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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日工

NIKKO CO.,LTD.6306 · Prime · 機械

アスファルトプラントとコンクリートプラントを主力とする建設機械メーカー。

概要

日工株式会社は、アスファルトプラントとコンクリートプラントを主力とする建設機械専業メーカーである。1919年に工具メーカーとして創業し、1950年代からプラント事業に進出、国内トップシェアを確立した。連結売上高約500億円、従業員1169名。インフラ需要を背景に安定的な収益基盤を持ち、環境リサイクル機械や破砕機、仮設機材など多角化を進めている。

アスファルトプラントとコンクリートプラントが収益の二本柱

日工の事業は大きく6つのセグメントに分かれる。中核はアスファルトプラント関連事業で、連結売上高の約39%を占める。道路舗装向けのアスファルト合材を製造するプラント設備に加え、廃材を再生するリサイクルプラントや合材サイロ、電子制御機器を手掛ける。コンクリートプラント関連事業は売上高の約29%を占め、生コンクリート製造プラントやコンパクトタイプ、コンクリートポンプなどを供給する。両事業とも国内で高いシェアを持ち、新規設備販売とメンテナンスサービスが収益源である。

環境・搬送・破砕機へ広がる事業領域

環境及び搬送関連事業は売上高の約9%を占め、ベルトコンベヤや缶・ビン選別機、油汚染土壌浄化プラントなどを扱う。プラスチックリサイクルプラントも製品群に含まれ、循環型社会に対応する。破砕機関連事業は約5%のシェアで、岩石やコンクリート破砕機を製造する。製造請負関連事業は産業機械やガスホルダーの生産を請け負い、その他事業にはパイプ枠組足場や鋼製道板などの仮設機材、ショベル・スコップ、住宅リフォーム、不動産賃貸などが含まれる。

国内中心の販売網とアジアへの生産展開

日工の販売網は国内を7支店(北海道、東北、中部、大阪、中・四国、九州、南九州)でカバーし、各地域にサービス拠点を配置する。海外では台湾に台北支店、中国に日工(上海)工程機械有限公司、タイにNikko Asia (Thailand) Co., Ltd.とNikko Global Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.を置く。ドイツにはNikko Baumaschinen GmbHがあり、欧州での事業基盤を持つ。連結子会社は14社で構成され、主要子会社に日工電子工業、日工マシナリー、トンボ工業、日工セック、日工興産などがある。

業界の中での役割は建設プラントメーカー・産業機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
494億円
営業利益
31億円
営業利益率
6.3%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01アスファルトプラント関連主力

アスファルトプラント、リサイクルプラント、合材サイロ、電子制御機器、工場管理システムの製造・販売。道路舗装向けの中核設備。

主な製品・サービス3
アスファルトプラント
アスファルト合材を製造するプラント設備。
リサイクルプラント
廃アスファルト合材を再生利用するプラント。
合材サイロ
アスファルト合材を貯蔵するサイロ。

02コンクリートプラント関連主力

コンクリートプラント、コンパクトコンクリートプラント、コンクリートポンプ、電子制御機器、工場管理システム、コンクリート製品生産用工場設備等の製造・販売。

主な製品・サービス3
コンクリートプラント
生コンクリートを製造するプラント設備。
コンパクトコンクリートプラント
小型で移動可能なコンクリートプラント。
コンクリートポンプ
コンクリートを圧送する装置。

03環境及び搬送関連準主力

ベルトコンベヤ、設備用コンベヤ、缶・ビン選別機、油汚染土壌浄化プラント、プラスチックリサイクルプラント等の製造・販売。

主な製品・サービス3
ベルトコンベヤ
物資を連続輸送する搬送装置。
缶・ビン選別機
リサイクル工程で缶やビンを選別する機械。
油汚染土壌浄化プラント
油で汚染された土壌を浄化するプラント。

04破砕機関連準主力

破砕機の製造・販売。

主な製品・サービス1
破砕機
岩石やコンクリート等を破砕する機械。

05製造請負関連その他

産業機械、ガスホルダーの製造請負。

主な製品・サービス2
産業機械
各種産業用機械の製造請負。
ガスホルダー
ガスを貯蔵する設備の製造請負。

06その他(仮設機材・不動産等)その他

パイプ枠組足場、鋼製道板、アルミ製仮設昇降階段等の仮設機材、ショベル・スコップ等の土農工具、小型コンクリートミキサ、モルタルミキサ、水門・防水板、不動産賃貸・販売、建設機械製品リース、住宅リフォーム、ソーラーLED、動力盤・配電盤等の製造・販売。

主な製品・サービス3
パイプ枠組足場
建築工事用の仮設足場材。
鋼製道板
工事現場の仮設道路用鋼板。
アルミ製仮設昇降階段
軽量なアルミ製の仮設階段。

製品と技術

アスファルトプラント:熱効率に優れるユニット型VPシリーズ

アスファルトプラントは、道路舗装用のアスファルト合材を製造する設備である。日工の主力製品は、熱効率と生産性を高めたユニット型「VPシリーズ」である。同シリーズは省エネ補助金の対象となり、老朽化したプラントの更新需要を捉えている。また、廃アスファルト合材を再利用するリサイクルプラントも製品群に含まれ、環境負荷低減に貢献する。合材サイロや電子制御機器も自社で製造し、プラント全体の最適制御を実現する。

コンクリートプラント:現場のニーズに応えるコンパクト設計

コンクリートプラントは生コンクリートを製造する設備であり、日工は固定式に加え、移動可能なコンパクトコンクリートプラントを提供する。コンパクト型は狭い現場や仮設工事に適し、工期短縮を可能にする。コンクリートポンプもラインアップし、生コンクリートの圧送から打設まで一貫したソリューションを提供する。工場管理システムと連携し、配合管理や出荷管理を効率化する。これらの製品は国内の生コンクリート工事現場で広く採用されている。

環境リサイクル機械と破砕機:社会インフラの循環を支える

環境及び搬送関連事業では、ベルトコンベヤや缶・ビン選別機などリサイクル工程で使われる機械を製造する。油汚染土壌浄化プラントは、産業活動で汚染された土壌を洗浄・浄化する装置である。プラスチックリサイクルプラントも手掛け、廃プラスチックの再資源化を支援する。破砕機関連事業では、岩石やコンクリートがらを破砕する機械を製造し、建設廃材のリサイクルや鉱山現場で使用される。これらの製品は循環型社会の構築に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

アスファルトプラント国内首位、インフラ需要に依存

日工はアスファルトプラントやコンクリートプラントで国内シェア首位。売上高約492億円(2025/3期)と中堅規模。同業の日本製鋼所や三浦工業と比べると売上は劣るが、建設機械分野で確固たる地位を築く。営業利益率は5~6%と低めで、公共工事依存が収益を圧迫。

強み

  • アスファルトプラントで国内トップシェアを誇る。
  • 公共工事や維持更新需要により、一定の受注が見込める。
  • プラント関連機器を幅広く揃え、顧客ニーズに対応。
  • 長年の実績で業界内での知名度が高い。

