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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

NFKホールディングス

NFK HOLDINGS CO.,LTD.6494 · Standard · 機械

工業炉用バーナーと燃焼システムで省エネ・環境対策を支えるエンジニアリング企業。さらに半導体検査装置向け電子基板やシステム開発にも展開。

概要

株式会社NFKホールディングスは、純粋持株会社としてグループ全体の経営戦略を統括する。中核子会社の日本ファーネス株式会社が工業炉・バーナ・燃焼機器の設計・製造・販売を手がけ、2025年8月には株式会社キャストリコを連結子会社化し、エレクトロニクス事業を新たな収益の柱に加えた。従業員207名、本社は東京都港区南青山。東証スタンダード上場(証券コード6494)。

純粋持株会社体制と二つの事業セグメント

2006年10月、グループ会社を再編し商号を株式会社NFKホールディングスに変更。以来、純粋持株会社として経営戦略の立案と子会社への指導に専念する。連結子会社は工業炉燃焼装置関連事業を担う日本ファーネス株式会社(旧・日本ファーネス工業)と、エレクトロニクス事業を担う株式会社キャストリコ(2025年8月に子会社化)の2社。持分法適用関連会社に株式会社ウェブがある。報告セグメントは「工業炉燃焼装置関連事業」「エレクトロニクス事業」「その他(不動産賃貸・経営指導料等)」の3区分で構成される。

工業炉燃焼装置事業の製品群とストック型収益への注力

日本ファーネス株式会社が担う同事業は、環境装置石油化学部門、工業炉部門、ボイラ用機器部門、工業炉用機器部門、産業機械用機器部門、メンテナンスサービス部門、部品部門、HRS部門に分かれる。主要製品は産業廃棄物焼却装置、各種熱処理炉、低NOxバーナ、蓄熱型ラジアントチューブバーナなど。大型案件の受注変動に左右されやすい収益構造を改善するため、保守・点検サービスや交換部品販売といったストック型収益の拡大を中長期的な経営課題として掲げている。2025年3月期の同事業売上高は18億8千7百万円。

エレクトロニクス事業の新規参入と成長戦略

2025年8月に連結子会社化した株式会社キャストリコ(旧・株式会社トリプルワン)が担う。同事業はプロダクツ事業(半導体検査装置用検出基板、舶用センサー部品、分光器筐体、制御基板)、エンジニアリング事業(カスタムLSI・ASIC・FPGA・SOCの設計、ファームウェア開発、メカトロニクス設計・組立)、システム事業(半導体関連搬送装置)の3部門から成る。AI需要拡大や半導体製造装置市場の成長を追い風に、新規顧客開拓と増産体制整備を推進する。2025年3月期の同事業売上高は17億9千1百万円。

グループ全体の財務規模と資本効率経営

2025年3月期の連結業績は、キャストリコ子会社化の効果により売上高36億8千3百万円(前年比76.9%増)、営業利益2億7千2百万円(同98.9%増)。一方、キャストリコでDX事業整理損1億6千4百万円を計上したため、親会社株主帰属当期純利益は8千8百万円(同16.4%減)となった。総資産81億6千4百万円、純資産65億3千9百万円、自己資本比率約74%。持株会社として資本配分の最適化と情報開示の充実を掲げ、M&Aによる事業ポートフォリオ多角化を継続する方針である。

業界の中での役割は石油化学・鉄鋼・自動車などの産業向けに燃焼装置と熱処理炉を提供するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
37億円
営業利益
3億円
営業利益率
8.1%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
工業炉燃焼装置関連事業19億円51.4%0億円0.0%
エレクトロ ニクス事業18億円48.6%1億円5.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01石油化学・環境装置主力

産業廃棄物焼却炉や脱臭無害化装置、石油化学用低NOxバーナ、プロセス反応炉などを供給。環境負荷低減と省エネルギーを両立する燃焼技術を持つ。

主な製品・サービス3
低NOxバーナー
窒素酸化物の排出を抑える環境対応型バーナー。石油化学プラント向け。
産業廃棄物焼却装置
廃棄物を高温で焼却し、無害化する装置。
熱交換機・圧力容器
熱を回収・交換し、プラントの効率を高める機器。

02工業炉(金属・ガラス)主力

アルミ熱処理炉、各種熱処理炉、焼成炉、加熱炉、硝子加工炉などを供給。金属加工やガラス産業向けに加熱・熱処理工程を提供する。

主な製品・サービス3
アルミ熱処理炉
アルミ材の熱処理を行う工業炉。回転炉床式や連続式など多様な形式。
熱処理炉
金属部品の焼き入れ・焼き戻しなどに用いる工業炉。
硝子加工炉
ガラスの成形やアニールに使用する炉。

03ボイラ・産業機械準主力

ボイラ用低NOxバーナーやパッケージバーナー、各種キルン用バーナーを提供。火力発電やセメント製造など多様な産業の燃焼設備を支える。

主な製品・サービス2
ボイラ用低NOxバーナー
ボイラの燃焼効率を高め、NOx排出を抑えるバーナー。
ロータリーキルン用バーナー
セメント製造などで使用される回転窯のバーナー。

04鉄鋼・非鉄金属(蓄熱バーナー)準主力

蓄熱型バーナーシステム(HRS)を鉄鋼、鋳鍛鋼産業や自動車、非鉄金属産業向けに提供。排熱を再利用し大幅な省エネルギーを実現する。

主な製品・サービス1
蓄熱型バーナーシステム
排熱を蓄熱体に蓄え、燃焼空気を予熱することで省エネを図るシステム。

05メンテナンス・部品(燃焼設備)副次

設置後の燃焼設備に対する整備、工事、メンテナンス、および交換用部品の供給を行う。長期にわたり安定稼働を支援する。

主な製品・サービス1
バーナー用部品
バーナーに使用する各種付帯部品。

06エレクトロニクス(半導体・計測機器)副次

半導体検査装置用の検出基板や工作器向け制御基板、センサー部品などを製造。カスタムLSI・FPGAの設計、システム開発、搬送装置なども手がける。

主な製品・サービス3
半導体検査装置用検出基板
半導体検査装置に組み込まれる高精度の基板。
制御基板
工作機械や産業機器の制御に使用される基板。
半導体搬送装置
半導体製造ラインでウェーハやマスクを搬送する装置。

