概要
株式会社石川製作所は、石川県白山市に本社を置く産業機械メーカーである。1921年に創業し、繊維機械部品からスタート。現在は段ボール製函印刷機などの紙工機械、防衛省向けの機雷や航空機電子機器、受託生産を三本柱とする。2026年3月期の連結売上高は185億円で、防衛機器が過半を占める。従業員は538名。
紙工機械のニッチトップとしての地位
紙工機械部門は、段ボール製函印刷機の開発・製造を中核とする。主力のWINシリーズ(SR350、MR250、GR350、ZR400)は、高速化や固定式などの特徴を持つ。顧客にはグループ関係会社のレンゴーが含まれる。2026年3月期の紙工機械売上高は26億9,475万円(前期比10.8%減)で、セグメント利益は非開示だが、同社はこの分野で高いシェアを持つニッチトップ企業とされる。
防衛機器が売上の半分超を占める収益構造
防衛機器部門は、機雷や航空機用電子機器などを手掛け、防衛省と三菱重工業が主要顧客である。2026年3月期の売上高は141億9,068万円(前期比27.9%増)で、全社売上の52.2%を防衛省が占める。同部門の受注残高は230億1,139万円と多く、長期にわたる安定収益源となっている。子会社の関東航空計器が電子機器製造を担う。
4社で構成されるグループ体制
石川製作所は、連結子会社3社(関東航空計器、イッセイ、イシメックス)およびその他の関係会社レンゴーとグループを構成する。各子会社は機械加工部品や電装制御盤を製造し、親会社の紙工機械・防衛機器・受託生産を支える。グループ全体の従業員数は538名で、本社機能は石川県白山市に集約されている。
業界の中での役割は段ボール業界向け製函印刷機械と防衛省向け電子機器を供給する機械メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01紙工機械主力
段ボール製函印刷機械を製造・販売。レンゴーなどに供給。子会社が部品製造を担当。
主要顧客レンゴー
- 段ボール製函印刷機械
- 段ボール箱の製函・印刷を行う機械。
02防衛機器準主力
機雷、航空機用電子機器などを製造・販売。防衛省向け。
主要顧客防衛省
- 機雷
- 海上防衛用の機雷を製造。
- 航空機用電子機器
- 航空機に搭載される電子機器を製造。
03受託生産副次
他社から各種機械の生産を受託。
04その他その他
上記以外の機械の製造販売。
製品と技術
WINシリーズを中心とした紙工機械
紙工機械の主力は段ボール製函印刷機である。2009年からWIN ZR400、GR350、MR250、SR350と続くWINシリーズを投入。固定式のFX-1やフルオートセットのACSYS FG-250もラインナップする。これらの機械は段ボールシートへの印刷と製函を一貫して行い、食品・飲料向け包装に使われる。同社はこの分野で国内ニッチトップの地位を占める。
防衛機器: 機雷と航空機電子機器
防衛機器部門は、機雷および航空機用電子機器を製造する。1990年にスウェーデンのエフエフヴィオードナンス社と新型地雷の技術提携を結んだ実績がある。現在は防衛省向けの機雷や、三菱重工業向けの航空機電子機器が主要製品。子会社の関東航空計器が電子機器を担当し、防衛関連売上はグループ全体の52.2%を占める。
電子チップ検査装置IPSと受託生産
1999年、高速電子チップ外観検査装置IPSを開発し、半導体検査分野に参入。装置は電子部品の外観不良を高速で検出する。また、受託生産では他社から機械や部品の製造委託を受け、一般産業機械から防衛機器の一部まで幅広く手掛ける。子会社が機械加工や電装制御盤を分担し、グループ全体で柔軟な生産体制を築いている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
産業機械で中堅、内需依存・成長期待
同社は産業機械メーカーで、売上高は136億円(2024/3)から2026/3期には185億円へ拡大見込み。営業利益率も改善傾向。同業の日本製鋼所と比べ規模は小さいが、高い成長率を背景に収益力向上中。三浦工業との競合も想定されるが、内需依存度が高く海外比率は低い。財務健全性は不透明だが、堅調な業績推移が評価される。
強み
- 売上高が3期で約36%増加し、2026/3期には185億円を見込む拡大基調。
- 営業利益率が2025/3期4.32%から2026/3期7.03%へ上昇、収益構造が改善。
- 産業機械分野で専門性を活かし、大手との差別化を図る。
- 潤沢な財務情報はないが、特別損失計上なく安定した経営を継続。
課題
- 内需依存度が高く、海外市場開拓が課題。成長の鈍化リスクあり。
- 売上高は日本製鋼所など大手に劣り、スケールメリットが活かせない。
- 三浦工業など同業との競合により、価格競争やシェア低下懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字が石川製作所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7991マミヤ・オーピー | 113億円 | 6.5倍 |
| 2 | 6384昭和真空 | 111億円 | 12.1倍 |
| 3 | 7022サノヤスホールディングス | 109億円 | 7.5倍 |
| 4 | 6497ハマイ | 107億円 | 10.0倍 |
| 5 | 6239ナガオカ | 105億円 | 31.4倍 |
| 6 | 6208石川製作所 | 102億円 | 15.6倍 |
| 7 | 6156エーワン精密 | 98億円 | 46.5倍 |
| 8 | 6230SANEI | 98億円 | 8.1倍 |
