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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

テセック

TESEC Corporation6337 · Standard · 機械

半導体検査装置のハンドラを主力とする専門メーカー。テスタやパーツも手掛け、グローバルに販売する。

概要

テセックは1969年に半導体検査装置の研究開発・製造販売を目的として設立された。トランジスタハンドラやテスタの開発から出発し、現在はハンドラ、テスタ、パーツの三事業で構成される。2026年3月期の売上高は55億67百万円、従業員211名。東京都東大和市に本社を置き、米国、マレーシア、中国、国内に連結子会社を持つ。

ハンドラ、テスタ、パーツの三本柱

当社の売上はハンドラ、テスタ、パーツ等の三つの製品カテゴリーで構成される。2026年3月期の販売実績では、ハンドラが25億47百万円(全体の45.8%)、テスタが19億74百万円(同35.5%)、パーツ等が10億46百万円(同18.8%)であった。ハンドラは測定対象の半導体デバイスを搬送し、テスタと連動して良否を判定・分類する装置である。テスタは電気的特性を測定する装置で、パワー半導体やアナログIC向けが主体である。パーツ等は交換部品やメンテナンスサービスによる収益である。

4社の連結子会社によるグローバル販売網

当社グループは当社と4社の連結子会社で構成される。米国のTESEC,INC.、マレーシアのTESEC(M)SDN.BHD.、中国の泰賽国際貿易(上海)有限公司、国内の嶺光音電機株式会社である。嶺光音電機は半導体測定器の開発・製造・販売を手掛け、2024年3月期に子会社化された。かつて存在したシンガポール子会社は2003年に整理・売却され、欧州子会社TESEC EUROPE S.A.S.U.は2008年に清算された。現在の海外子会社は主に当社製品の販売とアフターサービスを担う。

シリコンサイクルに翻弄される業績

当社の売上高は半導体市況の変動に大きく影響される。2013年3月期の27億円から2019年3月期には72億円まで拡大したが、2020年3月期には42億円に落ち込んだ。その後2023年3月期には87億円と過去最高を更新したものの、2026年3月期は59億円(計画値)と減収を見込む。営業利益も同期に4億円と圧迫されている。EV需要の減速やパワー半導体向け投資の停滞が背景にある。中期的には2028年度に売上高90億円、営業利益18億円を目標とする計画「Enjoy2.1」を策定している。

主要顧客への依存度

2026年3月期において、販売実績の10%以上を占める主要顧客としてINFINEON TECHNOLOGIES (MALAYSIA) SDN BHDが出現した。同社向け売上高は5億96百万円で全体の10.7%を占める。それ以前の連結会計年度では10%以上の顧客は存在しなかった。単一顧客への依存度は低いものの、パワー半導体メーカーであるインフィニオンとの取引が拡大している点は注目される。

業界の中での役割は半導体検査工程向けの装置メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
56億円
営業利益
3億円
営業利益率
5.4%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ハンドラ25億円45.5%
テスタ20億円36.4%
パーツ等10億円18.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体検査装置主力

半導体の電気的特性を検査するハンドラ、テスタ、パーツ等の開発・製造・販売を単一事業として展開。連結子会社を通じて海外でも販売・アフターサービスを提供し、グローバルに事業を展開している。

主な製品・サービス3
ハンドラ
半導体デバイスを自動でテスタに搬送し、検査後の選別を行う装置。検査効率を大幅に向上させる。
テスタ
半導体の電気的特性を測定する装置。ハンドラと組み合わせて使用される。
パーツ
ハンドラやテスタの交換用部品。

製品と技術

ハンドラ:デバイス搬送と自動選別の要

ハンドラは、半導体デバイスをテスタに搬送し、測定結果に基づいて良品・不良品に自動分類する装置である。当社は1990年の高速トランジスタハンドラ以来、SOPハンドラ(1991年)、QFPハンドラ(1991年)、MAPハンドラ(1999年)、リードフレームストリップテストハンドラ(2002年)、高速ピッカー(2007年)など多様な品種を開発してきた。近年ではMEMSハンドラやパワーデバイス用高低温ハンドラ(2010年)を投入し、EV向けパワー半導体の検査需要を取り込んでいる。2026年3月期のハンドラ売上高は25億47百万円。

テスタ:パワー半導体から小信号まで測定

テスタは半導体の電気的特性を評価する装置である。当社は1970年のトランジスタテスタ以来、熱抵抗テスタ(1975年)、ディスクリートデバイステスタ(1988年)、パラレルテスタ(1995年)、スイッチングタイムテスタ(1999年)、ICテスタ(1999年)と製品を拡充。2002年にはパワーデバイス用高機能ハンドラの開発と同時にテスタの性能向上を図った。2010年には新IPD/IPM用テスタやDC/UISワンパステストシステムを開発。2026年3月期のテスタ売上高は19億74百万円。

パーツ等とアフターサービス:安定収益の源泉

パーツ等には、交換部品や消耗品の販売、および保守・修理サービスが含まれる。同セグメントはハンドラやテスタの販売に比べ周期性が低く、安定的な収益源となっている。2026年3月期のパーツ等売上高は10億46百万円。また、米国、マレーシア、中国の現地法人がアフターサービスを提供し、顧客サポートのグローバル網を構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

