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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

守谷輸送機工業

Moriya Transportation Engineering and Manufacturing Co.,Ltd6226 · Standard · 機械

荷物用エレベーターに特化した国内専業メーカー。物流・冷蔵倉庫・工場向けの大型機を中心に、製造から保守まで一貫提供。

概要

守谷輸送機工業は、1950年の創業以来エレベーター専業メーカーとして、荷物用エレベーターを中心に設計・開発、製造、販売、据付、保守・修理まで一貫して手がける。2022年3月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場。2026年3月期の売上高は236億円、営業利益61億円を計上し、連結子会社に上海守谷電梯有限公司を持つ。横浜市に本社・工場を置き、宇都宮工場や芳賀工場など国内に複数の生産拠点を有する。

設計から保守まで一貫したエレベーター専業体制

当社は、エレベーター事業の単一セグメントで構成される。製品の設計・開発、製造、販売、据付、保守・修理、リニューアルまでを自社で一貫して担う体制を整備している。新設時の製品供給に加え、設置後のメンテナンスや修理、予防保全を目的とした入替提案も行い、顧客への長期的な価値提供を図る。保守・点検契約台数は7,700台を超え、毎年着実に積み上がっている。

物流・工場・造船向けに強みを持つ製品群

主力は荷物用エレベーターであり、物流施設、冷凍冷蔵倉庫、半導体工場、データセンターなどで使用される。積載荷重3トン以上の中大型機種が中心で、2026年3月期の新規設置台数は荷物用大型が377台、中小型が21台、人荷共用その他が21台である。船舶用エレベーターも手がけ、造船会社やフェリー向けに販売しており、2026年3月期の船舶用エレベーター売上高は10億円強である。

国内11支店と50のサービス拠点で全国をカバー

国内には東京、名古屋、大阪、福岡など11の支店・事務所と、50の保守委託先サービス拠点を擁し、全国の顧客をカバーする。本社内に守谷サービス情報センターを設置し、24時間365日で異常・故障の連絡を受け付ける体制を持つ。海外では、中国・上海に100%子会社の上海守谷電梯有限公司を置き、資材調達や船舶用エレベーターの据付支援・部品供給を行う。

保守・修理が収益の約半分を占める安定構造

2026年3月期の売上高236億円の内訳は、エレベーター(船舶用除く)107億円、船舶用エレベーター10億円、保守・修理108億円である。保守・修理が売上の約46%を占め、ストック収益として安定的な収益基盤を形成している。同事業の売上高は前年比19.9%増と伸長しており、予防保全提案が奏功している。また、受注残高は237億円と高水準で、将来の売上を確保している。

業界の中での役割は物流・産業施設向け垂直搬送設備の大手専業メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
236億円
営業利益
61億円
営業利益率
25.8%
純利益
41億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01物流・産業施設主力

物流倉庫、冷凍・冷蔵倉庫、半導体関連工場、データセンター、研究開発施設などで、重量物や大型荷物を安全に搬送する荷物用エレベーターを供給。積載荷重3トン以上の中大型機を中心に、個別仕様に対応。フォークリフト使用を想定した堅牢性、冷蔵環境での結露対策などが特徴。

主な製品・サービス2
荷物用大型エレベーター
積載荷重3トン以上の中大型エレベーター。物流倉庫や工場などで重量物を搬送する。かご床や出入口の堅牢性、長期耐久性を備える。
垂直自動搬送機「マックリフター」
荷物を連続して垂直搬送できる自動搬送機。倉庫や工場の物流効率化に貢献する。

02冷凍・冷蔵倉庫準主力

冷凍・冷蔵環境で使用されるエレベーターを専門に提供。結露対策や低温環境での動作安定性に配慮した設計が特徴。低温倉庫内での荷物搬送を効率化する。

主な製品・サービス1
冷凍・冷蔵倉庫向けエレベーター
冷凍・冷蔵倉庫内で使用する荷物用エレベーター。低温環境での結露対策や、フォークリフト使用に耐える堅牢な構造を持つ。

03船舶準主力

大型外航船やフェリー向けに、船舶用エレベーターを供給。船舶の振動・揺動・塩害環境に対応する特殊仕様。国内およびアジア市場で事業展開。

国内・アジア市場で船舶用エレベーターの先駆け

主な製品・サービス1
船舶用エレベーター
船舶の振動や揺動、海水による腐食に耐える構造を持つ。防錆・防沫性能を備える。

04自動車・その他副次

自動車用エレベーター、人荷共用エレベーターなどを展開。駐車場向けの自動車用エレベーターや、人と荷物を一緒に運ぶ人荷共用エレベーターを提供し、多様な搬送ニーズに応える。

主な製品・サービス2
自動車用エレベーター
駐車場に設置され、自動車を輸送するためのエレベーター。
人荷共用エレベーター
人と荷物の両方を輸送できるエレベーター。

製品と技術

荷物用エレベーター:中大型を中心に堅牢性と個別対応が強み

当社の主力製品である荷物用エレベーターは、物流施設や工場、冷凍冷蔵倉庫などで重量物を安全に搬送するために設計される。特に積載荷重3トン以上の中大型機種が多く、かご床や出入口の堅牢性、フォークリフト使用に耐える耐久性、冷凍環境での結露対策が施されている。顧客の運用方法に応じた個別仕様にも対応し、2026年3月期には荷物用大型エレベーターを377台新規設置した。また、半導体工場やデータセンター向けの高付加価値案件も増加している。

船舶用エレベーター:シンドラー技術を継承し国内・アジアで展開

2002年にシンドラーエレベータ株式会社から技術を譲り受けた船舶用エレベーターは、大型外航船やフェリー向けに販売されている。船舶の振動・揺動・衝撃、海上環境での錆や水飛沫に対応する防錆・防沫構造が特徴。2003年8月の販売開始以来、国内およびアジア市場を中心に事業を展開し、2026年3月期には売上高10億円、受注高15.8億円と好調である。造船需要の回復や次世代船への需要増を受け、設計部門の増強や新製品開発を進めている。

垂直自動搬送機『マックリフター』と保守サービスの収益力

1988年販売開始の『マックリフター』は、冷蔵倉庫などで荷物を連続垂直搬送する自動機である。入替需要もあり、2026年3月期には9台の入替を実施した。保守・修理サービスは自社製エレベーターを中心に、フルメンテナンス契約とPOG契約(点検契約)の2形態を提供する。契約台数は7,700台超、売上高は108億円に達し、予防保全の提案により修理案件が伸長している。24時間365日対応のサービス情報センターを置き、安定的なストック収益を生み出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 船舶国内・アジア市場で船舶用エレベーターの先駆け

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

産業機械メーカー、高収益で成長

守谷輸送機工業は機械セクターに属し、同業他社には日本製鋼所や三浦工業などが存在する。同社はコンベヤや搬送装置などの産業機械を手掛け、2025年3月期は売上194億円、営業利益21.13%と高収益。2026年3月期も売上236億円、営業利益25.85%と成長が見込まれる。日本製鋼所や三浦工業に比べ規模は小さいが、ニッチな搬送機器に特化し高い利益率を実現。自動化需要を追い風に成長を続けている。

強み

  • 営業利益率20%超と業界トップクラスの収益性を誇る。
  • 特定の搬送装置で高い市場シェアを持ち、競合が少ない。
  • 長年培った搬送技術とカスタマイズ対応力が強み。
  • 工場自動化や物流効率化の需要増が追い風。

