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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

パンチ工業

PUNCH INDUSTRY CO.,LTD.6165 · Standard · 機械

プラスチック金型・プレス金型の標準部品で国内トップクラス。約6千社の顧客を持ち、自動車や家電など幅広い製造業を支える。

概要

パンチ工業は、金属・樹脂の精密金型部品と工作機械用工具の製造・販売を専業とする機械メーカーである。スタンダードパーツとして多くの金型メーカーに採用され、自動車、家電、電子部品など幅広い産業の生産を支える。国内3工場に加え、中国に6工場、東南アジアに生産拠点を持ち、短納期・多品種対応を強みとする。2026年3月期の連結売上高は421億円、従業員数は3,480人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

金型部品に特化した単一セグメント構造

パンチ工業グループは金型部品事業の単一セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高は421億円、営業利益20億円。内訳は国内売上110億円に対し海外売上310億円と海外比率が約74%を占める。需要は自動車関連が178億円で最大、電子部品・半導体関連72億円、家電・精密機器関連39億円が続く。特定業種への依存度が低く、バランスの取れたポートフォリオを持つ。

国内外14社で構成されるグループ体制

グループは当社と連結子会社14社で構成される。国内では当社がグループ統括と製造・販売を行い、子会社の株式会社ASCeがFA機器を手掛ける。海外では中国の盤起工業(大連)有限公司が中核となり、瓦房店、無錫、東莞の各工場と盤起弾簧(大連)が製造を担う。東南アジアはマレーシア工場が統括し、シンガポール、ベトナム、インドネシア、マレーシアに販売子会社を持つ。インドと米国にも現地法人を配置する。

中国を中心とした海外展開の規模

1990年に中国大連に進出して以来、中国国内に6つの生産工場と34の販売拠点を展開し、約8,000社の顧客と取引する。中国売上高は249億円で連結の59%を占める。東南アジアではマレーシア、ベトナム、インドネシアに生産・販売拠点を持ち、インドと米国では大連パンチ製品を輸入販売する。欧州向けは各拠点が連携して対応する。

売上高の推移と2020年以降の収益変動

売上高は2013年3月期の250億円から拡大傾向にあり、2019年3月期に409億円に達したが、2020年3月期は353億円に減少し当期純損失35億円を計上。その後回復し2023年3月期に428億円まで戻した。2024年3月期は383億円、当期純損失6億円と再び減益となったが、2025年3月期は408億円、営業利益17億円。2026年3月期は421億円、営業利益20億円と増収増益となった。

業界の中での役割は金型部品のサプライヤー(自動車・家電・精密機器などの製造業向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
421億円
営業利益
20億円
営業利益率
4.8%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01プラスチック金型主力

携帯電話やデジタルカメラ、自動車部品などの樹脂製品の製造に用いる射出成形金型の部品を供給。スプルーブシュやエジェクタピンなど、金型の基本機能を支える標準部品を中心に、特注品にも対応。国内・海外の製造拠点で生産し、幅広い顧客に安定供給。

主な製品・サービス3
スプルーブシュ
射出成形機のノズルから溶融プラスチックを金型に流し込むための部品。ゲートの入口部分に位置し、樹脂の流れを制御する。
ゲートブシュ
スプルーブシュから金型内の製品部に樹脂を流す部分。成形後、金型を開く際に製品部と切り離す役割を持つ。
エジェクタピン
成形品を金型から突き出して離型するための部品。高精度な摺動面を持ち、製品の品質を左右する。

02プレス金型主力

自動車のボディパネルや家電製品の金属部品などを製造するプレス金型の部品を供給。ダイセットガイドやパンチなど、金型の精度と耐久性を支える標準部品を提供。熱処理・研削加工技術を活かした社内生産と、約300社の協力工場による社外生産の両輪で、多様なニーズに応える。

主な製品・サービス3
ダイセットガイド
上型と下型の位置関係を正確に保つための部品。プレス加工中のズレを防ぎ、製品精度を確保する。
パンチ
材料に押し付けて形状を転写する工具。ダイと対で使用され、穴あけや抜き加工に用いられる。
ストリッパガイド
パンチとダイのクリアランスを適正に保つためのガイド部品。加工中のパンチの位置を安定させ、品質を向上させる。

製品と技術

プラスチック金型用標準部品のラインアップ

プラスチック金型部品として、スプルーブシュ、ゲートブシュ、エジェクタピンなど射出成形用の標準部品を製造する。スプルーブシュは射出ノズルから金型へ樹脂を導く入口部品、ゲートブシュは成形後製品部を切り離す部品、エジェクタピンは成形品を金型から突き出すための部品である。これらは高速度工具鋼(ハイス)を用い、1982年の量産化以降、多くの金型メーカーに採用されている。

プレス金型部品とガイド・パンチ製品

プレス金型部品では、ダイセットガイド、パンチ、ストリッパガイドなどを手掛ける。ダイセットガイドは上型と下型の位置関係を正確に保つガイド部品、パンチは材料に押しつけて形状を転写する工具(通常ダイと対で使用)、ストリッパガイドは適正クリアランスを維持するための部品である。これらの部品は金属板のプレス加工に不可欠であり、自動車や家電の製造現場で使用される。

特注品対応とFA事業への展開

標準カタログ品に加え、顧客ニーズに応じた特注品の製造も行う。特注品はサイズや形状が標準規格から外れるもので、熱処理や研削加工の自社技術を活かし短納期で対応する。2022年に子会社化した株式会社ASCeは、FA(ファクトリーオートメーション)機器を設計・製造し、食品加工、自動車部品、電子デバイス、医療関連の分野に販売する。ASCe独自の特許技術を持ち、当社グループの第2の収益柱として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

FA金型で中堅、内需依存度高め

パンチ工業はFA向け金型・部品を手掛ける機械メーカー。売上高400億円超で同業の日本ドライケミカル(消火設備)や日本製鋼所(大型プラント)とは市場が異なり、直接的な競合は限定的。FA業界の設備投資動向に業績が左右されやすく、内需依存度が高い。三浦工業などもFA関連だが、製品領域が異なる。直近の営業利益率4%台は業界平均並みだが、低収益体質からの脱却が課題。

強み

  • 自動車や電機の生産設備向け金型で根強い需要があり、リピート受注が収益基盤。同業他社との棲み分けが明確。
  • 2025年3月期408億円、2026年3月期421億円と緩やかな増収が計画されており、底堅さを示す。
  • 特定のFA金型分野で高いシェアを有し、新規参入障壁が高い。顧客との長期取引で安定収入を得る。
  • 自己資本比率が高く、財務基盤は安定。積極投資よりも堅実経営を志向。

課題

  • 営業利益率4%台と低く、価格競争や原高で収益圧迫。コスト削減と高付加価値化が必要。
  • 国内FA需要に依存し、景気変動の影響を受けやすい。海外展開や新分野開拓で分散要。
  • 年間売上成長率3%程度と緩慢で、大幅な成長が見込みにくい。新規事業やM&Aによる拡大が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がパンチ工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16390加藤製作所157億円3.4倍
26224JRC156億円11.4倍
36405鈴茂器工155億円23.5倍
46316丸山製作所152億円10.2倍
56165パンチ工業150億円17.6倍
66336石井表記150億円16.6倍
76149小田原エンジニアリング144億円6.4倍
86255エヌ・ピー・シー143億円17.6倍
96464ツバキ・ナカシマ143億円
106291日本エアーテック141億円12.9倍
116159ミクロン精密139億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

1975年創業から金型部品メーカーへの転換

1975年3月、東京都品川区で神庭商会株式会社として設立。1977年8月に商号をパンチ工業株式会社に変更。1982年8月、プラスチック金型用ハイス(高速度工具鋼)エジェクタピンの量産化に成功し、金型部品事業の基盤を築いた。1983年11月には岩手県北上市に北上工場を設置し生産体制を強化。同年12月には金型部品の全国販売を開始した。

