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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

岡本工作機械製作所

OKAMOTO MACHINE TOOL WORKS, LTD.6125 · Standard · 機械

平面研削盤で世界トップクラスのシェアを持つ工作機械メーカー。半導体関連装置も手掛ける。

概要

岡本工作機械製作所は、1926年に創業した工作機械メーカーである。主力の研削盤とラッピング・ポリシングマシン(超精密加工機)により、自動車、半導体、医療機器向けに強みを持つ。群馬県安中市に本社を置き、連結従業員2,229名。2025年3月期の連結売上高は437億円、営業利益30億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

工作機械と半導体関連装置の二本柱

岡本工作機械製作所の事業は、工作機械と半導体関連装置の二つのセグメントで構成される。2025年3月期のセグメント別売上高は、工作機械が289億46百万円(全体の68.1%)、半導体関連装置が135億67百万円(同31.9%)である。工作機械セグメントでは平面研削盤を中核とし、半導体関連装置ではウェーハ研磨装置を提供する。両セグメントとも、砥粒加工技術を基盤としており、同社は「総合砥粒加工機メーカー」を標榜する。収益面では、半導体関連装置のセグメント利益率が高く、2025年3月期は工作機械で103百万円の営業利益に対し、半導体関連装置は27億44百万円と大きな差がある。

世界8カ国に広がる生産・販売ネットワーク

同社グループは、日本国内に加え、米国、シンガポール、タイ、中国、ドイツ、インドに現地法人を持つ。生産は、国内の当社安中工場・厚木工場に加え、岡本工機(国内)、大和工機、技研のほか、シンガポール、タイ、中国(常州)の子会社が担う。販売は、OKAMOTO CORPORATION(米国)、OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBH(ドイツ)、OKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITED、OKAMOTO(THAI)CO.,LTD.、岡本工機(常州)有限公司が直接または代理店を通じて行う。2021年にはインドに販売会社を設立し、成長市場への展開を強化している。

収益構造と中期経営計画の目標

同社グループは、売上高営業利益率を重視する経営指標として掲げる。2025年3月期の営業利益率は3.5%と前期の7.1%から低下したが、中期経営計画「INOFINITY 700」では最終年度の2028年3月期に連結売上高700億円、営業利益率16%を目標とする。2026年3月期の売上高予想は425億円、営業利益15億円と減収減益を見込む。財務面では、総資産671億98百万円、負債245億45百万円、純資産426億52百万円であり、自己資本比率は約63%と健全な水準にある。

業界の中での役割は製造業のバリューチェーンにおいて、工作機械と半導体製造装置(研削・研磨装置)を供給するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
425億円
営業利益
15億円
営業利益率
3.5%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
工作機械289億円68.0%1億円0.3%
半導体 関連装置136億円32.0%27億円19.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01工作機械主力

平面研削盤を主力とする各種工作機械を製造・販売。国内外に製造・販売拠点を持ち、自動車、金型、精密機械など幅広い産業に供給している。

主な製品・サービス1
平面研削盤世界シェア上位
ワーク表面を高精度に研削する工作機械。世界トップクラスのシェアを持つ。

02半導体関連装置準主力

半導体ウェーハの研削・研磨装置など、半導体製造工程で使用される装置を製造・販売。

主な製品・サービス1
半導体ウェーハ研削装置
半導体ウェーハを薄化・平坦化するための研削装置。

製品と技術

半世紀以上続く平面研削盤の製品群

同社の平面研削盤は、1953年の製作開始以来、70年以上の歴史を持つ。主に金属部品の表面を高精度に仕上げる工作機械であり、自動車エンジン部品、金型、機械部品などの製造に用いられる。製品ラインナップは、汎用機から超高精度機まで幅広く、顧客の要求精度に応じて選択可能である。同社は、平面研削盤の分野で「グローバルNo.1」を長期ビジョンに掲げ、販売事例の世界展開を推進している。2025年3月期の工作機械セグメント売上高は289億46百万円だが、セグメント利益は103百万円と低調であり、収益性改善が課題である。

半導体ウェーハ研磨装置と高付加価値化

半導体関連装置として、シリコンウェーハなどの基板を平坦かつ鏡面に仕上げるラッピング・ポリシングマシンを提供する。AI・データセンター投資拡大を背景にロジック・メモリー分野で需要が増加しており、同セグメントの売上高は前期比5.4%増の135億67百万円となった。一方、セグメント利益は8.6%減の27億44百万円と減益である。同社は、2025年12月に開設した「東京テクニカルセンター」を半導体関連装置の技術開発棟と位置づけ、パワー半導体や次世代デバイス対応装置の開発に注力している。

総合砥粒加工機メーカーとしての技術基盤

同社は、砥石や遊離砥粒を用いて工作物を精密に加工する「砥粒加工」技術を中核とする。平面研削盤では固定砥粒による研削、ラッピング・ポリシングマシンでは遊離砥粒による研磨を行い、両技術を併せ持つことが強みである。2023年に買収した大和工機やニッコーからの事業譲受により、新たな研削盤の製品ラインと技術を獲得した。また、三井物産との資本業務提携により、販路拡大やサプライチェーン強化を図る。同社は、従業員2,229名を擁し、研究開発から製造・販売まで一貫した体制で、超高精度加工への要求に応えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位平面研削盤世界トップクラスのシェア工作機械