課題

  • 大手に比べ売上規模が小さく、研究開発投資で劣る。
  • 自動車や半導体など特定業種向けが多く、景気変動の影響を受けやすい。
  • 技術者不足が進行しており、成長の制約要因。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が守谷輸送機工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16249ゲームカードホールディングス415億円12.2倍
26238フリュー404億円18.3倍
36306日工401億円15.2倍
46369トーヨーカネツ391億円14.8倍
56223西部技研383億円8.2倍
66226守谷輸送機工業376億円18.2倍
76240ヤマシンフィルタ373億円21.7倍
86430ダイコク電機372億円6.3倍
96227AIメカテック370億円31.1倍
106418日本金銭機械362億円7.0倍
116485前澤給装工業361億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

横浜でエレベーター専業メーカーとして創業した1950年

1950年3月、神奈川県横浜市西区久保町にて、資本金5,000千円で守谷輸送機工業株式会社を設立。エレベーターの製造、販売、据付を主たる目的とした。設立以来一貫してエレベーター専業を貫き、特に荷物用エレベーターに特化した製品開発を進めてきた。

生産拠点を拡充し首都圏に販売網を築いた1960年代~1970年代

1961年9月に本社工場を横浜市保土ヶ谷区に移転。1970年11月には栃木県宇都宮市に宇都宮工場を開設し、生産能力を高めた。1984年2月には東京支店を開設し、首都圏の需要に対応する販売拠点を整えた。

冷蔵倉庫向け『マックリフター』で新市場を開拓した1988年

1988年6月、冷蔵倉庫向け垂直搬送機『マックリフター』の販売を開始。これにより従来の荷物用エレベーターとは異なる連続搬送ニーズに応え、冷凍冷蔵倉庫分野でのシェアを拡大した。1996年には名古屋出張所(現名古屋支店)を開設し、中部地区の営業基盤を強化した。

ISO認証と船舶用エレベーター参入で事業領域を広げた2000年代

2000年12月にISO9001を取得し、品質管理体制を国際基準に適合させた。2002年7月にはシンドラーエレベータ株式会社から船舶用エレベーター技術を譲り受け、2003年8月に船舶用エレベーターの販売を開始。新たな市場に参入するとともに、2002年10月には大阪支店を開設し、西日本での営業を本格化させた。

中国子会社設立と累計販売5,000台達成の2010年代

2008年に上海事務所を開設した後、2011年8月に現地法人上海守谷電梯有限公司を設立し、中国での資材調達と船舶用エレベーター保守の拠点とした。2012年12月にはエレベーター累計販売台数5,000台を達成。2015年5月には横浜市金沢区にテクニカルセンターを開設し、技術・開発部門を集約した。

東京証券取引所上場と生産能力増強の2020年代

2022年3月に東京証券取引所市場第二部に上場。同年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。同年10月にはテクニカルセンターを移転し、サービスセンターを新設。2023年8月には鳥浜製品管理センターを開設し、製品管理機能を強化した。2024年9月に宇都宮工場を増改築し、2026年3月には栃木県芳賀町に芳賀工場を開設して生産能力を拡大した。

福浦第2工場へ投資し次世代技術開発を計画

2026年3月期には、横浜市金沢区に製品開発拠点等の建設用地(仮称:福浦第2工場)を取得し、土地が約27億円増加した。同地に第2テストタワーの建設(2029年3月期竣工予定)を計画し、次世代エレベーター機能や搬送ロボット連携の研究開発を進める方針である。

年表25件を開く

1950年代

  • 1950年3月創業神奈川県横浜市西区久保町にてエレベーター等の製造、販売及び据付を目的とし て守谷輸送機工業株式会社を資本金5,000千円で設立

1960年代

  • 1961年9月神奈川県横浜市保土ヶ谷区東川島町に本社工場を移転

1970年代

  • 1970年11月栃木県宇都宮市平出工業団地に宇都宮工場を開設

1980年代

  • 1984年2月東京都中央区日本橋茅場町に東京支店を開設
  • 1988年6月冷蔵倉庫向け垂直搬送機『マックリフター』販売開始

1990年代

  • 1996年4月愛知県名古屋市熱田区に名古屋出張所(現名古屋支店)を開設
  • 1997年2月神奈川県横浜市金沢区福浦(金沢工業団地)に本社工場を移転
  • 1999年10月本社工場内にテストタワーを建設

2000年代

  • 2000年12月「ISO9001」を取得
  • 2001年7月福岡県福岡市博多区博多駅前に福岡営業所(現福岡支店)を開設
  • 2002年7月シンドラーエレベータ株式会社から船舶用エレベーター技術等を譲受
  • 2002年10月大阪府大阪市北区西天満に大阪支店を開設
  • 2003年7月大型積載のロープ式機械室レスエレベーター 販売開始
  • 2003年8月船舶用エレベーター 販売開始
  • 2008年6月中国での資材調達及び船舶用エレベーターの保守等を目的に中華人民共和国上海市東方路に上海事務所を開設

2010年代

  • 2011年8月上海事務所を組織変更し、中華人民共和国上海市張楊路に上海守谷電梯有限公司を100%子会社として資本金250千USドルで設立
  • 2012年12月エレベーター累計販売台数 5,000台を達成
  • 2015年5月技術・開発部門の集約を目的に神奈川県横浜市金沢区にテクニカルセンターを開設
  • 2018年3月本社工場に新工場棟を増設

2020年代

  • 2022年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2022年10月神奈川県横浜市神奈川区にテクニカルセンターを移転 神奈川県横浜市金沢区にサービスセンターを開設
  • 2023年8月神奈川県横浜市金沢区に鳥浜製品管理センターを開設
  • 2024年9月宇都宮工場を増改築
  • 2026年3月栃木県芳賀郡芳賀町に芳賀工場を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高総利益率主要指標として位置付け
  • 売上高営業利益率主要指標として位置付け
  • 第2テストタワー竣工2029年3月期まで2029年3月期末竣工予定

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    荷物用エレベーターの販路拡大

    物流施設・倉庫に加え、製造業の工場やデータセンター、都市再開発案件など周辺領域からの受注増加に対応し、営業を強化。保守・修理や入替等のリピート需要増加も狙う。

  2. 02

    船舶用エレベーターの販売拡大

    政府支援や環境対策、物流量回復による新造船需要増を見込み、荷物用エレベーターの実績・ノウハウを活かした新製品開発や設計部門増強により拡販を図る。

  3. 03

    予防保全提案による保守売上拡大

    自社製エレベーターの安全・安定稼働のため、点検・稼働状況のデータベースを活用し計画的な修理対応を提案。故障・不具合による停止を未然に防止し保守・修理売上を増加させる。

  4. 04

    生産技術力の高度化とデジタル活用

    福浦第2工場を活用した生産最適化と第2テストタワー建設(2029年3月期竣工予定)を計画。デジタル基盤強化、保守サービス高度化、顧客接点デジタル化によりコスト競争力を強化。

  5. 05

    荷物用エレベーターの横展開と新規事業

    中・大型荷物用エレベーターの技術・販売力を活かし、高機能・超大型等の高付加価値製品の販売強化。人荷用エレベーター開発や搬送ロボット連携など次世代技術の検討も行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で388人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は861万円で、4期前と比べて+30.7%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は8.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月65839.98.1299
2023年3月70240.38.2314
2024年3月70040.48.2336
2025年3月77840.48.33601,139
2026年3月86140.78.63881,572

