニーズに適時にお応えするため、多品種少量・変種変量生産を可能とする生産体制を構築するとともに、アフターサービス体制の充実を図っております。そのため、当社グループにおいては、原材料の安定的な調達が不可欠であります。主要原材料は電気・電子部品及びレアメタルを含む金属、プラスチック等の材料部品であり、電子回路部品については半導体市場の動向によって需給が大きく変化し、そのスピードが速いことが特徴となっております。半導体部品を中心とした部品価格の高騰は落ち着きを見せ、様々な在庫低減に向けた取り組みを進めた結果、棚卸資産の残高は減少いたしましたが、依然として適正な水準には至っていない状況です。また、金属材料部品、プラスチック材料部品については原材料価格、原油価格及び為替変動の影響を受けております。 当社グループは、調達先と緊密なコミュニケーションを取り、材料部品の供給不足による生産停止を招かないよう安定的な調達活動を進めております。さらに、コストダウン努力及び製品の高付加価値化により原材料価格、原油価格及び為替変動が業績に与える影響を解消していく方針でありますが、今後これらの原材料の需給状況及び価格が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに米国の関税政策の長期化が世界貿易の停滞とサプライチェーンの混乱を招く可能性があり、今後これらの原材料の需給状況及び価格が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、海外の顧客に対して空輸を中心として電気測定器を出荷、輸送しております。輸送に関する費用は、市場の需給及び原油価格等の影響を受けております。 当社グループは、効率的な物流体制の構築及び物流コストの低減に努めていく方針でありますが、今後輸送に関する需給状況及び価格が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)設備投資計画に係るリスク 従来当社グループの設備投資は研究開発及び生産の合理化等に関連した更新投資が中心でありました。しかしながら、より一層の研究・開発効率の向上と技術革新の推進を目指し、研究棟(2015年3月竣工)を建設し、それ以降、高額な実験研究設備への投資を積極的に進めております。また、増大する受注に対応するため本社工場の増床・増築工事と動線改善のための投資をするとともに、本社工場から約2kmに立地する土地建物を取得し、2024年7月に上田第二工場として稼働いたしました。 当該設備投資は当社グループの事業拡大に寄与するものと認識しておりますが、従来の設備投資と比較すると多額なものであることから、場合によっては当該設備投資に係る減価償却費負担の増加等により当社グループの業績圧迫要因となる可能性があります。 (8)競合に係るリスク 現在、脱炭素化に向けた世界的な流れから世界各国で企業の設備投資の拡大が継続しており、重点市場における電気測定器市場の成長が期待されております。当社グループは、世界的な新製品の開発により事業拡大を図ることを目指しておりますが、競合企業の新規参入や競争の激化、当社グループの技術開発力の劣後等の要因により、競合企業と価格競争になるケースが想定され、これが当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)知的財産に係るリスク 当社グループは、知的財産権を重要な経営資源の一つであると考えております。そのため、知的財産権保護とそれに関連して発生する紛争の回避は重要な経営課題と考えており、知財部門にて必要な業務を進めております。 当社グループの知的財産権が侵害されたり、特定の国・地域で十分な保護を受けられない場合、当社グループの事業活動と業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが意図しない形で第三者の特許を侵害するに至った場合や、その他知的財産権に関する紛争が発生した場合には、当社グループの事業活動と業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)為替変動に係るリスク 当社グループは、グローバルに事業を展開しており、取引通貨の多くは人民元・米ドル・韓国ウォン・ユーロ等、日本円以外の通貨であります。これらの通貨に対する急激な為替相場の変動は売上高や利益の増減等、損益に影響を与えます。また、海外における資産や負債価値は、財務諸表上で日本円に換算されるため、為替レートの変動の結果、換算差による影響が生じます。当社では、総務本部財務経理部にて為替相場を継続的にモニタリングしており、適宜必要な対応を取っておりますが、急激又は大幅な為替レートの変動等は、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11)税制に係るリスク 当社グループは、グローバルに事業を展開しております。国内はもとより、米国、中国、韓国等の国・地域に販売子会社を設立し事業運営をしており、各国・地域の税制に基づき納税をしております。