概要
SANEIは1954年に大阪で創業した水栓金具専業メーカーである。単水栓から混合栓、止水栓、洗浄弁まで給水栓全般を手掛け、住宅・非住宅市場に製品を供給する。連結売上高290億42百万円(2026年3月期)、従業員827名。岐阜工場を中核に国内4拠点と中国大連に生産拠点を持ち、管工機材・リテール・メーカー・海外の4ルートで販売する。
水栓金具に特化した単一セグメントの事業構造
当社グループは水栓金具事業の単一セグメントで構成される。連結子会社には、施工・アフターサービスを担う(株)アクアエンジニアリング、中国大連で部品製造を行う大連三栄水栓有限公司、給水栓類を設計・製造・販売する(株)水生活製作所がある。グループ全体で給水栓・給排水金具・継手及び配管部材の製造販売を一貫して行う。
4つの販売チャネルで市場をカバーする販売網
販売ルートは管工機材ルート(管材店・デベロッパー向け)、リテールルート(ホームセンター・通販向け)、メーカールート(システムキッチン・ユニットバスメーカー向け)、海外ルート(アジア・北米向け)に分かれる。全国に東京・名古屋・大阪の支社・支店と24カ所の営業所を配置し、管工機材ルートで全国網羅的なサービスを提供する。
鋳造から組立まで内製化した一貫生産体制
主力の岐阜工場(岐阜県各務原市)では鋳造、加工、研磨、鍍金、組立、出荷までを一貫して行う。組立は鴫野工場、鋳造は大連三栄水栓有限公司、生産技術は(株)水生活製作所が分担する。2024年には岐阜工場第1工場、2025年には第2工場を建て替え、自動化と環境対策を推進し生産能力を強化した。
デザイン性と先進技術で差別化する製品開発
当社はプロダクトデザイナーや建築デザイナーとの協働により、水栓をインテリア素材と捉えた多様なデザインを提供する。最上級ブランド「VERSE(ヴァース)」のGraziosoシリーズはレッド・ドット・デザイン賞最高賞を2年連続受賞。iFデザインアワードも同時受賞。タッチパネル式や音声認識水栓などエレクトロニクス融合製品の開発も進める。
業界の中での役割は水栓金具専門メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01管工機材主力
管材店を主な販路とし、デベロッパーや設計事務所への販売促進活動も展開。ホテル、飲食店、病院など非住宅分野のスペックイン推進と住宅分野へのトータル提案を強化。
- 給水栓
- 単水栓、湯水混合水栓、止水栓、ボールタップ、洗浄弁などの水栓金具。デザイナーと協働しインテリアに調和する多様なデザインを提供。
02リテール準主力
量販店向けに水まわり商材を企画・販売。ホームセンター、家電量販店、GMS、ドラッグストア、テレビ通販・ネット販売事業者向けに、生活雑貨やリフォーム商材も提案。
- 水まわり商材
- 給水栓や給排水金具に加え、生活雑貨・リフォーム商材など多様な製品を提供。
03メーカー準主力
システムキッチンやユニットバスなどの住宅設備機器メーカー向けに製品を供給。競争優位性を有する中高級グレード製品の投入を強化し、バス・洗面・キッチン分野で協業。
04海外副次
中国・台湾・インドネシアなどアジア諸国へ中高級グレードの水栓製品を輸出。現地代理店との提携強化と北米市場の新規開拓に注力。
製品と技術
住宅から非住宅まで幅広い水栓金具ラインアップ
主力製品は単水栓、湯水混合栓、止水栓、ボールタップ、洗浄弁・洗浄水栓の給水栓類。住宅向け台所・浴室・洗面所用に加え、ホテル、病院、オフィスビル、駅舎などの非住宅向け製品も拡充。同業他社が数十社存在する中で、水栓金具専門メーカーとしての専門性を強みとする。
VERSEとsʌneiブランドが牽引する高級デザイン戦略
最上級ブランド「VERSE(ヴァース)」はGrazioso、grooglo、soroeなどのシリーズを展開。Graziosoは2025年・2026年と2年連続でレッド・ドット・デザイン賞最高賞を受賞。デザイナーコラボレーションブランド「sʌnei(サネイ)」も展開し、ラグジュアリーホテルのスウィートルームなど高級ゾーンへの採用を狙う。
エレクトロニクス融合製品と機能性シリーズ
タッチパネル式水栓や音声認識による吐水・止水システムを開発中。ウルトラファインバブル搭載製品や、グラス予洗い向け「プレパシュ+」、心地よさを重視したIENIシリーズなど、機能性とデザインを両立した製品を投入。海外向けにも中高級グレードを積極的に展開する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
産業機械用フィルターで中堅、地盤固め課題
産業機械向けフィルターやろ過装置を主力とする。連結売上高285億円(2025年3月期)、営業利益率6.7%。同業の三浦工業(ボイラ大手)や日本製鋼所(大型機械)と比べ、規模は中堅。特定分野に強みを持つが、収益率は業界平均並み。受注変動の影響を受けやすく、安定成長には製品ポートフォリオの多様化やコスト競争力の強化が必要。
強み
- 長年の経験による高品質なフィルター製品とろ過技術のノウハウを保有。
- 化学、食品、半導体など幅広い業界への納入実績がある。
- 産業機械の保守・交換需要に支えられ、一定の安定収益を確保。
- 営業利益率は6%程度で、生産効率化による収益向上の可能性を持つ。
課題
- 営業利益率6%台と低く、価格競争やコスト増に弱い体質。
- 設備投資動向に左右されやすく、需要変動が業績に直結。
- 三浦工業や日本製鋼所など大手との競争でシェア拡大が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字がSANEI
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7022サノヤスホールディングス | 109億円 | 7.5倍 |
| 2 | 6497ハマイ | 107億円 | 10.0倍 |
| 3 | 6239ナガオカ | 105億円 | 31.4倍 |
| 4 | 6208石川製作所 | 102億円 | 15.6倍 |
