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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

中北製作所

NAKAKITA SEISAKUSHO CO.,LTD.6496 · Standard · 機械

船舶・発電プラント向けに自動調節弁や遠隔操作装置を製造するバルブ専業メーカー。超低温LNG用バルブに強み。

概要

中北製作所は1937年に大阪で創業された、船舶用・発電プラント用を主とする自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置のメーカーである。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2025年5月期の連結売上高は238億円、従業員463名。2024年には中国子会社の設立と韓国ACE VALVE社の買収により海外展開を加速している。

バルブと遠隔操作装置の専業メーカー

中北製作所はバルブ及び遠隔操作装置の製造・販売を単一事業とする。主力製品は自動調節弁(自力式・他力式)、バタフライ弁(手動・遠隔操作・超低温用)、遠隔操作装置(舶用荷役・バラスト)の3品種で、2025年5月期の販売構成比はバタフライ弁41.5%、自動調節弁36.4%、遠隔操作装置22.1%である。全製品が船舶や発電プラント向けの多品種少量生産であり、顧客仕様に応じた一品一様の設計・製造が特徴である。

顧客は造船・発電プラント業界

主要販売先は三菱重工業(2025年5月期の売上高の10.0%)をはじめとする造船会社や発電プラント事業者である。舶用用途では新造船の荷役・バラスト遠隔操作装置やLNG用超低温バタフライ弁、陸用では原子力プラント用バルブや過熱蒸気減圧減温装置などを供給する。近年は生成AI需要によるデータセンター建設に伴う電力需要案件にも対応し、修理・メンテナンス部品の受注にも注力している。

海外拠点とM&Aによる成長戦略

中北製作所は2024年11月に中国江蘇省に中北(無錫)工業科技有限公司を設立し、現地生産・販売の足掛かりを築いた。さらに2024年12月には韓国金海市のACE VALVE CO., LTD.の全株式を取得し連結子会社化した。これにより韓国市場へのアクセスとバルブ製造能力の拡充を図る。経営方針では「攻めの投資促進と海外展開の強化」を掲げ、今後もM&Aや協業を積極的に進める姿勢を示している。

財務の健全性と収益性

2025年5月期の連結財務諸表によれば、資産合計364億円、負債110億円、純資産254億円で自己資本比率は約70%と高い。売上高238億円に対して営業利益12億円(利益率5.0%)、経常利益14億円、親会社株主帰属当期純利益17億円を計上した。受注高は294億円、受注残高245億円と旺盛な需要を背景に増加傾向にある。キャッシュ・フローは営業活動で25億円の支出(売上債権増加が主因)となったが、投資有価証券の償還等で投資活動では22億円の収入を確保した。

業界の中での役割はプラント・舶用設備向け自動制御バルブのスペシャリストメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
293億円
営業利益
16億円
営業利益率
5.5%
純利益
17億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
バタフライ弁136億円46.6%
自動調節弁97億円33.2%
遠隔操作装置59億円20.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01船舶主力

舶用荷役・バラスト遠隔操作装置、遠隔液面指示警報装置、バタフライ弁などを製造・販売。船舶の燃料や貨物の荷役、バラスト水管理などに必要なバルブと遠隔操作システムを提供している。

主な製品・サービス2
舶用荷役及びバラスト遠隔操作装置
船舶の貨物荷役とバラスト水の積み下ろしを遠隔操作で行うシステム。
舶用遠隔液面指示警報装置
タンク内の液面を遠隔で監視し、警報を発する装置。

02発電プラント主力

発電プラント向けに自動調節弁、過熱蒸気減圧減温装置、原子力プラント用バルブなどを製造・販売。火力・原子力発電所などで蒸気や流体の圧力・温度・流量を自動制御する。

主な製品・サービス3
自動調節弁
流体の圧力・温度・流量を自動で調整するバルブ。
過熱蒸気減圧減温装置
過熱蒸気を減圧・減温する装置。
原子力プラント用バルブ
原子力発電所の冷却系統などに使用される特殊バルブ。

03化学プラント・LNG(低温)準主力

超低温用(LNG用)バタフライ弁などを製造。液化天然ガスなど極低温流体の輸送・貯蔵設備で使用される。

主な製品・サービス1
超低温用(LNG用)バタフライ弁
-162℃のLNGなど極低温流体用に設計されたバタフライ弁。

04その他(汎用自動制御)副次

自力式調整弁、空気式自動制御機器、空気式弁操作アクチュエータなど、各種自動制御用の特殊弁・調節機器を提供。

主な製品・サービス3
自力式調整弁
外部動力を使わずに流体の圧力を自動調整するバルブ。
空気式自動制御機器
空気圧で動作する自動制御機器。
空気式弁操作アクチュエータ
空気圧でバルブを開閉するアクチュエータ。