当社は、国内外のグループ各社とともに各国・地域の税制等の概要、改正動向を適宜把握するとともに、国境を越える当社グループ会社間の取引価格の設定で適用される移転価格税制の遵守に努めております。しかしながら、想定しない税制改正が行われたり、税務当局から取引価格が不適切であるとの指摘を受け、追徴課税や二重課税が生じたりすることで当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12)情報セキュリティに係るリスク 当社グループは、事業上の重要情報及び事業を展開する上で入手した顧客、他企業の機密情報、取引先関係者や従業員の個人情報等を保有しております。これらの情報は、外部流出や破壊、改竄等が起こらないように、グループ全体で管理体制を構築し、ITセキュリティ、施設セキュリティの強化、ITリテラシー向上のための社員教育等の施策を実行しております。しかしながら、想定した防御水準を上回る技術によるサーバーへの攻撃や社内における過失や盗難等により、これらの情報が流出、破壊もしくは改竄される可能性を完全に回避することは困難であり、また情報システムの停止等が発生する可能性があります。 このような事態が生じた場合には、適切な対応を行うための費用負担が生じるとともに、信用低下、被害を受けた方への損害賠償金等の費用の発生、又は業務の停止等により、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、近年では各国でのデータ規制やAI利用制限等のデジタル規制が強化されており、これらの規制対応が求められる場面が増加しております。こうした規制の強化により、当社グループの新製品開発やサービス提供、海外事業展開に制約が生じることがあり、これが当社グループの事業活動や競争力、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (13)自然災害等に係るリスク 当社グループは、自然災害、火災、戦争及びテロ行為、感染症の流行等が発生した際には、「リスク管理規程」に基づき全社でリスク低減を図る体制を構築しております。しかしながら、国内外における想定を超えた大規模自然災害(地震、津波、台風、水害等)やそれに起因する大規模停電及び電力不足、戦争及びテロ行為による社会的混乱、未知の感染症の流行によって大きな被害を受ける可能性があります。これらの予期せぬ事象が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (14)棚卸資産の評価に係るリスク 当社グループの棚卸資産の評価は、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法によっております。製品のライフサイクル期間や修理保証期間を踏まえて決定した一定の回転期間を超える品目がある場合には、その回転期間に応じて規則的に帳簿価額を切り下げる方法を採用しております。また、正味売却価額が帳簿価額を下回っている商品及び製品に対する評価につきましては、正味売却価額まで帳簿価額を切り下げる方法を採用しております。 市場の設備投資動向や競合製品による需要の低迷を受け、各品目の回転期間に変動が生じる場合があります。このような場合、棚卸資産評価損の追加計上が必要となる可能性があり、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (15)気候変動に係るリスク 現在、気候変動に対する取り組みが国内外で進められており、当社グループは、これを重要な事業機会と捉え、電気測定器事業を通じて持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めております。しかしながら、気候変動に伴う市場環境の変化に対応できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、気候変動に伴い国内外で自然災害の激甚化が進んでおります。当社グループの各拠点で様々な自然災害への備えをしておりますが、予測し得ない被害が生じる可能性があり、このような場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、国際的に確立された開示の枠組みであるTCFDに基づく当社の取り組みを最新のコーポレート・ガバナンスに関する報告書に掲載しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,096字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は、次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 世界経済は、当連結会計年度においても地政学的リスクの高止まりや米国の政策不確実性の高まり、一部通貨の値動きが不安定になるなどの影響で、不透明な状況が続きました。一方で、主要国による利下げを含む広範な金融緩和が景気の底割れを防ぎ、地域によっては回復の兆しが見え始めております。