本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サンデン

SANDEN CORPORATION6444 · Standard · 機械

自動車用空調システムの中核部品であるコンプレッサーで世界有数のシェアを持つ専業メーカー。

概要

サンデン株式会社は、1943年に群馬県伊勢崎市で創業した自動車用空調システム及びコンプレッサーの専業メーカーである。売上高の約99%を自動車機器事業が占め、世界29カ国に生産・販売拠点を持つ。2025年12月期の連結売上高は1,908億円、従業員数は4,791人。

自動車用空調コンプレッサーに特化した事業構造

連結売上高の99.5%を自動車機器事業が占める。主力製品はカーエアコン用コンプレッサーで、1971年の生産開始以来、世界の自動車メーカーに供給してきた。2025年12月期の同事業売上は1,897億円。その他事業として住宅用エコキュート(給湯・環境機器)を手掛けるが、売上高は10億円程度と小規模である。事業セグメントは自動車機器単一であり、多角化は進んでいない。

北米・欧州・アジアに広がるグローバル生産網

米国、シンガポール、フランス、ポーランド、タイ、インド、中国に生産子会社を有する。米国ではテキサス州に2工場、欧州ではフランスとポーランドに工場を持つ。中国では天津三電汽車空調有限公司と華域三電汽車空調有限公司を設立し、現地生産を展開。シンガポールとインドにも子会社があり、グローバルな供給網を構築している。地域別の売上高は開示されていないが、Volkswagen Groupが全売上の14.8%を占める大口顧客である。

ミッチェル社との提携がもたらした技術基盤

1970年、米国ミッチェル社とカーエアコン用コンプレッサーの技術提携を結び、翌年から生産を開始した。1974年にはミッチェル社から世界販売権を取得、1980年には特許権も取得した。これにより同社は自動車空調コンプレッサー分野で独自の技術基盤を確立。その後、1994年にはフォード社と製造技術援助契約を締結し、さらなる技術蓄積を図った。これらの提携が現在の事業の根幹を成している。

赤字続きの経営と中期計画SHIFT2028

2017年3月期以降、営業損失を計上する年度が多く、2025年12月期も営業損失15億円と赤字が続く。2023年12月期からは営業損失が6,446百万円に拡大したが、2025年12月期には1,507百万円に縮小した。中期経営計画「SHIFT2028」では、2028年12月期に売上高3,000億円、経常利益90億円を目標とする。NEV(新エネルギー車)向け電動コンプレッサーを軸に、統合熱マネジメントシステムへの転換を図る方針である。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー(Tier 1)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,909億円
営業利益
-15億円
営業利益率
-0.8%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01自動車OEM主力

自動車メーカー向けにカーエアコン用コンプレッサー、空調室内ユニット、エンジン用熱交換器などを供給。グローバルに製造・販売網を展開し、自動車用空調システムの中核部品であるコンプレッサーで世界有数のシェアを持つ。

主な製品・サービス3
カーエアコン用コンプレッサー
自動車用空調システムの心臓部であり、冷媒を圧縮して冷房・暖房機能を実現する部品。
空調室内ユニット
自動車の車室内に設置され、空調の温度調整や送風を行うユニット。
エンジン用熱交換器
エンジンの冷却やオイル温度調整などに用いられる熱交換器。

02住宅・環境機器準主力

住宅向けにヒートポンプ式給湯機「エコキュート」を製造・販売。自動車事業で培ったコンプレッサー技術を応用した製品であり、環境負荷低減に貢献する。

主な製品・サービス1
エコキュート
ヒートポンプ技術を利用した家庭用給湯機。高いエネルギー効率で湯を沸かすことができ、CO2排出削減に寄与する。

製品と技術

世界販売権を持つカーエアコン用コンプレッサー

主力製品はカーエアコン用コンプレッサーである。1970年のミッチェル社との技術提携に始まり、1980年には同社の特許権を取得し、独自の製品開発を進めてきた。コンプレッサーは空調システムの中核部品であり、同社はこれを軸に空調室内ユニット、エンジン用熱交換器、空調用熱交換器も製造する。電動コンプレッサーはNEV向けに需要が拡大しており、中期経営計画でも重点分野と位置付けられている。

