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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

太平製作所

Taihei Machinery Works,Limited6342 · Standard · 機械

合板機械と木工機械の製造で国内有数の存在。住宅建材まで手がける資源循環型の機械メーカー。

概要

太平製作所は1925年に創業した木工機械メーカーである。愛知県小牧市に本社を置き、合板機械・木工機械・住宅建材の三事業を手がける。2026年3月期の連結売上高は約64億円、従業員158人。東京証券取引所スタンダード市場および名古屋証券取引所メイン市場に上場している。

合板・木工・住宅建材の三本柱

太平製作所は三つの報告セグメントで構成される。合板機械事業は本社工場(愛知県小牧市)で合板製造ラインを手がけ、売上高の約56%を占める。木工機械事業は大阪工場で集成材加工機やスキャナーを製造し、売上高の約35%を占める。住宅建材事業は子会社・太平ハウジング株式会社が可児工場で2×4パネルや構造躯体を生産し、残りの約15%を占める。いずれも木材加工の技術を基盤とする。

輸出比率15%、北米市場を開拓中

2026年3月期の輸出額は9億74百万円で、売上高に占める比率は15.3%である。主要な販売先はアジアや北米で、従来は国内需要が主体だった。近年は北米圏への販路拡大を重視し、2025年4月に子会社TAIHEI MACHINERY US Inc.を米国に設立した。ドイツのLIGNA Hannoverや米国のAPA展示会に出展し、主力機の認知向上を図っている。

グループ構成と子会社の役割

連結グループは太平製作所(親会社)と二つの子会社から成る。太平ハウジング株式会社は2004年に全額出資で設立され、東海ハウジングマテリアル株式会社から営業を譲り受けて住宅建材事業を開始した。TAIHEI MACHINERY US Inc.は2025年設立で、北米における営業拠点およびサービス拠点として機能する。これらの子会社を通じて、国内と海外の両市場で事業を展開している。

業界の中での役割は木材加工機械・建材メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
64億円
営業利益
6億円
営業利益率
9.4%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
合板機械事業32億円50.8%4億円12.5%
木工機械事業22億円34.9%3億円13.6%
住宅建材事業9億円14.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01合板製造業主力

合板機械の製造・販売を行う。本社工場にて生産し、米国子会社を通じて海外展開も図る。

主な製品・サービス1
合板機械
合板を製造するための機械設備。

02木工機械準主力

木工機械の製造・販売を大阪工場で行う。

主な製品・サービス1
木工機械
木材加工用の機械設備。

03住宅建材副次

子会社の太平ハウジング株式会社が可児工場で住宅用建材を製造・販売する。

主な製品・サービス1
住宅用建材
住宅建設に使用する建材。

製品と技術

合板機械:合板製造ラインの中核設備

合板機械事業では、単板のロータリーレース、ドライヤー、プレス、接着剤塗布装置など合板製造の全工程をカバーする設備を提供する。特にロータリーレースは原木から連続的に単板を剥ぐ機械で、同社の基幹製品である。国内外の合板メーカー向けに納入実績が多く、国内シェアで高い位置を占める。2026年3月期の同事業売上高は35億79百万円で、前期の大型案件反動減により28.9%減少した。

木工機械:スキャナー技術と集成材ライン

木工機械事業では、集成材の生産ラインに必要な機械(接着剤塗布機、プレス、定盤など)に加え、木材の欠点を検出するスキャナーを展開する。主力のScannerシリーズの最新機種「T-Scanner W」は日本木工機械展2025で技術優秀賞を受賞した。同機はレーザーやカメラで木材の節や割れを検出し、加工品質を向上させる。2026年3月期の同事業売上高は22億1百万円で、集成材需要の高まりを背景に28.3%増加した。

住宅建材:2×4パネルと木製農業ハウス

住宅建材事業は子会社・太平ハウジングが担う。主力はツーバイフォー工法に用いる壁パネルであり、愛知県可児市の工場で生産する。また、木質フレーム構造の農業用ビニールハウスを2025年頃から販売開始した。これは従来の鉄骨やアルミに代わる木造ハウスで、環境負荷低減を狙う。同事業の売上高は9億56百万円(前期比13.1%減)だが、原価低減により営業損失から黒字転換した。

新技術:CLP・LVL生産システムの開発

経営方針の中で、同社は木質建材としてCLP(Cross Layered Plywood)とLVL(Laminated Veneer Lumber)の生産技術に注力すると明記している。CLPは直交積層合板、LVLは単板積層材であり、いずれも中高層建築物で鉄やコンクリートの代替として期待される。同社はこれらの材料を効率的に製造する機械システムの開発を進めており、非住宅分野への事業拡大を視野に入れている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

