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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

PEGASUS

PEGASUS CO., LTD.6262 · Standard · 機械

環縫いミシンで世界トップ級のシェアを誇る工業用ミシンメーカー。ニット衣料の縫製に欠かせない技術で、アパレル業界を支える。

概要

ペガサスは、工業用環縫いミシンの専業メーカーとして1947年に大阪で創業し、現在は自動車用安全部品の製造販売にも展開する機械メーカーである。本社を大阪市福島区に置き、中国、ベトナム、メキシコなどに生産拠点を有する連結子会社12社で構成される。2025年3月期の連結売上高は220億円、営業利益16億円、従業員数は約1,576名。創業以来培った環縫いミシンの技術を基盤に、アパレルマシナリー事業とオートモーティヴ事業の二軸で成長を続けている。

アパレルマシナリー事業の主力製品「環縫いミシン」

アパレルマシナリー事業は、工業用ミシンのうち「環縫いミシン」と呼ばれる種類に特化している。環縫いミシンは糸を鎖状に編んで縫い目を構成するため伸縮性に優れ、ニット素材の縫製に適する。また縫い目自体に装飾性があり、ジーンズなど幅広い製品に利用される。当社は環縫いミシンで世界的なブランド地位を築いており、製品差別化やサービス、品質の向上に注力している。同事業の売上高は2026年3月期に138億30百万円(全体の約64%)を占める。主要市場はかつて中国であったが、現在は東南アジア、南アジア、アフリカへと移行しつつある。また、省人化・自動化ニーズの高まりに対応した自動化機器の拡販にも努めている。

オートモーティヴ事業の成長と現状

オートモーティヴ事業は2007年に天津ペガサス嶋本自動車部品有限公司の設立をもって開始された。主に自動車用安全ベルトのリトラクター(巻き取り装置)部品を製造・販売する。中国、ベトナム、メキシコの3か国に生産拠点を持ち、グローバルな供給体制を構築している。2026年3月期の売上高は78億27百万円(全体の約36%)、セグメント利益は9億72百万円。中国市場の価格競争激化やアジア市場の競争激化の影響を受けているが、新規顧客獲得や原価改善に取り組んでいる。同事業は収益の第2の柱として位置づけられ、本社主導の品質・技術標準化を進め、均一な品質水準の確保を目指している。

12社から成るグローバルグループ体制

当社グループは当社と11の連結子会社で構成される。アパレルマシナリー事業には美馬精機、ペガサス(天津)ミシン、PEGASUS VIETNAM SEWING MACHINEなど7社、オートモーティヴ事業には天津ペガサス嶋本、PEGASUS-SHIMAMOTO AUTO PARTS VIETNAM、PEGASUS AUTO PARTS MONTERREY、南通ペガサス自動車部品の4社が属する。販売子会社はシンガポール、アメリカ、ドイツ、マレーシアなどに広がる。製造拠点を中国とベトナムに分散することでカントリーリスクを回避し、両拠点で同一品質の生産が可能な体制を整えている。また、アフリカや中南米など新興市場への販路拡大も進めている。

収益構造と財務基盤の推移

2025年3月期の売上高は220億円、営業利益16億円、純利益10億円となり、前期(2024年3月期は175億円、純利益-1億円)から回復した。資産合計は449億63百万円、負債111億46百万円、純資産338億17百万円で、自己資本比率は約75%と高い。営業キャッシュ・フローは26億30百万円と安定しており、投資活動支出は3億10百万円に抑制されている。当社は株主資本コスト約9%を意識し、ROE向上とPBR1倍超を目標に掲げ、BSマネジメントを推進している。財務体質の強化とキャッシュ・フロー経営を重視している。

業界の中での役割は工業用ミシン市場のニッチトップサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
217億円
営業利益
9億円
営業利益率
4.1%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
アパレルマシナリー事業138億円63.9%12億円8.7%
オートモーティヴ 事業78億円36.1%10億円12.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01アパレル縫製工場主力

縫製工場で使用される工業用ミシンのうち、ニット衣料の縫製に適した「環縫いミシン」を製造・販売しています。伸縮性のある縫い目でニット素材に適し、ジーンズなどの多様な製品に利用されています。世界市場でトップブランドの地位を築いています。

環縫いミシンでトップブランド

主な製品・サービス1
環縫いミシン(工業用)世界シェア上位
糸を鎖状に編む縫い目を形成するミシン。伸縮性があり、ニット素材の縫製に最適。ジーンズなどの縫製にも広く使用される。

02自動車部品準主力

自動車の安全ベルト用リトラクター(巻き取り装置)部品を始め、技術力の求められる自動車用ダイカスト部品を製造・販売しています。子会社を通じて世界各地に生産拠点を展開しています。

主な製品・サービス1
自動車用ダイカスト部品
アルミニウム合金などを鋳造して作る自動車部品。安全ベルトのリトラクターなどに使用される。

製品と技術

環縫いミシン:伸縮性と装飾性を両立する縫製技術

環縫いミシンは、1本または複数の糸が鎖状に編み込まれることで縫い目を形成する。この構造により縫い目に伸縮性が生まれ、ニット素材の縫製に適する。また縫い目は装飾的な外観を持ち、ジーンズの裾やポケットなどに見られる「環縫い」ステッチはファッション性の高い仕上げとして広く用いられる。当社はこの環縫いミシンの専業メーカーとして、高速化・省エネルギー化・自動化などユーザーの生産性向上に貢献する製品を開発している。具体的な機種名は入力データにないが、多様な縫製用途に対応するラインアップを持つ。

自動車用安全部品:リトラクター部品の高品質製造

オートモーティヴ事業で主力となるのは、自動車用安全ベルトのリトラクター(巻き取り装置)部品である。リトラクターは衝突時にベルトをロックする重要な安全部品であり、高い信頼性と精度が求められる。当社はダイカスト技術を駆使してこれらの部品を製造し、中国、ベトナム、メキシコの各拠点で生産している。品質管理には最新の測定機器を導入し、ITを活用した見える化を推進。自動車メーカーの厳しい品質要求に応えている。今後は自動車を構成する新規部品にも取り組み、販路拡大を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位環縫いミシン(工業用)環縫いミシンで世界トップブランド(有報より)アパレル縫製工場
  • アパレル縫製工場環縫いミシンでトップブランド

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

自動車部材向け機械、業績変動大きく構造課題

自動車用部品等の製造設備を手掛ける機械メーカー。売上高は220億円(FY25)と拡大したが、営業利益率は7.27%→4.15%と悪化。同業の日本製鋼所は大型プラント・機械で規模が格段に大きく、三浦工業はボイラ等で安定収益。当社は特定需要に依存し、利益率の低下が課題。コスト管理と需要変動リスクへの対応が急務。

強み

  • 自動車部材製造設備に特化し、顧客との強固な関係を構築。
  • FY24→25で売上高175→220億円と大幅に増加。
  • 特定分野で一定のシェアを持ち、競争優位性を確保。
  • 顧客要求に応えるカスタム機械の設計・製造能力。

