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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フレアス

Fureasu Co.,Ltd.7062 · Growth · サービス業

在宅医療を支えるマッサージサービス企業。保険適用マッサージを軸に、高齢者の自宅訪問による施術と看護小規模多機能型居宅介護を全国展開。

概要

フレアスは、在宅医療をサポートする企業として、保険適用マッサージを中核に、マッサージ直営事業・フランチャイズ事業・メディカルケア事業を展開する。2019年3月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月にグロース市場へ移行した。2026年3月期の連結売上高は76億円、従業員数は761人。本店所在地は山梨県中巨摩郡であるが、実際の業務は東京本社で行っている。

保険適用マッサージを軸とする直営事業

フレアスの主力は、医療保険制度の適用対象となる保険適用マッサージサービスである。あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ施術者が、寝たきりや歩行困難な高齢者等の自宅や介護施設を訪問し、主治医の同意に基づいて施術を提供する。対価は厚生労働省が定める報酬額に基づき、健康保険組合等の保険者と利用者から受け取る。2026年3月期末時点の直営事業所数は81、利用者数は10,337人、年間利用回数は902,396回に達する。保険収入に依存する構造であるため、施術単価の改定や利用者数の動向が業績に直結する。

直営とフランチャイズの二軸で全国展開

フレアスは直営事業に加え、フランチャイズチェーンによる保険適用マッサージ事業も展開している。FC加盟店はフレアスとフランチャイズ加盟契約を結び、開業支援や運営指導、施術研修などのサポートを受ける。2026年3月期末のFC加盟店数は361拠点に上り、直営と合わせた総事業所数は442拠点となる。フランチャイズ事業からのロイヤルティ収入は売上高の約15%を占め、直営事業と比較して安定した収益源となっている。FC加盟店の新規開設が進み、2026年3月期の同事業売上高は前期比10.6%増の11億円となった。

メディカルケア事業とグループ再編

フレアスは2012年に訪問看護事業を開始し、その後看護小規模多機能型居宅介護事業にも進出した。しかし2025年9月、医療対応型療養施設の全部と看護小規模多機能型居宅介護施設の一部を株式会社リベルケアに事業譲渡した。譲渡後は6施設で運営を継続している。同事業の2026年3月期売上高は23億円で前期比8.2%減となったが、セグメント損失は1億8千万円(前期は5億9千万円の損失)と改善した。グループ再編に伴い、2025年12月にはフレアスミライワークス株式会社を設立し、スカイハート株式会社はフレアスカインドケア株式会社へ商号変更するなど、事業の整理が進んでいる。

業界の中での役割は医療保険制度を活用した在宅マッサージサービスの提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
76億円
営業利益
3億円
営業利益率
3.9%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01在宅医療(高齢者)主力

寝たきりや歩行困難で通院できない高齢者を対象に、あん摩マッサージ指圧師が自宅や介護施設を訪問し、保険適用マッサージサービスを提供。主治医の同意に基づき、疼痛緩和や筋力改善などを目的に施術する。

主な製品・サービス2
保険適用マッサージサービス
医療保険制度を利用した訪問マッサージサービス。利用者の自宅等を訪問し、あん摩マッサージ指圧師が施術を行う。
保険適用外マッサージサービス
医師の同意を要しないマッサージサービス。保険適用外で提供される。

02介護事業準主力

看護小規模多機能型居宅介護施設を運営し、訪問看護やデイサービス、ショートステイなどを提供。医療保険と介護保険を利用し、在宅療養を支援する。

主な製品・サービス1
看護小規模多機能型居宅介護サービス
看護師等が自宅を訪問し、療養上の世話や診療の補助を行う訪問看護と、施設でのデイサービスやショートステイを組み合わせたサービス。

03その他(訪問介護・居宅介護支援)副次

訪問介護事業や居宅介護支援事業など、上記セグメントに含まれない事業を展開。

製品と技術

保険適用マッサージサービスの提供プロセス

フレアスの保険適用マッサージは、ケアマネジャー等からの紹介を受け、利用者の主治医から同意書を取得した上で提供される。施術はあん摩マッサージ指圧師が利用者の自宅を訪問して行い、疼痛緩和や関節可動域の拡大などを目的とする。サービス提供後は、療養費支給申請書(レセプト)を保険者に提出し、報酬を受け取る。2026年3月期の年間利用回数は90万回を超え、利用者数は1万人を突破した。このプロセスにおいて、主治医の同意を定期的に更新する必要があるなど、医療保険制度の厳格なルールに従って運営されている。

保険適用外マッサージと星野リゾートとの提携

保険適用外マッサージは、医師の同意を必要とせず、リラクゼーションや健康増進を目的として提供される。フレアスは2017年4月に株式会社星野リゾートと業務提携し、同社の宿泊施設ブランド「界」において保険適用外マッサージサービスを開始。2018年2月には「リゾナーレ八ヶ岳」でのスパサービスも提供した。これにより、医療保険に依存しない収益源を拡大するとともに、高級宿泊施設という新たなチャネルを獲得した。

訪問看護と看護小規模多機能型居宅介護

フレアスのメディカルケア事業は、訪問看護と看護小規模多機能型居宅介護から構成される。訪問看護では、看護師等が利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助を行う。看護小規模多機能型居宅介護では、通い・訪問・泊まりを組み合わせたサービスを提供する。2025年9月の事業譲渡後は6施設で運営を継続し、2026年3月期のセグメント売上高は23億円。医療保険と介護保険の両制度を利用し、レセプトによる請求・回収を行う仕組みはマッサージ事業と共通している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

訪問介護事業で再建途上、利益率4%と低水準

フレアスは、訪問介護や在宅医療支援を主力とするサービス企業で、高齢化社会のニーズに応える事業を展開する。売上高は2024年3月期の57億円から2026年3月期には76億円と横ばい傾向にあり、営業損益は赤字から黒字へ転換したが、利益率は3.95%と低水準に留まる。同業他社のジンジブやJSHは人材サービスに強みを持つが、フレアスは介護特化型で事業モデルが異なる。競争が激化する訪問介護市場で、同社は規模でもイオンファンタジーに遠く及ばず、人件費依存度が高く収益性が低い。今後はサービスの質向上や高付加価値化が不可欠だが、2025年3月期に赤字を出した経緯から、収益基盤の安定化が急務である。

強み

  • 高齢化で在宅介護需要は増加基調。公共性が高く市場は安定
  • 2025年に赤字、2026年に黒字転換。利益率改善途上にある
  • 訪問介護に特化し、地域の高齢者から一定のブランド認知を得る
  • 介護職員の研修制度を整備し、サービスの質を均一化

課題

  • 利益率4%未満と低く、人件費と管理コストが収益を圧迫
  • 大手参入や民間事業者増加で価格競争が発生しやすい
  • 介護人材の供給不足で人件費が高騰し、事業拡大が制約される

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がフレアス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16555MS&Consulting19億円10.5倍
26558クックビズ19億円
39345ビズメイツ19億円11.3倍
49215CaSy19億円59.6倍
57062フレアス18億円3.5倍
66198キャリア18億円
79565GLOE18億円17.1倍
89214Recovery International18億円15.5倍
97360オンデック18億円
107356Retty18億円334.3倍
117031インバウンドテック17億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

山梨県での個人創業から法人化へ(2000〜2005年)

