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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

鈴茂器工

Suzumo Machinery Co., Ltd.6405 · Standard · 機械

寿司ロボットで世界シェアトップの米飯加工機械メーカー。衛生資材や店舗システムも手掛ける。

概要

鈴茂器工は1961年に創業した米飯加工機械メーカーである。1981年に世界初の量産型小型寿司ロボットを開発し、以降90カ国以上に販売。寿司ロボットで世界シェア首位を占める。連結売上高は2026年3月期に158億円、従業員526名、本社は東京都練馬区。機械部門に加え、衛生資材や店舗システムも手がける。

三つの事業柱:機械・衛生資材・店舗システム

鈴茂器工グループは、米飯加工機械関連、衛生資材関連、店舗システム関連の三事業で構成される。米飯加工機械が中核で、寿司ロボットや盛付けロボット「Fuwarica」などを製造・販売する。衛生資材は子会社の株式会社セハージャパンがアルコール系洗浄剤・除菌剤を製造し、鈴茂器工が仕入販売する。店舗システムは飲食店向けPOSシステムやセルフオーダーシステムの開発・販売を行う。2026年3月期の連結売上高158億円のうち、国内が100億円(63%)、海外が58億円(37%)を占める。

海外売上高が3割超、北米と東アジアが牽引

海外販売は子会社Suzumo International Corporation(米国)やSuzumo Singapore Corporationを通じて展開する。2026年3月期の海外売上高58億円は前期比17.5%増。北米では大手テイクアウトチェーン向けおにぎり成形機の導入が寄与し、東アジアでは日系回転寿司チェーンの進出が需要を伸ばした。欧州は現地販売店支援により回復傾向にある。中期経営計画「Next 2028」では、海外売上高のさらなる拡大を掲げ、グローバル大手スーパー・外食への拡販を重点施策とする。

4社の連結子会社と販売ネットワーク

連結子会社は3社(Suzumo International Corporation、株式会社セハージャパン、北海道鈴茂販売株式会社)で、関連会社1社がある。北海道鈴茂販売は2011年に株式取得で子会社化した地域販社。国内販売は直接販売に加え、包装材商社や厨房機器商社、専売代理店を通じて行う。仙台・大阪・浜松・九州など全国に営業所・出張所を配置。海外は米国子会社とシンガポール子会社が北米・ASEANを担当し、その他地域は商社経由でカバーする。

業界の中での役割は寿司・米飯加工機械の世界的リーディングメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
159億円
営業利益
10億円
営業利益率
6.3%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
米飯加工機械関連事業74億円90.2%7億円9.5%
衛生資材関連事業8億円9.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01外食・食品製造主力

寿司ロボット、盛付けロボットなどを外食産業や食品製造業向けに製造・販売。直接販売のほか、代理店や商社を通じて国内外に販売。

主な製品・サービス2
寿司ロボット世界シェア首位
寿司飯を自動で成形する機械。すし店の省人化・省力化に貢献。
盛付けロボット
弁当や丼物などの米飯盛り付けを自動化する機械。

02衛生管理準主力

アルコール系洗浄剤、除菌剤等の衛生資材を製造・販売。子会社のセハージャパンが製造し、当社が仕入・販売。食品業界向け。

主な製品・サービス1
アルコール系洗浄剤
食品加工現場向けの洗浄剤。除菌効果が高い。

03飲食店向けシステム副次

飲食店向けPOSシステムやセルフオーダーシステムなどの店舗システムを開発・販売。

主な製品・サービス1
POSシステム
飲食店向けの販売管理システム。注文管理や売上分析を効率化。

製品と技術

寿司ロボットとおにぎり成形機:世界シェア首位の米飯加工機械

鈴茂器工の主力製品は寿司ロボットとおむすびロボット(おにぎり成形機)である。寿司ロボットは1981年に量産化して以来、国内外の寿司チェーンやスーパーマーケットに導入され、世界シェア約8割を占める。おにぎり成形機は1983年発売で、テイクアウトチェーン向けに需要が拡大。2026年3月期には北米の大手テイクアウトチェーン向けおにぎり成形機の導入が海外売上高を押し上げた。製品は小型機から大型機まで揃え、業務用の連続生産に対応する。

盛付けロボット「Fuwarica」:新たな成長軸

ご飯盛付けロボット「Fuwarica」は、寿司ロボットに次ぐ成長製品として位置づけられる。ホテルチェーンやスーパーマーケット、レストラン・食堂業態向けに、ご飯を自動で盛り付ける機械。国内では導入が進むものの、大手チェーンの入替需要が一巡した影響で2026年3月期の売上は減少した。中期経営計画では、未導入の業態や店舗への拡販を重点施策として掲げ、米飯加工機械以外の製品との組み合わせによる付加価値提案を強化する方針である。

衛生資材と店舗システム:機械周辺のソリューション

衛生資材事業では、子会社セハージャパンがアルコール系洗浄剤や除菌剤を製造。鈴茂器工が販売し、食品工場や飲食店向けに提供する。店舗システム事業では、飲食店向けPOSシステムやセルフオーダーシステムの開発・販売を行う。これらの製品・サービスは米飯加工機械と組み合わせて、顧客の省人化・業務効率化のトータルソリューションとして提案される。2028年3月期までに製品ラインナップを拡充し、案件あたりの付加価値を高める計画である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位寿司ロボット世界シェアトップ外食・食品製造