製品と技術

自動調節弁:自力式・他力式で多様な流体制御

自動調節弁は中北製作所の創業以来の主力製品であり、2025年5月期の販売構成比は36.4%(86億円)を占める。製品ラインナップは自力式調整弁、他力式調節弁、遠隔操作弁、シリンダー弁、安全弁、空気式自動制御機器、空気式弁操作アクチュエータ、原子力プラント用バルブ、過熱蒸気減圧減温装置など多岐にわたる。顧客の仕様に応じて一品一様の設計を行い、船舶・発電プラント・化学プラントなど過酷な環境下での流体制御に用いられる。

バタフライ弁:手動から超低温LNG用まで

バタフライ弁は2025年5月期の販売構成比41.5%(99億円)と最も売上の大きい品種である。手動バタフライ弁、遠隔操作バタフライ弁、超低温用(LNG用)バタフライ弁の3タイプを中心に展開する。特にLNG船向けの超低温バタフライ弁は、極低温下でのシール性と耐久性が要求される高度な技術製品であり、競争力の源泉となっている。受注高では自動調節弁を上回り、中核製品として成長している。

遠隔操作装置:舶用荷役とバラスト制御

遠隔操作装置は2025年5月期の販売構成比22.1%(53億円)を占める。主として舶用荷役及びバラスト遠隔操作装置、舶用遠隔液面指示警報装置を製造する。これらの装置は船舶の積み荷の積み下ろしやバラストタンクの液面管理を自動化・遠隔化するものであり、船舶の安全運航と効率的な荷役作業に不可欠である。受注高は69億円、受注残高53億円と堅調に推移している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

精密機械部品で成長、収益性は低位

機械セクターに属し、精密機械部品や金型の製造を手掛ける。同業の三浦工業はボイラ、日本製鋼所は大型産業機械と異なり、中北製作所は中小型の精密部品に特化。売上高は増加傾向だが、営業利益率は5%前後と低く、原材料高や競争激化が影響。顧客の需要回復に伴い受注は伸びているが、収益改善には高付加価値品へのシフトや生産効率の向上が課題。

強み

  • 高い精度が要求される機械部品の製造で実績が豊富。
  • 自動車、医療機器など様々な産業に製品を供給。
  • 近年売上高が増加し、2026年5月期には293億円を見込む。
  • 多品種小ロットのニーズに柔軟に対応できる生産体制。

課題

  • 営業利益率5%前後と低く、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 同業他社との価格競争が激しく、値上げが難しい。
  • 鋼材等の価格変動が利益を圧迫しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が中北製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16246テクノスマート227億円11.7倍
26382トリニティ工業226億円7.5倍
36440JUKI217億円12.3倍
46444サンデン209億円4.3倍
56157日進工具205億円14.0倍
66496中北製作所204億円10.8倍
76167冨士ダイス202億円34.9倍
86392ヤマダコーポレーション192億円11.0倍
96337テセック191億円39.4倍
106358酒井重工業191億円10.4倍
116203豊和工業188億円24.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

創業者の手による自動調節弁の製造開始(1930~1937年)

1930年5月、中北辨造が大阪市北区松ケ枝町において自動調節弁の製造を開始した。当時からバルブ技術に着目し、1937年5月には大阪市北区今井町に移転の上、株式会社中北製作所として法人化した。創業時の製品は主に船舶や工場向けの調節弁であり、以降この分野に特化した経営を続ける。

戦後の工場拡張と本社移転(1939~1972年)

1939年6月に大阪市城東区蒲生町へ移転後、1960年6月には工場拡張のため大東市に新工場を建設(第1期工事)。1970年5月に大東新工場が完成し、生産組織を同所に集約した。1971年12月には大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、翌1972年12月には本社組織も大東市へ移転して業務の一体化を完了した。大東市の工場は現在も本社・生産拠点として機能している。

品質認証取得と証券市場の変遷(1994~2022年)

1994年9月、国際品質保証規格ISO9001の認証を取得し、品質管理体制を国際水準に引き上げた。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。2022年4月の市場区分見直しではスタンダード市場へ移行し、現在に至る。これらの過程で財務情報の開示やコーポレートガバナンスの強化を進めた。

海外子会社設立とM&Aによるグローバル化(2024年)

2024年11月、中国江蘇省に中北(無錫)工業科技有限公司を設立し、中国市場向けの製造・販売拠点を確保。続く2024年12月には韓国金海市のACE VALVE CO., LTD.の全株式を取得し、連結子会社とした。これにより中北製作所は中国・韓国に生産・販売の足場を得て、海外売上高の拡大を目指す。同社の有価証券報告書でも「M&A、協業を含む攻めの投資促進と海外展開の強化」を経営課題に掲げている。