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

工作機械で減収、低収益からの脱却急ぐ

岡本工作機械製作所は、工作機械メーカーで、日本製鋼所や三浦工業などと同業。2025年3月期の売上高は437億円(前期比減収)、営業利益率6.86%だったが、2026年3月期は425億円、利益率3.53%と減益見込み。業績低迷が続いており、日本製鋼所と比べ規模で劣る。自動車業界向け需要が主力だが、設備投資の変動に収益が左右される。

強み

  • 研削盤など特定の工作機械で高い技術力を有する。
  • 自動車業界など主要顧客との長期的な取引関係。
  • 業界内で認知されるブランドを持つ。
  • 新興国での設備投資需要を取り込む可能性。

課題

  • 売上高・利益率とも低下傾向にあり、早急な対策が必要。
  • 顧客の設備投資動向に業績が大きく左右される。
  • 日本製鋼所など大手との競合で、価格競争に陥りやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が岡本工作機械製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16485前澤給装工業361億円12.8倍
26137小池酸素工業345億円9.3倍
36151日東工器333億円15.2倍
46470大豊工業325億円
56222島精機製作所323億円36.7倍
66125岡本工作機械製作所308億円24.6倍
76328荏原実業307億円12.3倍
86469放電精密加工研究所302億円35.8倍
96245ヒラノテクシード284億円21.2倍
106365電業社機械製作所273億円9.0倍
116232ACSL268億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

岡本覚三郎が創業した1926年、株式会社化した1935年

1926年11月、岡本覚三郎が個人経営で「岡本専用工作機械製作所」を創業した。1935年6月には株式会社に組織変更し、商号を「株式会社岡本工作機械製作所」と改めた。本店は東京市京橋区銀座に置かれた。この時期は専用工作機械の製作を主とし、後の研削盤専門メーカーとしての基盤を築いた。

戦後の接収と再建、平面研削盤の本格化(1945~1957年)

1945年9月、第二次世界大戦の終結に伴い、本社および横浜工場全域が米軍に接収され、株式の市場取引が自然停止した。1950年6月には細田機械工業を合併し、1953年3月に平面研削盤の製作を開始した。1957年3月に接収が全面解除され、平面研削盤を中心とした各種工作機械の開発・生産体制を整備した。この経験が、同社を研削盤専業メーカーへと方向づけた。

海外販売拠点の設立と分社化の進展(1972~1986年)

1972年11月、米国シカゴに販売会社OKAMOTO CORPORATIONを設立し、海外直接販売に乗り出した。1973年12月にはシンガポールに現地法人を設立、同国初の工作機械製造会社となった。国内では1973年から1986年にかけて、歯車部門、広島工場、サービス部門を分離独立させ、岡本歯車、岡本工機、技研などの子会社を設立。1986年には岡本工機、岡本歯車、山陽岡本の3社が合併し、新たに岡本工機が発足した。この分社化により、グループ内で製造・販売・サービスの分業体制が確立された。

タイ・ドイツ進出と本社移転の変遷(1987~2003年)

1987年12月にタイに現地法人を設立、1992年1月にはドイツに欧州販売拠点を開設した。1991年には株式会社ニッショーを買収、1992年には芝山機械を買収し、1996年に合併した。本社は度々移転し、2000年3月に神奈川県厚木市へ、2003年6月には群馬県安中市へ移転した。この時期、海外生産拠点の拡大と国内再編が並行して進んだ。

中国市場への本格参入と子会社再編(2002~2013年)

2002年8月に上海駐在員事務所を設立し、中国市場への足がかりを得た。2012年8月に本社を安中工場へ最終移転。2013年1月には岡本工機の中国現地法人である岡本工機(常州)有限公司に機械事業部を新設し、上海事務所を移管した。同年10月には子会社の技研とニッショーが合併し、新たに技研が発足した。これらの再編により、中国での生産・販売体制が強化された。

近年のM&Aと資本業務提携(2021~2024年)

2021年10月、インドに販売会社OKAMOTO INDIA PRIVATE LIMITEDを設立。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。2023年11月、宮崎県都城市の大和工機の全株式を取得し完全子会社化。同年12月には新潟県長岡市のニッコーより平面研削盤製造・販売事業を譲り受け、子会社株式会社NICCOを設立した。2024年6月には三井物産との間で資本業務提携を締結し、第三者割当増資を実施した。これらの動きは、事業拡大と財務基盤強化を目的としている。

年表40件を開く

1920年代

  • 1926年11月創業岡本覚三郎個人経営にて岡本専用工作機械製作所を創業

1930年代

  • 1935年6月商号変更株式会社岡本工作機械製作所と組織及び社名変更し、本店を東京市京橋区銀座3丁目4番地におく

1940年代

  • 1942年3月当時主工場であった矢口工場設備の一部移転と新設による横浜工場の操業を開始 東京本社を横浜市港北区に移転
  • 1945年9月本社並びに横浜工場の全域を米軍により接収される 上記接収に伴い当社株式の市場取引自然停止

1950年代

  • 1950年6月M&A細田機械工業㈱を合併
  • 1953年3月平面研削盤の製作を開始
  • 1957年3月本社並びに横浜工場の接収全面解除される 平面研削盤のほか各種工作機械の開発生産体制を整備

1960年代

  • 1963年10月上場東京証券取引所市場第二部上場

1970年代

  • 1972年11月米国シカゴに販売会社として現地法人 OKAMOTO CORPORATIONを設立(現・連結子会社)
  • 1973年4月広島工場の歯車部門を分離独立 岡本歯車㈱を設立
  • 1973年12月シンガポールに同国で初めて工作機械を製造する現地法人OKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITEDを設立(現・連結子会社)
  • 1975年5月広島工場を分離独立 岡本工機㈱を設立 小型機種の製作を分担する
  • 1975年9月サービス部門を分離独立 岡本技研サービス㈱を設立

