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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

MS&Consulting

6555 · Standard · サービス業

顧客満足度調査の専門企業。覆面調査(ミステリーショッピング)で外食・小売など小売現場のサービス品質向上を支援する。

概要

MS&Consultingは、2000年に日本エル・シー・エーの一部門として始まったミステリーショッピングリサーチ(MSR)を基幹とする経営コンサルティング会社である。顧客企業のサービス品質向上と従業員満足度向上を結ぶ「サービスプロフィットチェーン」経営を支援し、日本全国に62万人のモニターを擁して年間19万件以上の覆面調査を実施する。2026年2月期の売上収益は約26億円、従業員152名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード6555)。

自由記述式の調査票で働きがいを促す覆面調査

MSRは、同業他社のチェック主体の調査とは異なり、スタッフの働きがいを高めることを目的とする。調査票には自由記入コメントを多用し、外食業界では料理や接客、小売業界では商品説明力など業界ごとに相関性の高い項目を評価する。担当コンサルタントが顧客とコミュニケーションを図り、調査企画・設計を個別に行う。レポートは専門教育を受けたチェッカーが内容を精査し、モニターへのヒアリングを通じてコメントを具体的かつ効果的にする。2026年2月期には国内717社の顧客に対し年間19.1万回の調査を実施した。蓄積データは業界平均値の提供にも活用される。

外食・小売・自動車に広がる顧客基盤

当社のMSR事業は外食業界が最大で2026年2月期の売上収益834百万円、既存顧客の割合は95.8%に達する。小売業界は404百万円(既存顧客割合96.5%)、自動車業界は316百万円(同99.0%)と高い継続率を示す。美容業界(26百万円)、レジャー業界(87百万円)、その他金融・宿泊・行政なども含め、多岐にわたる業界が顧客である。高い既存顧客比率は、MSRが単発調査ではなく長期継続型のストック収益モデルであることを裏付ける。

タイ・台湾に現地法人、海外調査も伸長

2016年1月にタイ子会社MS&Consulting (Thailand) Co., Ltd.を、同年3月に台湾子会社台灣密思服務顧問有限公司を設立した。近年は海外関連調査(海外企業からの国内調査依頼、国内企業の海外店舗調査、海外子会社による現地調査)が伸びており、2026年2月期には2.9万回の調査を実施した。海外モニター基盤の構築も新たな引き合いに対応するため進めている。

「tenpoket」に統合したデジタルツール群

2019年11月、従業員満足度調査「tenpoket チームアンケート」をビジネスチャットなどとパッケージ化した「tenpoket」をSaaSとして提供開始した。後日、店舗スタッフがレポートを閲覧・共有する「MSナビ」、スーパーバイザーの業務効率化を図る「SVナビ」とも連携し、一体的なプラットフォームを構成している。これらは調査結果を現場の改善行動に繋げる仕組みとして、顧客企業の継続利用を促す。

コロナ禍後の利益率回復への取り組み

当社は2025年2月期に営業損失を計上したが、2026年2月期は「全社収益性改善」を主要テーマに掲げ、価格・条件交渉によるMSR粗利率の回復、AI活用によるレポートチェックコスト低減、LINE活用によるモニターアサインコスト抑制などに取り組んだ。結果、原価率は前期比2.2ポイント減、販管費率は0.9ポイント減となり、営業利益率9.8%、親会社所有者帰属当期利益1.73億円と黒字転換を果たした。財務面では自己資本比率78.7%と安定している。

業界の中での役割はサービス業向け顧客満足度調査・コンサルティングのプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
26億円
営業利益
3億円
営業利益率
11.5%
純利益
2億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01外食業界主力

居酒屋やファストフードなどの店舗を対象に、覆面調査による顧客満足度調査とその後のコンサルティングを提供し、サービス品質向上を支援する。

主な製品・サービス3
MSR(ミステリーショッピングリサーチ)
モニターが一般消費者として店舗を訪れ、サービスを評価・報告する覆面調査。外食業界向けには料理や接客などを評価項目とする。
チームアンケート
従業員満足度をリーダーシップ等5つの観点で測定する調査サービス。
コンサル
調査結果を活用したアクションレベルの改善活動を支援するコンサルティング。

02小売業界準主力

ショッピングセンターなどを対象に、商品説明力や品揃えなどを評価する覆面調査を実施し、売場改善を支援する。

主な製品・サービス1
MSR(ミステリーショッピングリサーチ)
小売業界向けには商品説明力や品揃えを評価項目に加えた覆面調査を提供。

03自動車業界準主力

カーディーラーやサービスステーションを対象に、セールススキルなどを評価する覆面調査を提供する。

主な製品・サービス1
MSR
自動車業界向けにはセールススキルを評価する覆面調査。

04美容業界副次

美容院やエステなどを対象に、カウンセリングなどを評価する覆面調査を提供する。

主な製品・サービス1
MSR
美容業界向けにはカウンセリング力を評価する覆面調査。

05レジャー業界副次

カラオケやホテルなどを対象に、サービス品質を評価する覆面調査を提供する。

主な製品・サービス1
MSR
レジャー業界向けの覆面調査。

06その他副次

金融、宿泊、行政などの業界に、覆面調査やコンサルティングを提供している。

主な製品・サービス1
MSR
その他業界向けの覆面調査。

製品と技術

62万人のモニターが評価する覆面調査「MSR」

MSRは、当社の基幹サービスである。モニターが一般消費者として実際にサービスを体験し、事前期待と実際の印象の差異を時系列で記述する。同業他社が規定遵守チェックを目的とするのに対し、当社はスタッフの働きがいを高めるレポートを重視する。評価項目は業界ごとにカスタマイズし、外食では料理や接客、自動車ではセールススキルなどが含まれる。モニターは全国に62万人(2026年2月期)を擁し、30〜40代女性が中心。6段階のランク制度で質を管理し、優秀レポートは「MVR」として表彰される。調査は年間19.1万回(国内)行われ、1レポートあたりの売上単価は3期連続上昇している。

5つの観点で従業員満足度を可視化「tenpoket チームアンケート」

2011年9月にリリースされた従業員満足度調査で、リーダーシップ、チームの遂行力、チームの風土、スタッフの主体性、スタッフの満足度の5観点から組織を診断する。累計317万人超の調査実績を持ち、蓄積データから業界平均値や高得点企業の平均との比較が可能。調査結果はコンサルティングを通じて従業員エンゲージメント向上に繋げられる。2026年2月期の受注は堅調で、受注残も期初対比で増加している。

調査結果を現場改善に繋げる「HERBプログラム」

2004年にリリースされたコンサルティング・研修のノウハウ。MSRやチームアンケートの結果を基に、ボトムアップ型でサービス改善を進める。店舗スタッフが自発的に改善活動に取り組む環境を構築し、定着率向上やサービス品質の持続的向上を支援する。近年は店舗接客改善にとどまらず、企業全体のCX向上やブランディング強化にも適用範囲を広げている。

店舗スタッフ向けモバイルアプリ「MSナビ」と「SVナビ」

「MSナビ」は2017年3月期にリリースされたサービスで、店舗スタッフが自身のスマートフォンからMSRレポートを閲覧し、気付きを瞬時に共有できる。「SVナビ」は2020年2月期にリリースされ、スーパーバイザーの業務効率化と統率力向上を図る。両ツールはtenpoketにパッケージ化され、ビジネスチャットなどと連携してSaaSとして提供される。これにより調査結果が現場のアクションに直結する仕組みを実現している。

WEBアンケートと補助金支援のサービス拡充

2017年3月期には来店客からタイムリーにアンケートを取得できる「カスタマーリサーチ」をリリース。さらにコロナ禍後、政府・自治体の補助金・助成金の採択支援サービスを開始した。2026年2月期には補助金・助成金分野の売上は前期比94.6%増と大きく伸び、コンサル全体の成長を牽引した。コストダウン商材の販売終了など取捨選択も進めつつ、傾注領域へのリソース集中を図っている。

LINEを活用した店舗集客支援「LBO」

2024年1月にリリースされた新サービス。「LBO(エルボ)」はLINE公式アカウントの戦略的活用を通じて店舗の収益最大化を支援する。人手不足や集客難に悩む顧客企業向けで、当社のモニター基盤と組み合わせた送客機能も持つ。2026年2月期時点ではまだ立ち上げ段階だが、既存のMSRやコンサルとのクロスセルが期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

中小製造業向け支援で独自地位、収益改善途上

当社は製造業向けコンサルティングを主軸とし、同業他社のジンジブやイシンと比較して、特定業界に特化した支援で差別化を図っている。売上高は24億円から26億円と緩やかに成長し、2026年2月期には営業利益率11.54%と黒字転換を果たしたが、前期の赤字からの回復局面にある。同業他社が人材派遣や紹介に強みを持つ中、当社は現場改善や業務効率化のノウハウで独自のポジションを築いている。ただし、売上規模はナック(約590億円)と比べて小さく、市場での存在感は限定的。今後の成長には、既存顧客の深耕と新規開拓が鍵となる。

強み

  • 製造業に特化し、現場改善や生産性向上のノウハウで差別化。
  • 2026年2月期に営業利益率11.54%と黒字転換を達成。
  • 中小企業に寄り添い、きめ細かいコンサルで信頼を獲得。
  • 売上高が3期連続で増加し、安定した受注基盤を持つ。

