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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

北川鉄工所

Kitagawa Corporation6317 · Standard · 機械

旋盤用チャックで国内市場シェアの過半を握る工作機器メーカー。鋳造技術を核に、半導体製造装置まで手掛ける複合企業。

概要

北川鉄工所は広島県府中市に本社を置く機械メーカーである。1918年に木造船用補機製造で創業し、現在は工作機器(旋盤用チャック)、産業機械(コンクリートプラント・クレーン)、金属素形材(自動車部品鋳物)、半導体関連の4事業を展開する。旋盤用チャックでは国内市場の過半を占める。2026年3月期の連結売上高は584億円、従業員は2,221名。

工作機器・産業機械・金属素形材・半導体関連の4事業構成

北川鉄工所はキタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業)、キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業)、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業)、半導体関連事業の4セグメントで構成される。工作機器事業では旋盤用チャック、油圧回転シリンダ、NC円テーブルなどを手掛け、国内シェアの過半を占める。産業機械事業ではコンクリートプラント、ビル建築用クレーン、自走式立体駐車場などを製造する。金属素形材事業は生型機械鋳造や消失模型鋳造により自動車部品や建設機械部品を生産する。半導体関連事業は半導体製造装置、ハードディスク研磨装置、精密研磨消耗品の製造・販売に加え、受託加工も提供する。

タイ・中国・メキシコ・インドに広がる生産販売拠点

同社は2003年にタイにKITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.を設立し鋳造品の供給を開始した(2025年に解散決議、清算中)。2009年には中国に上海北川鉄社貿易有限公司、2010年に北川(瀋陽)工業機械製造有限公司を設立。2012年にはメキシコにKITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.を設立し、自動車部品の現地生産を開始した。2023年にはタイにKITAGAWA TRADING (THAILAND) CO.,LTD.、2024年にインドにKITAGAWA TECHNOLOGY INDIA PVT.LTD.を設立。さらに欧州ではKITAGAWA EUROPE LTD.、北米ではKITAGAWA-NORTHTECH INC.を有し、グローバルな販売網を構築している。

連結売上高584億円、長期目標1,000億円の経営計画

2026年3月期の連結売上高は58,415百万円(前期比2.0%増)、営業利益は2,688百万円(同43.6%増)となった。セグメント別では産業機械事業が22,003百万円と最大で、金属素形材事業が24,319百万円と続く。同社は2021年度に長期経営計画「Plus Decade 2031」を策定し、2031年度の連結売上高1,000億円を目標に掲げる。2025年度から2027年度の中期経営計画「2027」では、ROIC 6.0%、ROE 6.5%を数値目標としている。資本政策ではキャピタリゼーション比率25~30%の維持を目指す。

業界の中での役割は工作機械用チャックの国内トップメーカーであり、金属素形材(鋳造)から半導体製造装置まで手掛ける多角的事業体。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
584億円
営業利益
27億円
営業利益率
4.6%
純利益
31億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2018/3
事業売上構成比利益利益率
金属素形材 事業267億円47.7%18億円6.7%
産業機械 事業169億円30.2%25億円14.8%
工作機器 事業124億円22.1%29億円23.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01工作機械(旋盤用チャック等)主力

旋盤用チャックで国内市場シェアの過半を占める世界的ブランド。油圧回転シリンダ、NC円テーブル、パワーバイス、グリッパ等も製造・販売し、工作機械の自動化・高精度化に貢献している。

主な製品・サービス5
旋盤用チャック国内シェア首位
工作物を把持するための装置で、旋盤加工の心臓部。国内シェア過半を持つ主力製品。
油圧回転シリンダ
チャックを作動させるための油圧シリンダで、高速回転に対応し、加工効率を高める。
NC円テーブル
数値制御で正確な割り出しが可能な回転テーブル。多面加工を可能にし、工作機械の高機能化に寄与。
パワーバイス
油圧や空圧で自動的にワークを締め付けるバイス。作業の自動化・省力化を実現する。
グリッパ
ロボットや自動機でワークを掴むためのハンド部品。様々な形状・サイズに対応する。

02建設・環境(コンクリートプラント等)準主力

コンクリートプラント、コンクリートミキサ、ビル建築用クレーン、環境関連設備、リサイクルプラント、自走式立体駐車場などを製造・販売。建設現場や環境インフラに不可欠な機械を提供する。

主な製品・サービス6
コンクリートプラント
コンクリート材料を計量・混合して生コンクリートを製造するプラント設備。
コンクリートミキサ
コンクリート材料を撹拌・混合する機械。トラック搭載型や据え置き型がある。
ビル建築用クレーン
高層ビル建設に用いるタワークレーン。資材の吊り上げ・運搬を担う。
環境関連設備
大気汚染防止や廃棄物処理などの環境保全に寄与する設備。
リサイクルプラント
廃棄物を選別・破砕・圧縮してリサイクルするためのプラント設備。
自走式立体駐車場
車を機械的に収納する立体駐車場システム。限られた土地を有効活用できる。

03自動車・建設機械・農業機械(鋳造部品)準主力

生型機械鋳造と消失模型鋳造の技術で、自動車部品、建設機械部品、農業機械部品を製造・販売。高い鋳造技術で様々な産業に欠かせない部品を供給している。

生型機械鋳造・消失模型鋳造の高度な技術力

主な製品・サービス3
自動車部品
エンジン部品やトランスミッション部品など、自動車に用いられる鋳造部品。
建設機械部品
油圧ショベルやブルドーザーなどの建設機械に用いられる鋳造部品。
農業機械部品
トラクターやコンバインなどの農業機械に用いられる鋳造部品。

04半導体・精密機器準主力

半導体製造装置、ハードディスク研磨装置、精密研磨装置、精密研磨消耗品の製造・販売、および半導体受託加工、精密研磨受託加工などのサービスを提供。先端産業の製造プロセスを支える。

主な製品・サービス4
半導体製造装置
半導体ウェーハの製造工程で使用される装置群。薄膜形成やエッチングなどに用いられる。
ハードディスク研磨装置
ハードディスクの基盤を高精度に研磨する装置。記録密度向上に貢献。
精密研磨装置
電子部品・光学部品などをナノレベルで研磨する装置。
精密研磨消耗品
研磨パッドやスラリーなどの消耗品。研磨工程に必要な材料。

製品と技術

旋盤用チャックで国内過半シェアを握る工作機器

キタガワ グローバル ハンド カンパニーが手掛ける工作機器事業は、旋盤用チャックを主力製品とする。チャックはワークを確実に把持するための冶具で、同社は国内市場で過半のシェアを有する。製品ラインアップには油圧回転シリンダ、NC円テーブル、パワーバイス、グリッパなどが含まれる。これらの製品は工作機械の自動化・高精度化に貢献し、半導体や航空機など成長産業向けに高付加価値品を投入している。連結子会社の株式会社北川製作所が製造を担い、海外では中国、メキシコ、インド、欧州、北米に販売拠点を持つ。

