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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

オイレス工業

OILES CORPORATION6282 · Prime · 機械

無給油軸受で世界トップシェア。あらゆる機械の「滑る部品」を、潤滑油不要で支える基盤部品メーカー。

概要

オイレス工業は樹脂製すべり軸受(オイルレスベアリング)の総合メーカーである。1939年に東京で創業し、神奈川県藤沢市に本社を置く。メンテナンスフリーで高い耐久性を特徴とする軸受を自動車、産業機械、建設機械など幅広い分野に供給する。2025年3月期の連結売上高は676億円、営業利益69億円、従業員数は2,065名。東京証券取引所プライム市場に上場している(コード6282)。

五つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

オイレス工業は一般軸受機器、自動車軸受機器、構造機器、建築機器、その他の五つのセグメントで事業を展開する。2025年3月期のセグメント別売上高は、自動車軸受機器が342億円と全体の49.6%を占め最大である。次いで一般軸受機器が159億円(23.1%)、構造機器が112億円(16.3%)、建築機器が57億円(8.4%)、その他が19億円(2.8%)となっている。セグメント利益は自動車軸受機器が33億円、一般軸受機器が16億円、構造機器が13億円、建築機器が4億円である。構造機器は前期比33.2%の減益となったが、一般軸受機器は47.2%の増益を記録した。各セグメントは連結子会社と連携し、特定製品の製造販売や地域別の販売を分担する体制をとっている。

国内6割、海外4割の地域別売上構成

2025年3月期の連結売上高676億円のうち、日本向けが420億円(61.0%)を占める。海外向けは269億円(39.0%)であり、その内訳はアジア向けが163億円(23.8%)、北米向けが63億円(9.1%)、欧州向けが36億円(5.3%)、その他地域向けが5億円(0.8%)である。海外売上高は前期比4.7%増加し、特にアジア地域が中国やインドの成長市場を中心に拡大している。生産拠点は日本国内に藤沢、滋賀、大分、足利の各工場を持ち、海外ではチェコ、タイ、中国(上海、蘇州)、米国、ドイツ、インドに製造・販売子会社を配置する。グローバルな現地生産体制により、地域顧客の需要に迅速に対応している。

15社の子会社から成るグループ体制

オイレス工業の連結子会社は15社である。国内ではユニプラ、ルービィ工業、リコーキハラ、オーケー工業の4社が特定製品の製造販売を担う。販売子会社としてオイレス西日本販売とオイレス東日本販売が地域別の販売を行う。建築機器事業は完全子会社のオイレスECOが開発・製造・販売・工事・保守を一貫して手がける。構造機器分野では免震エンジニアリングがスペックイン活動と設計・保守を担当する。海外では北米のOiles America Corporation、欧州のOiles Deutschland GmbHとOiles Czech Manufacturing s.r.o.、中国の上海自潤軸承と自潤軸承(蘇州)、タイのOiles (Thailand)、インドのOiles India Private Limitedがそれぞれの市場で製造販売を行う。なお、2025年には瓯依鐳斯貿易(上海)とOiles Brasil Limitadaを清算し、拠点の整理も進めている。

業界の中での役割は軸受・免震装置メーカー(機械要素部品の総合サプライヤー)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
690億円
営業利益
70億円
営業利益率
10.1%
純利益
50億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01一般軸受機器主力

主に潤滑油の供給が困難な箇所で使われるオイルレスベアリングを製造販売。工作機械、建設機械、輸送機器など、あらゆる産業機械の摺動部を支える。

主な製品・サービス1
オイルレスベアリング世界シェア首位
潤滑油を必要としない軸受。金属粉末に固体潤滑剤を分散・焼結した素材などからなり、メンテナンスフリーを実現。

02自動車軸受機器主力

自動車のエンジン、トランスミッション、ブレーキ、電装部品など、多様な部位にオイルレスベアリングを供給。軽量化・長寿命化に貢献。

主な製品・サービス1
オイルレスベアリング
自動車向けに特化した無給油軸受。高温・高面圧環境にも対応し、グリースレス化や異音低減に寄与。

03構造機器準主力

橋梁・高架道路の支承、建物の免震・制震装置などを製造販売。巨大地震から構造物を守る重要なパーツを提供。

主な製品・サービス2
支承
橋桁の荷重を橋脚に伝え、温度変化や地震による変位を吸収する装置。ゴム支承や鋼製支承など。
免震・制震装置
建物と基礎の間に設置し、地震のエネルギーを吸収して揺れを低減する装置。積層ゴムやダンパーなど。

04建築機器準主力

ウィンドウオペレーター(窓の開閉装置)、環境機器、住宅用機器などを開発・製造・販売・工事・保守。快適で環境に配慮した建築空間を提供。

主な製品・サービス1
ウィンドウオペレーター
手動または電動で窓を開閉する機構。ビルや住宅の自然換気・排煙に用いる。

05その他その他

伝導機器類(ベルト、プーリー、チェーン等)の仕入販売。上記以外の機器類を扱う。

製品と技術

メンテナンスフリーを実現するオイルレスベアリング

オイレス工業の基幹製品はオイルレスベアリングである。金属粉末に固体潤滑剤を分散・焼結した素材からなり、潤滑油を必要としない。これによりメンテナンスフリーと高い耐久性を実現し、潤滑油の供給が困難な箇所や高温・高面圧環境でも使用できる。一般軸受機器向けでは工作機械、建設機械、輸送機器の摺動部に、自動車軸受機器向けではエンジン、トランスミッション、ブレーキ、電装部品など多様な部位に採用される。自動車用途ではグリースレス化や異音低減に貢献し、EVや自動運転化に対応した製品開発も進めている。同社はトライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)をコア技術とし、他社の追従を許さない性能の製品を提供する。

橋梁と建物を支える支承・免震制震装置

構造機器部門では、橋梁・高架道路の支承と建物の免震・制震装置を製造販売している。支承は橋桁の荷重を橋脚に伝え、温度変化や地震による変位を吸収する装置で、ゴム支承や鋼製支承がある。免震装置「オイレスLRB」は積層ゴムとダンパーから構成され、建物と基礎の間に設置して地震エネルギーを吸収する。1987年に日本初の免震構造ビルを自社事業場に建設した実績を持つ。制震装置は建物の揺れを低減するダンパー類である。足利事業場に免震・制震技術研究センターを設置し、大型製品の需要に対応するため工場再編も進めている。増加するインフラリニューアルや都市再開発向けに製品を供給する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位オイルレスベアリング世界シェア約7割一般軸受機器

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

免震・制振装置で国内有力、海外比率高め

オイレス工業は免震・制振装置や産業機械用軸受を製造。同業の三浦工業がボイラで強みを持つ一方、オイレスは建築向け免震製品で国内有数。売上高約690億円、営業利益率10%超と収益性は良好。海外売上比率が高く、中国・東南アジアに生産拠点を持つ。ただし建築需要は建設サイクルの影響を受けやすく、中国市場の減速がリスク。

強み

  • 建築用免震・制振装置で高い技術力と実績を有し、国内シェア上位。
  • 営業利益率10%超を維持し、利益体質が強化されている。
  • 海外売上比率が高く、アジア地域に生産・販売拠点を展開。
  • 免震装置に加え産業機械用軸受など多角化により収益源を分散。

