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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヤマダコーポレーション

YAMADA CORPORATION6392 · Standard · 機械

給油機器・流体機器の専業メーカー。オートモーティブ向け潤滑給油機器とインダストリアル向け流体ポンプを世界に供給。

概要

ヤマダコーポレーションは、1939年にグリースポンプ等の製造会社として創業し、現在は自動車整備向け潤滑給油機器と産業用ダイアフラムポンプを主力とする機械メーカーである。東京都大田区に本社を置き、連結売上高162億円(2026年3月期)、従業員338名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、日本、米国、オランダ、中国、タイの5地域で製造・販売体制を構築している。

オートモティブとインダストリアルの二本柱

当社グループは事業をオートモティブ機器、インダストリアル機器、その他の3部門に区分する。2026年3月期の部門別売上高は、インダストリアル部門が107億円(構成比66%)、オートモティブ部門が36億円(22%)、その他(サービス部品・修理)が18億円(12%)である。オートモティブ機器はハンドポンプやルブリケーターなど車両整備工場向けの潤滑給油機器が中心で、インダストリアル機器はエアポンプやダイアフラムポンプを各種産業に供給する。インダストリアル部門が売上の約3分の2を占め、同社の成長エンジンと位置づけられている。

38の国と地域に広がる販売網

同社は日本国内に加え、米国、オランダ、中国、タイに現地法人を有し、製品を世界各地に供給する。2026年3月期の海外売上高は102億円で、連結売上高に占める割合は63%に達する。地域別では米国子会社ヤマダアメリカINC.が65億円、オランダ子会社ヤマダヨーロッパB.V.が18億円、中国子会社ヤマダ上海ポンプ貿易有限公司が9億円、タイ子会社ヤマダタイランドCO.,LTD.が3億円の売上を計上した。海外売上高比率は前期比2.5ポイント上昇し、グローバル展開が収益成長を牽引している。

自己資本比率85.7%の堅固な財務基盤

2026年3月期末の総資産は211億円、自己資本比率は85.7%と極めて高い。負債は27億円と少なく、長期借入金はほぼ完済している。純資産は184億円で、うち利益剰余金が大半を占める。営業活動によるキャッシュ・フローは26億円の収入と堅調で、投資活動に14億円(主に相模原工場建替え)を充てながらも、現金及び現金同等物は47億円を保有する。同社は「堅実で公正な企業活動」を理念に掲げ、無借金経営に近い状態で事業を展開している。

業界の中での役割は給油機器・流体機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
162億円
営業利益
27億円
営業利益率
16.7%
純利益
17億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本65億円40.1%8億円12.3%
米国65億円40.1%11億円16.9%
オランダ18億円11.1%2億円11.1%
中国10億円6.2%1億円10.0%
タイ4億円2.5%1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車整備・ガソリンスタンド主力

オイル・グリースを供給する潤滑給油機器(ハンドポンプ等)、タイヤサービス機器、排気ガス排出システム、フロンガス関連機器等の環境整備機器を製造・販売。

主要顧客自動車整備工場、ガソリンスタンド

主な製品・サービス5
ハンドポンプ
手動でオイルやグリースを圧送するポンプ。
バケットポンプ
バケット用のオイルポンプ。
ルブリケーター
自動車整備で使用する潤滑給油機器。
タイヤサービス機器
タイヤ交換・整備用の機器。
環境整備機器
排気ガス排出システムやフロンガス回収機などの環境対応機器。

02産業分野主力

各種産業分野でオイル・グリースや塗料・接着剤・インキ・化学薬品などの流体を圧送するエアポンプ、ダイアフラムポンプおよびそのシステム化製品を製造・販売。

主要顧客工場、プラント

主な製品・サービス2
エアポンプ
圧縮空気を利用して流体を圧送するポンプ。
ダイアフラムポンプ
ダイアフラムの往復運動で流体を圧送するポンプ。

03その他副次

サービス部品の販売、修理等のアフターサービス。

主な製品・サービス1
サービス部品
各種給油機器・ポンプの交換部品。

製品と技術

自動車整備工場を支える潤滑給油機器

オートモティブ部門の主力製品は、ハンドポンプ、バケットポンプ、ルブリケーター等の潤滑給油機器である。これらは自動車整備工場やガソリンスタンドで、エンジンオイルやグリースを車両に供給するために用いられる。特にグリースニップルは1947年から製造を続けるロングセラー製品で、車体の各所にグリースを注入するための接続部品として広く使われる。同部門はモビリティのEV化など市場変化に直面しているが、当面は既存車両の整備需要が底堅く推移すると見込んでいる。

産業用流体圧送の要となるダイアフラムポンプ

インダストリアル部門の中核はエア駆動のダイアフラムポンプである。塗料、接着剤、インキ、化学薬品など多様な流体を圧送できるため、食品、化学、印刷、自動車部品など幅広い産業で採用される。同社は「ダイアフラムポンプでトップブランドを目指す」と中期経営計画に掲げ、高品質・高信頼性を強みにグローバル市場でシェア拡大を狙う。2026年3月期の同部門売上は107億円と前期比14.6%増加し、全体の成長を牽引した。

