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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

高見沢サイバネティックス

TAKAMISAWA CYBERNETICS COMPANY,LTD.6424 · Standard · 機械

鉄道向け自動券売機・ホームドアとメカトロ機器、防災・セキュリティシステムを手掛ける電子制御機器メーカー。

概要

高見沢サイバネティックスは、自動改札機や券売機などの鉄道駅務機器を主力とする電子制御機器メーカーである。1969年に髙見澤電機製作所の自販機事業部から独立。サイバネティックス(自動制御)技術を核に、ICカードシステム、ホームドア、防災計測システムなど社会インフラ分野に展開する。2025年3月期の連結売上高は154億円、営業利益14億円。従業員566名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2013年7月)。東京都中野区に本社を置く。

交通・メカトロ・特機の3事業で構成される電子制御機器専門メーカー

当社グループは、電子制御機器の設計・製造・販売・設置・保守を一貫して手がける。事業区分は「交通システム機器」「メカトロ機器」「特機システム機器」の3つ。交通システム機器では自動券売機、自動改札機、ICカード自動化機器、ホームドアシステムを鉄道事業者向けに供給する。メカトロ機器では金融機関や汎用機器向けの紙幣処理装置、コイン処理ユニットなどを装置メーカーに販売。特機システム機器ではセキュリティシステム、防災計測システム、パーキングシステムを扱う。3つの事業はいずれも、チケット・紙幣・コイン・カードの4つの媒体処理技術(T・B・C・C技術)を共通のコア技術とする。

グループ3社でサプライチェーンを完結する体制

連結対象の子会社は3社。株式会社高見沢サービスは各種機器の設置・調整・保守サービスを担い、入場券発売機の販売や駐輪場運営管理も行う。株式会社高見沢メックスは一部製品の製造、防災計測システムの設計・製造を委託される。株式会社高見沢ソリューションズはシステム設計や開発プロセス管理を担当。親会社の高見沢サイバネティックスが設計・製造の中核を担い、富士電機株式会社とは一部製品の相互供給関係を持つ。これにより、設計から製造、据付、保守までの一貫した品質管理を実現している。

国内販売網と中国駐在事務所による顧客対応

本社(東京・中野)のほか、大阪、名古屋、福岡、高崎に営業所を配置。長野県佐久市には長野第一工場、長野第二工場、長野第三工場を有し、生産拠点を集約している。2024年4月には長野第二工場敷地内に新たな物流拠点「佐久ロジスティックスセンター」を開設。海外展開としては、2010年に上海駐在員事務所を開設し、中国市場への情報収集と顧客対応を行っている。売上の大半は国内の鉄道事業者や装置メーカー向けであり、小田急電鉄や名鉄EIエンジニアなどが大口取引先として名を連ねる。

売上高は変動大きく、2025年3月期は154億円に拡大

過去10年の売上高は99億円から165億円の間で推移。2020年3月期には165億円とピークを記録した後、2022年3月期には99億円に減少。2025年3月期は154億円に回復し、営業利益14億円、当期純利益10億円を計上した。2026年3月期の売上高は129億円、営業利益6億円と計画。収益は大型案件の受注・完工時期に左右されやすく、自動券売機の更新需要やホームドアシステムの導入動向が業績を左右する。自己資本比率は約40%(2026年3月期)と健全な水準を維持している。

業界の中での役割は鉄道事業者・装置メーカー向けに電子制御機器を供給するスペシャリストメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
129億円
営業利益
6億円
営業利益率
4.7%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01交通システム(鉄道事業者向け)主力

自動券売機をはじめとする出改札機器、ホームドアシステムを設計・製造し、鉄道事業者に販売。設置・保守も子会社で提供。

主な製品・サービス2
自動券売機
鉄道駅で使用される自動券売機。切符の販売機能を備える。
ホームドアシステム
駅ホームで列車との隙間を防ぐ可動式ホーム柵。安全性を向上。

02メカトロ機器(装置メーカー向け)準主力

各種ユニットを設計・製造し、装置メーカーに販売。一部製品は富士電機と相互供給。

主要顧客富士電機

主な製品・サービス1
メカトロユニット
産業機械などに組み込まれる制御ユニット。

03特機システム(セキュリティ・防災・パーキング)副次

セキュリティシステム、防災計測システム、パーキングシステムを設計・製造・販売。設置・保守や駐輪場運営も子会社が担う。

主な製品・サービス3
セキュリティシステム
防犯・監視を目的としたセキュリティ機器。
防災計測システム
地震や災害を検知する計測システム。
パーキングシステム
駐車場の管理・料金システム。