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

中堅機械、営業減益で懸念

機械業界に属し、売上高約150億円の中堅企業。同業には三浦工業(ボイラ大手)、日本製鋼所(大型機械)などが存在するが、当社は食品機械など特定分野で強みを持つと推測される。2025/3期営業利益率12.18%から2026/3期6.29%へ半減見込みで、需要減速や競合激化が背景。三浦工業などの高収益企業と比較し、収益力で劣る。

強み

  • 食品機械など特定用途に特化し、顧客から高い評価を得ている可能性。
  • 売上高約150億円と中堅規模で、一定の市場プレゼンスを持つ。
  • 2025/3期には営業利益率12.18%と高水準を達成し、収益力の潜在性を示した。
  • 国内の食品業界など堅調な需要に支えられ、安定した受注が見込める。

課題

  • 営業利益率が12%から6%へ半減。特定案件の剥落や価格競争の影響が懸念。
  • 同業の三浦工業などが高収益を維持する中、独自の強みを打ち出せていない。
  • 国内市場中心で、成長著しい海外需要を取り込めていない可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が鈴茂器工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16484KVK185億円8.2倍
26317北川鉄工所173億円5.3倍
36294オカダアイヨン164億円10.6倍
46390加藤製作所157億円3.4倍
56224JRC156億円11.4倍
66405鈴茂器工155億円23.5倍
76316丸山製作所152億円10.2倍
86336石井表記150億円16.6倍
96165パンチ工業150億円17.6倍
106149小田原エンジニアリング144億円6.4倍
116255エヌ・ピー・シー143億円17.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

製菓機械商社から米飯機械メーカーへ(1961~1980年)

1961年1月、食品用充填機と冷菓資材の販売を目的に鈴茂商事株式会社として東京都文京区で創業。1966年に鈴茂機械工業株式会社へ商号変更。同年三鷹市に東京工場を竣工し、1972年には埼玉県川島町に工場を移転。創業から20年間は機械商社・製造業としての基盤を固めていたが、1981年に寿司ロボットの製造販売を開始したことで、後のコア事業への転換点を迎える。

寿司ロボット量産化と商号変更(1981~1985年)

1981年10月、世界初の量産型小型寿司ロボットの製造販売を開始。これにより米飯加工機械メーカーとしての地位を確立し始める。1983年1月にはおむすびロボットも投入し、製品ラインを拡充。1985年には広島・仙台に営業所を開設し、同年9月には海外営業部を設置して輸出に本格参入。1986年3月、商号を現在の鈴茂器工株式会社に変更し、機械専業メーカーとしてのアイデンティティを明確にした。

国内販売網の拡充と海外子会社の設立・清算(1986~2001年)

1986年に大阪営業所、1990年代に浜松・九州営業所を開設し、国内販売網を全国に広げた。1998年12月、米国子会社Suzumo Machinery USA Inc.を設立し北米市場に直接進出するが、2001年3月に清算。この間、1990年代後半には東京工場を増築し生産能力を高めた。2003年4月に店頭登録(JASDAQ)、2004年12月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2006年3月には新たな米国子会社Suzumo International Corporationを設立し、北米事業を再構築した。

M&Aによる事業多角化(2007~2014年)

2007年11月、株式会社セハージャパンの全株式を取得し、衛生資材事業に参入。アルコール系洗浄剤・除菌剤の製造販売をグループに加えた。2011年5月には北海道鈴茂販売株式会社を子会社化し、北海道地域の販売を強化。同年3月には東京工場を増築し、2014年3月には物流センターを竣工。この間、2013~2014年には岡山・熊本・盛岡・北陸に出張所を開設し、全国カバレッジを一段と高めた。

中期経営計画と新工場への投資(2025年~)

2025年5月、3カ年の中期経営計画「Next 2028」を公表。最終年度2028年3月期に売上高220億円、営業利益30億円、ROE12%を目標に掲げる。生産面では、小型機のライン生産方式への転換とMRP方式の導入により、生産能力向上と原価低減を図る新工場への投資を進める。2026年3月期には新工場稼働に伴う固定費増加や、資本業務提携解消に伴うコストが発生し、営業利益は前期比46.6%減の10億円となったが、海外売上高は17.5%増と成長を続けている。

年表41件を開く

1960年代

  • 1961年1月創業食品用充填機、冷菓資材の販売を目的として鈴茂商事株式会社を文京区丸山福山町に設立
  • 1964年1月本社を新宿区東大久保に移転
  • 1964年10月新宿区西落合に東京工場落成
  • 1966年8月商号変更商号を鈴茂機械工業株式会社に変更
  • 1966年9月三鷹市に東京工場を竣工移転
  • 1967年9月新宿区花園町に営業本部移転

1970年代

  • 1972年12月埼玉県比企郡川島町に工場を竣工移転
  • 1973年7月新宿区新宿、日住金新宿御苑ビル内に本社移転

1980年代

  • 1981年10月寿司ロボットの製造販売を開始
  • 1983年1月おむすびロボットの製造販売を開始
  • 1985年4月広島営業所開設
  • 1985年7月仙台営業所開設
  • 1985年9月海外営業部設置
  • 1986年3月商号変更商号を鈴茂器工株式会社に変更
  • 1986年4月大阪営業所開設
  • 1986年6月浜松営業所(現浜松出張所)開設
  • 1989年5月新しい米飯加工商品の開発からの提案営業展開を主たる目的としてRIC(ライス・アイディア・センター)事業部を設置