| 9 | 6286靜甲 | 97億円 | 7.9倍 |
| 10 | 6466TVE | 93億円 | 8.6倍 |
| 11 | 6338タカトリ | 90億円 | 34.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
繊維機械の部品製作から出発した創業期(1921〜1937)
1921年、創業者直山与二が金沢市に石井鉄工所を創立し、繊維機械の部品製作を開始。1937年に株式会社組織に改め、森本工場を建設した。翌1938年には株式会社石川製作所に社名変更。戦時中は海軍向け水中兵器を製造し、技術基盤を築いた。戦後は繊維機械の生産を再開し、紡績機械のコンプリートメーカーとして体制を確立した。
上場と技術提携による事業拡大(1953〜1973)
1953年に大阪証券取引所市場第一部に上場。その後東京・名古屋にも上場し、資本市場で資金調達力を得た。1964年に米国S&S社と段ボール製函印刷機械の業務提携、1965年には米国ドレーパー社とシャットルレス織機の技術提携を締結。1969年には松任工場(現・白山市)を新設し、生産能力を拡大した。欧州繊維機械メーカーとの技術提携も同時期に行い、合繊機械の生産を始めた。
自社開発路線への転換とリーダー交代(1973〜1990)
1973年、創業者直山与二が死去し、野原重美が社長に就任。これを機に海外メーカーとの技術提携を順次解消し、自社開発路線へ転換した。1985年にはフルオートセット段ボール製函印刷機ACSYS FG-250を開発。1974年から1990年にかけて4回の転換社債を発行し、総額115億円を調達。1990年には直山泰が社長に就任した。
品質認証と新製品開発の時代(1990〜2009)
1997年に繊維機械と紙工機械でISO9001認証を取得。1999年には高速電子チップ外観検査装置IPSを開発し、エレクトロニクス分野に進出。2002年には松任工場に機械・組立工場を新設し、森本工場を移転統合した。2003年に固定式段ボール製函印刷機FX-1、2009年には初のWINシリーズとなる段ボール製函印刷機WIN ZR400を開発。製品ラインアップを拡充した。
財務再建と防衛事業の強化(2009〜2016)
2009年に竹田德文が社長就任後、2013年に第三者割当増資で12,700千株を発行。2015年には小長谷育教が社長に就任。2016年には資本金等の減少と剰余金処分により欠損を填補し、同年10月に10株を1株に併合する資本整理を行った。財務体質改善と並行し、2017年には関東航空計器の全株式を取得し、防衛電子機器事業を強化した。
100周年を経てスタンダード市場へ(2016〜2026)
2017年の子会社化以降、WINシリーズの拡充を継続し、2019年にWIN SR350を開発。2021年には創業100周年を迎えた。2022年、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行。2026年4月、小長谷育教が相談役となり、野口俊和が新社長に就任。同年3月期の売上高は185億円、営業利益13億円と過去最高水準を見込む。
年表41件を開く
1920年代
- 1921年10月創業創業者直山与二、金沢市に石井鉄工所を創立し、繊維機械の部品製作をはじめる。
1930年代
- 1937年1月株式会社組織にあらため、森本工場を建設。
- 1938年7月商号変更株式会社石川製作所に社名変更。戦時中海軍水中兵器を製造。
- —戦後、繊維機械の生産を再開、紡績機械コンプリートメーカーの体制を確立。
1950年代
- 1951年10月金沢投資金融株式会社(現・株式会社イッセイ、現・連結子会社)を設立。
- 1953年1月上場大阪証券取引所市場第一部に株式上場。
- 1954年3月防衛機器製造の事業許可をうけ、東京研究所を設置。
1960年代
- 1961年9月上場東京証券取引所市場第一部に、同年10月名古屋証券取引所市場第一部に株式上場。
- —欧州繊維機械メーカーと技術提携し、自社開発の高速合撚糸機とともに合繊機械の生産を開始。
- 1964年3月S&S社(米国)と段ボール製函印刷機械の業務提携を締結、紙工機械の生産を開始。
- 1965年3月ドレーパー社(米国)とシャットルレス織機の技術提携により、レピア織機の生産を開始。
- 1969年4月石川県松任市(現・白山市)に松任工場を新設。
1970年代
- 1973年11月創業創業者直山与二死去、野原重美が社長に就任。
- 1974年1月第1回転換社債10億円を発行。
- —海外メーカーとの技術提携を順次解消し、自社開発路線を歩む。
1980年代
- 1985年5月第2回転換社債25億円を発行。
- 1985年12月フルオートセット段ボール製函印刷機ACSYS FG-250を開発。
- 1987年10月第3回転換社債30億円を発行。
- 1989年10月第4回転換社債50億円を発行。
1990年代
- 1990年6月野原重美が会長に、直山泰が社長に就任。
- 1990年7月エフエフヴィオードナンス社(スウェーデン)と新型地雷の技術提携。
- 1991年4月株式会社イシメックス(現・連結子会社)を設立。
- 1997年6月繊維機械、紙工機械でISO9001取得。
- 1999年11月高速電子チップ外観検査装置IPSを開発。
2000年代
- 2002年12月M&A松任工場に機械・組立工場を新設、森本工場を移転統合する。
- 2003年5月固定式段ボール製函印刷機FX-1を開発。
- 2009年4月直山泰が相談役に、竹田德文が社長に就任。
- 2009年12月段ボール製函印刷機WIN ZR400を開発。
2010年代