環境対応に向けた排気ガス・冷媒関連機器

その他製品群として、排気ガス排出システムやフロンガス関連機器等の環境整備機器を手掛ける。自動車整備工場において、排気ガスを屋外に排出するシステムや、エアコンの冷媒回収・充填装置など、環境規制に対応した機器を提供する。これらの製品はオートモティブ部門に分類され、サービス部品や修理と合わせて、自動車整備の現場で欠かせないラインナップを構成する。同社はモビリティの進化に合わせた商品開発を進め、整備産業への貢献を継続する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

消火設備で国内有力、機械業界に

当社は機械業界、特に消火設備やポンプなどの流体機械を手掛ける。売上高は146億円で営業利益率は13.7%と堅調。同業の日本ドライケミカルと競合し、消火設備市場でのシェアは中規模だが、防災需要の高まりで成長が見込まれる。日本製鋼所や三浦工業などの大型機械メーカーとは規模で劣るが、ニッチ分野で存在感を示している。今後、老朽化対策や新興国需要を取り込み、事業拡大を図る。

強み

  • 消火設備という専門分野で、技術・ノウハウを蓄積。
  • 火災安全規制の強化で、需要が安定的に拡大。
  • 営業利益率13.7%と機械業界では高水準。
  • 既存設備の更新需要が期待され、安定した受注基盤。

課題

  • 消火設備市場は規模が限定的で、大きな成長が難しい。
  • 日本製鋼所など大手と競合し、価格・技術で劣る。
  • 海外市場への進出が十分でなく、成長機会を逃す。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がヤマダコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16440JUKI217億円12.3倍
26444サンデン209億円4.3倍
36157日進工具205億円14.0倍
46496中北製作所204億円10.8倍
56167冨士ダイス202億円34.9倍
66392ヤマダコーポレーション192億円11.0倍
76337テセック191億円39.4倍
86358酒井重工業191億円10.4倍
96203豊和工業188億円24.4倍
106356日本ギア工業185億円10.6倍
116484KVK185億円8.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

バルブ工場を継承して創業した1939年

1905年創業のバルブ・コック類製造工場を継承し、1939年12月に株式会社東京山田油機製作所として設立された。資本金18万円で、グリースポンプ等の製造を開始。東京都蒲田区(現大田区)に拠点を置き、戦時下の工業需要に対応した。1947年2月には商号を山田油機製造株式会社に変更し、各種自動車用注脂機器及びグリースニップルの製作に乗り出す。これが現在のオートモティブ事業の原点となる。

中小企業モデル工場に選ばれた1955年

1955年11月、中小企業庁より優良企業として表彰され、中小企業モデル工場に指定された。当時、自動車整備市場の拡大に伴い注脂機器の需要が高まり、同社の技術力と品質が評価された。1960年には本社建物を大田区に建設し、1962年9月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場。資金調達力を強化し、1963年10月には神奈川県相模原市に相模原工場を建設、生産能力を拡大した。

海外生産・販売拠点を開設した1980年代

1985年12月、合弁会社ヤマダヨーロッパB.V.をオランダに設立し、欧州市場向けの組立・販売を開始。翌1986年9月には子会社ヤマダアメリカINC.を米国に設立し、北米市場に進出した。これにより欧米二大市場に直接販売網を確保し、グローバル展開の基盤を築いた。1990年10月には商号を現在の株式会社ヤマダコーポレーションに変更。1996年4月には国内子会社ヤマダプロダクツサービスを設立し、アフターサービス体制を強化した。

中国・タイへ生産販売網を拡大した2000年代以降

2000年1月にヤマダヨーロッパB.V.を完全子会社化。2007年1月には中国にヤマダ上海ポンプ貿易有限公司を設立し、成長市場である中国での販売を本格化。2016年7月にはタイにヤマダタイランドCO.,LTD.を設立し、東南アジアでの生産・販売拠点を確保した。2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行。同年6月には相模原工場を建て替え、グローバル供給体制の強化を図った。

年表19件を開く

1930年代

  • 1939年12月創業1905年創業のバルブ、コック類の製造工場を継承して、グリースポンプ等を製造する株式会社東京山田油機製作所(資本金18万円)を東京都蒲田区(現大田区)に設立。

1940年代

  • 1947年2月商号変更商号を山田油機製造株式会社に変更。各種自動車用注脂機器及びグリースニップルの製作を開始。

1950年代

  • 1955年11月中小企業庁より優良企業として表彰され、中小企業モデル工場に指定。

1960年代

  • 1960年8月東京都大田区に本社建物を建設。
  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1963年10月神奈川県相模原市に相模原工場を建設。

1970年代

  • 1970年12月本社を神奈川県相模原市に移転。
  • 1973年9月神奈川県相模原市に橋本工場を建設。
  • 1977年4月本社を東京都大田区に移転。

1980年代

  • 1985年12月合弁会社ヤマダヨーロッパB.V.をオランダに設立。ヨーロッパ市場向け当社製品の組立・販売を開始。
  • 1986年9月子会社ヤマダアメリカINC.を米国に設立。北米市場向け当社製品の販売を開始。

1990年代

  • 1990年10月商号変更山田油機製造株式会社の商号を株式会社ヤマダコーポレーションに変更。
  • 1996年4月子会社株式会社ヤマダプロダクツサービスを設立。

2000年代

  • 2000年1月M&AヤマダヨーロッパB.V.を当社の完全子会社(当社100%出資)化。
  • 2007年1月子会社ヤマダ上海ポンプ貿易有限公司を中国に設立。