1990年代

  • 1990年12月東京工場厚生棟を増築
  • 1991年5月東京工場第二工場竣工
  • 1992年6月ショールーム拡充のため大阪営業所を吹田市春日に移転
  • 1994年8月新宿区新宿、大橋御苑ビル内に本社移転
  • 1994年10月東京工場管理事務棟竣工
  • 1995年1月ショールーム拡充のため浜松営業所を浜松市渡瀬町に移転
  • 1996年11月小型機の需要増加に対応するため東京工場棟竣工
  • 1998年12月米国子会社 Suzumo Machinery USA Inc.を設立

2000年代

  • 2000年4月九州営業所開設
  • 2001年3月米国子会社 Suzumo Machinery USA Inc.を清算
  • 2001年9月ショールーム拡充のため仙台営業所を仙台市卸町に移転
  • 2003年4月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2003年9月練馬区豊玉北に本社移転
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2006年3月米国子会社 Suzumo International Corporation を設立(現連結子会社)
  • 2006年5月大阪営業所を箕面市に移転
  • 2007年11月M&A株式会社セハージャパンの株式100%を取得し子会社化(現連結子会社)

2010年代

  • 2011年3月東京工場増築
  • 2011年5月M&A北海道鈴茂販売株式会社の株式100%を取得し子会社化
  • 2013年10月岡山出張所開設
  • 2013年11月熊本出張所開設
  • 2014年1月盛岡出張所開設
  • 2014年3月東京工場に物流センター竣工
  • 2014年6月北陸出張所開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで220億円
  • 営業利益2028年3月期まで30億円
  • ROE2028年3月期まで12.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外事業の成長基盤構築

    北米を中心にグローバル大手スーパー・外食への拡販、販売店体制の強化、海外進出日系企業のサポート強化、海外ブランディング推進、大型米飯加工機械の強化に取り組む。

  2. 02

    国内市場でのシェア拡大

    寿司ロボットに続き、ご飯盛付けロボットFuwaricaの市場拡大を推進。また米飯加工機械以外の提案製品・サービスラインナップを拡充し、顧客の事業課題解決を図る。

  3. 03

    外部連携による開発強化

    単体製品の高付加価値化、製品連携、システム活用を柱に、国内外の外部企業と連携し省人省力化・店舗拡大の課題に対応した開発を強化する。

  4. 04

    生産方式の変革による能力向上

    新工場でセル生産方式からライン生産方式へ変更し、生産能力向上と原価低減を図る。

  5. 05

    資本政策と株主還元

    M&Aやアライアンス、設備・IT・無形資産投資を積極化。増配と総還元性向30%以上を基本方針とし、IR活動と情報開示を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で526人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は689万円で、9期前と比べて+20.5%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は10.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月345
2018年3月369
2019年3月57240.111.5366
2020年3月57039.911.5385
2021年3月57240.411.6401
2022年3月57740.711.9432
2023年3月61440.811.1481
2024年3月60041.511.6485
2025年3月66441.812.0494385
2026年3月68941.610.9526190

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率53.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 1 / 海外 3、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
鶴ヶ島テックプラント — 埼玉県鶴ヶ島市5,432百万円
米飯加工機械関連
川島テックプラント — 埼玉県比企郡川島町1,555百万円
米飯加工機械関連
東京事業所 — 東京都練馬区1,034百万円
米飯加工 機械関連
和光サービスセンター — 埼玉県和光市481百万円
米飯加工 機械関連
仙台営業所 — 宮城県仙台市若林区277百万円
米飯加工機械関連
本社 — 東京都中野区174百万円
米飯加工機械関連
大阪営業所 — 大阪府箕面市138百万円
米飯加工機械関連
札幌営業所 — 北海道札幌市白石区64百万円
米飯加工 機械関連
盛岡出張所 — 岩手県盛岡市17百万円
米飯加工機械関連
名古屋営業所 — 愛知県名古屋市名東区4百万円
米飯加工機械関連
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱セハージャパン
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Suzumo International Corporation (注2、5)
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Suzumo Singapore Corporation Pte. Ltd.
    シンガポール タゴール · 連結子会社
    議決権85.0%
  • 海外
    Bluefin Trading LLC
    UAE ドバイ · 持分法適用会社
    議決権35.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は159億円営業利益10億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.9%、利益が-47.4%。

売上高
+1.9%
159億円
営業利益
-47.4%
10億円
純利益
-60.0%
6億円
営業利益率
6.3%
前期比 -5.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高176億円159億円
営業利益10億円10億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は40億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.2%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q353
2024年1Q3326.11
2024年2Q3438.82
2024年3Q38410.54
2024年4Q404
2025年2Q791113.98
2025年4Q77810.47
2026年2Q7011.41
2026年4Q89910.15
2027年1Q4037.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は71億円から159億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
岡山出張所開設
2013年3月71106
盛岡出張所開設
2014年3月76127
2015年3月77127
2016年3月84138
2017年3月94148
2018年3月91128
2019年3月8275
2020年3月8973
2021年3月9597
2022年3月1161511
2023年3月135118
2024年3月1451511
2025年3月156191912.215
2026年3月15910106.36

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高159億円のうち、営業利益として残るのは10億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.2%83億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金41.5%66億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.2pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.5pt
4.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−16億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月70−1728
2014年3月9−70230
2015年3月7−1−1635
2016年3月10−5−1538
2017年3月110−11148
2018年3月10−110966
2019年3月2−2−1065
2020年3月7−4−3366
2021年3月12−3−2973
2022年3月13−3−21083
2023年3月0−31−5−3149
2024年3月23−7−51660
2025年3月14−14−5056
2026年3月4−20−11−1630