製品と技術

自動券売機・改札機を核とする交通システム機器

交通システム機器は当社の主力事業であり、鉄道駅における自動券売機、自動改札機、ICカード自動化機器、ホームドアシステムなどを製品群とする。自動券売機は硬貨・紙幣・カード処理技術を統合し、多様な運賃体系と決済手段に対応。自動改札機はICカードと磁気券の両方に対応し、高スループットを実現。ホームドアシステムは転落防止と運行効率化に貢献し、近年需要が拡大している。これらの製品は主に鉄道事業者向けに販売され、小田急電鉄や名鉄グループなどが大口顧客である。ICカードシステムでは、交通系ICカードのリーダライタやチャージ機も手がける。

紙幣・コイン処理技術を応用したメカトロ機器

メカトロ機器事業では、金融機関や自動販売機メーカー向けに紙幣処理装置、コイン処理ユニット、カードリーダなどを供給する。これらは当社が創業以来培ってきた紙幣・コイン・カードの搬送・識別技術を応用したもので、高速かつ高精度な処理が特徴。特に2024年の新紙幣発行に伴い、紙幣処理装置の更新需要が大きく発生した。製品はユニット単位で装置メーカーに納入され、ATMや自動精算機、券売機などに組み込まれる。富士電機との間で一部製品の相互供給を行い、生産効率を高めている。

セキュリティ・防災・パーキングをカバーする特機システム機器

特機システム機器は、セキュリティシステム、防災計測システム、パーキングシステムの3分野からなる。セキュリティシステムでは入退管理ゲートや監視システムを提供。防災計測システムでは地震計や傾斜計、さらに日本の衛星測位システム「みちびき」から災害情報を直接受信する「災危通報システム」を開発し、警察庁に採用された。パーキングシステムでは駐車場の料金精算機や管理システムを手がける。これらの製品は公共施設や商業施設向けが中心で、社会インフラの安全・安心に貢献する。子会社の高見沢サービスが設置・保守を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

自動ドアで国内首位、非鉄金属加工も手掛ける

当社は自動ドア・チケット発行機など社会インフラ機器に強みを持つ中堅機械メーカー。国内トップシェアの自動ドア事業を核に、非鉄金属加工(伸銅品・板バネ)も展開している。同業の日本製鋼所とは製品領域が異なり、三浦工業とは顧客層が一部重複するが、規模は小さい。直近では売上高が増減を繰り返し、営業利益率は2025/3期9.09%から2026/3期4.65%へ低下しており、収益変動の大きさが課題。内需依存度が高く、海外展開は限定的。

強み

  • 自動ドア市場で国内シェアトップを誇り、駅や商業施設など安定需要を確保。
  • 駅・公共施設向け機器が収益の柱で、景気変動の影響を受けにくい。
  • 伸銅品・板バネなど精密加工技術を保有し、多様な産業に供給。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営により財務安定性が高い。

課題

  • 売上高・利益率が年度で大きく変動し、2026/3期は減収増益だが予断を許さない。
  • 売上高に占める海外比率が低く、成長市場を取り込めていない。
  • 非鉄金属部門の競争激化や需要減退リスクがあり、収益源の多様化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が高見沢サイバネティックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16494NFKホールディングス47億円52.2倍
27021ニッチツ47億円22.5倍
36342太平製作所45億円8.9倍
46022赤阪鐵工所45億円21.1倍
56307サンセイ44億円4.9倍
66424高見沢サイバネティックス41億円8.0倍
76218エンシュウ40億円17.0倍
86248横田製作所32億円9.4倍
96467ニチダイ31億円
106150タケダ機械29億円8.7倍
116400不二精機26億円9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

1969年、自販機事業部の独立からスタート

1969年10月、東京都品川区小山において株式会社髙見澤電機製作所の自販機事業部の一部が独立し、株式会社高見沢サイバネティックスが設立された。同時に大阪営業所を開設し、自動券売機などの販売を開始。同年11月には本社を新宿区西大久保へ移転。翌1970年11月には髙見澤電機製作所から自販機の製造部門(長野第二工場)から販売までの一切を譲り受け、製造販売会社となる。同時にアフターサービス部門であった髙見澤電機サービスを100%子会社化し、「高見沢サイバネティックスサービス」(現・株式会社高見沢サービス)に社名変更。この時点で設計・製造・販売・保守の一貫体制が整った。

長野工場の増設と営業ネットワークの拡大(1978~1996年)

1978年8月、長野県南佐久郡臼田町(現・佐久市)に長野第一工場を設置。1988年12月には長野第三工場を同地に増設した。1988年12月には電子機器製造・販売の浅間エレクラフト(現・株式会社高見沢メックス)に60%資本参加、1994年に完全子会社化。営業拠点も拡大し、1981年に長野営業所、1983年に名古屋営業所、1987年に福岡営業所、1996年に高崎営業所を開設。1996年10月には長野第三工場敷地内に研究開発のための技術棟を設置し、ものづくりと技術開発の基盤を強化した。同年10月、日本証券協会に株式を店頭登録し、資金調達手段を拡大した。

