概要
宇野澤組鐵工所は、1899年創業の風水力機械メーカーである。真空ポンプや送風機・圧縮機の製造販売を主軸とし、不動産賃貸事業も併せ持つ。東京都渋谷区に本社を置き、従業員数は162名。2024年9月には名古屋証券取引所メイン市場に重複上場した。直近の2025/3期の売上高は約49億円で、その約87%を製造事業が占める。
製造事業と不動産事業の二本柱
宇野澤組鐵工所の事業は、製造事業と不動産事業の二部門で構成される。製造事業では真空ポンプ、送風機・圧縮機、部品、修理サービスを手掛け、2025/3期の売上高は42.8億円と全体の87%を占める。不動産事業は東急不動産との共同ビル建設を契機に1984年に開始し、ビルや駐車場の賃貸・管理を行い、同事業の売上高は6.4億円、セグメント利益は4.8億円と高い利益率を示す。
安定した収益基盤と設備投資の拡大
売上高は2013/3期の35億円から緩やかに成長し、2025/3期には49億円となった。一方、営業利益は同5.6億円で、利益率は11.4%である。製造事業の利益率は2%と低いが、不動産事業の利益率は約75%と高く、全体の収益を支える。同社は生産能力増強のため、2027年に新機械加工棟、2028年に新組立棟の竣工を計画し、設備投資を積極化している。
東京と名古屋の二市場に上場する体制
同社は1962年に東京証券取引所市場第二部に上場し、2022年の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。さらに2024年9月、名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場し、二市場での資金調達と知名度向上を図る。本社機能は東京都大田区の玉川工場内にあり、登記上の本店は渋谷区恵比寿である。大阪営業所も1962年に開設し、国内の販売網を構築している。
業界の中での役割は産業機械向け真空・送風・圧縮機器の供給者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 真空ポンプ | 14億円 | 29.2% | — | — |
| 送風機・圧縮機 | 13億円 | 27.1% | — | — |
| 部品 | 9億円 | 18.8% | — | — |
| 修理 | 6億円 | 12.5% | — | — |
| 不動産事業 | 6億円 | 12.5% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01製造事業主力
真空ポンプ、送風機・圧縮機、輸送装置等を製造・販売。原材料を購入し、自社で機械加工・組立・検査を行い、得意先に納入する。
- 真空ポンプ
- 真空環境を作り出すポンプで、半導体製造や化学プラントなどで使用される。
- 送風機・圧縮機
- 空気やガスを送風・圧縮する機械で、換気や空気輸送などに使用される。
- 輸送装置
- 粉粒体などを搬送するための装置。
02不動産事業その他
ビル並びに駐車場の賃貸及び管理を行う。
製品と技術
真空ポンプと送風機・圧縮機の製造
製造事業の主力製品は真空ポンプと送風機・圧縮機である。真空ポンプは半導体や化学プラント向けに多様な仕様を提供し、2025/3期の売上高は14.2億円。送風機・圧縮機は大型ブロワを中心に特種仕様の受注が強みで、同13.2億円を計上した。同社は長年の経験で培った技術により、顧客の使用プロセスに応じたソリューションを提案する。
部品販売と修理サービスの収益貢献
部品販売と修理サービスは、製品販売と並ぶ収益源である。部品は9.1億円、修理は6.3億円の売上を達成し、それぞれ前年比で増加した。特に修理はメーカー品質と短納期を強みとし、顧客の設備維持ニーズを捉える。これらのアフターサービスは、製品ライフサイクル全体での収益機会を創出している。
不動産事業による安定収益の確保
不動産事業は渋谷区恵比寿のウノサワ東急ビルや恵比寿ビジネスタワーなどの賃貸物件を運営する。2025/3期の売上高は6.4億円、セグメント利益は4.8億円と高い利益率を誇る。同事業は製造事業の収益変動を補完する役割を果たし、グループ全体の収益安定化に寄与している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
小型真空ポンプでニッチ首位、高収益だが売上減少
宇野澤組鐵工所は機械セクターで、小型真空ポンプや搬送機器を手掛けるニッチ企業です。売上高は約49億円(2026/3期)と小規模ですが、営業利益率は12%を超え、非常に高い収益性を示しています。同業の日本エコシステムとは業種が異なりますが、サービス業のくくりでは比較対象となります。しかし、機械メーカーとしての特性上、三浦工業や日本製鋼所がボイラや重電で規模が大きく、直接の競合ではありません。真空ポンプ市場では国内で高いシェアを持つとされますが、売上高は減少傾向にあり、市場の縮小や顧客の設備投資減が影響しています。専門性の高さと高収益が強みですが、主力製品への依存度が高く、新分野への進出が課題となっています。
強み
- 営業利益率12%以上を維持し、専門性の高い製品で利益を確保しています。
- 真空ポンプという特定分野に特化し、高シェアと技術力を誇っています。
- 産業用や研究機関など特定顧客との長期的な取引関係があります。
- 精密な機械加工技術や設計能力が評価されています。
課題
- 売上高が減少しており、市場縮小や需要低下への対策が必要です。
- ニッチ市場であるため、成長余地が限定的で、新規分野の開拓が求められます。
- 少数の大口顧客への依存度が高く、需要変動の影響を受けやすいです。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字が宇野澤組鐵工所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6138ダイジェット工業 | 59億円 | 7.5倍 |
| 2 | 6325タカキタ | 58億円 | 23.2倍 |
| 3 | 6495宮入バルブ製作所 | 57億円 | 92.1倍 |
| 4 | 6334明治機械 | 57億円 | 212.8倍 |
| 5 | 6217津田駒工業 | 55億円 | — |
| 6 | 6396宇野澤組鐵工所 | 54億円 | 12.2倍 |
| 7 | 6265コンバム | 51億円 | 14.8倍 |
| 8 | 6335東京機械製作所 | 50億円 | 4.4倍 |
