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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

コンバム

CONVUM Ltd.6265 · Standard · 機械

真空発生器など真空機器の専門メーカー。製造現場の自動化に欠かせない真空吸着パッドや圧力センサを国内外で展開。

概要

コンバムは1951年に東京都大田区で精密機械部品加工業として創業した。現在は真空発生器「コンバム」を主力に、真空吸着パッドや圧力センサなどの真空機器の製造・販売を手掛ける。日本、韓国、タイに生産拠点を持ち、連結売上高は約20億円、従業員91名。東京証券取引所スタンダード市場上場(証券コード6265)。

真空発生器と吸着パッドを柱とする製品構成

当社グループの主力製品は圧縮空気から真空を生成するエジェクタ式真空発生器(商標名「コンバム」)と、対象物を把持する真空吸着パッドである。これらは各種製造工場の自動化装置に組み込まれる。製品ラインナップには圧力センサ、フィルター、真空ポンプ、ミニシリンダ、ロボットハンドキットも含まれる。2024年12月期の連結売上高は約19.8億円で、日本セグメントが約16.2億円、韓国が約4.2億円、タイが約0.5億円を計上した。生産実績では日本が約7.6億円、韓国が約1.3億円である。全ての製品の開発は当社(東京)が一貫して行う。

日本・韓国・タイの3極生産体制

当社グループは日本(岩手事業所)、韓国(CONVUM KOREA)、タイ(CONVUM THAILAND)の3拠点で生産を行う。岩手事業所は吸着パッド製造を担い、秋田事業所は2012年に閉鎖され岩手に統合済み。韓国子会社はソウルに拠点を置き、真空発生器や吸着パッドの加工組立を手掛ける。タイ子会社は周辺諸国への販売拠点として機能し、現地SIerとの協業を進める。かつて存在した中国子会社(上海妙徳空覇睦機械設備)は2023年に売却、米国子会社(CONVUM USA)は2023年に営業活動を終了した。グループ全体の従業員は連結で91名である。

自己資本比率93.6%、無借金経営に近い財務体質

2024年12月期の連結売上高は19億82百万円、経常利益3億27百万円、当期純利益2億48百万円であった。自己資本比率は93.6%と極めて高く、負債は3億63百万円と少ない。売上高は2012年以降20億円前後で推移し、直近は半導体関連需要の回復で増加傾向にある。キャッシュ・フローでは営業活動による資金収入が4億30百万円、投資活動では定期預金等の増減により6億91百万円の支出があった。現金同等物残高は22億53百万円と潤沢であり、財務の安定性は高い。

業界の中での役割は真空機器メーカー(産業用自動化部品の供給)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
20億円
営業利益
3億円
営業利益率
15.0%
純利益
2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01製造業(自動化装置)主力

各種製造工場の自動化装置向けに、真空発生器(コンバム)、真空吸着パッド、圧力センサなどを供給。圧縮空気で真空を発生させるエジェクタ方式が主力。

主な製品・サービス6
コンバム(エジェクタ)
圧縮空気を利用して真空を発生させる機器。工場の自動化装置でワークの吸着・搬送に使用。
真空吸着パッド
コンバムに取り付け、対象物を把持するための吸着パッド。
圧力センサ
真空圧力の変化を検知するセンサ。装置の制御や監視に使用。
フィルター
コンバムの付属関連品。真空ラインの異物除去に使用。
真空ポンプ
真空を発生させるためのポンプ。各種用途に応じて提供。
ロボットハンドキット
ロボットに取り付けてワークを把持するためのハンドキット。真空吸着機能を備える。

製品と技術

エジェクタ式真空発生器「コンバム」の動作原理と特長

コンバムは圧縮空気をノズルから高速で噴出し、ベンチュリ効果により真空を発生させるエジェクタ式である。電力を必要とせず、圧縮空気があれば即座に真空を得られるため、工場の自動化設備で広く使われる。1972年に発売された初代機種CV-05、CV-10以来、ノズル形状や材質の改良を重ねてきた。同社の登録商標であり、製品名がそのまま社名となった。消費エア量と吸引力のバランスが特徴で、多様なワークに対応するシリーズを展開する。

