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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

DMG森精機

DMG MORI CO., LTD.6141 · Prime · 機械

工作機械の世界大手。切削・複合加工からアディティブまで、多軸・複合加工機に強み。

概要

DMG森精機は、工作機械の製造・販売を主力とする世界トップクラスの総合メーカーである。NC旋盤、複合加工機、5軸加工機、マシニングセンタなどを幅広く展開し、2024年12月期の連結売上収益は5,409億円、営業利益は437億円に達する。自動車、航空宇宙、金型、一般機械など多様な製造業向けに機械本体とサービスを提供し、グループ全体で約14,000人の従業員を擁する。

マシンツールとインダストリアル・サービスの二本柱

当社は「マシンツール」と「インダストリアル・サービス」の2部門で事業を構成する。マシンツール部門は工作機械本体の製造・販売を担当し、5軸加工機、複合加工機、横形・立形マシニングセンタ、ターニングセンタ、グラインディングセンタ、ボーリングマシン、アディティブ・マニュファクチャリング機などをラインアップする。インダストリアル・サービス部門は、販売・サービス、計測装置、ソフトウエア、MRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)、スペアパーツ、エンジニアリングなど、機械のライフサイクル全般にわたるトータルソリューションを提供する。2025年12月期の連結売上収益は5,150億円、営業利益は190億円であった。

欧州・米州・アジアに広がるグローバル生産・販売網

DMG森精機は、日本(奈良、伊賀、千葉など)、ドイツ(フロンテン、ゼーバッハ、ビーレフェルト)、イタリア(トルトナ、ベルガモ)、ポーランド、米国(デイビス)、中国(天津)などに生産拠点を持つ。販売サービス子会社は欧州、北米、南米、アジアに広がり、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の受注構成比は55%、米州が24%、日本が10%、中国が6%、中国を除くアジアが5%(2025年12月期)である。航空宇宙・防衛、医療、エネルギーなど成長分野での需要を捉えている。

127社の連結子会社と持分法適用関連会社で構成されるグループ

当社グループは、当社および連結子会社127社、持分法適用関連会社8社で構成される。主要な連結子会社には、工作機械製造のDMG MORI Pfronten GmbH、DMG MORI Seebach GmbH、DMG MORI Bielefeld GmbH、DMG MORI USA, INC.、DMG森精機(天津)機床有限公司などがある。また、株式会社太陽工機や株式会社マグネスケールなど、特殊な技術を持つ子会社も傘下に持つ。DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT(ドイツ)は関係会社の統括を担う。

業界の中での役割は工作機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5,150億円
営業利益
190億円
営業利益率
3.7%
純利益
240億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01マシンツール(工作機械の製造及び販売)主力

工作機械本体の製造・販売。5軸加工機、複合加工機、マシニングセンタ、ターニングセンタ、グラインディングセンタ、ボーリングマシン、アディティブ・マニュファクチャリング機などを幅広くラインアップ。自動車、航空宇宙、金型、一般機械など多様な製造業向けに供給。

主な製品・サービス8
5軸加工機
主に航空機部品や金型など複雑形状の加工に用いられる、5軸同時制御の工作機械。
複合加工機
旋削とフライス加工を1台で実現し、多工程を集約する複合工作機械。
横形・立形マシニングセンタ
切削加工の主力機種。横形は大型部品、立形は金型・部品加工に幅広く使用される。
ターニングセンタ
旋盤をベースに、複合加工機能や自動化対応を強化した工作機械。
グラインディングセンタ
研削加工専用の工作機械。高精度な表面仕上げを実現。
ボーリングマシン
中ぐり加工専用の工作機械。主に大型部品の穴加工に用いられる。
アディティブ・マニュファクチャリング機
金属や樹脂の積層造形装置。ラピッドプロトタイピングや部品製造に活用。
ソフトウエア(ユーザーインタフェース、テクノロジーサイクル、組込ソフトウエア等)
工作機械の操作性向上や加工工程最適化を実現するソフトウエア。

02インダストリアル・サービス(工作機械に関連するサービスやソリューションの提供)主力

工作機械の販売・サービス、計測装置、ソフトウエア、画像処理ハードウエア、MRO・スペアパーツ・エンジニアリングなど、工作機械のライフサイクル全般にわたるトータルソリューションを提供。顧客の生産性向上・稼働率最大化を支援。

主な製品・サービス2
計測装置
工作機械の加工精度を測定・検査する装置。HiPOWERシリーズなど。
ソフトウエア(ユーザーインタフェース、テクノロジーサイクル、組込ソフトウエア等)
工作機械の操作性向上や加工工程最適化を実現するソフトウエア。

製品と技術

5軸加工機と複合加工機による工程集約の追求

5軸加工機は、ワークを5軸同時制御で加工することで、複雑な形状を一度のセットで仕上げられる。主に航空機部品や金型の加工に用いられる。複合加工機は、旋削とフライス加工を1台で実現し、多工程を集約する。特にNTXシリーズは第3世代に進化し、サイクルタイム短縮と省エネルギーを両立している。これらの機種は、自動車のエンジン部品や医療機器など、高精度が要求される分野で活用される。

マシニングセンタとターニングセンタの幅広いラインアップ

横形マシニングセンタ(NHXシリーズ)は、大型部品の加工に適し、自動車のトランスミッションケースなどに使用される。立形マシニングセンタは金型や精密部品加工に用いられる。ターニングセンタは旋盤をベースに複合機能や自動化を強化した機種で、NLX 2500 2nd Generationなどが代表的。これらの機種は、高剛性・高精度を追求し、長時間の安定稼働を実現している。

アディティブ・マニュファクチャリングとソフトウエアソリューション

アディティブ・マニュファクチャリング機(積層造形装置)は、金属や樹脂の粉末をレーザーで溶かして造形する。ラピッドプロトタイピングや複雑形状の部品製造に利用される。ソフトウエアでは、ユーザーインタフェース「CELOS」や、3Dモデルから加工プログラムを自動生成する「CELOS VISUALprogramming 3D」などを提供。工作機械の操作性向上と加工工程の最適化を支援する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

工作機械で世界有数、海外市場依存高め

DMG森精機は工作機械業界で世界有数のシェアを誇り、特に複合加工機や5軸機で高い技術力を持つ。同業他社の三浦工業はボイラーや環境機器主体で、日本製鋼所は大型鍛鋼品など分野が異なる。一方、DMG森精機は自動車や航空宇宙向けの需要を取り込み、グローバル展開を積極的に進めている。2024年12月期は営業利益率8.08%と好調だったが、2025年12月期は3.69%に低下する見込みだ。これは主要市場の需要減退や価格競争の影響とみられる。海外売上比率が高いため、中国や欧州の景気動向に業績が左右される。内需だけでなく海外需要を取り込む強みがあるが、為替変動や市況悪化への耐性が課題である。

強み

  • 複合加工機や5軸マシニングセンタで高い精度を実現し、航空宇宙や金型分野で採用される。
  • 欧州やアジアに販売拠点を持ち、世界市場からの受注獲得が可能な体制を構築している。
  • 旋盤からマシニングセンタまで幅広い製品を揃え、顧客の多様な加工ニーズに対応する。
  • 2025年12月期の営業利益は減少するが、市場回復により再び10%超の利益率を目指せる。

課題

  • 自動車や半導体向けの設備投資に業績が左右され、需要サイクルの変動が大きい。
  • 中国メーカーや新興勢との競争で価格引き下げ圧力が強まり、利益率を圧迫する。
  • 輸出中心の事業構造で為替変動の影響を直接受け、円高時に競争力が弱まる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がDMG森精機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15631日本製鋼所5,255億円27.0倍
26324ハーモニック・ドライブ・システムズ5,124億円315.0倍
36268ナブテスコ5,106億円25.6倍
46508明電舎4,862億円20.5倍
57012川崎重工業4,078億円18.8倍
66141DMG森精機4,043億円58.1倍
76135牧野フライス製作所3,811億円17.1倍
86507シンフォニアテクノロジー3,512億円23.0倍
96407CKD3,477億円25.2倍
106136オーエスジー3,430億円16.3倍
113107ダイワボウホールディングス3,338億円10.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

