概要
AIメカテックは2016年に日立製作所から分社した機械メーカーで、フラットパネルディスプレイ(FPD)や半導体パッケージの製造装置を手がける。2021年7月に東京証券取引所市場第二部に上場し、現在はスタンダード市場に所属する。
三つの事業セグメントで構成される収益構造
当社グループはIJPソリューション事業、半導体関連事業、LCD事業の三つを報告セグメントとする。IJPソリューション事業ではインクジェット・プリンティング、ナノインプリント、フィルム応用の各技術を製品化し、次世代ディスプレイや光学デバイス向けに提案する。半導体関連事業ははんだボールマウンタ、ウエハハンドリングシステム、UV装置などを扱い、先端半導体パッケージの製造工程に供給する。LCD事業はシール塗布装置、液晶滴下装置、真空貼合せ装置を中心に、既存設備の改造・リプレース需要に対応する。
半導体関連事業が売上の大半を占める
2025年6月期の連結売上高210億円のうち、半導体関連事業が195億円と全体の92.9%を占める。同事業の売上高は前年比70.5%増と急拡大しており、AI向け先端半導体パッケージの需要拡大が追い風となっている。一方、IJPソリューション事業は5.7億円(前年比70.5%減)、LCD事業は9.1億円(同55.1%減)と縮小した。営業利益は半導体関連が37.6億円の黒字に対し、IJPソリューションは2.2億円の損失を計上している。
中国子会社と合弁会社で広がる事業基盤
当社は連結子会社として南京新創機電科技有限公司(中華人民共和国江蘇省南京市)を保有する。同社は元々日立製作所の子会社だったが、2016年9月に商号変更し、現在はLCD事業の一部を担う。さらに2023年7月には株式会社オプトランとの共同出資でナノリソティックス株式会社を設立し、光学製品への精密加工装置の開発・製造・販売を開始した。これによりナノインプリントリソグラフィー事業の立ち上げを進めている。
業界の中での役割はFPD・半導体パッケージ製造装置メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/6期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 半導体 関連事業 | 195億円 | 92.9% | 38億円 | 19.5% |
| LCD 事業 | 9億円 | 4.3% | 1億円 | 11.1% |
| IJPソリューション 事業 | 6億円 | 2.9% | -2億円 | -33.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01次世代ディスプレイ製造装置(有機EL・量子ドット等)主力
インクジェットプリンティング(IJP)技術を応用し、有機ELディスプレイや量子ドットディスプレイ、マイクロディスプレイなど次世代プレミアムディスプレイの量産に向けたプロセスと設備を提供する。
- IJPソリューション事業(印刷装置)
- インクジェット技術で微小な液滴を塗布・印刷し、次世代ディスプレイの製造工程に用いる装置。ローコスト・プロセスを実現する。
02半導体パッケージ・半導体回路形成主力
半導体パッケージ製造工程向けのはんだボールマウンタ装置、ウエハハンドリングシステム、半導体回路形成用のUV装置やエッチング・アッシング装置を提供する。
- はんだボールマウンタ装置
- はんだボールを基板に高精度に搭載する装置で、高歩留まりの量産設備を提供。
- ウエハハンドリングシステム(ボンダー装置、デボンダー装置)
- 半導体ウエハをガラスキャリアに貼り合わせ分離する装置で、ウエハ研磨・薄板化工程に使用。
- UV装置
- UV照射で回路形成用レジストを硬化させる装置。パワー半導体関連。
- エッチング・アッシング装置
- プラズマ技術でウエハの溝加工(エッチング)やレジスト除去(アッシング)を行う装置。パワー半導体関連。
03光学系デバイス(ARスマートグラス等)準主力
ナノインプリント技術を用い、ARスマートグラス向けウェーブガイドの形成など次世代コミュニケーションツールの量産工程を支援する。
- ナノインプリント装置
- 基板上の樹脂膜に型をプレスしてナノメートル級の微細パターンを転写する装置。
04液晶ディスプレイ(LCD)パネル製造準主力
テレビやスマートフォン向け液晶ディスプレイパネルの生産工程で使われるシール塗布装置、液晶滴下装置、真空貼合せ装置等を開発・製造・販売する。
- シール塗布装置
- 基板上にシール剤(接着剤)を高速・高精度に塗布する装置。
- 液晶滴下装置
- 微量インクジェット塗布技術で液晶剤をパネルに高精度に塗布する装置。
- 真空貼合せ装置
- 真空中で2枚のガラス基板の間に液晶を封じ込めるための貼合せ装置。
製品と技術
インクジェットとナノインプリントで次世代ディスプレイに挑む
IJPソリューション事業では、インクジェット・プリンティング(IJP)技術を核に、有機ELディスプレイや量子ドットディスプレイ向けの製造装置を提供している。IJP技術は微小な液滴を非接触で基板に塗布し、必要な量を必要な場所に印刷できるため、ローコストプロセスを実現する。またナノインプリント技術では、樹脂膜に型をプレスしてナノメートルレベルの微細パターンを転写し、スマートグラス用ウェーブガイドの形成などに応用される。2023年に設立したナノリソティックスを通じて、反射防止パターン形成システムなどの製品化を進めている。
先端半導体パッケージに不可欠な複合装置群