統合熱マネジメントシステム(ITMS)への展開

同社はコンプレッサーの提供にとどまらず、統合熱マネジメントシステム(ITMS)のリーディングカンパニーを目指す。ITMSは車両全体の熱を効率的に管理するシステムで、電動車の航続距離延伸に貢献する。2024年2月発表の中期経営計画では、コンポーネントサプライヤーからフルソリューション・システム・サプライヤーへの転換を掲げ、電動コンプレッサーの製品力を軸にしたシステム提案を強化している。

住宅用エコキュート(ヒートポンプ給湯機)

その他事業として、住宅用給湯・環境機器「エコキュート」を製造・販売する。エコキュートはヒートポンプ技術を応用した高効率な給湯システムで、同社の熱マネジメント技術を家庭用に応用した製品である。ただし、自動車機器事業に比べ規模は小さく、2025年12月期のその他事業売上は10億円(全社比0.5%)に過ぎない。生産は当社のほか、フランスとオーストラリアの子会社でも行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

自動車部品メーカー、営業赤字

当社は機械セクターに属する自動車用コンプレッサーや冷凍機のメーカーである。売上高は1793億円→1838億円→1909億円と増加傾向にあるが、営業利益は2024年12月期に-3.48%、2025年12月期も-0.79%と赤字継続が見込まれている。同業他社には日本製鋼所や三浦工業などがあり、これらは高い収益性を示すのに対し、当社は収益構造の改善が急務である。特に自動車業界の変革や原材料高の影響を受けやすく、固定費負担が重い。海外展開は行っているが、採算性に課題を抱える。

強み

  • 直近3期連続で増収しており、受注基盤は一定ある。
  • 自動車用コンプレッサーで国内外に顧客を持ち、ブランド認知がある。
  • 冷却・空調分野での長年の経験と特許を保有。
  • 海外工場を持ち、現地生産によるコスト削減の可能性。

課題

  • 2024年、2025年とも営業赤字見込みで、収益改善が急務。
  • 減収ではないが、販管費や減価償却費が利益を圧迫。
  • EVシフトにより従来製品の需要が減少するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がサンデン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16492岡野バルブ製造238億円19.4倍
26257藤商事233億円
36246テクノスマート227億円11.7倍
46382トリニティ工業226億円7.5倍
56440JUKI217億円12.3倍
66444サンデン209億円4.3倍
76157日進工具205億円14.0倍
86496中北製作所204億円10.8倍
96167冨士ダイス202億円34.9倍
106392ヤマダコーポレーション192億円11.0倍
116337テセック191億円39.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

ベークライト成型部品から始まった1943年の創業

1943年、資本金198千円で「三共電器株式会社」を群馬県伊勢崎市に設立。当時はベークライト成型による無線通信機用部品やマイカコンデンサー、ペーパーコンデンサーを製造していた。戦後の1948年には自転車用発電ランプの生産を開始し、家電分野に進出。1958年にはアイスクリームストッカーや冷凍・冷蔵ショーケース、1961年には噴水式ジュース自動販売機、1963年にはポット式石油ストーブと、多品種の民生品を手掛けた。

カーエアコン事業への本格参入と社名変更の1970年代

1970年、米国ミッチェル社とカーエアコン用コンプレッサーの技術提携を締結。1971年に生産を開始し、1973年には八斗島工場を新設して量産体制を整えた。同年、東京証券取引所市場第一部に指定されると同時に商標を「サンデン」に改称。1974年にはミッチェル社から世界販売権を取得し、海外法人を米国に設立。1980年には特許権を取得し、同社のコア技術を確立した。1982年には商号を「サンデン株式会社」に変更した。

欧州・アジアへの生産拠点展開とデミング賞受賞

1980年から1990年代にかけて、英国、シンガポール、米国テキサス州、フランス、ポーランドに相次いで生産子会社を設立。1989年には米国第2工場を稼働させた。1996年には米国環境保護庁からオゾン層保護貢献賞を受賞。1998年には全社的品質管理を評価するデミング賞実施賞を受賞し、2002年には日本品質管理賞も受賞した。2006年には米国とシンガポールの子会社もデミング賞実施賞を受賞し、グループ全体の品質水準の高さを示した。