課題

  • 営業利益率が5%程度と低く、コスト管理が課題。
  • 政府予算に左右されやすく、民間需要の開拓が急務。
  • 売上高が横ばい傾向で、新規市場の開拓が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が日工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16247日阪製作所500億円13.4倍
26310井関農機449億円17.1倍
35074テスホールディングス445億円21.0倍
47723愛知時計電機444億円
56272レオン自動機440億円10.7倍
66306日工401億円15.2倍
76369トーヨーカネツ391億円14.8倍
86240ヤマシンフィルタ373億円21.7倍
96151日東工器333億円15.2倍
106706電気興業326億円15.3倍
116986双葉電子工業324億円12.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

工具メーカーから建設機械へ転換した1919〜1951年

1919年8月、日工の前身である日本工具製作株式会社が設立された。創業時は「トンボ印」のブランドでショベルやスコップなどの工具を製造販売した。1938年2月に第3工場を新設し生産能力を拡大。1949年5月に大阪証券取引所へ上場した。1951年12月、コンクリートミキサやウインチなどの建設機械の製造を開始し、工具メーカーから建設機械メーカーへの転換を図る。この決断が後のプラント事業展開の基礎となる。

プラント専業メーカーへの道を開いた1956〜1968年

1956年4月、バッチャープラント(コンクリートプラント)の製造を開始。1958年10月にはアスファルトプラントの製造に参入し、建設機械専業メーカーの方向性を固める。1961年5月から明石市大久保町に総合建設機械工場の建設に着手し、本社を移転。1962年5月には東京証券取引所第一部に上場した。1968年2月、社名を日本工具製作株式会社から現在の日工株式会社に変更し、建設機械プラントメーカーとしてのアイデンティティを確立した。

全国展開と多角化を進めた1963〜1979年

1963年11月にパイプ足場の製造を開始し、仮設機材事業に進出。1966年10月には各種コンベヤの製造を始め、搬送分野へ拡大した。1967年10月に日工(現日工興産)を設立し、グループ経営を強化。1971年5月に日工電子工業を設立し、電子制御機器の内製化を進める。1979年3月にはドラムミキシングアスファルトプラントの製造を開始し、省エネ型プラントのラインアップを拡充。全国7支店体制を整え、販売・サービス網を完成させた。

環境リサイクル事業と海外展開に着手した1983〜1998年

1983年9月に水門の製造を開始し、日工ゲート(現日工マシナリー)に資本参加。1993年12月にドイツのBenninghoven Beteiligungsgesellschaft mbHに資本参加し、欧州のアスファルトプラント技術を取り込む。1994年2月には現地法人Nikko Baumaschinen GmbHを設立。同年4月には飲料容器再資源化プラントの製造を開始し、環境リサイクル事業に本格参入。1997年2月に台北支店を開設し、台湾市場へ進出。1998年8月にISO9001認証を取得し、品質管理体制を国際基準に引き上げた。

アジア生産拠点の拡充と新型プラント投入(2000年代以降)

2000年代に入り、中国市場向けに日工(上海)工程機械有限公司を設立。タイにはNikko Asia (Thailand)とNikko Global Manufacturing (Thailand)を設立し、ASEAN地域での生産・販売体制を強化した。2019年度には2030年ビジョンを策定し、「世界を、強くやさしい街に。」をスローガンに掲げた。2020年代には省エネ型のユニット式アスファルトプラント「VPシリーズ」を投入し、国内の更新需要を取り込む。2025年度から始まる中期経営計画では売上高600億円、営業利益率8%以上を目標とする。

年表43件を開く

1910年代

  • 1919年8月創業「日本工具製作株式会社」設立、トンボ印ショベル・スコップの製造販売。

1930年代

  • 1938年2月第3工場を新設。

1940年代

  • 1949年5月上場大阪証券取引所に上場。

1950年代

  • 1951年12月コンクリートミキサ・ウインチなどの建設機械の製造を開始。
  • 1956年4月バッチャープラントの製造を開始。
  • 1958年10月アスファルトプラントの製造を開始。
  • 1958年11月大阪営業所を開設。(現:大阪支店)
  • 1959年5月東京出張所を開設。(現:事業本部)

1960年代

  • 1960年3月(株)市石工業所に資本参加。(現:日工マシナリー(株))
  • 1961年2月札幌出張所を開設。(現:北海道支店)
  • 1961年5月明石市大久保町江井島にて、敷地10万㎡の総合建設機械工場の建設に着手。(現:本社工場及び本社)
  • 1961年9月福岡出張所を開設。(現:九州支店)
  • 1962年5月上場東京証券取引所第一部に上場。
  • 1962年7月パイプサポートの製造を開始。
  • 1963年11月パイプ足場の製造を開始。
  • 1964年10月名古屋事務所を開設。(現:中部支店)
  • 1966年10月各種コンベヤの製造を開始。
  • 1967年5月仙台営業所を開設。(現:東北支店)
  • 1967年10月創業日工(株)を設立。(現:日工興産(株))
  • 1968年2月商号変更「日本工具製作株式会社」を「日工株式会社」に社名変更。
  • 1969年5月広島営業所を開設。(現:中・四国支店)

1970年代

  • 1971年5月創業日工電子工業(株)を設立。
  • 1972年4月鹿児島出張所を開設。(現:南九州営業所)
  • 1976年9月四国出張所(高松)を開設。(現:四国営業所)
  • 1977年6月信越出張所を開設。(現:新潟営業所)
  • 1979年3月ドラムミキシングアスファルトプラントの製造を開始。

1980年代

  • 1983年9月水門の製造を開始。日工ゲート(株)に資本参加。(現:日工マシナリー(株))
  • 1986年11月東京技術サービスセンター(野田)を開設。
  • 1989年11月明石市内に賃貸オフィスビルを新築。
  • 本社事務所ビルを改築。

1990年代

  • 1991年4月横浜営業所(横浜)を開設。
  • 1991年10月開発技術センター(明石)を新築。(現:オペレーター研修センター)
  • 1993年12月Benninghoven Beteiligungsgesellschaft mbH(ドイツ)に資本参加。
  • 1994年2月創業Nikko Baumaschinen GmbH(ドイツ)を設立。
  • 1994年4月創業トンボ工業(株)を設立。
  • 飲料容器の再資源化プラントの製造を開始。
  • 1994年10月幸手工場(幸手市)を開設。
  • 明石支店(明石)を開設。(現:明石サービスステーション)
  • 1995年4月創業日工セック(株)を設立。
  • 1997年2月台北支店(台湾)を開設。
  • 1997年4月M&A日工マシナリー(株)が(株)日工製作所を吸収合併。
  • 1998年8月ISO9001の認証取得。
  • 北京駐在員事務所を開設。(現:日工(上海)工程機械有限公司 北京事務所)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで600億円
  • 営業利益率2027年度まで8.0%以上
  • ROE2027年度まで8%以上
  • 時価総額2027年度まで400億円
  • 配当性向継続まで60%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    アスファルトプラントの収益性向上