課題

  • 建築投資のサイクルや公共工事の動向に業績が左右される。
  • 中国市場での減速や地政学的リスクが業績に影響を与える可能性。
  • 鋼材など原材料費の上昇が収益を圧迫する懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がオイレス工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16474不二越1,353億円17.7倍
26480日本トムソン1,267億円29.6倍
36652IDEC1,156億円28.1倍
46455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
56104芝浦機械1,105億円102.1倍
66282オイレス工業966億円16.9倍
76143ソディック936億円13.3倍
86454マックス839億円23.5倍
96381アネスト岩田811億円14.3倍
106413理想科学工業801億円16.2倍
117745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

個人経営の研究所として創業した1939年

オイレス工業の起源は1939年4月、東京市大森区新井宿(現東京都大田区)で川崎宗造が個人経営により「日本オイルレスベアリング研究所」を創設したことに始まる。潤滑油を必要としない軸受、すなわちオイルレスベアリングの製造販売を目的とした。第二次世界大戦後の1952年3月、資本金100万円で「株式会社日本オイルレスベアリング研究所」として法人化された。この間、1954年2月には蒲田工場を新設し、生産能力を拡大している。創業から法人化までの13年間で、無給油軸受の技術を確立し、後の事業基盤を築いた。

商号変更と本社工場の移転で拡大した1960年代

1958年12月に「日本オイレス工業株式会社」に商号変更し、1962年4月には神奈川県大和市に大和工場を新設した。同年9月、橋梁用支承の要部「オイレスベアリングプレート」の製造販売を開始し、構造機器分野に進出する。1966年2月、現商号である「オイレス工業株式会社」に改称。1967年12月には蒲田工場を閉鎖し、神奈川県藤沢市に本社・工場を新設して生産拠点を集約した。1970年10月には大阪工場を閉鎖し、滋賀県栗東町(現栗東市)に滋賀工場を新設した。工場の移転・新設により生産効率を高め、事業領域を拡大していった。

ウィンドウオペレーターと免震装置で新市場を開拓

1971年10月、排煙・換気用窓開閉装置「ウィンドウオペレーター」の販売を開始し、建築機器事業に参入した。1987年2月には免震装置「オイレスLRB」の製造販売を開始し、日本で初めて免震構造ビルを自社藤沢事業場に建設した。これにより構造機器分野で免震・制震技術を獲得し、後のインフラ・建築市場での基盤を築いた。また、1988年には自潤元件工業股份有限公司を台湾に合弁で設立し、アジア拠点の第一歩を踏み出した。これらの新製品投入と海外展開は、オイレス工業の事業多角化と国際化を促進した。

米国・欧州・東南アジアへ生産拠点を広げた1980年代

1976年11月、米国にOiles America Corporationを設立し、北米市場への直接進出を果たした。1988年12月には西ドイツ(当時)のOiles Tribomet Gleitelemente GmbH(現Oiles Deutschland GmbH)の持分を取得し、欧州市場の足がかりを得た。1988年3月には台湾に合弁会社を設立し、アジアでの生産を開始する。1998年10月には中国に上海自潤軸承有限公司を合弁で設立し、中国本土の製造拠点を整備した。2002年4月にはタイにOiles (Thailand)を設立し、東南アジアの拠点を拡充する。これらの海外子会社は各地域の顧客にオイルレスベアリングを供給し、グローバルな供給網を形成した。

株式上場と品質・環境認証を取得した1990年代

1989年12月、株式を店頭登録銘柄として日本証券業協会に登録した。1994年3月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1997年9月には市場第一部に指定された。1998年2月にはISO9002(現ISO9001)品質システム認証を取得、2000年3月にはISO14001環境マネジメントシステム認証を取得した。認証取得により国際標準に沿った品質・環境管理体制を整備し、グローバルな取引先からの信頼獲得につなげた。また、1995年3月には免震エンジニアリングを設立し、構造機器の設計・保守事業を強化した。

21世紀に入りグループ再編と新興国展開を加速

2001年4月、建築機器関連のオペレーター鋼機とオイレス建材が合併し、オイレス・エコシステム(現オイレスECO)が発足した。2003年10月には建築機器事業部門をオイレスECOに分割・統合し、建築関連事業を一本化した。2003年6月にチェコ共和国にOiles Czech Manufacturing s.r.o.を設立し、欧州での生産能力を増強した。2005年4月には中国蘇州に自潤軸承(蘇州)有限公司を設立し、中国市場の需要増に対応した。2006年8月には東和電気を完全子会社化、2007年4月にはユニプラと東和電気を合併するなど、国内子会社の整理を進めた。2010年10月にはオーケー工業を完全子会社化し、グループ経営の効率化を図った。

年表41件を開く

1930年代

  • 1939年4月東京市大森区新井宿(現 東京都大田区中央)において川崎宗造が個人経営による「日本オイルレスベアリング研究所」を創設し、オイルレスベアリングの製造販売を開始

1950年代

  • 1952年3月創業「株式会社日本オイルレスベアリング研究所」を設立(資本金100万円)
  • 1958年12月商号変更「日本オイレス工業株式会社」に商号変更
  • 1959年2月M&A東和電気株式会社(現:ユニプラ㈱)の株式取得

1960年代

  • 1962年4月神奈川県大和市に大和工場を新設
  • 1962年9月橋梁用支承要部「オイレスベアリングプレート」の製造販売を開始
  • 1966年2月商号変更「オイレス工業株式会社」に商号変更
  • 1967年12月蒲田工場(1954年2月新設)を閉鎖し、神奈川県藤沢市に本社・工場を新設

1970年代

  • 1970年10月大阪工場(1961年4月新設)を閉鎖し、滋賀県栗東町(現:栗東市)に滋賀工場を新設
  • 1971年2月ルービィ工業株式会社(現:連結子会社)を共同設立
  • 1971年10月排煙・換気用窓開閉装置「ウィンドウオペレーター」の販売開始
  • 1976年11月創業Oiles America Corporation(2011年1月合併、消滅)をアメリカ合衆国に設立
  • 1978年5月ユニプラ株式会社(現:連結子会社)の株式を取得
  • 1978年5月オーケー工業株式会社(現:連結子会社)を共同設立
  • 1979年4月オイレス建材株式会社(現:オイレスECO㈱)を設立(設立時社名:オペレーターサービス㈱)

1980年代

  • 1982年5月大平産業株式会社(現:オイレス西日本販売㈱)の株式を取得
  • 1983年9月大分県中津市に大分工場を新設
  • 1987年2月免震装置「オイレスLRB」の製造販売を開始。また、当装置を使用した日本で初の免震構造ビルを当社藤沢事業場に開設
  • 1988年3月自潤元件工業股份有限公司を台湾に合弁で設立
  • 1988年6月オペレーター鋼機株式会社(現:オイレスECO㈱)の株式を取得
  • 1988年12月Oiles Tribomet Gleitelemente GmbH(現:Oiles Deutschland GmbH)の持分を取得
  • 1989年12月株式を店頭登録銘柄として(社)日本証券業協会に登録

1990年代

  • 1993年4月栃木県足利市に足利工場(現:足利事業場)を新設
  • 1994年3月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1995年3月株式会社免震エンジニアリング(現:連結子会社)を設立
  • 1996年12月M&A株式会社リコーキハラ(現:連結子会社)の株式取得
  • 1997年9月株式を東京証券取引所市場第一部に指定
  • 1998年2月ISO9002品質システム認証取得(現在のISO9001)
  • 1998年3月栃木県足利市に免震・制震技術研究センターを開設
  • 1998年4月M&A株式会社キソー(現:オイレス東日本販売㈱)の株式取得
  • 1998年10月上海自潤軸承有限公司(現:連結子会社)を中華人民共和国に合弁で設立
  • 1998年11月創業Oiles USA Holding Incorporated(現:Oiles America Corporation)を米国持株会社として設立

