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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

キャリア

CAREER CO.,LTD6198 · Growth · サービス業

55歳以上のアクティブシニアの雇用創造と介護人材の安定供給を両輪とする人材サービス企業。

概要

株式会社キャリアは、2009年4月に設立された人材サービス企業である。55歳以上の「アクティブシニア」を対象としたシニアワーク事業と、介護・医療分野の有資格者を派遣・紹介するシニアケア事業を両軸とし、「高齢化社会型人材サービス」を掲げる。2016年6月に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。2025年9月期の連結売上高は約149億円、従業員数は355名。本社は東京都世田谷区。

シニアワークとシニアケアの二本柱

当社グループは「高齢化社会型人材サービス」の単一セグメントだが、事業内容は二つに大別される。シニアワーク事業は、ビルメンテナンス、ベッドメイキング、オフィスワーク、ロジスティックス、有資格者紹介の5区分でアクティブシニアの派遣・紹介・業務請負を行う。シニアケア事業は、介護施設や医療機関に対し看護師、介護士、保育士等の有資格者を派遣・紹介するほか、訪問介護も手掛ける。2025年9月期の売上高構成比は、シニアケア事業が84.5%(約126億円)、シニアワーク事業が15.5%(約23億円)である。

全国32拠点の営業ネットワーク

2025年9月末時点で、シニアワーク事業8支店、シニアケア事業24支店の合計32支店を全国に展開する。北海道札幌から沖縄那覇まで主要都市をカバーし、シニアワークは札幌、仙台、東京(渋谷)、船橋、静岡、大阪、熊本、那覇の8拠点、シニアケアはさらに多くの地方都市に拠点を持つ。東京本社を世田谷区に置き、新潟、金沢、水戸、大宮、横浜、松本、名古屋、京都、奈良、神戸、岡山、広島、松山、福岡、鹿児島などにもシニアケアの支店を配置している。

M&Aで拡大したグループ構成

当社は単体ではなく、複数の連結子会社でグループを形成する。2019年1月に株式交換で株式会社キューボグループを完全子化し、同社傘下の株式会社キューボ、株式会社オプション、株式会社キャストを連結子会社とした。2020年4月に株式会社ジョブコラボ、2021年3月に株式会社ウェルネスキャリアサポート、2022年3月に株式会社プレニチュードを設立。2023年4月と2024年4月にはキューボを存続会社とする合併を実施し、グループの再編を進めている。また、西日本旅客鉄道株式会社との合弁会社「株式会社JR西日本キャリア」を2017年6月に設立(持分法適用、出資比率49%)。

売上高は149億円、当期純損失を計上

2025年9月期の連結業績は、売上高149億36百万円(前期比10.6%減)、営業損失9百万円、経常損失23百万円、親会社株主に帰属する当期純損失1億50百万円となった。前期は営業利益4億29百万円、当期純利益2億50百万円を計上しており、大幅な減益である。要因として、看護介護派遣の売上減少、コールセンター派遣やビルメンテナンス派遣の低調、将来成長に向けた広告宣伝費やDX投資の増加を挙げている。自己資本比率は前期44.7%から41.1%に低下。2025年9月末の現金同等物残高は18億61百万円。

業界の中での役割は人材サービス提供事業者(派遣・紹介・請負)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
149億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
-2億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01シニア人材活用(ビルメンテナンス、オフィスワーク等)主力

55歳以上のアクティブシニアを定義し、就労を望むシニアと企業のマッチングを行う。業務フローを分析・細分化し、シニアが担当できる業務を抽出して人材派遣や業務請負を提供。シニアの定着率の高さを活かし、顧客の採用コスト削減と人材不足解消に貢献する。

主要顧客オフィスビル運営会社、ホテル、官公庁、物流企業、建設会社

主な製品・サービス5
ビルメンテナンス
オフィスビルや商業施設での施設清掃、設備管理などの業務をシニアスタッフが担当する。
ベッドメイキング
ホテル客室の清掃、ベッドメイキング業務をシニアが担当する。
オフィスワーク
官公庁や一般企業でデータ入力、書類整理、コールセンター業務などをシニアが担当する。
ロジスティックス
倉庫内の軽作業(ピッキング、仕分け、梱包)や引越作業をシニアが担当する。
有資格者紹介
施工管理や経理・監査などの資格を持つシニアの人材紹介を行う。

02介護・医療準主力

介護サービスを支える看護師、介護士の人材派遣・紹介・訪問介護事業を展開。高齢化社会の進展に伴い、介護施設や医療機関向けに必要な人材を安定的に供給し、労働力不足の解消に貢献する。

主要顧客介護施設、医療機関、在宅介護利用者

主な製品・サービス3
人材派遣(介護・看護)
看護師、准看護師、介護士を介護施設や医療機関に派遣する。
人材紹介(介護・看護)
求人企業に対し、求職者を紹介するサービス。
訪問介護事業
自宅で介護を必要とする高齢者に対して、ホームヘルパーが訪問し、食事・入浴などの介護サービスを提供する。

製品と技術

アクティブシニアの雇用を創出するシニアワーク

シニアワーク事業では、55歳以上の「アクティブシニア」を対象に、顧客企業の業務フローを分析・細分化し、シニアが担当可能な業務を抽出して派遣・紹介する。主な職種は5つ。ビルメンテナンス(施設清掃、設備管理)、ベッドメイキング(ホテル客室清掃)、オフィスワーク(データ入力、書類整理、コールセンター)、ロジスティックス(倉庫内軽作業、引越梱包)、有資格者紹介(施工管理、経理・監査)。シニアの定着率の高さと賃金相場の差を活用し、顧客の採用コスト低減と業務効率化を同時に実現する仕組みである。

介護・医療現場を支えるシニアケア

シニアケア事業は、主に介護施設(入所型・在宅型)や医療機関に対し、看護師、准看護師、介護士、保育士などの有資格者を派遣・紹介する。2024年4月から始まった「医師の働き方改革」によるタスクシフト需要も追い風に、看護師派遣のニーズは高い。また、2020年3月からは東京都足立区で訪問介護事業も展開。同事業は利用者宅への直接介護サービスを提供し、在宅介護の選択肢を広げている。2025年9月期のシニアケア事業売上高は126億円でグループ売上の約85%を占める。

障がい者雇用支援とサテライト農園

2021年10月、東京都墨田区に障がい者雇用支援のためのサテライト農園「ウェルネス Mirai Farm TOKYO隅田」を開設。さらに2024年4月には品川区にも「ウェルネス Mirai Farm 品川office」を開設した。これは障がい者の就労機会を創出する事業であり、農作業を通じた雇用支援を提供する。グループ子会社の株式会社ウェルネスキャリアサポートが運営し、障がい者雇用の促進と社会参加支援を目的としている。新たなストックビジネスとして成長を期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣中堅、売上縮小中