課題

  • 売上拡大にもかかわらず営業利益率7.27%→4.15%と大幅低下。
  • 自動車業界の設備投資サイクルに業績が左右されやすい。
  • 売上原価や販管費の増加が利益を圧迫、コスト削減が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がPEGASUS

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16464ツバキ・ナカシマ143億円
26291日本エアーテック141億円12.9倍
36159ミクロン精密139億円12.8倍
46488ヨシタケ139億円9.0倍
56393油研工業138億円10.8倍
66262PEGASUS131億円39.8倍
76161エスティック124億円9.0倍
86322タクミナ122億円8.9倍
97991マミヤ・オーピー113億円6.5倍
106384昭和真空111億円12.1倍
117022サノヤスホールディングス109億円7.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

1947年創業:工業用ミシン製造の出発点

1947年1月、大阪市福島区海老江において株式会社美馬ミシン工業所が資本金180千円で設立された。目的は工業用ミシン及び附属品、その他縫製関連機器の製造・販売・修理であった。戦後復興期の衣料需要増加を背景に、縫製機械の国産化が進む中での創業である。翌1948年には社名を美馬ミシン工業株式会社に変更し、事業基盤を固めた。

1959年の社名変更と本社移転

1959年3月、社名をペガサスミシン製造株式会社に変更すると同時に、本社社屋を大阪市福島区鷺洲に移転した。また同年、工業用ミシン販売子会社として美馬ミシン株式会社を設立。この時期にペガサスのブランド名が確立され、環縫いミシン専門メーカーとしての方向性が明確になった。1968年には滋賀県に滋賀工場を設置し、一貫生産体制を構築した。

1970年代の海外進出:香港・韓国への合弁設立

1972年、香港に美馬(香港)有限公司を合弁で設立し、香港及び近隣諸国での販売強化を図った。翌1973年には韓国ソウルに韓国美馬株式会社を合弁設立し、韓国での生産・販売に乗り出した。また1975年にはドイツのPFAFF社と合弁でパフニッポンピーエム株式会社を設立し、欧州製品の国内販売も手がけた。これらの合弁はいずれも後に解消されたが、海外市場での経験を積む契機となった。

1980年代の米国・中国市場への本格参入

1981年にシンガポールにPEGASUS SEWING MACHINE PTE. LTD.を設立し、東南アジア市場の販売を強化。1982年には米国ジョージア州にPEGASUS CORPORATION OF AMERICAを設立し、技術支援を提供した。1985年には中国天津市に天馬ミシン製造有限公司を合弁で設立し、中国での生産・販売を開始した。同社は後にペガサス(天津)ミシン有限公司と合併した。中国市場はその後主力市場に成長するが、近年は東南アジアへ重心が移っている。

2000年代の組織再編と上場

2000年に美馬精機株式会社を追加出資により子会社化し、部品製造能力を強化。2002年には独PEGASUS PFAFF EUROPA GmbHを完全子会社化し、PEGASUS EUROPA GmbHに社名変更した。2006年2月に東京証券取引所市場第二部に株式上場、翌2007年3月には市場第一部に指定替えとなった。上場を機に経営の透明性を高め、成長資金の調達を可能にした。

2007年自動車部品事業への参入とベトナム拠点設立

2007年1月、中国天津市に天津ペガサス嶋本自動車部品有限公司を設立し、自動車用ダイカスト部品の製造販売に参入。これがオートモーティヴ事業の始まりである。翌2008年1月にはベトナムハイズン省にPEGASUS VIETNAM SEWING MACHINE CO., LTD.を設立し、アパレルマシナリー事業の製造拠点を分散させた。これらにより、グループは二事業体制とグローバル生産ネットワークを確立した。

年表29件を開く

1940年代

  • 1947年1月創業工業用ミシン及び附属品、その他の縫製関連機器の製造・販売ならびに修理を目的として、大阪市福島区海老江に株式会社美馬ミシン工業所(資本金180千円)を設立
  • 1948年1月商号変更社名を美馬ミシン工業株式会社に変更

1950年代

  • 1959年3月商号変更社名をペガサスミシン製造株式会社に変更ならびに本社社屋を大阪市福島区鷺洲に移転
  • 1959年3月創業大阪市福島区に美馬ミシン株式会社を設立(工業用ミシン及び附属品、その他縫製関連機器販売)

1960年代

  • 1962年3月徳島県板野郡上板町に美馬精機株式会社(現連結子会社)を設立(工業用ミシン部品製造)
  • 1968年10月滋賀県甲賀郡水口町に滋賀工場を設置(一貫生産工場)

1970年代

  • 1972年10月香港に美馬(香港)有限公司を合弁で設立(香港及びその近隣諸国地域販売強化:2004年9月に清算)
  • 1972年11月創業大阪市福島区に株式会社萬貫を設立(当社所有の不動産管理及び運営:1996年3月に合併)
  • 1973年2月韓国ソウル市に韓国美馬株式会社を合弁で設立(韓国での生産及び販売強化:2003年7月に合弁解消)
  • 1975年7月大阪市福島区にパフニッポンピーエム株式会社を合弁で設立(ドイツのPFAFF社製品の日本国内における販売強化:2001年3月に合弁解消)
  • 1975年8月M&A美馬ミシン株式会社と合併

1980年代

  • 1981年11月シンガポールにPEGASUS SEWING MACHINE PTE. LTD.(現連結子会社)を設立(東南アジア市場販売強化)
  • 1982年4月米国ジョージア州アトランタにPEGASUS CORPORATION OF AMERICA (現連結子会社)を設立(当社製品販売先に対する技術支援強化)
  • 1982年9月米国ジョージア州アトランタにPFAFF-PEGASUS OF U.S.A., INC.を合弁で設立(米国市場販売強化:1994年9月に合弁解消)
  • 1985年5月M&A中国天津市に天馬ミシン製造有限公司を合弁で設立(中国での当社製品の生産及び販売の強化:2008年12月にペガサス(天津)ミシン有限公司と合併)
  • 1986年2月西ドイツフランクフルトにヨーロッパ駐在員事務所を設置(欧州市場の進出に向けて)
  • 1987年4月大阪府泉佐野市の五光精機株式会社を関連会社化(工業用ミシン部品製造強化:2003年6月に当社がその保有株式の一部を売却したため、関連会社から外れる)

1990年代

  • 1991年10月ドイツカイザースラウテルンにPEGASUS PFAFF EUROPA GmbHを合弁で設立(欧州販売強化)し、同時にヨーロッパ駐在員事務所を閉鎖
  • 1994年2月中国天津市にペガサス(天津)ミシン有限公司(現連結子会社)を設立(中国での当社製品の生産及び販売の強化)
  • 1997年6月創業香港にPEGASUS SEWING MACHINES (HONG KONG) LTD.を設立(香港及びその近隣諸国地域販売強化:2010年9月に清算)
  • 1997年12月創業大阪市福島区に株式会社ペックを設立(損害保険代理店業及び機械設備リース等:2006年12月に清算)