半導体関連事業では、はんだボールマウンタ、ウエハハンドリングシステム(ボンダー装置・デボンダー装置)、UV装置、エッチング・アッシング装置を扱う。はんだボールマウンタはボール搭載技術とリペア技術により高歩留まりの量産を実現する。ウエハハンドリングシステムは半導体ウエハをガラスキャリアに貼り合わせ分離し、薄板化・積層化工程に供給される。特にAI向け先端半導体パッケージ(2.5D/3D実装)やHBM向けの需要が急増しており、パネルレベルパッケージング(PLP)への展開も視野に入れている。
LCDパネル生産を支える塗布と貼合せの装置群
LCD事業では、シール塗布装置、液晶滴下装置、真空貼合せ装置の三つを主力製品とする。シール塗布装置は細線塗布技術を用いて基板上にシール剤を高速・高精度に塗布する。液晶滴下装置は微量インクジェット塗布技術を応用し、液晶剤をパネルに塗布する。真空貼合せ装置は真空中で二枚のガラス基板を貼り合わせ、液晶を封じ込める。これらはテレビやスマートフォン向け液晶パネルの生産ラインで使われてきたが、市況の変化により新規投資は限定的で、既存設備の改造や部品交換などのアフターサービスが収益の柱となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
横型旋盤・熱処理で国内首位、内需依存で成長
同社は横型旋盤と高周波焼入れ装置を中核とし、国内市場で高いシェアを確保しています。競合である日本製鋼所や三浦工業が大型設備やボイラーで存在感を示す一方、同社は中小型の精密加工分野に特化し、自動車部品や建設機械向けの需要を捉えています。直近の売上高は154億円から352億円へと急拡大し、営業利益率も2%弱から16%超へと大きく改善しました。これは、設備投資需要の回復と高付加価値製品へのシフトが寄与しています。海外展開は限定的で、国内の製造業景気に依存する構造ですが、省人化・省エネ需要を背景に受注は堅調です。同業他社と比較して、同社は製品特化型で機動的な経営が強みですが、規模の面では競合に劣るため、市場変動の影響を受けやすい面があります。
強み
- 横型旋盤と高周波焼入れ装置で国内シェア首位を確保し、高いブランド力を持つ。
- 売上高が2年で倍増、営業利益率が2%から16%超へと大幅に改善した。
- 精密加工と熱処理の一貫体制により、受注単価の向上と差別化を実現。
- 自動車部品や建設機械向けの省人化・省エネ需要に応える製品を提供。
課題
- 内需依存が強く、海外市場でのプレゼンスが低く、成長機会を逸する可能性。
- 日本製鋼所などの大型競合に比べ資本規模で劣り、大型案件獲得に制約。
- 景気や設備投資サイクルの影響を受けやすく、売上の安定性に課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字がAIメカテック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6369トーヨーカネツ | 391億円 | 14.8倍 |
| 2 | 6223西部技研 | 383億円 | 8.2倍 |
| 3 | 6226守谷輸送機工業 | 376億円 | 18.2倍 |
| 4 | 6240ヤマシンフィルタ | 373億円 | 21.7倍 |
| 5 | 6430ダイコク電機 | 372億円 | 6.3倍 |
| 6 | 6227AIメカテック | 370億円 | 31.1倍 |
| 7 | 6418日本金銭機械 | 362億円 | 7.0倍 |
| 8 | 6485前澤給装工業 | 361億円 | 12.8倍 |
| 9 | 6137小池酸素工業 | 345億円 | 9.3倍 |
| 10 | 6151日東工器 | 333億円 | 15.2倍 |
| 11 | 6470大豊工業 | 325億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 8件
日立製作所から独立しヒューストン・ホールディングス傘下へ
2016年7月、株式会社日立製作所が液晶パネル等製造設備事業を新設分割により分社し、茨城県龍ケ崎市向陽台にAIメカテック株式会社を設立した。資本金は450百万円。同時に当社株式の大半がヒューストン・ホールディングス株式会社に譲渡され、同社の傘下に入った。同年9月には中国の子会社である南京日立科技有限公司を南京新創機電科技有限公司に商号変更している。
存続会社としてヒューストン・ホールディングスを吸収合併
2017年7月、AIメカテックはヒューストン・ホールディングス株式会社を吸収合併し、同社を消滅させた。これによりAIメカテックが存続会社となり、ヒューストン・ホールディングスの権利義務を承継した。この合併によって経営体制を一本化し、その後の事業展開の基盤を固めた。
プロセス開発センタ開設と株式上場
2018年7月、新プロセスや新材料の開発支援を目的にプロセス開発センタを開設した。2021年7月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。翌2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行している。上場資金を活用し、事業拡大のための投資を加速させた。
東京応化工業の装置事業を取得し半導体関連を強化
2023年3月、東京応化工業株式会社が半導体用・ディスプレイ用装置製造事業を承継させたプロセス機器事業分割準備株式会社の全株式を取得し、連結子会社化したのち吸収合併した。これにより東京応化工業の得意とするプロセス機器の技術と顧客基盤を取り込み、半導体関連事業のラインアップを拡充した。
オプトランとの合弁で光学系デバイス事業に進出
2023年7月、株式会社オプトラン(東京証券取引所プライム市場上場)との共同出資によりナノリソティックス株式会社を設立した。同社は光学製品への精密加工装置の開発・製造・販売を目的とし、AIメカテックの持ち分法適用関連会社となった。これによりスマートグラス向けウェーブガイドなどの光学系デバイスの加工システム事業の立ち上げを本格化させた。