2000年7月、山梨県南巨摩郡で「ふれあい在宅マッサージ」として個人創業し、マッサージ事業を開始した。2002年4月には有限会社ふれあい在宅マッサージを設立し、法人化。2005年4月には株式会社へ組織変更し、株式会社ふれあい在宅マッサージとなった。創業当初から在宅マッサージに特化し、地域密着型のサービスを展開した。

東京進出と訪問看護への参入(2011〜2012年)

2011年3月、東京都港区に東京本部を開設し、首都圏へ進出。同年6月には商号を「株式会社フレアス」に変更した。2012年2月、株式会社セイジュンより訪問看護事業の営業を譲り受け、訪問看護事業を開始。これによりマッサージ事業に加え、在宅医療のもう一つの柱を獲得した。2014年6月には株式会社ピーアンドエヌからも訪問看護事業を譲受し、事業基盤を強化した。

上場とフランチャイズ本格化(2016〜2019年)

2016年1月に東京本部を東京都渋谷区へ移転し、同年6月には本店所在地を山梨県中巨摩郡に移すとともに東京本部を東京本社に改称した。2019年3月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。上場直後の同年7月、保険適用マッサージサービスのフランチャイズ展開を本格化した。また2017年4月には株式会社星野リゾートと業務提携し、宿泊施設「界」での保険適用外マッサージの提供を開始。2018年2月には「リゾナーレ八ヶ岳」でのスパサービスも始めた。

M&Aによる事業拡大と新サービス開始(2020〜2023年)

2020年6月、株式会社オルテンシアハーモニーの全株式を取得し子会社化。2021年4月にはスカイハート株式会社を子会社化した。2022年3月、千葉県千葉市で看護小規模多機能型居宅介護事業を開始。同年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズ市場からグロース市場へ移行した。2023年3月には三重県四日市市で医療対応型療養施設事業を開始し、事業領域を拡大した。

不採算事業の譲渡とグループ再編(2025〜2026年)

2025年9月、医療対応型療養施設事業と看護小規模多機能型居宅介護事業の一部を株式会社リベルケアへ譲渡。これにより同事業の損失が縮小した。2025年12月にはフレアスミライワークス株式会社を設立。2026年3月には子会社のスカイハート株式会社をフレアスカインドケア株式会社へ商号変更した。一連の再編により、経営資源をマッサージ直営・FC事業に集中させる方針を明確にした。

年表23件を開く

2000年代

  • 2000年7月創業山梨県南巨摩郡に「ふれあい在宅マッサージ」を創業。マッサージ事業を開始。
  • 2002年4月創業マッサージ事業を事業目的とし、山梨県甲府市に「有限会社ふれあい在宅マッサージ」を設立。
  • 2005年4月「有限会社ふれあい在宅マッサージ」を「株式会社ふれあい在宅マッサージ」に組織変更。

2010年代

  • 2011年3月東京都港区に東京本部を開設。
  • 2011年6月商号変更「株式会社フレアス」に商号変更。
  • 2012年2月株式会社セイジュンより訪問看護事業の営業を譲り受け、訪問看護事業を開始。
  • 2014年6月株式会社ピーアンドエヌより訪問看護事業を営業譲受。
  • 2016年1月東京本部を東京都渋谷区に移転。
  • 2016年6月本店所在地を山梨県中巨摩郡に移転。
  • 2016年6月商号変更東京本部の名称を東京本社に変更。
  • 2017年4月株式会社星野リゾートと業務提携契約を締結し、宿泊施設ブランド「界」での保険適用外マッサージサービスの提供を開始。(注)
  • 2018年2月株式会社星野リゾートのグループ法人が運営するホテル「リゾナーレ八ヶ岳」でのSPA(スパ)サービスの提供を開始。(注)
  • 2019年1月個人情報保護に関する第三者認証制度であるJAPHICマーク及びJAPHICメディカルマークを認定取得。
  • 2019年3月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場。
  • 2019年7月保険適用マッサージサービスにおけるフランチャイズ展開を本格的に開始。

2020年代

  • 2020年6月M&A株式会社レイスヘルスケアより、マッサージ事業におけるフランチャイズを展開する株式会社オルテンシアハーモニーの全株式を取得し、子会社化。
  • 2021年4月M&Aスカイハート株式会社の株式を取得し、子会社化。
  • 2022年3月看護小規模多機能型居宅介護事業を千葉県千葉市で開始。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行。
  • 2023年3月医療対応型療養施設事業を三重県四日市市で開始。
  • 2025年9月株式会社リベルケアへ医療対応型療養施設事業と看護小規模多機能型居宅介護事業の一部を事業譲渡
  • 2025年12月創業フレアスミライワークス株式会社設立
  • 2026年3月商号変更スカイハート株式会社からフレアスカインドケア株式会社へ商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人材の定着と採用強化

    あん摩マッサージ指圧師や看護師などの専門職を中心に、待遇改善、コンプライアンス・安全衛生委員会の開催、外部相談窓口の設置、従業員満足度調査、理念の共有等により離職率を低下させる。また、専門部署と専門学校での説明会を通じて採用を強化する。

  2. 02

    人材育成と教育研修体制の充実

    高品質なサービス提供のため、品質管理専門部署を設置し、年間70万件超のサービス実績に基づく症例データを活用した教育研修を実施。有資格者の成長実感を高め、就労意欲を向上させる取り組みを進める。

  3. 03

    安定的な事業基盤の確立

    医療・介護保険制度への過度な依存を避け、フランチャイズロイヤリティ収入や保険適用外サービスの展開により収益構造を多様化し、利用者層を拡充する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で761人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は420万円で、7期前と比べて+17.5%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は5.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年3月35741.24.4439
2020年3月35941.14.3492
2021年3月34044.05.2443
2022年3月38042.75.2449
2023年3月42044.45.3510
2024年3月41046.63.9604
2025年3月41544.33.6801−12
2026年3月42044.45.776139

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率31.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
SKYHEART看護小規模多機能鵜の森150百万円
メディカルケア事業
看護小規模多機能水戸 — 茨城県水戸市113百万円
メディカルケア事業
東京本社 — 東京都品川区108百万円
看護小規模多機能上溝 — 神奈川県相模原市104百万円
メディカルケア事業
看護小規模多機能 新潟江南 — 新潟県新潟市100百万円
メディカルケア事業
SKYHEART看護小規模多機能宮野木91百万円
メディカルケア事業
看護小規模多機能越谷 — 埼玉県越谷市72百万円
メディカルケア事業
初台オフィス・渋谷事業所 — 東京都渋谷区20百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社オルテンシアハーモニー(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フレアスカインドケア株式会社(注)3
    千葉県千葉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フレアスミライワークス株式会社(注)4
    東京都八王子市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は76億円営業利益3億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
76億円
営業利益
3億円
純利益
5億円
営業利益率
3.9%
前期比 +5.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高66億円76億円
営業利益5億円3億円
純利益3億円5億円
1株あたり配当¥10.57¥10.57

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q120
2024年1Q1417.10
2024年2Q1300.00
2024年3Q1500.01
2024年4Q150
2025年2Q3600.0−1
2025年4Q40−1−2.5−1
2026年2Q4612.23
2026年4Q3026.72
2027年1Q1616.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年3月期からの12期で、売上は26億円から76億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年3月2610
東京本部の名称を東京本社に変更。
2016年3月2711
2017年3月2922
2018年3月3321
東京証券取引所マザーズ市場に上場。
2019年3月3732
株式会社レイスヘルスケアより、マッサージ事業におけるフランチャイズを展開する株式会社オルテンシアハーモニーの全株式を取得し、子会社化。
2020年3月4011
スカイハート株式会社の株式を取得し、子会社化。
2021年3月3711
2022年3月4221
2023年3月4610
2024年3月5711
フレアスミライワークス株式会社設立
2025年3月76−1−2−1.3−2
スカイハート株式会社からフレアスカインドケア株式会社へ商号変更
2026年3月76333.95

