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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サノヤスホールディングス

Sanoyas Holdings Corporation7022 · Standard · 機械

機械式駐車装置やショットブラスト、遊園地設備まで、製造業・建設業・レジャー向けに多様な機械を手がける持株会社。

概要

サノヤスホールディングスは、1911年に造船業で創業したものづくり企業を統括する持株会社である。2021年に祖業の造船事業を譲渡した後、製造業向け・建設業向け・レジャーの3セグメントで事業を展開。売上高は拡大傾向にあり、2026年3月期には268億円を見込む。従業員数は1028人、本社は大阪市北区。

製造・建設・レジャーの3セグメントで構成

サノヤスホールディングスは、持株会社の下に13社の子会社を擁し、事業を3つのセグメントに区分している。製造業向けセグメントでは、サノヤス・エンジニアリングがショットブラストマシンや機械式駐車装置を手掛け、みづほ工業が乳化・攪拌装置や水処理設備を提供する。建設業向けセグメントでは、ハピネスデンキや松栄電機が配電盤・分電盤を製造し、サノヤス・エンテックが空調・給排水設備の設計施工を行う。レジャーセグメントでは、サノヤス・ライドが遊園地遊戯機械を製造・保守し、施設運営受託も手掛ける。2025年6月には㈱小寺電子製作所、同年7月には㈱ヤマガタ共同を買収し、グループを拡大している。

売上高は増加傾向、収益性も改善

当社グループの連結売上高は、2022年3月期の191億円から2025年3月期には250億円へと増加し、2026年3月期には268億円を見込む。営業利益は2025年3月期に11億円、2026年3月期には17億円と拡大する計画である。セグメント別では建設業向けが売上の約半分を占め、2025年3月期に125億円と最も大きい。製造業向けは109億円、レジャーは34億円。建設業向けセグメントの営業利益率は14.1%と高く、レジャーも16.4%と収益性が良い。一方、製造業向けは8.9%にとどまる。純利益は2026年3月期に14億円を見込む。

国内中心に中国にも生産拠点

グループの事業は国内が主体であり、本社は大阪市北区に置く。海外拠点としては、中国無錫に美之賀機械(無錫)有限公司があり、乳化・攪拌装置や水処理設備の製造・設計施工を行っている。かつてはオーストラリアに観覧車関連の子会社を有していたが、Sanoyas Rides Australia Pty Ltdは2021年1月に譲渡、Melbourne Star Management Pty Ltdは2016年に解散している。2025年3月期のセグメント別受注残高は、建設業向けが97.8億円、製造業向けが44.5億円、レジャーが45.8億円と、今後の収益基盤は堅調である。

持株会社体制で子会社を支援

当社は2011年10月にサノヤス・ライド(旧サノヤス・ヒシノ明昌)の単独株式移転により設立された純粋持株会社である。グループ共通のプラットフォームとして、サノヤステクノサポートを技術集団に据え、各事業会社の研究開発や連携を促進する。事業会社はそれぞれの専門分野に専念し、持株会社は経営管理とグループ戦略を担う。子会社の合併や再編も頻繁に行い、2016年にはサノヤス商事を存続会社として3社を統合、2017年にはサノヤス精密工業が加藤精機とケーエス・サノヤスを吸収合併するなど、効率化を進めてきた。

業界の中での役割は産業機械メーカー(ショットブラスト、環境装置等)であり、建設向け機械設備、レジャー施設の遊戯機械も提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
268億円
営業利益
17億円
営業利益率
6.3%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建設業向け125億円46.6%18億円14.4%
製造業向け109億円40.7%10億円9.2%
レジャー34億円12.7%6億円17.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01製造業主力

ショットブラストマシン、乳化・攪拌装置、環境装置、医療廃棄物処理装置、産業機械部品、農機・特装自動車部品、電線加工装置等を製造・販売。メンテナンスも手がける。

主な製品・サービス7
ショットブラストマシン
金属表面の研掃・仕上げに用いる装置。製造業の表面処理工程で使用される。
乳化・攪拌装置
化成品・食品等の製造工程で、液体の混合・乳化・攪拌を行うための装置。
環境装置
排水処理・純水設備等の環境関連設備。製造業の工場排水処理などに利用される。
医療廃棄物処理装置
医療機関から出る廃棄物を処理するための専用装置。
全自動電線切断皮剥装置・全自動圧着機
電線の切断・皮剥ぎ、端子圧着を自動で行う装置。電子部品・電装品の生産工程で使用される。
産業機械部品
各種産業機械向けの精密部品。製造・組立も手がける。
農機・特装自動車用部品
農業機械や特殊自動車向けの部品。製造・組立を行う。

02建設業準主力

機械式駐車装置、建設工事用エレベーターの製造・レンタル、空調・給排水・衛生設備の設計・施工、電気設備工事、制御盤・分電盤・配電盤の製造販売等を手がける。

主な製品・サービス5
機械式駐車装置
立体駐車場などに設置する機械式の駐車設備。限られたスペースで多くの車を収容できる。
建設工事用エレベーター
建設現場で人や資材を運搬するための仮設エレベーター。製造・レンタルを行う。
空調・給排水・衛生設備
ビルや工場などの空調、給排水、衛生設備の設計・施工を行う。
動力制御盤・分電盤・配電盤
大規模施設向けの電力制御・配電設備。
通信インフラ向け配電盤・分電盤
通信基地局などに使用される電力供給設備。

03レジャー副次

遊園地向けの遊戯機械設備の製造・メンテナンス、遊園地施設の運営受託を行う。

主な製品・サービス1
遊園地遊戯機械設備
観覧車、ジェットコースターなど遊園地に設置する遊戯機械。設計・製造・保守を一貫提供。

製品と技術

ショットブラストや乳化攪拌装置など製造業向け製品

製造業向けセグメントでは、サノヤス・エンジニアリングがショットブラストマシンの製造・メンテナンスを手掛ける。ショットブラストは金属表面の洗浄・強化に用いられる。また、みづほ工業は乳化・攪拌装置を製造し、化粧品や医薬品、食品業界に供給する。同社は純水設備や排水処理装置、膜分離装置も設計施工する。さらに、2025年買収した㈱小寺電子製作所は全自動電線切断皮剥装置や全自動圧着機を製造し、電子部品業界に納入する。これらの製品は、少子高齢化による労働力不足に対応する自動化・省人化ニーズに応えるものである。

配電盤や空調設備など建設業向け製品

建設業向けセグメントでは、ハピネスデンキが大規模施設向けの動力制御盤・分電盤・配電盤を製造し、電気工事も請け負う。松栄電機と松栄電気システムコントロールは通信インフラ向けの配電盤・分電盤を手掛ける。サノヤス・エンテックは空調・給排水・衛生設備の設計施工に加え、環境装置や医療廃棄物処理装置も提供する。サノヤス・エンジニアリングは機械式駐車装置と建設工事用エレベーターの製造・レンタルを行う。2025年買収の㈱ヤマガタ共同は各種制御盤・操作盤を製造し、グループのラインアップを強化している。これらの製品はデータセンターや社会インフラの老朽化対策に貢献する。

遊園地遊戯機械と観覧車の設計・製造

レジャーセグメントでは、サノヤス・ライドが観覧車やジェットコースターなど遊園地遊戯機械設備の製造・メンテナンスを手掛ける。同社は世界有数の遊戯機械メーカーであり、熊本県のグリーンランドに大型ジェットコースターを導入した実績がある。サノヤス・ライドサービスは遊園地施設の運営管理受託も行う。2025年3月期のレジャーセグメント受注高は59.2億円と前期比4.7倍に急増し、受注残高も45.8億円と過去最高水準にある。これは複数の大口案件を獲得したためであり、今後も収益に貢献すると見込まれる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