1990年中国大連進出と海外生産の開始

1990年10月、中国遼寧省大連市に盤起工業(大連)有限公司を設立し海外生産を開始。1995年12月には大連瓦房店市に工場を設置。1996年10月には千葉工場(後に旭市へ移転)を開設。1999年7月、盤起工業(大連)がISO9002認証を取得し品質管理体制を整えた。2001年7月には中国国内販売拠点を大連に設置し、中国市場での販路を拡大した。

2000年代のグループ再編と子会社化の加速

2003年10月、瓦房店工場を分離独立させ盤起工業(瓦房店)有限公司を設立。同年12月から2004年5月にかけて無錫、東莞にも工場を設立。2006年3月、株式会社ピンテックを完全子会社化。同年11月には大連盤起多摩弾簧有限公司(後の盤起弾簧(大連))を設立。2008年3月には宮古パンチ工業を吸収合併し宮古工場とした。2011年6月、盤起弾簧(大連)に社名変更。

上場と東南アジア・米州への新拠点設立

2010年9月、インド・チェンナイに現地法人を設立。2011年1月、兵庫県加西市に兵庫工場を設置。2012年8月、マレーシアのPANTHER PRECISION TOOLSと資本・業務提携(後のPUNCH INDUSTRY MALAYSIA)。同年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。2013年8月、マレーシア法人を完全子会社化。同年11月、インドネシアに現地法人を設立。2014年3月、東証一部銘柄に指定された。

2010年代後半の品質認証取得と米国進出

2015年1月、盤起工業(大連)が航空宇宙分野のAS9100認証を取得。同年12月、ベトナム・ビンズン省に製造会社を設立。2016年3月、盤起工業(大連)が熱処理でNadcap認証を、同年12月には鉄道向けIRIS認証を取得した。2016年11月、米国イリノイ州にPUNCH INDUSTRY USA INC.を設立し米州市場に直接進出。2016年3月には本社を東京都品川区に移転した。

2020年代の市場区分変更と長期ビジョン策定

2022年4月、東証プライム市場に移行したが、2023年10月にはスタンダード市場に移行。2022年10月、FA機器メーカーの株式会社ASCeを完全子会社化し第2の収益柱として育成を開始。2024年3月、子会社の株式会社ピンテックを解散。2025年5月、長期ビジョン「Vision60」を策定し10年後のありたい姿を示した。2026年5月には中期経営計画「バリュークリエーション28」を公表した。

年表43件を開く

1970年代

  • 1975年3月創業東京都品川区において神庭商会株式会社を設立
  • 1977年8月商号変更商号をパンチ工業株式会社に変更

1980年代

  • 1982年8月プラスチック金型用ハイス(高速度工具鋼)エジェクタピンの量産化に成功
  • 1983年11月岩手県北上市に北上工場を設置
  • 1983年12月金型部品の全国販売を開始
  • 1989年5月岩手県宮古市に当社子会社宮古パンチ工業株式会社を設立(現・宮古工場)

1990年代

  • 1990年10月中国遼寧省大連市に盤起工業(大連)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 1991年4月プラスチック金型部品総合カタログ、プレス金型部品総合カタログを発行
  • 1995年12月中国遼寧省大連瓦房店市に工場を設置
  • 1996年10月千葉県飯岡町に千葉工場を設置(2001年12月に千葉県旭市に移転)
  • 1999年7月盤起工業(大連)有限公司においてISO9002認証を取得

2000年代

  • 2001年7月盤起工業(大連)有限公司が大連市に中国国内販売拠点を設置
  • 2003年10月中国遼寧省大連瓦房店市の工場を分離独立し、盤起工業(瓦房店)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2003年12月中国江蘇省無錫市に盤起工業(無錫)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2004年5月中国広東省東莞市に盤起工業(東莞)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2004年7月本社を東京都港区に移転
  • 2006年3月M&A株式会社ピンテックの全株式を譲り受け、100%子会社化
  • 2006年11月中国遼寧省大連市に大連盤起多摩弾簧有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2008年3月M&A当社子会社宮古パンチ工業株式会社を吸収合併(現・宮古工場)

2010年代

  • 2010年3月盤起工業(大連)有限公司においてISO14001認証を取得
  • 2010年9月インド チェンナイにPUNCH INDUSTRY INDIA PVT. LTD. を設立(現・連結子会社)
  • 2011年1月兵庫県加西市に兵庫工場を設置
  • 2011年6月商号変更大連盤起多摩弾簧有限公司から盤起弾簧(大連)有限公司に社名変更
  • 2011年9月千葉工場を閉鎖
  • 2012年8月商号変更マレーシアPANTHER PRECISION TOOLS SDN. BHD. (2014年1月にPUNCH INDUSTRY MALAYSIA SDN. BHD. に社名変更)と資本・業務提携(現・連結子会社)
  • 2012年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2013年3月盤起工業(大連)有限公司が中国重慶市に生産・物流拠点として重慶工場を設置
  • 2013年8月M&AマレーシアPANTHER PRECISION TOOLS SDN. BHD. (2014年1月にPUNCH INDUSTRY MALAYSIA SDN. BHD. に社名変更)を完全子会社化
  • 2013年11月インドネシア ジャカルタにPT. PUNCH INDUSTRY INDONESIA を設立(現・連結子会社)
  • 2014年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2015年1月盤起工業(大連)有限公司においてAS9100認証を取得
  • 2015年12月ベトナム ビンズン省にPUNCH INDUSTRY MANUFACTURING VIETNAM CO. LTD. を設立(現・連結子会社)
  • 2016年3月盤起工業(大連)有限公司が熱処理工程においてNadcap認証を取得
  • 2016年3月本社を東京都品川区に移転
  • 2016年11月米国 イリノイ州にPUNCH INDUSTRY USA INC. を設立(現・連結子会社)
  • 2016年12月盤起工業(大連)有限公司が「シングル部品」分野においてIRIS認証を取得

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行
  • 2022年10月M&A株式会社ASCeの全株式を取得し子会社化(現・連結子会社)
  • 2023年10月東京証券取引所の市場区分の再選択により、東京証券取引所スタンダード市場に移行
  • 2024年3月株式会社ピンテックを解散
  • 2024年8月「パーパス」を策定
  • 2025年5月長期ビジョン「Vision60」策定
  • 2025年12月M&AマレーシアBRIGHT MACHINE TOOLS SDN. BHD. (2026年1月にPUNCH INDUSTRY SALES MALAYSIA SDN. BHD. に社名変更)の株式取得(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで500億円
  • 営業利益2029年3月期まで34億円
  • ROE2029年3月期まで8.0%以上
  • ROIC2029年3月期まで10.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の特注品特化と生産性向上

    金型部品事業において、特注品への特化と精密微細加工品の受注拡大、生産性向上、原価低減、間接業務のDX推進により、安定的なキャッシュ創出力と収益性の向上を図る。

  2. 02

    FA事業の育成・拡大による第2の柱確立

    自動化・省人化ニーズの高まりを背景に、FA事業を第2の収益柱として本格的に育成・拡大し、既存顧客基盤の活用やM&A等を通じて事業領域を拡大、収益基盤の多層化を推進する。

  3. 03

    R&Dと新事業による中長期成長機会の創出

    既存技術を基盤とした新事業の創出や航空宇宙分野等への取組み、外部連携を通じて中長期的な成長機会の創出に取り組む。

  4. 04

    DX推進と固定費構造改革による収益体質強化

    DXの推進による業務効率化と固定費構造の見直しにより収益体質の強化を図る。

  5. 05

    ROIC経営の徹底と資本効率の重視

    ROICを中核指標とした資本効率を重視する経営を徹底し、資本コストを上回るリターンの創出に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,480人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は564万円で、9期前と比べて+17.6%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は15.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,959
2018年3月4,298
2019年3月47939.413.14,282
2020年3月46940.313.74,020
2021年3月42541.214.34,006
2022年3月46841.915.03,979
2023年3月50442.715.63,923
2024年3月52739.314.23,575
2025年3月55140.015.13,46349
2026年3月56440.915.63,48057