課題

  • 売上高が26億円と小さく、大手競合との差が大きい。
  • 前期は赤字で、利益率の変動が大きく安定性に欠ける。
  • コンサルタントの質に依存し、人材の確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がMS&Consulting

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
16537WASHハウス20億円
29254ラバブルマーケティンググループ20億円10.4倍
34707キタック20億円12.8倍
46555MS&Consulting19億円10.5倍
56029アトラグループ19億円19.6倍
69237笑美面19億円51.3倍
76558クックビズ19億円
89345ビズメイツ19億円11.3倍
99215CaSy19億円59.6倍
106198キャリア18億円
117062フレアス18億円3.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

外食産業向けコンサルツールとしてMSRが誕生

2000年5月、株式会社日本エル・シー・エー(現エル・シー・エーホールディングス)において、外食産業向けコンサルティングの調査ツールとして「ミステリーショッピングリサーチ(MSR)」の提供が始まった。当初はコンサル受託先への付加サービスに過ぎなかったが、2002年5月に事業化を決定し、独立した収益源への転換を図った。

ボトムアップ型のサービス改善手法「HERB」を確立

2004年4月、顧客満足の先にある「顧客ロイヤルティ」と組織の関連性を分析し、ボトムアップ型でサービス改善を進めるコンサルティング・研修ノウハウ「HERBプログラム」をリリースした。このプログラムは店舗スタッフの自発的な改善活動を促す点で、後にMSRと組み合わせた中核的なコンサル手法となる。

会社分割と吸収合併を経て現在の法人格に

2008年5月、東京都台東区に株式会社MS&Consulting(旧法人)を会社分割により設立。同年7月本社を中央区に移転。2009年3月には北の丸パートナーズ株式会社を設立し、同年9月に同社を存続会社として旧法人を吸収合併、商号を株式会社MS&Consultingに変更した。一連の再編により経営の独立性を高めた。

従業員満足度調査「チームアンケート」を開始

2011年9月、リーダーシップ、チーム遂行力、風土、スタッフの主体性、満足度の5観点で組織の問題を明らかにする従業員満足度調査「サービスチーム力診断(現 tenpoket チームアンケート)」をリリースした。このサービスは従業員エンゲージメントの向上を目的とし、後にMSRと連携してSPC経営を包括支援する柱となる。

投資ファンド傘下で経営基盤を再構築

2013年3月、東京都千代田区にTMC BUYOUT3株式会社を設立。同年5月に同社の子会社となり、10月にTMC BUYOUT3を存続会社として旧法人を吸収合併、商号を株式会社MS&Consultingに変更した。この買収・再編により、資本関係を整理し後の上場準備を進めた。

産総研との共同研究と海外拠点の設立

2015年8月、国立研究開発法人産業技術総合研究所と「サービス・ベンチマーキングによるサービスプロフィットチェーンの高度化」に関する共同研究を開始した。同研究では当社の蓄積データを分析し、調査手法の高度化や業種別傾向の明確化を図った。研究成果はコンサル現場で活用されている。2016年にはタイと台湾に子会社を設立し、海外事業の足掛かりを築いた。

東証マザーズ上場、tenpoketプラットフォーム提供開始

2017年10月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2019年2月には市場第一部へ変更した。同年11月、チームアンケートをビジネスチャットなどとパッケージ化したSaaS「tenpoket」をリリース。その後「MSナビ」「SVナビ」とも連携し、調査から改善までの一貫プラットフォームへと発展した。

市場区分変更、人材紹介・LINE活用サービスに進出

2022年4月、東証の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2023年10月には有料職業紹介事業の許可を取得し、人手不足に悩む顧客向けに採用支援のトライアルを開始。2024年1月にはLINE公式アカウントを戦略的に活用して店舗収益を最大化する「LBO(エルボ)」をリリースし、新たなソリューションを拡充した。

年表24件を開く

2000年代

  • 2000年5月株式会社日本エル・シー・エー(現 株式会社エル・シー・エーホールディングス)において、外食産業向けコンサルティングにおける調査ツールとして、顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(MSR)」の提供を開始
  • 2002年5月コンサルティングを受託した顧客企業のみへの付加的サービスだったミステリーショッピングリサーチ(MSR)の事業化に着手
  • 2004年4月顧客満足の先にある「顧客ロイヤルティ」とそれを生み出す組織の関連性を分析し、ボトムアップ型でサービス改善を進めるコンサルティング・研修ノウハウ「HERBプログラム」をリリース
  • 2008年5月創業東京都台東区に株式会社MS&Consulting(旧MS&Consulting(1))を会社分割により設立
  • 2008年7月本社を東京都中央区に移転
  • 2009年3月創業東京都千代田区に北の丸パートナーズ株式会社を設立
  • 2009年9月M&A北の丸パートナーズ株式会社を存続会社として、旧MS&Consulting(1)を吸収合併、同日、商号を株式会社MS&Consulting(旧MS&Consulting(2))に変更し、本社を東京都中央区に移転

2010年代

  • 2011年9月リーダーシップ、チームの遂行力、チームの風土、スタッフの主体性、スタッフの満足度の5つの観点から組織が抱える問題点を明らかにする従業員満足度調査「サービスチーム力診断(現 tenpoket チームアンケート)」をリリース
  • 2012年9月経済産業省主催「2012年度 おもてなし経営企業選」事務局を受託
  • 2013年3月創業東京都千代田区にTMC BUYOUT3株式会社を設立
  • 2013年5月TMC BUYOUT3株式会社の子会社となる
  • 2013年9月経済産業省主催「2013年度 おもてなし経営企業選」事務局を受託
  • 2013年10月M&ATMC BUYOUT3株式会社を存続会社として、旧MS&Consulting(2)を吸収合併、同日、商号を株式会社MS&Consultingに変更し、本社を東京都中央区に移転
  • 2015年8月国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と「サービス・ベンチマーキングによるサービスプロフィットチェーンの高度化」に向けた共同研究を開始
  • 2016年1月タイに子会社MS&Consulting(Thailand)Co.,Ltd.を設立
  • 2016年3月台湾に子会社台灣密思服務顧問有限公司を設立
  • 2017年5月経済産業省創設「おもてなし規格認証制度」認証支援事業者として認定される
  • 2017年8月一般財団法人日本情報経済社会推進協会よりプライバシーマークを取得
  • 2017年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2019年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更
  • 2019年11月「tenpoket チームアンケート」をビジネスチャットなどの各種ソフトウェアとともにパッケージ化した「tenpoket」をリリース、SaaSとして提供を開始、後に「MSナビ」「SVナビ」などとも連携

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2023年10月有料 職業紹介 事業の 許可を取得
  • 2024年1月LINE公式アカウントの戦略的活用を通じた、店舗の収益最大化支援サービス「LBO(エルボ)」をリリース

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率10%以上(ROE目標に関連)
  • 親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    顧客ニーズに適合したサービス進化

    ミステリーショッピングリサーチや従業員満足度調査などの主力サービスを顧客の経営課題に深く連携させるため、コンサルティングノウハウの高度化やソフトウェア開発投資を継続。また、補助金獲得支援やLINE集客支援など新サービスも拡充し、収益源を多様化する。

  2. 02

    成長を支える人材の確保・育成

    経営システム構築や新規事業を推進できる人材、AI活用や統計解析ができる専門人材の採用・育成を強化。採用の拡大と早期成長を促す教育・OJT機会の充実により、成長のボトルネック解消を図る。

  3. 03

    モニター基盤の拡充と活性化

    全国62万人のモニターをさらに拡大するため、広告宣伝や多言語対応で認知度向上を図る。モニターサイトリニューアルや活性化施策により、多様化する顧客ニーズに対応可能なモニター基盤を形成する。

  4. 04

    レポート品質の継続的向上

    モニターへのフィードバック充実やレポート作成教育の強化により、顧客企業の店舗スタッフが改善アクションを検討できる明確で正確なレポートを提供する仕組みを充実させる。

  5. 05

    コスト適正化と生産性向上

    物価上昇による謝礼・労務費増加に対し、顧客との価格転嫁交渉を継続。AI活用によるレポートチェックコスト低減、LINE連携による運用効率化など生産性向上策を推進し、利益率をコロナ禍以前に回復させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で152人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は595万円で、8期前と比べて+3.6%平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は9.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月129
2019年3月57434.86.1129
2020年2月58535.56.6133
2021年2月57335.87.3137
2022年2月57236.68.3123
2023年2月58636.78.5133
2024年2月58036.68.4145
2025年2月61236.68.6151−132
2026年2月59537.59.3152197

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都中央区358百万円
事務所 — タイ バンコク市0百万円
事務所 — 台湾 台北市0百万円
主な関係会社
  • 海外
    MS&Consulting(Thailand) Co.,Ltd. (注)2、4
    タイ バンコク市 · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    台灣密思服務顧問有限公司
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    [第六回]事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    6,665万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は26億円営業利益3億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
26億円
営業利益
3億円
純利益
2億円
営業利益率
11.5%
前期比 +19.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高28億円26億円
営業利益4億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は5億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q4−1−25.0−1
2024年2Q6116.71
2024年3Q600.00
2024年4Q81
2025年1Q4−1−25.0−1
2025年2Q7114.31
2025年4Q15−2−13.3−3
2026年2Q1218.31
2026年4Q14214.31
2027年1Q500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は11億円から26億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月111−1
2015年3月2332
タイに子会社MS&Consulting(Thailand)Co.,Ltd.を設立
2016年3月2453
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2017年3月2653
2018年3月2864
東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更
2019年3月2964
2020年2月2532
2021年2月13−3−2
2022年2月1932
2023年2月2232
2024年2月2421
2025年2月26−2−2−7.7−3
2026年2月263311.52

