概要
オーケーエムは、1902年に滋賀県で創業した流体制御機器メーカーである。主力製品はバタフライバルブ、ナイフゲートバルブ、ピンチバルブで、建築設備や船舶、プラント向けに製造販売する。本社は滋賀県日野町。2026年3月期の連結売上高は111億円、従業員371人。海外売上高比率は約2割を占める。
陸用と舶用、売上の57.8%を占める船舶市場
当社グループの売上構成は、陸用が42.2%、舶用が57.8%である(2026年3月期)。陸用は建築設備、石油化学、鉄鋼、電力、水道など幅広い業界に採用される。一方、舶用は各造船所向けで、特に船舶排ガス処理装置用バルブに強みを持つ。国際海事機関(IMO)のNOx3次規制対応として、2016年から義務化された排ガス処理装置において、市場シェア約90%を占める2社のライセンサーから製造販売認証を取得。この分野で過半のシェア獲得を目指す。
バタフライ、ナイフゲート、ピンチの3本柱と10万種類のバリエーション
主力製品はバタフライバルブ(売上構成比84%)、ナイフゲートバルブ(16%)、ピンチバルブである。バタフライバルブは弁体を90度回転して開閉し、流量調整に優れ省スペース。電子制御バルブはコンピューター信号で開度を調整する。ナイフゲートバルブは鋭いプレートでスラリーや粉粒体を遮断。ピンチバルブはゴムチューブを押し挟み、固形物混入流体も完全遮断可能。標準品では対応できないニッチ市場向けに、型式、サイズ、材質、制御方法の組み合わせで10万種類以上の製品を扱う。
マレーシアと中国に生産拠点、海外売上比率約2割
海外展開として、マレーシアにOKM VALVE(M)SDN.BHD.、中国に奥村閥門(江蘇)有限公司を設立。連結子会社としてグループを構成する。海外売上高比率は約2割で、主に韓国や中国向けに船舶排ガス用バルブを販売。国内では滋賀県日野町に本社・工場、野洲市に研究開発センターを設け、脱炭素化や環境規制に対応する5つの試験室を備える。グループ全体でバルブ製造販売事業の単一セグメントだが、陸用・舶用の市場区分で戦略を分ける。
業界の中での役割は産業用バルブメーカー(流体制御機器)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01陸用(建築・プラント・上下水道等)主力
建築設備、石油化学、鉄鋼金属、電力ガス、機械装置、紙パルプ業界など幅広い顧客にバタフライバルブを供給。顧客ニーズに合わせたカスタマイズにより、10万種類以上の製品を提供している。
- バタフライバルブ
- 弁体を90度回転して開閉するバルブ。中間開度での流量調整に優れ、省スペースで設置可能。電子制御タイプではコンピューターから信号で開度を調整する。
- ナイフゲートバルブ
- 鋭いエッジを持つプレートの出し入れで開閉するバルブ。スラリーや粉粒体など、一般のバルブでは処理できない流体を遮断する。
- ピンチバルブ
- ゴムチューブを押し挟んで流路を開閉するバルブ。固形物が混入しても完全遮断が可能で、長寿命・メンテナンス容易。
02舶用(船舶)準主力
造船所向けに船舶用バルブを供給。特に、IMOのNOx3次規制に対応する船舶排ガス処理装置向けバルブで、世界の主要ライセンサー2社の認証を取得し、過半のシェア獲得を目指している。
世界の主要ライセンサー2社の認証を取得
主要顧客韓国・中国の造船所
- 船舶排ガス用バルブ
- IMO規制に対応した舶用排気ガス処理装置に使用されるバルブ。世界の主要ライセンサー2社(市場シェア約90%)の製造販売認証を取得。
製品と技術
バタフライバルブ:流量調整と省スペースを両立する主力製品
バタフライバルブは、円板状の弁体を90度回転させることで流路を開閉する。中間開度での流量調整機能に優れ、配管の幅を取らず省スペースで設置できる。電子制御バルブはコンピューターからの信号で弁体開度を自動調整し、精緻な流体コントロールが可能。売上構成比の84%を占める主力製品。高層ビル「あべのハルカス」の全空調設備に採用されるなど、建築分野での実績が豊富。高圧用(622H型、618H型)やアルミダイキャスト製(602型、603A型)など多様なバリエーションを持つ。
ナイフゲートバルブとピンチバルブ:特殊な流体用途に対応
ナイフゲートバルブは、鋭いエッジを持つプレートを上下させて開閉する。スラリー、粉粒体、固形物混入流体など、一般のバルブでは処理が難しい媒体を遮断できる。336型、336D型、336J型などのラインアップを持つ。ピンチバルブは、ゴムチューブを外部から押し挟んで流路を開閉。固形物が混入しても完全遮断が可能で、長寿命かつメンテナンスが容易。1967年開発の703型ネオピンチバルブが初代モデル。両製品とも、標準品では対応できないニッチ市場で需要を獲得している。
舶用排ガス処理バルブ:IMO規制に対応する高付加価値製品
国際海事機関(IMO)のNOx3次規制により、2016年から船舶に排ガス処理装置の搭載が義務化された。当社は、この処理装置用バルブで世界の主要ライセンサー2社(市場シェア約90%)の製造販売認証をいち早く取得。船舶排ガス用バルブ市場で過半のシェア獲得を目標とする。この製品は舶用セグメントの成長を牽引し、2026年3月期の舶用売上高は前年比18.4%増の64億2300万円に達した。LNG用バルブとともに、海外市場展開の柱と位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 舶用(船舶)世界の主要ライセンサー2社の認証を取得