コンクリートプラントから立体駐車場まで手掛ける産業機械

キタガワ サン テック カンパニーは、コンクリートプラント、コンクリートミキサ、ビル建築用クレーン、環境関連設備、リサイクルプラント、自走式立体駐車場などを製造する。コンクリートプラント事業ではメンテナンス工事が好調で、高付加価値オプションの投入により収益力を高めている。荷役機械事業では大型クライミングクレーン「マスト」の売上が増加し、生産体制の強化を進める。自走式立体駐車場は「スーパーロングスパン(SLS)」ブランドで展開し、工程・原価管理の徹底により高収益構造を維持している。

自動車部品向け鋳物を生産する金属素形材

キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニーは、生型機械鋳造と消失模型鋳造の2つの製法で自動車部品、建設機械部品、農業機械部品を生産している。国内では福山工場や下川辺工場などで生産し、メキシコ子会社KITAGAWA MEXICOが北米向け自動車部品を供給。2026年3月期は国内の自動車エンジン部品需要が堅調だった一方、メキシコ子会社では半導体不足による減産の影響で生産量が減少し、セグメント売上高は24,319百万円(前期比1.6%減)となった。同セグメントはコスト低減活動や販売価格改定により営業損益が改善し、606百万円の利益を計上した。

半導体製造装置と精密研磨受託加工の半導体関連事業

半導体関連事業は連結子会社北川グレステック株式会社が中核となり、半導体製造装置、ハードディスク研磨装置、精密研磨装置、精密研磨消耗品の製造販売、ならびに半導体受託加工や精密研磨受託加工のサービスを提供する。2026年3月期はAI関連需要に支えられ消耗品販売と受託加工が堅調だったが、前期に完了したハードディスク製造装置の大型案件の反動で売上高は1,780百万円(前期比29.1%減)、セグメント利益は138百万円(同76.3%減)と大幅に減少した。長岡研究所に新たな研究開発棟を建設し、製品開発の加速を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位旋盤用チャック国内市場シェアの過半工作機械(旋盤用チャック等)
  • 自動車・建設機械・農業機械(鋳造部品)生型機械鋳造・消失模型鋳造の高度な技術力

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

鋳物・機械で中堅、収益力改善途上

同社は産業機械・鋳物製品を手掛ける中堅メーカー。主力の鉄工・機械事業は自動車・建設向けが中心で、国内需要に依存。同業の日本製鋼所が強みを持つ大型鍛造品や三浦工業のボイラ事業と比べ、付加価値面で劣る。近年は収益率改善に取り組むが、2025/3期営業利益率3.32%と低水準。2026/3期は4.62%とやや改善見通しだが、原材料高や人手不足が課題。業界内では中位に位置し、差別化が不十分。

強み

  • 鋳物技術に強みを持ち、耐熱・耐摩耗部品などニッチ領域で一定の競争力を確保。
  • 長年の取引実績により、自動車・建設機械メーカーとの関係が継続し安定受注につながる。
  • 自社工場で一貫生産を行い、品質管理とコスト競争力を両立。
  • 収益改善策を進め、26/3期は営業利益率4.62%と小幅ながら上昇見込み。

課題

  • 営業利益率が3-4%台と低く、原材料高や人件費上昇が収益を圧迫。
  • 日本製鋼所や三浦工業に比べブランド力・技術力で劣り、価格競争に陥りやすい。
  • 自動車・建設業界の設備投資動向に左右され、受注変動が大きい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が北川鉄工所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16337テセック191億円39.4倍
26358酒井重工業191億円10.4倍
36203豊和工業188億円24.4倍
46356日本ギア工業185億円10.6倍
56484KVK185億円8.2倍
66317北川鉄工所173億円5.3倍
76294オカダアイヨン164億円10.6倍
86390加藤製作所157億円3.4倍
96224JRC156億円11.4倍
106405鈴茂器工155億円23.5倍
116316丸山製作所152億円10.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

木造船用補機製造から工作機械へ:1918~1941年

1918年3月、広島県御調郡下川辺村(現府中市)に北川船具製作所を創立し、木造船用補機の製造販売を開始した。1924年には鋳物工場、機械工場を増設し、鋼船用船具および巻上機の製造に進出。1936年12月、芦品郡広谷村(現府中市)に北川鉄工所を新設し、工作機械器具の製造販売に乗り出した。1941年11月、株式会社北川鉄工所に改組し、法人としての体制を整えた。この間、船舶用機械から産業機械へと事業の幅を広げ、後の多角化の基盤を築いた。

ミーハナイト鋳物技術提携と上場:1947~1962年

戦後、1947年3月に産業機械器具や医療施設事業を開始。1955年5月、米国ミーハナイト・メタル・コーポレーションと技術提携し、ミーハナイト鋳物の製造販売を始めた。1957年にはスクロールチャックでJIS表示許可工場となり、品質面での信頼を獲得。1961年8月に広島証券取引所に株式を上場し、同年12月にはチャック専門の連結子会社株式会社北川製作所を設立。1962年8月には東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場し、全国区の機械メーカーとしての地位を固めた。

国内工場網の拡充と新事業参入:1962~1999年

1962年9月に埼玉県に東京工場を新設し、関東圏の生産拠点を確保。1968年から1971年にかけて広島県内に中須工場、下川辺工場、甲山工場を相次いで建設し、生産能力を拡大した。1969年には子会社株式会社吉舎鉄工所を設立し自動車用鋳物製品の製造を開始、同年和歌山工場も新設。1974年には北川冷機株式会社を設立し自動車部品事業を強化。1981年にはチャック専門の本山工場を新設し、工作機器の集中生産を図った。1992年には立体駐車場装置市場に新規参入し、事業の多角化を進めた。

ISO認証取得と海外生産拠点の立ち上げ:1999~2012年

1999年に建設機械部門と工作機器部門でISO9001認証を取得し、品質管理の国際標準化に対応。2001年には日本建機株式会社の株式を取得し、建設機械事業を拡大。2003年1月には素形材部門でISO14001認証を取得し環境経営に着手。同年2月、タイにKITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.を設立し、海外での鋳造品供給を開始した。2005年に中国・上海に駐在事務所を設置、2009年には上海北川鉄社貿易有限公司、2010年に北川(瀋陽)工業機械製造有限公司を設立。2012年にはメキシコにKITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.を設立し、北米市場向けの生産拠点を確保した。