1980年代

  • 1981年4月山陽岡本㈱を設立 広島地区の販売に当たる
  • 1982年4月群馬県安中市に安中工場完成 稼働開始
  • 1983年8月商号変更当社の関連会社である岡本技研サービス㈱が商号を技研㈱に変更
  • 1983年11月横浜工場を移転閉鎖 神奈川県厚木市に厚木工場開設始動
  • 1985年6月新厚木工場完成 稼働開始
  • 1986年4月M&A当社の子会社である岡本工機㈱、岡本歯車㈱、山陽岡本㈱の3社が合併し、新たに岡本工機㈱となる(現・連結子会社)
  • 1987年12月タイに現地法人 OKAMOTO(THAI)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年4月安中工場第二期工事完了
  • 1991年7月M&A㈱ニッショーを買収し子会社とする
  • 1991年9月米国工作機械メーカーと業務提携
  • 1992年1月ドイツに現地法人 OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBHを設立(現・連結子会社)
  • 1992年9月M&A芝山機械㈱を買収し子会社とする
  • 1995年5月シンガポールに販売・サービスの拠点として、シンガポール支店を開設
  • 1996年10月M&A芝山機械㈱を合併

2000年代

  • 2000年3月本社を神奈川県厚木市(厚木工場)に移転
  • 2002年8月創業中国に上海駐在員事務所設立
  • 2003年6月本店を群馬県安中市(安中工場)に移転
  • 2003年6月本社を横浜市港北区に移転
  • 2009年10月M&Aシンガポール支店をOKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITEDに統合

2010年代

  • 2012年8月本社を群馬県安中市(安中工場)に移転
  • 2013年1月岡本工機㈱の子会社である中国現地法人岡本工機(常州)有限公司に機械事業部を新設し、上海駐在員事務所を当該事業部に移管する(現・連結子会社)
  • 2013年10月M&A当社の子会社である技研㈱、㈱ニッショーが合併し、新たに技研㈱となる(現・連結子会社)

2020年代

  • 2021年10月創業インドに販売会社として現地法人OKAMOTO INDIA PRIVATE LIMITEDを設立
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2023年11月M&A宮崎県都城市の大和工機㈱の全株式を取得し完全子会社とする(現・連結子会社)
  • 2023年12月新潟県長岡市のニッコー㈱より平面研削盤製造・販売事業を譲り受け、新たに当社の100%出資子会社である㈱NICCOを設立
  • 2024年6月三井物産㈱との間で資本業務提携、第三者割当による新株式を発行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年3月期まで700億円
  • 連結営業利益率2028年3月期まで16%
  • ROE2028年3月期まで17~18%
  • 連結配当性向2028年3月期まで45%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    総合砥粒加工機メーカーとしてグローバルNo.1を目指す

    平面研削盤と半導体ウェーハ研磨装置でグローバルNo.1を長期ビジョンに掲げ、技術開発力・生産力・営業力を結集し、グローバルな事業展開を推進する。

  2. 02

    売上安定化と利益重視の施策

    超高精度研削盤の世界展開、汎用研削盤の戦略的販売、半導体関連装置の新製品開発、後継機・新機種の開発により安定的な売上と粗利を確保する。また、外部支出費削減、コスト管理強化、品質管理システム確立、最適生産拠点への生産シフトを進める。

  3. 03

    資金効率改善と有利子負債削減

    棚卸資産の削減、売上債権の回収促進、機動的な資金調達により資金効率を改善し、有利子負債を削減する。

  4. 04

    成長市場への展開と生産体制最適化

    北米、中国、インドなどの成長市場への展開を強化し、機種統合と生産体制の最適化を通じて収益力の改善を推進する。精密歯車事業では高付加価値製品の拡販と技術力高度化、事業領域拡大による収益基盤の安定化を図る。

  5. 05

    半導体関連事業の競争優位性確立

    東京テクニカルセンターを活用し、パワー半導体や次世代デバイス対応装置の開発および生産能力強化への投資を継続し、競争優位性を確立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,229人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は620万円で、9期前と比べて+3.3%平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は15.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,781
2018年3月1,950
2019年3月60040.415.02,015
2020年3月62041.215.72,023
2021年3月58041.916.01,956
2022年3月60042.316.31,984
2023年3月60042.416.12,173
2024年3月60043.017.42,283
2025年3月61042.616.12,259133
2026年3月62042.615.82,22967

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 3 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — 群馬県安中市5,893百万円
工作機械 半導体関連装置 全社(共通)
工作機械 半導体関連装置 — 岡本工機㈱(広島県福山市)4,013百万円
工作機械 — OKAMOTO (THAI)CO.,LTD. (タイ アユタヤ県)3,666百万円
大阪営業所他 9営業所1,575百万円
工作機械 半導体関連装置 全社(共通)
工作機械 — OKAMOTO (SINGAPORE) PTE,LTD. (シンガポール)(注)31,189百万円
工作機械 — 岡本工機(常州)有限公司(中国 江蘇省常州市)(注)41,182百万円
工作機械 半導体関連装置 — 大和工機㈱(宮崎県都城市)764百万円
寮・その他403百万円
全社(共通)
工作機械 半導体関連装置 — OKAMOTO CORPORATION (米国イリノイ州)367百万円
工作機械 — 技研㈱(神奈川県綾瀬市)(注)2145百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    OKAMOTO(SINGAPORE) PTE,LTD. (注)2
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 国内
    岡本工機㈱(注)3
    広島県 福山市
    議決権100.0%
  • 海外
    OKAMOTO(THAI)CO.,LTD. (注)1,2
    タイ アユタヤ県
    議決権100.0%
  • 海外
    OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBH
    ドイツ ランゲン市
    議決権100.0%
  • 国内
    技研㈱
    神奈川県 綾瀬市
    議決権100.0%
  • 海外
    岡本工機(常州)有限公司(注)1,4
    中国 江蘇省常州市
    議決権100.0%
  • 国内
    大和工機㈱(注)2
    宮崎県 都城市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は425億円営業利益15億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.7%、利益が-50.0%。