キャリアは人材派遣・紹介事業を展開。売上高は2023/9期178億円から2025/9期予想149億円へ減少。営業利益率も2.4%から0%へ悪化し、収益性に課題。同業のジンジブなど新興企業が成長する中、競争力が低下している。求人需要の変化に対応できておらず、事業構造の見直しが必要。

強み

  • 製造・物流・事務など多様な職種で人材派遣を提供。
  • 主要都市に営業拠点を持ち、地域密着の営業が可能。
  • 長期間の運営実績があり、企業との信頼関係を構築。
  • 豊富な求職者データを保有し、マッチングに活用。

課題

  • 2025/9期予想も減収見込み。事業の立て直しが急務。
  • 営業利益率が0%まで悪化。コスト削減と高付加価値化が必要。
  • 人材業界は競合多く、差別化が困難。価格競争に巻き込まれている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がキャリア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19237笑美面19億円51.3倍
26555MS&Consulting19億円10.5倍
36558クックビズ19億円
49345ビズメイツ19億円11.3倍
59215CaSy19億円59.6倍
66198キャリア18億円
77062フレアス18億円3.5倍
89565GLOE18億円17.1倍
99214Recovery International18億円15.5倍
107360オンデック18億円
117356Retty18億円334.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

2009年創業、シニア派遣事業を譲受してスタート

2009年4月、東京都新宿区西新宿に株式会社キャリアを設立(資本金2000万円)。同年7月に一般労働者派遣事業許可を取得し、株式会社エクスプレス・エージェントからビルメンテナンス、ベッドメイキング向けのシニア人材派遣事業、および介護施設向けの看護師派遣事業を譲り受けた。創業当初からシニア人材と介護人材の両軸を据え、東京本社と大阪支店で事業準備を開始した。

2010〜2014年:オフィス・物流・有資格者と領域拡大

2010年2月にオフィス向けシニア人材派遣、2012年10月にロジスティックス業界向けシニア派遣を開始し、職種を広げた。2013年3月にISO9001認証を取得。2014年7月には有資格シニア人材の紹介事業を開始し、同年10月には介護施設向け介護士の人材派遣に参入した。本社も渋谷区千駄ヶ谷を経て2015年4月に新宿区西新宿へ移転し、事業拡大に伴う拠点整備を進めた。

2016年東証マザーズ上場と合弁会社設立

2016年6月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場資金を成長投資に充当した。2017年6月には西日本旅客鉄道株式会社との合弁会社「株式会社JR西日本キャリア」を設立(出資比率49%)。JR西日本のエリアにおける人材サービス展開を狙った戦略的提携である。この間、売上高は2016年9月期74億円から2018年9月期101億円へと拡大した。

2019年〜2021年:M&Aと新事業への多角化

2019年1月、株式交換により株式会社キューボグループの全株式を取得。同社傘下のキューボ、オプション、キャストの4社が連結子会社となり、グループ規模が拡大した。2020年3月に東京都足立区で訪問介護事業を開始。同年4月には株式会社ジョブコラボを設立。2021年3月に株式会社ウェルネスキャリアサポートを設立し、同年10月には東京都墨田区に障がい者雇用支援のサテライト農園「ウェルネス Mirai Farm TOKYO隅田」を開設した。2021年12月、本社を東京都世田谷区に移転。

2022年〜2024年:市場移行とグループ再編

2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いマザーズ市場からグロース市場に移行。同年3月に株式会社プレニチュードを設立し、介護・医療分野の強化を図った。2023年4月に連結子会社のキューボ(存続会社)とオプション(消滅会社)が合併。2024年4月にはキューボとキャストが合併し、同時にキューボの株式を41%追加取得して完全子化するとともに、キューボとキューボグループを合併しグループ組織を簡素化した。また同年4月、東京都品川区に障がい者雇用支援のサテライト農園「ウェルネス Mirai Farm 品川office」を開設した。

年表22件を開く

2000年代

  • 2009年4月創業東京都新宿区西新宿において、株式会社キャリアを設立(資本金20,000千円)東京本社(東京都新宿区)及び大阪支店(大阪府大阪市北区)において、関東地区及び関西地区における人材派遣業の準備開始
  • 2009年7月一般労働者派遣事業許可の取得 株式会社エクスプレス・エージェントより、主にビルメンテナンス、ベッドメイキング向けのシニア人材派遣事業及び介護施設向けに看護師の人材派遣事業を譲受

2010年代

  • 2010年2月オフィス向けシニア人材派遣を開始
  • 2012年10月ロジスティックス業界向けのシニア人材派遣を開始
  • 2012年12月プライバシーマーク認証取得 東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を移転
  • 2013年3月ISO9001:2008認証取得
  • 2014年7月有資格シニア人材の紹介を開始
  • 2014年10月介護施設向け介護士の人材派遣を開始
  • 2015年4月東京都新宿区西新宿に本社を移転
  • 2016年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2017年6月西日本旅客鉄道株式会社との合弁会社、株式会社JR西日本キャリアを設立(当社の持株比率49%)
  • 2019年1月株式交換により株式会社キューボグループの全株式を取得、それに伴い同社を含む株式会社キューボ、株式会社オプション、株式会社キャストの4社を連結子会社とする

2020年代

  • 2020年3月東京都足立区に訪問介護事業所を開設し、訪問介護事業の開始
  • 2020年4月株式会社ジョブコラボ設立(現・連結子会社)
  • 2021年3月株式会社ウェルネスキャリアサポート設立(現・連結子会社)
  • 2021年10月東京都墨田区に障がい者雇用支援のためのサテライト農園「ウェルネス Mirai Farm TOKYO隅田」を開設
  • 2021年12月東京本社(本店所在地)を東京都新宿区から東京都世田谷区へ移転
  • 2022年3月株式会社プレニチュード設立(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2023年4月M&A連結子会社である株式会社キューボ(存続会社)及び株式会社オプション(消滅会社)が合併
  • 2024年4月M&A連結子会社である株式会社キューボ(存続会社)及び株式会社キャスト(消滅会社)が合併
  • 2024年4月M&A連結子会社である株式会社キューボの株式を41%追加取得 当社(存続会社)が株式会社キューボ(消滅会社)及び株式会社キューボグループ(消滅会社)を合併 東京都品川区に障がい者雇用支援のためのサテライト農園「ウェルネス Mirai Farm 品川office」を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    シニア向け柔軟な働き方の推進