プラント設備で国内ニッチ首位、内需依存

機械セクター内で、プラント向け特殊設備に特化し、国内市場で一定のシェアを有する。同業の三浦工業や日本製鋼所と比較すると規模は小さく、売上高は近年減少傾向にある。2025年3月期は売上高79億円、営業利益率11.4%と高水準を確保したが、2026年3月期は売上高64億円、利益率9.4%と減収減益が見込まれる。内需中心の事業構造で、海外展開は限定的。競合との差別化は技術力と納入実績に依存しており、国内の設備投資動向に業績が左右されやすい。

強み

  • 営業利益率は11%超と業界平均を上回り、利益創出力が高い
  • プラント向け特殊設備で国内シェアが高く、専門性で差別化
  • 国内需要中心で輸出変動の影響を受けにくい事業構造
  • 売上高減少下でも利益率を維持するコスト管理能力を持つ

課題

  • 売上高は3期連続で減少し、市場縮小のリスクが顕在化
  • グローバル展開が鈍く、成長市場の取り込みが不十分
  • 特定業界向け設備に依存し、需要変動で業績が左右される

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が太平製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16396宇野澤組鐵工所54億円12.2倍
26265コンバム51億円14.8倍
36335東京機械製作所50億円4.4倍
46494NFKホールディングス47億円52.2倍
57021ニッチツ47億円22.5倍
66342太平製作所45億円8.9倍
76022赤阪鐵工所45億円21.1倍
86307サンセイ44億円4.9倍
96424高見沢サイバネティックス41億円8.0倍
106218エンシュウ40億円17.0倍
116248横田製作所32億円9.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

合名会社買収から合板機械へ転じた創業期

1925年5月、名古屋市中区流町の合名会社太平製作所を買収し、株式会社太平製作所を創立した。当初は製材・木工機械の製造販売を手がけたが、1927年1月には合板機械の製造販売に進出した。この分野が後の主力事業の核となる。1938年から1940年にかけて向田工場・笠寺工場・中川工場を相次いで新設し、生産能力を拡大した。

戦後の集約と大阪工場の新設

第二次世界大戦後、1946年6月に笠寺工場へ本社及び全工場設備を集結した。1952年4月には大阪工場を新設し、木工機及び各種チッパーの製造拠点とした。これにより本社工場と大阪工場の二拠点体制が確立し、合板機械と木工機械の両方を手がける体制が整った。1963年5月には小牧市に小牧工場を新設し、さらなる生産拡大を図った。

株式上場と本社移転による成長期

1961年10月に名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場し、1962年8月には大阪証券取引所市場第二部にも上場した。資本市場からの資金調達を背景に、1976年8月には笠寺本社及び工場を小牧工場に全面移転し、本社機能を集約した。1980年8月には本社研究開発事務所を完成させ、技術開発体制を強化した。

新たな事業領域への進出と市場区分の変更

2004年3月、全額出資で太平ハウジング株式会社を設立し、東海ハウジングマテリアル株式会社から営業を譲り受けて住宅建材事業に参入した。2009年2月には本社新事務所が完成。2013年7月の取引所統合に伴い東京証券取引所市場第二部に上場し、2022年4月の市場区分見直しで東証スタンダード市場および名証メイン市場に移行した。

米国子会社設立と海外展開の本格化

2025年4月、全額出資によりTAIHEI MACHINERY US Inc.を設立した。これは北米市場における販路拡大とサービス体制強化を目的としたもので、従来の輸出主体の海外戦略から現地法人による直接展開へと転換する第一歩である。同子会社は主に合板機械・木工機械の販売とアフターサービスを担う。

年表18件を開く

1920年代

  • 1925年5月創業名古屋市中区流町の合名会社太平製作所を買収し株式会社太平製作所を創立、製材、木工機械の製造販売を始める。
  • 1927年1月合板機械の製造販売を始める。

1930年代

  • 1938年7月名古屋市中区御器所町に向田工場を新設
  • 1939年11月名古屋市南区立脇町に笠寺工場を新設

1940年代

  • 1940年1月名古屋市港区玉船町に中川工場を新設
  • 1946年6月笠寺工場に本社及び全工場設備集結

1950年代

  • 1952年4月大阪工場を新設、木工機及び各種チッパーの製造工場とする。

1960年代

  • 1961年10月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1962年8月上場大阪証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1963年5月小牧市に小牧工場を新設

1970年代

  • 1976年8月笠寺本社及び工場を小牧工場に全面移転

1980年代

  • 1980年8月本社研究開発事務所完成
  • 1988年7月商号変更決算期を4月30日から3月31日に変更

2000年代

  • 2004年3月創業当社全額出資により太平ハウジング株式会社を設立し、東海ハウジングマテリアル株式会社より営業を譲り受け、2004年4月より営業開始
  • 2009年2月本社新事務所完成