繊維機械から工作機械へ転換した1958年

1948年10月、奈良県大和郡山市で株式会社森精機製作所として創業。当初は繊維機械の製造・販売を行っていたが、1958年5月に繊維機械の製造を中止し、工作機械(高速精密旋盤)の製造・販売を開始した。この転換が現在の工作機械専門メーカーとしての基盤となった。1962年には本店・本社工場を大和郡山市内に移転した。

数値制御装置付旋盤の開発と証券取引所上場(1968-1979)

1968年4月、数値制御装置付旋盤の製造・販売を開始。NC技術の導入により、自動化・高精度化の道を拓いた。1970年12月には三重県伊賀町に伊賀工場を建設し生産能力を拡大。1979年11月に大阪証券取引所市場第二部に上場、1981年には東京証券取引所にも上場した。

マシニングセンタのライン拡充と海外子会社設立(1981-1983)

1981年5月に立形マシニングセンタの製造・販売を開始し、1983年6月には横形マシニングセンタも追加。これにより、旋盤中心からマシニングセンタへ製品ラインを拡大した。同時期、1982年にドイツ、1983年に米国に販売子会社を設立し、海外市場への本格進出を開始。1983年9月には東京・大阪両証券取引所第一部に指定された。

日立精機の事業譲受と名古屋への本社移転(2002-2004)

2002年9月、日立精機株式会社および日立精機サービス株式会社より営業の一部を譲受。これにより、日立精機の顧客基盤と技術を獲得した。2004年10月、本社機能を奈良県大和郡山市から愛知県名古屋市に移転。また、千葉事業所を2003年に建設し、関東エリアの拠点を強化した。

独GILDEMEISTERとの提携とDMG森精機への商号変更(2009-2013)

2009年3月、ドイツの工作機械メーカーGILDEMEISTER AG(現DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT)との業務・資本提携を合意。その後、2011年4月にDMG MORI AGの株式を20.1%まで追加取得し、関係を強化。2013年10月には商号を「DMG森精機株式会社」に変更し、両社のブランドを統合した。これにより、世界最大級の工作機械グループが形成された。

伊賀事業所の拡張と自動化システム工場の稼働(2012-2025)

2012年2月、伊賀事業所内にベッド・コラム精密加工工場を建設。同年5月には第二組立工場を建設し、生産能力を増強。2025年4月には奈良事業所を世界最大の自動化システムソリューション工場として改装。また、伊賀事業所では国内最大級の自家消費型太陽光発電システムを設置し、年間電力需要の約30%を賄う。これらの投資により、自動化・省エネルギー化を進めている。

年表37件を開く

1940年代

  • 1948年10月創業奈良県大和郡山市北郡山町318番地において株式会社森精機製作所(現DMG森精機株式会社)を設立し、繊維機械の製造・販売を開始。

1950年代

  • 1958年5月繊維機械の製造を中止し、工作機械(高速精密旋盤)の製造・販売を開始。

1960年代

  • 1962年1月本店及び本社工場を大和郡山市北郡山町106番地に移転。
  • 1968年4月数値制御装置付旋盤の製造・販売を開始。

1970年代

  • 1970年12月事業拡張のため三重県阿山郡伊賀町(現三重県伊賀市)に伊賀工場を建設、操業開始。
  • 1979年11月上場大阪証券取引所市場第二部上場。

1980年代

  • 1981年5月立形マシニングセンタの製造・販売を開始。
  • 1981年11月上場東京証券取引所市場第二部上場。
  • 1982年7月創業MORI SEIKI G.M.B.H.(現DMG MORI EMEA Holding GmbH)設立。※
  • 1983年6月横形マシニングセンタの製造・販売を開始。
  • 1983年8月創業MORI SEIKI U.S.A., Inc.(現DMG MORI USA, INC.)設立。※
  • 1983年9月東京・大阪両証券取引所の市場第一部銘柄に指定。
  • 1986年3月大和郡山市井戸野町362番地に奈良工場を建設、操業開始。

1990年代

  • 1992年3月伊賀第2工場建設、操業開始。
  • 1999年5月名古屋市中村区に名古屋ビル建設。

2000年代

  • 2001年1月創業上海森精机机床有限公司を設立。
  • 2001年5月株式会社太陽工機の発行済株式の40%を取得。
  • 2002年6月創業DTL MORI SEIKI,INC.を設立。
  • 2002年9月日立精機株式会社及び日立精機サービス株式会社より営業の一部を譲受。
  • 2003年8月千葉県船橋市に千葉事業所を建設、操業開始。
  • 2004年8月伊賀事業所内に特機工場、人材開発センタ(現DMG森精機アカデミー)を建設。
  • 2004年10月本社機能を奈良県大和郡山市より愛知県名古屋市に移転。
  • 2005年2月株式会社渡部製鋼所(現DMG MORIキャステック株式会社)の株式を33.5%取得(議決権比率、現67.8%)。※
  • 2006年3月伊賀事業所内に鋳物工場建設。
  • 2006年12月DIXI MACHINES S.A.の工作機械製造事業を譲受。
  • 2009年3月GILDEMEISTER AG(現DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT、以下、「DMG MORI AG」)との間で業務・資本提携を合意。※

2010年代

  • 2010年3月株式会社マグネスケールの発行済株式を100%取得。※
  • 2010年5月創業MG Finance GmbH(持分法適用関連会社、現DMG MORI Finance GmbH)を設立。
  • 2011年4月創業株式会社森精機セールスアンドサービス(現DMG森精機セールスアンドサービス株式会社)を設立。※ DMG MORI AGの株式を20.1%まで追加取得。
  • 2011年8月創業Mori Seiki Manufacturing USA, Inc.(現DMG MORI MANUFACTURING USA, INC.)を設立。※
  • 2012年2月伊賀事業所内にベッド・コラム精密加工工場を建設。
  • 2012年5月伊賀事業所内に第二組立工場を建設。
  • 2012年7月創業DMG MORI MANUFACTURING USA, INC.が操業開始。森精机(天津)机床有限公司(現DMG森精機(天津)機床有限公司)を設立。※
  • 2013年9月DMG森精機(天津)機床有限公司が操業開始。
  • 2013年10月商号をDMG森精機株式会社へ変更。
  • 2014年1月関西地区の既存3テクニカルセンタ(大阪、京滋、姫路)を6テクニカルセンタ(大阪、奈良、京都、滋賀、姫路、神戸)へ拡充。
  • 2014年7月東京都江東区に東京グローバルヘッドクォータ(以下、「東京GHQ」)をグランドオープン。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)2030年度まで15%以上
  • 連結受注額2026年度まで5,400億円
  • 売上収益2026年度まで5,350億円
  • 営業利益2026年度まで225億円
  • 当期利益2026年度まで105億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    MX(マシニング・トランスフォーメーション)の推進

    複合加工機や5軸加工機による工程集約と自動化を進め、夜間・休日の無人運転により月間500時間、年間6000時間の稼働を実現。独創的で高精度・堅牢な機械を提供し、お客様の生産性向上を支援する。

  2. 02

    グローバルネットワーク接続と遠隔サービス

    2026年第4四半期より全工作機械にグローバル携帯モジュールを搭載し、遠隔モニタリングや予知保全、ソフトウェアアップデートを実施。機械の安定稼働と付加価値向上を図る。

  3. 03

    基幹ユニットの内製化と共通化

    主軸、ボールねじ、刃物台等のコア部品を日欧で共通化・内製化し、高品質・適正コスト・短納期を実現。2030年までに全機種の基幹ユニットを統合内製ユニットに置き換える計画。

  4. 04

    サイバーセキュリティ対策の強化

    IEC 62443認証取得に加え、欧州機械規則・サイバーレジリエンス法に対応。セキュリティ設計と脆弱性報告体制を整備し、ネットワーク化が進む工作機械の信頼性を確保する。

  5. 05

    持続可能性とコーポレートガバナンスの強化

    太陽光発電導入やRE100加盟など環境負荷低減に取り組み、CDP気候変動・水セキュリティで最高評価。取締役会の多様性(社外50%、女性25%、外国人17%)を進め、企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で14,026人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は905万円で、9期前と比べて+12.0%平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は17.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月12,307
2017年12月12,375
2018年12月13,042
2019年12月80841.015.012,837
2020年12月64341.515.612,160
2021年12月72342.116.312,259
2022年12月83542.716.912,626
2023年12月89243.117.313,484
2024年12月90343.117.113,951313
2025年12月90543.317.214,026135