    高齢化社会に対応し、シニア層の就業機会を拡大するため、フレックスタイムや短時間勤務、テレワークなど多様で柔軟な働き方を推進する。

  2. 02

    AI・データ活用によるマッチング強化

    シニア層のスキルと企業のニーズのミスマッチを解消するため、AIやデータを活用したマッチング機能を強化し、リカレント・リスキリング教育も充実させる。

  3. 03

    高付加価値サービスとDXによる収益性改善

    人材獲得コスト上昇などの収益圧迫に対応するため、クライアントと連携した高付加価値サービスの提供やDX推進による業務効率の抜本的改善に取り組む。

  4. 04

    新規事業への戦略的投資

    少子高齢化や働き方改革に対応し、人材サービス以外のシニア市場向けサービスやヘルスケア領域など新規事業へのトライアルと投資を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で355人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は435万円で、9期前と比べて+15.2%平均年齢は30.4歳、平均勤続年数は2.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月169
2017年9月163
2018年9月168
2019年9月37830.72.8247
2020年9月37230.82.3250
2021年9月40330.61.8234
2022年9月40430.41.7266
2023年9月45330.21.8308
2024年9月44629.01.7317126
2025年9月43530.42.23550

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
ウェルネスMiraiFarm — 東京都品川区328百万円
ウェルネスMiraiFarm — 東京都墨田区173百万円
本社 — 東京都世田谷区53百万円
福岡支店 — 福岡県福岡市博多区5百万円
札幌支店 — 北海道札幌市中央区4百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ジョブコラボ(注)1
    沖縄県那覇市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ウェルネスキャリアサポート(注)1,2
    東京都世田谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社プレニチュード(注)3
    東京都新宿区
    議決権80.0%
  • 国内
    株式会社JR西日本キャリア
    大阪府大阪市北区
    議決権49.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    事業所母集団データベース整備に係る労働者派遣業務
    総務省 · 2015-05-29
    2,934万円
  • 調達
    事業所母集団データベース整備に係る労働者派遣業務
    総務省 · 2016-06-08
    2,883万円
  • 調達
    事業所母集団データベース整備に係る労働者派遣業務
    総務省 · 2017-06-05
    2,880万円
  • 調達
    事業所母集団データベース整備に係る労働者派遣業務
    総務省 · 2018-06-04
    2,848万円
  • 調達
    新聞記事把握整理業務及びメール処理業務
    内閣官房 · 2021-02-26
    2,486万円
  • 調達
    会計事務処理業務に係る派遣業務(単価契約)(電子入札対象案件)
    国土交通省 · 2017-05-01
    2,191万円
  • 調達
    新聞記事把握整理業務及びメール処理業務
    内閣官房 · 2020-02-28
    1,849万円
  • 調達
    事務補助員7名派遣
    海上保安庁 · 2016-03-22
    1,704万円
  • 調達
    新聞記事把握整理業務及びメール処理業務
    内閣官房 · 2019-02-22
    1,680万円
  • 調達
    関東運輸局東京運輸支局、神奈川運輸支局及び千葉運輸支局習志野自動車検査登録事務所への人材派遣業務
    国土交通省 · 2019-02-22
    1,676万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は149億円営業利益0億円前期と比べると減収減益で、売上が-10.8%、利益が-100.0%。

売上高
-10.8%
149億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
-200.0%
-2億円
営業利益率
0.0%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高137億円149億円
営業利益-1億円0億円
純利益-1億円-2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は34億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−19.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q4612.21
2023年3Q4200.00
2023年4Q411
2024年1Q4212.40
2024年2Q4212.41
2024年4Q8322.41
2025年2Q7600.0−1
2025年4Q7300.0−1
2026年2Q67−1−1.50
2026年3Q3400.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は18億円から149億円へ8.3倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月1821
2013年9月2611
2014年9月4521
2015年9月5832
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2016年9月7443
西日本旅客鉄道株式会社との合弁会社、株式会社JR西日本キャリアを設立(当社の持株比率49%)
2017年9月9154
2018年9月10153
2019年9月11632
東京都足立区に訪問介護事業所を開設し、訪問介護事業の開始
2020年9月12200
株式会社ウェルネスキャリアサポート設立(現・連結子会社)
2021年9月14251
株式会社プレニチュード設立(現・連結子会社)
2022年9月16342
連結子会社である株式会社キューボ(存続会社)及び株式会社オプション(消滅会社)が合併
2023年9月17864
連結子会社である株式会社キューボ(存続会社)及び株式会社キャスト(消滅会社)が合併
2024年9月167442.42
2025年9月149000.0−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高149億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.5%117億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.5%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.4pt
-1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比19.8pt
-8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年9月期は営業CFが0億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は19億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年9月2−1−114
2015年9月20127
2016年9月20029
2017年9月5−1−3410
2018年9月20−1211
2019年9月0−11−112
2020年9月3−12216
2021年9月−2−13−316
2022年9月9−30622
2023年9月8−1−2727
2024年9月−10−5−122
2025年9月0−31−319

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は43億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は41.1%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月52336.4
2013年9月82625.8
2014年9月123928.7
2015年9月1651131.8
2016年9月20101051.7
2017年9月23111249.1
2018年9月25141154.3
2019年9月31141741.7
2020年9月35132235.3
2021年9月48143427.0
2022年9月49163330.5
2023年9月51203136.8
2024年9月44202444.7
2025年9月43182541.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
37
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中365位あたり、逆に低いのはROE534社中511位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-8.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥205で、1年前と比べて-31.7%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥205+0.5%1ヶ月-2.8%1年-31.7%時価総額18億円
過去52週の値幅
安値¥198高値¥302

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.93倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は202円で、前日比-5.61%と下落。25日線(218.72円)を約7.6%下回り、75日線・200日線も下回っており、中期トレンドは下降基調です。52週安値198円に接近しており、あと約2%で最安値を更新します。7月には232円で推移していましたが、その後下落が続き、8月17日に202円まで下げました。出来高は48,600株に急増しており、売りが優勢です。RSIは27.91と売られ過ぎの領域ですが、反発の兆しはまだ見えません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは赤字のため算出できず評価不能。PBRは1.03倍と同業平均3.11倍を下回るが、ROEは-8%と赤字であり収益性が芳しくない。配当利回りは0%で無配。直近期の業績悪化もあり、割高と判断。PBRが低い点のみ注目されるが、収益力欠如が重し。

