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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

宮入バルブ製作所

MIYAIRI VALVE MFG.CO., LTD.6495 · Standard · 機械

LPG・LNGなどのエネルギーガスを制御するバルブ専業メーカー。

概要

株式会社宮入バルブ製作所は、LPガス(液化石油ガス)・LNG(液化天然ガス)等のエネルギーガスを中心に各種ガス体を制御するバルブや機器類の製造・販売を行う機械メーカーである。東京都中央区に本社を置き、甲府工場で生産を担う。2026年3月期の売上高は約70億円、従業員151名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(1963年9月)。

黄銅弁と鉄鋼弁の2本柱で構成される製品群

当社の事業は黄銅弁と鉄鋼弁の2種類に大別される。黄銅弁は、一般家庭用2~50kg容器から工業用500kg容器、タクシー等自動車用容器に至るまで、LPガス容器用弁が主力である。また、集合住宅や外食産業向けのバルク貯槽用付属機器弁類も含む。鉄鋼弁は、陸上用・陸上輸送用・海上輸送用のLPガス貯蔵設備用弁類や液面計等の機器類に加え、LNG関連設備・輸送用ローリー車・LNG燃料船向け弁、医療用酸素・空気制御弁、美術館・博物館の消火設備用弁等多岐にわたる。このほか、食品加工工場向けサニタリーバルブ、散水ノズル、ワインろ過機等の「その他」製品、及び黄銅材の削り屑を売却する屑売上高がある。2026年3月期の製品商品売上高は58億92百万円、屑売上高は11億51百万円で、合計70億44百万円。

成熟市場における成長戦略と新分野への挑戦

国内LPガス市場は成熟しており、主力の容器用弁は縮小傾向にある。これに対処するため、当社は「第2の柱」としてLNG・水素・窒素等の低温弁事業を強化し、2025年9月には昌栄機工株式会社と合弁会社を設立、営業・設計を協働する体制を整えた。さらに「第3の柱」として食品加工分野を掲げ、散水ノズル、サニタリーバルブ、ワイン醸造機器等の開発・販売を進める。甲府工場敷地内では自社圃場でブドウ栽培・ワイン醸造を開始(2024年9月)、また「きくらげ」の一貫栽培施設で商業生産を始める等、6次化農業の実践研究も行っている。経営理念は「共栄・団結・自律」で、原価低減と生産性向上を継続し、収益体質の強化を目指す。

長期にわたる認証取得と品質管理体制

当社は、高圧ガスを取り扱うバルブメーカーとして、数多くの公的認証を取得している。1957年には米国QPL(Qualified Products List)の認定工場となり、1964年に甲府工場がJIS表示許可工場、1971年に通産大臣認定工場・高圧ガス保安協会認定検査会社となった。1996年には国際品質規格ISO9001、2010年には環境規格ISO14001の認証を取得。また、1969年に日本LPガスプラント協会認定検査会社、1971年に高圧ガス保安協会認定検査会社の資格を得ており、長年にわたり厳格な品質・安全管理を続けている。これらの認証は、顧客からの信頼確保と市場競争力の基盤となっている。

不安定な外部環境下での財務推移

直近10期の売上高は45億~70億円の範囲で推移し、2026年3月期は70億44百万円(前期比3.8%増)と過去最高を更新した。当期純利益は0~2億円の間で変動し、2024年3月期には独占禁止法関連損失148百万円を計上し最終損失74百万円となった。2026年3月期は営業利益111百万円、経常利益100百万円、当期純利益60百万円と回復している。自己資本比率は45.2%(2026年3月期)。一方、黄銅材価格の高騰や円安、インフレによる製造コスト上昇の影響を受けており、設備投資(2018年の一貫生産設備更新等)や原価低減努力により収益性改善を図っている。

業界の中での役割はガスバルブ製造メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
70億円
営業利益
1億円
営業利益率
1.4%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01エネルギーガス主力

LPG・LNG等のガス体を制御するバルブ・機器を製造販売。容器用弁、貯槽用付属機器、鉄鋼弁など幅広い製品を提供。

主な製品・サービス2
黄銅弁
LPG容器用弁、バルク貯槽用付属機器弁類。
鉄鋼弁
LPG貯蔵設備用弁類、LNG関連設備用弁類、医療用ガスバルブ、消火設備用弁類。

02食品・農業準主力

食品加工工場向けサニタリーバルブ、スマート農業向け散水ノズル、ワインろ過機等を提供。

主な製品・サービス3
サニタリーバルブ
分解洗浄可能な食品加工向けバルブ。
散水ノズル
農業用の散水ノズル。
ワインろ過機
ワイン、醤油、日本酒などのろ過に使用される機器。

03その他副次

黄銅材料の削り屑である屑を材料メーカーへ売却。

製品と技術

LPガス容器用弁・設備用弁のラインアップ

黄銅弁分野の主力はLPガス容器用弁である。一般家庭で使われる2~50kgの小型容器から、工業用500kg容器、タクシー等自動車用容器まで、多様なサイズに対応。容器への取り付けとガス流量制御を担う。また、バルク貯槽用付属機器弁類は、集合住宅やファミリーレストラン等の外食産業向けに供給される。鉄鋼弁分野では、LPガス貯蔵設備用弁類(陸上用・陸上輸送用・海上輸送用)や液面計等の機器類を製作。さらに、LNG関連設備向けの弁、ローリー車用弁、LNG燃料船用弁等にも展開している。医療用酸素や空気を制御する弁、火災時の消火設備用弁も手掛け、多岐にわたるガス制御ニーズに応える。

