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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

石井表記

ISHII HYOKI CO.,LTD.6336 · Standard · 機械

プリント基板製造装置とメンブレンスイッチなどの電子部品を手がける、製造装置と部品の両輪で事業を展開する企業。

概要

株式会社石井表記は、広島県福山市に本社を置く電子機器部品製造装置とディスプレイ・電子部品のメーカーである。1973年にネームプレート製造業として創業し、現在はプリント基板製造装置、液晶用インクジェットコーター、メンブレンスイッチパネルなどを開発・製造・販売する。連結売上高は157億円(2026年1月期)、従業員は695名。国内外にグループ会社6社を擁し、自動車・エレクトロニクス産業を主な顧客とする。

電子機器部品製造装置と電子部品の二軸事業

石井表記の事業は、電子機器部品製造装置、ディスプレイ及び電子部品、その他の3セグメントで構成される。電子機器部品製造装置セグメントは、プリント基板の研磨・洗浄・メッキに用いる装置や、液晶パネル向けインクジェットコーターを手がける。ディスプレイ及び電子部品セグメントは、自動車や工作機械向けの操作パネル、メンブレンスイッチパネル、プリント基板実装、シルク印刷製品、ネームプレートなどを生産する。2026年1月期の売上高構成は、ディスプレイ及び電子部品が108億円(構成比69%)、電子機器部品製造装置が49億円(同31%)である。装置セグメントは高い営業利益率(16.5%)を稼ぐのに対し、部品セグメントは利益率が低いものの売上規模が大きく、両輪で収益を支える。

連結売上高148億円から157億円への成長軌道

2026年1月期の連結売上高は156億51百万円(前期比5.6%増)、営業利益は11億40百万円(同25.7%増)と増収増益を達成した。過去10年の推移をみると、売上高は2013年1月期の78億円から2023年1月期には182億円まで拡大したが、その後はやや減少し2025年1月期に148億円に落ち込んだ。2026年1月期は再び増加に転じた。営業利益は2023年1月期の16億円をピークに変動し、2025年1月期は9億円、2026年1月期は11億円と回復傾向にある。経営指標として売上高経常利益率を重視しており、収益の安定化と永続的成長を目標に掲げる。財務体質は自己資本比率66.9%と健全であり、長期借入金の圧縮を進めている。

フィリピン・中国を核とする海外生産拠点

石井表記は、日本国内の本社工場(広島県福山市)と明石工場(兵庫県明石市)に加え、フィリピンと中国に生産子会社を有する。フィリピンのJPN,INC.は1989年に合弁で設立され、シルク印刷・ラベル印刷製品を生産する。中国では上海賽路客電子有限公司が電子部品実装を、上海賽路客供応鏈科技有限公司がサプライチェーン管理を担う。また、蘇州にISHII HYOKI(SUZHOU)CO.,LTD.を設立し、装置の現地販売・サービスを行う。かつては米国(ISHII HYOKI(AMERICA))と英国(ISHII HYOKI EUROPE)に子会社があったが、それぞれ2007年と2004年に売却・清算され、現在はアジア地域に重点を置く。海外売上高比率は開示されていないが、中国子会社の業績は増加傾向にある。

自動車・AI向け半導体・液晶を主戦場とする市場

売上の多くを占めるディスプレイ及び電子部品セグメントは、自動車メーカーや工作機械・産業機械メーカーを主要顧客とする。自動車向け印刷製品や操作パネルは顧客の生産調整の影響を受けやすく、2026年1月期は減収となった。一方、電子機器部品製造装置セグメントは、スマートフォン・パソコン向け民生機器の需要低迷を補って、AI関連向けパッケージ基板の設備投資増加が追い風となった。高機能材料向けメッキ設備の受注も貢献した。液晶関連分野では、大型液晶パネル向けインクジェットコーターを販売するが、液晶パネル需要の長期的な縮小が予想され、装置販売は減少傾向にある。そのため、同社は塗布技術を液晶以外の分野へ展開する戦略をとる。

連結子会社6社で構成されるグループ体制

石井表記は、連結子会社6社(孫会社1社を含む)でグループを形成する。連結対象は、ISHII HYOKI(SUZHOU)CO.,LTD.(中国蘇州、装置販売・サービス)、株式会社CAP(国内、装置関連)、JPN,INC.(フィリピン、シルク印刷)、上海賽路客電子有限公司(中国、電子部品実装)、上海賽路客供応鏈科技有限公司(中国、サプライチェーン)、株式会社トリアス(国内、その他)である。このうちJPN,INC.は当初合弁で設立されたが1993年に子会社化された。中国子会社は電子部品実装需要の増加で業績が好調であり、グループ全体の収益に貢献している。国内では株式会社ノーブル(1990年設立)が合弁で存在したが、現在はグループから外れている。グループ全体で一貫生産体制を強みとし、内部基板から表示シートまでの垂直統合を可能にする。

業界の中での役割はプリント基板製造装置のサプライヤーであり、電子部品のメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
157億円
営業利益
11億円
営業利益率
7.0%
純利益
9億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電子機器部品製造装置主力

プリント基板の研磨、洗浄、現像、エッチング、メッキなどの製造装置を開発・販売。特に研磨機やジェットスクラブ機に強みを持ち、セラミック基板や板金向けにも展開。

主な製品・サービス3
プリント基板製造装置(研磨機・ジェットスクラブ機など)
プリント基板の研磨・洗浄・現像・エッチング・剥離・銅メッキを行う一連の製造装置群。
セラミックジェットスクラブ機
セラミック基板の表面処理に用いるジェットスクラブ装置。
インクジェットコーター
インクジェット方式で基板に塗布を行う装置。

02ディスプレイ及び電子部品主力

メンブレンスイッチパネル、プリント基板、実装、シルク印刷、精密板金、ネームプレート、樹脂ケースなどを製造。車載部品向け印刷も手がける。

主な製品・サービス8
メンブレンスイッチパネル
薄型のスイッチパネル。家電・産業機器の操作部に使用される。
イクセルスイッチパネル
メンブレンスイッチの一種で、耐久性やデザイン性に優れる。
プリント基板
電子回路を形成する基板。
プリント基板実装
基板に電子部品を実装するサービス。
シルク印刷
シルクスクリーン印刷による回路形成や表示印刷。
精密板金
精密な板金加工部品。
ネームプレート
製品名やロゴを表示する金属・樹脂製プレート。
樹脂ケース
電子機器の外装用樹脂ケース。