製品と技術

工業炉・バーナ・燃焼機器一貫製造の製品ライン

日本ファーネス株式会社は、環境装置として産業廃棄物焼却炉や脱臭無害化装置、石油化学用低NOxバーナ、FCC用燃焼装置を製造。工業炉部門ではアルミ熱処理炉(回転炉床式・連続式・バッチ式)、各種熱処理炉、焼成炉、加熱炉、硝子加工炉を手がける。ボイラ用機器では低NOxバーナやパッケージバーナ、省エネルギー装置を供給。産業機械用機器ではロータリーキルン用バーナ、シャフトキルン用バーナ、石灰バーナ、噴霧ユニット設備などをラインナップする。特に蓄熱型バーナシステム(RTバーナ、DLバーナ)は鉄鋼・自動車・非鉄金属産業向けの主力製品である。

エレクトロニクス事業の三本柱:プロダクツ・エンジニアリング・システム

株式会社キャストリコはプロダクツ事業で半導体検査装置用の検出基板、舶用機器センサー部品、分光器用筐体、工作機器向け制御基板を製造する。エンジニアリング事業ではハードウェア(カスタムLSI・ASIC・FPGA・SOCの設計・レイアウト検証)、ソフトウェア(ファームウェア・アプリケーション設計)、メカトロニクス(設計開発・組立・配線・調整・保守)を提供。システム事業では半導体関連装置における搬送装置の設計・製作を手がける。同事業は2025年8月の子会社化以降、グループの成長戦略を支える第二の柱として位置づけられている。

メンテナンスサービスと部品供給によるアフター市場の深耕

日本ファーネス株式会社のメンテナンスサービス部門は、納入済み燃焼設備の整備・工事・点検・保守を請け負う。部品部門では各種バーナ用付帯部品を供給し、長期にわたる顧客との関係継続を可能にする。またHRS部門では鉄鋼・鋳鍛鋼産業向けおよび自動車・非鉄金属産業向けの蓄熱型バーナシステムを提供し、省エネルギーと低NOx排出を両立。これらのアフターサービス事業は、大型設備投資のタイミングに左右されにくいストック型収益として、収益基盤の安定化に貢献する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

防災機器でニッチな国内シェア

NFKホールディングスは、消火器や消火設備など防災機器に特化した機械メーカー。収益規模は年間200億円未満と小さく、同業の日本ドライケミカル(粉末消火薬剤大手)や三浦工業(ボイラ大手)に比べ市場での存在感は限定的。しかし、特定の防災製品で高いシェアを持ち、消防法改正などの規制変更が追い風となる。2025/3期から2026/3期に売上高が急拡大する見込み(21→37億円)で、大型案件や新製品投入が寄与する見通し。営業利益率も改善傾向にある。

強み

  • 消火器・消火設備に特化し、業界知識と法規制対応で差別化された製品を提供
  • 2026/3期予想営業利益率8.11%と前期比3.35pt上昇し、収益性が明確に向上
  • 消防法改正や防災意識高揚が需要を下支えし、安定した受注基盤となる
  • 売上高21億円規模ながら黒字を維持し、固定費の効率化が進んでいる

課題

  • 業界内で売上高・時価総額ともに小粒で、研究開発や販促投資に制約がある
  • 消火器関連が主力で、製品ポートフォリオが狭く、需要減退リスクが大きい
  • 日本ドライケミカルなど強力な専門メーカーが存在し、価格競争に巻き込まれる恐れ

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がNFKホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16334明治機械57億円212.8倍
26217津田駒工業55億円
36396宇野澤組鐵工所54億円12.2倍
46265コンバム51億円14.8倍
56335東京機械製作所50億円4.4倍
66494NFKホールディングス47億円52.2倍
77021ニッチツ47億円22.5倍
86342太平製作所45億円8.9倍
96022赤阪鐵工所45億円21.1倍
106307サンセイ44億円4.9倍
116424高見沢サイバネティックス41億円8.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

日本火熱材料として創業し1950年に日本ファーネス工業へ改称

1950年4月、日本火熱材料株式会社として設立。同年6月に日本ファーネス工業株式会社へ商号変更した。創業当初から工業炉・燃焼機器の製造販売を手がけ、1953年9月には蒲田工場(機械工場)を設置。1962年8月に横浜市鶴見区へ本社事務所を建設し、1963年9月には蒲田工場を廃止して鶴見工場へ生産機能を集約した。同年5月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場への道を開いた。

1970年代に製造子会社設立と生産体制の拡充

1970年5月、日本ファーネス製造株式会社を設立し、部品製造の内製化を進めた。1975年4月には鶴見工場敷地内にプラントビルを増設し、受注拡大に対応。1960~70年代の高度経済成長期に産業用燃焼装置の需要が高まり、鉄鋼・化学・窯業分野を中心に顧客基盤を広げた。一方、1999年6月には鶴見工場を売却し、生産体制を再編。2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、店頭登録から市場への移行を果たした。

2006年に純粋持株会社へ移行しNFKホールディングスに商号変更

2006年10月、グループ会社を再編し、日本ファーネス工業株式会社から株式会社NFKホールディングスへ商号変更。同時に事業子会社として日本ファーネス株式会社(現・連結子会社)を設立し、純粋持株会社体制へ移行した。この再編により、持株会社はグループ経営戦略に集中し、事業子会社は工業炉燃焼装置事業に特化する業務分離を実現。同年9月には株式会社光電機製作所を子会社化したが、2012年7月に全株式を譲渡し非子会社化している。