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 0 / 海外 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
同左 — 中国遼寧省 大連市3,559百万円
金型部品事業
同左 — 中国遼寧省大連瓦房店市891百万円
金型部品事業
北上工場 — 岩手県北上市774百万円
金型 部品事業
兵庫工場 — 兵庫県加西市521百万円
金型 部品事業
同左 — マレーシアペナン506百万円
金型部品事業
同左 — 中国江蘇省無錫市494百万円
金型部品事業
同左 — 中国広東省東莞市482百万円
金型部品事業
同左 — 中国遼寧省大連市123百万円
金型部品事業
宮古工場 — 岩手県宮古市96百万円
金型 部品事業
同左 — ベトナムホーチミン市81百万円
金型部品事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    盤起工業(大連)有限公司(注)2、3
    中国 遼寧省大連市
    議決権100.0%
  • 海外
    盤起工業(瓦房店)有限公司(注)2
    中国 遼寧省大連瓦房店市
    議決権100.0%
  • 海外
    盤起工業(無錫)有限公司(注)2
    中国 江蘇省無錫市
    議決権100.0%
  • 海外
    盤起工業(東莞)有限公司
    中国 広東省東莞市
    議決権100.0%
  • 海外
    盤起弾簧(大連)有限公司
    中国 遼寧省大連市
    議決権100.0%
  • 海外
    PUNCH INDUSTRY INDIA PVT. LTD.
    インド チェンナイ
    議決権100.0%
  • 海外
    PUNCH INDUSTRY MALAYSIA SDN. BHD.
    マレーシア ペナン
    議決権100.0%
  • 海外
    PUNCH INDUSTRY SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    PUNCH INDUSTRY VIETNAM CO. LTD.
    ベトナム ホーチミン
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. PUNCH INDUSTRY INDONESIA
    インドネシア ジャカルタ
    議決権100.0%
  • 海外
    PUNCH INDUSTRY SALES MALAYSIA SDN. BHD.
    マレーシア セランゴール
    議決権100.0%
  • 海外
    PUNCH INDUSTRY MANUFACTURING VIETNAM CO. LTD. (注)2、4
    ベトナム ホーチミン
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • PUNCH INDUSTRY USA INC.米国 イリノイ州100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は421億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.2%、利益が+17.6%。

売上高
+3.2%
421億円
営業利益
+17.6%
20億円
純利益
+0.0%
9億円
営業利益率
4.8%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高455億円421億円
営業利益24億円20億円
純利益12億円9億円
1株あたり配当¥20.1¥20.1

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.0%、営業利益は+500.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1013
2024年1Q9411.11
2024年2Q9744.1−10
2024年3Q9644.21
2024年4Q962
2025年2Q20073.52
2025年4Q208104.87
2026年2Q206104.96
2026年4Q215104.73
2027年1Q10965.54

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は250億円から421億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
マレーシアPANTHER PRECISION TOOLS SDN. BHD. (2014年1月にPUNCH INDUSTRY MALAYSIA SDN. BHD. に社名変更)を完全子会社化
2013年3月25082
2014年3月294107
ベトナム ビンズン省にPUNCH INDUSTRY MANUFACTURING VIETNAM CO. LTD. を設立(現・連結子会社)
2015年3月3441612
米国 イリノイ州にPUNCH INDUSTRY USA INC. を設立(現・連結子会社)
2016年3月3681712
2017年3月3661914
2018年3月4102718
2019年3月4092510
2020年3月3537−35
2021年3月325175
株式会社ASCeの全株式を取得し子会社化(現・連結子会社)
2022年3月3943020
2023年3月4282414
2024年3月38314−6
マレーシアBRIGHT MACHINE TOOLS SDN. BHD. (2026年1月にPUNCH INDUSTRY SALES MALAYSIA SDN. BHD. に社名変更)の株式取得(現・連結子会社)
2025年3月40817164.29
2026年3月42120224.89

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高421億円のうち、営業利益として残るのは20億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.2%308億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.1%93億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.9pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.8pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は64億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−180−117
2014年3月12−13−4−115
2015年3月18−1210633
2016年3月32−12−192032
2017年3月18−2812−1033
2018年3月34−23−71137
2019年3月32−331−135
2020年3月25−18−8734
2021年3月29−7−172240
2022年3月29−11−161847
2023年3月26−15−81152
2024年3月13−70660
2025年3月23−242−165
2026年3月19−13−7664

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は343億円。このうち返さなくてよい自己資本が231億円で、自己資本比率は67.3%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2065714927.8
2014年3月2459415138.2
2015年3月29614215447.9
2016年3月27314013351.2
2017年3月29514215348.1
2018年3月32616216449.6
2019年3月31215715550.4
2020年3月25611713945.8
2021年3月24712412350.2
2022年3月28816312556.5
2023年3月30519111462.4
2024年3月29618810863.1
2025年3月33022010966.7
2026年3月34323111267.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
66億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
97億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
23億円
在庫として抱えている分
負債合計
112億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中47位あたり、逆に低いのはROE209社中164位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.3%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.2%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥543で、1年前と比べて+25.8%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥543-2.0%1ヶ月+6.5%1年+25.8%時価総額150億円
過去52週の値幅
安値¥401高値¥579

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.6倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR0.62倍
配当利回り3.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月5日に513円で前日比+0.59%と小幅に上昇しました。直近1か月では+3.64%上昇し、25日移動平均線(496円)を+3.4%上回っています。52週高値の579円には届かないものの、52週安値の394円からは+30%回復しており、上昇トレンドが継続しています。出来高は7月中旬に178,800株のピークがあり、その後も高水準が続いています。RSIは59.6と中立圏で、上値余地が残っています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 16.54倍と業界平均の24.45倍を大幅に下回り、PBRは0.61倍と1倍割れで解散価値以下。ROEは3.8%と低いが、配当利回り3.81%は平均の2.69%を上回り魅力的。配当性向87.4%と高く、無理のある配当の可能性もあるが、財務の安定性はある。業績は黒字化し回復傾向。割安だがROE低く、成長性に欠ける。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.6倍22.7倍
PER (予想)12.5倍
PBR0.62倍1.50倍
ROE3.8%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

金型部品業界は、自動車や電子部品の生産動向に左右される。強気派は、EV関連の需要増と海外展開による成長を期待する。弱気派は、2024/3期に赤字を計上するなど業績が不安定で、ROEも3.8%と低く、需要の変動が大きいことを懸念する。売上の回復と収益性の改善が焦点。

プラスに働く材料7
  • EV需要の取り込み

    EV部品の金型需要が増加しており、売上高は回復傾向

  • グローバル展開

    海外に販売網を持ち、成長市場からの需要獲得が可能

  • 増配と株主還元

    配当利回りは3.81%と高く、株主還元を重視

  • 営業利益20億円と営業利益率4.75%へ改善決算発表後影響

    営業利益17→20億円、営業利益率4.17%→4.75%と着実に改善

  • 24/3期の赤字から黒字定着通年影響

    24/3期の純利益-6億円から25/3期・26/3期は9億円の黒字

  • 配当利回り3.81%が下支え継続影響

    配当利回り3.81%とPBR0.61倍の割安感が投資妙味

  • PBR0.61倍はROE改善で見直せる通年影響

    ROE3.8%の改善が続けばPBR0.61倍は0.7倍台への修正余地

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定性

    2024/3期は純損失を計上、市況に左右されやすい

  • 低い収益性

    営業利益率4%台と低く、ROEも3.8%で資本効率が悪い

  • 競争と価格圧力

    標準部品は競合が多く、価格競争にさらされる

  • 増収率が6.5%から3.2%に減速2026年下期影響

    増収率は25/3期6.5%から26/3期3.2%へ鈍化。増益余地が減少

  • 純利益9億円が2期連続横ばい決算発表後影響

    純利益は25/3期・26/3期とも9億円で横ばい。EPS成長しない

  • 営業利益率4.75%の低さが続く通年影響

    売上高421億円に対し営業利益20億円(4.75%)と低水準

  • ROE3.8%と低収益性の定着不定影響

    ROE3.8%の低収益性が続くとPBR0.61倍の評価に張り付く

次の決算で確かめる点
売上高の回復度
需要回復の兆しを確認するため
営業利益率
コスト管理と価格転嫁の度合いを測る
受注残高
将来の売上見通しを把握するため
海外売上比率
グローバル需要の寄与度を評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20.1で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.70%。