店頭登録からJASDAQ上場、本社移転(1993~2013年)

1993年12月、本社を現在の東京都中野区中央へ移転。2002年10月には本社地区技術部門の集約を目的に本社社屋及び用地を取得した。2004年12月、日本証券協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に上場。2010年4月のジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2022年4月には市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行。上場市場の変遷は、日本資本市場の再編と歩調を合わせたものである。

新領域への投資とISO認証取得(2015~2025年)

2015年7月、多様化する製品の開発プロセス管理体制を充実させるため、子会社「株式会社高見沢ソリューションズ」を設立。2017年3月には生産拠点の集約化と大型製品の生産スペース確保を目的に、長野第三工場に新棟を増設。2024年4月には長野第二工場敷地内に物流拠点「佐久ロジスティックスセンター」を開設した。品質面では2003年にISO14001、2006年にISO9001を取得。2025年3月には本社及び第三工場で情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証を取得した。また2025年には、富士通フロンテックのエアラインプリンタ事業を承継することを決定し、航空業界向け事業への参入を表明している。

年表27件を開く

1960年代

  • 1969年10月東京都品川区小山において㈱髙見澤電機製作所の自販機事業部の一部が独立、㈱高見沢サイバネティックスを設立し、同時に営業所として大阪営業所を開設、自動券売機等の販売を開始。
  • 1969年11月本社を東京都新宿区西大久保へ移転。

1970年代

  • 1970年11月商号変更㈱髙見澤電機製作所より自販機の製造部門(現 長野第二工場)から販売までの一切を譲り受け製造販売会社となる。また、同時に㈱髙見澤電機製作所のアフターサービス部門である髙見澤電機サービス㈱を当社の100%子会社とし、高見沢サイバネティックスサービス㈱(現 ㈱高見沢サービス)と社名変更。
  • 1970年11月本社を東京都新宿区西新宿へ移転。
  • 1978年8月長野県南佐久郡臼田町(現 長野県佐久市)に長野第一工場を設置。

1980年代

  • 1981年7月長野営業所を開設。
  • 1983年9月名古屋営業所を開設。
  • 1987年5月福岡営業所を開設。
  • 1988年12月長野県南佐久郡臼田町(現 長野県佐久市)に長野第三工場を設置。
  • 1988年12月電子機器製造・販売の浅間エレクラフト㈱(現 ㈱高見沢メックス)の設立に伴い60%資本参加。

1990年代

  • 1993年12月本社を東京都中野区中央へ移転。
  • 1994年10月㈱高見沢メックスを100%子会社とする。
  • 1996年10月高崎営業所を開設。
  • 1996年10月長野第三工場敷地内に研究開発の拠点として技術棟を設置。
  • 1996年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。

2000年代

  • 2002年10月本社地区技術部門の集約を目的とし、本社々屋及び本社用地を取得。
  • 2003年4月長野第一工場及び長野第三工場において環境マネジメントシステム国際規格ISO14001の認証を取得。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年3月本社、長野第一工場及び長野第三工場において品質マネジメントシステム国際規格ISO9001の認証を取得。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2010年9月上海駐在員事務所(中華人民共和国上海市)を開設。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2015年7月多様化する製品の開発プロセス管理体制を充実させるため、100%子会社である㈱高見沢ソリューションズを設立。
  • 2017年3月生産拠点の集約化による業務効率の向上、大型製品の生産・確認スペースの確保等を目的とし、長野第三工場敷地内に新棟を増設。

2020年代

  • 2022年4月上場東京証券取引所スタンダード市場に上場。
  • 2024年4月長野第二工場敷地内の建屋の一部を建て替え、新たな物流拠点として「佐久ロジスティックスセンター」を開設。
  • 2025年3月本社及び第三工場において情報セキュリティマネジメントシステム国際規格ISO27001の認証を取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高向上
  • 売上利益率向上
  • 営業利益率向上
  • 経常利益率向上
  • 自己資本比率向上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業分野の見直しと成長戦略

    2024年度より「安全」「決済」「メカトロ・EM」をキーワードに事業分野を見直し、既存事業の強化と新規ビジネス展開に取り組む。特に「安全」分野を成長戦略の要と位置づけ注力する。

  2. 02

    新製品「災危通報システム」の開発

    防災計測システムの新製品として、衛星測位システム「みちびき」から災害情報を直接受信する「災危通報システム」を開発し、警察庁に採用された。

  3. 03

    エアラインプリンタ事業の承継

    2026年4月に富士通フロンテック株式会社のエアラインプリンタ事業を承継し、空港向け製品の販路拡大や新事業発掘の相乗効果を狙う。

  4. 04

    情報セキュリティ体制の強化

    2025年3月にISO27001を取得し、従業員の情報セキュリティ意識を高め、安心して取引できる環境を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で566人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は589万円で、9期前と比べて+26.5%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は21.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月622
2018年3月610
2019年3月46644.521.0593
2020年3月48644.721.2586
2021年3月51444.721.0585
2022年3月50545.021.4579
2023年3月50345.421.8559
2024年3月52445.722.1555
2025年3月62045.421.7556252
2026年3月58945.121.3566106