グループ再編とプライム市場への移行:2018~2022年

2018年6月、無人航空機開発を目的に株式会社AileLinXを設立(2026年清算結了)。2022年4月には子会社の株式会社吉舎鉄工所を吸収合併し、鋳造事業の統合を図った。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。6月には監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を変更した。2023年10月にはプライム市場からスタンダード市場へ移行し、上場区分を再選択している。

M&Aによる半導体事業拡大とインド進出:2023~2024年

2023年7月、システム精工株式会社とケメット・ジャパン株式会社の全株式を取得し、半導体関連事業に本格参入。2024年4月、両社を合併し北川グレステック株式会社に商号変更、半導体製造装置や精密研磨装置の製造販売を一体化した。同年8月にはタイにKITAGAWA TRADING (THAILAND) CO.,LTD.を設立し、商社機能を強化。2024年9月、インドにKITAGAWA TECHNOLOGY INDIA PVT.LTD.を設立し、成長市場への直接進出を開始した。一方、タイ子会社KITAGAWA (THAILAND)は2025年3月に解散が決議され、清算手続中である。

年表41件を開く

1910年代

  • 1918年3月創業広島県御調郡下川辺村(現在府中市)に木造船用補機製造販売の目的をもって、北川鉄工所の前身、北川船具製作所を創立。

1920年代

  • 1924年6月鋳物工場、機械工場を増設、鋼船用船具および船舶、鉱山、土木建設用巻上機の製造販売を開始。

1930年代

  • 1936年12月広島県芦品郡広谷村(現在府中市)に北川鉄工所を新設し、従来製品に加え、工作機械器具の製造販売を開始。

1940年代

  • 1941年11月北川鉄工所を株式会社北川鉄工所と改組。
  • 1947年3月産業機械器具、船舶用機械の製造販売および医療施設事業を開始。

1950年代

  • 1955年5月米国のミーハナイト・メタル・コーポレーションと技術提携し、ミーハナイト鋳物の製造販売を開始。
  • 1957年2月日本工業規格(JIS)の第5131号・スクロールチャックの表示許可工場となる。

1960年代

  • 1961年8月上場株式を広島証券取引所市場に上場。
  • 1961年12月株式会社北川製作所(現・連結子会社)を広島県府中市に設立、旋盤用チャックの製造を開始。
  • 1962年8月上場株式を東京および大阪証券取引所市場第一部に上場。
  • 1962年9月埼玉県大宮市(現在さいたま市)に東京工場を新設。
  • 1968年4月広島県府中市に中須工場を新設。
  • 1969年1月創業株式会社吉舎鉄工所を広島県双三郡吉舎町(現在三次市)に設立、自動車用鋳物製品の製造を開始。
  • 1969年4月広島県府中市に下川辺工場を新設。
  • 1969年11月和歌山県橋本市に和歌山工場を新設。

1970年代

  • 1971年3月広島県世羅郡甲山町(現在世羅町)に甲山工場を新設。
  • 1974年2月北川冷機株式会社(現・連結子会社)を広島県世羅郡甲山町(現在世羅町)に設立、自動車用部品の製造を開始。

1980年代

  • 1981年3月チャック専門工場として、広島県府中市に本山工場を新設。

1990年代

  • 1992年7月立体駐車場装置市場に新規参入。
  • 1999年3月建設機械部門と工作機器部門において、ISO9001の認証を取得。

2000年代

  • 2001年4月M&A日本建機株式会社の株式取得。
  • 2003年1月素形材部門において、ISO14001の認証を取得。(下川辺工場、中須工場)
  • 2003年2月KITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立、鋳造品を供給開始。
  • 2003年4月素形材部門において、ISO9001(2000年版)の認証を取得。
  • 2005年10月創業中国駐在事務所を上海に設立。
  • 2007年3月M&A日本建機株式会社と当社コンクリートプラント営業部門を統合、事業形態を再編し、販売会社K&Kプラント株式会社として事業開始。
  • 2008年4月福山工場を広島県福山市駅家町(福山北産業団地内)に新設、鋳造品の生産を開始。
  • 2008年10月ユニットハウスレンタル・販売事業を譲渡。
  • 2009年2月シンガポール支店を開設。
  • 2009年4月M&AK&Kプラント株式会社を吸収合併。
  • 2009年4月上海北川鉄社貿易有限公司(現・連結子会社)を設立。

2010年代

  • 2010年12月北川(瀋陽)工業機械製造有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2012年2月KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.(現・連結子会社)を設立。
  • 2018年6月創業株式会社AileLinXを広島県府中市に設立、無人航空機の開発を開始。

2020年代

  • 2022年4月M&A株式会社吉舎鉄工所を吸収合併。東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2022年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2023年7月M&Aシステム精工株式会社とケメット・ジャパン株式会社の株式取得。
  • 2023年8月KITAGAWA TRADING (THAILAND) CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
  • 2023年10月東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場へ移行。
  • 2024年4月M&Aシステム精工株式会社とケメット・ジャパン株式会社が合併して北川グレステック株式会社(現・連結子会社)に商号変更。
  • 2024年9月KITAGAWA TECHNOLOGY INDIA PVT.LTD.(現・連結子会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2031年度まで1,000億円
  • ROIC2027年度まで6.0%
  • ROE2027年度まで6.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業構造の転換と再構築

    既存4事業のポートフォリオ見直しに加え、新事業創出やM&Aを戦略的に活用し、成長領域への事業展開を加速。将来の収益基盤となる新たなビジネスモデルの創出を目指す。

  2. 02

    経営品質の進化とDX推進

    AIや3Dモデル、AR等の先端技術を導入し技術基盤を高度化。業務効率向上と共に、資源循環・CO2削減に資する製品開発を推進し、脱炭素社会への貢献を図る。

  3. 03

    人材育成とダイバーシティ推進

    自律的に学び行動できる人材の育成に注力。ジェンダーギャップ解消やダイバーシティ&インクルージョンを推進し、多様な人材が活躍できる基盤を構築する。

  4. 04

    既存事業の基盤強化

    各カンパニーごとに重点市場や製品戦略を明確化。工作機器では成長産業向け高付加価値品の投入、産業機械ではリードタイム競争力強化、金属素形材では販売価格適正化と生産キャパ拡大、半導体関連では受注拡大と製品開発加速に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,221人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は579万円で、9期前と比べて+1.2%平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は17.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,488
2018年3月2,733
2019年3月57242.116.32,754
2020年3月56842.016.32,785
2021年3月53342.116.12,777
2022年3月54242.116.32,727
2023年3月54442.516.52,460
2024年3月53642.716.82,535
2025年3月55643.017.02,27584
2026年3月57943.317.22,221122

