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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

巴工業

TOMOE ENGINEERING CO.,LTD.6309 · Prime · 機械

遠心分離機専業メーカー。化学・食品・環境など多業界向けに、分離技術で課題解決を提供する独立系ニッチトップ。

概要

巴工業は遠心分離機の製造販売と化学工業製品の輸入販売を二本柱とする機械・化学商社である。本社を東京都品川区に置き、連結従業員724名。2025年10月期の連結売上高は594億円、営業利益54億円と過去最高を更新した。国内外に13の子会社を持ち、化学・食品・環境分野に遠心分離機を提供する独立系メーカーである。

機械製造販売と化学工業製品販売の二事業構成

当社グループは機械製造販売事業と化学工業製品販売事業の二つの報告セグメントで構成される。機械事業では遠心分離機及び周辺機器を製造・販売し、化学工業、食品、環境分野の固液分離・液液分離工程に対応する。化学事業では合成樹脂、工業材料、鉱産関連、化成品、機能材料、電子材料等の輸入販売を行い、半導体やコーティング向けなど多岐にわたる。独立系として顧客ニーズに柔軟に対応する。

13の子会社で構成されるグローバルネットワーク

連結子会社は13社。機械事業では巴機械サービス(アフターサービス)、巴マシナリー(板金加工)、中国の巴栄機械設備(製造販売)、米国のTomoe Engineering USA(販売サービス)を有する。化学事業では香港、深圳、タイ、マレーシア、ベトナム、チェコに販売拠点を置く。また物流子会社巴物流が国内物流を担う。このネットワークを活用し、海外市場での事業拡大を進めている。

経営指標と中期経営計画に基づく成長戦略

重視する経営指標は経常利益とROE。2022年11月に中期経営計画「For Sustainable Future」を策定し、2025年10月期に売上高目標を達成。続く2026~2028年向け「Create The New Future」では、最終年度に連結売上高700億円、営業利益70億円を目標とする。機械事業では海外販売促進、バイナリー発電装置の拡販、生産能力増強を掲げる。化学事業では高付加価値商材の拡充と東南アジア・欧州での事業拡大を図る。

業界の中での役割は産業機械メーカー(分離技術分野)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
594億円
営業利益
54億円
営業利益率
9.1%
純利益
39億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
化学工業製品 販売441億円74.4%35億円7.9%
機械製造販売152億円25.6%18億円11.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01化学工業主力

化学工業向けに、固液分離や液液分離を必要とする工程向けに遠心分離機及び周辺機器を製造・販売。晶析工程、脱水工程等での使用を想定した製品ラインを有する。独立系であるため顧客の要求に柔軟に対応し、カスタマイズも提供。

主な製品・サービス2
遠心分離機
固液混合物や液液混合物を遠心力で分離する装置。化学、食品、環境など多様な産業で使用。
アフターサービス・部品
遠心分離機の保守点検、修理、消耗部品の供給を行う。

02食品準主力

食品業界向けに、液体の清澄化や固形分の回収等に用いる遠心分離機を提供。食品衛生規格に対応した仕様が求められる。

主な製品・サービス1
遠心分離機
食品用途に対応した遠心分離機。清澄、濃縮、分離等の工程で使用。

03環境(排水処理等)副次

産業排水や廃液処理分野向けに、脱水・濃縮を目的とした遠心分離機を供給。環境規制対応を支援する。

主な製品・サービス1
遠心分離機(脱水機等)
汚泥脱水や廃液処理に用いる遠心分離機。固液分離の効率化に貢献。

製品と技術

化学・食品・環境向け遠心分離機のラインアップ

主力製品は遠心分離機であり、固液混合物や液液混合物を遠心力で分離する装置である。化学工業向けでは晶析工程や脱水工程に、食品向けでは清澄化や濃縮に、環境向けでは汚泥脱水や廃液処理に用いられる。独立系メーカーとして顧客要求に応じたカスタマイズが可能で、食品衛生規格対応など多様な仕様を提供する。

アフターサービスと部品供給による収益基盤

機械製造販売事業の売上の過半は部品・修理が占める。2025年10月期には部品・修理で88.7億円の売上があり、全体の58%を構成する。子会社巴機械サービスが国内の保守点検・修理・消耗部品供給を担い、海外でもTomoe Engineering USA、巴栄機械設備等が同様のサービスを提供する。安定したストック収益として事業の基盤となっている。

バイナリー発電装置と環境ソリューションの拡充

未利用熱の有効利用を目的としたバイナリー発電装置を開発・販売している。焼却炉や産業排熱を熱源とし、発電を行うシステムで、環境負荷低減に貢献する。機械事業の第三の柱として位置付けられ、商社機能を活かした環境関連商品の拡充も進めている。将来的にはカーボンニュートラル対応の製品群として期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

産業機械でグローバル展開、安定した高収益を実現

産業用機械、特に塗料や化学薬品を扱う装置の製造・販売を手がける中堅機械メーカー。売上高は2023年10月期の496億円から2025年10月期には594億円へ増加し、営業利益率も9%前後と安定している。同業他社には三浦工業や日本製鋼所などがあり、特に三浦工業はボイラなどエネルギー関連機械で強みを持つ。巴工業は攪拌機や分散機などの専門性でニッチな分野に強く、海外市場にも展開している。製品の独自性と技術力で競争優位を築いており、業績は堅調。しかし、国内製造業の設備投資減速や海外競合の台頭が課題で、新興国市場の開拓やサービス事業の強化などが今後の成長ポイントとなる。

強み

  • 攪拌機など特定分野で高い技術を持ち、他社が追随しにくい。
  • 海外売上比率が高く、グローバルに事業を拡大している。
  • 営業利益率9%前後で安定的に推移し、収益基盤が強い。
  • 売上高が年々増加しており、需要を取り込んでいる。