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高26億円のうち、営業利益として残るのは3億円11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.4%17億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.1%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.0pt
11.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
7.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.6pt
6.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年2月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は10億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月2−1−619
2017年3月30−1310
2018年3月20−526
2019年3月4−1−138
2020年2月2−1−515
2021年2月20229
2022年2月50−3511
2023年2月0−1−3−17
2024年2月0−2−2−23
2025年2月4−1036
2026年2月4−12310

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年2月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が30億円で、自己資本比率は79.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月39211854.2
2015年3月39231658.7
2016年3月37261172.1
2017年3月3930977.2
2018年3月3830879.5
2019年3月4133881.5
2020年2月3831782.0
2021年2月39281171.4
2022年2月39291074.2
2023年2月3730780.2
2024年2月3529680.6
2025年2月3426876.6
2026年2月3730879.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
10億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
8億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中48位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中442位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
79.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥424で、1年前と比べて+5.2%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥424+0.2%1ヶ月+1.0%1年+5.2%時価総額19億円
過去52週の値幅
安値¥380高値¥484

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.5倍
PER (会社予想)8.7倍
PBR0.65倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で +0.48% とほぼ横ばいで、19日は 419円 で終了。25日移動平均線(420.4円)とほぼ同水準で、75日線(432.31円)や200日線(424.56円)も横ばい。52週高値(484円)からは約13.4%低く、52週安値(380円)からは約10.3%高い。出来高は非常に少なく、商いが閑散としている。RSIは 50.0 と中立圏で、方向感に欠ける展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは10.43倍(予想8.6倍)で同業界平均22.68倍を大幅に下回る。PBR0.64倍は平均3.3倍に対し極めて割安。ROE6.2%と低いが、配当利回りは0%で無配。配当性向96.8%と高いが、無配のため実質ゼロ。業績は赤字から黒字転換が見込まれ、収益改善が期待される。割安だが、配当がなく、利益回復の持続性が焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.5倍23.4倍
PER (予想)8.7倍
PBR0.65倍3.51倍
ROE6.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、赤字からの業績回復が持続的かどうか。強気派は、2026年2月期に黒字転換し営業利益率が大幅に改善する見通しを評価。また、コンサルティング需要は景気に左右されにくく、中小企業支援の市場が拡大すると期待する。一方、弱気派は、過去の業績が不安定で、2025年2月期には赤字を計上しており、改善が一時的との見方を持つ。さらに、人材依存度が高く、優秀な人材の確保が課題。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の可能性

    2026年2月期は営業利益率11.54%と大幅改善の予想。

  • 安定した需要

    中小企業の経営課題は恒常的にあり、需要は景気に非連続。

  • 低PBRと割安感

    PBR0.64倍で、市場評価が低く、業績改善で見直し余地。

  • 2026/2期営業損益が-2億円から3億円へ黒字転換2026/2期影響

    営業利益率11.54%、売上高26億円の稼ぐ力が回復した。

  • 純損益も-3億円から2億円へ改善2026/2期影響

    最終損益が黒字化し、EPSも前期から大幅に改善する見込み。

  • PBR0.64倍・予想PER8.6倍の割安現在影響

    1株純資産約652円に対し株価419円、予想PER8.6倍。

  • 売上高26億円と高水準を維持2026/2期影響

    売上高は前期比横ばいだが、24億円から26億円へ増加基調。

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定さ

    純損益はプラスとマイナスが交互に発生し、安定性に欠ける。

  • 利益率の変動

    営業利益率はマイナスからプラスまで大きく振れ、計画達成のハードルが高い。

  • 人材依存のリスク

    コンサルタント個人のスキルに依存し、離職で収益が悪化する恐れ。

  • 売上高26億円と前期比横ばい、成長鈍化2026/2期影響

    増収率は前期比0%で、新規開拓が進まず成長が停滞。

  • 前期に営業損失2億円・純損失3億円の実績2025/2期影響

    2025/2期は営業赤字、収益が不安定な履歴がある。

  • 無配当継続で株主還元なし通年影響

    配当利回り0%、自己株式取得もなくリターンは株価のみ。

  • 外国人持株0.5%と流動性が極めて低い継続影響

    時価総額19億円と小型で、売買が細く値動きが荒い。

次の決算で確かめる点
コンサルタント一人当たり売上
生産性と人材活用の効率性を示し、集客力の指標となる。
契約継続率
顧客満足度とストック収益の安定性を測るため。
月次稼働率
コンサルタントの稼働状況は収益に直結するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から47.1%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
96.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月1835.2
2020年2月192.892.1
2021年2月9−50.0
2022年2月8−13.546.5
2023年2月17112.596.8
2024年2月9−47.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ2,102人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.1%を占め、残る83.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他49.750.555.853.653.476.3
事業法人14.827.428.635.640.916.0
証券会社5.26.34.02.54.07.1
自己株式1.12.95.212.412.22.1
外国法人2.01.30.60.60.90.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
金融機関28.314.611.17.70.80.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社Wiz9.74
02エスアイエル投資事業有限責任組合7.00
03エヌオーアイ投資事業有限責任組合6.94
04光通信KK投資事業有限責任組合6.20
05UH Partners 3投資事業有限責任組合6.16
06UH Partners 2投資事業有限責任組合6.16
07WENET JPN株式会社4.70
08株式会社SBI証券3.89
09アイビー投資事業有限責任組合2.89
10並木 昭憲2.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-04-28
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.19%
  • 2026-04-07
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.19%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+101%、1株純資産は13期で−99%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年3月−2,80947,569
2015年3月3,83251,4007.7
2016年3月7159212.8
2017年3月7667012.0209.0
2018年3月8164812.213.232.2
2019年3月8571312.512.735.2
2020年2月507086.917.392.1
2021年2月−56623
2022年2月476677.314.946.5
2023年2月517007.511.396.8
2024年2月287133.921.1
2025年2月−68641
2026年2月406576.210.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額80百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
並木昭憲代表取締役 会長兼 経営管理本部長63131,000
辻秀敏代表取締役 社長57115,300
渋谷行秀専務取締役52115,300
山﨑俊取締役44
土田賢志取締役(常勤監査等委員)793,600
上村俊之取締役(監査等委員)55
林康司取締役(監査等委員)61
岡本健取締役(監査等委員)52
鬼熊春子51300
金本雄一64