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は191億円。このうち返さなくてよい自己資本が130億円で、自己資本比率は67.6%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月81671482.6
2014年3月90741681.9
2015年3月95801583.9
2016年3月104871783.4
2017年3月116942281.3
2018年3月1311121985.7
2019年3月1341151985.5
2020年3月1381172184.2
2021年3月1471222582.9
2022年3月1641333180.6
2023年3月1701373380.4
2024年3月1821463679.9
2025年3月1951603581.8
2026年3月1911306167.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
135億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
30億円
在庫として抱えている分
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中95位あたり、逆に低いのはROE209社中162位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.6%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,197で、1年前と比べて-22.7%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥1,197-3.5%1ヶ月+15.1%1年-22.7%時価総額155億円
過去52週の値幅
安値¥983高値¥1,615

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.5倍
PER (会社予想)21.2倍
PBR1.03倍
配当利回り2.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.94%と上昇。8月10日に1109円で、25日線1043円を+6.3%上回る。52週高値1642円には-32.5%の水準。出来高は直近10日平均約2.1万株と、7月中旬の1.2万株から増加傾向。RSIは81.38と買われ過ぎ圏。200日線1195円を-7.2%下回るが、週足では75日線1054円を+5.2%上抜け、短期的な上昇トレンド。1年では-28%と低迷していたが、8月に入り急反発、過熱感が強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER21.78倍は業界平均23.56倍を下回るが、PBR0.96倍は平均1.58倍を下回る。配当利回り3.16%は平均2.65%を上回り、配当性向48.1%と高い。ROE4.2%と低く、収益性が課題。今期予想PER19.6倍と改善見込みも、来期の純利益予想が6億円と前期から半減予想で、割安感は限定的。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.5倍22.7倍
PER (予想)21.2倍
PBR1.03倍1.50倍
ROE4.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足を背景に省力化需要は堅調で、2025年3月期は営業利益率12.18%と高水準だった。しかし2026年3月期は利益率が6.29%に急低下、純利益も15億円から6億円へ減少。需要はあるが、原材料高や競争激化で収益性が悪化している。強気派は省力化需要の持続性と海外展開を評価する一方、弱気派は利益率の低下が構造的か懸念する。