年間配当
¥20.1
1株あたり
配当利回り
3.70%
いまの株価に対して
配当性向
87.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1370.9
2018年3月1728.865.5
2019年3月170.0
2020年3月10−37.9
2021年3月2−80.833.6
2022年3月13550.012.8
2023年3月2050.031.1
2024年3月19−0.5
2025年3月200.875.1
2026年3月200.087.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20.1

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,669人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.9%を占め、残る73.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.745.848.455.351.449.2
事業法人18.118.118.218.425.725.7
外国法人20.418.817.616.515.916.9
証券会社1.52.63.41.64.16.9
金融機関13.314.612.28.02.71.1
自己株式1.41.20.80.60.40.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01エム・ティ興産株式会社13.77
02株式会社ミスミグループ本社10.86
03CLEARSTREAM BANKING S.A. (常任代理人 香港上海銀行)8.73
04立花証券株式会社4.57
05大畑 雅稔3.29
06森久保 哲司2.44
07パンチ工業従業員持株会2.41
08森久保 有司2.40
09JP JPMSE LUX RE JEFFERIES INTL LTD EQ CO (常任代理人(株)三菱UFJ銀行)2.35
10神庭 道子1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-07
    森久保 哲司
    新規の大量保有報告
    24.30%
    +2.78pt
  • 2026-08-07
    牧 寛之
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -5.11pt
  • 2026-07-13
    牧 寛之
    新規の大量保有報告
    0.11%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−10%、1株純資産は14期で+5%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月348014.315.6
2014年3月1001,0449.69.832.1
2015年3月1311,28410.19.940.8
2016年3月1131,2658.96.844.3
2017年3月626469.89.370.9
2018年3月8273711.814.165.5
2019年3月447216.012.9
2020年3月−160537−25.5
2021年3月225684.027.833.6
2022年3月9373714.25.312.8
2023年3月617787.97.431.1
2024年3月−24765−3.1
2025年3月348004.312.175.1
2026年3月318383.815.287.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額88百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
森久保哲司代表取締役 社長執行役員 最高経営責任者(CEO)グループ経営統括49
高梨晃取締役 上席執行役員 最高執行責任者(COO)事業統括57
高辻成彦取締役48
大里真理子取締役 取締役会議長63
河野稔取締役 監査等委員(常勤)69
鈴木智雄取締役 監査等委員68
田畑千絵取締役 監査等委員51
横小路喜代隆68
松澤靖取締役