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率106.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社42(国内 18 / 海外 24、うち連結子会社 30) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
伊賀事業所(三重県伊賀市)(注)2、3376億円
マシン ツール
奈良事業所 — 奈良県 大和郡山市207億円
マシン ツール
フロンテン工場 — ドイツ バイエルン州204億円
マシン ツール
ポーランド工場 — ポーランド ヴィエルコ ポルスカ県176億円
マシン ツール
伊勢原事業所他 — 神奈川県 伊勢原市143億円
インダ ストリ アル・サービス
奈良商品開発センタ(奈良県奈良市)(注)29,777百万円
本社 — ドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン州8,099百万円
シカゴテクニカルセンタ(アメリカ イリノイ州)他(注)27,894百万円
インダ ストリ アル・サービス
ゼーバッハ工場 — ドイツ テューリンゲン州7,004百万円
マシン ツール
ベルガモ工場 — イタリア ロンバルディア州5,422百万円
マシン ツール
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT (注)1,2
    ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 · 連結子会社
    議決権89.6%
  • 海外
    DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT (注)1,2
    ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 · 連結子会社
    議決権89.6%
  • 海外
    DMG MORI Europe Holding GmbH (注)1
    ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Europe Holding GmbH (注)1
    ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Pfronten GmbH (注)1,2
    ドイツ バイエルン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Pfronten GmbH (注)1,2
    ドイツ バイエルン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Seebach GmbH (注)1,2
    ドイツ テューリンゲン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Seebach GmbH (注)1,2
    ドイツ テューリンゲン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Bielefeld GmbH (注)2
    ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Bielefeld GmbH (注)2
    ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Ultrasonic Lasertec GmbH (注)2
    ドイツ ラインラント プファルツ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DMG MORI Ultrasonic Lasertec GmbH (注)2
    ドイツ ラインラント プファルツ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社30社を開く
  • DMG MORI Additive GmbH (注)2ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州100%
  • DMG MORI Additive GmbH (注)2ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州100%
  • DMG MORI EMEA Holding GmbH (注)2ドイツ バイエルン州100%
  • DMG MORI EMEA Holding GmbH (注)2ドイツ バイエルン州100%
  • DMG MORI Poland Sp. z o.o. (注)2ポーランド ヴィエルコポルスカ県100%
  • DMG MORI Poland Sp. z o.o. (注)2ポーランド ヴィエルコポルスカ県100%
  • DMG MORI Poland Sp. z o.o. (注)2ポーランド ヴィエルコポルスカ県100%
  • DMG MORI Poland Sp. z o.o. (注)2ポーランド ヴィエルコポルスカ県100%
  • DMG MORI TORTONA S.r.l. (注)2イタリア ピエモンテ州100%
  • DMG MORI TORTONA S.r.l. (注)2イタリア ピエモンテ州100%
  • DMG MORI BERGAMO S.r.l. (注)2イタリア ロンバルディア州100%
  • DMG MORI BERGAMO S.r.l. (注)2イタリア ロンバルディア州100%
  • DMG MORI Italia S.R.L. (注)2イタリア ロンバルディア州100%
  • DMG MORI Italia S.R.L. (注)2イタリア ロンバルディア州100%
  • DMG MORI FRANCE SAS (注)2フランス ロワシー市100%
  • DMG MORI FRANCE SAS (注)2フランス ロワシー市100%
  • DMG MORI USA, INC. (注)1,2アメリカ イリノイ州100%
  • DMG MORI USA, INC. (注)1,2アメリカ イリノイ州100%
  • DMG MORI MANUFACTURING USA, INC. (注)2アメリカ カリフォルニア州100%
  • DMG MORI MANUFACTURING USA, INC. (注)2アメリカ カリフォルニア州100%
  • DMG森精機(天津)機床有限公司(注)1中国 天津市100%
  • DMG森精機(天津)機床有限公司(注)1中国 天津市100%
  • DMG森精機セールスアンド サービス株式会社(注)1愛知県名古屋市中村区100%
  • DMG森精機セールスアンド サービス株式会社(注)1愛知県名古屋市中村区100%
  • 株式会社太陽工機新潟県長岡市100%
  • 株式会社太陽工機新潟県長岡市100%
  • 株式会社マグネスケール神奈川県伊勢原市100%
  • 株式会社マグネスケール神奈川県伊勢原市100%
  • DMG MORI Digital株式会社北海道札幌市厚別区100%
  • DMG MORI Digital株式会社北海道札幌市厚別区100%
国際子会社 (GLEIF登録 2社)
  • INDMG MORI INDIA PRIVATE LIMITED
  • DEDMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は5,150億円営業利益190億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.8%、利益が-56.5%。

売上高
-4.8%
5,150億円
営業利益
-56.5%
190億円
純利益
+211.7%
240億円
営業利益率
3.7%
前期比 -4.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高5,800億円5,150億円
営業利益300億円190億円
純利益155億円240億円
1株あたり配当¥105¥105

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は2,767億円、営業利益は93億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+21.6%、営業利益は+43.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1,232977.963
2023年2Q1,26312910.286
2023年3Q1,3071309.981
2023年4Q1,593109
2024年1Q1,3291088.1−87
2024年2Q1,3081249.578
2024年4Q2,7722057.486
2025年2Q2,275652.921
2025年4Q2,8751254.3219
2026年2Q2,767933.444

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は1,553億円から5,150億円へ3.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
DMG MORI MANUFACTURING USA, INC.が操業開始。森精机(天津)机床有限公司(現DMG森精機(天津)機床有限公司)を設立。※
2012年3月1,5535956
2013年3月1,4865052
2014年3月1,60711294
2015年3月1,744231171
2015年12月3,184297269
2016年12月3,766−11−78
2017年12月4,297248153
2018年12月5,012313185
2019年12月4,858315180
2020年12月3,2835117
2021年12月3,960196135
2022年12月4,748365254
2023年12月5,395479339
2024年12月5,4094372218.177
2025年12月5,1501902823.7240

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高5,150億円のうち、営業利益として残るのは190億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は240億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金96.3%4,960億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%190億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比4.9pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2025年12月期は営業CFが260億円、投資CFが−112億円で、差し引きのフリーCFは148億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は399億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月86−221109−13545
2013年3月214−101−10111363
2014年3月59−175239−116189
2015年3月73−587536−514214
2015年12月186−269719−83836
2016年12月182−100−18482678
2017年12月314−14−377300650
2018年12月494−190−654304274
2019年12月436−235−190201277
2020年12月136−189108−53338
2021年12月497−194−183303473
2022年12月697−449−390248370
2023年12月516−367−164149392
2024年12月446−382−5764417
2025年12月260−112−204148399

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年12月期の総資産は8,690億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,405億円で、自己資本比率は39.2%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月1,85494790750.3
2013年3月1,8671,04582255.0
2014年3月2,4111,50091162.6
2015年3月3,2381,6201,61850.0
2015年12月5,9801,5534,42726.0
2016年12月5,5821,0044,57818.0
2017年12月5,6741,0764,59819.0
2018年12月5,2841,1114,17321.0
2019年12月5,2461,2404,00623.6
2020年12月5,2651,8543,41135.2
2021年12月5,9712,1313,84035.7
2022年12月6,8032,4594,34436.1
2023年12月7,6582,6804,97835.0
2024年12月7,9763,1454,81139.4
2025年12月8,6903,4055,26839.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
399億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
937億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5,268億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中49位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中186位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.2%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,841で、1年前と比べて-0.4%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥2,841-4.7%1ヶ月-27.3%1年-0.4%時価総額4,043億円
過去52週の値幅
安値¥2,307.5高値¥3,980

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)58.1倍
PER (会社予想)30.5倍
PBR1.14倍
配当利回り3.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬の3679円から8月13日に3280円へ急落し、8月21日には2996円と、1カ月で16.3%下落。25日移動平均線(3493円)を大きく下回り、52週高値(3980円)からは約25%の下落。8月13日には出来高691万株と急増し、売り圧力が強まった。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERが61.4倍と業界平均23.18倍を大きく上回り、PBRも1.2倍で業界平均1.54倍を下回るが、配当利回りは3.5%と業界平均2.66%を上回る。ROEは7.3%と低水準。予想PERは32.1倍と改善見込みだが、現状の収益力からは割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)58.1倍22.7倍
PER (予想)30.5倍
PBR1.14倍1.50倍
ROE7.3%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

