概要
タカトリは1956年に繊維機械メーカーとして創業し、半導体製造装置、ディスプレイ製造装置、医療機器へと事業を拡大した開発先行型の機械メーカーである。奈良県橿原市に本社を置き、連結従業員201名。2025年9月期の売上高は73億円、当期純利益5.8億円。
三つの事業セグメントと売上構成
当社グループは電子機器、繊維機器、医療機器の三つのセグメントで構成される。電子機器事業は半導体製造機器、新素材加工機器、ディスプレイ製造機器を主力とし、2025年9月期のセグメント売上高は69.3億円で全体の94.5%を占める。繊維機器事業は自動裁断機などで1.29億円、医療機器事業はモバイル型胸腹水濾過濃縮処理装置で2.71億円と小規模ながら新規事業として育成中である。
収益の変動と市場依存性
売上高は半導体・ディスプレイ市場の設備投資動向に大きく左右される。過去10年の推移をみると、2014年9月期に103億円、2023年9月期に164億円とピークを記録した一方、2013年9月期や2019年9月期には50億円台に落ち込んだ。2025年9月期はパワー半導体向けSiC材料切断加工装置の需要低迷により前年比54.4%減の73億円、営業利益は8.2億円(同70.6%減)となった。
海外展開の歴史と現状
1972年に海外代理店契約で輸出を開始。1986年に米国子会社タカトリインテックを設立するが1991年に解散。2000年には台湾子会社を設立し、2001年には上海駐在員事務所を開設、2004年に中国・上海市に上海高鳥機電科技有限公司を設立したが、2003年に台湾子会社を解散、2009年に中国子会社の全持分を譲渡した。現在は中国に高鳥(常熟)精密機械有限公司を保有していたが、2025年7月に解散決議し清算中である。
業界の中での役割は半導体・繊維・医療分野向けの精密機器メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 電子機器事業 | 69億円 | 94.5% | 10億円 | 14.5% |
| 医療機器事業 | 3億円 | 4.1% | -1億円 | -33.3% |
| 繊維機器事業 | 1億円 | 1.4% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01電子機器主力
半導体製造機器、新素材加工機器、ディスプレイ製造機器を製造・販売。主に半導体業界向けの装置を提供している。
- 半導体製造機器
- 半導体の製造工程で使用される機器。
- 新素材加工機器
- 新素材の加工に使用される機器。
- ディスプレイ製造機器
- ディスプレイの製造工程で使用される機器。
02繊維機器準主力
自動裁断機を製造・販売。繊維業界向けに高精度な裁断ソリューションを提供している。
- 自動裁断機
- 布地などを自動で裁断する機械。生産効率と精度を向上させる。
03医療機器副次
難治性胸腹水の外来治療を可能とするモバイル型胸腹水濾過濃縮処理装置を製造・販売。医療現場に新しい治療選択肢を提供している。
- モバイル型胸腹水濾過濃縮処理装置
- 胸腹水を濾過・濃縮し、外来で治療できるようにした装置。患者のQOL向上に貢献する。
製品と技術
半導体・新素材加工向けマルチワイヤーソー
マルチワイヤーソー「MWS」は1990年に開発された切断加工機で、現在はSiC(炭化ケイ素)ウェハのスライス工程に使用される。複数のワイヤーを高速往復させてインゴットを薄く切断する技術が特徴である。2025年時点では6インチから8インチへの移行期にあり、SiC市場の過剰在庫の影響で新規装置の受注は低調だが、既存装置のシェアは維持している。
医療機器:モバイル型胸腹水濾過濃縮処理装置
「M-CART」は難治性胸腹水の外来治療を可能にするモバイル型濾過濃縮処理装置である。従来の入院治療から通院治療への切り替えを実現する医療機器として開発された。2025年9月期の医療機器事業売上高は2.71億円で前年比157%増加した。学会出展や企業セミナーを通じて医療機関への販売・レンタル・試用貸出を進めている。
繊維機器の自動裁断システムと縫製専用機
繊維機器事業ではアパレル自動裁断システム「TAC」(1989年開発)や、靴下・衣料の部分縫製を自動化する「トウクローザー」「ラインクローザー」を手掛ける。国内アパレル市場の縮小や縫製工場の減少により売上は低調で、2025年9月期の同事業売上高は1.29億円、セグメント損失0.07億円となった。防衛装備や学生服向けの需要に販売戦略をシフトしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
半導体製造装置向け部品で独自技術、内需依存
当社は機械セクターに属し、半導体製造装置向け部品等を手掛ける専門メーカーです。同業他社には日本製鋼所や三浦工業などがありますが、当社は特定用途向け部品に特化し、独自の技術基盤を持ちます。直近の業績を見ると、2024/9期の売上高161億円・営業利益率17.4%に対し、2025/9期は中間期で73億円・10.96%と減収減益基調です。半導体市場の循環変動の影響を受けやすく、国内の設備投資動向に依存する傾向があります。競合との差別化要因は、高精度部品の製造能力と顧客との長期取引関係です。ただし、海外展開は限定的で、内需の変動が業績に直結する構造です。
強み
- 半導体製造装置向け部品で高度な加工技術を有し、品質面で競争優位性を確保。
- 主要顧客との長期取引関係を構築し、安定した需要基盤を確保している。
- 2024/9期は営業利益率17%超と高収益を達成し、効率的な事業運営を示す。
- 特定分野に特化することで、ニッチ市場でのシェアを獲得しやすい体制。
課題
- 半導体市況の変動に業績が左右され、需要減退期のリスクが高い。