年表13件を開く

1930年代

  • 1930年5月中北辨造、大阪市北区松ケ枝町において自動調節弁の製造開始
  • 1937年5月創業大阪市北区今井町に移転、株式会社中北製作所設立
  • 1939年6月大阪市城東区蒲生町に移転

1960年代

  • 1960年6月工場拡張のため大東市に工場建設(第1期工事)

1970年代

  • 1970年5月大東新工場完成、生産組織を新工場に集約する
  • 1971年12月上場株式を大阪証券取引所市場第二部に上場する
  • 1972年12月業務一体化のため本社組織を大東市へ移転する

1990年代

  • 1994年9月ISO9001(国際品質保証規格)の認証を取得する

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所との現物市場の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2024年11月創業中国江蘇省に中北(無錫)工業科技有限公司を設立
  • 2024年12月M&A韓国金海市のACE VALVE CO., LTD.(現・連結子会社)の株式取得
  • 2026年2月韓国金海市にNAKAKITA KOREA CO., LTD.(現・連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    攻めの投資と海外展開強化

    M&Aや協業を含む積極的な投資を推進し、海外展開を強化する。

  2. 02

    提案型営業とアフターサービス強化

    顧客関係管理により提案型営業を展開し、国内外のアフターサービス体制を強化する。

  3. 03

    脱炭素製品開発とコト売り創出

    脱炭素に寄与する製品の開発・販売を促進し、データを活用した新たな価値提供事業を創出する。

  4. 04

    DXとマスカスタマイゼーションで生産性向上

    デジタルトランスフォーメーションとマスカスタマイゼーション生産体制を構築し、生産性を向上させる。

  5. 05

    人材確保・育成と技能伝承

    多様な人材の確保と育成を進め、技能伝承に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で511人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は663万円で、10期前と比べて+14.8%平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月339
2017年5月343
2018年5月346
2019年5月57741.715.1363
2020年5月59842.015.8361
2021年5月60242.416.4358
2022年5月62143.217.2352
2023年5月61943.918.0341
2024年5月61443.817.3355
2025年5月64343.916.7463259
2026年5月66343.516.0511313

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率63.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
工場等予定地 — 大阪府交野市4,280百万円
本社及び工場 — 韓国金海市2,288百万円
本社及び工場 — 大阪府大東市1,702百万円
協力工場 — 大阪府大東市他1,475百万円
東京営業所 — 東京都港区3百万円
白浜保養所 — 和歌山県田辺市2百万円
北九州営業所 — 北九州市小倉北区1百万円
主な関係会社
  • 海外
    ACE VALVE CO., LTD.(注)
    韓国金海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NAKAKITA KOREA. CO., LTD.
    韓国金海市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は293億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.1%、利益が+33.3%。

売上高
+23.1%
293億円
営業利益
+33.3%
16億円
純利益
+0.0%
17億円
営業利益率
5.5%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高300億円293億円
営業利益15億円16億円
純利益16億円17億円
1株あたり配当¥115¥115

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は149億円、営業利益は8億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+15.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q3500.01
2023年4Q413
2024年1Q4249.53
2024年2Q4836.33
2024年3Q4449.13
2024年4Q521
2025年2Q10943.711
2025年4Q12986.26
2026年2Q14485.69
2026年4Q14985.48

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は210億円から293億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.5%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月2101910
東京証券取引所と大阪証券取引所との現物市場の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2013年5月17085
2014年5月184159
2015年5月168106
2016年5月195138
2017年5月2171812
2018年5月2181913
2019年5月191139
2020年5月186127
2021年5月176107
2022年5月17286
2023年5月158118
中国江蘇省に中北(無錫)工業科技有限公司を設立
2024年5月1861510
2025年5月23812145.017
韓国金海市にNAKAKITA KOREA CO., LTD.(現・連結子会社)を設立
2026年5月29316235.517

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高293億円のうち、営業利益として残るのは16億円5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.6%245億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.3%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.2pt
5.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.3pt
6.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが−3億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは−22億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は49億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月18−11−6735
2013年5月13−24−4−1120
2014年5月13−8−4522
2015年5月411−41532
2016年5月13−7−6631
2017年5月910−131937
2018年5月14−13−7131
2019年5月21−13−6833
2020年5月7−20538
2021年5月18−10−5841
2022年5月62−4846
2023年5月16−93756
2024年5月8−11−5−348
2025年5月−252210−355
2026年5月−3−1916−2249