売上高
-2.7%
425億円
営業利益
-50.0%
15億円
純利益
-40.0%
12億円
営業利益率
3.5%
前期比 -3.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高500億円425億円
営業利益30億円15億円
純利益20億円12億円
1株あたり配当¥160¥160

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は82億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−32.2%、営業利益は−126.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q12312
2024年1Q1211512.49
2024年2Q1261411.110
2024年3Q10487.77
2024年4Q15120
2025年2Q20094.53
2025年4Q237218.917
2026年2Q20194.55
2026年4Q22462.77
2027年1Q82−4−4.9−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は200億円から425億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
当社の子会社である技研㈱、㈱ニッショーが合併し、新たに技研㈱となる(現・連結子会社)
2013年3月20021
2014年3月203−9−16
2015年3月261109
2016年3月256106
2017年3月23786
2018年3月2881720
2019年3月3613532
2020年3月3432416
インドに販売会社として現地法人OKAMOTO INDIA PRIVATE LIMITEDを設立
2021年3月3041915
2022年3月3754229
宮崎県都城市の大和工機㈱の全株式を取得し完全子会社とする(現・連結子会社)
2023年3月4555640
2024年3月5026346
2025年3月43730296.920
2026年3月42515153.512

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高425億円のうち、営業利益として残るのは15億円3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.2%311億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.3%99億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.1pt
3.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.2pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.8pt
3.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが36億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は143億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−5−6525
2014年3月11−6−6526
2015年3月12−7−11522
2016年3月21−148735
2017年3月12−8−6433
2018年3月32−7−242535
2019年3月44−9−263543
2020年3月0−122−1233
2021年3月59−9−375048
2022年3月117−15−31102120
2023年3月27−314−4124
2024年3月9−3612−27114
2025年3月−21−51105−72147
2026年3月36−33−143143

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は672億円。このうち返さなくてよい自己資本が427億円で、自己資本比率は63.5%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2708818232.7
2014年3月2617718429.4
2015年3月2799418533.7
2016年3月2779018732.7
2017年3月2839518833.5
2018年3月31311320036.1
2019年3月36612624034.3
2020年3月34213121138.4
2021年3月35115120043.0
2022年3月47520327242.8
2023年3月55124930245.1
2024年3月60230030249.8
2025年3月66840626260.7
2026年3月67242724563.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
122億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
234億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
59億円
在庫として抱えている分
負債合計
245億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中66位あたり、逆に低いのはROE209社中176位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,590で、1年前と比べて+4.4%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥4,590-1.1%1ヶ月-16.1%1年+4.4%時価総額308億円
過去52週の値幅
安値¥3,690高値¥5,960

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.6倍
PER (会社予想)15.2倍
PBR0.72倍
配当利回り3.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で3.68%下落し、25日線(5,176円)を約4%下回る。8月5日に169,000株の出来高で5,860円まで上昇したが、その後は下落に転じ、8月18日には4,970円まで落ち込んだ。75日線(5,164円)も下回り、調整局面。RSIは52.48と中立圏。52週高値5,960円からは約17%低い。200日線(4,699円)は上回っており、中期的な上昇トレンドは維持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERは26.59倍で同業界平均の23.73倍を上回る一方、予想PERは16.4倍まで低下し、将来の収益改善が織り込まれつつある。PBRは0.77倍で平均1.6倍を大きく下回り、株価が純資産に対して割安に放置されている。配当利回りは3.22%と平均2.62%を上回るが、配当性向が98.51%と高く、今後の増配余地は限定的。ROEは2.97%と低く、収益効率の悪さが割安感を削いでいる。売上高・利益の減少傾向も懸念材料で、総合的に見てやや割高と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.6倍22.7倍
PER (予想)15.2倍
PBR0.72倍1.50倍
ROE3.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

主力の研削盤・超精密加工機は自動車や半導体の需要動向に敏感で、2026/3期は減収減益見込み。強気派は、半導体市場の回復やEV関連部品加工需要の拡大で業績が再加速するとみる。弱気派は、自動車生産の頭打ちや半導体投資の調整で需要が低迷し、収益低下が長期化すると警告する。業績サイクルの底入れ時期と、成長分野での受注獲得が焦点。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要回復