- 海外売上比率が低く、グローバル市場の成長を取り込めていない。
- 2025/9期は中間期で売上・利益が減少しており、収益力の低下が懸念される。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字がタカトリ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6208石川製作所 | 102億円 | 15.6倍 |
| 2 | 6156エーワン精密 | 98億円 | 46.5倍 |
| 3 | 6230SANEI | 98億円 | 8.1倍 |
| 4 | 6286靜甲 | 97億円 | 7.9倍 |
| 5 | 6466TVE | 93億円 | 8.6倍 |
| 6 | 6338タカトリ | 90億円 | 34.6倍 |
| 7 | 6402兼松エンジニアリング | 89億円 | 7.6倍 |
| 8 | 6391加地テック | 82億円 | 10.9倍 |
| 9 | 7726黒田精工 | 79億円 | — |
| 10 | 6346キクカワエンタープライズ | 75億円 | 21.2倍 |
| 11 | 6428オーイズミ | 74億円 | 12.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
繊維機械メーカーとして創業した1956年
1956年10月、奈良県大和高田市旭南町に資本金80万円で株式会社髙鳥機械製作所を設立。繊維機械の製造・販売から事業を開始した。1964年5月に商号を株式会社タカトリ機械製作所に変更。1968年3月には奈良県橿原市新堂町に橿原工場(現本社工場)を新設し、生産体制を強化した。
アパレル自動化技術の開発と輸出開始
1968年5月にツマ先自動縫製機「トウクローザー」、1972年3月に股上自動縫製機「ラインクローザー」を開発し、アパレル工程の自動化に貢献。1972年5月から海外代理店と契約し本格的な輸出を開始した。1978年6月には東京重機工業(現JUKI)と技術提携し、ポケット口自動縫製機の製造販売でアパレル機器分野に本格進出した(2006年解消)。
半導体・液晶分野へ進出した1980年代
1983年10月に半導体機器分野に進出。1985年9月に関連会社タカトリハイテック、タカトリセイコーを設立。1986年6月に全自動ウェーハ表面保護テープ貼り機・剥し機「ATM」「ATRM」を開発。1989年3月にはアパレル自動裁断システム「TAC」、同年4月には液晶TAB圧着機を開発。1990年4月にはマルチワイヤーソー「MWS」を開発し、半導体・液晶分野の製品群を拡充した。
組織再編と株式上場に至る1990年代
1991年8月に液晶モジュール組立事業を開始するが、2005年3月に廃止。1992年2月にタカトリハイテックとタカトリセイコーを吸収合併し、1993年1月にはタカトリ機工とタカトリサービスセンターを吸収合併してグループを再編した。1993年9月の第三者割当増資で資本金6.63億円。2000年4月に大阪証券取引所新市場部に上場、一般募集で資本金9.24億円となり、同年10月に東京支店を開設した。
コア技術の明確化から最新の業績変動まで
2005年10月の設立50周年を機に企業理念を改訂。2006年1月に「7つのコア技術」を明確化し、技術開発スローガンを設定した。その後も半導体・ディスプレイ市場の動向に業績が連動し、2023年9月期には売上高164億円と過去最高を記録したが、2025年9月期はSiCウェハ過剰在庫の影響で73億円に急減した。
年表41件を開く
1950年代
- 1956年10月奈良県大和高田市旭南町に資本金 800千円をもって、㈱髙鳥機械製作所を設立。繊維機械の製造・販売を開始。
1960年代
- 1964年5月商号変更商号を㈱タカトリ機械製作所に変更、奈良県大和高田市旭南町に新社屋竣工。(2006年4月売却)
- 1968年3月奈良県橿原市新堂町に橿原工場(現 本社工場)を新設。
- 1968年5月ツマ先自動縫製機トウクローザーを開発。
1970年代
- 1972年3月股上自動縫製機ラインクローザーを開発。
- 1972年4月大阪支店(大阪市東区)を開設。(1991年6月廃止)
- 1972年5月海外代理店と契約を行い、本格的輸出を開始。
- 1973年3月東京営業所(東京都中央区)を開設。(1975年3月廃止)
- 1973年5月商号変更関連会社広栄商事㈱を設立。(後にタカトリ機工㈱に商号変更)
- 1978年2月関連会社㈱タカトリサービスセンターを設立。
- 1978年6月東京重機工業㈱(現JUKI㈱)と「ポケット口自動縫製機」の製造販売で技術提携を行い、アパレル機器分野に進出。(2006年3月技術提携解消)
1980年代
- 1983年10月半導体機器分野に進出。
- 1985年9月関連会社㈱タカトリハイテック、子会社㈱タカトリセイコーを設立。
- 1985年9月東京営業所(東京都調布市)を開設。
- 1986年6月全自動ウェーハ表面保護テープ貼り機・剥し機であるATM・ATRMを開発。
- 1986年10月商号変更商号を㈱タカトリに変更。
- 1986年12月米国デラウエア州に子会社タカトリインテックコーポレーションを設立。(1991年9月解散)
- 1987年7月創業奈良県ハイテク工場団地協同組合(現 代表理事 重富謙一)を設立。
- 1988年11月東京営業所を埼玉県大宮市に移転。
- 1988年12月橿原新工場竣工(現 本社工場)。
- 1989年3月アパレル自動裁断システムTACを開発。
- 1989年4月液晶機器であるTAB圧着機を開発。
1990年代
- 1990年4月MWS(マルチワイヤーソー)を開発。
- 1990年7月橿原事業所新社屋竣工(現 本社)。