| 9 | 6494NFKホールディングス | 47億円 | 52.2倍 |
| 10 | 7021ニッチツ | 47億円 | 22.5倍 |
| 11 | 6342太平製作所 | 45億円 | 8.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 17件
麻布新堀町で創業した1899年
1899年8月、東京都港区麻布新堀町において宇野澤組鐵工所が創業された。当初は鉄工所として事業を開始し、1907年12月には渋谷区恵比寿に事務所と工場を新築・移転した。1933年12月には組織を株式会社に変更し、「株式会社宇野澤組鐵工所」を設立。1937年9月には大田区に玉川工場を竣工し、本格的な量産体制へと移行した。
東証二部上場と事業拡大の1960年代
1962年7月、大阪営業所を開設し、関西地区への販路を拡大。同年11月には資本金を1億円に増資し、東京証券取引所市場第二部に上場した。これにより資金調達力を高め、事業基盤を強化した。1973年7月には所沢工場にてターボファンやターボブロワといった送風機の製作を開始し、製品ラインアップを拡充した。
工場統合と不動産事業開始の1980年代
1977年9月、合理化を目的に渋谷工場を玉川工場へ統合。1984年3月には渋谷工場跡地に東急不動産と共同で「ウノサワ東急ビル」を建設し、不動産事業を開始した。この事業はその後、安定した収益源となる。1996年12月には本社機能を玉川工場内に移転し、生産と管理の一体化を進めた。
品質認証取得と生産施設の近代化
1998年7月、ISO9001の認証を取得し、品質管理体制を国際基準に適合させた。2007年2月には玉川工場の一部を取り壊し、恒温室工場を増設。部品加工や製品組立ての精度向上を図り、本社事務所も同建物に集約した。2011年1月にはさらに工場を増設し、機械設備の配置見直しにより生産効率を向上させた。
市場区分移行と重複上場の2020年代
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。2024年9月には名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場し、中部圏での認知度向上と投資家層の拡大を狙った。同年には玉川工場の隣接地に新機械加工棟・新組立棟の建設を計画し、2027年から2028年の竣工を目指す。
年表17件を開く
1890年代
- 1899年8月創業東京都港区麻布新堀町において創業。
1900年代
- 1907年12月東京都渋谷区恵比寿1-19-16に事務所と工場を新築し移転。
1930年代
- 1933年12月創業組織を変更し株式会社宇野澤組鐵工所を設立。
- 1937年9月東京都大田区に玉川工場竣工。
1960年代
- 1962年7月大阪営業所開設。
- 1962年11月上場資本金を1億円に増資し、東京証券取引所市場第二部に上場。
1970年代
- 1973年7月所沢工場にてターボファン、ターボブロワ等、送風機製作開始。
- 1975年7月所沢工場を玉川工場に移転。送風機製作を開始。
- 1977年9月M&A合理化のため渋谷工場を玉川工場へ統合。
1980年代
- 1984年3月渋谷工場跡地に東急不動産株式会社と共同にてウノサワ東急ビルを建設。不動産事業を開始。
1990年代
- 1996年12月本社機能を玉川工場内に移転。
- 1998年7月ISO9001の認証取得。
2000年代
- 2003年12月渋谷区恵比寿の社有地の一部を譲渡し、近隣地権者と共同にて恵比寿ビジネスタワーを建設。
- 2007年2月玉川工場の一部を取り壊し、部品加工及び製品組立ての精度向上のため恒温室工場を増設(1階2階は工場、3階は本社事務所)。
2010年代
- 2011年1月機械設備の配置見直しを図り、生産効率向上のため工場を増設(1階2階は工場、3階は技術部)。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。
- 2024年9月上場名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 新機械加工棟竣工2027年まで2027年竣工
- 新組立棟竣工2028年まで2028年竣工
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
高付加価値製品の拡販
長年の技術力を活かし、特種仕様の大型ブロワ、顧客プロセスに応じたソリューション提供による真空ポンプ、メーカー品質・短納期の修理を拡販する。
- 02
生産能力の増強とリードタイム短縮
生産計画高度化によるリードタイム短縮、大型加工設備改修による大型ブロワ生産能力増強、多能工化による生産・修理台数増加、2027年新機械加工棟・2028年新組立棟竣工を計画的に進める。
- 03
働き甲斐のある職場の実現
新工場含む職場環境改善、評価・報酬制度見直しにより従業員のモチベーション向上と生産性向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で162人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は637万円で、9期前と比べて+10.2%。平均年齢は46.7歳、平均勤続年数は19.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 192 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 190 | — |
| 2019年3月 | 578 | 42.8 | 15.4 | 189 | — |
| 2020年3月 | 543 | 41.5 | 15.6 | 186 | — |
| 2021年3月 | 530 | 44.1 | 17.7 | 182 | — |
| 2022年3月 | 538 | 44.9 | 17.7 | 180 | — |
| 2023年3月 | 561 | 44.8 | 17.7 | 177 | — |
| 2024年3月 | 580 | 44.8 | 17.7 | 170 | — |
| 2025年3月 | 607 | 45.8 | 18.3 | 169 | 355 |