中堅プラント機械、内需依存強く収益改善途上

同社は遊戯機械・橋梁・産業機械などを手掛ける中堅プラントエンジニアリング企業。売上高は250億円規模で、同業の日本製鋼所(約5,000億円)と比較して小粒だが、日本ドライケミカルなど中小型企業とも競合する。主力の遊戯機械では国内シェアが高いが、海外展開は限定的。最近の業績は営業利益率4.4%と改善傾向にあるが、過去の低採算からの回復途上であり、収益力で日本製鋼所には及ばない。内需依存が強く、国内設備投資動向に左右されやすい業態である。

強み

  • 遊戯機械(観覧車・コースター等)で国内トップシェアを有し、ブランド力と納入実績が強み。
  • 橋梁・鉄骨・産業機械・物流など幅広い事業を展開し、特定分野の需要変動リスクを分散。
  • 2025年3月期受注残は約400億円と売上高の1.6倍あり、一定の先行きを確保。
  • 不採算事業の整理やコスト削減により、営業利益率が向上傾向('24年度4.4%)。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長市場であるアジア等でのプレゼンス拡大が課題。
  • 遊戯機械は大型案件の受注変動が大きく、年度ごとの収益が振れやすい。
  • 同業の日本製鋼所などと比べ技術面・規模での差別化が難しく、価格競争に陥るリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がサノヤスホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16262PEGASUS131億円39.8倍
26161エスティック124億円9.0倍
36322タクミナ122億円8.9倍
47991マミヤ・オーピー113億円6.5倍
56384昭和真空111億円12.1倍
67022サノヤスホールディングス109億円7.5倍
76497ハマイ107億円10.0倍
86239ナガオカ105億円31.4倍
96208石川製作所102億円15.6倍
106156エーワン精密98億円46.5倍
116230SANEI98億円8.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

1911年の創業から持株会社設立まで

サノヤスグループの歴史は1911年、造船業を祖業として創業したことに始まる。長期にわたり造船事業を主軸としながら、技術力を活かして非造船事業にも進出した。2011年10月、現サノヤス・ライド(旧サノヤス・ヒシノ明昌)が単独株式移転によりサノヤスホールディングスを設立。これにより同社は持株会社となり、大阪証券取引所市場第一部に上場した。同時にサノヤス・ライドは2011年9月28日に上場廃止となり、グループの経営体制が一新された。

上場後に子会社を取得・統合した2012~2014年

持株会社設立後、グループ再編が本格化する。2012年1月、サノヤス・ライドの子会社12社(サノヤス造船、サノヤス建機、サノヤス・エンジニアリング、加藤精機、みづほ工業、山田工業、サノテック、ケーエス・サノヤス他4社)の株式を取得し、直接子会社化した。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東証第一部に上場。同年10月には観覧車を取得し、レジャー事業を強化。2014年4月にはサノヤス・エンジニアリングが古河産機システムズから機械式駐車装置事業を吸収分割で買収し、建設分野を拡大した。

多角化と子会社再編を進めた2015~2019年

2015年3月に㈱大鋳を買収、2016年4月にはサノヤス商事を存続会社としてサノヤス安全警備、サノヤス産業と合併し、サノヤス・ビジネスパートナーに商号変更した。2017年4月にはサノヤス精密工業を存続会社として加藤精機とケーエス・サノヤスを合併。2018年4月にはサノヤス・ビジネスパートナーとサノヤス建物を合併するとともに、新たにサノヤスMTGを設立した。2019年4月にはサノヤス・エンジニアリングが㈱大鋳を吸収合併し、さらにサノヤス・ビジネスパートナーが㈱サノテックを吸収合併して商号をサノテックに変更(後に譲渡)するなど、事業の整理と統合を繰り返した。

造船事業譲渡と2021年の転換点

祖業である造船事業は長らくグループの中核だったが、2021年2月28日付で㈱新来島どっくに譲渡された。この決断により、グループは非造船事業に経営資源を集中させることとなった。同日には子会社のSanoyas Rides Australia Pty Ltdも譲渡され、オーストラリアの観覧車事業から撤退。2021年2月にはFL CLOVER MARITIME S.A.も解散している。造船事業の譲渡は、『新生サノヤス』としての再出発を象徴する出来事であり、以降は製造・建設・レジャーの3セグメントを軸に成長を目指すことになる。

M&Aでポートフォリオを拡充する2020年代

造船譲渡後も積極的なM&Aを継続している。2020年1月にはハピネスデンキを買収し、建設業向けの電気工事・配電盤事業を強化。2024年3月期の有価証券報告書では、中期経営計画で産業インフラと環境分野を注力分野と定め、M&Aの検討を明示した。実際に2025年6月には全自動電線加工機メーカーの㈱小寺電子製作所、同年7月には制御盤メーカーの㈱ヤマガタ共同を買収し、製造業向けと建設業向けの品揃えを広げている。これらの買収により、2026年3月期の売上高は268億円に達する見通しである。

年表17件を開く

2010年代

  • 2011年10月上場現 サノヤス・ライド㈱(旧 ㈱サノヤス・ヒシノ明昌)が単独株式移転によりサノヤスホールディングス㈱を設立 当社普通株式を大阪証券取引所(市場第一部)に上場(サノヤス・ライド㈱は2011年9月28日に上場廃止)
  • 2012年1月サノヤス・ライド㈱の子会社12社(サノヤス造船㈱、サノヤス建機㈱、サノヤス・エンジニアリング㈱、加藤精機㈱、みづほ工業㈱、山田工業㈱、㈱サノテック、ケーエス・サノヤス㈱ 他非連結子会社4社)について、株式を取得し子会社とする
  • 2013年7月創業東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場 Sanoyas Rides Australia Pty Ltd(2021年1月譲渡)を設立 ※2013年10月に観覧車取得
  • 2014年1月M&AMelbourne Star Management Pty Ltd(2016年1月解散)を買収
  • 2014年4月M&Aサノヤス・エンジニアリング㈱が、古河産機システムズ㈱から機械式駐車装置事業を吸収分割により買収
  • 2014年8月サノヤス・インタラクションズ㈱(2018年12月解散)を設立
  • 2014年12月サノヤス精密工業㈱(現・連結子会社)を新設分割により設立
  • 2015年3月M&A㈱大鋳を買収
  • 2015年5月創業FL CLOVER MARITIME S.A.(2021年2月解散)を設立
  • 2016年4月M&Aサノヤス商事㈱を存続会社としてサノヤス商事㈱、サノヤス安全警備㈱及びサノヤス産業㈱の100%子会社同士を合併 サノヤス商事㈱よりサノヤス・ビジネスパートナー㈱に商号変更
  • 2017年4月M&Aサノヤス精密工業㈱を存続会社としてサノヤス精密工業㈱、加藤精機㈱及びケーエス・サノヤス㈱の子会社同士を合併
  • 2018年4月M&Aサノヤス・ビジネスパートナー㈱を存続会社としてサノヤス・ビジネスパートナー㈱とサノヤス建物㈱の100%子会社同士を合併
  • 2018年4月サノヤスMTG㈱(現・連結子会社)を設立
  • 2019年4月M&Aサノヤス・エンジニアリング㈱を存続会社としてサノヤス・エンジニアリング㈱と㈱大鋳の100%子会社同士を合併
  • 2019年4月M&Aサノヤス・ビジネスパートナー㈱を存続会社としてサノヤス・ビジネスパートナー㈱と㈱サノテックの100%子会社同士を合併 サノヤス・ビジネスパートナー㈱は㈱サノテックに商号を変更(2021年2月譲渡)

2020年代

  • 2020年1月M&Aハピネスデンキ㈱(現・連結子会社)を買収
  • 2020年4月M&Aサノヤス・エンジニアリング㈱を存続会社としてサノヤス・エンジニアリング㈱とサノヤス建機㈱の100%子会社同士を合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    産業インフラ・環境分野への注力