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)342234916
社外取締役426267
取締役(社内)1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,812字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び関係会社14社により構成され、主にプラスチック金型やプレス金型の部品の製造・販売事業を行っております。 (1)当社グループの製品内容 ① 金型について 金型とは、プラスチック、金属などを使用した製品を製造するための金属の型のことであり、電気製品や自動車など幅広い分野で使用されております。 ② プラスチック金型とプレス金型について イ.プラスチック金型 携帯電話やデジタルカメラの外装など、多くのプラスチック製品の製造に用いられる金型であり、加熱溶融したプラスチック樹脂を、射出成型機に実装された金型に注入し、冷却、固化することにより製品が作られております。 (注)当社Webサイトより転記 ロ.プレス金型 プレス機(上下運動する機械)に金型を装着し、上下に分かれた金型の間に材料(金属の鋼板)を入れ、プレス機を稼働することにより、金型で型どられた製品ができ上がります。 (注)当社Webサイトより転記 ③ 当社グループの製品について イ.プラスチック金型部品 a. 主な標準製品は、以下のとおりであります。 b. 主な標準製品の用途 ・スプルーブシュ スプルーブシュは、射出成型機の射出ノズルから溶融したプラスチックを金型へ流し込むための部品です。 ・ゲートブシュ スプルーブシュから金型内の製品部にプラスチックを流す部分であり、成型後、金型を開く時にこの部分から製品部を切り離す部品です。 ・エジェクタピン 成型品を金型から離し、突き出すための部品です。 ロ.プレス金型部品 a. 主な標準製品は、以下のとおりであります。 b. 主な標準製品の用途 ・ダイセットガイド ダイセットガイドは、上型と下型の関係を正しく保つために使用される部品です。 ・パンチ パンチは材料に押しつけて使われる工具で、通常はダイと対で使われ、材料に形状を転写します。 ・ストリッパガイド パンチ・ダイの関係をダイセットのガイドを用いて位置合わせをして、適正なクリアランスを保つために使用される部品です。 (2)当社グループの事業内容 金型部品事業の単一セグメントであるため、国内事業及び海外事業別に記載しております。 ① 当社及びグループ各社の機能と役割 会社名   略称   機能と役割 国内事業   パンチ工業株式会社(当社)   ―   グループ統括機能。 国内3工場、中国グループ各社、マレーシアパンチ、ベトナム工場で製造した製品と、協力工場で製造した製品等を、主として国内へ販売。 株式会社ASCe   アスク   主としてFA機器を設計、製造し、アスク独自の開発機器を国内外へ販売。 海外事業   盤起工業(大連)有限公司   大連パンチ   中国グループ統括機能。 傘下4社からの仕入れも含め、製造した製品、半製品、及び協力工場にて製造した製品等を、主として中国、欧州、米州及び当社グループに販売。 盤起工業(瓦房店)有限公司   瓦房店パンチ   主として大連パンチ及び当社グループ向けの製品等を製造、販売。 盤起工業(無錫)有限公司   無錫パンチ   主として大連パンチ向けの製品等を製造、販売。 盤起工業(東莞)有限公司   東莞パンチ   主として大連パンチ向けの製品等を製造、販売。 盤起弾簧(大連)有限公司   盤起スプリング   主として大連パンチ及び当社向けの製品等を製造、販売。 PUNCH INDUSTRY INDIA PVT. LTD.   インドパンチ   主として大連パンチ製品等をインド国内へ販売。 PUNCH INDUSTRY MALAYSIA SDN. BHD.   マレーシア工場   東南アジアグループ統括機能。 自社及び中国グループ等で製造した製品と協力工場で製造した製品を、主として当社、欧州、東南アジアへ販売。 PUNCH INDUSTRY SINGAPORE PTE. LTD.   シンガポールパンチ   当社及び中国グループ等で製造した製品と協力工場で製造した製品を主としてシンガポール国内へ販売。 PUNCH INDUSTRY VIETNAM CO. LTD.   ベトナムパンチ   当社及び中国グループ等で製造した製品と協力工場で製造した製品を主としてベトナム国内へ販売。 PT. PUNCH INDUSTRY INDONESIA   インドネシアパンチ   当社及び中国グループ等で製造した製品と協力工場で製造した製品を主としてインドネシア国内へ販売。 PUNCH INDUSTRY SALES MALAYSIA SDN. BHD.   マレーシアパンチ   当社及び中国グループ等で製造した製品と協力工場で製造した製品を主としてマレーシア国内へ販売。 PUNCH INDUSTRY MANUFACTURING VIETNAM CO. LTD.   ベトナム工場   主として当社向けの製品等を製造、販売。 PUNCH INDUSTRY USA INC.   USAパンチ   主として大連パンチ製品等を米国内へ販売。 (注)1.国内事業とは、当社及びアスクの事業を、海外事業とは、大連パンチ以下13社の事業を意味しております。 2.中国グループとは、大連パンチ及び傘下4社(瓦房店パンチ、無錫パンチ、東莞パンチ、盤起スプリング)の総称であります。 3.東南アジアグループとは、マレーシア工場及び傘下4社(シンガポールパンチ、ベトナムパンチ、インドネシアパンチ、マレーシアパンチ)の総称であります。 ② 国内事業及び海外事業 イ.国内事業 a. 当社での製造 当社の強みである熱処理技術や研削加工技術を活かした社内生産と、長年にわたる事業経営とともに築き上げた約300社の協力工場に支えられた社外生産を両輪とする製造活動を主として行っております。また、多岐にわたる生産設備を保有し、標準製品についてはもとより、多様な特注品への対応も可能であり、上記の固有技術と併せ、当社の特徴となっております。 (注)1.熱処理とは、加熱・冷却により金属の性質を変化させる処理です。 2.研削加工とは、高速回転する砥石によって金属の表面を平滑にする加工です。 3.標準製品とは、当社カタログに掲載している規格品のことです。 4.特注品とは、カタログ規格から外れるサイズ、形状、又は全く特殊な形状のものです。 b. 当社での販売 全国に10ヵ所の販売拠点を配置し、顧客密着型の受注活動を基本に製造直販を行っております。標準製品についてはインターネットの普及に合わせ、Web受注体制を強化するとともに、3次元CAD(コンピューター支援設計)対応も積極的に取り入れ顧客の利便性向上に努めております。一方、特注品については顧客のニーズにきめ細かく対応しており、特注品への対応により標準製品の受注増にも繋がることも当社の特徴となっております。 なお、当社は約6千社の顧客と取引をしており、その業界は自動車、家電をはじめ多方面にわたっております。従って、特定の顧客に過度に依存することもなく、安定的な受注を見込めることも当社の特徴であります。このような幅の広い顧客に対応するため、物流センター(東京ロジスティクスセンター)を設け、受注から納品まで一貫した物流システムを構築しております。 以上のとおり、充実した生産設備を備えた製造部門と、顧客密着型の販売部門が一体となった製販一体型の事業を行っており、多品種にわたる標準製品から顧客仕様の特注品まで幅広く対応できることが、当社の大きな強みとなっております。 c. アスクでの事業 同社は当社の中期経営計画での取組みの一環として掲げる「FA領域の“特注品”の販売拡大」実現のために、戦略的に当社グループに取り込んだ会社であり、製造は北海道の同社工場で行っております。食品加工・自動車部品・電子デバイス・医療関連等のFA機器の自社開発に強みを持ち、当社と双方の販路の有効活用や技術交流等によるシナジー効果が発揮されるとともに、同社独自の特許を保有する技術等を活かしたFA機器を製造し外販しております。 ロ.海外事業 基本的なビジネスモデルは国内事業と同じであり、主として中国、東南アジア、インド、米国を中心に事業を行っております。 中国では中国内6工場での製造活動と、同じく中国内34ヵ所に販売拠点を展開し、約8千社の顧客と取引をしております。1990年に中国大連に進出以来、当社の技術を武器に積極的に事業展開を図りつつ、日本人責任者の指揮のもと、中国人スタッフを中心としたマネジメント体制を基本として安定的な事業運営を進めております。 東南アジアではマレーシアパンチ及び同社の販売子会社4社を拠点として、当社及び大連パンチの製品を中心に事業展開し、インド及び米国では現地法人が大連パンチの製品を中心に、輸入販売を行っております。また、ベトナム工場は、主として日本向けに、カタログ品の一部の製造販売を行っております。 さらに、欧州、他地域については、日本、中国、東南アジアの各拠点が連携して事業展開しております。 以上を、事業系統図で示しますと、次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,915字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループのパーパス、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力で、次世代の豊かな未来をカタチづくる」ことをパーパスに掲げ、持続的な企業価値の向上に努めております。また、ものづくりへの貢献によって、暮らしの当たり前を支えるとともに、新しい価値の創造で世界のニーズに応え続けることで、社会の持続可能な発展に貢献し、全てのステークホルダーに寄り添い、共に歩み、社会に価値を提供する誇りを持つ企業であり続けるために、「パンチグループの約束」を明示しております。 (パンチグループの約束) ①お客様へ パンチグループのものづくりソリューションで、成長を支えます。 常にお客様の期待を上回る価値を提供します。 ②社員へ 誇りをもって働くことができる環境を提供し、一人一人の成長と自己実現を支援します。 ③社会へ 自然環境・社会の変化に向き合い、次世代へより良い未来を繋ぎます。 (2)経営環境 ①企業構造 プラスチック・プレス金型部品を中心に、さまざまな金型に必要となる、汎用性が高く高品質な標準製品やお客様のニーズにきめ細かくお応えすることが可能な特注品を豊富にラインアップし、金型部品単一セグメントとして、国内事業及び海外事業を展開しております。 ②市場環境 当連結会計年度における世界経済は、全般的に緩やかな回復基調にありますが、その一方で、原材料・エネルギーコストの高止まり、物価の上昇、地政学的問題などにより、依然として先行きは不透明な状況が続いております。