課題

  • 国内製造業の設備投資が頭打ちで、国内需要の拡大が見込みにくい。
  • 新興国メーカーの台頭で価格競争が激化している。
  • 特定業界や製品に依存し、需要変動の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が巴工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16364AIRMAN749億円12.1倍
27231トピー工業742億円6.6倍
37128ユニソルホールディングス661億円34.4倍
46742京三製作所623億円12.2倍
56638ミマキエンジニアリング620億円8.3倍
66309巴工業615億円14.9倍
74658日本空調サービス554億円14.6倍
87245大同メタル工業554億円12.4倍
97989立川ブラインド工業549億円16.2倍
106745ホーチキ533億円16.1倍
117102日本車輌製造524億円4.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

中期経営計画「For Sustainable Future」の策定(2022年11月)

2022年11月、当社は2023年10月期から2025年10月期を対象とする中期経営計画「For Sustainable Future」を策定した。機械製造販売事業では海外展開と新製品開発、化学工業製品販売事業では新商材の発掘と新規顧客開拓を戦略の柱とし、持続的成長と企業価値向上を目指した。この計画のもと、各事業の推進を図り、最終年度には売上高と利益が過去最高を達成する成果を挙げた。

中国子会社の解散決定と事業整理(2024年8月)

2024年8月1日、取締役会において中国子会社・星際化工有限公司およびその100%子会社・星際塑料(深圳)有限公司の解散を決議した。両社は合成樹脂原料の仕入・販売、着色・コンパウンド加工を行っていたが、解散に至った。現在清算手続き中であり、化学工業製品販売事業の一部に影響を与えたが、事業ポートフォリオの見直しの一環と位置付けられる。

売上高と利益が過去最高を更新した2025年10月期

2025年10月期の連結業績は、売上高594億円(前年度比13.9%増)、営業利益54億円(同13.8%増)、経常利益54億円、親会社株主帰属当期純利益39億円となり、いずれも過去最高を記録した。機械事業は国内官需・民需が好調で売上高152億円、化学事業は鉱産関連の添加剤が大きく伸び441億円となった。好業績を背景に新中計への弾みとした。

新たな中期経営計画「Create The New Future」の策定

2025年10月期の好業績を受け、2026年10月期から2028年10月期を対象とする新たな中期経営計画「Create The New Future~新たな未来の創造~」を策定した。最終年度の目標は連結売上高700億円、営業利益70億円、親会社株主帰属当期純利益50億円。機械事業ではインド市場開拓やバイナリー発電装置の拡販、生産能力増強を掲げ、化学事業では高収益商材への資源集中と海外展開を加速する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年10月期まで700億円
  • 営業利益2028年10月期まで70億円
  • 経常利益2028年10月期まで70億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年10月期まで50億円
  • 機械製造販売事業 連結売上高2028年10月期まで20,000百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    遠心分離機の海外販売拡大

    インド現地法人を活用し化学工業市場を開拓、米国法人で市場深耕、東南アジア拠点の販売ネットワーク構築により未開拓分野へ進出する。

  2. 02

    バイナリー発電装置の拡販

    焼却炉などの産業排熱向けに未利用熱を有効活用するバイナリー発電装置の販売を拡大する。

  3. 03

    機械商社機能の強化と環境配慮製品拡充

    機械商社に必要な機能を高め、環境負荷低減につながる製商品の品揃えを充実させる。

  4. 04

    新工場建設による生産能力増強

    サガミ工場の一部と遠心分離機の板金溶接加工子会社を移転する新工場を建設し、研究開発・生産体制を強化する。

  5. 05

    化学工業製品事業の収益最大化と海外展開

    売上総利益1億円以上の商品を拡充し、東南アジア・欧州・インドで海外ビジネスを拡大、新商品開発により事業領域を広げる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で724人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は953万円で、9期前と比べて+25.0%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は13.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月684
2017年10月697
2018年10月715
2019年10月76240.414.1730
2020年10月75740.113.7733
2021年10月76140.113.7744
2022年10月78640.013.7753
2023年10月81140.013.6767
2024年10月87940.013.6786598
2025年10月95340.213.7724746

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 2 / 海外 10、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都品川区2,380百万円
全社
湘南工場 — 神奈川県平塚市1,020百万円
機械製造販売
サガミ工場 — 神奈川県大和市692百万円
機械製造販売
本社・工場 — 米国テキサス州199百万円
機械製造販売
本社 — 神奈川県綾瀬市60百万円
機械製造販売
本社・工場 — 中国太倉市20百万円
機械製造販売
主な関係会社
  • 国内
    巴マシナリー㈱
    神奈川県綾瀬市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    巴機械サービス㈱
    神奈川県平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    星際化工有限公司
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    星際塑料(深圳)有限公司(星際化工有限公司の子会社)
    中国深圳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    巴工業(香港)有限公司
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    巴恵貿易(深圳)有限公司(巴工業(香港)有限公司の子会社)
    中国深圳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    巴栄機械設備(太倉)有限公司
    中国太倉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tomoe Engineering USA, Inc.
    米国テキサス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMOE Trading(Thailand)Co.,Ltd.
    タイ バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMOE TRADING VIETNAM CO.,LTD.
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMOE TRADING(MALAYSIA) SDN.BHD.
    マレーシア クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMOE Advanced Materials s.r.o.
    チェコ プラハ市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は594億円営業利益54億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.0%、利益が+14.9%。

売上高
+14.0%
594億円
営業利益
+14.9%
54億円
純利益
+8.3%
39億円
営業利益率
9.1%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高629億円594億円
営業利益59億円54億円
純利益44億円39億円
1株あたり配当¥76¥76

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は308億円、営業利益は37億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−1.6%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q11165.44
2023年2Q1311511.510
2023年3Q11686.96
2023年4Q1387
2024年1Q121119.18
2024年2Q1451913.113
2024年4Q255176.715
2025年2Q3133711.826
2025年4Q281176.013
2026年2Q3083712.028