2000年代

  • 2000年3月ISO14001環境マネジメントシステム認証取得
  • 2001年4月M&Aオペレーター鋼機株式会社とオイレス建材株式会社は合併し、オイレス・エコシステム株式会社(現:オイレスECO㈱)に名称変更
  • 2002年4月Oiles (Thailand) Company Limited(現:連結子会社)をタイ王国に合弁で設立
  • 2003年6月Oiles Czech Manufacturing s.r.o.(現:連結子会社)をチェコ共和国に設立
  • 2003年10月M&A提出会社の建築機器事業部門を分割し、販売子会社のオイレス・エコシステム株式会社を事業承継会社として事業統合し、オイレスECO株式会社(現:連結子会社)へ社名を変更
  • 2005年4月自潤軸承(蘇州)有限公司(現:連結子会社)を中華人民共和国に設立
  • 2006年8月M&A東和電気株式会社の株式を追加取得し、完全子会社化
  • 2007年4月M&Aユニプラ株式会社と東和電気株式会社は、ユニプラ株式会社(現:連結子会社)を存続会社とする合併を実施

2010年代

  • 2010年10月M&Aオーケー工業株式会社(現:連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率15%以上
  • 自己資本当期純利益率(ROE)10%以上
  • CO2総排出量削減(2013年度比)2030年度まで46%削減
  • カーボン・ニュートラル実現2050年まで実現

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長市場への経営資源集中投下

    半導体製造装置、再生可能エネルギー、EV・自動運転など成長市場へ注力し、非日系顧客を含む受注拡大と新製品投入を推進。特に中国・インド市場でのプレゼンス強化を図る。

  2. 02

    生産性向上と業務改革

    全部門で生産性を向上するため、業務改革と生産技術の追求に取り組む。足利工場の再編など設備投資を進め、大型製品需要に対応する。

  3. 03

    企業価値向上と資本効率の改善

    すべてのステークホルダーに貢献する企業価値向上を目指し、資本効率性を意識した財務運営を実施。ROEと売上高営業利益率を重要指標として改善に努める。

  4. 04

    非財務資本の高度化

    人的資本への投資として、従業員エンゲージメント向上、ダイバーシティ推進、健康経営を強化。サステナビリティではCO2削減目標達成とカーボンニュートラル実現に向けた設備投資と環境対応製品開発を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,065人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は806万円で、9期前と比べて+4.3%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は17.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,089
2018年3月2,051
2019年3月77244.116.72,092
2020年3月75244.317.22,085
2021年3月74944.517.92,046
2022年3月73944.718.02,035
2023年3月77744.617.92,030
2024年3月75644.617.82,064
2025年3月78444.517.62,069333
2026年3月80644.417.52,065339

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 9 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本店/藤沢事業場 — 神奈川県 藤沢市3,784百万円
一般軸受機器 自動車軸受機器(本社)
一般軸受機器 自動車軸受機器 — Oiles India Private Limited (インド ハリヤナ州)3,120百万円
足利事業場 — 栃木県 足利市3,002百万円
構造機器
大分工場 — 大分県 中津市2,852百万円
一般軸受機器 自動車軸受機器
一般軸受機器 自動車軸受機器 — 自潤軸承(蘇州)有限公司(中国 江蘇省)1,992百万円
滋賀工場 — 滋賀県 栗東市1,886百万円
一般軸受機器 自動車軸受機器
一般軸受機器 自動車軸受機器 — Oiles America Corporation (アメリカ ノースカロライナ州)1,700百万円
一般軸受機器 自動車軸受機器 — Oiles (Thailand) Company Limited (タイ ラヨン県)885百万円
一般軸受機器 自動車軸受機器 — Oiles Czech Manufacturing s.r.o. (チェコ カダン市)777百万円
一般軸受機器 自動車軸受機器 構造機器 — ルービィ工業㈱(福島県 大沼郡他)717百万円
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    オイレスECO㈱
    東京都 品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    オイレス西日本販売㈱
    大阪府 大阪市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    オイレス東日本販売㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニプラ㈱
    埼玉県 川越市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リコーキハラ(注)2
    新潟県 中魚沼郡
    議決権100.0%
  • 国内
    ルービィ工業㈱
    福島県 大沼郡
    議決権100.0%
  • 国内
    オーケー工業㈱
    滋賀県 守山市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱免震エンジニアリング
    東京都 品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    Oiles America Corporation
    アメリカ ノース カロライナ州
    議決権100.0%
  • 海外
    Oiles Deutschland GmbH
    ドイツ ヘッセン州
    議決権100.0%
  • 海外
    Oiles Czech Manufacturing s.r.o.
    チェコ カダン市
    議決権100.0%
  • 海外
    上海自潤軸承有限公司(注)7
    中国 上海市
    議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • 自潤軸承(蘇州)有限公司(注)2中国 江蘇省100%
  • Oiles (Thailand) Company Limited(注)4タイ ラヨン県85%
  • Oiles India Private Limited(注)2、4インド ハリヤナ州100%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • INOILES INDIA PRIVATE LIMITED

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は690億円営業利益70億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.1%、利益が+1.4%。

売上高
+2.1%
690億円
営業利益
+1.4%
70億円
純利益
-20.6%
50億円
営業利益率
10.1%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高723億円690億円
営業利益72億円70億円
純利益51億円50億円
1株あたり配当¥95¥95

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は168億円、営業利益は19億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.4%、営業利益は+35.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q17115
2024年1Q155149.09
2024年2Q157127.612
2024年3Q1752112.015
2024年4Q20119
2025年2Q3323610.827
2025年4Q344339.636
2026年2Q335329.623
2026年4Q3553810.727
2027年1Q1681911.311

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は535億円から690億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は10.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5355633
2014年3月5947142
2015年3月6196643
2016年3月6015149
2017年3月5694615
2018年3月5915336
2019年3月6145237
2020年3月6025134
2021年3月5303825
2022年3月5996543
2023年3月6295741
2024年3月6887855
2025年3月676697410.263
2026年3月690707210.150

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高690億円のうち、営業利益として残るのは70億円10.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は50億円、売上の7.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.1%449億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.9%172億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.1%70億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
10.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
7.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.3pt
6.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが107億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは62億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は284億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月63−43−3020116
2014年3月44−42−52119
2015年3月65−38−3827112
2016年3月8213−5095154
2017年3月64−24−2740164
2018年3月61−38−2823162
2019年3月39−5343−14189
2020年3月83−35−1748218
2021年3月41−42−10−1206
2022年3月59−31−3428203
2023年3月80−22−4158226
2024年3月72−12−4360249
2025年3月88−24−6964250
2026年3月107−45−3162284

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は994億円。このうち返さなくてよい自己資本が806億円で、自己資本比率は80.6%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月64051712379.0
2014年3月71856715177.2
2015年3月74460214278.9
2016年3月70257712580.1
2017年3月68856312579.6
2018年3月72658813879.7
2019年3月79359819574.1
2020年3月79960619374.5
2021年3月80662618076.4
2022年3月85566618977.2
2023年3月87069617479.3
2024年3月95174920278.1
2025年3月93476816581.6
2026年3月99480618880.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
286億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
600億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
47億円
在庫として抱えている分
負債合計
188億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中36位あたり、逆に低いのはROE209社中128位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.1%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.6%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.1%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,900で、1年前と比べて+33.7%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥2,900-3.0%1ヶ月-1.1%1年+33.7%時価総額966億円
過去52週の値幅
安値¥2,041高値¥2,998