2010年代

  • 2015年4月東京都大田区に本社建物を建替え。
  • 2016年7月子会社ヤマダタイランドCO.,LTD.をタイに設立。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2022年6月神奈川県相模原市に相模原工場建物を建替え。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ポンプ事業のグローバル展開強化

    ダイアフラムポンプを主力とするポンプ事業を成長領域と位置付け、世界各国・地域に製品供給体制を構築し、各地で求められる品質を提供することでトップブランドを目指す。

  2. 02

    オートモティブ事業戦略の再構築

    自動車のEV化など市場変化に対応し、モビリティの進化やニーズに適応した商品・サービスで自動車整備産業に貢献するため、事業戦略を再構築する。

  3. 03

    人財ビジョンの実現とDX推進

    求める人財像を明確化した人財ビジョンを実現し、社員と会社の成長を支える。また、人に優しいデジタル活用(DX)でグループビジョンの実現を促進する。

  4. 04

    相模原工場の進化と生産体制強化

    相模原工場をNext Stageへ進化させ、グローバル展開を支える生産体制を構築する。構内物流・製商品物流の再構築やBCP推進にも取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で338人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は724万円で、9期前と比べて+11.7%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月295
2018年3月307
2019年3月64941.417.5313
2020年3月65842.317.5320
2021年3月63242.517.5324
2022年3月65442.617.8328
2023年3月66442.817.8333
2024年3月69843.118.1350
2025年3月72043.317.9346578
2026年3月72443.118.1338799

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.5%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 3 / 海外 3、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
相模原工場 — 神奈川県 相模原市中央区 ほか4,911百万円
日本
本社・営業本部 ほか営業所874百万円
日本
米国753百万円
オランダ223百万円
日本94百万円
中国73百万円
タイ11百万円
主な関係会社
  • 海外
    ヤマダアメリカ INC.(注)2.4.
    米国 イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ヤマダヨーロッパ B.V.(注)2.4.
    オランダ ヘンゲロー市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ヤマダ上海ポンプ貿易 有限公司(注)2.
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ヤマダタイランド CO.,LTD.
    タイ サムットプラカーン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヤマダプロダクツ サービス
    神奈川県 相模原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヤマダメタルテック(注)2.5.6.
    神奈川県 相模原市 · 連結子会社
    議決権32.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は162億円営業利益27億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.0%、利益が+35.0%。

売上高
+11.0%
162億円
営業利益
+35.0%
27億円
純利益
+6.3%
17億円
営業利益率
16.7%
前期比 +3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高161億円162億円
営業利益23億円27億円
純利益17億円17億円
1株あたり配当¥220¥220

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は43億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.2%、営業利益は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q374
2024年1Q37718.95
2024年2Q39717.96
2024年3Q31412.93
2024年4Q415
2025年2Q71912.78
2025年4Q751114.78
2026年2Q771215.69
2026年4Q851517.68
2027年1Q43614.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は83億円から162億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は16.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8396
2014年3月91139
2015年3月97149
子会社ヤマダタイランドCO.,LTD.をタイに設立。
2016年3月93106
2017年3月9285
2018年3月1031612
2019年3月1111913
2020年3月108149
2021年3月101139
2022年3月1221712
2023年3月1372115
2024年3月1482619
2025年3月146202213.716
2026年3月162272716.717

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高162億円のうち、営業利益として残るのは27億円16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の10.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.3%88億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.0%47億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.7%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.0pt
16.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.5pt
10.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.3pt
10.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は47億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−1−4723
2014年3月9−5−3424
2015年3月10−4−2628
2016年3月5−3−5225
2017年3月9−2−3728
2018年3月12−1−31136
2019年3月13−3−11045
2020年3月9−4−4546
2021年3月13−2812−1542
2022年3月8−13−2−535
2023年3月17−3−51445
2024年3月10−5−8543
2025年3月16−8−10841
2026年3月26−14−81247

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は211億円。このうち返さなくてよい自己資本が184億円で、自己資本比率は85.7%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月90504052.5
2014年3月100594156.8
2015年3月109694060.7
2016年3月105723366.3
2017年3月107763168.4
2018年3月118863270.8
2019年3月130983272.8
2020年3月1301042677.4
2021年3月1511114071.7
2022年3月1701234770.4
2023年3月1811374474.5
2024年3月1901583281.5
2025年3月1931672685.0
2026年3月2111842785.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
160億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
34億円
在庫として抱えている分
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中17位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中111位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
85.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,990で、1年前と比べて+59.1%過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。

¥7,990+0.3%1ヶ月+4.9%1年+59.1%時価総額192億円
過去52週の値幅
安値¥5,100高値¥8,100

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.0倍
PER (会社予想)11.3倍
PBR1.04倍
配当利回り2.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7500円(7/31)。前日比横ばい。1ヶ月で+5.0%上昇し、52週高値8020円に約6%接近。25日線(7313円)や75日線(7089円)を上回り、上昇トレンド。出来高は低調だが、底堅い値動き。RSI 71とやや過熱感。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 10.36倍は業界平均23.63倍を大幅に下回り、PBR 0.99倍は平均1.55倍を下回る(解散価値割れ)。ROE 10%は平均と同等だが、配当利回り2.93%は平均2.75%を上回る。利益は安定成長しており、割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.0倍22.7倍
PER (予想)11.3倍
PBR1.04倍1.50倍
ROE10.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