焦点は、工作機械需要の回復時期と、収益性の改善スピード。強気派は、航空宇宙やEV関連の需要増と、円安による競争力向上を挙げる。弱気派は、2025年12月期の営業利益率が3.69%まで低下する見通しや、中国市場の不振を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高付加価値製品の需要

    航空宇宙・EV向けの5軸加工機需要が中長期的に増加。

  • 円安で受注競争力

    円安により海外競合との価格競争力が向上。

  • 世界トップクラス

    売上高5409億円は業界首位級で、ブランド力がある。

  • 純利益77→240億円のV字回復2025年12月期影響

    特別損失剥落で純利益が前期比3.1倍に増加。収益正常化へ

  • 予想PER39.2倍、評価是正余地決算発表後影響

    現在PER74.62倍から予想39.2倍へ改善。利益回復の持続性が鍵

  • 減収でも黒字維持のコスト改革2025年12月期影響

    売上高5,150億円に減収しながら純利益240億円を確保

  • 配当利回り2.87%の安定的な還元継続影響

    業績変動の中でも2.87%を維持し、株主を下支え

マイナスに働く材料7
  • 減益見通し

    2025年12月期の純利益は240億円と前期比で増加するものの、営業利益率は低下。

  • 中国需要の低迷

    中国市場の回復が鈍く、設備投資が停滞している。

  • 競争激化

    中国・韓国メーカーの台頭で価格競争が激化。

  • 営業利益437→190億円と半減2025年12月期影響

    売上高5,409→5,150億円の減収と利益率3.69%へ悪化

  • PER74.62倍の高評価リスク継続影響

    現在PER74.62倍は高水準。回復が遅れれば修正

  • ROE7.3%と資本効率の弱さ継続影響

    PBR1.52倍、ROE7.3%では株主資本コストを下回る恐れ

  • 外国人保有26.75%からの資金流出リスク不定影響

    外国人の持ち分が変動しやすく、リスクオフで売られる

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を左右する先行指標となる。
中国売上比率
中国市場の動向が業績に大きな影響を与える。
5軸加工機の販売台数
高付加価値製品の需要動向を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり105で、前期から+5.0%いまの株価に対する利回りは3.70%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥105
1株あたり
配当利回り
3.70%
いまの株価に対して
配当性向
114.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2637.5
2017年12月4053.851.2
2018年12月5025.093.1
2019年12月6020.0454.9
2020年12月20−66.7
2021年12月40100.0181.2
2022年12月7075.044.4
2023年12月9028.640.2
2024年12月10011.1522.3
2025年12月1055.0114.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥105

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ56,577人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.5%を占め、残る66.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他33.628.833.130.828.335.4
金融機関31.032.631.633.832.532.0
外国法人28.433.430.131.831.426.7
証券会社4.02.93.21.96.34.3
自己株式0.70.30.30.30.32.0
事業法人3.02.32.01.71.41.6
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.81
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)10.65
03DMG森精機従業員持株会3.60
04森 雅彦2.72
05GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.68
06野村信託銀行株式会社(投信口)2.64
07株式会社日本カストディ銀行(森記念製造技術研究財団口)2.46
08JPモルガン証券株式会社1.95
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.51
10日本証券金融株式会社1.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-20
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.38%
    +0.09pt
  • 2026-08-19
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    10.48%
    -0.53pt
  • 2026-07-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.38%
  • 2026-06-22
    レオス・キャピタルワークス株式会社
    新規の大量保有報告
    3.88%
    -0.07pt
  • 2026-05-15
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    2.46%
  • 2026-04-07
    レオス・キャピタルワークス株式会社
    新規の大量保有報告
    3.95%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+204%、1株純資産は15期で+187%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月518526.016.6141.3
2013年3月479395.323.552.8
2014年3月861,1547.415.239.4
2015年3月1321,26610.914.026.5
2015年12月2171,29417.06.6
2016年12月−68836−6.137.5
2017年12月11688714.720.051.2
2018年12月14491016.98.693.1
2019年12月1391,00815.312.2454.9
2020年12月31,4941.1461.1
2021年12月921,7046.821.5181.2
2022年12月1891,95811.19.344.4
2023年12月2572,13513.210.540.2
2024年12月442,2242.658.3522.3
2025年12月1562,4447.316.9114.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