クリーンエネルギー向け低温弁と水素弁の開発

LPガスで培った可燃性高圧ガスバルブの知見を活かし、次世代エネルギー向け製品開発を推進。LNG(液化天然ガス)用弁類は、超低温環境下での気密性と耐久性が要求される。当社は液体水素用弁類、圧縮水素用弁類の開発も進めており、水素供給インフラの整備に対応する。2025年9月に設立した昌栄機工との合弁会社では、低温弁分野の営業と設計技術を統合し、ユーザー現場に近い開発体制を構築。CNG(圧縮天然ガス)やアンモニア向けバルブの開発も視野に入れ、成長の第2の柱として低温弁事業の拡大を図っている。

食品加工向けサニタリーバルブとワイン醸造機器

成長の第3の柱として食品加工分野に進出。分解洗浄が可能なサニタリーバルブは、衛生管理が厳しい食品工場向けに納入実績を拡大している。散水ノズル類は猛暑対策やスマート農業向けに品揃えを強化。ワイン醸造機器については、ろ過機のみならず、搾汁機、容器洗浄機、充填機、ワイン樽洗浄機を自社開発し、甲府工場敷地内の自社圃場で栽培したブドウでワイン醸造を2024年9月に開始、2025年4月から販売も開始した。これらの取り組みが情報として拡散し、サニタリーバルブへの引き合い増加につながっている。また、同工場では「きくらげ」の一貫栽培施設を整備し、菌床製造・販売も行っており、他のキノコ類への拡大も検討中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

小型バルブ専業、低収益体質

宮入バルブ製作所はバルブ製造業界の中小メーカー。同業の日本製鋼所や三浦工業は大型・高付加価値製品で存在感。同社は売上高約70億円と小規模で、営業利益率1.5%と低収益。日本製鋼所のように大型プラント向けや、三浦工業のようなボイラ―関連の付加価値製品を欠き、コスト競争に晒されやすい。業界構造は成熟しており、差別化が急務。

強み

  • 特定顧客との取引が長く、安定した需要を確保。
  • 少量多品種生産や短納期対応が可能。
  • 特定のバルブ種類に特化し、一定のシェアを有する。
  • 売上高は緩やかながら増加傾向(62→68→70億円)。

課題

  • 営業利益率1.5%と低く、コスト上昇に脆弱。
  • 競合の大企業に対し、購買力や開発投資で劣る。
  • 高付加価値製品が乏しく、価格競争になりがち。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が宮入バルブ製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16380オリエンタルチエン工業64億円50.3倍
26292カワタ62億円161.2倍
36155高松機械工業59億円
46138ダイジェット工業59億円7.5倍
56325タカキタ58億円23.2倍
66495宮入バルブ製作所57億円92.1倍
76334明治機械57億円212.8倍
86217津田駒工業55億円
96396宇野澤組鐵工所54億円12.2倍
106265コンバム51億円14.8倍
116335東京機械製作所50億円4.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

1949年創業から1960年再発足へ

1949年4月、東京都大田区大森において宮入敏が株式会社宮入製作所を創立。1957年12月には米国QPL(Qualified Products List)の認定工場となり、早くから国際的な品質認証を獲得した。1960年2月、新設した甲府工場の落成を機に商標を登録し、資本金20,000千円で株式会社エムエスバルブ製作所を設立、再発足した。同年6月には資本金を40,000千円に倍増する等、事業基盤の強化を進めた。1962年12月、株式の額面変更を目的に、1949年4月8日設立の同名会社に吸収合併され再度再発足。この間、1962年8月には資本金を100,000千円に増資しており、創業から10年余りの間に急成長を遂げた。

1963年上場、商号変更と拡大期

1963年9月、株式を東京証券取引所市場第二部に上場。1964年2月に甲府工場がJIS表示許可工場となり、同年5月に商号を現在の「株式会社宮入バルブ製作所」に変更した。同時に宮入バルブ販売株式会社を吸収合併し、販売機能を内製化。1968年10月には資本金を300,000千円に増資、1971年にはリンクジョイントの製造販売に着手するため定款変更を行った。1969年2月には日本LPガスプラント協会認定検査会社、1971年7月には高圧ガス保安協会認定検査会社の資格を取得し、業界内での地位を固めた。1973年4月には資本金550,000千円に達し、この時期にLPガスバルブ専門メーカーとしての体制を確立した。

LPガス安全装置開発とISO認証取得の1980~90年代

1984年3月、1981年後期から着手していたLPガス高圧部用安全装置の開発が実を結び、販売を開始。1988年12月に資本金1,250,000千円、1989年9月には2,315,000千円へと大幅増資を実施した。1996年8月には国際品質規格ISO9001の認証を取得し、品質管理体制を国際水準に引き上げた。この間、LPガス関連製品のラインアップ拡充とともに、検査体制の強化を図り、高圧ガスバルブメーカーとしての信頼性を高めた。