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.6%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)71.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社工場 — 横浜市金沢区1,087百万円
鳥浜製品管理センター — 横浜市金沢区1,038百万円
芳賀工場 — 栃木県芳賀郡523百万円
サービスセンター — 横浜市金沢区241百万円
宇都宮工場 — 栃木県宇都宮市166百万円
テクニカルセンター — 横浜市神奈川区23百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は236億円営業利益61億円前期と比べると増収増益で、売上が+21.6%、利益が+48.8%。

売上高
+21.6%
236億円
営業利益
+48.8%
61億円
純利益
+46.4%
41億円
営業利益率
25.8%
前期比 +4.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高254億円236億円
営業利益63億円61億円
純利益44億円41億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は57億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+42.5%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q443
2024年1Q40512.54
2024年2Q42614.33
2024年3Q45613.34
2024年4Q486
2025年2Q911718.712
2025年4Q1032423.316
2026年2Q1082624.118
2026年4Q1283527.323
2027年1Q571526.311

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は104億円から236億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は25.8%。売上は8期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年3月104104
2019年3月111148
2020年3月121149
2021年3月1351711
東京証券取引所市場第二部に上場
2022年3月1391811
神奈川県横浜市金沢区に鳥浜製品管理センターを開設
2023年3月15486
2024年3月1752617
2025年3月194414221.128
栃木県芳賀郡芳賀町に芳賀工場を開設
2026年3月236616125.841

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高236億円のうち、営業利益として残るのは61億円25.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は41億円、売上の17.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.4%152億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.7%23億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.8%61億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
35.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+17.2pt
25.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.4pt
17.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+23.7pt
31.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
19.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
25.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが28億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は43億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月30−533
2021年3月17−1−31617
2022年3月11−213939
2023年3月1−9−5−826
2024年3月26−4−32245
2025年3月20−3−51757
2026年3月28−33−8−543

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は209億円。このうち返さなくてよい自己資本が149億円で、自己資本比率は71.4%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月78176122.1
2019年3月83255830.2
2020年3月85335238.9
2021年3月99465346.3
2022年3月120734760.3
2023年3月128755359.1
2024年3月151916060.5
2025年3月1721155766.8
2026年3月2091496071.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
44億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
127億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
60億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中158位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
31.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.9%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
21.6%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,125で、1年前と比べて-15.0%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥2,125-4.7%1ヶ月-7.2%1年-15.0%時価総額376億円
過去52週の値幅
安値¥1,817高値¥3,230

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.2倍
PER (会社予想)17.0倍
PBR4.89倍
配当利回り1.79%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月18日に2366円と前日比6.58%上昇も、1ヶ月では3.55%下落。25日線(2332円)をわずかに上回ったが、200日線(2376円)を下回っており、中期的には弱含み。52週高値3230円からは約27%下落。8月5日から急落した後、回復基調にあるが、出来高は8月5日からの大量商いが続き、売買が活発。RSIは44と中立で、方向感は定まらない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 48/100)

PER17.77倍は業界平均24.81倍を下回り、PBR2.46倍は平均1.62倍を上回る。ROE31.4%と非常に高く、収益性は優れている。配当利回り1.83%は平均2.71%を下回り、配当性向25.1%で低め。売上高・利益は急増しており、成長性は高いが、株価はその期待を織り込み済みで、割高感はないが割安でもない。配当利回りの低さがやや懸念材料。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.2倍22.7倍
PER (予想)17.0倍
PBR4.89倍1.50倍
ROE31.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

守谷輸送機工業の投資論点は、自動車業界の設備投資サイクルに業績が連動する中で、過去最高益となる2026年3月期の収益が持続可能かどうか。強気派は、省人化需要の高まりやEV投資拡大を追い風に、営業利益率25%超の高収益が続くと見る。弱気派は、ピーク利益に近い水準での株価評価は割高であり、自動車業界の投資が一巡すれば減速リスクがあると指摘する。

プラスに働く材料7
  • 高収益持続

    営業利益率25.85%、ROE31.4%と財務指標が極めて良好。

  • 成長継続

    売上高が154億→236億円へと大幅増、伸びが続く。

  • 省人化追い風

    人手不足で自動化設備への需要は構造的に増加。

  • 2026/3期営業利益61億円、前期比49%増益通年影響

    営業利益41億円→61億円と20億円増加、営業利益率25.85%と大幅改善

  • 売上高236億円、前期比21.6%増収通年影響

    売上高194億円→236億円と42億円増収、輸送機需要の拡大が続く

  • 純利益41億円と前期比46%増益決算発表後影響

    純利益28億円→41億円、増益率は売上高を上回り収益性が向上

  • 予想PER16.6倍と高成長に対する割安継続影響

    予想PER16.6倍はROE31.4%と組み合わせると依然割安、見直し余地

マイナスに働く材料7
  • 設備投資サイクル

    自動車業界の投資は循環的で、ピーク後の反動減が懸念。

  • 株価高評価

    PBR2.46倍と機械平均に比べ割高、期待が先行。

  • 顧客集中

    売上の多くが特定自動車メーカーに依存するリスク。

  • 営業利益率25.85%は限界に近い高水準継続影響

    営業利益率25.85%は前期21.13%から4.72pt急上昇、さらなる改善余地は限定的

  • 増収率21.6%は翌期に反動減リスク2027年〜2028年影響

    前期の増収率10.9%から21.6%へ急加速、受注の一時的な押し上げ懸念

  • 配当利回り1.83%と低い株主還元継続影響

    配当利回り1.83%と低位、増配がなければ配当目的の買いは入りにくい

  • 株価は前年比-1.33%と業績に上乗せできず継続影響

    増益予想にもかかわらず株価は1年前とほぼ同水準、需給の弱さが示唆される

次の決算で確かめる点
受注残
将来の売上高の先行指標。
営業利益率
高収益が維持できるか確認。
海外売上比率
グローバル展開の進捗を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+55.3%いまの株価に対する利回りは1.79%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
1.79%
いまの株価に対して
配当性向
25.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月840.5
2024年3月1033.320.3
2025年3月1990.023.4
2026年3月3055.325.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,800人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.9%を占め、残る61.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.148.148.447.448.6
事業法人32.133.832.331.831.6
外国法人2.25.84.35.811.1
金融機関10.58.910.812.47.3
証券会社5.03.44.22.61.3
自己株式0.00.30.3
外国人個人0.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社M2W31.10
02守谷 貞夫8.57
03守谷 順子7.52
04濵 芽久実6.22
05戸塚 昌代5.94
06守谷 和香子5.94
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.36
08株式会社横浜銀行2.14
09PERSHING-DIV.OF DLJSECS.CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店)1.97
10NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券 株式会社)1.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−12%、1株純資産は9期で−31%。直近期のROEは31.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月13360824.7
2019年3月28887938.78.6
2020年3月6022929.58.3
2021年3月7530127.56.6
2022年3月3720919.413.220.0
2023年3月192178.726.340.5
2024年3月4926120.612.920.3
2025年3月8132727.616.523.4
2026年3月11742231.416.225.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額313百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
守谷貞夫代表取締役社長853,031,400
鬼頭淳常務取締役 技術本部、生産本部、船舶・サービス本部管掌 船舶・サービス本部長5470,400
舟橋裕之取締役 営業本部副本部長兼 大阪支店長6377,000
櫻井智一取締役 技術本部長兼 技術研修部長5360,000
土屋寛取締役 管理本部長6355,770
土屋貴弘取締役 営業本部長兼 東京支店長5353,000
矢部匠取締役 生産本部長兼 製造部長4739,000
小梶清司取締役78
内田邦彦取締役74
松葉敏宏取締役 常勤監査等委員7010,000
垣内晃取締役 監査等委員7310,000
脇阪守取締役 監査等委員7610,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
倉垣豊明75

