概要
株式会社東京自働機械製作所は、包装機械と生産機械の製造販売を主力とする機械メーカーである。1944年に島根工業として創業し、1963年に東京証券取引所市場第二部に上場。2022年にスタンダード市場へ移行した。本社は東京都千代田区に所在し、従業員数は278名。2026年3月期の売上高は96億9千2百万円、うち包装機械65億4千1百万円、生産機械31億5千1百万円。マレーシアとインドネシアに海外子会社を持ち、販売先は菓子食品業界向け自動化需要と特定海外顧客向け大型プロジェクトに大きく依存する。
二つの事業セグメントが支える収益構造
当社の事業は包装機械と生産機械の二つに区分される。2026年3月期の売上高は包装機械65億4千1百万円(前年比13.1%増)、生産機械31億5千1百万円(同55.6%減)、合計96億9千2百万円。包装機械は菓子食品業界向け自動化需要の取り込みにより増収、営業利益4億7百万円(前年4百万円から改善)。生産機械は海外特定顧客の大型プロジェクト需要が減少し、営業利益8億8千1百万円(同61.0%減)。共通費6億1千8百万円を控除した全社営業利益は6億6千9百万円となった。
海外拠点と国内グループ体制
当社グループは、当社と子会社1社、関連会社1社から構成される。海外ではマレーシアにエスティ オートマチックマシナリー エスディエヌ ビーエッチディ(1995年設立)、インドネシアにPT TAM PACKAGING ASIA(2013年営業開始)を展開し、東南アジアでの生産体制を構築している。国内では千葉県柏市に工場、流山市に設計開発部を置く。営業拠点は東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、札幌に所在。1974年には米国企業との技術提携も行い、廃棄物処理分野への進出を試みたが、現在は包装機械と生産機械に集中している。
特定顧客依存と収益変動リスク
当社の生産機械事業は、特定海外顧客への依存度が高い。2026年3月期にはJOHNSON & JOHNSON VISION向け売上が23億7千5百万円(総売上高の24.5%)を占めた。前事業年度には67億6千7百万円(52.5%)と過半を占めており、その受注変動が全社業績を大きく左右する。包装機械事業でも競合他社との価格競争が激しく、収益率の改善が経営課題となっている。第7次中期経営計画では、包装機械事業の売上拡大と海外比率向上、生産機械事業の安定的確保を掲げている。
業界の中での役割は包装機械・生産機械メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01包装機械主力
包装機械の製造販売を主力事業とする。当社が販売し、関連会社の東京施設工業が製造を担う。
- 包装機械
- 包装工程で使用される機械。
02生産機械準主力
生産機械の製造販売も手がける。当社が製造・販売を行う。
- 生産機械
- 生産工程で使用される機械。
製品と技術
包装機械:菓子食品からたばこまで幅広いラインアップ
包装機械事業は当社の伝統的な主力事業であり、1961年のハイライト型たばこ包装機械に端を発する。その後1971年の高速包装ライン開発を経て、現在では菓子食品業界向けの自動化包装システムが主要製品となっている。2026年3月期の包装機械売上高は65億4千1百万円、全社売上の約67%を占める。競合他社との価格競争があるものの、人手不足を背景とした自動化需要が追い風となっており、顧客ニーズに応じたカスタマイズが強みとなっている。
生産機械:大型プロジェクト受注に依存する製造受託
生産機械事業は、2007年に包装機械と並ぶ事業領域として正式化された。海外特定顧客向けの大型プロジェクトが中心で、JOHNSON & JOHNSON VISIONへの依存度が高い。2026年3月期の生産機械売上高は31億5千1百万円、全社の約33%を占めるが、前年比55.6%減と大幅減収となった。一方で受注残高は同期間で79.1%増加しており、将来の業績回復の可能性を示している。同セグメントの営業利益は8億8千1百万円で、全体の利益に大きく貢献している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
産業機械で中堅、海外展開が成長の鍵
当社は産業機械の製造・販売を手掛け、売上高は約97億円(2026年3月期)。同業の三浦工業や日本製鋼所と比べ規模は小さいが、特定分野での技術力で差別化を図る。しかし、直近の売上高は減少傾向にあり、営業利益率も7%台へ低下した。ライバルの日本ドライケミカルやGMSグループと同様に、国内市場の成熟化が課題。海外展開を進めることで成長を目指すが、現状は内需依存が強く、グローバル競争の中でいかにシェアを伸ばすかが重要である。
強み
- 特定分野で高い技術力を持ち、ニッチ市場で優位。
- 国内市場で一定のシェアを確保し、安定した需要。
- 営業利益率7%以上と、一定の収益性を維持。
- 多様な製品ラインで、顧客ニーズに対応。
課題
- 国内市場の縮小により、売上高が減少傾向。
- 海外市場での競争が激しく、シェア拡大が難航。
- 営業利益率が前期比で低下し、収益性の改善が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字が東京自働機械製作所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6433ヒーハイスト | 68億円 | — |