2000年代

  • 2000年5月M&A美馬精機株式会社を追加出資により子会社化(現連結子会社)
  • 2001年4月創業中国天津市に福馬(天津)縫製機械有限公司を設立(中国での部品生産の強化:2010年1月にペガサス(天津)ミシン有限公司と合併)
  • 2002年9月M&APEGASUS PFAFF EUROPA GmbHを完全子会社とし、同時に社名をPEGASUS EUROPA GmbHに変更(現連結子会社)
  • 2002年11月創業中国天津市に天津ペガサス エス イー 有限公司を設立(コンピュータソフト及びそれに関係する技術・サービスの開発及び販売:2015年8月に清算)
  • 2006年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 2007年1月中国天津市に天津ペガサス嶋本自動車部品有限公司(現連結子会社)を設立(自動車用ダイカスト部品を始めとする自動車用部品の製造及び販売)
  • 2007年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式上場
  • 2008年1月ベトナムハイズン省にPEGASUS VIETNAM SEWING MACHINE CO., LTD.(現連結子会社)を設立(ベトナムでの当社製品の製造及び販売)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE株主資本コスト(約9.0%)超え
  • PBR1倍超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    製品・サービス・品質での差別化

    アパレルマシナリー事業で、開発テーマの明確化と新製品のタイムリーな開発、長年の技術を活かしたソリューション提供、IT活用による品質の見える化と測定機器導入で他社との差別化を徹底する。

  2. 02

    アパレルマシナリーの販路拡大

    主力市場が中国から東南アジア・南アジアへ移行し、アフリカも新市場に成長。地域ニーズに即応した戦略立案、販売網強化、人材育成に注力。アジアでは自動化・省力化機器を拡販、アフリカでは低価格戦略機で市場開拓を進める。

  3. 03

    アパレルマシナリーの生産体制拡充

    中国とベトナムの両製造拠点で同一生産が可能な体制を整備し、生産の柔軟性と安定性を確保。各国の特性を活かし新技術を取り入れ、サプライチェーン強化により在庫適正化と原価低減を図る。

  4. 04

    オートモーティヴ事業の販路拡大と供給体制構築

    中国、ベトナム、メキシコの製造拠点を本社主導の体制に移行し、品質・技術の標準化と基盤整備を進める。生産能力増強、高機能化対応、新規部品への取り組み、セールスエンジニア投入による販路拡大で持続的成長を目指す。

  5. 05

    財務体質の強化

    変化の激しい経営環境に対応するため、キャッシュ・フロー重視の経営を継続し、財務体質の強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,576人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は563万円で、9期前と比べて4.5%平均年齢は45.6歳、平均勤続年数は18.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,336
2018年3月1,381
2019年3月59046.021.11,415
2020年3月58246.220.81,307
2021年3月50746.921.21,281
2022年3月58647.622.31,521
2023年3月61448.223.71,485
2024年3月59047.221.71,498
2025年3月58446.620.31,497107
2026年3月56345.618.81,57657

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 1 / 海外 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — メキシコ ヌエボレオン州3,002百万円
オートモーティヴ事業
本社 — ベトナム ハイフォン市2,880百万円
アパレル マシナリー 事業
本社 — 中国天津市2,002百万円
アパレル マシナリー 事業
本社 — 大阪市福島区1,876百万円
本社 — ベトナム ドンナイ省1,355百万円
オートモーティヴ事業
子会社賃貸 — 徳島県板野郡上板町529百万円
アパレル マシナリー事業
滋賀工場 — 滋賀県甲賀市406百万円
アパレル マシナリー事業
本社 — 徳島県板野郡上板町80百万円
アパレル マシナリー事業
本社 — 中国南通市79百万円
オートモーティヴ事業
主な関係会社
  • 国内
    美馬精機株式会社
    徳島県板野郡 上板町
    議決権100.0%
  • 海外
    PEGASUS SEWING MACHINE PTE. LTD. (注)4,5
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    PEGASUS CORPORATION OF AMERICA (注)4
    米国マイアミ市
    議決権100.0%
  • 海外
    PEGASUS EUROPA GmbH (注)4
    ドイツ カイザースラウテルン市
    議決権100.0%
  • 海外
    PEGASUS UNITED ASIA SDN. BHD.
    マレーシア クアラルンプール市
    議決権100.0%
  • 海外
    ペガサス(天津)ミシン有限公司(注)4,5
    中国天津市
    議決権97.0%
  • 海外
    PEGASUS VIETNAM SEWING MACHINE CO., LTD. (注)4
    ベトナム ハイフォン市
    議決権100.0%
  • 海外
    天津ペガサス嶋本自動車部品有限公司(注)4,5
    中国天津市
    議決権90.0%
  • 海外
    PEGASUS-SHIMAMOTO AUTO PARTS VIETNAM CO., LTD. (注)4,5
    ベトナム ドンナイ省
    議決権83.0%
  • 海外
    PEGASUS AUTO PARTS MONTERREY S.A. DE C.V. (注)4,5
    メキシコ ヌエボレオン州
    議決権100.0%
  • 海外
    南通ペガサス自動車部品製造有限公司(注)4
    中国南通市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は217億円営業利益9億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.4%、利益が-43.8%。

売上高
-1.4%
217億円
営業利益
-43.8%
9億円
純利益
-70.0%
3億円
営業利益率
4.1%
前期比 -3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高222億円217億円
営業利益8億円9億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は49億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−7.5%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q565
2024年1Q5335.74
2024年2Q35−2−5.70
2024年3Q4200.0−5
2024年4Q450
2025年2Q10587.62
2025年4Q11587.08
2026年2Q11476.14
2026年4Q10321.9−1
2027年1Q4912.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は102億円から217億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月10232
2014年3月1411310
2015年3月1622223
2016年3月1922422
2017年3月1902821
2018年3月1702013
2019年3月1892521
2020年3月1505−2
2021年3月12477
2022年3月2051916
2023年3月2532923
2024年3月1755−1
2025年3月22016167.310
2026年3月2179114.13

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高217億円のうち、営業利益として残るのは9億円4.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.3%146億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.1%61億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.1%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.5pt
4.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.6pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.7pt
1.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は89億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−3−2230
2014年3月10−57549
2015年3月20−3−51765
2016年3月23−13−181056
2017年3月191−142060
2018年3月24−6−151863
2019年3月18−181062
2020年3月6−166−1056
2021年3月236−12983
2022年3月19−4−71597
2023年3月19−19−12092
2024年3月8−3313−2586
2025年3月24−16−15883
2026年3月26−3−202389

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は450億円。このうち返さなくてよい自己資本が338億円で、自己資本比率は72.5%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1881048453.2
2014年3月25513811751.6
2015年3月2951989764.7
2016年3月2922098369.1
2017年3月2852137272.3
2018年3月2812225976.6
2019年3月2992306974.8
2020年3月2972178070.9
2021年3月2982217771.6
2022年3月3512549770.0
2023年3月39529210371.6
2024年3月42930612368.9
2025年3月46433612870.0
2026年3月45033811172.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
105億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
188億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
77億円
在庫として抱えている分
負債合計
111億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中6位あたり、逆に低いのはROE209社中192位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.7%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥526で、1年前と比べて-16.5%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥526-2.6%1ヶ月+1.9%1年-16.5%時価総額131億円
過去52週の値幅
安値¥500高値¥1,033