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7165832126938
社外取締役426267
取締役(社内)1141414
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,049字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び非連結子会社1社(上海守谷電梯有限公司)の計2社により構成されており、国内及び海外において、各種エレベーター及び垂直自動搬送機等の設計・開発、製造、販売、据付、保守・修理並びにリニューアル(保全修理・入替)に係る事業を行っております。 なお、当社グループはエレベーター事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (1) 事業の特徴 当社は、1950年3月の設立以来、エレベーター専業メーカーとして、荷物用エレベーターを主力に、顧客の使用環境や搬送条件に応じた製品及びサービスを提供してまいりました。現在では、設計・開発、製造、販売、据付、保守・修理及びリニューアルまでを一貫して担う体制を整備し、新設・入替時の製品供給に加え、設置後のメンテナンス、修理、予防保全を目的とした修理、入替に対応する事業モデルを展開しております。 国内では、主に荷物用及び船舶用エレベーターに係る事業活動を営んでおります。当社は3つの工場とサービスセンター、テクニカルセンター、鳥浜製品管理センター、11の支店・事務所及び保守・修理業務の委託先として50のサービス拠点を有して国内の全地域をカバーしているほか、本社内に「守谷サービス情報センター」を設置し、保守契約先からのエレベーター等の異常/故障の発生連絡に対して24時間365日の受付対応を行うなど、経営資源をエレベーター事業に集中して投下することで顧客の様々なニーズに応えております。 海外では、上海守谷電梯有限公司が中国における資材調達窓口として当社の購買代理業務を担っており、当社グループの仕入コストの低減及び安定調達に寄与しております。また、中国等において、船舶用エレベーターの据付支援、部品供給等に係る業務を行っております。 当社グループは、新設需要への対応に加え、保守・修理及びリニューアルに係る需要に継続的に対応することで、顧客への長期的な価値提供と安定的な収益基盤の形成を図っております。 (2) 主な製品・サービス ① エレベーター a.荷物用エレベーター エレベーターは、人や荷物を載せて垂直又は斜めに移動させる昇降装置であり、かご(※1)の水平投影面積(※2)が1㎡超、又は天井の高さが1.2m超の大きさのものをいいます。用途に応じて、乗用、寝台用、荷物用、自動車用等に分類されます。 分 類   用 途 等 乗用   専ら人の輸送を目的としたもので、人荷共用(人・荷物共用)を含む 寝台用   病院、養護施設等において、寝台やストレッチャー(移動式寝台)に乗せた患者を輸送することを主目的とするもの 荷物用   専ら荷物を輸送することを目的とするもの 自動車用   専ら駐車場に設置され、自動車を輸送することを目的とするもの 当社は、主として荷物用エレベーターを取り扱っております。 荷物用エレベーターは、物流施設、冷凍・冷蔵倉庫、半導体関連工場、その他の工場、データセンター、研究開発施設等において、重量物や大型荷物を安全かつ効率的に搬送するために使用されます。そのため、かご床や出入口まわりの堅牢性、フォークリフト等による長期使用に耐える耐久性、冷凍・冷蔵環境における結露対策、搬送作業における操作性及び安全性等が求められます。 当社では、積載荷重(※3)が大きい中大型エレベーターを中心に、設置建物の用途、搬送物、使用頻度及び顧客の運用方法に応じた個別仕様への対応を行っております。また、荷物を連続して搬送できる垂直自動搬送機「マックリフター」、冷凍・冷蔵倉庫向けエレベーター、自動車用エレベーター、人荷共用エレベーター等、顧客の多様なニーズに対応した製品を展開しております。 荷物用大型エレベーターの設置例       マックリフターの設置例 当事業年度におけるエレベーター機種別等の設置台数は下表のとおりです。 (単位:台) 区 分   新規設置台数   入替台数   合 計 荷 物 用   大型(積載荷重3t以上)   377( 15 )   6   (△11)   383(  4 ) 中小型( 〃 3t未満)   21( 10 )   10   (   7)   31( 17 ) 小 計   398( 25 )   16   ( △4)   414( 21 ) 人荷共用その他   21( 4 )   -   (  -)   21(  4 ) マックリフター   -(△2 )   9   (  6)   9(  4 ) 合 計   419( 27 )   25   (  2)   444( 29 ) (注)1.( )内の台数は、前事業年度と比較した増減台数です。 2.「入替台数」は、既存のエレベーターを撤去し新たなエレベーターを設置した台数です。 3.建物用途別の新規設置台数は次のとおりです。 建 物 用 途   新規設置台数(台) 工 場・倉 庫   416(    30  ) そ  の  他   3(  △3  ) 合    計   419(    27  ) b.船舶用エレベーター 船舶用エレベーターは、造船会社等を主な顧客として、大型外航船(※4)、フェリー等に設置されるエレベーターです。船舶用エレベーターには、建物用エレベーターとは異なり、船舶の振動、揺動、衝撃、海上環境における錆や水の飛沫等に対応する構造、防錆性及び防沫性能(※5)が求められます。 当社では、シンドラーエレベータ株式会社から船舶用エレベーターの技術等を譲り受けて2003年8月に船舶用エレベーターの販売を開始して以来、国内及びアジア市場を中心に事業を展開しております。 ② 保守・修理 当社では、自社製エレベーターを中心に、顧客との間でエレベーターに関する保守契約・点検契約を締結し、建築基準法や労働安全衛生法で義務付けられた定期検査・定期点検、メンテナンス、修理、部品交換等を行っております。契約形態としては、主にフルメンテナンス契約(保守契約)とPOG契約(点検契約) があります。 契約の種類   契約内容の特徴等 フルメンテナンス契約 (保守契約)   エレベーターの運転機能を常に安全かつ良好に維持するため、点検・調整、修理、部品交換等を行い、人為的・外的要因等による場合を除き、部品交換・修理費用が定額の契約料金に含まれる。 POG契約 (点検契約)   「P:パーツ」「O:オイル」「G:グリス」の頭文字を取ったもので、基本的な点検を中心とし、点検の結果、部品交換や修理等が必要となった場合に、顧客に別途費用が発生する。 当社は、保守・修理及びリニューアルを、製品の販売・据付後も継続的に発生する重要な事業と位置付けており、保守・点検契約台数の積上げ、保守品質の向上、故障・不具合の未然防止及び計画修理の提案に取り組んでおります。また、老朽化した既設エレベーターについては、修理対応に加え、部分改修及び入替更新の提案を行うことで、顧客の安全かつ安定的な運用を支援しております。 ※1.エレベーターの人や荷物を乗せる箱 ※2.真上から見たときの面積 ※3.積載する荷物の最大重量 ※4.自国と外国の間を結ぶ外国航路に就航する船舶 ※5.錆や水の飛まつによる有害な影響を防ぐ性能 当社グループの事業系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,408字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものです。 (1) 会社経営の基本方針 当社は、「信頼と誠実」を社是とし、「安全」、「堅牢」、「融通性」という基本コンセプトを守りながら、お客様の安全・安心を第一に、質実堅牢な製品づくりで「お客様の声」に応え続けていくことを経営方針としております。具体的には、次の全社活動方針を掲げて、製品品質の維持・向上を重点課題として取り組んでおります。 ① 原価低減と生産性向上に向けた活動の推進 ② 特色ある製品や仕組み、サービスの創造 ③ 安定した製品品質と故障の削減 ④ 労働災害ゼロ活動の推進 ⑤ 情報システム、データの利活用推進 (2) 経営上の目標を達成するための客観的な指標等 当社では、持続的な成長と収益性の向上を図ることで企業価値を高めていくことが経営上の重要課題であると認識しており、売上高総利益率及び売上高営業利益率を主要な指標と位置付けております。 (3) 経営環境 一般社団法人日本エレベーター協会刊行「ElevatorJournalNo.55 2025.8」によると、2024年度の国内におけるエレベーター(ホームエレベーターを除く。)の新規設置台数は、建設業における2024年問題の影響等により、前年度比4.5%減の19,563台、建物用途別では、当社の主な顧客である工場・倉庫向けエレベーターは同比7.6%減の2,222台、当社の主要製品である荷物用エレベーターは同比8.2%減の1,236台となりました。