| 2026年3月 | 637 | 46.7 | 19.7 | 162 | 370 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は49億円、営業利益は6億円。前期と比べると減収増益で、売上が-2.0%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 47億円 | 49億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥50 | ¥50 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は13億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.3%、営業利益は+200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 14 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 12 | 1 | 8.3 | 1 |
| 2024年2Q | 15 | 2 | 13.3 | 1 |
| 2024年3Q | 13 | 1 | 7.7 | 1 |
| 2024年4Q | 15 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 25 | 3 | 12.0 | 2 |
| 2025年4Q | 25 | 3 | 12.0 | 2 |
| 2026年2Q | 26 | 3 | 11.5 | 2 |
| 2026年4Q | 23 | 3 | 13.0 | 2 |
| 2027年1Q | 13 | 3 | 23.1 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は35億円から49億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.2%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 35 | — | −1 | — | −2 |
| 2014年3月 | 38 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年3月 | 41 | — | 0 | — | 0 |
| 2016年3月 | 45 | — | 0 | — | 0 |
| 2017年3月 | 53 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年3月 | 52 | — | 4 | — | 3 |
| 2019年3月 | 50 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年3月 | 46 | — | 1 | — | 0 |
| 2021年3月 | 40 | — | 2 | — | 1 |
| 2022年3月 | 44 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年3月 | 51 | — | 5 | — | 4 |
| 名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場。 | |||||
| 2024年3月 | 55 | — | 7 | — | 4 |
| 2025年3月 | 50 | 6 | 6 | 12.0 | 4 |
| 2026年3月 | 49 | 6 | 6 | 12.2 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高49億円のうち、営業利益として残るのは6億円で12.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.5%37億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.2%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.2%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は27億円で、売上の6.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 |
| 2014年3月 | 3 | 2 | −2 | 5 | 16 |
| 2015年3月 | 0 | 1 | −1 | 1 | 16 |
| 2016年3月 | 0 | −1 | −1 | −1 | 15 |
| 2017年3月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 14 |
| 2018年3月 | 8 | −1 | 0 | 7 | 20 |
| 2019年3月 | 1 | −2 | −1 | −1 | 19 |
| 2020年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 21 |
| 2021年3月 | 5 | −2 | −1 | 3 | 23 |
| 2022年3月 | 5 | −1 | −1 | 4 | 26 |
| 2023年3月 | 5 | −5 | −1 | 0 | 24 |
| 2024年3月 | 4 | −1 | −2 | 3 | 25 |
| 2025年3月 | 8 | −3 | −2 | 5 | 29 |
| 2026年3月 | 4 | −4 | −2 | 0 | 27 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は84億円。このうち返さなくてよい自己資本が38億円で、自己資本比率は45.3%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 64 | 14 | 50 | 22.2 |
| 2014年3月 | 63 | 15 | 48 | 24.3 |
| 2015年3月 | 66 | 15 | 51 | 22.9 |
| 2016年3月 | 67 | 15 | 52 | 22.6 |
| 2017年3月 | 70 | 16 | 54 | 23.2 |
| 2018年3月 | 76 | 19 | 57 | 25.2 |
| 2019年3月 | 76 | 20 | 56 | 25.8 |