- 2010年7月段ボール製函印刷機WIN GR350を開発。
- 2013年3月第三者割当による新株式12,700千株を発行。
- 2015年4月竹田德文が相談役に、小長谷育教が社長に就任。
- 2016年7月段ボール製函印刷機WIN MR250を開発。
- 2016年8月資本金、資本準備金及び利益準備金の額の減少並びに剰余金の処分により欠損を填補。
- 2016年10月普通株式10株につき1株の割合で株式を併合。
- 2017年5月東京研究所、東京営業所を新宿区神楽坂へ移転。
- 2017年8月M&A関東航空計器株式会社(神奈川県藤沢市)の全株式を取得し、連結子会社化。
- 2019年5月段ボール製函印刷機WIN SR350を開発。
2020年代
- 2021年10月創業創業100周年を迎える。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行。
- 2023年10月東京営業所を杉並区上高井戸へ移転。
- 2026年4月小長谷育教が相談役に、野口俊和が社長に就任。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
顧客ニーズ対応による受注拡大
顧客のニーズを捉えた製品開発を行い、受注の拡大を図る。
- 02
経営効率化による原価低減
経営の効率化を徹底し、原価低減を推進する。
- 03
技術研鑽と品質向上
技術の研鑽と継承に努め、品質を向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で538人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は635万円で、9期前と比べて+30.2%。平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は15.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 328 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 550 | — |
| 2019年3月 | 488 | 42.1 | 16.6 | 546 | — |
| 2020年3月 | 499 | 42.6 | 16.8 | 538 | — |
| 2021年3月 | 503 | 42.8 | 16.9 | 534 | — |
| 2022年3月 | 509 | 42.8 | 16.9 | 517 | — |
| 2023年3月 | 529 | 42.4 | 16.8 | 510 | — |
| 2024年3月 | 545 | 41.8 | 16.3 | 511 | — |
| 2025年3月 | 594 | 41.5 | 15.4 | 526 | 133 |
| 2026年3月 | 635 | 41.8 | 15.1 | 538 | 242 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達725万円敷設型EMP装備のシステム検討防衛省 · 2022-07-08
- 調達261万円磁気標的の製造【訂正公告】防衛省 · 2023-06-23
- 調達239万円500ポンドダミー弾の慣性諸元等測定役務防衛省 · 2018-12-21
- 調達108万円500ポンドダミー弾の慣性諸元等測定役務防衛省 · 2018-01-31
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は185億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+14.2%、利益が+85.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 190億円 | 185億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 13億円 |
| 純利益 | 6億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は38億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+46.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 41 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 26 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 33 | 1 | 3.0 | 0 |
| 2024年3Q | 24 | −1 | −4.2 | 0 |
| 2024年4Q | 53 | — | — | 3 |
| 2025年2Q | 61 | 3 | 4.9 | 2 |
| 2025年4Q | 101 | 4 | 4.0 | 2 |
| 2026年2Q | 74 | 5 | 6.8 | 1 |
| 2026年4Q | 111 | 8 | 7.2 | 5 |
| 2027年1Q | 38 | 3 | 7.9 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は73億円から185億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。売上は5期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 73 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年3月 | 105 | — | 3 | — | 2 |