プラスに働く材料7
  • 省力化需要の追い風

    人手不足で業務用自動化への需要は増加傾向にあり、売上高は拡大。

  • ブランド力とシェア

    「鈴茂器工」ブランドで国内シェア首位クラス、顧客の信頼が厚い。

  • 収益改善の余地

    2026年3月期の利益率低下は一時的で、価格改定で回復可能とみる。

  • 売上高145→159億円と3期連続増収通年影響

    2024/3期145億円→2026/3期159億円。売上は着実に増加し、利益回復の土台がある

  • 予想PER19.6倍と利益回復見通し決算発表後影響

    実績PER21.78倍に対し予想PER19.6倍。来期の増益期待が数値に表れている

  • 配当利回り3.16%で下支え通年影響

    配当利回り3.16%。株価下落局面でもインカム需要が支えになる

  • 外国持株比率5.43%と相対的に高い継続影響

    外国持株比率5.43%は小型機械株では高く、海外投資家の継続的な売買がある

マイナスに働く材料7
  • 利益率の急低下

    営業利益率が12.18%から6.29%へ半減、収益構造が悪化。

  • 純利益の大幅減

    純利益が15億円から6億円へ60%減、株主還元にも影響。

  • 競争激化の懸念

    同業他社の参入で価格競争が激化、シェア維持が困難に。

  • 営業利益19→10億円とほぼ半減決算発表後影響

    2026年3月期は売上高159億円に増えるも営業利益10億円・純利益6億円と大幅減益

  • 営業利益率12.18→6.29%に悪化通年影響

    営業利益率は前期12.18%から6.29%へ半減。収益構造が急速に悪化した

  • ROE4.2%と低い資本効率継続影響

    ROE4.2%と低く、PBR0.958倍と合わせ資本市場の評価は厳しい

  • 株価は1年で28%下落継続影響

    過去1年で28%下落。減益を織り込み、戻り売りで上値が重い

次の決算で確かめる点
営業利益率
利益率の低下が一時的か構造的かを見極めるため。
受注高
省力化需要の持続性を確認する先行指標。
海外売上比率
国内市場の成熟に対する成長の柱となるか。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+2.9%いまの株価に対する利回りは2.92%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
2.92%
いまの株価に対して
配当性向
48.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月811.7
2018年3月80.012.0
2019年3月1033.333.0
2020年3月100.042.8
2021年3月100.021.8
2022年3月20100.027.0
2023年3月3155.067.9
2024年3月323.240.6
2025年3月346.337.7
2026年3月352.948.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,469人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.0%を占め、残る83.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他66.066.556.058.057.474.8
自己株式0.50.40.30.20.212.1
事業法人1.31.610.910.910.710.8
金融機関6.44.04.32.67.96.2
外国法人23.624.325.224.619.85.4
証券会社2.73.63.63.84.22.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01鈴木美奈子12.55
02鈴木映子12.55
03合同会社アン・コーポレーション9.54
04鈴茂器工取引先持株会5.02
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.06
06立花証券株式会社2.08
07UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人シティバンク エヌ・エイ 東京支店カストディ業務部)1.89
08株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.78
09岩本庄司1.58
10鈴茂器工グループ従業員持株会1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    みずほ信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    1.79%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−49%、1株純資産は14期で+3%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1011,1199.411.813.3
2014年3月1151,2169.97.814.2
2015年3月1121,3198.89.415.0
2016年3月1291,4339.47.913.0
2017年3月1361,5559.116.911.7
2018年3月1371,7358.119.112.0
2019年3月368864.116.233.0
2020年3月259002.823.842.8
2021年3月539455.716.521.8
2022年3月831,0268.413.627.0
2023年3月641,0596.116.667.9
2024年3月881,1258.113.440.6
2025年3月1131,2319.619.937.7
2026年3月511,1584.222.048.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額171百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木美奈子代表取締役会長651,626,000
谷口徹代表取締役 社長執行役員5834,000
村井淳也取締役 監査等委員55
山本ひとみ取締役 監査等委員65
秋田一徳上席執行役員 海外事業本部長
中村健司執行役員 海外事業本部 Suzumo International Corporation 代表取締役社長
栗原隆之介執行役員 海外事業副本部長
伊藤勇執行役員 国内事業本部長
田頭昌幸執行役員 生産本部長
武田晃佳執行役員 コーポレート本部長
永元禎人執行役員 サステナビリティ推進担当 兼 業務改革推進担当