指標この会社業種平均
PBR0.93倍3.51倍
ROE-8.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績悪化が続き、2025年9月期は営業赤字予想。人材不足や派遣需要の変化への対応が課題。強気派は、コスト削減や新サービス投入で赤字幅縮小を期待。弱気派は、市場競争激化と収益力低下で業績回復は難しいとみる。時価総額約19億円と小型株で、流動性リスクも。

プラスに働く材料7
  • コスト削減の効果

    コスト削減策を推進中。赤字幅縮小の可能性。

  • 新サービス展開

    新しい派遣サービスで需要開拓を模索。

  • 小型株ゆえの値動き

    業績改善が株価に直結しやすく、好材料で急騰余地。

  • 2026年9月期営業利益4億円回復2026年9月期影響

    営業利益が0億円から前期並みの4億円に戻れば、EPS約2円でPER約9.5倍に改善。

  • 純利益2億円黒字化による評価回復2026年9月期影響

    純損失2億円から2億円黒字に転換、PER約4.8倍と割安感。

  • 売上高150億円台回復2026年上期影響

    売上高が149億円から150億円超に底打ち、営業利益率1%で1.5億円増益。

  • 自社株買い期待次回株主総会影響

    PBR1.02倍と割安、1%の自社株買いでEPS約1%向上。

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字継続

    2025年9月期も営業赤字予想。収益改善のメド立たず。

  • 人材派遣市場の競争

    大手派遣会社に比べ競争力が弱く、シェア低下懸念。

  • 財政状態の悪化

    赤字継続で自己資本が減少。財務リスク増大。

  • 営業赤字転落による株価下落2026年9月期影響

    営業損失が発生すれば純損失拡大、PBR0.8倍割れも。

  • 売上高140億円割れ2026年上期影響

    売上高が10億円減少し140億円を下回れば、営業損失2億円発生。

  • 人件費上昇による利益圧迫継続影響

    売上高149億円に対し人件費比率上昇で営業利益1億円減少見込み。

  • 市場流動性低下継続影響

    時価総額19億円と小規模、浮動株少なく売り圧力で株価下落しやすい。

次の決算で確かめる点
営業損益
収益改善の進捗を測る。赤字幅縮小が課題。
派遣稼働率
需要動向を示す。稼働率上昇が業績回復の鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
36.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年9月614.8
2018年9月60.018.1
2019年9月60.030.3
2024年9月60.036.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ2,583人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.6%を占め、残る96.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他89.390.889.786.079.880.0
証券会社4.94.05.18.815.015.6
事業法人2.91.42.41.83.33.5
自己株式1.41.41.41.41.41.6
外国法人2.42.62.33.01.70.6
外国人個人0.10.20.20.20.20.2
金融機関0.51.00.30.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01川嶋 一郎49.52
02株式会社SBI証券9.23
03水谷 桂子3.40
04楽天証券株式会社共有口2.70
05JPモルガン証券株式会社1.96
06株式会社くふうカンパニーホールディングス1.89
07内木 真哉1.16
08株式会社オープンループ1.07
09野村證券株式会社0.90
10竹上 雅彦0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは-8.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月62,60490,700105.447.9
2013年9月40,570101,27042.3
2014年9月164148.0
2015年9月246545.1
2016年9月3211934.128.611.6
2017年9月4213233.745.814.8
2018年9月3516023.761.218.1
2019年9月1915412.143.430.3
2020年9月−5145−3.1
2021年9月81535.491.1
2022年9月2317613.914.1
2023年9月4522122.48.6
2024年9月2923213.012.836.1
2025年9月−18208−8.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/9期の役員報酬は総額121百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川嶋一郎代表取締役 会長兼社長484,270,520
蒲原翔太取締役41
竹上雅彦取締役4877,400
池田脩太郎取締役40
岩見和磨取締役(監査等委員)42
舘充保取締役(監査等委員)52
山本和成取締役(監査等委員)53