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
産業機械で成長、収益性改善
オーケーエムは機械セクターに属し、産業機械や工作機械の製造販売を手掛ける。売上高104億円(2025/3期)、営業利益率7.7%と収益性は改善傾向。同業の三浦工業や日本製鋼所と比較して中規模だが、特定分野での専門性が強み。売上高は3期連続増加し、成長軌道にある。
強み
- 売上高が95億→104億→111億円と着実に増加。
- 営業利益率が7.7%から11.7%へ大幅改善、経営効率向上。
- 産業機械分野で高度な技術力を持ち、顧客からの信頼が厚い。
- 自己資本比率が高く、財務体質は健全。
課題
- 三浦工業などの大手と競合し、価格競争に晒される可能性。
- 国内産業機械市場は成熟しており、大幅な拡大は困難。
- 海外売上比率が低く、成長市場での機会を捉えきれていない。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字がオーケーエム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6158和井田製作所 | 73億円 | 24.6倍 |
| 2 | 6166中村超硬 | 73億円 | 26.4倍 |
| 3 | 6267ゼネラルパッカー | 72億円 | 9.6倍 |
| 4 | 6229オーケーエム | 68億円 | 8.4倍 |
| 5 | 6433ヒーハイスト | 68億円 | — |
| 6 | 6343フリージア・マクロス | 68億円 | 3.9倍 |
| 7 | 6228ジェイ・イー・ティ | 68億円 | — |
| 8 | 6408小倉クラッチ | 67億円 | 4.3倍 |
| 9 | 6360東京自働機械製作所 | 67億円 | 8.0倍 |
| 10 | 6380オリエンタルチエン工業 | 64億円 | 50.3倍 |
| 11 | 6292カワタ | 62億円 | 161.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
鋸切製造所として創業し、バルブ専門工場へ転換した半世紀
1902年1月、滋賀県蒲生郡蒲生町で奥村清太郎が鋸切製造所を創業。当初は鋸の製造を行っていたが、1952年8月にバルブコック専門工場に転換し、バルブの製造販売を開始。これが現在の事業の原点となる。その後、1962年5月に株式会社奥村製作所を設立、バルブ及び鉄工品の製造販売を目的とした法人組織となる。同年8月には東京営業所、1967年6月には大阪営業所を開設し、販路を拡大した。
本社工場を日野町に移転、バルブ製品の開発を加速
1969年6月、滋賀県蒲生郡日野町に本社・工場(第一工場)を竣工移転。これを機に製品開発が本格化する。1967年5月に703型ネオピンチバルブを開発、1972年3月には501型バタフライバルブ、1973年7月に505型、1977年8月に515型と相次いでバタフライバルブのラインアップを拡充。1979年3月には336型ナイフゲートバルブを開発。1975年11月には第二工場を増設し、加工能力を強化した。
電子制御バルブとマレーシア進出で新領域を開拓
1980年4月、バタフライバルブの一貫組立ラインを新設。1982年3月にはML-515型電子式バタフライコントロールバルブ、1986年6月には空調用電子制御バルブ・バブトロールS1、1988年10月にS2を開発。1990年10月、マレーシアのスランゴール州にOKM VALVE(M)SDN.BHD.を設立し、海外生産に乗り出した。1992年7月には615X型汎用バタフライバルブ、606F型フランジタイプを開発し、製品群を広げた。
社名をオーケーエムに変更、国際規格認証を取得
1993年4月、社名を株式会社オーケーエムに変更。1997年10月には本社工場でISO9001認証を取得し、品質管理体制を国際基準に適合させた。1998年6月には本社社屋を竣工。同年8月には622H型高圧用バタフライバルブを開発。1999年10月にはバブトロールDN型電子式バタフライバルブを開発。2000年6月には602型アルミダイキャスト製バタフライバルブや336J型マルチシートタイプナイフゲートバルブを開発した。
2000年代初頭の新製品開発と高圧・汎用ライン拡充
2001年8月、618H型高圧用バタフライバルブを開発。2002年4月には612X型汎用バタフライバルブ、606K型フランジタイプ、603A型アルミダイキャスト製、5410型ハイパフォーマンス・バタフライバルブを開発。これらの製品群は、建築からプラント、船舶まで幅広い需要に対応する。なお、沿革に記載される開発イベントは2002年までで、以降の詳細な製品開発については別途記述される。
年表29件を開く
1900年代
- 1902年1月創業滋賀県蒲生郡蒲生町において奥村清太郎が鋸切製造所を創業
1950年代
- 1952年8月バルブコック専門工場に転換し、その製造販売を広める
1960年代