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は397億円。このうち返さなくてよい自己資本が281億円で、自己資本比率は70.7%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月2481846474.0
2013年5月2381875178.5
2014年5月2531926175.8
2015年5月2531955877.0
2016年5月2661967073.5
2017年5月2642055977.7
2018年5月2742126277.5
2019年5月2652125380.0
2020年5月2772176078.2
2021年5月2722215181.2
2022年5月2782255380.6
2023年5月2902335780.2
2024年5月3172486978.1
2025年5月36525511069.8
2026年5月39728111670.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
49億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
239億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
116億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中12位あたり、逆に低いのは営業利益率209社中145位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.5%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.1%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,320で、1年前と比べて+4.8%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥5,320-4.7%1ヶ月+1.3%1年+4.8%時価総額204億円
過去52週の値幅
安値¥4,430高値¥8,550

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)11.6倍
PBR0.66倍
配当利回り2.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は5590円で、25日線5296円、75日線5186円を上回り、1カ月で7.5%上昇。200日線5931円には未達だが、上昇基調。RSIは69.17とやや過熱感。52週高値8550円からは約35%下落、安値4430円からは約26%上昇。出来高は低水準で、需給は薄い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは11.31倍と業界平均の23.18倍を下回り、PBRは0.6944倍と平均の1.54倍を大幅に下回る。ROEは6.8%と低めだが、配当利回りは2.06%と平均の2.66%を下回る。配当性向は20.67%と低く、増配余地はあるが、現状の利回りは魅力度が低い。業績は売上高・利益とも増加しており、特に純利益は倍増しているが、ROEの低さが割安感を弱めている。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍22.7倍
PER (予想)11.6倍
PBR0.66倍1.50倍
ROE6.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、半導体市場の成長で需要増が見込める一方、中国リスクや顧客の設備投資の周期性が懸念。強気派は、世界的な半導体需要の伸長と省エネ投資による受注拡大を期待。弱気派は、半導体市況の不確実性と、売上拡大に伴う利益率の低下(最近の営業利益率は5%台)を指摘し、競争激化による価格圧縮を懸念。

プラスに働く材料7
  • 半導体市場の追い風

    世界的な半導体製造装置投資は中期的に堅調。

  • 受注増加傾向

    直近の売上高は大幅に増加し、需要の高まりを示す。

  • 技術力の信頼

    高精度バルブで大手プラントからの受注実績と実績が豊富。

  • 売上高が2期で186→293億円へ急拡大通年影響

    2024/5期186億円→2026/5期293億円と約1.6倍。営業利益も12億円から16億円に増加し、成長トレンドが続く。

  • 営業利益率は5%台から上昇基調通年影響

    営業利益率は5.04%から5.46%に改善。売上高293億円なので1ポイント改善で約2.9億円の増益効果。

  • PBR0.69倍と解散価値割れ継続影響

    PBR0.69倍と純資産を下回る水準。資本効率改善や株主還元強化で見直し余地がある。

  • 配当利回り2.06%で下支え継続影響

    配当利回り2.06%と安定配当が株価を下支え。下落局面ではインカム需要が買いを呼ぶ。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率は5%台と低く、コスト増や価格競争の影響。

  • 景気敏感

    顧客の設備投資に依存し、経済減速時に需要が急減する可能性。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しく、利益率を圧迫する。

  • 純利益が17億円で横ばい通年影響

    営業利益は12→16億円と増えるが、純利益は2期連続17億円。増益効果が最終利益に十分波及しない。

  • 売上高の増収率が鈍化通年影響

    売上高の伸びは前々期+28%(186→238億円)から前期+23%(238→293億円)へ減速。

  • 予想PERが実績PERを上回る決算発表後影響

    実績PER11.31倍に対し予想PER12.2倍。来期増益期待が織り込まれておらず、期待外れなら下落余地。

  • 外国人保有は1.86%と低水準継続影響

    外国人持株比率1.86%と低く、海外投資家からの需給支援は期待しにくい。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体市場の需要動向と受注獲得の状況を反映。
営業利益率
収益性の変動と価格競争の影響を把握。
海外売上比率
中国市場など海外需要の依存度と今後の成長性を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり115で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは2.16%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥115
1株あたり
配当利回り
2.16%
いまの株価に対して
配当性向
22.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月14042.9
2018年5月92−34.340.7
2019年5月1008.740.0
2020年5月1000.048.9
2021年5月1000.053.1
2022年5月85−15.054.5
2023年5月70−17.631.0
2024年5月8014.327.7
2025年5月10025.020.7
2026年5月11010.022.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥115