    半導体市場は中長期成長、精密加工機の需要増が期待される

  • EV関連投資

    EV部品加工で新規需要が発生、研削盤の受注拡大余地

  • 高い収益性

    過去の営業利益率は6%超、技術力で利益を確保

  • 予想PER16.4倍、来期利益の大幅回復期待次回決算発表後影響

    現在PER26.59倍に対し予想PER16.4倍。市場は来期の最終利益が約6割増えると示唆。

  • PBR0.77倍と配当利回り3.22%の割安継続影響

    PBR0.77倍と純資産割れ、配当利回り3.22%の高水準が下支えする。

  • 株価1年で12.55%上昇、底入れシグナル継続影響

    株価は1年間で12.55%上昇。業績悪化を織り込んだ後の戻りが継続。

  • 減収下でも黒字を堅持、回復時の利益伸び通年影響

    2026年3月期は売上高425億円、営業利益15億円、純利益12億円と黒字を確保。

マイナスに働く材料7
  • 減収減益予想

    2026/3期は売上・利益とも減少見通しで成長鈍化

  • 自動車依存

    自動車向け需要が減速すれば業績に直撃

  • 競争激化

    海外メーカーが低価格で攻勢、シェア低下リスク

  • 営業利益30億→15億円の半減通年影響

    2025年3月期の営業利益30億円に対し2026年3月期は15億円と半減。収益環境が悪化。

  • 売上高502→425億円と3期連続減収通年影響

    売上高は2024年3月期の502億円から2026年3月期の425億円へ約15%減少。

  • 純利益46→12億円と3期連続の大幅減益通年影響

    純利益は46億円(2024年3月期)→20億円(2025年3月期)→12億円(2026年3月期)と減少。

  • 高配当利回り3.22%も減配リスク次回株主総会影響

    配当利回り3.22%だが、純利益12億円まで低下しており減配の懸念がある。

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上を占う先行指標。受注の増減で需要動向を把握
半導体関連売上比率
半導体市場の成長を取り込めているか、業績の質を左右
アフターサービス売上
安定収益源であり、設備稼働状況を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり160で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.49%。

年間配当
¥160
1株あたり
配当利回り
3.49%
いまの株価に対して
配当性向
98.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4044.8
2018年3月5230.020.4
2019年3月10092.315.7
2020年3月1000.025.7
2021年3月60−40.032.2
2022年3月140133.328.1
2023年3月18028.634.3
2024年3月20011.126.0
2025年3月160−20.069.2
2026年3月1600.098.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥160

