概要
巴工業は遠心分離機の製造販売と化学工業製品の輸入販売を二本柱とする機械・化学商社である。本社を東京都品川区に置き、連結従業員724名。2025年10月期の連結売上高は594億円、営業利益54億円と過去最高を更新した。国内外に13の子会社を持ち、化学・食品・環境分野に遠心分離機を提供する独立系メーカーである。
機械製造販売と化学工業製品販売の二事業構成
当社グループは機械製造販売事業と化学工業製品販売事業の二つの報告セグメントで構成される。機械事業では遠心分離機及び周辺機器を製造・販売し、化学工業、食品、環境分野の固液分離・液液分離工程に対応する。化学事業では合成樹脂、工業材料、鉱産関連、化成品、機能材料、電子材料等の輸入販売を行い、半導体やコーティング向けなど多岐にわたる。独立系として顧客ニーズに柔軟に対応する。
13の子会社で構成されるグローバルネットワーク
連結子会社は13社。機械事業では巴機械サービス(アフターサービス)、巴マシナリー(板金加工)、中国の巴栄機械設備(製造販売)、米国のTomoe Engineering USA(販売サービス)を有する。化学事業では香港、深圳、タイ、マレーシア、ベトナム、チェコに販売拠点を置く。また物流子会社巴物流が国内物流を担う。このネットワークを活用し、海外市場での事業拡大を進めている。
経営指標と中期経営計画に基づく成長戦略
重視する経営指標は経常利益とROE。2022年11月に中期経営計画「For Sustainable Future」を策定し、2025年10月期に売上高目標を達成。続く2026~2028年向け「Create The New Future」では、最終年度に連結売上高700億円、営業利益70億円を目標とする。機械事業では海外販売促進、バイナリー発電装置の拡販、生産能力増強を掲げる。化学事業では高付加価値商材の拡充と東南アジア・欧州での事業拡大を図る。
業界の中での役割は産業機械メーカー(分離技術分野)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/10期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 化学工業製品 販売 | 441億円 | 74.4% | 35億円 | 7.9% |
| 機械製造販売 | 152億円 | 25.6% | 18億円 | 11.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01化学工業主力
化学工業向けに、固液分離や液液分離を必要とする工程向けに遠心分離機及び周辺機器を製造・販売。晶析工程、脱水工程等での使用を想定した製品ラインを有する。独立系であるため顧客の要求に柔軟に対応し、カスタマイズも提供。
- 遠心分離機
- 固液混合物や液液混合物を遠心力で分離する装置。化学、食品、環境など多様な産業で使用。
- アフターサービス・部品
- 遠心分離機の保守点検、修理、消耗部品の供給を行う。
02食品準主力
食品業界向けに、液体の清澄化や固形分の回収等に用いる遠心分離機を提供。食品衛生規格に対応した仕様が求められる。
- 遠心分離機
- 食品用途に対応した遠心分離機。清澄、濃縮、分離等の工程で使用。
03環境(排水処理等)副次
産業排水や廃液処理分野向けに、脱水・濃縮を目的とした遠心分離機を供給。環境規制対応を支援する。
- 遠心分離機(脱水機等)
- 汚泥脱水や廃液処理に用いる遠心分離機。固液分離の効率化に貢献。
製品と技術
化学・食品・環境向け遠心分離機のラインアップ
主力製品は遠心分離機であり、固液混合物や液液混合物を遠心力で分離する装置である。化学工業向けでは晶析工程や脱水工程に、食品向けでは清澄化や濃縮に、環境向けでは汚泥脱水や廃液処理に用いられる。独立系メーカーとして顧客要求に応じたカスタマイズが可能で、食品衛生規格対応など多様な仕様を提供する。
アフターサービスと部品供給による収益基盤
機械製造販売事業の売上の過半は部品・修理が占める。2025年10月期には部品・修理で88.7億円の売上があり、全体の58%を構成する。子会社巴機械サービスが国内の保守点検・修理・消耗部品供給を担い、海外でもTomoe Engineering USA、巴栄機械設備等が同様のサービスを提供する。安定したストック収益として事業の基盤となっている。
バイナリー発電装置と環境ソリューションの拡充
未利用熱の有効利用を目的としたバイナリー発電装置を開発・販売している。焼却炉や産業排熱を熱源とし、発電を行うシステムで、環境負荷低減に貢献する。機械事業の第三の柱として位置付けられ、商社機能を活かした環境関連商品の拡充も進めている。将来的にはカーボンニュートラル対応の製品群として期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
産業機械でグローバル展開、安定した高収益を実現
産業用機械、特に塗料や化学薬品を扱う装置の製造・販売を手がける中堅機械メーカー。売上高は2023年10月期の496億円から2025年10月期には594億円へ増加し、営業利益率も9%前後と安定している。同業他社には三浦工業や日本製鋼所などがあり、特に三浦工業はボイラなどエネルギー関連機械で強みを持つ。巴工業は攪拌機や分散機などの専門性でニッチな分野に強く、海外市場にも展開している。製品の独自性と技術力で競争優位を築いており、業績は堅調。しかし、国内製造業の設備投資減速や海外競合の台頭が課題で、新興国市場の開拓やサービス事業の強化などが今後の成長ポイントとなる。
強み
- 攪拌機など特定分野で高い技術を持ち、他社が追随しにくい。
- 海外売上比率が高く、グローバルに事業を拡大している。
- 営業利益率9%前後で安定的に推移し、収益基盤が強い。
- 売上高が年々増加しており、需要を取り込んでいる。
課題
- 国内製造業の設備投資が頭打ちで、国内需要の拡大が見込みにくい。
- 新興国メーカーの台頭で価格競争が激化している。