| 2015年3月 | 86 | — | 2 | — | 1 |
| 2016年3月 | 88 | — | 1 | — | 1 |
| 関東航空計器株式会社(神奈川県藤沢市)の全株式を取得し、連結子会社化。 | |||||
| 2017年3月 | 98 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年3月 | 138 | — | 3 | — | 6 |
| 2019年3月 | 118 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年3月 | 122 | — | 2 | — | 1 |
| 創業100周年を迎える。 | |||||
| 2021年3月 | 114 | — | 2 | — | 1 |
| 2022年3月 | 121 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年3月 | 126 | — | 2 | — | 2 |
| 2024年3月 | 136 | — | 3 | — | 3 |
| 2025年3月 | 162 | 7 | 6 | 4.3 | 4 |
| 2026年3月 | 185 | 13 | 12 | 7.0 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高185億円のうち、営業利益として残るのは13億円で7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.7%153億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%19億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−34億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−41億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は7億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −3 | −1 | −3 | −4 | 6 |
| 2014年3月 | 2 | −1 | −2 | 1 | 4 |
| 2015年3月 | −9 | 0 | 7 | −9 | 3 |
| 2016年3月 | 8 | −2 | −6 | 6 | 3 |
| 2017年3月 | −22 | −2 | 23 | −24 | 3 |
| 2018年3月 | 36 | −10 | −19 | 26 | 10 |
| 2019年3月 | 8 | −1 | −10 | 7 | 6 |
| 2020年3月 | −22 | 3 | 23 | −19 | 9 |
| 2021年3月 | 2 | −2 | −1 | 0 | 9 |
| 2022年3月 | 19 | −4 | −14 | 15 | 9 |
| 2023年3月 | 13 | −2 | −9 | 11 | 11 |
| 2024年3月 | −19 | −4 | 21 | −23 | 10 |
| 2025年3月 | −22 | −6 | 27 | −28 | 9 |
| 2026年3月 | −34 | −7 | 39 | −41 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は270億円。このうち返さなくてよい自己資本が61億円で、自己資本比率は22.7%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 70 | 21 | 49 | 30.3 |
| 2014年3月 | 67 | 22 | 45 | 32.4 |
| 2015年3月 | 73 | 25 | 48 | 33.9 |
| 2016年3月 | 71 | 25 | 46 | 34.7 |
| 2017年3月 | 106 | 27 | 79 | 25.3 |
| 2018年3月 | 135 | 34 | 101 | 25.1 |
| 2019年3月 | 120 | 34 | 86 | 28.6 |
| 2020年3月 | 144 | 36 | 108 | 24.9 |
| 2021年3月 | 144 | 39 | 105 | 26.8 |
| 2022年3月 | 164 | 42 | 122 | 25.4 |
| 2023年3月 | 150 | 44 | 106 | 29.0 |
| 2024年3月 | 168 | 49 | 119 | 29.2 |
| 2025年3月 | 208 | 54 | 155 | 25.8 |
| 2026年3月 | 270 | 61 | 209 | 22.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で209社中28位あたり、逆に低いのは自己資本比率で209社中207位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,595で、1年前と比べて+1.9%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.6倍 |
| PER (会社予想) | 15.7倍 |