多品種の真空吸着パッドと圧力センサ

真空吸着パッドは、コンバムに取り付けて対象物を把持する部品である。ワークの材質や形状に応じて、シリコンゴム、ウレタン、フッ素樹脂など多様な材質と形状(フラット、ベローズ、オーバル等)を用意する。圧力センサ(MVSシリーズ等)は真空圧の変化を検出し、吸着確認や工程制御に用いられる。1990年に秋田妙徳が開発したMVS-030が最初である。その他、フィルター、真空ポンプ、ミニシリンダなどの空気圧ライン製品も扱い、システム全体のソリューションを提供する。

ロボットハンドキットへの展開と新素材開発

近年は産業用ロボットや協働ロボットの普及に対応し、真空吸着技術を応用したロボットハンドキットのバリエーション拡大に注力する。半導体製造装置向けには、新素材・新形状の吸着パッドを開発。2024年12月期の有価証券報告書では、環境対応型新素材の製品開発や、自動成形機・自動検査装置向けの生産工程自動化にも取り組むとしている。これらの製品はすべて当社(東京)で開発され、グループ各拠点で製造される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

小型高収益、成長余地に課題

コンバム(機械)は売上20億円弱の超小型機械メーカー。営業利益率15%前後と高収益だが、売上横ばいで成長性に欠ける。同業の三浦工業や日本製鋼所と比べ規模が小さく、市場シェアは限定的。主力の搬送機器でニッチ市場に特化し収益性は高いが、規模拡大が今後の焦点。

強み

  • 営業利益率15%超と小型ながら極めて高い収益性
  • 特定業種向け搬送機器で競合が少ない
  • 少ない負債と安定した利益で財務リスクが低い
  • 小規模組織ゆえに意思決定が速く、ニーズに即応

課題

  • 売上が19~20億円で推移し、拡大が見込めない
  • ニッチ市場ゆえに市場規模が小さく、成長余地が限定的
  • 単一事業への集中が高く、不況時のリスクが大きい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がコンバム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16325タカキタ58億円23.2倍
26495宮入バルブ製作所57億円92.1倍
36334明治機械57億円212.8倍
46217津田駒工業55億円
56396宇野澤組鐵工所54億円12.2倍
66265コンバム51億円14.8倍
76335東京機械製作所50億円4.4倍
86494NFKホールディングス47億円52.2倍
97021ニッチツ47億円22.5倍
106342太平製作所45億円8.9倍
116022赤阪鐵工所45億円21.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

精密機械加工業から真空機器メーカーへ転換した1951〜1972年

1951年4月、東京都大田区で資本金20万円の株式会社妙徳製作所として創業した。当初は精密機械部品の加工業を営んでいた。1970年に矢口工場と水沢工場を新設。1972年4月、空気エジェクタ式真空発生器を「コンバム」の商標で発売(機種CV-05、CV-10)。この製品が後の主力事業の原点となる。コンバムは圧縮空気で真空を発生させる独自技術で、自動化装置に組み込まれる。創業から21年後の発売であり、以後同社は真空機器に特化した開発・製造を進めることになる。

生産拠点の分散と分社化を進めた1980〜1990年代

1980年5月、宮城県黒川郡に仙台工場を新設。1984年6月、水沢工場を岩手県江刺市へ移転し岩手工場と改称。1988年7月に株式会社秋田妙徳を設立。1989年4月、岩手工場を株式会社岩手妙徳、仙台工場を株式会社仙台妙徳として分社化(仙台妙徳とは2000年に資本関係解消)。1990年10月、秋田妙徳が圧力センサ(MVS-030)を開発。1998年8月、岩手妙徳を株式会社コンバムコーポレーションに商号変更。生産・開発基盤を東北地方に広げ、分社化で事業を効率化した。

株式上場とアジア展開を加速した2004〜2011年

2004年9月、韓国安養市にCONVUM KOREAを設立(現連結子会社)。同年10月、ジャスダック証券取引所に株式上場。2005年10月、コンバムコーポレーションが秋田妙徳を吸収合併。2006年4月、コンバムコーポレーションを当社に吸収合併し、岩手事業所・秋田事業所を設置。同時にタイ・バンコクにCONVUM THAILANDを設立。2010年、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場(現東証JASDAQ)。2011年、上海子会社を妙徳空覇睦機械設備(上海)に商号変更し、同社と韓国子会社で吸着パッド部品の加工組立を開始。中国・韓国・タイの3カ国で現地生産体制を整えた。