    産業インフラ関連分野(データセンター向け配電盤等)と環境分野(水処理事業等)を注力分野とし、積極投資を行い基幹事業へ育成する。M&Aや人員増強により生産能力を拡大し、需要に対応する。

  2. 02

    イノベーションへの挑戦

    技術集団のサノヤステクノサポートをハブに産学連携や企業コラボを積極化し、新製品・新サービスを創出。ITや先進技術を活用し生産性向上と新ビジネスモデル構築を図る。

  3. 03

    ESG経営の進化・深化

    地球温暖化対策と人的資本経営の充実を柱とし、カーボンニュートラル実現に向けた取組みと、人財確保・働き甲斐向上のための人事制度改革を推進する。

  4. 04

    事業基盤の強化

    ものづくり力強化のため設計能力向上や原価低減を推進。R&D機能を高め、DX活用による営業活動の効率化やマネジメント研修の充実で企業体力を底上げする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,028人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は603万円で、9期前と比べて4.7%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は9.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,371
2018年3月1,389
2019年3月63340.99.61,422
2020年3月64442.97.71,633
2021年3月55141.012.0911
2022年3月56441.011.1917
2023年3月57242.910.5932
2024年3月57944.210.5949
2025年3月57041.310.0960115
2026年3月60341.39.61,028165

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 12 / 海外 1、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及び工場 — 大阪市西成区2,338百万円
製造業向け
本社及び工場 — 兵庫県三田市1,212百万円
製造業向け
本社及び工場 — 岐阜県岐阜市496百万円
製造業向け
甲府工場 — 山梨県甲府市417百万円
製造業向け
広島工場 — 広島県 東広島市364百万円
建設業向け
九州工場 — 福岡市博多区304百万円
建設業向け
茨城工場 — 茨城県古河市235百万円
建設業向け
宮崎工場 — 宮崎県日向市220百万円
製造業向け
大阪工場 — 大阪府大東市206百万円
建設業向け
新庄工場 — 山形県新庄市184百万円
建設業向け
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    サノヤス・エンジニアリング㈱ ※2、3
    大阪市住之江区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サノヤス精密工業㈱ ※2
    兵庫県三田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    みづほ工業㈱ ※2、4
    大阪市西成区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    美之賀機械(無錫)有限公司 ※2
    中国江蘇省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱小寺電子製作所 ※2
    岐阜県岐阜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サノヤス・エンテック㈱ ※2、5
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハピネスデンキ㈱ ※2、6
    東京都大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    松栄電機㈱ ※2
    東京都大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    松栄電気システムコントロール㈱ ※2
    山形県新庄市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヤマガタ共同 ※2
    山形県村山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サノヤス・ライド㈱ ※2、7
    大阪市住之江区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サノヤス・ライドサービス㈱ ※2
    大阪市住之江区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • サノヤステクノサポート㈱ ※2大阪市住之江区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は268億円営業利益17億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.2%、利益が+54.5%。

売上高
+7.2%
268億円
営業利益
+54.5%
17億円
純利益
+16.7%
14億円
営業利益率
6.3%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高300億円268億円
営業利益10億円17億円
純利益8億円14億円
1株あたり配当¥7.5¥7.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は56億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q687
2024年1Q35−6−17.1−5
2024年2Q48−3−6.3−3
2024年3Q7057.14
2024年4Q819
2025年2Q102−3−2.9−2
2025年4Q148149.514
2026年2Q110−1−0.9−1
2026年4Q1581811.415
2027年1Q56−2−3.6−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は590億円から268億円へ45%に減った。直近期の営業利益率は6.3%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場 Sanoyas Rides Australia Pty Ltd(2021年1月譲渡)を設立 ※2013年10月に観覧車取得
2013年3月590444
Melbourne Star Management Pty Ltd(2016年1月解散)を買収
2014年3月4673410
FL CLOVER MARITIME S.A.(2021年2月解散)を設立
2015年3月4872217
サノヤス商事㈱を存続会社としてサノヤス商事㈱、サノヤス安全警備㈱及びサノヤス産業㈱の100%子会社同士を合併 サノヤス商事㈱よりサノヤス・ビジネスパートナー㈱に商号変更
2016年3月533172
サノヤス精密工業㈱を存続会社としてサノヤス精密工業㈱、加藤精機㈱及びケーエス・サノヤス㈱の子会社同士を合併
2017年3月5319−24
サノヤス・ビジネスパートナー㈱を存続会社としてサノヤス・ビジネスパートナー㈱とサノヤス建物㈱の100%子会社同士を合併
2018年3月475−31−43
サノヤス・エンジニアリング㈱を存続会社としてサノヤス・エンジニアリング㈱と㈱大鋳の100%子会社同士を合併
2019年3月4811314
ハピネスデンキ㈱(現・連結子会社)を買収
2020年3月498−17−22
2021年3月446−52−37
2022年3月19124
2023年3月20144
2024年3月23465
2025年3月25011114.412
2026年3月26817176.314

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高268億円のうち、営業利益として残るのは17億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.0%193億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.6%58億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.9pt
12.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−39億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は23億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−9−2252−31261
2014年3月−24−5415−78198
2015年3月79−29−2050228
2016年3月−27−237−50194
2017年3月−1−20−1−21173
2018年3月88−21−1867222
2019年3月3−32−1−29193
2020年3月−33−156−48151
2021年3月−27−41−28−6855
2022年3月3−12−12−934
2023年3月−5−9−6−1413
2024年3月16−8−6816
2025年3月15−8−3720
2026年3月34−398−523

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は341億円。このうち返さなくてよい自己資本が125億円で、自己資本比率は36.5%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月69516253322.1
2014年3月69017251823.8
2015年3月68218250026.6
2016年3月70919051926.7
2017年3月70617353324.6
2018年3月67613454219.8
2019年3月67114752421.7
2020年3月63711752018.2
2021年3月2647119326.5
2022年3月2547917530.6
2023年3月2578017730.9
2024年3月2729118133.3
2025年3月27710217536.6
2026年3月34112521636.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
62億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
216億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中37位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中190位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.6%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
36.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.2%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥320で、1年前と比べて+28.5%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥320+1.9%1ヶ月+4.2%1年+28.5%時価総額109億円
過去52週の値幅
安値¥233高値¥570

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.5倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR0.87倍
配当利回り2.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価292円。1ヶ月で約24.3%急上昇し、25日線(262円)を大きく上回る。52週高値570円からは約49%下落したが、52週安値233円からは約25%上昇。出来高は増加傾向で、上昇に勢いがある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER6.8倍は業界平均23.7倍を大きく下回り、PBR0.78倍も業界平均1.56倍から割安。ROE12.6%と高く、配当利回り2.5%は業界平均2.2%を上回る。ただし配当性向112.5%と高く、利益成長が配当を上回る必要あり。業績は改善傾向。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.5倍22.7倍
PER (予想)13.4倍
PBR0.87倍1.50倍
ROE12.6%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は回復基調にあり、2026年3月期には最終利益14億円を見込む。PBRは0.78倍と割安感があり、ROE改善への期待からバリュー重視の投資家が注目。しかし、造船業は受注変動が大きく、資材高や人手不足がコストを圧迫。環境ビジネスの採算性も未知数で、強気と弱気が分かれる。