| PBR | 1.61倍 |
| 配当利回り | 1.25% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
下落トレンド。1ヶ月で-4.9%下落し、25日線(1,723円)を-5.7%下回る。52週高値3,135円からは-48%の大幅下落で、年初来安値1,407円には接近。週足では75日線(1,889円)を下回り、中期トレンドも弱い。出来高は7月17日に150,400株と急増。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)。
PER 15.9倍は業界平均24.1倍を下回り割安感があるが、PBR 1.65倍は平均1.59倍とほぼ同水準。配当利回り1.23%は平均2.75%を下回り、ROE 10.4%はまずまず。売上・利益は増加傾向だが、配当性向68.9%と高く、配当の伸びは限定的。総合的に見てほぼ妥当な水準。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.6倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 15.7倍 | — |
| PBR | 1.61倍 | 1.50倍 |
| ROE | 10.4% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社は酒類・飲料向け機械で高いシェアを持ち、受注拡大により2026年3月期は過去最高益を見込む。強気派は、清酒・ビールなど酒類需要の安定性や、リプレース需要の堅調さを評価し、増益基調が続くと見る。一方、弱気派は、売上高がまだ小さく、一社依存や特定業種への集中リスクを指摘。また、業績が設備投資サイクルに左右されやすく、市場成長の鈍化で伸びが止まる可能性を懸念する。PER15倍台と割高感はないが、成長持続性への確証が得られない点が論点。
- 酒類機械で確固たる地位
国内酒類向け充填機で高いシェア、顧客との強固な関係
- 過去最高益更新の見通し
2026/3期営業利益13億円(営業利益率7.0%)と過去最高
- 安定したストック収益
メンテナンスや部品交換による継続的な収入源
- 2026年3月期営業利益13億円、前期比84%増予想2026年3月期決算発表影響中
営業利益13億円(前期7億円)、増益額6億円でEPS向上
- 3期連続増収、売上高185億円へ拡大継続影響中
売上高136億円→162億円→185億円と年率17%成長
- PBR1.65倍、自己株式取得でROE向上余地不定影響弱
ROE10.4%、自己資本充実で株主還元期待
- 小型株として割安、PER16倍成長株価継続影響弱
PER16倍は機械業界平均と同水準だが成長率考慮で割安
- 特定業種依存のリスク
酒類・飲料関連への売上集中で需要変動の影響大
- 業績の設備投資サイクル依存
顧客の設備投資意欲に左右され、受注変動が激しい
- 成長鈍化の可能性
国内酒類市場の縮小や省力化投資一巡で伸び悩むリスク
- 原材料高・エネルギーコスト上昇リスク継続影響中
営業利益率7.03%は低水準、コスト増で利益変動大
- 受注減少リスク、設備投資一巡不定影響中
機械業界の設備投資サイクルがピークアウトする可能性
- 流動性低く、需給悪化時は値動き大継続影響弱
時価総額104億円、出来高少なく値動き荒い
- 2025年3月期営業利益7億円は低調、業績変動リスク2025年3月期実績影響弱
前期営業利益7億円は売上高162億円に対して低い
- 受注高
- 先行指標。増加基調が持続するかが収益の鍵
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を確認。目標7%超の達成が焦点
- 酒類関連売上比率
- 依存度の変化を監視。分散化の進展を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+100.0%。いまの株価に対する利回りは1.25%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 10 | — | 44.3 |
| 2026年3月 | 20 | 100.0 | 68.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ8,659人。区分でいちばん多いのは個人・その他で55.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.8%を占め、残る65.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 46.4 | 46.8 | 48.7 | 51.1 | 57.2 | 55.1 |
| 事業法人 | 23.8 | 23.4 | 23.3 | 24.9 | 22.0 | 22.6 |
| 金融機関 | 18.6 | 16.3 | 15.6 | 11.9 | 10.7 | 12.2 |
| 外国法人 | 6.7 | 7.2 | 7.6 | 5.4 | 6.4 | 6.1 |
| 証券会社 | 4.4 | 6.3 | 4.7 | 6.5 | 3.5 | 3.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | レンゴー株式会社 | 20.00 |
| 02 | 日本生命保険相互会社 | 3.07 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.88 |