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4636316
社外取締役311114
取締役(社内)1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,883字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、顧客企業のサービスプロフィットチェーン(以下「SPC」という。(注1))経営の実現に向け、顧客満足度(CS)・従業員満足度(ES)の向上によるサービスの高品質化・高付加価値化を目的とした経営コンサルティングを行っており、顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」(以下「MSR」という。)を基幹サービスとして、従業員満足度調査「tenpoket チームアンケート」(以下「チームアンケート」という。)及びコンサルティング・その他(以下「コンサル」という。)などの各種サービスを提供しております。 MSRとは、マーケティングリサーチの一種で、当社グループのミステリーショッパー(以下「モニター」という。)が一般消費者として依頼主である顧客企業の運営する店舗等を訪れ、実際の購買活動を通じて商品やサービスの評価を行う顧客満足度調査のことであります。当社グループの覆面調査レポート(以下「レポート」という。)は、規定どおりのサービスが行われているかどうかのチェックを目的とした同業他社のものとは異なり、店舗スタッフの働きがいを高め、サービス品質の向上を実現することを目的としており、その後のレポートの活用促進に向けたコンサルへと繋がっている点に特徴があります。具体的には、コンサルをとおして、レポートを活用しながら、店舗運営に関する現場オペレーションにまで踏み込んだアクションレベルの改善活動を支援しております。また、従業員満足度調査としてチームアンケートを提供しておりますが、こちらも調査による現状把握に止まらず、その後のコンサルによって調査結果を従業員エンゲージメントの向上に繋げていく活動を支援しております。 当社グループでは、更なる収益拡大のため、顧客基盤の拡大を目的としたサービスのラインナップ拡充と付加価値向上を進めております。一方、継続性があるMSRで着実に収益が計上されるストック型のビジネスモデルを導入しており、安定した収益基盤の構築も図っております。 なお、当社グループはミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (注1) SPCとは、経営における売上や利益と、従業員満足度、顧客満足度の因果関係を示したフレームワークのことであり、従業員満足度向上→顧客満足度向上→業績向上→従業員満足度向上→・・・・・の好循環サイクルを指します。 (1) サービスの特徴 当社グループは経営コンサルティング会社から分社・独立する形で創業しており、経営コンサルティング会社で培ったノウハウを生かした各種サービスを提供しております。 MSRでは、店舗スタッフの働きがいやモチベーションを高め、自発的な改善活動に繋がるレポートを提供することを重視しております。そのため、規定どおりのサービスが行われているかどうかを選択肢により評価するチェック主体の単純な調査票ではなく、自由記入のコメントを多用した調査票を導入しており、外食業界では料理(味・提供時間)・接客、小売業界では商品説明力や品揃え、自動車業界では自動車関連小売等におけるセールススキル、美容業界ではカウンセリングなど、業界ごとに顧客満足度との相関性の高いものを評価項目に加えております。さらに、その有効性を高めるために、調査の準備段階では担当コンサルタントやリサーチャーが顧客企業とコミュニケーションを図り、顧客ニーズに合わせた調査企画・設計を行うほか、要望に応じて調査実施前・後のコンサルを実施いたします。また、質の高いレポートを提供するため、専門の教育を受けたレポートチェッカーが、モニターの作成したレポートに目を通し、コメント内容や評価との整合性などを確認、必要に応じてレポートを作成したモニターへのヒアリングを行うことで、コメントをより具体的かつ効果的なものにするなど、コメントの量・質ともにこだわった消費者目線のレポートを顧客企業へ提供しております。2026年2月期には、国内において、MSRの顧客企業717社に対し年間19.1万回の調査を実施しておりますが、これまで蓄積した当該データを活用し、上述のような評価項目の設計や業界平均値等の比較対象データの提供も行っております。また、近年は海外関連調査(海外企業から依頼を受けた国内調査・国内外企業から依頼を受けた海外調査・海外子会社における調査)も伸長しており、2026年2月期には2.9万回の調査を実施しております。 チームアンケートは、リーダーシップ、チームの遂行力、チームの風土、スタッフの主体性、スタッフの満足度の5つの観点で従業員満足度を調査するサービスであります。2011年9月のサービス開始から累積で317万人超の調査実績があり、当該蓄積データより算出された業界平均値や調査結果の高い企業・店舗等の平均値と比較することによって、顧客企業・店舗等の強み・弱みを知ることができます。 コンサルでは、MSRやチームアンケートの調査結果をもとにボトムアップ型でサービス改善を進めるコンサルティングや研修等を提供しております。同プログラムを通じてMSRを用いた改善活動を顧客店舗に定着させ、店舗スタッフのモチベーション向上、働きがいのある職場作りを促進することで、店舗スタッフの定着率向上、店舗スタッフが自発的にサービス品質の向上に取り組む環境構築に繋げております。また近年は、店舗での接客サービス改善にとどまらず、会社全体のCX向上や企業のブランディング強化に取り組む顧客企業も増加傾向にあります。B2Cビジネスを営むサービス業をはじめ、多岐にわたる業界が当社グループのサービス提供対象となりますが、当社グループでは、各種調査やコンサルの質を向上させるため、各業界特有の課題認識を捉えると同時に、他業種担当の社員や有識者と必要な連携を行いつつ、課題解決に向けたノウハウの充実等を図っております。 以上のような一連のサービスが、顧客企業の経営システムインフラとして長く利用されることを目指し、継続的なサービスのラインナップ拡充と付加価値向上に努めております。主な取り組みとして、2016年3月期より国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同研究契約を締結し、「サービス・ベンチマーキングによるサービスプロフィットチェーンの高度化」に向けた共同研究を実施しております。本研究では当社グループが保有する顧客満足度・従業員満足度に関するデータを対象として各種分析を行うことで、各種調査手法を高度化するとともに、業種別のSPCの傾向や特色を明確化、研究成果として得られた各種データはコンサルの現場で活用されております。また、2017年3月期には来店客からWEB上でタイムリーにアンケートを取得できる「カスタマーリサーチ」や顧客企業の店舗スタッフ個々の私有デバイスからレポートを閲覧し、そこから得た気付きを瞬時に発信・共有できる「MSナビ」(以下「MSナビ」という。)を、2020年2月期には顧客企業のスーパーバイザー(SV)の業務効率化とスーパーバイジング力の向上を図る「SVナビ」(以下「SVナビ」という。)をリリースいたしました。MSナビやSVナビは、チームアンケートやビジネスチャットなどの各種ソフトウェアとともにtenpoketという名称にてパッケージ化され、SaaSとして利用いただくことが可能です。また、オンライン接客を加速化させる各種業界向けに調査と送客を両立したMSRのサービス提供を開始し、コロナ禍によって傷んだ財務体質の中で事業拡大・転換を目指すクライアントに対して政府・自治体等が実施する補助金・助成金等の採択支援サービスを開始したことに加え、2024年2月期には人手不足への対応を強化するべくチームアンケートを活用した離職率低減のためのコンサルティング、さらには有料職業紹介事業の許可を取得して人材紹介業へのトライアル、LINEを活用した店舗集客支援代行分野への進出も開始しております。 このような取り組みによって、当社におけるMSR以外の売上構成比はコロナ禍前の13.7%から25.5%になっております。また、2026年2月期は物価や人件費上昇の価格転嫁が進むと同時に、AI活用による業務効率化、IT関連コストの最適化などによって、最重要課題として取り組んだ収益性・生産性の改善で成果が生まれ、売上収益に占める原価率が2.2ポイント、販管費率が0.9ポイント低減致しました。 当社グループが国内でミステリーショッピングリサーチ事業を提供している業界別の状況は下記のとおりです。 業界   2026年2月期   主な業種・業態等 売上収益(百万円)   売上収益に占める既存顧客の割合 外食業界   834   95.8%   居酒屋、ファストフード 小売業界   404   96.5%   ショッピングセンター 自動車業界   316   99.0%   カーディーラー、サービスステーション 美容業界   26   93.8%   美容院、エステ レジャー業界   87   98.7%   カラオケ、ホテル その他   291   84.0%   金融、宿泊、行政(公共機関)等 (2) ミステリーショッピングリサーチ事業における「MSR」、「チームアンケート」及び「コンサル」の詳細 ① MSR 他のマーケティングリサーチ手法と比較した際、MSRの最大の特徴は、モニターが依頼を受けた後に実際にサービスを体験するという点にあります。MSRで提供するレポートは、一消費者であるモニターがサービスの利用前に抱いていた事前期待と実際のサービスを受けて感じた印象との差異を時系列で明らかにすることによって、購買意欲、再来店意思、紹介意思といった結果から、それに至った経緯までを、心理状況の変化も交え詳細に記述します。 これによって規定どおりのサービスが行われているかはもちろん、その時々の状況によって異なるサービスの実態、その時に行われたやり取りなどの具体的内容、サービスを受けた消費者の心象までを詳細に知ることができます。このためMSRは、主にサービス業の現場における課題把握調査、または顧客満足度調査の手法として用いられます。 また、調査によって得られる「お客様の生の声」は、サービス業の現場で働く店舗スタッフの働きがいを高める重要な要素となり、顧客満足を大切にする組織風土を生みだし、サービス品質向上の土台を築くことに繋がります。この土台があるとオペレーション改善が自然に進み、顧客満足度や生産性向上のために必要な改善を続ける企業文化の醸成を促進させることができます。 MSRに取り組む顧客企業の多くは全店舗での調査実施を要望します。そのため、全国に店舗を有するナショナルチェーン等のニーズに対応するには、離島を含む調査対象店舗のある地域に数多くの登録モニターを確保しておくことが重要となります。また、年齢や性別、これまでのサービス利用の有無等、限られたモニター属性での調査を求められる場合があります。こうした様々な調査ニーズに対応するため、当社グループは、30歳・40歳代の女性を中心として、日本全国に62万人のモニターを確保しております。モニター登録は、当社モニター専用サイトの新規会員登録ページにて、利用規約や個人情報保護方針に同意の上、メールアドレスとパスワードを入力することで登録完了となります。その後、氏名・住所等の詳細な会員情報登録、なりすまし防止のための携帯番号認証、調査モラル教育を目的としたWEBテスト受講などの手続きを行うことで、調査を実施することが可能となります。 さらに、調査時にモニターが遵守しなければならない指定行動の多い調査などでは、モニターの質が強く求められる場合もあります。そのため、レポート作成ノウハウをまとめた「レポートの書き方」やMVR(注2)として表彰した優秀なレポートをモニター専用サイト上に掲載するほか、提出されたレポートを当社グループの定めるチェック基準で評価し、その結果をモニターにフィードバックする等、モニター教育にも力を入れております。このレポート評価の結果は、モニターランクの付与基準となっております。モニターランク制度はモニターをサービスマイスター、ダイヤモンド、ゴールド、シルバー、ブロンズ、レギュラーの6階層に区分するものであります。上位階層に位置する程、応募した調査へ優先的に当選するチケットがもらえる等の特典が設けられており、質の高いモニターの囲い込みに役立てております。加えて、2025年2月期にはUX向上のためのモニターサイトリニューアル、LINEとのID連携によるメッセージ配信機能の活用などの施策により、稼働率の低いモニターのアクティブ化を図りました。今後も改善・強化を進めてまいります。 (注2) MVRとは“Most Ⅴaluable Report”の略称で、質の高いレポートを提出したモニターを表彰する賞であります。 当社グループにおける国内の最近5年間のモニター数、モニターが年間で調査した店舗数及び総調査数は以下のとおりとなります。 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 モニター数(人)   542,287   560,079   573,964   594,249   618,823 年間調査店舗数(店)   54,442   53,194   50,337   54,258   65,135 年間総調査回数(回)   152,445   188,333   187,460   201,132   191,236 ミステリーショッピングリサーチ事業の売上構成比   98.3%   98.9%   99.1%   99.3%   99.7% MSRの概要は以下のとおりとなります。 <MSR概要図> (ⅰ)   調査設計、システム登録   顧客企業の依頼内容に基づいて、調査フローや調査票などを設計し、調査企画としてシステム登録する (ⅱ)(ⅱ)'   モニター募集、応募、選定   モニター専用サイトにて調査企画を告知し、モニター募集、応募者の中から適切なモニターを選定する (ⅲ)   モニター教育・サポート   調査前に、調査趣旨・間違い易いポイント・行動の注意点やレポートの書き方等についてメールや電話を用いて教育・サポートする (ⅳ)   覆面調査   モニターは一般利用客として調査対象店舗を訪れ、指定の調査条件に従い、実際の購買活動をとおしてサービスを体験(調査)する (ⅴ)(ⅴ)'   レポート作成、提出   モニターは、モニター専用サイト上にて、実際に体験(調査)したサービスやその結果として感じた再来店意思や紹介意思について評価し、その理由や感想等のコメントを交えてレポートを作成、当社グループに提出する (ⅵ)(ⅵ)'   レポートチェック、追記・修正依頼、ヒアリング、メンテナンス   ・一次チェックとして、モニターから提出されたレポートと証票(来店証明となるレシート等)をチェックする・二次チェックとして、評価の整合性やコメントの質・量が定められた基準を満たしていることをチェックする・基準を満たしていない場合には、メールでの追加記載・修正依頼、電話でのヒアリング等を実施しながら、充足されるまでレポートのメンテナンスを行う (ⅶ)   レポート納品   ・顧客企業と合意した納期までに、MSナビにてレポートを納品する・顧客企業の店舗スタッフは個々の私有デバイスからMSナビを介してレポートを閲覧する・MSナビは、レポートの閲覧のみならず、簡易な集計・分析も可能となっている ② チームアンケート チームアンケートは、従業員の働きがいやモチベーションに焦点を当て、リーダーシップ、チームの遂行力、チームの風土、スタッフの主体性、スタッフの満足度の5つの観点から組織が抱える問題点を明らかにする調査です。チームアンケートの設問は、各種理論や当社グループのコンサルをとおして成果が創出された組織・チームの特徴をもとに設計されております。顧客企業の店舗スタッフが負担なく回答できるよう設問数も必要最低限に留めており、年に複数回実施し、短いスパンでタイムリーに自店舗の従業員満足度を確認できる仕様となっております。 過去累計317万人超の調査実績があり、蓄積データより算出されたサービス業全体やこの顧客企業が属する業界、調査結果の高い企業・店舗等の平均値と比較することによって、顧客企業・店舗等の強み・弱みを知ることができます。当社グループでは、このような調査結果を活用し、組織改善のための支援設計からそれに準じたコンサルの提供までをサポートしております。 ③ コンサル 当社グループでは、MSRやチームアンケートを活用した改善サイクルが顧客店舗においてスムーズに定着するよう、調査とその結果に基づくコンサルをワンストップで提供できるノウハウを有しており、調査実施前・後で、顧客企業の店舗スタッフがポジティブに各種調査結果を捉えられるレポートフィードバックのあり方、顧客企業の店舗スタッフに自発的な改善活動を促す方法、多くの店舗に共通して見られる課題の解決策、顧客企業内における優秀店舗の取り組み事例共有などを主なテーマとしたコンサルを実施しております。また、人手不足が深刻化し、人的資本経営の重要性が認識される中、従業員エンゲージメントの改善による働き甲斐の向上や離職防止に関連する分野は大きな成長余地があると考え、ノウハウ開発に努めてまいりました。 顧客店舗における、MSRを活用しての改善サイクル例は以下のとおりとなります。 <MSRを活用しての改善サイクル例> [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりであります。 注1 当社は登録モニターや調査外注先を活用して、顧客企業の国内店舗または海外店舗もしくはその両方に対して覆面調査を実施し、レポートを納品、要望に応じてコンサルまでを行い、顧客企業より調査費用等を受け取る。 注2 子会社は登録モニターを活用して、顧客企業の海外店舗に対して覆面調査を実施しレポートを納品、要望に応じてコンサルまでを行い、顧客企業より調査費用等を受け取る。 注3 顧客企業が経営する国内店舗に対する覆面調査は、当社が登録モニターまたは調査会社に依頼をして実施する。 注4 顧客企業が経営する海外店舗に対する覆面調査は、当社が登録モニターまたは調査会社に依頼をして実施するほか、子会社が登録モニターに依頼をして実施する。 注5 当社は覆面調査を実施した登録モニターに対して謝礼を、調査外注先に対して業務委託費用を支払う。 注6 子会社は覆面調査を実施した登録モニターに対して謝礼を支払う。 注7 当社は、提携先企業より新規顧客の紹介を受け、それに対して紹介料を支払う。 注8 当社は、顧客企業に対して納品するレポートのチェック等の一部を外部の会社に依頼し、その費用を支払う。
経営方針・対処すべき課題5,353字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (経営方針) 多くの従業員が働きがいを持てば、その企業は安定的に高い顧客満足度と業績成果を生み出せます。その結果、従業員の更なる成長に向けた教育や福利厚生の充実等に投資が回り、より一層の働きがい(従業員満足)に繋がる好循環サイクル、SPC(サービス・プロフィット・チェーン)が形成されます。 当社グループは、顧客企業において、このSPC経営を実現することで、従業員と消費者、消費者と企業、企業と従業員を最適に結び付けるサービスの提供を通じ、「精神的に豊かな社会の創造」に貢献することをミッションとしております。 その実践のために「社員第一主義」、「顧客中心主義」、「社会的に価値ある事業を行う」という3つの経営指針を設けており、これらの指針に基づき顧客企業に対して調査からコンサルまでの各種サービスを提供してまいります。 (経営環境) 当社グループの顧客であるサービス業を取り巻く経営環境は、新型コロナウィルス感染症によって大きく経営基盤が揺らぎました。5類感染症への移行によって沈静化したものの、その後も原材料価格の高騰と高止まり、長引く実質賃金の低迷による家計消費の伸び悩み、人手不足に伴う人件費の上昇などの新たな要因によって依然として厳しい環境が続いておりますが、価格転嫁がある程度許容され始めたことで、ようやく持ち直しの方向に進みつつあります。当社グループにおいても、コロナ禍における大幅な売上収益の減少、その後の利益率低下などによって厳しい状態が続いておりましたが、顧客企業の価格転嫁の進展に伴い、当社・顧客間での価格および調査条件緩和交渉を進めたことにより、MSRの1レポートあたり売上単価は3期連続で上昇、加えて2026年2月期は主要テーマに「全社収益性改善」を掲げて、AIやLINEの有効活用などに取り組んだ結果、MSRの利益率も回復傾向にあります。 一方、サービス業において、店舗での接客サービスの改善にとどまらず、会社全体のCX向上や企業のブランディング強化に当社のモニター基盤を活用するといったニーズが増えつつあります。加えて、日本の人口構造上人手不足は長期にわたると考えられます。このような環境を踏まえ、「お店のファンを増やし、従業員の働き甲斐にもつながるCS」、さらには「顧客企業のCX改善」、そして「人材の確保・定着に資する従業員エンゲージメント(ES)」といった側面から、当社グループに期待される使命や役割は、より一層大きなものとなるとの認識に立って、当社グループが掲げる経営理念「精神的に豊かな社会の創造」の実現に向けて、顧客企業の経営課題解決に繋がる効果的な支援を行ってまいる所存であります。 (経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、企業価値と株主価値の向上を目指し、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標を、「営業利益率」、「親会社の所有者に帰属する当期利益」及び「親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)」としております。 当連結会計年度を含む直近5年間の各指標は以下のとおりとなり、当連結会計年度においては、前連結会計年度と比較し、売上収益は1.3%増であったものの、「全社収益性改善」の取り組みが奏功し、売上収益に占める原価率が2.2ポイント、販管費率が0.9ポイント低減したことにより、親会社の所有者に帰属する当期損益は前連結会計年度と比較し、449,171千円の増益となりました。コロナ禍および物価上昇の影響でROEは目標とする10%以上に届いておりませんが、引き続き売上収益の拡大と利益率の向上に取り組んでまいります。 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 営業利益率   (%)   16.4   14.7   7.5   ―   9.8 親会社の所有者に帰属 する当期利益(△損失)   (千円)   206,510   219,691   114,366   △276,099   173,072 ROE   (%)   7.3   7.5   3.9   ―   6.2 (注) 2025年2月期の営業利益率及びROEについては、親会社の所有者に帰属する当期損失であるため記載しておりません。 (対処すべき課題) 当社グループは、様々な業種への拡大と浸透、従来よりも難度の高い調査への対応力強化によって、基幹サービスである一般消費者(モニター)による顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(以下「MSR」という。)」の着実な成長と共に、店舗における接客サービスの改善にとどまらず、会社全体のCX向上や企業のブランディング強化に向けた支援内容の進化、およびコロナ禍や物価上昇以前の利益率への回復を目指しております。 また、在宅勤務等の大きな労働環境の変化や、人手不足問題によって、従業員エンゲージメントやモチベーション管理、さらには業務の効率化という課題を抱えている顧客企業が数多く存在します。そのような顧客企業の問題解決に資するべく、従業員満足度調査「tenpoket チームアンケート」の提供とともに、離職率低減のためのコンサルティングや採用支援サービスも開始しております。加えて、補助金・助成金採択支援コンサルティングやLINEを活用した店舗集客支援サービスなど新たなニーズへの対応も加速させております。 それらの取り組みにより、顧客企業におけるサービスプロフィットチェーン(以下「SPC」という。)経営の実現を支援するとともに、当社グループが掲げる経営理念「精神的に豊かな社会の創造」の実現に向け、更なる経営の安定化を進めるべく、以下の6項目について重点的に取り組んでまいります。 (1) サービスの顧客ニーズへの適合度向上 顧客ニーズの多様化や海外企業からの調査依頼の増加を背景として、覆面調査に対する要望もさらに複雑化しております。近年は店舗での接客サービス改善にとどまらず、会社全体のCX向上や企業のブランディング強化に活用したいというニーズも増えてまいりました。高いレポート品質や高難度調査への対応が可能であることが、覆面調査市場における当社グループの優位性になっております。今後もミステリーショッピングリサーチ及びその他、当社グループが提供する各種サービスを、各顧客企業にとって不可欠な存在にしていくことが課題と認識しております。 そのため、MSRやtenpoketチームアンケートなどの主力サービスが顧客企業の経営や業務により密接に連携するよう、それらを活用したコンサルティングのノウハウ高度化およびソフトウエアへの開発投資を継続してまいります。 また、コロナ禍や物価上昇等によって財務体質が悪化している顧客企業に対して、政府等の補助金・助成金の活用を促すコンサルティングサービスを提供しております。