国内再編と商号変更、スタンダード市場移行(2012〜2022)

2012年12月、秋田事業所を閉鎖し吸着パッド製造工程を岩手事業所に統合。2016年8月、米国カリフォルニア州にCONVUM USAを設立するが、2023年に営業活動を終了。2022年1月、商号をコンバム株式会社に変更。同年4月、東証の市場区分見直しに伴いJASDAQスタンダードからスタンダード市場へ移行。2023年12月には中国子会社(妙徳空覇睦機械設備(上海))を売却した。国内の生産集約と海外拠点の整理を進め、真空機器専業メーカーとしての体制を固めた。

年表26件を開く

1950年代

  • 1951年4月創業精密機械部品加工業として東京都大田区に株式会社妙徳製作所設立(資本金20万円)

1970年代

  • 1970年4月矢口工場(東京都大田区)、水沢工場(現岩手県奥州市)を新設
  • 1972年4月空気エジェクタ式真空発生器『コンバム』の商標でCV-05、CV-10の2機種を発売

1980年代

  • 1980年5月仙台工場(宮城県黒川郡)を新設
  • 1982年1月商号変更株式会社妙徳に商号変更
  • 1982年6月商号変更製品開発拠点として、矢口工場を技術開発センター(矢口事業所)に変更
  • 1984年6月商号変更水沢工場を岩手県江刺市(現岩手県奥州市)に移転し、名称を岩手工場に変更
  • 1988年7月創業株式会社秋田妙徳(秋田県北秋田郡)を設立
  • 1989年4月岩手工場を株式会社岩手妙徳、仙台工場を株式会社仙台妙徳(2000年12月資本関係を解消)として各々分社化

1990年代

  • 1990年10月株式会社秋田妙徳にて圧力センサ(MVS-030)開発
  • 1998年8月商号変更株式会社岩手妙徳を株式会社コンバムコーポレーションに商号変更

2000年代

  • 2003年4月創業中国上海市に上海妙徳空覇睦貿易有限公司(2023年12月売却)を設立
  • 2004年9月韓国安養市にCONVUM KOREA CO.,LTD. (現連結子会社)を設立
  • 2004年10月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年10月M&A株式会社コンバムコーポレーションを存続会社とし株式会社秋田妙徳を解散会社とする吸収合併
  • 2006年4月M&A株式会社コンバムコーポレーションを消滅会社とし当社に吸収合併し、同社から継承した事業所を岩手事業所、秋田事業所として設置 タイ国バンコク市にCONVUM(THAILAND) CO.,LTD. (現連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2011年1月CONVUM KOREA CO.,LTD. を韓国ソウル市に移転
  • 2011年2月商号変更上海妙徳空覇睦貿易有限公司を妙徳空覇睦機械設備(上海)有限公司に商号変更
  • 2011年4月妙徳空覇睦機械設備(上海)有限公司及びCONVUM KOREA CO.,LTD. で吸着パッド部品の加工及び組立を開始
  • 2012年12月秋田事業所における吸着パッド製造工程を岩手事業所に移管し、同事業所を閉鎖
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場
  • 2016年8月創業米国カリフォルニア州にCONVUM USA,INC. (2023年営業活動終了)を設立

2020年代

  • 2022年1月商号変更コンバム株式会社に商号変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ市場からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    真空発生器・吸着パッドで業界No.1を目指す