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高76億円のうち、営業利益として残るのは3億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.9%41億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.1%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.6pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+15.7pt
27.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は16億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年3月21−136
2018年3月0−14−19
2019年3月302314
2020年3月−1−21−311
2021年3月−1−35−412
2022年3月3−1−2212
2023年3月−2−55−710
2024年3月2−22011
2025年3月−3−44−78
2026年3月68−61416

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年3月期の総資産は54億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は40.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年3月114732.1
2016年3月1441030.8
2017年3月1661037.5
2018年3月2071335.7
2019年3月25131252.5
2020年3月25151059.8
2021年3月32161648.9
2022年3月34171750.4
2023年3月45172838.1
2024年3月62184428.4
2025年3月87157217.5
2026年3月54223240.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
14億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
32億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中60位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中442位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥690で、1年前と比べて-22.3%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥690-1.4%1ヶ月-14.8%1年-22.3%時価総額18億円
過去52週の値幅
安値¥680高値¥934

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)3.5倍
PER (会社予想)5.5倍
PBR0.83倍
配当利回り1.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で9.06%下落し、25日移動平均線(782.6円)を約7.6%下回る水準に。52週安値(713円)に接近しており、年初来安値圏での推移。出来高は8月14日に17,400株と急増して以来、減少傾向にあり、売り一巡後の模様眺め。RSIは28.57と売られ過ぎ圏だが、週足では下落基調が継続中。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PERが3.7倍と同業界平均の23.03倍を大きく下回り、PBRも0.87倍で平均3.31倍の約4分の1。ROEは27.47%と高く収益性は良好で、割安感が極めて強い。ただし配当利回りは1.46%で平均2.31%を下回り、配当性向も6.55%と低く、株主還元は乏しい。利益は直近期に赤字だが来期は黒字転換見込みで、成長余地もある。

指標この会社業種平均
PER (実績)3.5倍23.4倍
PER (予想)5.5倍
PBR0.83倍3.51倍
ROE27.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

介護需要の拡大という追い風の中、収益性の改善が投資論点。強気派は、高齢化による市場成長と、売上高の増加基調を評価する。弱気派は、赤字転落や人材コスト増、競争激化による収益圧迫を懸念する。株価は下落しており、市場の評価は厳しい。

プラスに働く材料7
  • 市場の成長性

    高齢化に伴い介護サービスの需要は拡大が見込まれる。

  • 増収基調

    売上高は過去3期連続で増加している。

  • 株価の割安感

    PERが3倍台と低く、業績回復の余地があれば割安。

  • 営業黒字転換で純利益5億円、収益回復決算発表後影響

    売上高76億円、営業利益3億円、純利益5億円と前期赤字から改善

  • 実績PER3.7倍、PBR0.87倍の割安水準継続影響

    実績PER3.7倍、PBR0.8683倍で、割安なバリュエーション

  • ROE27.47%と高水準、資本効率が魅力通年影響

    ROE27.47%と高く、資産効率の良さが再評価される

  • 営業利益率が-1.32%から3.95%へ改善通年影響

    営業利益率は前期-1.32%から3.95%に改善し、収益構造が好転

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字の発生

    2025年3月期は営業損失を計上し、収益性が悪化した。

  • 人材確保の難しさ

    介護業界は人手不足が深刻で、人件費増が利益を圧迫する。

  • 競争の激化

    同業他社との競争が激しく、単価や顧客獲得に影響。

  • 売上高76億円と前期横ばい、成長鈍化通年影響

    2025/3期と2026/3期の売上高はともに76億円で増収が見込めない

  • 株価1年で21.9%下落、下げトレンド継続継続影響

    1年間で株価21.9%下落しており、戻り売り圧力が続く

  • 予想PER5.7倍は実績3.7倍から悪化、減益予想決算発表後影響

    実績PER3.7倍に対し予想PER5.7倍で、来期の減益が示唆される

  • 時価総額19億円と小さく流動性が低い継続影響

    時価総額19億円と極小規模で、売買が少なく価格変動が大きい

次の決算で確かめる点
営業利益率
赤字脱却と収益改善の達成度を見るため。
従業員数
人材確保が成長の鍵であり、サービス提供能力に直結。
利用者数
需要の実勢を把握し、売上高の先行指標となる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10.57で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.53%。

年間配当
¥10.57
1株あたり
配当利回り
1.53%
いまの株価に対して
配当性向
6.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月1115.8
2023年3月110.032.0
2024年3月110.0
2026年3月110.06.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10.57

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ646人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.9%を占め、残る64.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他54.353.652.653.049.149.3
事業法人36.437.039.135.636.334.2
証券会社2.34.03.04.68.39.4
外国法人5.74.44.35.44.75.4
金融機関1.21.01.01.31.61.8
外国人個人0.00.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社優美30.67
02澤登 拓27.18
03株式会社SBI証券4.83
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人:モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)4.56
05フレアス従業員持株会2.49
06三菱UFJeスマート証券株式会社2.03
07野村證券株式会社1.82
08加藤 誠悟1.38
09株式会社アルソア慧央グループ1.27
10塚田 崇1.22