| 5 | 6230SANEI | 98億円 | 8.1倍 |
| 6 | 6156エーワン精密 | 98億円 | 46.5倍 |
| 7 | 6286靜甲 | 97億円 | 7.9倍 |
| 8 | 6466TVE | 93億円 | 8.6倍 |
| 9 | 6338タカトリ | 90億円 | 34.6倍 |
| 10 | 6402兼松エンジニアリング | 89億円 | 7.6倍 |
| 11 | 6391加地テック | 82億円 | 10.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
水栓卸売から製造へ転じた創業期(1954〜1966年)
1954年9月、大阪市東成区に三栄水栓製作所を創立し水道用品の卸販売を開始。1960年12月に株式会社三栄水栓製作所に改組。1966年6月には機械工場を建設し、水栓金具の製造に進出した。当初は組立作業から始まり、徐々に内製化を進めた。
シングルレバー混合栓で市場開拓した1970年代
1973年に鋳造工場を東大阪に建設し、生産基盤を強化。1975年3月にはシングルレバー混合栓「ユーミックス」を発売。従来のツーバルブ式から操作性を革新し、住宅・非住宅双方で需要を獲得した。これにより水栓金具メーカーとしての地位を確立した。
岐阜工場の統合と物流拠点の整備(1980〜1988年)
1980年に岐阜県各務原市に関連会社を設立し、1982年に吸収合併して岐阜工場とし、鋳造・加工・組立の一貫工場を完成。1985年には東京三栄水栓を吸収合併し東京支店を開設。さらに西日本・東日本物流センターを開設し、全国配送網を整備した。
ISO認証取得と研磨工場増設で品質向上(1992〜1998年)
1992年に包装専門の有限会社サンエースを設立。1996年から1998年にかけて鴫野工場、岐阜工場、大伊木工場がISO 9001認証を取得。1997年にはバフ研磨工場、1998年には研磨工場を岐阜工場内に建設し、表面加工の内製化と品質管理を強化した。
高付加価値化と生産能力増強の近年(2014〜2025年)
2014年には岐阜工場内に新工場棟を建設し組立工程を強化。2024年には第1工場、2025年には第2工場を建て替え、自動化設備や太陽光発電を導入。高付加価値水栓の需要拡大に対応し、カーボンニュートラルも視野に入れた環境配慮型工場へと進化した。
年表26件を開く
1950年代
- 1954年9月創業大阪市東成区東小橋にて三栄水栓製作所を創立。水道用品の卸販売を開始。
- 1958年10月水栓、シャワー等の組立作業を開始。
1960年代
- 1960年12月創業株式会社に改組し、株式会社三栄水栓製作所を設立。
- 1965年11月創業関東方面の販売会社として東京都江東区亀戸に東京三栄水栓株式会社を設立。
- 1966年6月大阪市東成区玉津に機械工場を建設し、水栓金具の製造を開始。
- 1967年4月ツーバルブシャワー混合栓の製造を開始。
- 1968年4月大阪市東成区玉津に本社ビルを建設。
1970年代
- 1971年2月大阪市東成区玉津に倉庫・真空包装工場を建設。
- 1972年12月大阪市城東区鴫野に鴫野工場および倉庫を建設。
- 1973年4月東大阪市高井田に鋳造工場を建設。
- 1974年2月鴫野真空包装工場を増築、玉津の機械工場を移転し、玉津工場跡地を倉庫に改造。
- 1975年3月シングルレバー混合栓(ユーミックス)を製造、販売。
1980年代
- 1980年2月創業岐阜県各務原市に株式会社岐阜三栄水栓製作所を設立。
- 1982年11月M&A株式会社岐阜三栄水栓製作所を吸収合併、岐阜工場として鋳造、加工、組立の一貫工場が完成。
- 1985年4月大阪市城東区鴫野に鴫野配送センター(現西日本物流センター)を開設。
- 1985年5月M&A関東方面の販売会社である東京三栄水栓株式会社を吸収合併。同時に東京支店を開設。
- 1985年5月大阪市東成区玉津に大阪営業所を開設。
- 1988年5月東京都足立区加平に足立配送センター(現東日本物流センター)を開設。
1990年代
- 1992年3月創業包装を目的とした有限会社サンエースを岐阜県関市に設立。
- 1993年8月名古屋市緑区浦里に名古屋支店を開設。
- 1994年9月岐阜県各務原市鵜沼朝日町に中部物流センター(現中央物流センター)を建設。
- 1995年7月岐阜県各務原市鵜沼大伊木町に大伊木工場(鍍金工場)を建設。
- 1996年12月鴫野工場がISO 9001の認証取得。
- 1997年11月岐阜工場内にバフ研磨工場を建設。
- 1998年4月岐阜工場と大伊木工場がISO 9001の認証取得。
- 1998年4月岐阜工場に研磨工場を建設。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
水域(面)への事業領域拡大
水栓金具の単体販売(点)から水道インフラ全体(線)へ発展し、さらに住空間全体をインスタレーションとして提案するメーカーを目指し、新たな水まわりの研究・開発・提案に取り組む。
- 02
非住宅市場への販売強化
住宅市場で強いシェアを活かし、オフィスビル、ホテル、公共設備などの非住宅市場への販売に注力することで、更なるシェア拡大を図る。
- 03
生産拠点の高効率化と環境対応
岐阜工場の建て替えを通じて自動化・省力化・環境対策を推進。2025年12月に組立工場完成予定で、生産能力向上とコスト低減、太陽光発電などによるCO₂削減を進める。
- 04
高機能・高付加価値製品の開発
ウルトラファインバブル搭載水栓や音声認識・センサー機能搭載製品など、日常の使い心地に配慮した高付加価値製品を展開し、原材料価格変動に左右されにくい収益基盤を確立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で827人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は562万円で、5期前と比べて+8.0%。平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は14.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 520 | 39.6 | 14.2 | 741 | — |