- 特定業界や製品に依存し、需要変動の影響を受けやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が巴工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6364AIRMAN | 749億円 | 12.1倍 |
| 2 | 7231トピー工業 | 742億円 | 6.6倍 |
| 3 | 7128ユニソルホールディングス | 661億円 | 34.4倍 |
| 4 | 6742京三製作所 | 623億円 | 12.2倍 |
| 5 | 6638ミマキエンジニアリング | 620億円 | 8.3倍 |
| 6 | 6309巴工業 | 615億円 | 14.9倍 |
| 7 | 4658日本空調サービス | 554億円 | 14.6倍 |
| 8 | 7245大同メタル工業 | 554億円 | 12.4倍 |
| 9 | 7989立川ブラインド工業 | 549億円 | 16.2倍 |
| 10 | 6745ホーチキ | 533億円 | 16.1倍 |
| 11 | 7102日本車輌製造 | 524億円 | 4.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
中期経営計画「For Sustainable Future」の策定(2022年11月)
2022年11月、当社は2023年10月期から2025年10月期を対象とする中期経営計画「For Sustainable Future」を策定した。機械製造販売事業では海外展開と新製品開発、化学工業製品販売事業では新商材の発掘と新規顧客開拓を戦略の柱とし、持続的成長と企業価値向上を目指した。この計画のもと、各事業の推進を図り、最終年度には売上高と利益が過去最高を達成する成果を挙げた。
中国子会社の解散決定と事業整理(2024年8月)
2024年8月1日、取締役会において中国子会社・星際化工有限公司およびその100%子会社・星際塑料(深圳)有限公司の解散を決議した。両社は合成樹脂原料の仕入・販売、着色・コンパウンド加工を行っていたが、解散に至った。現在清算手続き中であり、化学工業製品販売事業の一部に影響を与えたが、事業ポートフォリオの見直しの一環と位置付けられる。
売上高と利益が過去最高を更新した2025年10月期
2025年10月期の連結業績は、売上高594億円(前年度比13.9%増)、営業利益54億円(同13.8%増)、経常利益54億円、親会社株主帰属当期純利益39億円となり、いずれも過去最高を記録した。機械事業は国内官需・民需が好調で売上高152億円、化学事業は鉱産関連の添加剤が大きく伸び441億円となった。好業績を背景に新中計への弾みとした。
新たな中期経営計画「Create The New Future」の策定
2025年10月期の好業績を受け、2026年10月期から2028年10月期を対象とする新たな中期経営計画「Create The New Future~新たな未来の創造~」を策定した。最終年度の目標は連結売上高700億円、営業利益70億円、親会社株主帰属当期純利益50億円。機械事業ではインド市場開拓やバイナリー発電装置の拡販、生産能力増強を掲げ、化学事業では高収益商材への資源集中と海外展開を加速する。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2028年10月期まで700億円
- 営業利益2028年10月期まで70億円
- 経常利益2028年10月期まで70億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2028年10月期まで50億円
- 機械製造販売事業 連結売上高2028年10月期まで20,000百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
遠心分離機の海外販売拡大
インド現地法人を活用し化学工業市場を開拓、米国法人で市場深耕、東南アジア拠点の販売ネットワーク構築により未開拓分野へ進出する。
- 02
バイナリー発電装置の拡販
焼却炉などの産業排熱向けに未利用熱を有効活用するバイナリー発電装置の販売を拡大する。
- 03
機械商社機能の強化と環境配慮製品拡充
機械商社に必要な機能を高め、環境負荷低減につながる製商品の品揃えを充実させる。
- 04
新工場建設による生産能力増強
サガミ工場の一部と遠心分離機の板金溶接加工子会社を移転する新工場を建設し、研究開発・生産体制を強化する。
- 05
化学工業製品事業の収益最大化と海外展開
売上総利益1億円以上の商品を拡充し、東南アジア・欧州・インドで海外ビジネスを拡大、新商品開発により事業領域を広げる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で724人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は953万円で、9期前と比べて+25.0%。平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は13.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | — | — | — | 684 | — |
| 2017年10月 | — | — | — | 697 | — |
| 2018年10月 | — | — | — | 715 | — |
| 2019年10月 | 762 | 40.4 | 14.1 | 730 | — |
| 2020年10月 | 757 | 40.1 | 13.7 | 733 | — |
| 2021年10月 | 761 | 40.1 | 13.7 | 744 | — |
| 2022年10月 | 786 | 40.0 | 13.7 | 753 | — |
| 2023年10月 | 811 | 40.0 | 13.6 | 767 | — |
| 2024年10月 | 879 | 40.0 | 13.6 | 786 | 598 |