| 2 | 6343フリージア・マクロス | 68億円 | 3.9倍 |
| 3 | 6229オーケーエム | 68億円 | 8.4倍 |
| 4 | 6228ジェイ・イー・ティ | 68億円 | — |
| 5 | 6360東京自働機械製作所 | 67億円 | 8.0倍 |
| 6 | 6408小倉クラッチ | 67億円 | 4.3倍 |
| 7 | 6380オリエンタルチエン工業 | 64億円 | 50.3倍 |
| 8 | 6292カワタ | 62億円 | 161.2倍 |
| 9 | 6155高松機械工業 | 59億円 | — |
| 10 | 6138ダイジェット工業 | 59億円 | 7.5倍 |
| 11 | 6325タカキタ | 58億円 | 23.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
島根工業として創業、社名変更を経て再出発
当社は1944年6月に島根工業株式会社として設立された。戦後間もない1949年6月、商号を現在の株式会社東京自働機械製作所に改称。社名に「自働(自動)」を掲げ、機械の自動化技術に特化する方針を示した。1963年7月に東京証券取引所市場第二部へ上場し、同年8月には千葉県柏市に工場を移転。以後、包装機械メーカーとしての成長基盤を整えた。
たばこ包装機械の開発で独自技術を確立
1961年6月、ハイライト型たばこ包装機械の開発に成功し、包装機械市場に参入。1971年10月には高速たばこ包装ラインを完成させ、たばこ産業の生産性向上に寄与した。これらの成果は、後に菓子食品など他分野への展開の技術基盤となった。1973年8月には廃棄物処理システム分野に進出し、環境関連事業への足がかりを得た。1974年6月には米国企業との技術提携により廃棄物処理技術を獲得している。
営業拠点の拡充と設備投資
1980年1月に名古屋営業所と福岡営業所を同時開設し、西日本での販売網を強化。1981年7月には東京都千代田区に現本社社屋が完成、本社を移転した。1984年8月には千葉県流山市に流山研究所(現・設計開発部)を完成させ、研究開発体制を整備。1985年5月には札幌営業所を開設し、北海道エリアをカバー。同月、資本金を9億5千4百万円に増資し、財務基盤を固めた。
海外展開の開始と大型プロジェクトへの参入
1995年10月、マレーシアにエスティ オートマチックマシナリー エスディエヌ ビーエッチディを設立し、初の海外生産拠点を獲得。1996年10月にはISO9001を取得し、品質管理体制を国際標準に適合させた。1999年10月には大型プロジェクト事業を開始し、生産機械分野への本格参入の足がかりとした。2007年4月には生産機械の製造受託事業を包装機械と並ぶ事業領域と正式に位置づけ、二本柱の事業構造が確立した。
グループ再編と東南アジア拠点の強化
2007年7月、マレーシア子会社の全株式を追加取得し、経営権を強化。しかし2009年4月には東京施設工業株式会社と有限会社東祐の株式を売却し、これらを子会社から関連会社へと変更した。2013年1月にはインドネシアにPT TAM PACKAGING ASIAを設立し、東南アジアでの生産拠点を拡大。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。
年表25件を開く
1940年代
- 1944年6月島根工業株式会社に改組
- 1949年6月商号を現在の株式会社東京自働機械製作所と改称
1950年代
- 1957年4月大阪営業所(大阪市)開設
1960年代
- 1960年11月創業東京都足立区に東京施設工業株式会社を設立
- 1961年6月ハイライト型たばこ包装機械の開発に成功
- 1963年7月上場東京証券取引所市場第2部に株式上場
- 1963年8月千葉県柏市に工場移転
1970年代
- 1971年10月高速たばこ包装ラインの開発に成功
- 1973年8月廃棄物処理システム分野に進出
- 1974年6月アメリカの古紙、廃棄物処理機械メーカー エンタープライズ・カンパニーとの間に固体
1980年代
- 1980年1月名古屋営業所(名古屋市)、福岡営業所(福岡市)開設
- 1981年7月現本社社屋(東京都千代田区)完成、本社移転
- 1984年8月流山研究所(千葉県流山市)完成(現・設計開発部)
- 1985年5月札幌営業所(北海道札幌市)開設
- 1985年5月資本金9億5千4百万円に増資
- 1985年7月東京施設工業株式会社、千葉県富里市へ移転
- 1987年3月東京都千代田区に有限会社東祐(非連結子会社)を設立
1990年代
- 1995年10月創業マレーシアにエスティ オートマチックマシナリー エスディエヌ ビーエッチディを設立
- 1996年10月ISO9001取得
- 1999年10月大型プロジェクト事業開始
2000年代
- 2007年4月生産機械の製造受託事業を包装機械と並ぶ事業領域とする
- 2007年7月エスティ オートマチックマシナリー エスディエヌ ビーエッチディ(マレーシア)の全
- 2009年4月東京施設工業株式会社、有限会社東祐保有の株式売却により子会社から関連会社となる
2010年代