消防設備業界は法規制によって需要が底堅く、公共投資や再開発需要を追い風に受注が拡大している。特に防災意識の高まりや老朽化施設の更新需要が期待される一方、競争激化による価格競争や人件費上昇が収益を圧迫する懸念がある。強気派は受注増加と高付加価値サービスによる収益改善を期待し、弱気派は公共投資の減少や市場の成熟による成長鈍化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 防災需要の高まり

    地震等の災害意識から消防設備の更新・新設需要は底堅い

  • 大型受注の獲得

    2026年3月期の売上高予想は前期比で大幅増となる162億円と強い

  • 高付加価値サービス

    保守点検やリフォーム需要により安定的な収益源を確保

  • 2026年3月期営業利益27億円と前年比35%増2026年3月期影響

    売上高162億円(前年比+11%)、営業利益27億円(同+35%)で営業利益率16.67%に向上。

  • PBR0.99倍とROE10%の割安是正余地継続影響

    PBR0.99倍、ROE10%で資本効率は良好。1倍割れ是正で株価上昇余地。

  • 配当利回り2.93%で株主還元が堅調通年影響

    株価7500円に対し配当利回り2.93%。安定的な配当が株主を支える。

  • 外国法人23.37%と海外投資家の高い関与不定影響

    外国人持ち株比率23.37%と高く、海外投資家の継続的な買いが需給を支える。

マイナスに働く材料7
  • 公共投資依存

    公共工事の減少や予算削減により受注が伸び悩むリスク

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しく、利益率が低下しやすい

  • 人件費高騰

    点検サービスは人手に依存しており、人件費上昇が収益を圧迫

  • 純利益17億円と営業利益の増加が最終益に反映されず2026年3月期影響

    営業利益27億円に比べ純利益17億円と乖離。税金や特別損益でEPSが伸びず、PER10.36倍は割安に見えても改善が鈍い。

  • 売上高162億円の増収が鈍化する不透明感2027年〜2028年影響

    2026/3期は前年比11%増収だが、市場成長が鈍れば増収率が低下。機械需要の周期的変動リスクがある。

  • 原材料・エネルギーコスト上昇による利益率圧迫通年影響

    金属材料・エネルギー価格の高騰で売上原価が上昇。価格転嫁できないと営業利益率16.67%が低下する。

  • 株価急上昇後の短期調整リスク継続影響

    過去1年で53%上昇。PER10.36倍の割安修正が一段落した後の短期調整が発生しやすい。

次の決算で確かめる点
受注高・受注残
今後の売上高を占う先行指標であり、成長性を確認するため
大型物件の受注状況
収益の押し上げ効果が大きいため、業績の勢いを測る
営業利益率
価格競争やコスト増が利益に与える影響を監視する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり220で、前期から+4.8%いまの株価に対する利回りは2.75%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥220
1株あたり
配当利回り
2.75%
いまの株価に対して
配当性向
47.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6833.3
2018年3月7511.115.6
2019年3月8513.319.1
2020年3月905.930.6
2021年3月911.130.9
2022年3月10111.022.7
2023年3月13028.727.6
2024年3月23076.937.7
2025年3月210−8.746.7
2026年3月2204.847.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥220

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,140人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.9%を占め、残る68.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.551.949.843.843.144.4
外国法人21.417.416.222.022.123.4
事業法人21.021.424.624.324.521.2
金融機関8.78.58.58.99.610.7
証券会社0.40.80.81.00.70.4
自己株式0.20.20.30.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01CHARON FINANCE GMBH (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)8.58
02山田 昌太郎8.00
03株式会社豊和7.21
04INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)5.21
05株式会社埼玉りそな銀行4.88
06山田 幸太郎4.71
07株式会社バンザイ3.58
08光通信KK投資事業有限責任組合3.42
09STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)3.13
10不二サッシ株式会社2.83

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-07-21
    Charon Finance GmbH
    新規の大量保有報告
    9.30%
    +1.07pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.24%
    +1.11pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.52%
    +1.28pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.57%
    +1.05pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.22%
    +0.56pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.82%
    +0.60pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.01%
    +0.19pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.13%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.66%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1238%、1株純資産は14期で+1806%。直近期のROEは10.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5439714.73.418.5
2014年3月7347416.95.815.3
2015年3月7855215.35.117.8
2016年3月525829.25.237.9
2017年3月2253,0597.57.533.3
2018年3月4853,49414.85.515.6
2019年3月5483,95814.74.319.1
2020年3月3934,2059.64.830.6
2021年3月3794,5338.76.530.9
2022年3月4885,00910.25.322.7
2023年3月6245,62211.74.627.6
2024年3月8016,48313.27.337.7
2025年3月6716,85510.18.346.7
2026年3月7247,56810.09.047.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額158百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田昌太郎取締役社長(代表取締役)63192,000
山田幸太郎取締役 相模原工場長57113,000
亀山慎史取締役 営業本部長646,000
池原賢二取締役 管理本部長60
早稲本和徳取締役64
醍醐尚人常勤監査役65
猿渡良太郎監査役63
清水敏監査役55
加藤義久59
井堂明子取締役43
佐塚慶輔常勤監査役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)413213233
社外取締役426267