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率86.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 3 / 海外 8、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
キタガワ マテリア ル テクノロジー カンパニー キタガワ グローバ ル ハンド カンパ ニー — KITAGAWA MEXICO,S.A. DE C.V. (メキシコ アグアスカ リエンテス 州)7,501百万円
本社及び 本社工場 — 広島県 府中市5,292百万円
キタガワ グローバ ル ハンド カンパ ニー キタガワ サン テ ック カンパニー 半導体関連事業 全社的管理業務
福山工場(広島県 福山市) (注)23,286百万円
キタガワ マテリア ル テクノロジー カンパニー
甲山工場 — 広島県 世羅郡 世羅町1,989百万円
キタガワ サン テ ック カンパニー キタガワ マテリア ル テクノロジー カンパニー
東京工場 — さいたま市 北区1,774百万円
キタガワ マテリア ル テクノロジー カンパニー
本山工場 — 広島県 府中市1,307百万円
キタガワ グローバ ル ハンド カンパ ニー
半導体関連事業 — 北川グレステック㈱ 本社他(千葉県千葉市他)1,095百万円
下川辺工場 — 広島県 府中市702百万円
キタガワ マテリア ル テクノロジー カンパニー
和歌山工場 — 和歌山県 橋本市465百万円
キタガワ サン テ ック カンパニー
大阪支店(大阪市 住之江区)他全国11営業拠点361百万円
販売業務
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱北川製作所
    広島県府中市 · 連結子会社
    議決権77.5%
  • 国内
    北川冷機㈱
    広島県世羅郡世羅町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北川グレステック㈱
    千葉県千葉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.(注)2・3
    タイ チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海北川鉄社貿易有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    北川(瀋陽)工業機械製造有限公司
    中国 遼寧省瀋陽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.(注)2・5
    メキシコ アグアスカリエンテス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KITAGAWA TRADING (THAILAND) CO.,LTD.
    タイ バンコク都 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KITAGAWA TECHNOLOGY INDIA PVT.LTD.(注)4
    インド カルナタカ州 · 連結子会社
    議決権99.5%
  • 海外
    KITAGAWA EUROPE LTD.(注)8
    英国 ソールズベリー市 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 海外
    KITAGAWA-NORTHTECH INC.
    米国 イリノイ州 シャンバーグ市 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和3年度建設技術研究開発費補助金
    国土交通省 · 2021-06-16
    1,000万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は584億円営業利益27億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.9%、利益が+42.1%。

売上高
+1.9%
584億円
営業利益
+42.1%
27億円
純利益
+158.3%
31億円
営業利益率
4.6%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高625億円584億円
営業利益30億円27億円
純利益20億円31億円
1株あたり配当¥64¥64

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は143億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−0.7%、営業利益は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1740
2024年1Q14464.210
2024年2Q15721.32
2024年3Q15742.52
2024年4Q158−1
2025年2Q28441.44
2025年4Q289155.28
2026年2Q291144.824
2026年4Q293134.47
2027年1Q14374.99

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は405億円から584億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4052415
2014年3月4442214
2015年3月5285231
2016年3月5273926
2017年3月5544320
株式会社AileLinXを広島県府中市に設立、無人航空機の開発を開始。
2018年3月5615235
2019年3月6035939
2020年3月5833316
2021年3月488122
株式会社吉舎鉄工所を吸収合併。東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
2022年3月58731−10
システム精工株式会社とケメット・ジャパン株式会社の株式取得。
2023年3月59710−4
システム精工株式会社とケメット・ジャパン株式会社が合併して北川グレステック株式会社(現・連結子会社)に商号変更。
2024年3月6162413
2025年3月57319233.312
2026年3月58427254.631

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高584億円のうち、営業利益として残るのは27億円4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は31億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.0%485億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.3%72億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.0pt
4.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
7.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は114億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月32−5711−2589
2014年3月16−7228−5663
2015年3月53−3421985
2016年3月59−32−242787
2017年3月56−33−172395
2018年3月76−50−2126100
2019年3月47−43−28475
2020年3月75−43−133295
2021年3月31−3311−2103
2022年3月35−47−7−1286
2023年3月28−28−7081
2024年3月49−31318104
2025年3月62−27−2835112
2026年3月20−3213−12114

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は849億円。このうち返さなくてよい自己資本が460億円で、自己資本比率は54.1%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月53023229842.8
2014年3月59824835040.8
2015年3月69229439841.9
2016年3月65530535045.8
2017年3月68132935246.6
2018年3月71636235448.6
2019年3月73537635949.4
2020年3月70738132652.0
2021年3月72938434551.0
2022年3月73336736649.6
2023年3月74537137449.5
2024年3月80140040149.9
2025年3月82041740350.9
2026年3月84946039054.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
120億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
246億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
52億円
在庫として抱えている分
負債合計
390億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中58位あたり、逆に低いのは営業利益率209社中161位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.1%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.6%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.1%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,789で、1年前と比べて+18.6%過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。

¥1,789-2.1%1ヶ月+7.6%1年+18.6%時価総額173億円
過去52週の値幅
安値¥1,516高値¥1,938

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.3倍
PER (会社予想)8.3倍
PBR0.36倍
配当利回り3.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/17終値1642円は25日線1691円を2.9%下回り、短期的な下落基調。週足では7/10の1735円を高値に下落し、週末にかけて1642円まで値を下げた。52週高値1938円からは15.3%低い。出来高は7/10に80700株と急増したが、その後減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PER 4.9倍、PBR 0.33倍と業界平均(23.7倍、1.56倍)を大きく下回り極めて割安。ROE 7.1%は平均的。配当利回り6.05%は平均2.19%を大きく上回るものの、配当性向69.8%で財務は健全。今期営業増益見込みも、収益水準の低さがリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.3倍22.7倍
PER (予想)8.3倍
PBR0.36倍1.50倍
ROE7.1%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は自動車業界の設備投資に連動し、2025/3期は減収減益。2026/3期は増収増益予想だが、利益率は低水準。強気派は自動車生産の回復と設備更新需要を見込むが、弱気派は競争激化と収益性の低さを指摘。