顧客ニーズに対応するべく、支援可能な制度の幅の拡大と各企業に適した補助金の情報提供機能を強化してまいります。 2026年2月期において、LINEを活用した店舗の集客支援代行分野のストックビジネス化が進展しております。こうした新サービスに関するノウハウの構築に努め、新たな収益源泉を拡大してまいります。 (2) 成長に伴う人材の確保・教育 当社グループは、今後もミステリーショッピングリサーチ事業を中心事業として拡大していくことを志向しており、その支えとなっているものが、主にSPC経営の実現に向けて、MSRやtenpoketチームアンケートを仕組みの中心に据えた経営システムのインフラ構築と定着化に関するコンサルティング・その他(以下「コンサル」という。)であると捉えております。また上記のとおり、並行して積極的にサービスラインアップの拡充・進化を進めております。 しかしながら、経営システムのインフラ構築と定着化をトータルコーディネートできる人材の育成には相応の時間がかかる上、新たなビジネスチャンスを生み出し、成長させていくことは簡単ではありません。そうした業務遂行が可能な人材を確保・育成することが重要課題と認識しております。 また、MSRの成長に合わせてレポート生産管理を行う人材、サービス提供の礎である自社開発システムを支える人材、調査データの高度な統計解析を担う人材、業務効率化・高度化に向けてAI活用を促進し得る人材の確保・育成も課題となるであろうことが想定されます。 そのため、以上のような人材の確保・育成が成長のボトルネックとならないよう、採用の強化に着手しておりますが、今後も顧客ニーズの動向を注視しながら、それに見合った人材確保と適正配置、並びに早期の成長を促す教育及びOJT機会の充実に努めてまいります。 (3) モニターの囲い込みと拡充 当社グループは、日本全国に62万人のモニターを保有し、幅広いエリアや属性をカバーしておりますが、一方で顧客ニーズも徐々に多様化しており、それらを満たす将来的なモニターの量の十分性には課題があると考えております。例えば、モニターの少ないエリアに出店しているナショナルチェーン等の調査や、同一モニターが複数回来店できない業種の調査など、以前にはない難度の調査が求められるケースもあります。 加えて、国内外の企業から、当社海外子会社拠点以外のエリアでの調査の引き合いが増加しており、その要望に応えるために、海外モニターおよび協力会社ネットワークの拡大も必要と考えております。 そのため、今後は効果的な広告宣伝の実施や多言語対応の強化等により当社グループの認知度・信用力向上を図り、登録モニター数の拡大を進める一方、モニターサイトのリニューアル等も含め、調査に応募していただけるモニターの拡充・活性化を進めることで、より多様化が進むであろう顧客ニーズを満たすモニター基盤の形成に努めてまいります。 (4) レポートの品質向上 当社グループでは、標準的に1レポート当たり7問程度のフリーアンサー設問を設けており、1問当たり200~300字程度のコメントが記載されるため、全体で1,400~2,100字程度の「お客様の生の声」が届けられますが、自店のサービス向上を念頭に、顧客企業の店舗スタッフが自発的な改善アクションを検討・実行するには、何より正しい評価とその評価理由が明確に伝わるレポートが求められています。今後もより一層有効にレポートを活用いただく上で、レポート品質の向上並びにその担保が引き続いての課題と認識しております。 そのため、今後もレポート評価結果に関するモニターへのフィードバック内容の充実、モニター向けレポート作成方法やレポートチェッカー向けレポートメンテナンス方法の周知・教育など、レポート品質の向上並びにその担保に資する仕組みの充実に努めてまいります。 (5) モニター謝礼及びレポート生産コストの適正化 物価の上昇に伴って調査に必要な利用金額が増加したことにより、モニターに支払う謝礼が上昇傾向にあります。加えて、物価上昇と人手不足に伴う労務費の上昇はレポート生産にかかるコストの増加につながります。 それらの課題に対応し、利益率をコロナ禍以前の状態に回復させていくために、顧客企業との価格転嫁交渉を継続して実施してまいります。適正化を図るために各企業の店舗での利用金額やレポート生産コストの上昇データを示しつつ価格改定を進めるとともに、モニター活性化及び生産性向上のために調査設問数や調査条件の緩和に向けた協議も進めております。 加えて、社内でも生産コストの抑制に向けて、AI活用によるレポートチェックコストの低下、LINEとのID連携によるメッセージ配信機能の活用やモニターサイトリニューアルによるモニターアサインコストの低減、生産コストKPIに基づいたマネジメントや教育の充実等、各種生産性向上策を継続してまいります。 (6) 海外事業における顧客基盤の拡大と収益のストック化 アジアを中心に海外展開を図る顧客企業からMSRを現地にて実施したいとのニーズに応えるために、2016年に日系企業の進出が著しいタイと台湾にて、各国に進出している日系企業や現地企業からのオーダーに基づき、MSRやコンサルを提供しておりますが、両国での事業展開においては、継続的にMSRを実施できる顧客基盤の拡大と収益のストック化を図っていくことが当面の課題と認識しております。 そのため、MSR実施企業に対するコンサルの導入、発掘ルートの多様化による新規案件の増加や人的資源の投下などに取り組んでおります。 また、MSR業界のグローバルネットワークであるMSPAへの参画や引き合いの増加などによって、海外子会社だけでなく、海外企業からの日本国内における調査依頼案件も増加しております。
事業等のリスク6,718字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの業績、株価及び財政状態等に影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしも事業等のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努力する方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではなく、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) モニターの確保について 当社グループのミステリーショッピングリサーチ事業を成長させていくに当たり、求められる調査地域に求められる属性のモニターを擁するためには、日本国内の各都道府県及びサービスを展開している東アジア・東南アジア地域におけるモニターを需要とマッチした適正人数まで増加させていく必要性が生じます。そのため、効果的な広告宣伝や東アジア・東南アジアにおける協業企業ネットワークの拡大等の実施により、適切にモニター数の拡充を図りつつ多様化する顧客ニーズへの対応に努めてまいりますが、需要の急激な増加、求められる調査地域やモニター属性の偏り等により、顧客ニーズに適合したモニターが十分に確保できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) モニター謝礼単価及びレポート生産コストの上昇リスクについて 物価及び人手不足による労務費の上昇により、モニター謝礼単価及びレポート生産コストが増加傾向にあります。顧客企業との価格交渉による転嫁や調査条件の緩和、調査参加率及び生産性を高めるためAI活用によるレポートチェックコストの低下、LINEとのID連携によるメッセージ配信機能の活用やモニターサイトリニューアルによるモニターアサインコストの低減、マネジメント強化を推進することで、悪化した利益率の改善に努めてまいりますが、顧客企業における価格転嫁の許容状況や物価及び労務費上昇が当社の想定と大きく異なった場合、利益率の低下から当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システム開発及び改善・保守について 当社グループでは、MSRならびにSaaSとして提供される商品群「tenpoket」において、自社開発による各種システムを活用しております。 今後もサービスの拡充、品質の向上及び業務の効率化等を図るため、システム開発及び改善、保守に関わる投資を積極的に行ってまいります。しかしながら、これらに想定外の遅れやトラブル等が発生した場合、関連コストが増大するなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報セキュリティについて 当社グループでは、MSRを運用するにあたりモニターに係る大量の個人情報を保有しております。また、コンサルやtenpoketを提供する過程で必要となる顧客企業の機密情報等も多く保有しております。 そのため、情報管理に関する定期的な社員教育、全社的な情報管理体制の強化、システム開発及び運用におけるセキュリティ要件の厳格化、システムに対するアクセスの監視強化、ならびに第三者による定期的なシステムセキュリティ診断の実施などに取り組んでおりますが、これらの情報に対するコンピュータウィルスやハッカー攻撃、外部からの不正アクセスや、社内管理体制の瑕疵、当社グループ従業員の故意または過失等による情報漏えいが発生した場合、当社グループのブランドイメージや社会的信用の低下、対応費用の発生、当社に対する損害賠償請求、当社グループのサービスに対する報酬の減額等により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、個人情報や機密情報の保護に関する国内外の法令等が改正される場合には、これに対応するためのシステムの改修や業務方法の変更に係る費用等の発生により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性もあります。 (5) システム障害について 当社グループは、MSRならびにSaaSとして提供される商品群「tenpoket」において、調査の実施、レポートの生産、調査結果の納品や分析、改善活動を促すeラーニングコンテンツやビジネスチャットの提供等のために情報システムやインターネット等を利用しております。 そのため、自然災害、火災や停電等の事故、プログラムやハードの不具合、コンピュータウィルスやハッカー攻撃、外部からの不正アクセス等により、システム障害が発生した場合、当社グループの業務やサービス提供の停止、重要なデータの喪失、当社グループのブランドイメージや社会的信用の低下、対応費用の発生、当社グループのサービスに対する報酬の減額等により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 人材の確保及び育成について 当社グループにおいては、コンサルティング、サービスラインナップの拡充と深耕、レポート生産、システム開発並びに統計解析業務に携わる人材の確保・育成が不可欠となっておりますが、そのような人材の確保・育成ができない場合またはそのような人材が社外に流出した場合には、当社グループの業務運営や経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 提供する情報等の正確性について 当社グループのサービスにおいて、顧客企業に対して提供する情報または分析の真実性、合理性及び正確性は非常に重要であります。 従って、当社グループが分析のために収集した情報に誤りが含まれていたこと等に起因して顧客企業に対して不正確な情報を提供する場合や、不正確な情報を提供していると誤認される場合には、当社グループの受注案件数の減少、ブランドイメージや社会的信用の低下、当社グループに対する損害賠償請求、当社グループのサービスに対する報酬の減額等により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 法的規制について 当社グループの基幹事業であるミステリーショッピングリサーチ事業においては、モニターとの間で契約書面は存在せず、全てウェブ上でのモニター会員登録を通じて業務委託契約に準ずる契約が締結されており、弁護士等の法律の専門家と相談の上、社内管理体制を構築することで法令遵守に努めております。しかしながら、今後の法改正または新たな法令制定が行われた場合には、当社グループの事業活動が制限され、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 個人情報の管理について 当社グループは、モニターの個人情報を有し、日常業務にて個人情報に接するため、その取扱いについては個人情報保護法並びに日本工業規格「JIS Q 15001 個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」を踏まえ、十分な管理体制を構築し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会よりプライバシーマークを取得しております。 