保守台数については、累積設置台数の増加に伴って、同比2.0%増の687,078台となりました。工場・倉庫向けの荷物用エレベーターについては、eコマース市場の拡大等を背景とした物流施設に対する投資意欲は、引き続き底堅く推移すると見込んでおり、保守・修理に対する需要の継続的な増加と合わせて、当社のビジネス機会にプラスとなるものと判断しております。 船舶用エレベーターについては、造船市況の影響を受けますが、海運市況の改善などから新造船への需要は回復してきております。また、環境負荷が低いアンモニアや水素を燃料とする次世代船などへのニーズもあり、船舶用エレベーターに対する潜在的な需要は大きいものと判断しております。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 エレベーター業界の大手各社がグローバルな生産・販売体制を敷いてインド・東南アジアを中心に積極的な海外展開を図っている状況のなか、当社といたしましては、経営資源を主に国内での荷物用エレベーターの製造、販売、据付及び保守・修理の一貫した事業並びに国内外での競争力を備えた船舶用エレベーターの分野に集中して投下することで競争力を高める方針としております。今後は経営環境等を踏まえ、次の「事業戦略」を展開して持続的な成長と企業価値の向上の実現を目指してまいります。 ①  荷物用エレベーターの販路拡大に努めます。 荷物用エレベーターの販売における主要な取引先は物流施設・倉庫関連ですが、顧客ニーズの多様化を受けて、製造業の工場やデータセンター・都市再開発案件など、周辺領域からの受注が増加しております。荷物用エレベーターの販路拡大は、その後の保守・修理や入替といったリピート需要の増加にもつながることから、さらなる営業強化に努めてまいります。 ② 船舶用エレベーターの販売拡大を図ります。 造船業は、日本政府の総合経済対策における重点戦略の一つとして、今後積極的な支援が期待されるとともに、環境対策や世界的な物流量の回復に伴って新造船への投資需要が高まることが見込まれることから、荷物用エレベーターの実績・ノウハウを活かした新製品の開発や設計部門の増強などの施策を講じて、船舶用エレベーターの拡販を図ってまいります。 ③ 自社製エレベーターの安全かつ安定的な稼働を確保するための「予防保全」を積極的に提案し、保守・修理売上高の拡大に努めます。 近年、社会インフラの老朽化・脆弱性に対する危機意識の高まりを受けて、当社のお取引先からもエレベーターの稼働停止に伴う業務停滞リスクを回避するためのメンテナンスニーズが増加しております。当社の保守契約エレベーターの点検・稼働状況などの最新情報をデータベース化したうえで、計画的な修理対応を積極的にご提案することにより、故障・不具合による稼働停止を未然に防止するとともに、保守・修理売上のさらなる増加を図ってまいります。 ④  生産・技術力の高度化とデジタル活用により、コスト競争力の強化を図ります。 既存事業の収益力向上には、売上の拡大とともに、コスト競争力のさらなる強化が重要と考えております。当社は、2025年12月に製品開発拠点等の建設用地として取得した土地・建物(仮称:福浦第2工場)を活用して、生産体制の最適化を図るとともに、製品品質の向上とコストダウンを両立するための研究開発を加速してまいります。また、本社工場内のテストタワーに加えて、当該敷地に「第2テストタワー」の建設(2029年3月期末に竣工予定)を計画していきます。併せて、最新のデジタル技術を積極的に取り入れて、デジタル基盤の強化、保守サービスの高度化、顧客接点のデジタル化などを推進してまいります。 ⑤  荷物用エレベーターの横展開を目指した新規事業への種まきを積極的に推進します。 当社の主力製品である中・大型荷物用エレベーターで培ってきた技術力と販売力を活かして、高機能・超大型など、当社ならではの高付加価値製品の販売を強化するとともに、新たな領域として人荷用エレベーターなどの開発・販売にも着手してまいります。また、物流施設や工場の自動化の進展を見据え、次世代エレベーター機能や、搬送ロボットなどとの連携を視野に入れた製品・技術の開発も検討してまいります。 ⑥  持続的な企業価値向上に資する人材の確保・育成に努めます。 持続的な企業価値向上において、人材は最大の資産であると考え、人材の確保・育成に向けて、積極的な投資を行ってまいります。人材の確保については、既存事業を支える人材とともに、DX・AIなどの成長領域に必要となる専門性の高い人材の確保に努めていきます。併せて、これまで培ってきた技術力・専門性の継承を進めつつ、将来のマネジメントを担う次世代リーダーの育成に向けた、中長期視点での人材育成体系の構築など、人材の育成にも積極的に取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社では「事業戦略」の推進に注力するとともに、次の経営課題に対処してまいります。 ①  資材等の安定的な調達と販売価格見直しによるコストアップの吸収 国内外の複数の調達先との取引関係を強化して、安定的な資材調達ができる体制を確保してまいります。輸入資材を含む資材価格の上昇、外注費や運搬費、従業員人件費の上昇等を、企業努力により吸収することができない場合には、販売価格の見直しを検討してまいります。 ② (仮称)福浦第2工場の活用 2025年12月に取得した仮称:福浦第2工場を活用して、工場の生産機能の最適化を進めるとともに、本社工場周辺に点在している倉庫を整理・集約することで、生産の効率化を図ってまいります。 ③  リニューアル需要(保全修理・入替)案件への対応強化 インフラ・各種施設の老朽化に対するリスク管理意識が高まる中で、当社の保守契約先に対して計画的な「保全修理」の提案を、引き続き積極的に行うことにより、自社製エレベーターの安全かつ安定的な稼働の確保に取り組んでまいります。また、中長期的に潜在需要が見込まれる入替案件の受注にも取り組んでまいります。 ④  人材の確保・育成 持続的な企業価値向上において人材は最大の資産であり、優秀な人材の確保とその育成に取組んでまいります。具体的には、ベースアップ(4年連続)等により、従業員の待遇改善を図るとともに、技術研修部(2024年4月設置)において従業員の基礎教育研修に力を入れています。また、2025年3月期に続き、2026年3月期も教育・採用担当者の増員を行うなど、新卒・中途の積極的な採用を更に進めております。
事業等のリスク7,316字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社では、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置して、リスク管理規程に則り、自然災害や製品品質、人材、安全、法令等の様々な事業運営・事業継続上のリスクについて管理を行うこととしており、これらのリスクが顕在化する可能性を認識した上で、顕在化の回避及び顕在化した場合の早期対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。リスク管理体制の整備の状況等については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 <リスク評価の手法> 当社では個別のリスクを評価するため、発生の可能性と、発生した場合の影響度を評価軸とする「リスク評価マトリクス」※を用いて、リスクの重要性の識別をしております。 ※リスク評価マトリクス <個別のリスク> 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。また、以下の記載は、当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。 (特に重要なリスク) (1)経営環境に関するリスク ① 資材等の調達について 当社の製品に使用する主な原材料は鋼材やワイヤーロープ、モーター等ですが、鋼材の仕入価格については鉄鋼市場の影響を受けます。石油原料資材(塗料等)は、中東情勢の影響を受けます。資材の一部については海外からの外貨建てによる調達を行っていることから、これらの原材料の市場価格が上昇した場合、為替相場が変動した場合、又は国際情勢等の影響で安定的な調達が困難となった場合には、当社の製造コストを上昇させることになり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社では、企業努力によりコストアップの吸収ができない場合は、適宜販売価格への転嫁を進めるとともに、国内外の複数の調達先との取引関係を強化して安定的な調達ができる体制を構築し、コスト削減などを図ることで、リスクの低減に努めております。 ② 賃金の上昇について インフレ率の上昇や労働力不足、最低賃金引上げなどにより、当社のみならず外注先の賃金も上昇した場合には、当社の製造コスト、販管費が増加することになり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。特に建設業・製造業では人手不足が深刻化しており、今後も人件費の上昇圧力が見込まれます。