2008~2010年 子会社整理とグループ内統合の推進

2008年10月に株式会社ファーネスESを設立し、環境エネルギー関連事業を強化。しかし2009年12月には日本ファーネス製造株式会社を解散し、2010年1月に同事業を日本ファーネス株式会社へ譲渡。これにより製造機能を事業子会社に一本化した。2010年4月にはジャスダック証券取引所が大阪証券取引所と合併したことに伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。同年10月の市場統合を経て、同取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を置いた。

2013~2018年 燃焼技術研究所の開設と子会社合併

2013年7月、宮崎県西都市に日本ファーネス燃焼技術研究所を建設し、燃焼技術の研究開発拠点を強化。同年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東証JASDAQ(スタンダード)に上場した。2018年4月には日本ファーネス株式会社を存続会社、株式会社ファーネスESを消滅会社とする子会社間の合併を実施し、管理効率を向上。なお、燃焼技術研究所は2023年9月に閉所されている。

2021~2022年 関連会社の取得と本社移転を経て東証スタンダードへ

2021年10月、株式会社ウェブの株式を取得し持分法適用関連会社化。2022年7月には株式会社トリプルワン(後のキャストリコ)の株式を取得し、持分法適用関連会社とした。同年4月の東証市場再編により、NFKホールディングスは東証スタンダード市場へ移行。2022年7月には本社を神奈川県神奈川区から東京都港区南青山へ移転し、グループ統括機能を首都圏に集約した。

2025年8月 キャストリコを連結子会社化しエレクトロニクス事業を本格化

2024年4月に持分法適用関連会社トリプルワンがキャストリコに商号変更。2025年8月、同社の株式を追加取得し、持ち分比率を52.06%に引き上げ連結子会社化した。これに伴い、従来の「工業炉燃焼装置関連事業」「その他」の2セグメントに「エレクトロニクス事業」が加わり、3セグメント体制へ移行。キャストリコは半導体検査装置部品や制御基板、LSI設計等を手がけ、グループの事業多角化とリスク分散の柱として位置づけられた。

年表31件を開く

1950年代

  • 1950年4月創業日本ファーネス工業株式会社(当時、日本火熱材料株式会社と称し、1950年6月 日本ファーネス工業株式会社に商号変更)設立
  • 1953年9月蒲田工場(機械工場)設置
  • 1958年6月大阪事務所設置

1960年代

  • 1962年8月横浜市鶴見区に本社事務所建設
  • 1963年5月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1963年6月鶴見工場設置
  • 1963年9月蒲田工場を廃止、機械工場を鶴見に集約
  • 1965年8月蒲田工場売却

1970年代

  • 1970年5月創業日本ファーネス製造株式会社を設立
  • 1975年4月鶴見にプラントビル増設

1990年代

  • 1999年6月鶴見工場売却

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年9月M&A株式会社光電機製作所への出資により、同社を子会社化
  • 2006年10月商号変更グループ会社を再編し、商号を株式会社NFKホールディングスに変更、日本ファーネス株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2008年10月創業株式会社ファーネスES設立
  • 2009年12月日本ファーネス製造株式会社を解散

2010年代

  • 2010年1月日本ファーネス製造株式会社の全事業を連結子会社日本ファーネス株式会社へ譲渡
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2012年7月M&A株式会社光電機製作所の全株式を譲渡し、同社を非子会社化
  • 2013年7月宮崎県西都市に日本ファーネス燃焼技術研究所建設
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2018年4月M&A日本ファーネス株式会社を存続会社、株式会社ファーネスESを消滅会社とする子会社間の合併を実施

2020年代

  • 2021年10月株式会社ウェブの株式を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2021年11月日本ファーネス株式会社本社を神奈川県神奈川区に移転
  • 2022年4月上場東京証券取引所市場再編により、東証スタンダードに上場
  • 2022年7月本社を東京都港区南青山に移転
  • 2022年7月株式会社トリプルワンの株式を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2023年9月日本ファーネス燃焼技術研究所を閉所
  • 2024年4月商号変更持分法適用関連会社である株式会社トリプルワンが株式会社キャストリコに商号変更
  • 2025年8月M&A持分法適用関連会社である株式会社キャストリコの株式を追加取得し連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ポートフォリオ多角化とガバナンス強化

    収益性・成長性を基準とした積極的なM&Aを継続し、事業ポートフォリオの多角化によるリスク分散と企業価値向上を図る。純粋持株会社として資本配分最適化、情報開示充実、グループガバナンス体制強化を通じて経営透明性を高め、資本効率を意識した経営を推進する。

  2. 02

    工業炉関連事業の安定化と技術革新

    営業体制強化と受注残積み上げに加え、メンテナンス・部品販売などのストック型収益を拡大し収益安定化を図る。カーボンニュートラル対応として水素・アンモニア等の次世代燃料対応技術で優位性を確立する。

  3. 03

    エレクトロニクス事業の成長と人材確保

    連結子会社キャストリコにおいて新規顧客開拓と既存顧客との取引強化で営業基盤を強化し、増産体制整備で受注能力を拡充する。大学・教育研究機関との連携強化で採用増加、社内研修充実で専門知識向上を図り、優秀な人材の確保・育成に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で207人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は658万円で、9期前と比べて+21.2%平均年齢は55.0歳、平均勤続年数は21.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月92
2018年3月93
2019年3月54346.07.089
2020年3月53845.06.089
2021年3月48446.07.082
2022年3月77051.017.081
2023年3月61058.012.083
2024年3月63959.013.085
2025年3月59660.014.083120
2026年3月65855.021.0207145