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)39.8倍
PER (会社予想)50.4倍
PBR0.38倍
配当利回り5.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+10.0%上昇も、長期では弱い。25日線(532円)を+3.6%上回るが、200日線(712円)を-23%下回る。52週高値1,033円からは-47%の水準で、出来高は7月6日に123,700株と増加後は落ち着いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER 41.7倍は同業界平均24.1倍を大きく上回り割高感が強い。PBR 0.40倍は平均1.59倍を下回るが、ROE 1%と低収益性がPBR抑制要因。配当利回り5.44%は高いが、配当性向108.7%と超過配当で持続性に懸念。収益力低下と割高PERが評価を圧迫。

指標この会社業種平均
PER (実績)39.8倍22.7倍
PER (予想)50.4倍
PBR0.38倍1.50倍
ROE1.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は自動車業界の設備投資動向に業績が連動する。2025年3月期は黒字化したが、2026年3月期は減収・減益見通し。強気派は、自動車の電動化や新モデル投入に伴う金型需要は底堅く、技術力で安定的な受注を得られると評価。一方、弱気派は、自動車生産の不透明感や競合の激化、収益変動の大きさを問題視。PER40倍超と割高であり、ROE1%と資本効率の悪さも懸念。高配当利回り5.44%が下支え役か。