半導体検査装置でニッチ、業績伸び悩み

テセックは半導体検査装置や電子部品実装装置を手掛ける中小メーカー。同業の三浦工業や日本製鋼所とは製品分野が異なり、直接の競合は限定的。2025/3期は売上高59億円、営業利益率6.78%と減収減益、2026/3期はさらに減少見込み。半導体市況低迷の影響に加え、新規開拓が進まず、成長性に課題。大手企業との差別化が難しく、販売チャネルの拡大が急務。

強み

  • 特定の検査工程に特化した装置で、一定の顧客基盤を有する。
  • 規模が小さいため、顧客のカスタム要求に迅速に対応可能。
  • 長年の経験に基づく検査技術で、品質面での信頼を獲得。
  • 半導体検査装置は製品ライフサイクルが長く、更新需要が継続。

課題

  • 2025/3期から2026/3期にかけ売上・利益が減少し、成長軌道に乗れない。
  • 大手メーカーの参入により、価格競争が激化し収益性を圧迫。
  • 販路拡大が進まず、新規顧客獲得が停滞している点が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がテセック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16444サンデン209億円4.3倍
26157日進工具205億円14.0倍
36496中北製作所204億円10.8倍
46167冨士ダイス202億円34.9倍
56392ヤマダコーポレーション192億円11.0倍
66337テセック191億円39.4倍
76358酒井重工業191億円10.4倍
86203豊和工業188億円24.4倍
96356日本ギア工業185億円10.6倍
106484KVK185億円8.2倍
116317北川鉄工所173億円5.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

資本金100万円で創業した1969年

1969年12月、株式会社テスとして東京都北多摩郡大和町(現東大和市)で設立された。資本金は100万円。設立当初から半導体製造装置および検査装置の研究開発、製造・販売を目的とし、トランジスタハンドラとトランジスタテスタを開発・販売開始した。1970年3月にはテス販売株式会社と国内販売代理店契約を締結し、販路を確保した。

商号変更と海外拠点の拡充(1980年代)

1980年5月、商号を株式会社テセックに変更。同年6月には長野県に伊那事業所を設置し、生産体制を強化した。1981年にはフランス・セルジーにヨーロッパ事務所、1982年にはアメリカ・コネチカット州にアメリカ事務所を開設。1983年にはマレーシアに現地法人を設立し、1984年にはアメリカ事務所を子会社化した。1985年には欧州子会社を設立し、海外展開を加速した。

ディスクリート向け製品の拡充(1988〜1999年)

1988年、MS-WINDOWSを採用したディスクリートデバイステスタを開発。1990年には高速トランジスタハンドラ、1991年にはSOPハンドラやQFPハンドラと、表面実装対応の製品を相次いで投入した。1992年にはフォトカプラー一貫機、1995年にはパラレルテスタやパワーデバイス一貫機を開発。1997年には小信号デバイステスタや高速スーパーミニハンドラを発売。1999年にはMAPハンドラやスイッチングタイムテスタ、ICテスタを開発し、製品群を拡大した。

株式公開と事業再編(2000年代)

2000年4月、日本証券業協会に店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2003年には中国上海市に現地法人を設立する一方、シンガポール子会社を整理した。2006年には子会社のテセックサービスを吸収合併。2008年7月、横河電機からICハンドラ事業を譲り受け、事業基盤を強化した。同年10月には欧州子会社を清算し、経営資源の集中を図った。

証券取引所統合と新製品投入(2010年代)

2010年、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。その後東京証券取引所との統合に伴い、現在は東証スタンダードに上場している。2010年にはパワーデバイス用高低温ハンドラ、MEMSハンドラ、新IPD/IPM用テスタ、DC/UISワンパステストシステムなど多数の新製品を開発。また、横河電機から譲り受けたICハンドラ事業との統合を進めた。2013年には熊本事業所を設置。

中期計画とパワー半導体市場の変調(2020年代)

2021年3月期の34億円から2023年3月期には87億円まで急回復したが、2024年3月期以降はEV需要減速の影響で減収に転じた。2025年5月、2025〜2027年度を対象とする中期計画「Enjoy2.1」を策定し、2028年度に売上高90億円、営業利益18億円を目標に掲げた。2024年には嶺光音電機を子会社化し、測定器事業を強化。資本コストを意識した経営としてDOE4%目標の配当政策を導入した。

年表42件を開く

1960年代

  • 1969年12月創業半導体製造装置および検査装置の研究開発、製造・販売を目的として、資本金100万円をもって東京都北多摩郡大和町大字奈良橋に株式会社テスを設立 トランジスタハンドラ、トランジスタテスタを開発し、製造・販売開始

1970年代

  • 1970年3月テス販売株式会社と国内販売代理店契約を締結
  • 1972年11月本社を東京都東大和市大字芋窪(現在地)に移転
  • 1975年9月熱抵抗テスタを開発し、製造・販売開始
  • 1978年4月インクマーカーを開発し、製造・販売開始

1980年代

  • 1980年5月商号変更商号を株式会社テセックに変更
  • 1980年6月長野県上伊那郡箕輪町に伊那事業所を設置
  • 1981年6月フランス セルジーにヨーロッパ事務所を開設
  • 1982年2月アメリカ合衆国 コネチカット州 ダンバリー市にアメリカ事務所を開設
  • 1983年9月マレーシア クアラルンプール市に現地法人(子会社)TESEC(M)SDN.BHD.(現 連結子会社)を設立
  • 1984年1月M&Aアメリカ事務所を子会社化し、TESEC,INC. (現・連結子会社)を設立
  • 1984年11月シンガポール カランバールに現地法人(子会社)TESEC SEMICONDUCTOR EQUIPMENT (SINGAPORE)PTE.LTD. を設立
  • 1985年8月M&Aヨーロッパ事務所を子会社化し、TESEC EUROPE S.A.(2001年6月 社名をTESEC EUROPE S.A.S.U.に変更)を設立
  • 1988年7月MS-WINDOWSを採用したディスクリートデバイステスタを開発し、製造・販売開始