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.9倍
PER (会社予想)16.5倍
PBR1.05倍
配当利回り3.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末2774円から上昇し、8月7日時点で2932円と1ヶ月で1.98%上昇しました。25日線(2853円)を上回り、8月7日には52週高値に近い2932円を付けました。出来高は7月21日に10.1万株と増加し、8月7日には10.2万株と活発でした。RSIは65と強気圏で、上昇トレンドが続いています。52週高値2985円に接近しており、上値抵抗が意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは17.06倍で業界平均23.76倍を下回り、割安感がある。予想PERは16.6倍とさらに低下。PBRは1.07倍で平均1.59倍を下回り、割安。配当利回りは3.24%と平均2.68%を上回り、株主還元は良好。ROEは6.4%と低いが、経常的な収益は安定している。配当性向54.8%は適正。割安だがROEの低さが課題で、成長性には疑問が残る。総合的に妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.9倍22.7倍
PER (予想)16.5倍
PBR1.05倍1.50倍
ROE6.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車・機械市場の需給動向と海外展開の進捗が論点。強気派は、高い技術力とグローバルな顧客基盤による安定成長を期待する。一方弱気派は、需要の減速や原材料高による収益圧縮、成長の鈍化を懸念する。直近の業績は横ばい傾向で、新分野の開拓が成長の鍵となる。

プラスに働く材料7
  • 世界的なシェア

    樹脂軸受で世界トップ、自動車・産業機械向けに幅広く採用

  • 安定した収益性

    営業利益率10%超、高い技術による製品差別化が価格競争を回避

  • 増配と株主還元

    配当利回り3.2%と高く、連続増配の実績から投資家に人気

  • 2026年3月期も営業利益70億円と高水準2026年3月期影響

    売上高676→690億円、営業利益69→70億円で維持

  • 予想PER16.6倍と当期比で低下継続影響

    PER17.06倍から予想16.6倍へ、PBR1.07倍

  • 配当利回り3.24%で下支え継続影響

    配当利回り3.24%、株価2932円でインカム需要

  • 外国人持ち株比率9.78%は低位継続影響

    外国持株比率9.78%、上昇余地がある

マイナスに働く材料7
  • 需要の頭打ち

    売上高は2024年688億円から2025年676億円と減少、市場の成熟を示唆

  • 原材料高の影響

    原油や樹脂原料の上昇が採算を圧迫する可能性

  • 競合の追撃

    低価格品や代替技術の出現でシェア低下のリスク

  • 最終利益が63億→50億円と減益2026年3月期影響

    純利益63→50億円、減益率20.6%

  • 営業利益率10.14%と横ばい2026年3月期影響

    営業利益率10.21%→10.14%、成長鈍化

  • ROE6.4%と資本効率の低さ継続影響

    ROE6.4%、PBR1.07倍で割安感が薄れる

  • 株価が1年で38%上昇し過熱感継続影響

    株価変化率+38.06%、短期的な上昇が大きい

次の決算で確かめる点
自動車向け売上高
主要顧客である自動車市場の動向が業績に直結するため
海外売上比率
グローバル展開の進捗と市場開拓の成果を示すため
営業利益率
高付加価値製品の販売による収益性向上を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり95で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.28%。

年間配当
¥95
1株あたり
配当利回り
3.28%
いまの株価に対して
配当性向
54.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月50
2018年3月500.054.5
2019年3月500.063.5
2020年3月500.064.3
2021年3月35−30.038.0
2022年3月5557.141.0
2023年3月550.041.1
2024年3月7536.438.5
2025年3月8513.344.5
2026年3月850.054.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥95

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,496人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.0%を占め、残る61.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他45.850.151.950.952.950.4
事業法人20.120.620.420.419.219.6
金融機関21.720.719.518.618.119.4
外国法人11.87.76.88.88.49.7
自己株式6.66.48.37.011.49.7
証券会社0.60.81.41.21.40.9
外国人個人0.00.10.10.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東京中小企業投資育成㈱8.91
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(その他信託口)4.86
03㈱みずほ銀行3.60
04日本生命保険相互会社2.91
05㈱日本カストディ銀行(信託E口)2.62
06川崎 景介2.49
07オイレス従業員持株会2.17
08川崎 景太2.17
09オイレス東日本共栄会1.69
10群栄化学工業㈱1.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+80%、1株純資産は14期で+85%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月951,4816.715.943.0
2014年3月1231,6207.915.046.5
2015年3月1281,7717.518.356.1
2016年3月1511,7748.611.250.6
2017年3月461,7482.644.3
2018年3月1141,8516.419.854.5
2019年3月1191,8786.414.863.5
2020年3月1101,9015.812.564.3
2021年3月811,9644.221.038.0
2022年3月1382,0916.811.041.0
2023年3月1322,2156.112.741.1
2024年3月1782,4147.612.838.5
2025年3月2082,5918.410.844.5
2026年3月1722,7436.413.954.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額321百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
飯田昌弥代表取締役 会長69316
坂入良和代表取締役 社長 社長執行役員60131
田邊和治取締役63307
米山操取締役 執行役員 企画管理本部長6342
大村康二取締役7228
宮川理加取締役66240
宮崎聡取締役(常勤監査等委員)6588
前田達宏取締役(監査等委員)6531
榊原健郎取締役(監査等委員)6514
十川稔63
野呂政樹取締役63
萩谷麻衣子取締役(監査等委員)60
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
岩﨑哲也60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41271002625464
社外取締役4383810
取締役(社内)1292929