製品と技術

プリント基板製造の中核工程をカバーする装置群

石井表記の電子機器部品製造装置の主力は、プリント基板の研磨・表面処理・洗浄・メッキ工程に用いる装置である。具体的には、研磨機、ジェットスクラブ機、超音波洗浄機、水洗乾燥機、現像エッチング剥離機、銅メッキラインなどをラインアップする。1996年に発売したDESラインは、これらの工程を統合したシステムであり、高精度な基板加工を実現する。近年はAI関連向けパッケージ基板向けの需要が高まり、高機能材料向けメッキ設備も受注している。また、セラミック基板向けのジェットスクラブ機や、板金用研磨機も提供する。これらの装置は主にスマートフォン、パソコン、半導体パッケージ基板の製造ラインで使用される。

大型液晶パネル向けインクジェット塗布技術

2007年に製品化した液晶配向膜塗布装置は、インクジェット方式を用いて大型液晶パネルに配向膜を均一に塗布する装置である。塗布のスピードと均一性に優れ、従来の印刷方式に比べて材料効率が高い。この装置は液晶パネルメーカー向けに販売され、生産消耗品(インク・メンテナンス部品)の継続販売も収益源となっている。しかし、液晶パネル需要の長期的な縮小に伴い、装置本体の販売は減少傾向にある。同社はこのインクジェット塗布技術を液晶以外の分野(例えば、有機ELや電子ペーパー、機能性フィルムなど)に応用する取り組みを進めており、試作機の販売から量産機の受注を目指している。

メンブレンスイッチパネルと操作パネルの一貫生産

ディスプレイ及び電子部品セグメントの中核製品がメンブレンスイッチパネルである。これは薄いフィルム状のスイッチで、工作機械や産業機械、医療機器などの操作パネルに広く使われる。同社はさらに高意匠性の「イクセルスイッチパネル」もラインアップする。これらの製品は、プリント基板の設計・実装、表示シートの印刷、樹脂ケースの成形までを一貫して自社で行うことを強みとする。顧客のニーズに応じて、内部基板と表示シートをワンストップで供給できる体制を構築している。自動車向け印刷製品(加飾パネルなど)も同様の技術で生産され、車載部品の意匠性向上に貢献する。

シルク印刷・ネームプレートから派生する多様な印刷製品

創業時からのネームプレート製造に加え、石井表記はシルク印刷技術を応用した多様な製品を手がける。連結子会社JPN,INC.はフィリピンでシルク印刷によるラベル・銘板を生産し、日系企業を含む顧客に供給する。国内では精密板金加工や樹脂ケースの製造も行い、電子機器の筐体部品をトータルに提供する。上海賽路客電子有限公司では電子部品実装(プリント基板への部品実装)を主力とし、EV関連の需要を取り込んでいる。これらの印刷・実装技術は、インクジェット塗布やメッキ技術と並んで、同社の製造技術の基盤をなす。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

プリント配線板関連装置、小型ニッチ

石井表記は、プリント配線板(PCB)や半導体パッケージ向け検査・加工装置を手掛ける。同業の日本製鋼所(産業機械)や三浦工業(ボイラ)と比べ、非常にニッチな市場に特化。売上高は2025年1月期148億円、営業利益率6.08%と堅調。2026年1月期は売上高157億円、営業利益率7.01%と増収増益予想。電子部品需要の変動に影響を受けやすいが、高精度技術で差別化。顧客の設備投資動向に依存する。

強み

  • PCB検査・加工で特定工程に強み。高精度が評価され、大手顧客と取引。
  • 営業利益率6.08%(2025年1月期)と業界平均並みで、更に改善見込み。
  • 2026年1月期も増収予想で、電子部品市場の拡大が追い風。
  • 顧客ニーズに応じたカスタム装置を提供し、代替困難なポジション。

課題

  • PCB関連装置市場は小さく、成長の天井が低い。事業拡大には新分野が必要。
  • 電子部品市況に左右され、設備投資の一時停止が業績に直撃する。
  • 技術進歩が速く、競合製品との差別化を継続するための開発投資が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が石井表記

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16294オカダアイヨン164億円10.6倍
26390加藤製作所157億円3.4倍
36224JRC156億円11.4倍
46405鈴茂器工155億円23.5倍
56316丸山製作所152億円10.2倍
66336石井表記150億円16.6倍
76165パンチ工業150億円17.6倍
86149小田原エンジニアリング144億円6.4倍
96255エヌ・ピー・シー143億円17.6倍
106464ツバキ・ナカシマ143億円
116291日本エアーテック141億円12.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

ネームプレート製造業として広島で創業した1973年

1973年4月、株式会社石井表記は広島県福山市においてネームプレートの製造及び販売を目的として設立された。創業の地は現在の本社所在地(神辺町旭丘)とは異なり、当初は福山市内の別の場所にあった。翌1974年5月には福山工場を開設し、生産体制を整えた。1978年3月には本社を福山市春日町能島に移転した。創業期はネームプレート専業であったが、まもなく事業領域を拡大する転機を迎える。

プリント基板製造装置に参入した1981年

1981年1月、石井表記はプリント基板製造装置の製造販売を開始した。これが後の主力事業の源流となる。同年10月には米国ロサンゼルスにHYOKI USA,INC.を合弁で設立し、海外販売の足がかりを築いた。1982年10月には有限会社ヒカリマーク(兵庫県明石市)に資本参加、のちに合併して明石工場兼営業所とした。1984年から1989年にかけて東京・広島・大阪・名古屋に営業所を開設し、国内販売網を整備した。1989年4月には新たにメンブレンスイッチパネルの製造販売を開始し、事業を多角化した。

フィリピン子会社設立と本社移転の1990年前後

1989年10月、フィリピンのカビテ州ロサリオ市にJapan Philippines Nameplates,Inc.(JPN,INC.)を合弁で設立した。これが現在も続く海外生産拠点の原点である。1990年7月には株式会社ノーブルを合弁で設立、同年9月には伊藤忠商事と半導体製造機器の販売代理店契約を締結した。1991年1月には神辺工場を開設、同年4月には本社を現在地である広島県深安郡神辺町旭丘(現福山市)に移転した。1991年9月には米国子会社をISHII HYOKI(AMERICA),INC.に改組し、カーソン市で事業を継続した。