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ1,794人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.9%を占め、残る65.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他56.657.759.359.061.560.2
事業法人25.625.123.422.721.922.2
金融機関11.611.611.513.913.812.7
自己株式6.86.86.87.98.98.9
外国法人5.85.15.32.41.83.5
証券会社0.40.50.52.00.91.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱ミヤキタコーポレーション11.53
02中北 健一6.89
03宮田 彰久2.97
04黒田 知子2.97
05中北 仁子2.97
06渡部 育子2.97
07宮田 和子2.84
08宮田 宏章2.77
09日本マスタートラスト信託銀行㈱2.53
10㈱三井住友銀行2.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+807%、1株純資産は15期で+740%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月549595.88.445.9
2013年5月249772.520.361.4
2014年5月2415,0744.811.641.5
2015年5月1575,1633.119.663.5
2016年5月2265,3084.311.944.3
2017年5月3265,5536.09.042.9
2018年5月3445,7826.110.240.7
2019年5月2505,8574.311.440.0
2020年5月2045,9803.511.848.9
2021年5月1886,1893.114.653.1
2022年5月1566,2882.513.354.5
2023年5月2266,5233.510.131.0
2024年5月2897,0204.313.827.7
2025年5月4917,2926.87.520.7
2026年5月4948,0516.410.522.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/5期の役員報酬は総額102百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池田昭彦取締役 副会長71800
宮田彰久代表取締役 社長 経営企画本部長兼 営業本部長兼 技術本部管掌46114,400
由上晃規取締役 執行役員 営業本部副本部長兼 東京営業所長4712,500
中尾敏昭取締役 執行役員 生産本部長592,100
三竹雅之取締役 執行役員 管理本部長兼経理部長62900
大井成夫取締役77200
福田あやこ取締役52
森屋正利監査役(常勤監査役)59600
北山裕昭監査役67
辰巳八栄子監査役55
武田雄治51