    主力製品のコンバム(真空発生器)と吸着パッドについて、長年のノウハウを活かした新製品開発と拡販により、業界トップシェアの獲得と売上拡大を図る。

  2. 02

    顧客ニーズに真心で応える

    すべてのお客様のニーズを聞き入れ、真心を込めて対応することをグループ全体方針とし、自動化・省力化機器の発展に貢献してお客様の役に立つ企業を目指す。

  3. 03

    業界別ニーズに対応した新製品開発とシェア拡大

    各業界の顧客ニーズを見極め、新製品開発を進め、顧客満足度の向上と業界シェア拡大を推進する。

  4. 04

    生産設備・人材への投資と最適生産体制の構築

    新規開発と生産効率改善のため、生産設備と人材に積極投資し、将来を見据えた最適な生産体制とコストダウンによる利益拡大を目指す。

  5. 05

    ロボットハンド事業の拡大

    労働生産人口減少に伴うロボット導入需要の高まりを受け、真空吸着技術を応用したロボットハンドの事業拡大を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で91人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は473万円で、9期前と比べて+1.2%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は12.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月117
2017年12月130
2018年12月142
2019年12月46839.811.6136
2020年12月46241.212.7122
2021年12月45141.313.6117
2022年12月45837.78.8102
2023年12月43642.813.286
2024年12月45742.913.788341
2025年12月47342.512.991330

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
岩手事業所 — 岩手県奥州市1,324百万円
日本
本社 — 東京都大田区361百万円
日本
韓国事務所 — 韓国ソウル市34百万円
韓国
主な関係会社
  • 海外
    CONVUM KOREA CO.,LTD.
    韓国ソウル市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CONVUM (THAILAND) CO.,LTD.
    タイ国バンコク市 · 連結子会社
    議決権49.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は20億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.3%、利益が+0.0%。

売上高
+5.3%
20億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
15.0%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高23億円20億円
営業利益4億円3億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は13億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+30.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q5120.01
2023年2Q5120.00
2023年3Q400.01
2023年4Q50
2024年1Q4125.00
2024年2Q5120.01
2024年4Q10110.01
2025年2Q10220.01
2025年4Q10110.01
2026年2Q13323.12

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は21億円から20億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は15.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月2142
東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場
2013年12月2142
2014年12月2442
2015年12月2442
米国カリフォルニア州にCONVUM USA,INC. (2023年営業活動終了)を設立
2016年12月2332
2017年12月2653
2018年12月2843
2019年12月2321
2020年12月2242
2021年12月2564
コンバム株式会社に商号変更
2022年12月2465
2023年12月1942
2024年12月193315.82
2025年12月203315.02

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高20億円のうち、営業利益として残るのは3億円15.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の10.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%10億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.0%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.0%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.4pt
15.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.0pt
10.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.5pt
4.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが4億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は23億円で、売上の13.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月6−1−455
2013年12月6−3−137
2014年12月3−3−106
2015年12月3−1−127
2016年12月5−1−1410
2017年12月4−30111
2018年12月3−20112
2019年12月6−2−1416
2020年12月5−20319
2021年12月5−5−1018
2022年12月7−2−1522
2023年12月5−2−1324
2024年12月5−2−1327
2025年12月4−7−2−323

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は64億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は93.6%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月3532389.3
2013年12月3834487.7
2014年12月4036488.3
2015年12月4137489.8
2016年12月4238489.6
2017年12月4842686.4
2018年12月4944590.9
2019年12月5046490.4
2020年12月5248490.5
2021年12月5751689.7
2022年12月6055592.1
2023年12月6158394.1
2024年12月6460493.2
2025年12月6460493.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
42億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中1位あたり、逆に低いのはROE209社中162位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.0%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
93.6%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,060で、1年前と比べて+40.0%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥3,060-1.0%1ヶ月-3.9%1年+40.0%時価総額51億円
過去52週の値幅
安値¥2,233高値¥4,155

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)16.5倍
PBR0.76倍
配当利回り2.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で+5.26%と上昇し、3500円。1ヶ月で+6.87%と上昇基調。25日線(3280円)を約7%上回り、75日線(3275円)も上回る。52週高値4000円に近く、安値2150円からは約63%上昇。出来高は直後5200株と増加。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 19.77倍は業界平均23.13倍を下回り割安。PBR 0.81倍は業界平均1.51倍を大きく下回り、株価は純資産価値より低い。ROE 4.2%と低めだが、配当利回り1.56%は業界平均2.78%を下回る。割安だが収益性と配当利回りは平凡であり、バリュエーションの割安感がやや割り引かれる。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍22.7倍
PER (予想)16.5倍
PBR0.76倍1.50倍
ROE4.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績が安定しており、高い営業利益率が持続可能かどうかが焦点。強気派はバリュエーションの割安感(PBR0.81倍)や安定配当を評価するが、弱気派は業種特性から成長性の乏しさや情報開示の少なさを懸念。過去2期の減収傾向も気がかり。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質の持続