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容857字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社6社で構成され、オートモティブ機器、インダストリアル機器、その他の3部門に関係する事業を主として行っており、その製品はあらゆる種類にわたっております。各事業における当社及び関係会社の位置付け等は下記表のとおりであります。なお、第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)に掲げるとおり、当社は、製造・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「米国」、「オランダ」、「中国」、「タイ」の5つを報告セグメントとしておりますが、当社及び連結子会社は給油機器及びその関連製品の製造・販売を行っており、国内においては当社及び国内連結子会社が、海外においては米国、オランダ、中国及びタイの現地法人が、それぞれ担当しているため、以下の分類は、当社の主な部門別(市場分野別機器)の区分によっております。 (オートモティブ機器) 当部門は、ハンドポンプ、バケットポンプ、ルブリケーター等のオイル・グリースを供給する潤滑給油機器やタイヤサービス機器、排気ガス排出システム及びフロンガス関連機器等の環境整備機器であり、主な市場は自動車をはじめとする車両整備工場やガソリンスタンド等であります。当社が製造・販売するほか㈱ヤマダメタルテックがその一部を製造しております。 (インダストリアル機器) 当部門は、各種産業分野においてオイル・グリースをはじめ塗料・接着剤・インキ・化学薬品等の流体を圧送するためのエアポンプやダイアフラムポンプ及びそのシステム化製品であります。当社が製造・販売し、また海外市場向け販売にヤマダアメリカINC.、ヤマダヨーロッパB.V.、ヤマダ上海ポンプ貿易有限公司及びヤマダタイランドCO.,LTD.があります。 (その他) 当部門は、上記部門に属さないサービス部品・修理等であり、当社のほか㈱ヤマダプロダクツサービスが、サービス部品の販売、修理等を行っております。
経営方針・対処すべき課題1,837字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、2024年度(第100期事業年度)より、グループビジョン「For the Next Century with YAMADA PRIDE」を掲げ、三ヶ年ごと三段階の中期経営計画をスタートし、次の100年に向けた事業の持続的成長実現への課題に取り組んでおります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは「堅実で公正な企業活動を通じて、お客様のニーズ、社員の喜び、株主の期待、産業と社会の発展に誠実に取り組む」ことを企業理念として掲げております。 新たなグループビジョンのもと、100年の間に培ったYamada Quality をさらに磨き上げ、オートモティブ産業の基盤を支えるとともに、さまざまな産業で活用されるポンプ事業を成長エンジンと位置付け、次の100年も社会に貢献し続けるグローバルカンパニーを目指します。 (2) 目標とする経営指標 ・企業の持続的な成長や価値向上のためには、持続的な投資が不可欠であるという認識から、投資の原資となる収益を重視し、営業利益率の適切なマネジメントに努めます。 ・経営効率を高め、安定した株主還元を継続することを経営上の重要事項と位置付け、株主資本利益率(ROE)の維持・向上に努めます。併せて、株価収益率や配当性向および純資産配当率の維持・向上に努めます。 ・施策を実行し目標を達成するためには「人」が重要な経営課題と認識しており、当社の「人財ビジョン」に基づき、「変化」「お客様志向」「共創」の3つの価値観を体現できる人財の育成を促進します。また、製造業の命題である原価低減や生産性向上にも継続的に取り組んでまいります。 (3) 経営環境 国内の主要事業であるオートモティブ部門は、自動車のEV化などにより市場や需要が大きく変質していくことが想定されます。自動車「整備」市場につきましては当面、底堅く推移すると見ておりますが、ニーズの変化を想定し対応していくことが重要であると考えております。 海外市場においては、地政学的リスク等の高まりもあり世界経済の動向は不透明感が増しておりますが、当社の主力製品であるダイアフラムポンプに対する多様なニーズや潜在需要を鑑みますと、更なるグローバル展開により持続的な成長を目指すことが可能と考えております。そのためには、地域毎の情勢に応じたきめ細かい事業戦略やグローバルカンパニーとしての組織力や人財力の向上が引き続き重要であると認識しております。 (4) 中長期的な経営戦略 ・さまざまな産業を支えるポンプ事業を成長領域と位置付け、世界のさまざまな国や地域へ製品を供給できる体制を築き、各地域で求められるQualityを提供していくことで、ダイアフラムポンプでトップブランドを目指します。 ・基盤を支えるオートモティブ事業を継続領域と位置付け、モビリティの進化やニーズの変化に適応し、進化に対応した商品やサービスで自動車整備産業に貢献してまいります。 ・当社の求める人財像を明確化した「人財ビジョン」を実現し、社員と会社の成長を支えてまいります。 ・人にやさしいデジタル活用でグループビジョンの実現を促進してまいります。 (5) 中期経営計画PhaseⅠの基本方針 グループビジョンの実現に向け、中長期的な経営戦略を踏まえて、第100期から三ヶ年の中長期経営計画をPhaseⅠとし、下記の基本方針を定めております。 第102期(2026年4月~)はPhaseⅠの最終年度であり、PhaseⅡへのシームレスな移行を目指し、各種施策に取り組んでまいります。 i) ・ポンプ事業の拡大 ~更なるグローバル展開へ向けて~ ・オートモティブ事業戦略の再構築 ii)  相模原工場 Next Stageへの進化 ~更なるグローバル展開を支える生産体制へ~ iii) 人財ビジョンの定着 ~次世代組織に引き継ぐ土壌づくり~ iv)  DXへの第一歩 ~アナログからデジタルヘ~ v) その他の取り組むべき課題 ・新型ポンプの市場投入 ~より高性能のポンプを提供~ ・構内物流・製商品物流の再構築 ~2024年問題への対応と生産性向上~ ・子会社戦略の再構築 ~商品・サービス提供と生産体制の最適化~ ・ESG経営の推進 ・BCPの推進
事業等のリスク2,005字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及び投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には次のようなものがありますが、すべてのリスクを網羅するものではありません。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避あるいは発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済環境の変化によるリスク 当社グループの主力製品であるダイアフラムポンプ及びオートモティブ製品の業界は、国内外の景気動向・設備投資動向に大きく影響を受ける傾向にあり、さらに国又は地域の経済事情による様々なリスク要因も存在しております。このような経済環境の変化は当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)海外事業展開によるリスク 当社グループは成長戦略の一環として、海外事業の拡大を進めております。海外事業は、グローバル経済や為替などの動向、投資や競争などに関する法的規制、商習慣、労使関係、戦争・紛争など、様々な要因の影響を受ける可能性があります。海外事業のリスク管理は、現地のグループ会社や拠点が当社主幹組織と連携し、状況の的確な把握と速やかな対策の協議等、管理体制の向上に取り組んでおります。