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は416億円から594億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は9.1%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年10月4162616
2013年10月382178
2014年10月4071611
2015年10月3941710
2016年10月3921810
2017年10月4112215
2018年10月4242315
2019年10月4142416
2020年10月3922315
2021年10月4512921
2022年10月4563427
2023年10月4964127
2024年10月52147489.036
2025年10月59454549.139

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高594億円のうち、営業利益として残るのは54億円9.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は39億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.7%444億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.2%96億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.1%54億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
9.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.7pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが24億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は134億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月10−6−2475
2013年10月5−8−4−372
2014年10月5−7−16−257
2015年10月−1−1−4−253
2016年10月37−3−43481
2017年10月6−4−4279
2018年10月22−3−41994
2019年10月39−5−534121
2020年10月7−5−52119
2021年10月21−10−511126
2022年10月−171−5−16107
2023年10月35−1−734135
2024年10月34−6−1328149
2025年10月24−25−15−1134

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は564億円。このうち返さなくてよい自己資本が427億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月33822511366.0
2013年10月3352369969.8
2014年10月3382399970.8
2015年10月3432529173.4
2016年10月3482529672.4
2017年10月3662709673.8
2018年10月3732799474.7
2019年10月39128910273.9
2020年10月3842978777.2
2021年10月43331811573.6
2022年10月45734411375.2
2023年10月49036812275.2
2024年10月53239413874.0
2025年10月56442713675.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
134億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
372億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
70億円
在庫として抱えている分
負債合計
136億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中32位あたり、逆に低いのは営業利益率209社中97位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.1%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.8%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
14.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,055で、1年前と比べて+25.0%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥2,055-0.7%1ヶ月+9.5%1年+25.0%時価総額615億円
過去52週の値幅
安値¥1,564高値¥2,239

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.9倍
PER (会社予想)13.7倍
PBR1.38倍
配当利回り3.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で +1.66% と小幅上昇し、18日に 2001円 の高値をつけたが、19日には 1957円 に反落。25日移動平均線(1923.8円)は上回っており、75日線(1822.12円)や200日線(1812.78円)も上回るなど、中期トレンドは強気。52週高値(2239円)からは約12.6%低い位置で、52週安値(1564円)からは約25.1%高い。RSIは 58.48 と中立圏で、出来高は8月19日に 99,200株 と増加傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは14.19倍で業界平均23倍を大幅に下回り、PBR1.31倍も同平均1.53倍を下回る。配当利回りは3.88%と同平均2.69%を上回り、株主還元も厚い。ROE9.4%は同水準で収益性も確保。売上高・利益とも増加傾向で成長も見込める。割安性は明瞭だが、配当性向51.7%とやや高めで、今後の増配余地は限定的か。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.9倍22.7倍
PER (予想)13.7倍
PBR1.38倍1.50倍
ROE9.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社は産業機械商社として安定した高収益を維持してきたが、直近の売上高成長率は約14%と加速している。強気派は、国内外の設備投資需要の拡大とエンジニアリング比率の高さによる収益性向上を評価し、今後の成長持続を期待する。一方弱気派は、成長の持続性に疑問を呈し、特定顧客への依存や市況変動による需要の波を懸念する。また、株価が1年で約22%上昇し、PER 14倍程度と割安感は薄れたとみる向きもある。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長加速

    2025/10期は売上高594億円で前年比14%増と成長が加速

  • 高収益体質の維持

    営業利益率9%台を維持し、利益成長が続く

  • 株主還元の充実

    配当利回り3.88%と高く、安定配当を期待できる

  • 売上高594億円と増収基調通年影響

    売上高は521億→594億円、営業利益54億円と堅調

  • 予想PER13.1倍と増益期待決算発表後影響

    予想PER13.1倍は実績14.19倍を下回り改善

  • 営業利益率9.09%の高水準維持継続影響

    営業利益率9.09%と前期9.02%から小幅改善

  • 配当利回り3.88%の安定継続影響

    配当利回り3.88%と安定配当が投資家を支える

マイナスに働く材料7
  • 成長の持続性に疑問

    直近の増収が一過性の需要による可能性

  • 市況依存のリスク

    設備投資需要は景気変動の影響を受けやすい

  • 評価の割高感

    株価上昇でPERは14倍と割安感が薄れつつある

  • 純利益伸び率8.3%に鈍化通年影響

    純利益36→39億円、営業利益増14.9%に対し純利益は+8.3%にとどまる

  • 株価1年で22.6%上昇し過熱継続影響

    1年間で22.56%上昇し短期的な調整リスクがある

  • 外国人保有3.05%と低流動性継続影響

    外国人持ち株比率3.05%は需給の厚み不足に

  • 営業利益率改善は0.07ptと小幅決算発表後影響

    営業利益率9.02%→9.09%と改善幅が小幅

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大のペースを測るため
営業利益率
高付加価値ビジネスの収益性を確認するため
受注残高
将来の売上高の先行指標となるため
配当性向
株主還元の持続可能性を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり76で、前期から+24.8%いまの株価に対する利回りは3.70%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥76
1株あたり
配当利回り
3.70%
いまの株価に対して
配当性向
51.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月1551.5
2017年10月150.032.7
2018年10月164.536.4
2019年10月160.030.6
2020年10月160.023.7
2021年10月176.425.2
2022年10月186.020.4
2023年10月37107.539.8
2024年10月4831.846.0
2025年10月6024.851.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥76