| 2025年10月 | 953 | 40.2 | 13.7 | 724 | 746 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社12社(国内 2 / 海外 10、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内巴マシナリー㈱神奈川県綾瀬市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内巴機械サービス㈱神奈川県平塚市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外星際化工有限公司香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外星際塑料(深圳)有限公司(星際化工有限公司の子会社)中国深圳市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外巴工業(香港)有限公司香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外巴恵貿易(深圳)有限公司(巴工業(香港)有限公司の子会社)中国深圳市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外巴栄機械設備(太倉)有限公司中国太倉市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Tomoe Engineering USA, Inc.米国テキサス州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TOMOE Trading(Thailand)Co.,Ltd.タイ バンコク · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TOMOE TRADING VIETNAM CO.,LTD.ベトナム ハノイ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TOMOE TRADING(MALAYSIA) SDN.BHD.マレーシア クアラルンプール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TOMOE Advanced Materials s.r.o.チェコ プラハ市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は594億円、営業利益は54億円。前期と比べると増収増益で、売上が+14.0%、利益が+14.9%。
会社が出している今期の予想2026年10月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 629億円 | 594億円 |
| 営業利益 | 59億円 | 54億円 |
| 純利益 | 44億円 | 39億円 |
| 1株あたり配当 | ¥76 | ¥76 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は308億円、営業利益は37億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−1.6%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 111 | 6 | 5.4 | 4 |
| 2023年2Q | 131 | 15 | 11.5 | 10 |
| 2023年3Q | 116 | 8 | 6.9 | 6 |
| 2023年4Q | 138 | — | — | 7 |
| 2024年1Q | 121 | 11 | 9.1 | 8 |
| 2024年2Q | 145 | 19 | 13.1 | 13 |
| 2024年4Q | 255 | 17 | 6.7 | 15 |
| 2025年2Q | 313 | 37 | 11.8 | 26 |
| 2025年4Q | 281 | 17 | 6.0 | 13 |
| 2026年2Q | 308 | 37 | 12.0 | 28 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年10月期からの14期で、売上は416億円から594億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は9.1%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 416 | — | 26 | — | 16 |
| 2013年10月 | 382 | — | 17 | — | 8 |
| 2014年10月 | 407 | — | 16 | — | 11 |
| 2015年10月 | 394 | — | 17 | — | 10 |
| 2016年10月 | 392 | — | 18 | — | 10 |
| 2017年10月 | 411 | — | 22 | — | 15 |
| 2018年10月 | 424 | — | 23 | — | 15 |
| 2019年10月 | 414 | — | 24 | — | 16 |
| 2020年10月 | 392 | — | 23 | — | 15 |
| 2021年10月 | 451 | — | 29 | — | 21 |
| 2022年10月 | 456 | — | 34 | — | 27 |
| 2023年10月 | 496 | — | 41 | — | 27 |
| 2024年10月 | 521 | 47 | 48 | 9.0 | 36 |