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)368229130
社外取締役41911308

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,807字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「高齢化社会のなかで、すべての人々が仕事を通じて社会に貢献し、生きがいを見つけることのできる世の中の実現を目指します。」という企業理念のもと、我が国における高齢化社会の進展に伴う、労働人口の減少による人手不足の解消と、高齢者が必要とするサービスが継続的に供給される社会の実現とを課題と捉え、当社の展開する「高齢化社会型人材サービス」を通じて、その課題解決を目指しております。 当社グループが展開する「高齢化社会型人材サービス」では、アクティブシニアの雇用を創造することを目的としたシニアワーク事業と、主に介護サービスが継続的に社会に提供されるべく、それを支える人材を安定的に市場へ供給することを目的としたシニアケア事業を行っております。 両事業の運営に当たっては、全国に営業拠点としての支店を設置し、支店から顧客に対して人材派遣、人材紹介、業務請負および紹介予定派遣などの人材サービスを提供しております。2025年9月末時点における支店数はシニアワーク事業8支店、シニアケア事業24支店であり、各都道府県における支店の設置状況は以下のとおりであります。 支店名   所在地   シニアワーク事業   シニアケア事業 1   東京本社   東京都世田谷区 2   札幌支店   北海道札幌市中央区   ○   ○ 3   仙台支店   宮城県仙台市青葉区   ○   ○ 4   新潟支店   新潟県新潟市中央区       ○ 5   金沢支店   石川県金沢市       ○ 6   水戸支店   茨城県水戸市       ○ 7   大宮支店   埼玉県さいたま市大宮区       ○ 8   渋谷支店   東京都渋谷区   ○   ○ 9   竹の塚支店   東京都足立区       ○ 10   船橋支店   千葉県船橋市   ○   ○ 11   横浜支店   神奈川県横浜市西区       ○ 12   松本支店   長野県松本市       ○ 13   静岡支店   静岡県静岡市駿河区   ○   ○ 14   名古屋支店   愛知県名古屋市中区       ○ 15   京都支店   京都府京都市下京区       ○ 16   奈良支店   奈良県橿原市       ○ 17   大阪支店   大阪府大阪市北区   ○   ○ 18   神戸支店   兵庫県神戸市中央区       ○ 19   岡山支店   岡山県岡山市北区       ○ 20   広島支店   広島県広島市中区       ○ 21   松山支店   愛媛県松山市       ○ 22   福岡支店   福岡県福岡市博多区       ○ 23   熊本支店   熊本県熊本市中央区   ○   ○ 24   鹿児島支店   鹿児島県鹿児島市       ○ 25   那覇支店   沖縄県那覇市   ○   ○ なお、当社グループは「高齢化社会型人材サービス」の単一セグメントでありますが、両事業の内容を示すと以下のとおりであります。 (1) シニアワーク事業 当社グループでは、55歳以上の働く意欲のある人を「アクティブシニア」と定義し、アクティブシニアの雇用創造を推進しております。 就労を望むシニアと、総じて若者の採用を望む企業との間に生じるミスマッチを、当社グループが解消することで、アクティブシニアの雇用を創造します。具体的には、顧客の業務フローを分析、細分化し、シニアに対応可能な業務を抽出します。抽出された業務を、若者と比較して賃金相場が抑えられたシニアが担当することで、アクティブシニアの就労意欲と顧客の経済メリットの両面を実現します。加えて、シニアの定着率の高さによる採用コストの低減、業務フロー改善による効率化などによる成果も実現しております。また、分析、改善した業務フローは、顧客の同業他社へ類似事例として展開することができるため、事例を重ねることで営業効率及び活用事例の品質が向上し、それを継続していくことで当社のノウハウを蓄積しております。 シニアワーク事業の主な区分、就労場所、業務内容は以下のとおりです。 区分   就労場所   業務内容 ビルメンテナンス   オフィスビル、マンション、 商業施設等   施設清掃、設備管理、通信系軽作業 ベッドメイキング   ホテル等   客室清掃、ベッドメイキング オフィスワーク   官公庁、一般企業、 コールセンター等   データ入力作業、書類整理・管理等、コールセンター ロジスティックス   物流業、引越等   倉庫内軽作業(ピッキング仕分け、梱包等)、引越梱包・開梱の作業 有資格者紹介   建設業、一般企業等   施工管理、経理・監査等 (2) シニアケア事業 高齢者の利用する介護サービスが継続的に社会に供給されるべく、それを支える人材である看護師、介護士の人材派遣、人材紹介、訪問介護事業を行っております。 高齢化社会の進展で、介護施設数及び介護職員は年々の増加傾向にあるものの、介護職員は将来の必要数を確保するほどの増加が見込めない状況にあります(厚生労働省:「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について」)。当社グループは、人材サービス企業として、看護師、介護士の人材派遣、人材紹介、訪問介護事業を行うことで、この労働力不足および解消に努めております。 シニアケア事業の主な就労場所と有資格者は以下のとおりです。 就労場所   主な登録有資格者 入所介護型施設   看護師、准看護師、介護士 在宅介護型施設 医療機関等 各顧客宅 (用語) ・人材派遣 派遣会社と雇用契約を締結したスタッフが、派遣会社と労働者派遣契約を締結した派遣先企業の指揮・命令のもとで働くことをいいます。 雇用関係と指揮命令系統が分離されていることが特徴であり、派遣会社は、労働者派遣契約に基づき、派遣先企業から派遣料金を受領し、雇用契約に基づき、派遣スタッフに給与を支払います。 ・人材紹介 企業の求人依頼を受け、それに該当する求職者を企業に紹介することをいいます。 人材紹介会社は紹介を受けた企業から紹介料金を受領します。 ・紹介予定派遣 派遣先企業で正社員や契約社員といった直接雇用となることを前提とした派遣形態をいいます。 一定期間派遣契約で就労した後、労使間が合意すれば、派遣先に直接雇用されることとなり、ミスマッチの軽減や採用の効率化を図ることができます。 ・業務請負 労働の結果としての仕事の完成を目的とし、人材派遣とは、注文主と労働者との間に指揮命令系統が生じないという点が異なります。 <事業系統図> ※1 連結子会社 ※2 持分法適用会社
経営方針・対処すべき課題1,726字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「高齢化社会のなかで、すべての人々が仕事を通じて社会に貢献し、生きがいを見つけることのできる世の中の実現を目指します。」という企業理念のもと、我が国における高齢化社会の進展に伴う、労働人口の減少による人手不足の解消と、高齢者が必要とするサービスが継続的に供給される社会の実現とを課題と捉え、当社の展開する「高齢化社会型人材サービス」を通じて、その課題解決を目指しております。 (2) 目標とする経営指標 高い成長性と収益性及び企業価値の向上が経営上の重点課題と認識しており、成長性については売上高対前年比率、収益性については売上高営業利益率などの経営指標を重視しております。 (3) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① シニア人材における就業機会の拡大についての課題 当社グループが主力とするシニア層の就業支援においては、慢性的な労働力不足が進む中で、その供給力を最大化することが喫緊の課題であります。特に、シニア層が抱える体力的な不安や体調維持への配慮に対応するため、フレックスタイム、短時間・短日数勤務、テレワークといった多様で柔軟な働き方の推進が不可欠であります。 また、シニア層の持つ豊富なスキルやノウハウを最大限に活かす一方で、派遣先企業が求める人物像との間でミスマッチが発生する懸念も依然として残ります。この課題を解消するため、当社では、AIやデータを活用したマッチング機能の抜本的な強化や、政府が推進するリカレント・リスキリング教育の充実を通じて、スキルとニーズの最適化を図り、シニア層の円滑な就業を戦略的に支援してまいります。 ② 業績の成長性における課題 人材採用におけるニーズは、長期的に継続的な成長機会として存在し続けると認識しております。 しかしながら、この成長市場においても、企業利益を圧迫する構造的な課題に直面しております。具体的には、全般的な物価高騰を背景とした採用市場の逼迫による人材獲得コストの急激な上昇に加え、社会保険料の適用拡大や最低賃金の高騰、診療報酬・介護報酬の改定に伴う賃金上昇要請など、企業における人員関連費用の恒常的な高騰圧力を強く実感しております。 このため、従前のビジネスモデルやオペレーションを継続するだけでは利益率を圧迫するという重大な課題があると認識しており、今後は、クライアント企業様と連携し、高付加価値なサービスの提供、DX推進による業務効率の抜本的な改善といった様々な経営努力と戦略的なチャレンジを重ねることで、持続的な利益確保を図ってまいります。 ③ 事業開発における課題 現在、人材サービス業界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)化が急速に進展しており、従前のオペレーションモデルを継続する限り、市場が拡大したとしても、シェアの確保や生産性の面で競争力を失う可能性に直面しております。このため、AIなどの先進技術を活用し、高い生産性を実現する人材サービスの開発や、業務フロー全体のDX化を抜本的に推進することが、喫緊の最重要課題であると認識しております。 また、少子高齢化や働き方改革といった経営環境の構造的な変化に対応するため、人材サービス以外のシニア市場向けサービスやヘルスケア領域等においても、常に新規事業へのトライアルと戦略的な投資を継続する必要があると考えております。 ④ 経営管理体制における課題 企業規模の拡大に伴い、ガバナンスの強化について、日々の業務の中で意識せずとも自然と守られる仕組みづくりが課題と考えております。従来の教育や指導による強化も並行しつつも、スマートな社内システムを構築することで、0にすることが難しいヒューマンエラーなどがそもそも起きない体制の構築を目指します。また、同様に生産性を高めることも課題と認識しており、システムに依存できるところはシステムに変更し、人が行うべき業務により集中できるよう、日々改善を行ってまいります。