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)712021113319
社外取締役628285
監査役310103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容683字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社4社(うち連結子会社3社)及び関連会社1社で構成され、主として寿司用米飯加工機械(以下、寿司ロボット)、盛付け用米飯加工機械(以下、盛付けロボット)等の米飯加工機械の製造・販売及びアルコール系洗浄剤、除菌剤等の衛生資材の製造・販売、ならびに飲食店向けのPOSシステムやセルフオーダーシステム等の店舗システム関連の開発・販売に関する事業を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 (1) 米飯加工機械関連 当社は、寿司ロボット、盛付けロボット等の米飯加工機械の製造・販売を行っております。 販売については、ユーザーに対して直接販売を行っている他、包装材商社、厨房機器商社等及び当社製品を専売する販売代理店を通じて販売を行っております。海外市場については、主として北米向けは子会社のSuzumo International Corporation、ASEAN地域はSuzumo Singapore Corporationを通じて、またその他アジア、欧州、その他の地域へは国内外の商社等を通じて製品を販売しております。 (2) 衛生資材関連 子会社(株)セハージャパンは、アルコール系洗浄剤、除菌剤等の衛生資材の製造・販売を行っており、当社においては仕入・販売を行っております。 (3) 店舗システム関連 当社は、飲食店向けのPOSシステムやセルフオーダーシステム等の店舗システムの開発・販売を行っております。 なお、事業の系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,938字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月29日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、1961年に製菓機械メーカーとして創業、そして、1981年に世界初の量産型小型寿司ロボットを開発し、世界の90ヵ国以上に寿司ロボットを販売する世界シェアNo.1企業へと成長してまいりました。 『食の「おいしい」や「温かい」を世界の人々へ』を長期ビジョンとして掲げ、食の分野で、「おいしい」や「温かい」という価値を追求する製品・商品・サービス・情報を国内外の事業者に提供し、食文化の向上を通じて社会に貢献できる企業へと成長することを目標に、グループ一丸となって取り組んでまいります。 (2)中期経営計画「Next 2028」について ① 基本方針 当社グループは、2025年5月13日に、2026年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「Next 2028」を公表いたしました。 事業成長と社会的価値向上による企業価値の最大化を図るために、「真のグローバル企業体制の構築」「付加価値創造型企業への進化」「サステナブルな成長を実現する企業基盤の構築」の3点を基本方針と定めております。 ② 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度である2028年3月期の連結目標数値を、以下のように策定しております。 1) 売上高   220   億円 2) 営業利益   30   億円 3) ROE   12.0   % ③ 成長戦略 ・海外戦略 寿司、おむすびなどの日本食は世界レベルで認知度が高まっており、日本食レストランも拡大し続けております。また、日系企業の海外進出についても、アジア圏に加えて今後は北米や欧州への進出が加速していき、本格的な市場拡大が見込まれます。そうした市場拡大に対応した事業基盤を構築し、北米を中心とした海外事業の成長を図ります。 重点取り組み   ● グローバル大手スーパーマーケット・外食への拡販● 販売店体制の強化・見直し● 海外進出を志向する日系企業のサポート強化● 海外ブランディングの推進● 大型米飯加工機械の強化 ・国内戦略 当社が市場シェアの約80%を占める寿司ロボットのマーケットは、成熟期を迎えております。このマーケットに続き未導入の業態や店舗が多く存在するご飯盛付けロボットFuwaricaのマーケット拡大を推進します。また、顧客の事業課題解決を推進するために、米飯加工機械以外の提案製品やサービスラインナップを拡充し、案件あたりの付加価値提供面積を拡大してまいります。 重点取り組み   ● ご飯盛付けロボットFuwaricaの市場拡大● 米飯加工機械以外の提案製品やサービスラインナップを拡大し、 顧客の事業課題解決を推進 ・開発戦略 「単体製品の高付加価値化」「製品連携による高付加価値化」「システムの活用」の3つのテーマを柱に、国内外の外部企業と連携し、高度化する省人省力化・店舗拡大の課題に対応した開発を強化します。 ・生産戦略 主力の小型機をメインに生産する新工場において、今までの「セル生産方式×製番方式」から「ライン生産方式×MRP方式」へと変更することで、旺盛な需要に対応するための生産能力の向上と生産性の改善に伴う原価低減に取り組んでまいります。 ④ 資本・財務戦略 事業を成長させるための新製品・新事業投資、設備投資、無形資産投資を積極的に推進し、企業価値の最大化を図ります。 新製品・新事業投資   ● 外部との共創を積極的に進めるM&A、アライアンス等の投資 設備投資   ● 新製品開発に伴う金型投資● 売上規模拡大に伴う生産及び販売能力の拡張への投資● 生産性の向上を進めるためのITシステム投資 無形資産投資   ● 事業競争力を向上させる人材、ブランド、研究開発、知的財産への投資 増配及び総還元性向(配当金・自己株式取得)30%以上を基本方針とし、中間配当と期末配当の年2回の株主還元を行い、機関投資家及び個人投資家向けIRの積極的な推進と国内外への情報開示を強化してまいります。 株主還元   ● 増配● 総還元性向(配当金・自己株式取得) 30%以上● 配当回数 年2回(中間配当及び期末配当) 資本市場との対話   ● 機関投資家及び個人投資家IRの積極的推進 ● 情報開示の強化 株式インセンティブ   ● 全グループ従業員(国内)を対象とした「株式給付信託(J-ESOP)」の導入● 当社役員を対象とした「業績連動型株式報酬制度(株式給付信託(BBT-RS))」の導入
事業等のリスク2,861字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)顧客の出店計画に関するリスク 当社は、回転寿司、丼チェーン店等の外食業態やスーパーマーケット等の中食業態を主力ユーザーとしております。このような広域に店舗展開している大手チェーンストアを中心に、継続的に当社製品を採用頂いております。 当社は、お客様に対する提案営業の充実やお客様のニーズに基づいた新製品の市場投入等を随時行っておりますが、お客様の新規出店・改装等の設備投資計画の変更や中止により、当社の経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 (2)市場競争に関するリスク 当社が主要な事業領域としている米飯加工機械市場においては、当社の他、業務用米飯加工機械を製造している数社の業者が参入しております。当社は、他社に先駆けて1981年より小型寿司ロボットの製造販売を開始し、米飯加工機械市場において、一定の市場シェアを有しているものと考えています。今後におきましても、顧客ニーズを先取りする新製品の開発に力を注いでまいりますが、将来においても、当社の市場シェアを維持できる保証はなく、更に競争が激化した場合には、当社製品の市場シェアが低下するなど、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)海外事業に関するリスク 当社が海外展開を行っている事業は、各国税制や各国法規制の予期せぬ変化、移転価格や事前確認申請の交渉における予期せぬ結果、各国政府による許認可政策や補助金政策の変化、急激な為替レートの変動、各国の政情不安等の海外事業に付随したリスクを抱えております。これらのリスクが顕在化した場合、海外市場での安定的な製品の販売が困難となり、当社の経営成績に影響を与え、事業の成長を阻害する可能性があります。 (4)連結財務諸表に与える為替変動リスク 海外連結子会社における営業収益、費用及び資産等の現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円換算しております。