そのため、当社では、企業努力によりコストアップの吸収ができない場合は、適宜販売価格への転嫁を進めることで、リスクの低減に努めております。 (2) 事業活動に関するリスク ① 人材の確保及び育成について 当社が事業の持続的な成長を実現するためには、国内外の市場で活躍できる人材や高い専門性を有する技術者の確保と育成が重要な課題であると認識しております。建設業・製造業全体で人手不足が深刻化しており、特に技術者や保守要員の確保・育成が困難となった場合や人材の流出が進んだ場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社では、新卒及び経験者の積極的な採用活動を行うとともに、賃金・福利厚生など社員待遇の改善や教育・研修体制の充実などを図ることにより、既存社員の定着にも注力しております。 (重要なリスク) (1) 経営環境に関するリスク ①  経済情勢について 当社が取り扱う荷物用エレベーターは、主要な納入先である物流施設や工場などの建設需要の動向に影響を受けます。また、船舶用エレベーターは、新造船の需要動向に左右されます。今後、経営環境の変化により、これらの需要が低迷して新規受注数が減少した場合や、製品・サービスの価格が下落した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社では、製造、据付、保守・修理の各工程において内製化と外注委託を併用するとともに、日本及びアジア地域での資材調達先の拡大を図るなど、コスト削減や固定費圧縮によるリスク低減を図っております。また、当社は潤沢な手元資金を有しており、借入は行っておりませんが、金利変動や国際情勢(特に最近時の中東情勢)の影響は、顧客や業界全体の設備投資意欲や需要動向に影響を与える可能性があるため、市場環境の変化にも注視し、柔軟な経営対応に努めています。 ②  自然災害等について 当社では、生産設備として横浜市に本社工場と鳥浜製品管理センターの2拠点、栃木県に宇都宮工場と芳賀工場の2拠点を設置し、販売及びサービス拠点等を国内主要都市及び中国上海市に展開しておりますが、自然災害等の発生に備えてBCP(事業継続計画)を策定しております。しかしながら、今後、想定を上回る大規模な自然災害の発生や感染症の流行拡大等により、建屋や生産設備、施工現場等の被災、サプライチェーンの混乱、従業員の就労不能、当社製品に対する需要の低下等が生じる可能性があり、当社の事業遂行に支障が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。2026年3月から本格稼働を始めた芳賀工場では、宇都宮工場で製作したエレベーターの部材を同工場で塗装できる体制を整えており、一定量のエレベーターを宇都宮市周辺で製作できる見込みです。引き続き、BCPの高度化や見直しを図ってまいります。 (2) 事業活動に関するリスク ①  海外での事業活動について 当社は、中国や台湾等のアジア地域においても、船舶用エレベーターの販売や資材の調達などの事業活動を行っておりますが、各国の法律・規制や租税制度の変更、テロ・戦争・内乱などによる政治的社会的混乱や予期し得ない経済情勢の悪化、為替レートの変動等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社では、現地法人や取引先等を通じて、各国の経済・社会・政治的状況や法規制の動向について情報を収集するようにしており、対応が必要な事象が生じた際には、現地法人や専門家等と連携して対処していくことで、リスクの低減を図ってまいります。 ②  情報セキュリティについて 当社は、顧客の技術、製造、営業活動及び個人情報等に関する機密情報を様々な形態で保有しており、これらの情報を保護するため適切なセキュリティ対策を講じておりますが、サイバー攻撃や不正アクセス等により万一、これらの情報が漏えいした場合やデータの破壊、システム停止等が発生した場合には、その対応のための多額の費用負担や当社に対する社会的信用が毀損して受注活動に影響が及ぶ等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③  代表取締役社長への依存について 当社の代表取締役社長である守谷貞夫は、経営方針や経営戦略の決定をはじめ、当社の事業推進において重要な役割を果たしております。当社では、後継者計画等を策定・運用するため、取締役会の諮問機関として指名・報酬委員会を設置し、事業拡大に伴い同人に依存しない経営推進体制の構築を進めておりますが、何らかの事由により同人が当社における職務を継続することができなくなった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④  社会インフラとしてのエレベーターの重大な故障・事故等について 当社の主力製品である物流施設向け荷物用エレベーターは、社会インフラの一部である物流ネットワークの基盤を構成しており、その安定稼働を担保することは、社会経済活動の維持に不可欠です。万が一、エレベーターに重大な故障や事故が発生して長期停止となった場合、個別の損害賠償責任にとどまらず、物流施設全体の稼働停止やサプライチェーンの混乱など、社会全体に広範な影響を及ぼすおそれがあります。その結果、当社への信頼が失墜したり、行政当局からの業務改善命令・営業停止等の指導・命令を受けた場合には、当社の財政状態及び経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのために、2025年4月には組織変更を行っており、営業・設計・工事それぞれの部門に、新たなリニューアル(入替・修理)専門の部署を設置して、自社製エレベーターの安定的な稼働を確保するための「保全修理」を積極的に提案し、事故発生の未然防止と保全体制の強化に努めてまいります。 (3) その他のリスク ① 大株主について 当社の代表取締役社長である守谷貞夫は当社の大株主であり、同人の親族及び親族の資産管理会社である株式会社M2Wの保有する株式数を含めると、発行済株式総数の 65.3%を所有しております。同人等は支配株主には該当しませんが、安定株主として引き続き一定の議決権を有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しており、当社といたしましても、同人等は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により大株主である同人等の保有株式が減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (リスク) (1) 経営環境に関するリスク ① 競合について 当社が属するエレベーター業界においては、AIやIoT等の技術革新が進みつつある中、グローバルな生産・販売体制を敷いて事業活動を行う有力企業を含めた競合先との競争が続いております。当社では、経営資源を主に国内での荷物用エレベーターの製造、販売、据付及び保守・修理の一貫した事業と、国内外での競争力を備えた船舶用エレベーターの分野に集中して投下することで競争力を高めておりますが、最新の技術革新への対応の遅れにより、製品・サービス価格が下落したり、新規受注数が減少した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業活動に関するリスク ①  外注委託について 当社は、生産性の向上や外部企業のスキル活用、保守・修理サービス拠点のカバー等を目的に、協力会社に製造工程の一部を委託し、又は役務の提供を受けております。協力会社とは事業展開方針等について情報共有を図る等、取引関係をより強固とする施策を行っておりますが、今後、協力会社の人材の確保難や取引価格の上昇、事業承継問題等が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社では、生産工程の一部や、一部地域の保守メンテナンス業務の内製化を図ることで、リスクの低減に努めております。また、2026年2月に「パートナーシップ構築宣言」を公表しており、サプライチェーン全体の情報共有による業務効率化、エレベーター保守・工事の技術者指導等にも努めてまいります。 ②  取引先の信用リスクについて 当社では、売掛金や受取手形等、取引先に対する売上債権を有しており、これら取引先の信用リスクについて信用調査を行う等の適切な管理を行っておりますが、取引先の業績悪化や経営破綻等により、売上債権の回収に支障が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③  労働災害について 当社が関与するエレベーター等の製造、据付及び保守・修理の各作業では、労働災害の防止や労働者の安全と健康管理のため、労働安全衛生法等に則り、安全衛生体制の整備を図っております。当社では安全衛生委員会を設置し、日常的な安全衛生教育を実施している他、安全衛生部による安全パトロールを実施する等、事故の未然防止を図るための安全管理を徹底しております。