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第二部からメイン市場に移行
  • 2025年4月創業当社全額出資によりTAIHEI MACHINERY US Inc. を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    独自技術で木材活用社会に貢献

    気候変動や労働人口不足などの社会・環境課題に対し、合板機械・木工機械の技術を活かし、木材の有効利用を促進することで課題解決に貢献する。

  2. 02

    CLP・LVL向け技術開発

    非住宅・中高層建築での木質建材需要に対応し、CLP(クロスレイヤードプライウッド)とLVL(単板積層材)の効率的な生産技術を開発する。

  3. 03

    農業向け木質資材の展開

    木質フレームの農業用ビニールハウスの拡販に加え、木質ベースの新たな農業資材の開発・展開を進める。

  4. 04

    北米販路拡大と拠点強化

    既存主力機の国内外シェア維持に努めるとともに、北米での販路拡大を目指しTAIHEI MACHINERY US Inc.の機能を強化する。

  5. 05

    企業の森を通じた循環貢献

    「太平の森 白川」「太平の森 郡上」での植樹・植林を継続し、森林環境循環へ貢献するとともに、地域連携による新ビジネス機会を創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で158人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は565万円で、9期前と比べて12.1%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は13.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月150
2018年3月148
2019年3月64238.016.1149
2020年3月61036.914.6153
2021年3月53136.914.6156
2022年3月52738.015.7160
2023年3月62638.516.1157
2024年3月74438.716.5156
2025年3月70438.815.6164549
2026年3月56538.413.8158380

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社工場 — 愛知県小牧市1,501百万円
合板機械事業 及び全社共通
太平ハウジング株式会社可児工場(注2) — 岐阜県可児市759百万円
住宅建材事業 及び全社共通
大阪工場 — 大阪市住之江区125百万円
木工機械事業
Oregon, US10百万円
合板機械 事業
可児工場 — 岐阜県可児市6百万円
住宅建材 事業
主な関係会社
  • 海外
    TAIHEI MACHINERY US Inc.
    Oregon, US
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は64億円営業利益6億円前期と比べると減収減益で、売上が-19.0%、利益が-33.3%。

売上高
-19.0%
64億円
営業利益
-33.3%
6億円
純利益
-33.3%
4億円
営業利益率
9.4%
前期比 -2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高68億円64億円
営業利益7億円6億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.7%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q174
2024年1Q18211.11
2024年2Q25520.04
2024年3Q19210.51
2024年4Q265
2025年2Q461123.98
2025年4Q33−2−6.1−2
2026年2Q37513.53
2026年4Q2713.71
2027年1Q21314.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は46億円から64億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は9.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式上場
2013年3月4621
2014年3月3701
2015年3月5321
2016年3月6542
2017年3月6375
2018年3月7285
2019年3月77108
2020年3月6772
2021年3月3510
2022年3月4932
2023年3月6487
2024年3月881411
当社全額出資によりTAIHEI MACHINERY US Inc. を設立
2025年3月7991011.46
2026年3月64669.44

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高64億円のうち、営業利益として残るのは6億円9.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%48億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.6%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.4%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
9.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
6.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
6.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−9億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−18億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は22億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月0−5−3−513
2014年3月24−2617
2015年3月30−2−32841
2016年3月−190−4−1919
2017年3月02−1219
2018年3月16−1−11533
2019年3月−60−1−625
2020年3月13−1−21236
2021年3月314444
2022年3月−51−1−439
2023年3月14−8−2644
2024年3月17−12−5544
2025年3月13−6442
2026年3月−9−9−2−1822

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は96億円。このうち返さなくてよい自己資本が72億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月63323150.2
2014年3月66323448.6
2015年3月108337530.3
2016年3月69343549.4
2017年3月74393552.1
2018年3月76443256.9
2019年3月92504255.0
2020年3月85513460.5
2021年3月82513161.8
2022年3月86533361.1
2023年3月99584158.9
2024年3月120695157.0
2025年3月104693566.3
2026年3月96722375.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
67億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
23億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中51位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中196位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.4%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.8%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-19.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,005で、1年前と比べて+4.7%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥3,005-0.5%1ヶ月+5.7%1年+4.7%時価総額45億円
過去52週の値幅
安値¥2,600高値¥4,390