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,113字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当企業グループは、連結財務諸表提出会社(オイレス工業株式会社)及び子会社15社により構成されており、一般軸受機器、自動車軸受機器、構造機器、建築機器の製造販売を行っております。 上記の企業グループの営む主な事業内容と各社の当該事業における位置づけは、次のとおりであります。 なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメント   主要製品   連結財務諸表提出会社及び各社の位置づけ 一般軸受機器 および 自動車軸受機器   オイルレスベアリング等   連結財務諸表提出会社が開発、製造及び販売を行っており、ユニプラ(株)、ルービィ工業(株)、(株)リコーキハラ及びオーケー工業(株)は特定製品の製造販売を、オイレス西日本販売(株)及びオイレス東日本販売(株)は特定地域における販売を行っております。また、Oiles America Corporation は北米市場における特定製品の製造販売を、Oiles Deutschland GmbH はヨーロッパ市場における特定製品の販売を、Oiles Czech Manufacturing s.r.o.はヨーロッパ市場における特定製品の製造販売を、上海自潤軸承有限公司及び自潤軸承(蘇州)有限公司は中国市場等における特定製品の製造販売を、Oiles (Thailand) Company Limited は東南アジア市場における特定製品の製造販売を、Oiles India Private Limitedはインド市場における特定製品の製造販売を行っております。 構造機器   支承、免震・制震装置等   連結財務諸表提出会社が開発、製造及び販売を行っており、ユニプラ(株)、(株)リコーキハラ及びルービィ工業(株)は特定製品の製造販売を、(株)免震エンジニアリングは免震・制震装置のスペックイン活動及び設計・保守業務を行っております。 建築機器   ウィンドウオペレーター 環境機器 住宅用機器等   オイレスECO(株)が開発、製造、販売、工事並びに保守を行っております。 その他   伝導機器類等上記以外の機器類   オイレス西日本販売(株)及びオイレス東日本販売(株)が伝導機器類の仕入販売を行っております。 以上の企業集団等について事業系統図を示すと次のページのとおりであります。 (注)1.瓯依鐳斯貿易(上海)有限公司は2025年9月30日付で清算いたしました。 2.Oiles Brasil Limitadaは2025年10月15日付で清算いたしました。
経営方針・対処すべき課題2,833字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当企業グループは、『オイルレスベアリングの総合メーカーとして世界のリーダーとなり、技術で社会に貢献する』をグループの経営理念としており、一貫性をもって持続的な成長を目指しております。創業から脈々と続く「技術で社会に貢献する」理念は、当企業グループの普遍的な価値観であります。軸受機器事業において省エネや環境負荷低減の実現、構造機器事業において世界に対して「安心・安全」を提供、建築機器事業において排煙や換気により「安心・安全」や「快適さ」を提供しております。当企業グループの事業そのものは高い社会貢献性を持ち、「技術で社会に貢献する」経営理念を具現します。 わたしたちは、持続可能な社会を実現することは当企業グループの企業価値向上につながるという信念をもち、トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)とダンピング(振動制御)の2つのコア技術のたゆまぬ探求と、社会の持続的な発展に貢献するという飽くなき挑戦を続けてまいります。 ①事業への取り組み グローバルな市場創造企業として、他社の追従を許さない性能を持つ独自の製品開発をおこない、お客さまの課題を革新的に解決し、お客さまと共に世界初・世界一を実現するための技術や製品の提供を続けます。そのために、お客さまや社会からの期待に応える高い品質水準と生産性向上をおこないます。 ②社会とのかかわり 企業価値の創出は、さまざまなステークホルダーによるリソースの提供や貢献の結果であります。ステークホルダーとの適切な協働に努めるとともに、その期待に応えてまいります。 ③サステナビリティへの対応 サステナビリティはESGを含む長期的に重要な経営要素として積極的かつ能動的な活動を進めます。 ④人的資本対応の強化 人材は「人的資本」であり、企業価値創出の中核は人的資本にあります。企業価値向上を実現する人材戦略を経営戦略と連動して推進します。 (2)経営戦略等 当企業グループは、持続的な成長や中長期的な企業価値の創出を実現するため、経営理念に則った長期ビジョンや中長期の経営方針・経営戦略を策定し、計画で定めた成長目標の実現に向けて、グループ全体で取り組んでまいります。 当企業グループでは、“2030年のありたい姿”として長期ビジョン「OILES 2030 VISION」を掲げ、2024年度を起点とする”中期経営計画2024-2026”を策定いたしました。 OILES 2030 VISION 『サステナブルな社会の実現を、摩擦・摩耗・振動の技術+Xで貢献する』 中期経営方針2024-2026 1.次世代の飛躍成長を実現するために成長市場へ経営資源を全力投球 2.業務改革と生産技術の追求によって全部門が生産性を向上する 3.すべてのステークホルダーに貢献する企業価値向上 4.資本効率性を意識した財務運営 事業ごとの中期戦略等は以下のとおりです。 (一般軸受機器) 半導体製造装置等の成長性の高い分野への注力に加え、再生可能エネルギー市場への戦略製品の投入、積極展開をおこなっております。半導体製造装置等のエレクトロニクス分野においては、国内産業力強化が進む中国市場において非日系顧客を含む受注獲得を積極的に推し進めております。再生可能エネルギー分野では、北米市場においては水力発電所のメンテナンス需要の増加、インド・中国市場においては新設の揚水発電所建設による需要増加に対応すべく受注活動の強化をはかっております。 (自動車軸受機器) EVの普及や自動運転化に対応した製品開発と積極投資をおこない、新規案件の獲得を目指します。中国やインドといった成長市場を中心に受注拡大をはかっており、特に非日系顧客を中心に新規受注を拡大するべくグローバルで営業活動を展開しております。また拡大が見込まれる車載装置の電動化の潮流を的確に捉え、電動化に伴う新用途の開拓と新製品の開発、スペックインを積極的に推し進めてまいります。 (構造機器) 増加するインフラリニューアル、及び都市再開発や都市型データセンターへ採用される大型製品のシェア拡大をはかるとともに、人手不足等により物件が遅延、減少する中においても、売上・シェアを拡大するために市場創造型の新しい試みに積極的に挑戦してまいります。また、大型製品の需要に対応すべく足利工場の再編に取り組んでおり、今年度は新出荷棟の完成を見込んでおります。 (建築機器) 建築着工床面積の減少や労務費、資材等の原価が高騰する中においても、建築物の長寿命化要求の高まりとともに拡大するリニューアル市場、リフォーム市場への活動を強化することにより、収益性の向上に取り組んでまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当企業グループは、売上高営業利益率と自己資本当期純利益率(ROE)を経営指標として重視します。売上高営業利益率は事業の利益水準を明確化するため、ROEは資本収益性を意識した経営を実践するため、重要な経営指標としております。 なお、この両指標を高めることで、企業価値向上が図れるものと考え、売上高営業利益率は15%以上、自己資本当期純利益率は10%以上を目指しております。当連結会計年度における売上高営業利益率は10.1%であり、自己資本当期純利益率は6.4%でした。引き続きこれらの目標が達成されるように取り組んでまいります。 (4)経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 成長戦略を支え企業の持続的成長を支えるには事業部門の成長に加え、非財務資本のさらなる進化が重要との認識のもと、経営基盤の高度化を重点課題としております。特に、人的資本への取り組みとしては、従業員エンゲージメントが高まるよう人材育成やダイバーシティの推進、ワークライフバランス、健康経営の推進等に積極的に取り組んでおります。2024年10月には、従業員意識調査(年1回)も開始し、従業員エンゲージメントの推移や施策の効果を測定していくことで、実効性の高い施策を実行してまいります。 サステナビリティ課題への取り組みでは、当企業グループは2030年度までにCO2総排出量を2013年度比46%削減という目標を2021年に定め、これに続いて2023年度からは当企業グループ全体で「2050年カーボン・ニュートラル」の実現を目標とし、積極的な設備投資を通じた自社設備によるCO2排出量削減のみならず、環境負荷低減を実現する製品や技術を社会に提供するという本業での環境対応についても、バイオマスプラスチック軸受の製品化や、電気自動車、再生可能エネルギー、水素エネルギー分野などに向けた取り組みの強化を通じて推進しています。当社の技術や製品が地球環境に貢献できる可能性は高いと考え、技術・製品開発を進めております。