- 1991年8月液晶モジュールの組立開始。(2005年3月液晶モジュール組立事業廃止)
- 1992年2月M&A㈱タカトリハイテック、㈱タカトリセイコーを吸収合併。
- 1993年1月M&Aタカトリ機工㈱、㈱タカトリサービスセンターを吸収合併。
- 1993年9月第三者割当増資を実施、資本金 663百万円となる。
- 1994年1月本社を奈良県橿原市新堂町に移転。
- 1996年4月九州営業所(熊本県菊池郡)を開設。(2007年8月熊本県合志市に移転及び2019年1月閉鎖)
- 1998年3月本社工場増築竣工。
- 1999年12月液晶機器事業部門を本社及び本社工場から高田工場に移転。(2002年4月本社及び本社工場に移転)
2000年代
- 2000年4月上場大阪証券取引所新市場部上場。一般募集による増資により、資本金924百万円となる。
- 2000年4月台湾に子会社台湾髙鳥股份有限公司を設立。(2003年7月解散)
- 2000年10月東京営業所を東京支店に昇格。
- 2001年5月東京支店を東京都中央区に移転。(2002年4月廃止)
- 2001年5月上海駐在員事務所を開設。(2002年5月閉鎖)
- 2001年10月大阪証券取引所市場第二部に指定。
- 2004年4月創業中国・上海市に上海高鳥機電科技有限公司を設立。(2009年5月全持分譲渡)
- 2005年10月創業設立50周年を機に企業理念改訂。
- 2006年1月戦略的コア技術として「7つのコア技術」を明確化、技術開発スローガンの設定。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE(自己資本当期純利益率)10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
コア技術の強化と新製品開発
8つのコア技術(貼付、真空、搬送、切断、制御、研磨、計測、剥離)を更に強化し、独自性の高い製品開発や既存技術の水平展開、外部との技術提携により持続可能な価値を提供する。
- 02
原価力の強化と高収益体質の構築
グローバル競争に勝ち抜くため、海外調達比率を高めるなど競合戦略を見直し、原価力強化により高収益体質を推進する。
- 03
営業・サービス体制の強化
オリジナル製品の開発をリードする営業活動を行い、営業を支えるサービス体制の構築と事業化を進める。
- 04
内部管理体制とリスクマネジメントの強化
内部統制システムの構築を核に、リスクマネジメントの強化やコンプライアンスの周知徹底を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で201人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は675万円で、9期前と比べて+17.0%。平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は15.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | — | — | — | 215 | — |
| 2017年9月 | — | — | — | 215 | — |
| 2018年9月 | — | — | — | 212 | — |
| 2019年9月 | 577 | 42.0 | 16.0 | 210 | — |
| 2020年9月 | 503 | 42.0 | 16.0 | 211 | — |
| 2021年9月 | 559 | 42.0 | 16.0 | 203 | — |
| 2022年9月 | 625 | 43.0 | 16.0 | 198 | — |
| 2023年9月 | 701 | 43.0 | 16.0 | 198 | — |
| 2024年9月 | 693 | 42.0 | 15.0 | 210 | 1,333 |
| 2025年9月 | 675 | 42.0 | 15.0 | 201 | 398 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は73億円、営業利益は8億円。前期と比べると減収減益で、売上が-54.7%、利益が-71.4%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 70億円 | 73億円 |
| 営業利益 | 4億円 | 8億円 |
| 純利益 | 3億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥40 | ¥40 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−66.7%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 38 | 5 | 13.2 | 4 |
| 2023年3Q | 45 | 8 | 17.8 | 5 |
| 2023年4Q | 56 | — | — | 8 |
| 2024年1Q | 47 | 8 | 17.0 | 5 |
| 2024年2Q | 55 | 10 | 18.2 | 7 |
| 2024年4Q | 59 | 10 | 16.9 | 7 |
| 2025年2Q | 38 | 5 | 13.2 | 3 |
| 2025年4Q | 35 | 3 | 8.6 | 3 |
| 2026年2Q | 27 | −1 | −3.7 | 0 |
| 2026年3Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年9月期からの14期で、売上は83億円から73億円へ88%に減った。直近期の営業利益率は11.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 83 | — | 4 | — | −9 |