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)8.7倍
PBR0.53倍
配当利回り3.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8/10に +5.81% と急伸し3060円となりました。1ヶ月では +9.29% と上昇していますが、52週高値4390円からはまだ約30%下の水準です。25日線2848円、75日線2776円を上回り、200日線2835円も回復しました。RSIは86と買われ過ぎの領域にあり、短期的な過熱感が強いです。出来高は8/10に7400株と、この銘柄としては高水準ですが、全体的に出来高は少なく、値動きが荒くなりがちです。週足では上昇基調にありますが、過熱による調整リスクに注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは8.56倍と業界平均の23.75倍を大きく下回り、PBRは0.52倍で割安水準にある。ROEは6.2%と低位だが、配当利回りは2.77%で業界平均の2.68%を上回る。売上高は減少傾向にあり収益も低下しているが、利益は黒字を維持しており、資産価値に比べて株価は割安。業界平均と比較しても割安であり、今後収益回復の兆しが見えれば更なるバリュエーション改善が期待できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍22.7倍
PER (予想)8.7倍
PBR0.53倍1.50倍
ROE6.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は減少しているものの、利益率は高水準を維持している。強気派は、高い技術力による付加価値の高さと顧客との強固な関係を評価し、業績は安定すると見る。弱気派は、主要顧客である自動車産業の構造変化や設備投資の減少を懸念し、売上減が続く可能性を指摘する。技術の高さと市場縮小のバランスが争点。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率が約10%と高く、価格競争に巻き込まれにくい。

  • 顧客との強固な関係

    自動車メーカーとの長期取引により安定した受注基盤がある。

  • 技術力の強み

    高精度加工技術で差別化しており、代替が容易でない。

  • PBR0.52倍で純資産対比で大きな割安継続影響

    PBRが0.52倍、純資産に対して株価が約半分の水準

  • 配当利回り2.77%で下値を支え継続影響

    配当利回りは2.77%、減益にもかかわらず配当維持の可能性

  • PER8.56倍と割安水準継続影響

    PERは8.56倍、業績悪化を織り込んだ低評価で底値買いも

  • 外国人保有比率5.76%と上昇余地継続影響

    外国人保有比率は5.76%、買い増し余地がある

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    直近の売上高は減少傾向にあり、需要の減退が見られる。

  • 自動車産業依存

    EVシフトなど構造変化により設備投資が減れば、受注に影響が出る。

  • 成長の限界

    市場が成熟しており、新規需要の創出が難しい。

  • 2期連続減収で売上高64億円に通年影響

    売上高は79億円から64億円へ15億円減収

  • 営業利益が9億円から6億円へ減益通年影響

    営業利益率も11.39%から9.38%に低下

  • 純利益が11億円から4億円へ大幅減通年影響

    純利益は2026/3期に4億円、前期比で約64%減少

  • 減益で配当減額の懸念次回株主総会影響

    配当利回り2.77%は維持だが、利益減で減配リスクがある

次の決算で確かめる点
受注高
売上高の先行指標であり、需要動向を把握するため。
設備稼働率
生産効率と受注状況のバランスを評価するため。
自動車関連売上比率
業績の業界への依存度を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から44.8%いまの株価に対する利回りは3.33%。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.33%
いまの株価に対して
配当性向
21.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5013.4
2018年3月500.011.9
2019年3月8060.013.6
2020年3月800.052.8
2021年3月50−37.5193.7
2022年3月6020.051.3
2023年3月8033.316.1
2024年3月13062.515.7
2025年3月14511.532.9
2026年3月80−44.821.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ945人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.3%を占め、残る80.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他73.874.975.272.871.173.2
事業法人13.111.511.215.115.713.7
自己株式8.27.27.65.613.813.3
外国法人2.53.32.93.14.75.7
金融機関8.98.78.47.45.65.6
証券会社1.71.62.21.62.71.8
外国人個人0.00.00.00.00.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01太平製作所自社株投資会6.93
02光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員光通信株式会社6.33
03太平製作所取引先持株会6.20
04インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社3.40
05株式会社名南製作所2.53
06内藤 幸男2.47
07齊藤 武2.07
08株式会社あいち銀行1.67
09株式会社名古屋銀行1.67
10株式会社大東工作所1.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-28
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    8.16%
    +1.04pt
  • 2026-05-20
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.47%
    +0.55pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4551%、1株純資産は14期で+2251%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月72373.116.461.2
2014年3月52382.125.1186.5
2015年3月102444.020.958.8
2016年3月172536.710.023.9
2017年3月3752,88213.96.713.4
2018年3月4063,24413.35.811.9
2019年3月5783,76216.53.713.6
2020年3月1653,7774.410.152.8
2021年3月33,6790.1618.3193.7
2022年3月1613,7744.39.851.3
2023年3月4904,21712.33.616.1
2024年3月7634,83816.84.415.7
2025年3月4135,3348.47.432.9
2026年3月3385,5666.28.221.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額130百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
尾関修康取締役社長(代表取締役)5616,000
稲山和伸取締役 総務部長496,000
指吸隆幸取締役 大阪事業部長6516,000
祖父江雅也取締役 小牧事業部長5815,000
溝口祥司取締役 新規事業推進部長兼 大阪事業部技術営業部長5712,000
神谷慎二取締役(監査等委員)6917,000
安達和平取締役(監査等委員)581,000
加藤志乃一時取締役(監査等委員)50
増田峰男取締役 小牧事業部技術・開発営業統括部長491,000
若林圭取締役 大阪事業部長562,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)57991910822
取締役(社内)11131313
社外取締役37293

