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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

クックビズ

Cookbiz Co.,Ltd.6558 · Growth · サービス業

飲食業界に特化した人材サービスと、事業承継支援を目的とした投資事業を展開する企業。

概要

クックビズは2007年に大阪で創業した、飲食業界に特化した人材サービス企業である。求人情報サイト「cookbiz」を核に、人材紹介・求人広告・スカウトサービスを展開する。2022年以降は投資事業にも進出し、連結子会社を通じてホタテ冷凍加工やコロッケ製造販売も手がける。2017年11月に東証マザーズに上場、現在はグロース市場に属する。2025年11月期の連結売上高は28.6億円、従業員数は169名。

HR事業の3つの収益柱

HR事業は大きく3つのサービスから成る。人材紹介サービスは、求人企業から年収に応じた成功報酬を得る。求人広告サービスは、サイト掲載期間や優先表示の有無に応じた掲載料金を収入とする。スカウトサービス「ダイレクトオファー」は、利用期間に応じた定額課金型である。これらのサービスを統合した「採用総合パッケージ」も2022年に開始した。2025年11月期のHR事業売上高は17.5億円で、全社売上の61%を占めるが、セグメント損失は2.64億円と赤字に転じた。

投資事業:冷凍加工と食品製造の2子会社

投資事業は、2022年10月に完全子会社化したきゅういち株式会社と、2025年9月に子会社化したマルヒロ太田食品株式会社で構成される。きゅういちは北海道でホタテ・ホッケ・サバの冷凍加工を手がけ、漁協からの買参権と海水を利用した鮮度維持が強みである。マルヒロ太田食品は道産ジャガイモを使ったコロッケなどを製造し、百貨店催事や海外物産展にも出店する。2025年11月期の投資事業の売上高は11.1億円だが、原材料高や漁獲減少で苦戦した。

3拠点体制と全国展開の背景

本社は大阪市北区に置き、東京オフィスは2012年12月に渋谷区、名古屋オフィスは2014年4月に中区に開設した。これにより首都圏・東海圏の求人企業・求職者への営業・支援体制を強化した。近年では富山県庁と連携した寿司職人就職支援事業など、地域採用課題の解決にも取り組む。2025年5月に東京、10月に大阪で開催した飲食業界特化の就職フェアでは大手外食企業やホテルが出展し、オフラインでのプレゼンス向上を図った。

新型コロナの影響と収益変動

2020年以降の新型コロナ感染症の拡大は飲食業界に直撃し、クックビズの業績も急落した。2020年11月期の売上高は前期30億円から14億円に半減し、純損失6億円を計上。2021年11月期も10億円の売上高と赤字が続いた。2022年11月期以降は回復基調にあったが、2025年11月期は求職者集客の不振や原材料高により再び減収減益となり、営業損失3.74億円を計上した。売上高の減少と戦略投資が重なったが、コスト構造改革を断行中である。

業界の中での役割は飲食業界向け人材サービスのリーディングカンパニー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
29億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-13.8%
純利益
-4億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/11
事業売上構成比利益利益率
HR事業17億円60.7%
投資事業11億円39.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01飲食業界主力

飲食事業者向けに、求人情報サイト「cookbiz」を通じて人材紹介、求人広告、スカウトサービスを提供。業界特化型のサービスで、求職者と求人企業のマッチングを支援。また、特定技能外国人材紹介・研修・シフト管理SaaSなども提供。

主な製品・サービス6
人材紹介サービス
求職者をコンサルタントが紹介する成功報酬型の人材紹介。成功報酬として年収に応じた手数料を受領。
求人広告サービス
求人情報サイト「cookbiz」に求人広告を掲載。掲載期間やオプションに応じた料金設定。
スカウトサービス「ダイレクトオファー」
求人企業が自社にマッチした人材を直接スカウトできるダイレクトリクルーティングサービス。
ワールドインワーカー
特定技能外国人の紹介から入社後支援までワンストップで提供するサービス。
クックビズフードカレッジ
飲食事業者向け研修サービス。マナー、ビジネススキル、クレーム対応などの研修を提供。
CAST
シフト・勤怠・給与管理ができるSaaSプロダクト。月額・従量課金制。

02水産加工業準主力

連結子会社のきゅういち株式会社が、ホタテ・ホッケ・サバ等の冷凍加工業を展開。道南の漁協や商社から買付し、冷凍加工後仲卸等に販売。

主な製品・サービス1
冷凍水産加工品
ホタテ、ホッケ、サバ等を冷凍加工した製品。鮮度維持のため海水を工場に引き込んでいる。

03食品製造業副次

連結子会社のマルヒロ太田食品株式会社が、道産ジャガイモを使用したコロッケ等の製造販売を展開。百貨店の催事販売や海外物産展への出店など販路を拡大。

主な製品・サービス1
コロッケ等の冷凍食品
道産ジャガイモを使用したコロッケなどの製造販売。独自製法による自社ブランド商品。

製品と技術

求人情報サイト「cookbiz」の機能と集客施策

「cookbiz」は飲食業界に特化した求人情報サイトで、正社員採用広告を主体とする。求職者は会員登録なしでも応募でき、無料会員になると新着求人配信やスカウト、コンサルタントによる転職支援が受けられる。サイトはキッチン・ホールスタッフからソムリエ、パティシエまで多様な職種をカバーし、業種・職種・エリアでの検索機能を備える。集客はSEO、アフィリエイト、外部ソーシャルメディア、自社メディアのコンテンツマーケティングに加え、オフラインの合同説明会も実施する。

スカウトサービス「ダイレクトオファー」の仕組み

「ダイレクトオファー」は、求人企業が自社の採用ニーズに合った人材をcookbizの登録求職者から自ら検索し、直接スカウトを送れるサービスである。利用企業は管理画面で求人票を作成し、専任部署によるサポートを受けながら、スカウト送信やエントリー率向上のノウハウ提供を受ける。課金は利用期間に応じた定額制で、成功報酬ではない点が人材紹介と異なる。2024年4月にはサービスをリニューアルし、グロースを図っている。

SaaS「CAST」で店舗のシフト・勤怠管理を支援

2023年7月に譲受した「CAST」は、飲食事業者向けのシフト管理・勤怠管理・給与管理クラウドサービスである。店舗側はWebブラウザ、アルバイト従業員はアプリで操作し、アプリ内チャットでシフト調整が可能。課金は店舗の登録ユーザー数に応じた月額・従量課金型で、個人ユーザーは無料で利用できる。採用後の定着支援ツールとして、cookbizの他のHRサービスとの連携も視野に入れている。

研修サービス「クックビズフードカレッジ」

2016年12月に開始した「クックビズフードカレッジ」は、飲食事業者向けの人材定着・育成を目的とした研修サービスである。マナー、ビジネススキル、クレーム対応、計数管理、採用・定着関連などのテーマを用意し、顧客企業は提供内容や時間数に応じた受講料を支払う。人材紹介後のアフターフォローとしても機能し、クックビズの顧客企業の離職率低下に寄与することを狙う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

飲食業界特化型人材サービスで差別化

当社は飲食業界に特化した人材派遣・紹介サービスを展開しており、同業他社のジンジブやイシンと競合するが、飲食特化という明確なポジショニングで差別化を図っている。売上高は2024年11月期に33億円と前期比22%増加したが、2025年11月期には29億円に減少し、営業利益率も3.03%から-13.79%と大幅悪化した。この業績変動は、飲食業界の人手不足や需要変動の影響を受けやすいことが要因と考えられる。業界内では、特化型サービスとしての専門性が強みである一方、収益の不安定さが課題であり、安定した需要の取り込みとコスト管理が重要となる。

強み

  • 飲食業界に特化しており、専門的な人材マッチングを提供。
  • 過去に売上高を大幅に伸ばした実績があり、市場ニーズを捉えた。
  • 飲食事業者との強固なネットワークを有している。
  • 業界知識豊富なスタッフが在籍し、質の高いサービスを提供。