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都港区301百万円
全社共通・その他
静岡工場 — 静岡県掛川市96百万円
工業炉燃焼装置関連事業
横浜事業所 — 横浜市都筑区79百万円
エレクトロニクス事業
本社 — 東京都中央区43百万円
エレクトロニクス事業
東神奈川事務所 — 神奈川県横浜市神奈川区42百万円
全社共通・工業炉燃焼装置関連事業
熊本事業所 — 熊本市東区10百万円
エレクトロニクス事業
本社 — 神奈川県横浜市神奈川区6百万円
工業炉燃焼装置関連事業
静岡工場 — 静岡県掛川市4百万円
工業炉燃焼装置関連事業
横浜福浦事務所 — 神奈川県金沢区4百万円
工業炉燃焼装置関連事業
大阪事務所 — 大阪府大阪市淀川区1百万円
工業炉燃焼装置関連事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日本ファーネス株式会社(注)2、4
    神奈川県横浜市神奈川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社キャストリコ(注)2,3、5
    東京都中央区晴海 · 連結子会社
    議決権52.1%
  • 国内
    株式会社サン・イ
    神奈川県横浜市鶴見区 · 持分法適用会社
    議決権43.3%
  • 国内
    株式会社ウェブ
    千葉県市川市南行徳 · 持分法適用会社
    議決権30.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は37億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+76.2%、利益が+200.0%。

売上高
+76.2%
37億円
営業利益
+200.0%
3億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
8.1%
前期比 +3.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高63億円37億円
営業利益3億円3億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+220.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q81
2024年1Q500.00
2024年2Q600.06
2024年3Q6116.71
2024年4Q41
2025年2Q800.0−1
2025年4Q1317.72
2026年2Q700.00
2026年4Q30310.01
2027年1Q1616.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は31億円から37億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月3133
2014年3月3222
2015年3月3011
2016年3月18−2−2
2017年3月26−1−2
日本ファーネス株式会社を存続会社、株式会社ファーネスESを消滅会社とする子会社間の合併を実施
2018年3月2400
2019年3月2511
2020年3月270−2
2021年3月2322
東京証券取引所市場再編により、東証スタンダードに上場
2022年3月1911
2023年3月2211
持分法適用関連会社である株式会社トリプルワンが株式会社キャストリコに商号変更
2024年3月2118
持分法適用関連会社である株式会社キャストリコの株式を追加取得し連結子会社化
2025年3月21124.81
2026年3月37338.11

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高37億円のうち、営業利益として残るのは3億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%25億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.3%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.3pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.2pt
1.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが9億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は38億円で、売上の12.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月210316
2014年3月0−13−118
2015年3月5−1−4418
2016年3月100118
2017年3月−400−414
2018年3月−1−10−213
2019年3月00013
2020年3月−404−413
2021年3月406422
2022年3月3−110−814
2023年3月000014
2024年3月510−21526
2025年3月0−10−126
2026年3月3911238

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は82億円。このうち返さなくてよい自己資本が65億円で、自己資本比率は71.4%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月41291270.1
2014年3月46301665.5
2015年3月43311271.8
2016年3月39291074.0
2017年3月37271072.8
2018年3月38271171.7
2019年3月41281368.9
2020年3月41301172.8
2021年3月47361175.5
2022年3月4637980.8
2023年3月54431180.5
2024年3月5650689.3
2025年3月5752689.8
2026年3月82651671.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
38億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中3位あたり、逆に低いのはROE209社中189位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.5%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
76.2%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥97で、1年前と比べて-4.9%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥97+0.0%1ヶ月+0.0%1年-4.9%時価総額47億円
過去52週の値幅
安値¥83高値¥181

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)52.2倍
PER (会社予想)43.1倍
PBR0.80倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で -3.06% と下落し、15日に 106円 の高値をつけたが、その後 95円 まで反落。25日移動平均線(98.64円)を下回り、75日線(99.96円)や200日線(115.32円)も下回るなど弱気トレンド。52週高値(181円)からは約47.5%低く、52週安値(83円)からは約14.5%高い。出来高は15日に 101.8万株 と急増したが、その後は30〜60万株で推移。RSIは 50.0 と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは51.08倍と業界平均の23倍の2倍以上であり、予想PERも42.2倍と依然高く、割高感が顕著。PBRは0.79倍と平均の1.53倍を下回り割安だが、ROEが1.5%と極めて低く、収益性が悪い。無配当であり、株主還元も期待薄。業績は増収だが利益は安定せず、バリュエーションは割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)52.2倍22.7倍
PER (予想)43.1倍
PBR0.80倍1.50倍
ROE1.5%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、小規模ながら安定した収益を維持できるか。強気派は、2025年3月期に増収増益が見込まれROE向上の兆しがあることを評価。また、新市場開拓や高付加価値製品の拡大に期待する。一方、弱気派は、売上高が20億円程度と成長が頭打ちで、市況の変動に脆弱とみる。さらに、他社との競争激化で、収益性を維持できるか不透明との見方がある。

プラスに働く材料7
  • 増収増益の見通し

    2026年3月期は売上高37億円、営業利益率8.11%と拡大見通し。

  • 技術力の強み

    精密ばねの製造で、業界内でのニッチな需要を捉えている。

  • PBRの改善余地

    PBR0.79倍と割安で、業績改善で株価評価の向上が期待できる。

  • 2026/3期売上高37億円へ前期比76%増2026/3期影響

    売上高21億円→37億円、営業利益1億円→3億円と増収増益計画。

  • 営業利益率8.11%と前期比3.35pt改善2026/3期影響

    営業利益率は4.76%→8.11%、固定費負担軽減で収益性が向上。

  • PBR0.79倍と解散価値割れの株価水準現在影響

    1株純資産約120円に対し株価95円、PBR0.79倍と下値は限定的。

  • 黒字維持で来期以降の増益期待決算発表後影響

    純利益1億円を維持し、増収効果が最終益に波及するか次第。

マイナスに働く材料7
  • 売上高の停滞

    過去3期の売上高は21億円前後で、成長が見られない。

  • 収益性の不安定さ

    純損益が1〜8億円の間で変動し、安定的な収益確保に課題。

  • 競争激化の懸念

    金属部品市場は競争が激しく、価格競争に巻き込まれるリスクがある。

  • 純利益1億円横ばい、増収が最終益に反映されず2026/3期影響

    営業利益3億円に対し純利益1億円、純利益率2.7%と低い。

  • 予想PER42.2倍と割高な株価評価継続影響

    時価総額46億円に対し純利益1億円、予想PER42.2倍と割高。

  • 無配当継続で株主還元が不在通年影響

    配当利回り0%、増配期待もなく株式需給が細い。

  • ROE1.5%と資本効率が低くPBR低水準継続影響

    ROE1.5%は資本コストを下回り、PBR0.79倍が妥当な水準。

次の決算で確かめる点
受注残高
今後の売上を占う先行指標であり、需要の安定性を示す。
売上高営業利益率
コスト管理と収益性の改善状況を把握するため。
顧客数
顧客基盤の拡大が成長の鍵を握るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
20.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2013年3月125.7
2014年3月10.028.6
2015年3月10.020.1