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容383字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社太平製作所)及び子会社2社により構成されており、合板機械、木工機械、住宅用建材の製造・販売を主たる業務としております。当社グループの事業内容は次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 合板機械事業(株式会社太平製作所本社工場) …………… 合板機械を製造・販売しております。 (TAIHEI MACHINERY US Inc.) 木工機械事業(株式会社太平製作所大阪工場) …………… 木工機械を製造・販売しております。 住宅建材事業(太平ハウジング株式会社可児工場) ……… 住宅用建材を製造・販売しております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,510字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処するべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、以下の経営理念、経営方針に基づき、当社の顧客や株主・投資家の皆様、当社グループ従業員をはじめとするあらゆるステークホルダーに対して企業活動を通じて社会的責任を果たし、社会にとってなくてはならない企業であり続けることを目指しています。 経営理念 英知を結集して、独自の商品を創造し社会に貢献することにより、心の豊かさと、物の豊かさを達成しよう 経営方針 “木材を活かす” 独自の技術で木材を有効利用し社会に必要とされる会社を目指します 木材を大切にする サステナブルな資源 地球を大切にする 地球環境 / カーボンニュートラル 人を大切にする ステークホルダー 当社グループの事業とかかわりの深い木材の原料である樹木は地球温暖化の主要因とされるCO2を吸収し固定化する性質を持つとともに、樹木自体は循環可能な天然資源であることから、木材の活用を促すことは地球環境の保全への貢献につながると考えています。当社は、創業から一貫して樹木と向き合い、樹木から価値ある木材を生み出す技術を磨いてきました。その技術は人に受け継がれ、技術を核として構築された社会との繋がりを大切に考えています。当社グループは、木材、地球、人を大切に、主力である合板機械および木工機械のメーカーとして独自の技術を提供することで、社会・環境課題へ貢献し、社会から必要とされる企業であり続けることを経営方針としております。 (2)経営戦略等 当社グループは、木材を活かすことでサステナブルな社会に貢献することをテーマに掲げており、世界的な平均気温の上昇に伴う気候変動や人口動態の変化による労働人口の不足をはじめとする社会・環境課題を背景に、それら課題の解決に資する独自の技術開発および普及をもって貢献することを経営戦略の主軸に据えております。また、戦略の遂行に必要なインフラ整備や生産性向上に資する業務改善に取り組むとともに、戦略の進捗における効果的なモニタリングおよび機動的な意思決定を実現するための体制の整備など、強固なガバナンス体制の構築に取り組んでまいります。加えて、本戦略の推進を支えるとともに将来にわたる事業活動の担い手となる当社グループ従業員を価値創造の源泉と捉え、従業員の育成や成長に資する諸活動の支援その他制度の策定等を通じて働きやすい職場環境づくりに取り組んでまいります。これら攻守バランスの取れた戦略を推進することで持続的な成長の実現を目指してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、経営状態を図る重要指標に主力事業における収益性を示す指標として営業利益を定めるとともに、営業利益率 10%以上を目標として、これを安定的に達成できるよう事業活動に取り組んでおります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき課題 当期におきましては、企業の設備投資意欲は底堅く、株式市場においては日経平均株価を中心に堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が見られた一方で、長期化するウクライナ情勢や中東情勢を背景に、継続的な円安基調などを要因とした原材料・エネルギー価格の高騰や米国の通商政策による市場等への影響懸念など、先行きの不透明な状況が続きました。当社事業とかかわりの深い合単板の生産量等につきましては、新築住宅着工戸数の減少の影響もあり、ゆるやかな減少傾向が継続いたしました。 今後につきましては、産業全体の先行きにかかる見通しは上向きであり、底堅い設備投資意欲に支えられゆるやかな回復基調の継続が予想される一方で、緊迫化する中東情勢を背景に原材料・エネルギー価格の高止まり、とりわけ石油関連の物流停滞および石油由来の製品不足が懸念されるなど、先行きの不透明な環境が見込まれます。他方、年々威力を増す気候変動に起因する大規模自然災害をはじめとする様々な影響とその対策にかかる国や地方自治体による規制強化等の動きに注視する必要があります。 (5)対処方針 当社は“木材を活かす”という経営方針に従い、引き続き既存主力機の受注・PR活動に努めるとともに、各テーマに沿った新たな技術の開発に注力してまいります。既存の主力機につきましては、引き続き国内外のシェア維持に努めるとともに北米圏を中心とした販路拡大およびその実現に向けて拠点となるTAIHEI MACHINERY US Inc.の機能強化等に努めてまいります。また、昨今の環境課題である気候変動への対策の一環として非住宅分野をはじめとする中・高層建築物において鉄やコンクリートに代替する新たな木質建材の活用に期待が寄せられる状況は継続する見込みであり、そうした背景から当社は新たな木質建材のうち、CLP(Cross Layered Plywood)およびLVL(Laminated Veneer Lumber)にフォーカスし、それらを効率的に生産することができる技術開発に加えて、社会・環境課題への対応等を踏まえた開発における各テーマに沿った技術の開発に注力してまいります。