58名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は58名。2025/12期の役員報酬は総額935百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約21倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森雅彦代表取締役 社長643,878,000
玉井宏明代表取締役 副社長 管理・製造管掌66114,000
藤嶋誠代表取締役 副社長 開発・品質管掌6849,000
アルフレッド・ガイスラー取締役 副社長 DMG MORI AG管掌6850,000
イレーネ・バーダー取締役 グローバルコーポレートコミュニケーション・グローバルHR 管掌472,000
太田圭一取締役 CFO・CIO・営業管掌4433,000
御立尚資取締役695,000
中嶋誠取締役741,000
渡邊弘子取締役663,000
光石衛取締役70
河合江理子取締役681,000
柿沼康弘取締役48
残りの役員46名を開く
氏名役職年齢保有株数
柳原正裕常勤監査役6525,000
川村嘉則監査役74
岩瀬隆広監査役74
小林弘武副社長執行役員
James Nudo副社長執行役員
下川勝久副社長執行役員
丹波優専務執行役員
Ralf Riedemann専務執行役員
Rajeev Anand専務執行役員
Marlow Knabach専務執行役員
Tian Xiaodong常務執行役員
中澤文彦常務執行役員
波多野雅美常務執行役員
森口一豊常務執行役員
吉川賢治常務執行役員
Cornelius Nöß執行役員
Tommy Kuhn執行役員
Frank Beermann執行役員
Harry Junger執行役員
Izabela Spizak執行役員
中務陽介執行役員
鈴木祐大執行役員
桂康哲執行役員
入野成弘執行役員
庄達哉執行役員
Mark Mohr執行役員
Patrick Diederich執行役員
Michael Behrens執行役員
Harald Neun執行役員
Steffen Burghoff執行役員
Michael Budt執行役員
大野治執行役員
多賀充執行役員
栗谷龍彦執行役員
服部綾太郎執行役員
廣野陽子執行役員
吉本宜史執行役員
相良晋平執行役員
Kentaro Blumenstengel執行役員
橋本聡執行役員
西川拓樹執行役員
大石賢司執行役員
Steve Finn執行役員
Eric Gouinguenet執行役員
Mario Stroppa執行役員
Martin Echtler執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4470272752188
社外取締役715015021
監査役1333333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でDMG森精機を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,129字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社127社並びに持分法適用関連会社8社で構成され、工作機械(5軸加工機、複合加工機、横形・立形マシニングセンタ、ターニングセンタ、グラインディングセンタ、ボーリングマシン、アディティブ・マニュファクチャリング機及びその他の製品)、ソフトウエア(ユーザーインタフェース、テクノロジーサイクル、組込ソフトウエア等)、計測装置他周辺装置、MRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)、スペアパーツ、エンジニアリング等トータルソリューションの提供を行っております。当社グループの事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 連結子会社及び持分法適用関連会社の事業内容は次のとおりであります。 なお、次の2部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.事業セグメント」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 1.マシンツール(工作機械の製造及び販売) 連結子会社 工作機械の製造及び販売 DMG MORI Pfronten GmbH、DMG MORI Seebach GmbH、DMG MORI Bielefeld GmbH、DMG MORI Tortona S.r.l.、DMG MORI Ultrasonic Lasertec GmbH、DMG MORI Additive GmbH、DMG MORI Poland Sp.z o.o、DMG MORI BERGAMO S.r.l.、DMG MORI MANUFACTURING USA, INC.、DMG森精機(天津)機床有限公司、 株式会社太陽工機、DMG森精機伊賀株式会社、DMG森精機奈良株式会社、 DMG森精機Additive株式会社、他3社 関係会社の統括等 DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT、他1社 その他 5社 持分法適用関連会社 1社 2.インダストリアル・サービス(工作機械に関連するサービスやソリューションの提供) 連結子会社 工作機械等の販売及びサービス DMG MORI Italia S.R.L.、DMG MORI FRANCE SAS、DMG MORI USA, INC.、DMG MORI EMEA Holding GmbH、 DMG森精機セールスアンドサービス株式会社、他55社 関係会社の統括等 DMG MORI Europe Holding GmbH、他5社 計測装置の製造及び販売 株式会社マグネスケール、他2社 ソフトウエア、画像処理等ハードウエアの開発及び販売 DMG MORI Digital株式会社 その他 33社 持分法適用関連会社 7社
経営方針・対処すべき課題6,719字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社の経営方針は、工作機械メーカーとして「独創的で、精度良く、頑丈で、故障しない機械、自動化システム、デジタル技術を、最善のサービスとコストでお客様に供給すること」です。コネクテッド・インダストリーズ(IoT、インダストリー4.0)の高まりを背景に、工作機械(5軸加工機、複合加工機、横形・立形マシニングセンタ、ターニングセンタ、グラインディングセンタ、ボーリングマシン、アディティブ・マニュファクチャリング機及びその他の製品)、ソフトウエア(ユーザーインタフェース、テクノロジーサイクル、組込ソフトウエア等)、計測装置他周辺装置、MRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)、スペアパーツ、エンジニアリング等トータルソリューションの提供を行い、全世界のお客様にとってなくてはならない企業を目指しております。 (2) 経営戦略及び経営環境 2025年の連結受注額は5,234億円となり2024年度比5.5%増となりました。四半期ベースでは第3四半期(2025年7-9月)に前年同期比16%増とプラスに転じ、第4四半期(2025年10-12月)は同24%増と伸び率が拡大しました。MX(マシニング・トランスフォーメーション)戦略は順調に進展しています。自動化比率の向上、大型機の需要増、お客様への高付加価値提供による値引率の低減により、工作機械の受注平均単価は79.6百万円(2024年度:71.0百万円)へ上昇しました。MRO(メンテナンス、リペア、オーバーホール)、スペアパーツ、エンジニアリング事業の受注は年度では1,259億円と前年度比1.5%増になりました。地域別には、EMEAの受注が好転し、米州の受注も高水準で推移しました。産業別には、航空、宇宙、防衛、メディカル、電力、エネルギー関連向け受注の好調が続きました。加えて、第4四半期からは、データプロセス、半導体、通信関連向けの受注回復が寄与しました。2025年12月末の機械受注残高は2,400億円(2024年12月末:2,180億円)と増加し、MRO、スペアパーツ、エンジニアリング事業の安定成長とともに2026年度の増収への確度を高めています。 2026年は連結受注額を2025年度比3.2%増の5,400億円と予想しています。EMEA、米州、インドの受注が好調に推移するものと予想しています。産業別には、航空、宇宙、防衛、電力、エネルギー、データプロセス、半導体、通信関連向けの受注増を期待しています。 持続的な売上成長に向けては、航空・宇宙・防衛、データプロセス関連、エネルギー関連といった成長分野におけるお客様の開拓・維持を進めるとともに、工程集約機や自動化による差別化をさらに進化させ、ベーシック・マシンにおいても高品質かつ競争力のある製品を提供してまいります。また、my DMG MORIを通じたDMQP(DMG MORI認定周辺機器)の拡販により周辺装置・消耗品の供給体制を強化するとともに、加工高度化やサイクルタイム短縮などのニーズに対応するためエンジニアリング事業を拡充します。コスト管理においては、ノーコードの製造現場向けIoTプラットフォームTULIPによる生産性向上に加え、生成AIやAIエージェントを活用し、間接業務およびMROプロセスの効率化を進めます。さらに、製造プロセスの改善と内製技術の強化により、QCD(Quality、Cost、Delivery)の最適化を図ります。財務構造の改善については、棚卸資産の最適化や前受金の回収を通じて運転資本の改善を進め、キャッシュ創出力の向上を目指します。加えて、拠点単位のみならずグローバル全社レベルでキャッシュ・在庫・人員の最適配置を推進し、バランスシートのスリム化を進めてまいります。 また、当社は業界のリーディング・カンパニーとして、幅広いステークホルダーの期待に応えるべく、持続可能な社会を目指した取り組みを強化しております。グループ最大の生産拠点である三重県伊賀事業所では、年間電力需要の約30%を賄える国内最大級の自家消費型太陽光発電システムを設置し、2025年2月より全量の発電を開始しました。さらに、7月には国際連合が提唱する世界最大のサステナビリティイニシアティブである「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に署名、参加企業登録すると同時に、UNGCに署名する日本企業などで構成される「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)」に加入いたしました。加えて、8月には事業活動に必要な電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標とした国際環境イニシアティブであるRE100へ正式に加盟いたしました。温室効果ガス排出削減に向けた当社のこれらの取り組みや実績が高く評価され、2026年2月に国際環境非営利団体CDPによる調査「CDP2025」において、気候変動分野で2年連続となる最高評価の「Aリスト企業」に認定されました。さらに水セキュリティ分野でも「Aリスト企業」に認定されました。 また、2021年に「DMG森精機健康経営宣言」*を発表し、2026年3月には経済産業省と日本健康会議により、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する「健康経営優良法人 2026」の大規模法人部門「ホワイト 500」に4年連続で認定されました。