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6737312
社外取締役519194
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容536字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社2社、非連結子会社3社で構成されており、協力企業とともに、主として船舶用、発電プラント用などの自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置を製造及び販売しております。 第99期(2024年6月1日~2025年5月31日)、第100期(2025年6月1日~2026年5月31日)の販売金額により、その比率を示すと、次のとおりであります。 また、当社グループはバルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別に代えて品種別に示しております。 品種別   主要製品   販売構成比(%) 第99期   第100期 自動調節弁   自力式調整弁   36.4   33.3 他力式調節弁 遠隔操作弁 シリンダー弁 安全弁 空気式自動制御機器 空気式弁操作アクチェータ 原子力プラント用バルブ 過熱蒸気減圧減温装置 その他各種自動制御用特殊弁及び調節機器 手動バタフライ弁 バタフライ弁   遠隔操作バタフライ弁   41.5   46.4 超低温用(LNG用)バタフライ弁 遠隔操作装置   舶用荷役及びバラスト遠隔操作装置   22.1   20.3 舶用遠隔液面指示警報装置
経営方針・対処すべき課題1,487字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは永年にわたり、舶用向けのバルブ、装置、各種プラント向けバルブの製造に携わり多くの技術、ノウハウを培い、経験を積んでまいりました。この技術と経験を基礎に「進取発展」の社是のもと、「新技術」へのたゆまぬ研鑽とより合理性を求めた「ものづくり」の途への飽くなき努力により、「バルブを中心とした流体制御の総合メーカー」として、時代の要求を先取りできる企業体質づくりに邁進いたします。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、経営環境が絶えず変化するなかで、経営の基本方針に則った経営基盤の確保の為、財務の健全性・安定性、収益性の向上が必要であると理解しております。当社グループは生産性向上と原価低減への不断の努力を継続することで、業績目標等を確実に達成し、売上高営業利益率の向上を目指してまいります。 (3) 中長期的な経営戦略 当社グループの製造は、すべてお客様の仕様による「ものづくり」ということで、基本的に多品種少量生産となります。したがいまして、当社グループのものづくりは、一品一様なお客様の仕様を満足することと、生産性向上という相反することの実現が永遠の命題となります。当社グループは、この永遠の命題に飽くなき努力を重ね、売上高の拡大、利益率の改善に取り組んで行くことが、第一義的課題であると認識しております。 1930年の創業以来、当社は「進取発展」の社是のもと、バルブを中心とした流体制御システムの設計・製造からメンテナンスまで、お客様のご要望をワンストップでお応えできるよう、日々努力を続けてまいりました。一方、加速化する時代の変化に対応するため、当社グループは“今を守りながら、新しいことにもチャレンジする”「挑戦」をテーマに加え、これまでのお客様の声をカタチにする“製品開発”に磨きをかけながら、新しい“技術開発”にも挑戦し、お客様に新しい価値や便益を提案する企業を目指してまいります。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 国内の景気は、緩やかな回復が続くことが期待されるものの、物価動向、金融市場の変動による影響や米国の通商政策をめぐる動向、中東情勢の影響等、景気を下押しするリスクに留意する必要があり、先行き不透明な状況にあります。当社グループの主要な受注先の造船業界では、次世代燃料船を含む新造船需要が改善しており、さらに政府が日本造船業を再生するための「造船業再生ロードマップ」を策定しました。このような状況で、造船会社や海運会社は、人材確保・育成、船舶建造体制の強靭化、安定的な需要の確保・脱炭素化等を通じたゲームチェンジに向けて環境対応船へのシフトやデジタル化等の対応を進めており、舶用機器メーカーにも増産体制の構築、環境対応船やデジタル化への対応が求められています。足元大きな影響はありませんが、対応の優劣が今後の業容の維持、拡大に影響を及ぼすものと考えております。 このような経営環境のなか、以下の取組みにより、企業体質の強化に努めてまいります。 ① M&A、協業を含む攻めの投資促進と海外展開の強化 ② 顧客情報管理による提案型営業活動、国内外アフターサービス体制の強化 ③ 脱炭素に寄与する製品開発と販売促進、データを活用したコト売り事業の創出 ④ DX、マスカスタマイゼーション生産体制の構築による生産性向上 ⑤ 多様な人材の確保および育成、技能伝承
事業等のリスク1,635字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 受注先業界の動向 当社グループの製品は、すべて受注生産であり、主要受注先は造船業界及び電力業界をはじめとするプラント業界であります。日頃から情報収集に努め受注活動を行っておりますが、受注先業界の動向により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2) 品質保証 当社グループは、品質保証規格ISO9001の認証を取得しており、これに基づく品質マネジメントシステムを構築し、適切な運用と有効性の継続的改善を図り、お客様要求事項及び法令・規則要求事項を満たし、お客様に信頼される万全の品質保証体制を築いて、各種バルブ及び遠隔操作装置の製造・販売事業を行っております。しかしながら、万一当社グループ製品の欠陥にもとづくクレーム事故が発生した場合には、当社グループの業績及び社会的評価等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 保有株式の時価及び実質価額の下落又は低下 当社グループは、保有する株式の時価及び実質価額が簿価から著しく下落又は低下し、回復の見込みのない場合は、評価損を計上する場合があります。多額の評価損の計上により、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、保有する株式については、年に1回取締役会において個別銘柄毎に、経済合理性、取引関係の状況及び将来の見通し等の観点から保有の意義について検証しております。検証の結果、妥当性が認められない場合には縮減することとしております。 (4) 大規模な自然災害 当社グループの国内生産拠点はすべて本社のある大阪府に集中しており、職場環境の整備・改善並びに従業員の安否確認システムの導入及び防災訓練の実施、データバックアップ体制の構築等、リスクの低減に努めておりますが、大規模な地震や風水害等の自然災害が発生した場合には、操業停止や操業度低下に伴い、生産能力が低下し、当社グループの業績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報セキュリティ 当社グループは、取引先の情報や、当社グループのノウハウを蓄積した開発情報等の内部機密、更には業務に従事している従業員の個人情報等、当社グループの事業を支える重要な情報を保持しております。 これらの情報資産を保護するため、各種委員会を設け、各種規程を定め、情報セキュリティ管理体制の構築・整備や社内教育等を行っております。 しかしながら、天変地異や、コンピュータ・サーバー・ネットワーク機器の故障に起因するシステム障害からの情報の消失、コンピュータウイルスや不正アクセス等による情報漏洩があれば取引先に大きな損失を与えることはもちろんのこと、当社グループの業績、事業の継続に大きな影響を与える可能性があります。 (6) 安全衛生 当社グループの製造部門における工場での作業や、サービス部門における船舶や発電所等のプラント内での作業において、万一重大な労災事故が発生した場合は、社会的信用が失墜し、当社グループの業績、事業の継続に影響を与える可能性があります。 