| 2025年10月 | 594 | 54 | 54 | 9.1 | 39 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高594億円のうち、営業利益として残るのは54億円で9.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は39億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.7%444億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.2%96億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.1%54億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年10月期は営業CFが24億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は134億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 10 | −6 | −2 | 4 | 75 |
| 2013年10月 | 5 | −8 | −4 | −3 | 72 |
| 2014年10月 | 5 | −7 | −16 | −2 | 57 |
| 2015年10月 | −1 | −1 | −4 | −2 | 53 |
| 2016年10月 | 37 | −3 | −4 | 34 | 81 |
| 2017年10月 | 6 | −4 | −4 | 2 | 79 |
| 2018年10月 | 22 | −3 | −4 | 19 | 94 |
| 2019年10月 | 39 | −5 | −5 | 34 | 121 |
| 2020年10月 | 7 | −5 | −5 | 2 | 119 |
| 2021年10月 | 21 | −10 | −5 | 11 | 126 |
| 2022年10月 | −17 | 1 | −5 | −16 | 107 |
| 2023年10月 | 35 | −1 | −7 | 34 | 135 |
| 2024年10月 | 34 | −6 | −13 | 28 | 149 |
| 2025年10月 | 24 | −25 | −15 | −1 | 134 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年10月期の総資産は564億円。このうち返さなくてよい自己資本が427億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値65.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 338 | 225 | 113 | 66.0 |
| 2013年10月 | 335 | 236 | 99 | 69.8 |
| 2014年10月 | 338 | 239 | 99 | 70.8 |
| 2015年10月 | 343 | 252 | 91 | 73.4 |
| 2016年10月 | 348 | 252 | 96 | 72.4 |
| 2017年10月 | 366 | 270 | 96 | 73.8 |
| 2018年10月 | 373 | 279 | 94 | 74.7 |
| 2019年10月 | 391 | 289 | 102 | 73.9 |
| 2020年10月 | 384 | 297 | 87 | 77.2 |
| 2021年10月 | 433 | 318 | 115 | 73.6 |
| 2022年10月 | 457 | 344 | 113 | 75.2 |
| 2023年10月 | 490 | 368 | 122 | 75.2 |
| 2024年10月 | 532 | 394 | 138 | 74.0 |
| 2025年10月 | 564 | 427 | 136 | 75.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で209社中32位あたり、逆に低いのは営業利益率で209社中97位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,055で、1年前と比べて+25.0%。過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.9倍 |
| PER (会社予想) | 13.7倍 |
| PBR | 1.38倍 |
| 配当利回り | 3.70% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で +1.66% と小幅上昇し、18日に 2001円 の高値をつけたが、19日には 1957円 に反落。25日移動平均線(1923.8円)は上回っており、75日線(1822.12円)や200日線(1812.78円)も上回るなど、中期トレンドは強気。52週高値(2239円)からは約12.6%低い位置で、52週安値(1564円)からは約25.1%高い。RSIは 58.48 と中立圏で、出来高は8月19日に 99,200株 と増加傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PERは14.19倍で業界平均23倍を大幅に下回り、PBR1.31倍も同平均1.53倍を下回る。配当利回りは3.88%と同平均2.69%を上回り、株主還元も厚い。ROE9.4%は同水準で収益性も確保。売上高・利益とも増加傾向で成長も見込める。割安性は明瞭だが、配当性向51.7%とやや高めで、今後の増配余地は限定的か。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.9倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 13.7倍 | — |
| PBR | 1.38倍 | 1.50倍 |
| ROE | 9.4% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