中国市場への本格進出と合弁事業(2000年代)

2000年、中国に天津三電汽車空調有限公司を設立し、自動車空調システムの生産を開始。2004年には上海三電貝洱汽車空調有限公司(現・華域三電汽車空調有限公司)を合弁で設立し、カーエアコン用コンプレッサーの生産を始めた。これにより中国市場でのプレゼンスを強化。2025年12月期には華域三電汽車空調有限公司が全売上の7.4%を占める第2の販売先となっている。同年にはポーランドにも生産子会社を設立し、欧州での生産能力を拡大した。

営業部門の分離・再統合を経た組織再編

1964年、営業部門を分離独立して三共販売株式会社(後のサンデン販売)を設立。1974年には三共インターナショナル株式会社を設立し、海外販売を担当させた。しかし1997年、子会社のサンデン販売株式会社とサンデンインターナショナル株式会社を吸収合併し、再び一元化した。この間、1987年には電算部門を独立させてサンデンシステムエンジニアリングを設立するなど、グループ内の機能分化と統合を繰り返しながら事業を拡大してきた。

年表37件を開く

1940年代

  • 1943年創業三共電器株式会社として、ベークライト成型による無線通信機用部品及びマイカコンデンサー、ペーパーコンデンサー製造のため資本金198千円をもって群馬県伊勢崎市寿町20番地に創立
  • 1948年自転車用発電ランプの生産を開始

1950年代

  • 1958年アイスクリームストッカー、冷凍・冷蔵ショーケースの生産開始

1960年代

  • 1961年10月噴水式ジュース自動販売機の生産を開始
  • 1962年上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1963年ポット式石油ストーブの生産開始
  • 1964年12月創業三共電器株式会社営業部門を分離独立し、三共販売株式会社を設立(1973年10月 サンデン販売株式会社に商号変更)

1970年代

  • 1970年ミッチェル社(米国)とカーエアコン用コンプレッサーの技術提携
  • 1971年カーエアコン用コンプレッサーの生産開始
  • 1973年伊勢崎市の八斗島工業団地内に八斗島工場(現 八斗島事業所)を新設し、カーエアコン用コンプレッサーの生産を開始
  • 1973年株式が東京証券取引所市場第一部に指定。同時に「三共」の商標を「サンデン」に改称
  • 1974年ミッチェル社からカーエアコン用コンプレッサーの世界販売権を取得
  • 1974年11月創業海外法人SANKYO INTERNATIONAL(U.S.A.),INC.(現 SANDEN INTERNATIONAL(U.S.A.),INC.)を米国に設立
  • 1974年11月創業三共インターナショナル株式会社(1982年10月1日 サンデンインターナショナル株式会社に商号変更)を設立
  • 1977年12月創業海外法人SANKYO INTERNATIONAL(SINGAPORE)PTE.LTD.(現SANDEN INTERNATIONAL (SINGAPORE) PTE.LTD.)をシンガポールに設立

1980年代

  • 1980年ミッチェル社が所有するカーエアコン等に利用するコンプレッサーの特許権を取得
  • 1980年創業海外法人SANKYO INTERNATIONAL(U.K.)LTD.(現 SANDEN INTERNATIONAL(EUROPE)GmbH)をイギリスに設立
  • 1980年10月創業SANKYO INTERNATIONAL(U.S.A.),INC.(現 SANDEN INTERNATIONAL (U.S.A.), INC.)が、カーエアコン用コンプレッサー生産工場を設立
  • 1982年10月創業SANKYO INTERNATIONAL(SINGAPORE)PTE.LTD.(現 SANDEN INTERNATIONAL (SINGAPORE)PTE. LTD.)が、カーエアコン用コンプレッサー生産工場を設立
  • 1982年10月商号変更商号を「サンデン株式会社」に変更
  • 1987年創業電算部門を独立させ、サンデンシステムエンジニアリング株式会社を設立
  • 1989年SANDEN INTERNATIONAL(U.S.A.),INC.が、米国テキサス州ワイリー市においてカーエアコン用コンプレッサーを生産する第2工場を稼働