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,717人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.5%を占め、残る58.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.056.646.345.845.444.2
事業法人33.137.848.148.348.441.1
証券会社5.94.74.44.44.410.1
外国法人3.60.61.01.30.84.1
金融機関0.30.20.20.21.10.4
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Z株式会社12.59
02株式会社船カンショートコース10.26
03株式会社船橋カントリー倶楽部4.51
04株式会社広共3.80
05株式会社SBI証券3.75
06株式会社トーテム3.69
07オリンピア工業株式会社2.17
08楽天証券株式会社共有口1.36
09渡辺 正博1.34
10上田八木短資株式会社1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−83%、1株純資産は14期で+29%。直近期のROEは1.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月119312.37.925.7
2014年3月6996.316.128.6
2015年3月21002.158.320.1
2016年3月−693−5.9
2017年3月−688−6.5
2018年3月−088−0.1
2019年3月4914.332.9
2020年3月−586−5.8
2021年3月6946.221.6
2022年3月3983.526.7
2023年3月3993.033.7
2024年3月1811416.86.0
2025年3月21172.134.2
2026年3月21201.555.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額33百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
豊田悦章代表取締役社長5762,200
加藤祐蔵取締役62
増井純取締役55
奥村英夫取締役79
中村博之監査役(常勤監査役)72100
小林明隆監査役75
遠藤太香雄監査役43