| 2022年3月 | 523 | 38.9 | 13.2 | 875 | — |
| 2023年3月 | 518 | 40.1 | 14.0 | 862 | — |
| 2024年3月 | 530 | 40.3 | 14.0 | 866 | — |
| 2025年3月 | 544 | 40.5 | 14.5 | 845 | 225 |
| 2026年3月 | 562 | 40.7 | 14.5 | 827 | 218 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内㈱アクアエンジニアリング大阪市城東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外大連三栄水栓有限公司(注)1中国大連市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱水生活製作所(注)1、2岐阜県山県市 · 連結子会社議決権30.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は290億円、営業利益は18億円。前期と比べると増収減益で、売上が+1.8%、利益が-5.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 308億円 | 290億円 |
| 営業利益 | 20億円 | 18億円 |
| 純利益 | 13億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥75 | ¥75 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は74億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.8%、営業利益は−66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 71 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 68 | 3 | 4.4 | 2 |
| 2024年2Q | 64 | 4 | 6.3 | 3 |
| 2024年3Q | 72 | 8 | 11.1 | 5 |
| 2024年4Q | 71 | — | — | 3 |
| 2025年2Q | 136 | 7 | 5.1 | 5 |
| 2025年4Q | 149 | 12 | 8.1 | 8 |
| 2026年2Q | 140 | 7 | 5.0 | 4 |
| 2026年4Q | 150 | 11 | 7.3 | 8 |
| 2027年1Q | 74 | 1 | 1.4 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、売上は206億円から290億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 206 | — | 9 | — | 6 |
| 2018年3月 | 208 | — | 10 | — | 5 |
| 2019年3月 | 208 | — | 9 | — | 6 |
| 2020年3月 | 213 | — | 11 | — | 7 |
| 2021年3月 | 222 | — | 16 | — | 10 |
| 2022年3月 | 230 | — | 15 | — | 10 |
| 2023年3月 | 266 | — | 9 | — | 6 |
| 2024年3月 | 275 | — | 20 | — | 13 |
| 2025年3月 | 285 | 19 | 18 | 6.7 | 13 |
| 2026年3月 | 290 | 18 | 18 | 6.2 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高290億円のうち、営業利益として残るのは18億円で6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.3%201億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.5%71億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%18億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは−11億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は11億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 8 | −2 | −5 | 6 | 6 |
| 2020年3月 | 12 | −6 | −3 | 6 | 9 |
| 2021年3月 | 10 | −6 | 4 | 4 | 17 |
| 2022年3月 | 9 | −4 | −3 | 5 | 22 |
| 2023年3月 | 10 | −8 | −1 | 2 | 22 |
| 2024年3月 | 3 | −11 | 0 | −8 | 15 |
| 2025年3月 | 17 | −14 | −4 | 3 | 15 |
| 2026年3月 | 0 | −11 | 7 | −11 | 11 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は241億円。このうち返さなくてよい自己資本が157億円で、自己資本比率は63.0%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 163 | 70 | 93 | 43.1 |