    省エネ補助金活用と新型VPシリーズの販売比率向上で収益性改善。GX対応として中温化合材設備・水素バーナ等脱炭素製品の開発・市場投入を推進。

  2. 02

    コンクリートプラント国内シェア拡大

    トップメーカーとして、生コン工場のトータル管理提案、プラント支援センター活用、モバイルプラント拡販、プレキャスト向け高機能製品開発で差別化を強化。グリーンイノベーション基金事業にも参画。

  3. 03

    メンテナンス事業の安全対策

    プラント安全対策プロジェクト推進、安全マニュアル更新、VR災害疑似体験装置活用による実践的安全教育を継続。協力会社や顧客にも安全意識向上を働きかけ、労働災害撲滅を目指す。

  4. 04

    海外市場の深耕

    中国ではNHRシリーズや大型リサイクル設備で高付加価値領域を強化。タイではASEAN向け新型機種投入、性能差別化とコストダウンでトップメーカーを目指す。

  5. 05

    新規発展領域の拡充

    自走式破砕機の需要増に対応しモバイルプラント事業を拡大。製造請負事業では宇部興機・松田機工との3社連携を強化。コア技術に破砕・計測を加え新市場へ展開。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,169人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は756万円で、9期前と比べて+12.8%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は13.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月797
2018年3月807
2019年3月67041.016.1799
2020年3月65641.115.8838
2021年3月66341.215.4861
2022年3月71040.815.31,038
2023年3月72940.314.71,064
2024年3月68639.714.01,117
2025年3月76139.513.81,133247
2026年3月75639.013.41,169265

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 10 / 海外 4、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 兵庫県明石市2,708百万円
その他
本社工場 — 兵庫県明石市2,631百万円
アスファルトプラント関連 コンクリートプラント関連 破砕製品関連 製造請負関連 その他
本社 — 兵庫県明石市1,711百万円
全社資産
タイ王国 チョンブリー県1,406百万円
アスファルトプラント関連
京都工場 — 京都府長岡京市1,202百万円
アスファルトプラント関連 コンクリートプラント関連
山口県 宇部市1,137百万円
製造請負関連
本社 — 兵庫県明石市1,034百万円
その他
大阪府 大東市692百万円
破砕製品関連
東京工場 — 千葉県野田市542百万円
アスファルトプラント関連 コンクリートプラント関連 その他
岡山県 笠岡市533百万円
製造請負関連
ほか16件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日工電子工業㈱
    京都府 長岡京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日工マシナリー㈱
    千葉県 野田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    トンボ工業㈱
    兵庫県 明石市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日工セック㈱
    兵庫県 明石市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日工興産㈱
    兵庫県 明石市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Nikko Baumaschinen GmbH
    ドイツ デュッセルドルフ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    日工(上海)工程機械有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱前川工業所
    大阪府 大東市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Nikko Asia(Thailand) Co.,Ltd. (注)2
    タイ王国 バンコク都 · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    Nikko Global Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd. (注)3、5
    タイ王国 チョンブリー県 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    宇部興機㈱
    山口県 宇部市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱松田機工
    岡山県 笠岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • ㈱西日本不動産兵庫県 川西市85%
  • 日工藤原電機㈱京都府 京都市北区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は494億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.4%、利益が+10.7%。

売上高
+0.4%
494億円
営業利益
+10.7%
31億円
純利益
+25.0%
25億円
営業利益率
6.3%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高550億円494億円
営業利益38億円31億円
純利益27億円25億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は118億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1268
2024年1Q84−1−1.20
2024年2Q8644.73
2024年3Q10643.83
2024年4Q1657
2025年2Q226135.89
2025年4Q266155.611
2026年2Q21183.87
2026年4Q283238.118
2027年1Q11832.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は271億円から494億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。売上は7期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月271119
2014年3月321209
2015年3月3071613
2016年3月3411619
2017年3月3272013
2018年3月3512215
2019年3月3181613
2020年3月3522116
2021年3月3793021
2022年3月3882316
2023年3月3971310
2024年3月4412113
2025年3月49228315.720
2026年3月49431346.325

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高494億円のうち、営業利益として残るのは31億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.2%342億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.5%121億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
7.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は114億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月25−10−31578
2014年3月26−9−111785
2015年3月10−3−4788
2016年3月−1021−31196
2017年3月51−3−1748126
2018年3月30−93121
2019年3月−2−10−5−12103
2020年3月38−6−932126
2021年3月28−19−119124
2022年3月22−22−30124
2023年3月−16−127−28103
2024年3月43−233220155
2025年3月30−28−172140
2026年3月26−14−3812114

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は644億円。このうち返さなくてよい自己資本が374億円で、自己資本比率は58.0%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月37324412965.3
2014年3月40326214164.9
2015年3月42027814266.4
2016年3月43228514766.1
2017年3月45029115964.7
2018年3月44930314667.5
2019年3月44030413669.2
2020年3月45730315466.3
2021年3月48731517264.5
2022年3月52132120061.5
2023年3月52131620560.7
2024年3月62233129153.1
2025年3月63734629254.2
2026年3月64437427058.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
115億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
159億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
33億円
在庫として抱えている分
負債合計
270億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中29位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中141位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.1%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,002で、1年前と比べて+30.1%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥1,002-1.9%1ヶ月+3.1%1年+30.1%時価総額401億円
過去52週の値幅
安値¥736高値¥1,053

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.2倍
PER (会社予想)14.6倍
PBR1.04倍
配当利回り4.19%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月18日に1026円で、52週高値の1034円に接近しており、上昇基調が続いています。1ヶ月で10.09%上昇し、25日移動平均線を5.1%上回って推移しています。出来高は直近で減少傾向にありますが、全体としては堅調な地合いが継続しています。200日移動平均線からの乖離率は24.2%とやや過熱感も見られますが、トレンドの勢いは強いと判断されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERは15.58倍で業界平均23.73倍を下回り、PBRも1.07倍と平均1.6倍を下回る。配当利回りは4.09%で平均2.62%を上回り、株主還元が手厚い。ROEは7.1%で安定的な収益を確保している。直近の売上高は横ばいだが、純利益は増加傾向にあり、業績も堅調。割安で配当も魅力的だが、成長性は中程度で、今後の業績次第で更なる上昇余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.2倍22.7倍
PER (予想)14.6倍
PBR1.04倍1.50倍
ROE7.1%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内インフラ需要は堅調で、2026/3期は増収増益見込み。強気派は、道路補修や老朽化対策需要が続き、安定的な収益成長が期待できるとみる。弱気派は、公共投資の減少リスクや、建設機械市場の競争激化、海外展開の遅れで成長が頭打ちになると指摘。国内市場への依存度と、将来の需要創出が焦点。