1990年代

  • 1990年4月高速トランジスタハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 1991年3月SOPハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 1991年5月QFPハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 1992年9月フォトカプラー一貫機を開発し、製造・販売開始
  • 1995年4月ディスクリートデバイスパラレルテスタを開発し、製造・販売開始
  • 1995年5月パワーデバイス一貫機を開発し、製造・販売開始
  • 1997年7月小信号デバイステスタを開発し、製造・販売開始 高速スーパーミニハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 1997年11月量産型QFPハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 1999年1月ISO9001認証取得(認証機関BVQI、認定機関UKAS、RVA)
  • 1999年3月MAPハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 1999年5月スイッチングタイムテスタを開発し、製造・販売開始
  • 1999年12月ICテスタを開発し、製造・販売開始

2000年代

  • 2000年4月店頭登録銘柄として日本証券業協会に登録
  • 2002年3月リードフレームストリップテストハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 2002年10月パワーデバイス用高機能ハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 2003年4月中華人民共和国 上海市に現地法人(現・連結子会社)泰賽国際貿易(上海)有限公司を設立
  • 2003年8月TESEC SEMICONDUCTOR EQUIPMENT(SINGAPORE)PTE.LTD. を整理・売却
  • 2004年4月熊本県上益城郡益城町田原にテセック熊本を設置
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年9月小信号ディスクリート高速ハンドラを開発し、製造・販売開始
  • 2006年3月ISO14001認証取得(認証機関BVQI、認定機関UKAS)
  • 2006年10月M&A株式会社テセックサービスを吸収合併
  • 2007年12月高速ピッカーを開発し、製造・販売開始
  • 2008年7月横河電機株式会社よりICハンドラ事業を譲受け
  • 2008年10月TESEC EUROPE S.A.S.U.を清算

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場および同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2010年11月上場パワーデバイス用高低温ハンドラを開発し、製造・販売開始 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ガーデナ市にTESEC,INC.本社を移転 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 MEMSハンドラを開発し、製造・販売開始 株式会社東京精密とパワーデバイス測定システム「Fortia」を共同開発し、製造・販売開始 本社社屋においてCASBEE不動産評価認証(Sランク)取得 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 新IPD/IPM用テスタを開発し、製造・販売開始 DC/UISワンパステストシステムを開発し、製造・販売開始 嶺光音電機株式会社(横浜市)を子会社化 TESEC,INC.本社をアメリカ、カリフォルニア州トーランスに移転 リードフレームストリップテストハンドラ(トライテンプ)を開発し、製造・販売開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで2026年度 6,300百万円
  • 売上高2027年度まで2027年度 8,000百万円
  • 売上高2028年度まで2028年度 9,000百万円
  • 営業利益2026年度まで2026年度 450百万円
  • 営業利益2027年度まで2027年度 1,300百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生産工程の標準化・効率化

    生産工程の標準化・効率化を通じて供給の安定性を向上させ、顧客満足を起点とした営業力・提案力の強化を図ります。また、デジタル化による業務プロセス革新と情報基盤の整備、グローバルで活躍できる人材育成と組織体制の再構築を進めます。

  2. 02

    テスタ分野の事業戦略

    バリュー志向型ビジネスとトータルソリューションを構築し、パートナー企業との連携により技術・コスト優位を確立します。海外市場への積極展開とアプリケーション対応力の向上を図り、パワー半導体やアナログ分野の需要拡大に対応します。

  3. 03

    ハンドラ分野の事業戦略

    既存顧客との安定取引を維持しつつ新規市場を開拓し、次世代ハンドラの市場投入により製品競争力を強化します。テスタ事業との連携によるシナジー創出と価値向上を目指します。

  4. 04

    資本コストと株価を意識した経営

    成長投資と安定配当を両立する資金配分を行い、中長期視点に立った戦略的投資を実行します。DOE4%を目安とした配当政策の再構築、ローリングプランの導入とIRの充実を推進します。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で211人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は658万円で、9期前と比べて11.8%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月225
2018年3月219
2019年3月74743.918.9219
2020年3月61143.318.7216
2021年3月54443.919.3218
2022年3月65244.119.6213
2023年3月74644.119.2209
2024年3月71543.217.7212
2025年3月65742.817.4214187
2026年3月65843.118.0211142

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都東大和市1,374百万円
半導体検査装置
伊那事業所 — 長野県上伊那郡箕輪町132百万円
半導体検査装置
主な関係会社
  • 国内
    TESEC,INC. (注)1
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州トーランス市(注)2 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TESEC(M)SDN.BHD.
    マレーシア クアラルンプール市 · 連結子会社
    議決権99.6%
  • 国内
    泰賽国際貿易(上海)有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    嶺光音電機株式会社
    神奈川県横浜市鶴見区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は56億円営業利益3億円前期と比べると減収減益で、売上が-5.1%、利益が-25.0%。