事業等のリスク4,966字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業の許認可と法的規制について ① 人材派遣事業 当社グループは、労働者派遣法その他関連法令に従い、厚生労働大臣の許可を受け、人材派遣事業を行っております。現時点において、当社グループは、労働者派遣法等に抵触する事実はないものと認識しておりますが、今後何らかの理由により、当社グループ並びにその役職員が法令に抵触した場合には、許可の取り消し又は業務の停止等の処分を受ける可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、労働者派遣法その他関連法令については、経済環境・社会環境の変化に応じて改正される可能性が高く、改正内容によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループの場合は、シニア人材に特化していることから、わが国の労働力不足や財政の逼迫によるシニア人材活用の必要性から改正によるリスクは競合他社と比較して小さいと思われるものの、労働者派遣法その他関連法令の改正内容によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材紹介事業 当社グループは、職業安定法その他関連法令に従い、厚生労働大臣の許可を受け、人材紹介事業を行っております。現時点において、当社グループは、職業安定法等に抵触する事実はないものと認識しておりますが、今後何らかの理由により、当社グループ並びにその役職員が法令に抵触した場合には、許可の取り消し又は業務の停止等の処分を受ける可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 会社名   許認可の名称   監督官庁   許可番号   取得年月日   有効期限 株式会社キャリア   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派13-304437   2009年7月1日   2027年6月30日 有料職業紹介事業   厚生労働省   13-ユ-304348   2009年11月1日   2027年10月31日 ③ その他 当社グループは、看護師や介護士をはじめとした有資格者を対象とした人材派遣、人材紹介を行っているため、今後これらの資格を規定する社会福祉士及び介護福祉士法や保健師助産師看護師法等が改定された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 社会保険料の負担について 当社グループは、加入要件を満たす派遣スタッフの社会保険への加入を徹底しております。社会保険料の保険料率や対象範囲は、社会的情勢によって改正されていることから、社会保険料の会社負担金額が上昇した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) スタッフの確保について 当社グループは、シニア人材及び介護施設等に向けた人材サービスに特化した事業を行っております。シニアスタッフの個々のライフスタイルを尊重し、適切な職場を提供するために、スタッフにアンケート、ヒアリング、カウンセリングなどを行なっております。これによりスタッフの意向や希望を的確に把握し、スタッフの多様なニーズに対応することで、効率的なスタッフ登録とマッチングを推進しております。これらの取り組みと的確なスキルマッチングにより就業機会の創出を行うことで、当社グループのブランド力の向上を図っておりますが、競合他社と比較して当社グループの信用力、ブランド力が低下した場合、優良なシニアスタッフ及び看護師、介護士等のスタッフ確保が困難若しくは非効率となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 競争の激化について 人材サービス業界は、比較的少額の資本からでも参入が容易なため、多数の競合他社が存在しております。当社グループといたしましては、設立以来、シニア人材に特化した人材サービスを行っており、競合他社よりも優位となりうる実績とノウハウを有していると考えておりますが、多くの競合他社が当社グループの事業分野に参入した場合、価格競争激化による収益性の悪化など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) コンプライアンスについて 当社グループは、業務に従事する者(派遣社員及び業務委託先の従業員を含む)が法令や社内規程を遵守するよう、コンプライアンス規程を制定し、教育・研修などを通じた啓発活動を行うことにより従業員等のコンプライアンス意識を高めるとともに、内部通報窓口の設置やコンプライアンス委員会の開催によりコンプライアンス違反の把握と未然防止に努めております。 しかし、万が一重大なコンプライアンス違反が発生した場合、顧客等からの信頼を著しく損ね、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 個人情報の取扱いについて 当社グループが保有する登録スタッフなどの個人情報の取扱いについては、個人情報保護法に従い、当社グループ業務管理システムにて管理しております。また、当社グループはプライバシーマーク認証、JISQ 27001:2023(ISO/IEC27001:2022)認証を取得しており、これらに従い情報漏洩の防止を徹底しております。しかしながら、不測の事態により、個人情報が外部に漏えいし、情報主体者に被害が発生した場合には、損害賠償及び社会的信用の失墜などにより、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害及びシステム障害について 当社グループは、全国に営業拠点を有しており、地震、津波、台風などの自然災害に対して迅速かつ的確な対応を行ってまいりますが、想定外の大規模災害が起きた場合、一定の事業運営が困難になる可能性があります。 また、人材サービスの事業の性質上、多数のスタッフや顧客企業と提携しており、スタッフの安否確認や契約内容の調整等、多大な業務負荷を要することから当社グループの事業運営に影響を与えるとともに、財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに当社グループは、事業活動をコンピュータシステムやネットワークに大きく依存しており、当社グループの業務管理システム内に、登録スタッフの個人情報や顧客企業の基本情報等を大量に保有しております。このため、システムのセキュリティやバックアップ体制の強化等、不測の事態に備えて対策を講じておりますが、これらの対策にも関わらず人為的ミスや自然災害などにより業務管理システム等に障害が発生した場合、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。またそれが長期化した場合には、スタッフに対する勤怠管理、給与の支払、顧客に対する代金の請求、与信管理の業務等に支障を来し、当社グループの提供するサービスの信頼性の低下や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 内部管理体制について 当社は、2009年4月に設立し、今後の事業展開や成長を支えるためにも内部管理体制のより一層の充実を図っていく予定であります。 今後、事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も充実・強化させていく方針ではありますが、事業の拡大及び人員の増加に適時適切に組織的な対応ができなかった場合、事業展開に影響が出るなどして、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材サービス業界の動向について 当社グループが属する人材サービス業界は、社会情勢、景気動向や雇用情勢等の影響を受けやすいものであります。特に物価高騰を背景とした採用市場の逼迫による人材獲得コストの急激な上昇や、最低賃金の高騰、診療報酬・介護報酬の改定に伴う賃金上昇要請などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 新規事業進出について 当社グループでは、事業規模の拡大と収益源の多様化を実現するために、新規事業への取り組みを進めていく方針であります。