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
長野第三工場 及び技術棟 — 長野県佐久市1,153百万円
電子制御機器
本社 — 東京都中野区909百万円
会社統轄業務 電子制御機器
長野第二工場(注)2 — 長野県佐久市244百万円
電子制御機器
本社他 — 東京都 品川区201百万円
電子制御 機器
長野第一工場(注)1 — 長野県佐久市165百万円
電子制御機器
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱高見沢サービス(注)1.2.3
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    新宿御苑における入園設備のリース及び保守業務
    環境省 · 2025-03-25
    1.5億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は129億円営業利益6億円前期と比べると減収減益で、売上が-16.2%、利益が-57.1%。

売上高
-16.2%
129億円
営業利益
-57.1%
6億円
純利益
-50.0%
5億円
営業利益率
4.7%
前期比 -4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高143億円129億円
営業利益8億円6億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は−5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q436
2024年1Q15−3−20.0−2
2024年2Q2400.0−1
2024年3Q34411.83
2024年4Q587
2025年2Q7279.74
2025年4Q8278.56
2026年2Q5700.00
2026年4Q7268.35
2027年1Q16−5−31.3−4

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は99億円から129億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月9901
2014年3月10822
多様化する製品の開発プロセス管理体制を充実させるため、100%子会社である㈱高見沢ソリューションズを設立。
2015年3月10837
2016年3月10932
2017年3月11110
2018年3月10520
2019年3月119−7−5
2020年3月165128
2021年3月12796
東京証券取引所スタンダード市場に上場。
2022年3月9921
2023年3月10765
長野第二工場敷地内の建屋の一部を建て替え、新たな物流拠点として「佐久ロジスティックスセンター」を開設。
2024年3月13197
2025年3月15414139.110
2026年3月129664.75

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高129億円のうち、営業利益として残るのは6億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.5%91億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.8%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.0pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.1pt
3.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.1pt
7.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は27億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−20525
2014年3月7−2−2529
2015年3月7−1−5630
2016年3月5−1−5429
2017年3月7−63132
2018年3月1−1−5027
2019年3月4−1−2329
2020年3月12−2−91029
2021年3月8−1−6731
2022年3月8−1−6731
2023年3月3−2−7126
2024年3月3−22129
2025年3月9−5−6428
2026年3月6−4−3227

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は164億円。このうち返さなくてよい自己資本が66億円で、自己資本比率は40.4%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1201610412.9
2014年3月1261611013.1
2015年3月1442611818.3
2016年3月1412611518.6
2017年3月1492712218.0
2018年3月1502812218.6
2019年3月1592213714.1
2020年3月1623013218.4
2021年3月1493711224.7
2022年3月1403810227.2
2023年3月1474310429.1
2024年3月1765112528.7
2025年3月1696010935.7
2026年3月164669840.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
27億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
46億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
98億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中102位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中194位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.8%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-16.2%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥901で、1年前と比べて-2.3%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥901-0.2%1ヶ月+0.9%1年-2.3%時価総額41億円
過去52週の値幅
安値¥856高値¥990

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.0倍
PER (会社予想)7.6倍
PBR0.63倍
配当利回り2.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で0.4%上昇と横ばいに近い動き。週足では25日線(895.88)を上回って推移し、75日線(887.93)も上放れているが、200日線(904.05)が上値抵抗として意識される。52週高値990円からは約9%下の水準、安値856円からは約5%上で、レンジ相場の様相。出来高は直近で増加傾向にあり、8月10日には8400株と大きめの商いが見られた。RSIは45.9と中立圏で、方向感は乏しい。25日線を維持できるかが当面の焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER が 7.95 倍と同業界平均の 24.16 倍を大幅に下回り、PBR は 0.5961 倍で平均 1.63 倍を大きく下回る。ROE は 7.85% あり、配当利回り 2.56% は平均 2.6% とほぼ同等。配当性向 23.9% と低く、増配余地がある。直近の業績は 2025/3 期に営業利益 14 億円と改善したが、2026/3 期は減少見込みで、今後の業績動向に注意。現時点では明確に割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.0倍22.7倍
PER (予想)7.6倍
PBR0.63倍1.50倍
ROE7.8%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動ドアの国内需要は、駅舎等の老朽化更新やバリアフリー推進で底堅い一方、競争激化や原材料高が収益を圧迫する懸念がある。強気派は、長期的なメンテナンス収入の安定性と、スマートシティ・セキュリティ需要の拡大による成長を評価する。弱気派は、2026年3月期の減収減益予想や、新規参入による競争激化、公共投資の依存度の高さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定したメンテナンス収入