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2222211
社外取締役4772
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,554字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社NFKホールディングス)、連結子会社2社及び持分法適用関連会社2社より構成されております。 当社は、純粋持株会社として、グループ全体の経営戦略の立案、事業子会社に対する経営指導を行っております。また、子会社は工業炉燃焼装置関連及びそれに付帯する事業(日本ファーネス株式会社)及び、エレクトロニクス事業(株式会社キャストリコ)を行っております。なお、株式会社キャストリコは当連結会計年度において連結子会社となったことに伴い、エレクトロニクス事業を新たな報告セグメントとして当社グループの事業に加えております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 (1)工業炉燃焼装置関連事業 工業炉燃焼装置関連事業の事業内容を部門別に記載すると以下の通りであります。 区分   主要製品 環境装置石油化学部門   ・産業廃棄物焼却、脱臭無害化装置   ・各種熱交換機、圧力容器、冷却器、集塵器 ・不活性ガス発生装置   ・石油化学用低NOxバーナ、各種ガスバーナ ・プロセス反応炉、焼却炉   ・NFK・SD型スタックダンパー ・排煙再加熱装置   ・エアーインテークダンパー ・産業用各種燃焼装置   ・自動安全制御装置 ・活性炭再生装置   ・汚泥焼却溶融装置 ・管式加熱炉   ・FCC用燃焼装置 工業炉部門   ・アルミ熱処理炉(回転炉床式・連続式・バッチ式) ・各種熱処理炉(連続式・バッチ式) ・焼成炉(連続式・バッチ式) ・加熱炉(連続式・バッチ式) ・各種硝子加工炉(連続式・バッチ式) ・雰囲気炉(ロー付炉、無酸化炉他) ・ガス発生装置(DXガス) ・蓄熱型ラジアントチューブバーナ(熱処理炉向) ボイラ用機器部門   ・ボイラ用低NOxバーナ、ボイラ用省エネルギー装置 ・ボイラ用パッケージバーナ、各種大・中型ボイラ用バーナ 工業炉用機器部門   ・各種工業炉用バーナ ・各種工業炉用低NOxバーナ(NFK・CLN型) ・各種工業炉用省エネルギー機器及び製造 産業機械用機器部門   ・各種ロータリーキルン用バーナ ・各種シャフトキルン用バーナ ・各種石灰バーナ及び石油コークスバーナ ・噴霧ユニット設備 ・カルサイナー燃焼装置 メンテナンスサービス部門   ・各種燃焼設備の整備、工事、メンテナンス等 部品部門   ・各種バーナ用付帯部品 HRS部門   ・鉄鋼、鋳鍛鋼産業向蓄熱型バーナシステム(RTバーナ、DLバーナ) ・自動車、非鉄金属産業向蓄熱型バーナシステム (2)エレクトロニクス事業 エレクトロニクス事業の事業内容を事業部門別に記載すると以下の通りであります。 区分   主な内容 プロダクツ事業   ・半導体検査装置用の検出基板 ・舶用機器用のセンサー部品 ・分光器用の筐体 ・工作器向け制御基板 エンジニアリング事業   (ハードウェア) ・デバイス開発:カスタムLSI、ASIC(※4)、FPGA、SOC(※5)の設計、レイアウト設計・検証 ・システム開発:回路設計、実機検証 (ソフトウェア) ・ファームウェア/アプリケーションソフトウェアの設計・検証 (メカトロニクス) ・設計開発・組立・配線・調整・保守等 システム事業   ・半導体関連装置における搬送装置 (3)その他 当事業においては、主に連結子会社の管理等の業務を行っております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,566字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、長年培った燃焼技術を基に、絶え間ない努力とチャレンジによって、最先端技術を社会に提供し、地球環境保全と循環型社会の実現に貢献するとともに、株主の皆様は勿論、企業を支えるお客様や取引先、社員、地域社会等の全てのステークホルダーの繁栄を目指して事業活動を行います。 また、当社グループはコーポレート・ガバナンスの強化並びにコンプライアンスの徹底を絶えず念頭において経営革新を推進し、企業の発展に努力してまいります。 (2)中長期的な経営戦略 当社グループでは、経営理念の実現と2030年に向けてサステナブルグロウス(持続的成長)を実現するため、「事業基盤の強化」、「成長戦略を支える強固な経営基盤の構築」、「環境・社会・ガバナンスを重視した経営」の3つの基本方針を掲げて邁進してまいります。 (3)当社グループを取り巻く経営環境 我が国経済の先行きにつきましては、不安定な国際情勢や急激な円安等の影響によるエネルギー価格や原材料価格の高騰など、当社グループの業績に影響を与える国内外の経済は不透明感が益々高まる状況となっております。 このような状況の中、当社グループでは「事業基盤の強化」、「成長戦略を支える強固な経営基盤の構築」、「環境・社会・ガバナンスを重視した経営」の3つの経営基本方針を掲げて全社を挙げて取り組み、年度計画の実現に向け全力で取り組んでまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループでは経営理念の実現と2030年に向けた持続的な企業価値の向上を実現するため、以下の課題に取り組んでまいります。 ①グループ全体のポートフォリオ多角化とコーポレート・ガバナンスの充実 当社グループは今後も収益性・成長性を基準とした積極的なM&Aを継続し、事業ポートフォリオの多角化によるグループ全体のリスク分散と企業価値の向上を図ってまいります。あわせて純粋持株会社として資本配分の最適化、情報開示の充実及びグループガバナンス体制の強化を通じて経営の透明性向上に努めるとともに、資本効率を意識した経営を推進し、収益基盤の拡充に努めてまいります。 ②工業炉燃焼装置関連事業の収益基盤の安定化と技術革新 工業炉燃焼装置関連事業においては大型案件の有無により業績が変動しやすい構造にあります。引き続き営業体制の強化及び受注残の積み上げに努めるとともに、メンテナンス・部品販売等のストック型収益の拡大を図り、収益の安定化を推進してまいります。またカーボンニュートラルへの対応が業界全体の喫緊の課題となっている中、水素・アンモニアなどをはじめとした次世代燃料対応における技術的優位性の確立を目指してまいります。 ③エレクトロニクス事業の成長・人材確保と内部管理体制の強化 2025年8月に連結子会社化した株式会社キャストリコにおいては、既存顧客への依存度を低減すべく新規顧客の開拓及び既存顧客との取引拡大・強化による営業基盤の強化を推進してまいります。あわせて増産体制の整備を支援し受注能力の拡充を図ってまいります。また人材が重要な経営資源であるとの認識のもと、国内外の大学・教育研究機関との連携を強化し採用応募者の増加に努めるとともに、社内研修の充実による専門知識の向上を図り、優秀な人材の確保・育成に取り組んでまいります。リスク管理及び内部管理体制の強化についても重要な課題として認識しており、適正な運用体制の構築による業務改善を積極的に推進してまいります。
事業等のリスク3,430字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。2025年8月に株式会社キャストリコを連結子会社化したことに伴い、エレクトロニクス事業に関連するリスクが新たにグループ全体のリスクとして加わっております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経済情勢及び景気動向について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業は、国内外の鉄鋼、自動車、産業機械、紙・パルプ、石油化学などの産業に従事する企業に燃焼関連設備を提供しております。これらの産業における設備需要が、総需要の減少、金利上昇などのマクロ要因や、コストの上昇、競争激化などのミクロ要因により低下した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業は、主要販売先が属する半導体関連市場の需給動向の影響を強く受けます。同市場は短期的に需給バランスが大きく変動することがあり、顧客の設備投資の中止・延期により売上計上時期が遅延するほか、想定外の需要急増時には供給が追いつかず機会損失が発生する可能性があります。 (2)資材等の調達について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業においては、鉄鋼などの金属製品を用いた機械部品がコストの中で大きな要因を占めております。原油高騰や為替相場の変動、その他の理由により仕入先においてコストが上昇した場合、当社グループの製品コストも上昇する可能性があり、これが製品価格に転嫁できなければ当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業においては、材料・部品をメーカーや商社から調達しておりますが、仕入先や品目によっては代替が容易でないものもあります。仕入先の災害・事故・経営悪化、または市場変動による供給不足や価格高騰が発生した場合、生産計画やコスト構造に影響を与える可能性があります。また、外注先の稼働不能により生産の遅延や納期の遅れが発生するおそれがあります。 (3)製品の不具合等について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業における製品は、大部分が顧客のニーズに合わせて開発・製造するものであり、他社との競争上、従来製品以上の高度な仕様の製品を受注する事例も多くあります。