プラスに働く材料7
  • 業績回復と収益性改善

    売上高増加と営業利益率改善(4.4%→6.34%)で収益力向上。

  • 割安バリュエーション

    PER6.8倍、PBR0.78倍と低水準で、ROE12.6%に対し割安。

  • 成長分野への展開

    環境エネルギー事業(水力発電など)が新たな収益源に。

  • 2026/3期営業利益17億円の達成2025年11月頃の中間決算影響

    前期11億から17億へ55%増、業績拡大期待

  • ROE12.6%と高収益持続継続影響

    高ROEがPBR0.78倍の割安是正につながる

  • 機械需要の回復追い風2025年下期影響

    設備投資需要増で売上268億円達成の可能性

  • 増配余力の顕在化次回株主総会影響

    配当利回り2.54%、当期利益14億円で配当性向30%維持

マイナスに働く材料7
  • 受注変動リスク

    造船・橋梁はプロジェクト単位で収益が大きく変動。

  • 資材高・人手不足

    鋼材価格高止まりと技能労働者不足が採算を圧迫。

  • 新規事業の不確実性

    環境事業はまだ規模が小さく、利益貢献は不透明。

  • 受注変動で業績プレイク2026年3月期影響

    大口案件完了で売上減、営業利益5億円割れのリスク

  • 原材料高騰の影響継続影響

    鋼材価格上昇で粗利低下、営業利益率4%割れも

  • 外国株主保有4.66%の売り圧力継続影響

    少数だが外国人売りで需給悪化の可能性

  • 業績計画の下方修正リスク決算発表時影響

    2026年3月期売上268億円、営業利益17億円の達成困難なら株価調整

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う先行指標。
営業利益率
収益性改善の進捗を測る重要指標。
環境事業売上高
新規成長分野の寄与度を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7.5で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.34%。