親会社の取得と解消、子会社設立から譲渡までの2005~2008年

2005年3月、株式会社バナーズ(東京証券取引所市場第二部上場)が当社の親会社となったが、その関係は2年で終了し、2007年3月に解消された。2007年5月には100%出資の連結子会社MSエイジア株式会社を設立し、ベトナムに在外子会社MS ASIA VIETNAM CO.,LTDを設立する等、海外展開を試みた。しかし、2008年3月にMSエイジアの全株式を譲渡し、親子会社関係を解消。この間、資本金は増資と減資を繰り返し、最高で3,507,423千円に達した後、2015年6月に1,993,096千円に減資している。

スタンダード市場移行と現在の事業再構築

2010年7月に環境規格ISO14001を取得。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第二部からスタンダード市場に移行した。2010年代以降は、成熟したLPガス市場に対応するため、新製品開発と生産性向上に注力。2018年7月にはLPガス容器用弁の一貫生産設備を更新し、バーコードによる出来高管理を全工程に導入した。2025年9月には昌栄機工との合弁会社を設立し、低温弁事業を強化。さらに食品加工分野や農業への多角化を進め、売上高は2026年3月期に70億円を超えた。

年表38件を開く

1940年代

  • 1949年4月創業東京都大田区大森において宮入敏が、株式会社宮入製作所を創立。

1950年代

  • 1957年12月米国QPLの認定工場となる。

1960年代

  • 1960年2月創業甲府工場落成を契機に商標を登録し、株式会社エムエスバルブ製作所(資本金20,000千円)を設立、再発足。
  • 1960年6月資本金を40,000千円に増資(有償1:1)。
  • 1962年8月資本金を100,000千円に増資(有償1:1.5)。
  • 1962年12月創業株式の額面変更のため、1949年4月8日設立の同名の株式会社エムエスバルブ製作所に吸収合併され再発足。
  • 1963年9月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1964年2月甲府工場JIS表示許可工場となる。
  • 1964年5月商号を「株式会社宮入バルブ製作所」と変更。
  • 1964年5月M&A宮入バルブ販売株式会社を吸収合併。
  • 1968年10月資本金を300,000千円に増資。
  • 1969年2月日本LPガスプラント協会認定検査会社となる。

1970年代

  • 1971年5月リンクジョイントの製造販売に着手する為、定款(目的)の一部を変更。
  • 1971年6月甲府工場通産大臣認定工場となる。
  • 1971年7月高圧ガス保安協会認定検査会社となる。
  • 1971年12月資本金を450,000千円に増資。
  • 1973年4月資本金を550,000千円に増資。

1980年代

  • 1984年3月1981年後期よりLPガスの高圧部に取付ける安全装置の開発に着手し、1984年より販売開始。
  • 1988年12月資本金を1,250,000千円に増資。
  • 1989年9月資本金を2,315,000千円に増資。

1990年代

  • 1996年8月国際規格ISO9001の認証を取得。

2000年代

  • 2005年3月株式会社バナーズ(東京証券取引所 市場第二部)が当社の親会社となる。
  • 2007年3月株式会社バナーズとの親子会社関係を解消。
  • 2007年5月100%出資の連結子会社MSエイジア株式会社を設立。
  • 2007年5月資本金を2,465,457千円に増資。
  • 2007年6月資本金を2,985,646千円に増資。
  • 2007年7月資本金を2,065,646千円に減資。
  • 2007年8月資本金を2,252,333千円に増資。
  • 2007年8月連結子会社MSエイジアが、ベトナムに100%出資の在外子会社MS ASIA VIETNAM CO.,LTDを設立。
  • 2007年11月資本金を2,292,699千円に増資。
  • 2007年12月資本金を2,373,432千円に増資。
  • 2008年1月資本金を2,681,223千円に増資。
  • 2008年3月資本金を3,264,423千円に増資。
  • 2008年3月連結子会社MSエイジア株式会社の全株式を譲渡し、親子会社関係を解消。
  • 2008年6月資本金を3,507,423千円に増資。

2010年代

  • 2010年7月国際規格ISO14001の認証を取得。
  • 2015年6月資本金を1,993,096千円に減資。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高60億円以上
  • 営業利益率6%~8%を持続的に達成

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新製品・新市場への挑戦

    LPガス容器用弁市場の縮小に対応し、LNG用弁、水素用弁、食品加工用サニタリー弁、汎用弁など新製品群の開発と販売拡大に注力する。

  2. 02

    生産性向上と原価低減

    生産ライン更新による生産性向上、バーコード出来高管理によるリードタイム短縮、不適合品撲滅、固定費削減、VA提案、部材調達多様化などにより持続的な原価低減を推進する。

  3. 03

    次世代エネルギーガス供給機器の開発

    LPガスで培った知見を活かし、CNG、水素、アンモニアなどの次世代エネルギーガス供給インフラ向け機器の開発を重点的に推進する。工場建屋と製造設備への抜本的な更新投資も行う。

  4. 04

    低温弁事業の強化

    LNG、水素、産業ガス向け低温弁事業を第2の柱として強化拡大するため、昌栄機工との合弁会社を設立し、製品開発と営業を協働する。

  5. 05

    食品加工分野の開拓

    第3の柱として食品加工分野に注力。散水ノズル、サニタリーバルブ、ワイン醸造機器、きくらげ栽培など多角的に事業展開し、成長分野に経営資源を配分する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で151人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は628万円で、9期前と比べて+16.5%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月189
2018年3月184
2019年3月53941.612.6179
2020年3月47944.514.6168
2021年3月49643.114.8163
2022年3月50044.116.1156
2023年3月58543.715.4151
2024年3月60744.215.2155
2025年3月62045.115.915365
2026年3月62845.215.915166