プラスに働く材料7
  • インフラ需要

    道路・橋梁の老朽化で維持修繕需要が継続

  • トップシェア

    国内アスファルトプラントでシェア首位、価格支配力

  • 業績改善

    2026/3期は増収増益、営業利益率も向上予想

  • 2026年3月期は純利益25億円と前期比25%増益決算発表後影響

    純利益は20億円から25億円へ5億円増加。EPS改善により予想PER14.9倍に見合う利益成長

  • 営業利益率6.28%へ改善、増益体質が定着通年影響

    売上高494億円、営業利益31億円。利益率は5.69%から6.28%に0.59pt改善

  • 予想PER14.9倍は実績15.58倍を下回る継続影響

    予想PER14.9倍は実績15.58倍より低く、来期EPS増加を織り込み割安感がある

  • 配当利回り4.09%が株価を下支え継続影響

    配当利回り4.09%、PER15.58倍。安定株主層の買い支えが期待される

マイナスに働く材料7
  • 公共投資減

    財政制約で公共工事が減れば需要が縮小

  • 競争激化

    海外メーカーや新興企業の参入でシェア低下

  • 成長鈍化

    国内市場が成熟、海外展開が進まず成長余地が限定的

  • 売上高494億円と前期比0.4%増、伸び悩み決算発表後影響

    売上高は492億円から494億円とほぼ横ばい。数量増は限定的

  • 営業利益31億円でも利益率6.28%は一桁不定影響

    原材料高や工事遅延で利益が揺れ動く水準。営業利益は31億円と小粒

  • 株価は1年で38.21%上昇、過熱感短期影響

    過去1年の上昇率38%。高値圏で利益確定売りが出やすい

  • ROE7.1%は低くPBR1.07倍で割安感薄い継続影響

    ROE7.1%ではPBR1倍超が限界。資本効率改善がなければ上値重い

次の決算で確かめる点
国内受注高
公共投資の動向を反映し、売上の先行指標
アフターサービス売上
ストック型収益の拡大で業績安定性を測る
海外売上比率
海外展開の進捗と成長可能性を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは4.19%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
4.19%
いまの株価に対して
配当性向
60.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1140.5
2018年3月129.142.7
2019年3月120.051.9
2020年3月40233.3168.0
2021年3月30−25.075.5
2022年3月300.076.9
2023年3月300.0210.3
2024年3月300.074.6
2025年3月326.7105.3
2026年3月4025.060.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ24,255人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.7%を占め、残る53.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他52.754.056.055.748.549.2
事業法人13.915.414.614.725.625.2
金融機関28.826.425.423.821.421.4
自己株式4.54.44.34.23.83.7
外国法人3.63.23.24.53.12.4
証券会社0.91.10.81.21.41.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.73
02日工社員持株会4.33
03日工取引先持株会3.42
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.61
05日本生命保険相互会社2.14
06住友生命保険相互会社1.86
07湊ハマ株式会社1.75
08明治安田生命保険相互会社1.62
09中西電機工業株式会社1.55
10日本ヒューム株式会社1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−37%、1株純資産は14期で−67%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1052,9043.716.565.7
2014年3月1063,1213.522.767.6
2015年3月1613,3225.013.770.7
2016年3月456816.77.635.5
2017年3月347494.711.840.5
2018年3月397915.011.942.7
2019年3月357944.413.751.9
2020年3月417815.214.8168.0
2021年3月548236.813.575.5
2022年3月438375.214.176.9
2023年3月278273.223.8210.3
2024年3月348624.122.474.6
2025年3月528985.913.1105.3
2026年3月669717.111.860.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額256百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
辻勝取締役会長(代表取締役)関係会社管掌兼事業本部長661,251
中山知巳取締役社長(代表取締役)内部統制管掌兼技術本部長63571
川上晃一常務取締役 管理本部長兼安全担当兼安全保障貿易管掌兼 CEOオフィスDXビジネスチーム・リーダー(CDO)61131
曾根武志取締役 事業本部副本部長兼事業企画部長56178
山田和寛取締役 製造本部長兼本社工場長55165
石井正文取締役(非常勤)68125
佐伯里香取締役(非常勤)65
貞苅茂取締役(非常勤)68152
岡明森衛監査役(常勤)62449
大田直樹監査役(非常勤)7118
福井剛監査役(非常勤)6125
米田耕士監査役(非常勤)6918
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
小川晴弘5837

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7126421518326
社外取締役6433478
監査役119412626