- 1962年5月創業バルブ及び鉄工品の製造販売を行う事を目的として滋賀県蒲生郡蒲生町に当社(株式会社奥村製作所)を設立
- 1962年8月東京都渋谷区に東京営業所開設
- 1967年5月703型ネオピンチバルブを開発
- 1967年6月大阪市南区に大阪営業所開設
- 1969年6月滋賀県蒲生郡日野町に本社・工場(第一工場)を竣工移転
1970年代
- 1972年3月501型バタフライバルブを開発
- 1973年7月505型バタフライバルブを開発
- 1975年11月本社・工場に加工のための第二工場を増設
- 1977年8月515型バタフライバルブを開発
- 1979年3月336型ナイフゲートバルブを開発
1980年代
- 1980年4月バタフライバルブの一貫組立ラインを新設
- 1982年3月ML-515型電子式バタフライコントロールバルブを開発
- 1982年10月5400型ハイパフォーマンス・バタフライバルブを開発
- 1984年9月336D型ナイフゲートバルブを開発
- 1986年6月空調用電子制御バルブ・バブトロールS1を開発
- 1988年10月空調用電子制御バルブ・バブトロールS2を開発
1990年代
- 1990年10月バルブの製造販売を目的としてマレーシア国スランゴール州にOKM VALVE(M)SDN.BHD.(現・連結子会社)を設立
- 1992年7月615X型汎用バタフライバルブ、606F型フランジタイプバタフライバルブを開発
- 1992年8月加工・組立のための第一工場を改築
- 1993年4月商号変更当社社名を株式会社オーケーエムに変更
- 1997年10月本社にてISO9001認証取得
- 1998年6月本社社屋を竣工
- 1998年8月622H型高圧用バタフライバルブを開発
- 1999年10月バブトロールDN型電子式バタフライバルブを開発
2000年代
- 2000年6月602型アルミダイキャスト製バタフライバルブ、336J型マルチシートタイプナイフゲートバルブを開発
- 2001年8月618H型高圧用バタフライバルブを開発
- 2002年4月612X型汎用バタフライバルブ、606K型フランジタイプバタフライバルブ、603A型アルミダイキャスト製バタフライバルブ、5410型ハイパフォーマンス・バタフライバルブを開発
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2029年3月期まで132億円
- 営業利益率2029年3月期まで10%以上
- ROE2029年3月期まで8~10%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
既存領域の拡充
脱炭素関連製品と高付加価値化で国内市場を深掘りし、技術営業力の強化により顧客課題を解決し収益基盤を強化する。
- 02
海外市場の展開
国内で基盤を構築した船舶排ガス用バルブやLNG用バルブを軸にグローバル展開を加速し、海外売上高比率を向上させる。
- 03
新領域への挑戦
バルブ技術の応用領域拡大とDX推進、IoT活用サービス事業化で新たな収益の柱を創出し、事業ポートフォリオの多角化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で371人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は622万円で、5期前と比べて+15.0%。平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は11.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 541 | 40.3 | 10.4 | 316 | — |
| 2022年3月 | 527 | 40.7 | 10.8 | 326 | — |
| 2023年3月 | 549 | 41.2 | 11.1 | 334 | — |
| 2024年3月 | 582 | 40.9 | 10.4 | 345 | — |
| 2025年3月 | 616 | 42.5 | 11.4 | 357 | 224 |
| 2026年3月 | 622 | 42.9 | 11.6 | 371 | 350 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 0 / 海外 2) を有報から抽出しています。
- 海外OKM VALVE(M)SDN.BHD. (注)2ShahAlam,Selangor DarulEhsan,Malaysia.議決権100.0%
- 海外奥村閥門(江蘇)有限公司(注)2中国江蘇省常熟市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は111億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.7%、利益が+62.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 119億円 | 111億円 |
| 営業利益 | 11億円 | 13億円 |