年表8件を開く
2010年代
- 2016年7月創業株式会社日立製作所は液晶パネル等製造設備事業を新設分割により分社し、茨城県龍ケ崎市向陽台にAIメカテック株式会社(資本金450百万円)を設立。当社株式の大半をヒューストン・ホールディングス株式会社(2016年3月設立)に譲渡。
- 2016年9月商号変更子会社南京日立科技有限公司(中華人民共和国江蘇省南京市)を、南京新創機電科技有限公司に商号変更。
- 2017年7月M&A当社がヒューストン・ホールディングス株式会社を吸収合併し、ヒューストン・ホールディングス株式会社は消滅、当社が存続会社となる。
- 2018年7月新プロセス、新材料の開発をより効果的にサポートすることを目的にプロセス開発センタを開設。
2020年代
- 2021年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行。
- 2023年3月M&A東京応化工業株式会社が、その半導体用・ディスプレイ用装置製造事業を吸収分割により承継させたプロセス機器事業分割準備株式会社につき、同日付でその全株式を取得し連結子会社としたうえ、吸収合併。
- 2023年7月創業株式会社オプトラン(本店所在地:埼玉県鶴ヶ島市富士見六丁目1番1、代表者:代表取締役社長執行役員 範 賓、東京証券取引所プライム市場上場企業)との共同出資により、光学製品への精密加工装置の開発、製造、販売を目的にナノリソティックス株式会社(現 持分法適用会社)を設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2028年6月期まで300億円
- 営業利益2028年6月期まで38億円
- 営業利益率2028年6月期まで12%
- ROE2028年6月期まで17%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
A-PI戦略による顧客との協創
材料・装置・プロセスを一体不可分なソリューションとして提供し、顧客の新規プロジェクトに参画することで新市場創出と差別化を図る。
- 02
フラッグシップ企業との取引拡大
先端半導体パッケージ分野でフラッグシップ企業との取引実績を活かし、装置ラインアップ拡充や新製品開発・投入により市場開拓を進める。
- 03
ナノインプリント技術の応用拡大
FPD・光学デバイス分野でナノインプリント技術の応用範囲を広げ、新規事業創出を目指す。
- 04
生産性向上と収益力強化
新工場稼働や新業務システム導入による生産能力・効率向上、リードタイム短縮、CCC短縮などで収益性・資産効率を高める。
- 05
サステナブル経営の推進
気候変動対応やダイバーシティ推進などの社会課題解決と、ガバナンス強化・人的資本活性化による経営基盤の強化を両立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で251人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は694万円で、4期前と比べて+3.1%。平均年齢は46.2歳、平均勤続年数は18.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 673 | 47.9 | 18.4 | 236 | — |
| 2022年6月 | 682 | 47.2 | 17.4 | 246 | — |
| 2023年6月 | 695 | 47.0 | 17.2 | 252 | — |
| 2024年6月 | 682 | 46.2 | 17.1 | 248 | 121 |
| 2025年6月 | 694 | 46.2 | 18.0 | 251 | 837 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内南京新創機電科技有限公司(注2、3)中華人民共和国江蘇省南京市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ナノリソティックス株式会社(注3)埼玉県鶴ヶ島市 · 持分法適用会社議決権29.4%
- 国内東京応化工業株式会社(注4)神奈川県川崎市 · その他の関係会社議決権17.8%
- 国内株式会社オプトラン(注4、5)埼玉県鶴ヶ島市 · その他の関係会社議決権17.8%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は352億円、営業利益は58億円。前期と比べると増収増益で、売上が+67.6%、利益が+176.2%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 400億円 | 352億円 |
| 営業利益 | 76億円 | 58億円 |
| 純利益 | 50億円 | 36億円 |
| 1株あたり配当 | ¥22 | ¥22 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は206億円、営業利益は29億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+48.2%、営業利益は+45.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 26 | −3 | −11.5 | 8 |
| 2023年4Q | 77 | — | — | 6 |