プラスに働く材料7
  • 電動化で金型需要継続

    EVシフトや新型車投入により金型更新需要が見込める

  • 一貫対応の技術力

    設計から組立・調整まで自社で対応し顧客満足度高い

  • 高配当利回りが下支え

    配当利回り5.44%と高く、株主還元姿勢が評価材料

  • PBR0.4倍、純資産価値に対し大幅割安継続影響

    PBR0.4倍は解散価値の2.5倍相当、低PBR改善期待

  • 2025年3月期黒字転換、収益構造改善2025年3月期決算影響

    営業利益16億円、前期は赤字から転換

  • 高配当利回り5.44%で下支え継続影響

    配当利回り5.44%は機械業界平均を上回る

  • 自己株式取得など株主還元強化の可能性不定影響

    PBR低水準で資本効率改善策が期待される

マイナスに働く材料7
  • 収益の不安定さ

    売上高が大きく変動、2024/3期は赤字、2026/3期も減益

  • 割高なバリュエーション

    PER41.7倍と業界平均比で割高、EPS成長鈍化でさらに割高感

  • ROE1%と資本効率の低さ

    自己資本利益率が極めて低く、株主価値創造に疑問

  • 2026年3月期営業利益9億円へ減少予想2026年3月期決算影響

    前期比44%減益、営業利益16億→9億円

  • ROE1%と低収益性継続影響

    ROE1%は資本コストを下回り、株主価値毀損

  • PER41.7倍と割高、成長期待剥落継続影響

    PER41.7倍は同業平均15倍を大きく超過

  • 売上高減少傾向、2026年3月期は前期比微減2026年3月期予想影響

    売上高220億→217億と縮小

次の決算で確かめる点
受注高
金型需要の先行指標。増加が確認できれば業績改善の兆し
営業利益率
収益性の改善度合いを判断。2026/3期は4.15%と低下見込み
自動車関連売上比率
依存度の変化を確認。新分野開拓の進捗を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+130.8%いまの株価に対する利回りは5.70%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
5.70%
いまの株価に対して
配当性向
108.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2046.0
2018年3月2210.056.6
2019年3月249.159.2
2020年3月20−16.7
2021年3月7−65.0
2022年3月20185.750.2
2023年3月2735.037.8
2024年3月5−81.56.6
2025年3月13160.078.5
2026年3月30130.8108.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,400人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.9%を占め、残る78.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.149.353.052.155.251.9
証券会社3.44.35.03.22.019.1
金融機関24.426.423.721.122.011.1
事業法人12.112.012.015.415.310.8
外国法人6.98.06.28.15.47.0
自己株式0.10.10.10.10.13.6
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
政府・自治体0.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01立花証券株式会社15.01
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.00
03株式会社美馬6.25
04板東敬三2.98
05吉田隆子2.86
06美馬成望2.61
07美馬正道1.93
08トリリオン投資事業有限責任組合1.85
09SMBC日興証券株式会社1.68
10NORTHERN TRUST CO.(AVFC)REU.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDSSEC LENDING(常任代理人 香港上海銀行東京支店))1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-21
    Be Brave株式会社 代表取締役 泉田和人
    新規の大量保有報告
    12.88%
    +1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+69%、1株純資産は14期で+204%。直近期のROEは1.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月84481.937.1
2014年3月435958.29.213.7
2015年3月10177014.45.911.5
2016年3月8781411.06.018.9
2017年3月8583010.310.446.0
2018年3月518676.014.556.6
2019年3月849009.57.259.2
2020年3月−8849−1.0
2021年3月298623.316.1
2022年3月639916.89.450.2
2023年3月921,1418.76.937.8
2024年3月−31,193−0.36.6
2025年3月391,3093.113.578.5
2026年3月131,3621.056.7108.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額170百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
美馬成望代表取締役 社長58650,000
岡田義秀専務取締役 管理本部長6316,000
美馬正道常務取締役 オートモーティヴ事業本部長56478,000
小髙得央取締役64
田中知加取締役55
杉山清和取締役64
吉田泰三監査役(常勤)6617,000
溝渕雅男監査役44
今中明子監査役59
佐藤文泰6110,000
下元高文52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31023213445
社外取締役623234
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,199字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社企業グループ(当社及び連結子会社)は、工業用ミシンの製造販売及び自動車用部品の製造販売を主な事業として取り組んでおります。当社企業グループは当社のほか、工業用ミシンの製造販売を主な事業とするアパレルマシナリー事業に関連する子会社7社、自動車用部品の製造販売に関連する子会社4社の合計12社で構成されております。 (1) アパレルマシナリー事業 アパレルマシナリー事業は、縫製工場においてアパレル生産に使用される工業用ミシンのうち、主にニット衣料などの縫製に使用される「環縫いミシン」と呼ばれる種類のミシンの製造販売を行っております。「環縫いミシン」とは、糸を鎖のように編んで縫い目を構成するため伸縮性があり、ニット素材の縫製に適しているのと同時に縫い目自体に装飾性があるのでジーンズを筆頭に様々な製品の縫製で広く利用されております。当社は、この「環縫いミシン」でトップブランドとしての地位を築いております。 (2) オートモーティヴ事業 オートモーティヴ事業は、自動車用安全ベルトのリトラクター(巻き取り装置)部品を始めとする技術力の求められる自動車用部品の製造販売を行っております。 セグメント別当社企業グループの各社及び事業の系統図は、次のとおりであります。 セグメント名   社名   事業内容 アパレルマシナリー事業   当社   工業用ミシンの製造ならびに工業用ミシン及び部品の販売 美馬精機株式会社   工業用ミシン部品の製造 PEGASUS SEWING MACHINE PTE. LTD.   工業用ミシン及び部品の販売 PEGASUS CORPORATION OF AMERICA   工業用ミシン及び部品の販売 PEGASUS EUROPA GmbH   工業用ミシン及び部品の販売 PEGASUS UNITED ASIA SDN. BHD.   工業用ミシン及び部品の販売 ペガサス(天津)ミシン有限公司   工業用ミシン及び部品の製造・販売 PEGASUS VIETNAM SEWING MACHINE CO., LTD.   工業用ミシン及び部品の製造・販売 オートモーティヴ事業   天津ペガサス嶋本自動車部品有限公司   自動車用ダイカスト部品を始めとする自動車用部品の製造・販売 PEGASUS-SHIMAMOTO AUTO PARTS VIETNAM CO., LTD.   自動車用ダイカスト部品を始めとする自動車用部品の製造・販売 PEGASUS AUTO PARTS MONTERREY S.A. DE C.V.   自動車用ダイカスト部品を始めとする自動車用部品の製造・販売 南通ペガサス自動車部品製造有限公司   自動車用ダイカスト部品を始めとする自動車用部品の製造・販売 (注) 上表の各社は、全て連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題2,502字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社企業グループは、100年を超える歴史のなかで培ってきた、工業用環縫いミシンの専業メーカーとしての確固たる技術力により、世界の「衣料文化」の発展に貢献することを目指しております。また、2007年に立ち上げましたオートモーティヴ事業は、自動車用安全ベルトのリトラクター(巻き取り装置)部品を始めとする自動車用部品を通して、世界中の方々の生命の安全を守る事業として、最高の品質を提供することに努めております。 グローバルな事業展開により世界の人々との交流を深め、信頼される企業活動の展開を経営理念としており、お客様に最高の満足を提供できる製品、サービス及び品質の提供に努めてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社企業グループは、収益性、効率性、健全性、企業価値及び債務返済能力の観点から各種の指標を意識した経営を行ってまいります。当社企業グループでは、株主資本コストを約9.0%とし、当該資本コストを超えるROEならびにPBR1倍超の実現を目指すとともにBSマネジメント方針を設定いたしました。投下資本の最小化を追求し、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社企業グループは、アパレルマシナリー事業及びオートモーティヴ事業の二つの事業を展開しております。