脱炭素化の世界的な潮流は、企業の設備投資を牽引し、2025年のクリーンエネルギー関連投資は過去最高水準に達すると見込まれております。また、自動車の電動化がさらに進展し、EVの普及が進んでおります。この変化に伴い、電源技術には高効率化が求められ、小型・軽量化が進む一方、コスト削減や信頼性確保が次の焦点となっております。 当連結会計年度におきましては、売上高が前連結会計年度を上回り、着実な成長を遂げることができました。一方で、一部市場においては需要が当初の予測を下回り、2025年7月8日に公表した下方修正後の連結業績予想に対して若干の未達となりました。 市場別では、バッテリー市場は、EVやESS(蓄電システム)向けの堅調な需要の推移を受けて、売上高が前連結会計年度に対し増加いたしました。また、モビリティ市場及びコンポーネント市場は、EVタイプの多様化や農業用・建設用車両の電動化の進展、半導体セクターの需要増により、売上高は前連結会計年度を上回りました。一方で、エネルギー市場は、売上高が電力会社向け需要の好調を背景に中国、東南アジアで増加したものの、韓国の落ち込みが影響し、全体では前連結会計年度並みの水準にとどまりました。 顧客の所在地別では、中国の売上高が前連結会計年度比で大幅に増加し、インド、国内も増加いたしました。一方、韓国は年央の政情不安の影響を受けて大きく低迷し、9月以降に売上高が回復したものの、年間では前連結会計年度を下回りました。アメリカ、ヨーロッパも前連結会計年度の水準を下回る結果となりました。 利益面では、創業90周年記念事業に関連した一過性の費用やDX推進(ERP、CRM導入)に伴う計画的な投資の影響により販売費及び一般管理費が増加したため、営業利益、経常利益ともに前連結会計年度を下回りました。 以上により、当連結会計年度における業績は、売上高405億31百万円(前連結会計年度比3.2%増)、営業利益67億91百万円(同9.8%減)、経常利益71億6百万円(同11.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益54億57百万円(同11.8%減)となりました。 当連結会計年度末における総資産は、原材料及び貯蔵品が減少いたしましたが、建物及び構築物、退職給付に係る資産が増加したため、前連結会計年度末と比較して33億33百万円増加し、514億92百万円になりました。 負債は、未払法人税等、賞与引当金及び退職給付に係る負債が減少したため、前連結会計年度末と比較して8億2百万円減少し、75億36百万円になりました。 純資産は、利益剰余金及び退職給付に係る調整累計額が増加したため、前連結会計年度末と比較して41億35百万円増加し、439億56百万円になりました。 なお、当社グループは、電気測定器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して2億15百万円増加し、167億23百万円になりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、75億21百万円の収入(前連結会計年度比15.2%減)になりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益71億38百万円、減価償却費18億97百万円及び棚卸資産の減少額8億30百万円であります。主な減少要因は、法人税等の支払額21億6百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、47億26百万円の支出(同26.2%増)になりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額等により、27億6百万円の支出(同24.9%減)になりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、電気測定器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。 よって、生産実績及び受注実績につきましては製品の分類別情報を、販売実績につきましては製品の分類別情報及び顧客の所在地別情報を記載しております。 a. 生産実績 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 自動試験装置   (千円)   3,589,519   99.3 記録装置   (千円)   6,251,942   104.5 電子測定器   (千円)   20,901,140   106.3 現場測定器   (千円)   8,306,510   98.4 周辺装置他   (千円)   2,290,512   107.7 合計   (千円)   41,339,625   103.8 (注)金額は売価換算価額で表示しております。 b. 