課題

  • 直近期に営業赤字に転落し、事業構造の見直しが必要。
  • 飲食業界の景気変動に業績が左右されやすく、リスク分散が急務。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化戦略の強化が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がクックビズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
19254ラバブルマーケティンググループ20億円10.4倍
24707キタック20億円12.8倍
36558クックビズ19億円
46029アトラグループ19億円19.6倍
59237笑美面19億円51.3倍
66555MS&Consulting19億円10.5倍
79345ビズメイツ19億円11.3倍
89215CaSy19億円59.6倍
96198キャリア18億円
107062フレアス18億円3.5倍
119565GLOE18億円17.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

飲食業界特化型人材サービスとして創業した2007年

クックビズ株式会社は2007年12月、大阪市西区に資本金500万円で設立された。創業当初から飲食業界に特化した人材サービスを掲げ、2008年3月に求人情報サイト「cook+biz」をリリースし、人材紹介事業を開始した。この特化戦略が同社の基盤となり、業界知識とネットワークを蓄積する起点となった。

東京・名古屋に拠点を拡大した2010年代前半

2012年5月に本社を大阪市北区に移転し、同年9月には第三者割当増資で資本金を2,200万円に増やした。2012年12月に東京オフィスを渋谷区に開設、2014年4月には名古屋オフィスも開設し、三大都市圏での営業体制を整えた。また2012年7月には求人広告サービスを開始し、収益源を多様化した。2014年9月の増資で資本金は5,699万円となった。

東証マザーズ上場で資金調達を加速した2017年

2017年11月、クックビズは東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場時の資本金は3.73億円で、翌月の第三者割当増資により4.39億円に増加した。上場後は求人情報サイトのリニューアルや新サービス投入を積極化し、2019年2月にはサイト名を「cookbiz」に変更、2019年4月にはサブスクリプション型のダイレクトリクルーティングサービス「ダイレクトプラス」を開始した。

M&Aで投資事業に参入した2022年

2022年はグループ構造が大きく変わった年である。4月には東証の市場再編に伴いグロース市場に移行。8月にはコーポレートアイデンティティを刷新、10月にはきゅういち株式会社を株式取得により完全子会社化し、冷凍水産加工事業に参入した。11月にはPROJECT A株式会社(現ワールドインワーカー株式会社)を設立、12月には株式会社ラクミーへ出資するなど、投資事業を本格化させた。

特定技能人材とSaaSを獲得した2023年

2023年3月、ワールドインワーカー株式会社がインバウンドテクノロジー株式会社より特定技能人材の人材紹介事業を譲受し、外国人材分野に進出した。同年7月には、飲食事業者向けのシフト・勤怠・給与管理SaaS「CAST」事業を譲受し、HR事業内にSaaSプロダクトを加えた。同時に新たなミッション「食は人」、ビジョン「Empower the Food People」を制定し、事業の方向性を再定義した。

マルヒロ太田食品を子会社化した2025年

2025年9月、クックビズはマルヒロ太田食品株式会社を株式取得により完全子会社化した。同社は北海道でジャガイモを使ったコロッケなどの製造販売を手がけ、投資事業の食品加工部門を強化した。同年12月には食品スーパー「ロピア」を展開する株式会社OICグループとの資本業務提携を発表し、包括的なシナジー創出を目指す。一方で2025年11月期は業績が悪化し、早期黒字化を最優先課題としている。

年表23件を開く

2000年代

  • 2007年12月創業飲食業界特化型の人材サービスを事業目的として、クックビズ株式会社を大阪府大阪市西区に設立(資本金5,000千円)
  • 2008年3月求人情報サイト「cook+biz」をリリースし、飲食業界に特化した人材紹介事業を開始

2010年代

  • 2012年5月本社を大阪府大阪市北区に移転
  • 2012年7月飲食業界に特化した求人広告サービスを開始
  • 2012年9月第三者割当増資を実施(資本金22,000千円)
  • 2012年12月東京オフィスを東京都渋谷区に開設
  • 2014年4月名古屋オフィスを愛知県名古屋市中区に開設
  • 2014年9月第三者割当増資を実施(資本金56,999千円)
  • 2016年12月飲食業界向け人材定着・育成にかかる研修サービス「クックビズフードカレッジ」を開始
  • 2017年11月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場(資本金373,349千円)
  • 2017年12月第三者割当増資を実施(資本金438,968千円)
  • 2019年2月商号変更求人情報サイト「cook+biz」を「cookbiz」に変更
  • 2019年4月サブスクリプション型ダイレクトリクルーティングサービス「ダイレクトプラス」を開始

2020年代

  • 2021年8月第三者割当増資を実施(資本金523,153千円)
  • 2022年3月採用総合支援サービス「採用総合パッケージ」を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場構造の見直しにより市場区分をグロース市場へ変更
  • 2022年8月コーポレートアイデンティティ及びコーポレートカラー、ロゴマークをリニューアル
  • 2022年10月M&A株式取得により、きゅういち株式会社を完全子会社化
  • 2022年11月M&APROJECT A株式会社(現・ワールドインワーカー株式会社)を完全子会社として設立
  • 2022年12月第三者割当増資により、株式会社ラクミーへ出資
  • 2023年3月インバウンドテクノロジー株式会社よりPROJECT A株式会社(現・ワールドインワーカー株式会社)が特定技能人材の人材紹介事業を譲受
  • 2023年7月主に飲食事業者向けアルバイト業務管理クラウドのシフト管理・勤怠管理・給与管理SaaSプロダクトであるCAST事業を譲受 新たなミッション・ビジョンを制定
  • 2025年9月M&A株式取得により、マルヒロ太田食品株式会社を完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の価値創造と収益改善

    主力のHR事業において、顧客目線のサービス開発、採用ミスマッチ防止に重点。人材紹介・求人広告・スカウトサービスを提供。サイトやシステムのリニューアル完了によりユーザー利便性向上と応募最大化を図る基盤が整い、高付加価値サービスを開発する。

  2. 02

    求職者集客改善による収益回復

    オンラインマーケティング強化に加え、対面型合同説明会でオフライン層へ直接アプローチ。コンタクト手法を電話・メールからSNS等多様化し、効率的に求職者登録数を最大化する。

  3. 03

    優秀な人材の確保と新人事制度

    2025年12月に等級・評価・報酬の三位一体人事制度を導入。社員の役割明確化、貢献度の公正評価、適正な報酬還元で組織力を強化。人的資本投資により営業・開発・管理体制を強固にし、次期黒字化達成を目指す。

  4. 04

    情報管理体制の強化

    顧客情報・個人情報の管理体制を拡充。社内規程の整備・運用徹底、定期的な社内教育、システムセキュリティ強化を実施。プライバシーマークを取得し、制度に準じた管理体制を構築している。

  5. 05

    新規事業の開発と食ビジネス変革

    既存事業周辺に加え、DX領域のSaaSプロダクト提供や事業再生領域の新サービスを開発。新たな主要事業を創出し、食ビジネスの変革に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で169人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は580万円で、8期前と比べて+25.6%平均年齢は37.2歳、平均勤続年数は5.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年11月145
2018年11月191
2019年11月46233.12.4213
2020年11月53335.13.8119
2021年11月53136.14.6106
2022年11月54536.55.4105
2023年11月54636.65.1133
2024年11月57636.05.216162
2025年11月58037.25.8169−237

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年11月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 大阪市北区412百万円
HR事業
本社 — 北海道函館市244百万円
投資事業
本社 — 北海道函館市135百万円
投資事業
東京オフィス — 東京都中央区37百万円
HR事業
名古屋オフィス — 名古屋市中村区13百万円
HR事業
本社 — 東京都中央区3百万円
HR事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    きゅういち㈱
    北海道函館市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ワールドインワーカー㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マルヒロ太田食品㈱
    北海道函館市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は29億円営業利益-4億円前期と比べると減収減益で、売上が-12.1%、利益が-500.0%。

売上高
-12.1%
29億円
営業利益
-500.0%
-4億円
純利益
-4億円
営業利益率
-13.8%
前期比 -16.8%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高32億円29億円
営業利益1億円-4億円
純利益1億円-4億円