事業等のリスク7,137字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 (1)経済・金融市場動向に関するリスク ①景気後退による需要減少のリスク 当企業グループの製品は、自動車をはじめ各種産業機械や建築・建設物等に多く採用されております。世界や我が国の景気後退や経済成長の減速という事態が発生した場合、製品需要すなわちこれらの生産台数や着工件数が減少し、当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②原材料の価格上昇及び調達リスク 当企業グループ製品の主要材料である鋼材、銅合金、樹脂系原料等は、需給バランス、為替レート変動等に伴い市場価格が変動することがあり、また一部調達先が限定されるものもあります。 昨今、世界的な原材料費高騰、関税政策、国際紛争による材料調達のリスクの顕在化に加え、潜在的には経済安全保障にかかる材料調達リスクがあります。当企業グループは、原材料価格の市場変動及び原材料調達リスクに柔軟に対応するべくサプライチェーンを見直し、生産の合理化、高品質な原材料をタイムリーかつ必要数を入手するための調達先の分散化の検討、代替材料の選定等による原価低減施策を講じております。これに加え、競合他社の価格動向に注視しつつ販売価格へ適切に反映することにより影響の軽減を図っておりますが、予測を超えて市場価格に急激な変化が生じた場合、当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③為替レートの変動リスク 当企業グループは外貨建取引から発生する為替変動により影響を受ける可能性があります。また、連結財務諸表作成にあたって在外子会社の外貨建財務諸表を円換算いたしますが、在外子会社の外貨項目の価値が変動しない場合でも、為替相場の変動により当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。 なお、個別の外貨建取引においては、原材料の現地調達化を図ることや、通貨スワップ契約によるリスクヘッジ等により、為替レート変動の影響を抑制するように努めておりますが、予測を超える変動が生じた場合、当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④国際税務リスク 当企業グループはグローバルに製造・販売拠点を有しており、在外子会社とも相互に取引を行っております。取引については適切な価格で行っておりますが、当該国の税制の改廃や税務当局との見解の相違等により、予期せぬ税負担が生じた場合、当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。 なお、当企業グループは、各国の租税法制に準拠して納税しており、国際税務に関しては、専門家の助言を受けながら適切な租税管理に努めておりますが、予測を超えて各国の租税法制に急激な変化が生じた場合、当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業戦略及び戦略に関わる外部環境に関するリスク ①海外事業展開に伴うリスク 当企業グループは、自動車メーカーの海外進出に合わせ現地生産体制を敷いており、北米、欧州、アジアに製造・販売拠点を有しております。その結果、海外向けの売上高は連結売上高の39.0%を占めておりますが、当企業グループの製品を製造・販売している各国の景気後退やそれに伴う製品需要の縮小、あるいは海外各国における政治・社会・経済体制の変動により、影響を受ける可能性があります。 特に、近年のウクライナあるいは中東地域での紛争などのような地政学的リスクについてはその影響の大きさから重要なリスクとして認識しており、当企業グループは、経営企画部と在外子会社を所管する事業部が連携し、在外子会社との緊密な情報交換及び継続的モニタリング、各国の動向把握・分析によりリスクの極小化を図ります。 しかしながら、当企業グループの製品を製造・販売している各国の景気あるいは政治・社会・経済体制に予想を超える急激な変動が生じた場合、当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②特定業種(自動車産業向け)への高依存度リスク 当企業グループにおける自動車関連売上高は全体の49.6%を占めております。これまで、製品の優位性、新規用途での採用拡大及び、グローバル展開等により比較的安定的な業績を確保してまいりましたが、自動車産業そのものを変革するCASE(Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化))、新規事業者の参入、産業構造変化に伴う構成部品の変動に加え、自動車市場の需要動向に大きな変化が起こった場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当企業グループでは、CASEをはじめとした自動車産業の将来を見据え新規開発を進めておりますが、今後はさらにその先を目指して技術領域を拡大し、開発速度を加速することで、変革に対応してまいります。 ③価格競争リスク 当企業グループの主力販売先であります自動車業界をはじめとして、すべての業界におきましてグローバルで競争が激しく、また、原材料価格高騰や人件費上昇等の影響もあり、これまで以上に厳しい状況にあります。当企業グループは、技術的優位性のある高品質製品の開発、顧客が抱える課題を共に解決する提案型技術営業の充実による付加価値の提供、製品ラインナップの充実等により、顧客満足を獲得してまいります。 しかしながら、今後新興国メーカー等の台頭による低価格品の伸長に起因した顧客からの値下げ要求がある場合、あるいは原材料価格高騰や人件費上昇を自社のコストダウンと価格転嫁で十分にカバーできない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④知的財産権リスク 当企業グループは、持続的成長に向けた重要課題(マテリアリティ)の一つとして「社会課題の解決に資する先進的な製品・技術の開発・提供」を掲げており、「摩擦」「摩耗」「潤滑」にかかわるトライボロジー技術と、ダンピング(振動制御)技術の二つのコア技術の研究開発活動を通じ、国内外において特許権、商標権及びその他の知的財産権を出願しております。これらは事業活動を優位に運ぶための参入障壁となる一方、特許等の権利満了に伴い他社が参入してくるリスクも内在しております。当企業グループは、技術開発又は製品開発により周辺特許も含めた新たな特許等を取得し、他社の参入を排除していきますが、売上高に占める割合が高い製品について他社の参入を許した場合は、当企業グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当企業グループが第三者の知的財産権を侵害したとして第三者から訴えられた場合、係争費用のみならず、損害賠償の支払や製造販売の差し止めが発生するおそれがあり、その結果、市場そのものを失う場合には、当企業グループの事業展開、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに備え、当企業グループでは、製品開発段階から知的財産管理規程に従い第三者の知的財産権の侵害可能性、新たな発明等の権利化の可能性等について十分な調査・検討を行っております。また、ノウハウについては秘密情報管理規程に基づいた適切な保護、管理を徹底しております。 ⑤公共投資縮減のリスク 当企業グループにおける構造機器事業の売上高は、全体の16.3%となっております。当事業に係る売上は、我が国の公共投資事業の予算額等に影響を受ける可能性があります。 当企業グループは、事業収益性等により公共投資額の影響を受けにくい体制への強化、橋梁・建築に加え、新たに柱となる市場の創出を目指し、製品開発に取り組んでおります。 (3)業務運営に関するリスク ①品質不適合発生によるリスク 当企業グループの製品は、高精度・省力化を必要とする多くの機械・産業分野や最終製品で使用され、自動車の他、鉄道車両、水車・水門、橋梁等の社会基盤分野や様々なビルの免震・制震装置、一般住宅にも幅広く採用されております。 当企業グループは、あらゆる顧客・市場の要求に適合する品質保証体制とするために国内外各社の事業において、国際品質マネジメント規格(ISO9001又はIATF16949)を取得しています。さらに、当企業グループの顧客が要求する固有の品質基準等に対応する管理を徹底しております。 製品開発においては、初期段階から研究開発・生産技術・製造・営業などの部署がそれぞれの視点から品質課題を抽出し、過去の社内外の品質トラブル情報なども活用して解決するという手法を取り入れており、新製品として発売するまでの段階においても、製品設計・工程設計のデザインレビューにより品質面の検証をおこないリスクの極小化を図っております。 しかしながら、製品に未知の重大な欠陥が存在し、当該欠陥に起因する事故、リコール及び顧客の生産停止等の事態が発生した場合、当企業グループの社会的信用の低下等につながり、また、補償により多額の支出が生じた場合には、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当企業グループはグローバルな製造物責任保険に加入しておりますが、損害賠償等の損失を十分にカバー出来るとは限りません。 ②設備に関するリスク 当企業グループは、世界各地に製造・販売拠点を有しており、市場需要と既存設備の能力を考慮し、計画的な生産により製品の安定供給に努めております。生産に必要な設備については、それぞれの生産品目に適合するように調整し、定期的なメンテナンスに加え、生産・製造技術の革新に常に取り組んでおりますが、これらの設備の中には稼働後一定の年数を経て更新時期を迎えるものが順次発生します。 安定生産を継続する上で設備投資を実施し、老朽設備の更新を順次進めておりますが、不測の設備故障や火災、自然災害により生産設備の稼働が停止すると製品供給が滞るおそれがあり、当企業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、事業影響予測のもとに適正な設備冗長性を備えた生産体制の実現に向け、計画的な重要設備の更新を進めてまいります。 ③環境リスク 当企業グループは、持続的成長に向けた重要課題(マテリアリティ)の一つとして「環境対応」を掲げており、「オイレスグループ環境方針」を定め、地球環境保全に向けて環境負荷の低減と水環境の配慮に努めております。また、当企業グループでは、地球温暖化、水質汚濁、産業廃棄物、有害物質、土壌汚染等に関する環境法令及びその他の要求事項を遵守するため、ISO14001に沿った環境マネジメントシステムを構築し推進しております。 しかしながら、想定外の事態が発生した場合には、何らかの法的若しくは社会的責任を負う事態が生じるおそれがあります。その場合、対応費用の発生及び当企業グループの社会的信用の低下を招く可能性があります。 