受注実績 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 自動試験装置   3,195,670   106.8   1,073,120   76.9 記録装置   6,217,131   107.0   613,104   108.3 電子測定器   20,543,253   107.3   2,233,247   118.9 現場測定器   8,726,458   102.9   966,480   155.7 周辺装置他   2,344,119   109.2   214,990   148.2 合計   41,026,633   106.4   5,100,943   110.7 c. 販売実績 (a) 製品の分類別実績 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 自動試験装置   (千円)   3,518,762   100.4 記録装置   (千円)   6,170,398   105.5 電子測定器   (千円)   20,187,852   103.9 現場測定器   (千円)   8,380,620   100.2 周辺装置他   (千円)   2,274,183   106.8 合計   (千円)   40,531,817   103.2 (b) 顧客の所在地別実績 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 国内   (千円)   14,737,407   101.7 海外    アジア    中国   (千円)   11,348,463   119.0 韓国   (千円)   3,060,508   79.0 台湾   (千円)   1,302,740   102.3 インド   (千円)   1,193,865   106.2 東南アジア   (千円)   2,201,888   107.4 その他アジア   (千円)   25,602   97.9 計   (千円)   19,133,069   107.0 アメリカ   (千円)   3,529,860   94.5 ヨーロッパ   (千円)   2,471,241   99.8 その他の地域   (千円)   660,239   95.8 計   (千円)   25,794,409   104.1 合計   (千円)   40,531,817   103.2 (注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10に満たないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成に当たり、連結会計年度末における資産、負債の金額、及び連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金等の見積り方法(計上基準)につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 なお、見積り、判断につきましては、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績等の状況 世界経済は、当連結会計年度においても地政学的リスクの高止まりや米国の政策不確実性の高まり、一部通貨の値動きが不安定になるなどの影響で、不透明な状況が続きました。一方で、主要国による利下げを含む広範な金融緩和が景気の底割れを防ぎ、地域によっては回復の兆しが見え始めております。脱炭素化の世界的な潮流は、企業の設備投資を牽引し、2025年のクリーンエネルギー関連投資は過去最高水準に達すると見込まれております。また、自動車の電動化がさらに進展し、EVの普及が進んでおります。この変化に伴い、電源技術には高効率化が求められ、小型・軽量化が進む一方、コスト削減や信頼性確保が次の焦点となっております。 当連結会計年度におきましては、売上高が前連結会計年度を上回り、着実な成長を遂げることができました。一方で、一部市場においては需要が当初の予測を下回り、2025年7月8日に公表した下方修正後の連結業績予想に対して若干の未達となりました。 市場別では、バッテリー市場は、EVやESS(蓄電システム)向けの堅調な需要の推移を受けて、売上高が前連結会計年度に対し増加いたしました。また、モビリティ市場及びコンポーネント市場は、EVタイプの多様化や農業用・建設用車両の電動化の進展、半導体セクターの需要増により、売上高は前連結会計年度を上回りました。一方で、エネルギー市場は、売上高が電力会社向け需要の好調を背景に中国、東南アジアで増加したものの、韓国の落ち込みが影響し、全体では前連結会計年度並みの水準にとどまりました。 顧客の所在地別では、中国の売上高が前連結会計年度比で大幅に増加し、インド、国内も増加いたしました。一方、韓国は年央の政情不安の影響を受けて大きく低迷し、9月以降に売上高が回復したものの、年間では前連結会計年度を下回りました。アメリカ、ヨーロッパも前連結会計年度の水準を下回る結果となりました。 利益面では、創業90周年記念事業に関連した一過性の費用やDX推進(ERP、CRM導入)に伴う計画的な投資の影響により販売費及び一般管理費が増加したため、営業利益、経常利益ともに前連結会計年度を下回りました。 