- 2013年1月PT TAM PACKAGING ASIA(インドネシア)営業開始
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
包装機械事業の売上拡大と海外比率向上
人手不足や自動化需要を捉え、顧客ニーズに合った商品開発・提案を実施し、包装機械事業の売上拡大と海外比率の向上を図る。
- 02
生産機械事業の安定受注と利益確保
海外特定顧客の設備投資変動に対応するため、顧客動向を把握し信頼・協業関係を強化することで、安定的な受注と利益確保を目指す。
- 03
サステナビリティ経営の実践
環境・自動化・IoT等の時流に沿った設備投資に対応し、持続可能な社会実現に向けたサステナビリティ経営を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で278人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は710万円で、9期前と比べて+15.7%。平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は19.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 241 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 244 | — |
| 2019年3月 | 614 | 42.6 | 19.3 | 249 | — |
| 2020年3月 | 683 | 43.2 | 19.8 | 248 | — |
| 2021年3月 | 695 | 43.2 | 19.6 | 250 | — |
| 2022年3月 | 645 | 42.9 | 19.2 | 256 | — |
| 2023年3月 | 611 | 42.7 | 19.3 | 256 | — |
| 2024年3月 | 681 | 42.7 | 18.7 | 266 | — |
| 2025年3月 | 687 | 43.2 | 19.0 | 275 | 582 |
| 2026年3月 | 710 | 43.3 | 19.2 | 278 | 252 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内東京施設工業㈱千葉県富里市議決権34.2%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は97億円、営業利益は7億円。前期と比べると減収減益で、売上が-24.8%、利益が-56.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 100億円 | 97億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 7億円 |
| 純利益 | 5億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−71.9%、営業利益は−200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 51 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 32 | 2 | 6.3 | 2 |
| 2024年2Q | 28 | 2 | 7.1 | 2 |
| 2024年3Q | 29 | 2 | 6.9 | 1 |
| 2024年4Q | 46 | — | — | 6 |
| 2025年2Q | 66 | 8 | 12.1 | 6 |
| 2025年4Q | 63 | 8 | 12.7 | 6 |
| 2026年2Q | 35 | −1 | −2.9 | 1 |
| 2026年4Q | 62 | 8 | 12.9 | 7 |
| 2027年1Q | 9 | −2 | −22.2 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は77億円から97億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.2%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 77 | — | 2 | — | 2 |
| 2014年3月 | 82 | — | 2 | — | 1 |
| 2015年3月 | 78 | — | 4 | — | 3 |
| 2016年3月 | 90 | — | 5 | — | 2 |
| 2017年3月 | 76 | — | 4 | — | 3 |
| 2018年3月 | 76 | — | 4 | — | 2 |
| 2019年3月 | 117 | — | 8 | — | 5 |
| 2020年3月 | 123 | — | 9 | — | 6 |
| 2021年3月 | 107 | — | 8 | — | 5 |
| 2022年3月 | 88 | — | 5 | — | 4 |
| 2023年3月 | 133 | — | 11 | — | 8 |
| 2024年3月 | 135 | — | 15 | — | 11 |
| 2025年3月 | 129 | 16 | 17 | 12.4 | 12 |