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容959字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社14社で構成され、アスファルトプラント、コンクリートプラント、環境及び搬送機械、破砕機の製造・販売を主に行っているほか、製造請負事業、不動産賃貸、住宅リフォーム等の販売を営んでおります。 事業の種類別セグメント情報において、アスファルトプラント事業は『アスファルトプラント関連事業』に、コンクリートプラント事業は『コンクリートプラント関連事業』に、環境及び搬送事業は『環境及び搬送関連事業』に、破砕機事業は『破砕機関連事業』に、製造請負事業は『製造請負関連事業』に、仮設機材及び土農工具等その他事業は『その他』に区分しております。 区分   主要製品   主要な会社 アスファルトプラント関連事業   アスファルトプラント リサイクルプラント 合材サイロ 電子制御機器、工場管理システム   当社 日工電子工業㈱ 日工マシナリー㈱ 日工(上海)工程機械有限公司 Nikko Asia (Thailand) Co.,Ltd. Nikko Global Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd. コンクリートプラント関連事業   コンクリートプラント コンパクトコンクリートプラント コンクリートポンプ 電子制御機器、工場管理システム コンクリート製品生産用工場設備等   当社 日工電子工業㈱ 日工マシナリー㈱ 日工(上海)工程機械有限公司 環境及び搬送関連事業   ベルトコンベヤ、設備用コンベヤ、缶・ビン選別機 油汚染土壌浄化プラント、プラスチックリサイクルプラント   当社 破砕機関連事業   破砕機   当社 ㈱前川工業所 製造請負関連事業   産業機械、ガスホルダー   当社 宇部興機㈱ ㈱松田機工 その他   パイプ枠組足場、鋼製道板、パイプサポート アルミ製仮設昇降階段 ショベル、スコップ 小型コンクリートミキサ、モルタルミキサ 水門、防水板、 不動産賃貸、不動産販売、建設機械製品リース 住宅リフォーム、ソーラーLED 動力盤、配電盤   当社 日工マシナリー㈱ トンボ工業㈱ 日工セック㈱ 日工興産㈱ ㈱西日本不動産 Nikko Baumaschinen GmbH 日工藤原電機㈱ 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,731字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1)経営の基本方針 当社は2019年度に2030年ビジョンを策定し、「高い技術力に裏打ちされた設備・環境製品のトップメーカー且つ、運用・保全サービスによる顧客の経営パートナー」としました。 ここでは、事業の変容と技術を活かした規模拡大を図り、その後に策定された「NIKKO CORPORATE IDENTITY」のもと、実現したい未来を「世界を、強くやさしい街に。」とし、日々果たすべきミッションを「一歩先ゆくエンジニアリングから、社会基盤をアップデートする。」といたしました。2030年ビジョンの実現に向けて、この方針のもと、3年ごとの中期経営計画を策定しています。 ①2030年ビジョン達成に向けたマテリアリティ 日工グループでは、2030年ビジョン達成に向けて、持続的な企業価値を創造することが必要と考えており、4つのマテリアリティの実践を強化しています。4つのマテリアリティとは、1.「カーボンニュートラルの実現」2.「資源循環型社会の確立」3.「新たな顧客価値の創造」4.「人材育成と働きがいの向上」であります。 当社は経営理念にある「広く社会から信頼され、お客様とともに発展する“ソリューションパートナー”となることを使命に自己変革する」ことを念頭に、マテリアリティを解決することが、2030年ビジョンの目指す姿につながるものと考えています。マテリアリティでは、貢献するSDGs項目を念頭に、ありたい姿との関連性を明らかにし、具体的なKPIを定めることで今後のアクションプランにつなげています。 2025年のマテリアリティマップでは、中期経営計画(2025―2027)において「収益力の向上」を最も重視していることから、当社の強みであるメンテナンスサービス事業を中核にコア技術の有機的な拡大を図るため、「新たな顧客価値の創造」をステークホルダーの関心事と日工グループの企業価値へのインパクトにおいて最も重要な位置づけに変更しました。 ②2030年ビジョンのKPI・KGI、前中期経営計画(2022―2024)の成果と課題 当社グループは2030年ビジョンの中で、事業の変容と製品・市場の横展開を図ることで、2030年度の経済・企業価値として売上高700億円、営業利益率10.0%、時価総額500億円を目指しています。前中計は「内部投資フェーズ」の位置づけで人的資本や知的資本への先行投資を積極化し、製造資本へも高水準の設備投資を行いました。今中計は2030年ビジョンを実現すべく「力強いビジネス拡大フェーズ」としており、2027年度に売上高600億円、営業利益率8.0%以上、ROE8%、時価総額400億円などを目指しています。 2030年における目指す事業ポートフォリオは以下の図表に示していますが、セグメント別に課題認識を明確化し、目指す方向性を定めています。具体的には、AP事業における収益性の向上とメンテナンスサービス事業の変革、海外のタイ事業における損益黒字化の実現とアセアン市場への足掛かりの構築などであります。既存事業(国内AP、BP、環境及び搬送)は事業内容の変容を通じた売上拡大と収益性の向上を目指すとともに、海外AP、破砕機、製造請負、その他事業では日工グループの差別化された技術の規模拡大を目指していきます。M&Aや提携を通じた新たな成長領域の模索も継続します。 前中計(2022―2024)は2030年に向けた長期方針として、(1)国内収益基盤の強化、(2)海外売上高の確立、(3)新規事業(モバイル)の推進、(4)働き方改革、(5)新規成長領域への参入を掲げていました。セグメント別では、BP関連、環境及び搬送関連が計画を大きく上回り、その他事業は概ね計画並みの結果となりました。一方、AP関連は道路舗装会社の設備投資抑制やタイ事業の赤字継続が影響し、課題が残りました。 中期経営計画(2025―2027)は「収益力の向上」を主軸に、4つの基本方針で取り組みます。6つの骨子を軸にして、各セグメントの事業戦略を財務・非財務のインパクトと結び付けて実行します。AP関連事業では営業利益率10.2%を目標に、その他事業では営業利益率17.0%を目標に掲げ、グループ間の連携をさらに強化します。基盤強化のM&Aも視野に入れて、日工グループ全体として企業価値の一層の向上を図ります。 (2)中期経営計画のセグメント別実績 当連結会計年度より開始した現中期経営計画(2025~2027年度)の初年度は、アスファルトプラント関連事業及びコンクリートプラント関連事業において、新規設備の販売に加えメンテナンスサービスが底堅く推移したほか、環境及び搬送関連事業も堅調に推移しました。 上期に一部案件の売上計上時期に遅れが生じたこと等により、売上高は計画を下回りましたが、原材料費及び人件費の上昇分を適切に価格へ反映する取組を進めてきたことで、営業利益は計画を上回りました。 中期経営計画における2025年度から2027年度までの各セグメントの財務目標は次のとおりです。 ※AP=アスファルトプラント、BP=バッチャープラント(コンクリートプラント) (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①アスファルトプラント事業の収益性向上 道路舗装業界では、2022年度をピークに原材料費及びエネルギーコストは緩やかな下落基調にあるものの、適正売価レンジには至っておらず、依然として業界全体の課題となっております。このような環境のもと、当社は省エネ補助金の活用とあわせ、生産効率に優れたユニット型の新型アスファルトプラント「VPシリーズ」の販売比率を高めることで、収益性の改善を図ってまいります。 さらに、GX対応として中温化合材の普及に伴う関連設備の開発・市場投入を推進するとともに、水素バーナやバイオマス燃料バーナなど脱炭素関連製品の開発・市場投入を進め、中長期的な収益性向上に取り組んでまいります。 ②コンクリートプラント事業の国内シェア拡大 生コン業界は、出荷量が減少する中で、電力や原材料、輸送コストなどのコストアップ分を販売価格へ転嫁する動きが進んでおります。その結果、物価資料の掲載価格への反映も進み、足元では良好な収益性が維持されており、今後も一定の設備投資需要が見込まれます。 当社はコンクリートプラントのトップメーカーとしてさらなるシェア拡大を図るべく、生コン工場のトータル管理提案、プラント支援センターの活用、モバイルプラントの拡販、並びにプレキャスト向け高機能製品の開発を通じて差別化を強化してまいります。 また、経済産業省及びNEDOによる「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に引き続き積極的に参画してまいります。 ③メンテナンス事業の安全対策 当社は年間12,000件を超えるプラント工事に携わっており、安全対策を最重要課題と位置付けております。労働災害の撲滅に向け、「プラント安全対策プロジェクト」を推進し、安全対策マニュアルや注意喚起動画の整備・更新に加え、墜落・転落、巻き込まれ、感電といったリスクを再現したVR災害疑似体感装置を活用した実践的な安全教育を継続しております。 さらに、注意喚起動画の一般公開やVR装置の積極活用を通じて、当社社員のみならず工事協力会社やお客様にも安全衛生意識の向上を働きかけており、信頼性のさらなる向上と労働災害の撲滅に努めてまいります。 ④海外市場の深耕 中国アスファルトプラント市場では固定資産投資の回復への期待がある一方、先行きは不透明であり、道路工事は新設から維持・補修中心へとシフトしております。再生材の使用比率も都市部を中心に上昇しており、リサイクル設備の優劣がメーカー選定に大きく影響する状況となっております。 当社は新型プラントNHRシリーズや大型リサイクル設備により差別化を進め、引き続き高付加価値領域での競争力強化を図ってまいります。 タイにおいてもリサイクル設備の市況が活性化しており、当社もASEAN向け新型機種を販売開始いたしました。しかしながら市場の拡大速度は予想よりも緩やかであり、各メーカーによる価格競争となっております。タイにおける更なるリサイクル合材の普及とタイでのトップメーカーを目指し、他社の追随を許さない性能による差別化と新型機種のコストダウンを進めてまいります。 ⑤新規発展領域の拡充 国内砕石プラントの多くが老朽化による更新時期を迎え、扱いやすい自走式破砕機の需要が増加しております。この需要に応えるべくモバイルプラント事業部では、在庫管理体制や人員の強化、積極的な販促イベントを行い更なる事業規模拡大に取り組んでまいります。 製造請負事業については、M&Aにより2022年に宇部興機株式会社、2023年に株式会社松田機工を当社グループに迎え、相互連携を強化しております。今後も、当社と宇部興機株式会社、株式会社松田機工の3社連携を一層強化し、高収益事業として成長させてまいります。 さらに、エンジニアリング営業部を起点に、「混練・加熱・搬送・制御」のコア技術に「破砕・計測」などの新領域を組み合わせ、新市場への展開を加速してまいります。 ⑥環境負荷低減への取組 「脱炭素社会」の実現に向け、アスファルトプラント用燃料として、天然ガス、各種バイオマス燃料、アンモニア、水素などを利用できる燃焼装置、技術の開発を進めております。これらの低・脱炭素燃料については既存燃料と比べ、コスト、流通量の面で発展途上ではありますが、環境が整い次第これらの新技術を用いた製品を市場に投入することで、先行優位性を確保いたします。 また、引き続き省エネルギー、省コストへの取組にも注力し、長期・短期での環境負荷低減に寄与してまいります。 一方、コンクリート業界においても低炭素化は大きな潮流となっております。当社としましては廃コンクリートへCO2を吸着する技術を利用した各種プラント装置の開発を進めており、今後普及が見込まれ、社会的に大きなインパクトを与えることが期待されます。引き続き環境負荷低減に関わる技術開発、製品開発に取り組んでまいります。 ⑦成長投資と株主還元 前中期経営計画期間では、今後の成長に備えた基盤づくりとして、タイ工場稼働、企業買収、生産性改善を目的とした投資に加え、人的資本の充実に向け、積極的な社員採用を行ってまいりました。 2025年度からスタートする新たな中期経営計画においても、2030年ビジョン達成に向けて積極的な人材採用を継続するとともに、社員の成長を支える研修制度の充実、一人一人のスキルやエンゲージメント向上のための取組を実施し、働き続けたい企業・働いてみたい企業を目指してまいります。 株主還元に関しましては、引き続き配当性向60%以上を維持してまいります。 以上の対処すべき課題を踏まえた上で、目標とする経営指標の達成に向けて取り組んでまいります。中期経営計画ではROEをKPIに設定し、2027年度にROE8%以上を目指します。 中期経営計画の数値計画と実績
事業等のリスク2,447字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 これらのリスクを認識した上で、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載している方法などにより、事態の発生の回避及び発生した場合の対応に努めます。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)地域紛争の増加、激化に関するリスク ロシア・ウクライナ情勢の長期化に加え、中東情勢の緊迫化など、地域紛争の増加・激化により、原油価格、エネルギー価格、原材料価格、物流費及び為替相場が大きく変動するおそれがあります。また、国際物流の混乱や金融市場の変動等を通じて、世界経済及び国内経済の先行き不透明感が高まることも想定されます。 当社グループにおきましては、塗料・シンナー等の石油由来製品や土木工事用資材の供給不足、納期遅延、価格上昇、物流費の増加等が発生した場合、製品の製造・出荷や工事の進捗に支障が生じるおそれがあります。また、顧客の設備投資計画に延期・見直し等が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格・エネルギー価格、原材料価格、物流費及び為替相場の変動による影響については、現時点では2027年3月期の連結業績予想に織り込んでおりません。今後の情勢や市場環境は不透明であり、顧客の設備投資動向及び当社グループの調達環境に影響を及ぼす可能性があることから、引き続き動向を注視してまいります。 (2)国内アスファルトプラント関連事業に関するリスク <競合相手との差別化が十分にできないリスク> 国内のアスファルトプラント市場は寡占市場であり、当社は高い市場シェアを有しております。当社は、新製品開発、メンテナンス事業の強化、遠隔化・自動化サポート等により差別化を図っておりますが、十分な製品開発やサービス体制の強化が進まない場合、顧客に対する訴求力が弱まる可能性があります。 <海外メーカーの日本市場への参入リスク> 中国・韓国メーカー等の技術力向上により、将来的に海外メーカーが日本市場への参入を検討する可能性があります。海外メーカーが国内市場に参入した場合には、メーカー間での競争が激化する可能性があります。 <道路舗装業界再編による市場縮小のリスク> 道路舗装業界の再編によりアスファルトプラント工場の集約化等が進んだ場合、市場が縮小する可能性があります。 (3)環境負荷低減への取組に当社の技術革新が間に合わないことに関するリスク アスファルトプラントでは主に化石燃料をエネルギー源として使用しており、当社はお客様である道路会社と連携しながら、燃料効率向上、熱源の転換、輸送効率向上、CO2回収・吸着技術等の開発に取り組んでおります。しかしながら、環境負荷低減に向けた社会的要請が想定を上回る速さで進んだ場合、当社の技術革新が間に合わない可能性があります。 (4)海外事業に関するリスク <中国のアスファルトプラント・ハイエンド市場が競争激化するリスク> 中国のアスファルトプラント市場において、当社はハイエンド機種のカテゴリーで一定のポジションを確保しております。しかしながら、中国メーカーの技術力向上により、将来的にハイエンド市場においても競争が激化する可能性があります。 <ASEAN市場で計画どおりの販売計画が達成できないリスク> 当社は、タイに製造現法を設立し、ASEAN市場での販売拡大を進めております。しかしながら、当社製品がタイ及びASEAN諸国の顧客の支持を十分に得られない場合や、工場の生産性改善が進まない場合には、工場の減損リスクが生じる可能性があります。 (5)公共投資予算削減に関するリスク 将来、公共投資抑制策をかかげる政権に代わった場合、過去の政権交代時と同様に、顧客に設備投資を抑制する動きが出る可能性があります。その場合、当社グループの売上高に影響を及ぼす可能性があります。 (6)現場作業従事者の人材確保に関するリスク 当社の事業モデルでは、プラント製造から現場での据付工事、更にはメンテナンスサービスの提供まで、当社及び協力会社により行っております。メンテナンスサービスにおいては、IoTの活用等による省人化を進めていますが、メンテナンスサービス要員、工事施工要員などの現場作業従事者の確保が必要人数に満たない場合、競争優位性のある当社事業モデルを維持することが難しくなる可能性があります。 (7)材料等の価格上昇に関するリスク 物価上昇やインフレ懸念が継続する場合、当社が購入する材料等の価格上昇により収益が悪化する可能性があります。また、物価上昇が顧客に与える影響により、設備投資計画の延期・見合わせが生じた場合、当社グループの売上高に影響を及ぼす可能性があります。 (8)サプライチェーン及び物流に関するリスク 当社グループは、国内外から原材料、部品、製品等を調達しております。