売上高
-5.1%
56億円
営業利益
-25.0%
3億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
5.4%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高70億円56億円
営業利益11億円3億円
純利益10億円5億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は19億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−24.0%、営業利益は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q216
2024年1Q25520.05
2024年2Q18316.73
2024年3Q22418.22
2024年4Q215
2025年2Q2627.71
2025年4Q3326.13
2026年2Q2627.72
2026年4Q3013.33
2027年1Q19421.15

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は27億円から56億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月27−11−11
2014年3月33−2−11
2015年3月4043
2016年3月31−4−5
2017年3月4133
2018年3月59910
2019年3月721410
2020年3月420−2
2021年3月34−3−3
2022年3月752117
2023年3月872523
2024年3月862115
2025年3月59476.84
2026年3月56365.45

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高56億円のうち、営業利益として残るのは3億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の8.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.7%34億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.9%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.3pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
8.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.4pt
3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は32億円で、売上の6.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−31−1−223
2014年3月−85−1−321
2015年3月5−40124
2016年3月31−1425
2017年3月−430−124
2018年3月−5−1−1−617
2019年3月100−21026
2020年3月5−1−3426
2021年3月50−1531
2022年3月−1−8−1−922
2023年3月14−1−71330
2024年3月91−71036
2025年3月18−9−5941
2026年3月15−14−11132

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は159億円。このうち返さなくてよい自己資本が142億円で、自己資本比率は89.3%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月10496892.2
2014年3月9286693.3
2015年3月9991892.0
2016年3月8983693.3
2017年3月9385891.6
2018年3月107951288.7
2019年3月1121021091.6
2020年3月10296694.1
2021年3月10395892.0
2022年3月1291131687.7
2023年3月1431291490.0
2024年3月1621451789.6
2025年3月1551421391.5
2026年3月1591421789.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
77億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
17億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中8位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中173位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.3%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
89.3%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.1%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,415で、1年前と比べて+91.9%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥3,415-1.0%1ヶ月+7.2%1年+91.9%時価総額191億円
過去52週の値幅
安値¥1,825高値¥3,620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)39.4倍
PER (会社予想)16.8倍
PBR1.22倍
配当利回り2.93%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末にかけて急騰し、8月5日に52週高値3620円を付けました。その後は高値圏で一進一退が続き、8月19日には前日比7.96%安の3120円と急落しています。25日移動平均線は2865.88円で、株価は同線を上回っており、短期の上昇トレンドは継続中です。ただし、RSIは64.62と過熱感があり、高値圏での利益確定売りが強まる可能性があります。出来高は7月29日に87万9600株と急増しており、個人投資家の参加が活発だったことがうかがえます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは36.2倍と業界平均の23.6倍を上回るが、予想PERは15.4倍と低い。PBRは1.14倍と同平均の1.55倍を下回る。ROEは3.3%と低く、配当利回り3.19%は業界平均2.75%を上回る。売上高は減少傾向で、純利益も大きく減少しており、収益力の低下が懸念される。配当性向は85.7%と高く、株主還元は手厚いが、業績悪化に伴い割高感がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)39.4倍22.7倍
PER (予想)16.8倍
PBR1.22倍1.50倍
ROE3.3%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が減少傾向にあるものの、営業利益率は改善しており、ニッチ市場での存在感を評価する声がある。株価は過去1年で約89%上昇し、市場は業績の持ち直しを期待して先回りしている。強気派は、半導体市場の長期的な成長と自社技術の優位性、バランスシートの健全性(PBR 1.14倍、ROEは低いが)を重視。弱気派は、売上高の落ち込みが続くリスク、競争激化による利益率の低下(2026年予想も5.36%と低い)、株価上昇によるバリュエーションの割高感(PER 36倍)を懸念。

プラスに働く材料7
  • 技術力の高さ

    半導体の検査・測定分野で独自のシェアを持ち、高い技術力が評判。

  • 市場の成長性

    半導体関連の需要は長期的に拡大が期待される。

  • 財務の健全性

    自己資本比率が高く、財務体質は安定している。

  • 来期純利益約11億円への倍増期待2027年3月期影響

    現在のPER36.2倍が予想15.4倍に改善するには、純利益が今期5億円から約11億円必要。予想達成が株価を押し上げる。

  • 配当利回り3.19%が示す株主還元の安定通年影響

    株価3135円に対して利回り3.19%。減配がない限り、配当による下支えが期待できる。

  • 株価1年89%上昇の継続力継続影響

    過去1年で89.4%上昇。小型株175億円ゆえに需給で大きく動く。モメンタムが続けば資金流入が加速。

  • 外国人持ち株比率5.41%からの上昇余地不定影響

    外国法人5.41%は低位。日本株見直しの流れで買いが増えれば需給が改善する。

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    売上高が3年で30%以上減少しており、回復の兆しが見えない。