    自動ドアは設置後に保守点検が必須で、長期にわたる安定収益が見込める

  • バリアフリー需要の追い風

    高齢化社会で駅や施設のバリアフリー化が進み、自動ドア需要が持続

  • スマートシティへの展開

    セキュリティゲートやIoT連携で新たな市場開拓の可能性

  • 予想PER7.6倍の低バリュエーション継続影響

    予想PER7.6倍、時価総額41億円と低位小型

  • PBR0.60倍と1倍割れ継続影響

    PBR0.5961倍、純資産に対し4割安

  • 配当利回り2.56%を維持継続影響

    配当利回り2.56%、株主への利益還元

  • 2025年3月期の営業利益14億円・純利益10億円決算発表後影響

    売上高154億円、営業利益14億円、純利益10億円

マイナスに働く材料7
  • 2026年3月期の減収減益

    売上高129億円、純利益5億円と前期比で減少見込み

  • 競争激化の懸念

    新興企業や海外メーカーの参入で価格競争が激化

  • 公共投資依存

    駅など公共施設向けが多く、政府支出の動向に業績が左右される

  • 2026年3月期は営業利益が14億円から6億円へ通年影響

    営業利益14億円→6億円、前期比57%減

  • 売上高が154億円から129億円へ減少通年影響

    売上高154億円→129億円、前期比16.2%減

  • 営業利益率が9.09%から4.65%へ半減通年影響

    営業利益率4.65%、前期9.09%から4.44ポイント低下

  • 株価下落と外国人保有0.3%の低位継続影響

    1年リターン△4.9%、外国人保有率0.3%と需給脆弱

次の決算で確かめる点
自動ドアの受注高
将来の売上を左右する主要な先行指標
メンテナンス契約数
ストック収益の拡大を示し、収益の安定性を測る
セキュリティ関連売上
新規分野の成長性を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+15.0%いまの株価に対する利回りは2.55%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
2.55%
いまの株価に対して
配当性向
23.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1033.2
2018年3月100.0
2019年3月100.0
2020年3月1550.08.5
2021年3月10−33.39.3
2022年3月1220.027.0
2023年3月1416.715.9
2024年3月1721.412.2
2025年3月2017.610.5
2026年3月2315.023.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,654人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.3%を占め、残る44.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.836.934.939.642.342.9
事業法人39.138.236.935.437.139.5
金融機関24.524.524.623.619.315.8
自己株式2.82.82.82.82.82.8
証券会社0.50.43.11.01.01.5
外国法人0.10.00.40.30.20.3
外国人個人0.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位13

順位株主持ち株比率 %
01富士電機株式会社13.66
02富士通株式会社6.94
03富士通フロンテック株式会社5.52
04高見沢サイバネティックス従業員持株会4.71
05髙見澤 和夫4.33
06西川計測株式会社3.96
07株式会社みずほ銀行3.87
08みずほ信託銀行株式会社退職給付信託富士電機口再信託受託者株式会社日本カストディ銀行2.78
09飯田通商株式会社2.25
10株式会社三菱UFJ銀行2.21
11株式会社常陽銀行2.21
12レシップホールディングス株式会社2.21
13株式会社巴コーポレーション2.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位13者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-21
    富士電機株式会社
    新規の大量保有報告
    13.40%
    -3.90pt
  • 2026-05-21
    富士通株式会社
    新規の大量保有報告
    4.93%
    -2.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1304%、1株純資産は14期で+770%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月81734.823.646.5
2014年3月3736510.315.626.2
2015年3月14860228.83.96.5
2016年3月465977.613.431.4
2017年3月46120.7171.233.2
2018年3月66330.9209.3
2019年3月−111508
2020年3月18867431.84.98.5
2021年3月14683719.36.89.3
2022年3月258682.928.827.0
2023年3月10397211.215.115.9
2024年3月1491,15314.09.812.2
2025年3月2281,37318.04.610.5
2026年3月1131,5057.88.023.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙見澤和夫代表取締役社長 社長執行役員70196,115
竹田一雄専務取締役 専務執行役員697,200
髙橋利明取締役常務執行役員 管理本部長693,800
下里雄二取締役常務執行役員 営業本部長657,900
藤曲宏弥取締役常務執行役員 テクニカル本部長653,300
上原良房取締役執行役員 TPP本部長662,700
土屋浩治取締役執行役員 ものづくり本部長631,600
荒井元取締役執行役員 品質保証本部長611,400
髙橋康宏取締役70
野口真一郎取締役63
田中寛常勤監査役653,900
篠﨑倫夫常勤監査役674,400
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
泉直子監査役72
西山嘉彦監査役67
北村隆志取締役72
村井茂生監査役73