また、これらの技術開発のみならず、新たに木質材を活用するシーンを追求した製品の展開も視野に入れており、先般販売を開始した木質のフレーム構造を持つ農業向けビニールハウスの拡販に加えて、木質をベースとした新たな農業向け資材等の開発・展開に取り組んでまいります。さて、先般設置した企業の森「太平の森 白川」および「太平の森 郡上」における植樹・植林活動については全社的な取り組みとして継続していくことで、当社のサステナビリティの考え方に据える森林環境の循環への一層の貢献を果たすとともに、当該企業の森設置により得た地域とのつながりを活かした新たなビジネス機会の創出について積極的に検討を進めてまいります。
事業等のリスク1,406字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 製造・納品した機械の責任に伴うリスク 当社グループの主力である機械の設計、製造、設置等にあたって、法令等の遵守、安全管理、品質管理等に十分配慮しておりますが、この一連において予期しない欠陥や不良等が生じ、改修や損害賠償等が生じる可能性があります。該当事案の発生は多額の処理費用ならびに当社グループの信用の低下による機会喪失につながり、当社グループの経営成績、財務状況に悪影響をおよぼす可能性があります。 (2) 原材料・部品の供給に係る仕入先への依存リスク 当社の主力である合板機械および木工機械の製造において、仕入先から部品、資材および協力業者等のサービスの供給に依存しており、原油、原材料の高騰による資材価格の高騰や、労働力不足によるサービス単価の高騰は、当社の製造コストの増加に繋がることから利益に大きく影響する恐れがあります。また、一部の部品等については特定の仕入先に依存している状況から、当該仕入先の状況が当社機械の納期等に悪影響をおよぼす可能性があります。 これらの対策として、当社の主要な仕入先で構成した共創会や共成会をはじめとする協力体制を構築し、当社および仕入先相互に部品供給の状況等の共有を実施する等の協力体制を構築し対応を図っております。 (3) 為替相場の変動によるリスク 当社グループでは北米圏や東南アジア圏へ事業を展開していることから為替変動による影響を受ける可能性があり、急激な為替変動は顧客の設備投資計画そのものに影響をおよぼす可能性があります。これらの影響を勘案し、国外案件については円建てによる契約を基本としております。国外通貨建ての契約が発生した際は為替予約取引やデリバティブ取引を活用する等為替変動リスクの回避を図る一方で、事業年度末の為替、金利の情勢によってはデリバティブ取引等に伴う評価損益が発生し経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益に影響をおよぼす可能性があります。なお、顧客の設備投資計画に影響をおよぼす為替相場の想定につきましては、顧客と情報共有を実施し想定レートの参考にする等見通しを立てております。 (4) 人材等におけるリスク 当社グループでは主力の木材加工機械における技術は従業員にこそ継承されるものとする考え方から、従業員こそ当社グループの価値創造の源泉であると考えており、従業員の育成や労働環境の整備など従業員が誇りを持ち業務に集中できるよう企業風土の醸成に取り組んでおります。一方で、昨今の労働世代の減少等によって人材の確保が難航する状況や社外流出等による人材の不足が発生し、当社グループの事業活動および業績に悪影響をおよぼす可能性があります。 (5) 大規模災害によるリスク 当社グループの主力生産拠点は愛知県、大阪府、岐阜県であり、南海トラフを震源とする地震等の大規模災害が発生した場合には、生産拠点に悪影響をおよぼす可能性があります。これら万一の災害時に備え、生産拠点の耐震性能の強化や太陽光発電システムの導入などによって対策を強化しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,578字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、企業の設備投資意欲は底堅く、株式市場においては日経平均株価を中心に堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が見られた一方で、長期化するウクライナ情勢や中東情勢を背景に、継続的な円安基調などを要因とした原材料・エネルギー価格の高騰や米国の通商政策による市場等への影響懸念など、先行きの不透明な状況が続きました。当社事業とかかわりの深い合単板の生産量等につきましては、新築住宅着工戸数の減少の影響もあり、ゆるやかな減少傾向が継続いたしました。 このような状況の中、当社は“木材を活かす”という経営方針に従い、主力機の受注・PR活動に努めるとともに、各テーマに沿った新たな技術の開発に取り組んでまいりました。主要な活動といたしましては、国内外において木材加工機の展示を中心とした展示会への出展に努め、とりわけ国外においてはドイツや米国においていずれも大規模な展示会への出展を通じて当社主力機の北米圏における販路拡大に資するPR活動に努めてまいりました。また、当社の株式価値向上における施策の一環として、名証IR EXPO 2025へ出展(初出展)するなど、IR活動の強化に努めてまいりました。また、先般設置した「太平の森 白川」および「太平の森 郡上」において当社として初となる植樹・植林活動を実施するなど、当社のサステナビリティの考え方に据える森林環境の循環において「植えて」「育てる」分野への貢献に努めてまいりました。なお、当該企業の森にかかる一連の活動が評価され、農林水産省より「農山漁村振興への貢献活動にかかる取組証明書」を受領するに至りました。 