  • 利益率の低位性

    営業利益率は5%台と低く、収益力に課題。

  • バリュエーションの割高感

    PER 36倍は同業他社と比べて割高で、成長鈍化時には下落リスク。

  • 売上高3期連続減収で事業縮小の懸念2026年3月期影響

    売上高は86→59→56億円と減少。2026/3期も前年比5.1%減の56億円で、収益基盤の弱体化が鮮明。

  • 営業利益率5.36%と利益水準の低下通年影響

    営業利益率が6.78%→5.36%に低下。営業利益3億円だけでは固定費吸収が脆弱。

  • ROE3.3%と資本効率の低さ継続影響

    ROE3.3%は資本効率が低く、PBR1.14倍でも割安感が乏しい。

  • 予想PER15.4倍の達成困難な場合の修正リスク決算発表後影響

    来期予想純利益約11億円に対し、今期実績5億円。下方修正されればPER30倍超に再上昇。

次の決算で確かめる点
売上高
減少傾向が続くか、反転するかが業績の鍵。
受注残高
将来の売上高を占う重要な先行指標。
粗利益率
収益性改善が進むかを見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+42.9%いまの株価に対する利回りは2.93%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
2.93%
いまの株価に対して
配当性向
85.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月4020.9
2019年3月5025.030.7
2020年3月20−60.0
2021年3月10−50.0
2022年3月80700.027.5
2023年3月10025.026.9
2024年3月70−30.027.5
2025年3月700.061.1
2026年3月10042.985.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,392人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.9%を占め、残る83.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他77.385.780.683.083.075.0
金融機関9.77.77.88.57.210.1
事業法人4.72.73.02.83.76.8
外国法人3.01.43.51.92.45.3
自己株式2.32.33.44.35.23.8
証券会社5.32.55.13.63.72.8
外国人個人0.00.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01田中 綏子6.74
02日本生命保険相互会社3.33
03MM Investments株式会社3.24
04勝田 知男3.17
05山村 博2.98
06株式会社りそな銀行2.94
07株式会社日本カストディ銀行2.69
08テセック社員持株会2.19
09大塚 佳苗1.90
10大塚 正樹1.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-19
    田中 綏子
    新規の大量保有報告
    4.75%
    -1.08pt
  • 2026-06-09
    田中 綏子
    変更報告
    5.83%
    -1.11pt
  • 2026-06-08
    田中 綏子
    新規の大量保有報告
    5.83%
    -1.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+143%、1株純資産は14期で+60%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2031,697
2014年3月−1871,526
2015年3月481,6073.114.723.3
2016年3月−831,474
2017年3月461,5003.119.943.8
2018年3月1811,67611.410.820.9
2019年3月1851,80910.66.630.7
2020年3月−301,699
2021年3月−511,684
2022年3月3052,00116.66.527.5
2023年3月4002,31218.66.626.9
2024年3月2722,61811.18.827.5
2025年3月772,5863.019.161.1
2026年3月862,7233.327.385.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額116百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中賢治代表取締役 社長6258,000
宮脇浩幸取締役6214,000
渡邊弘一取締役579,000
戸田雄介取締役5512,000
尾亦利夫取締役(監査等委員)6420,000
南忠良取締役(監査等委員)8535,000
舛川博昭取締役(監査等委員)742,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員4841610025
取締役(社内)1101010
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容416字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社および子会社4社で構成され、半導体検査装置の製造・販売を単一の事業として運営しているため、事業の種類別セグメントおよび事業部門は一括して記載しております。 当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 会社名   関 係   事業内容 ㈱テセック   当 社   ハンドラ、テスタおよびパーツ等の開発・製造・販売およびアフターサービス TESEC,INC.   連結子会社   当社製品の販売およびアフターサービス TESEC(M)SDN.BHD.   連結子会社   当社製品の販売およびアフターサービス 泰賽国際貿易(上海)有限公司   連結子会社   当社製品の販売およびアフターサービス 嶺光音電機㈱   連結子会社   半導体測定器の開発・製造・販売およびアフターサービス 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,524字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、以下のとおり社是、経営理念、行動規範、環境方針、品質方針を定めております。 <社是> Enjoy 仕事も楽しみましょう 遊びも楽しみましょう 生活も楽しみましょう 人生も楽しみましょう 物事すべて楽しみましょう <経営理念> TESECは優れた半導体検査装置を世界中に供給することで社会へ貢献します。 TESECはソリューションを提供する創造業のトップランナーを目指します。 TESECは豊かな発想と強い意志を持つ社員を大切にします。 <行動規範> お客様を第一に考え、誠実に対応しよう。 新しいことに常に挑戦しよう。 自分の職務に誇りと自信を持とう。 法令を遵守し、高い倫理観をもって行動しよう。 信頼され、尊敬される人を目指そう。 <環境方針> 当社は、半導体検査装置を製造、販売する企業として、地球環境の保全が人類共通の課題であることを深く認識し、環境との共生を目指して環境安全活動を推進します。 1.当社の活動、製品、サービスにおける環境影響要因とその環境負荷を把握し、環境汚染の予防に努め、環境 負荷の低減に向けて継続的改善に努力します。 