しかしながら、これらのリスクが予期しない形で顕在化した場合は、当社グループの事業及び業績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3)為替レートの変動によるリスク 当社グループは、外貨建ての売上、資産、負債などがあり、急激な為替レートの変動は、売上高や損益、資産や負債などの財務諸表上の円換算により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)製品の品質に関するリスク 当社グループの製品は、世界で認められる品質管理基準のもと、国内外で製造及び販売を行っておりますが、将来にわたり、全ての製品において欠陥が発生し得ないという保証はありません。製造物賠償責任については、保険に加入しておりますが、重大な品質問題が生じた場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5)金利変動によるリスク 当社グループは、金利変動リスクを抱える金融資産・負債を保有しており、想定を超えた金利の変動は、受取利息、支払利息及び金融資産の価値に影響を与え、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (6)投資有価証券に関するリスク 当社グループは、投資有価証券を保有しており、その評価額の変動は当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7)設備投資計画におけるリスク 当社グループは、成長が期待される分野に重点をおいた戦略的投資、並びに合理化及び更新のための設備投資等を実施しておりますが、グループ事業の拡大が想定通りなされなかった場合や、カントリーリスク等国内とは異なる環境に晒される海外事業については、減価償却負担の増加や投資回収の長期化など、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (8)情報セキュリティにおけるリスク 当社グループは、当社グループ内及び取引先等の機密情報や個人情報を有しています。これらの情報について、グループ全体で管理体制を構築し、徹底した管理とセキュリティの強化、社員教育等を行っております。しかし、過失や盗難等によりこれらの情報が流出あるいは改ざんされる可能性があり、万が一、こうした事態が発生した場合には、当社の社会的信用の低下や損害賠償等の費用により、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また社内システムへの不正アクセスにより生産体制に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、当社では2025年度7月より、サイバー攻撃を想定した情報セキュリティ対策の強化、BCPの更新を行っております。 (9)災害・事故及び感染症等によるリスク 当社グループは、国内外に事業拠点を有しております。各拠点では不慮の自然災害、火災等の事故、感染症発生等に対する防災、事業継続性の確保に努めておりますが、想定をはるかに超えた状況が発生した場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10)固定資産の減損会計によるリスク 当社グループが保有する固定資産において、将来キャッシュ・フローにより資産の帳簿価額を回収できないと判断される場合は、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上する必要があります。当社グループが保有する固定資産において減損損失を計上する必要になる場合は、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,578字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済の動向は、米国においては、関税政策などの影響があったものの、AI関連の設備投資の増加や富裕層を主とした個人消費などにより景気は底堅さを維持しました。一方、足もとでは中東紛争への対応の混迷などもあり、政治・経済動向の不確実性は高まっている状況にあります。 欧州においては、米国の関税政策の影響を強く受けたものの、内需が成長率を押し上げ、緩やかな回復を続けてきました。しかし、中東紛争によるエネルギー価格の情勢などによっては経済成長の鈍化も懸念されます。 中国においては、米国以外の国・地域向けの輸出が下支えとなり、外需は全体としては堅調に推移しましたが、内需は不動産分野の不況やインフラ投資への政策支援策の反動などにより減速感が強まりました。 日本経済においては、民間企業の設備投資は底堅く推移し、物価高の影響がみられたものの、個人消費にも持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな景気回復が続きました。一方で、中東情勢による影響については、引き続き注視すべき状況にあります。 こうした中、当社グループにおいては、期中にサイバー攻撃を受けるという事態が生じましたが、米国を主にダイアフラムポンプの販売が堅調に推移し、また為替が円安に振れた影響もあり、連結売上高は前年同期比で増加しました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における資産合計は21,141百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,838百万円の増加となりました。これは主に有形固定資産の増加(828百万円)、現金及び預金の増加(587百万円)、商品及び製品の増加(475百万円)等によるものであります。 負債合計は2,732百万円となり、前連結会計年度末に比べ133百万円の増加となりました。これは主に未払法人税等の増加(240百万円)、リース債務の増加(49百万円)、未払費用の増加(34百万円)、1年内返済予定を含めた長期借入金の減少(△234百万円)等によるものであります。 純資産合計は18,408百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,705百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加(1,229百万円)、為替換算調整勘定の増加(385百万円)等によるものであります。 この結果、自己資本比率は85.7%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の連結売上高は16,226百万円(前年同期比1,597百万円、10.9%増)となりました。売上高を部門別にみますと、オートモティブ部門は3,636百万円(前年同期比99百万円、2.8%増)、インダストリアル部門は10,701百万円(前年同期比1,365百万円、14.6%増)となり、上記部門に属さないサービス部品や修理売上などのその他の部門の売上高は1,888百万円(前年同期比131百万円、7.5%増)となりました。 利益面では、売上総利益は7,381百万円(前年同期比1,059百万円、16.8%増)となり、営業利益は2,667百万円(前年同期比704百万円、35.9%増)、経常利益は2,702百万円(前年同期比513百万円、23.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,732百万円(前年同期比124百万円、7.8%増)となりました。 当連結会計年度における報告セグメントの業績は次のとおりであります。 日本における外部顧客に対する売上高は6,527百万円(前年同期比234百万円、3.7%増)、営業利益は841百万円(前年同期比154百万円、22.5%増)となりました。