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は14億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−6.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q600.00
2023年2Q7228.61
2023年3Q700.01
2023年4Q71
2024年1Q9111.11
2024年2Q800.00
2024年4Q1600.0−1
2025年2Q15−2−13.3−2
2025年4Q14−2−14.3−2
2026年2Q14−1−7.1−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年11月期からの13期で、売上は2億円から29億円へ14.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-13.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年11月200
名古屋オフィスを愛知県名古屋市中区に開設
2014年11月3−1−1
2015年11月711
2016年11月1211
東京証券取引所マザーズに株式を上場(資本金373,349千円)
2017年11月2132
2018年11月2511
求人情報サイト「cook+biz」を「cookbiz」に変更
2019年11月3021
2020年11月14−6−6
2021年11月10−3−4
株式取得により、きゅういち株式会社を完全子会社化
2022年11月
2023年11月2733
2024年11月33113.00
株式取得により、マルヒロ太田食品株式会社を完全子会社化
2025年11月29−4−4−13.8−4

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高29億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-13.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-13.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金37.9%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金72.4%21億円
  • その他の費用持分法損益などの調整3.4%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-13.8%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
62.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比21.3pt
-13.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比18.8pt
-13.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比44.3pt
-32.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-16.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年11月期は営業CFが−4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は18億円で、売上の7.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年11月10012
2016年11月00001
2017年11月406411
2018年11月0−21−211
2019年11月300314
2020年11月−807−813
2021年11月−209−219
2023年11月0−53−521
2024年11月3−53−222
2025年11月−4−11−518

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年11月期の総資産は36億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は28.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年11月10125.6
2014年11月30312.2
2015年11月41324.1
2016年11月51431.7
2017年11月159664.7
2018年11月1612472.1
2019年11月2014666.9
2020年11月1881042.2
2021年11月2281434.6
2022年11月28121642.3
2023年11月34151943.2
2024年11月38152338.5
2025年11月36112528.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-5億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
29
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中467位あたり、逆に低いのはROE534社中525位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-32.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-13.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-12.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥666で、1年前と比べて+1.4%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥666+0.9%1ヶ月-0.4%1年+1.4%時価総額19億円
過去52週の値幅
安値¥552高値¥915

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)23.2倍
PBR1.93倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は665円で、25日線684円、200日線690円を下回る。1カ月で5.14%下落し、上値は重い。52週高値915円からは約27%下落、安値552円からは約20%上昇。出来高は極端に少なく、需給は薄い。RSIは36と弱含み。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

当期PERはマイナスのため実質評価不能だが、予想PERが23.2倍と同業界平均23.01倍とほぼ同水準。PBR1.93倍は平均3.33倍を下回るものの、ROEが-32.5%と大幅な赤字で収益性が極端に低い。配当利回りはゼロ。直近決算では営業赤字が続き、業績悪化が顕著。事業の再生可能性が見込めない限り、現在のバリュエーションは割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (予想)23.2倍
PBR1.93倍3.51倍
ROE-32.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、調理業界の人材不足需要を追い風に成長が期待される一方、直近の業績悪化(営業赤字)と市場競争激化が課題。強気派は、外食産業の人手不足は構造的で、専門特化により需要が安定すると見る。弱気派は、売上減少と利益率悪化(赤字)から事業モデルの持続性を疑い、派遣需要の変動や顧客企業の内製化リスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • 業界特化の需要

    調理師不足は深刻で、専門人材の需要は高い。

  • 成長市場

    外食産業の人手不足により、派遣需要は増加傾向。

  • 独自のマッチング

    専門スキルを持つ人材に特化し、顧客からの信頼を得やすい。

  • 予想PER23.2倍が示す黒字転換期待決算発表後影響

    時価総額19億円、予想PER23.2倍は純利益約0.8億円の黒字を想定。黒字化でPERが実態に収斂する。

  • 2024/11期に営業黒字の実績継続影響

    2024/11期に営業利益1億円を計上。収益改善策が再び機能すれば黒字復帰が可能。

  • 赤字幅縮小による増益率拡大2026年下期影響

    2025/11期の営業損益▲4億円から、固定費削減などで損失が1億円減るだけで増益効果は大きい。

  • 小型株で需給感応度が高い継続影響

    時価総額19億円と小型で、買い注文が入ると株価が動きやすい。需給改善時の上昇余地。

マイナスに働く材料7
  • 赤字転落の懸念

    最新期に赤字となり、事業運営の効率性が悪化。

  • 競争の激化

    他社の進出や価格競争で収益性が低下する恐れ。

  • 需要変動リスク

    景気や新型コロナの影響で需要が急変する可能性。

  • 営業赤字が▲4億円まで拡大通年影響

    営業損益は2024/11期の+1億円から2025/11期▲4億円に悪化。売上高も33億円から29億円に減少。

  • 純損益が赤字転落通年影響

    最終損益は0億円から▲4億円に転落。ROEは▲32.5%と大幅な資本毀損が続く。

  • 外国人保有1.79%と需給が細い継続影響

    外国人持株比率1.79%と低く、機関投資家の参入が乏しく価格発見が不安定。

  • 無配当で株主還元がない継続影響

    配当利回りはゼロ。株主への利益還元がなく、下値支援材料に欠ける。

次の決算で確かめる点
派遣稼働率
人材の稼働状況が売上と利益に直結する。
売上原価率
人材派遣のコスト構造を把握し、収益性を判断する。
新規顧客獲得数
市場シェア拡大の兆候を見る。

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ934人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.6%を占め、残る89.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他89.577.777.676.572.577.8
証券会社1.911.411.711.513.49.7
金融機関4.44.04.86.37.46.8
事業法人2.26.13.42.93.43.8
外国法人2.00.72.52.83.31.8
自己株式0.10.20.30.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01藪ノ 賢次37.49
02株式会社SBI証券8.73
03藪ノ 郁子7.51
04山本 新九郎7.05
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.76
06クックビズ従業員持株会3.86
07GFC株式会社2.58
08生田 亮人1.61
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.22
10西村 裕二1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-06
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    8.57%
    +0.99pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は12期で−115%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは-32.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年11月960224,6090.4
2014年11月−4218−207.0
2015年11月335196.4
2016年11月298044.2
2017年11月9444831.458.3
2018年11月335286.850.0
2019年11月6361011.243.0
2020年11月−267345−56.3
2021年11月−183289−55.1
2022年11月434
2023年11月9753420.09.8
2024年11月15190.2967.6
2025年11月−145374−32.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/11期の役員報酬は総額64百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藪ノ賢次代表取締役社長461,048,800
吉崎浩一郎取締役59
嶋内秀之取締役53
遠藤隆史常勤監査役51200
福本洋一監査役50
山田琴江監査役43