| 2020年3月 | 72 | 19 | 53 | 26.6 |
| 2021年3月 | 71 | 21 | 50 | 29.3 |
| 2022年3月 | 74 | 22 | 52 | 30.0 |
| 2023年3月 | 79 | 25 | 54 | 32.1 |
| 2024年3月 | 88 | 31 | 57 | 35.0 |
| 2025年3月 | 84 | 34 | 51 | 39.9 |
| 2026年3月 | 84 | 38 | 46 | 45.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで209社中43位あたり、逆に低いのは配当利回りで209社中188位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月1日の終値
直近の終値は¥4,800で、1年前と比べて+42.3%。過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 |
| PER (会社予想) | 11.0倍 |
| PBR | 1.33倍 |
| 配当利回り | 1.04% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月7日に4,650円、前日比+6.9%と大幅上昇し、年初来高値を更新しました。週足では7月21日の4,040円から8月7日までに15.1%上昇しており、上昇トレンドが加速しています。52週高値4,700円にほぼ到達しており、52週安値3,150円からは47.6%上昇しました。出来高は8月7日に2,100株と増加しましたが、流動性は非常に低く、値動きが大きくなりやすい状況です。25日移動平均線は4,144円で、株価はこれを大きく上回っており、強い上昇基調を示しています。RSIは100と極度の買われすぎ状態で、短期的な反落リスクが高いです。テクニカル的には、上昇トレンドは継続中ですが、過熱感から注意が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは11.85倍(予想10.7倍)で業界平均23.76倍を大きく下回る。PBRは1.35倍で平均1.59倍を下回る。ROE12.1%は良好で、収益性は平均を上回る。しかし配当利回りは1.08%と業界平均2.68%を大きく下回り、株主還元が弱い。売上高はやや減少傾向にあり、成長性に欠けるが、利益は安定している。総合的に、利益水準に対して株価は割安と言えるが、配当の少なさは評価を下げる要因。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 11.0倍 | — |
| PBR | 1.33倍 | 1.50倍 |
| ROE | 12.1% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
小型ニッチ機械メーカーで、売上は直近3期で50億円前後に停滞。利益率は改善傾向にあるものの、株価は1年で5割上昇し、PER12倍程度まで評価は高まった。強気派はROE12%超の資本効率と、省エネ・メンテ需要による安定収益を評価する。一方弱気派は、売上成長の頭打ちと、特定業界の設備投資減速リスクを指摘。規模が小さく流動性も低いことから、大口投資家の参入余地は限定的とする。
- ROE12%超
2025/3期ROEは12.1%と高く、資本効率は良好
- 堅実な収益性
営業利益率12%前後を維持し、利益の安定感がある
- 株価上昇傾向
1年で株価は49%上昇し、市場の期待が高い
- 予想PER10.7倍と改善見込み2026年3月期影響中
現在PER11.85倍から予想10.7倍に低下
- ROE12.1%と高い資本効率継続影響中
ROE12.1%、PBR1.35倍で収益率が高い
- 営業利益率12.24%と堅調2026年3月期影響中
営業利益率12.24%、営業利益6億円を確保
- 株価は1年で49%上昇し勢い続く継続影響弱
株価変化率+49.48%、上昇トレンド
- 売上伸び悩み
売上高は50億円前後で横ばい、成長性が見込めない
- 規模の限界
時価総額52億円と小型で、機関投資家の参入が難しい
- 依存リスク
特定業界の設備投資動向に業績が左右される可能性
- 売上高が55→49億円と3期連続減収2026年3月期影響中
売上高55→50→49億円、減収基調が続く
- 最終利益4億円と横ばい2026年3月期影響弱
純利益4億円で3期変わらず、成長性欠如
- 時価総額52億円と流動性が低位継続影響弱
時価総額52億円、出来高の細さが懸念
- 配当利回り1.08%と低水準継続影響弱
配当利回り1.08%、株主還元の魅力不足
- 受注高
- 需要動向を先行反映するため
- 営業利益率
- 収益性の改善持続を確認するため
- 設備投資動向
- 主要顧客の投資サイクルが業績に直結するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり50円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.04%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 19.6 |
| 2018年3月 | 30 | 50.0 | 12.2 |
| 2019年3月 | 40 | 33.3 | 33.0 |
| 2020年3月 | 20 | −50.0 | 46.4 |
| 2021年3月 | 30 | 50.0 | 22.6 |
| 2022年3月 | 30 | 0.0 | 20.4 |
| 2023年3月 | 50 | 66.7 | 15.7 |
| 2024年3月 | 50 | 0.0 | 13.0 |
| 2025年3月 | 50 | 0.0 | 13.9 |
| 2026年3月 | 50 | 0.0 | 12.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥50
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ533人。区分でいちばん多いのは事業法人で54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.3%を占め、残る45.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 48.0 | 47.8 | 54.9 | 54.9 | 54.9 | 54.3 |