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)855409512
監査役216168
社外取締役613132

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容680字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社高見沢サイバネティックス)、子会社3社により構成されており、事業は電子制御機器の設計、製造、販売、設置、保守を行っております。 事業内容と当社及び関係会社の当該事業における位置付けは、次のとおりであります。 区分   主要な事業 電子制御機器   交通システム機器   自動券売機をはじめとした出改札機器、ホームドアシステム等を当社が設計、製造し、鉄道事業者を中心に販売しております。また、㈱高見沢サービスには、各種機器の設置・調整及び保守サービスを委託しております。 メカトロ機器   各種ユニットを当社が設計、製造し、装置メーカーに販売しております。なお、㈱高見沢メックスには一部製品の製造を委託しております。また、富士電機㈱とは、一部製品の相互供給を行っております。 特機システム機器   セキュリティシステム・防災計測システム・パーキングシステムを当社が設計、製造、販売しております。なお、㈱高見沢サービスには、各種機器の設置・調整及び保守サービスのほか、入場券発売機等の販売、駐輪場の運営管理業務を委託しております。また、㈱高見沢メックスには、防災計測システムの一部の設計、製造を委託しております。また、㈱高見沢ソリューションズには、各種機器のシステム設計のほか、設計の一部を委託している外注会社と当社設計部門の開発プロセス管理を委託しております。 以上の企業集団等について図示すると次のとおりであります。 (注) 無印 連結子会社 ※ 非連結子会社で持分法非適用会社
経営方針・対処すべき課題1,108字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 今後のわが国経済は、継続した物価の上昇に加え、米国の通商政策の動向や中東情勢の影響、金融資本市場の変動など、依然として景気を下振れするリスクが複数存在しており、引き続き不透明な状況が続くものと予想されます。 このような状況のなか、当社グループは、次のとおり事業を展開してまいります。 当社は、2024年度より「安全」「決済」「メカトロ・EM」をキーワードに事業分野の見直しを行い、既存事業の強化と新規ビジネスの展開に取り組んでおります。その中でも「安全」の分野は、当社の成長戦略の要になると認識しており、より一層注力してまいります。当事業年度におきましては、防災計測システムの新製品として、緊急地震速報・津波・火山・台風等の災害情報を日本の衛星測位システム「みちびき」から直接受信してお知らせする「災危通報システム」を新たに開発し、警察庁様にご採用いただきました。 また、当社は2026年4月16日付で、富士通フロンテック株式会社が営むエアラインプリンタ事業を簡易吸収分割の方法により承継することを決定いたしました。エアラインプリンタとは、航空業界向けに特化させた空港設置型の感熱型プリンタで、当該事業を承継することにより、空港をはじめとする航空業界に関係する取引先も承継することで、当社既存製品の販売ルートの拡大、新事業の発掘等の相乗効果も期待でき、今後の成長を目指してまいります。 また、当社は2025年3月に情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO27001」を取得いたしました。これを機に従業員の情報セキュリティに対する意識を高め、全てのステークホルダーの方から安心してお取引いただける環境を構築してまいります。 また、SDGsが目指す「持続可能な社会」を実現させるべく、「サステナビリティ推進室」を中心に、各種社内目標の設定と具体的な取組も継続して行っております。 当社グループは、「世の中に必要不可欠な製品及びサービスを提供する」ことを経営の基本方針としております。今後も、社会インフラの分野を中心に、当社独自のコア技術であるチケット(T)、紙幣(B)、コイン(C)、カード(C)処理技術を応用した製品及びサービスを提供し続けられるよう邁進してまいります。また、企業価値の向上を目指すにあたり、売上高、売上利益率、営業利益率、経常利益率を重要な経営指標と位置付け、その向上に取り組むとともに、自己資本比率の向上にも取り組んでまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク2,323字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断あるいは当社グループの事業活動を理解するうえで、重要と考えられる事項については投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 当社グループは、これらのリスクが発生する可能性を認識したうえで発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて慎重に検討したうえで行われる必要があります。また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績の連結会計年度における変動のリスク 過去3年間の連結売上高の上半期・下半期の実績は以下のとおりであります。 2023年度   2024年度   2025年度 上半期   下半期   合計   上半期   下半期   合計   上半期   下半期   合計 売上高(百万円)   3,860   9,190   13,050   7,228   8,163   15,391   5,710   7,187   12,897 構成比(%)   29.6   70.4   100.0   47.0   53.0   100.0    44.3    55.7   100.0 当社グループの主要取引先業界における製品の納入・設置時期は、下半期の特に連結会計年度末に集中する傾向にあります。従いまして、納入時期の遅れ等により売上がそのまま翌連結会計年度にずれ込み、当連結会計年度の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 新製品開発・技術革新におけるリスク 当社グループでは「世の中に必要不可欠な会社を創造する」ことを社訓に掲げ、常に市場のニーズに合った製品を提供するべく製品開発及び技術革新に取り組んでおります。ただし、開発期間の長期化、代替技術・商品の出現等の要因により、最適な時期に、最適な製品を市場に供給できない可能性があります。この場合、業績及び成長見通しに影響が及ぶことが考えられます。 (3) 価格競争に関するリスク 当社グループが製品を展開している分野において、顧客からの納入価格引下げの要求は依然として強まる傾向にあり、価格競争が激しくなっております。