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1363636
社外取締役417185
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,509字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社3社で構成されております。当社グループは、主に飲食業界に特化した人材サービス及び投資事業によるホタテ・ホッケ・サバ等の冷凍加工業・惣菜等の食品加工業を展開しております。 「HR事業」 (1)HR事業の概要 当社グループは、飲食業界に特化した求人情報サイト「cookbiz」を運営しており、当該サイトを通じて、コンサルタントを介した有料職業紹介を行う「人材紹介サービス」、求人情報を求職者に提供する「求人広告サービス」、ダイレクトリクルーティングサービスを提供する「スカウトサービス」を中心に展開しております。また、連結子会社であるワールドインワーカー株式会社による特定技能外国人人材紹介・登録支援等の事業、研修サービス及びCAST事業等を「その他」に分類しております。 当事業の特徴としては飲食業界に特化した事業展開を行っていることにあります。当該事業領域における業務やその特性、人材ニーズ、職種ごとに必要とされる経験やスキル、求職者の求職条件やキャリアプラン等に精通しており、求人企業及び求職者双方が求めるきめ細かいニーズをくみ取った事業サービスを構築しております。また、これらの社内に蓄積されたノウハウ等の共有及び活用や各種サポートツールを提供すること等により、求人企業と求職者のマッチング向上及び業務の迅速化を推進しております。 ①人材紹介サービス 飲食事業者向けに職業安定法に基づく人材紹介サービスを展開しております。 イ.サービス概要 当サービスは、求人企業に対して、当社サイトにて登録された求職者を当社コンサルタントを介して紹介するサービスであり、求人企業の人材ニーズと求職者の希望条件をマッチングし、求人企業への就業を実現するものであります。 当該サービスにおいては、求職者の就業開始をもって年収に応じた手数料を求人企業から受領する成功報酬形態を採用しております。 ロ.業務の流れ 求人を希望している企業から求人依頼の詳細ニーズをヒアリングし、当該情報をデータベースとして登録します。 また一方で、飲食分野で就職・転職先を探している求職者を、当社の運営する求人情報サイト等で募集を行い、当社にご登録頂きます。その上で、飲食業界を専門とする当社コンサルタントが求職者に対して、経験・保有スキル、今後の志向、希望条件(就業時間・給与・休日など)をヒアリングし、求人企業からの求人依頼内容と照合し、適性等を考慮して企業の紹介を行います。その後、求職者における求人企業への応募同意に基づき、求人企業へのエントリーを行い、求人企業の了承が得られれば採用面接が行われます。求人企業が求職者の採用を内定した場合、求職者の意思確認を行ったうえで入社手続きを行います。求職者が採用された場合、当社は人材紹介にかかる成功報酬として契約に基づき年収に応じた手数料を求人企業より受領します。 なお、採用が決まらなかった求職者に対しては、求職者の希望に応じて継続した求人企業の紹介を実施しております。また、採用決定から入社までの期間もコンサルタントが定期的にフォローを実施するほか、入社後の求職者の企業定着を目的として入社後の様子をヒアリングする等、一定期間のアフターフォローを実施しております。 ハ.求職者の集客とマッチング 当サービスにおける求職者の集客は、当社求人情報サイトである「cookbiz」を主体として行っており、キッチン・ホールスタッフを中心として、ソムリエ、パティシエ、ブーランジェ等の飲食業界における多様な職種を対象として、人材紹介を希望する求職者の登録募集を行っております。 また、当サービスにおいては、求職者と求人企業とのマッチングは重要な要素であり、その精度が当社のサービス品質に影響を及ぼす要因となります。当社においては、継続的なコンサルタント人材のスキル向上を図るとともに、コンサルタントのマッチング業務の支援を目的として、求人ニーズのデータベース化を行い、求職者情報に適した紹介候補案件を自動的に抽出する仕組みを構築するなど、システム化による効率化及びマッチング精度の向上への取り組みを推進しております。 ②求人広告サービス 当サービスにおいては、飲食事業者向けに求人広告サービスを展開しております。人材採用を希望する求人企業の求人広告を、当社求人情報サイト「cookbiz」に掲載するサービスであり、飲食業界における正社員採用広告を主体としております。 また、掲載する求人広告については、業界特性を考慮した業種、職種等の多様な検索機能を提供しているほか、当社サイトから求職者が直接応募可能な仕組みを提供するなど、求職者の利便性向上を図っております。 当社は、特集記事への掲載やサイト上位への優先表示の有無、また、その掲載期間、掲載職種や掲載エリア数等に応じた掲載料金を得る仕組みとなっております。 ③スカウトサービス「ダイレクトオファー」 ダイレクトリクルーティングサービスである「ダイレクトオファー」は、当社サイトの登録求職者に対して、求人企業が自社にマッチした人材を自ら探し、直接スカウトを行う仕組みを提供しております。当該サービスは、当社が有する人材データ(登録求職者による入力情報)から、求人企業が興味をもった人材に対して、当社システムを通じて直接採用を呼びかけることが可能です。 当該サービスは、利用開始時には管理画面の設定や求人票作成方法の案内、利用開始後も、スカウトエントリー率向上のポイントや事例の共有などを専任部署によるサポートを通じて実施することにより、求人企業の採用成功へのアシストを実施しております。求人企業からは利用期間に応じて予め定められた利用料金を得る仕組みとなっております。 ④その他 (a)特定技能外国人人材紹介・登録支援等の事業「ワールドインワーカー」 特定技能人材紹介事業及び登録支援事業「ワールドインワーカー」は、特定技能外国人の紹介から紹介後のビザ申請、入社後支援までワンストップでサービスを展開しております。 (b)研修サービス「クックビズフードカレッジ」 研修サービスである「クックビズフードカレッジ」は、飲食事業者向けの研修サービスであり、飲食店で働く人々の人材定着、育成支援を主な目的としたサービスを展開しております。当該サービスにおいては、マナー、ビジネススキル、クレーム対応、計数管理、人材採用、定着関連等の研修テーマを設定しております。顧客企業からは提供する研修内容や時間数に応じた受講料を受領しております。 (c)シフト管理・勤怠管理・給与管理SaaSプロダクト「CAST」 SaaSプロダクトである「CAST」は、クライアントである店舗がWebブラウザーにより、ユーザーであるアルバイトがアプリにより、シフト、勤怠及び給与を管理できるプロダクトです。主に飲食事業者向けに展開しており、アプリ内のチャットでシフト・スケジュール調整が可能です。費用は、店舗の登録ユーザー数に応じた月額・従量課金型で、個人ユーザーは無償で利用することができます。 (2)求人情報サイト「cookbiz」について 当社においては、求人情報サイト「cookbiz」を通じて人材紹介サービス及び求人広告サービスを提供しております。当該サイトにおいては、当社が受注した求人広告及び人材紹介にかかる求人情報を掲載しております。 当該サイトにおいて、求職者は会員登録を行わずに掲載求人広告への応募が可能であるほか、無料会員登録を行うことにより、新着求人情報の配信サービスやスカウトサービスの利用、人材紹介にかかるコンサルタントによる転職支援を受けることが可能となっております。また、求職者及び登録会員の利便性向上を図るため、求人情報の拡充及び多様な検索機能の強化のほか、サイト内のデザイン・機能・ユーザビリティの改善、コンテンツ・サービスの拡充等の取組みを継続しております。 当社においては、求職者の集客が重要であり、「cookbiz」サイトにおける登録会員数の拡大に努めております。 当該集客については、上記の求人情報の拡充及びサイト利用者の利便性向上に加えて、費用対効果を踏まえた継続的な広告宣伝費の投下、SEOの推進及び外部ソーシャルメディアの活用や自社メディアによるコンテンツマーケティング等による集客拡大を推進しております。 「投資事業」 ・投資事業の概要 付加価値の高い事業や商品を有する企業・店舗が抱える事業継続の課題となる、経営者の高齢化や事業の成長鈍化に対し事業再構築や財務周りを包括的にサポートし対象企業の企業価値を最大化すべく働きかけております。 当事業の特徴としては、事業承継課題を抱える中堅・中小企業が今後益々増加していく社会的背景があり、中小企業庁より2017年7月に発表された「中小企業の事業承継に関する集中実施期間について(事業承継5ヶ年計画)」によると、今後5年間で30万以上の経営者が70歳になるにも関わらず、6割が後継者未定と発表されております。 また、高齢化が進むと企業の業績が停滞していること(売上増は70代で14%、30代で51%)や、70代の承継準備を行っている経営者は約半数とされていることも報告されています。また、同じく中小企業庁より2019年12月に発表された「第三者承継支援総合パッケージ」によると、中小企業のM&Aは年間4,000件弱に留まり、潜在的な後継者不在の中小企業数(127万弱)からして不十分であり、このうち2025年までに従来の黒字廃業の可能性のある約60万社の第三者承継を促すことを目標とした施策が報告されています。事業承継課題を抱える中小企業は今後も益々増加していくものと考えられ、市場は拡大傾向にあり、従来の人材支援サービスであるHR事業だけでなく、投資事業への取り組みを開始しました。 ①ホタテ・ホッケ・サバ等の冷凍加工業 当社の連結子会社であるきゅういち株式会社において、ホタテ・ホッケ・サバ等の冷凍加工業を行っております。主に道南の漁業協同組合や商社から買付を行い、冷凍加工後、仲卸等へ販売することを主要業務としております。同社においては漁業協同組合において多くの買参権を保有していることや、海水を工場まで引き込むことで鮮度を維持したまま冷凍し、高品質な加工品を製造しております。 ②コロッケ等の食品製造販売 当社の連結子会社であるマルヒロ太田食品株式会社において、道産のジャガイモを使用したコロッケ等の製造販売に係る事業を展開しております。独自製法にこだわった自社ブランドのオリジナル商品を開発するとともに、国内百貨店の催事販売を中心に、近年では米国等の海外においても物産展へ定期的に出店するなど販売ネットワークの拡充を推進しています。 (事業系統図) 以上に述べた内容を事業系統図によって示すと次の通りです。