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+966%、1株純資産は12期で+358%。直近期のROEは27.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年3月1818210.6
2016年3月2620913.5
2017年3月8929835.1
2018年3月5535316.9
2019年3月8858117.639.7
2020年3月246434.123.7
2021年3月256683.943.6
2022年3月637329.114.415.8
2023年3月137331.866.332.0
2024年3月257473.438.4
2025年3月−104636−14.9
2026年3月19683527.54.16.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額67百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
澤登拓代表取締役社長CEO57
長田大徳取締役副社長50
髙階陽介取締役CFO53
中村和徳取締役 監査等委員66
吉田雄三取締役 監査等委員65
三好昌武取締役 監査等委員63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円ストックオプション百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)444444812
社外取締役515153
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,944字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、在宅医療をサポートする企業として、マッサージ直営事業、マッサージフランチャイズ事業及びメディカルケア事業を主たる事業として展開しております。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) マッサージ直営事業 ①保険適用マッサージサービス 当社グループのマッサージ直営事業においては、主として医療保険制度の適用対象となる保険適用マッサージサービスを提供しております。 保険適用マッサージサービスは、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」の定めに基づき、厚生労働大臣の行うあん摩マッサージ指圧師国家試験に合格し、厚生労働大臣により免許を与えられたあん摩マッサージ指圧師により提供されるあん摩、マッサージまたは指圧をいい、医療行為とは異なる医業類似行為に該当するものであります。 当社グループの保険適用マッサージサービスは、いわゆるリラクゼーションを目的としたマッサージサービスとは異なり、寝たきり等の理由により歩行困難なため、通院ができず自宅や介護施設において療養生活を余儀なくされている高齢者等の利用者に対して、当社グループの事業所より利用者の自宅等を訪問して、マッサージサービスを提供しております。また、疼痛(とうつう)緩和、麻痺した筋肉の改善、リンパ等の浮腫みの改善、関節拘縮の改善及び関節可動域の拡大等の利用者ニーズを踏まえ、利用者の主治医の同意に基づきマッサージサービスを提供しております。 なお、当社グループのマッサージ事業における保険適用マッサージサービスは、国民健康保険法及び健康保険法その他の関連法令に定められた医療保険制度を利用したマッサージサービスであるため、マッサージサービスの対価につきましては、健康保険組合等の保険者及び被保険者である利用者から、厚生労働省保険局長「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給について(通知)」(令和6年5月31日付保発0531第1号)により定められた訪問施術料等の報酬額を受け取っております。また、あん摩マッサージ指圧師が事業所から利用者の自宅等を訪問し、訪問施術料の支給を受けることのできる距離については、厚生労働省保険局医療課長「『はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給の留意事項等について』の一部改正について」(令和6年5月31日付保医発0531第7号)、厚生労働省保険局医療課「はり、きゅう及びあん摩・マッサージの施術に係る療養費の取扱いに関する疑義解釈資料の送付について」(平成24年2月13日付事務連絡)による制約があるため、当社グループは全国的に事業所を展開することで、より広範囲の地域における利用者に対してマッサージサービスを提供しております。 上記の保険適用マッサージサービスの業務の具体的な流れは、概ね次のとおりであります。 a.利用者の紹介依頼 当社グループの各事業所の相談員がケアマネジャー等を訪問して、利用者の紹介を依頼する。 b.利用者の紹介 ケアマネジャー等より利用者情報を取得し、利用者の紹介を受ける。 c.利用者への説明 当社グループの各事業所の相談員が利用者の自宅等を訪問して、マッサージサービスの内容を説明する。 d.主治医からの同意書の取得 利用者が利用者の主治医から、当社グループによるマッサージサービスの提供に関する同意を同意書の取得という形で得る(注1)。 e.利用者との契約の締結 当社グループと利用者との間で、当社グループのマッサージサービスの利用に関する契約を締結する。 f.マッサージサービスの提供 当社グループの各事業所のあん摩マッサージ指圧師(注2)が利用者の自宅等を訪問して、マッサージサービスを提供する。 g.マッサージサービス提供料の請求 利用者から療養費の支給申請に関する委任を受けた上で、健康保険組合等の保険者に対して、療養費支給申請書(以下、「レセプト」という。)を提出し、マッサージサービス提供料のうち保険者の負担分を請求する。また、利用者に対して、マッサージサービス提供料のうち利用者の自己負担分を請求する。 h.マッサージサービス提供料の回収 保険者及び利用者から、マッサージサービス提供料を回収する。 (注1)利用者が継続的に当社グループのマッサージサービスの提供を受けるためには、利用者は主治医より定期的に同意を得る必要があります。 (注2)当社グループは業務委託制度を採用しており、マッサージサービスに係る業務の委託を目的として、当社グループ及び当社グループの従業員以外の者との間で業務委託契約を締結することがあります。この場合、当該業務受託者が当社の利用者に対してマッサージサービスを提供することになります。 ②保険適用外マッサージサービス 当社グループは、上記の医療保険制度を利用した保険適用マッサージサービスのほか、あん摩マッサージ指圧師による医師の同意を要しない保険適用外マッサージサービスも提供しております。 (2) マッサージフランチャイズ事業 当社グループは、直営店によるマッサージサービスの提供のほか、当社グループとFC加盟店オーナーとのフランチャイズ加盟契約に基づき、保険適用マッサージサービスについて、フランチャイズチェーンによる事業展開を行っております。利用者に提供されるサービスは保険適用マッサージサービスと同内容ですが、当社グループが直接的にサービスを提供するのではなく、FC加盟店が医療保険制度の適用対象となる保険適用マッサージサービスを提供するものであります。 当社グループは、FC加盟店に対して、FC加盟店が新規に開業するにあたって、開業希望エリアのマーケットを調査し、具体的な開業場所に関する助言を提供するとともに、事業運営に関わる法規制や取引慣行についての説明を行うなど、種々の開業支援を提供しております。また、開業後においても、FC加盟店における事業運営上の課題点や経営方針、ケアマネジャーや主治医等との関係構築などに関する助言や、FC加盟店オーナーが雇用するあん摩マッサージ指圧師に対する施術研修などを継続的に提供しております。 (3)メディカルケア事業(2026年3月期第2四半期から変更しております) 当社グループは、2025年9月1日に、医療対応型療養施設の全部及び看護小規模多機能型居宅介護施設の一部を事業譲渡いたしました。そのため、2025年9月より看護小規模多機能型居宅介護施設6施設での運営となりました。 当社グループの看護小規模多機能型居宅介護事業は、国民健康保険法及び健康保険法その他の関連法令に定められた医療保険制度並びに介護保険法その他の関連法令に定められた介護保険制度を利用して事業を展開しており、これらの看護小規模多機能型居宅介護サービスの対価につきましては、医療保険制度を利用して訪問看護サービスを提供した場合は健康保険組合等の保険者及び被保険者である利用者から、介護保険制度を利用して訪問看護サービスを提供した場合は国民健康保険団体連合会及び被保険者である利用者から、厚生労働省の省令により定められた報酬額をサービス提供料として受け取っております。 上記の看護小規模多機能型居宅介護サービスの業務の具体的な流れは、概ね次のとおりであります。 a.利用者の紹介依頼 当社グループの各看護小規模多機能型居宅介護施設の所長等がケアマネジャー、医療機関内に設置された地域医療連携室、介護老人保健施設等を訪問して、利用者の紹介を依頼する。 b.施設見学会の実施 ケアマネジャーや医療機関内に設置された地域医療連携室等より利用者情報を取得し、利用希望者に当社グループの看護小規模多機能型居宅介護施設の内部を案内する。 c.契約の締結 当社グループと利用者との間で、当社グループの訪問看護サービスの利用に関する契約及び看護小規模多機能型居宅介護施設の利用・入居に関する契約を締結する。 d. 主治医からの指示書の取得 当社グループが利用者の主治医から、当社グループによる訪問看護サービス提供に関する指示を指示書の取得という形で得る(注)。 e.利用者ニーズの確認 ケアマネジャーにより開催される会議に出席して、利用者やその家族、主治医及び当社グループ以外のサービス事業者等と利用者ニーズを共有し、当社グループを含めた各サービス事業者がどのようなサービスを提供して利用者を支援していくかを確認する。 