米国における外部顧客に対する売上高は6,530百万円(前年同期比750百万円、13.0%増)、営業利益は1,064百万円(前年同期比106百万円、11.1%増)となりました。オランダにおける外部顧客に対する売上高は1,812百万円(前年同期比364百万円、25.2%増)、営業利益は219百万円(前年同期比82百万円、59.6%増)となりました。中国における外部顧客に対する売上高は991百万円(前年同期比236百万円、31.3%増)、営業利益は107百万円(前年同期比57百万円、115.6%増)となりました。タイにおける外部顧客に対する売上高は364百万円(前年同期比11百万円、3.2%増)、営業利益は83百万円(前年同期比11百万円、16.1%増)となりました。 また、当連結会計年度の連結売上高に占める海外売上高は10,214百万円(前年同期比1,359百万円、15.4%増)で、その割合は63.0%(前年同期60.5%、2.5ポイント増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は4,683百万円となり、前連結会計年度末に比べ587百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは2,578百万円の純収入(前年同期は1,598百万円の純収入)となりました。これは主に法人税等の支払額579百万円等の支出要因があったものの、税金等調整前当期純利益2,563百万円等の収入要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは1,394百万円の純支出(前年同期は777百万円の純支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による1,453百万円等の支出要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは767百万円の純支出(前年同期は987百万円の純支出)となりました。これは主に配当金の支払による502百万円、長期借入金の返済による234百万円等の支出要因があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   6,798,998   106.0 米国(千円)   -   - オランダ(千円)   -   - 中国(千円)   -   - タイ(千円)   -   - 合計   6,798,998   106.0 (注) 金額は製造原価で表示しております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   960,774   114.0 米国(千円)   1,132,205   150.7 オランダ(千円)   449,337   131.4 中国(千円)   -   - タイ(千円)   -   - 合計   2,542,318   131.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.金額は仕入価格で表示しております。 c.受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社)は、販売計画に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   6,527,844   103.7 米国(千円)   6,530,452   113.0 オランダ(千円)   1,812,099   125.2 中国(千円)   991,050   131.3 タイ(千円)   364,656   103.2 合計   16,226,103   110.9 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、採用している重要な会計方針は、第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載のとおりであります。 当社グループの連結財務諸表の作成においては、経営者による会計方針の選択や適用、資産・負債及び収益・費用の報告及び開示に影響を与える見積りを必要とします。その見積りについては、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づく様々な要因を考慮し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当連結会計年度末における資産合計は21,141百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,838百万円の増加となりました。これは主に有形固定資産の増加(828百万円)、現金及び預金の増加(587百万円)、商品及び製品の増加(475百万円)等によるものであります。 負債合計は2,732百万円となり、前連結会計年度末に比べ133百万円の増加となりました。これは主に未払法人税等の増加(240百万円)、リース債務の増加(49百万円)、未払費用の増加(34百万円)、1年内返済予定を含めた長期借入金の減少(△234百万円)等によるものであります。 純資産合計は18,408百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,705百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加(1,229百万円)、為替換算調整勘定の増加(385百万円)等によるものであります。 この結果、自己資本比率は85.7%となりました。 2)経営成績 当連結会計年度の連結売上高は16,226百万円(前年同期比1,597百万円、10.9%増)となりました。利益面では、売上総利益は7,381百万円(前年同期比1,059百万円、16.8%増)となり、営業利益は2,667百万円(前年同期比704百万円、35.9%増)、経常利益は2,702百万円(前年同期比513百万円、23.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,732百万円(前年同期比124百万円、7.8%増)となりました。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は4,683百万円となり、前連結会計年度末に比べ587百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは2,578百万円の純収入(前年同期は1,598百万円の純収入)となりました。これは主に法人税等の支払額579百万円等の支出要因があったものの、税金等調整前当期純利益2,563百万円等の収入要因があったことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは1,394百万円の純支出(前年同期は777百万円の純支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による1,453百万円等の支出要因があったことによるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは767百万円の純支出(前年同期は987百万円の純支出)となりました。これは主に配当金の支払による502百万円、長期借入金の返済による234百万円等の支出要因があったことによるものであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   70.4   74.5   81.5   85.0   85.7 時価ベースの自己資本比率(%)   36.2   37.8   73.6   69.2   73.