経営方針・対処すべき課題3,133字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は2007年の創業以来、一貫して飲食業界に特化した人材サービスを展開してまいりましたが、創業20周年を見据えた2024年12月に、事業の方向性を明確化し、食産業の発展のためには「人」がもっとも大事である、という事業の原点に立ち返り、新たなミッション・ビジョンを制定いたしました。 ミッション:「食」は「人」 ビジョン : Empower the Food People 当社グループは、「人」を起点に築いてきた事業をさらに成長させながら、2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる影響を背景に進めてきた「人」ビジネスを礎とする事業の多角化を進め、新たな事業領域に挑戦し、積極的な投資を通じて事業規模を拡大させてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、中長期的な事業成長に加え、利益の持続的な成長による株主価値の向上を図るため、売上高、営業利益、営業利益率を重視しております。 (3)経営環境 当社グループの事業に関連する外食産業市場においては、新型コロナウィルス感染症からの影響は収束したものの、アフターコロナの人流回復に伴う飲食店の人材需要増の特需が、当初想定よりも早期に一巡し、経営環境が大きく変化しております。 当社グループは、持続可能な経営基盤の再構築を目指して、様々な取組みを進めております。 再成長に向けた取組みとして、 ・教育体制の強化 ・2024年4月にリニューアルしたスカウトサービスであるダイレクトオファーのグロース ・パートナーシップ戦略による販売チャネルの拡大 ・求人企業求職者を一堂に集めた合同説明会の実施によるオフライン施策 ・IT基盤の構築及び業務生産性向上による既存事業の収益性拡大 ・新規事業の開発・推進及び管理体制の整備・強化 を実施し、当社グループの非連続な成長を目指しております。 (4)優先的に対処すべき課題 上記を踏まえ、以下の事項を優先的に対処すべき課題として認識し、事業展開を図る方針であります。 ①飲食業界の人材関連市場の再定義と自社のマーケットシェアの分析 既存事業の成長及び新たな収益機会を獲得していくためには、変化の激しい食産業の現況を正確に捉える必要があります。今後も継続的にマーケット調査を行い、日本国内の労働人口の将来予測も踏まえて、従来の人材紹介サービスや求人広告サービスという自社サービスの枠に捉われず、多様化する顧客のニーズや課題を探索してまいります。 ②既存事業の新たな価値創造と収益性の改善 当社グループの主力事業であるHR事業では、人材紹介・求人広告を主に提供しております。飲食業界における企業の採用意欲は依然として他業種に比べ高水準に推移したものの、有効求人倍率は緩やかな下降傾向に転じるなど、求人需要の様相に変化が見られました。労働コストの上昇や市場構造の変化を背景に、今後の求人需要の動向については注視が必要な状況となっております。 このような環境下において、顧客に寄り添った価値を提供し、採用のミスマッチ等を防ぐ事が非常に重要な課題の一つであると認識しております。そのため、当社グループでは、これまで以上に顧客目線に立ったサービス開発を実施し、既存サービスである人材紹介・求人広告・スカウトサービスを提供しております。 また、前期より実施しておりました各種サイトやシステムリニューアルをすべて完遂したことにより、ユーザーの利便性が向上し、サイト内回遊や応募アクションの最大化が図れる基盤が整いました。今後は、これら刷新されたシステム基盤と、後述の求職者集客を掛け合わせることで、高付加価値なサービスの開発及び提供に努めてまいります。 ③求職者集客の改善による収益性の回復 当社グループの人材紹介サービス及び求人広告サービスにおいては、求職者の当社サービスへの登録が収益性の回復及び継続的な事業の成長を図る上で重要な課題となっております。 そのため、従来からのオンラインプロモーション・SEO・アフィリエイト・アライアンスなどのマーケティング手法強化による求職登録者数の最大化に加え、対面型イベント(オフライン合同説明会)を複数回開催することで、オンラインではリーチしにくい層への直接的なアプローチを強化いたしました。 また、集客した求職者とのコミュニケーションにおいても、昨今の求職者の行動変容に合わせ、従来の電話やメールによる連絡手法に加え、SNS等を組み合わせるなどコンタクト手法の多様化を推進しております。今後も効率性を追求した求職者の集客に努めてまいります。 ④優秀な人材の確保 当社グループが「食産業」全体へと事業領域を広げ、持続的な成長を実現していくためには、ミッション・ビジョンに共感し、高い専門性と挑戦意欲を持つ人材の獲得と育成が不可欠です。 このため、2025年12月より、グループ全体の行動指針と成長戦略を反映した新人事制度を導入いたしました。本制度では、社員に求める役割と期待値を明確化する「等級制度」、成果だけでなくミッションへの貢献度を公正に測る「評価制度」、そして個々のパフォーマンスを適正に還元する「報酬制度」を三位一体で刷新しております。 今後も、この新人事制度を組織運営の核とし、既存社員のスキルアップを通じた労働生産性の向上を図るとともに、多様なバックグラウンドを持つ優秀な人材を惹きつける魅力ある組織基盤を構築いたします。 これら人的資本への投資を通じて、営業・開発・管理の各体制を一段と強固なものにし、次期黒字化の達成に向けた組織の実行力を最大化させてまいります。 ⑤情報管理体制の強化 当社グループが運営する事業においては、顧客情報及び個人情報を多く取り扱っており、これらの情報管理が重要課題であると認識しております。今後も個人情報保護方針及びインサイダー取引の未然防止を含む社内規程の整備・運用の徹底、定期的な社内教育の実施、関連社内システムのセキュリティ強化等を図り、情報管理のための管理体制を拡充してまいります。 また、当社は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が運営するプライバシーマークを取得し、その制度に準じた個人情報管理体制を構築しております。 ⑥内部管理体制の強化 当社グループは、既存事業の再成長と新規事業の展開及び新規サービスの拡充にあたっては、経営上のリスクを適切に把握し、当該リスクをコントロールするための内部管理体制の強化が重要な課題と考えております。そのため、事業運営におけるリスク管理を徹底し、内部監査による定期的なモニタリングの実施及びコンプライアンス体制の強化を行うことで、コーポレート・ガバナンス機能の充実を図ってまいります。 ⑦新規事業の開発 当社グループは、持続的な成長を実現するためには、積極的な新規事業の開発・育成により新たな主要事業を創出することが不可欠であると考えております。前述した経営の基本方針に基づき、既存事業の周辺領域における新サービスの開発に留まらず、新たな取り組みであるDX領域でのクラウドサービスによるSaaSプロダクトの提供や、食にまつわる事業・経営の再構築を行う事業再生領域を中心に新規事業の開発・育成を進めることで、食ビジネスの変革に貢献してまいります。
事業等のリスク9,663字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。あわせて、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項についても、投資者の判断にとって重要であると当社グループが考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。 当社グループは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針でありますが、当社グループ株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 本項記載の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に由来するリスクについて ①事業領域について 当社グループは、主に「人材採用・入社後の活躍」を支援する企業としてこれまで培ってきたノウハウ及びブランド力を活用できる領域を中心に事業を推進しております。しかしながら、当該市場規模の縮小や成長鈍化、当社グループにおける各種サービスの競争力低下や価格下落等の要因により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、DX領域におきましては、企業を取り巻く環境や企業経営の効率化などの動きにより業務自動化のニーズが拡大しておりますが、経済情勢の変化により事業環境が悪化した場合や、企業の投資抑制判断等が成された場合に、当社グループの事業及び経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②競合について 当社グループが関与する人材サービス業界においては、新規参入障壁が低いこともあり、大手企業から個人事業者までが存在し、広範囲な業種を対象とする事業者から特定業界に特化した事業者まで、多くの事業者が事業を展開しております。また、飲食業界に特化する事業者は限定的であるものの複数社存在しており、当社グループはこれらの事業者と競合関係にあります。 また、近年におきましては、ブルーカラー全般での人材獲得競争が激化しております。当社グループは飲食業界のみならず、ブルーカラー全体における人材サービス事業者が競合となりつつあります。 当社グループは、飲食業界特化によるノウハウの蓄積により、当該業界における求人企業及び求職者のニーズに対してきめ細やかなサービスを提供するとともに、従来の人材紹介や求人広告、ダイレクトリクルーティングサービスに加えて、「採用総合パッケージ」など商品ラインナップの拡充や研修サービス等の人材サービスに限らないサービス提供により同業他社との差別化を推進しておりますが、今後新たな企業の市場参入や競合他社における飲食業界注力等による競争の激化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、DX領域におきましては、クラウド関連市場は近年急速に拡大している分野であるため、今後も多数の競合企業が新規参入する可能性があります。当社グループでは人材事業において長年培った強みを活かし、DX領域でのサービスを展開してまいりますが、今後、既存の競合企業の競争力の向上や競合企業の参入を含む競争環境の変化によって当社グループの事業及び経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③法的規制について (a)職業安定法 当社グループの事業を規制する主な法的規制として、「職業安定法」があり、当社は「職業安定法」に基づく有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の「有料職業紹介事業許可」を受けております。