1990年代

  • 1990年埼玉県本庄市に研修施設として「サンデンコミュニケーションプラザ」を開設
  • 1994年フォード社(米国)とカーエアコン用コンプレッサーの製造に係る技術援助契約を締結
  • 1995年創業海外法人SANDEN MANUFACTURING EUROPE S.A.Sをフランス タンテニアックに設立
  • 1996年10月米国環境保護庁より「オゾン層保護貢献賞(EPA賞)」を受賞
  • 1997年M&A子会社「サンデン販売株式会社」及び「サンデンインターナショナル株式会社」を吸収合併
  • 1998年10月全社的品質管理を評価する「デミング賞実施賞」を受賞
  • 1999年国内の全営業拠点でISO 14001を取得

2000年代

  • 2000年創業自動車空調システムを生産する天津三電汽車空調有限公司を設立
  • 2002年群馬県勢多郡(現 前橋市)にサンデンフォレスト・赤城事業所完成
  • 2002年10月「日本品質管理賞」受賞
  • 2004年合弁会社 上海三電貝洱汽車空調有限公司(現 華域三電汽車空調有限公司)を中国に設立 カーエアコン用コンプレッサーを生産
  • 2004年創業SANDEN MANUFACTURING POLAND SP.Z O.O.をポーランド ポルコヴィッツに設立
  • 2005年第3回世界投資会議で「欧州最優秀投資賞」を受賞
  • 2006年10月SANDEN INTERNATIONAL(U.S.A.),INC.とSANDEN INTERNATIONAL (SINGAPORE)PTE. LTD.が「デミング賞実施賞」受賞
  • 2006年11月「第3回日仏投資賞」受賞

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで3,000億円
  • 経常利益2028年度まで90億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    NEV市場でのシェア拡大

    欧州グローバルOEM向けにNEV関連製品の販売を強化し、市場シェアを拡大する。

  2. 02

    中国の統合熱マネジメント市場取り込み

    グループシナジーを最大活用し、中国の統合熱マネジメントシステム市場の成長を取り込む。

  3. 03

    北米事業の拡大

    北米市場への投資を強化し、NEV向け製品の北米事業を拡大する。

  4. 04

    製品プラットフォーム化と柔軟な対応

    製品プラットフォーム化を推進し、独立系の強みを活かして幅広い顧客ニーズに柔軟に対応する。

  5. 05

    グローバル生産・サプライチェーン最適化

    グローバル生産レイアウトとサプライチェーンを最適化し、サステナビリティを実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,791人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は692万円で、9期前と比べて17.2%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月10,613
2018年3月10,106
2019年3月83546.317.69,628
2020年3月78545.017.66,509
2021年12月53845.617.85,897
2021年3月73545.517.06,246
2022年12月63143.017.85,608
2023年12月63943.817.95,587
2024年12月65844.117.95,344−120
2025年12月69243.417.14,791−31