2.当社に適用される環境関連の法律、条例、及びその他の要求事項を遵守します。 3.環境目的・目標を設定し、環境負荷の低減、及び環境に配慮した製品開発に取り組みます。 4.環境方針、環境保全推進状況を社員に周知させ、意識向上を図るとともに、社外に公表します。 5.社会で実施、推進される環境保全活動に積極的に参画します。 6.当社の活動、製品、サービスにかかわる環境影響のなか、環境重点テーマとして省エネルギー、省資源、廃 棄物の削減、環境負荷の高い物質の使用量削減を推進します。 <品質方針> 「世界中の顧客から信頼される商品とサービスを提供する」 1.お客様のニーズを的確に捉え、各種法規則を遵守し、お客様が満足するソリューションを提供し続ける。 2.品質マネジメント・システムを構築し、マネジメントレビューを通して、システムの有効性を継続的に改善 する。 3.この品質方針を実施するために品質目標を設定し、その達成に努める。 (2)経営環境 当社グループは、半導体の電気的な特性・性能を評価する「テスタ」、様々な形状のデバイスを搬送し、接続されたテスタからの測定データに基づき、設定された基準に応じて自動で分類・収納する「ハンドラ」を主力とする、半導体製造工程を支える重要な製品群を有しています。 足下では、AI関連需要を背景としたアナログIC増産等の影響から、ハンドラ分野は受注が回復に転じましたが、EV需要の減速を受け、パワー半導体を対象とするテスタ分野は厳しい状況が続いております。 一方で、自動車の電動化や再生可能エネルギー関連をはじめとしたパワー半導体およびアナログ分野の需要拡大に対する期待は依然として根強く、中長期的な市場成長に対する見通しに大きな変化は生じておりません。 (3)事業上及び財務上の対処すべき課題 生成AIの普及に伴うデータセンターの増強、自動運転技術(ADAS)の普及に向けたEV(電気自動車)シフトなどのカーボンニュートラルへの取組が世界的なトレンドとなるなか、半導体製造装置市場は、短期的には変動しつつも中長期的には堅調な成長が予想されます。 このような状況を踏まえ、当社はシクリカルな市場環境下にあっても需要拡大を背景とした中長期的な成長を目指すべく、2025~2027年度を対象期間とする中期計画「Enjoy2.1」を下記の通り策定いたしました。 今後も測定における提案力と付加価値の創造で事業を成長させるため、基盤戦略および事業戦略を着実に遂行するとともに、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応を一体的に推進してまいります。 中期経営計画「Enjoy2.1」の概要 <基盤戦略> ・ 生産工程の標準化・効率化による供給安定性の向上 ・ 顧客満足を起点とした営業力・提案力の強化 ・ デジタル化を通じた業務プロセス革新と情報基盤の整備 ・ グローバルで活躍できる人材育成と組織体制の再構築 <事業戦略> テスタ分野 ・ バリュー志向型ビジネスとトータルソリューションの構築 ・ パートナー企業との連携による技術・コスト優位の確立 ・ 海外市場への積極展開とアプリケーション対応力の向上 ハンドラ分野 ・ 既存顧客との安定取引の維持と新規市場の開拓 ・ 次世代ハンドラの市場投入による製品競争力の強化 ・ テスタ事業との連携によるシナジー創出と価値向上 <資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応> ・ 成長投資と安定配当を両立する資金配分 ・ 中長期視点に立脚した戦略的投資の実行 ・ DOE4%を目安とした配当政策の再構築 ・ ローリングプランの導入とIRの充実 <中期見通し(2026年5月14日更新)> (百万円) 2026年度    2027年度    2028年度 売上高   6,300   8,000   9,000 ハンドラ   3,450   4,000   4,100 テスタ   1,700   2,700   3,500 パーツ等   1,150   1,300   1,400 営業利益   450   1,300   1,850 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 半導体製造装置市場は、需給バランスの調整に伴うシリコンサイクルの影響により、短期的には変動しつつも、中長期的には堅調な成長が見込まれます。当社グループでは、短期的な業績変動は避けられないものの、中長期での持続的な成長の観点から、「売上高」および「営業利益」を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標と位置付けております。また、資本効率の観点から、「ROE」についても重要な指標と認識しております。
事業等のリスク3,202字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価および財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存です。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)半導体市場の変動について 当社グループは、半導体検査装置の製造・販売を行っておりますが、検査装置の需要は半導体市況の変動および半導体メーカーの設備投資動向等に影響を受けます。当社グループでは市場環境の変化に対応するためコスト構造の改善を進めておりますが、半導体市場は不安定かつ予測不能であり、市場変動の増大が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)特定顧客との取引について 当社グループは、世界の大手半導体メーカーを主要な顧客としております。取引顧客数の拡大に向け活動しておりますが、主要顧客との取引規模が大きく変動した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)輸出取引について 当社グループの連結売上高に占める海外売上高の比率は、2025年3月期においては65.7%、当期においては77.0%となっております。海外への販売は今後も当社グループの収益のなかで大きな割合を占めると考えられるため、以下の要因が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・外貨建取引について、為替変動により海外の顧客にとって当社グループの製品価格が上昇するリスク。 ・政治的または経済的な不安定要因、景気後退ならびに経済制裁等により当社グループ製品の輸出に支障が生じるリスク。 ・関税およびその他の障壁が当社グループ製品の価格競争力を低下させるリスク。 ・一部の国において、当社グループの企業秘密や知的財産権が法律によって適切に保護されないリスク。 (4)法令・規制について 当社グループは、事業活動を行うにあたり、輸出入、環境、競争、労働、税制等、様々な法令、規制の適用を受けております。当社は、法令遵守のみならず、環境に与える負荷を低減するため、様々な施策に取り組んでおりますが、期待した成果が得られなかった場合や、各種法令、規制に抵触した場合には、社会的信用の低下、課徴金・損害賠償の発生、事業の制限等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)競争優位について 当社グループの属する半導体検査装置業界は、国際的な大企業から、高度に専門化し急成長している比較的小規模な企業まで、広範囲な競合企業が存在します。当社の競合環境は、コスト構造等で優位性を持つ中国等の新興国企業を含め、新たな脅威となる競合他社の出現によって常に変化する可能性があります。 競合の要因は分野によって異なりますが、製品価格の値下げ要求は概して恒常化しているため、競争が激化すれば、当社製品の販売価格の下落が予想されます。 