なお、当社の許可の有効期間は2026年2月28日、連結子会社であるワールドインワーカー株式会社の許可の有効期間は2026年2月28日までであり、以後5年毎の更新が必要となります。 「職業安定法」は、職業紹介事業等が労働力の需要供給の適正かつ円滑な調整を果たすべき役割に鑑み、その適正な運営を確保するために、紹介事業を規制しており、厚生労働大臣は、当社グループが有料職業紹介事業者としての欠格事由(職業安定法第32条)、若しくは、当該許可の取消事由(職業安定法第32条の9)に該当した場合には、許可の取消や業務の全部又は一部の停止を命じることが出来る旨を定めております。 本書提出日現在において、当社グループにおいて「職業安定法」に定めるこれら欠格事由又は取消事由に抵触する事項は生じておりません。しかしながら、今後において何らかの理由により当社グループが当該法令に抵触する事態が生じた場合、営業停止又は許可取消等により事業活動に支障をきたすとともに、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (b)食品衛生法、景品表示法及び製造物責任法 当社グループのうち、連結子会社であるマルヒロ太田食品株式会社の事業を規制するその他法令規制においては、「食品衛生法」「景品表示法」及び「製造物責任法」があります。同社はこれらの遵守に万全の注意を払っておりますが、今後、より厳格な法規制や予期しない法規制が実施された場合、その対応に新たな費用が発生するなど、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (c)出入国管理及び難民認定法 当社グループのうち、連結子会社であるワールドインワーカー株式会社の事業を規制するその他法的規制として、「出入国管理及び難民認定法」(以下「入管法」)があり、同社は「入管法」に基づく登録支援機関の登録を受けております。出入国在留管理庁長官は、同社が登録支援機関としての取消事由(入管法第19条の32)に該当した場合には、登録の取消を行うことが出来る旨を定めております。 本書提出日現在において、同社において「入管法」に定めるこれら取消事由に抵触する事項は生じておりません。しかしながら、今後において何らかの理由により当該連結子会社が当該法令に抵触する事態が生じた場合、許可取消等により事業活動に支障をきたすとともに、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④原料調達等に関するリスク 当社グループのうち、連結子会社であるきゅういち株式会社及びマルヒロ太田食品株式会社が主要な原料としている水産物や農産物は、従来、漁獲量・収穫量の増減などによる市況の変動の影響を度々受けておりましたが、さらに、気候変動がもたらす海洋・陸上環境の変化がこれらの原料の収量を減少させ、原料価格が高騰するおそれがあります。 気候変動以外でも、水産資源の乱獲や違法操業、または農産物における病虫害の大規模発生等が、これら連結子会社の調達のリスクにつながる可能性があります。 また、政治・経済情勢、テロ・紛争による治安の悪化や社会的混乱などの外的要因によっても、原料価格や調達・生産に係るエネルギーコスト等が高騰するリスクがあります。 ⑤国際的な漁獲制限について 当社グループのうち、連結子会社であるきゅういち株式会社において、資源保護を目的とした国際的な漁獲制限の強化等に伴い魚介類等が不足し、市場価格ならびに需給バランスが崩れることにより、仕入価格の上昇及び調達自体の難航といったリスクが生じる可能性があります。 ⑥特定技能人材紹介に関連するリスク 当社グループのうち、連結子会社であるワールドインワーカー株式会社では、特定技能人材紹介事業を展開しております。本事業において、以下のリスクが当該事業及び当社グループ全体の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (a)送り出し国の政治的変化及び二国間協定の改定リスク 特定技能人材紹介事業は、送り出し国との二国間協定を基盤としています。これらの協定が政治的要因により改定、または破棄された場合、該当市場が消滅するリスクがあります。特に送り出し国における政権交代や政策変更、国際関係の悪化は、事業運営に大きな影響を与える可能性があります。 (b)ビザ取得要件の変更リスク 特定技能ビザの取得要件の緩和や厳格化など、日本における在留資格の変更もまた、リスク要因となります。ビザ取得要件が緩和される場合には市場競争が激化し、既存事業の収益性が低下する可能性があり、逆に取得要件が厳格化した場合には既存事業が停滞する恐れがあります。 (c)その他の要因 送り出し国及び受け入れ国の経済情勢の悪化、法的規制の変更、あるいは社会的混乱(例:テロ、紛争、パンデミックなど)も、既存事業の中断やコスト増加につながる要因となり得ます。 本書提出日現在、これらのリスクに直面する具体的な事例は確認されておりませんが、今後、これらの要因により事業環境が悪化した場合、ワールドインワーカー株式会社の特定技能人材紹介事業及び当社グループ全体の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容に由来するリスクについて ①求職者の集客について 当社グループの人材紹介サービス及び求人広告サービスにおいては、求人情報サイト「cookbiz」における継続した求職者の集客(サイト登録者及び閲覧者の拡大)が重要な要素であると考えております。 当社グループは、サービス拡充及び品質向上等により飲食業界における評価及び知名度の向上に努めるとともに、ウェブマーケティングを中心とした集客拡大のための施策を推進しております。しかしながら、今後における雇用情勢の変化、競合激化、集客施策の不振等により、十分な求職者の集客が困難となった場合、人材紹介にかかるマッチング機能の低下や求人広告にかかる広告効果の低下等が生じる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループにおける集客施策については、以下のリスクがあります。 (a)検索エンジンへの対応について 当社グループが運営する「cookbiz」サイトにおける利用者の集客については、特定の検索エンジン(「Yahoo!Japan」及び「Google」)の検索結果からの誘導によるものが一定の割合を占めております。 当社グループは、検索結果において上位表示されるべくSEO対策等の必要な対応を推進しておりますが、今後、検索エンジン運営者における上位表示方針及びロジックの変更、その他何らかの要因によって検索結果の表示が当社グループにとって優位に働かない状況が生じる可能性があり、この場合、「cookbiz」サイトへの集客効果が低下し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (b)集客に係る広告宣伝活動について 当社グループは、サービスの認知度向上、当社グループサイトへの集客及びサービス利用拡大等を目的として、継続した広告宣伝活動を行っております。当社グループの広告宣伝は、インターネット広告(検索連動型広告、ディスプレイ広告及びインフィード広告等)を中心としております。 当社グループの広告宣伝においては、広告手法や媒体、その実施方法及びタイミング等について、費用対効果を検討した上で効率的な広告宣伝費の投下に努めておりますが、その効果を正確に予測することは不可能であり、当社グループが行う広告宣伝について著しい広告効果の低下や広告費用の上昇が生じた場合には、求職者の集客等に影響が生じ、また、当該費用負担により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②求人企業と求職者の適正なマッチングについて 人材紹介サービスにおいては、求人企業における人材採用ニーズと、求職者の保有スキル・経験や就職・転職にかかる希望条件等を適正にマッチングすることが重要な要素であると考えております。また、飲食業界は、人材不足等の要因から長時間労働が生じ易いこと、従業者の離職率が高い業種とされていること等から、求人企業における労働環境等も考慮した上での、求人求職双方のニーズに応じた適正なマッチングが必要となります。 当社グループは、求人企業に対するヒアリング・取材又は求職者に対するコンサルタントによる面談等におけるニーズ、希望条件、適性等の把握を徹底することに加えて、社内における業務ノウハウ等の共有や継続的な教育・育成による担当者のスキル向上、求職者に適した求人企業の候補抽出等のシステム化によるサポート及び効率化等を推進することにより、適正なマッチングの実施及びその精度向上に努めております。 しかしながら、当社グループの施策推進にも拘らず、マッチング精度の低下による人材紹介にかかる成約率の大幅な低下や早期退職の著しい増加、その他のトラブルが生じた場合、当社グループ事業の収益性低下や信頼性低下等が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③人材紹介サービスにおける取引慣行に基づく返金制度について 人材紹介サービスにおいては、当社グループの紹介した求職者が、求人企業に入社した日付を基準に売上高を計上しております。当該事業においては、人材紹介業界における取引慣行に基づき、求職者が入社した日から3ヶ月以内に自己都合により退職した場合は、その退職までの期間に応じて紹介手数料を返金する旨を求人企業との契約に定め ております。 当社グループは、求人企業と求職者の双方のニーズを十分に斟酌した上で紹介を進める等、このような事態の発生の低減に努めており、過去の返金実績に基づき返金引当金を計上しております。しかしながら、当社グループの想定した返金率を上回る返金が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④新規事業について 当社グループは、継続的な成長を図るため、飲食業界に関わる事業領域において新規事業の創出に取組んでおります。当該取組みにおいては、システム開発や人件費等の先行投資が必要となるほか、事業展開に応じて追加支出等が発生する可能性があります。また、事業推進においては、当初の計画通りに事業が進捗しない又は十分な収益を見込めず初期投資を回収出来ない等の状況が生じる可能性があるほか、事業撤退を余儀なくされる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤消費変動のリスクについて 当社グループのうち、連結子会社であるきゅういち株式会社において、一般消費者の生鮮魚介類の購入量は安定的に推移しているものの、購入額は減少傾向にあります。