当社は産業機械商社として安定した高収益を維持してきたが、直近の売上高成長率は約14%と加速している。強気派は、国内外の設備投資需要の拡大とエンジニアリング比率の高さによる収益性向上を評価し、今後の成長持続を期待する。一方弱気派は、成長の持続性に疑問を呈し、特定顧客への依存や市況変動による需要の波を懸念する。また、株価が1年で約22%上昇し、PER 14倍程度と割安感は薄れたとみる向きもある。
- 売上高の成長加速
2025/10期は売上高594億円で前年比14%増と成長が加速
- 高収益体質の維持
営業利益率9%台を維持し、利益成長が続く
- 株主還元の充実
配当利回り3.88%と高く、安定配当を期待できる
- 売上高594億円と増収基調通年影響強
売上高は521億→594億円、営業利益54億円と堅調
- 予想PER13.1倍と増益期待決算発表後影響中
予想PER13.1倍は実績14.19倍を下回り改善
- 営業利益率9.09%の高水準維持継続影響中
営業利益率9.09%と前期9.02%から小幅改善
- 配当利回り3.88%の安定継続影響弱
配当利回り3.88%と安定配当が投資家を支える
- 成長の持続性に疑問
直近の増収が一過性の需要による可能性
- 市況依存のリスク
設備投資需要は景気変動の影響を受けやすい
- 評価の割高感
株価上昇でPERは14倍と割安感が薄れつつある
- 純利益伸び率8.3%に鈍化通年影響中
純利益36→39億円、営業利益増14.9%に対し純利益は+8.3%にとどまる
- 株価1年で22.6%上昇し過熱継続影響弱
1年間で22.56%上昇し短期的な調整リスクがある
- 外国人保有3.05%と低流動性継続影響弱
外国人持ち株比率3.05%は需給の厚み不足に
- 営業利益率改善は0.07ptと小幅決算発表後影響弱
営業利益率9.02%→9.09%と改善幅が小幅
- 売上高成長率
- 事業拡大のペースを測るため
- 営業利益率
- 高付加価値ビジネスの収益性を確認するため
- 受注残高
- 将来の売上高の先行指標となるため
- 配当性向
- 株主還元の持続可能性を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり76円で、前期から+24.8%。いまの株価に対する利回りは3.70%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年10月 | 15 | — | 51.5 |
| 2017年10月 | 15 | 0.0 | 32.7 |
| 2018年10月 | 16 | 4.5 | 36.4 |
| 2019年10月 | 16 | 0.0 | 30.6 |
| 2020年10月 | 16 | 0.0 | 23.7 |
| 2021年10月 | 17 | 6.4 | 25.2 |
| 2022年10月 | 18 | 6.0 | 20.4 |
| 2023年10月 | 37 | 107.5 | 39.8 |
| 2024年10月 | 48 | 31.8 | 46.0 |
| 2025年10月 | 60 | 24.8 | 51.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥76
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ14,090人。区分でいちばん多いのは個人・その他で72.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.0%を占め、残る78.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年10月% | 2021年10月% | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 63.2 | 60.9 | 60.0 | 59.7 | 58.1 | 72.9 |
| 金融機関 | 17.0 | 15.6 | 15.5 | 15.1 | 16.1 | 13.0 |
| 事業法人 | 16.2 | 18.3 | 21.4 | 22.2 | 21.6 | 9.0 |
| 外国法人 | 2.4 | 3.6 | 2.0 | 1.0 | 1.2 | 2.9 |
| 証券会社 | 0.9 | 1.4 | 1.0 | 1.9 | 2.8 | 2.0 |
| 外国人個人 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
| 自己株式 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱ | 8.43 |
| 02 | UH Partners 2投資事業有限責任組合 | 6.80 |
| 03 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.43 |
| 04 | 巴工業取引先持株会 | 3.16 |
| 05 | 山口 温子 | 3.15 |
| 06 | 野田 眞利子 | 2.97 |
| 07 | 巴工業従業員持株会 | 2.32 |
| 08 | エスアイエル投資事業有限責任組合 | 2.23 |
| 09 | ㈱みずほ銀行 | 1.67 |
| 10 | 土肥 幸子 | 1.64 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−21%、1株純資産は14期で−36%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 162 | 2,236 | 7.4 | 8.3 | 25.4 |
| 2013年10月 | 84 | 2,340 | 3.7 | 18.5 | 50.7 |
| 2014年10月 | 111 | 2,400 | 4.7 | 15.8 | 38.6 |
| 2015年10月 | 103 | 2,525 | 4.2 | 14.8 | 39.2 |