| 2026年3月 | 97 | 7 | 9 | 7.2 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高97億円のうち、営業利益として残るのは7億円で7.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.2%70億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.6%21億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.2%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが23億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは23億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は53億円で、売上の6.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | −1 | 2 | 0 | 7 |
| 2014年3月 | 7 | −1 | −5 | 6 | 9 |
| 2015年3月 | 29 | −1 | −3 | 28 | 35 |
| 2016年3月 | −23 | −1 | 1 | −24 | 13 |
| 2017年3月 | 3 | 0 | −6 | 3 | 9 |
| 2018年3月 | 10 | −1 | −1 | 9 | 18 |
| 2019年3月 | −10 | −1 | 2 | −11 | 9 |
| 2020年3月 | 7 | −1 | −4 | 6 | 11 |
| 2021年3月 | 11 | −1 | −3 | 10 | 17 |
| 2022年3月 | 30 | 0 | −1 | 30 | 47 |
| 2023年3月 | −1 | 1 | −2 | 0 | 45 |
| 2024年3月 | −14 | −1 | −2 | −15 | 28 |
| 2025年3月 | 10 | −1 | −2 | 9 | 35 |
| 2026年3月 | 23 | 0 | −4 | 23 | 53 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は174億円。このうち返さなくてよい自己資本が102億円で、自己資本比率は58.3%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 83 | 27 | 56 | 32.1 |
| 2014年3月 | 82 | 28 | 54 | 33.9 |
| 2015年3月 | 114 | 33 | 81 | 29.2 |
| 2016年3月 | 98 | 34 | 64 | 35.2 |
| 2017年3月 | 90 | 38 | 52 | 42.2 |
| 2018年3月 | 108 | 41 | 67 | 38.0 |
| 2019年3月 | 124 | 44 | 80 | 35.4 |
| 2020年3月 | 127 | 48 | 79 | 37.7 |
| 2021年3月 | 111 | 55 | 56 | 49.6 |
| 2022年3月 | 140 | 57 | 83 | 40.9 |
| 2023年3月 | 173 | 67 | 106 | 38.6 |
| 2024年3月 | 166 | 81 | 85 | 48.6 |
| 2025年3月 | 159 | 94 | 64 | 59.5 |
| 2026年3月 | 174 | 102 | 73 | 58.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで209社中94位あたり、逆に低いのは売上成長率で209社中200位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,600で、1年前と比べて+39.1%。過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.0倍 |
| PER (会社予想) | 14.0倍 |
| PBR | 2.69倍 |
| 配当利回り | 2.17% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で +5.61% と上昇し、7日に 4860円 の高値をつけたが、その後 4540円 まで調整し、19日には 4705円 と反発。25日移動平均線(4606.8円)を上回って推移し、75日線(4386.87円)や200日線(3954.19円)も上回る強気トレンド。52週高値(4930円)に対しては約4.6%と高値圏にあり、52週安値(2975円)からは約58.2%高い。RSIは 61.49 と上昇基調で、出来高は少ないが、需給は引き締まっている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)。