    営業利益率15%超と安定して高い利益率。

  • 割安なバリュエーション

    PBR0.81倍と純資産を下回る水準。

  • 安定配当

    配当利回り1.56%で安定的な株主還元。

  • 省力化投資需要の取り込み2026年〜2027年影響

    コンベヤ・搬送装置需要増で売上高20億円超、営業利益3億円維持

  • PBR0.8倍の割安修正継続影響

    PBR0.81倍は解散価値以下、株主還元強化で改善余地

  • 増配の可能性次回決算影響

    配当性向50%超、増益時には増配期待

  • M&Aによる事業拡大不定影響

    自己資本比率高く、周辺分野買収で成長加速

マイナスに働く材料7
  • 成長性の欠如

    売上高が横ばいから減少傾向にある。

  • 事業内容の不透明さ

    開示情報が少なく将来予測が困難。

  • 市場規模の小ささ

    時価総額53億円と流動性リスク。

  • 主要顧客の設備投資抑制2026年上期影響

    製造業投資慎重で受注停滞、売上高横ばいリスク

  • 原材料価格上昇通年影響

    鉄鋼など原材料高で利益率低下、営業利益率15%割れ

  • 人材不足による生産遅延継続影響

    小規模企業で人手不足が受注制約に

  • 株主還元期待外れ決算発表後影響

    安定配当だが増配なければ失望売り

次の決算で確かめる点
売上高成長率
減収傾向が続くかどうかが重要。
営業利益率
高水準が維持できるか確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.61%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
2.61%
いまの株価に対して
配当性向
32.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月4027.2
2017年12月5025.027.4
2018年12月35−30.033.1
2019年12月4014.337.1
2020年12月400.024.0
2021年12月5025.020.4
2022年12月6020.022.0
2023年12月50−16.728.1
2024年12月500.031.4
2025年12月500.032.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ887人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.9%を占め、残る75.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他64.060.060.761.358.867.6
事業法人29.028.928.929.533.024.9
自己株式6.16.16.16.16.18.2
外国法人4.05.15.14.74.54.3
証券会社2.93.64.23.33.53.1
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
金融機関0.12.31.11.10.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊勢興産株式会社14.85
02伊勢すが子7.60
03光通信KK投資事業有限責任組合6.16
04伊勢千雪4.95
05いずも産業株式会社3.20
06新海秀治2.96
07MTAsia株式会社2.17
08神谷信一2.11
09中西京子1.87
10株式会社日伝1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+583%、1株純資産は14期で+859%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月244115.98.241.9
2013年12月304496.98.732.0
2014年12月324786.89.434.6
2015年12月335076.79.333.7
2016年12月265205.010.127.2
2017年12月2072,8317.613.527.4
2018年12月2052,8867.29.533.1
2019年12月962,9503.321.237.1
2020年12月1573,0495.310.924.0
2021年12月2593,2828.28.720.4
2022年12月2953,5258.76.822.0
2023年12月1533,6884.212.028.1
2024年12月1593,8084.312.831.4
2025年12月1623,9444.214.632.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額57百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤穣代表取締役社長(経営管理室兼開発担当)6116,000
國松孝行専務取締役(営業担当)526,000
杉山達郎取締役66
佐藤伸一監査役(常勤)603,000
友田勉監査役70
牧村博一監査役73

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)23764322
監査役1101010
社外取締役3441