プラスに働く材料7
  • 自動車生産の回復

    世界的な自動車生産回復で設備投資需要増加。

  • 2026/3期は増益予想

    売上+2%、営業利益+60%の会社計画。

  • 安定した受注基盤

    主要顧客との長期取引で一定の受注確保。

  • PER4.9倍の極めて割安な水準通年影響

    PER4.85倍は同業平均比低く、収益改善で株価上昇余地。

  • PBR0.33倍の解散価値割れ継続影響

    純資産の3倍の時価総額。資産価値への見直し期待。

  • 高配当利回り6%超継続影響

    配当利回り6.05%で安定配当。株主還元姿勢強い。

  • FY2026増益予想2026年3月期影響

    営業利益27億円、前期比+42%増。需要回復で収益改善。

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    営業利益率3~4%と収益性が低い。

  • 自動車業界への依存

    特定業界の設備投資動向に業績が左右される。

  • 競争激化

    海外メーカーとの競合で価格競争にさらされる。

  • 業績低迷長期化リスク継続影響

    FY2025営業利益19億円と低水準。収益力改善遅れ。

  • 鋳造事業の構造不況継続影響

    自動車向け鋳造品需要低迷。設備稼働率低下。

  • 原材料高によるコスト増継続影響

    鉄スクラップ価格上昇で利益圧迫。コスト転嫁難航。

  • 市場流動性の低さ継続影響

    時価総額158億円と小型株。機関投資家の組み入れ限定。

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上を占う先行指標。
営業利益率
低収益体質改善の兆候を確認。
自動車生産台数
需要の背景を把握する外部指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり64で、前期から+104.0%いまの株価に対する利回りは3.58%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥64
1株あたり
配当利回り
3.58%
いまの株価に対して
配当性向
69.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6035.1
2018年3月7728.324.2
2019年3月9016.922.7
2020年3月10011.152.8
2021年3月20−80.074.6
2022年3月50150.0115.5
2023年3月30−40.072.7
2024年3月4033.331.4
2025年3月5025.037.3
2026年3月102104.069.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥64

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,283人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.6%を占め、残る68.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他45.047.053.452.252.953.7
金融機関27.228.024.925.325.422.1
外国法人15.813.510.39.810.112.0
事業法人8.99.09.39.59.59.5
自己株式3.03.04.34.44.34.1
証券会社3.02.42.03.22.12.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.45
02北川鉄工所みのり会7.75
03INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)5.01
04株式会社広島銀行4.62
05みずほ信託銀行株式会社2.38
06北川鉄工所自社株投資会2.37
07秋元 利規2.07
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.82
09朝日生命保険相互会社1.77
10北川 祐治1.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2048%、1株純資産は14期で+1994%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月162376.910.010.7
2014年3月152556.111.715.2
2015年3月3230311.58.014.3
2016年3月2753,1348.97.525.5
2017年3月2143,3446.610.335.1
2018年3月3723,71910.57.324.2
2019年3月4123,87410.85.522.7
2020年3月1763,9214.58.852.8
2021年3月263,9720.760.674.6
2022年3月−1023,881−2.6115.5
2023年3月−453,993−1.172.7
2024年3月1374,3363.312.331.4
2025年3月1354,5173.18.937.3
2026年3月3384,9687.14.669.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額180百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
北川祐治代表取締役 会長69143,574
北川宏代表取締役 副会長6726,799
岡野帝男代表取締役 社長執行役員 開発本部長6315,641
西川三佐子取締役(社外)58796
杉口安弘取締役(社外)69764
野上武志取締役(常勤監査等委員)(社外)611,609
貝原潤司取締役(監査等委員)(社外)77663
平浩介取締役(監査等委員)(社外)72600