DESライン発売と欧州子会社設立の1996〜1998年

1996年9月、石井表記はDESライン(プリント基板製造装置)の製造販売を開始した。これは同社の装置事業の中核製品となる。1997年5月には横浜営業所を開設し、関東圏の顧客対応を強化した。1998年5月には英国ノースシールド市にISHII HYOKI EUROPE CO.,LTD.を設立し、欧州市場への直接販売を試みた。しかし欧州子会社は2004年3月に清算され、短期間で撤退することになる。この時期は国内営業網の拡充も進み、1993年までに諏訪、滋賀、新潟に営業所を設けたが、2002年3月には諏訪営業所を閉鎖するなど、効率化も図られた。

広島証券取引所上場と東京市場への鞍替え(1999〜2000年)

1999年12月、石井表記は広島証券取引所に株式を上場した。しかし上場からわずか3ヶ月後の2000年3月、広島証券取引所と東京証券取引所が合併したため、同社の株式は自動的に東京証券取引所市場第二部に上場されることとなった。これにより、より多くの投資家への認知が可能となった。2000年7月には株式会社リードシステムに資本参加し、グループを拡大した。上場後、資金調達力が向上し、後の新規事業への投資を可能にした。

太陽電池事業への進出と装置販売開始(2002〜2004年)

2002年5月、石井表記は太陽電池ウェーハの製造販売を開始し、新エネルギー分野に参入した。さらに2004年2月には太陽電池ウェーハ製造機器の製造販売も開始し、装置と製品の両面から同事業を展開した。同年8月には株式会社スペンドールキャットを合弁で設立したが、その後の動向は沿革に記載がない。太陽電池事業はその後、売上高にどの程度貢献したかは不明だが、2026年現在のセグメント区分には含まれておらず、同事業は縮小または撤退した可能性がある。この時期には2004年3月に英国子会社を清算するなど、事業の整理も並行して進められた。

液晶配向膜塗布装置の開発と米国子会社売却(2007年)

2007年1月、石井表記は液晶配向膜塗布装置の製造販売を開始した。これはインクジェット方式を採用した大型液晶パネル向けのコーターであり、現在のインクジェットコーター事業の基盤となった。同年3月には米国子会社ISHII HYOKI(AMERICA),INC.を売却し、北米からの完全撤退を決断した。これにより海外子会社はフィリピンと中国に絞られることとなった。2007年以降、沿革に記載される新規事業の開始や組織変更はなく、既存事業の深化と海外子会社の運営に注力するフェーズに入った。

AI向けパッケージ基板需要が追い風となる2020年代

沿革には記載がないが、財務データと経営分析から、2020年代に入り石井表記は新たな成長局面を迎えた。2023年1月期には売上高182億円と過去最高を記録。その後、民生機器向け需要の停滞で一時減収したものの、2026年1月期にはAI関連向けパッケージ基板の設備投資増加により装置事業が回復した。液晶関連装置は需要縮小に直面する一方、中国子会社の電子部品実装事業が成長し、全体を支えた。同社は塗布技術の他分野展開や自動車向け加飾部品の開拓を進め、液晶依存からの脱却を図っている。

年表37件を開く

1970年代

  • 1973年4月創業ネームプレートの製造及び販売を目的として株式会社石井表記(広島県福山市)を設立
  • 1974年5月福山工場(広島県福山市)を開設
  • 1978年3月本社を広島県福山市春日町能島424番地に移転

1980年代

  • 1981年1月プリント基板製造装置の製造販売を開始
  • 1981年10月HYOKI USA,INC.(米国ロサンゼルス)を合弁で設立
  • 1982年10月有限会社ヒカリマーク(兵庫県明石市)に資本参加
  • 1984年3月東京営業所(東京都板橋区)を開設
  • 1986年7月M&A有限会社ヒカリマークを合併し明石工場兼営業所(兵庫県明石市)を開設
  • 1986年9月広島営業所(広島県東広島市)を開設
  • 1989年3月大阪営業所(大阪市淀川区)を開設(現 大阪府吹田市)
  • 1989年4月メンブレンスイッチパネルの製造販売を開始
  • 1989年6月名古屋営業所(愛知県一宮市)を開設
  • 1989年10月Japan Philippines Nameplates,Inc.(以下、「JPN,INC.」という)(フィリピン国カビテ州ロサリオ市)を合弁で設立(現 連結子会社)

1990年代

  • 1990年7月株式会社ノーブル(広島県福山市)を合弁で設立
  • 1990年9月伊藤忠商事株式会社と半導体製造機器の販売代理店契約を締結
  • 1991年1月神辺工場(広島県深安郡神辺町)を開設(現 広島県福山市神辺町)
  • 1991年4月本社を広島県深安郡神辺町旭丘5番地に移転(現 広島県福山市神辺町旭丘5番地)
  • 1991年9月創業HYOKI USA,INC.を休眠させ同社の事業を引き継ぎ新たにISHII HYOKI(AMERICA),INC.(米国カリフォルニア州カーソン市)を設立
  • 1991年11月諏訪営業所(長野県諏訪市)を開設
  • 1992年5月本社工場(広島県深安郡神辺町)を増設(現 広島県福山市神辺町)
  • 1993年2月滋賀営業所(滋賀県草津市)を開設
  • 1993年3月M&AJPN,INC.に追加投資し子会社化
  • 1993年7月新潟営業所(新潟県長岡市)を開設
  • 1996年9月DESライン(プリント基板製造装置)の製造販売を開始
  • 1997年5月横浜営業所(川崎市宮前区)を開設
  • 1998年5月創業ISHII HYOKI EUROPE CO.,LTD.(英国ノースシールド市)を設立
  • 1999年12月上場広島証券取引所に上場

2000年代

  • 2000年3月上場広島証券取引所と東京証券取引所の合併により東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2000年7月株式会社リードシステム(広島県福山市)に資本参加
  • 2002年2月千葉営業所(千葉県市川市)を開設
  • 2002年3月諏訪営業所を閉鎖
  • 2002年5月太陽電池ウェーハの製造販売を開始
  • 2004年2月太陽電池ウェーハ製造機器の製造販売を開始
  • 2004年3月ISHII HYOKI EUROPE CO.,LTD.を清算
  • 2004年8月株式会社スペンドールキャット(広島県東広島市)を合弁で設立
  • 2007年1月液晶配向膜塗布装置の製造販売を開始
  • 2007年3月ISHII HYOKI(AMERICA),INC.を売却