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,742人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.8%を占め、残る56.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他63.751.048.851.837.739.9
事業法人6.87.07.78.235.935.7
外国法人12.717.820.515.110.013.0
金融機関11.616.816.014.49.88.1
証券会社5.37.57.010.46.63.3
自己株式15.23.60.40.41.41.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三井物産株式会社29.61
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)3.76
03日本証券金融株式会社1.94
04三菱UFJ信託銀行株式会社1.73
05株式会社三菱UFJ銀行1.60
06株式会社商工組合中央金庫1.52
07立花証券株式会社1.49
08株式会社ブイ・テクノロジー1.48
09ファナック株式会社1.40
10時津昭彦1.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+7429%、1株純資産は14期で+3142%。直近期のROEは3.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月21991.349.2
2014年3月−35173−19.0
2015年3月2021310.28.020.8
2016年3月132046.110.259.2
2017年3月1302,1406.213.544.8
2018年3月4482,56119.17.420.4
2019年3月7933,13627.03.215.7
2020年3月3953,27512.34.325.7
2021年3月3643,76910.38.632.2
2022年3月6894,47116.36.628.1
2023年3月8715,29117.86.134.3
2024年3月9706,38216.67.026.0
2025年3月3276,1365.711.569.2
2026年3月1876,4533.020.298.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額144百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石井常路代表取締役社長69104
伊藤暁取締役6888
高橋正弥取締役6789
渡邊哲行取締役6355
佐取健取締役491
山下健治取締役694
吉見威志取締役7821
山本伊佐子取締役57
田中良和常勤監査役7134
藤家真常勤監査役61
山岡通浩監査役5935
石川均監査役692
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
辻克浩取締役62
藤田雅之取締役65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5898918
社外取締役742426
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容716字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び関係会社15社(連結子会社8社、非連結子会社5社、関連会社2社)により構成され、主な事業内容と当該事業における位置付けとセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、以下の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [工作機械] 製造は当社を主として、海外連結子会社のOKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITED、OKAMOTO (THAI) CO.,LTD.、岡本工機(常州)有限公司、国内連結子会社の岡本工機㈱、技研㈱及び大和工機㈱の7社が行っております。 販売は国内では、主として当社、岡本工機㈱及び大和工機㈱が直接又は代理店を通じて行っており、海外では、連結子会社のOKAMOTO CORPORATION、OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBH、OKAMOTO (SINGAPORE) PRIVATE LIMITED、OKAMOTO(THAI)CO.,LTD.、岡本工機(常州)有限公司の5社が現地及び近接地域に直接又は代理店を通じて行っております。 [半導体関連装置] 製造は当社を主として、国内連結子会社の岡本工機㈱及び大和工機㈱が行っております。販売は国内では、主として当社が直接又は代理店を通じて行っております。海外では、連結子会社のOKAMOTO CORPORATION、OKAMOTO MACHINE TOOL EUROPE GMBHが現地及び近接地域に直接又は代理店を通じて行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,525字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は1935年の創立以来、社是「技術は正しく」をメーカーとしてのバックボーンとし、「常に最先端技術を追求し、お客様にご満足いただける精巧比なき、価値ある製品をつくり、社会に貢献する」ことを経営の基本理念としております。併せて、人と自然環境の融合を視野に入れた製品づくりに積極的に取り組んでいるところであります。 これらの実行と実現には裏付けとなる確かな企業力が必要不可欠です。工作機械、半導体関連装置の両分野における「総合砥粒加工機メーカー」として当社グループは技術開発力・生産力・営業力など持てる経営資源を駆使することはもちろん、発想力・企画力など創造的なパワーを結集し、岡本工作機械でなければ成し得ないグローバルな事業展開を積極的に推進してまいります。 (2) 目標とする経営指標、中長期的な経営戦略 当社の経営戦略につきましては、有価証券報告書提出日現在において以下のように定めております。 当社グループは、中長期的な戦略として、売上及び収益率の安定化、資金効率の改善により『景気に左右されることなく利益を上げ得る強固な経営体質』の確立・定着を目指しております。実現に向けた取り組みとして、「世界に類のない「総合砥粒加工機メーカー」として、平面研削盤・半導体ウェーハ研磨装置でグローバルNo.1を目指す」を2030年の長期ビジョンに掲げ、各種施策を通じて市場での競争力の向上、安定的な売上と粗利の確保に取り組んでまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的な事業収益力を示すものとして売上高営業利益率を重視しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、中長期的な経営戦略として掲げた『景気に左右されることなく利益を上げ得る強固な経営体質』の確立・定着を目指し、以下の課題に取り組んでおります。 ① 売上の安定化と利益重視の施策 ⅰ.安定的な売上と粗利の確保 ・超高精度研削盤:販売事例の世界展開 ・汎用研削盤:業種、機種、地区別販売戦略の展開 ・半導体関連装置:成長市場に向けた新製品の開発 ・既存機種の後継機・新機種の開発 ⅱ.コスト削減策 ・外部支出費の削減 ・新製品、大型特殊仕様機種のコスト管理強化 ・全社的な品質管理システムの確立 ・最適生産拠点への生産シフトの継続、徹底 ⅲ.社内環境整備 ・超高精度研削盤の製造・開発に見合った環境整備 ・販売強化のための拠点の整備 ・内製化、増産要求に応えるための生産拠点の充実 ・顧客に対し高い付加価値を提供する仕組みの構築 ⅳ.各子会社の収益向上と体質強化 ② 資金効率の改善及び有利子負債の削減 ⅰ.棚卸資産の削減 ⅱ.売上債権の回収促進 ⅲ.機動的な資金調達 (5) 経営環境 当社グループの経営を取り巻く今後の環境につきましては、世界経済が緩やかな回復基調にあるものの、米国の関税政策の動向や中国との貿易摩擦の継続、ならびに中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクの高まりや為替変動などを背景に不確実性の高い状況が継続するものと見込まれます。特に中東情勢緊迫化の影響は、エネルギー価格や原材料価格、調達コストの高騰に加え、物流の停滞や部材調達の遅延などサプライチェーンへも影響を及ぼす可能性があり、生産活動や納期への影響も懸念されることから、引き続き注視が必要な状況にあります。 工作機械市場につきましては、データセンターや半導体関連分野を中心とした設備投資需要に支えられ、北米およびアジアを中心に底堅い需要が見込まれております。特に人手不足対応や自動化・省力化、環境負荷低減に向けた設備投資ニーズは引き続き拡大しており、AI・IoTを活用した高付加価値機の需要が高まっております。当社グループは北米、中国、インドなどの成長市場への展開強化とともに、機種統合および生産体制の最適化を通じて収益力の改善を推進してまいります。精密歯車につきましては、産業用ロボットや自動化設備向けの需要の拡大を背景に、中長期的な成長が期待されております。