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31162714448
社外取締役536367

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,333字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社および当社の関係会社(当社、子会社9社および関連会社2社(2026年3月31日現在)により構成)においては、キタガワ グローバル ハンド カンパニー、キタガワ サン テック カンパニー、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー、半導体関連事業の4部門に関係する事業を主として行っております。各事業における当社および関係会社の位置付けなどは次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一区分であります。 キタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業) 当カンパニーにおいては、旋盤用チャック、油圧回転シリンダ、NC円テーブル、パワーバイスおよびグリッパなどの製造・販売を行っております。このうち、世界的ブランドである旋盤用チャックについては、国内市場シェアの過半を占めており、当カンパニーにおける主力分野と位置付けております。 主な関係会社   ……    ㈱北川製作所、上海北川鉄社貿易有限公司、 北川(瀋陽)工業機械製造有限公司、KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.、 KITAGAWA TRADING (THAILAND) CO.,LTD.、 KITAGAWA TECHNOLOGY INDIA PVT.LTD.、KITAGAWA EUROPE LTD.、 KITAGAWA-NORTHTECH INC. キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業) 当カンパニーにおいては、コンクリートプラント、コンクリートミキサ、ビル建築用クレーン、環境関連設備、リサイクルプラントおよび自走式立体駐車場などの製造・販売を行っております。 主な関係会社   ……   なし キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業) 当カンパニーにおいては、生型機械鋳造、消失模型鋳造の製法により自動車部品、建設機械部品、農業機械部品の製造・販売を行っております。なお、KITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.は、2025年3月12日開催の取締役会で解散が決議され、清算手続中です。 主な関係会社   ……    北川冷機㈱、KITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.、KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V. 半導体関連事業 当事業においては、半導体製造装置、ハードディスク研磨装置、精密研磨装置、精密研磨消耗品の製造・販売および半導体受託加工、精密研磨受託加工などのサービスの提供を行っております。 主な関係会社   ……   北川グレステック㈱ [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 1 ※印は連結子会社、◎印は持分法適用関連会社であります。 2 KITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.は、2025年3月12日開催の取締役会で解散が決議され、清算手続中です。 3 ㈱ケーブル・ジョイは、2025年10月1日に㈱ちゅピCOMを存続会社とする吸収合併により消滅しました。 4 ㈱AileLinXは、2026年3月27日に清算結了したため連結の範囲から除外しています。
経営方針・対処すべき課題2,759字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境および対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、企業ビジョンを「株式会社北川鉄工所はものづくりという業にあって、お客様の喜びを我々の喜びとし、素直な心を尊び、勇気ある行動を敬い、自己実現の場として自律した活力あるリーダーを育成し、技術を誇り、未知なる世界に挑戦するQuality Businessを実践する集団である。」と定めております。 当社グループは、この価値観を全社員が共有・実践し、ものづくり企業としての持続的な成長および中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、2021年度に長期経営計画「Plus Decade 2031」を策定し、2031年度に連結売上高1,000億円を経営目標として掲げております。 当該目標の達成に向け、2025年度から2027年度までの3か年を対象とする「中期経営計画 2027」を2024年11月に策定いたしました。本計画においては、資本コストを上回る収益性の確保を最優先課題と位置付け、2027年度の経営指標としてROICを6.0%、ROEを6.5%と目標に設定しております。 また、資本政策については、キャピタリゼーション比率を25~30%の範囲で維持しつつ、新規事業投資と株主還元の両立を図り、自己資本と有利子負債の最適なバランスの実現を目指してまいります。 当社グループは、「Plus Decade 2031」の実現に向け、基盤事業の収益力強化を着実に進めるとともに、将来の事業構造および収益構造の変革に資する強固な経営基盤の構築に取り組んでまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、グループ全体の視点から事業および組織のビジョンを明確化し、中長期的な戦略を推進しております。「Plus Decade 2031」においては、「4つの価値観を実践し、世界基準の成長を実現する」をビジョンとして掲げ、当社の行動原理である「4つの価値観」を実践することで、グローバル経済の成長に即応した継続的な事業規模の拡大を図ってまいります。本計画の骨子として、以下の3点を重点戦略項目として取り組んでおります。 ①事業構造の転換 当社グループが展開する工作機器、産業機械、金属素形材、半導体関連の4事業について、既存事業のポートフォリオを見直すとともに、新事業分野の創出およびM&Aの戦略的活用により、成長領域への事業展開を加速させ、事業構造の再構築を図ってまいります。 ②経営品質の進化 ITインフラの強靭化に加え、AIや3Dモデル等の先端技術を積極的に導入し、技術基盤の高度化および業務効率の向上を図ってまいります。また、資源循環およびCO₂排出量削減に寄与する製品開発を推進し、脱炭素社会の実現に貢献します。 ③人材育成 「企業成長の根幹は人材である」との認識のもと、「働きやすく、成長できる企業へ」をテーマに掲げ、自律的に学び、行動できる人材の育成に注力しております。また、ジェンダーギャップの解消やダイバーシティ&インクルージョンの推進を通じ、多様な人材が活躍できる基盤を構築してまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 ①事業ポートフォリオの転換 経営資源の選択と集中という観点から、抜本的な事業構造の変革を推進するとともに、社外連携やM&Aの活用による既存事業の市場拡大および新規市場の開拓に努め、持続的な企業成長に資する新たなビジネスモデルの創出に取り組んでまいります。 ②既存事業の基盤強化 キタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業) 半導体、航空機などの成長産業向けに、高付加価値な新製品や自動化パッケージを投入してまいります。また、インドでの現地生産拡充やメキシコやベトナムといった重点市場におけるエンジニアリングおよびアフターサービスを強化し、グローバルシェアの拡大と収益力の強化を同時に図ります。あわせて、製品群の選択と集中、DXによる業務の高度化、ローコストオペレーションの実現により収益向上と持続的な企業価値の向上に邁進してまいります。 キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業) コンクリートプラント事業は、競争力を持つリードタイムの実現を図るとともに高付加価値オプションの投入により収益力を高めてまいります。環境分野は新規ビジネスの早期確立に注力してまいります。荷役機械事業は、特殊荷役機械を事業の柱へと育成させ、品質と開発プロセスの改善による既存製品の競争力の引き上げ、大型クライミングクレーンの戦略的販売と、生産体制の強化を推進してまいります。自走式立体駐車場事業は、「スーパーロングスパン(SLS)」のブランド力向上と工程・原価管理の徹底により、高収益構造の維持と向上に取り組んでまいります。 キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業) 既存事業につきましては、販売価格の適正化を推進し、価格競争力の強化および安定的な収益構造への転換を図ります。また、操業度の改善に注力し、生産キャパシティの拡大とコスト競争力の強化を追求いたします。あわせて、少量多品種・試作ビジネスへ対応可能な生産体制の整備を進めるとともに、新規事業の探索に注力し、次なる収益の柱の育成に取り組んでまいります。 半導体関連事業 営業拠点の移転および組織の再編成を行い、半導体関連装置のさらなる受注拡大を目指してまいります。あわせて、長岡研究所に新たに建設した研究開発棟を活用し、製品開発を加速させてまいります。また、販売を強化してきた半導体関連装置の受注が堅調に推移しており、次期の売上に貢献する見込みです。 ③働きやすく成長できる環境の構築 多様な働き方やコミュニケーションの促進などに取り組み、心理的安全性の高い労働環境を整備してまいります。また、成長を促進するために、個々のキャリア形成支援や評価・処遇等の人事制度の見直しを行ってまいります。これらの取り組みによって、人材育成の基盤を構築し、社員が成長や働きがいを実感し、自律した活力ある人材へ成長することを目指してまいります。 ④デジタル技術活用による業務改革 DX化を加速させるため、人的資源の拡充やITインフラの戦略的更新を実施します。3DモデルやAI、ARなどの活用により、生産性の向上や新たな付加価値の創出に繋げていきます。また、情報セキュリティ対策の充実や基幹システムの再構築によりIT化のリスクの極小化を目指してまいります。