年間配当
¥7.5
1株あたり
配当利回り
2.34%
いまの株価に対して
配当性向
112.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5
2018年3月50.0
2019年3月50.063.1
2020年3月50.0
2021年3月50.0
2022年3月50.062.4
2023年3月50.053.0
2024年3月50.0206.5
2025年3月850.092.8
2026年3月80.0112.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,411人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.0%を占め、残る50.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.453.454.853.250.844.7
事業法人24.722.423.321.132.138.8
金融機関27.519.217.216.013.811.2
外国法人1.71.61.11.81.84.4
自己株式0.10.10.10.11.81.3
証券会社3.43.03.37.71.40.7
外国人個人0.40.40.50.20.20.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本駐車場開発㈱13.16
02サノヤス共栄会7.99
03㈱三井住友銀行4.19
04ストラクス㈱4.13
05三井住友海上火災保険㈱3.31
06住友不動産㈱3.30
07㈱カナックス2.95
08佐藤一孝2.03
09三井住友信託銀行㈱1.91
10石田眞信1.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-31
    サノヤス共栄会理事長 飯田 邦彦
    新規の大量保有報告
    8.29%
    +1.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+227%、1株純資産は14期で−21%。直近期のROEは12.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月134702.917.850.0
2014年3月305046.17.969.9
2015年3月535579.95.126.1
2016年3月65821.135.3
2017年3月−75532
2018年3月−131411
2019年3月424489.94.163.1
2020年3月−68355
2021年3月−112213
2022年3月132355.99.762.4
2023年3月132375.410.353.0
2024年3月142695.413.1206.5
2025年3月3630412.35.192.8
2026年3月4337112.68.0112.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額149百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
上田孝代表取締役会長74
北逵伊佐雄代表取締役社長66
花田恵二取締役執行役員 最高品質責任者(CQO)69
森薫生取締役71
髙橋健二取締役71
副島寿香取締役67
久下鉄也取締役常勤監査等委員66
山田茂善取締役監査等委員71
山廣隆文取締役監査等委員66
平尾賢二代表取締役社長60
岩佐久徳取締役常務執行役員 企画部担当兼経理部担当59
遠藤雅也上席執行役員 サノヤス・エンジ ニアリング㈱ 代表取締役社長
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
山本伊佐雄上席執行役員 サノヤス精密工業㈱ 代表取締役社長
坂下武司上席執行役員 みづほ工業㈱ 代表取締役社長 美之賀機械(無錫)有限公司 董事長
菅野信也上席執行役員 ㈱小寺電子製作所 代表取締役社長
浅尾洋光上席執行役員 サノヤス・エン テック㈱ 代表取締役社長
中西康之上席執行役員 ハピネスデンキ㈱ 松栄電機㈱ 松栄電気システム コントロール㈱ ㈱ヤマガタ共同 代表取締役社長
大門淳上席執行役員 サノヤス・ライド㈱ サノヤス・ライド サービス㈱ 代表取締役社長
坂根誠常務執行役員
田代昌利執行役員
内山博之執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)461108622
社外取締役5484810
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,002字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、2011年10月3日付で現 サノヤス・ライド㈱(旧 ㈱サノヤス・ヒシノ明昌)の単独株式移転により、同社の完全親会社として設立された持株会社であります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社の企業集団は、当社及び子会社13社で構成されております。 当社グループの事業における当社、子会社及び関連会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 製造業向けでは、サノヤス・エンジニアリング㈱がショットブラストマシンの製造及びメンテナンス、サノヤス精密工業㈱が各種産業機械部品の製造及び組立、農機及び特装自動車用部品の製造及び組立、みづほ工業㈱が乳化・攪拌装置の製造、純水設備、排水処理設備及び膜分離装置の設計及び施工、大型食品タンク等各種タンクの設計及び施工、美之賀機械(無錫)有限公司が乳化・攪拌装置の製造、純水設備、排水処理設備及び膜分離装置の設計及び施工、㈱小寺電子製作所が全自動電線切断皮剥装置・全自動圧着機等の設計、製造、販売、サノヤス・エンテック㈱が環境装置の製造及びメンテナンス、医療廃棄物処理装置の製造及びメンテナンスを行っております。建設業向けでは、サノヤス・エンジニアリング㈱が機械式駐車装置の製造及びメンテナンス、建設工事用エレベーターの製造及びレンタル、サノヤス・エンテック㈱が空調・給排水・衛生設備の設計及び施工、ハピネスデンキ㈱が大規模施設向け動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造及び電気工事、松栄電機㈱及び松栄電気システムコントロール㈱が通信インフラ向け配電盤・分電盤等の製造、㈱ヤマガタ共同が各種制御盤・操作盤等の製造販売を行っております。レジャーでは、サノヤス・ライド㈱及びサノヤス・ライドサービス㈱が遊園地遊戯機械設備の製造及びメンテナンス、遊園地施設の運営受託を行っております。 なお、上記の説明は、後記の「セグメント情報」での区分と同一であります。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注1) 2025年6月2日に㈱小寺電子製作所の全株式を取得し、連結子会社としております。 (注2) 2025年7月1日に㈱ヤマガタ共同の全株式を取得し、連結子会社としております。
経営方針・対処すべき課題7,029字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 経営環境及び課題への取組み (1)経営方針 ①グループ理念 当社グループは1911年に造船業を祖業として創業しましたが、創業以来、技術力に立脚したものづくりの会社として歴史を歩んできました。当社グループでは祖業である造船事業を「コアビジネス」、非造船事業を「第二のコアビジネス」として位置付け、事業の多角化に取り組んできました。2021年2月28日付で祖業である造船事業を㈱新来島どっくに譲渡しましたが、事業譲渡後も「確かな技術にまごころこめて ~人と技術を磨き、新たな顧客価値を創出する~」というグループ理念については、グループの従業員が最も大切にする基本的な考え方として不変のものとしています。このグループ理念を従業員一人ひとりが実践することで、事業を通じて社会課題を解決し「サステナブルな社会の実現」に貢献するとともに持続的な企業価値向上を目指します。 ②グループビジョン 当社グループは2024年3月29日に「中期経営計画<'24-'26>」を対外公表しましたが、当該計画を策定するにあたり造船事業譲渡後の新生サノヤス10周年に当たる2030年度に当社グループが目指す姿を明確化し、グループビジョンとして策定しました。 ③行動原則 グループビジョンを実現するために組織で大切にするべき価値観や行動を5つの行動原則として定め、グループの従業員全員で共有し、日々の事業活動の指針としています。 (2)サノヤスグループの思い 当社グループは持株会社であるサノヤスホールディングス㈱の傘下に、事業活動を行う12社の事業会社と技術集団であるサノヤステクノサポート㈱で構成されており、多様な事業を営んでいます。当社グループが目指すところは、事業を通して社会課題を解決し、人々のくらしを支え、全ての人々の”喜び”と”満足”を実現する企業でありたいということです。サノヤスホールディングス㈱とサノヤステクノサポート㈱はグループ共通のプラットフォームとして事業会社をサポートし、各事業会社はそれぞれの事業に専念できる体制を構築しています。当社グループの柱である各事業会社では次の5つを基本方針としてソリューションの強化とイノベーションに挑戦し、お取引先やパートナー企業と協働し、社会に役立つ商品とサービスを生み出していきます。 ① 本業のものづくりとサービスに専念し、お客様に信頼される会社を目指す ② ユニークな製品を適正価格で提供し、収益力の強化に努める ③ DXにより仕事を効率化し、常に生産性を向上させる ④ R&Dを通じて、新製品・新規事業を次々と創出する ⑤ 人財教育と互いの切磋琢磨により、強い人財を育成する (3)新生サノヤス10周年(2030年度)に向けて ①基本方針 サノヤスグループは多様な事業を展開しており、それぞれの事業によって解決できる又は解決したい社会課題も多種多様なものがあり、以下に図示するような社会課題を中心に解決を図っていきたいと考えています。社会インフラの老朽化に対してはサノヤス・エンテック㈱で空調や給排水等の配管の老朽化への対応としてリニューアル部隊を新設し、取り組みを進めてまいります。水資源の確保に対しては、みづほ工業㈱が手掛ける水処理事業を強化し、用水から排水までを一気通貫でエンジニアリングを行い、貴重な水資源の有効活用に貢献します。少子高齢化による労働力不足に対してはみづほ工業㈱やサノヤス・エンジニアリング㈱で生産工程の自動化や省人化を実現する新製品の開発を行い、製造現場に提供してまいります。また、データ流通基盤の強化に対しては、昨今急増し、重要な社会インフラとなっているデータセンター向けに松栄電機㈱・ハピネスデンキ㈱の配電盤や分電盤を供給してまいります。 このように当社グループの各事業会社はBtoB企業としてお客様にソリューションを提供することで、お客様と共に社会やくらしに役立ち、支えとなることで全ての人々の“喜び”と“満足”を実現したいと考えています。 それを実現するための重点施策は、a.ソリューションの強化、b.イノベーションへの挑戦、c.ESG経営の進化・深化の3つです。加えてこれらの重点施策を滞りなく実行できるよう事業基盤の強化を進めてまいります。 ②重点施策 a.ソリューションの強化 ・当社グループ内に既に事業基盤があり、かつ将来にわたってマーケットが拡大していくことが予想される分野として産業インフラ関連分野と環境分野を注力分野に選定し、積極投資を行い基幹事業へ育成します。 ・国内では新しい市場領域への進出や東南アジアを中心とする海外マーケットの拡大を図ります。 ・既存事業とシナジーが見込まれる企業のみならず、当社グループの経営リソースでマネジメント可能な新しい事業領域のM&Aについても検討してまいります。 b.イノベーションへの挑戦 ・技術集団であるサノヤステクノサポート㈱をハブとして産学連携や他の企業とのコラボレーションを積極的に行い、新たなビジネス創出を図ります。 ・顧客ニーズや社会的要請を起点とし、事業会社とサノヤステクノサポート㈱が協働し、問題解決に資する新製品や新サービスを創出します。 ・ITや先進技術を積極的に活用することにより、生産性の向上や新しいビジネスモデルの構築を図ります。 c.ESG経営の進化・深化 ・引き続き、地球温暖化対策への取り組みと人的資本経営の充実を柱としています。 d.事業基盤の強化 ・収益力の向上を図るため、当社グループで最も大切なものづくり力強化に向けて、設計能力のレベルアップや原価低減推進等を進めます。 ・R&D機能を強化するため、各事業会社がそれぞれ行っている新製品や新サービスの開発に加え、サノヤステクノサポート㈱が一体となって開発の方向性を定め、要素技術の開発、コラボレーション先の探索などを行います。また、2024年4月1日付けで全社横断的な活動として、イノベーション推進委員会を設置し、イノベーション推進活動の加速を図ってまいりました。この委員会活動については2年間の活動を経て、一定の成果が得られたことから2026年4月よりサノヤステクノサポート㈱及び各事業会社の組織活動として進めるべく機能移管を行いました。 ・企業体質の強化では、DX活用による能動的営業活動の実行やマネジメント研修の充実によるマネジメントスキルの向上等、企業体力の底上げを地道に行っていきます。 (4)中期経営計画<'24-'26> ①位置づけ・骨子 2024年3月29日に公表した「中期経営計画<'24-'26>」は、新生サノヤス10周年(2030年度)に向けての前半の3年間と位置づけ、さらなる技術進化とポートフォリオ経営深化でグループ各社の基盤強化と連携強化の期間としています。前半の3年間で構築した高収益基盤をもとに後半の4年間で成長トレンドを実現する計画としています。 また、新生サノヤス10周年に向けた3つの重点施策に対して、5つの取り組みと合わせ事業基盤の強化を進めることとしています。5つの取り組みでは、(1)注力分野と位置付けた産業インフラ関連・環境分野への資金投入、M&A投資、人的投資を積極化、(2)既存事業では新商品開発や差別化戦略の推進、メンテ・サービス事業の強化、(3)新マーケットの開発や海外展開等、新規事業分野への進出、(4)カーボンニュートラル実現に向けた取組みの推進、(5)人財確保に向けた体制強化や働き甲斐の向上に向けた人事制度改革等、人的資本経営の推進を行ってまいります。 ②進捗状況 a.注力分野の成長ドライブ 産業インフラ分野では、国内で活況を呈しているデータセンターの新築案件に対応するため、松栄電機グループの人員増強を図り生産能力を増強するとともに、新たにISO9001の認証を取得、これらの体制強化の下、大型案件の受注を獲得することが出来ました。加えて、ハピネスデンキ㈱とのグループ内コラボレーションを進めることで、当社グループ全体で対応能力を賄うとともに、2025年7月1日付けで各種装置の制御盤製造を行っている㈱ヤマガタ共同をM&Aにより子会社化いたしました。これにより生産能力の拡大が図られ、旺盛な引き合いに対応すべく受注活動を加速してまいります。 環境関連ソリューション分野においては、みづほ工業㈱において人員増強を図るとともに営業活動を強化することで、2年連続で計画を上回る売上高を達成しました。中国に拠点を設ける美之賀機械(無錫)有限公司では、中国の景気悪化の長期化の影響を受け、売上高では苦戦していますが、既存顧客向けの保守事業を中心に利益を確保するとともに新たな顧客開拓を積極的に進めています。 b.既存事業の強化 みづほ工業㈱では真空乳化攪拌装置事業の拡大に向けて2024年度に新製品として開発した、試験用新モデル2機種「PVQ-N(ネクスト)」、「LR-P2」の販売を開始しました。これらの販売に合わせ顧客向けに攪拌技術セミナーを複数開催し、顧客との接点を増やすとともに、2026年1月には化粧品開発展にみづほ工業㈱としては初めて出展し、製品の認知度向上を積極的に図っております。 また、サノヤス・ライド㈱では、開発人員の増強を継続的に実施しており、2024年10月に完工したよみうりランド様の新観覧車「Sky-Go-LAND」に引き続き、東武動物公園様にはドイツの遊園地機械メーカーZIERER社が開発した最新アトラクション「ドリフター」を日本で初めて導入・設置し、2026年3月にオープンいたしました。加えて大型遊戯機械としてグリーンランド様に大型コースター「ハイブリッドコースター海神~WADATSUMI~」を2028年3月に導入することが決定いたしました。引き続き遊戯機械の開発・製造・施工及び海外遊戯機械の導入を図ってまいります。 メンテ・サービス領域については、サノヤス・エンジニアリング㈱の機械式駐車場事業において、工程管理の強化、補修部品のメンテナンスサイクルの見直し等を進めることで、2年連続で計画を上回る売上高を達成しました。加えて差別化を図るための新製品開発に取り組んでいます。 ※(左)グリーンランド様大型コースター「ハイブリッドコースター海神~WADATSUMI~」(イメージ図) ※(右)みづほ工業新製品 試験用真空乳化攪拌装置「PVQ-N」 c.新規事業分野への進出 2024年4月1日付で社内にイノベーション推進委員会を設置し、当社グループ傘下の各事業会社からメンバーを選定の上、新規事業創出の検討を進めてまいりました。出てきたアイデアについては具現化に向けた取組み・試作品の開発のフェーズに進んでいます。委員会活動については2年間の活動の結果、イノベーションに対する技術者のマインドの変革も見られてきたことから2026年3月末で委員会を発展的に解消し、それぞれの事業会社にて新製品・サービスの開発を進めてまいります。加えてサノヤステクノサポート㈱にて、既存事業領域とは異なる新製品・サービスの開発や各事業会社のイノベーション推進の相談窓口を行うこととし、2026年4月1日付けで、新たに「イノベーション推進部」を設置し、活動の加速を図ってまいります。 新たなマーケットの開拓に向けては、サノヤス精密工業㈱において、積極的な営業活動を推進し、新たな顧客の開拓を進めています。難切削材の切削加工や顧客の新製品用の部品製作に柔軟に対応することで、新たな顧客・製品の受注実績も上がってきており、顧客の間口拡大と事業成長に向け、活動を加速してまいります。サノヤス・エンテック㈱においては、現場代理人の増強と育成を積極的に行っており、リニューアル案件や新たな分野の案件獲得ができました。今後も活動を継続し、事業成長を図ってまいります。 また、新たな事業領域の獲得ということでは、2025年6月2日付で㈱小寺電子製作所をM&Aにより子会社化いたしました。㈱小寺電子製作所は1973年(昭和48年)の創業以来、全自動電線切断皮剥装置・全自動圧着機等のワイヤーハーネス加工機のメーカーとして、国内で高いシェアを誇っております。主力商品である全自動電線切断皮剥装置の「キャスティング」は国内でトップシェアを誇っており、ものづくり企業として技術に立脚した事業を行っており、当社グループの理念とも合致する企業であると評価しています。子会社化後も新製品の販売や海外販路の開拓を積極的に進めており、当社グループの事業成長の一翼を担ってまいります。 d.カーボンニュートラル実現に向けた取組み推進 詳細は、2 「サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 e.人的資本経営の充実 詳細は、2 「サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 f.収益力アップに向けた事業基盤の強化 営業力の強化については、みづほ工業㈱において進めている自社攪拌技術セミナーを継続実施しており、参加者である顧客のご意見も反映しながら内容の充実を図っております。また、全社でDXの推進を進めました。全社統一のコミュニケーションツールとして新たにMicrosoft365を導入するとともに、SharePointを利用した社内向けの情報共有ツールを構築することで、社内での情報共有が効率化され、営業活動のみならず業務推進の生産性向上が進みました。さらに、各事業会社の事業形態に応じて、SFAやプロジェクト管理システム導入の検討を進めており、事業活動の効率化により収益力アップに努めてまいります。 また、従業員が安全・安心に勤務でき、業務効率向上につなげるべく、拠点整備に対する投資も行っております。サノヤス精密工業㈱においては、建屋が老朽化していたドライブシャフト生産工場の建替えに着手し、2027年3月に完工予定です。これにより、既存加工工程の作業環境改善につながると共に、新たな加工設備導入スペースも確保されることから、事業拡大に繋げてまいります。加えてハピネスデンキ㈱の中国支店も自社保有の建屋が老朽化していたことから建替えに着手しており、2027年4月完工予定です。引き続き収益力アップにつながる投資を積極的に進めてまいります。 (5)経営指標の進捗 「中期経営計画<'24-'26>」では、新生サノヤス10周年の2030年度の目標を、売上高500億円、営業利益25億円、営業利益率5.0%、ROE10%以上とし、中期経営計画の最終年度に当たる2026年度計画は売上高300億円、営業利益10億円、営業利益率3.3%、ROE6%以上としております。 これに対し、中期経営計画1年目の2024年度は、建設需要が引き続き堅調に推移したことや、コロナ禍における部品納期の長納期化の影響が緩和したこと等により、概ね全ての事業会社において売上高、営業利益が計画を上回り、売上高250億円、営業利益10.6億円、営業利益率4.3%、ROE11.7%(当連結会計年度末の自己資本を基に算出)と大幅な過達での着地となりました。中期経営計画2年目の2025年度も、建設需要が引き続き堅調に推移したことにより建設業向けセグメントが好調であったものの、一部事業会社では大型案件の工期ズレが発生したことで売上高は計画の270億円を下回り、268億円での着地となりました。一方で営業利益については、前述した各種取り組みが奏功した結果も含め計画の8億円を大幅に上回る16.7億円、営業利益率6.2%での着地、ROEは11.5%となりました。2025年度スタート時点では将来への人的資本投資の一環として従業員の賃上げ5%を盛り込み、前年対比で減益計画としておりましたが、労務費のアップ分を通常の事業収益にて吸収するだけでなく、前年対比も上回る営業利益を達成することが出来ました。経営指標の詳細については、4 「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」をご参照ください。 (6)企業価値向上への取り組みの進捗 当社グループは資本コストや株価を意識した経営の実現にも積極的に取り組んでおります。中期経営計画の期間中にPBRを1倍以上にすることを目標とし、資本収益性向上に取組んでおりますが、中期経営計画2年目の結果は、2026年3月31日時点の当社株価340円、PBRは0.93倍(発行済株式総数から自己株式を控除せず算出)となっており、着実に進展をしております。 また、管理職従業員の経営参画意識の醸成を目的に2025年度より導入しました従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブ制度につきましては、2026年度も同様に運用してまいります。引き続き中期経営計画の諸施策を着実に実行し、ステークホルダーの皆さまに成長性をお示ししていくことでPBR1倍以上を実現したいと考えています。