現在の競合他社および潜在的な競合他社のなかには、財務、技術、製造、マーケティング、顧客サポートの能力が高く、広範な製品を提供している企業が含まれており、当社グループは必要な投資を競合他社と同程度に行うことができない可能性があります。 競争を優位に進めるためには、顧客と密接な関係を保つことが重要な要素であり、その結果、顧客の要求する仕様に沿う製品を他社に先駆けて開発し、最短で納入することが可能となります。このような顧客との重要な関係や技術の優位性を維持できない場合には、競合企業との価格競争への対応として想定以上の製品価格の引き下げを余儀なくされ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材について 当社グループが競争力を維持し、持続的成長を実現するためには、次世代を担う人材の獲得、育成が重要となります。人材は価値創造の源泉であるとの認識から、労働環境の改善やモチベーションを高める人事制度の構築に取り組んでおりますが、必要な人材の継続的な採用や育成ができない場合や重要な人材が離職した場合には、製品開発力や顧客サポートの質が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)研究開発について 当社グループは、技術革新が激しい半導体業界にあって最先端の市場を見据えた新製品の開発を行っておりますが、技術開発には時間とコストがかかり、成功する保証はありません。結果として受注獲得に至らない場合や、新製品投入のタイミングが遅れた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)部品調達および外注について 当社グループは、部品の調達および組立・配線工程の外注に関して多数の仕入先・外注先と取引を行っておりますが、特定の部品調達および外注については一部の取引先に依存しております。取引先の事情により部品の調達および製造工程に支障が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)情報セキュリティについて 当社グループは、事業全般において各種ITシステムを活用しております。基幹システム等に対する被害を最小限に抑えるべく、ウイルス対策やデータのバックアップ等の予防策を講じておりますが、自然災害やサイバー攻撃、ネットワーク障害などの不測の事態により、安定した業務の継続が困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)品質について 当社グループは、国際的品質管理基準であるISO9001などに基づいて品質保証体制の強化を図っておりますが、予期せぬ不具合や瑕疵による製造物責任賠償により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)在庫について 当社グループが事業を展開する半導体検査装置関連事業では、顧客仕様による受注販売が中心であり、かつ、短納期の要求を受けることから、顧客からの正式受注によらず、顧客から提示される需要見通しや市場動向を勘案した当社の判断に基づく部品手配・計画生産を行う場合があります。 部品および製品プラットフォームの共通化により在庫の汎用性を高めておりますが、在庫投資は需要予測と密接に関連しているため、見込みに狂いが生じた場合には、過剰な在庫エクスポージャーの発生、陳腐化リスクの増大などを通じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)売掛債権について 当社グループは、顧客との取引の大部分を代金後払いで販売しております。与信管理等により回収リスクの軽減に努めておりますが、顧客の財務問題等により売掛債権の回収が困難となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)固定資産の減損について 当社グループは、所有する固定資産について「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しておりますが、外部環境の変化等により収益性が著しく低下した場合には、減損損失の計上により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)保有有価証券の価格変動について 当社グループは、余裕資金の一部を有価証券にて運用しておりますが、時価または実質価額が著しく下落した場合には、有価証券評価損等の計上により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)災害等の発生について 当社グループは、東京都東大和市の本社、長野県上伊那郡箕輪町の工場の他、海外を含む複数の事業拠点を有しております。事業継続計画(BCP)の策定等によりリスクの低減を図っておりますが、これらの地域で大地震や台風、パンデミック等の自然災害や、テロ等の社会的混乱が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,739字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、地政学的緊張や米中貿易摩擦の長期化により不透明な状況が続きました。米国では高関税による物価上昇懸念と雇用軟化を背景に利下げが実施され、欧州では外需不安や政治リスクが景気の下押し要因となりました。中国では不動産低迷や過剰生産、出生率低下等の構造的課題が重荷となり、日本では企業収益や株価が堅調な一方、円安・物価高によるコスト増もあり、景気回復は緩やかにとどまりました。 半導体業界におきましては、生成AI向けのGPU、ASIC、HBM(High Bandwidth Memory)への需要が好調に推移しましたが、非AI分野では在庫調整の影響を受け、需要は伸び悩みました。当社のテスタ分野が対象とするパワー半導体市場では、EV(電気自動車)需要の減速に加え、海外メーカーとの競争激化を背景に、半導体関連企業による投資抑制や業界再編の動きが相次ぎました。 このような環境において、当社は顧客ニーズに応える製品の開発に注力するとともに、パワーデバイス用テスタやMAPハンドラ、新たにリリースしたリードフレームストリップハンドラなどを軸として、実機デモの実施や国内外の展示会への参加、トップセールスを通じた積極的な販売活動を展開しました。また、中期計画に基づく人的資本関連の成長投資として、株式給付信託(J-ESOP)の導入や従業員持株会における奨励金付与率の引き上げを行い、従業員の企業価値向上への意識醸成とエンゲージメント向上に努めました。 以上の結果、受注高は54億62百万円(前期比35.1%増)、売上高は55億67百万円(同5.5%減)、受注残高は25億56百万円(前連結会計年度末比4.0%減)となりました。製品別売上高は、ハンドラ25億47百万円(前期比53.9%増)、テスタ19億74百万円(同34.8%減)、パーツ等10億46百万円(同13.5%減)となりました。 損益面は、減収に伴う売上総利益の減少等により、営業利益は3億1百万円(前年同期比30.7%減)、経常利益は5億64百万円(同16.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億63百万円(同8.3%増)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、受注、売上の低迷や、自社株買い等の資本収益性向上に向けた資金配分に伴い、現金及び預金、たな卸資産、売掛金が減少した一方、有価証券および投資有価証券が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ4億21百万円増加し、158億96百万円となりました。 