事業等のリスク3,350字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社は、グループ全体のリスク管理に関する基本的事項および推進体制を「リスク管理規程」において定め、その基本方針および管理の推進体制に基づき、代表取締役会長を委員長とする全社リスク管理委員会で、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの未然防止を図っております。 (1)地政学的リスク 当社グループは海外に生産拠点および営業拠点を有し、調達から製造、販売まで国際的なサプライチェーンを構築しております。このため、紛争・テロ、政情不安、貿易摩擦、経済制裁、関税・通関制度の変更、輸出入に関する規制の変更、物流網の混乱、感染症の拡大等により、調達・生産・販売・物流・決済の各局面で制約や遅延が生じる可能性があります。結果として、調達リードタイムの長期化やコスト上昇、生産計画の変更、出荷・納入遅延、需要変動などが生じ、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは情報収集、分散調達等を進めておりますが、影響を回避できない場合があります。 (2)原材料・エネルギー価格 当社グループは製品の製造に必要な原材料を継続的に調達するとともに、鋳造や機械加工等の製造工程において電力等のエネルギーを相当量消費しております。原材料・エネルギー価格や外注加工費、物流費等の上昇は製造原価を押し上げ、利益率の低下要因となります。急激な価格変動が発生した場合は、契約条件や交渉のタイミング、受注から納入までの期間等により販売価格への転嫁に遅れが生じ、収益性が一時的または継続的に悪化する可能性があります。当社グループは調達先の分散、原価低減、価格改定等を進めておりますが、価格高騰の長期化等により影響が残る場合があります。 (3)為替レート 当社グループは海外での調達・生産・販売活動を行っており、海外子会社との取引等に伴い外貨建ての売上・仕入・費用が発生しております。為替レートの変動は、外貨建取引の円換算額の増減に加え、在外子会社財務諸表の円換算等を通じて、連結業績および純資産に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは為替予約や外貨建見合債務の保有等のヘッジにより影響低減に努めておりますが、急激な変動により影響を回避できない場合があります。 (4)人材確保 当社グループの競争力は、事業運営および製造・販売・技術の維持向上を担う多様な人材に支えられております。少子高齢化や人材獲得の競争激化により必要な人材を十分に確保・定着できない場合、操業率の低下、品質・生産性の悪化、開発の遅延、技能伝承の停滞等が生じ、当社グループの競争力低下につながる可能性があります。当社グループは採用強化、人材教育、技能伝承の仕組み化、処遇・働き方の改善、多能工化・自動化等を推進しておりますが、これらの施策が想定どおりの成果を上げない場合、当社グループの事業運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報セキュリティ 当社グループは製品の設計情報、製造情報、ノウハウ等の重要な情報資産を保有しており、業務システムの高度化や生産設備のネットワーク化に伴い、サイバー攻撃や不正アクセス、内部不正、取引先等を経由した侵入のリスクが高まっております。これらが発生した場合、情報漏えい、データ改ざん、業務・操業停止、納期遅延、復旧費用の増加、損害賠償・行政対応、信用低下等により、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは規程・体制整備、権限管理、監視・脆弱性管理、教育およびバックアップ等の対策を進めておりますが、手口の高度化等により被害を完全に防止できない可能性があります。 (6)技術革新 当社グループが属する市場は、生産性向上、自動化、高精度化、省エネルギー化、デジタル化等の要求が高度化し、技術革新や製品ライフサイクルの変化が進展しております。顧客ニーズや技術トレンドの変化に適切に対応できない場合、製品競争力の低下、受注機会の逸失、価格競争による利益率低下が生じる可能性があります。また、研究開発投資には技術的な不確実性や開発期間の長期化等のリスクがあり、期待した成果が得られない場合には、将来の成長性や投資回収に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは顧客課題を起点とした製品開発、品質・性能向上、サービス体制強化、高付加価値の創出、外部連携の活用等により競争力強化を図っておりますが、市場環境の急変等によりこれらの影響を回避できない場合があります。 (7)知的財産権 当社グループは製品設計、製造ノウハウ、ソフトウェア等の技術資産を競争力の源泉としております。海外展開やサプライチェーンの拡大に伴い、機密情報の漏えい、模倣品・類似品の流通、技術流出が発生する可能性があります。また、事業領域の拡大や製品の高度化により、第三者の知的財産権を侵害する、または侵害主張を受ける可能性があります。係争が生じた場合、損害賠償、販売差止、設計変更、ロイヤルティ負担、訴訟費用等により事業活動が制約され、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは知的財産の権利化・維持、秘密情報管理、契約管理、侵害予防の確認手続、模倣品対策等を講じておりますが、これらの影響を完全に防止できない可能性があります。 (8)品質 当社グループは国内外を問わず多様な製品を提供しており、品質の確保は重要な経営課題であります。製品の高度化・多品種化、個別仕様への対応、サプライチェーンの多様化等により、製品に不具合が発生するリスクを完全に排除することは困難であります。重大な欠陥が発生した場合、補償・修理・交換・回収等の品質コスト、製造物責任に基づく損害賠償、追加検査や生産調整に伴う機会損失、信用低下等が生じ、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは工程管理、検査体制、サプライヤー管理、トレーサビリティ、是正処置、アフターサービス体制の整備等により品質向上に努めておりますが、予期せぬ事情によるリコールや不測の事象が発生する可能性があります。 (9)気候変動 当社グループは、豪雨・洪水・台風・地震等の自然災害の激甚化により当社グループの拠点、サプライヤー、物流網が被災した場合、操業停止、供給遅延、復旧費用の発生等を通じて、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、取引先から環境配慮に関する要請が高まる場合、対応が不十分であると取引条件の変更や受注機会の減少につながる可能性があります。当社グループは防災訓練や防災対策の整備、省エネルギー化等により影響の低減に努めておりますが、災害規模や制度変更の内容等によっては影響を回避できない場合があります。 (10)法規制・コンプライアンス 当社グループは国内外で事業を展開しており、事業運営に係る各種法令・規制の適用を受けております。これらの改正や運用強化により、追加コストや事業運営上の制約が生じる可能性があります。また、法令違反またはその疑義が生じた場合、行政処分、課徴金・罰則、訴訟、取引停止、社会的信用の低下等により、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは規程整備、教育・研修、内部通報制度、社内審査、内部監査等により遵守徹底を図っておりますが、海外子会社・委託先を含む統制の限界等により完全に防止できない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,650字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における世界経済は、米国の通商政策や中国経済の減速、イスラエル・パレスチナ間の紛争に加え、2月には米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃が行われるなど中東における地政学的リスクが一段と高まり、先行き不透明な状況が続きました。これに伴う原油価格の上昇や物流網への影響は、世界的なエネルギー価格の押し上げ要因となり、世界経済の停滞を招き得る新たなリスクとして顕在化しました。国内経済におきましても雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の底堅さや、旺盛なインバウンド需要に支えられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、深刻な人手不足に伴う人件費の上昇や物価の高止まり、金利上昇など不確実性の高い状況が続きました。 このような経営環境のもと、当社グループの売上高につきましては、金属素形材事業においてメキシコ子会社で自動車部品の受注量が減少し減収となったものの、工作機器事業では海外市場での売上が増加したほか、産業機械事業においてコンクリートプラント事業のメンテナンス工事が好調に推移し、荷役機械事業でも大型クライミングクレーンおよびマストの売上が増加したことから、前期比で増収となりました。 営業利益につきましても、産業機械事業のコンクリートプラント事業におけるメンテナンス工事の売上増加、金属素形材事業におけるコスト低減活動や販売価格改定などにより前期比で増益となりました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は、当社およびタイ子会社において有形固定資産の売却に伴う特別利益を計上したため、前期比で大きく増加しました。 以上により、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高58,415百万円(前期比 2.0%増)、営業利益2,688百万円(前期比 43.6%増)、経常利益2,545百万円(前期比 9.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,128百万円(前期比 150.9%増)となりました。 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 キタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業) 当カンパニーの売上高につきましては、国内市場は減少しましたが海外市場で中国やインドなどを中心にEMS(電子機器受託製造)関連の売上が増加し、9,870百万円(前期比 9.3%増)となりました。一方、セグメント利益(営業利益)につきましては、国内市場の減収や海外市場における価格競争、工場移設に伴う一時的な費用の発生等により221百万円(前期比 48.3%減)となりました。 キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業) 当カンパニーの売上高につきましては、コンクリートプラント事業のメンテナンス工事が好調に推移したこと、また、荷役機械事業においても大型クライミングクレーンおよびマストの売上が前期比で増加したため、22,003百万円(前期比 10.0%増)となりました。セグメント利益(営業利益)につきましても、コンクリートプラント事業の売上増加および荷役機械事業の収益改善、自走式立体駐車場事業の収益の安定化により、2,806百万円(前期比 68.2%増)となりました。 キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業) 当カンパニーの売上高につきましては、自動車エンジン部品の需要伸長により国内生産は堅調に推移しましたが、半導体不足による自動車メーカーの減産や鋳物部品の需要減少などの影響によりメキシコ子会社の生産量が減少したため、24,319百万円(前期比 1.6%減)となりました。一方、セグメント利益(営業利益)につきましては、ライン稼働率の向上による固定費効率の改善、歩留まり改善や工程合理化等のコスト構造改革、間接業務の効率化に努めたことで、606百万円(前期セグメント損失(営業損失) 128百万円)となりました。 