加えて、気候変動問題については、2020年の政府宣言にもあるとおり、「2050年カーボンニュートラル」が世界的潮流となっております。地球温暖化に起因する災害発生により当企業グループの事業に被害が生じるリスクがあることに加え、脱炭素社会の実現に向けて世界が進む中では、企業としての環境対応の取組みが不十分である場合、顧客からの信頼を失い、顧客のサプライチェーンから当企業グループが排除される可能性があります。また、ESG対応を重視する株主・投資家等からの信頼を失う可能性もあります。 かかる認識のもと、当企業グループでは、製品や技術という本業で環境負荷低減に貢献することはもちろんのこと、CO₂排出量削減など当企業グループ各社での環境対応も継続して推進してまいります。CO₂排出量削減については、2030年度までにCO₂総排出量を2013年度比46%削減するという環境目標を定めております。なお、前述の環境目標に続くものとして、当企業グループ全体で「2050年カーボン・ニュートラル」を実現することを2023年度からの環境目標として設定しております(CO₂総排出量の対象は、Scope1及びScope2)。 ④労務・人材リスク 当企業グループは、「人材は企業価値の源泉」との考えのもと、人的資本に対する積極的な投資をおこない、人材確保及び人材育成、ダイバーシティを推進しています。多様なバックグラウンドを持つ人材がその能力や個性を最大限に発揮できるよう働きやすい企業風土を作り出すことによって、従業員一人ひとりの会社への貢献意欲を高め、当企業グループの事業推進力につなげています。 しかしながら、生産年齢人口の減少に加え、労働市場環境により優秀な人材が確保できない場合、人材不足により技能が適切に伝承されない場合、有能な人材が流出する場合、また人的資本投資及びその効果が十分でなかった場合には、新規技術開発が停滞するなど企業成長が抑制され、当企業グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況の下、当企業グループは、経営、技術開発、製造、営業その他の機能において優秀な人材の確保に努めており、人材獲得のために新卒採用や経験者の通年採用を積極的に展開しております。そして、従業員エンゲージメント向上に資するための環境を整備し、そのための投資も積極的に進めております。 ⑤情報セキュリティリスク 当企業グループは、研究開発、生産、販売等に関する機密情報に加え、お客様や従業員の個人情報を保有しております。これらの情報管理につきましては各種情報の取扱規程による情報管理、社員教育等を実施し、また、情報セキュリティに関する国際規格ISO27001:2013を取得して情報セキュリティシステムの安定的運用に努めております。 これらの機密情報、個人情報の漏洩によるリスクのほか、サイバー攻撃などによる不正アクセス、自然災害、事故、コンピューターウイルスその他の要因により情報システムに重大な障害が発生した場合、当企業グループの事業、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 情報セキュリティリスクが高まっている昨今の状況を踏まえ、当企業グループでは、ネットワークの冗長化、重要データのバックアップ、複数のデータセンターによる保管及びインシデント検知システムの導入等により、セキュリティ体制の更なる強化を図るとともに、全役職員を対象にセキュリティ教育・訓練を継続的に実施するなど、総合的なサイバーセキュリティ対策を推進しています。 (4)法的手続・災害等のイベント性のリスク ①法的リスク 国内、海外を問わず、独禁法、安全保障貿易管理、贈収賄等、当企業グループの事業に関連する法令・規制は多岐にわたっています。 これらの法令等へのコンプライアンスの徹底が十分でなく適用法令等の違反が発生した場合、あるいは過去に行った事業活動に対して法令違反を問われることがあった場合には、処罰、処分その他の制裁、あるいは社会的信用やイメージの毀損により当企業グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当企業グループでは、「オイレスグループ企業行動憲章」「オイレスグループ企業行動規範」及び「オイレスグループコンプライアンス実行の手引き」に加え、役員及び従業員に対する各種研修等を通じ、これらの法令等へのコンプライアンスの徹底を図っております。 ②災害・感染症・テロ等の事業継続に影響を及ぼす事象のリスク 当企業グループは、日本国内はもとより、米州、欧州、アジアに製造・販売拠点を有しておりますが、これらの事業拠点において、大規模地震・水害・火災等の災害、感染症の世界的蔓延(パンデミック)、企業に対するテロ攻撃、紛争による政情不安が発生した場合には、原材料調達及び物流網への影響、あるいは生産設備や人的資源等の経営資源に被害が生じ、サプライチェーンが寸断され製品の供給停止が起きることで、当企業グループの事業継続に大きな障害を与えることがあります。こうしたリスク事象の発生頻度は高くはありませんが、万一事象が発生した場合には、当企業グループの経営成績と財政状態に大きな影響を及ぼすことになります。 かかるリスク事象に対して、当企業グループは、大規模地震等の不測の事態が発生した場合の対策として事業継続計画(BCP)を策定して、有事の際の行動計画にしたがって災害から早期に復旧し製品を安定して供給するべく、減災あるいは調達先の分散化の検討、代替材料の選定など事前対策等を進めております。また、現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は一定の収束をしていますが、いわゆるパンデミックリスクについては、今後も従業員の健康と安全の確保と事業継続への影響を踏まえ、有事の対応が出来る体制を継続いたします。 なお、自然災害等に因る被害については、保険により補償される部分もありますが、その全てが補償される訳ではありません。テロ対策も含めて重要な経営課題として対応には万全を期してまいりますが、リスクを完全に回避することは困難であります。
経営成績の分析 (MD&A)6,222字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当企業グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当企業グループを取り巻く経済環境は、物価上昇の圧力が継続する中、国内では設備投資が底堅く推移し、個人消費も緩やかな回復基調を維持しました。一方、海外では通商政策をめぐる不確実性や中国経済の減速に加え、中東情勢の緊張の高まりを背景とした地政学的リスクの増大などにより、世界経済の先行きは引き続き予断を許さない状況が続いております。このような環境の中、当企業グループでは長期ビジョンとして「OILES 2030 VISION」、この長期ビジョンに向かう2024年度を起点とする“中期経営計画2024-2026”の2年目にあり、市場ニーズを捉えた高付加価値製品を提供することによる収益改善、その成長を支える社内基盤の整備や新たな価値創造につながる+Xの取り組みを進めております。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (a)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ6,067百万円増加し、99,429百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は前連結会計年度末に比べ2,295百万円増加し、18,812百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ3,771百万円増加し、80,616百万円となりました。 (b)経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は68,964百万円(前期比2.0%増)、営業利益は6,958百万円(前期比0.2%増)、経常利益は7,239百万円(前期比1.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,009百万円(前期比20.6%減)となりました。 セグメントの実績は次のとおりであります。 一般軸受機器セグメントの売上高は15,949百万円(前期比7.5%増)、セグメント利益は1,668百万円(前期比47.2%増)となりました。 自動車軸受機器セグメントの売上高は34,221百万円(前期比1.2%増)、セグメント利益は3,394百万円(前期比0.9%増)となりました。 構造機器セグメントの売上高は11,235百万円(前期比0.7%減)、セグメント利益は1,306百万円(前期比33.2%減)となりました。 建築機器セグメントの売上高は5,765百万円(前期比2.9%減)、セグメント利益は464百万円(前期比18.6%増)となりました。 なお、地域に関する情報のうち顧客の所在地を基礎とした売上高は、日本向けが42,054百万円(連結売上高に占める割合は61.0%)、北米向けが6,310百万円(同9.1%)、欧州向けが3,638百万円(同5.3%)、アジア向けが16,395百万円(同23.8%)、その他の地域向けが566百万円(同0.8%)となり、海外向けの合計は前期の25,696百万円(同38.0%)より4.7%増加し、26,909百万円(同39.0%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   8,773   10,651   1,877 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,447   △4,468   △2,020 財務活動によるキャッシュ・フロー   △6,893   △3,096   3,796 現金及び現金同等物の期末残高   24,966   28,389   3,423 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,423百万円増加し、28,389百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ1,877百万円増加し10,651百万円となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益7,141百万円、減価償却費3,436百万円、売上債権の減少額871百万円、仕入債務の減少額668百万円、法人税等の支払額1,859百万円などであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、前連結会計年度に比べ2,020百万円増加し4,468百万円となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出5,670百万円、投資有価証券の売却による収入1,837百万円などであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、前連結会計年度に比べ3,796百万円増加し3,096百万円となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出1,276百万円、配当金の支払額2,687百万円、自己株式の取得による支出2,462百万円、自己株式の処分による収入2,015百万円などであります。 ③生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高 (百万円)   前年同期比(%) 一般軸受機器   16,138   108.3 自動車軸受機器   34,190   100.3 構造機器   11,241   99.3 建築機器   5,764   97.0 報告セグメント計   67,335   101.6 その他   1,951   114.9 合計   69,287   102.0 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (b)受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) 一般軸受機器   16,348   106.7   3,081   114.9 自動車軸受機器   34,477   102.8   1,317   124.2 構造機器   8,434   62.1   9,860   77.9 建築機器   5,902   108.5   820   120.0 報告セグメント計   65,163   96.0   15,079   88.2 その他   1,613   88.1   372   67.6 合計   66,777   95.8   15,452   87.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.金額は販売価格によっております。 (c)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高 (百万円)   前年同期比(%) 一般軸受機器   15,949   107.5 自動車軸受機器   34,221   101.2 構造機器   11,235   99.3 建築機器   5,765   97.1 報告セグメント計   67,172   102.0 その他   1,791   104.2 合計   68,964   102.0 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ6,067百万円増加し、99,429百万円となりました。その主な要因は次のとおりであります。 流動資産は、現金及び預金3,353百万円の増加、仕掛品691百万円の減少、受取手形及び売掛金608百万円の減少などにより、合計で1,059百万円の増加となりました。 固定資産は、有形固定資産2,849百万円の増加、無形固定資産101百万円の増加、投資有価証券1,109百万円の増加などにより、合計で5,007百万円の増加となりました。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は前連結会計年度末に比べ2,295百万円増加し、18,812百万円となりました。その主な要因は次のとおりであります。 流動負債は、1年内返済予定の長期借入金1,095百万円の減少、納期遅延補償損失引当金1,087百万円の増加、未払法人税等567百万円の増加などにより、合計で27百万円の増加となりました。 固定負債は、長期借入金1,447百万円の増加、繰延税金負債459百万円の増加などにより、合計で2,268百万円の増加となりました。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ3,771百万円増加し、80,616百万円となりました。これは利益剰余金2,330百万円の増加、その他有価証券評価差額金670百万円の増加、退職給付に係る調整累計額750百万円の増加などによるものであります。 (b)経営成績 構造機器、建築機器事業における物件の工期遅れ等による影響もあり、売上高は前連結会計年度に比べ2.0%増加し68,964百万円、営業利益は前連結会計年度に比べ0.2%増加し6,958百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、上記のほか、法人税等合計の2,095百万円などにより5,009百万円となりました。 セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 (一般軸受機器) エレクトロニクス分野の半導体関連装置において、国内および中国向けの需要が堅調に推移したことに加え、国内外における再生可能エネルギー向け案件の受注が好調であったことから、前期を上回る売上高、利益となりました。 この結果、一般軸受機器の売上高は15,949百万円(前期比7.5%増)、セグメント利益は1,668百万円(前期比47.2%増)となりました。 今後については、成長性の高い半導体市場に関連する製造装置を中心に戦略製品の投入を進め、さらなる成長が期待される再生可能エネルギー向けにおいては製品展開を強化し積極的な事業活動を推進してまいります。 (自動車軸受機器) 通商政策の影響などにより自動車市場を取り巻く不確実な環境が続きましたが、非日系自動車メーカー向けを中心に新規顧客の獲得及び採用拡大に注力しました。その取り組みが奏功し、中国では新エネルギー車向けの売上が伸長したほか、インドにおいても市場成長に加え、新規案件の立ち上げなどが業績に寄与しました。 この結果、自動車軸受機器の売上高は34,221百万円(前期比1.2%増)、セグメント利益は3,394百万円(前期比0.9%増)となりました。 今後については、多様化するパワートレインやニーズに対応した製品開発と投資を推し進めるとともに、インドおよび中国の成長市場を中心に非日系自動車メーカー向けの拡販、新規案件の獲得を推し進めてまいります。 (構造機器) 橋梁向け製品においては鉄道や一般道路、建築向け製品においては都市再開発物件やロジスティクスセンターを中心に売上を獲得した一方で、物件の期ズレや性能試験設備不具合に対する設備復旧、社外設備を使用した出荷対応費用の計上があり、前期を下回る売上高、利益となりました。 この結果、構造機器の売上高は11,235百万円(前期比0.7%減)、セグメント利益は1,306百万円(前期比33.2%減)となりました。 今後については、橋梁向け製品は耐震補強・補修工事に、建築向け製品はデータセンター向けなどにも、スペックインするために製品ラインナップを拡充し、売上拡大を目指し取り組んでまいります。 (建築機器) ビル向け製品では回復の動きが見られたものの、前期から引き続き低調な市況の影響を受け、住宅向け製品は持ち直しの動きが鈍化し、前期を下回る売上高となりました。一方で、販管費削減の効果により、前期を上回る利益となりました。 この結果、建築機器の売上高は5,765百万円(前期比2.9%減)、セグメント利益は464百万円(前期比18.6%増)となりました。 今後については、建築着工床面積の減少や労務費、資材等の原価が高騰する中においても、建築物の長寿命化要求の高まりとともに拡大するリニューアル市場、リフォーム市場への活動を強化してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要、②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当企業グループは現在、運転資金、投資資金についてはまず営業キャッシュ・フローで獲得した内部資金の活用を基本としております。事業計画に基づく資金需要に対し内部資金が不足することとなった場合は、金利動向等の調達環境を考慮のうえ、調達手段を適宜判断して実施していくこととしております。 当企業グループの資金需要は、営業活動については、生産活動のための製造費(主に製品を生産するための材料仕入等)、受注・販売活動のための販売費、新たな製品の開発や既存製品の改良開発等をおこなうための研究開発費が主な内容となっております。投資活動については、事業伸長・生産性向上を目的とした生産設備等固定資産の取得が主な内容となっております。 今後の資本的支出の予定につきましては、急成長を続けるグローバルな市場ニーズに迅速かつ柔軟に対応できる体制を整え、成長戦略を加速するため、必要な設備投資や研究開発投資を継続しておこなってまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当企業グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、会計方針の選択、適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としています。見積りにつきましては、過去の実績や状況を踏まえた合理的な判断を基礎としておこなっていますが、この見積りは不確実性が伴うため実際の結果と異なる場合があり、結果として連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。当企業グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」及び「重要な会計方針」に記載しています。

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