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ14,090人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.0%を占め、残る78.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他63.260.960.059.758.172.9
金融機関17.015.615.515.116.113.0
事業法人16.218.321.422.221.69.0
外国法人2.43.62.01.01.22.9
証券会社0.91.41.01.92.82.0
外国人個人0.30.20.20.20.20.2
自己株式5.35.35.35.35.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱8.43
02UH Partners 2投資事業有限責任組合6.80
03光通信KK投資事業有限責任組合6.43
04巴工業取引先持株会3.16
05山口 温子3.15
06野田 眞利子2.97
07巴工業従業員持株会2.32
08エスアイエル投資事業有限責任組合2.23
09㈱みずほ銀行1.67
10土肥 幸子1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−21%、1株純資産は14期で−36%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月1622,2367.48.325.4
2013年10月842,3403.718.550.7
2014年10月1112,4004.715.838.6
2015年10月1032,5254.214.839.2
2016年10月972,5233.815.951.5
2017年10月1512,7075.814.432.7
2018年10月1522,7945.514.436.4
2019年10月1572,8925.515.030.6
2020年10月1542,9735.212.623.7
2021年10月701,0646.910.825.2
2022年10月891,1498.08.920.4
2023年10月911,2307.79.739.8
2024年10月1211,3159.510.446.0
2025年10月1291,4289.412.351.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2025/10期の役員報酬は総額379百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
玉井章友代表取締役社長6990,000
篠田彰鎮取締役 常務執行役員 機械本部長6580,000
東徹行取締役 常務執行役員 化学品本部長6642,000
藤井修取締役 執行役員 総務部および業務部担当6241,000
橘田一幸取締役 執行役員 経理部および経営企画部担当626,000
矢倉敏明取締役(監査等委員)6859,000
八尋研治取締役(監査等委員)6611,000
杉原麗取締役(監査等委員)67
越智多佳子取締役(監査等委員)57
佐藤貴司64
伊藤勝彦執行役員
佐田淳執行役員
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢保有株数
藤井栄取締役 常務執行役員 化学品本部長6431,000
杉浦路明執行役員
今野晋弥執行役員
木村修執行役員
牧健司執行役員
大西康之執行役員
中村文彦執行役員