加えて、健康経営に優れた上場企業として、経済産業省と東京証券取引所による「健康経営銘柄 2026」にも3年連続で選定されました。 コーポレート・ガバナンスにおいては、引き続き取締役の多様性を強化しております。2026年3月27日開催の株主総会での承認により、取締役会の構成は、取締役12名中、社外取締役が6名(構成比:50%)、女性取締役が3名(同:25%)、外国人取締役が2名(同:17%)となっております。取締役会及び執行役員会において、より多様な意見を反映させ、企業価値向上につながることを期待しております。 以上のように、顧客価値創造と社会との共生を実現し、事業規模、収益性、財務基盤において、継続的な企業価値向上に努めてまいります。 * 『健康経営』は特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。 (3) 目標とする経営指標 需要変化の激しい工作機械業界の事業環境や市場動向に迅速に対応し、工作機械業界におけるグローバルワンの地位を維持・継続するためには、利益率の向上、財務体質の強化、資本収益性の向上が最重要課題であると考えております。中長期的な目標として、2030年度をめどにROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)で15%以上を目標としております。 来期は連結受注高5,400億円、売上収益5,350億円、営業利益225億円(営業利益率:4.2%)、当期利益105億円(当期利益率:2.0%)を、それぞれ計画しております。当社グループでは、顧客価値創造並びに企業価値のさらなる向上のために、たゆまぬ努力を継続してまいります。 (4) 優先的に対処すべき課題 ①開発と品質 ・MXの推進 当社が提唱するMX(マシニングトランスフォーメーション)が多くのお客様で受け入れが進んでまいりました。これにより複合加工機、5軸加工機を主体とした工程集約と自動化が進んでいます。MXにおいては、夜間や休日に無人運転をさせることで、従来の平均稼働時間の約3倍にもなる月間に500時間、年間で6,000時間もの稼働時間になることが多くあります。 MXを実現するための重要な要素はいくつかありますが、最初に実現すべきは「独創的で、精度良く、頑丈で、故障しない機械」です。これはDMG森精機の経営理念の最初の文言で、当社が最も大切にしている機械の設計理念になります。 工作機械は長期にわたって使用されます。長期間にわたる過酷な使用でも、精度良く、安定した加工ができる工作機械が最も重要です。当社はこれまでも長期にわたり、安定した稼働を実現するために手厚いサービス体制でお客様をサポートしてきましたが、MXにおいてはこれが更に重要になります。 ・ネットワーク接続のグローバル化 2026年の第4四半期より当社工作機械にグローバル携帯モジュールを搭載し、更なる安定稼働を実現します。すなわち世界中に出荷する工作機械と当社をグローバル携帯モジュールで接続し、安定稼働に有効に使用します。具体的にはコアユニットである、主軸やボールねじの遠隔モニタリングを行い停止する前に予知保全を実施し、機械のアラーム情報から異常を判断するものです。また実際にサービス依頼を受けた時には制御装置の診断情報などを遠隔で確認し、早期復旧を行います。 このインフラを利用して、ソフトウェアの遠隔アップデートも実施します。導入いただいた機械に対して新しいソフトウェアがリリースされたタイミングでアップデートすることが可能になっており、お客様は常に最新のソフトウェアを使用いただくことが出来ます。 例えば購入いただいたときには開発されていなかったソフトウェアを購入いただいたのちにも使用いただくことが可能になり、最新のテクノロジーサイクルを使用してこれまで対応できなかった加工を実現するなどの付加価値を提供いたします。 2024年から2025年にかけて新しいヒューマンマシンインタフェースERGOline X with CELOS Xを主要機種に搭載しリリースしました。この際に操作盤の変更だけではなく、新機種として機能面やデザイン面でも大きく改善しております。更に日本生産機についても主要機種において電源電圧を400V化しています。これにより特に主軸の高出力化を図りました。高出力主軸を利用することでサイクルタイムの短縮が可能になり、生産性の向上と合わせて大幅な省エネも実現しています。 ERGOline X with CELOS Xの操作性は多くのお客様に好評に受け入れられており引き続き搭載を進めてまいります。 ・サイバーセキュリティ DX、自動化の進展に伴い工作機械がネットワークに接続される機会が増えてきており、工場における情報漏洩や生産停止などのサイバー攻撃のリスクも高まっており、実際にセキュリティ被害の例も発生していることから、産業機器製品にはセキュリティに対する信頼性が不可欠です。 当社のソフトウェア開発の中核を担う、グループ会社のDMG MORI Digital株式会社は2024年に国際標準規格IEC 62443 4-1(産業用オートメーション及び制御システムのセキュリティ 第4-1部:安全な製品開発ライフサイクル要求事項)の認証を取得し製品セキュリティ品質の向上を図っています。 更に欧州では2023年7月19日に機械規則(Machinery Regulation (EU) 2023/12/30)が発効され2027年1月20日より義務化されます。これまでの機械指令では加盟国が国内法に移管していましたが、今回の機械規則では加盟各国に直接適用されます。機械規則では新たにサイバーセキュリティ要件が規定され、制御システムの安全性の維持に対して要件が定められました。また並行して欧州サイバーレジリエンス法(EU Cyber Resilience Act:CRA)が2024年12月10日に発効され、2027年12月11日から完全に施行されます。CRAは製品ライフサイクル全体を通じたサイバーセキュリティを義務付ける規制で、セキュリティ設計(Security by Design)と脆弱性報告を義務付けられます。 工作機械のDX化は急速に進んでいますので、サイバーセキュリティへの対策強化は非常に重要です。当社では自動化やDXを積極的に推進してきたことから制御セキュリティに対しても従来から最重要案件として取り組んでまいりました。安全で信頼性の高い工作機械をこれからも提供してまいります。 ・基幹ユニットの共通化 工作機械のコアコンポーネントである、主軸、ボールねじ、刃物台、ATC、自動化装置、ソフトウェアなどは、日本側は内製、欧州側は購入品が主体でしたが、日欧とも共通化を進め内製にすることで高品質のものを適正なコスト、納期で調達することが出来ています。また主軸、刃物台やATCなどは日本・ポーランドでユニットとして完成したものを世界の工場に供給しています。これらの基幹ユニットを各国の工場で多く利用することで品質に対する要求も高まっています。代表ユニットとしてspeedMASTERやpowerMASTERと呼ばれるMASTER主軸においては日欧での共同開発によりその品質を大幅に向上しております。当社では多岐にわたる機種と、基幹ユニットがありますが、それらを2030年までには統合の内製ユニットに置き換える計画で進めています。高品質の内製基幹ユニットによりMX機の安定稼働を実現します。 ②安全保障貿易管理 2025年も前年同様、世界各地で紛争が続くなど情勢は混とんとしており、こうした環境に対応するために、世界各国は軍事防衛力を強化する方向に向かっております。 こうした環境の中、以前にも増して軍事関連事業を行う企業や軍事目的と思われる引合いが増えてきており、軍事転用可能な高性能工作機械を製造・販売している当社グループは、今まで以上に身を引き締めて厳格な審査を含む輸出管理を行う必要があり、日々努力を重ねております。 具体的には、グループとして統一の審査運用・判断をするために、2023年から全ての欧州製造機についても、グループの輸出管理最高責任者が決裁をするように審査体制を変更しました。翌24年には、この体制の強化のために、日本の輸出管理を熟知した実務経験者2名を欧州に派遣し、欧州と日本の法律の両方を確認・遵守し審査する体制を構築しております。更には、日欧だけではなく、米国の輸出管理遵守もグローバルに経営をするうえで重要であることから、米国の輸出管理担当者を日本に派遣し、日米欧の相互補完をしつつ、社員教育を行い、グループ全体の意識と管理体制の強化をしております。 また、2006年10月に日本製造機を皮切りに搭載を始め、今では全世界で製造される全ての工作機械に搭載している移設検知装置(不正な輸出を防止する目的で、据付場所からの移設を検知すると稼働できないようにする装置)についても、厳格な管理をするとともに、更なる機能と効率性の向上に取り組んでおります。 ここ数年続く混とんとした世界情勢下において、世界各国で輸出規制品の製造・販売をする当社グループは、今まで以上に、各国の法令順守、販売先管理、技術管理が必要となりますが、たゆまぬ努力を続け、お客様をはじめとしたステークホルダーの皆様に安心していただけるよう、引き続き厳格な輸出管理体制の維持・強化を、重点課題として取り組んでまいります。 ③法令遵守 経営者自ら全従業員に対し法令及び企業倫理に基づいた企業活動の徹底を指示し、役員・従業員のコンプライアンス意識の向上と浸透を図っております。当社グループでは、グローバルな事業展開に対応したコンプライアンス体制を構築するために、日本を含む各国においてコンプライアンス担当者を選任し、これらを連携させることにより、各国の制度に適応しながら統制の取れた体制の確立に取り組んでおります。また、コンプライアンスに関する問題の予防、早期発見・対策のため、2020年より多言語対応の通報窓口を設置し、海外グループ企業も含めたグローバルでのコンプライアンス体制を強化、さらに2024年からは全・国内子会社に対して外部のハラスメント相談窓口の利用を可能といたしました。以上のほか、内部監査部を主管部署とした定期的な法令遵守活動のモニタリングも継続しております。 国内の従業員の労働時間の管理については、各事業所にセキュリティゲートを設置し、また2018年より勤務間インターバル制度を導入しています。2020年度からは在社時間の制限も設定し原則在社10時間、勤務間インターバルを12時間として従業員の健康維持、ワークライフバランスの適正化に取り組んでおります。