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高収益の技術集団への進化

    成長分野の開発力強化、不要な在庫削減、コストダウンなど製造業の原点回帰に注力。適時適材適所の人事制度再構築により、高付加価値製品の技術開発と新規市場開拓を推進。

  2. 02

    財務体質の強化

    連結キャッシュ・フロー改善のため、在庫削減、債権回収早期化、歩留り向上による短納期・低コスト化に継続的に取り組む。

  3. 03

    事業安定化と特定領域依存からの転換

    自動車向け印刷製品は海外含め加飾部品など意匠性の高い車載部品を提案。液晶関連は中国以外の市場開拓、塗布技術の他分野展開により、インクジェット試作機販売から量産機受注を目指す。

  4. 04

    資本コストと株価を意識した経営

    PBR1倍割れの改善のため、営業所統廃合、遊休資産売却、有利子負債削減、研究開発継続、人的資本経営推進、IR拡充、株主還元(配当増額・自己株式取得)に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で695人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は536万円で、9期前と比べて+14.6%平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は21.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月541
2018年1月586
2019年1月599
2020年1月46741.517.0649
2021年1月47342.617.8655
2022年1月52043.918.7663
2023年1月52744.419.4674
2024年1月52545.520.0667
2025年1月51346.120.8672134
2026年1月53647.021.6695158

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 2 / 海外 4、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社工場 — 広島県福山市神辺町1,588百万円
電子機器部品製造装置 ディスプレイ及び電子部品 全社統括業務
社宅、その他 — 広島県福山市他1,237百万円
その他
本社工場 — 中国上海市915百万円
ディスプレイ及び電子部品
本社工場 — フィリピン国カビテ州ロサリオ市621百万円
ディスプレイ及び電子部品
ソーラー工場 — 広島県福山市神辺町420百万円
東京営業所 — 東京都板橋区71百万円
電子機器部品製造装置 ディスプレイ及び電子部品
大阪営業所 — 大阪府吹田市45百万円
ディスプレイ及び電子部品
名古屋営業所 — 愛知県一宮市26百万円
ディスプレイ及び電子部品
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    JPN,INC. (注)2
    フィリピン国カビテ州ロサリオ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ISHII HYOKI (SUZHOU)CO.,LTD. (注)2
    中国江蘇省 蘇州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トリアス
    広島県福山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海賽路客電子有限公司(注)2.4
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社CAP(注)2
    沖縄県 うるま市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海賽路客供応鏈科技有限公司(注)3
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は157億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.1%、利益が+22.2%。

売上高
+6.1%
157億円
営業利益
+22.2%
11億円
純利益
+12.5%
9億円
営業利益率
7.0%
前期比 +0.9%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は82億円、営業利益は6億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+12.3%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q566
2024年1Q48612.55
2024年2Q3738.13
2024年3Q3837.92
2024年4Q441
2025年1Q3213.11
2025年2Q4337.03
2025年4Q7356.84
2026年2Q7556.75
2026年4Q8267.34

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は78億円から157億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年1月78−18
2014年1月61−1−1
2015年1月68610
2016年1月9476
2017年1月9445
2018年1月1291312
2019年1月1321511
2020年1月10421
2021年1月116117
2022年1月1441715
2023年1月1822016
2024年1月1671711
2025年1月1489116.18
2026年1月15711127.09

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高157億円のうち、営業利益として残るのは11億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.1%121億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
5.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.0pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが13億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は30億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月−15416−1122
2014年1月12−5321
2015年1月133−81630
2016年1月7−4−11322
2017年1月9−1−13816
2018年1月15−6−12912
2019年1月13−3−41018
2020年1月4−80−414
2021年1月21−5−71623
2022年1月17−4−111327
2023年1月17−11−7628
2024年1月6−141−822
2025年1月23−6−181723
2026年1月132−91530

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は159億円。このうち返さなくてよい自己資本が106億円で、自己資本比率は66.9%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月10751023.4
2014年1月1024983.6
2015年1月1231710613.5
2016年1月114239119.9
2017年1月1231810514.5
2018年1月118219717.4
2019年1月119318825.1
2020年1月123319224.9
2021年1月124378729.6
2022年1月135558040.5
2023年1月162748845.7
2024年1月167878052.1
2025年1月157976062.0
2026年1月1591065366.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
44億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
81億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
53億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中79位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中148位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.9%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.1%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,835で、1年前と比べて+175.3%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥1,835+0.4%1ヶ月+18.5%1年+175.3%時価総額150億円
過去52週の値幅
安値¥636高値¥2,288

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.6倍
PBR1.35倍
配当利回り1.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に8.81%下落し1656円。8月18日の1816円から2日で9%下落。25日線1669円をほぼ横ばい、75日線1561円を上回る。52週高値2288円からは約28%下落。1ヶ月で-6.76%と下落基調。RSIは61.14とやや高め。出来高は8月19日に6.8万株と増加。週足では8月17日の1796円を高値に上昇トレンドが続いていたが、今回の下落で転換の可能性。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは14.5倍と同業界平均の24.5倍を大幅に下回り、PBRも1.23倍と平均1.64倍を下回る。ROEは8.74%と健全で、収益性が評価される。配当利回りは1.68%と平均2.69%を下回るが、配当性向は46.7%と安定している。業績は売上高の変動があるものの、営業利益率は改善傾向。割安ながら成長性や配当の魅力には限界があり、総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.6倍22.7倍
PBR1.35倍1.50倍
ROE8.7%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

デジタル化による紙需要の減少が懸念される一方、物流関連やラベル用途など新たな需要の創出が成長の鍵を握る。強気派は、新製品投入やコスト削減効果による業績回復を期待し、弱気派は、既存事業の構造的な縮小が続く中で、成長戦略の明確化が不十分とみる。