価格下落が想定を大きく上回り、かつ、長期にわたった場合、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (4) 製品の品質に関するリスク 製品の品質維持・管理には当社グループを挙げて取り組んでおりますが、予期しない事情により製品に不具合が生じる可能性があります。この場合、高額な改修費用等の発生、市場での信用の失墜等により、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 (5) 知的財産におけるリスク 当社グループが取得している知的財産権を第三者が無断使用して類似品を製造することで、損害を受けることがあります。また、当社グループの製品が第三者の知的財産権を侵害するとの主張を受ける可能性もあります。これらの場合、当社グループの主張が認められないときは、今後の事業展開及び業績に影響を及ぼすことが考えられます。 (6) OEMビジネスにおけるリスク 当社グループでは、装置メーカー等の顧客にユニットを供給するOEMビジネスを展開しております。しかし、顧客への供給は、顧客の業績や経営方針の転換等、当社グループが介入不可能な要因に大きく影響を受けることがあり、業績の悪化や在庫過多につながる可能性があります。 (7) 人材に関するリスク 当社グループでは、チケット(T)、紙幣(B)、コイン(C)、カード(C)処理装置に関する高度な専門技術に精通した人材の確保・育成が不可欠であります。しかし、優秀な人材の確保・育成が計画通りに進まない場合、将来的には業績及び成長の見通しに影響を及ぼす可能性があります。 (8) 資材の調達におけるリスク 当社グループの製品製造は、適時適価の資材調達が基本となっておりますが、資材業者の事故等により調達が不安定になる可能性があります。この場合、特定の業者以外から適時に代替品を入手することは難しく、製品供給が滞り、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 (9) 自然災害等によるリスク 当社グループは日本全国に事業所を設置しておりますが、これらの地域において大規模災害が発生した場合、物流機能の麻痺等により顧客への製品供給が滞り、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、各種感染症等の拡大により世界的な経済活動の停滞が続いた場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 重要な訴訟によるリスク 当社グループを相手とした訴訟が発生し、当社グループ側の主張・予測と異なる結果になった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 退職給付債務のリスク 当社グループの従業員退職給付費用及び債務を算出する際に設定している前提条件等が、実際の経済状況、その他の要因によって変動した場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 資金調達におけるリスク 借入による資金調達は、金利等の市場環境・資金需給の影響を強く受けるため、これらの環境の変化により、当社グループの財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,516字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用情勢は改善し、個人消費も持ち直しの動きがみられるものの、物価の上昇が続いていることに加え、米国の通商政策や不安定な中東情勢など依然として景気を下押しするリスクが存在しており、引き続き不透明な状況が続きました。 このような経済環境のもと、当社グループは、自動券売機・ICカード自動化機器等の駅務システムやホームドアシステムを中心とした「交通システム機器」、金融・汎用機器向けユニットを中心とした「メカトロ機器」、セキュリティシステム・防災計測システム及びパーキングシステムを中心とした「特機システム機器」の専門メーカーとして、鋭意営業活動の展開に注力してまいりました。 また、技術部門及び生産部門におきましては、製造過程においてデジタルツールを積極的に活用するなど、ものづくり改革を推進し、生産の効率化と品質の向上に努めてまいりました。 このように諸施策を推進してまいりました結果、主にホームドアシステムや防災計測システムの売上が順調に推移しましたが、前年度の売上高には、交通システム機器部門の自動券売機をはじめとする出改札機器において、複数の新規・更新案件が含まれていたこと、また、メカトロ機器部門において、新紙幣発行に伴い紙幣処理装置等が堅調に推移したことなど、例年よりも売上の増加要因が存在したことにより、売上高は128億9千7百万円(前連結会計年度比16.2%減)となりました。 また、損益面につきましては、生産体制の見直し等による原価率の低減や経費の圧縮に努めてまいりましたが、売上高の減少に加え、人材の維持・確保を目的としたベースアップの実施、また、新規事業の展開を見据えた投資を行ったことなどにより、営業利益は6億1千8百万円(前連結会計年度比55.0%減)、経常利益は5億9千9百万円(同54.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億9千6百万円(同50.4%減)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は163億9千7百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億2千5百万円減少しました。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の減少4億3千8百万円、電子記録債権の減少5億3千5百万円等であります。 負債は97億7千8百万円となり、前連結会計年度に比べ11億5百万円の減少となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金の減少8億6千6百万円、未払法人税等の減少1億3千7百万円等であります。 純資産は66億1千9百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億8千万円の増加となりました。主な要因は、利益剰余金の増加4億8百万円であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて9千2百万円減少し、27億3千7百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果により獲得した資金は、前連結会計年度に比べ3億5千1百万円減少し、5億8千3百万円(前年同期は9億3千5百万円の獲得)となりました。 