| 純利益 | 7億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥50 | ¥50 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は29億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.8%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 26 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 22 | 2 | 9.1 | 2 |
| 2024年2Q | 22 | 1 | 4.5 | 0 |
| 2024年3Q | 26 | 3 | 11.5 | 2 |
| 2024年4Q | 25 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 51 | 5 | 9.8 | 3 |
| 2025年4Q | 53 | 3 | 5.7 | 3 |
| 2026年2Q | 56 | 6 | 10.7 | 5 |
| 2026年4Q | 55 | 7 | 12.7 | 3 |
| 2027年1Q | 29 | 4 | 13.8 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、売上は55億円から111億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.7%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 55 | — | 5 | — | 3 |
| 2018年3月 | 59 | — | 4 | — | 2 |
| 2019年3月 | 86 | — | 13 | — | 9 |
| 2020年3月 | 89 | — | 8 | — | 6 |
| 2021年3月 | 88 | — | 10 | — | 7 |
| 2022年3月 | 85 | — | 7 | — | 9 |
| 2023年3月 | 92 | — | 9 | — | 8 |
| 2024年3月 | 95 | — | 7 | — | 5 |
| 2025年3月 | 104 | 8 | 7 | 7.7 | 6 |
| 2026年3月 | 111 | 13 | 13 | 11.7 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高111億円のうち、営業利益として残るのは13億円で11.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.1%70億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%28億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.7%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは19億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は33億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 3 | −14 | 5 | −11 | 21 |
| 2020年3月 | 16 | −8 | −9 | 8 | 20 |
| 2021年3月 | 11 | −19 | 12 | −8 | 25 |
| 2022年3月 | 10 | −2 | −7 | 8 | 27 |
| 2023年3月 | −13 | 6 | −6 | −7 | 16 |
| 2024年3月 | 6 | −2 | −6 | 4 | 13 |
| 2025年3月 | 11 | −1 | −4 | 10 | 21 |
| 2026年3月 | 20 | −1 | −7 | 19 | 33 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は133億円。このうち返さなくてよい自己資本が108億円で、自己資本比率は81.0%(業種中央値65.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 54 | 34 | 20 | 63.2 |
| 2018年3月 | 76 | 37 | 39 | 49.0 |
| 2019年3月 | 109 | 52 | 57 | 47.4 |
| 2020年3月 | 103 | 57 | 46 | 54.8 |
| 2021年3月 | 120 | 77 | 43 | 64.0 |
| 2022年3月 | 124 | 85 | 39 | 68.9 |
| 2023年3月 | 126 | 92 | 34 | 73.2 |
| 2024年3月 | 126 | 96 | 30 | 76.3 |
| 2025年3月 | 132 | 103 | 29 | 78.3 |