| 2018年3月 | 164 | 75 | 89 | 46.1 |
| 2019年3月 | 169 | 82 | 87 | 48.8 |
| 2020年3月 | 179 | 89 | 90 | 49.7 |
| 2021年3月 | 195 | 105 | 90 | 54.0 |
| 2022年3月 | 225 | 120 | 105 | 50.3 |
| 2023年3月 | 235 | 125 | 110 | 50.6 |
| 2024年3月 | 242 | 137 | 105 | 54.2 |
| 2025年3月 | 244 | 147 | 97 | 58.3 |
| 2026年3月 | 241 | 157 | 84 | 63.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで209社中62位あたり、逆に低いのは営業利益率で209社中138位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,151で、1年前と比べて+9.2%。過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.1倍 |
| PER (会社予想) | 7.7倍 |
| PBR | 0.65倍 |
| 配当利回り | 3.49% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で-8.22%と下落。8月10日に2111円で、25日線2202円を-4.1%下回る。52週高値2350円には-10.2%の水準。出来高は直近10日平均約1,900株と、7月に2,000円台前半だったが減少傾向。RSIは19.72と売られ過ぎ圏。200日線2143円を-1.5%下回り、週足では75日線2180円を-3.2%下回り、短期的な弱気トレンド。ただし1年では+8.2%と持ち直し、52週安値2006円からは+5.2%の位置。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PER7.92倍は業界平均23.56倍を大きく下回り、PBR0.64倍も平均1.58倍の半分以下。配当利回り3.55%は平均2.65%を上回る。ROE8.3%は平均に劣るものの、株価純資産倍率の低さが割安感を強める。配当性向28%と堅実で、今期予想PER7.5倍と更に低下見込み。ただし売上高成長率は緩やかで、ROEの改善余地がやや乏しい。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.1倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 7.7倍 | — |
| PBR | 0.65倍 | 1.50倍 |
| ROE | 8.3% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、国内の新築着工戸数の減少とリフォーム需要の取り込み。強気派は、リフォーム需要の堅調さと同社の高いシェアにより、業績が安定的に成長するとみる。弱気派は、新築着工の減少が長期的な逆風であり、価格競争の激化で収益性が悪化する可能性を指摘する。今後の焦点は、リフォーム需要の持続性と海外展開の成果。
- 高いシェア
水栓金具で国内シェアが高く、安定した収益基盤を確保
- リフォーム需要
既存住宅の修繕・交換需要が底堅く、売上が緩やかに増加
- 高い配当利回り
配当利回り3.55%と安定的な株主還元
- PBR0.64倍と解散価値以下継続影響強
PBR0.64倍は1株当たり純資産の64%の水準。資本政策次第で評価修正が起きやすい
- 売上高275→290億円と増収継続決算発表後影響中
24/3期275億円→26/3期290億円。売上は伸びており需要自体は底堅い
- 予想PER7.5倍と割安感通年影響中
株価2111円に対し予想PER7.5倍。実績PER7.92倍からも改善見通しが市場に織り込まれる
- 配当利回り3.55%が下支え通年影響弱
配当利回り3.55%と安定した還元が、株価下落局面での買い安心感につながる
- 新築着工減
国内の新築住宅着工戸数が減少傾向にあり、需要が縮小
- 収益性停滞
営業利益率が6%前後で推移し、大きな改善が見込めない
- 成長鈍化
売上高の伸びが緩く、今後の大幅な成長は期待しにくい
- 営業利益19→18億円と減益決算発表後影響強
2026年3月期は売上増も営業利益18億円・純利益12億円と前期からそれぞれ減益
- 営業利益率6.21%は前期の6.67%から低下通年影響中
売上高290億円に対し営業利益18億円。利益率は前期6.67%から6.21%へ悪化
- ROE8.3%と資本効率が低い継続影響中
ROE8.3%と一ケタ台に留まり、PBR0.64倍と合わせ資本市場から厳しい評価を受ける
- 外国持株比率0.61%と極小継続影響弱
外国持株比率0.61%とほぼ国内需要のみ。海外投資家の参入余地は小さい
- リフォーム売上比率
- 新築依存を脱却し、リフォーム需要をどれだけ取り込めるかが成長の鍵
- 国内着工戸数
- 新築需要の動向は売上に直結するため、外部環境の把握に重要
- 原材料価格
- 金属素材の価格変動が利益率に影響を与えるため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり75円で、前期から+15.0%。いまの株価に対する利回りは3.49%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 46 | — | 28.3 |
| 2023年3月 | 48 | 4.3 | 31.6 |
| 2024年3月 | 54 | 12.5 | 18.8 |
| 2025年3月 | 60 | 11.1 | 21.2 |