その反面、世界の魚介類の消費量は増加しており、一部の魚介類に対する漁獲量の制限の動き、魚価の高騰も見られます。また、我が国における魚食文化の後退による魚離れ、人口減少による生鮮魚介類購入額の減少が加速するなど、これらの傾向が持続し又は急激に変化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑥特定の販売チャネルへの依存に関するリスク 当社グループのうち、連結子会社であるマルヒロ太田食品株式会社の売上は、主に国内の百貨店等で開催される物産展(催事販売)チャネルに依存しております。今後、景気後退による消費者の支出抑制、物産展の集客力低下または感染症の流行に伴う催事の収支等が発生した場合、同社の収益力が低下し、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦食品の安全性 当社グループのうち、連結子会社であるマルヒロ太田食品株式会社においては、食品の製造及び販売を行っており、同社は各種法令に基づいた店舗及び工場の整備、器具の管理、その他の製造工程及び販売等の管理運営に取り組んでおります。しかしながら、同社が製造及び販売した商品において品質問題が発生した場合、当社グループの社会的信用やブランドイメージが毀損するとともに、商品回収費用の発生または営業停止に伴う売上・利益の減少等により、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3)当社の事業体制について ①人材の獲得・育成について 当社グループは、経営計画及び事業方針のもと、既存事業や新規事業の展開を行っており、その都度、必要に応じて人材の確保が必要であると考えております。特に、事業基盤を拡大・成長させていくための高度なマネジメント能力やシステム技術分野のスキルを有する人材確保に努めるとともに、教育体制の整備を進め人材の定着を図るよう努めていく方針であります。しかしながら、当社グループの求める人材が十分に確保・育成できなかった場合や人材の流出が進んだ場合には、経常的な業務運営及び新規事業の拡大等に支障が出る可能性があり、そのような事態が生じた場合には、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②内部管理体制について 当社グループは、今後の事業運営及びその拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しており、当該強化を推進しております。しかしながら、人的要因及び急激な事業環境の変化により、内部統制に関する制度の構築、運用、モニタリングのいずれかが十分に機能しない場合、様々な事業リスクを適切に管理できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、内部統制に関する制度が完全にその機能を果たしたとしても、これらは違法行為のすべてを排除することを保証するものではなく、従業員による重大な過失、不正、その他の違法行為等が生じた場合には、訴訟や損害賠償等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③個人情報保護について 当社グループは、事業運営において、登録求職者に関わる多数の個人情報を取り扱っております。取り扱う個人情報については、利用目的を明示し承諾を得た上で取得し、当該範囲でのみ利用しております。 当社グループは、個人情報の適正な取り扱い及び安全管理を推進するため、「個人情報保護規程」を策定し、従業員に対する教育及び適正な業務運営の徹底を図るほか、プライバシーマークの認定取得を行う等の情報管理体制の強化に取り組んでおります。 しかしながら、何らかの理由により当社グループが管理する個人情報等の漏洩や不正使用等の事態が生じた場合、当社グループ及び事業サービスに対する信頼性の著しい低下や顧客からの損害賠償請求等が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④システム障害について 当社グループのHR事業は、インターネット上に開設したウェブサイトを通して提供されております。当社グループは事業の信頼性及び取引の安全性の観点からも、自社のシステム管理体制の構築、定期的バックアップ、稼働状況の監視等によりシステムトラブル発生の未然防止及び回避に加えて、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧出来るような体制を整えております。 しかしながら、自然災害や事故、人為的ミスの発生、通信回線等の遮断・停止、ソフトウエア又はシステム機器の欠陥等によるトラブル、外部からのシステム攻撃や侵入、その他予測不能な様々な要因により、コンピュータシステム等に障害が発生した場合、継続したサービス提供等に支障が生じる可能性があり、当該要因による、当社グループの収益機会の喪失、システム及び事業運営に対する信頼性低下、クレーム発生その他の要因により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤技術開発について インターネット関連事業は、技術革新が著しく、新技術、新サービスが常に生み出されております。当社グループのHR事業は、インターネットと深く関わっており、競争力のあるサービスを提供し続けるためには、新技術及び新サービスを適時に提供することが重要になります。質の高いサービスを提供するため当社グループでは、プロダクトマ ーケティング部が中心となり関係部署と協議の上、新規サービスを開発する体制をとっております。これはユーザーやクライアントから寄せられる様々なリクエストを吸い上げ、自社システムに反映することを可能にするためであります。 当社グループは、人的資源を随時見直しながら人員の適切な配置を行っており、必要により人員増加を行いますが、サービスの強化に繋がる有効なシステムの開発に時間がかかる等、新技術や新サービスの提供が遅れるような場合には、業界内での競争力の低下を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他のリスクについて ①感染症蔓延について 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの感染拡大が徐々に抑制され、2023年5月には、5類感染症に移行したことにより社会活動が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック拡大前に戻りつつあり、経済活動の本格的な再開が期待されておりますが、今後も同様の感染症が蔓延し、行動制限等が発令された場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループにおきましては、飲食店向け求人事業に経営成績及び財政状態が依存しない経営基盤を構築するため、新規事業の創出及び成長に注力することで、事業活動や収益性の維持を図ってまいります。 ②減損損失について 当社グループが保有している固定資産については、月次決算において部門ごとの損益を踏まえ各種施策を実施することにより利益管理を行っておりますが、外部環境の急激な変化等により著しく収益性が低下した場合など十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は減損損失の認識が必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③配当政策について 当社グループは設立以来、配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しており、事業基盤の整備状況、経営成績や財政状態などを総合的に勘案の上、配当をしていきたいと考えております。 ただし、当面は、事業基盤の整備を優先することが株主価値の最大化に値するとの考えから、その原資となる内部留保の充実を基本方針としており、現時点において配当実施時期等については未定であります。 ④潜在株式の行使による当社グループ株式価値の希薄化について 当社グループは、役員及び従業員に対し、当社グループの経営成績向上への意欲や士気を一層高めることを目的として、新株予約権付与によるストックオプション制度を採用しております。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、当社株式の1株当たりの価値が希薄化する可能性があります。 ⑤財務制限条項について 当社は、子会社のM&A資金及び同社への転貸資金を目的とし、株式会社徳島大正銀行と148百万円のコミットメント期間付タームローン契約を締結しておりますが、業績が悪化した場合、以下の財務制限条項に抵触するおそれがあります。 2026年11月期決算以降の決算期を初回とする連続する2期について、各年度の決算期における連結の損益計算書に示される営業損益が2期連続して損失とならないようにすること。 なお、最初の判定は、2026年11月決算期及びその直前の期の決算を対象として行われます。
経営成績の分析 (MD&A)5,671字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは2007年の創業以来、一貫して飲食業界に特化した人材サービスを展開してまいりました。 当社グループは、創業20周年を見据えた2024年12月に、事業の方向性を明確化し、食産業の発展のためには「人」がもっとも大事である、という事業の原点に立ち返り、新たなミッション・ビジョンを制定いたしました。 ミッション:「食」は「人」 ビジョン :  Empower the Food People 当社グループは、「人」を起点に築いてきた事業をさらに成長させながら、2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる影響を背景に進めてきた「人」ビジネスを礎とする事業の多角化を進め、新たな事業領域に挑戦し、積極的な投資を通じて事業規模を拡大させてまいります。 当連結会計年度におきまして、飲食業界における企業の採用意欲は依然として他業種に比べ高水準に推移したものの、有効求人倍率は緩やかな下降傾向に転じるなど、求人需要の様相に変化が見られました。 労働コストの上昇や市場構造の変化を背景に、今後の求人需要の動向については注視が必要な状況となっております。 この様な環境のなか、HR事業では、前連結会計年度より進めてきた求人サイト及び基盤システムのリニューアルプロジェクトは全行程を完了し、引き続き利便性向上に努めてまいりました。また、オンラインに加えオフラインでの顧客接点拡大にも取り組んでおり、2025年5月には東京にて、10月には大阪にて飲食業界特化の就職&転職フェアを開催いたしました。大手外食企業からホテル等多彩な企業に出展いただくなど、業界内でのプレゼンス向上に努めました。 