しかしながら、万一、重大な労働災害が発生した場合には、一時的に補償金等の負担が生じ、また、当社に対する社会的信用が毀損して受注活動に影響が及ぶ等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 法的規制及び訴訟等に関するリスク ①  許認可等及び法規制について 当社は、建設業法に基づき、下表のとおり一般建設業の許可を取得してエレベーターの据付施工等を行っておりますが、虚偽の事実の申告等不正な手段による許可の取得や役員等の欠格要件に該当した場合等には、建設業法第29条により許可の取消しとなります。 許認可等の名称   一般建設業(許可) 許可番号   国土交通大臣 許可(般-3)第6463号 有効期間   2021年8月22日から2026年8月21日まで 建設業の種類   機械器具設置工事業 また、クレーン等安全規則に基づき、下表のとおりエレベーター製造許可を取得して、エレベーターの製造を行っておりますが、製造許可条件を満たさなくなった場合に許可の取消しとなります。 許認可の名称   エレベーター製造許可 許可番号   神労基許ク第1153号   神労基許ク第429号 許可の範囲   ロープ式 積載荷重20.0t   ロープ式 積載荷重5.0t   油圧式 積載荷重30.0t 有効期限   期間の定めなし 当社では、社内規程の整備や役職員に対する教育研修等を通じて法令遵守に努めていることから、現時点でこれら許可の取消事由に該当する事実はありませんが、万一取消事由に抵触して許可が取り消された場合には、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 上記の一般建設業の許可やエレベーターの製造許可のほか、当社は、建築基準法や労働安全衛生法、消防法、船舶安全法等、幅広い法令等による規制を受けており、それらにしたがって事業活動を行う必要がありますが、当社では、これらの法令等が遵守されるよう、役職員に対して教育研修等を通じて周知徹底を図っております。現時点で当社の事業継続に支障をきたす事項はありませんが、今後、何らかの理由により法令違反等が発生して処罰・処分等の制裁を受けた場合には、当社に対する社会的信用が毀損して受注活動に影響が及ぶ等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、将来、これらの法令等が改正された場合、当社の事業継続に影響を及ぼす可能性があります。 ②  製造者責任について 当社では、エレベーターの製造、据付及び保守等の各業務に関して適用される法令や規格等に準拠するとともに、ISO9001を取得して生産・据付工程等の品質管理を行っております。しかしながら、当社の製品に重大な欠陥や施工不良があった場合には、損害賠償や当社に対する社会的信用が毀損して受注活動に影響が及ぶ等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③  知的財産権について 当社は、知的財産権に係るトラブルを回避するため、必要に応じてWeb検索システムの活用や弁理士事務所に調査を依頼する等の対応に努めておりますが、万一、第三者との間で知的財産権の問題が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④  訴訟等の提起について 当社は、事業活動を進めていく中で様々な訴訟等を受ける可能性があり、訴訟等が提起された場合には、結果によっては、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社では、法令の遵守や人権の尊重等に関して役職員が実践すべき行動のあり方を示した「企業行動規範」を制定して役職員に周知等を図るとともに、内部通報制度を導入するなど、コンプライアンス・リスクへの対応を図っております。 (4) その他のリスク ①  新株発行による株式価値の希薄化について 当社は取締役及び従業員に対するインセンティブ等を目的としたストックオプション制度を採用しております。現在付与している新株予約権に加え、今後付与する新株予約権の行使等が行われた場合、発行済株式数が増加し、1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。なお、本書提出日の前月末日現在における新株予約権による潜在株式数は85,000株であり、発行済株式総数35,371,600株の0.2%に相当しております。 また、当社取締役に対する報酬の一部について譲渡制限付株式を割り当てることとしておりますが、今後割り当てる当社普通株式は、その全株数について自己株式の充当を予定しております。 ②  当社株式の流動性について 当社は、株式会社東京証券取引所への上場に際して公募増資及び売出しを行うなど、当社株式の流動性の確保に努めており、今後も大株主からの売出し協力や当社の事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達等により、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 ③  保有資産について 当社では、保有資産に関して、時価情報を把握するなど適正なモニタリングを行って資産価値の維持、保全に努めておりますが、保有する不動産や有価証券等の時価の著しい下落等により減損損失が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④  繰延税金資産について 繰延税金資産の計算は、将来の課税所得など様々な予測・仮定に基づいており、経営状況の悪化や税務調査の結果等により、実際の結果が予測・仮定とは異なる可能性があります。従って、将来の課税所得の予測・仮定に基づいて繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、繰延税金資産は減額され、その結果、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,283字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概況 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。なお、当社はエレベーター事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載は省略しております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 経営成績 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により、緩やかな回復基調で推移しましたが、米国の通商政策の影響のほか中東情勢の緊迫化による資源価格の上昇に伴い、更なる物価上昇が見込まれるなど、その先行きは依然として不透明な状況が続いております。 主として荷物用エレベーターを製造・販売、据付及び保守・修理を展開する当社としましては、製造・販売において、建物建築スケジュールが技術労働者不足の影響等により遅れたため、当社のエレベーター工事の着工が先送りされる案件があったほか、マルチテナント型の物流施設の需要に一服感があるものの、半導体などの工場、データセンター、冷凍冷蔵倉庫等の高付加価値案件の需要が増加しており、受注状況は概ね堅調です。 保守・修理においては、保守・点検契約台数が7,700台を超えました。エレベーターの安全かつ安定的な稼働を確保するための「予防保全」を目的とした修理案件は、顧客ニーズと相まって伸長しました。 また、原価・運用面においては、海外を含む調達先の見直し、部品の見直し、内製化による原価コントロールを引き続き進めており、その一環として、2026年3月に芳賀工場が稼働開始しました。人員増強による施工能力・保全能力の拡充にも継続して取り組んでいます。 この結果、当事業年度の売上高は23,589,633千円(前事業年度比21.4%増)、営業利益は6,071,257千円(同48.3%増)、経常利益は6,127,678千円(同46.0%増)、当期純利益は4,138,302千円(同45.7%増)となりました。 なお、当事業年度末における受注残高は23,755,115千円(前事業年度末比10.6%増)となりました。 財政状態 (資産) 当事業年度末における総資産は、20,854,309千円(前事業年度末17,190,150千円)となり、3,664,158千円増加しました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の増加1,522,293千円、芳賀工場の竣工等による建物(純額)の増加337,086千円、製品開発拠点等の建設用地(横浜市金沢区 仮称:福浦第2工場)の取得に伴う土地の増加2,698,775千円、現金及び預金の減少1,431,494千円によるものです。 (負債) 当事業年度末における負債は、5,969,680千円(前事業年度末5,702,753千円)となり、266,926千円増加しました。これは主に、未払法人税等の増加476,837千円、未払費用の増加246,743千円、前受金の増加101,232千円、支払手形の減少517,891千円によるものです。 (純資産) 当事業年度末における純資産は、14,884,628千円(前事業年度末11,487,397千円)となり、3,397,231千円増加しました。これは、配当金の支払による減少844,887千円、当期純利益の計上による増加4,138,302千円などによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比べ1,431,560千円減少し、4,308,064千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は2,763,921千円(前事業年度は1,997,480千円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期純利益が6,127,678千円、減価償却費が176,985千円、未払費用の増加額が246,743千円、前受金の増加額が101,232千円です。支出の主な内訳は、法人税等の支払額が1,629,026千円、売上債権及び契約資産の増加額が1,522,295千円、仕入債務の減少額が446,757千円、棚卸資産の増加額が211,761千円となります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用した資金は3,341,292千円(前事業年度は261,322千円の支出)となりました。支出の主な内訳は、製品開発拠点等の建設用地(仮称:福浦第2工場)の取得及び芳賀工場の竣工等に伴う有形固定資産の取得による支出3,257,961千円となります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動に使用した資金は846,298千円(前事業年度は499,226千円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額844,887千円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社はエレベーター事業の単一セグメントであるため、「生産、受注及び販売の状況」につきましては、セグメント別の記載を省略しております。 a.生産・販売実績 当事業年度における生産・販売実績を売上種類ごとに示すと、次のとおりです。 売上種類の名称   生産高・販売高(千円)   前事業年度比(%) エレベーター(船舶用を除く。)   10,733,619   112.6 船舶用エレベーター   1,021,079   115.3 保守・修理   10,786,722   119.9 合計   22,541,420   116.1 (注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.「船舶用エレベーター」には部品の販売額が、「保守・修理」には保守点検業務にかかる受託金額がそれぞれ含まれております。 b.受注実績 当事業年度における受注実績を売上種類ごとに示すと、次のとおりです。 売上種類の名称   受注高(千円)   前事業年度比(%)   受注残高(千円)   前事業年度比(%) エレベーター(船舶用を除く。)   12,712,746   94.6   18,363,654   112.1 船舶用エレベーター   1,582,626   140.7   2,916,364   123.8 保守・修理   5,286,358   104.0   2,475,096   90.4 合計   19,581,730   99.7   23,755,115   110.6 (注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.「保守・修理」については、修理・改修業務にかかる受注高及び受注残高を記載しており、保守契約に基づく保守点検業務については、受注高及び受注残高に含めておりません。 3.上記金額のうち外貨建については、㈱三菱UFJ銀行が公表した各期末日におけるTTM(公表仲値)によって円換算しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりです。 当社は、財務諸表作成において必要な見積りについては、過去の実績やその時点で入手可能な情報等を勘案した上で行っておりますが、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当事業年度の売上高は23,589,633千円(前事業年度比21.4%増)となりました。売上種類別の変動要因は次のとおりです。 a. 「エレベーター(船舶用を除く。)」の売上高は、おおむね順調に推移し、11,821,082千円(前事業年度比24.4%増)となり、このうち、新規設置の売上高は10,664,482千円(同27.3%増)、入替の売上高は1,156,599千円(同2.5%増)となりました。なお、設置台数は、 新規設置が419台(前事業年度は392台)、入替が25台(同23台)です。 b.「船舶用エレベーター」の売上高は、堅調な受注を背景に981,828千円(前事業年度比4.7%増)となりました。 c.「保守・修理」の売上高は、保守台数、修理工事ともに順調に推移し、10,786,722千円(前事業年度比19.9%増)となりました。なお、保守・点検契約の新規契約台数は343台(前事業年度は429台)、再契約台数は48台(同53台)、解約・休止台数は109台(同152台)、期末の保守・点検契約台数は7,727台(同7,445台)となりました。 (売上原価、売上総利益) 当期製品製造原価は15,203,483千円(前事業年度比13.5%増)となりました。 このうち、当期総製造費用に材料費が占める割合は、原価コントロール等により低下しました。同じく労務費が占める割合は、人員増加、内製化等により、前事業年度に比して上昇しました。 工事損失引当金戻入額18,195千円(前事業年度は128,827千円の戻入)の計上などにより、売上原価は15,182,924千円(前事業年度比14.5%増)、売上総利益は8,406,708千円(同36.1%増)、売上高総利益率は、35.6%(前事業年度は31.8%)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、2,335,451千円(前事業年度比12.2%増)となりました。人員増に伴い主として人件費が増加しております。 以上の結果、営業利益は、6,071,257千円(前事業年度比48.3%増)となり、売上高営業利益率は25.7%(前事業年度は21.1%)となりました。 (営業外損益、経常利益) 営業外収益は、作業くず売却益の計上等により、66,804千円(前事業年度比46.4%減)、営業外費用は、為替差損の計上等により10,383千円(前事業年度比45.9%減)となりました。以上の結果、経常利益は、6,127,678千円(前事業年度比46.0%増)となりました。 (特別損益、当期純利益) 当事業年度において特別利益及び特別損失は計上されず、その結果、当期純利益は、4,138,302千円(前事業年度比45.7%増)となりました。 財政状態の分析等については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご参照ください。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社では、売上高総利益率及び売上高営業利益率を主要な経営指標とし、顧客ニーズへの対応や資材調達コストの削減、業務の効率化等を図ってその改善・向上に取り組んでおりますが、当事業年度の数値については、次のとおりです。 第79期当事業年度 前事業年度比 売上高総利益率   35.6%   3.8ポイント改善 売上高営業利益率   25.7%   4.6ポイント改善 (4) 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 当社といたしましては、これらのリスクに対して継続的な状況把握に努めるとともに、対応策を検討してリスクの最小化・分散化を図っていきます。 (5) 資本の財源及び資金の流動性 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としておりますが、運転資金は自己資金を基本としております。また、継続的な成長を図るため、設備投資や研究開発の拡充に努めておりますが、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に資金調達を行う予定です。当事業年度末の現金及び現金同等物は4,308,064千円であり、流動性を確保しております。 (6) 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

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出典

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