| 2026年3月 | 69 | 15.0 | 28.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥75
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ964人。区分でいちばん多いのは個人・その他で92.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.0%を占め、残る94.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 86.5 | 87.5 | 89.2 | 90.0 | 90.2 | 92.1 |
| 事業法人 | 4.9 | 5.4 | 5.5 | 5.4 | 5.4 | 5.4 |
| 証券会社 | 3.8 | 1.6 | 2.0 | 1.9 | 2.0 | 1.3 |
| 外国法人 | 1.6 | 2.9 | 1.2 | 1.1 | 0.8 | 0.6 |
| 金融機関 | 3.1 | 2.5 | 2.1 | 1.6 | 1.5 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 西岡 利明 | 28.31 |
| 02 | 吉川 正弘 | 23.15 |
| 03 | SANEI従業員持株会 | 7.10 |
| 04 | SANEI会 | 5.05 |
| 05 | SANEI共栄会 | 3.29 |
| 06 | 夏目 和典 | 2.83 |
| 07 | 吉川 弘二 | 2.62 |
| 08 | 梅田 藤三 | 1.75 |
| 09 | SANEI役員持株会 | 1.41 |
| 10 | 川端 知美 | 1.31 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−92%、1株純資産は10期で−91%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 3,166 | 35,938 | 9.2 | — | 4.7 |
| 2018年3月 | 2,621 | 38,472 | 7.0 | — | 9.5 |
| 2019年3月 | 311 | 4,203 | 7.6 | — | 11.2 |
| 2020年3月 | 371 | 4,538 | 8.5 | — | 14.0 |
| 2021年3月 | 245 | 2,294 | 10.3 | 5.9 | 15.0 |
| 2022年3月 | 218 | 2,470 | 9.2 | 7.1 | 28.3 |
| 2023年3月 | 138 | 2,594 | 5.4 | 10.1 | 31.6 |
| 2024年3月 | 295 | 2,867 | 10.8 | 6.9 | 18.8 |
| 2025年3月 | 274 | 3,102 | 9.2 | 7.0 | 21.2 |
| 2026年3月 | 267 | 3,319 | 8.3 | 8.0 | 28.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額312百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 西岡利明 | 代表取締役 社長 | 68 | 1,296,000 |
| 吉川正弘 | 代表取締役 副社長 | 68 | 1,060,000 |
| 新田裕二 | 常務取締役執行役員 コーポレート本部長 購買本部長 | 58 | 40,000 |
| 早川徹 | 取締役執行役員 ものづくり本部長 | 59 | 4,000 |
| 丸川達也 | 取締役執行役員 開発本部長 | 64 | 4,000 |
| 松井優樹 | 取締役執行役員 営業統括本部長 B&D本部長 | 44 | 4,600 |
| 瀧勝巳 | 取締役 | 64 | 10,000 |
| 永山祐子 | 取締役 | 50 | — |
| 岸田敏雄 | 常勤監査役 | 76 | 50,000 |
| 松井浩一 | 監査役 | 61 | — |
| 大原信子 | 監査役 | 56 | — |
| 浜﨑洋一 | 常勤監査役 | 59 | 2,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 259 | 18 | 277 | 46 |
| 社外取締役 | 4 | 19 | — | 19 | 5 |
| 監査役 | 1 | 14 | 1 | 16 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,149字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,627字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,802字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,064字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第66期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第65期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第65期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-06
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-07
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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