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)515614330060
社外取締役4464612
取締役(社内)1333333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容906字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社および子会社13社で構成され、主として遠心分離機等の製造・販売および化学工業製品等の仕入・販売に関連する事業を営んでおります。 当社グループの事業に係る位置付けは、次のとおりであります。また、報告セグメントと事業区分は同一であります。なお、「その他の事業」には連結会社が含まれていないため、報告セグメントには記載しておりません。 機械製造販売事業・・・・・・・当社は遠心分離機の製造・販売を行い、子会社巴機械サービス㈱は遠心分離機のアフターサービスおよび部品の販売を行っており、子会社巴マシナリー㈱は遠心分離機の部品の板金加工および機械加工を行っております。子会社巴栄機械設備(太倉)有限公司は、中国における遠心分離機の製造・販売とアフターサービスを行っております。子会社Tomoe Engineering USA, Inc. は、北米における遠心分離機および部品の販売とアフターサービスを行っております。 化学工業製品販売事業・・・・・子会社巴工業(香港)有限公司ならびに同社の出資子会社である巴恵貿易(深圳)有限公司は、中国における当社グループの営業活動の中核として、子会社TOMOE Trading(Thailand)Co.,Ltd.、TOMOE TRADING(MALAYSIA)SDN.BHD.、TOMOE TRADING VIETNAM CO.,LTD.ならびにTOMOE Advanced Materials s.r.o. は、それぞれタイ、マレーシア、ベトナム、ヨーロッパにおける当社グループの営業活動拠点として機能しております。 その他の事業・・・・・・・・・子会社巴物流㈱は当社の物流窓口として、商品発送や在庫管理を行っております。 連結子会社に関する事業の系統図は、次のとおりであります。 (注) 2024年8月1日開催の当社取締役会において、合成樹脂原料等の仕入・販売を行う星際化工有限公司およびその100%子会社として合成樹脂の着色・コンパウンド加工を行う星際塑料(深圳)有限公司を解散し清算することを決議しており、現在清算手続き中であります。
経営方針・対処すべき課題2,148字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境および対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は創造と創業の精神を以って会社を成長、発展させ、会社に関連する人々の豊かな未来づくりに寄与するとともに、お客さまへの高い技術と優れた製商品の提供を通じて社会に貢献すること、および従業員に生きがいを見出す場を提供することを経営理念とし、主に固液の遠心分離技術による機械の製造販売と特色ある化学工業原材料の輸入販売を行ってまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社は単に製商品の販売拡大を目指すのではなく、機械製造販売事業では特異な技術を必要とする製品の開発・販売を、また、化学工業製品販売事業では限られたマーケットにあっても特色がある専門知識を要する付加価値の高い商材の取扱を、夫々に心掛けており、これらを追求して行くに際しての経営指標として、事業収益力の実態が表れる経常利益と経営効率を示すROEを重視しています。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社の中長期的な経営戦略は、機械製造販売事業については新しい製商品の開発とコストの削減および海外ビジネス拡大であり、化学工業製品販売事業については特色ある新商材の発掘と新規顧客の開拓および海外市場へ向けた積極的な展開です。 こうした中長期的戦略の継続的な展開を図るため、当社では2022年11月に中期経営計画「For Sustainable Future(~持続可能な未来のために~)」(2023年10月期~2025年10月期)を策定し、持続的成長と企業価値向上を目指し種々の取り組みを推進してまいりました。 また、未来にわたって持続的な成長を図るために、新たな中期経営計画(2026年10月期~2028年10月期)「Create The New Future~新たな未来の創造~」を策定し、その最終年度(2028年10月期)の目標を連結売上高700億円、営業利益および経常利益は共に70億円、親会社株主に帰属する当期純利益を50億円とし、その達成に向けた取り組みを推進してまいります。 機械製造販売事業では、三つの柱を軸に事業を展開してまいります。第一の柱として、海外市場において中核となる遠心分離機の販売を促進し、海外ビジネスを拡大します。今後成長が見込まれるインドでは、現地法人化した拠点を活かし、当社が強みを持つ化学工業市場を重点的に開拓します。また、米国法人を中心に米州市場の深耕を加速するほか、東南アジアではタイ、インドネシア、ベトナム各拠点を結ぶ販売ネットワークを構築し、未開拓分野への進出を目指します。第二の柱では、未利用熱の有効利用を切り口として、焼却炉などの産業排熱向けを中心にバイナリー発電装置を拡販します。更に第三の柱として、機械商社に求められる機能を高め、環境負荷低減に繋がる製商品の拡充に注力します。生産部門では、需要拡大に対応すべく、当社サガミ工場の一部と遠心分離機の板金溶接加工を担う当社の100%子会社である巴マシナリー株式会社を移転するための新工場を建設し、生産能力増強と新たな研究・開発、生産体制の構築を図ります。これにより、本中期経営計画の最終年度となる2028年10月期の連結売上高20,000百万円、営業利益2,800百万円を目標とし、その初年度となる2026年10月期の連結売上高は前年度比14.2%増の17,400百万円、営業利益については人件費増や将来の成長に資する研究開発等による販管費の増加を見込むものの、増収効果により前年度比12.8%増の2,080百万円となる見通しです。 化学工業製品販売事業では、専門商社としての強みや特色を活かした営業活動を展開し、利益の最大化を実現するため売上総利益1億円以上の商品の拡充に努め、業績安定化と更なる成長を目指します。また、海外ビジネスの拡大を重要課題と認識し、タイ、ベトナム、マレーシア各拠点の連携を強化することで、東南アジアの事業拡充を図ります。欧州では、チェコを拠点としてパワー半導体向け商材を中心に拡販します。インドでは、耐火物向け商材に加え高付加価値商品に関する市場調査を進めます。新商品の開発をこれまで以上に推進することで、新たな事業領域の拡大と収益基盤の多様化を図ります。更に、ポートフォリオ分析に基づき、高収益事業に対しては優先的に経営資源を投下し成長を促進する一方、課題事業については適切な対応策を適宜検討してまいります。これにより、本中期経営計画の最終年度となる2028年10月期の連結売上高50,000百万円、営業利益4,200百万円を目標とし、その初年度となる2026年10月期の連結売上高は前年度比3.8%増の45,800百万円、営業利益については人件費増や将来の成長に資する営業開発関係等による販管費の増加を見込むものの、増収効果により前年度比4.6%増の3,670百万円となる見通しです。 これらを着実に実行するために当社のグローバル化とこれを担う人材教育などの施策を推し進め、両事業の持続的成長と収益力向上を図って行く方針です。
事業等のリスク5,115字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業等に関するリスクとして、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は以下のとおりです。各事項の中には将来における状況等に係る内容も含まれますが、これらの内容についても、当連結会計年度末時点における経営諸情報に基づいて判断したものとなっています。 (1) 景気、事業環境に関するリスク 当社グループの機械製造販売事業では、主に遠心分離機をはじめとする産業用分離機器を製造販売しておりますが、国内およびアジア地域の景気動向、主要顧客である国内外の化学・食品等業界の設備投資動向、国内下水処理場等の公共投資の動向により、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。化学工業製品販売事業では、合成樹脂および同製品、建設・自動車・鉄鋼向け無機材料、塗料・インキ・接着剤向け有機原料、半導体製造工程向けセラミック製品および商材等を販売しておりますが、国内外における化学工業全般および建設・自動車・鉄鋼・半導体業界の動向の他、原材料需給、価格動向により、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。 