また、アメリカ大統領の交代による政策転換により、特に中国との貿易において多大な影響が予想されることから、関係各国における景気停滞が懸念されております。加えて、中国では精密機器や電気自動車の輸出が好調な反面、長引く不動産不況と対中直接投資の大幅な減少により国内需要が低迷し、景気停滞が継続しております。 ③お客様動向 当社グループは、主として自動車関連、電子部品・半導体関連、家電・精密機器関連の分野において、国内外で1万社を超えるお客様にお取引を頂いておりますが、特定業種の景気変動の影響を受けにくいバランスのとれたポートフォリオであるとともに、近年は食品・飲料関連、医療関連、航空宇宙関連といった新分野への拡販にも注力しております。 ④競合他社の状況 当社グループは金型部品事業を主たる事業としておりますが、当該事業には高額な設備や高い技術力を有する加工者の確保等を必要とすることから、比較的参入障壁が高くなっております。 そうしたなかで、標準製品については、お客様のニーズに応じた製品開発やWeb受注などの顧客利便性の向上を図るほか、製造原価の低減にも積極的に取組んで競争力の強化に努める一方、特注品については、高い技術力に裏打ちされた一気通貫の生産体制と顧客密着型の営業体制をより強化することで、他社との差別化を図っております。 (3)経営戦略等 当社は2025年5月に、当社グループ長期ビジョン「Vision60」を策定・公表しました。 「Vision60」は、パーパスの実現へ向けて、10年後の当社グループの「ありたい姿」を示し、そこへ至る3つの中期経営計画の戦略をバックキャスティングにより定めたものです。絶え間なく変化し益々見通し難い経営環境の中、「Vision60」の下に経営陣と社員が心を合わせ、今後もステークホルダーの皆様のご期待に応えられるよう、事業の一層の発展と企業価値の向上に努めてまいります。 また当社は2026年5月に、2027年3月期から2029年3月期までの3ヵ年を対象とする中期経営計画「バリュークリエーション28」(以下、「VC28」)を策定・公表いたしました。 当社グループを取り巻く事業環境は、地政学リスクの高まり、原材料価格や人件費の上昇、為替変動に加え、少子高齢化を背景とした人財不足や自動化・省人化ニーズの加速など、大きく変化しております。こうした環境変化のもと、当社グループは、従来の事業基盤を維持・強化しつつも、収益性および資本効率のさらなる改善と、持続的な企業価値向上に向けて、事業構造・収益構造の進化が必要であると認識しております。 「VC28」は、長期ビジョン「Vision60」の実現に向けた最初の中期経営計画として、「収益性の改善」と「次の成長に向けた基盤構築」に集中するフェーズと位置づけております。 具体的には、以下の基本方針のもと経営を推進してまいります。 ① 既存事業(金型部品事業)における特注品特化と生産性向上による安定したキャッシュ創出力の強化 ② 自動化・省人化ニーズを背景としたFA事業の育成・拡大による第2の収益柱の確立 ③ R&Dおよび新事業への取組みを通じた中長期的成長機会の創出 ④ DX推進による業務効率化と固定費構造改革 ⑤ ROICを中核指標とした資本効率を重視する経営の徹底 これらの施策を通じて、収益性および資本効率の改善と持続的な成長投資の両立を図り、企業価値の向上を目指してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、中期経営計画「VC28」に基づき、「収益性の改善」と「次の成長に向けた基盤構築」を実現するため、基盤事業である金型部品事業において特注品特化や精密微細加工品の受注拡大、生産性向上、原価低減および間接業務のDX推進を通じて、安定的なキャッシュ創出力の強化と収益性の向上に取組んでまいります。 あわせて、自動化・省人化ニーズの高まりを背景に、FA事業を第2の収益柱として本格的に育成・拡大するとともに、既存顧客基盤の活用やM&A等を通じて事業領域の拡大を図り、収益基盤の多層化を推進してまいります。さらに、既存技術を基盤とした新事業の創出や航空宇宙分野等への取組み、外部連携を通じて中長期的な成長機会の創出にも取組んでまいります。 また、DXの推進による業務効率化と固定費構造の見直しにより収益体質の強化を図るとともに、ROICを中核指標とした資本効率を重視する経営を徹底し、資本コストを上回るリターンの創出に努めてまいります。加えて、営業活動から得られる資金をもとに、設備投資、R&D投資およびM&A投資を計画的に実行しながら、財務基盤の健全性を維持するとともに株主還元との適切なバランスを図り、企業価値の持続的向上を目指してまいります。 これらの取組みにより、「VC28」の最終年度において、売上高500億円、営業利益34億円、ROE8.0%以上およびROIC10.0%以上の達成を目指してまいります。 なお、「VC28」の詳細につきましては、当社Webサイト https://www.punch.co.jp/ir/library/#midterm をご参照ください。
事業等のリスク7,002字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)リスクマネジメント体制 当社グループは、全執行役員等で構成されるリスクマネジメント委員会を定期的に開催し、グループのリスクについて慎重かつ適正に審議を行っております。当委員会では、組織に関係する様々なリスクを一元的に洗い出し、その中でも当社グループとして事業に与える影響が大きなリスクを特定し対応策を講じるとともに、そのリスクの継続的なモニタリングを実施しております。また、リスクの発生可能性と影響度合いは、様々な社会環境の変化に応じて常に変動しているため、グループとして認識するリスクは定期的かつ必要に応じ随時見直しを行っております。 (2)経営環境関連リスク ① 中国におけるカントリーリスクについて 当社グループは1990年より中国事業を行っており、商慣習や雇用面で日本と異なる環境の中にあって、これまで事業の撤退や大規模な雇用調整もなく現在に至っており、連結営業利益の重要な基盤となっております。今後とも、新たな加工技術の開発や成長が期待できる分野への販売強化により、事業の拡大を見込んでおりますが、政情不安、通商上の摩擦、反日感情の高まり、都市開発政策による立退き命令、人件費の高騰等、事業環境に大きな変化があった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対し、政治・経済情勢、事業活動を規制する法律や政策、都市開発政策等について注視する一方で、何らかの変化・変更があった場合には迅速に対応する体制としております。現状の中国情勢を勘案するとこれらリスクの発生可能性はあるものの、影響の程度については、限定的と認識しております。 ② 東南アジア及びその他の地域におけるカントリーリスクについて 当社グループは、2013年のマレーシア工場完全子会社化を契機に、その後ベトナムに工場を設置するなど東南アジアでの事業を拡大しているほか、インドや欧米での事業展開にも取組んでおりますが、現地の政情不安、規制強化、経済状況の変化、通貨不安等により事業環境に大きな変化があった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対し政治・経済情勢、事業活動を規制する法律や政策等について注視し、何らかの変化・変更があった場合には迅速に対応する体制としておりますが、顕在化するリスクやその影響は様々であると認識しており、海外グループ会社の所在国の現状を考慮すると、いずれのリスクも顕在化する可能性は低いと考えております。 ③ 為替相場の変動について 連結決算においては、海外グループ会社決算を現地通貨から邦貨換算いたしますので、制度的に人民元、米ドル、インドルピー、マレーシアリンギット等による為替変動リスクがあります。 また、グローバル展開にともない、外貨建取引が増加し、為替が大きく変動した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。これらのリスクに対しては取引通貨毎の債権債務のマリーや、先物為替予約等によるリスクヘッジ策を講ずるとともに、為替変動に左右されにくい体質づくりに取組んでおります。為替変動による影響額の予測は困難でありますが、連結決算における人民元の変動による換算額への影響額は、当連結会計年度において為替レートが1人民元あたり1円変動した場合、売上については約13億円、営業利益については約9千万円となります。 ④ 有利子負債について 当社グループでは、事業拡大にともなう生産設備等への投資の実施により、相応の有利子負債残高を有しており、金融情勢や金融機関等の融資姿勢の変化により資金調達が困難となる場合や、市場金利の上昇等により資金調達コストが増大した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は、主要取引金融機関とのコミットメントライン契約に「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)」に記載のとおりの財務制限条項が付されております。これに抵触した場合には最大で24億円の借入金について期限の利益を喪失することとなり、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対し当社グループでは、利益の確保や運転資金の圧縮による自己資金の創出により有利子負債依存度の軽減を図るほか、金融政策動向のモニタリングの実施や資金調達先の多様化の推進、取引金融機関との良好な関係を維持することで、資金調達リスクの低減を図っております。これらの影響については、顕在化するリスクの内容により、その影響額は様々であると認識しておりますが、昨今の金融情勢や金融機関等の融資姿勢を考慮すると、いずれのリスクも顕在化する可能性は低いと考えております。また、財務制限条項については、その遵守条件を充足するよう適切な事業運営を行っており、抵触する可能性は低いものと考えております。 (3)業界及び事業関連リスク ① 顧客の属する業界の動向について 当社グループは、国内外で1万社を超える顧客と取引をしており、特定の顧客グループへ依存することのない、バランスのとれた顧客構造であると考えております。一方、これらの顧客の属する業界は、自動車関連、電子部品・半導体関連、家電・精密機器関連が多く、従って、これらの業界の市況や価格動向、競争激化等が、生産動向や設備投資動向を左右し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現状、顧客及び顧客の属する業界の動向については、日常の営業活動による情報収集を基に分析等を行い、大きな変動が予見される場合は、営業政策や生産体制の変更を含む適切な対応策を講じております。