従って、円換算時の為替レートにより、これらの項目の円換算後の価値が影響を受ける可能性があり、為替レートの変動は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)業績の季節変動に関するリスク 当社は、国内の年末年始休暇及び恵方巻シーズンを前に資材品や機械の入替・導入需要が高まり、第3四半期に売上高及び利益が偏重する傾向があります。 (6)企業買収及び事業・資本提携に関するリスク 当社は、既存の事業基盤の強化・拡大、新事業分野への進出のために、事業戦略の一環として企業買収及び事業・資本提携を行う可能性があります。当社は2019年11月6日に中東地域に新たな日本的な米飯加工市場を創造する取り組みを行うため、中東地域で米飯加工品の製造販売を行うBluefin Trading LLCの株式の35%を取得しております。また、2021年10月1日に飲食店の省人化・効率化を実現する新たな製品・サービスの構築を目指し、主に飲食店向けのPOSシステムやセルフオーダーシステム等の店舗システム関連の開発・販売に関する事業を行っている株式会社日本システムプロジェクトの株式の100%を取得しました(2025年9月1日に同社を吸収合併)。2022年4月1日にはサービス体制の強化を図るため、関東甲信越エリアにおける当社製品のサービスの外部委託先であったスズモメンテナンス株式会社の株式の100%を取得し、同年6月1日には同社を吸収合併しております。このような企業買収及び事業・資本提携の実施に際しては、十分なリスクの検討を行いますが、企業買収後の事業計画が当初の計画通りに進捗しない場合には、多額の資金投入が発生し、又はその収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなることにより減損処理が必要となる場合には、減損損失を計上し、当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)知的財産に関するリスク 当社は、知的財産の重要性を認識し、多くの特許を保有してきましたが、特定の国では特許権が完全に保護されない場合や第三者が当社の特許を侵害し、類似製品や模倣した製品を製造・販売した場合に、これらを防止できず、ユーザー及びターゲットの喪失により、当社の事業優位性に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の事業が他者の知的財産権を侵害した場合、損害賠償請求又は使用差止請求等の訴訟費用の発生により、当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)原材料・資材の調達に関するリスク 当社は、外部の供給業者から多くの原材料や部品を調達しています。こうした原材料や部品の価格が需給のひっ迫や市況の変動等によって急激に高騰し、それらが長期化した場合は利益を減少させる可能性があります。また、原材料や部品の調達に支障をきたした場合、製品の製造や販売が困難となり、経営成績の悪化を招く可能性があります。 (9)製品・サービス品質に関するリスク 当社はISOに準拠した独自の品質管理体制を構築していますが、当社が提供する製品やサービスに重大な瑕疵や欠陥があった場合、多額の賠償責任を負う可能性があり、当社の経営成績や財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、そのような事態が発生した場合には、当社に対する社会的評価及びブランド価値の低下を招き、当社製品に対する需要を減退させ、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害等の予測困難な事象に関するリスク 当社は、日本、アメリカ、シンガポールを拠点として日本、北米、アジア、欧州その他地域で事業活動を営んでおり、特に生産活動は日本国内の2拠点のみで行っております。それらの国・地域において地震・台風・洪水といった自然災害、戦争・テロ・事故及び火災等の予測困難な事象が発生した場合、製品の製造や物流、販売活動に被害を受けることにより、当社の経営成績及び財政状態に重大な影響が生じる可能性があります。 (11)感染症に関するリスク 当社は、回転寿司、丼チェーン店等の外食業態やスーパーマーケット等の中食業態を主力ユーザーとしております。感染症の影響により、インバウンド消費を含む外食需要の低迷による顧客数や顧客店舗数の減少、又は顧客の新店計画、既存店における当社の機械の入替計画の中止や見直しが発生し、当社の経営成績に大きな影響を与える可能性があります。また、各国において都市閉鎖、外出制限等が実施された場合、国内外の物流網の停滞により、海外市場への製品販売や部材調達が困難となり、当社の経営成績に影響を与え、事業の成長を阻害する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,410字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇の継続により消費者マインドに弱さがみられるものの、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の高まりなどによって、景気は緩やかな回復基調にあります。一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクの高まり、中国経済の先行き懸念、中東地域を巡る情勢不安など依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループは、『食の「おいしい」や「温かい」を世界の人々へ』を長期ビジョンとして掲げ、2026年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「Next 2028」の基本方針「真のグローバル企業体制の構築」「付加価値創造型企業への進化」「サステナブルな成長を実現する企業基盤の構築」の下で、各種施策を推進し、事業成長と社会的価値向上による企業価値の最大化に取り組んでおります。 このような状況の中、国内は、当社の主要顧客の外食・小売業において、インバウンド需要の堅調な推移や人手不足を背景とした省人化ニーズは継続しているものの、原材料やエネルギー価格、人件費の高騰による厳しい事業環境が継続しているほか、前第4四半期会計期間からのコメの価格高騰による事業者の設備投資計画の延期等への影響もあり、製品需要は軟調に推移いたしました。製品・業態別では、寿司ロボットはスーパーマーケットにおける増設需要の落ち着き、寿司業態では大手回転寿司チェーンを中心に入替需要の一服感もあり、売上高は減少しました。また、ご飯盛付けロボット(Fuwarica)は、大手ホテルチェーン店やスーパーマーケットへの導入が進む等、新規開拓は進捗しているものの、レストラン・食堂業態における大手チェーン店の入替需要が一巡した影響もあり、売上高は減少しました。その結果、国内売上高は前連結会計年度を下回りました。 海外は、米国の通商政策の動向や中東地域での地政学リスクなど先行き不透明な状況は継続しているものの、外食・小売業における日系企業の海外進出の増加、人手不足の深刻化や人件費の高騰による省人化、日本食の普及拡大の動きは継続しております。地域別では、北米は、日本食の普及や日系企業の進出、機械化や省人化の動きは引き続き高い水準で推移しており、前連結会計年度後半より導入が開始された大手スーパーマーケットチェーンでの店内調理向けの寿司ロボットは当初の想定より効果は限定的であったものの、おにぎり市場の拡大に伴う大手テイクアウトチェーン向けのおにぎり成形機の導入が寄与した結果、北米の売上高は増加しました。一方、欧州は、前々連結会計年度より取り組んでいる現地事業者への需要の掘り起こしや販売店支援活動等の効果により製品需要の回復が進んでおり、売上高は概ね横這いで推移しました。また、東アジアは、中国景気の低迷を背景に事業者の設備投資計画の延期等への影響はあるものの、日系の大手回転寿司チェーンによる進出が増加したことにより製品需要は伸長し、売上高が増加いたしました。その結果、海外売上高は前連結会計年度を上回りました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、158億64百万円(前連結会計年度比1.9%増)と前連結会計年度を上回る結果となりました。国内・海外別の売上高の内訳は、国内売上高が100億33百万円(同5.4%減)、海外売上高が58億31百万円(同17.5%増)となりました。 当連結会計年度の概況 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   (%) 売上高   15,568   100.0   15,864   100.0   296   1.9 国内   10,605   68.1   10,033   63.2   △572   △5.4 海外   4,962   31.9   5,831   36.8   868   17.5 売上総利益   7,864   50.5   7,590   47.8   △273   △3.5 営業利益   1,890   12.1   1,009   6.4   △880   △46.6 経常利益   1,947   12.5   1,043   6.6   △903   △46.4 親会社株主に帰属する当期純利益   1,462   9.4   602   3.8   △860   △58.8 利益面につきましては、売上高は増加したものの、新工場の稼働開始に向けた人員増強に伴う製造労務費の増加及び新工場の減価償却開始に伴う経費等固定費の増加により、売上総利益は75億90百万円(同3.5%減)と前連結会計年度を下回りました。