f.計画書の作成 当社グループのケアマネジャー及び看護師が、利用者のニーズに基づき居宅サービス計画書及び訪問看護計画書を作成する。 g.訪問看護サービス及び看護小規模多機能型居宅介護サービス提供 当社グループの各看護小規模多機能型居宅介護施設の看護師等が利用者の自宅・居室等を訪問して、訪問看護サービスを提供する。また、利用者はデイサービス、ショートステイなど状況に応じて当社の看護小規模多機能型居宅介護施設を利用する。 h.看護小規模多機能型居宅介護サービス提供料の請求 看護小規模多機能型居宅介護サービスの提供が医療保険制度を利用した場合は健康保険組合等の保険者に対して、介護保険制度を利用した場合は国民健康保険団体連合会に対して、レセプトを提出し、看護小規模多機能型居宅介護サービス提供料を請求する。なお、当社グループは、保険者または国民健康保険団体連合会に対しては保険者または国民健康保険団体連合会の負担分を請求し、利用者に対しては利用者の自己負担分を請求する。 i.看護小規模多機能型居宅介護サービス提供料の回収 国民健康保険連合会及び保険者並びに利用者から、看護小規模多機能型居宅介護サービス提供料を回収する。 (注)利用者が継続的に当社グループの訪問看護サービスの提供を受けるためには、当社グループは主治医より定期的に指示を得る必要があります。 当社グループの訪問看護事業における訪問看護サービスは、自宅等で継続的に療養を要する高齢者等の利用者に対して、その主治医の指示に基づいて、看護師等が当社の訪問看護ステーションより利用者の自宅等を訪問して、療養上の世話や診療の補助等のサービスを提供しております。 また、当社グループの訪問看護サービスは、国民健康保険法及び健康保険法その他の関連法令に定められた医療保険制度並びに介護保険法その他の関連法令に定められた介護保険制度を利用して事業を展開しており、これらの訪問看護サービスの対価につきましては、医療保険制度を利用して訪問看護サービスを提供した場合は健康保険組合等の保険者及び被保険者である利用者から、介護保険制度を利用して訪問看護サービスを提供した場合は国民健康保険団体連合会及び被保険者である利用者から、厚生労働省の省令により定められた報酬額をサービス提供料として受け取っております。 上記の訪問看護サービスの業務の具体的な流れは、概ね次のとおりであります。 a.利用者の紹介依頼 当社グループの各訪問看護ステーションの所長等がケアマネジャーや医療機関内に設置された地域医療連携室等を訪問して、利用者の紹介を依頼する。 b.利用者の紹介 ケアマネジャーや医療機関内に設置された地域医療連携室等より利用者情報を取得し、利用者の紹介を受ける。 c.主治医からの指示書の取得 当社グループが利用者の主治医から、当社グループによる訪問看護サービス提供に関する指示を指示書の取得という形で得る(注)。 d.利用者ニーズの確認 ケアマネジャーにより開催される会議に出席して、利用者やその家族、主治医及び当社グループ以外のサービス事業者等と利用者ニーズを共有し、当社グループを含めた各サービス事業者がどのようなサービスを提供して利用者を支援していくかを確認する。 e.契約の締結 当社グループと利用者との間で、当社グループの訪問看護サービスの利用に関する契約を締結する。 f.訪問看護サービスの提供 当社グループの各訪問看護ステーションの看護師等が利用者の自宅等を訪問して、訪問看護サービスを提供する。 g.訪問看護サービス提供料の請求 訪問看護サービスの提供が医療保険制度を利用した場合は健康保険組合等の保険者に対して、介護保険制度を利用した場合は国民健康保険団体連合会に対して、レセプトを提出し、訪問看護サービス提供料を請求する。なお、当社グループは、保険者または国民健康保険団体連合会に対しては保険者または国民健康保険団体連合会の負担分を請求し、利用者に対しては利用者の自己負担分を請求する。 h.訪問看護サービス提供料の回収 国民健康保険連合会及び保険者並びに利用者から、訪問看護サービス提供料を回収する。 (注)利用者が継続的に当社グループの訪問看護サービスの提供を受けるためには、当社グループは主治医より 定期的に指示を得る必要があります。 (4) その他の事業 その他の事業は、上記セグメントに含まれない訪問介護事業及び居宅介護支援事業等で構成されています。 (5) マッサージ直営事業における事業所数及び利用者数の推移 マッサージ直営事業における直近5事業年度末における事業所数、利用者数及び直近5事業年度における利用回数の推移を示すと、以下のとおりとなります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 事業所数(注)1、2   85   83   85   79    81 利用者数(注)1、3   7,110   7,903   8,194   9,930   10,337 利用回数 (注)1   647,456   772,797   828,048   852,166   902,396 (注)1.上記の事業所数、利用者数及び利用回数には、マッサージフランチャイズ事業における事業所数、利用者数及び利用回数は含んでおりません。 2.2026年3月期末現在、マッサージフランチャイズ事業の事業所数は361であり、上記の事業所数との合計は442であります。 3.上記の利用者数は、医療保険制度を利用した保険適用マッサージサービスの利用者数をレセプト数に基づいて算定しております。 [事業系統図] (注)1.実線は、行為の流れを示しております。 2.破線は、金銭の流れを示しております。
経営方針・対処すべき課題2,102字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針・経営戦略等 当社グループは、在宅医療をサポートする企業として、マッサージ直営事業を主たる事業として展開しております。 現在の我が国は、国民の約3割(高齢化率29.3%)が65歳以上の高齢者(出所:内閣府「令和7年版高齢社会白書」)という、世界保健機関(World Health Organization:WHO)が定義する「超高齢社会」を迎えております。これに伴い医療費のうち入院費を含む診療費は、年間48兆円を超える規模にまで膨らみ(出所:厚生労働省「令和6年度 医療費の動向」)、我が国は、社会保障費等の増加による財政の悪化に直面しております。 このような状況下、入院費の削減を目的とした医療機関の病床数の削減が政府目標として掲げられるとともに、在宅医療と在宅介護の充実化により医療機関における診療から在宅医療への転換を図る地域医療構想(「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(医療介護総合確保推進法)」及び「医療法」第30条の4第2項)が政府の方針として打ち出されております。 また、日本の高齢者人口がピークを迎えることで発生する、より深刻な社会・経済的課題になるといういわゆる「2040年問題」が到来し(出所:厚生労働省 医療費の動向(MEDIAS))、働き手不足により多くの医療規模難民、介護難民の発生への対応が社会問題となることを見込んでおります。 このような経営環境下、当社グループは「人と人とのふれあいを大切にし社会貢献すると共に、社員の物心の幸せを追求する」という会社理念のもと、「全国津々浦々に一人でも多くの方に速やかにフレアスのサービスを提供し、日本の在宅事情を明るくする。」という経営ビジョンを掲げ、事業を通じて「超高齢社会」における社会問題の解決に資する企業となることを目指しております。 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①人材の定着と採用の強化について 当社グループは、さらなる事業の拡大を図っていくためには、あん摩マッサージ指圧師及び看護師等の専門職をはじめとした人材の定着と採用の強化が重要であると認識しております。 そのため、当社グループでは、待遇の改善、労務に焦点をあてたコンプライアンス委員会の開催、全事業所規模での安全衛生委員会の開催、メンタル面での悩み相談が可能な外部相談窓口の設置、定期的に実施される従業員満足度調査に基づく会社に対する満足度の把握及び従業員等が共感できる会社理念や経営ビジョンの策定と共有化等を通じて、離職率の低下等、人材の定着に向けた全社的な取り組みを実施しております。また、人材採用の専門部署の設置、あん摩マッサージ指圧師を育成する専門学校における定期的な会社説明会の実施等を通じて、採用の強化を図っております。 今後もこれらの施策等を継続的に実施し、人的経営資源の維持と確保に努めてまいります。 ②人材の育成について 当社グループは、適切な事業の遂行と事業の持続的な成長を実現していくためには、人材の育成が重要であると認識しております。 当社グループの主力事業であるマッサージ直営事業においては、利用者の療養生活に資する高品質なサービス提供を継続的に実施していくことこそが、事業の発展につながるものと考えております。また、あん摩マッサージ指圧師は、独立開業が可能な有資格者となります。そのため、優秀な人材を確保し続けていくためには、成長実感を得られるような職場環境の提供により当社グループでの就労意欲を高めていくことが必要となります。 これらの観点から、当社グループは、より高度で充実した教育研修体制の構築を図り、人材の育成に一層、注力していくことが重要であると認識しております。当社グループは、サービス品質の維持及び向上を図る専門部署を設置するとともに、年間70万件を超えるサービス提供実績に基づく症例データを蓄積し、これらのノウハウを教育研修に活用しておりますが、今後につきましても、品質管理体制の向上と教育研修制度の充実に積極的に取り組んでまいります。 ③安定的な事業基盤の確立について 当社グループは、国民健康保険法及び健康保険法に定められた医療保険制度並びに介護保険法等に定められた介護保険制度を利用した事業を展開しており、利用者の多くは高齢者であるとともに、利用者からの収入の多くは、保険制度に基づく収入となっております。そのため、永続的に事業を通じた社会的な使命を果たしていくためには、特定の制度や利用者層に過度に依存することを回避することが重要であると考えております。 当社グループは、保険制度に基づく収入だけではなく、フランチャイズ加盟店からのロイヤリティ収入をはじめとした収益構造の多様化や、保険適用外サービスの展開による利用者層の拡充等を通じて、安定的な事業基盤の確立に努めてまいります。