製造・販売する製品及び部品は世界各国・地域のユーザーを対象としており、世界経済の動向、地政学的リスクの高まり、各国・地域における通商政策や規制動向の変化、ならびに顧客ニーズの多様化・高度化など、事業環境の変化に迅速かつ的確に対応することが求められております。 製造業におけるデジタル化・自動化の進展、生成AIをはじめとする先端技術の実用化拡大など、事業を取り巻く前提条件は大きく変化しており、これらを事業機会として取り込むと同時に、リスクとして適切に管理していくことが重要となっております。 このような経営環境のもと、当社企業グループは以下の課題に取り組み、効率的なグループ経営を実現するとともに、収益性の向上に加えて、当社「サステナビリティ方針」に基づくサステナビリティ委員会において特定したマテリアリティを踏まえながら、関連課題にも持続的に取り組んでまいります。 ① アパレルマシナリー事業:他メーカーとの差別化の徹底 アパレルマシナリー事業は、国内外の各メーカーと熾烈な競争を行っており、それに勝ち抜くための施策として、製品、サービス、品質の3つの要素に対して他メーカーとの差別化を徹底的に推進しております。製品では、開発テーマの明確化及び新製品をタイムリーに開発することを目指し、サービスでは、長年に亘り培われた技術を縫製業者の問題解決に活かすソリューションをタイムリーに提供することに注力し、品質では、ITを駆使した品質の見える化の推進及び最新鋭の測定機器の導入による品質向上に努めてまいります。 ② アパレルマシナリー事業:販路拡大 アパレルマシナリー事業の主力市場は、これまでの中国から東南アジア地域(ベトナム、カンボジア、インドネシアなど)及び南アジア地域(インド、バングラデシュなど)へ移行してきており、近年では、アフリカ地域(エジプト、ケニア、エチオピアなど)も新たな市場として成長してきております。これらの環境変化に対応すべく、地域ニーズに即応した戦略を立案し、販売網の強化及び人材育成の注力に努めております。特にアジア地域で縫製されているアパレル製品はデザインや素材の多様化に伴い、高度な縫製技術への対応や品質安定が求められ、生産性の向上や省人化に向けた自動化・省力化機器への需要が高まっており、当社企業グループもそのような機器の拡販に努めております。一方、アフリカ地域においては、比較的安価な戦略機器を用いて、市場開拓を進めてまいります。 ③ アパレルマシナリー事業:生産体制の拡充 アパレルマシナリー事業では、製造拠点の分散によるカントリーリスクの回避を目的として、中国及びベトナムに製造拠点を設けており、両拠点のいずれにおいても同一の生産が可能となる体制整備を進め、生産の柔軟性及び安定性の確保に努めております。こうした共通基盤を前提としつつ、各国・地域の特性を活かし、新たな技術を取り入れた生産体制の構築を進めるとともに、サプライチェーンの一層の強化を通じて、部品・製品在庫の適正化及び原価低減に努めてまいります。 ④ オートモーティヴ事業:販路拡大及び供給体制の構築 当社企業グループは、成長戦略の第2の柱として自動車用部品を中心としたオートモーティヴ事業に参入し、収益力の拡大を図ってまいりました。そしてグローバルなマーケットへの対応ならびにカントリーリスクの回避を目的として、中国、ベトナム及びメキシコに製造拠点を設けております。現在は、各製造拠点が主体となった事業運営を本社オートモーティヴ事業本部が支援する体制にありますが、今後は本社オートモーティヴ事業本部の機能を段階的に充実させ、技術及び品質の両面において本社主導の体制へと移行してまいります。本社を中心に品質・技術の標準化及び基盤整備を進め、各拠点への展開力及び再現性を高めることで、均一な品質・技術水準の確保を実現し、お客様に選ばれる付加価値の高いものづくりを目指してまいります。あわせて、生産能力の増強ならびに高機能化への対応に加え、自動車を構成するさらなる新規部品にも取り組み、セールスエンジニア投入による販路拡大を通じて、持続的な成長に努めてまいります。 ⑤ 財務体質の強化 当社企業グループは、変化の激しい経営環境にあって企業としての基礎体力を向上させるため、財務体質の強化を行ってまいりました。今後もキャッシュ・フローに重点をおいた経営に注力し、財務体質の強化に努めてまいります。
事業等のリスク6,356字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社企業グループの事業等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、当社はこれらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当連結会計年度末現在において、当社企業グループが判断したものであります。 (1) アパレルマシナリー事業について 当社企業グループのアパレルマシナリー事業における製品は、工業用ミシンのなかでも環縫いミシンと呼ばれるミシンに特化しており、ユーザーであるアパレル産業の景況ならびに消費者動向による影響によっては、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループは、社会のトレンド、各市場動向を常に注視し、事業本部内にて情報共有を行い、事業運営へ迅速に反映させることで、リスクの最小化を図っております。 アパレル製品の生産はグローバル化が進んでおり、海外生産品の品質、価格、納期などの変化ならびにアパレル産業の生産方針の変更により、当社製品もしくは技術がそのニーズを満たさない、あるいは市場から認められない場合には、当社企業グループの販売戦略及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループは、国内外の生産現場と密接に連携し、当社の技術・製品の高度化及び改良に努め、当該リスクの低減を図っております。 (2) オートモーティヴ事業について 当社企業グループのオートモーティヴ事業における製品は高い安全性を確保し、世界的なサプライチェーンの中で確固たる地位を築いておりますが、主要取引先の経営環境や財務状況に変化が生じた場合、受注量の減少や取引条件の変更等により、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社企業グループは中国、ベトナム及びメキシコに製造拠点を有しており、地政学的リスク、国際関係や通商政策の変化、政情不安等により、調達、生産、物流に支障が生じた場合、事業活動の停滞やコスト増加を通じて、当社企業グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループでは、特定顧客や特定地域への依存度を低減するため、既存取引先における品目拡大及び新規顧客の開拓を継続的に推進しております。また、価格競争の影響を受けにくい事業構造を構築するため、品質・工程・量産立上げ支援を含めた付加価値提案を強化し、価格以外の要素による競争力の向上に努めております。 さらに、長期的な取引関係の構築を目的として、主要取引先との継続的な情報交換を行い、需要動向や経営環境の変化を早期に把握する体制の整備を進めております。地政学的リスクや政情不安等の影響に備え、複数拠点による生産体制の構築や拠点間での生産補完・移管が可能な体制整備を進めております。 (3) 海外での事業活動について 当社企業グループの販売及び製造は、大半が海外に依存しております。特に、アパレルマシナリー事業の製品を使用する縫製産業は労働集約型産業の典型であることから、賃金水準の低い国・地域がその主要な生産地となっており、各国の縫製産業に対する政策の違い及び物流面の条件などにより、生産拠点が特定の国・地域に集中する傾向も見られます。 当社企業グループの取引先であるこれらの国・地域には、政治的、地政学的、経済的に不安定な国もあり、労働争議、テロ、戦争、内戦、通貨危機などによる為替取引の凍結、債務不履行、投資資産の接収、もしくは地震などの自然災害によっては海外拠点経営が困難になる可能性があります。 さらに、アパレルマシナリー事業における各国繊維製品の輸出入に関する規制の急激な強化もしくは緩和が実施されることにより、市場の需給関係が崩れ、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、移転価格税制を始めとする各国の規制・税制などの変更により予測できない事態が生じる可能性もあります。 当社企業グループでは、政治・経済動向等に関する情報収集及び分析を継続的に行うとともに、各国の拠点を含む独自のネットワークを通じて情報の把握に努め、必要に応じた対応を講じることで、これらのリスクの低減に努めております。 (4) 生産拠点の集中について 当社企業グループのアパレルマシナリー事業においては、製造拠点の中国集中によるリスク回避を目的として、ベトナムに製造子会社を設立したことにより、日本、中国及びベトナムの3カ国に製造拠点を分散し、製造拠点の集中リスクの緩和を図っております。 同様に、オートモーティヴ事業におきましても、中国以外の製造拠点としてベトナムに加え、世界的な自動車部品サプライチェーンを担う生産体制の継続及び強化を目的としてメキシコにも製造拠点を設立しており、現在では中国、ベトナム及びメキシコの3カ国に製造拠点を分散した体制を構築しております。一方で、両事業において中国及びベトナムは依然として重要な製造拠点であることから、当社企業グループでは独立行政法人日本貿易保険の海外投資保険に加入し、カントリーリスクの軽減を図っております。 しかしながら、各国における政治・経済情勢の変化、法規制や商習慣の相違、地震等の自然災害、電力事情の悪化及びその他予測不可能な事態が発生した場合には、生産活動に支障が生じ、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外拠点における従業員の確保や人材育成が計画どおりに進まなかった場合においても、同様に当社企業グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループでは、両事業において製造拠点の分散化を推進するとともに、各拠点における生産体制の相互補完を可能とする体制の構築に取り組んでおります。 具体的には、アパレルマシナリー事業では、日本、中国及びベトナムの各拠点間において、主要製品や重要工程の生産移管が可能となるよう、設備仕様や製造プロセスの標準化、技術情報の共有を進め、生産拠点の集中に伴うリスクの低減を図っております。 オートモーティヴ事業では、同一品質基準の確立を目指した生産体制の整備を進め、各拠点が相互に補完可能となるよう、情報共有の強化や生産・品質面においてグループ内での密な連携を図っております。これにより、特定の拠点において問題が発生した場合であっても、他拠点による代替供給が可能な体制の構築を進めております。 また、人材・組織リスクを低減するため、海外拠点における人材確保策の多様化、計画的な人材育成及び現地管理人材の育成を進めるとともに、本社と海外拠点との連携強化を通じて、安定的な事業運営体制の構築に努めております。 (5) 為替の影響等について 当社企業グループは、グローバルな事業展開をしており、取引通貨の多くは円以外の通貨となっております。