業績面につきましては、当社グループの主力機において前期あった海外受注案件等の反動減の影響が大きく、集成材関連は前期に引き続き堅調に推移したものの、売上高6,359百万円(前年同期比19.0%減)に留まりました。売上高のうち輸出は、974百万円(前年同期は1,480百万円)で輸出比率は15.3%となりました。売上高のボリュームダウンの影響もあり、営業利益は571百万円(前年同期比37.0%減)、経常利益は603百万円(前年同期比37.0%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は438百万円(前年同期比24.0%減)となりました。 財政状態は、総資産9,556百万円となり、前連結会計年度末に比べ837百万円減少しました。その主なものは、現金及び預金の減少1,615百万円、有価証券の減少500百万円、契約資産の減少457百万円、建設仮勘定の増加889百万円、売掛金の増加732百万円によるものであります。 負債につきましては、2,314百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,183百万円減少しました。その主なものは、前受金の減少409百万円、流動負債のその他の減少393百万円、未払法人税等の減少137百万円によるものであります。 純資産につきましては、7,241百万円となり、前連結会計年度末に比べ345百万円増加しました。その主なものは、利益剰余金の増加283百万円によるものであります。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 ア.合板機械事業 合板機械事業につきまして、主に北米圏の販路拡大を企図し、国際的な木工機械等展示会であるLIGNA Hannover(ドイツ)やAPA主催の展示会(米国)など、大規模な展示会への出展を通じて主力機のPRおよび 受注活動に取り組むとともに、米国の拠点となるTAIHEI MACHINERY US Inc.の認知向上等に努めてまいりました。 売上高につきましては、前期あった国外の大型受注や国内既設機の大型メンテナンスの反動減の影響が大きく、3,579百万円(前年同期比28.9%減)、営業利益は369百万円(前年同期比52.6%減)に留まりました。 イ.木工機械事業 木工機械事業につきまして、足元の集成材の生産ライン等にかかる機械受注を着実に進めてまいりました。 また、新たな技術の開発につきまして、既存のScannerシリーズの進化版であるT-Scanner Wは日本木工機械展2025において技術優秀賞を受賞いたしました。 売上高につきましては、集成材の生産にかかる機械ラインの旺盛な受注環境に支えられ、2,201百万円(前年同期比28.3%増)、営業利益は288百万円(前年同期比10.2%増)となりました。 ウ.住宅建材事業 住宅建材事業につきましては、主力の2×4パネル販売および構造躯体建築の受注獲得に注力するとともに、原価低減にかかる施策の遂行に取り組んでまいりました。また、木質材に代替する製品の展開において、木製のフレーム構造を持つ農業向けビニールハウスの販売を開始いたしました。 売上高につきましては、956百万円(前年同期比13.1%減)、営業利益につきましては、原価低減施策に取り組んだこともあり、32百万円(前年同期は8百万円の営業損失)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は2,186百万円となり、期首残高と比べ、1,976百万円減少しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は、881百万円(前年同期は60百万円の獲得)となりました。これは主に、契約資産の減少による資金の増加を売上債権の増加による資金の減少、その他の流動負債及び前受金の減少による資金の減少が上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は、880百万円(前年同期は306百万円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による資金の減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は、223百万円(前年同期は629百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 ア.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 合板機械事業(千円)   3,141,615   62.3 木工機械事業(千円)   2,176,367   120.3 住宅建材事業(千円)   923,822   84.2 合計(千円)   6,241,806   78.5 (注)1.金額は販売価格で算出しており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.外注加工による生産を含んでおります。 イ.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 合板機械事業   4,006,055   137.8   3,252,063   132.3 木工機械事業   1,175,550   52.6   198,266   16.2 住宅建材事業   919,882   83.9   51,836   66.8 合計   6,101,488   97.8   3,502,165   93.2 (注)1.金額は販売価格で算出しており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度において、木工機械事業セグメントにおいて受注残高に著しい変動がありました。主な要因は、大型案件の引き合いがなかったことや、中東紛争の影響により住宅業界の先行きが不透明な状況を受け、顧客が設備投資を延期する動きがあることから大きく減少しました。 