事業等のリスク3,633字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のあると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 主要市場(日本、米州、欧州及び中国・アジア等)の状況 当社グループの地域別連結売上収益の構成比は、当連結会計年度において、日本15.2%、米州20.0%、欧州55.8%、中国・アジア9.0%となっております。当社グループが製品を販売、又はMROを提供するいずれかの地域において景気動向の悪化や関税政策の変更等によって当該製品又は修理復旧に対する需要が低下した場合は、当社グループの業績は悪影響を受ける可能性があります。 (2) 設備投資需要の急激な変動 工作機械産業は従来から景気の変動に左右されやすいと言われており、当社グループは販売地域の多様化、顧客業種の分散を図ってまいりましたが、グローバルな景気後退により、世界的に設備投資需要が減退する可能性があります。当社グループの主要市場である、日本、米州、欧州各地域の工作機械市場は中長期的には安定的に成長してきておりますが、当社グループの業績は景気変動による設備投資の増減の影響を大きく受ける傾向にあり、何らかの要因で各地域の設備投資需要が落ち込んだ場合には、製品単価、販売台数ともに急速かつ大幅に下落することがあり、当社グループの事業、業績及び財務状況は悪影響を受ける可能性があります。 (3) 市場競合の影響 工作機械業界は参入企業数が多く、低コストで製品を供給する海外の会社も加わり、当社グループはそれぞれの市場において厳しい競争にさらされており、当社グループにとって有利な価格決定を行うことが困難な状況になっております。当社グループとしては、技術力強化による差別化製品の開発、原材料等のコスト削減、営業力強化のための諸施策を推進しておりますが、将来的に市場シェアの維持及び拡大又は収益性の保持が困難となった場合は、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 企業合併・買収及び資本・業務提携 当社グループは、企業の合併・買収や資本・業務提携を事業基盤の強化を図るための重要な戦略の一つと位置付けており、今後、かかる企業合併・買収や資本・業務提携の成否によっては、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また他社による工作機械業界への新規参入・業界再編の動向は、当社グループの経営戦略、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) ユーロ、米ドル等の対円為替相場の大幅な変動 当社グループの事業、業績及び財務状況は、為替相場の変動によって影響を受けます。為替変動は、当社グループの外貨建取引から発生する資産及び負債の日本円換算額に影響を与えます。また、為替変動は外貨建で取引されている製品・パーツ及びMROの価格及び売上収益にも影響を与えます。この影響を低減するため、日本、中国・アジアの円建取引及びユーロ建取引、欧州のユーロ建取引、米州の米ドル建取引のバランスをとるように努めておりますが、それでもなお、為替相場の変動によって当社グループの事業、業績及び財務状況が悪影響を受ける可能性があります。 (6) 天然資源、原材料費の大幅な変動 想定を大幅に超えた原材料価格の急激な高騰に見舞われた場合は、当社グループの業績は悪影響を受ける可能性があります。原材料価格の高騰に対しては、仕入先への価格交渉等によるコストダウンの推進や製品価格への転嫁によってカバーする方針ですが、価格の高騰が続く場合や仕入先への価格交渉等が実現しない場合は、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 安全保障貿易管理 当社グループが事業を展開する多くの国及び地域における規制又は法令の重要な変更は、当社グループの事業、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループのコア事業であります工作機械は各国の輸出関連法規上、規制貨物に分類されており、国際的な輸出管理の枠組みにより規制を受けております。国際情勢の変化により規制が強化されることとなれば、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 取引先の信用リスク 当社グループとしても取引先の信用リスクについては細心の注意を払っておりますが、取引先の業績悪化等により取引額の大きい得意先の信用状況が悪化した場合、当該リスクの顕在化によって、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9)財務制限条項 コミットメントライン契約等の一部借入金の契約には財務制限条項が付されております。今後、財務制限条項への抵触等があった場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)知的財産権 当社グループは、研究開発、新製品開発を通じて多くの新技術やノウハウを生み出しており、これらの貴重な技術・ノウハウを特許出願することにより、知的財産権の活用を図っております。しかし当社グループの知的財産権に対して第三者からの無効請求や、侵害差止請求等が提起された場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)訴訟に関するリスク 当社グループは、顧客の要求する機能・仕様を満足し、かつ安全性に配慮した適正品質の追求に努めており、グローバルベースで品質管理の徹底を図っております。しかしながら、当社グループの製品に重大な不具合が存在し、重大な事故やクレーム、リコール等の起因となった場合、多額の製品補償費用等が発生する可能性があります。 この他、当社グループは、国内外において業務を展開しておりますが、こうした業務を行うにあたり、業務上発生する責任に基づく損害賠償請求訴訟等の提起を受ける可能性があります。現時点では当社グループの業績に重大な影響を与えるような訴訟は提起されておりませんが、今後、重大な訴訟が提起され、当社グループに不利な判断が下された場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)自然災害・疫病等の影響 当社グループは、販売及びMRO拠点をグローバルに展開しているため、予測不可能な自然災害、疫病、サイバーアタックといった多くの事象によって引き起こされる災害によって影響を受ける可能性があります。 当社グループの製造拠点は、国内では三重県、奈良県、神奈川県、新潟県及び島根県にあり、海外ではアメリカ、中国、欧州各地等5ヵ国にあります。これらの製造拠点のいずれかが、地震・洪水等の天災の影響や疫病等による工場閉鎖により、製品供給が不可能、あるいは遅延することとなった場合は、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (13)環境問題 当社グループは、事業の遂行にあたり、様々な環境関連の法令及び規制の適用を受けております。当社グループは、これらの法規制に細心の注意を払いつつ事業を行っておりますが、現在行っている又は過去に行った事業活動に関し、環境に関する法的、社会的責任を負う可能性があります。また、将来、環境関連の法規制や環境問題に対する社会的な要求がより厳しくなることによって、法令遵守に係る追加コストが生じたり、事業活動が制限される可能性があります。したがって、今後の環境関連の法規制の動向によっては、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (14) 地政学リスク 当社グループは、開発・生産・販売等の拠点を世界各国に設け、グローバルに事業を展開しており、特定地域における社会的、政治的、軍事的な緊張の高まりは、地域情勢のみならず、世界的なマクロ経済への影響を通じて、当社の事業へ影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、多様化する地政学リスクがもたらす資源価格変動や輸出入規制、サプライチェーンへの影響等を最小限にすべく、各国の政治・経済情勢や法規制の動向を確認し、状況の分析及び対応を行っています。しかし、グローバルでの政治的分断、軍事的緊張によりサプライチェーンの混乱や金融・経済への影響が生じる可能性があります。当社グループでは、地政学リスクについて適宜取締役会、執行役員会をはじめとする意思決定機関において検討していますが、予期しない事態に直面した場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,492字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次の通りであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度(当期)における業績は、売上収益は5,150億円(3,047百万EUR)(前期比4.8%減)、営業利益は190億円(112百万EUR)(前期比56.6%減)、税引前当期利益は282億円(167百万EUR)(前期比27.6%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は240億円(142百万EUR)(前期比212.1%増)となりました。(ユーロ建表示は2025年1月から12月の期中平均レート169.0円で換算しております。) 当期の連結受注額は、5,234億円となり前年度(2024年1-12月)比6%増となりました。四半期ベースでは第3四半期(2025年7-9月)から前年同期比でプラスに転じました。第3四半期、第4四半期の受注額は、それぞれ1,333億円(前年同期比16%増)、1,415億円(同24%増)となりました。機械受注平均単価は79.6百万円(2024年度71.0百万円)へと大きく伸長しました。EURベースでも471千EUR(2024年度433千EUR)へと伸長しました。MRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)、スペアパーツ、エンジニアリング受注額が1,259億円と前年度比同水準と堅調に推移しました。MRO、スペアパーツ、エンジニアリング事業の受注構成比は24%となりました。 地域別受注動向は、EMEA、米州、インドが好調でした。EMEAの好調により、ドイツを含む欧州(構成比:55%)は前年度比5%増、米州(同:24%)は15%増となりました。中国(同:6%)も底堅い推移となりました。日本(同:10%)は横ばい、中国を除くアジア(同:5%)は10%減と弱含みました。産業別には、航空、宇宙、防衛、メディカル、電力、エネルギー関連向け受注が堅調に推移しました。さらに、第4四半期(10-12月)からは、データプロセス、半導体、通信関連向けの受注が回復しています。機械本体の受注残高は、2025年12月末時点で2,400億円と前年(2024年12月末:2,180億円)から増加しました。この豊富な受注残高は、2026年度の増収に貢献する見込みです。また、2026年度の連結受注見通しは、2025年度比3%増の5,400億円を計画しています。 当社は工程集約・自動化・DXにより、お客様へより付加価値の高いソリューションを提供し生産性を向上させること、これにより環境負荷を低減させ持続可能な社会にも貢献する(GX)といった、MX(マシニング・トランスフォーメーション)を推進しております。MX推進をさらに加速させ、サステナブルな社会へ貢献すると同時に、お客様とともに持続的成長を目指してまいります。 当社は、2025年4月に世界最大の自動化システムソリューション工場として奈良事業所の改装をいたしました。高品質な自動化システムを一括して提供することにより、お客様工場での立ち上げまでのリードタイムが大幅に短縮可能となりました。今後も、迅速かつ柔軟にお客様からの多様なニーズへ対応できる体制を整えてまいります。 また、複合加工機NTXシリーズの第3世代となるNTX 3rd Generation、横形マシニングセンタNHXシリーズの第4世代となるNHX 4th Generation及びNLX 2500 2nd Generationの心間1250仕様の販売を開始し、工程集約、省エネルギー化を一段と進めました。これらの新機種は、切削能力や動作速度の向上によりサイクルタイム短縮を実現するとともに、エネルギー効率の改善や切りくず処理技術の高度化により、長時間の安定稼働と環境負荷低減を可能としています。さらに、ワークとパレットのハンドリングを一体化した自動化パッケージシステム「MATRIS WPH」や3Dモデルから加工形状を認識して加工プログラムを作成するソフトウェア「CELOS VISUALprogramming 3D」等、お客様の生産効率化を加速させる商品も多数開発いたしました。