また、目標とする経営指標の一つであります売上高営業利益率につきましては、当連結会計年度においては20%を目標に掲げてまいりましたが16.8%となり、誠に遺憾ながら目標未達となりました。売上高営業利益率を改善させるため、開発面では、重点市場として捉えております、バッテリー、デバイス、エネルギーの各分野に向けて顧客密着で高付加価値製品の開発を進め、製品を販売してまいります。 販売面では、3月にベトナム子会社を設立し、アジア地域での販売網の強化に取り組んでまいりました。グローバル営業本部を中心に、顧客管理や販売・プロモーション管理の一元化を図り、効率的な営業活動を展開しております。 目標とする経営指標の一つであります自己資本当期純利益率(ROE)につきましては、当社は15%以上を目標に掲げております。当連結会計年度は、利益剰余金及び退職給付に係る調整累計額の増加に伴い純資産が拡大したことから、自己資本当期純利益率(ROE)は13.0%となり、前連結会計年度の16.1%から低下しました。これにより目標値には届かず、引き続き改善に向けた取り組みが必要な状況です。 また、もう一つの目標とする経営指標であります海外売上高比率につきましては、70%以上を目標に掲げて おります。当連結会計年度の実績は63.6%と未達となりました。今後は、海外販売子会社を中心にHIOKIブラン ドの浸透を図り売上高を伸長させるとともに、世界中のお客様に安心して当社製品をお使いいただくためのグ ローバルアフターサービス体制の構築に引き続き取り組んでまいります。 なお、当連結会計年度における製品区分別の状況は、次のとおりであります。 (自動試験装置) トランプ関税による世界の自動車貿易の混乱を受け、自動車市場向けを主力とするジグ型の実装基板検査装置が大きく低迷した一方、AI向け半導体業界の活況が続いており、前連結会計年度に投入したベアボード検査装置は順調に受注高を伸ばしました。当連結会計年度は、この半導体基板市場に向け、最先端の高密度ICパッケージの検査を可能とする新型のベアボード検査装置を投入し、受注を開始いたしました。 この結果、売上高は35億18百万円(前連結会計年度比0.4%増)、受注高は31億95百万円(同6.8%増)となりました。 (記録装置) データロガーは、バッテリー市場や自動車市場を中心に順調に売上高を伸ばしました。また、より高速な信号を記録するメモリハイコーダの分野は目立った変化はないものの、国内を中心にインフラ設備の保全などで安定した需要が継続いたしました。世界的な配電網整備の重要性を背景に、海外市場での需要拡大を目指し、主力機種において基本性能を大きく向上させるモデルチェンジを実施いたしました。 この結果、売上高は61億70百万円(同5.5%増)、受注高は62億17百万円(同7.0%増)となりました。 (電子測定器) AIデータセンターを起因とするGPUなどの技術革新により、デバイスの信頼性を高めるための検査やエネルギーのバックアップなどの分野で新しい市場が生まれ、関連分野からの受注が活発になっております。また、バッテリーの発火事故による社会的問題を背景に、より信頼性の高い検査への需要が増加し、当社製品がそのニーズに応えることで市場から高い評価を獲得いたしました。電子部品向けの量産設備は減少傾向が続きましたが、前連結会計年度で落ち込んだEVのR&D市場には回復傾向がみられます。当連結会計年度は、その中でも成長が期待されるエネルギー分野、デバイス分野、バッテリー分野それぞれに、業界最高性能や業界初の機能を搭載した複数の新製品を投入いたしました。 この結果、売上高は201億87百万円(同3.9%増)、受注高は205億43百万円(同7.3%増)となりました。 (現場測定器) データセンターを中心とした最新のIT設備への旺盛な投資を受け、価格競争の影響を受けにくく、高い信頼性が求められる現場測定器の市場は、堅調に成長を続けております。韓国における年央の政情不安により、大幅な受注高の減少がありましたが、それも9月以降には解消され、グループ全体で見ると受注高は増加しております。また、一部のアナログ製品をデジタルへ転換し、製品の生産性と信頼性を向上させる取り組みを進めております。 この結果、売上高は83億80百万円(同0.2%増)、受注高は87億26百万円(同2.9%増)となりました。 b. 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの資金需要の主なものは、材料費、人件費、新製品開発に必要な研究開発費、営業費用、管理費用及び設備投資資金であります。これらの資金需要につきましては、自己資金を充当しております。 当社グループの経営方針、経営戦略につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に、経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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