| 2024年1Q | 14 | −5 | −35.7 | −4 |
| 2024年2Q | 39 | 1 | 2.6 | 1 |
| 2024年3Q | 36 | −1 | −2.8 | −1 |
| 2024年4Q | 65 | 8 | 12.3 | 5 |
| 2025年2Q | 71 | 1 | 1.4 | −8 |
| 2025年4Q | 139 | 20 | 14.4 | 11 |
| 2026年2Q | 146 | 29 | 19.9 | 19 |
| 2026年4Q | 206 | 29 | 14.1 | 17 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年6月期からの10期で、売上は118億円から352億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は16.5%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 当社がヒューストン・ホールディングス株式会社を吸収合併し、ヒューストン・ホールディングス株式会社は消滅、当社が存続会社となる。 | |||||
| 2017年6月 | 118 | — | 7 | — | 4 |
| 新プロセス、新材料の開発をより効果的にサポートすることを目的にプロセス開発センタを開設。 | |||||
| 2018年6月 | 194 | — | 11 | — | 8 |
| 2019年6月 | 203 | — | 13 | — | 8 |
| 2020年6月 | 145 | — | 4 | — | 3 |
| 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 | |||||
| 2021年6月 | 161 | — | 9 | — | 7 |
| 2022年6月 | 147 | — | 7 | — | 5 |
| 株式会社オプトラン(本店所在地:埼玉県鶴ヶ島市富士見六丁目1番1、代表者:代表取締役社長執行役員 範 賓、東京証券取引所プライム市場上場企業)との共同出資により、光学製品への精密加工装置の開発、製造、販売を目的にナノリソティックス株式会社(現 持分法適用会社)を設立。 | |||||
| 2023年6月 | 155 | — | 5 | — | 12 |
| 2024年6月 | 154 | 3 | 2 | 1.9 | 1 |
| 2025年6月 | 210 | 21 | 19 | 10.0 | 3 |
| 2026年6月 | 352 | 58 | 56 | 16.5 | 36 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高352億円のうち、営業利益として残るのは58億円で16.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の10.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金83.5%294億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.5%58億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年6月期は営業CFが15億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは−10億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は36億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年6月 | −22 | −2 | 13 | −24 | 30 |
| 2020年6月 | −24 | −6 | 25 | −30 | 25 |
| 2021年6月 | 16 | −6 | −14 | 10 | 21 |
| 2022年6月 | 7 | −3 | −1 | 4 | 24 |
| 2023年6月 | −7 | −11 | 21 | −18 | 27 |
| 2024年6月 | −11 | −9 | 21 | −20 | 29 |
| 2025年6月 | 15 | −25 | 18 | −10 | 36 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年6月期の総資産は274億円。このうち返さなくてよい自己資本が109億円で、自己資本比率は39.7%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 148 | 48 | 100 | 32.5 |
| 2018年6月 | 187 | 64 | 123 | 34.3 |
| 2019年6月 | 201 | 65 | 136 | 32.1 |
| 2020年6月 | 200 | 67 | 133 | 33.5 |
| 2021年6月 | 172 | 75 | 97 | 43.7 |
| 2022年6月 | 188 | 80 | 108 | 42.7 |
| 2023年6月 | 221 | 90 | 131 | 40.6 |
| 2024年6月 | 228 | 110 | 118 | 48.1 |
| 2025年6月 | 274 | 109 | 165 | 39.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で209社中4位あたり、逆に低いのは配当利回りで209社中208位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,890で、1年前と比べて+353.5%。過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 31.1倍 |