営業利益は、売上総利益の減少に加え、事業拡大に伴う人員増強やインフレ対応に伴うベースアップのほか、人材の成長促進や組織の活性化を目的とした人事制度の改定による人件費、事業基盤構築に向けた外部委託費、販売促進の強化に向けた展示会費等の増加、また、2025年8月8日に公表しました資本業務提携解消に伴う弁護士費用及び自己株式取得手数料等想定外のコストが発生したことにより販売費及び一般管理費が増加し、10億9百万円(同46.6%減)と前連結会計年度を下回りました。経常利益は、10億43百万円(同46.4%減)と前連結会計年度を下回りました。 また、移転価格税制に基づく行政指導を受けた結果、加算税及び延滞税を含めた追徴税額等を過年度法人税等に計上した影響により、親会社株主に帰属する当期純利益は、6億2百万円(同58.8%減)と前連結会計年度を下回りました。 財政状態は、次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3億70百万円減少し191億1百万円となりました。 これは主に、現金及び預金が26億23百万円減少、建設仮勘定が10億83百万円減少した一方で、建物及び構築物(純額)が25億31百万円増加、無形固定資産その他に含まれるソフトウエア仮勘定が2億34百万円増加、売掛金が2億23百万円増加、流動資産その他に含まれる未収消費税等が1億69百万円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ26億41百万円増加し61億44百万円となりました。 これは主に、長期借入金が15億円増加、1年内返済予定の長期借入金が11億47百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ30億12百万円減少し129億56百万円となりました。 これは主に、自己株式が取得の影響等により32億23百万円増加したことと、利益剰余金が1億86百万円増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ26億36百万円減少し29億60百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加額2億8百万円、棚卸資産の増加額1億82百万円、法人税等の支払額8億38百万円による資金の減少はありましたが、税金等調整前当期純利益10億35百万円、減価償却費4億71百万円、賞与引当金の増加額1億19百万円等により、4億33百万円の資金の増加(前連結会計年度比9億31百万円の減少)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出17億2百万円、無形固定資産の取得による支出2億33百万円等の資金の減少により、19億85百万円の資金の減少(前連結会計年度比6億10百万円の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入36億円がありましたが、自己株式の取得による支出32億28百万円、長期借入金の返済による支出9億52百万円、配当金の支払4億16百万円等による資金の減少により、10億92百万円の資金の減少(前連結会計年度比5億56百万円の減少)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 米飯加工機械関連   10,037,626   90.5 (注) 金額は販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 米飯加工機械関連   15,925,142   101.5   551,449   112.3 (注) 金額は販売価格によっております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 米飯加工機械関連   15,864,553   101.9 (注) 金額は販売価格によっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、『食の「おいしい」や「温かい」を世界の人々へ』をビジョンとして掲げ、2025年5月13日に、2028年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画「Next 2028」を公表し、新たな目標に向けて事業活動に取り組んでまいりました。 a. 財政状態の分析 財政状態の分析については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b. 経営成績の分析 経営成績の分析については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 なお、当社グループの2025年3月期及び2026年3月期の実績、中期経営計画の最終年度である2028年3月期の目標数値は次のとおりであります。 2025年3月期実績   2026年3月期実績   対前年増減率   2028年3月期目標   対目標進捗率 売上高   155   億円   158   億円   1.9   %   220   億円   72.1   % 営業利益   18.9   億円   10.0   億円   △46.6   %   30.0   億円   33.6   % 営業利益率   12.1   %   6.4   %   ―       13.6   %   ― ROE   9.6   %   4.2   %   ―       12.0   %   ― 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フロー) 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資金需要) 当社グループの資金需要の主なものは、金型等の設備投資、出資等の長期資金需要と製品製造のための材料・部品購入、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。 (財務政策) 当社グループは、事業活動のための適切な流動性を確保し、事業戦略上必要となる投資等の資金需要に適応できる財務構造の確立を目指しております。また、営業キャッシュ・フローから生み出される資金を中心にして将来必要となる設備資金及び運転資金を手当てしてまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 会計方針の適用及び会計上の見積りにあたって、特に重要な判断を要する項目は以下のとおりであります。 a.棚卸資産の評価損 当社グループは、商品、製品、原材料、仕掛品については総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)で、貯蔵品については最終仕入原価法で評価しております。棚卸資産の評価は、棚卸資産が原価法に基づき正しく評価されているかどうかを確認するため、定期的に実施されております。当社グループは、主に長期滞留在庫や収益性の低下した製品在庫などについて、棚卸資産の評価損として計上しております。当社グループの棚卸資産の評価は適正と判断しておりますが、市況や消費者ニーズが当社グループの計画と大きく乖離する場合、棚卸資産評価損の金額は増加し、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 b.繰延税金資産 繰延税金資産に用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 c.退職給付費用及び債務 当社グループの主要な退職給付制度は、当社における退職一時金制度です。従業員の退職給付費用及び債務は、割引率、退職率、死亡率を含む前提条件に基づいて算出されています。これらの前提条件は年に一度見直しています。割引率は、退職給付費用及び債務を決定する上で、重要な前提条件です。割引率は一定の格付けを有し、安全性の高い長期国債の期末における市場利回りを基礎として決定しています。経営者は、これらの前提条件は適切であると考えていますが、実際の結果との差異や前提条件の変更が将来の退職給付費用及び債務に影響を及ぼす可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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