| 2013年9月 | 50 | — | −2 | — | −4 |
| 2014年9月 | 103 | — | 4 | — | 4 |
| 2015年9月 | 62 | — | −1 | — | −1 |
| 2016年9月 | 79 | — | 3 | — | 3 |
| 2017年9月 | 72 | — | 3 | — | 3 |
| 2018年9月 | 73 | — | 5 | — | 4 |
| 2019年9月 | 53 | — | 1 | — | 1 |
| 2020年9月 | 49 | — | 0 | — | −1 |
| 2021年9月 | 65 | — | 5 | — | 4 |
| 2022年9月 | 102 | — | 15 | — | 10 |
| 2023年9月 | 164 | — | 26 | — | 19 |
| 2024年9月 | 161 | 28 | 28 | 17.4 | 19 |
| 2025年9月 | 73 | 8 | 9 | 11.0 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高73億円のうち、営業利益として残るのは8億円で11.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.1%49億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.5%15億円
- その他の費用持分法損益などの調整1.4%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.0%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年9月期は営業CFが−9億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−13億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は51億円で、売上の8.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 9 | 3 | 6 | 12 | 24 |
| 2013年9月 | −12 | −2 | −4 | −14 | 5 |
| 2014年9月 | −6 | 3 | 13 | −3 | 15 |
| 2015年9月 | 11 | 1 | −11 | 12 | 16 |
| 2016年9月 | 10 | 2 | −5 | 12 | 23 |
| 2017年9月 | 4 | 0 | −3 | 4 | 24 |
| 2018年9月 | −3 | −1 | −2 | −4 | 17 |
| 2019年9月 | −4 | −2 | 7 | −6 | 19 |
| 2020年9月 | 4 | −3 | 4 | 1 | 24 |
| 2021年9月 | 11 | 1 | −5 | 12 | 31 |
| 2022年9月 | 3 | −3 | 0 | 0 | 31 |
| 2023年9月 | 15 | −1 | 0 | 14 | 44 |
| 2024年9月 | 2 | 1 | 15 | 3 | 63 |
| 2025年9月 | −9 | −4 | 2 | −13 | 51 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年9月期の総資産は159億円。このうち返さなくてよい自己資本が103億円で、自己資本比率は64.5%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 90 | 47 | 43 | 51.6 |
| 2013年9月 | 72 | 42 | 30 | 58.9 |
| 2014年9月 | 106 | 47 | 59 | 44.0 |
| 2015年9月 | 80 | 45 | 35 | 56.5 |
| 2016年9月 | 81 | 47 | 34 | 58.2 |
| 2017年9月 | 82 | 50 | 32 | 61.0 |
| 2018年9月 | 87 | 53 | 34 | 61.3 |
| 2019年9月 | 85 | 53 | 32 | 63.0 |
| 2020年9月 | 85 | 52 | 33 | 60.6 |
| 2021年9月 | 110 | 55 | 55 | 50.3 |
| 2022年9月 | 127 | 64 | 63 | 50.6 |
| 2023年9月 | 180 | 82 | 98 | 45.4 |
| 2024年9月 | 174 | 99 | 75 | 56.9 |
| 2025年9月 | 159 | 103 | 56 | 64.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で209社中70位あたり、逆に低いのはROEで209社中139位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,630で、1年前と比べて+5.8%。過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 34.6倍 |
| PER (会社予想) | 26.9倍 |
| PBR | 0.88倍 |