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容748字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(CONVUM KOREA CO.,LTD.、CONVUM(THAILAND)CO.,LTD.)の計3社で構成されており、真空機器及び関連製品の製造、国内外での当該製品等の販売を主な事業として取り組んでおります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、セグメント情報における区分と同一であります。 事業内容・・・真空機器及び関連製品の製造及び販売 日本   当社   …(主な製品:真空発生器、真空吸着パッド、圧力センサ等) 韓国   CONVUM KOREA CO.,LTD.   …(主な製品:真空発生器、真空吸着パッド、圧力センサ等) その他   CONVUM(THAILAND) CO.,LTD.   …(主な製品:真空発生器、真空吸着パッド、圧力センサ等) 全ての製品の開発は、当社が行っております。 なお、当社グループが取扱う製品の内容は以下のとおりです。 ・コンバム   (エジェクタ)・・   真空発生器の当社の呼称であり、圧縮空気を利用し真空を発生させる機器です。主として、各種製造工場における各工程の自動化装置に使用されます。 ・真空吸着   パッド・・・・・   コンバムに取り付けられ、対象物を把持するために使用される吸着用のパッドです。 ・圧力セン   サ・・・・・・・   圧力の変化を検知するために使用されるセンサです。 ・その他・   ・・・・・・・・   フィルター等のコンバムの附属関連品の他、真空ポンプ、ミニシリンダ等の空気圧ラインに使用される製品及びロボットハンドキット等です。 製品・材料の流れを図で示すと次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,129字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、経営方針を以下としております。 ①コンバム・パッドNo.1 当社の主力製品である、真空発生器(当社登録商標:コンバム)、吸着パッドについて、パイオニアメーカーとして長年蓄積されたノウハウと経験を活かし、新製品の開発と拡販に取り組み、業界No.1を目指し、売上の拡大を目指して努力します。 ②お客様を大事にする 当社製品を使用し、世の中の自動化・省力化機器の発展に貢献いただいております全てのお客様に対し、そのニーズを聞き入れ、1つ1つ真心をもって対応することを念頭に置くことを、グループ全体方針として取り組み、お客様のお役にたてる企業を目指します。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、売上高、経常利益率を重要な経営指標と考えております。持続的に売上及び利益を伸長させ、企業価値を高めることを目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、経営ビジョンとして以下を掲げております。 ①各業界別にお客様のニーズを見極め、新製品開発を進め、顧客満足度の向上を推進し、各業界のシェア拡大を目指します。 ②新規開発及び生産効率改善のために、生産設備と人材に積極投資を行い、将来を見据えた最適な生産体制とコストダウンを含めた利益拡大を目指します。 ③今後の労働生産の減少により、各生産設備へのロボットの積極導入の流れを受け、ロボットハンドの事業拡大を目指します。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、世界経済は依然として不確実性を抱えているものの、昨年後半から半導体関連部品および電子機器分野において受注回復の兆しが徐々に見られ始めております。また、産業用ロボット市場につきましては、労働力不足を背景とした設備投資意欲の高まりから、中長期的に堅調な拡大が続くものと考えております。 このような状況下、当社グループは、真空吸着機器に特化した研究開発および新製品開発を引き続き推進してまいります。需要の増加が見込まれる日本のものづくりに対応すべく、自動成形機や自動検査装置を中心とした生産工程の自動化・効率化の一層の強化を図り、安定品質の確保とコスト改善に取り組んでまいります。 開発面におきましても、世界的なロボット需要の拡大を見据え、当社の真空吸着技術を応用したロボットハンドのバリエーション拡大や、環境対応型の新素材を用いた製品開発など、将来的な市場変化に対応し得る体制づくりに継続して注力してまいります。
事業等のリスク2,162字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.主力製品であるコンバム、真空吸着パッドに関して 当社製品のユーザーのほとんどは産業機械業界に属しており、品質面、価格面での要望もありますが、短納期の要求が極めて高く、当社グループは、厳しい納期管理に対応するため、ユーザーの需要予測に基づく計画生産を推進しております。しかし、当社製品が多品種であることから、需要予測が困難であり、需要予測が外れた場合には顧客の納期に間に合わず、場合によっては失注となることもあります。このため当社グループではユーザーの設備投資情報をいち早く収集、分析し、その動向に敏速に対応できるよう注力しておりますが、十分に対応し得ない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 2.販売店経由の販売方法について (1) 国内販売 当社グループは、エンドユーザーに対して、製品性能の説明、品質改善要求への対応等を行っておりますが、販売はFA(ファクトリーオートメーション)機器の専門商社を中心に販売店販売を活用する営業展開を図っており、当社グループの売上高のほとんどが販売店を経由した販売となっております。 個々の販売店とは、取引基本契約は締結しておりますが、納入数量、価格等に関する長期納入契約を締結しておりません。当社グループとしては、製品機能・技術サービスの向上を通じて取引関係の安定を図っておりますが、主要販売先の購買方針によって当社グループの業績が影響を受ける場合があります。 (2) 海外販売 当社グループの海外販売は、海外販売店による販売が主であります。