| 04 | 石川フレンド会 | 2.57 |
| 05 | 明治安田生命保険相互会社 | 2.40 |
| 06 | 株式会社日本カストディ信託銀行(信託口) | 2.36 |
| 07 | 清水 慶治 | 2.19 |
| 08 | UBS AG SINGAPORE(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.57 |
| 09 | 直山 泰 | 1.44 |
| 10 | BCSL CLIENT RE BBPLC NYBR (常任代理人 バークレイズ証券株式会社) | 1.24 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+4182%、1株純資産は14期で+2877%。直近期のROEは10.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | 33 | 8.2 | 46.0 | — |
| 2014年3月 | 3 | 34 | 7.5 | 46.6 | — |
| 2015年3月 | 2 | 39 | 5.4 | 50.6 | — |
| 2016年3月 | 9 | 387 | 2.4 | 81.2 | — |
| 2017年3月 | 15 | 423 | 3.6 | 60.0 | — |
| 2018年3月 | 97 | 530 | 20.4 | 20.7 | — |
| 2019年3月 | 16 | 537 | 2.9 | 108.6 | — |
| 2020年3月 | 23 | 563 | 4.2 | 52.7 | — |
| 2021年3月 | 19 | 604 | 3.3 | 91.3 | — |
| 2022年3月 | 22 | 653 | 3.4 | 65.3 | — |
| 2023年3月 | 26 | 684 | 3.8 | 53.3 | — |
| 2024年3月 | 40 | 769 | 5.1 | 35.3 | — |
| 2025年3月 | 66 | 844 | 7.9 | 20.0 | 44.3 |
| 2026年3月 | 101 | 982 | 10.4 | 20.3 | 68.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額321百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 野口俊和 | 代表取締役社長 | 56 |
| 福本出 | 専務取締役 | 69 |
| 橋場良春 | 常務取締役 | 68 |
| 辻清志 | 常務取締役 | 74 |
| 小長谷育教 | 取締役相談役 | 77 |
| 水野孝 | 取締役 | 67 |
| 長宗浩 | 取締役 | 64 |
| 三部廣美 | 取締役 | 73 |
| 村上克宏 | 取締役 | 73 |
| 笠川信之 | 取締役 | 67 |
| 唐木繁 | 監査役 | 68 |
| 松本哲哉 | 監査役 | 59 |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 荒井智弘 | 監査役 | 71 |
| 山岸伸治 | 取締役 | 56 |
| 加藤裕 | 取締役 | 71 |
| 中出健作 | — | 50 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 90 | 33 | 176 | 300 | 43 |
| 社外取締役 | 7 | 11 | — | — | 11 | 2 |
| 監査役 | 2 | 10 | — | — | 10 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容625字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題235字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,508字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,077字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第125期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第125期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第124期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第124期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第123期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第122期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第122期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第122期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第122期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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