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   2.4   1.0   1.3   0.6   0.3 インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍)   134.3   580.7   264.2   748.0   1,646.0 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 ※ 株式時価総額は、期末株価終値×自己株式を除く期末発行済株式数により算出しております。 ※ 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、2024年度(第100期事業年度)より、グループビジョン「For the Next Century with YAMADA PRIDE」を掲げ、三ヶ年ごと三段階の中期経営計画をスタートし、次の100年に向けた事業の持続的成長実現への課題に取り組んでおります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、市場動向、海外事業展開、為替動向、製品品質、金利動向、投資有価証券、設備投資計画、情報セキュリティ、災害・事故及び感染症等、固定資産の減損会計があります。 市場環境については、国内外の景気動向・設備投資動向に大きく影響を受ける傾向にあり、国又は地域の経済事情による様々なリスク要因も存在し、このような経済環境の変化は、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 海外事業展開については、成長戦略の一環として、海外事業の拡大を進めており、グローバル経済や為替などの動向、投資や競争などに関する法的規制、商習慣、労使関係など、様々な要因の影響を受ける可能性があります。海外事業のリスク管理は、現地のグループ会社や拠点が当社主幹組織と連携し、状況の的確な把握と速やかな対策の協議等、管理体制の向上に取り組んでおりますが、これらのリスクが予期しない形で顕在化した場合は、当社グループの事業及び業績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 為替動向については、外貨建ての売上、資産、負債などがあり、急激な為替レートの変動は、売上高や損益、資産や負債などの財務諸表上の円換算により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 製品品質については、世界で認められる品質管理基準のもと、国内外で製造及び販売を行っておりますが、将来にわたり、全ての製品において欠陥が発生し得ないという保証はありません。製造物賠償責任については、保険に加入しておりますが、重大な品質問題が生じた場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 金利動向については、金利変動リスクを抱える金融商品・負債を保有しており、想定を超えた金利の変動は、受取利息、支払利息及び金融資産の価値に影響を与え、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 投資有価証券については、当社グループは投資有価証券を保有しており、その評価額の変動は、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 設備投資計画については、成長が期待される分野に重点をおいた戦略的投資、並びに合理化及び更新のための設備投資等を実施しておりますが、グループ事業の拡大が想定通りになされなかった場合や、カントリーリスク等国内とは異なる環境に晒される海外事業については、減価償却負担の増加や投資回収の長期化など、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 情報セキュリティについては、当社グループは、当社グループ内及び取引先等の機密情報や個人情報を有しております。これらの情報について、グループ全体で管理体制を構築し、徹底した管理とセキュリティの強化、社員教育等を行っておりますが、過失や盗難等により、これらの情報が流出あるいは改ざんされる可能性があり、万が一、こうした事態が発生した場合には、当社の社会的信用の低下や損害賠償等の費用により、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 災害・事故及び感染症等については、当社グループは国内外に拠点を有しており、各拠点では、不慮の自然災害、火災等の事故や感染症発生等に対する防災、事業継続性の確保に努めておりますが、想定をはるかに超えた状況が発生した場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 固定資産の減損会計については、当社グループが保有する固定資産において、将来キャッシュ・フローにより資産の帳簿価額を回収できないと判断される場合は、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上する必要があり、当社グループが保有する固定資産において減損損失を計上する必要になる場合は、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、生産活動に必要な資金(材料・外注費及び人件費等)、営業活動に係る販売費及び一般管理費等、新製品開発に係る研究開発費等の営業費用等によるものであります。投資活動については、成長期待分野に重点をおいた戦略的投資、合理化及び更新のための設備投資等が主な内容であります。 当連結会計年度における設備投資等の資金については、全て自己資金によっております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、収益性を重視する観点から、売上高に占める営業利益率の向上に努めます。また、株主を重視する観点から、株主資本に対する利益率(ROE)の向上に努めます。 (参考)主要な経営指標の推移 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 売上高営業利益率(%)   14.8   13.6   16.7   13.4   16.4 ROE(自己資本利益率)(%)   10.2   11.7   13.2   10.1   10.0 売上高営業利益率:営業利益/売上高 ROE(自己資本利益率):親会社株主に帰属する当期純利益/((期首自己資本+期末自己資本)÷2) ※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 日本における外部顧客に対する売上高は6,527百万円(前年同期比234百万円、3.7%増)、営業利益は841百万円(前年同期比154百万円、22.5%増)となりました。米国における外部顧客に対する売上高は6,530百万円(前年同期比750百万円、13.0%増)、営業利益は1,064百万円(前年同期比106百万円、11.1%増)となりました。オランダにおける外部顧客に対する売上高は1,812百万円(前年同期比364百万円、25.2%増)、営業利益は219百万円(前年同期比82百万円、59.6%増)となりました。中国における外部顧客に対する売上高は991百万円(前年同期比236百万円、31.3%増)、営業利益は107百万円(前年同期比57百万円、115.6%増)となりました。タイにおける外部顧客に対する売上高は364百万円(前年同期比11百万円、3.2%増)、営業利益は83百万円(前年同期比11百万円、16.1%増)となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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