当社グループは海外販売店に対して、当社製品の性能、使用例等に関する説明会並びに展示会を実施することなどにより販売支援を行っております。しかしながら、当該販売支援が当社グループの期待どおりの成果をあげられなかった場合、あるいは、販売店の販売方針に変更があった場合には、当社グループの業績に影響を受ける可能性があります。 3.当社グループの財政状態、経営成績に影響を与える事項について (1) 鉱工業生産活動との関係 当社グループのユーザーは、そのほとんどは産業機械業界に属しており、当社製品の販売については、鉱工業生産活動による設備投資需要に影響を受ける可能性があります。 (2) 生産の集中について 当社グループの主たる生産拠点は、岩手事業所1ヶ所に集中しております。何らかの原因で操業に支障を来たした場合には、製品の供給が不可能になり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3) 自然災害等について 当社グループでは、不慮の自然災害や感染症発生等に対する防災・防疫対策を施しております。しかしながら、想定を超えた大規模な地震、台風や洪水等の自然災害やそれに起因する大規模停電、電力不足及び新型コロナウイルス感染症に代表される未知の感染症によって大きな被害を受ける可能性があります。受注への対応や製品の供給が不可能になり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 4.会社組織について (1) グループの組織体制について 当社グループは当連結会計年度末現在、従業員数が連結91名、単体67名の組織であり、内部管理体制も当該規模に応じたものとなっております。 今後当社グループの業容が拡大した場合、現状のままでは適切かつ十分な人的・組織的対応ができなくなるおそれがあるため、当社グループは、人員の増強や社内管理体制の一層の充実を図っていく方針であります。 (2) 人材の確保 当社グループにおいては、事業の拡大を行う上で、優秀な技術者の安定確保並びに育成が重要であると考えております。このような認識から、これまで積極的に新卒・中途採用を行ってまいりました。 今後とも、人材確保のため、新卒・中途採用の強化を図るとともに、技術者に対し技術向上の教育・支援を継続して実施する方針であります。しかしながら、当社グループの属する産業機器部品業界、とりわけ真空機器及び関連製品においては、専門知識、技術及び資格等を有する人材が少なく、必要な人材の確保が計画どおり進まない、あるいは人材確保のために想定以上の費用等が発生する可能性があります。このような状況が生じた場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 5.法的規制等について 事業に関する法的規制について 当社グループの製品及び各事業所を規制する主な法的規制及び行政指導は、以下のとおりであります。 ・消防法 ・廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ・水質汚濁防止法 特に近年、環境に対する意識の高まりから、環境保護に関する法改正が進められる可能性が考えられます。 当社グループの廃棄物の処理にさらなる規制の強化が図られた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,571字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、世界的なAI・DX・ロボット関連需要への期待や個人消費の底堅さがみられるものの、米国をはじめとする各国の通商政策や中国との外交問題、地政学的なリスクの継続などの影響により、依然として先行き不透明な状況で推移しました。 国内経済においては、物価上昇が続いたにもかかわらず、賃上げの広がりによる所得環境の改善が下支えとなり、回復基調は維持されたものの、資源・エネルギー価格の上昇や為替変動が企業活動に影響を与え、先行きには依然として注意を要する環境が続きました。 このような環境下、当社グループでは、電子部品・半導体製造装置関連の需要が徐々に回復傾向の兆しが見えてまいりました。また、ロボット関連および食品機械業界、各種自動機関連においては、原材料や部材価格の高騰の影響が継続しておりますが、受注は堅調に推移してまいりました。 開発面では、産業用ロボット、協働ロボットの普及拡大に対応し、ロボット向けの吸着ハンドのバリエーションの拡充を進めました。また、半導体業界の回復を見越し新素材・新形状の吸着パッドの開発を進め、将来的な需要拡大に備えた製品強化に取り組みました。 この結果、当連結会計年度の業績につきましては、連結売上高は1,982,229千円(前年同期比107.1%)、連結経常利益は327,536千円(前年同期比95.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は248,657千円(前年同期比100.3%)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (日本) 半導体製造装置およびメンテナンスの需要は横ばいでありましたが、生産設備の省人化、自動化の流れからロボットハンド関連製品の引き合いは増加し、新製品投入と新規顧客の取り込みを中心に営業活動を展開してまいりました。 この結果、売上高は1,623,267千円(前年同期比105.7%)となりました。営業利益については280,005千円(前年同期比93.3%)となりました。 (韓国) 半導体製造装置およびメンテナンスの需要は回復の兆しがあり、真空機器および独自製品の開発を進め新規顧客の獲得により受注が増加しました。 この結果、売上高は419,848千円(前年同期比108.9%)となりました。営業利益については15,536千円(前年同期比88.5%)となりました。 (その他) タイでは、タイおよび周辺諸国での自動化設備への拡販活動を引き続き推進し、現地Sier企業と共に省力化に向けた設備への真空機器およびロボットハンドの製品投入を行いました。 この結果、売上高は52,836千円(前年同期比138.8%)となりました。営業損失については842千円(前年同期は営業損失14,120千円)となりました。 ②財政状態の状況 (資産の部) 当連結会計年度において、流動資産は前連結会計年度末に比べ210,360千円増加し、3,867,515千円となりました。