取引先の供給能力、国際物流の混乱、輸送費の上昇等により、必要な資材・部品等を適時に調達できない場合、製品の納期遅延、製造コストの上昇、販売機会の逸失等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)為替相場変動に関するリスク 当社のモバイルプラント事業における主力商品は、ヨーロッパから輸入し販売しております。輸入にあたっては、事前の外貨購入や為替予約により為替変動リスクのヘッジを行っておりますが、ヘッジできていない場合には為替相場の変動リスクを受ける可能性があり、円安が進む場合には当社販売商品の価格競争力が低下する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,778字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策や各国の金融政策の動向、中国における不動産不振や消費の伸び悩み、ウクライナ情勢の長期化に加え、中東情勢の緊迫化などにより、先行き不透明な状況が続きました。日本経済におきましては、賃上げの進展等による個人消費の下支えに加え、設備投資や雇用環境の持ち直しが見られるなど、全体として底堅く推移しました。一方で、エネルギー・資材価格の高止まり、人手不足、為替相場の変動、米国における関税率引き上げの動きに伴う先行き不透明感の高まりなど、内外の事業環境には不確実性が残りました。 このような状況下、主力のアスファルトプラント関連事業及びコンクリートプラント関連事業においては、引き続きメンテナンスサービスを中心に堅調に推移しました。新規受注につきましても、アスファルトプラントにおいて、省エネ支援制度を活用した更新需要に加え、環境負荷低減・省エネルギーに資する設備需要も底堅く推移し、受注残高が大きく増加しました。 売上高及び損益につきましては、上期に一部案件の売上計上時期に遅れが生じたものの、下期にかけて挽回を進めました。海外におきましては、中国では景気低迷や価格競争の影響が継続しているものの、採算性を重視した営業活動に取り組み、タイ及びASEAN地域では、市場環境の変化や中国製品との競争激化を踏まえ、受注確保、在庫販売、生産体制の見直し等に注力しました。 以上の結果、当連結会計年度は、連結売上高493億71百万円、連結営業利益30億99百万円、連結経常利益34億25百万円、親会社株主に帰属する当期純利益25億36百万円となりました。売上高は前期比0.4%増にとどまりましたが、営業利益は前期比12.0%増、経常利益は前期比11.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比26.3%増となり、売上の伸び以上に利益面で改善が進みました。 財政状態につきましては、総資産は前連結会計年度末に比較して7億17百万円増加し、644億43百万円となりました。負債は270億33百万円となり、前連結会計年度末に比較して21億31百万円減少し、純資産は374億9百万円となり、前連結会計年度末に比較して28億49百万円増加しました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の54.2%から58.0%となりました。 部門別の概況は以下のとおりであります。 <アスファルトプラント関連事業> アスファルトプラント関連事業の売上高は前期比0.8%減の193億27百万円となりました。受注残高は大幅に増加し、前期比91.2%増の172億22百万円となっています。 <コンクリートプラント関連事業> コンクリートプラント関連事業の売上高は前期比0.7%増の143億61百万円となりました。受注残高も、前期比20.0%増の114億34百万円となっています。 <環境及び搬送関連事業> 環境及び搬送関連事業の売上高は前期比34.3%増の43億71百万円となりました。受注残高も、前期比2.1%増の12億86百万円となっています。 <破砕機関連事業> 破砕機関連事業の売上高は前期比8.5%増の24億48百万円となりました。受注残高は、前期比3.5%減の3億61百万円となっています。 <製造請負関連事業> 製造請負関連事業の売上高は前期比30.5%減の33億39百万円となりました。受注残高も、前期比7.0%減の18億24百万円となっています。 <その他事業> その他事業の売上高は前期比8.3%増の55億22百万円となりました。受注残高も、前期比86.8%増の12億97百万円となっています。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は113億94百万円(前期139億77百万円)となり、前連結会計年度に比べ25億83百万円減少いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、25億92百万円の収入となりました。(前期29億94百万円の収入) これは、税金等調整前当期純利益が32億76百万円、減価償却費が12億63百万円、契約負債の増加による収入が11億84百万円あったものの、棚卸資産の増加による支出が21億23百万円、法人税等の支払額が11億20百万円あったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、14億28百万円の支出となりました。(前期28億5百万円の支出) これは、投資有価証券の売却及び償還による収入が5億58百万円あったものの、有形及び無形固定資産の取得による支出が20億4百万円あったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、37億83百万円の支出となりました。(前期17億49百万円の支出) これは、短期借入金の減少による支出が18億18百万円、長期借入金の返済による支出が6億55百万円、配当金の支払額が13億8百万円あったことによります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) アスファルトプラント関連事業(百万円)   22,130   113.43 コンクリートプラント関連事業(百万円)   17,266   116.50 環境及び搬送関連事業(百万円)   4,465   131.57 破砕機関連事業(百万円)   386   108.34 製造請負関連事業(百万円)   3,364   69.17 報告セグメント計(百万円)   47,613   110.87 その他(百万円)   3,341   99.95 合計(百万円)   50,954   110.08 (注)金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替後の数値によっております。 ロ.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   前年同期比(%)   受注残高   前年同期比(%) アスファルトプラント関連事業(百万円)   27,543   141.16   17,222   191.22 コンクリートプラント関連事業(百万円)   16,267   106.74   11,434   120.00 環境及び搬送関連事業(百万円)   4,397   117.70   1,286   102.08 破砕機関連事業(百万円)   2,435   146.02   361   96.51 製造請負関連事業(百万円)   3,202   72.98   1,824   93.02 報告セグメント計(百万円)   53,846   120.88   32,129   145.17 その他(百万円)   5,910   116.51   1,297   186.81 合計(百万円)   59,756   120.44   33,426   146.44 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) アスファルトプラント関連事業(百万円)   19,327   99.21 コンクリートプラント関連事業(百万円)   14,361   100.67 環境及び搬送関連事業(百万円)   4,371   134.29 破砕機関連事業(百万円)   2,448   108.54 製造請負関連事業(百万円)   3,339   69.54 報告セグメント計(百万円)   43,848   99.52 その他(百万円)   5,522   108.26 合計(百万円)   49,371   100.43 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績 2024年度実績、2025年度予想・実績値は次のとおりであります。 ※AP=アスファルトプラント、BP=バッチャープラント(コンクリートプラント) (売上高) 売上高は、前連結会計年度に比べ0.4%増の493億71百万円となりました。 国内のアスファルトプラント関連事業につきましては、主要顧客である道路舗装会社の業績が改善基調にある中、メンテナンスサービスは堅調に推移し、売上高は前年比3.0%増となりました。一方で、一部案件の売上計上時期に遅れが生じたこと等により、プラント製品の売上高は前年比3.0%減となりました。海外のアスファルトプラント関連事業につきましては、タイ事業において受注は増加するも売上高は前年比5.6%減となりました。