また、化学工業製品販売事業では原材料を取扱うため、より短期間で需給調整が発生し当社の業績に影響します。一方、機械製造販売事業では比較的長期の設備投資サイクルで受注状況が変化するため、やや遅れて業績に影響が発生します。 さらに両事業において競合他社との価格・サービス競争があり、大口の取引の失注により業績が影響を受ける可能性があります。 両事業におきましては、これらの景気変動や競争環境に対する抵抗力を高めるため様々な国・地域で幅広い産業の顧客開拓に努めることに加え、在庫管理を徹底し在庫保有リスクを適正化すべく努めております。また、事業環境の変化があっても販売への影響の少ない特色のある高付加価値製商品の開発やコストダウンに努めております。 (2) 海外事業展開に伴うリスク 当社グループは、米国、中国、東南アジア諸国、インド、欧州を始めとして広く海外での事業活動を行っていることから、現地の法律や情勢把握には細心の注意を払い、これらに適時適切に対処すべく努めております。しかし、現地の政情、行政、法規制、税制、人材確保とその維持等々に起因する不測の事態発生により、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。とりわけ、中国および米国においては、米中対立ならびに日中関係、台湾有事、米国の関税政策などの諸問題により、事業活動が制約を受ける可能性があります。 (3) 為替相場および株価の変動に関するリスク 当社グループでは外貨建輸出入取引を行い、外貨建債権債務を保有しており、これらに関しては為替変動の影響が発生します。大口取引については先物予約などによるヘッジを行ない、為替リスクを最小とする努力をしておりますが、急激な為替変動により当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。また、当社グループは海外に現地法人を有しており、外貨建の財務諸表を作成しておりますが、これらを円貨に換算するに際しても、為替変動に伴う評価リスクの発生が考えられます。 当社グループでは、ビジネス戦略の一環として取引先企業の株式を保有している他、年金資産運用の一部として株式を保有しており、株価変動または出資先の財政状態悪化により、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。政策保有株式については、毎年資本コストを踏まえた保有意義の確認を行い意義のない銘柄については圧縮に努めております。 (4) 自然災害等のリスク 当社グループは、地震、津波、台風等の自然災害あるいはパンデミック発生時の損失を最小限に抑えるため、リスク管理に関する基本方針に基づく事業継続計画を策定し、社員の安全確保に配慮しつつ、各種の施策を進めております。しかしながら、当社グループが事業を展開する国や地域において、これらの施策を以ってしても対処しえない大規模な自然災害等が発生した場合、生産能力あるいは販売能力が著しく低下し、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。 (5) 取引先の信用リスク 当社グループは、多様な商取引により国内外の販売先に対して信用供与を行っており、信用リスクを負っております。当連結会計年度において、連結貸借対照表上に記載されている「受取手形、売掛金及び契約資産」・「電子記録債権」がそのリスクに晒されている代表的な資産です。これらの営業債権について回収期日管理を徹底するとともに、取引先ごとの販売限度額を設定し残高管理を行っており、その与信リスク低減のため、定期的または随時に取引先の信用状況を調査し、必要に応じて担保・保証・取引信用保険を利用した債権保全措置を講じております。しかしながら、取引先の信用状況の悪化や経営破綻等が発生した場合、貸倒引当金や貸倒損失の計上を通して、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。 (6) 部品原材料調達に関するリスク 当社グループの機械製造販売事業においては、主力となる遠心分離機の部品・原材料の供給を複数のグループ外調達先から受けています。これらの価格と納期は、原材料の入手難易度の変化、市場価格の変動やグループ外調達先での人件費の変動、原油価格に起因する輸送費の変動により大きな影響を受けます。 価格の高騰時、その上昇分を当社の販売価格に転嫁できない場合、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。また、価格が下落した場合には棚卸資産の評価損が発生する可能性があります。更にグループ外調達先の倒産・事業からの撤退により部品・原材料の供給が停止した場合にも生産の遅れ、価格上昇が生じる可能性があります。 当社グループでは、これらの価格変動リスクを緩和するため、部品・原材料・取扱商材の市況動向を注視し安定価格での調達に努めると同時に、代替材料の検討、主要部品の当社グループ内での製造推進、複数の調達先・輸送手段の確保、在庫管理の徹底に努めております。 (7) 工場・製造現場の事故災害、製品の安全、品質に関するリスク 当社および協力会社の工場・製造現場が自然災害、火災や停電などの事故により、工場の操業停止を余儀なくされた場合や破損した工作機械等の設備、工場施設の復旧に多大な費用を要する場合、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。当社グループでは、災害・事故リスクへの対応として、事業継続計画の整備、安全衛生活動の充実、複数の調達先確保に努めております。 また、当社グループが製造販売する製品に重大な安全・品質問題が発生することで多額の損害賠償、社会的信頼の失墜、製品ブランドの毀損が発生し、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。製品の安全・品質に係るリスクへの対応としては、ISO9001で認定された品質マネジメントシステムの構築と遵守、製品安全性を重視した設計の実施、製品検査の徹底による品質確保に努めております。 (8) 人材確保、育成に関するリスク 当社グループは、年々厳しさを増す企業間競争を勝ち抜くため、各担当分野に精通した人材、特に機械製造販売事業における技術者など専門性の高い人材の確保と育成を着実に行う必要があると考えております。しかし、日本国内における少子高齢化や労働人口の減少により、技術革新や経営に不可欠となる高度な能力を有する人材を確保していくための競争は厳しさを増しており、このような環境下で、優秀な人材の獲得や育成が経営計画に沿って達成されない場合やベテラン・熟練社員から若手層への知識、ノウハウ、技術の伝承等が進まない場合には、営業、設計、製造、研究開発等の業務継続に影響を及ぼし、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。このため、次代を担う優秀な人材を新卒、中途、年齢、性別、国籍等に関わらず採用し、OJT、各種階層別研修・目的別専門研修等を通じて育成することで営業力の更なる強化を図る一方、固有技術を確実に継承し新技術の開発力を強化する取り組みを進めております。 (9) 各種法規制に関するリスク 当社グループは、国内および事業展開する各国において、輸出入規制、環境規制、製造物に関する規制、化学物質に関する規制等、様々な法律・規制の適用を受けております。当社グループ内において規制遵守のための体制整備に努めておりますが、これらの規制を遵守できなかった場合や規制が強化された場合には、事業活動に制約を受けコスト増加につながる場合があることから、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。 (10) コンプライアンスに係るリスク 当社グループは、企業行動規範を定め、法令等の遵守を宣言し、コンプライアンス研修を通じて役職員に遵法意識の浸透を図っております。また、遵守状況の確認やコンプライアンス上の問題等の審議を行う企業倫理委員会およびコンプライアンスに係る情報を収集するためのヘルプ・ラインを設置しているほか、不正の発見・防止とプロセス改善を図るために監査等委員会および内部監査部門が連携して業務プロセスを監査するなど、コンプライアンス違反行為防止のための体制を構築しております。しかしながら、これら対策を講じても、個人的な不正行為等によるリスクを完全には回避することが出来ず、重大な法令違反等を起こした場合には、当社グループの社会的信用、業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。 (11) 投資、M&A、事業拡大に関するリスク 当社グループは、常により付加価値の高いビジネスへの展開を志向し、新会社の設立、設備投資、M&A等の事業拡大に向けた投資活動を行っております。こうした投資案件においては、収益が当初の計画水準に達しないことによる資本回収遅延や、追加資金が必要となるなどのリスクがあります。