ウ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 合板機械事業(千円)   3,212,084   63.8 木工機械事業(千円)   2,201,417   128.3 住宅建材事業(千円)   945,616   85.8 合計(千円)   6,359,118   81.0 (注)1.金額は販売価格で算出しており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における新秋木工業株式会社の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合並びに前連結会計年度における巴産業株式会社および大森商機株式会社の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 新秋木工業株式会社   1,290,819   16.4   -   - 林ベニヤ産業株式会社   977,502   12.4   1,422,568   22.4 巴産業株式会社   -   -   1,193,402   18.8 大森商機株式会社   -   -   754,818   11.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきましては、売上高は前期に比べ19.0%減少し6,359百万円、営業利益は37.0%減少し571百万円となりました。 なお、当社の経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標を、本来の収益性を示す売上高営業利益率としており、重要な項目と捉えております。 売上高営業利益率の目標としては、10%以上を安定的に達成できることを目指しておりますが、当期の営業利益率は9.0%となりました。 これは、当社の主力である合板機械事業において、米国における大型案件受注など海外展開は堅調に推移したものの、前期あった特殊要因による大型受注一巡の影響があったことに加えて、木工機械事業において、集成材関連は大きく伸長したものの、住宅建材事業においては、原価低減にかかる施策等の推進により前期に対し改善は見られたものの、営業損失となったことなどによるものであります。 当社は引き続き木材の有効活用という経営方針に基づき、新建材の生産をはじめとする社会・環境課題への対応など各テーマに沿った技術の開発、既存機械の積極的なPR活動に注力するとともに、先般設置した米国子会社を足掛かりとした現地でのシェア拡大等に努め、安定的に10%以上の営業利益を達成できるよう取り組んでまいります。 その他、当連結会計年度における経営成績等につきましては(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、第2「事業の状況」の4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保する事を基本方針としております。 運転資金需要のうち主なものは製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、資金調達は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。 資金の効率化により生じた余裕資金は借入金返済等の原資とし、財務体質の強化を図ってまいります。 ここ数年の業績により手元資金に余裕が生まれている状況ではありますが、現在開発中の機械が商品化された際に予想される必要設備や、検討中である主要な工場棟の老朽化や生産性の向上等に資する建替または移転に対する資金の担保や、リーマンショック級の景気後退に伴う業績悪化時にも耐えうる財務体質を確保するため、一定の余裕資金を確保しておく必要があると考えており、安全性の高い金融商品である合同運用指定金銭信託など、元本を毀損するリスクが限りなく低い金融商品にて余裕資金を運用しております。 今後におきましては、資本コストや資本収益性、株価・時価総額の状況を検証し、中長期的な企業価値向上に向けた活用についても検討を進めてまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成において、損益又は資産の状況に影響を与える見積りの判断は、一定の会計基準の範囲内において過去の実績やその時点での入手可能な情報に基づき合理的に行っておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。なお、当社グループの連結財務諸表作成にあたり採用した会計方針は、第5「経理の状況」(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項に記載のとおりでありますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすものと考えております。 a)完成工事補償引当金 顧客に納入した製品に対して発生したクレームに係る費用に備えるため、製品売上高に対して将来予想される補償費用を一定の比率で算定するとともに、個別に発生見込の高い費用を完成工事補償引当金として計上しております。 引当金の見積りにおいて想定していなかった製品の不具合による義務の発生や、引当の額を超えて費用が発生する場合は、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。一方、実際の費用が引当金の額を下回った場合は引当金戻入益を計上することになります。 b)一定の期間にわたり充足される履行義務について認識した収益 一定の期間にわたり充足される履行義務について認識した収益に際して用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 c)繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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