中国事業は、依然として厳しい経済環境の影響を受けながらも売上高は前年比で増加しました。この結果、当事業の売上高は、前年比0.8%減の193億27百万円となりました。 国内のコンクリートプラント関連事業につきましては、プラント製品の売上高は前年比7.6%減となりましたが、メンテナンスサービスの売上高は前年比8.2%増となりました。生コン業界においては、原材料価格等の上昇を販売価格へ転嫁する動きが進んでおり、ユーザーの設備投資意欲は引き続き底堅く推移しました。このような環境のもと、メンテナンスサービスを中心に堅調に推移した結果、当事業の売上高は前年比0.7%増の143億61百万円となりました。 環境及び搬送関連事業につきましては、大型案件の進捗が堅調に推移したことにより、売上高は前年比34.3%増の43億71百万円となりました。 破砕機関連事業につきましては、商談の長期化による一部案件の遅れがあったものの、売上高は前年比8.5%増の24億48百万円となりました。 製造請負関連事業につきましては、前期における大型案件の反動により、売上高は前年比30.5%減の33億39百万円となりました。 その他の事業につきましては、2025年6月にグループ入りした日工藤原電機株式会社が寄与したこと等により、売上高は前年比8.3%増の55億22百万円となりました。 (売上原価) 売上原価は、前連結会計年度と比べ9億96百万円減少し341億73百万円となりました。外注費をはじめとした製造経費の上昇はありましたが、売上高の増加に加え、材料費の圧縮と生産性の改善を行い、売上原価率は2.3ptの減少となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比べ8億72百万円増加し120億98百万円となりました。これは主として、事務費、給料及び手当、広告費のそれぞれ増加によるものであります。 (営業利益) 連結営業利益は、前期比12.0%増の30億99百万円となりました。これは主として、売上高の増加、売上原価率の低下によるものであります。売上高営業利益率は、前期比0.7pt増加し6.3%となりました。これは主に、売上原価率の低下によるものであります。 (営業外収益、営業外費用) 営業外収益は、前連結会計年度と比べ1億円増加し5億44百万円となりました。これは主として、為替差益及び受取配当金の増加によるものであります。営業外費用は、前連結会計年度と比べ78百万円増加し2億18百万円となりました。これは主として、固定資産処分損及び支払利息の増加によるものであります。 (特別利益、特別損失) 特別利益は、前連結会計年度と比べ2億89百万円増加し4億24百万円となりました。これは主として、投資有価証券売却益が増加したことによるものです。特別損失は、前連結会計年度と比べ5億65百万円増加し5億73百万円となりました。これは主として、関係会社整理損及び減損損失がそれぞれ発生したことによるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の結果、前連結会計年度に比べ5億27百万円増加し25億36百万円となりました。 (ROE) 当社はROEをKPIとしております。当連結会計年度におけるROEは7.1%となり、前連結会計年度の5.9%から改善いたしました。中期経営計画の目標であるROE8.0%の達成に向け、引き続き収益力と資本効率の向上に取り組んでまいります。 利益面では、営業利益率の向上を最優先に進めます。具体的には、アスファルトプラント関連事業及びコンクリートプラント関連事業におけるメンテナンスサービスの拡大、省エネ・脱炭素関連製品の拡販、環境及び搬送関連事業の高収益体制の維持、破砕機関連事業及び製造請負関連事業の収益改善を進めてまいります。 資本効率面では、運転資本の改善、在庫・売掛金管理の高度化、政策保有株式や遊休資産の見直し、投資効果の検証を徹底してまいります。特に、当連結会計年度は受注残高の増加に伴い棚卸資産が増加しているため、受注残高を売上・利益・営業キャッシュ・フローへ確実に転換することが重要であると認識しております。 また、株主還元につきましては、配当性向60%以上を継続する方針であり、2026年3月期の年間配当は40円、配当性向(連結)は60.7%となりました。今後も、財務健全性を維持しながら、営業キャッシュ・フロー、運転資本、設備投資、借入水準を確認し、成長投資、M&A、株主還元のバランスを取った資本配分を行ってまいります。 以上の取組により、ROE8.0%以上の達成及び資本コストを上回る収益力の確保を目指し、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。 ロ.財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、389億27百万円となり、前連結会計年度末に比較して11億98百万円減少いたしました。主な要因は、商品及び製品の20億80百万円、電子記録債権の5億12百万円のそれぞれ増加、現金及び預金の25億53百万円、受取手形の8億28百万円、売掛金の6億33百万円のそれぞれ減少によるものです。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、255億15百万円となり、前連結会計年度末と比較して19億16百万円増加いたしました。主な要因は、投資有価証券の13億29百万円、建物及び構築物の4億35百万円、建設仮勘定の2億41百万円のそれぞれ増加、繰延税金資産の1億83百万円の減少によるものです。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、206億9百万円となり、前連結会計年度末に比較して9億5百万円減少いたしました。主な要因は、契約負債の12億19百万円、関係会社整理損失引当金の4億2百万円、支払手形及び買掛金の2億89百万円のそれぞれ増加、短期借入金の17億55百万円、ファクタリング未払金の8億89百万円、電子記録債務の4億19百万円のそれぞれ減少によるものです。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、64億24百万円となり、前連結会計年度末に比較して12億25百万円減少いたしました。主な要因は、退職給付に係る負債の6億1百万円、長期借入金の4億90百万円のそれぞれ減少によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、374億9百万円となり、前連結会計年度末に比較して28億49百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金の12億27百万円、その他有価証券評価差額金の9億90百万円、退職給付に係る調整累計額の4億11百万円、為替換算調整勘定の1億75百万円のそれぞれ増加によるものです。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の54.2%から58.0%になりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度に比べ25億83百万円減少し、113億94百万円となりました。なお、詳細については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 当社の資金需要につきましては、まず事業継続に必要な手元流動性を確保したうえで、成長投資、M&A、株主還元にバランスよく配分する方針です。 当連結会計年度末における現金及び預金は114億84百万円で、前期末の140億38百万円から25億53百万円減少しています。これは、営業キャッシュ・フローは黒字であった一方、設備投資、借入返済、配当支払などを実施したことによるものです。 具体的には、国内AP・BP事業の標準化・高付加価値化、メンテナンスサービスの高度化、ASEANを中心とした海外展開、環境及び搬送関連事業、破砕機関連事業、DX投資、人材投資などに充当してまいります。あわせて、M&Aや資本提携の機会があれば、当社のコア技術である「加熱・混練・搬送・制御」とシナジーが見込める領域を中心に検討します。 また、受注残高の増加に伴い、仕掛品や製品在庫への資金投入が先行する局面もあるため、受注から売上計上、売上債権の回収までの一連のプロセスをより確実に進め、営業キャッシュ・フローの創出につなげてまいります。政策保有株式や遊休資産も含め、バランスシート全体を見直し、成長投資、株主還元、財務健全性のバランスを取りながら、資本効率の向上に努めてまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成に当たり、決算日における資産・負債の数値、報告期間における収益・費用の数値に与える要因は色々ありますが、継続した会計基準で評価を行っております。見積り及び判断・評価については、過去の実績や状況に応じて、合理的と考えられる基準に基づき作成しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。