プラスに働く材料7
  • 新分野への進出

    物流向けのラベル・シールなど非紙媒体の需要獲得に注力し、売上拡大を狙う。

  • コスト削減効果

    生産効率の改善や固定費削減により、営業利益率は回復傾向にある。

  • 株価の上昇余地

    過去1年で株価は上昇しており、市場は成長期待を織り込み始めている。

  • 営業利益11億円と前期比22%増通年影響

    2026/1期の営業利益は9億円から11億円に増加。増益率は22.2%

  • 売上高157億円に回復通年影響

    売上高は148億円から157億円へ6.1%増。需要回復が続く

  • 営業利益率7.01%に改善通年影響

    営業利益率は6.08%から7.01%へ0.93pt上昇。収益力が高まった

  • 株価1年149%上昇のモメンタム継続影響

    1年リターンは149.5%。相場選好で需給が締まる

マイナスに働く材料7
  • 需要の構造減

    電子化の進展で感熱紙など主力製品の需要は長期的に減少。

  • 業績の下振れ

    直近の売上高は減少傾向で、2025年1月期も減収減益が続く。

  • 成長戦略の不明確さ

    新規分野の規模が小さく、収益への寄与はまだ限定的。

  • 株価急騰でPER14.48倍まで膨張継続影響

    株価は1年で約2.5倍に上昇。PER14.48倍は割高感がある

  • 売上高は167億円のピークを未回復通年影響

    2026/1期の売上高157億円は、2024/1期の167億円に10億円届かない

  • 純利益9億円と収益規模が小さい不定影響

    純利益は8億円から9億円。2025/1期には減益を経験し業績ブレが大きい

  • 配当利回り1.68%と株主還元が低い通年影響

    配当利回り1.68%は相対的に低く、還元拡大が乏しい

次の決算で確かめる点
売上高の推移
主力製品の需要減が続く中、売上高の増減が経営戦略の成否を示す。
営業利益率
コスト削減や高付加価値製品の販売が進んでいるか確認するため。
非紙分野の売上比率
新規分野の成長が全体の業績を下支えできるか測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+40.0%いまの株価に対する利回りは1.53%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
1.53%
いまの株価に対して
配当性向
46.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年1月1011.7
2020年1月100.0
2021年1月100.019.3
2022年1月100.09.2
2023年1月100.08.4
2024年1月1550.016.4
2025年1月2033.318.4
2026年1月2840.046.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ2,622人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.2%を占め、残る63.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他81.779.983.782.759.757.8
事業法人5.13.94.53.928.831.1
金融機関6.27.16.05.95.75.0
証券会社5.47.54.76.04.73.8
自己株式0.30.30.30.30.32.3
外国法人1.41.50.71.11.12.1
外国人個人0.20.00.40.30.00.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱アイエフエム24.04
02石井敏博7.52
03イシイヒョーキ従業員持株会7.13
04大善彰総2.18
05大和証券㈱1.91
06石井朋子1.69
07島根良明1.47
08㈱広島銀行1.35
09㈱三菱UFJ銀行1.32
10㈱もみじ銀行1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+8%、1株純資産は11期で+1748%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年1月1022.3
2014年1月−16−27.6
2015年1月11894.64.9
2016年1月727231.16.5
2017年1月5810623.98.2
2018年1月14925263.69.8
2019年1月13036641.95.111.7
2020年1月133753.551.9
2021年1月8945121.69.419.3
2022年1月18367032.64.19.2
2023年1月20191025.43.48.4
2024年1月1351,06513.75.316.4
2025年1月971,1958.65.318.4
2026年1月1111,3338.76.746.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/1期の役員報酬は総額86百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石井峯夫代表取締役会長821,966,406
山本晋宏代表取締役社長636,825
松井忠則常務取締役 管理本部長607,381
岩永浩司取締役 デバイス事業本部長544,685
松井誠治取締役 装置事業本部長564,185
石井裕工取締役69291
本田祐二取締役71291
渡邊伸樹常勤監査役692,945
森末辰彦監査役741,471
松岡清史監査役83