また、感染症が拡大した場合には、当社グループの操業に制限が発生し大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人材確保、育成 当社グループの操業には、各種資格や技能を有する人材の確保が必要ですが、少子高齢化による労働人口の減少により、人員体制の確保ができない場合は当社グループの業績や事業の継続に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,105字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 なお、中間連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較分析にあたっては暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益、雇用情勢・所得環境において改善の動きが続くなかで、設備投資および個人消費にも持ち直しの動きがみられ、また、公共投資も堅調に推移しており、緩やかに回復しております。しかしながら、物価動向、金融市場の変動や米国の通商政策、中東情勢の影響等、わが国の景気を下押しするリスクに留意する必要があり、景気の先行きは不透明な状況が続きました。 当社グループの主要な受注先の造船業界では、海上輸送量の増加や、過去に大量に建造された船舶の代替需要等を背景として、次世代燃料船を含む新造船需要が改善し、国内外の造船所は手持ち工事量を十分に確保しております。また、日米両国が「日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の造船についての協力に関する覚書」に署名し協力を促進、さらに政府は日本造船業を再生するための「造船業再生ロードマップ」を策定しました。当社は40,000㎥型液化水素運搬船に搭載される低温用バタフライ弁の受注を獲得する等、需要が拡大している舶用関連に加え、発電プラント等陸用関連においても、生成AI需要によるデータセンター建設に伴う電力需要案件等、国内外で積極的な営業活動を行い、顧客ニーズの掘り起こしに努める提案型営業活動を展開し、受注獲得に努め、修理やメンテナンス関連の部品注文獲得にも注力しました。 当連結会計年度における受注高は、32,063百万円(対前連結会計年度比8.9%増)となり、2,618百万円前連結会計年度を上回りました。品種別にみますと、自動調節弁8,966百万円、バタフライ弁16,797百万円、遠隔操作装置6,300百万円となり、対前連結会計年度比では、バタフライ弁は5,222百万円の増加となったものの、自動調節弁は1,975百万円、遠隔操作装置は628百万円の減少となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ3,284百万円増加し、39,736百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比べ638百万円増加し、11,634百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比べ2,646百万円増加し、28,102百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高では29,254百万円(対前連結会計年度比23.1%増)、営業利益は1,561百万円(対前連結会計年度比34.9%増)、経常利益は2,265百万円(対前連結会計年度比56.5%増)と前連結会計年度を上回ったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は1,724百万円(対前連結会計年度比0.3%減)と前連結会計年度を下回りました。 なお、当社グループはバルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、上記経営成績についてはセグメント情報に関連付けて記載はしておりません。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて610百万円減少し、当連結会計年度末の資金残高は4,880百万円(対前連結会計年度比11.1%減)となりました。 また、当連結会計年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は290百万円(対前連結会計年度比88.4%減)となりました。 これは主として、税金等調整前当期純利益が2,265百万円(対前連結会計年度比6.2%減)であり、減価償却費361百万円(対前連結会計年度比31.7%増)、売上債権の減少による収入159百万円(前連結会計年度は売上債権の増加による支出3,411百万円)、受取利息及び配当金の受取額の増加による収入103百万円(対前連結会計年度比15.2%減)があった一方、棚卸資産の増加による支出752百万円(対前連結会計年度比22.7%減)、仕入債務の減少による支出1,863百万円(前連結会計年度は仕入債務の増加による収入867百万円)、法人税等の支払額677百万円(対前連結会計年度比5.2%減)があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は1,885百万円(前連結会計年度は2,175百万円の収入)となりました。 これは主として、投資有価証券の償還による収入500百万円(対前連結会計年度比80.8%減)があった一方、有形及び無形固定資産の取得による支出2,281百万円(対前連結会計年度比163.2%増)、関係会社出資金の払込による支出100百万円(前連結会計年度は同額)があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は1,565百万円(対前連結会計年度比53.5%増)となりました。 これは、短期借入金の純増加額800百万円(対前連結会計年度比50%減)、長期借入れによる収入1,500百万円があった一方、長期借入金の返済による支出367百万円(対前連結会計年度比157.6%増)、配当金の支払額365百万円(対前連結会計年度比15.1%増)があったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、バルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の実績についてはセグメント別に代えて品種別に示しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品種別に示すと下表のとおりであります。 品種別   当連結会計年度 (2025.6~2026.5)(千円)   前年同期比(%) 自動調節弁   9,772,218   111.4 バタフライ弁   14,389,037   150.1 遠隔操作装置   5,983,645   111.9 計   30,144,901   127.2 (注) 1.金額は販売価額で表示しております。 2.上記の生産実績には、協力工場よりの製品の仕入高が以下のとおり含まれております。 当連結会計年度 (2025.6~2026.5)(千円)   前年同期比(%) 7,938,677   103.3 b.受注実績 当連結会計年度における品種別の受注実績は次のとおりであります。 品種別   当連結会計年度 (2025.6~2026.5) 受注高(千円)   前年同期比(%)   当連結会計年度末 (2026.5.31現在) 受注残高(千円)   前年同期比(%) 自動調節弁   8,966,452   81.9   6,937,560   90.0 バタフライ弁   16,797,295   145.1   14,867,714   128.9 遠隔操作装置   6,300,118   90.9   5,638,324   106.8 計   32,063,866   108.9   27,443,598   111.9 (注) 金額は販売価額で表示しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品種別に示すと、次のとおりであります。 当社グループの製品は直接販売(メーカーへの直納)が主でありますが、一部は商社を通しても販売しております。 