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社29(国内 12 / 海外 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — TINTENIAC FRANCE9,743百万円
自動車機器
本社工場 — POLKOWICE POLAND8,145百万円
自動車機器
ワイリー工場 — WYLIE TEXAS U.S.A.5,423百万円
自動車機器
赤城事業所 — 群馬県前橋市4,529百万円
自動車機器、その他
本社工場 — HARYANA STATE INDIA4,312百万円
自動車機器
八斗島事業所 — 群馬県伊勢崎市4,058百万円
自動車機器
本社工場 — AYUTTHAYA THAILAND3,342百万円
自動車機器
本社工場 — 中華人民共和国 江蘇省蘇州市2,801百万円
自動車機器
本社工場 — 中華人民共和国 重慶市1,882百万円
自動車機器
サンデングローバル センター — 群馬県伊勢崎市1,217百万円
自動車機器、その他
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    SANDEN MANUFACTURING EUROPE S.A.S. (注)2、3
    TINTENIAC FRANCE
    議決権100.0%
  • 海外
    SANDEN MANUFACTURING POLAND SP.Z O.O. (注)2、3
    POLKOWICE POLAND
    議決権100.0%
  • 海外
    SANDEN INTERNATIONAL (EUROPE) GmbH (注)2、5
    BAD NAUHEIM GERMANY
    議決権100.0%
  • 海外
    SANDEN INTERNATIONAL (U.S.A.),INC. (注)2、5
    WYLIE TEXAS U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    SANDEN MANUFACTURING MEXICO S.A. DE C.V. (注)2、3
    SALTILLO COAHUILA MEXICO
    議決権100.0%
  • 海外
    THE VENDO COMPANY
    WYLIE TEXAS U.S.A
    議決権100.0%
  • 海外
    SANDEN VIKAS (INDIA) PRIVATE LIMITED (注)4、5
    HARYANA STATE INDIA
    議決権50.0%
  • 海外
    SANDEN INTERNATIONAL (SINGAPORE) PTE.LTD.
    SINGAPORE
    議決権100.0%
  • 海外
    SANDEN AUTOMOTIVE SYSTEMS (SINGAPORE) PTE.LTD.
    SINGAPORE
    議決権100.0%
  • 海外
    SANDEN AIRCONDITIONING (MALAYSIA) SDN.BHD.
    SHAH ALAM SELANGOR DARUL EHSAN MALAYSIA
    議決権100.0%
  • 国内
    天津三電汽車空調有限公司
    中華人民共和国 天津市
    議決権51.5%
  • 国内
    蘇州三電精密零件有限公司
    中華人民共和国 江蘇省蘇州市
    議決権65.0%
残りのグループ会社17社を開く
  • 三電(中国)汽車空調 有限公司(注)2中華人民共和国 重慶市100%
  • 台湾三電股份有限公司台湾 桃園市100%
  • SANDEN INTERNATIONAL PHILIPPINES INC.CALAMBA LAGUNA PHILIPPINES100%
  • P.T. SANDEN INDONESIABEKASHI INDONESIA100%
  • SANDEN INTERNATIONAL (AUSTRALIA) PTY.LTD.CONDELL PARK NSW AUSTRALIA100%
  • SANDEN THAILAND CO.,LTD. (注)2AYUTTHAYA THAILAND100%
  • その他 8社
  • 旭産業(株)埼玉県本庄市30%
  • 三和コーテックス(株)群馬県伊勢崎市32%
  • SANDEN AL SALAM LLC (注)2DUBAI UNITED ARAB EMIRATES43%
  • 華域三電汽車空調有限公司中華人民共和国 上海市43%
  • その他 1社
  • 海信家電集団股份有限公司中華人民共和国 仏山市73%
  • 科龍発展有限公司中華人民共和国 香港73%
  • 海信日本オートモーティブエアコンシステムズ 合同会社神奈川県川崎市73%
  • 海信集団控股股份有限公司中華人民共和国 青島市34%
  • 青島海信空調有限公司中華人民共和国 青島市27%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • DESanden International (Europe) GmbH

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,909億円営業利益-15億円前期と比べると増収で、売上が+3.9%。

売上高
+3.9%
1,909億円
営業利益
-15億円
純利益
3億円
営業利益率
-0.8%
前期比 +2.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高2,000億円1,909億円
営業利益-10億円-15億円
純利益5億円3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,085億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+15.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q427−16−3.75
2023年2Q448−28−6.3−8
2023年3Q442−20−4.5−15
2023年4Q476−16
2024年1Q465−18−3.93
2024年2Q477−16−3.42
2024年4Q896−30−3.3−13
2025年2Q937−15−1.6−33
2025年4Q97200.036
2026年2Q1,08500.013

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,418億円から1,909億円へ79%に減った。直近期の営業利益率は-0.8%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,418311
2014年3月2,7485058
2015年3月3,07010356
2016年3月2,9426170
2017年3月2,821−23−225
2018年3月2,8764443
2019年3月2,7396−231
2020年3月2,049−9723
2021年3月1,375−232−453
2021年12月1,196−117159
2022年12月1,757−41−16
2023年12月1,793−84−34
2024年12月1,838−64−2−3.5−8
2025年12月1,909−1518−0.83