一方で、収益面においては、持続的な成長を目指し、業績向上のために求職者・求人企業向けの施策を実施してまいりましたが、求職者集客が想定通りに進まず、応募不足が収益に影響しました。営業現場の生産性についても完全な回復には至っておらず、依然として厳しい状況が続いております。 投資事業におきましては、きゅういち株式会社においてホタテの拡販を目指してまいりましたが、原材料価格の高止まりにより安定的な確保ができず、また、第2四半期会計期間における鮮魚の漁獲量が例年より減少した影響を受け、苦戦を強いられました。 第4四半期会計期間からは、新たにマルヒロ太田食品株式会社をグループ化し、投資事業の基盤拡充を図っておりますが、当連結会計年度の業績への寄与は限定的となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。 (a)財政状態 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ139,468千円減少し、3,618,086千円となりました。その主な要因は、商品及び製品が135,223千円、土地が76,900千円、原材料及び貯蔵品が20,695千円増加したものの、現金及び預金が373,856千円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて255,374千円増加し、2,519,659千円となりました。その主な要因は、未払法人税等が34,328千円減少したものの、長期借入金が138,508千円、1年内返済予定の長期借入金が84,629千円、短期借入金が31,500千円、契約負債が28,204千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて394,842千円減少し、1,098,426千円となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が404,687千円減少したことによるものであります。 (b)経営成績 当連結会計年度の売上高は2,860,676千円(前期比12.7%減)となりました。損益面におきましては、売上高の減少及び戦略投資が重なり、営業損失374,077千円(前期は営業利益93,420千円)、経常損失は390,984千円(前期は経常利益83,177千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は404,687千円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益2,778千円)となりました。 損益面におきましては、売上高の減収に伴い各利益項目で損失を計上いたしましたが、次期(2026年11月期)での早期黒字化を最優先課題とし、不採算コストの精査や固定費の削減といった抜本的なコスト構造改革を断行しております。 また、さらなる成長に向け、2025年12月には食品スーパー「ロピア」を展開する株式会社OICグループとの資本業務提携を締結し、包括的なシナジー創出に向けた体制を整えております。 なお、前連結会計年度におきまして「事業再生・成長支援」セグメントとしていた事業は、当連結会計年度より対象会社の事業再生・成長支援に限定せず、幅広く投資を行うため、「投資事業」にセグメント名称を変更しております。なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の報告セグメントの名称で記載しております。 セグメント別の経営成績は、次の通りであります。 (HR事業) HR事業は、クックビズ株式会社において、飲食業界に特化した求人情報サイト「cookbiz」を運営しており、当該サイトを通じて、コンサルタントを介した有料職業紹介を行う「人材紹介サービス」、求人情報を求職者に提供する「求人広告サービス」、ダイレクトリクルーティングサービスを提供する「スカウトサービス」を展開しております。また、連結子会社であるワールドインワーカー株式会社による特定技能外国人人材紹介・登録支援等の事業及び研修サービス、CAST事業等を「その他」に分類しております。なお、人材採用にまつわるお困りごとを総合的に支援解決するワンストップサービスを提供する採用総合支援サービスを「人材紹介サービス」の一環として提供しております。 当連結会計年度におきましては、求職者集客が想定どおりに進まず、応募不足が収益に影響しました。営業現場 の生産性についても完全な回復には至っておらず、依然として厳しい状況が続いております。一方で、求人サイト及び基盤システムのリニューアルを全工程完了し求人企業及び求職者の利便性向上に努めてまいりました。 また、富山県庁と協働した寿司職人就職支援事業等を通じて、飲食業界の多様なキャリア支援や地域採用課題の 解決に尽力してまいりましたが、現時点では業績への寄与は限定的です。 その結果、当セグメントにおける売上高は1,752,700千円(前期比15.1%減)となり、セグメント損失は264,051千円(前期は23,815千円のセグメント利益)となりました。 (投資事業) 投資事業は、投資候補先のソーシング、選定交渉及び投資先の経営のモニタリングを行っております。 当連結会計年度におきましては、M&A案件獲得のためのパイプラインを構築、強化するとともに、当連結会計年度の第4四半期(2025年9月)より、コロッケ・惣菜等の製造販売を行うマルヒロ太田食品株式会社を新たにグループ化しております。 投資事業傘下のきゅういち株式会社は、ホタテ・ホッケ・サバ等の冷凍加工業を主力としており、道南地域の漁業協同組合等から仕入れを行い、加工後に商社や水産加工会社等へ販売しております。 当連結会計年度におきましては、きゅういち株式会社において、主力商品であるホタテにおいて、シーズンを通じて原材料価格の高止まりが続き、安定的な買付・確保に苦戦したことで、販売数量が想定を下回りました。新設したECサイト運営や、マルヒロ太田食品株式会社のグループ化により事業基盤の拡充を図りましたが、当期業績への寄与は限定的なものに留まりました。 その結果、当セグメントにおける売上高は1,125,425千円(前期比7.3%減)となり、セグメント損失は110,175千円(前期は69,605千円のセグメント利益)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して373,916千円減少し、1,804,257千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、使用した資金は389,131千円となりました。その主な要因は、減価償却費159,821千円による資金の増加に対し、税金等調整前当期純損失372,213千円、棚卸資産の増加124,106千円、売上債権の増加49,357千円等による資金の減少があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は76,411千円となりました。その主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入35,428千円の資金の増加に対し、無形固定資産の取得による支出72,531千円、有形固定資産の取得による支出36,573千円等による資金の減少があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、得られた資金は91,627千円となりました。その主な要因は、長期借入金の返済による支出292,517千円、短期借入金の純減少額48,816千円の資金の減少に対し、長期借入れによる収入406,900千円等による資金の増加があったことによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当社グループは、生産実績に重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (b)受注実績 生産実績と同様の理由により、受注実績に関する記載はしておりません。 (c)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年12月1日 至 2025年11月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) HR事業   1,735,250   84.1 投資事業   1,125,425   92.7 合計   2,860,676   87.3 (注)セグメント間取引については、相殺消去しています。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。 この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 ②財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況(a)財政状態」に記載の通りであります。 (b)経営成績の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況(b)経営成績」に記載の通りであります。 (c)キャッシュ・フローの分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 (d)経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通り、事業環境、事業内容、事業体制等、様々な要因の変化の影響を受ける可能性があります。このため、事業環境を注視するとともに、新規事業の開拓、組織体制の整備及び内部統制システムの強化等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応するよう努めてまいります。 (e)経営戦略の現状と見通し 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りであります。 (f)経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループが継続的に成長していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、3 事業等のリスク」に記載の様々な課題に対応していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために経営者は常に外部環境の構造や変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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