高付加価値製品の拡販および技術力の高度化を進めるとともに、事業領域の拡大による収益基盤の安定化を図ってまいります。 半導体市場につきましては、AI・データセンター投資を背景に世界市場が大幅な成長を続けており、ロジックおよびメモリー分野を中心に需要拡大が顕著となっております。一方で、パソコンやスマートフォン向け需要の回復は限定的であり、用途別で需要の強弱が分かれる状況が続いております。また、AI向け需要の集中に伴うメモリー供給逼迫や価格変動など、市場構造の変化にも留意が必要です。半導体製造装置市場においても、AI関連投資や先端プロセス投資の拡大を背景に中長期的な成長が見込まれております。このような状況の中で当社グループは、2025年12月に開設した「東京テクニカルセンター」を半導体関連装置の技術開発棟としてパワー半導体や次世代デバイス対応装置の開発および生産能力強化に向けた投資を継続しており、競争優位性の確立に取り組んでまいります。 このような経営環境のもと、当社グループは2025年3月期を初年度とする4カ年を対象とした中期経営計画「INOFINITY 700 Innovation×Infinity」を策定し、実現に向けて取り組んでおります。 中期経営計画の概要は以下の通りです。 ① 長期ビジョン 世界で類のない「総合砥粒加工機メーカー」として、平面研削盤・半導体ウェーハ研磨装置でグローバルNo.1を目指す。 ② 連結数値目標 中期経営計画の最終年度である2028年3月期には、連結売上高700億円、連結営業利益率16%、ROE17~18%、連結配当性向45%以上とする。
事業等のリスク2,064字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市況変動について 当社グループが販売する工作機械、半導体関連装置業界は、景気変動の影響を受け易い特徴があり、設備投資や個人消費の動向が企業業績に与える影響は小さくありません。特に、景気の停滞期には、設備投資や個人消費の低迷による需要の冷え込みから業界全体の受注総額が縮小し、当社グループの業績を悪化させる要因となります。 当社グループにつきましては、市況変動による業績への影響を最小限に抑えるため、「世界に類のない「総合砥粒加工機メーカー」として、平面研削盤・半導体ウェーハ研磨装置でグローバル No.1を目指す」を長期ビジョンに掲げ、各種施策を通じて市場での競争力の向上、安定的な売上と粗利の確保に取り組んでおります。 (2) 資金調達について 当社グループは、銀行からの借入金による資金調達を中心に、シンジケートローン等の方法により調達方法の多様化を図っておりますが、契約内容に一定の財務制限条項等が付されている場合があり、当該事由に抵触した場合には当社グループの資金繰りに影響を与える可能性があります。 (3) 海外事業展開について 当社グループは国内に加え、タイ、シンガポール、中国に生産拠点を有し、一貫生産体制や国内の販売先へ直接輸送可能な体制を構築することに取り組んでおります。また米国、欧州及びアジアを含む海外拠点を通じたグローバルな販売網を有しており、マーケティング機能強化などによるさらなる販売網の強化に取り組んでおります。そのため、為替動向のほか、国によって政情の悪化、予期せぬ法律、規制の変更による経済活動の停滞などにより、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応につきましては、原材料の調達先、取引通貨の決定、最適生産拠点の決定を慎重に行うと共に、各拠点との適時円滑な情報共有が可能となる人材の確保・育成を行っております。 (4) 自然災害等の異常事態の発生について 当社グループは、国内に加え、タイ、シンガポール、中国に生産拠点、米国、欧州、アジアに販売拠点を有しております。そのため、新型コロナウイルス感染症拡大のような事象や、大規模な自然災害のような異常事態が発生した場合には、各拠点の事業活動が停滞し、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では本社の安中工場において、緊急事態が発生した際の損失の最小化を図ることを目的としてBCP(事業継続計画)を策定しております。 (5) 固定資産の減損について 当社グループは生産設備を中心とした固定資産を保有しておりますが、経営環境の悪化による事業の収益性の低下又は保有資産の市場価格の著しい下落等により、固定資産の減損損失を計上する可能性があり、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 繰延税金資産について 当社グループは税効果会計を適用し、繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の計算は、将来の課税所得等に関する見積りや仮定に基づき計算しておりますが、実際の課税所得等は見積りや仮定と異なる可能性があり、将来において繰延税金資産の全部または一部が回収できないと判断した場合には、繰延税金資産は減額され、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 棚卸資産の評価について 当社グループは、受注残及び受注予測に基づき生産活動を行っており適正な在庫水準の維持に努めております。しかしながら、市場環境の変化、客先の設備投資動向等により滞留在庫が発生し、棚卸資産の評価を見直すこととなった場合には、棚卸資産の評価損が発生する可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 業績の季節変動について 当社グループは、工作機械を生産販売しており、顧客の設備投資動向の影響を受けることから、出荷や納期が期末に集中する傾向にあり、売上高・利益が下期に偏る傾向があります。こうした状況から、生産、開発キャパシティの見える化を推進し、生産、開発、販売計画の連動による生産活動の効率化を目指しております。 (9) 情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を遂行するにあたり様々な情報資産を保有し、適切な管理運用に努めております。 しかしながら、サイバー攻撃や不正アクセス、その他の要因により、情報資産の漏えい、生産活動の停止、復旧費用の発生等が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,893字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、国際情勢による地政学的リスクの継続に加え、米国の通商政策がもたらす影響への懸念から、依然として先行きが見通しにくい状況が続きました。 わが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業の設備投資の回復を受けて緩やかな持ち直しの動きが見られるものの、物価上昇の長期化や米国通商政策の影響等により、今後の景気動向には不確実性が残る状況です。 このような中で当社グループは、今期が2年目にあたる中期経営計画「“INOFINITY 700” Innovation × Infinity」に掲げた「世界に類のない『総合砥粒加工機メーカー』として、平面研削盤・半導体ウェーハ研磨装置でグローバルNo.1を目指す」ことを長期ビジョンとして、2030年3月期の売上高700億円の目標達成に向けた取り組みを進めております。その一環として、顧客への提案力向上を目的とした東京テクニカルセンターの開設や、本社安中工場における自動倉庫棟竣工による部品供給体制の高度化など、将来の成長を見据えた設備投資を実施してまいりました。その結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して393百万円増加し、67,198百万円となりました。 当連結会計年度末の負債の合計は、前連結会計年度末と比較して1,696百万円減少し、24,545百万円となりました。 また、純資産は、前連結会計年度末と比較して2,089百万円増加し、42,652百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における連結売上高は42,513百万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は1,518百万円(前年同期比49.6%減)、経常利益は1,535百万円(前年同期比47.4%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,234百万円(前年同期比39.0%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (工作機械) 工作機械は、売上高は28,946百万円(前年同期比6.2%減)、セグメント利益(営業利益)は103百万円(前年同期比92.5%減)となりました。 (半導体関連装置) 半導体関連装置は、売上高は13,567百万円(前年同期比5.4%増)、セグメント利益(営業利益)は2,744百万円(前年同期比8.6%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末と比較して394百万円減少し、14,327百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は3,647百万円(前年同期は2,112百万円の使用)となりました。