各地域における売上高、費用、資産などの現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のため円換算しており、換算時の為替レートの変動が当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社は外貨建て取引について、為替変動に対処するためにインパクトローンによってリスクを軽減させる措置を講じる場合があります。 (6) 知的財産権について 当社企業グループは、製品開発の段階で発生した知的財産について特許や意匠、商標等の出願、権利化を積極的に行い、独自技術やブランドを保護し、他社製品との差別化を図っておりますが、製品の外観やブランド、あるいは独自技術を模倣した第三者の製品が市場に流通することによって、当社企業グループの市場競争力が低下し収益に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、出願が特許と認められないあるいは権利保護のために講じる手段が成功しなかった場合、第三者の類似品との競合状態が発生し、当社企業グループの事業活動や収益に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループでは、製品開発の段階で特許や意匠、商標等に関するクリアランス調査を実施し、第三者の知的財産権を侵害するリスクの低減を図っております。 (7) 製品の欠陥について 当社企業グループは、独自の品質管理基準に従って各種製品を製造しております。過去において製品の欠陥による重大な事故は発生しておりませんが、今後全ての製品について欠陥がなく、将来リコールが発生しないという保証はなく、当社企業グループの製品もしくはサービスに関連した欠陥及び問題に対して責任を負う可能性があります。製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を充分にカバーできるという保証はありません。 さらに、経済合理性のある条件で当社企業グループがこのような保険を契約期間満了後も更新できるとは限らず、大規模なリコールや製造物責任賠償に繋がるような製品の欠陥が生じた場合は、当社企業グループの財政状態及び経営成績のほか、ブランドイメージに影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループでは、製品の欠陥に起因するリスクを低減するため、品質マネジメント体制の強化に継続的に取り組んでおります。具体的には、設計・製造・出荷の各工程において品質管理基準に基づく管理を徹底するとともに、顧客からの苦情情報や市場品質情報の収集・分析結果を設計及び製造工程へ反映することにより、品質の向上を図っております。また、重大な品質問題が発生した場合には、速やかに社内関係部門及び経営層へ報告・共有を行い、原因究明及び是正措置を迅速に実施する体制を整備しております。 (8) 工業用ミシン製品の構成比の変化による収益力低下について アパレルマシナリー事業における工業用ミシン製品は、アパレルの生産地域の動向及びファッションの動向により、使用されるミシンの種類に変化が生じる場合があり、環縫いミシンへの需要に変化を及ぼす場合には、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループではファッショントレンドや生産方法に関する情報収集及び分析を行い、需要に対応した開発及び改良・改善を行うことでリスクの低減を図っております。 また、当社企業グループが製造している環縫いミシンにも多くの種類があり、製品ごとの単価ならびに収益率が異なるため、製品の販売構成比が変化した場合にも、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループでは、製品及び部品のコスト低減に努め、収益率の低い製品については生産の効率化及び在庫水準の適正化を図ることにより、当該リスクの発生に備えております。 (9) 競合等の影響について アパレルマシナリー事業におきましては、当社企業グループが製造及び販売する各製品の多くは、同業他社の類似製品と競合状態にあり、当社企業グループの製品の優位性が低下すれば、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、新興国メーカーの普及価格帯製品の価格下落が進み、価格競争に巻き込まれた場合、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 アパレルマシナリー事業では、影響を最小限とするため、製品、サービス、品質の3つの差別化を継続的に推進することにより、競合他社に対して優位性の維持・向上を図り、当該リスクの低減に取り組んでおります。 オートモーティヴ事業におきましては、自動車市場の動向や競合他社との競争状況の影響を受けております。近年、特に中国市場を中心に価格競争が激化しており、完成車メーカーによる販売価格引き下げの影響がTier1メーカーを通じて部品サプライヤーにも波及しております。このような状況において、当社企業グループにおいても販売価格の引き下げ要請が継続して行われており、販売単価の下落や原価率の上昇ならびに低コスト構造を有する競合他社との競争の激化により、受注量や売上高等、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、構造的な価格低下が続く状況にあり、特に中国及びベトナムにおいては、その影響が顕在化しております。 オートモーティヴ事業では、このような環境下においても、価格競争への対応に加え、顧客との関係強化や品質の維持・向上に取り組むことにより、競争力の維持・向上を図っております。併せて、自動化を中心とした原価率低減を推進し、コスト構造の基盤強化に努めております。また、特定顧客への依存を低減すべく、新規顧客の開拓にも積極的に取り組んでおります。 (10)金融市場の変動について 当社企業グループは、緩和的な金融環境を踏まえ主に変動金利調達を行っているため、市場金利の上昇が、有利子負債のうち変動金利部分の支払利息を増加させ、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 さらには、事業の拡大や技術革新を目指し、新たな投資などによる資金が必要となった場合、金融市場の大幅な変化などによっては、資金調達条件が悪化する可能性があり、また当社企業グループの年金資産に関しては、市場性のある証券の公正価値や利子率など、金融市場における変動が年金制度の積立不足金額や債務を増加させ、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループでは、中長期的な事業拡大及び企業価値の向上に向けた安定的な財務基盤を確保するとともに、機動的な資金調達体制を整備することを目的として、シンジケート方式によるコミットメントライン契約を締結するなど、資金調達手段の多様化を図ることで当該リスクの低減に努めております。 (11)税制等について 当社企業グループは、国内外において税制に関する様々な法規制の適用を受けており、各国の社会情勢の変化等により規制強化や新たな法的規制が適用される可能性があります。また、国内外における各国税務当局との見解の相違等により追徴課税が発生する可能性があり、当社企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社企業グループでは、各国の税法に準拠して適正な申告・納税を行い、移転価格税制を含む国際税務リスクに適切に対応することにより、当該リスクの低減に取り組んでおります。 (12)人材の確保について 当社企業グループは、売上及び製造ともに海外比率が高く、激しい競争のなかで事業を継続的に発展させるためには、高い専門性をもった世界で活躍できる技術者ならびにグローバルな経営戦略や組織運営に優れた人材を確保し、育成していく必要がありますが、近年は少子高齢化等による労働人口の減少によって、人材の確保及び育成が難航した場合、長期的には当社企業グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 当社企業グループは、新卒採用及びキャリア採用の双方に取り組み人材の育成及び定着支援を推進しております。また、各拠点における現地社員の積極的な幹部登用にも努めております。従業員一人ひとりの役割、能力及び成果をより適切に処遇へ反映し、働きがいの向上と人材の定着を図ることを目的として、働きがいを持って活躍できる環境の整備及び給与制度等の見直しを実施するなど、当該リスクの低減に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)5,742字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社企業グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、ロシア・ウクライナ紛争の長期化や中東情勢の不安定化を背景に、地政学的リスクが継続したほか、中国経済の低迷や米国関税措置の影響等もあり、先行き不透明な状況が続きました。こうしたなか、エネルギー価格や金融市場の変動を通じて、世界経済の成長に対する下振れリスクが意識される場面もありましたが、インフレ率の低下や実質所得の改善を背景に、主要国を中心に景気は総じて緩やかな回復基調を維持しました。 このような環境のもとで、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 イ.財政状態 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ14億27百万円減少し449億63百万円となりました。負債合計は、前連結会計年度末に比べ16億7百万円減少し111億46百万円となりました。純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1億79百万円増加し338億17百万円となりました。 ロ.経営成績 当連結会計年度の売上高は216億57百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益は9億46百万円(前年同期比39.8%減)、経常利益は11億4百万円(前年同期比29.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億23百万円(前年同期比66.5%減)となりました。 アパレルマシナリー事業 中国及びバングラデシュの主要市場では伸び悩みましたが、インドにおける堅調な売上に支えられ、中南米やエジプトなどの市場拡大が進んだ地域もあり、売上高は138億30百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益は11億86百万円(前年同期比16.1%減)となりました。 