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5686814
社外取締役411113
監査役1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容677字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社石井表記)及び連結子会社6社(孫会社1社を含む)により構成され、電子機器部品製造装置、ディスプレイ及び電子部品、その他の3部門にわたって、製品の開発、生産、販売、サービスに至る幅広い事業活動を展開しております。 各部門における主な事業の内容と当社及び関係会社の当該事業における位置付けは以下のとおりであります。なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 主な事業内容   当社及び関係会社の当該事業における位置付け [電子機器部品製造装置] プリント基板製造装置(研磨機・ジェットスクラブ機・超音波洗浄機・水洗乾燥機・現像エッチング剥離機・銅メッキライン)、セラミックジェットスクラブ機、板金用の研磨機、インクジェットコーター   当社 <連結子会社> ISHII HYOKI(SUZHOU)CO.,LTD. 株式会社CAP [ディスプレイ及び電子部品] メンブレンスイッチパネル、イクセルスイッチパネル、プリント基板、プリント基板実装、シルク印刷、精密板金、ネームプレート、樹脂ケース、車載部品向け印刷   当社 <連結子会社> JPN,INC. 上海賽路客電子有限公司 上海賽路客供応鏈科技有限公司 [その他]     <連結子会社> 株式会社トリアス 事業の概要図は次のとおりであります。                           (●連結子会社)
経営方針・対処すべき課題3,086字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.経営方針 当社グループは経営理念として、“「独創的」な製品作りに情熱を持って「挑戦」し、会社と社員の永遠の幸福を目指す”を掲げ、1963年の創業以来、技術を原点としたハイテクに情熱を傾ける技術集団として、高い信頼性を得て社会の発展に努力してまいりました。今後も、高付加価値製品の技術開発に注力し、既存市場のみならず、新規市場の開拓を続けてまいる所存であります。この経営理念実現のために、以下のことを当社グループ一丸となって推進してまいります。 (1) 世界一の技術集団として永遠の成長を目指す。 (2) 「人」を大切にし、活躍の場を提供する。 (3) 地域に根ざした企業活動を通じ、経済社会に貢献する。 2.目標とする経営指標 当社グループは本業に加え為替変動等、営業外のリスクも考慮した経営管理を行うことを目的に売上高経常利益率を経営指標としております。コア技術の深掘り、横展開による新製品開発、新市場の開拓及び低コスト化の推進により、常に安定的な収益と永続的成長を目指してまいります。 3.経営環境 当社グループの経営環境は次のとおりであります。 (電子機器部品製造装置) プリント基板分野では、当社グループはプリント基板の製造工程における研磨、表面処理を行う装置を販売しております。当連結会計年度はスマートフォンやパソコン等の民生機器向けの基板設備投資は停滞しておりますが、AI関連向けパッケージ基板の設備投資が増加したことや生産消耗品の販売が増加したこと、高機能材料向けメッキ設備を売上計上したことなどから、前連結会計年度と比較し売上高は増加しました。 液晶関連分野におきましては、当社グループは塗布のスピード・均一性に優れた大型液晶パネル向けのインクジェットコーターを販売しております。当連結会計年度におきましては、液晶パネル需要の大幅な回復は見られないなかで、生産消耗品の販売は増加しましたが、液晶パネル製造装置の販売が減少し、売上高は前連結会計年度を下回りました。長期的にも液晶パネル需要は縮小し、大型液晶パネル向けの投資も減少していくものと予想しております。 (ディスプレイ及び電子部品) 自動車向け印刷製品は、顧客の生産調整が続き前連結会計年度と比較して売上高は減少いたしました。 工作機械及び産業用機械分野については、当社グループは機械の操作パネルを供給しております。内部基板、表示シートを一貫生産し顧客ニーズに的確に対応することを強みとしております。当連結会計年度におきましても顧客の生産調整の影響を受け売上高は前連結会計年度と比較し減少しております。 連結子会社であるJPN,INC.はフィリピンでシルク・ラベル印刷製品を生産しております。当連結会計年度におきましては新規顧客開拓や既存顧客の新規量産品獲得に注力したことなどから売上高は前連結会計年度並みとなりましたが、利益面では原材料価格上昇等の影響から前連結会計年度を下回りました。 電子部品実装を主力とする上海賽路客電子有限公司においてはEV関連の電子部品実装需要など主要顧客からの受注が増加基調となり前連結会計年度と比較して増収増益となりました。 今後も中国経済全般の動向、アメリカの政策動向に起因する減産リスクに留意する必要があります。 4.経営戦略及び対処すべき課題 このような経営環境のもと、当社グループが認識している対処すべき課題及び対応策は次のとおりであります。 (1) 高収益の技術集団を目指す 当社グループは創業以来、顧客ニーズに即した新製品の開発を行うとともに新規顧客の開拓に取り組んでまいりました。今後も顧客に対して、高い生産性の装置を提供すること、オンデマンドに製品提供を行うことが、当社グループの安定と成長に結びつくものであると考えております。そのために、成長見込みの高い分野に対しての開発力強化、不要な在庫の削減、着実なコストダウンの実現など、製造業の原点回帰に注力いたします。また、変化が速くグローバルな市場環境において成長するため、今後も適時・適材・適所をボーダレスに実現する人事制度の再構築を進める所存であります。 (2) 財務体質の強化 機動的な経営を実現するために、財務的基盤を安定させることが重要であると考え、連結キャッシュ・フロー改善を推進してまいります。業務効率改善推進による在庫の削減、債権回収の早期化、歩留りの向上による短納期・低コスト化に挑戦し続けてまいります。 (3) 優先的に対処すべき事業上の課題 ① さらなる事業の安定化と特定事業領域への依存からの転換 当連結会計年度において、自動車向け印刷製品は顧客の生産調整が続き、売上高は減少いたしました。 市場規模の大きい自動車業界において同事業を安定的に拡張していくため、海外市場も含め当社の印刷技術を応用して加飾部品などの意匠性の高い車載部品を提案できるよう取り組みを続けております。 液晶関連分野におきましては、液晶パネル需要の大幅な回復は見られないなかで、生産消耗品の販売は増加しましたが、液晶パネル製造装置の販売が減少したことなどから売上高は減少しました。今後液晶パネル需要は減少していくことが想定されるなかで、環境変化に対応していく必要があります。液晶関連製品では、中国以外の市場へのアプローチを検討していきます。 また、当社グループの持つ塗布技術を液晶関連以外の市場においても展開できるよう取り組みを続けております。インクジェット塗布技術は、環境負荷低減の観点から様々な分野から注目されており、顧客ニーズに沿った試作機を販売することで量産機受注へと繋げていきたいと考えております。 ② 仕入価格の高騰及び調達納期の長期化 原油価格の高騰等に起因して、原材料価格の高騰や仕入納期の長期化が続いております。当社グループでは各種製品の販売価格の見直し、及び購買先の多様化、まとめ買いによる在庫の確保等の対策を講じております。 ③ 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取り組みについて 上場企業である当社にとって「企業価値の向上」は重要課題であり、東京証券取引所からも「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を要請されています。当連結会計年度においては、改めて当社グループの現状を分析、評価し、改善に向けた今後の取り組みを2025年6月にアップデートいたしました。 現状の当社グループのPBRは、株価上昇によりやや改善してきておりますが1倍割れが続いており、収益性の向上、IR活動の拡充、株主還元の推進に取り組んでおります。 (収益性の向上) ・営業所の統廃合による販売体制の効率化 ・遊休資産の売却、有利子負債の削減 ・成長分野への参入を目指した研究開発活動の継続 ・人的資本経営の推進 (IR活動の拡充) ・個人株主様向けの当社工場見学会の実施 ・当社ホームページの拡充 (株主還元) ・配当金額の増額 ・自己株式取得 ※自己株式の取得は、2025年3月14日開催の当社取締役会で決議し、164,800株(99百万円)を取得いたしました。 当社グループは、今後も積極的に「企業価値の向上」に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,081字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 新製品開発について 当社グループは、新製品開発にあたっては顧客要求・市場分野・開発製品を慎重に選択したうえで、効率的な研究開発活動に努めておりますが、将来のニーズに見合った新製品をタイムリーに開発することは容易ではありません。