事業等のリスク7,538字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法的規制に関するリスク ①マッサージ直営事業に係るリスク 当社グループのマッサージ直営事業においては、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」(以下、「あはき法」といいます。)その他の関連法令により、構造設備等の要件を充足した事業所を施術所として開設し、所定の事項を届け出ること等が義務付けられております。また、利用者から受け取るサービス提供料については、国民健康保険法、健康保険法及びそれらの関連法令により、請求内容及び請求手続等が定められております。 当社グループでは、事業所の開設や請求業務に関する社内規程やマニュアルを整備するとともに、定期的な教育研修の実施により法令を遵守した事業運営に努めております。 しかしながら、これらの法令に違反した場合、業務の停止の処分を受けたり、マッサージサービス提供料が回収できなくなるといった可能性があり、この場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②訪問看護サービスに係るリスク 当社グループの訪問看護サービスにおいては、国民健康保険法及び健康保険法に基づく指定訪問看護事業者の指定並びに介護保険法に基づく指定居宅サービス事業者の指定を受けており、これらの指定を受けるためには、人員基準、設備基準及び運営基準を充足する必要があります。 当社グループでは、これらの基準の充足のために細心の注意を払っておりますが、万一、これらの基準を遵守できなかった場合は、指定の取消しまたは業務の停止処分を受けたり、訪問看護サービス提供料を回収できなくなる可能性があり、この場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③療養費及び介護報酬の改定に伴うリスク 当社グループの売上収入の多くは、医療保険制度や介護保険制度といった公的制度の利用に基づく収入であるため、安定的な収入を確保することができる反面、医療保険制度における療養費等は概ね2年ごと、介護保険制度における介護報酬は概ね3年ごとに改定がなされます。 当社グループは、これらの制度改定に十分に留意して事業運営を行っておりますが、今後、高齢化社会のさらなる進展に伴い社会保障制度が見直され、施術料金等の下方的な改定が実施された場合、サービス提供単価の低下による売上高の減少が生じ、当社の経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ④主治医の同意及び指示等に係るリスク 当社グループが提供するマッサージサービスは、利用者の主治医の同意に基づき提供され、また、訪問看護サービスは、利用者の主治医の指示に基づき提供されるものであり、利用者の主治医の同意または指示が得られなければ、当社はサービス提供を実施することができません。 当社グループは、法令に基づき事業活動を行っておりますが、何らかの事情により主治医の同意または指示が得られない場合や主治医の同意等が得られても何らかの事情により保険者からサービス提供料が支給されなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤あはき法による広告規制及び景品表示法 当社グループの主力事業であるマッサージ直営事業においては、あはき法の定めにより広告内容に関する規制が存在します。 また、当社グループの提供するマッサージサービスは、国家資格を有するあん摩マッサージ指圧師により提供されますが、あん摩、マッサージ若しくは指圧は医業類似行為であり、医療行為ではありません。 当社グループは、社内規程やマニュアルの整備と教育研修の実施等を通じて、当該広告規制を遵守するとともに、当社の提供サービスが医療行為であるとの誤認を与えるような表示等を防止し、景品表示法に違反することのないよう細心の注意を払っておりますが、万一、これらに違反した場合、事業の継続が困難となるおそれがあり、この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 人材の確保について 当社グループのマッサージ直営事業におけるマッサージサービス及びメディカルケア事業における訪問看護サービスは、あん摩マッサージ指圧師や看護師等の国家資格を有する者によるサービスの提供が義務付けられ、当社事業の維持と拡大のためには、これらの人材の確保が不可欠となります。 当社グループでは、労働環境や待遇面での改善を図るとともに、教育研修の充実化や表彰制度の導入による働きがいのある企業文化の醸成、業務委託制度の導入を通じて、人材の定着と採用の強化を図っておりますが、国家資格を有する専門的な人材の確保は通常の人材の採用と比べて一般的に困難であり、万一、これらの人材を十分に確保することができなかった場合や、何らかの理由によりこれらの人材が大量に社外流出した場合には、当社の経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 競争の激化について 高齢化社会の一層の進展や医療機関における病床数の減少等により在宅医療ニーズのさらなる増加が見込まれる中、当社グループの属する在宅マッサージ業界や訪問看護業界には、異業種からの新規参入や同業他社の事業規模の拡大が予想されます。 当社グループは、あん摩マッサージ指圧師等の有資格者の直接雇用を重視するとともに、教育研修制度の充実化を通じて、提供サービスの品質の向上とそれに伴う他社との差別化に努めておりますが、他の事業者との競争の激化が生じた場合、当社の経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4) 事業展開について 当社グループは、出店計画等に基づき事業展開を実施しております。しかしながら、あん摩マッサージ指圧師や事業所の管理者等の必要な人材の確保ができない等の理由により、想定どおりに事業展開できないおそれがあります。この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 保険制度を利用した事業への依存について 当社グループは、国民健康保険法及び健康保険法に定められた医療保険制度並びに介護保険法に定められた介護保険制度を利用して事業を展開しており、利用者からの収入の多くは、保険制度に基づく収入となっております。 当社グループは、特定の制度及び事業に過度に依存することを回避するために、医療保険制度に依拠しない保険適用外サービスの提供開始等を通じて、サービス内容と利用者層の多様化に取り組んでおります。 しかしながら、2026年3月期における医療保険制度等を利用した保険適用サービスに係る売上高の全社売上に占める割合は80.5%と依然として高く、当社にとって不利な療養費等の改定がなされた場合や競争の激化が深刻化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (参考)保険適用サービスに係る売上高と保険適用外サービスに係る売上高の構成割合の推移 会計期間   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 保険適用サービスに係る売上高の構成割合   83.8%   82.3%   81.2%   82.0%   80.5% 保険適用外サービスに係る売上高の構成割合   16.2%   17.7%   18.8%   18.0%   19.5% (6) 訴訟リスクについて ①サービス提供時の事故等 当社グループが提供するマッサージサービス及び訪問看護サービスは、ともに主治医の同意または指示に基づき提供されるものでありますが、利用者の多くは高齢者であるため、サービスの提供時においては体調が急変する可能性や、介助による体位変換や施術に際して関節等を損傷する事故が発生する危険性も否定できません。 当社グループは、社内規程やマニュアルを整備するとともに、品質管理室を設置し、技術レベルの向上だけではなく利用者に対して安全にサービス提供するための研修を実施しておりますが、利用者の体調急変等について過失責任を問われるような事態が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ②個人情報の保護について 当社グループの保険適用マッサージサービス及び訪問看護サービスの提供対象者は、主として自宅等で療養している高齢者であり、業務上、利用者の氏名等の個人情報や病歴等の要配慮個人情報を取り扱っております。 当社グループは、個人情報保護法その他の関連法令を遵守し、個人情報及び要配慮個人情報の取り扱いには細心の注意を払うとともに、個人情報等の保護に関する社内規程やマニュアルの整備、教育研修の定期的な実施、JAPHIC(ジャフィック)マーク制度(注1)及びJAPHIC(ジャフィック)メディカル制度(注2)の認定取得等、個人情報等の漏洩を防止するための必要な対策を講じております。 しかしながら、万一、外部からの不正アクセスや社内管理上のミス等により個人情報等の漏洩が生じた場合、利用者等より損害賠償請求を受ける可能性があり、この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (注1)JAPHIC(ジャフィック)マーク制度は、「個人情報の保護に関する法律」(平成15年5月30日法律第57号)に準拠して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備し運用している事業者を認定して、その旨を示すJAPHICマークを付与し、事業活動に関してJAPHICマーク等の使用を認める制度です。 (注2)JAPHIC(ジャフィック)メディカル制度は、医療・介護・福祉関係事業者を対象とし、「個人情報の保護に関する法律」(平成15年5月30日法律第57号)に基づき作られた「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」(平成16年10月22日厚生労働省・経済産業省告示第4号)に準拠して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備し運用している事業者を認定して、その旨を示すJAPHICメディカルマークを付与し、事業活動に関してJAPHICメディカルマークの使用を認める制度です。 (7) 風評等に関するリスク 当社グループは、利用者の自宅等を訪問してサービス提供するため、利用者やその家族、地域住民等との信頼関係の構築が不可欠となります。また、利用者の紹介元であるケアマネジャー、同意書等を交付する医師及び当社に対してサービス提供料を支払う保険者等と信頼関係を構築することを重要な経営課題の一つと位置付けております。 そのため、当社グループは会社理念、経営ビジョン及び行動規範を当社創業時より定め、従業員に対してこれらの浸透を図り、遵法精神を培って参りました。 しかしながら、個人情報等の漏洩や従業員による不祥事その他何らかのコンプライアンス違反が発生し、当社グループにとって不利益な情報や風評が流れた場合、利用者やその家族、地域住民、ケアマネジャー、医師及び保険者等からの社会的な信頼を失墜し、事業の継続に影響を及ぼすおそれがあります。この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) フランチャイズ運営における訴訟及び風評等に関するリスク マッサージフランチャイズ事業においては、当社グループは法令を遵守するとともに、フランチャイズオーナー(加盟店)と締結した契約に基づいて提供サービスに関する研修や運営指導等を実施しており、現在、重大な訴訟事件等は生じておりません。 しかしながら、今後、何らかの理由によりフランチャイズ加盟店との間にトラブル等が発生した場合、フランチャイズ契約の解消、訴訟の発生等、当社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、フランチャイズ加盟店は、当社グループが保有するブランド名にて事業展開するため、フランチャイズ加盟店において不祥事その他何らかのコンプライアンス違反が発生し、利用者やその家族、地域住民、ケアマネジャー、医師及び保険者等からの社会的な信頼を失墜するなど、当社グループのブランドに悪影響を及ぼす場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 組織について 内部管理体制 当社グループは、事業の持続的な成長を図るためには、コーポレート・ガバナンス体制のさらなる充実が不可欠であると認識しております。そのため、当社では、法令等の遵守、適正な財務報告、資産の保全及び経営効率の向上を担保するために、内部管理体制の継続的な強化や企業倫理の一層の浸透に努めております。 しかしながら、急速な事業の拡大等により十分な内部管理体制の構築ができない事態が生じた場合には、円滑な事業展開や事業成長が阻害され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 財務について ①資金繰り 当社グループがサービス提供料を回収するためには、国民健康保険組合等の保険者に対してレセプト等を提出しなければなりませんが、レセプトの作成事務手続は複雑であるとともに、保険者に対するレセプトの提出後、実際に入金を受けるまでには、一定の期間を要します。また、レセプトの記載事項に不備等が認められたときは、保険者より当該請求が差し戻される返戻扱いとなる場合もあります。 当社グループは、マニュアル等の整備やシステムの活用により、レセプトの提出業務の正確性と迅速性の確保に努めており、また、法令等を遵守しておりますが、何らかの理由によりレセプトの提出が大幅に遅延したり、返戻が大幅に増加した場合、入金サイトの著しい長期化により当社グループの資金繰りが悪化し、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②有利子負債 当社グループは、営業収入の入金サイトが営業支出の支払いサイトに比して長く、事業規模が拡大した場合、運転資本の増加に伴い金融機関からの借入れや社債の発行による資金調達の実施が必要となり、有利子負債に依存する可能性があります。 当社グループは、レセプト提出業務の迅速化と経費削減等を通じた収益性の向上に取り組み、有利子負債の増加の抑制に努めておりますが、金融情勢の変化等により有利子負債による調達が困難となる場合や金利の上昇により資金調達コストが増大した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③配当政策 当社グループは、経営基盤の安定に向けた財務体質の強化や事業拡大のための投資資金の確保の観点から、内部留保の充実を図ることを重視し、継続して配当を実施することといたしました。今後は株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つと位置づけ、業績の推移、財務状況及び投資資金の必要性等を勘案し、内部留保とのバランスを図りながら配当の実施を検討していくことを基本方針として参ります。 しかしながら、経営環境の変化等に伴い業績や財政状態が悪化した場合には、当該基本方針どおりに配当を実施することができなくなる可能性があります。 ④ストック・オプションの行使による株式価値の希薄化 当社は、取締役及び従業員に対してストック・オプションとしての新株予約権を付与しております。当連結会計年度末現在、ストック・オプションによる潜在株式総数は34,000株であり、発行済株式総数2,608,600株の1.30%に相当しております。 これらは、当社事業の発展と企業価値の向上を目的として、優秀な人材の確保のためのインセンティブとして付与されたものであり、既存株主の利益を損なうものではないと考えておりますが、当社の株価が行使価額を上回り、かつ権利行使についての条件が満たされ、これらの新株予約権が行使された場合は、当社株式の一株当たりの株式価値が希薄化することになります。 ⑤固定資産の減損等に関するリスク 当社グループは、リース資産、契約関連無形資産、のれん等多額の固定資産を計上しており、減損会計を適用しております。 各事業等の収益管理を厳格に実施しておりますが、今後、各事業等の収益性悪化等により、減損処理が必要になった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11) システム障害について 当社グループは、売上管理や請求管理等に関してシステムを利用しており、システムの安定的な稼働のために、システム管理の専門部署を設置するとともに、社内規程やマニュアルを整備し施策を講じております。 しかしながら、何らかの事情によりシステム障害が発生した場合、適切な売上請求等を行うことができず、売上債権の回収ができなくなるおそれがあります。この場合、資金繰りが悪化し、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 災害及び感染症等の発生について 当社グループの事業所は、全国的に展開されておりますが、当社グループは、利用者の自宅等への訪問を通じてサービス提供を実施しており、訪問活動に影響を及ぼすような自然災害が発生した場合や、地震等の大規模な災害の発生により、当社グループの従業員、利用者、ケアマネジャー等の関係先及び事業所等が被災した場合は、サービス提供の継続が困難となり、事業活動上の制約を受けることになるため、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは感染症対策として、安全衛生に関するマニュアルを整備するとともに、安全衛生に関する教育研修を定期的に実施しておりますが、新型インフルエンザや新型コロナウイルス、その他の感染症が流行し当社グループの従業員が感染した場合や、利用者が感染して体調不良等となった場合には、訪問活動を通じたサービス提供が実施できなくなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,026字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 イ 経営成績の分析 当連結会計年度における我が国経済は、長引く国際情勢の不安定化、国内における円安によるコスト負担増加等の影響はあったものの、大手企業を中心とする賃上げなど雇用・所得環境の改善により回復傾向にありました。しかしながら、物価上昇によるコストの増加など、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する在宅マッサージ業界及び介護業界におきましては、少子高齢化が加速する一方で、医療機関における病床数の減少が見込まれるとともに、政府による地域包括ケアシステムの構築の推進活動と相俟って、在宅療養の重要性がますます高まってきております。 このような状況のもと、当社グループのマッサージ直営事業及びマッサージフランチャイズ事業においては、2024年6月よりはり師、きゅう師及びあん摩マッサージ指圧師の施術に係る療養費が改定されたことに伴い、施術単価が増加しております。また、看護小規模多機能型居宅介護施設においては、看護師、介護士の採用遅れによるサービス提供回数の減少及び営業活動の不足による利用者獲得の遅れが発生いたしました。 今後は、高齢者人口がピークに達するという「2040年問題」の到来が見込まれる環境下において、訪問マッサージの利用者のさらなる増大を通じて、超高齢社会における課題解決企業として当社グループが事業を遂行してまいります。