品種別   当連結会計年度 (2025.6~2026.5) 販売高(千円)   前年同期比(%)   販売構成比(%) 自動調節弁   9,736,950   112.6   33.3 バタフライ弁   13,574,197   137.7   46.4 遠隔操作装置   5,943,010   112.9   20.3 計   29,254,158   123.1   100.0 (注) 1.金額は販売価額で表示しております。 2.当連結会計年度の主要な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する比率 相手先   前連結会計年度 (2024.6~2025.5)   当連結会計年度 (2025.6~2026.5) 金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   比率(%) 三菱重工業㈱   2,384,665   10.0   3,214,922   11.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ3,284百万円増加の39,736百万円となりました。これは主として、棚卸資産が774百万円、建物(純額)が497百万円、土地が1,096百万円、無形固定資産のその他が340百万円、投資有価証券が912百万円、退職給付に係る資産が478百万円それぞれ増加したものの、現金及び預金が611百万円、売上債権が140百万円、前渡金が106百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。 負債合計は、前連結会計年度末と比べ638百万円増加の11,634百万円となりました。これは主として、短期借入が800百万円、1年内返済予定の長期借入金が300百万円、長期借入金が832百万円、繰延税金負債が564百万円それぞれ増加したものの、仕入債務が1,840百万円、未払法人税等が130百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。 純資産合計は、前連結会計年度末と比べ2,646百万円増加の28,102百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純利益が1,724百万円、配当金の支払366百万円により、利益剰余金が23,941百万円(前連結会計年度末と比べ1,358百万円の増加)となったこと、また、その他有価証券評価差額金が2,038百万円(前連結会計年度末と比べ965百万円の増加)となったこと等によるものであります。 売上高では、29,254百万円(対前連結会計年度比23.1%増)となり、5,486百万円前連結会計年度を上回りました。品種別にみますと、自動調節弁9,736百万円、バタフライ弁13,574百万円、遠隔操作装置5,943百万円となり、対前連結会計年度比では、自動調節弁は1,088百万円、バタフライ弁は3,719百万円、遠隔操作装置は678百万円の増加となりました。輸出関連の売上高は、4,885百万円となり、前連結会計年度を1,224百万円上回りました。当連結会計年度末の受注残高は期首に比べて2,916百万円増の27,443百万円となりました。 利益面では、営業利益は1,561百万円(対前連結会計年度比34.9%増)、経常利益は2,265百万円(対前連結会計年度比56.5%増)と前連結会計年度を上回ったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は1,724百万円(対前連結会計年度比0.3%減)と前連結会計年度を下回りました。 なお、当社グループはバルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントであるため、上記経営成績についてはセグメント別に代えて品種別に示しております。 当社グループの業績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 目標とする経営指標」に記載のとおりであります。 なお、当連結会計年度の売上高27,000百万円、営業利益1,100百万円、経常利益1,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,230百万円の業績目標に対して、売上高29,254百万円、営業利益1,561百万円、経常利益2,265百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,724百万円の結果となり、業績目標は上回りました。 その結果、当連結会計年度の売上高営業利益率は、5.34%となりました。 注) 売上高営業利益率=営業利益/売上高×100 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは、材料の購入費用のほか、製造費(製造に係る労務費・経費)、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、設備投資や運転資金の調達については、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金の残高は5,010百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,880百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のほか、以下のとおりであります。 a.固定資産の減損 固定資産については、製造事業関連資産と賃貸関連資産とにグルーピングし、各関連資産ごとに将来キャッシュ・フローを見積り、これをもとにして減損の兆候を判定しております。減損の兆候がみられる場合には、減損損失の認識を行うかどうかを判定し、減損損失計上の検討を行います。 b.繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の課税所得を十分に確保できることを検討した上で、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しておりますが、繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、繰延税金資産が減少した場合、税金費用が計上される可能性があります。 c.棚卸資産の評価 棚卸資産については、主として商品及び製品、仕掛品については期末における正味売却価額が取得原価よりも下落している場合は、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。主として原材料及び貯蔵品については期末における再調達原価が取得原価よりも下落している場合は、当該再調達原価をもって貸借対照表価額としております。 正味売却価額は、受注先との契約に基づく販売価額、または、期末において見込まれる将来販売時点の販売価額に基づいて見積もっております。 なお、棚卸資産は、今後の市況や需要動向等によっては、追加の評価減が必要となる可能性があります。 d.のれん及び顧客関連資産の評価 企業結合等により発生したのれんについては、被取得企業の今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力として、企業結合日における当該株式の取得原価と識別可能な資産及び負債に配分された純額との差額から算出しております。この超過収益力は、被取得企業の取得時点及び将来の事業計画を前提とした外部の専門家の評価を基礎としております。また、顧客関連資産の識別・測定については、外部の専門家を利用し、既存顧客との継続的な取引関係を加味した事業計画を基礎とした超過収益法により算定しており、顧客減少率を重要な仮定としております。 将来の事業計画は市場環境の変化等による不確実性を伴うものであり、見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、被取得企業の業績が悪化した場合等には、翌連結会計年度の連結財務諸表においてのれん及び顧客関連資産の金額に影響を及ぼす可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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