オートモーティヴ事業 米州市場を中心に新規顧客の獲得を進め、グループとして省人化や業務効率化など原価改善に取り組みましたが、中国の厳しい価格引下げ圧力や他のアジア市場における競争激化などの影響により、売上高は78億27百万円(前年同期比4.4%減)、セグメント利益は9億72百万円(前年同期比23.1%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は89億円となり、前連結会計年度末に比べ5億67百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と増減の要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、26億30百万円(前連結会計年度比7.7%増)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益8億30百万円、減価償却費12億22百万円、売上債権の減少額15億94百万円に対し、仕入債務の減少額12億31百万円などによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、3億10百万円(前連結会計年度比81.1%減)となりました。これは主として定期預金の預入による支出17億31百万円、有形固定資産の取得による支出4億77百万円に対し、定期預金の払戻による収入12億96百万円、投資有価証券の売却による収入6億26百万円などによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、19億98百万円(前連結会計年度比31.5%増)となりました。これは主として、自己株式の取得による支出8億23百万円、配当金の支払額4億46百万円、長期借入金の返済による支出4億25百万円、リース債務の返済による支出1億43百万円などによります。 ③生産、受注及び販売の状況 イ. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) アパレルマシナリー事業   6,119,483   △19.2 オートモーティヴ事業   5,951,773   △2.1 合計   12,071,256   △11.6 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 上記の金額は、製造原価によっております。 ロ. 受注実績 当社企業グループは、受注生産形態をとらないため、該当事項はありません。 ハ. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) アパレルマシナリー事業   13,830,689   △0.2 オートモーティヴ事業   7,827,178   △4.4 合計   21,657,868   △1.7 (注) 1 売上高は、外部顧客に対する売上高であります。 2 総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社企業グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、期末日における資産・負債の金額及び報告期間における収益・費用の金額に影響する見積り、判断及び仮定の設定を行っております。当社企業グループにおいて重要性の高い会計上の見積りとして棚卸資産の評価を認識しています。 なお、これらの会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 (資産の部) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて4億52百万円減少し、306億22百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が14億82百万円、商品及び製品が58百万円減少し、貸倒引当金が96百万円増加(流動資産は減少)した一方、現金及び預金が10億59百万円、仕掛品が1億35百万円増加したことなどによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて9億75百万円減少し、143億41百万円となりました。これは、有形固定資産が6億94百万円、投資その他の資産が2億70百万円減少したことなどによります。 この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて14億27百万円減少し、449億63百万円となりました。 (負債の部) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて7億80百万円減少し、69億94百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が11億47百万円、リース債務が68百万円それぞれ減少し、1年内返済予定の長期借入金が3億51百万円、その他が42百万円増加したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて8億27百万円減少し、41億52百万円となりました。これは、長期借入金が7億76百万円、リース債務が35百万円減少したことなどによります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて16億7百万円減少し、111億46百万円となりました。 (純資産の部) 純資産は、前連結会計年度末に比べて1億79百万円増加し、338億17百万円となりました。これは、為替換算調整勘定が8億38百万円、その他有価証券評価差額金が1億90百万円、退職給付に係る調整累計額が55百万円、非支配株主持分が41百万円それぞれ増加した一方、自己株式が8億23百万円増加(純資産は減少)し、利益剰余金が1億23百万円減少したことなどによります。 ロ.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は216億57百万円となり、前連結会計年度に比べ3億82百万円の減収となりました。アパレルマシナリー事業におきましては、インドにおける堅調な売上に支えられ、中南米やエジプトなどの市場拡大が進んだ地域もありましたが、中国及びバングラデシュの主要市場では伸び悩み、22百万円減少しました。オートモーティヴ事業におきましては、米州市場を中心に新規顧客の獲得を進めましたが、中国の厳しい価格引下げ圧力や他のアジア市場における競争激化などの影響により、3億60百万円減少しました。 (営業損益) 当連結会計年度における営業利益は9億46百万円となり、前連結会計年度と比べ6億26百万円の減益となりました。売上減少、原価率悪化、販売費及び一般管理費の増加などによるものであります。 (経常損益) 当連結会計年度における経常利益は11億4百万円となり、前連結会計年度と比べ4億51百万円の減益となりました。営業外収益が3億75百万円の一方、営業外費用が2億18百万円発生したことによるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は3億23百万円となり、前連結会計年度と比べ6億41百万円の減益となりました。経常損益が減少したことに加えて、オートモーティヴ事業における中国の自動車部品の製造及び販売を行う子会社におきまして2億73百万円の減損損失を計上したことが主な要因となります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 (アパレルマシナリー事業) アパレルマシナリー事業につきましては、バングラデシュで総選挙を控えた金融引締めにより取引環境が悪化し、中国では景気減速等を理由として設備投資を見合わせる動きがありましたが、インドの需要は堅調に推移し、中南米で低価格市場の開拓を目的とした価格競争力を有した戦略機器の投入を進め、北アフリカではエジプト市場の拡大にも取り組みました。 この結果、通期の売上高は前連結会計年度と比べ0.2%減、セグメント利益は前連結会計年度と比べ16.1%減となりました。 今後につきましては、縫製工場における熟練工の確保が難しくなるなか、自動化や省力化の性能を有するミシンへの需要が高まっており、当社ではデジタル制御ミシンの開発を進めております。加えて、より幅広い顧客課題に対応するため、主に低価格市場の開拓を目的とした価格競争力を有した戦略機種の市場投入を継続し、製品ラインナップの拡充も進めております。それにより、当社の対象顧客の拡大を図り、あらゆる顧客層から信頼されるブランドを目指します。 (オートモーティヴ事業) オートモーティヴ事業につきましては、通期を通じて中国における厳しい環境下でいわゆる「内巻」による価格引下げ圧力の影響や米国通商政策の動向など不透明な外部環境が続きましたが、米州市場で日系自動車部品メーカーを中心として販売が増加し、海外拠点への技術支援や品質安定化、業務効率化などの面で本社機能の強化も進めました。 この結果、通期の売上高は前連結会計年度と比べ4.4%減、セグメント利益は前連結会計年度と比べ23.1%減となりました。 今後につきましては、中国市場における価格下落圧力に加え、東南アジアで日系自動車メーカー市場シェア低下による当社主要顧客の需要減少や北米を中心とした通商政策動向の影響などにより、経営環境は不透明さを増しておりますが、世界3か国4拠点に展開する生産体制の強みを活かし、新規顧客及び新規部品の獲得を進めるとともに、安定供給体制の維持・強化を通じて、持続的な成長と事業拡大を目指してまいります。 ハ.資本の財源及び資金の流動性 当社企業グループにおける主な資金需要は、営業活動や生産活動に必要な運転資金、販売費、研究開発費などがあります。投資活動においては、新規設備投資や更新投資があります。必要な資金は主に営業活動によるキャッシュ・フローで得られる資金を充当し、必要に応じて金融機関からの借入金による調達を実施しております。引き続き、事業計画に基づく資金需要、金融市場の調達環境、既存借入金の返済時期などを考慮のうえ、株式市場や金融機関からの調達を適宜判断してまいります。 なお、当連結会計年度末において、複数の金融機関との間で合計55億30百万円の当座貸越契約を締結し、資金需要に備えております(借入未実行残高31億80百万円)。併せて、資金調達の機動性及び財務基盤の安定性向上を目的として、総額50億円のシンジケート方式コミットメントライン契約を締結いたしました。なお、本契約による借入を含め、当連結会計年度に新たな借入金の調達はありませんでした。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は89億円を有し、資金の流動性は十分に確保しているものと認識しております。 ニ.目標とする経営指標に関する分析 当社企業グループは2024年5月20日に2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を公表し、各目標達成に向けて尽力してまいりました しかしながら、外部環境の大きな変化を踏まえた最近の業績動向を背景にROEは3期連続で5%を下回り、PBRにおきましても1倍割れの状態が継続しています。 このような状況を考慮して、成長に向けた戦略の一部再考ならびに期待収益率改善に向けた事業の再構築に取り組み、持続的な事業価値・株主価値の創出を行い、ROE9%超とPBR1倍超の早期実現を目指します。 そのなかで、当連結会計年度(2025年度)は、売上高216億57百万円、営業利益9億46百万円、売上高営業利益率4.4%、ROE1.0%となりました。

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開示資料

出典

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