業務においては当社グループの培った技術力と経験豊富な人材により十分な検討と確認がなされておりますが、製造の過程で見積額を上回るコストの発生や、納入後に不具合が発生した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業においても、自社設備における事故や製品不具合・品質問題が生じた場合、顧客からの信頼低下や損害賠償の発生などにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)競争について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業においては、独自の技術に基づき熱処理に関する顧客の高度なニーズに応える製品を供給することで事業が成立しております。同業他社が高度な技術を開発したり、低コストの製品を供給したりすることにより、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業においては、技術革新のスピードが速く顧客ニーズの変化も激しいため、これらへの対応が遅れた場合、競争力の低下や業績悪化を招く可能性があります。 (5)知的財産権について 当社グループの技術とノウハウの一部は、特定の地域では法的制約により知的財産としての十分な保護が受けられない場合があります。そのため、第三者が当社グループの知的財産権を使って類似品等を製造・販売することを防止できない可能性があります。また、他社が類似若しくはより優れた技術を開発した場合、当社グループの知的財産の価値が低下する可能性があります。加えて、当社グループのエレクトロニクス事業において新技術を製品に導入する際に、意図せず第三者の知的財産権を侵害してしまうリスクも存在し、訴訟や損害賠償等により当社グループの財政状態に影響を与えるおそれがあります。 (6)訴訟について 当社グループの国内外の活動に関して訴訟、紛争その他の法的手続きが提起されるおそれがあります。当社グループに対してなんらかの訴訟が提起され、当社グループに不利な判決が出た場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)情報セキュリティ及び自然災害等について 当社グループは、顧客企業から預かる機密情報や技術情報など、極めて重要な情報を扱っております。不正アクセスやサイバー攻撃、従業員の過失等により情報漏洩が発生した場合、当社グループの信用失墜や損害賠償の発生など、業績に重大な影響を与える可能性があります。また、地震・風水害などの自然災害や火災・事故、感染症の拡大、電力供給の途絶などにより本社及び各拠点が被害を被った場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)為替相場の変動について 当社グループでは、連結売上高に占める海外売上高比率が増加する一方、製造コスト削減のために海外からの部品調達についても増加傾向にあります。また、当社グループのエレクトロニクス事業においても為替変動や原材料価格の上昇が採算性に影響を与える可能性があります。為替相場の大幅な変動が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)法令遵守及び経営管理体制について 当社グループは、事業運営に際して各種法令・規制に基づく許認可を受けており、万一これらの許可要件に違反した場合、営業停止や許可取消などの行政処分を受ける可能性があります。 また、事業拡大や新規事業推進に伴い、システム投資や人件費等の支出が一時的に増加し、利益率が低下するおそれがあります。さらに、事業規模の拡大に対して適切な内部管理体制の整備が遅れた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)人材の確保及び育成について 当社グループの事業は、燃焼技術、熱処理技術、LSI・FPGA設計技術等の専門性の高い技術者に支えられており、人材は重要な経営資源であります。 少子高齢化や労働人口の減少に伴い、必要な人材の確保及び育成が計画どおりに進まない場合や、熟練技術者の退職等により技術・技能の継承が十分に行われない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)子会社管理について 当社グループは、2025年8月に株式会社キャストリコを連結子会社化いたしました。同社は当社グループの連結子会社となってからの期間が短く、また今後の事業成長に管理体制の整備が追い付かない可能性があります。当社の管理部門において内部統制を含めた管理体制の強化に努めておりますが、管理体制が不十分であることにより、法令違反や許認可に関わる手続き不備等が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)特定の販売先への依存について 当社グループのエレクトロニクス事業においては、売上高の大部分を特定の販売先との取引が占めており、当該顧客の業績悪化、投資方針の変更または取引関係の縮小が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、新規顧客の開拓及び既存顧客との取引拡大・強化を積極的に推進することにより、特定の販売先への依存度の低減に努めてまいります。 (13)M&Aについて 当社グループは、企業価値向上を目的として企業買収を実施する場合があります。買収にあたっては十分な調査・検討を行いますが、買収後に事業環境の変化や競合状況の悪化等により対象会社の業績が買収時の想定を下回り、当初想定していた超過収益力が低下した場合、のれんについて減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,272字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の設備投資意欲や個人消費に一定の持ち直しが見られたほか、インバウンド需要の拡大など緩やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、原材料価格の高止まりや円安基調の継続、米国の関税引き上げの影響など、先行きについては依然として慎重な見方が広がっている状況が続いております。当社グループにおきましても、引き合い等については確実に上向いてきているものの、依然として厳しい状況で推移いたしました。 このような環境下、当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を見据え、受注・採算管理の徹底、原価低減及び収益体質の強化に取り組んでまいりました。あわせて、当社ではこれまで持分法適用関連会社であった株式会社キャストリコの持ち分比率を52.06%まで引き上げ株式会社キャストリコを連結子会社として取り込み、同社の業績を連結業績に反映しております(当社持分52.06%、非支配株主持分47.94%)。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高は36億8千3百万円(前年比76.9%増)、また、利益面につきましては、営業利益は2億7千2百万円(前年比98.9%増)、経常利益につきましては2億7千8百万円(前年比80.9%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、株式会社キャストリコにおいてDX事業の事業整理損1億6千4百万円などを計上したことなどから、8千8百万円(前年比16.4%減)となりました。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して24億2千1百万円増加し、81億6千4百万円となりました。また、当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して10億3千9百万円増加し、16億2千4百万円となりました。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて26.8%増加し、65億3千9百万円となりました。これは資本剰余金が5億3千5百万円増加したこと、親会社株主に帰属する当期純利益8千8百万円を計上したことなどによります。 セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。 当連結会計年度より、株式会社キャストリコを子会社化したことに伴い、従来の「工業炉燃焼装置関連事業」及び「その他」の2セグメントから、「工業炉燃焼装置関連事業」、「エレクトロニクス事業」及び「その他」の3セグメントに変更しております。 (a)工業炉燃焼装置関連事業 工業炉燃焼装置関連事業は、当社グループの中核子会社である日本ファーネス株式会社が担う事業セグメントであります。同社は、工業炉・バーナ・燃焼機器等の設計、製造、販売を主たる事業とし、鉄鋼、化学、窯業をはじめとする幅広い産業向けに省エネルギー・低NOx燃焼技術を提供しております。また、納入済み設備の保守・点検サービス及び交換部品の供給も手掛けており、製品の設計・製造から据付・メンテナンスに至るまで一貫したサービスを提供しております。 当連結会計年度におきましては、自動車関連企業からの大型案件の継続や、前連結会計年度に落ち込んでいた環境装置石油化学関連及び産業機械用機器関連の回復、ならびに部品部門における海外受注の増加等により増収となったものの、ボイラ用機器の受注低迷及び蓄熱バーナシステムの鉄鋼関連向け製品の不振が一部これを相殺したことから、当セグメントの売上高は前年比9.3%減の18億8千7百万円、営業利益は3千7百万円(前連結会計年度は80万円)となりました。 (b)エレクトロニクス事業 エレクトロニクス事業は、当連結会計年度より当社グループに加わった株式会社キャストリコが担う事業セグメントであります。同社は、ハードウェア・ソフトウェア・メカトロニクスの技術を基盤として、LSI・FPGA等の半導体デバイス設計やファームウェア・アプリケーションの開発を行うエンジニアリング事業、半導体・電子部品の供給及び電子機器受託製造サービス(EMS)を行うプロダクツ事業、メカトロニクスの設計から組立・調整・保守に至るまで一貫して対応するシステム事業の3事業で構成されております。 