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.4%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
甲府工場 — 山梨県南アルプス市4,235百万円
本社 — 東京都中央区17百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は70億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.9%、利益が+0.0%。

売上高
+2.9%
70億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
1億円
営業利益率
1.4%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高73億円70億円
営業利益1億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥2¥2

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q161
2024年1Q1516.70
2024年2Q1300.01
2024年3Q1715.90
2024年4Q171
2025年2Q3200.0−1
2025年4Q3612.80
2026年2Q3200.00
2026年4Q3812.61
2027年1Q2114.80

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は45億円から70億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は1.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4522
2014年3月451−1
2015年3月4910
2016年3月5112
2017年3月4512
2018年3月4911
2019年3月49−1−1
2020年3月4700
2021年3月4710
2022年3月5410
2023年3月6332
2024年3月6222
2025年3月68111.5−1
2026年3月70111.41

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高70億円のうち、営業利益として残るのは1億円1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.3%59億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.3%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
15.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.2pt
1.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.6pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.2pt
1.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−117
2014年3月−1−12−28
2015年3月11−426
2016年3月10−413
2017年3月−1−24−34
2018年3月−2−710−95
2019年3月−3−55−82
2020年3月−100−11
2021年3月40−342
2022年3月5−1−542
2023年3月8−2−663
2024年3月4−3−114
2025年3月1−64−53
2026年3月3−3−103

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は88億円。このうち返さなくてよい自己資本が40億円で、自己資本比率は45.2%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月68353350.6
2014年3月68343449.3
2015年3月66353152.9
2016年3月65372857.9
2017年3月71393255.3
2018年3月87414646.8
2019年3月88394943.9
2020年3月85384744.6
2021年3月83394446.5
2022年3月82394347.5
2023年3月81414050.1
2024年3月86424448.3
2025年3月89404944.7
2026年3月88404845.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
4億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
12億円
在庫として抱えている分
負債合計
48億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中115位あたり、逆に低いのはROE209社中189位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.5%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.4%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.2%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.9%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥116で、1年前と比べて-2.4%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥116-1.7%1ヶ月-6.5%1年-2.4%時価総額57億円
過去52週の値幅
安値¥110高値¥340

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)92.1倍
PER (会社予想)69.9倍
PBR1.86倍
配当利回り1.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で0.81%下落し、123円。25日線(124.24円)を1%下回り、75日線(140.65円)、200日線(162.26円)を大きく下回る。52週安値110円に接近し、52週高値340円からは63.8%の下落。8月12日に出来高2062900株と急増したが、株価は133円と一時上昇したものの、その後は再び下落。下落トレンドから脱却できていない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 18/100)

PERは98.4倍で業界平均23.31倍を大きく上回り、予想PERも74.1倍と高水準。PBRは1.97倍で平均1.55倍を上回り、ROEは1.5%と低収益ながら高評価。配当利回り1.63%は平均2.66%を下回り、配当性向は158.7%と利益を超える配当。業績は低調で、割高だが配当は維持されている。

指標この会社業種平均
PER (実績)92.1倍22.7倍
PER (予想)69.9倍
PBR1.86倍1.50倍
ROE1.5%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、発電・化学プラント向けの需要が安定し、技術力で新興国市場の開拓が進むと期待する。一方、弱気派は、直近の赤字・低収益性を問題視し、売上拡大に比して利益が伴わない構造を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定需要

    発電所・化学プラント向けは設備更新需要が継続

  • 高付加価値

    ステンレス製など高機能品は競争が限定的

  • 収益改善余地

    売上は増加傾向にあり、コスト管理で改善余地

  • 2026/3期売上高70億円と2期連続増収決算発表後影響

    売上高62→68→70億円と増収基調

  • 純利益が黒字転換し1億円決算発表後影響

    純利益1億円、前期の赤字から改善

  • 予想PER74.1倍と実績から改善通年影響

    予想PER74.1倍は実績98.4倍から約25%改善

  • 外国人保有1.86%と低く買い増し余地不定影響

    外国人保有1.86%、浸透余地は大きい

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率1%台で、最終損益は赤字転落

  • 市場規模の限界

    国内ニッチ市場で成長の天井が見える

  • 競争激化

    海外メーカーや新規参入の脅威がある

  • 実績PER98.4倍と極端な割高継続影響

    実績PER98.4倍、予想PER74.1倍でも依然高水準

  • 営業利益率1.43%と低収益継続影響

    売上高70億円に対し営業利益1億円、利益率1.43%

  • ROE1.5%と資本効率が極めて低い継続影響

    ROE1.5%、PBR1.97倍と資本コスト超過が困難

  • 純利益1億円と利益規模が極小決算発表後影響

    純利益1億円、時価総額60億円に対し利益規模が小さい

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益体質の改善が確認できるか
バルブ受注高
需要動向と将来の売上を測る指標
海外売上比率
新市場開拓の進捗を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり2で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.72%。

年間配当
¥2
1株あたり
配当利回り
1.72%
いまの株価に対して
配当性向
158.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月123.9
2018年3月10.045.9
2019年3月403874.0
2020年3月1−97.5898.8
2022年3月10.0118.0
2023年3月2100.041.2
2024年3月20.054.4
2025年3月20.0
2026年3月20.0158.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥2