| 2026年3月 | 133 | 108 | 25 | 81.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で209社中34位あたり、逆に低いのはROEで209社中107位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,498で、1年前と比べて+2.0%。過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.4倍 |
| PER (会社予想) | 9.0倍 |
| PBR | 0.61倍 |
| 配当利回り | 3.34% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月末の1,467円から上昇し、7月27日には1,603円まで上昇。その後は調整し、8月7日には1,581円。25日移動平均線(1,559円)を上回っており、75日線(1,627円)は下回る。52週高値2,395円からは約34%下落し、52週安値1,291円からは約22%高い。出来高は7月29日に35,900株と増加したが、その後は減少。RSIは54と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERは8.86倍と業界平均23.75倍を大きく下回り、PBRも0.6451倍と1倍未満で割安感が強い。ROEは7.6%と低めだが、配当利回り3.48%は業界平均2.68%を上回り、株主還元も良好。売上高・利益は増加傾向で、2026/3期の営業利益率は11.71%と改善が見込まれる。割安だがROEが低く収益性にはやや懸念が残るものの、総合的に割安と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.4倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 9.0倍 | — |
| PBR | 0.61倍 | 1.50倍 |
| ROE | 7.6% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高と利益率が改善傾向にあり、株価も堅調に推移している。強気派は、産業機械の需要回復と技術力向上による採算改善を評価し、業績拡大が続くと見る。弱気派は、特定業界への依存度の高さや、資本効率の悪さを懸念する。業界の市況変動と収益性の持続性が争点。
- 営業利益率の改善
営業利益率が7.7%から11.7%へと大幅に上昇している。
- 売上高の拡大
売上高が92億円から111億円と増加基調にある。
- 堅調な需要
工作機械や建設機械の市場は回復基調にあり、受注が増加している。
- 営業利益が8億円から13億円へ急増通年影響中
2026/3期の営業利益は13億円、前期比62.5%増
- 営業利益率が11.71%に改善通年影響中
売上高111億円、営業利益13億円で利益率は7.69%から上昇
- PBR0.65倍で純資産に対して割安継続影響中
PBR0.65倍、1倍まで回復なら株価は約55%上昇余地
- 配当利回り3.48%が下支え継続影響弱
配当利回りは3.48%と高水準、株主還元が投資魅力
- 業界への集中
自動車関連など特定産業に依存しており、市況変動の影響を受けやすい。
- 資本効率の低さ
PBRが0.65倍と割安だが、ROEは7.6%と資本効率が高いとは言えない。
- 収益の不安定性
過去の利益変動が大きく、安定的な成長には不確実性がある。
- 売上高の増加率が9%から6%へ減速通年影響中
2025/3期は前年比9.5%増、2026/3期は6.7%増と伸びが鈍る
- ROE7.6%で資本効率が低い継続影響中
ROE7.6%でPBR0.65倍に留まる、還元の伸びに限界
- 株価が1年で23.5%上昇し過熱感不定影響弱
株価は1年間で23.52%上昇、利益確定売りが出やすい
- 外国人保有比率5.85%と低く需給が薄い継続影響弱
外国人保有比率は5.85%と低位で、海外資金の買いが入りにくい
- 受注残高
- 今後の売上高の先行指標となり、需要動向を把握できるため。
- 営業利益率
- 採算改善が持続するか確認するため。
- セグメント別売上構成比
- 業界依存度とリスク分散の状況を評価するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり50円で、前期から+22.2%。いまの株価に対する利回りは3.34%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 45 | — | 36.2 |
| 2023年3月 | 40 | −11.1 | 16.1 |
| 2024年3月 | 40 | 0.0 | 34.1 |
| 2025年3月 | 45 | 12.5 | 48.2 |
| 2026年3月 | 55 | 22.2 | 39.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥50
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,164人。区分でいちばん多いのは個人・その他で65.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.8%を占め、残る73.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 72.8 | 71.7 | 72.6 | 70.7 | 64.8 | 65.0 |