今後もMXを推進し、サステナブルな生産現場に貢献する商品を提供してまいります。 加えて、ドイツのEMO ハノーバー 2025や中国のCIMTに出展いたしました。世界各国のお客様に最新機種を含む工作機械や自動化システムをご紹介し、当社のMXを体感いただきました。 2026年1月には国際環境非営利団体CDPによる「CDP2025」において、当社は気候変動分野で2年連続となる最高評価「Aリスト企業」に認定されました。さらに水セキュリティ分野でも「Aリスト企業」に認定されました。また、グループ最大の生産拠点である三重県伊賀事業所では、2025年2月より国内最大級となる自家消費型太陽光発電システムで全量の発電を開始いたしました。伊賀事業所年間電力需要の約30%を賄い、年間約6,000トンのCO2排出量を削減します。この取り組みに関連し、8月には事業活動に必要な電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標とした国際環境イニシアティブであるRE100へ正式に加盟いたしました。今後、当社グループにおいRE100の技術要件に適合する再生可能エネルギー電力の割合を、2035年までに90%、2040年までに100%にすることを宣言いたします。加えて、7月には、国際連合が提唱する世界最大のサステナビリティイニシアティブである「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に署名、参加企業登録すると同時に、UNGCに署名する日本企業などで構成される「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)」に加入いたしました。企業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、他の参加企業・団体との連携を深めながら、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを一層強化してまいります。当社は、今後も再生可能エネルギーの活用拡大を図るとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 2026年3月には経済産業省と東京証券取引所による「健康経営銘柄2026」に3年連続で、経済産業省と日本健康会議による「健康経営優良法人2026」の大規模法人部門「ホワイト500」に4年連続で認定されました。当社は健康管理増進センターの設立や「DMG森精機 健康経営宣言」*の発表をはじめ、Webinar研修、運動・栄養教室の開催などを継続しております。今後も「よく遊び、よく学び、よく働く」を理念に、従業員が健康に個々の能力を発揮できるよう邁進いたします。 * 『健康経営』は特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。 前連結会計年度   当連結会計年度 売上収益   (億円)   5,409   5,150 営業利益   (億円)   437   190 親会社の所有者に帰属する当期利益   (億円)   77   240 基本的1株当たり当期利益   (円)   43.60   155.60 (注)前連結会計年度より、ロシアの事業拠点であるUlyanovsk Machine Tools oooに係る事業を非継続事業に分類しております。これにより、売上収益及び営業利益は非継続事業を除外した継続事業の金額のみを表示し、親会社の所有者に帰属する当期利益は、非継続事業の損益を含んだ金額を表示しております。 セグメントの動向及び業績は以下のとおりであります。なお、以下の売上収益には、セグメント間の取引については相殺消去しております。 マシンツールセグメントでは民間航空機、宇宙、防衛、メディカル、発電関連向けの業績が堅調に推移いたしました。その結果、売上収益は343,277百万円(前期比5.5%減)となり、セグメント損益は8,612百万円(前期比54.1%減)のセグメント利益となりました。 インダストリアル・サービスセグメントでは、補修部品販売、修理復旧の業績が堅調に推移いたしました。その結果、売上収益は171,652百万円(前期比3.4%減)となり、セグメント損益は23,283百万円(前期比45.7%減)のセグメント利益となりました。 ②財政状態の状況 (ⅰ)資産 流動資産は347,844百万円(前期比30,133百万円の増加)となりました。これは、主として営業債権及びその他の債権が14,001百万円、棚卸資産が11,811百万円それぞれ増加したことによります。 非流動資産は521,120百万円(前期比41,264百万円の増加)となりました。これは、主として有形固定資産が10,863百万円、のれんが10,148百万円、その他の金融資産が9,633百万円それぞれ増加したことによります。 この結果、資産合計は868,965百万円(前期比71,397百万円の増加)となりました。 (ⅱ)負債 流動負債は383,124百万円(前期比16,295百万円の減少)となりました。これは、主としてその他の金融負債が7,936百万円、契約負債が6,219百万円それぞれ増加した一方で、社債及び借入金が39,015百万円減少したことによります。 非流動負債は143,684百万円(前期比62,017百万円の増加)となりました。これは、主として社債及び借入金が58,241百万円増加したことによります。 この結果、負債合計は526,809百万円(前期比45,721百万円の増加)となりました。 (ⅲ)資本 資本合計は342,155百万円(前期比25,675百万円の増加)となりました。これは、主としてその他の資本の構成要素が24,321百万円、利益剰余金が7,871百万円それぞれ増加したこと及び自己株式の取得等6,612百万円によるものです。 ③キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度   当連結会計年度 営業活動によるキャッシュ・フロー   (百万円)   44,579   25,984 投資活動によるキャッシュ・フロー   (百万円)   △38,195   △11,214 財務活動によるキャッシュ・フロー   (百万円)   △5,664   △20,355 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   (百万円)   2,534   △1,887 現金及び現金同等物の期末残高   (百万円)   41,747   39,859 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前期末に比べ1,887百万円減少し、当連結会計年度末は39,859百万円となりました。 (ⅰ)営業活動によるキャッシュ・フロー 「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、25,984百万円の収入(前期は44,579百万円の収入)となりました。主な増加要因は、減価償却費及び償却費34,614百万円、継続事業からの税引前当期利益10,930百万円、金融収益及び金融費用7,738百万円であり、主な減少要因は、営業債権及びその他の債権の増加8,317百万円、法人所得税の支払額8,069百万円であります。 (ⅱ)投資活動によるキャッシュ・フロー 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、11,214百万円の支出(前期は38,195百万円の支出)となりました。主な増加要因は、非継続事業からの投資活動キャッシュ・フロー17,228百万円であり、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出16,634百万円、無形資産の取得による支出12,885百万円であります。 (ⅲ)財務活動によるキャッシュ・フロー 「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、20,355百万円の支出(前期は5,664百万円の支出)となりました。主な増加要因は、ハイブリッド資本の発行による収入56,292百万円、長期借入れによる収入55,000百万円であり、主な減少要因は、ハイブリッド資本の返済による支出57,000百万円、長期借入れの返済による支出50,802百万円、配当金の支払額14,183百万円であります。 ④生産、受注及び販売の状況 (ⅰ)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) マシンツール(百万円)   366,399   △1.1 インダストリアル・サービス(百万円)   27,954   2.2 合計(百万円)   394,353   △0.9 (注)1.上記金額は販売価格によっております。 2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。 (ⅱ)受注実績 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) 受注実績   523,370   5.5   240,533   10.3 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。 (ⅲ)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) マシンツール(百万円)   343,277   △5.5 インダストリアル・サービス(百万円)   171,652   △3.4 全社(百万円)   46   7.0 合計(百万円)   514,976   △4.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①重要性がある会計方針及び見積り IFRSに準拠した連結財務諸表の作成にあたり、期末日現在の資産・負債の金額、偶発的な資産・負債の開示及び報告対象期間の収益・費用の計上を行うため、必要に応じて会計上の見積り及び仮定を用いております。重要性がある会計方針及び見積りの詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 11.のれん及びその他の無形資産」に記載のとおりであります。 ②経営成績の分析 経営成績の分析については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。 なお、2025年度の目標とした経営指標に対しては、全社受注5,234億円(目標5,150億円)で達成、売上収益5,150億円(目標5,050億円)で達成、営業利益190億円(目標180億円)で達成となりました。 ③資本の財源及び資金の流動性 当社は、主に工作機械の製造及び販売事業を行うため、事業活動における資金需要に基づき、必要な資金の一部を新株発行、社債発行、銀行からの借入金及び売掛債権流動化により調達しております。なお、効率的な資金調達を行うため、主要取引金融機関と総額97,000百万円の貸出コミットメントライン契約を締結しております。当期末における当該借入残高は、40,600百万円であります。 当期末における当社グループの有利子負債の残高は、125,676百万円(前期末比19,225百万円の増加)となっております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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