個人情報の保護に関する基本方針を作成し、当社グループが運営するモニター専用サイトに掲載しているほか、情報に触れる従業員に対して、個人情報保護規程及び関連マニュアルに基づき、その取扱いについて教育・研修を実施しておりますが、仮にモニター情報が外部に流失した場合には、漏えいに対する損害賠償請求がなされる、当社グループの信用が毀損しモニター確保が難しくなる等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 経済・市場環境による顧客企業の投資意欲等の影響について 当社グループの事業は、その業容上、顧客企業の教育研修に対する投資動向に一定の影響を受けます。 そのため、当社グループは市場動向を把握し、サービスのラインナップ拡大や付加価値向上ならびに顧客企業の多様化を図り、可能な限りその影響の抑制に努めてまいりますが、経済情勢の変化及び景気低迷により、顧客企業の投資意欲が減退した場合には、新規顧客開拓の低迷や既存顧客からの受注減少、中途解約の増加等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 契約が短期間となるまたは利用期間が後ろ倒しされるリスクについて MSRのサービス提供を行う際に、顧客企業との間で利用期間を設定し契約を締結しておりますが、MSRの利用規約上、3カ月前の申し入れにより、顧客企業の意思に従って中途解約がなされるまたは利用期間が後ろ倒しされる場合があります。当社グループとしては、できる限り顧客企業にMSRの利用契約を継続または契約時の利用期間どおりに実施いただけるよう、充実したカスタマーサポートの提供、顧客ニーズを反映したサービスやシステムの改善、並びに営業活動を通じた顧客ニーズの継続的な把握に取り組んでおります。しかしながら、万が一中途解約または利用期間の後ろ倒しが急激に増加した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 知的財産権について 当社グループの事業分野における他社の知的財産権の保有や登録等の状況を把握することは困難であり、当社グループが意図せず第三者の特許権等を侵害する可能性や、今後当社グループの事業分野において第三者の特許権等が新たに成立し、当社グループを当事者とする知的財産権の帰属等に関する紛争が生じたり、当社グループが知的財産権の侵害等に関する損害賠償や使用差止等の請求を受ける等の可能性があります。 また、当社グループが第三者と提携や合併等を行うことにより、当該第三者が締結している契約に基づく知的財産権に係る制約を受けたり、第三者に対する新たな対価支払いを強いられたりする可能性もあります。 これらの結果、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 海外事業展開について 当社グループは、海外市場の動向に細心の注意を払い、適切な対応を図るよう努めておりますが、紛争、政情不安、通関業法・税制等の法制度の変更、金融・輸出入に関する諸規制の変更、ストライキ、テロ、暴動、人材確保の難航及び社会環境における予測し得ない事態等の発生によって、事業計画に遅延が起きた場合、為替の大幅な変動が起こった場合、また、適切な対応ができず当社グループの信用及び企業イメージの悪化等により顧客企業が減少した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 総資産に占めるのれんの割合が高いことについて 当社グループは、非流動資産にのれんを計上しており、総資産に占める割合が高くなっております。当社グループはIFRSに基づき連結財務諸表を作成しているため、毎期の定期的な償却は発生しませんが、のれんの対象となる事業の収益力が低下し、減損損失を計上するに至った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 13.のれん及びその他の無形資産」をご参照ください。 (15) 単一事業であることのリスクについて 当社グループは、ミステリーショッピングリサーチ事業の単一事業であるため、継続的にサービスのラインナップ拡大や付加価値向上ならびに顧客企業の多様化などに取り組むことで可能な限り強固な事業構造作りに努めております。しかしながら、顧客企業の業況悪化によるCSや教育研修にかかる投資の抑制など、当該市場環境が極端に冷え込んだ場合、その影響を大きく受け、他の事業分野で挽回するといった対応が取れず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 災害等による影響について 当社グループでは、地震等の自然災害や火災等の人為災害に対するBCP(事業継続計画)を策定し、その体制を整備、活動を継続しておりますが、大規模な地震・風水害・津波・大雪・感染症の大流行等の自然災害や、火災・大規模停電・暴動・テロ・国際紛争・戦争等の人災が発生した場合、当社グループの本社の建物や設備等が被災し、従業員の出勤や業務遂行に支障が生じ、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 特に、これらの災害等により、当社グループの業務に必要なシステムやインターネット等のネットワーク環境の使用ができなくなる場合や、調査のためのモニターの確保ができなくなる場合は、当社グループの業務遂行等が極めて困難となる結果、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、災害等によって当社グループの顧客企業に被害等が生じる場合や、経済状況等の低迷が発生する場合にも、当社グループの受注案件数の減少等により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 内部管理体制について 当社グループは、従業員152名(2026年2月28日現在)と組織が小さく、内部管理体制も当該規模に応じたものになっております。事業の拡大に合わせ、今後も引き続き積極的に人員の増強、内部管理体制のより一層の充実を図る方針でありますが、人材の獲得及び管理体制の強化が順調に進まなかった場合には、事業等のリスクに対して適切かつ十分な組織的対応ができず、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (18) 訴訟その他の対応について 当社グループは、その事業の過程で、各種契約違反や労働問題、情報漏洩等に関する問題等に関し、顧客企業、取引先、従業員、競合他社等により提起される訴訟その他法的手続の当事者となり得るリスクを有しております。当社グループが訴訟その他の法的手続の当事者となり、当社グループに対する敗訴判決が言い渡される、または当社グループにとって不利な内容の和解がなされる場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態、評判及び信用に悪影響を及ぼす可能性があります。 (19) 財務報告に係る内部統制について 当社グループでは、財務報告の信頼性に係る内部統制の整備及び運用を重要な経営課題の一つとして位置付け、グループを挙げて管理体制等の点検・改善等に継続的に取り組んでおりますが、当社グループの財務報告に重要な不備が発見される可能性は否定できず、また、将来にわたって常に有効な内部統制を整備及び運用できる保証はありません。 さらに、内部統制に本質的に内在する固有の限界があるため、今後、当社グループの財務報告に係る内部統制が有効に機能しない場合や、財務報告に係る内部統制に重要な不備が発生する場合には、当社グループの財務報告の信頼性に影響を及ぼす可能性があります。 (20) 新株予約権の行使による株式価値希薄化について 当社は、役員及び従業員等に対する長期的なインセンティブとしてストック・オプション制度を導入しております。 今後もストック・オプション制度の活用を予定しており、現在付与している新株予約権に加えて、今後付与される新株予約権の行使が行われた場合、保有株式の株式価値が希薄化する可能性があります。 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は538,900株であり、発行済株式総数4,597,400株の11.7%に相当します。新株予約権の詳細は、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況」をご参照ください。 (21) 配当政策について 当社は、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施していく方針でありますが、業績が予想に届かず利益剰余金が不足する場合や重要な事業投資を優先するなどの影響でキャッシュ・フローが悪化する場合等は、配当を実施しない、あるいは予定していた配当を減ずる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,026字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇分を引いた実質賃金の長期低迷によって家計消費の伸び悩みが続いていることに加え、企業物価の上昇や人手不足に伴う人件費の上昇などが企業経営を圧迫しており、当社の主要顧客である外食・小売などの内需型サービス産業においては、厳しい環境が続いております。 このような環境下、基幹サービスである顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(以下「MSR」という。)」の売上収益は、前連結会計年度と比較し2.8%増、SaaSは18.7%減、コンサルティング・その他(以下「コンサル」という。)は8.1%増となっております。以上の結果、売上収益で1.3%増、売上総利益が8.2%増、営業利益は490百万円増、親会社の所有者に帰属する当期利益は449百万円増となりました。 今期の主要テーマに「全社収益性改善」を掲げて、「価格及び条件緩和交渉によるMSR粗利率の回復」「AI活用によるレポートチェックコストの低減」「LINE活用や新モニターサイトの継続的改善に伴うモニターアサインコストの低減」「IT構成などの見直しによるコスト抑制」に取り組んできたことが奏功し、実施プロジェクトの利益率向上、原価抑制が進んだ為、売上収益に比べ、売上総利益が伸長しております。 売上面では、MSRは海外関連調査が調査時期ズレによって停滞したものの、国内通常調査が順調に進んだことにより増額しております。SaaSは外食日次決算システムbinoのサービス終了の影響等で減少致しました。注力分野である従業員エンゲージメント調査「チームアンケート」は実施時期ズレにより微減したものの、受注及び期初受注残共に堅調に推移しております。コンサルは若手の成長もあり、通常コンサルが2.4%増、新たな制度への対応によって支援ラインアップを拡充している補助金・助成金支援分野は94.6%増と大きく増額した一方、コストダウン商材の販売終了などによるマイナスも発生。傾注すべきサービス分野の取捨選択を行っております。 一方、受注高は上記の通りプロジェクトの利益率を優先したため、前連結会計年度と比較し2.0%減となりましたが、受注高からモニター謝礼および外注費を除いた直接利益受注高は1.5%増、特に粗利率の高いコンサルが9.8%増となりました。 生産面では、1レポートあたり生産性の改善を継続・強化することにより、MSRの粗利率が前連結会計年度の43.9%から48.5%へと改善しております。その他、新たに引き合いが生まれている海外エリアにおけるモニター基盤やオペレーションの構築、AIによる生産性向上などの施策を進めております。 管理面では、全社を挙げて生産性の向上およびコスト抑制を含めたKPI管理を徹底することによって想定以上の成果を上げており、将来に向けた投資により減価償却費等が増加しているものの、前連結会計年度と比較して売上収益に占める原価率が2.2ポイント減、販売費及び一般管理費率が0.9ポイント減となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ325,497千円増加し、3,703,773千円となりました。 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ37,103千円減少し、789,294千円となりました。 当連結会計年度末における資本は、前連結会計年度末に比べ362,599千円増加し、2,914,480千円となりました。 b.