| 個人・その他 | 50.4 | 50.4 | 43.6 | 42.9 | 39.9 | 38.8 |
| 証券会社 | 1.3 | 1.6 | 1.1 | 1.9 | 4.3 | 3.8 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.8 | 3.0 |
| 自己株式 | 1.4 | 1.4 | 1.4 | 1.4 | 1.4 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ㈱ウノザワコーポレーション | 33.50 |
| 02 | 大田 昭彦 | 11.88 |
| 03 | (公財)樫の芽会 | 8.93 |
| 04 | 東急不動産㈱ | 8.93 |
| 05 | 宇野澤 虎雄 | 4.57 |
| 06 | 立花証券㈱ | 1.88 |
| 07 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱) | 1.62 |
| 08 | 吉岡 裕之 | 1.10 |
| 09 | 石井 剛文 | 0.96 |
| 10 | 三和機械㈱ | 0.95 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+2943%、1株純資産は14期で+2609%。直近期のROEは12.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −14 | 127 | −10.6 | — | — |
| 2014年3月 | 10 | 137 | 7.5 | 13.7 | — |
| 2015年3月 | −1 | 137 | −0.6 | — | — |
| 2016年3月 | 1 | 138 | 1.0 | 129.5 | — |
| 2017年3月 | 102 | 1,457 | 7.0 | 18.6 | 19.6 |
| 2018年3月 | 247 | 1,737 | 14.2 | 11.6 | 12.2 |
| 2019年3月 | 121 | 1,776 | 6.9 | 17.1 | 33.0 |
| 2020年3月 | 43 | 1,740 | 2.5 | 53.3 | 46.4 |
| 2021年3月 | 132 | 1,886 | 7.0 | 20.4 | 22.6 |
| 2022年3月 | 147 | 1,999 | 7.6 | 17.1 | 20.4 |
| 2023年3月 | 319 | 2,294 | 14.9 | 8.0 | 15.7 |
| 2024年3月 | 384 | 2,784 | 15.1 | 8.2 | 13.0 |
| 2025年3月 | 359 | 3,040 | 12.3 | 8.6 | 13.9 |
| 2026年3月 | 393 | 3,440 | 12.1 | 10.2 | 12.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額81百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宇野澤虎雄 | 代表取締役 会長 | 87 | 512 |
| 樋口勉 | 代表取締役 社長兼 技術部兼 品質保証部兼 製造部兼 資材部担当 | 73 | 13 |
| 澤田正伸 | 常務取締役 営業部長兼 カスタマーサービス部長 | 55 | — |
| 髙木貴温 | 取締役 管理本部長兼 総務部長兼 財務部長 | 61 | — |
| 井上俊弘 | 取締役 | 69 | — |
| 最所敏明 | 常勤監査役 | 76 | 2 |
| 西村賢 | 監査役 | 53 | — |
| 関本明 | 監査役 | 71 | 3 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 54 | 6 | 60 | 15 |
| 社外取締役 | 3 | 11 | 1 | 12 | 4 |
| 監査役 | 1 | 8 | 1 | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容363字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題746字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,444字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,950字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第134期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第134期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第133期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第133期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第132期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第132期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第132期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第132期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第131期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第131期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第131期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第131期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業