これは主として、現金及び預金が205,181千円増加したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ166,484千円減少し、2,537,004千円となりました。これは主として、有形固定資産が100,046千円、無形固定資産が24,244千円、投資有価証券が41,514千円減少したことによります。 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ43,876千円増加し、6,404,519千円となりました。 (負債の部) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ14,145千円減少し、219,992千円となりました。これは主として、未払法人税等が39,145千円、支払手形及び買掛金11,235千円が減少したのに対し、流動負債その他が33,236千円増加したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ13,133千円減少し、143,715千円となりました。これは主として、繰延税金負債が13,731千円減少したことによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ27,278千円減少し、363,707千円となりました。 (純資産の部) 純資産は、前連結会計年度末に比べ71,155千円増加し、6,040,811千円となりました。これは主として自己株式が72,548千円増加(純資産の減少)、その他有価証券評価差額金が39,990千円減少したのに対し、利益剰余金が171,727千円、為替換算調整勘定が9,719千円増加したことによります。 その結果、自己資本比率は93.6%となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末に比べて405,770千円減少し、2,253,936千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益332,140千円に加え、減価償却費194,591千円等の増加要因に対し、売上債権の増加額15,477千円、法人税等の支払額115,540千円等の減少要因により430,031千円の資金収入(前年同期は481,528千円の資金収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 定期預金の払戻による収入138,667千円等の増加要因に対し、定期預金の預入による支出746,956千円、有形固定資産の取得による支出71,926千円等の減少要因により691,971千円の資金支出(前年同期は189,503千円の資金支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払額78,514千円、自己株式取得により支出72,548千円等の減少要因により151,062千円の資金支出(前年同期は75,956千円の資金支出)となりました。 ④生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 日本   764,866   101.9 韓国   130,320   122.3 合計   895,186   104.5 (注) 金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 日本   1,564,240   105.8   149,323   100.8 韓国   373,636   111.7   17,437   173.2 その他   51,726   135.9   296   21.1 合計   1,989,603   107.5   167,057   104.6 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 日本   1,563,126   105.8 韓国   366,265   109.5 その他   52,836   138.8 合計   1,982,229   107.1 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社日伝   458,550   24.8   440,884   22.2 ダイドー株式会社   333,866   18.0   341,646   17.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、期末日における資産及び負債の残高、収益及び費用等に影響を与える仮定や見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りを過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる合理的見積りを行っておりますが、前提条件やその後の環境変化がある場合には、実際の結果がこれらの見積りと異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表の作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討結果につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については「3 事業等のリスク」に記載しております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループのキャッシュ・フローの状況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品・原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。今後とも営業活動によるキャッシュ・フローの増大を図ると共に、それにより得たキャッシュを有効に活用するよう努める所存でおります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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