| 事業法人 | 14.1 | 16.3 | 16.1 | 16.1 | 22.4 | 22.4 |
| 外国法人 | 0.8 | 0.5 | 0.5 | 1.3 | 1.0 | 5.8 |
| 金融機関 | 8.5 | 9.7 | 9.5 | 9.4 | 9.8 | 4.4 |
| 自己株式 | — | — | — | — | — | 3.4 |
| 証券会社 | 3.7 | 1.8 | 1.1 | 2.3 | 1.8 | 2.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 有限会社クローバー通商 | 10.06 |
| 02 | OKM従業員持株会 | 8.02 |
| 03 | 奥村晋一商会株式会社 | 6.37 |
| 04 | 奥村 芳柾 | 4.08 |
| 05 | NOMURA CUSTODY NOMINEESLIMITED OMNIBUS-FULLY PAID(常任代理人 野村證券株式会社) | 3.87 |
| 06 | 株式会社滋賀銀行 | 3.47 |
| 07 | 奥村 勇樹 | 2.67 |
| 08 | 奥村 俊慈 | 2.46 |
| 09 | 株式会社KA&Y | 1.86 |
| 10 | 須田 美奈子 | 1.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−82%、1株純資産は10期で−77%。直近期のROEは7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1,018 | 10,574 | 9.6 | — | 19.7 |
| 2018年3月 | 570 | 11,204 | 4.9 | — | 35.1 |
| 2019年3月 | 269 | 1,557 | 17.3 | — | 7.4 |
| 2020年3月 | 173 | 1,704 | 10.1 | — | 11.4 |
| 2021年3月 | 206 | 1,700 | 11.2 | 9.5 | 18.4 |
| 2022年3月 | 188 | 1,885 | 10.5 | 5.7 | 36.2 |
| 2023年3月 | 170 | 2,037 | 8.7 | 7.1 | 16.1 |
| 2024年3月 | 113 | 2,125 | 5.4 | 14.0 | 34.1 |
| 2025年3月 | 122 | 2,272 | 5.6 | 10.8 | 48.2 |
| 2026年3月 | 178 | 2,451 | 7.6 | 11.2 | 39.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 奥村晋一 | 代表取締役 社長執行役員 | 59 | 2,030 |
| 木田清 | 取締役常務執行役員 管理統括本部長 | 64 | 23,490 |
| 福地正晴 | 取締役上席執行役員 滋賀事業所長兼 技術本部長 | 67 | 3,000 |
| 谷口登 | 取締役(監査等委員) | 69 | 36,860 |
| 西村猛 | 取締役(監査等委員) | 75 | 950 |
| 菅野秀夫 | 取締役(監査等委員) | 68 | 4,000 |
| 伊東隆司 | 執行役員 | — | — |
| 森高圭之 | 執行役員 | — | — |
| 仙波直一 | 執行役員 | — | — |
| 植西正寿 | 執行役員 | — | — |
| 大川昌史 | 執行役員 | — | — |
| 辻田素子 | — | 62 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 73 | 12 | 85 | 21 |
| 社外取締役 | 3 | 17 | — | 17 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | 15 | — | 15 | 15 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,075字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,667字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,156字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,776字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第65期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第65期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第64期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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