| 2016年10月 | 97 | 2,523 | 3.8 | 15.9 | 51.5 |
| 2017年10月 | 151 | 2,707 | 5.8 | 14.4 | 32.7 |
| 2018年10月 | 152 | 2,794 | 5.5 | 14.4 | 36.4 |
| 2019年10月 | 157 | 2,892 | 5.5 | 15.0 | 30.6 |
| 2020年10月 | 154 | 2,973 | 5.2 | 12.6 | 23.7 |
| 2021年10月 | 70 | 1,064 | 6.9 | 10.8 | 25.2 |
| 2022年10月 | 89 | 1,149 | 8.0 | 8.9 | 20.4 |
| 2023年10月 | 91 | 1,230 | 7.7 | 9.7 | 39.8 |
| 2024年10月 | 121 | 1,315 | 9.5 | 10.4 | 46.0 |
| 2025年10月 | 129 | 1,428 | 9.4 | 12.3 | 51.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
19名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は19名。2025/10期の役員報酬は総額379百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 玉井章友 | 代表取締役社長 | 69 | 90,000 |
| 篠田彰鎮 | 取締役 常務執行役員 機械本部長 | 65 | 80,000 |
| 東徹行 | 取締役 常務執行役員 化学品本部長 | 66 | 42,000 |
| 藤井修 | 取締役 執行役員 総務部および業務部担当 | 62 | 41,000 |
| 橘田一幸 | 取締役 執行役員 経理部および経営企画部担当 | 62 | 6,000 |
| 矢倉敏明 | 取締役(監査等委員) | 68 | 59,000 |
| 八尋研治 | 取締役(監査等委員) | 66 | 11,000 |
| 杉原麗 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 越智多佳子 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
| 佐藤貴司 | — | 64 | — |
| 伊藤勝彦 | 執行役員 | — | — |
| 佐田淳 | 執行役員 | — | — |
残りの役員7名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤井栄 | 取締役 常務執行役員 化学品本部長 | 64 | 31,000 |
| 杉浦路明 | 執行役員 | — | — |
| 今野晋弥 | 執行役員 | — | — |
| 木村修 | 執行役員 | — | — |
| 牧健司 | 執行役員 | — | — |
| 大西康之 | 執行役員 | — | — |
| 中村文彦 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 156 | 143 | 300 | 60 |
| 社外取締役 | 4 | 46 | — | 46 | 12 |
| 取締役(社内) | 1 | 33 | — | 33 | 33 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容906字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,148字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,115字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,887字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第97期(2025/11/01-2026/10/31)2026-06-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第96期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-28
- 半期報告書半期報告書-第96期(2024/11/01-2025/10/31)2025-06-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第95期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-30
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第94期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-30
- 四半期報告書四半期報告書-第94期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-14
- 四半期報告書四半期報告書-第94期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第94期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-16
- 有価証券報告書有価証券報告書-第93期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-27
- 四半期報告書四半期報告書-第93期第3四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-14
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