市場動向が当社の開発内容と異なる方向に向かった場合、当社の新製品の開発が遅れた場合には当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは開発部門を有し、同部門が市場環境の把握、技術的課題解決、新製品開発を効率的に行なうことでリスク低減に努めております。 (2) 固定資産の減損処理について 経営環境の変化に伴う経営成績の動向如何によっては、保有資産の将来キャッシュ・フロー等の算定見直しを行い、固定資産減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 資材調達について 当社グループは、生産活動にあたり、資材、部品その他サービス等の供給を適宜に調達しておりますが、急激な環境の変化等により供給が逼迫し、原材料価格が高騰したり、一時的に確保が困難となる可能性があります。その場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、複数社を利用する購買先の多様化、事前のまとめ買いによる在庫の確保等を行いリスク分散に努めております。 (4) 退職給付債務について 当社グループの従業員退職給付債務及び費用は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待収益率に基づいて算出しております。実際の結果が前提条件と相違した場合には、退職給付債務及び費用が増加し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自然災害等について 当社グループは、開発・製造効率を高めるため、製造能力の大部分及び研究開発の大部分を広島県の本社工場周辺に集中させております。地震や台風などの自然災害によって、当社グループの生産・開発拠点等が甚大な被害を被る可能性があり、その場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、可能かつ妥当な範囲で保険を付保し損害軽減を図るとともに、定期的な設備点検、従業員の衛生管理等可能な範囲で予防措置を行っております。 (6) 輸出製品に係る入金条件について 当社グループでは、機械装置の輸出に関して、売上代金の一部は機械装置の据付検収後に入金される場合があり、据付検収が長引けば、売上代金の入金が遅延することがあります。その場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、機械装置の据付工事の進捗管理を慎重に行い、早期に検収が完了するように努めております。 (7) 製品保証について 当社グループでは、電子機器部品製造装置については、品質不良あるいは製品不具合に対して、検収後一定期間の無償保証期間を設けております。製品保証に伴い発生する費用に対しては、過去の実績等に基づき期末時点で見積金額を計上しておりますが、新製品など従来とは異なる仕様の製品については、当該見積金額以上の保証費用が発生する可能性があります。その場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、顧客とのコミュニケーションを密に行い、製品の瑕疵が発生しないよう徹底した品質管理に努めております。 (8) 有利子負債について 当社グループの、総資産に対する有利子負債残高の割合は下表のとおりとなっております。 前連結会計年度 (2025年1月31日)   当連結会計年度 (2026年1月31日) 有利子負債残高(百万円)   2,008   1,276 総資産残高(百万円)   15,700   15,917 有利子負債依存度(%)   12.8   8.0 (注)1.有利子負債残高は、短期借入金、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)、リース債務の合計であります。 2.有利子負債依存度は、有利子負債残高を総資産残高で除した数値を記載しております。 当社グループの有利子負債依存度は上記のとおりであります。 このような状況のなか、金融政策の変化、当社の信用力の低下等により資金調達に制約を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、主要取引金融機関とのコミットメントライン契約及びタームローン契約に「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)」に記載のとおりの財務維持要件が付されております。これに抵触した場合には当該借入金の返済を求められ、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、今後も安定的な資金調達ができるよう取引金融機関と良好な関係を維持するとともに、さらなる関係強化に努めてまいります。 (9) 法規制リスク 当社グループは事業活動を行う上で環境関連、労務関連、会計基準や税法等の様々な法規制の適用を受けております。これらの法規制を遵守し従業員のコンプライアンス意識の向上にも努めておりますが、管理体制上の問題が発生する可能性は皆無ではなく、法令に反する場合は罰則が科されたり、当社グループの事業活動が制限されるなど、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社のリスク管理体制は「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。また、社内体制も適時必要に応じて見直しをしております。 (10) 製造物責任について 当社グループは、厳格な品質管理のもとに製品の製造を行っておりますが、製品に重大な欠陥が発生しないという絶対的な保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、大規模な製造物責任賠償につながる事故が発生した場合、当社グループの製品の信頼性に重大な影響を与え、当該保険で十分にカバーできず多額の費用が発生することとなり、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは今後も品質向上に注力することでリスク低減に努めてまいります。 (11) 情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動の遂行にあたり、顧客情報、技術情報等を含む多数の情報資産を保有しております。これらの情報資産に対して、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルスの感染等が発生した場合、情報漏洩や基幹システムの停止等により、当社グループの事業継続に重大な支障を来し、業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。このため、当社グループでは情報セキュリティに関する規程の整備、管理体制の構築、技術的対策の実施及び従業員への教育・訓練等を通じて、これらのリスクの低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,951字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、米国の通商政策による影響が見られるものの、堅調な雇用・所得環境を背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で、不安定な為替相場、物価上昇の継続等が景気の下振れリスクとなっており、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 当社グループにおきましては、プリント基板分野においては、スマートフォンやパソコン等の民生機器の需要回復は遅れているものの、AI関連の半導体需要は高まっており同分野向けのパッケージ基板の需要は増加傾向にあります。液晶関連分野におきましては、液晶パネルの大幅な需要回復は見られないものの、中国においては電子部品実装需要に回復傾向が続いております。 このような環境のもと、当連結会計年度の売上高は156億51百万円(前連結会計年度比5.6%増)となり、営業利益は11億40百万円(前連結会計年度比25.7%増)、経常利益は11億84百万円(前連結会計年度比6.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億90百万円(前連結会計年度比12.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (電子機器部品製造装置) プリント基板分野では、スマートフォンやパソコン等の民生機器向けのプリント基板設備投資は停滞していますが、AI関連向けパッケージ基板の設備投資が増加したことや生産消耗品の販売が増加したこと、高機能材料向けメッキ設備を売上計上したことなどから、前連結会計年度と比較し売上高は増加しました。 液晶関連分野におきましては、液晶パネルの大幅な需要回復が見られないなかで、生産消耗品の販売は増加しましたが、液晶パネル製造装置の販売が減少し、売上高は前連結会計年度と比較し減少しました。 その結果、売上高は48億76百万円(前連結会計年度比6.5%増)、営業利益は8億6百万円(前連結会計年度比24.6%増)となりました。 (ディスプレイ及び電子部品) 自動車向け印刷製品及び工作機械並びに産業用機械向け操作パネルについては、顧客の生産調整が続き、売上高は前連結会計年度と比較し減少しました。 連結子会社におきましては、JPN,INC.は新規顧客開拓や既存顧客の新規量産品獲得に注力したことにより売上高は前連結会計年度並みとなりましたが、利益面では材料価格等の上昇が影響し前連結会計年度を下回りました。