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ18,207人。区分でいちばん多いのは個人・その他88.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.3%を占め、残る91.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他86.489.088.988.788.388.0
事業法人9.08.88.88.89.28.0
証券会社1.91.21.31.31.91.8
外国法人1.30.30.60.70.31.6
自己株式1.41.41.41.41.41.4
金融機関1.30.60.30.30.10.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01昌栄機工株式会社4.73
02宮入バルブ製作所取引先持株会3.21
03清野 正廣2.82
04株式会社CKサンエツ2.05
05森下 均1.47
06宮入バルブ従業員持株会1.23
07阿部 五美1.03
08保母 伸子0.86
09前田 富枝0.79
10竹内 美和子0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-09-02
    東海東京証券株式会社
    新規の大量保有報告
    16.12%
    -0.99pt
  • 2026-08-21
    東海東京証券株式会社
    新規の大量保有報告
    17.11%
    -1.03pt
  • 2026-08-06
    東海東京証券株式会社
    新規の大量保有報告
    18.14%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−68%、1株純資産は14期で+14%。直近期のROEは1.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4725.513.8
2014年3月−270−2.4
2015年3月1731.2265.0
2016年3月5786.130.620.8
2017年3月4825.131.123.9
2018年3月2862.578.445.9
2019年3月−281−2.2
2020年3月0790.1692.1898.8
2021年3月1801.2180.4
2022年3月1811.1159.3118.0
2023年3月5855.729.341.2
2024年3月4874.333.754.4
2025年3月−283−1.8
2026年3月1831.5164.3158.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額125百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西田憲司代表取締役社長6724,900
荒川祐一取締役 営業本部長6245,400
風間晃取締役 工場長 兼 製造本部長5825,900
流石尚取締役 経営管理本部長6312,300
樫原勉取締役701,600
中込智朗常勤監査役6827,500
北村惠美監査役63
六川浩明監査役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)461268622
社外取締役4212236
監査役11331616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容780字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、LPG(液化石油ガス)・LNG(液化天然ガス)等のエネルギーガスを中心に各種ガス体を制御するバルブや機器類の製造及び販売を行っている企業です。 当社事業は、単一セグメントであるため、製品の種類別に事業の概要を記載しております。 (1)黄銅弁 容器用弁は、LPGを使用するための一般家庭で使用されている2~50kgの容器、工業用の500kg容器、あるいはタクシー等の自動車用の容器等各分野で使用されている容器に各種容器用弁が取り付けられて使用されております。バルク貯槽用付属機器弁類は、集合住宅やファミリーレストラン等の外食産業及び工業用に使用されております。 (2)鉄鋼弁 LPガス貯蔵設備用弁類は、陸上用設備、陸上輸送用設備、海上輸送用設備等に使用されている弁類や機器類(液面計等)であり、用途に応じた利便性を追求し製作しております。また、最近地球に優しいエネルギーとして脚光を浴びているLNGに関する貯蔵や消費する設備、輸送するためのローリー車の他、LNGを燃料とする船等の弁類の提供や、医療用の酸素や空気を制御する弁類、さらには美術館や博物館等の火災時の消火設備に使用される弁類等多岐に渡って皆様の生活を支えております。 (3)その他 食品加工工場向けに分解洗浄可能なサニタリーバルブやスマート農業実践に向けて、散水ノズル類の品揃えを強化しております。また、ワインろ過機については、醤油や日本酒のろ過にも用途が拡大しております。 上記の実践研究のため、甲府工場敷地で6次化農業を開始しております。 (4)屑売上高 屑とは、黄銅製のバルブ製作時に発生する黄銅材の削り屑のことであり、当社におきましては、黄銅材の材料価格が一般材料に比べ高価なため材料メーカーへ売却しております。 当社の事業の系統図を示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,787字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「共栄、団結、自律」(注)を経営理念(経営の基本方針)として、以下を実現していきます。 ① 顧客満足度No.1を目指します。 ② 新製品・新市場に果敢にチャレンジします。 ③ 株主、従業員等ステークホルダーに対する利益還元を重視します。 (注) 共栄 : 社会、お客様、役職員、株主様と「共に栄える」を目指します。 団結 : 役職員全員が「緊密なチームワーク」をもって共栄を実現します。 自律 : 役職員全員が夫々の持ち場で「自らを律して」業務に邁進します。 (2)経営戦略等 主力製品であるLPガス容器用弁市場が縮小傾向にあるなか、会社の成長を支える新しい製品群(LNG用弁、水素用弁、食品加工用サニタリー弁、一般配管用汎用弁等)の開発と販売拡大に力点を置き、一方で、生産性向上、原価低減を進めることにより、収益体質の強化に努めることを主眼として経営を行っています。 ① 営業戦略 主力製品であるLPガス容器用弁およびLPガス設備用弁の販売においては、既存シェアの維持拡大を目指すとともに、生産ラインの更新による生産性向上、海外OEMによる海外市場の開拓と適正利益の確保を図っています。 LPガスバルク供給システムの各種弁類は2023年度をピークに、当初設置後20年の更新需要が見込まれるため、現在のトップシェアを維持拡大すべく、在庫作りこみによる短納期対応を徹底していきます。 また、既存代理店やさまざまな分野の国内外の優良メーカーとの交流を深め、製品開発と新分野に対する総合的な営業力の拡充、強化を図っていきます。 ② 製品開発 LPガス用弁類・関連製品の開発に加え、クリーンエネルギーとして注目されているLNG用弁類、液体水素用弁類、圧縮水素用弁類等の超低温弁分野、食品加工分野のサニタリー弁類、一般配管用の汎用弁類の開発を更に加速させていく方針です。 ③ 生産改善 LPガス容器用弁の効率的な生産体制を確立し、利益確保と価格競争力を高めるため、2018年7月に一貫生産設備の更新を完了させました。また、生産性を追求するため、すべての工程でバーコードによる出来高管理を導入し、生産リードタイムの短縮、作業効率の改善を図っています。さらに、不適合品の撲滅、固定費の削減、VA提案、部材調達の多様化等により原価低減を持続的に推進しています。 ④ 人材育成 役職員の能力評価、業績評価を定期的に行い、社内外の適切な研修・教育機会を設け、プロ意識の高い人材を育成すべく全社的取り組みを強化・推進しています。 (3)経営環境 当該事業年度における我が国の経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東の戦禍、米中露の緊張関係を背景とした資源価格や原材料価格の高止まり、および円安によるそれら価格への影響、および物価の上昇などによって、見かけ上は緩やかな回復を続けましたが、このような全般的なコスト高を持続的に賄っていくだけの力強さには欠け、その結果、依然として先行き不透明な状況といえます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社のコア事業であるLPガス用各種バルブ(容器用弁および設備用弁)については、LPガスの国内市場が既に成熟しており新たな成長機会は限定的ですが、これに代わる次世代エネルギーガス(CNG、水素、アンモニア)の供給インフラ整備が見込まれますので、LPガスで培った可燃性高圧ガスバルブの知見や技術を活かして、次世代エネルギーガス供給機器の開発を重点的に推進しております。また、各種バルブの生産性を大幅に向上させるべく、3~5年の時間軸をもって、工場建屋と製造設備に対する抜本的な更新投資を行い、収益性の拡大を図ってまいります。 コア事業に次ぐ成長の「第2の柱」となる事業分野として、LNG、水素、窒素、その他産業ガスにおける低温弁事業を強化・拡大しております。2025年9月には、この分野で長年にわたり当社の製品開発をリードしてきて頂いた昌栄機工株式会社と製品開発に関わる合弁会社を設立しました。営業と顧客グリップは昌栄機工株式会社からの出向社員が担当し、設計技術は当社からの出向社員が担当し両者が協働することで、よりユーザーに近い現場で製品開発が行われるようになり、既に活発な開発営業が展開されております。 成長の「第3の柱」となるべき事業分野については、「食品加工」をキー・ワードに以下の取り組みを行っております。その中から事業ボリュームがつき始めた分野に対し経営資源を重点的に配分していく予定です。 ① 地球温暖化現象を背景とした猛暑対策やスマート農業実践に向けて、散水ノズル類の品揃えを強化しております。 ② 食品加工工場向けに分解洗浄可能なサニタリーバルブの納入実績を拡大しております。また、食品加工設備に設置される低温ノズル等の開発を進め実績作りを行っております。今後ともサニタリーバルブやサニタリーノズル、カップリングを中心に製品開発を進めてまいります。 ③ ワイン醸造機器については、ろ過機のみならず、搾汁機、容器洗浄機、充填機やワイン樽の洗浄機を開発し、自社の醸造施設で使用しております。また、甲府工場敷地内の自社圃場で栽培したブドウによって2024年9月からワインの醸造を開始し、2025年4月にはワインの販売も開始しました。こういった取り組みについての情報が徐々に拡散し、ワイン醸造機器に対する問合せや上記②のサニタリーバルブへの引き合いも確実に増えてきております。 ④ また、甲府工場敷地内で、空調、温度・湿度の管理機器を整備したテント型専用施設での「きくらげ」の一貫栽培体制が確立し小規模の商業生産を行っております。菌床製造の設備も備えておりますので、菌床そのものに対する需要も徐々に拡大しております。さらに、他のキノコ類の一貫栽培に拡大することも可能であり、今後検討していく方針です。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社を取り巻く経営環境の変化が大きいことから、現在、中期経営計画を策定しておりません。当社は2014年9月8日付で中期経営計画を策定し、2018年3月期における中期経営指標として下記の数値目標を掲げましたが、その後の経営環境の変化により達成できておりません。しかしながら、これら指標は現時点においてもそれを達成することが望ましいと考え諸施策を展開しております。よって、数値目標はこのまま維持し、出来るだけ早期に達成するよう努めてまいります。 ① 売上高 60億円以上 ② 営業利益率 6%~8%を持続的に達成
事業等のリスク1,362字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社は、これらリスクの発生の可能性を認識し、発生の回避および発生した場合の対応に努める所存であります。 文中の将来に関する事項は、事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)公的規制 当社の主力製品でありますLPガス容器用弁の売上は、「高圧ガス保安法」による法的規制に影響されるところが大であります。「高圧ガス保安法」等の関連する各種の法規制および行政施策の変更等により当社の財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)原材料価格および為替の変動 LPガス容器用弁の主要原材料である黄銅材および鉄鋼製装置用弁の主要原材料である鋳物の価格その他の副資材である各種化成品の価格は、製造原価に大きく影響いたします。原材料価格は、為替相場にも依存することが大きく、その市場価格が大きく変動した場合、当社の財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)特定の取引先への依存 当社の取引高は、得意先の上位3社に売上高の28.5%が集中しており、得意先の販売動向、経営成績および財政状況等が当社の財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)減少傾向にあるLPガス関連製品の国内市場規模 現在の事業の核となっているLPガス用弁類の国内市場規模は、長期的には緩やかに縮小していくことが予想されております。今後、LPガス用弁類の製造および販売のみに偏った事業展開を長期に継続した場合、当社の財政状態および経営成績が悪化する可能性があります。 (5)株価変動 当社は、取引先を中心に市場性のある株式を保有しておりますので、株価の変動により財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)製品の欠陥 当社は、国内および海外の品質基準により製品の製造を行い、全ての製品につき欠陥が発生しないように万全の品質保証体制を整えておりますが、万が一品質不良、品質事故が発生した場合、対外コストや製品の市場評価の低下により、財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)金融コストの変動 当社は、資金調達を金融機関からの借入れおよび社債発行等により実施しておりますが、金融市場の動向および当社の業績等により資金調達コストの変動リスクを負っており、その変動により財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)訴訟 当社は、業務の遂行にあたり法令遵守などコンプライアンス重視の経営に努めておりますが、国内外の事業活動の遂行にあたり、刑事・民事・独占禁止法・製造物責任法・知的財産権・環境問題等に関連した訴訟を提起されるリスクを負っており、その結果、財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9)その他 当社は、上記以外の項目に関しても天変地異を含む偶発事象に起因する事業環境の変動リスクを負っており、その変動により財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,083字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国の経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東の戦禍、米中露の緊張関係を背景とした資源価格や原材料価格の高止まり、および円安によるそれら価格への影響、および物価の上昇などによって、見かけ上は緩やかな回復を続けましたが、このような全般的なコスト高を持続的に賄っていくだけの成長力に欠け、その結果、依然として先行き不透明な状況といえます。 このような状況のなか、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 流動資産は、前事業年度末に比べて、42百万円増加して3,564百万円となりました。これは主に、電子記録債権の増加33百万円、売掛金及び契約資産の増加50百万円および商品及び製品の増加161百万円による一方で、現金及び預金の減少82百万円、仕掛品の減少12百万円および原材料及び貯蔵品の減少11百万円によるものです。 固定資産は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して5,247百万円となりました。これは主に、投資有価証券の増加164百万円による一方で、機械及び装置(純額)の減少126百万円、工具、器具及び備品(純額)の減少16百万円、リース資産(純額)の減少54百万円および関係会社株式の減少42百万円によるものです。 この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、86百万円減少して8,811百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して2,674百万円となりました。これは主に、支払手形から電子記録債務に変更したことにより電子記録債務の増加127百万円、買掛金の増加99百万円および1年内返済予定の長期借入金の増加51百万円による一方で、短期借入金の減少110百万円、支払手形および設備関係支払手形の減少331百万円によるものです。 固定負債は、前事業年度末に比べて、35百万円増加して2,154百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加79百万円による一方で、リース債務の減少59百万円によるものです。 この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、92百万円減少して4,829百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べて、6百万円増加して3,982百万円となりました。これは主に、当期純利益60百万円の計上および剰余金の配当による減少96百万円によるものです。 この結果、自己資本比率は前事業年度末の44.7%から45.2%となりました。 b.経営成績 当事業年度の売上高について、製品商品売上高が5,892百万円(前期比2.0%増)および作業屑売上高が1,151百万円(前期比13.9%増)となり、合計で7,044百万円(前期比3.8%増)となりました。これは、バルク付属機器および車載用は減少したものの、黄銅弁関連製品、船舶用などが増加したことによるものです。また、作業屑の売上高については、工場の稼働率が上昇し、価格が上昇したことにより増加となりました。 製品商品売上高のうち、LPガス容器用弁が3,413百万円(前期比8.7%増)、船舶用は346百万円(前期比11.5%増)、鉄鋼弁のその他は153百万円(前期比22.9%増)と増加しました。一方で、バルク付属機器は872百万円(前期比13.9%減) 設備用は851百万円(前期比6.6%減)、車載用は147百万円(前期比16.3%減)と減少しました。 損益面については、黄銅材価格の高騰やその他資材価格の上昇、および全般的な物価高による諸経費の上昇に対して、引き続き経費削減や生産性向上などにより原価低減努力を継続しましたので、営業利益は111百万円となり、前期比で35.5%の改善となりました。黄銅材価格の更なる高騰や円安およびインフレの昂進による製造コストへの影響が懸念されますので、原価低減に向けた努力を継続してまいります。 また、前期には独占禁止法関連損失として特別損失148百万円を計上しましたが、当期はそのように大きな特別損益の計上はありませんでした。 以上により、当事業年度においては、営業利益111百万円(前期比35.5%増)、経常利益100百万円(前期比35.6%増)となり、当期純利益60百万円(前期純損失74百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して82百万円減少し、当事業年度末には260百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は314百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益94百万円および減価償却費300百万円により増加する一方で、棚卸資産の増加額138百万円、割引手形の減少額35百万円および利息の支払額28百万円により減少するものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は260百万円となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出101百万円および有形固定資産の取得による支出197百万円により減少するものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は136百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加379百万円により増加する一方で、短期借入金の純増減額の減少による支出110百万円、長期借入金の返済による支出247百万円、リース債務の返済による支出61百万円および配当金の支払額96百万円により減少するものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社は、高圧ガス用バルブおよび関連機器類の製造、販売を主たる業務にしておりますが、製品種類別に示すと下記のとおりになります。 当事業年度の生産実績は、下記のとおりであります。 製品種類等   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 黄銅弁(千円)   4,397,001   107.1 鉄鋼弁(千円)   1,473,319   95.9 合計   5,870,321   104.0 (注) 金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当社は、一部の製品につき受注生産を行っておりますが、基本的には需要予測に基づく見込み生産を行っておりますので記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は、下記のとおりであります。 