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は7,637,505千円(前期比0.7%増)、営業利益は293,222千円(前期営業損失105,098千円)、経常利益は337,991千円(前期経常損失165,566千円)、親会社株主に帰属する当期純利益は508,915千円(前期親会社株主に帰属する当期純損失244,549千円)となりました。 当連結会計年度より、一部所属セグメントの見直しを行いました。主に「施設系介護サービス事業」と「その他の事業」に区分していた訪問看護サービスについて「メディカルケア事業」へ集約しております。 (マッサージ直営事業) マッサージ直営事業では、筋麻痺や関節拘縮といった症状が進んでしまった利用者に対して、日常生活動作能力(ADL能力)の向上を目的として、従前よりも高頻度なサービス提供を提案することで、サービス提供回数の増加に取り組んでまいりました。当連結会計年度においては、営業専門部署設置等による初療数の増加及び鍼灸施策による鍼灸レセプト数の増加により、売上が増加しました。一方、採用、研修等の人的先行投資も進めたため、増収減益となりました。 以上の結果、売上高は4,144,207千円(前期比4.5%増)、セグメント利益は1,154,272千円(前期比5.9%減)となりました。 (マッサージフランチャイズ事業) マッサージフランチャイズ事業は、フランチャイズ加入パッケージを拡充したこと等により「フレアス在宅マッサージ」フランチャイズの新規開設が進み、当連結会計年度末における加盟店数は361拠点(前期比4.9%増)となりました。 ロイヤルティ収入等についても、加盟店数増に伴い増加した結果、増収増益となりました。 以上の結果、売上高は1,133,382千円(前期比10.6%増)、セグメント利益は286,618千円(前期比5.3%増)となりました。 (メディカルケア事業) メディカルケア事業においては、2025年9月1日に、医療対応型療養施設の全部及び看護小規模多機能型居宅介護施設の一部を事業譲渡いたしました。そのため、2025年9月より看護小規模多機能型居宅介護施設6施設での運営となりました。 以上の結果、売上高は2,344,404千円(前期比8.2%減)、セグメント損失は184,337千円(前期セグメント損失593,611千円)となりました。 (その他の事業) その他の事業セグメントに含まれる主な事業である研修事業については、当社グループの研修強化に伴い、セグメント間での内部売上取引が発生しております。 以上の結果、売上高は142,321千円(前期比18.5%減)、セグメント損失は20,429千円(前期セグメント損失1,305千円)となりました。 ロ 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、4,154,961千円となり、前連結会計年度末に比べ690,047千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が802,220千円増加したことによるものであります。 固定資産は、1,236,321千円となり、前連結会計年度末に比べ3,999,661千円減少いたしました。これは主に、リース資産が3,271,253千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は5,391,283千円となり、前連結会計年度末に比べ3,309,613千円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,962,898千円となり、前連結会計年度末に比べ165,338千円減少いたしました。これは主に、リース債務が96,247千円減少したことによるものであります。 固定負債は1,248,354千円となり、前連結会計年度末に比べ3,775,911千円減少いたしました。これは主に、リース債務が3,239,363千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は3,211,253千円となり、前連結会計年度末に比べ3,941,249千円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は2,180,030千円となり、前連結会計年度末に比べ631,636千円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が508,915千円増加したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、1,617,219千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、590,563千円の収入(前期は319,199千円の支出)となりました。増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益を642,968千円計上したこと、売上債権の減少額272,869千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、801,616千円の収入(前期は354,876千円の支出)となりました。これは主に事業譲渡による収入600,692千円及び敷金及び保証金の回収による収入338,242千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、589,960千円の支出(前期は358,259千円の収入)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出723,744千円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 生産に該当する事項がありませんので、生産実績については記載しておりません。 ロ 受注実績 当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、受注状況の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ハ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、メディカルケア事業は、2025年9月1日付で医療対応型療養施設の全部及び看護小規模多機能型居宅介護施設4拠点を事業譲渡したことにより前期比で減収となりました。また、その他事業は、一部、医療対応型療養施設譲渡に付随し訪問介護事業を譲渡したことにより減収となりました。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) マッサージ直営事業   4,144,207   104.5 マッサージフランチャイズ事業   1,133,382   110.6 メディカルケア事業   2,344,404   91.8 その他   15,511   42.2 合計   7,637,505   100.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の売上高は7,637,505千円、営業利益は293,222千円、経常利益は337,991千円、当期純利益は508,915千円となりました。 また、総資産は5,391,283千円、負債合計は3,211,253千円、純資産合計は2,180,030千円となりました。 上記の他、当連結会計年度における財政状態及び経営成績の状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、590,563千円の収入(前期は319,199千円の支出)となりました。増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益を642,968千円計上したこと、売上債権の減少額272,869千円によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、801,616千円の収入(前期は354,876千円の支出)となりました。これは主に事業譲渡による収入600,692千円及び敷金及び保証金の回収による収入338,242千円によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、589,960千円の支出(前期は358,259千円の収入)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出723,744千円によるものであります。 その結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物は、1,617,219千円となりました。 上記の他、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの分析」に記載しております。 当社グループにおける資金需要は、主として運転資金及び新規出店の際の設備投資資金であります。これらの財源については、自己資金の効率的な運用に加え、金融機関からの資金調達を基本としております。なお、事業活動を円滑に実行できるよう適正な水準の資金の流動性の維持及び確保を最優先しております。 当連結会計年度においては、医療対応型療養施設の全部及び看護小規模多機能型居宅介護施設の一部の事業譲渡による収入600,692千円及び敷金及び保証金の回収による収入338,242千円により資金を回収し、長期借入金の返済723,744千円及び社債の償還60,000千円を実施するなど、有利子負債の圧縮を進めてまいりました。その結果、当連結会計年度末の有利子負債残高は2,135,551千円(前連結会計年度末比4,003,355千円減)となっております。また、手元流動性として、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、1,617,219千円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りと異なる場合があります。

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