新規事業投資に際しては、事業の収益性や投資回収の実現性を入念に精査した上で意思決定しておりますが、十分な事前検討をもってしても予見あるいは防止できない事象により、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。 (12) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、当社グループ自身の情報はもとより、事業活動を通じて多くのお客様の秘密情報、お客様が保有する個人情報に接する機会を有しております。これらの情報がサイバー攻撃等により漏洩する事で、当社グループの社会的信用やブランドイメージが毀損するリスクと発生した損害に対する賠償金の支払等により、当社グループの業績や財政状態が影響を受ける可能性があります。 サイバー攻撃は年々高度化・巧妙化していることから、サイバーセキュリティ対策は重要な経営課題となっており、様々な対策を推進しています。最近では、日々進化するサイバー攻撃への対策を講じるとともに、万一の事業継続計画の更なる強化として主要な業務システムをクラウド環境に移行し可用性を高めております。また、外部情報機器の社内ネットワークへの接続制御に加え、役職員に貸与しているノートPC等のモバイル機器については、外部記録媒体の接続制御ならびに遠隔操作でデータ消去(初期化)できる体制を整備するなど、情報漏洩リスクの極小化に努めております。 加えて、働き方改革の一環として定着している在宅勤務に対しては従業員に専用PCを貸与し、社内ネットワークへの接続には多要素認証を要するなど安全性の高いシステムインフラを整備しております。 (13) 気候変動問題への対応および諸規制に関するリスク 当社グループは、温室効果ガスが原因とされる気候変動問題を世界共通の課題であると認識し、この問題に関する対策のグローバルな議論の進展やそれに伴う規制の動向に常に注意を払っております。また、サステナビリティ推進委員会において情報を整理共有し当社グループへの影響を取締役会に報告するとともに提言を行う体制を整えております。各事業部門においては極力前倒しの戦略修正を心掛け、気候変動問題解決に寄与する新製品開発や新事業分野の開拓に注力しておりますが、この対応が遅れた場合、当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、期初からプラス成長で推移しましたが、足元では住宅投資および輸出の減少を主因にマイナス成長に転じました。一方、海外においては米国経済が堅調を持続し、欧州経済は低成長ながら底堅く推移したものの、中国経済は減速傾向が続いております。 こうした情勢の下、当社グループはグローバルに展開する事業基盤とネットワーク、多岐にわたる知見や多様性を強みに価値創造と持続的成長を目指し、2025年10月期までの中期経営計画「For Sustainable Future~持続可能な未来のために~」で掲げた目標達成に向けてまい進してまいりました。その結果、売上高、各利益はいずれも目標を上回り、更にそれぞれ過去最高を更新する業績となりました。 当連結会計年度における売上高は機械製造販売事業、化学工業製品販売事業の販売がいずれも伸長したことから前年度比13.9%増の59,365百万円となりました。利益面につきましては、機械製造販売事業が増益となったことを背景に営業利益が前年度比13.8%増の5,352百万円、経常利益が前年度比13.1%増の5,401百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益については、前年度比6.5%増の3,851百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 (機械製造販売事業) 機械製造販売事業では、海外向け機械および部品・修理の販売が伸び悩みましたが、国内官需および民需向けの販売が、好調な受注に支えられ全般的に好調だったことから、当連結会計年度の売上高は前年度比17.2%増加し15,238百万円となりました。 (単位:百万円) 品目区分   機械   装置・工事   部品・修理   合計 官 需   24/10   414   1,164   2,936   4,515 25/10   1,063   1,509   3,341   5,915 差 異   649   345   405   1,400 民 需   24/10   857   339   2,429   3,626 25/10   1,427   706   2,807   4,941 差 異   569   366   378   1,315 海 外   24/10   1,650   73   3,138   4,862 25/10   1,390   269   2,721   4,381 差 異   △260   196   △417   △480 合 計   24/10   2,922   1,577   8,504   13,004 25/10   3,881   2,485   8,871   15,238 差 異   959   908   366   2,234 利益面につきましては、販売が伸長したことから営業利益は前年度比55.4%増加し1,844百万円となりました。 (化学工業製品販売事業) 化学工業製品販売事業では、機能材料関連の半導体製造用途向け材料、電子材料関連の半導体組立用途向け材料の販売が伸び悩んだことに加えて、合成樹脂関連の販売が解散を決議した中国子会社の操業停止の影響もあり減少しました。一方、鉱産関連の樹脂向け添加剤が大きく伸びた他、化成品関連のコーティング用途向け材料等を中心に販売が伸長したことから、当連結会計年度の売上高は前年度比12.8%増加し44,127百万円となりました。 (単位:百万円) 24/10   25/10   差 異 合成樹脂関連   4,523   3,619   △904 工業材料関連   6,592   6,510   △82 鉱産関連   6,329   13,915   7,586 化成品関連   9,633   10,483   850 機能材料関連   7,204   5,227   △1,977 電子材料関連   4,679   4,368   △311 その他(洋酒)   151   2   △148 合計   39,115   44,127   5,011 利益面につきましては、販売が伸長したものの、人件費増を主因とする販管費の増加により営業利益は前年度比0.2%減少し3,508百万円となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の流動資産は、商品及び製品が増加した一方、現金及び預金ならびに電子記録債権が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ483百万円減少し41,756百万円となりました。固定資産は、無形固定資産が減少した一方、有形固定資産および退職給付に係る資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3,679百万円増加し14,629百万円となりました。 負債は、賞与引当金および繰延税金負債が増加した一方、支払手形及び買掛金ならびに電子記録債務が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ189百万円減少し13,648百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3,385百万円増加し42,737百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は、前連結会計年度末の74.0%から1.8ポイント上昇して75.8%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動の段階で収入となった一方、投資活動および財務活動の段階で支出となったことにより、前連結会計年度末に比べ1,565百万円減少し13,367百万円となりました。ここに至る当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況とその変動要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動による資金の増加は、2,376百万円となりました。これは、法人税等の支払1,674百万円および棚卸資産の増加1,535百万円などによる資金の減少があったものの、税金等調整前当期純利益5,478百万円、減価償却費による資金の留保377百万円ならびに売上債権及び契約資産の減少627百万円などによる資金の増加が上回ったことによるものです。なお、前連結会計年度の3,363百万円の収入と比べ987百万円の収入減少となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、2,474百万円となりました。