製品種類等   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 黄銅弁(千円)   4,317,014   104.5 鉄鋼弁(千円)   1,468,463   94.9 その他(千円)   107,521   110.3 屑売上高(千円)   1,151,210   113.9 合計   7,044,209   103.8 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) サンエツ金属株式会社   615,659   9.0   742,326   10.5 矢崎エナジーシステム株式会社   676,324   9.9   679,865   9.6 昌栄機工株式会社   668,708   9.8   600,944   8.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 (資産) 流動資産は、前事業年度末に比べて、42百万円増加して3,564百万円となりました。これは主に、電子記録債権の増加33百万円、売掛金及び契約資産の増加50百万円および商品及び製品の増加161百万円による一方で、現金及び預金の減少82百万円、仕掛品の減少12百万円および原材料及び貯蔵品の減少11百万円によるものです。 固定資産は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して5,247百万円となりました。これは主に、投資有価証券の増加164百万円による一方で、機械及び装置(純額)の減少126百万円、工具、器具及び備品(純額)の減少16百万円、リース資産(純額)の減少54百万円および関係会社株式の減少42百万円によるものです。 この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、86百万円減少して8,811百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して2,674百万円となりました。これは主に、支払手形から電子記録債務に変更したことにより電子記録債務の増加127百万円、買掛金の増加99百万円および1年内返済予定の長期借入金の増加51百万円による一方で、短期借入金の減少110百万円、支払手形および設備関係支払手形の減少331百万円によるものです。 固定負債は、前事業年度末に比べて、35百万円増加して2,154百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加79百万円による一方で、リース債務の減少59百万円によるものです。 この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、92百万円減少して4,829百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べて、6百万円増加して3,982百万円となりました。これは主に、当期純利益60百万円の計上および剰余金の配当による減少96百万円によるものです。 この結果、自己資本比率は前事業年度末の44.7%から45.2%となりました。 2)経営成績 (売上高) 当事業年度の売上高について、製品商品売上高が5,892百万円(前期比2.0%増)および作業屑売上高が1,151百万円(前期比13.9%増)となり、合計で7,044百万円(前期比3.8%増)となりました。これは、バルク付属機器および車載用は減少したものの、黄銅弁関連製品、船舶用などが増加したことによるものです。また、作業屑の売上高については、工場の稼働率が上昇し、価格が上昇したことにより増加となりました。 製品商品売上高のうち、LPガス容器用弁が3,413百万円(前期比8.7%増)、船舶用は346百万円(前期比11.5%増)、鉄鋼弁のその他は153百万円(前期比22.9%増)と増加しました。一方で、バルク付属機器は872百万円(前期比13.9%減) 設備用は851百万円(前期比6.6%減)、車載用は147百万円(前期比16.3%減)と減少しました。 (営業利益) 黄銅材価格の高騰やその他資材価格の上昇、および全般的な物価高による諸経費の上昇に対して、引き続き経費削減や生産性向上などにより原価低減努力を継続しましたので、営業利益は111百万円となり、前期比で35.5%の改善となりました。 (経常利益) 営業外収益は前期比17百万円増の43百万円、営業外費用は前期比19百万円増の53百万円となりました。 この結果、経常利益は100百万円(前期比35.6%増)となりました。 (当期純利益) 前期には独占禁止法関連損失として特別損失148百万円を計上しましたが、当期はそのように大きな特別損益の計上はありませんでした。固定資産除却損など特別損失5百万円および法人税等33百万円を計上したことにより、当期純利益は60百万円(前期純損失74百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、営業活動の結果得られた資金は減価償却費の計上などにより前事業年度に比べ314百万円、有形固定資産の取得などにより投資活動の結果使用した資金は260百万円、および長期借入金の返済などにより財務活動の支出は136百万円となりました。この結果、現金及び現金同等物は前事業年度末と比較して82百万円減少し、当事業年度末には260百万円となりました。 当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結しております。 なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,497百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 財務諸表の作成にあたっては、期末における資産、負債の報告金額および収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断および仮定を行うことが必要となります。当社は、財務諸表作成の基礎となる見積り、判断および仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断および仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 見積り、判断および仮定により当社の財務諸表に重要な影響を及ぼすと考えている項目は次のとおりです。 (繰延税金資産) 当社は、将来の回収可能性を十分に検討した上で、一定期間における回収可能性が高いと判断した部分に限り繰延税金資産として計上しております。 (棚卸資産) 当社は、取得原価をもって貸借対照表価額とし、収益性の低下した棚卸資産については、合理的な見積りにより簿価切り下げを行っております。 (退職給付引当金) 当社は、退職給付債務について退職一時金制度に係る期末自己都合要支給額を基に簡便法により計算しております。 なお、詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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