経営成績 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上収益2,584,946千円(前期比1.3%増)、営業利益252,089千円(前期は237,844千円の営業損失)、税引前利益251,124千円(前期は239,502千円の税引前損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益173,072千円(前期は276,099千円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。 なお、当社グループはミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて451,069千円増加し、1,029,998千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による収入は、405,705千円(前期比1,108千円減)となりました。これは、営業債務及びその他の債務の減少額30,838千円、法人所得税等の支払額51,720千円等があったものの、税引前利益の計上251,124千円、減価償却費及び償却費の計上136,404千円、営業債権及びその他の債権の減少額112,085千円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による支出は、120,289千円(前期比9,845千円減)となりました。これは、無形資産の取得による支出127,160千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による収入は、155,043千円(前期は30,382千円の支出)となりました。これは、リース負債の返済による支出33,854千円があったものの、自己株式の処分による収入183,671千円があったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループでは、販売実績のほとんどが生産実績であることから、記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントで示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ミステリーショッピングリサーチ事業   2,512,786   98.0   714,374   101.6 合計   2,512,786   98.0   714,374   101.6 (注) 1.当社グループの事業は、ミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであります。 2.IFRSに基づく金額を記載しており、千円未満は四捨五入して記載しております。 3.受注残高には、翌連結会計年度に売上収益となる見込みの金額を記載しております。 4.子会社においては、受注から納品までの期間が短いため、上記金額に含めておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントで示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ミステリーショッピングリサーチ事業   2,584,946   101.3 合計   2,584,946   101.3 (注) 1.当社グループの事業は、ミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであります。 2.IFRSに基づく金額を記載しており、千円未満は四捨五入して記載しております。 3.主要な販売先については、いずれも100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下「連結財務諸表規則」という。)第312条の規則によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針及び 注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産合計) 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ325,497千円増加し、3,703,773千円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ340,108千円増加し、1,428,611千円となりました。これは営業債権及びその他の債権が109,870千円減少したものの、現金及び現金同等物が451,069千円増加したこと等によるものであります。 非流動資産は、前連結会計年度末に比べ14,612千円減少し、2,275,162千円となりました。これは主にその他の無形資産が32,943千円増加したものの、有形固定資産が7,207千円、使用権資産が26,114千円、繰延税金資産が8,808千円減少したこと等によるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ37,103千円減少し、789,294千円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ11,633千円減少し、766,601千円となりました。これは主に未払法人所得税等が15,910千円増加したものの、営業債務及びその他の債務が26,187千円減少したこと等によるものであります。 非流動負債は、前連結会計年度末に比べ25,470千円減少し、22,693千円となりました。これは非流動負債のリース負債が25,549千円減少したこと等によるものであります。 (資本合計) 当連結会計年度末における資本は、前連結会計年度末に比べ362,599千円増加し、2,914,480千円となりました。 これは主に自己株式処分差損の計上に伴い資本剰余金が106,353千円減少したものの、自己株式の処分による自己株式の減少296,175千円、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上等による利益剰余金の増加155,827千円があったこと等によるものであります。 b.経営成績の分析 (売上収益) 売上収益は、2,584,946千円(前期比1.3%増)となりました。MSRは、海外関連調査が調査時期ズレによって停滞したものの、国内通常調査が順調に進んだことにより増額いたしました。SaaSは、外食日次決算システムbinoのサービス終了の影響等で減少いたしましたが、従業員エンゲージメント調査「チームアンケート」については、実施時期ズレにより微減したものの、受注及び期初受注残共に堅調に推移いたしました。コンサルは、通常コンサルが2.4%増、新たな制度への対応によって支援ラインアップを拡充している補助金・助成金支援分野は94.6%増と大きく増額いたしました。 (売上原価、売上総利益) 売上原価については、1,718,344千円(前期比1.9%減)となりました。今期の主要テーマとして掲げた「全社収益性改善」への取り組みが成果を上げ、実施プロジェクトの原価抑制や生産性向上に進展が見られた結果 、売上収益に占める原価率は、前連結会計年度と比較して2.2ポイント低減いたしました。特にMSRにおいては、1レポートあたり生産性の改善を継続・強化することにより、粗利率が前連結会計年度の43.9%から48.5%へと改善いたしました。 この結果、売上総利益は866,602千円(前期比8.2%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費については、636,984千円(前期比2.2%減)となりました。全社を挙げて生産性の向上およびコスト抑制を含めたKPI管理を徹底することによって想定以上の成果を上げており、将来に向けた投資により減価償却費等が増加しているものの、売上収益に占める販管費率は前連結会計期間と比較して0.9ポイント減となりました。 その他の収益は22,471千円発生しており、この結果、営業利益は252,089千円(前期は237,844千円の営業損失)となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 金融収益は1,627千円、金融費用は2,592千円発生しており、法人所得税費用79,045千円を差し引いた結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は173,072千円(前期は276,099千円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループはキャッシュ・フローを重視した財務戦略を進めており、設備投資資金についても投資効率性などを分析した上で、原則として営業活動から得た収入を充当していく方針であります。 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度 親会社所有者帰属持分比率(%)   76.6   79.8 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.4   0.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ   305.1   233.8 (注) 親会社所有者帰属持分比率:(親会社の所有者に帰属する持分)÷(総資産) キャッシュ・フロー対有利子負債比率:(有利子負債)÷(キャッシュ・フロー) インタレスト・カバレッジ・レシオ:(キャッシュ・フロー)÷(利払い) 1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.有利子負債は、連結財政状態計算書に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 4.利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、モニターに対する謝礼原価やレポートチェックの外注委託費、労務費といった売上原価、人件費や旅費交通費、当社が提供する各種システムのデータサーバ費用等の販売費及び一般管理費であります。投資を目的とした資金需要は、什器備品や社内利用ソフトウェアの購入費用の他、当社がSaaSとして提供する商品群「tenpoket」のシステム開発費用であります。株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。 上記運転資金及び投資資金につきましては、内部資金及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。 当社グループは効率的で安定した運転資金の調達を行うため、主要取引金融機関と総額500,000千円のコミットメントライン契約を締結しており、当該契約に基づく当連結会計年度末の借入実行残高は100,000千円であります。また、金融機関から短期借入金による調達を実施しており、短期借入金の当期末残高は50,000千円となりました。加えて、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保するとともに、財務基盤の一段の強化を図ることを目的として、金融機関との間で50,000千円の当座貸越契約を締結しております。この契約に基づく当連結会計年度末の借入実行残高はなく、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高1,029,998千円と合わせて、資金について十分な手元流動性を確保しているものと認識しております。 (3) 経営成績等に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業体制、同業他社等、様々なリスク要因が経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは常に市場動向及び業界動向に注視しつつ、コンサル、生産管理、システム開発、統計解析業務に携わる人材並びに経営管理業務に携わる人材を確保・育成し、事業体制の強化はもとより管理体制の整備を進め、社会及び顧客のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に適切な対応を図ってまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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  • 決算説明資料2027年2月期第1四半期決算説明資料2026-07-10

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