負債は、買掛金や繰延税金負債が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ3億86百万円増加し、16億96百万円となりました。 純資産は、配当金の支払に伴い利益剰余金が減少した一方、その他有価証券評価差額金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ35百万円増加し、142億円となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、下記の各キャッシュ・フローによる増減により、前連結会計年度末に比べ8億97百万円減少し、31億66百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、14億64百万円のプラス(前期は17億67百万円のプラス)となりました。これは主に、棚卸資産の減少額、売上債権の減少額、税金等調整前当期純利益の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、14億2百万円のマイナス(同9億円のマイナス)となりました。これは主に、有価証券および投資有価証券の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、10億94百万円のマイナス(同4億95百万円のマイナス)となりました。これは主に、配当金の支払および自己株式の取得によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、半導体検査装置の製造・販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   対前期増減率(%) ハンドラ(百万円)   2,545   60.3 テスタ(百万円)   1,632   △40.5 パーツ等(百万円)   935   △12.3 合計(百万円)   5,113   △5.3 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループは、半導体検査装置の製造・販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の受注実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   受注高   対前期増減率(%)   受注残高   対前期増減率(%) ハンドラ(百万円)   3,314   134.9   1,762   77.1 テスタ(百万円)   1,117   △30.4   659   △56.5 パーツ等(百万円)   1,030   0.4   134   △10.3 合計(百万円)   5,462   35.1   2,556   △4.0 (注)金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当社グループは、半導体検査装置の製造・販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   対前期増減率(%) ハンドラ(百万円)   2,547   53.9 テスタ(百万円)   1,974   △34.8 パーツ等(百万円)   1,046   △13.5 合計(百万円)   5,567   △5.5 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) INFINEON TECHNOLOGIES (MALAYSIA) SDN BHD   -   -   596   10.7 (注)総販売実績に対する割合が10%未満となる連結会計年度の販売実績及び総販売実績に対する割合は、記載を省略しております。 2.金額は販売価格によっております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 3.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。 財務諸表の作成に必要な見積りは、過去の実績、見通し、その他状況に応じて合理的であると考えられる様々な仮定に基づき実施しておりますが、本質的に不確実な事項についての見積りを行う必要性の結果として、困難で主観的な判断が要求されることから、実際の業績は大きく異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、繰延税金資産の回収可能性の検討に際しては、半導体製造市場および当社固有のリスク、過去の業績推移等を踏まえ、評価性引当額の必要性を判断しております。 ②経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における売上高は55億67百万円、営業利益は3億1百万円となりました。 売上高は、AI需要の拡大に伴うデータセンター関連投資の増加を背景として、主力製品であるMAPハンドラの需要が回復し、ハンドラ関連売上が増加しました。一方、テスタにつきましては、EV市場の調整局面が継続したことから、国内及び中国市場を中心に需要が低迷し、前連結会計年度を下回りました。 損益面は、部材価格高騰の影響が正常化したものの、テスタ需要の低迷による操業度の低下や固定費負担の影響により、利益水準は低位で推移しました。 受注高は、ハンドラ需要の回復を主因として前連結会計年度比35%増となり、4期ぶりに増加へ転じました。特に2025年度第3四半期以降は、AI関連半導体向けを中心とした需要拡大により受注環境が改善し、大型案件や短納期案件も増加しております。このような状況を踏まえ、今後の需要拡大に対応するため、生産能力の強化及び部材調達体制の充実による供給力の確保が重要と認識しております。 ハンドラは、製品単価及び受注ロットが大きく、また特定顧客向け売上の比率が高いことから、テスタと比較して業績変動が大きい特徴があります。2021年度を直近ピークとして低迷していた受注高は、AI関連半導体向け需要の拡大を受けて回復基調へ転じました。出荷地域別では海外向けが約9割を占めており、当連結会計年度はマレーシア、フィリピン及び中国向けの出荷が中心となりました。 テスタは、2023年度まで3期連続で30億円規模の受注を獲得しましたが、EV市場減速の影響を受けて2024年度に受注が大幅に減少し、当連結会計年度においても受注高及び売上高は前連結会計年度比で概ね3割減となりました。その結果、受注残高は6年ぶりの低水準となっております。市場環境は引き続き厳しい状況にありますが、SiCをはじめとする次世代パワー半導体市場の中長期的な成長が見込まれることから、将来の需要拡大を見据えた研究開発投資を継続してまいります。なお、テスタは日本及び中国が主要市場となっております。 パーツ等は、ハンドラ改造用のチェンジキットが中心であり、当社ハンドラの稼働台数を基盤としたストック型の収益特性を有する取引です。今後もハンドラのインストールベース拡大に合わせて需要の積み上げを図り、収益基盤の強化に努めてまいります。 ④資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、運転資金及び設備資金とも概ね内部資金により賄っておりますが、資金需要が急増した場合等には銀行借入により調達しております。当社は、運転資金の効率的な調達を行うため、主要取引金融機関と10億円の貸出コミットメントライン契約を締結しておりますが、当連結会計年度末における借入実行残高はありません。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期 決算補足説明資料(連結)2026-07-28

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。