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,909億円のうち、営業利益として残るのは-15億円-0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の0.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.2%1,627億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.6%297億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.8%-15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比9.4pt
-0.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.8pt
0.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.6pt
1.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが27億円、投資CFが−65億円で、差し引きのフリーCFは−38億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は168億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月31−168177−137200
2014年3月188−121−8767191
2015年3月162−133−2029206
2016年3月63−14961−86175
2017年3月100−104−25−4140
2018年3月7141−65112188
2019年3月30−11427−84130
2020年3月72285−247357237
2021年3月32−57−36−25182
2021年12月−74−52197−126259
2022年12月−101−4551−146171
2023年12月94−11658−22216
2024年12月−45−12895−173149
2025年12月27−6550−38168

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,856億円。このうち返さなくてよい自己資本が281億円で、自己資本比率は14.4%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,4745301,94420.1
2014年3月2,7796572,12222.1
2015年3月2,9937572,23623.6
2016年3月3,0137552,25823.3
2017年3月2,8024922,31015.5
2018年3月2,7565102,24616.4
2019年3月2,4642352,2297.7
2020年3月1,8762271,64911.1
2021年3月1,551−1701,721
2021年12月1,5122381,27415.1
2022年12月1,5742341,34014.3
2023年12月1,6252081,41712.4
2024年12月1,7552361,51912.9
2025年12月1,8562811,57514.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
181億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-206億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
140億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,575億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
30
/ 100
安定性自己資本比率10 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中105位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中208位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.1%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.8%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
14.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥187で、1年前と比べて+15.4%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥187-2.1%1ヶ月+13.3%1年+15.4%時価総額209億円
過去52週の値幅
安値¥118高値¥211

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.3倍
PER (会社予想)41.9倍
PBR0.68倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月21日から上昇基調で、8月14日に203円まで上昇し52週高値圏に接近。しかし8月19日には-6.44%の189円と反落。1か月では+14.55%と堅調で、25日線(170円)を上回って推移。52週安値118円からは+60%の水準で、長期トレンドは上昇。出来高は8月10日に74.2万株と急増した後、8月19日には23.9万株と減少。RSIは73.13と過熱気味で、短期的な調整リスクがある。週足では上昇基調が続くが、高値警戒感も台頭。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PER63.0倍と業界平均24.5倍を約2.6倍上回り極めて割高。PBR0.60倍は低いが、ROE1.1%と採算性が著しく低く、営業赤字継続中。無配で配当利回り0%と投資妙味に欠ける。業績回復の兆しが見えず、割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.3倍22.7倍
PER (予想)41.9倍
PBR0.68倍1.50倍
ROE1.1%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

サンデンは2024/12期まで2期連続の営業赤字(-3.48%)で、2025/12予想も赤字継続。強気派は、自動車電動化に伴う新製品需要やコスト削減効果で2025/12期に黒字転換(純利益3億円)を見込む。弱気派は、同業他社との競争激化や原材料高が収益を圧迫し、黒字化の確度は低いと見る。時価総額173億円、PBR0.6倍と低いが、無配が続き、業績回復の兆しはまだ乏しい。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の可能性

    2025/12期予想で純利益3億円と赤字脱却見込み。

  • 電動化対応の追い風

    EV向け新製品投入で中期的な需要増が期待。

  • 低PBRの割安感

    PBR0.6倍と解散価値割れで下値不安は限定的。

  • 収益改善の加速2026年12月期影響

    営業損失15億円から黒字転換、営業利益20億円達成でPER約8倍。

  • 自動車部品需要回復2026年上期影響

    エアコン用コンプレッサー需要増で売上高2000億円突破、営業利益10億円増。

  • 赤字からの黒字定着継続影響

    純利益3億円から10億円へ増加、自己資本比率改善。

  • 財務体質の健全化通年影響

    有利子負債削減で金融収支改善、営業外収益5億円増。

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続リスク

    2024/12期営業赤字、2025/12期も赤字予想。

  • 競争激化

    カーエアコン市場は成熟、値下げ競争に陥りやすい。

  • 無配の継続

    配当利回り0%で投資家の期待が集まりにくい。

  • 営業赤字再来リスク2026年12月期影響

    営業損失が再び発生すれば純損失拡大、PBR0.5倍割れも。

  • 原材料価格高騰継続影響

    銅・アルミ価格上昇で売上原率悪化、営業利益15億円押し下げ。

  • EVシフトによる需要減2027年〜2028年影響

    内燃機関向け部品需要減少、売上高100億円減で営業利益10億円減少。

  • 流動性懸念継続影響

    時価総額173億円と小型、浮動株少なく需給悪化で株価下落。

次の決算で確かめる点
営業損益
黒字化への道筋を確認する最重要指標。
自動車向け売上高
主力事業の需要動向。
EV関連受注高
電動化対応の進捗を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
48.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2013年3月1029.2
2014年3月100.040.1
2015年3月100.026.7
2016年3月1550.048.0