| 配当利回り | 2.45% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1か月で株価は1597円とほぼ横ばい圏で推移。6月26日に1789円から1664円へ急落後、7月後半には1416円まで下落したが、7月31日以降は1518円→1584円と反発基調。25日移動平均線(1573円)を上回って推移し、RSIは50.87と中立圏。52週高値1975円対比では約19%下の水準で、上値には依然重い。出来高は直近9000株と低調で、方向感に乏しい展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)。
PERは33.83倍と業界平均の24.81倍を約36%上回り、PBRは0.86倍で平均の1.62倍を大きく下回る。ROEは5.8%と低水準で、配当利回りは2.5%で平均の2.71%をやや下回る。PBRは割安感があるものの、収益力や配当水準は平均以下であり、PERの高さが割高感を強めている。業績は2025/9期に減収減益で、今後の回復には不透明感がある。総合的に見て、バリュエーションはやや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 34.6倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 26.9倍 | — |
| PBR | 0.88倍 | 1.50倍 |
| ROE | 5.8% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
タカトリの投資論点は、半導体市場の減速により業績が急減する中、株価が上昇していること。強気派は、2023年9月期の高い業績から2025年9月期は減収だが、半導体市場の回復で再成長すると期待。弱気派は、売上高が102億円から73億円へ3割減、純利益も10億円から6億円と減少しており、市場環境は悪化しており、株価上昇は過剰反応だと見る。
- 市場回復待ち
半導体業界は底打ち感があり、設備投資回復の兆し。
- 株価上昇
過去1年で8.94%上昇、期待感が現れている。
- 技術力
検査装置の精度は高く、シェア拡大の余地。
- PBR0.86倍と純資産割れのバリュエーション不定影響中
PBR0.86倍は1倍割れで、資本政策やM&A提案の余地がある
- 営業利益8億円、赤字転落を回避通年影響中
売上高が半減しても営業利益8億円、営業利益率10.96%と黒字を維持
- 配当利回り2.5%と株主還元継続通年影響弱
純利益6億円の低水準でも配当利回り2.5%を確保、下値を支える
- 株価は前年比+8.94%と相対的に底堅い継続影響弱
業績悪化が続く中で株価は8.9%上昇、減益材料の織り込みが進んだとみられる
- 業績急減
売上高が前期比半減、純利益も3分の1に減少。
- 市場変動
半導体市況に大きく左右され、不透明感が強い。
- 割高懸念
PER33.83倍と赤字リスクに対して割高。
- 売上高73億円と前期比54.7%の大幅減収通年影響強
売上高161億円→73億円と88億円減、2年でほぼ半減
- 純利益6億円と前期比68%減益通年影響強
純利益19億円→6億円と3分の1に減少、減益率は68.4%
- 営業利益率17.39%→10.96%へ急低下通年影響中
営業利益率が6.43pt低下し、収益構造が悪化
- 外国人持株比率3.07%と低位で需給細り継続影響弱
外国人持株比率が3.07%と低く、機関投資家の売買が株価変動を拡大するリスク
- 受注高
- 半導体市況の回復度合いを示す。
- 売上高成長率
- 減収が続くかどうか。
- 営業利益率
- 収益性の悪化が止まるか確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.45%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 15 | — | 31.4 |
| 2017年9月 | 10 | −33.3 | 16.8 |
| 2018年9月 | 12 | 20.0 | 15.2 |
| 2019年9月 | 10 | −16.7 | 50.1 |
| 2020年9月 | 10 | 0.0 | — |
| 2021年9月 | 10 | 0.0 | 19.4 |
| 2022年9月 | 30 | 200.0 | 16.3 |
| 2023年9月 | 40 | 33.3 | 11.7 |
| 2024年9月 | 40 | 0.0 | 11.5 |
| 2025年9月 | 40 | 0.0 | 36.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ7,288人。区分でいちばん多いのは個人・その他で68.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.2%を占め、残る76.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 73.0 | 70.3 | 70.2 | 71.0 | 73.0 | 68.8 |
| 事業法人 | 17.7 | 17.9 | 17.9 | 18.4 | 17.8 | 18.1 |
| 金融機関 | 5.0 | 4.9 | 5.4 | 6.0 | 5.1 | 5.1 |
| 証券会社 | 3.2 | 3.6 | 3.3 | 2.8 | 2.6 | 4.9 |
| 外国法人 | 1.1 | 3.3 | 3.2 | 1.7 | 1.4 | 2.8 |
| 自己株式 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 有限会社コトブキ産業 | 6.32 |
| 02 | タカトリ共栄会 | 4.79 |
| 03 | 大阪中小企業投資育成株式会社 | 3.41 |
| 04 | 高鳥政廣 | 2.60 |