半導体関連事業 当事業セグメントの売上高につきましては、連結子会社である北川グレステック株式会社において、AI関連需要に関係する消耗品販売や受託加工が堅調に推移しましたが、前期でハードディスク製造装置の大型案件が完了した影響が大きく、1,780百万円(前期比 29.1%減)となりました。また、セグメント利益(営業利益)につきましても、売上高減少の影響を受け、138百万円(前期比 76.3%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、2,049百万円の収入(前期は6,152百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益4,204百万円及び減価償却費3,166百万円であり、支出の主な内訳は、有形固定資産売却損益2,096百万円及び仕入債務の増減額2,058百万円によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、3,223百万円の支出(前期は2,728百万円の支出)となりました。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出3,460百万円であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,319百万円の収入(前期は2,835百万円の支出)となりました。収入の主な内訳は、短期借入金の純増減額2,713百万円であります。 これらにより当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ218百万円増加(前期は841百万円の増加)し、11,427百万円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、その他セグメントについては金額的な重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) キタガワ グローバル ハンド カンパニー   10,918   16.3 キタガワ サン テック カンパニー   22,131   10.8 キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー   24,254   △1.0 半導体関連事業   1,769   △28.7 合計   59,073   4.8 (注)  金額は販売価格で表示しており、セグメント間の取引については相殺消去しておりません。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、その他セグメントについては金額的な重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) キタガワ グローバル ハンド カンパニー    9,809   3.9   1,551   △3.8 キタガワ サン テック カンパニー   22,812   15.1   25,814   3.2 キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー   24,428   △0.9   736   17.2 半導体関連事業   3,389   110.5   2,339   219.9 合計   60,439   8.9   30,442   8.8 (注)  セグメント間の取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) キタガワ グローバル ハンド カンパニー   9,870   9.3 キタガワ サン テック カンパニー   22,003   10.0 キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー   24,319   △1.6 半導体関連事業   1,780   △29.1 その他   440   △56.2 合計   58,415   2.0 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 株式会社クボタ   8,206   14.3   9,093   15.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 本項に記載した予想、見通し、方針等の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社経営陣は決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用に影響を与える見積りを行っております。また、見積りに関しては、過去の実績等の情報に基づいて判断しておりますが、不確実な要素も含んでおり、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態の分析 a 資産 当連結会計年度末の総資産は、退職給付に係る資産や投資有価証券、棚卸資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べて2,912百万円増加し、84,912百万円となりました。 b 負債 当連結会計年度末の負債は、前受金や仕入債務の減少などにより、前連結会計年度末に比べて1,310百万円減少し、38,950百万円となりました。 c 純資産 当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金や退職給付に係る調整累計額の増加などにより前連結会計年度末に比べて4,222百万円増加し、45,962百万円となりました。純資産から非支配株主持分を差し引いた自己資本は45,957百万円となり、自己資本比率は54.1%となりました。 ③ 経営成績の分析 a 売上高 当連結会計年度の売上高は、前期比で2.0%増の58,415百万円となりました。 事業別では、キタガワ グローバル ハンド カンパニーは、海外市場で中国やインドなどを中心にEMS(電子機器受託製造)関連の売上が増加し、前期比で9.3%増の9,870百万円となり、キタガワ サン テック カンパニーもコンクリートプラント事業のメンテナンス工事が好調に推移し、荷役機械事業においても大型クライミングクレーンおよびマストの売上が増加したため、前期比で10.0%増の22,003百万円となりました。一方で、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニーは、半導体不足による自動車メーカーの減産や鋳物部品の需要減少などの影響によりメキシコ子会社の生産量が減少したため、前期比で1.6%減の24,319百万円となり、半導体関連事業についても、前期でハードディスク製造装置の大型案件が完了した影響が大きく、前期比で29.1%減の1,780百万円となりました。 b 営業利益 当連結会計年度の営業利益は、前期比で43.6%増の2,688百万円となりました。 事業別では、キタガワ サン テック カンパニーは、コンクリートプラント事業の売上増加および荷役機械事業の収益改善、自走式立体駐車場事業の収益の安定化により、前期比で68.2%増の2,806百万円となり、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニーも、ライン稼働率の向上による固定費効率の改善、歩留まり改善や工程合理化等のコスト構造改革、間接業務の効率化に努めたことで、前期セグメント損失(営業損失) 128百万円からセグメント利益(営業利益)606百万円に黒字転換しました。一方、キタガワ グローバル ハンド カンパニーは、国内市場の減収や海外市場における価格競争、工場移設に伴う一時的な費用の発生等により前期比で48.3%減の221百万円となり、半導体関連事業についても、売上高減少の影響を受け、前期比で76.3%減の138百万円となりました。 c 経常利益 当連結会計年度の経常利益は、持分法による投資利益やスクラップ売却益は減少したものの前期比9.9%増の2,545百万円となりました。 d 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産売却益が大きく寄与し前期比150.9%増の3,128百万円となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に 記載しております。 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   49.6       49.5       49.9       50.9       54.1 時価ベースの自己資本比率(%)   17.1       13.3       19.5       13.6       16.8 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   3.8       4.9       3.3       2.3       8.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   37.2       18.5       15.9       16.0       5.8 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注)1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 4 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおける資金需要の主なものは、製品製造のための原材料及び部品の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金、また、製造設備の増強、合理化及び更新を目的とした設備資金であります。当社グループの資金の源泉は、主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入による資金調達となります。 当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが減少したほか、設備投資を実施したものの、短期借入れを行ったことなどにより、現金及び現金同等物の残高は11,427百万円となり、前期末比218百万円の増加となりました。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループ経営陣は、企業価値の最大化を目指し、現在の経営環境や入手可能な情報を元に最善の経営方針を立案するように努めております。当社グループ全体としては、各セグメントの成長追求、開発体制の再構築、人的資源の戦略的投入、持続的成長へ向けた経営基盤の確立を経営課題と認識して取り組んでまいります。 なお、各セグメントの具体的な取り組みは「第2 事業の状況」の「1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等」に記載した活動を進めてまいります。

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開示資料

出典

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