事業等のリスク3,187字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況、事業環境について 当社グループの事業は、主として国内景気の動向に大きく左右されます。新型コロナウイルスの感染拡大では業績面で大きな影響を受けましたが、同様のパンデミックが生じた場合には、同様の影響を受ける可能性があります。 具体的には、建設工事用エレベーターや電気制御設備、空調・給排水設備工事は高層ビル・マンションや工事設備の建設需要に、各種産業機械部品の製造、乳化・攪拌装置の製造、大型食品タンク等各種タンクの製造、農機及び特殊自動車用部品の製造、ショットブラストマシンの製造は国内製造業の需要動向に影響を受けます。遊園地遊戯機械設備の製造や遊園地施設の運営管理の受託事業は、国内及び海外のレジャー施設建設需要と、国内及び海外の消費者のレジャー需要(天候要因を含む)に影響を受けます。 また、乳化・攪拌装置を中心に海外への輸出に注力しており、現地での需要動向や法規制等の変更による影響を受ける可能性があります。 (2) 外国為替相場の変動について レジャー事業を中心に輸出入があり、外国為替相場の変動により当該事業の業績が影響を受ける可能性があります。 (3) 金利の変動について 日本銀行のマイナス金利解除以降、金利は上昇局面に入っており、今後も中長期的には金利が上昇していくことが見込まれますが、当社グループの有利子負債の支払利息が増加し金融収支が悪化する可能性があります。 (4) 投資有価証券について 当社グループの保有する投資有価証券については、大半が上場株式であるため、今後、株式相場が大幅に変動した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、今後の同社株式の保有方針については、「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等 (5)株式の保有状況 」をご参照ください。 (5) 原材料、資材、エネルギー価格について 中東情勢の悪化やロシアとウクライナの紛争等、地政学リスクが高まっています。その影響による鉄や銅をはじめとする非鉄金属、石油石炭等の原材料の値上がりや電力等エネルギー価格が上昇し、受注生産を中心とする当社グループの事業特性からコストアップ要因として業績に影響を与える可能性があります。特に足もとの中東情勢の悪化により、原油やナフサ由来の資材の調達困難や値上がりによるコストアップが顕在化してきており、今後業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 製品の保証について 当社グループでは、品質管理基準に従って製品の製造並びに据付工事及びメンテナンス等を行っていますが、当社グループ負担の保証工事や製造物賠償責任等に伴うコストの発生から、保険等でカバーすることができず、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 不採算工事の発生に関するリスク 当社グループが施工する工事において、当該工事の施工段階で当初の想定外の追加工事による原価アップ等により不採算工事が発生した場合、工事損失引当金を計上することとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (8) 減損会計の適用によるリスク 当社グループでは、製造設備をはじめとした事業の用に供する各種資産を保有しています。それらの時価が著しく下落した場合、又は事業資産の収益性が悪化し回復の可能性が見込めない場合には、減損会計の適用によりそれらの固定資産の減損損失を計上することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、買収に伴ってのれんを計上しており、当該事業の収益性が悪化し回復の可能性が見込めない場合には、減損会計の適用によりのれんの減損損失を計上することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 法的規制、会計基準について 当社グループは、国内外での各種法令、許認可や規制の順守のもとに事業を遂行し、会計基準に則り会計処理を行っていますが、法令の改廃や法的規制が設けられた場合や、税効果会計や減損会計を適用しているため、将来の予想数値の変更があった場合、並びに会計基準が変更される場合等には当社グループの貸借対照表、損益計算書に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 環境保全について 社会の要請である環境保全については、グループ全体で真摯に取り組んでいますが、不測の事態等によりコストが発生し業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 災害及び事故について 当社グループは火災、地震、台風等の各種災害に対し、損害の発生及び拡大を最小限に止めるべくシステム機器の外部センター等への分散配置等の処置を講じていますが、それらの災害により当社グループの活動が影響を受ける可能性があります。また、工場及び工事現場、遊園地等における安全管理には万全を期していますが、万一事故が起きた場合には損害額、賠償額が保険等で十分カバーされず当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 訴訟等について 当社グループの事業に関連して、当社グループが当事者となることのある訴訟その他法的手続きに係る決定等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社組織の総務部に法務担当者を配置し顧問弁護士と相談しながら訴訟の発生リスクを極小化しています。 (13) 情報セキュリティについて 当社グループが保有する情報資産の保護については、管理体制の整備や教育、情報セキュリティシステムの構築等によって、グループ全体で取り組んでいます。しかし、コンピュータウイルスへの感染や不正アクセス、その他不測の事態によって、これらの情報資産が消失、もしくは漏洩した場合、当社グループの業績や信用・評判等に影響を及ぼす可能性があります。セキュリティ確保の観点から、システム企画部を中心にITシステムを含む情報管理の体制を整備・更新し、従業員への教育等を行い、情報漏えい防止に努めています。 (14) 人財の確保・育成について 当社グループは、造船事業が不況の時期に定期採用を絞ったことにより年齢構成に偏りがあります。また、成長戦略を推進するにあたり即戦力の人財確保が課題です。ここ10年は、好不況にかかわらず一定数の新卒採用を行っており、即戦力の中途採用にも注力しています。また、2019年4月より60歳定年を65歳に延長する「65歳定年制度」を順次導入、2025年4月1日にサノヤス精密工業㈱で導入が完了し、グループ会社全社で導入となりました。ベテラン人財の活用とベテランから中堅・若手への技能伝承に努めていますが、労働市場の動向によっては、当社グループが計画する人財の確保ができず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 各種ハラスメントについて 当社グループは人的資本経営を重要な経営課題と捉え、働きやすく、従業員一人ひとりが成長を実感できる活力のある職場づくりを目指しています。セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなどの各種ハラスメントは当社が目指す人的資本経営の大きな阻害要因となりえます。当社グループでは、2017年4月1日に「ハラスメント防止規程」を制定し、ハラスメントに関する相談に対応するため、グループの統括窓口を設け、ハラスメントに対する早期対応を行うことで、働きやすい職場環境の維持に努めています。
経営成績の分析 (MD&A)7,184字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (%) 売上高   25,006   26,828   1,821   7.3 営業利益   1,065   1,674   609   57.2 経常利益   1,073   1,650   576   53.7 親会社株主に帰属 する当期純利益   1,182   1,427   244   20.7 売上高は、製造業向けセグメントにおいて乳化・攪拌装置の製造が好調に推移したことに加え、2025年6月よりグループ入りした㈱小寺電子製作所の売上高が寄与したこと、建設業向けセグメントにおいて空調・給排水・衛生設備の設計及び施工や建設工事用エレベーターの製造及びレンタルが堅調に推移したことから、増収となりました。 売上高の増収に加え、主に建設業向けセグメントにおいて空調・給排水・衛生設備の設計及び施工や大規模施設向け動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造で利益率が改善したことから、前期比で大幅な増益となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (%) 受注高   20,220   28,560   8,339   41.2 受注残高   12,694   18,805   6,110   48.1 受注高・受注残高は、レジャーセグメントにおいて大口の遊園地遊戯機械設備を複数受注したことに加え、建設業向けセグメントの受注が全体的に好調に推移したことから、前期比で大幅に増加しました。 セグメント区分 製造業向けセグメント   建設業向けセグメント   レジャーセグメント サノヤス・エンジニアリング㈱ 機械式駐車装置の製造及びメンテナンス       〇 ショットブラストマシンの製造及びメンテナンス   〇 建設工事用エレベーターの製造及びレンタル       〇 サノヤス精密工業㈱ 各種産業機械部品の製造及び組立   〇 農機及び特装自動車用部品の製造及び組立   〇 みづほ工業㈱、美之賀機械(無錫)有限公司 乳化・攪拌装置の製造   〇 純水設備・排水処理設備及び膜分離装置の設計及び施工   〇 大型食品タンク等各種タンクの設計及び施工   〇 ㈱小寺電子製作所 全自動電線切断皮剥装置・全自動圧着機等の設計、製造、販売   〇 サノヤス・エンテック㈱ 空調・給排水・衛生設備の設計及び施工       〇 環境装置の製造及びメンテナンス   〇 医療廃棄物処理装置の製造及びメンテナンス   〇 製造業向けセグメント   建設業向けセグメント   レジャーセグメント ハピネスデンキ㈱ 大規模施設向け動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造及び電気工事       〇 松栄電機㈱、松栄電気システムコントロール㈱ 通信インフラ向け配電盤・分電盤等の製造       〇 ㈱ヤマガタ共同 各種制御盤・操作盤等の製造販売       〇 サノヤス・ライド㈱、サノヤス・ライドサービス㈱ 遊園地遊戯機械設備の製造及びメンテナンス           〇 遊園地施設の運営管理の受託           〇 ㈱小寺電子製作所は、2025年6月よりグループ入りしています。 ㈱ヤマガタ共同は、2025年7月よりグループ入りしています。 (製造業向けセグメント) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (%) 売上高   9,258   10,917   1,659   17.9 営業利益   875   976   101   11.5 受注高   9,550   8,610   △939   △9.8 受注残高   5,046   4,446   △599   △11.9 売上高は、乳化・攪拌装置の製造で大口案件の引き渡しがあったことに加え、2025年6月よりグループ入りした㈱小寺電子製作所の売上高が寄与したことから大幅な増収となりました。