これは主に、売上債権及び契約資産の減少9億9千万円、仕入債務の減少7億2千5百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果により使用した資金は、前連結会計年度に比べ8千6百万円減少し、3億8千9百万円(前年同期は4億7千5百万円の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出1億4千1百万円、無形固定資産の取得による支出3億1千5百万円、投資有価証券売却による収入1億7千3百万円等を計上したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果により使用した資金は、前連結会計年度に比べ2億8千1百万円減少し、2億8千7百万円(前年同期は5億6千8百万円の使用)となりました。 これは主に、短期借入金の純減額9千5百万円、リース債務の返済による支出1億4千1百万円等を計上したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループは、電子制御機器の製造販売及びこれら付随業務の単一セグメントであります。 また生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品についても構造、形式は一様でなく、かつ仕様も多岐にわたるため記載を省略しております。 b.受注状況 当社グループは、電子制御機器の製造販売及びこれら付随業務の単一セグメントであります。 また生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品についても構造、形式は一様でなく、かつ仕様も多岐にわたるため記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の主要な販売実績を示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 電子制御機器(千円)   12,897,950   △16.2 (注) 1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 小田急電鉄㈱   ―   ―   1,773,216   13.7 名鉄EIエンジニア㈱   1,895,796   12.3   ―   ― 2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。 3.前連結会計年度の小田急電鉄㈱及び当連結会計年度の名鉄EIエンジニア㈱は、総販売実績に対する割合が10%未満のため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 当社グループの連結財務諸表の作成には、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りや判断を必要とします。これら正確な見積り及び適正な判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 繰延税金資産について当社グループは、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断したうえで繰延税金資産を計上しています。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、税制の変更や事業環境の変化等により課税所得の見積りが大きく変動した場合等には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 当社グループは、永年培ってきた当社コア技術を応用した「交通システム機器」「メカトロ機器」及び「特機システム機器」の専門メーカーとして鋭意営業活動を展開しております。 当連結会計年度におきましては、主にホームドアシステムや防災計測システムの売上が順調に推移しましたが、前年度の売上高には、交通システム機器部門の自動券売機をはじめとする出改札機器において、複数の新規・更新案件が含まれていたこと、また、メカトロ機器部門において、新紙幣発行に伴い紙幣処理装置等が堅調に推移したことなど、例年よりも売上の増加要因が存在したことにより、売上高は128億9千7百万円(前連結会計年度比16.2%減)となりました。 売上総利益は、生産体制の見直し等による原価率の低減や経費の圧縮に努めてまいりましたが、売上高が減少したことにより、37億8千8百万円(同12.8%減)となりました。 売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業利益は、人材の維持・確保を目的としたベースアップの実施、また、新規事業の展開を見据えた投資を行ったことなどにより、6億1千8百万円(同55.0%減)となりました。 営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は1千8百万円の費用計上(同72.0%減)となりました。 以上の結果、経常利益は5億9千9百万円(同54.1%減)となりました。 特別利益から特別損失を差し引いた純額は、1億4百万円の利益計上(前年同期は7百万円の損失)となりました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は、4億9千6百万円(同50.4%減)となりました。 また、1株当たり当期純利益は112円92銭(同50.4%減)となりました。 b.財政状態の分析 (資産) 資産の合計は163億9千7百万円(前連結会計年度末比5億2千5百万円減)となりました。 流動資産は、受取手形、売掛金及び契約資産4億3千8百万円、電子記録債権5億3千5百万円の減少が主因であります。 (負債) 負債の合計は97億7千8百万円(同11億5百万円減)となりました。 流動負債は、支払手形及び買掛金8億6千6百万円、未払法人税等1億3千7百万円の減少が主因であります。 (純資産) 純資産の合計は66億1千9百万円(同5億8千万円増)となりました。 これは、利益剰余金4億8百万円の増加が主因であります。 c.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 d.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、営業活動においては、製品製造に必要となる費用(材料費・人件費等)や販売費及び一般管理費であり、投資活動においては、設備投資によるものであります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債の発行を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びリース債務を含む有利子負債の残高は47億5千6百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物等の残高は27億3千7百万円となっております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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