| PER (会社予想) | 22.3倍 |
| PBR | 7.65倍 |
| 配当利回り | 0.37% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に5850円と前日比7.00%下落しました。月間では15.46%下落し、25日線(6694円)を13%下回っています。75日線(6734円)も割り込み、短期的には下落トレンドです。ただし、200日線(4926円)は19%上回っており、年初来上昇率は270.57%と強い上昇相場でした。8月10日以降は出来高が高水準で、需給の悪化が懸念されます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 45/100)。
PER 43.75倍は同業界平均24.48倍を大きく上回り、PBR 9.66倍は同業界平均1.59倍と比べて異常な高水準。ROE 3.1%は低く、収益性に見合わない株価評価。配当利回り0.32%は同業界平均2.68%を大幅に下回り、株主還元も薄い。業績は成長軌道にあるが、予想PER 26.4倍でも依然高く、利益成長が続かなければ株価調整の可能性が高い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 31.1倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 22.3倍 | — |
| PBR | 7.65倍 | 1.50倍 |
| ROE | 3.1% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
成長市場である製造業の自動化・DX需要を捉え、売上高が急拡大している。強気派は、AI技術を活用した検査装置の優位性と、省人化ニーズの高まりを背景に、高成長が続くと見る。実際、直近の売上高は前年比68%増と急拡大し、営業利益率も16%台まで上昇した。弱気派は、株価が1年で約5倍に上昇しバリュエーションが割高なこと、競争激化や技術陳腐化リスク、業績変動の大きさを懸念する。成長の持続性と収益の質が焦点。
- 急成長の実績
直近売上高は前年比68%増で利益率も大幅改善。
- DX需要の追い風
製造業の省人化でAI検査への引き合いが強い。
- 独自技術の優位
AI活用の検査で差別化し、高採算を実現。
- 26/6期営業利益58億円、前期比約3倍決算発表後影響強
売上高352億円、営業利益率16.48%と大幅に改善
- 売上高352億円と前期比67.6%増通年影響中
2025/6期210億円→2026/6期352億円、増収率67.6%
- 純利益36億円、前期比12倍通年影響中
2025/6期3億円→2026/6期36億円、最終益は12倍
- 予想PER26.4倍は実績43.75倍から改善継続影響弱
時価総額437億円、予想PER26.4倍で成長を織り込む
- バリュエーション割高
株価急伸でPER40倍超、期待が先行。
- 競争激化
後発参入や技術変化で優位性が揺らぐ恐れ。
- 業績変動リスク
設備投資は市況で大きく動き安定性に欠ける。
- 実績PER43.75倍と高バリュエーション継続影響強
PER43.75倍、PBR9.66倍と評価が高く調整リスク
- ROE3.1%とPBR9.66倍の乖離継続影響中
ROE3.1%に対しPBR9.66倍は過大評価の可能性
- 株価1年+534%で過熱感不定影響中
上昇率534.36%と短期的な利益確定売り
- 配当利回り0.32%と還元手薄通年影響弱
配当利回り0.32%と低く、株主選好が弱い
- 受注残高
- 将来の売上高の先行指標となるため。
- 海外売上比率
- 海外展開の進捗と成長余地を測るため。
- 営業利益率
- 競争力と採算性の持続を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり22円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.37%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年6月 | 15 | — | 21.4 |
| 2024年6月 | 15 | 0.0 | 216.5 |
| 2025年6月 | 15 | 0.0 | 78.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥22
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ5,747人。区分でいちばん多いのは事業法人で36.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.0%を占め、残る55.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 75.2 | 4.0 | 42.3 | 38.9 | 36.4 |
| 個人・その他 | — | 78.3 | 41.9 | 31.6 | 32.8 |
| 外国法人 | 24.8 | 13.5 | 5.6 | 16.0 | 14.2 |
| 金融機関 | — | 1.1 | 3.9 | 7.8 | 8.6 |
| 証券会社 | — | 3.0 | 6.0 | 5.3 | 6.7 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.1 | 1.4 |