営業利益は、売上高の増加に伴い増益となりました。 受注高・受注残高は、純水設備・排水処理設備及び膜分離装置の設計及び施工で前期に受注した大口工事が完工したことに加え、大口工事の受注が少なかったこと、中国の経済状況の不調により、海外での受注が低調であったことを主因に前期比では減少しました。 (建設業向けセグメント) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (%) 売上高   12,089   12,526   436   3.6 営業利益   1,312   1,761   449   34.2 受注高   9,460   14,023   4,563   48.2 受注残高   7,291   9,783   2,492   34.2 売上高は、空調・給排水・衛生設備の設計及び施工や建設工事用エレベーターの製造及びレンタルが好調に推移したこと、2025年7月よりグループ入りした㈱ヤマガタ共同の売上高が寄与したことから、増収となりました。 営業利益は、売上高の増収に加え、大規模施設向け動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造や空調・給排水・衛生設備の設計及び施工で利益率が改善したことにより、大幅な増益となりました。 受注高・受注残高は、空調・給排水・衛生設備の設計及び施工や大規模施設向け動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造、機械式駐車装置の製造及びメンテナンス、建設工事用エレベーターの製造が好調に推移し、前期比で大幅に増加しました。 (レジャーセグメント) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (%) 売上高   3,657   3,383   △274   △7.5 営業利益   437   555   118   27.0 受注高   1,210   5,925   4,715   389.7 受注残高   356   4,575   4,218   1,181.7 売上高は、前期に大口の遊園地遊戯機械設備の製造があった反動により減収となりましたが、利益率の改善により営業利益は増益となりました。 受注高・受注残高は、熊本県のグリーンランドに大型のジェットコースター導入が決まったことをはじめ、複数の大口遊園地遊戯機械設備を受注したことにより大幅に増加しました。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて2,015百万円増加し、14,821百万円となりました。これは主に、売掛金が592百万円減少したものの、前渡金が645百万円、仕掛品が641百万円、電子記録債権が571百万円、現金及び預金が330百万円、原材料及び貯蔵品が288百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて4,373百万円増加し、19,242百万円となりました。これは主に、のれんが1,778百万円、投資有価証券が1,460百万円、有形固定資産が1,021百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて2,002百万円増加し、12,423百万円となりました。これは主に、電子記録債務が359百万円減少したものの、契約負債が1,362百万円、1年内返済予定の長期借入金が480百万円、短期借入金が400百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて2,079百万円増加し、9,162百万円となりました。これは主に、長期借入金が1,729百万円、繰延税金負債が318百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて2,308百万円増加し、12,479百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1,177百万円、その他有価証券評価差額金が920百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ330百万円増加し、2,286百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末に比べ1,905百万円収入が増加し、3,406百万円の資金の増加となりました。主な収入は、税金等調整前当期純利益1,655百万円、契約負債の増加1,359百万円、減価償却費725百万円、売上債権の減少328百万円、のれん償却額259百万円であり、一方、主な支出は、前渡金の増加645百万円、仕入債務の減少586百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末に比べ3,043百万円支出が増加し、3,861百万円の資金の減少となりました。主な支出は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,385百万円、有形固定資産の取得による支出1,174百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末に比べ1,118百万円支出が減少し、780百万円の資金の増加となりました。主な支出は、長期借入金の返済による支出3,656百万円、配当金の支払額252百万円、リース債務の返済による支出200百万円であり、一方、主な収入は、長期借入れによる収入4,600百万円、短期借入金の純増減額400百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 製造業向け   7,630   13.6 建設業向け   8,390   5.6 レジャー   1,193   △29.7 合計   17,214   5.2 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去していません。 2 金額は期間中に発生した製造原価で示しています。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 金額(百万円)   前年同期比(%)   金額(百万円)   前年同期比(%) 製造業向け   8,610   △9.8   4,446   △11.9 建設業向け   14,023   48.2   9,783   34.2 レジャー   5,925   389.7   4,575   1,181.7 合計   28,560   41.2   18,805   48.1 (注)  レジャー事業の遊園地運営は受注高及び受注残高に含めていません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 製造業向け   10,917   17.9 建設業向け   12,526   3.6 レジャー   3,383   △7.5 合計   26,828   7.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高は前期比1,821百万円(7.3%)増加の26,828百万円となり、営業利益は前期比609百万円(57.2%)増加の1,674百万円、経常利益は前期比576百万円(53.7%)増加の1,650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比244百万円(20.7%)増加の1,427百万円となりました。 国内景気が全体として堅調のなか、特に建設需要が引き続き好調であることから、当社グループの事業でも、建設業向けセグメントの事業が業績を牽引したことに加え、当連結会計年度にM&Aによりグループ入りをした㈱小寺電子製作所並びに㈱ヤマガタ共同が業績寄与したこともあり、前期比大幅な増収増益の好決算となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末に比べ1,905百万円増加し、3,406百万円の収入となりました。主な収入は、税金等調整前当期純利益1,655百万円、契約負債の増加1,359百万円、減価償却費725百万円でした。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末に比べ3,043百万円減少し、3,861百万円の支出となりました。主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,385百万円、有形固定資産の取得による支出1,174百万円によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末に比べ1,118百万円増加し、780百万円の収入となりました。長期借入金の返済による支出3,656百万円があった一方で、長期借入れによる収入4,600百万円があったことが主要因です。 この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、2,286百万円と前連結会計年度末に比べ330百万円増加しました。一方、当連結会計年度末の有利子負債残高は10,551百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,455百万円増加しました。前述の㈱小寺電子製作所をM&Aで取得する際の調達を金融機関からの借入で行ったことによることが主因となっています。 当社グループは、2024年3月29日、2024年度から2026年度の3年間を計画期間とする「中期経営計画<'24-'26>」を公表いたしました。その2年目にあたる当連結会計年度は売上高26,828百万円、営業利益1,674百万円と中期経営計画2年目の業績計画を大きく上回る結果となりました。 中期経営計画最終年度に当たる2026年度については、特に中東情勢の緊迫化等、地政学リスクが従来以上に増大しており、当社グループへの影響も不透明な中ではありますが、中期経営計画最終年度をしっかりと仕上げることで、企業価値の向上に努めてまいります。 また、中期経営計画では資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応として、資本収益性の向上に取り組んでおり、株主資本コストを上回るROEを達成するとともに、中期経営計画で掲げた戦略を確実に実行することにより、PBR1倍以上を実現したいと考えております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 (製造業向け) 製造業向けセグメントは、乳化・攪拌装置の製造が好調に推移したことに加え、2025年6月よりグループ入りした㈱小寺電子製作所が業績寄与したことから増収・増益となりました。 (建設業向け) 建設業向けセグメントは、建設需要が引き続き好調に推移していることを背景に空調・給排水・衛生設備の設計及び施工、大規模施設向け動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造が前期比で好調に推移した結果、大幅な増収・増益となりました。 (レジャー) 遊園地遊戯機械設備の製造及びメンテナンスでは前期に大型案件2件が完工した反動から前期比では減収となった一方で、遊園地施設の運営管理の受託は休日の好天にも恵まれ好調に推移した結果、減収・増益となりました。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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