これは、有形固定資産の売却による収入89百万円などによる資金の増加があったものの、有形固定資産の取得による支出2,505百万円および差入保証金の増加額75百万円などによる資金の減少が上回ったことによるものです。なお、前連結会計年度の629百万円の支出と比べ1,844百万円の支出増加となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、1,546百万円となりました。これは、配当金の支払額1,546百万円などによるものです。なお、前連結会計年度の1,327百万円に比べ219百万円の支出増加となりました。 ④ 生産、受注および販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 機械製造販売   15,153,406   14.4 (4,354,730)   (△11.9) 合計   15,153,406   14.4 (4,354,730)   (△11.9) (注) 1.金額は販売価格をもって表示しております。 2.( )は、海外向け生産高を内数で表示しております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 機械製造販売   15,207,918   △4.3   13,826,723   2.0 (4,765,327)   (△3.6)   (3,842,946)   (11.3) 合計   15,207,918   △4.3   13,826,723   2.0 (4,765,327)   (△3.6)   (3,842,946)   (11.3) (注) 1.( )内は、海外向け受注高を内数で表示しております。 2.上記金額に消費税等は含まれておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 機械製造販売   15,238,286   17.2 (4,369,359)    (△10.1) 化学工業製品販売   44,127,184   12.8 (4,354,748)    (△18.6) 合計   59,365,470   13.9 (8,724,107)    (△14.6) (注) 1.( )内は、海外販売高を内数で表示しております。 2.上記金額に消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 中期経営計画(2023年10月期~2025年10月期)の達成状況 2025年10月期に最終年度を迎えた中期経営計画「For Sustainable Future~持続可能な未来のために~(2023年10月期~2025年10月期)」は、当初中計最終年度の目標を売上高50,000百万円、営業利益4,000百万円としてスタートしましたが、その後、業績が好調に推移したため、目標を売上高57,000百万円、営業利益4,960百万円に上方修正しました。事業毎の上方修正後の目標は、機械製造販売事業が売上高15,600百万円、営業利益1,470百万円、化学工業製品販売事業が売上高41,400百万円、営業利益3,490百万円です。機械製造販売事業では、国内における民需向け全般、官需向け装置工事、部品修理、海外における部品修理の販売が伸長し、売上高は目標をやや下回りましたが、営業利益はこれを上回りました。化学工業製品販売事業では、化成品関連が全般的に伸びた他、機能材料、鉱産関連等、幅広い分野が伸長したことにより、売上高、営業利益共に目標を上回りました。その結果、当社グループ全体の売上高、各利益はいずれも目標を上回り、更にそれぞれ過去最高を更新する業績となりました。 また、資本効率の改善と資本コストや株価を意識した経営を進めた結果、ROE9.4%、PBR1.11倍となり、いずれも目標を上回りました。 (単位:百万円) 23/10実績   24/10実績   25/10実績   25/10上方修正後中計最終年度目標 売上高   49,628   52,119   59,365   > 57,000 機械製造販売   13,041   13,004   15,238   < 15,600 化学工業製品販売   36,587   39,115   44,127   > 41,400 営業利益   4,048   4,703   5,352   >  4,960 機械製造販売   829   1,187   1,844   >  1,470 化学工業製品販売   3,218   3,516   3,508   >  3,490 経常利益   4,115   4,775   5,401   >  5,000 当期純利益   2,733   3,616   3,851   >  3,620 ROE   7.7%   9.5%   9.4%   >   8.9% PBR   0.72倍   0.96倍   1.11倍   > 1.00倍 次に、この中期経営計画で掲げた重点施策とその成果は以下のとおりです。 重点施策   成果 機械製造販売   ①海外事業の拡大推進 ②採算性向上の実現 ③バイナリー発電装置の販売開始 ④第三の柱となる新規製商品の海外調達強化   ①インドへの展開拡大 →現地法人設立(2025年11月)、石油化学 プロジェクトの受注 ②営業利益率向上(8.0%→12.1%)、新工場 建設着手 ③バイナリー発電装置の販売開始→1号機の受注 ④第三の柱となる新規製商品の営業活動開始 →超低温ベルト乾燥機など 化学工業製品販売   ①パワーデバイス市場での商権確立 ②海外事業の拡大推進 ③新たなサプライヤー発掘への注力 ④新規事業の立ち上げ   ①パワー半導体向け部材の販売拡大 ②チェコ子会社でのパワー半導体向け部材 の販売基盤確立 ②③インド駐在員事務所開設 →耐火物市場の市場調査 ④ライフサイエンス分野への進出 経営全般   ①資本効率の改善(ROE改善) ②持続的成長に資する投資への積極的な取り組み ③DXの推進と社員一人一人が活躍できる職場環境 づくりへの取り組み ④株主還元の強化、IR活動の強化   ①収益力向上によるROE改善(8.0%→9.4%) ①事業ポートフォリオの見直し →星際Gr清算、 巴ワイン・アンド・スピリッツ売却 ②新工場建設のための土地取得 ③DX推進と人事制度改定による多様で柔軟な 働き方の実現 →在宅勤務、時差勤務、時間単位の有給休暇 制度導入など ④新たな配当方針の下での増配と株主優待の 拡充 ④IR担当部署を設置し、投資家とのミーティ ング回数を飛躍的に増加 ※株式分割、株式売出しにより株式の流動  性向上を実現 なお、今後においては、「1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等(3)中長期的な会社の経営戦略」で前述したように、新たに中期経営計画「Create The New Future~新たな未来の創造~(2026年10月期~2028年10月期)」で掲げた重点施策に取り組み、以下の目標達成を目指してまいります。 (単位:百万円) 25/10実績   26/10見通し   28/10目標   25/10実績比 売上高   59,365   63,200   70,000   +17.9% 機械製造販売   15,238   17,400   20,000   +31.2% 化学工業製品販売   44,127   45,800   50,000   +13.3% 営業利益   5,352   5,750   7,000   +30.8% 機械製造販売   1,844   2,080   2,800   +51.8% 化学工業製品販売   3,508   3,670   4,200   +19.7% 経常利益   5,401   5,770   7,000   +29.6% 当期純利益   3,851   4,200   5,000   +29.8% ROE   9.4%   9.7%   10.5%   +1.1pt ② 資本の財源および資金の流動性 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 当社グループでは、運転資金および定常的な設備投資・研究開発については、主に営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金にて賄われております。今後も企業価値向上のための成長投資を積極的に進めてまいります。また、緊急時の支払いに備えて主要金融機関と当座貸越契約および貸出コミットメントライン契約を締結しております。 ③ 重要な会計上の見積りおよび見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されています。 なお、当社グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

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開示資料

出典

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