| 外国人個人 | — | 0.2 | 0.3 | 0.5 | 1.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 東京応化工業株式会社 | 17.52 |
| 02 | 株式会社オプトラン | 17.52 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.95 |
| 04 | BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部) | 3.22 |
| 05 | CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC/UCITS CUSTOMERS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部) | 2.16 |
| 06 | JPモルガン証券株式会社 | 2.04 |
| 07 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.69 |
| 08 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.50 |
| 09 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.26 |
| 10 | 楽天証券株式会社 | 1.11 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−100%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは3.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 430,341 | 4,805,335 | 9.4 | — | — |
| 2018年6月 | 7,093 | 57,153 | 13.2 | — | — |
| 2019年6月 | 141 | 1,148 | 12.0 | — | 114.9 |
| 2020年6月 | 52 | 1,195 | 4.4 | — | — |
| 2021年6月 | 124 | 1,335 | 9.8 | — | — |
| 2022年6月 | 85 | 1,429 | 6.1 | 14.4 | 55.6 |
| 2023年6月 | 212 | 1,596 | 14.0 | 8.9 | 21.4 |
| 2024年6月 | 19 | 1,766 | 1.1 | 118.9 | 216.5 |
| 2025年6月 | 55 | 1,754 | 3.1 | 60.6 | 78.5 |
| 2026年6月 | 190 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/6期の役員報酬は総額147百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 阿部猪佐雄 | 代表取締役 執行役員社長 | 70 | 6,085 |
| 石田茂 | 取締役 執行役員常務 | 65 | 4,605 |
| 松浦康晴 | 取締役 執行役員 経営サポート本部長 | 58 | 3,218 |
| 浜﨑藤人 | 取締役 執行役員 営業本部長 | 61 | 652 |
| 海津拓哉 | 取締役 執行役員 製品・LCS本部長 | 58 | 952 |
| 檜山英男 | 取締役 | 71 | 370 |
| 宮岡一夫 | 取締役 | 69 | 370 |
| 本間裕一 | 取締役 | 56 | — |
| 石井義剛 | 常勤監査役 | 64 | — |
| 陳鳳琴 | 監査役 | 49 | — |
| 山本明紀 | 監査役 | 45 | — |
| 大石潤 | — | 42 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 範賓 | 取締役 | 53 |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 75 | 36 | 12 | 123 | 21 |
| 社外監査役 | 3 | 16 | — | — | 16 | 5 |
| 社外取締役 | 2 | 7 | — | 1 | 8 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,049字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,631字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,586字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,790字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-25
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-27
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-28
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)2022-09-29
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