新規事業が安定して収益を生み出すまでには一定の期間を要することが予想され、全体の利益率を低下させる可能性があります。また、将来の事業環境の変化等により、新規事業が当社グループの目論見どおりに推移せず、新規事業への投資に対し、十分な回収を行うことができなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 訴訟について 現時点で、当社グループは損害賠償を請求されている事実や訴訟を提起されている事実はありません。当社グループは法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を構築するとともに、取引先、従業員その他の第三者との関係において、訴訟リスクを低減するよう努めております。しかしながら、当社グループの登録スタッフによる派遣先等でのトラブルが発生した場合や、取引先等との関係に何かしらの問題が生じた場合には、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起されるリスクがあります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容及び結果によっては、当社グループの社会的信用、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 大株主について 当社の創業者である川嶋一郎は当社の代表取締役会長兼社長であるため、当社といたしましても安定株主であると認識しておりますが、本書提出日現在、当社発行済株式総数の50.3%を保有しており、将来的に同氏により当社株式が売却された場合、当社株式の市場価格や流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 (13) BH株式会社が出資する企業との関係について 当社の代表取締役会長兼社長である川嶋一郎が代表取締役を務めるBH株式会社は、創業支援やスタートアップ投資を目的とした経営コンサルティング事業を行っており、人材サービスに関わる出資先として下表の会社に出資しております。 会社名   事業内容   BH株式会社/川嶋一郎の出資比率 株式会社アズスタッフ   ドライバー、保育士を主とした人材派遣   91.1% WML,.ltd   米国における人材紹介   35.2% 当社グループは、BH株式会社が出資する会社との間で取引関係はなく、人的な交流も行われておりません。BH株式会社の運営方針は、原則として、創業時若しくはスタートアップ期の企業に対し資金提供を行い、企業の成長に応じて段階的な株式譲渡により資金回収を行い、同時に持株比率を低下させるものとしております。そのため、出資先各社の経営は経営陣に一任し、経営判断及び事業展開には一切関与せず、人材サービスを営む会社の役員の兼務や、出資先各社間の交流、関係強化は行わない方針であります。当社グループとしましては、コーポレート・ガバナンスの強化の一環で、BH株式会社及び同氏による事業調整の可能性を排除することを目的に、当グループ社及びBH株式会社並びに同氏との間で、BH株式会社及び同氏が今後新たに当社グループと競合する事業を行う企業への出資を事前に防止するための協定書を三者間で締結し、当社グループ事業に毀損が生じないよう管理しております。なお、出資前に、同氏は当社取締役会にて当該出資予定先の事業内容の説明を行い、同氏を除く取締役会参加者が競合の有無について協議の上、その結果を同氏へ伝えることとしております。 川嶋一郎は当社の筆頭株主であり、BH株式会社を通じ様々な会社への出資も継続することとなりますが、当社は独立性の高い社外役員を選任し透明性の高いガバナンス体制を構築しているほか、BH株式会社との人的・資本的関係を有していないことから、事業展開にあたっては、独自に意思決定し実行してまいります。ただし、川嶋一郎及びBH株式会社の各社に対する出資や経営の方針等に変更が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,412字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の概要 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が緩やかな回復を牽引した一方で、地政学リスクや物価上昇が継続するなど、予断を許さない状況が継続いたしました。 このような環境下、当社グループが属する人材サービス市場では、企業における構造的な人手不足が一段と深刻化しており、専門職人材やエッセンシャルワーカーの確保が喫緊の課題となり、人材派遣・紹介サービスへの需要は極めて高水準で推移いたしました。 当社グループの主力である人材派遣・紹介サービス領域においては、医療分野における「医師の働き方改革」の本格化(2024年4月1日からの勤務医に対する時間外労働上限規制の適用開始に伴うタスクシフト・シェアの加速)により看護師や介護士等の派遣・紹介ニーズが顕著に増加したこと、また保育分野でも待機児童の解消や労働環境改善を背景に専門性の高い保育士の採用ニーズが高水準で推移したことに加え、一般労働力市場においても、企業の効率化ニーズや高齢者雇用への対応から、シニア世代を中心としたコールセンター派遣やビルメンテナンス派遣といった領域で安定した需要が拡大した結果、これら広範な構造的環境変化を背景に市場ニーズが大幅に拡大いたしました。 これら広範かつ構造的な需要増加を大きな事業機会と捉え、エッセンシャルワーカーから一般労働力に至る多様な人材の確保と、顧客ニーズに合わせた柔軟な供給体制の強化に注力してまいりました。 当社グループの事業領域である人材サービス業界においては、2025年9月の有効求人倍率は1.20倍(前年同月は1.24倍。厚生労働省調査)、完全失業率が2.6%(前年同月は2.4%。総務省統計局調査)となっており、新型コロナウイルス感染症が拡大する前の数値までは回復しておりませんが、経済活動・社会活動の活性化に伴い、企業の求人ニーズは、安定的に推移しております。 このような経営環境の中、当社グループは継続的な企業価値の向上を実現すべく、既存事業の継続成長及び中長期での業績向上を目的とした戦略的な取り組みを実施してまいりました。しかしながら、当連結会計年度の業績は、主力である看護介護派遣の売上高減少、コールセンター派遣やビルメンテナンス派遣の低調に加え、将来成長に向けた広告宣伝費の積極的な投下やDX投資による販管費の増加を主要因とし、売上高は期初予想を下回り、利益面では期初計画及び前年同期を大きく下回る結果となりました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は14,935,902千円(前年同期比10.6%減)、営業損失は9,116千円(前年同期は営業利益428,855千円)、経常損失は22,706千円(前年同期は経常利益399,281千円)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は150,151千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益249,851千円)となりました。 なお、当社グループは「高齢化社会型人材サービス」の単一セグメントでありますが、事業別の業績を示すと以下のとおりであります。 ① シニアワーク事業 シニアワーク事業は、主にコールセンター、公共機関における事務作業を行うホワイトカラー職種とビルメンテナンス、ベッドメイキング、ロジスティックスなどの身体的な作業を行うブルーカラー職種との2つの分野においてアクティブシニアの人材派遣、人材紹介及び業務請負を行っております。当連結会計年度におけるシニアワーク事業は、コールセンター派遣リソースを活用したBPO事業への収益構造の転換を推進したものの、大型案件の獲得に至らなかったこと、及び取扱い職種の開拓が課題であったことなどにより、売上高は計画通りに推移しませんでした。引き続き、インバウンド需要の取り込みやブルーカラー業界への人材サービス強化を積極的に実施していくとともに、障がい者雇用支援サービスをより一層加速させていくことで、新たなストックビジネスを積み上げてまいります。 この結果、シニアワーク事業の売上高は2,313,265千円(前年同期比9.8%減)となりました。 ② シニアケア事業 シニアケア事業は、主に介護・保育施設に対して、看護師や介護士、保育士等の有資格者の人材派遣、人材紹介及び紹介予定派遣を行っております。当連結会計年度において、医師の働き方改革に伴うタスクシフトの需要や慢性的な人手不足を背景に、市場ニーズは高水準で推移いたしました。しかしながら、営業力強化の施策のうち、収益構造の最適化を目的とした営業基盤の再構築に時間を要したこと、また、全般的な物価高騰を背景とした採用市場の逼迫による派遣スタッフ獲得コストの急激な上昇、並びに診療報酬や介護報酬の改定に伴う賃上げ要請等の影響が複合的に重なった結果、売上高の伸びが大幅に鈍化し、収益性を圧迫いたしました。 この結果、シニアケア事業の売上高は12,622,637千円(前年同期比10.8%減)となりました。 (2) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、有形固定資産が増加したものの現金及び預金や売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末と比較して122,026千円減少し、4,285,683千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、未払費用、未払消費税等などが減少したものの、長期借入金、資産除去債務、繰延税金負債などが増加したことにより、前連結会計年度末と比較して48,975千円増加し、2,451,861千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上および自己株式の増減などにより、前連結会計年度末と比較して171,001千円減少し、1,833,821千円となりました。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の44.7%から41.1%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ292,120千円減少し、1,860,624千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は15,252千円(前年同期は91,231千円の支出)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純損失48,251千円の計上、減価償却費53,857千円の計上、売上債権の減少194,082千円、未払費用の減少114,260千円、未払消費税等の減少66,509千円、法人税等の支払額90,238千円が生じたことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は334,290千円(前年同期は21,345千円の支出)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出が279,097千円、無形固定資産の取得による支出が18,598千円、差入保証金の回収による収入が9,564千円、差入保証金の差入による支出が39,824千円が生じたことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、獲得した資金は57,422千円(前年同期は480,358千円の支出)となりました。 これは主に、短期借入金の減少100,000千円、長期借入金の借入による収入214,890千円、配当金の支払額52,782千円が生じたことによるものであります。 生産、受注及び販売の実績 (1) 生産実績 当社は、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 (2) 受注実績 当社は、高齢化社会型人材サービスを営んでおり、提供するサービスの関係上、受注状況の記載になじまないため記載しておりません。 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業別に示しますと、次のとおりであります。 事業の名称   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日)   前年同期比(%) シニアワーク事業   (千円)   2,313,265   △9.8 シニアケア事業   (千円)   12,622,637   △10.8 合計(千円)   14,935,902   △10.6 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループにつき、将来の収益性が著しく低下した場合には、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。固定資産における回収可能価額の評価の前提条件は、決算時点で入手可能な情報に基づき合理的に判断していますが、これらの前提条件は長期的な見積りに基づくため、将来の経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、回収可能性を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる場合があります。 減損損失の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係)」に記載のとおりです。 (繰延税金資産) 当社グループは、将来の課税所得や実現可能性の高いタックス・プランニングに基づき、繰延税金資産の回収可能性を判断しております。業績の変動等により、将来の課税所得やタックス・プランニングに変更が生じた場合は、繰延税金資産が増加または減少する可能性があります。 (2) 財政状態の分析 当社グループの当連結会計年度における財務状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 財政状態」に記載のとおりであります。 (3) 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ1,773,591千円減少し、14,935,902千円(前年同期比10.6%減)となりました。シニアケア事業においては、派遣スタッフ獲得コストの上昇に加え、介護報酬改定に伴う賃上げ要請等の影響を受けたました。さらに、当社グループの営業基盤の再構築に時間を要したことも重なり減収となりました。また、シニアワーク事業においては、コールセンター派遣リソースを活用したBPO事業への収益構造の転換を推進したものの、大型案件の獲得に至らなかったことが要因となり減収となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べ423,405千円減少し、3,234,005千円(前年同期比11.6%減)となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ14,566千円増加し、3,243,122千円(前年同期比0.5%増)となりました。これは主に、生産性を向上し営業利益率を高めるためのDX推進に関連するIT投資を行ったこと、並びに、収益基盤の拡充を目的として当社グループ事業の周辺事業に関する事業開発の投資を行ったことにより、販売費及び一般管理費が増加いたしました。 (営業損益) 当連結会計年度の営業損益は、前連結会計年度に比べ437,971千円減少し、△9,116千円となりました。 (経常損益) 当連結会計年度の経常損益は、前連結会計年度に比べ421,988千円減少し、△22,706千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損益は、前連結会計年度に比べ400,003千円減少し、△150,151千円となりました。 (4) キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の概要 (3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (5) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、派遣スタッフの人件費のほか販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは、給与、広告宣伝費、地代家賃等であります。 また、今後の更なる成長の為に、新規出店の加速、設備投資、M&A等に取り組む方針です。これらの資金需要は自己資金により充当する事が基本方針でありますが、必要に応じて金融機関からの借入を実施いたします。 (6) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおり、事業の許認可と法的規制、社会保険料の負担、自然災害及びシステム障害等、様々なものがあると認識しております。そのため、当社は常に市場動向、政府の政策に留意しつつ、優秀な人材を確保、内部管理体制を強化し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を低減し、適切に対応を行ってまいります。 (7) 戦略的現状と見通し 当社グループは、「高齢化社会のなかで、すべての人々が仕事を通じて社会に貢献し、生きがいを見つけることのできる世の中の実現を目指します。」という企業理念のもと、高齢化社会型人材サービスとして、アクティブシニアの人材派遣、人材紹介及び業務請負を行うシニアワーク事業と、主に介護施設向けの看護師等の有資格者の人材派遣、人材紹介を行うシニアケア事業に区分し、社会的な追い風を受けつつ急成長を果たしております。 シニアワーク事業については、シニア活用コンサルタントにより、さらなるアクティブシニアの就業機会の創造と有資格者のアクティブシニアの経験とノウハウを活用した人材紹介を推進することで成長を継続いたします。シニアケア事業は、需要の大きい看護師資格保有者の人材派遣及び人材紹介を継続して行うことで成長を維持しつつ、全国規模で介護施設のクライアントを開拓し、さらに市場規模が大きいと考えている介護士の人材派遣及び紹介による成長を目指します。 (8) 経営者の問題意識と今後の方針について 当社グループの高齢化社会型人材サービスは、今後も成長が見込まれますが、当社が今後も持続的に成長するためには、経営陣となるべき人材の確保、経営管理体制やコーポレート・ガバナンス体制、コンプライアンス体制の構築が最も重要な問題であると認識しています。

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開示資料

出典

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