なお、リスクの具現化の内容や規模により影響額は様々であり、また、経済情勢や顧客の属する業界の状況により発生可能性も異なるため、リスクの程度を予測することは困難であると考えております。 ② 競合について 当社グループの事業である金型部品事業につきましては、技術面、価格面、納期面等において同業他社との競合がありますが、策定した事業戦略が計画通り進捗しない場合や、想定を超えた同業他社の動き等があった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。競合リスクについては日常的に顕在化する可能性があり、その影響については顕在化する内容により変動するため合理的に見積ることは困難であると考えております。現状の対応として、標準製品については、顧客ニーズに応じた製品開発やWeb受注などの顧客利便性の向上を図るほか、製造原価低減に積極的に取組み競争力の強化に努める一方、特注品については、高い技術力に裏打ちされた一気通貫の生産体制と顧客密着型の営業体制をより強化することで差別化を図っております。また、同業他社の1社と資本業務提携契約を締結し、両社の成長発展と社会貢献を企図し、新たな取組みをスタートさせております。従って、資本業務提携が計画通り進捗しない場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 主要原材料の仕入れについて 当社グループは、主要原材料である鋼や超硬材等の仕入れの多くを特定の専門商社やメーカーに依存しております。当社グループは、これらの仕入先から、安定的に供給を受ける体制を構築しておりますが、仕入先の経営戦略の変更や取引条件の大幅な変更、業績変動などが、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これら仕入リスクについては主要仕入先との関係の維持・強化を図っており、現状、仕入先との友好的な取引関係に変化はなく安定的な原材料供給体制を維持・継続しております。従いまして当該リスクの顕在化の可能性は低いと考えております。 ④ 製品の品質について 当社グループは、国際的な品質管理基準に基づき、製品の品質確保に万全を期しておりますが、製品の不具合による重大な事故、クレーム等の発生により損害賠償請求訴訟等が生じた場合、多額の補償費用等が発生する可能性があります。また、当該問題により、対象製品のみならず、当社グループの製品全体の評価にも重大な影響を与え、ブランドイメージの低下、顧客の流出などを招き、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現状においては、当社グループは品質管理基準の適切な運用を実施しており、品質に関するリスクの顕在化の可能性は低いと考えております。 ⑤ 未開拓・新分野事業について 当社グループは、既存のプラスチック金型部品やプレス金型部品に加え、今後の成長戦略として未開拓事業や新分野への事業参入を計画する場合がありますが、経済状況の変化、関連する技術革新の動向、競合他社等の動きによって計画が想定通り進捗しない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。未開拓や新分野事業に進出する場合は、ある程度リスクを受容することも必要と認識しておりますが、進出の際には当社の強みを活かせる分野に的を絞るほか、市場規模の算定や戦略体系の構築、競合先の状況把握等、事業シミュレーションを十分に行いリスクに備えております。これらのリスクが具現化した場合、その影響額は新規事業の規模や投資額等により異なるため予測は困難であると認識しております。 ⑥ 債権回収について 当社グループは、国内外で1万社を超える顧客と取引をしており、それぞれの顧客に対して与信管理を徹底しておりますが、顧客の経営状態の悪化などにより債権回収が困難になった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。債権回収リスクに関しては、顧客の経営状態の把握や、売掛金年齢管理による回収促進の徹底、取引信用保険等の債権保全策の導入など対策を講じておりますが、そのリスクを完全に回避できるものではなく、経済情勢等によっても変化するものと認識しております。しかしながら当社グループの取引先は数も多く分散していることから、リスクが顕在化した場合、その影響額は限定的であると認識しております。 ⑦ 国内物流体制について 当社グループは、国内物流について、資本業務提携先への業務委託により東京ロジスティクスセンター(以下、TLC)にて一括集中管理体制で運営することを基本とし、一部地域を除き翌日配送体制となっております。しかしながら、TLCでの何等かのトラブルや自然災害等による物流業務上での支障が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現状、TLCにおける物流業務については、委託先に当社社員が常駐し定期的な打合せを実施する一方で、トラブル発生時や自然災害発生時の物流対応についてルールを策定するなど業務上のリスク回避に向けた取組みを行っており、当該リスクの発生の可能性は低いと考えております。 ⑧ 情報システムについて 当社グループの事業は、販売管理システム及び生産管理システムをベースにオペレーションが行われているほか、様々な業務管理システムとコミュニケーションツール等を利用して日常業務が行われており、これらのシステムの運用上の安全性は十分に確保されていると考えております。しかしながら、自然災害、ハードウエア・ソフトウエアの不具合等を原因とするシステム障害や、ネットワークへの不正アクセス、コンピューターウイルスの感染等による情報漏洩など、予測不可能な事象が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現状、当社グループでは、各管理システムの安定稼働を維持するためデータセンターの活用を進めるとともに、情報システムの安全性や情報セキュリティ強化のため、関連規程を整備し、グループが保有する情報を適切に管理しております。また、昨今、在宅勤務等の拡大もあり、通信ネットワークの監視を通じた外部からの攻撃への対応等を強化するとともに、従業員の情報セキュリティ意識の向上を図るため教育・訓練を実施し、リスクの低減を図っております。これらの対応策により当該リスクが顕在化する可能性は低いと考えております。 ⑨ 固定資産について 当社グループは、顧客の幅広いニーズに対応すべく多くの生産設備等の固定資産を保有しております。これらについては「固定資産の減損に係る会計基準」を適用し、現時点で必要な減損処理は実施しておりますが、今後当社事業所及びグループ会社における損益やキャッシュ・フローの状況等によっては、さらに減損処理が必要となり当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、現時点で当該リスクの顕在化による当社グループへの影響は限定的であると認識しておりますが、今後、経営環境の変化を注視しながら、さらなる受注獲得やコスト低減に取組んでまいります。 (4)その他のリスク ① 人材について 当社グループは、優秀な人材の確保と育成を重要課題としております。グループの人事制度に基づいた人事諸施策を実施し、必要に応じ社外からの有能な人材を確保するとともに、グループにおいて定めた人材育成方針に基づき、多様な施策や取組みから人材の育成を行っております。しかしながら、これらの諸施策が有効に機能しなかった場合や、人材市場の状況により必要人材のタイムリーな確保ができない場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現状においては、社員の働き方を改革し、ワークライフバランスの最適化やダイバーシティ経営の実現に向けた取組み等を推進しております。また採用計画に基づく適切な採用活動を通じて安定した人材確保に努めており、これらのリスクが顕在化する可能性は低いと考えております。 ② 重要な訴訟等について 当社グループが、国内外で事業を行っていくうえで、各国の法制度の違いなどにより、知的財産権に関する訴訟の当事者となる可能性があります。このほか、事業を行っていくうえで重要な訴訟等が提起された場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループにおいては、保有する知的財産権の維持・保護には最善の努力を尽くしており、また事業に係る法律関連事項については専門家と十分協議して推進しており、現状、第三者との間で訴訟に発展するような案件が発生する可能性は低いと考えております。 ③ 税制度について 当社グループは、各国の税法を遵守し事業活動を行っておりますが、事業のグローバル化の進展にともない、特に海外において、税制の改正や税務行政の変更、また、税務申告や移転価格税制における各国の税務当局との見解の相違等により、予期せぬ税負担が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これらの対策として、各国の税制の理解や新たな税制改正の内容を正確に把握するなどグループ内の情報共有を緊密に行い、また、移転価格税制については、適宜専門家とも協議しながら移転価格ポリシーの整備等を進めており、これらのリスクが顕在化する可能性は低いと考えております。 ④ 環境対策について 当社グループは、企業の社会的責任として、環境問題への取組みを非常に重要な課題と位置付けておりますが、予期せぬ環境問題が発生した場合や、関連法規などの改正等により、生産設備の変更や廃棄物処理方法の変更が必要となった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現状、当社グループにおいては、「環境理念」や「環境行動指針」を定めるなど、環境問題に積極的に取組んでおり、当該リスクの顕在化の可能性は低いと考えております。 ⑤ 災害・感染症等について 当社グループは、日本国内の他、中国・東南アジア・インド・米国に製造・販売拠点等をもって事業を運営しておりますが、これらの事業拠点において、地震、台風等の自然災害や火災等の事故災害が発生した場合、あるいはそれらの災害により電力供給や通信インフラ等に深刻な支障が生じた場合、また、戦争・テロ等の勃発や感染症が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これらの災害等のリスクに対しては、被害の最小化と早期復旧を目的に、災害対応規程やBCP対応ガイドラインを定め、危機管理の徹底と速やかな対応体制の整備を図っております。また、感染症が発生した場合の対応策として、従業員の健康維持と感染拡大の防止を目的に、在宅勤務やWeb会議等の積極的な活用や従業員の体調管理の徹底を行うこととしております。これら災害や感染症等のリスクについては全てを回避することはできず、また、リスクの影響額を予測することは極めて困難であると考えております。