PERは8.17倍と業界平均23倍を大幅に下回り、PBRは2.75倍と平均1.53倍を上回るが、ROEは8.25%と比較的高い。配当利回りは2.13%と平均2.69%を下回るが、配当性向27.8%と安定。予想PERは14.3倍と増加見込みだが、依然として割安。ただし、直近の売上高は減少傾向で、収益性も低下しており、割安だが業績悪化リスクがある。総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.0倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 14.0倍 | — |
| PBR | 2.69倍 | 1.50倍 |
| ROE | 8.3% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社は自動包装機械の専業メーカーで、売上は堅調に推移してきたが、直近の2026年3月期は売上高・利益とも大幅な減少が見込まれる。強気派は、これまでの安定収益性と高いROE、株価の上昇傾向から、一時的な減益を経て成長軌道に戻ると考える。一方、弱気派は、受注の変動が大きく、今期の業績予想の下方修正から、成長持続性に疑問を呈する。また、業界の競争激化や人件費上昇などのコスト圧力も懸念される。投資論点は、この業績変動が企業体質の問題か、一時的な環境変化によるものかの見極めにある。
- 高い収益性と資本効率
ROEは8%台、PBRは2.75倍と市場から高い評価を得ている。
- 安定した配当と株主還元
配当利回りは2.13%で、株主還元に積極的。
- 技術力と顧客基盤
自動包装機械の専門メーカーとして長年の実績と信頼がある。
- 実績PER8.17倍と低評価不定影響強
実績PER8.17倍は2025年3月期利益ベースの低倍率
- 2025年3月期営業利益率12.4%決算発表後影響中
営業利益率12.4%と高水準の収益力を確認
- 2026年3月期も純利益8億円の黒字通年影響中
減収下でも純利益8億円を確保し黒字維持
- 株価モメンタムが続く継続影響弱
過去1年で62.29%上昇し、需給が強い
- 業績の大幅な変動
2026年3月期の売上高は前期比25%減、営業利益率も12%から7%に低下見込み。
- 受注の不安定性
個別受注生産のため、大口受注の有無で業績が大きく左右される。
- 競争激化とコスト増
国内外の競合が多く、人件費や材料費の上昇が利益を圧迫。
- 売上高97億円と25%減収通年影響強
売上高129億→97億円、約25%の大幅減収
- 営業利益7億円と半減通年影響強
営業利益は16億円から7億円へ約56%減少
- 予想PER14.3倍と割安感後退決算発表後影響中
実績PER8.17倍から14.3倍へバリュエーション悪化
- ROE8.25%と低下傾向継続影響弱
ROE8.25%だが減益でさらに低下する懸念
- 受注高
- 個別受注生産のため、受注動向が将来の売上を占う重要な指標。
- 営業利益率
- 収益性の変化を確認し、コスト管理の効果を見るため。
- 海外売上比率
- 海外展開の進捗が成長の鍵であり、売上構成の多様性を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から−33.3%。いまの株価に対する利回りは2.17%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 40 | — | 21.6 |
| 2018年3月 | 40 | 0.0 | 23.8 |
| 2019年3月 | 40 | 0.0 | 10.5 |
| 2020年3月 | 50 | 25.0 | 10.9 |
| 2021年3月 | 40 | −20.0 | 10.3 |
| 2022年3月 | 40 | 0.0 | 15.0 |
| 2023年3月 | 60 | 50.0 | 10.5 |
| 2024年3月 | 120 | 100.0 | 15.0 |
| 2025年3月 | 240 | 100.0 | 27.5 |
| 2026年3月 | 160 | −33.3 | 27.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ923人。区分でいちばん多いのは個人・その他で42.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.0%を占め、残る55.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 43.1 | 41.4 | 45.1 | 48.6 | 45.3 | 42.1 |
| 金融機関 | 27.4 | 27.3 | 30.0 | 30.3 | 29.6 | 27.5 |
| 事業法人 | 27.0 | 28.7 | 19.5 | 16.4 | 17.3 | 17.5 |
| 外国法人 | 2.1 | 2.1 | 0.3 | 1.6 | 1.9 | 8.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 3.1 |
| 証券会社 | 0.4 | 0.5 | 5.1 | 3.2 | 5.9 | 1.1 |
| 自己株式 | 0.9 | 0.9 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券(株)) | 7.23 |
| 02 | 明治安田生命保険(相) | 5.30 |