上海賽路客電子有限公司においては、主要顧客からの受注が増加基調となっており、前連結会計年度と比較して増収増益となりました。 その結果、売上高は107億64百万円(前連結会計年度比5.2%増)、営業利益は3億34百万円(前連結会計年度比28.3%増)となりました。 b.財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ2億17百万円増加の159億17百万円となりました。 流動資産は、107億56百万円となり前連結会計年度末と比べ6億23百万円増加いたしました。これは受取手形、電子記録債権、売掛金の売上債権が3億98百万円、現金及び預金が2億81百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。 固定資産は、51億61百万円となり前連結会計年度末と比べ4億5百万円減少いたしました。これは有形固定資産合計で4億31百万円減少したことなどによるものであります。 負債は、前連結会計年度末と比べて6億87百万円減少の52億73百万円となりました。 流動負債は、37億91百万円となり前連結会計年度末と比べ32百万円減少いたしました。これは、未払法人税等が44百万円増加したものの、設備関係支払手形と設備関係電子記録債務の合計が69百万円減少したことなどによるものであります。 固定負債は、14億81百万円となり前連結会計年度末と比べ6億55百万円減少いたしました。これは長期借入金が6億29百万円減少したことなどによるものであります。 純資産は、106億44百万円となり前連結会計年度末と比べ9億5百万円増加いたしました。これは自己株式が99百万円増加したものの、剰余金の配当を1億63百万円実施しながらも親会社株主に帰属する当期純利益を8億90百万円計上したことにより利益剰余金が7億27百万円増加したこと、為替換算調整勘定が2億11百万円増加したことなどによるものであります。 この結果、自己資本比率は66.9%になりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6億31百万円増加し、29億61百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は13億円(前連結会計年度比43.3%減少)となりました。主な増加要因は税金等調整前当期純利益11億43百万円、減価償却費5億89百万円であり、主な減少要因は売上債権の増加額3億7百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は1億83百万円(前連結会計年度は6億26百万円の使用)となりました。主な増加要因は定期預金の払戻による収入29億69百万円、有形固定資産の売却による収入2億70百万円であり、主な減少要因は定期預金の預入による支出25億38百万円、有形固定資産の取得による支出4億73百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は9億39百万円(前連結会計年度比47.4%減少)となりました。増加要因は短期借入金の純増額59百万円、主な減少要因は長期借入金の返済による支出6億92百万円、配当金の支払額1億63百万円、自己株式の取得による支出99百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 電子機器部品製造装置   3,036   107.0 ディスプレイ及び電子部品   8,890   105.5 その他   0   61.8 合計   11,928   105.9 (注) 金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 電子機器部品製造装置   4,219   96.9   2,556   79.5 ディスプレイ及び電子部品   10,783   110.3   982   101.9 その他   9   96.3   -   - 合計   15,011   106.1   3,538   84.7 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 電子機器部品製造装置   4,876   106.5 ディスプレイ及び電子部品   10,764   105.2 その他   9   96.3 合計   15,651   105.6 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の売上高は156億51百万円(前連結会計年度比5.6%増)となりました。 当社では液晶関連分野においては、液晶パネル需要の大幅な回復は見られないなかで、液晶パネル製造装置の販売が減少したこと、工作機械及び産業用機械向け操作パネルにおいても、顧客の生産調整が続きともに売上高が減少いたしました。一方でプリント基板分野ではAI関連向けパッケージ基板の設備投資が増加したこと、高機能材料向けメッキ設備を販売したことなどから売上高が増加いたしました。当社全体ではプリント基板分野の影響が大きく、売上高は全社ベースで前連結会計年度の実績を上回りました。 連結子会社では上海賽路客電子有限公司において主要顧客からの受注が増加基調となり売上高が前連結会計年度の実績を上回りました。当社及び上海賽路客電子有限公司が増収となったことなどを要因としてグループ全体でも売上高は前連結会計年度の実績を上回る結果となりました。 売上高が増加したことが主要因となり、営業利益は11億40百万円(前連結会計年度比25.7%増)となり、為替差損を51百万円計上したものの経常利益は11億84百万円(前連結会計年度比6.8%増)となりました。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、本業に加え為替変動等、営業外のリスクも考慮した経営管理を行うことを目的に売上高経常利益率を重要な経営指標ととらえ、その向上を目指して経営に取り組んでおります。 当連結会計年度における売上高経常利益率は売上高増加等の要因で営業利益率が上昇したものの為替差損を51百万円計上したことなどから7.6%となり、前連結会計年度比0.1ポイントの増加にとどまりました。当社グループは売上総利益率の改善など引き続き当該指標の向上に努めてまいります。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (電子機器部品製造装置) 当セグメントの事業環境は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 3.経営環境」に記載のとおりであります。 売上高は前連結会計年度比6.5%増の48億76百万円となりました。液晶関連分野で、液晶パネル製造装置の販売が減少したものの、プリント基板分野においてAI関連向けパッケージ基板の需要増加に伴い同分野での設備投資が増加したこと、高機能材料向けメッキ設備を販売したことなどからセグメント全体で売上高は前連結会計年度の実績を上回りました。営業利益は8億6百万円(前連結会計年度比24.6%増)となりました。セグメント全体で売上高が増加したことなどが要因であります。 (ディスプレイ及び電子部品) 当セグメントの事業環境は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 3.経営環境」に記載のとおりであります。 売上高は前連結会計年度比5.2%増の107億64百万円となりました。 当社において顧客の生産調整が続き工作機械及び産業用機械向け操作パネルの販売が減少したものの、連結子会社の上海賽路客電子有限公司において、主要顧客の電子部品実装需要が増加し売上高が前連結会計年度の実績を上回ったことなどが要因であります。 営業利益は3億34百万円(前連結会計年度比28.3%増)となりました。セグメント全体で売上高が増加したこと、販売費及び一般管理費が抑制されたことなどが要因であります。 財政状態の分析は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要は主に運転資金需要と設備資金需要があります。 運転資金は、製品製造のための材料及び部品の購入のほか、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであり、設備資金は、生産設備の能力増強、合理化、更新のための必要資金であります。 これらの資金需要については自己資金及び金融機関からの借入金により資金調達しております。このうち、借入金による資金調達は当社において、極度額2,500百万円のコミットメントラインを含む総額4,600百万円のシンジケートローンを組成して調達しております。資金の流動性については現金及び現金同等物に加え、コミットメントラインを締結することで十分な流動性を確保しております。 なお、当連結会計年度末の借入金を含む有利子負債の残高は1,276百万円であります。 また、原材料価格の高騰等により先行きが不透明な中、不測の事態に対しては、コミットメントラインから追加資金を確保できる体制(当連結会計年度末未実行残高1,800百万円)を整えており、当面安定的な経営が可能な状態にあります。事業環境の急激な変化にも対応できるよう、引き続き、適時に必要資金を確保できる体制を維持してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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