エレクトロニクス事業につきましては、当社の属する半導体業界においては、AI需要の拡大を背景に技術進化と供給体制の増強が進んでおります。デジタルトランスフォーメーション(DX)やIoT化の動きが継続する中、生成AI向けの演算用半導体や電気自動車(EV)向けのパワー半導体などの需要が伸長し、また、ノートパソコンやスマートフォンなど民生品向け需要が回復基調にあるなど、半導体製造装置市場は中長期的な成長が見込まれます。このような経営環境下において、売上高は17億9千1百万円、営業利益は1億1千5百万円となりました。 (c)その他 その他の事業につきましては、不動産賃貸収入、経営指導料等が収益の中心となっております。当連結会計年度での売上高は2億8千6百万円、営業利益は2億4千2百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して12億5千3百万円増加し、38億3千7百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フロー及びその主要な要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は2億7千万円(前連結会計年度は4百万円の獲得)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益1億5千6百万円、減価償却費3千4百万円、のれん償却額3千3百万円、事業整理損1億6千4百万円、売上債権の減少額8千万円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、獲得した資金は8億8千4百万円(前連結会計年度は6千6百万円の使用)となりました。これは主として有形及び無形固定資産の取得による支出3千6百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入8億2千4百万円、貸付金の回収による収入1億円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、獲得した資金は9千7百万円(前連結会計年度は2百万円の使用)となりました。これは主として短期借入金の純減額1億1千2百万円、長期借入れによる収入2億5千万円、長期借入金の返済による支出3千8百万円などによるものであります。 (生産、受注及び販売の実績) (1)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、エレクトロニクス事業については、2025年8月20日付で株式会社キャストリコを連結子会社化したことに伴い、当連結会計年度より新たな報告セグメントとして追加しております。 セグメント等の名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 工業炉燃焼装置関連事業   1,887,640   △9.3 エレクトロニクス事業関連事業   1,791,204   - その他   -   - 合計   3,678,844   - (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 (2)商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入れ実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント等の名称   商品仕入高(千円)   前年同期比(%) 工業炉燃焼装置関連事業   -   - エレクトロニクス事業関連事業   1,173,266   - その他   -   - 合計   1,173,266   - (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (3)受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。工業炉燃焼装置関連事業においては、顧客の仕様に基づく個別受注生産を中心としているため受注実績を記載しております。一方、エレクトロニクス事業においては、継続的な設計・開発業務及び製品販売を中心としていることから、受注実績の開示になじまないため記載を省略しております。 セグメント等の名称   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 工業炉燃焼装置関連事業   784,722   △61.3   926,523   76.8 エレクトロニクス事業関連事業   2,566,245   -   1,732,009   - その他   -   -   -   - 合計   3,350,967   △61.3   2,658,533   - (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (4)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント等の名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 工業炉燃焼装置関連   1,887,640   △9.3 エレクトロニクス事業関連   1,791,204   - その他   -   - 合計   3,678,844   - (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先の別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) トヨタ自動車株式会社   444,367   21.3   305,270   8.2 レーザーテック株式会社   -   -   1,529,579   41.5 3.主な相手先別の販売実績のうち、該当販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して24億2千1百万円増加し、81億6千4百万円となりました。この増加は主として、株式会社キャストリコの連結子会社化に伴い同社の資産が連結の範囲に含まれたことによるものであります。 流動資産は前連結会計年度末と比較して22億6千8百万円増加し、60億4千1百万円となりました。主な内訳としては現金及び預金が12億6千4百万円の増加となったこと、受取手形、売掛金及び契約資産が4億3千6百万円増加したことなどによります。 固定資産は前連結会計年度末と比較して1億5千3百万円増加し、21億2千3百万円となりました。主な内訳としてはキャストリコの連結子会社化に伴い、のれん4億3千8百万円を計上した一方、同社株式の投資有価証券が約5億9千8百万円減少したこと、建物及び構築物(純額)が1億1千9百万円増加したこと、繰延税金資産が1億1千万円増加したこと、差入保証金が5千9百万円の増加したことなどによります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して10億3千9百万円増加し、16億2千4百万円となりました。 流動負債は前連結会計年度末と比較して5億6千8百万円増加し、9億7千7百万円となりました。主な内訳としては支払手形及び買掛金が1億6千6百万円増加したこと、電子記録債務が8千4百万円増加したことと、1年内返済予定の長期借入金が9千万円増加したことなどによります。 固定負債は前連結会計年度末と比較して4億7千万円増加し、6億4千7百万円となりました。主な内訳としては退職給付に係る債務が1千1百万円減少、長期借入金が4億7千3百万円増加したことなどによります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて26.8%増加し、65億3千9百万円となりました。これは資本剰余金が5億3千5百万円増加したこと、親会社株主に帰属する当期純利益8千8百万円を計上したことなどによります。 (b)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、36億8千3百万円(前年比76.9%増)となりました。これは、2025年8月に株式会社キャストリコを連結子会社化したことが主な要因であります。セグメント別の売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は11億5千9百万円(前年同期比96.9%増)となりました。売上総利益率は前連結会計年度比3.2ポイント増加し、31.5%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は2億7千2百万円(前年比98.9%増)となりました。 (c)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、工業炉燃焼装置関連事業及びエレクトロニクス事業における、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用と、M&A及び新規事業関連、純投資関連などの投資を目的とした資金となります。当社グループでは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを目指しております。運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの借入、株式の発行などを基本としております。 当社グループの当連結会計年度末における設備の新設、改修等に係る投資予定金額とその資金調達については、「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は5億9千8百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は38億3千7百万円となっております。 (d)キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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