| 05 | 岩崎泰次 | 2.51 |
| 06 | 岡島恵子 | 2.13 |
| 07 | 株式会社南都銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.73 |
| 08 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.71 |
| 09 | 株式会社日伝 | 1.49 |
| 10 | 三菱UFJeスマート証券株式会社 | 1.26 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+167%、1株純資産は14期で+121%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | −161 | 852 | — | — | — |
| 2013年9月 | −67 | 778 | — | — | — |
| 2014年9月 | 77 | 855 | 9.5 | 7.9 | 15.5 |
| 2015年9月 | −21 | 824 | — | — | — |
| 2016年9月 | 48 | 862 | 5.7 | 17.3 | 31.4 |
| 2017年9月 | 58 | 915 | 6.5 | 13.8 | 16.8 |
| 2018年9月 | 72 | 976 | 7.6 | 10.0 | 15.2 |
| 2019年9月 | 18 | 978 | 1.9 | 31.3 | 50.1 |
| 2020年9月 | −23 | 947 | — | — | — |
| 2021年9月 | 69 | 1,009 | 7.1 | 15.7 | 19.4 |
| 2022年9月 | 188 | 1,173 | 17.3 | 16.6 | 16.3 |
| 2023年9月 | 349 | 1,499 | 26.2 | 15.6 | 11.7 |
| 2024年9月 | 355 | 1,818 | 21.4 | 8.2 | 11.5 |
| 2025年9月 | 107 | 1,884 | 5.8 | 14.2 | 36.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額232百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 増田誠 | 代表取締役社長 | 63 |
| 松田武晴 | 代表取締役副社長 | 76 |
| 重富謙一 | 取締役 管理本部長 | 50 |
| 正岡智明 | 取締役 経営企画本部長営業統括 兼 品質管理統括 | 50 |
| 川村真 | 取締役 | 57 |
| 大島章良 | 常勤監査役 | 71 |
| 山田磯子 | 監査役 | 81 |
| 岸部輝一 | 監査役 | 67 |
| 野島佳枝 | 監査役 | 45 |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 147 | 50 | 197 | 39 |
| 監査役 | 1 | 20 | — | 20 | 20 |
| 社外取締役 | 3 | 15 | — | 15 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容488字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,211字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,107字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,277字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第70期(2025/10/01-2026/03/31)2026-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第69期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-18
- 半期報告書半期報告書-第69期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第68期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第68期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 四半期報告書四半期報告書-第68期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第67期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-25
- 四半期報告書四半期報告書-第67期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第67期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第67期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第66期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-26
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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