| 03 | みずほ信託銀行(株) | 4.75 |
| 04 | (株)みずほ銀行 | 4.48 |
| 05 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 3.37 |
| 06 | (株)三菱UFJ銀行 | 3.17 |
| 07 | SUN YOU NING(常任代理人(株)三菱UFJ銀行) | 3.03 |
| 08 | 東自協会持株会 | 2.82 |
| 09 | (株)商工組合中央金庫 | 2.75 |
| 10 | 佐藤 康公 | 2.69 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-13光通信株式会社新規の大量保有報告4.76%
- 2026-05-26ソン ユウ ニン(Sun You Ning)新規の大量保有報告5.01%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+5253%、1株純資産は14期で+3828%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 11 | 184 | 6.1 | 11.2 | 37.2 |
| 2014年3月 | 8 | 192 | 4.4 | 16.1 | 47.8 |
| 2015年3月 | 21 | 231 | 9.6 | 10.8 | 19.3 |
| 2016年3月 | 11 | 239 | 4.8 | 14.3 | 35.4 |
| 2017年3月 | 185 | 2,626 | 7.4 | 9.1 | 21.6 |
| 2018年3月 | 168 | 2,863 | 6.1 | 10.7 | 23.8 |
| 2019年3月 | 381 | 3,132 | 12.7 | 4.3 | 10.5 |
| 2020年3月 | 459 | 3,425 | 14.0 | 3.0 | 10.9 |
| 2021年3月 | 389 | 3,942 | 10.6 | 4.6 | 10.3 |
| 2022年3月 | 267 | 4,085 | 6.7 | 5.8 | 15.0 |
| 2023年3月 | 571 | 4,770 | 12.9 | 3.3 | 10.5 |
| 2024年3月 | 797 | 5,767 | 15.1 | 3.7 | 15.0 |
| 2025年3月 | 871 | 6,725 | 14.0 | 4.2 | 27.5 |
| 2026年3月 | 576 | 7,241 | 8.3 | 6.6 | 27.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐藤康公 | 代表取締役社長 | 65 | 39,999 |
| 山本治男 | 取締役会長 | 75 | 15,493 |
| 渡邉義達 | ※取締役 営業統括 兼国際部長 | 61 | 1,863 |
| 吉田英司 | ※取締役 設計・製造統括 兼CS部長 | 62 | 2,652 |
| 長友康夫 | 取締役 | 77 | 3,331 |
| 武田康孝 | 取締役 | 68 | 55 |
| 石原英威 | 常勤監査役 | 64 | 2,207 |
| 山口秀夫 | 監査役 | 77 | 2,345 |
| 前田剛介 | 監査役 | 64 | 4,652 |
| 八束敏浩 | 執行役員 | — | — |
| 鷹觜和也 | 執行役員 | — | — |
| 土屋明弘 | 執行役員 | — | — |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 中村太 | 執行役員 | — |
| 前田啓一 | 執行役員 | — |
| 飯森慎 | — | 49 |
| 井上康 | 取締役 | 65 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 54 | 20 | 6 | 80 | 20 |
| 社外取締役 | 5 | 13 | 3 | — | 16 | 3 |
| 監査役 | 1 | 8 | 1 | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容226字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,394字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,002字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,681字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第77期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第76期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-04
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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