経営成績の分析 (MD&A)5,093字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 売上高について、日本においては、2023年10月の経営合理化を契機に整備途上である営業体制の再構築や、物価高による個人消費の停滞等の影響を受け、前年を下回る結果となりました。一方、中国においては自動車関連を中心に受注が堅調に推移したほか、東南アジア地域および欧米他地域では、積極的な展示会出展や販売代理店との関係強化により、前年を上回る売上となりました。なお、当社及びアスク、インドパンチを除くグループ各社の決算期は12月であり、2025年1月から12月の業績が当連結会計年度の業績となります。 この結果、国内売上高は11,016百万円(前期比5.1%減)、中国売上高は24,903百万円(前期比6.5%増)、東南アジア・インド地域の売上高は2,041百万円(前期比4.6%増)、欧米他地域の売上高は4,139百万円(前期比6.9%増)となり、連結売上高は42,100百万円(前期比3.1%増)となりました。 また、業種別では、自動車関連は17,784百万円(前期比3.4%増)、電子部品・半導体関連は7,199百万円(前期比3.0%増)、家電・精密機器関連は3,897百万円(前期比1.6%増)、その他は13,218百万円(前期比3.3%増)となりました。 利益面につきましては、日本における原材料の高騰や協力工場からの仕入れ品価格の上昇、エネルギーコストの高止まり等の影響が継続したものの、中国での売上増加等によりカバーしました。その結果、営業利益は2,031百万円(前期比20.5%増)、経常利益は2,201百万円(前期比36.4%増)となりました。一方で、当社が2022年10月に株式を取得したアスクののれんについて2026年3月期第3四半期に減損損失が発生したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は851百万円(前期比1.9%減)となりました。 (財政状態の状況) a. 資産の部 当連結会計年度末における総資産は34,300百万円となり、前連結会計年度末と比較し1,330百万円の増加となりました。これは、主として受取手形の増加、売掛金の増加等によるものであります。 b. 負債の部 総負債は11,220百万円となり、前連結会計年度末と比較し289百万円の増加となりました。これは、主として未払費用の増加、支払手形及び買掛金の増加等によるものであります。 c. 純資産の部 純資産は23,079百万円となり、前連結会計年度末と比較し1,041百万円の増加となりました。これは、主として親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加、為替換算調整勘定の増加等によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ16百万円減少し、6,433百万円となりました。 a. 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは1,865百万円の収入(前期は2,271百万円の収入)となりました。 これは、税金等調整前当期純利益1,688百万円、減損損失517百万円及び減価償却費1,177百万円の非資金項目の他、法人税の支払額790百万円、売上債権の増加額462百万円によるものであります。 b. 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは1,276百万円の支出(前期は2,415百万円の支出)となりました。 これは、有形固定資産の取得による支出1,064百万円等によるものであります。 c. 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは696百万円の支出(前期は181百万円の収入)となりました。 これは、短期借入金の純増による増加額900百万円、長期借入金の返済による支出923百万円、配当金の支払額519百万円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績を事業ごとに示すと、次のとおりであります。 事業の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内事業   (百万円) 4,285 97.2 海外事業   (百万円) 14,652 104.7 合計   (百万円) 18,937 102.9 (注)1.当社グループは、金型部品事業の単一セグメントであるため、「第1 企業の概況 3.事業の内容(2)当社グループの事業内容」に記載の国内事業及び海外事業の別に記載しております。 2.金額の表示は製造原価によっており、事業区分間の取引については相殺消去しております。 b. 受注実績 当社では標準製品の場合、受注から製造、出荷までを1日から数日で完了いたします。また、特注品でも、おおむね2週間以内の出荷となっております。したがって、受注残高は軽微であり受注実績の記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業ごとに示すと、次のとおりであります。 事業の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内事業   (百万円) 11,079 94.4 海外事業   (百万円) 31,021 106.7 合計   (百万円) 42,100 103.1 (注)1.当社グループは、金型部品事業の単一セグメントであるため、「第1 企業の概況 3.事業の内容(2)当社グループの事業内容」に記載の国内事業及び海外事業の別に記載しております。 2.事業区分間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (当社グループの当連結会計年度の経営成績等及び経営成績に重要な影響を与える要因) 当社グループは、創業60周年を迎える2034年度のありたい姿を示す長期ビジョン「Vision60」を2025年5月に策定しました。「脱・金型部品依存」をキーワードに掲げ、金型部品事業の持続的な成長に加え、成長事業と位置付けるFA事業の拡大に取組んでまいりました。また、2024年10月に締結した株式会社ミスミグループ本社との資本業務提携によるシナジー効果の発揮に向け、商品相互供給や物流面での連携強化を進めるとともに、特注品ビジネスを中心とした高付加価値化に取組んできました。 2026年3月期の経営数値目標としては、売上高39,880百万円、営業利益1,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益180百万円を掲げておりました。 これに対して経営成績は、売上高42,100百万円、営業利益2,031百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は851百万円となり、目標を上回る結果となりました。 財政状態につきましては、前連結会計年度末に対して、主として受取手形及び売掛金の増加等により総資産が増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加等により純資産が増加しました。その結果、自己資本比率は67.3%(前連結会計年度末は66.7%)となり、財務基盤の健全性は維持されております。 (経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、事業の収益性評価基準として「売上高営業利益率」を、総合的な経営効率の評価基準として「自己資本利益率(ROE)」及び「投下資本利益率(ROIC)」を重要な経営指標と定め、その向上に努めることを目標としております。 特にROICについては、「ROIC経営」の実践を通じて、稼ぐ力の強化によりROICの向上を図るとともに、「加重平均資本コスト(WACC)」の低減により、両数値の差であるEVAスプレッドを拡大することを目指します。なお、「VC28」においては、最終年度にROIC10.0%以上、ROE8.0%以上の達成を目標としております。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 当連結会計年度において、中国を中心とした海外事業が好調に推移したことで営業キャッシュ・フローはプラスとなりました。一方、投資については、成長に必要な投資の選択と集中で支出をコントロールし、フリー・キャッシュフローは589百万円となりました。 (財務政策) 当社グループが事業活動から得た資金については、健全な財務基盤を維持しつつ、成長戦略投資と株主還元に最適なバランスで分配することを方針としております。ROICを経営の中核指標とし、収益性の改善、成長投資、株主還元を一体で考える経営への転換により、キャピタルアロケーションの基本方針に則り、資本コストや株価を意識した経営をより一層徹底してまいります。 資本コストや株価を意識した経営について (資本効率性の目標数値) 「VC28」の最終年度である2029年3月期において、ROEは8.0%以上、ROICは10.0%以上とし、ROE・ROICを株主資本コスト・WACC以上に引き上げることを目標としております。 (取組み) これらの目標達成のためには、資本収益性と株式市場での評価の両面において、向上に向けた取組みが必要と認識しております。具体的には、①DXと自動化の推進、特注品拡販による収益性の向上 ②安定配当の継続と機動的な自己株式取得による財務健全性と株主還元の両立 ③FA事業拡大とM&Aによる事業領域の拡大 ④積極的な情報開示とESG重視のIR強化による株主対話の推進 等に取組んでまいります。PBR1倍超の実現に向け、成長期待の醸成と株主・投資家との信頼関係を深め、市場から正当に評価される企業を目指します。 (キャピタルアロケーション) 「VC28」では、成長投資を最優先としつつ、株主還元にも注力する方針です。 営業キャッシュフローを中心に、設備投資、M&A、R&D投資を行い、健全な財務構造を維持しながら企業価値向上につなげてまいります。 (株主還元方針) 株主還元については、配当性向30%以上、DOE3%以上を基準とした安定配当を継続いたします。また、市場環境や業績動向・財務状況を踏まえ、自己株式の取得を機動的に実施し、業績変動に左右されにくい還元方針をあわせることで、中長期的な株主価値の向上を目指してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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