これは主に、契約負債の減少2,188百万円により資金が減少した一方で、税金等調整前当期純利益1,617百万円、減価償却費2,176百万円及び売上債権の減少1,977百万円により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3,312百万円(前年同期は5,095百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1,225百万円により資金が増加した一方で、有形固定資産の取得による支出4,338百万円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,358百万円(前年同期は10,493百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額1,044百万円により資金が増加した一方で、長期借入金の返済による支出976百万円、リース債務の返済による支出338百万円及び配当金の支払額1,072百万円により資金が減少したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 工作機械   22,861   99.0 半導体関連装置   7,499   84.6 合計   30,360   95.0 (注) 金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 工作機械   30,547   115.4   11,239   116.6 半導体関連装置   9,325   117.0   15,945   79.0 合計   39,873   115.7   27,184   91.1 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 工作機械   28,946   93.8 半導体関連装置   13,567   105.4 合計   42,513   97.2 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ミクロ技研株式会社   5,228   12.0   ―   ― ファナック株式会社   4,548   10.4   ―   ― (注) 当連結会計年度のミクロ技研株式会社及びファナック株式会社に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 1) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して393百万円増加し、67,198百万円となりました。主な要因は、有価証券が3,900百万円、棚卸資産が834百万円、売掛金が731百万円減少した一方で、現金及び預金が2,327百万円、有形固定資産が3,670百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債の合計は、前連結会計年度末と比較して1,696百万円減少し、24,545百万円となりました。主な要因は、短期借入金が1,218百万円増加した一方で、契約負債が2,060百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が976百万円減少したことによるものであります。 また、純資産は、前連結会計年度末と比較して2,089百万円増加し、42,652百万円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定が1,516百万円、退職給付に係る調整累計額が375百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の60.7%から63.5%となりました。 2) 経営成績 売上高は、主に工作機械事業の売上が減少したことにより、前連結会計年度と比較して2.8%減少の42,513百万円となりました。 利益面では、QCD改善活動や内製化による変動費削減など、引き続き徹底したコスト削減に重点を置き、収益性の向上に努めてまいりましたが、主に工作機械事業の売上高減少の影響により、売上総利益率は、前連結会計年度と比較して2.4ポイント悪化し26.9%となりました。 営業利益は、販売費及び一般管理費が主に人件費の増加により前連結会計年度を上回ったこと、及び売上総利益の減少により、当連結会計年度は1,518百万円(前連結会計年度は3,015百万円)、営業利益率は前連結会計年度と比較して3.3ポイント悪化し3.6%となりました。 営業外損益では、主に支払手数料及び為替差損の減少により、前連結会計年度と比較して115百万円費用(純額)が減少したものの、営業利益の減少により、経常利益は1,535百万円(前連結会計年度は2,916百万円)となりました。 税金費用は、前連結会計年度と比較して、税金等調整前当期純利益の減少に伴う課税所得の減少等により、法人税、住民税及び事業税が401百万円減少しました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して39.0%減少の1,234百万円となりました。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (工作機械) 国内市場におきましては、中小企業の設備投資を支援する各種補助金の後押しを受け、小型および中型の平面研削盤の更新需要やロボット向け精密歯車の需要があり受注は前年同期を上回りました。一方で、売上は前年同期において好調であった大型平面研削盤の販売が減少したため、その水準に届きませんでした。 海外市場におきましては、米国では、航空宇宙産業を中心とした設備投資需要に加え、政府政策の優遇税制の影響もあり、受注・売上ともに前年同期を上回りました。欧州では、自動車産業向け需要が見られたものの、ドイツを中心とした製造業の回復の遅れや景気の停滞の影響を受け、受注・売上ともに前年同期を下回りました。中国では、産業機械、金型、半導体装置向けを中心に大型平面研削盤の受注が好調に推移し、受注・売上ともに前年同期を上回りました。 以上の結果、売上高は28,946百万円(前年同期比6.2%減)、セグメント利益(営業利益)は103百万円(前年同期比92.5%減)となりました。 なお、セグメント資産は、前連結会計年度末と比較して1,649百万円増加し、35,132百万円となりました。これは主に有形固定資産が増加したことによるものであります。 (半導体関連装置) 半導体市場におきましては、通信技術の発達やIoT、生成AI関連分野、自動運転の本格化等を背景として市場の成長が見込まれております。市況としては、シリコンウェーハの在庫調整正常化に向けて少しずつ変化があるとともに、先端パッケージであるPLP向け加工装置など次世代分野への関心も高まりつつあります。 このような状況の中で当社グループは、半導体事業の収益力維持、向上を目指して、ウェーハ業界向けのポリッシャーやグラインダの次世代新機種開発などの諸施策を進めてまいりました。その結果、受注につきましては、国内や東アジア向けにファイナルポリッシャーの受注を獲得し前年同期を上回ることができました。売上につきましても、国内や東アジア向けに化合物半導体加工用およびウェーハ生産用ファイナルポリッシャーやグラインダを販売し、前年同期を上回りました。 以上の結果、売上高は13,567百万円(前年同期比5.4%増)、セグメント利益(営業利益)は2,744百万円(前年同期比8.6%減)となりました。 なお、セグメント資産は、前連結会計年度末と比較して79百万円増加し、15,616百万円となりました。 セグメント別の売上高の推移 工作機械事業 (百万円)   半導体関連装置事業 (百万円)   合計 (百万円) 2026年3月期   28,946   13,567   42,513 2025年3月期   30,861   12,872   43,734 2024年3月期   31,604   18,594   50,198 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主な資金需要は、当社グループ製品製造のための原材料及び部品購入費の他、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金、生産体制の強化・合理化を目的とした生産設備の新設及び更新等の設備資金であります。 このような資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金を投入している他、不足分については銀行借入金及び売上債権の流動化などにより資金を調達することとしております。調達につきましては、事業計画に基づく資金需要、金利動向、既存借入金の返済時期等を考慮の上、金額及び方法を適宜判断して実施しております。なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、売上高の約4.0ヶ月相当の水準となっており、当社グループの事業運営上、妥当な流動性を保持していると考えております。 今後予定しております生産設備の新設及び更新等につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等」に記載のとおり、自己資金及び借入金による調達を予定しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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