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ8,982人。区分でいちばん多いのは事業法人74.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が74.7%を占め、残る25.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2019年3月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人8.876.876.776.476.074.3
個人・その他40.412.316.517.817.918.7
外国法人18.43.33.02.83.85.1
証券会社1.21.10.70.70.71.1
金融機関31.16.43.02.11.00.5
外国人個人0.00.10.20.30.50.4
自己株式0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01海信日本オートモーティブエアコンシステムズ合同会社73.08
02BBH(LUX) FOR FIDELITY FUNDS - PACIFIC POOL(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)2.34
03方 永義1.80
04サンデン取引先持株会1.56
05李 秀礼1.19
06CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH / UCITS CLIENTS ASSETS(常任代理人香港上海銀行東京支店)0.80
07INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.80
08CLEARSTREAM BANKING S.A.(常任代理人香港上海銀行東京支店)0.54
09サンデン従業員持株会0.34
10楽天証券株式会社共有口0.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-06
    海信日本オートモーティブエアコンシステムズ合同会社
    変更報告
    71.65%
    -1.43pt
  • 2026-07-01
    海信日本オートモーティブエアコンシステムズ合同会社
    新規の大量保有報告
    71.65%
    -1.43pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−69%、1株純資産は13期で−34%。直近期のROEは1.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月83642.347.129.2
2014年3月2132,21810.510.840.1
2015年3月2022,5548.513.326.7
2016年3月2522,5389.96.448.0
2017年3月−8141,576−39.6
2018年3月1541,6349.69.9
2019年3月−834685−71.9
2020年3月8374811.54.4
2021年3月−1,630
2021年12月1682061.4
2022年12月−14202−7.1
2023年12月−30181−15.7
2024年12月−7203−3.6
2025年12月22401.154.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/12期の役員報酬は総額167百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
高玉玲代表取締役 会長45
徐湛代表取締役 社長執行役員48200,000
于芝涛取締役50
王志剛取締役 副社長執行役員 開発管掌 兼 中国 事業統括55150,000
小林英幸取締役 副社長執行役員 総務・法務・安全衛生・環境・社内広報管掌 兼 豪・アジア事業 統括59156,000
趙福全取締役62
巨東英取締役72
王震坡取締役50
金子昭一常勤監査役631,200
孫佳慧監査役37
井村正彦監査役69
遠山高英監査役53
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
張賀取締役41
田長青取締役61
李明取締役49
李佳監査役38

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5636913226
社外取締役521214
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容753字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社は、当社、親会社3社、子会社29社、関連会社7社及びその他の関係会社2社で構成され、自動車機器及びその他の製品の製造販売を主な事業内容としております。 当社グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、本報告書において「当社グループ」という場合、特に断りのない限り、当社、子会社29社及び関連会社7社を指すものとしております。 区分   主要製品   主要製造/販売会社等 (1) 自動車機器事業 自動車用空調システム及び コンプレッサー 自動車用熱交換器   カーエアコン用コンプレッサー 空調室内ユニット エンジン用熱交換器 空調用熱交換器   当社 SANDEN INTERNATIONAL (U.S.A.),INC. SANDEN INTERNATIONAL (EUROPE) GmbH SANDEN MANUFACTURING EUROPE S.A.S. SANDEN MANUFACTURING POLAND SP.Z O.O. SANDEN INTERNATIONAL (SINGAPORE) PTE.LTD. SANDEN THAILAND CO., LTD. SANDEN VIKAS (INDIA) LIMITED 天津三電汽車空調有限公司 三電(中国)汽車空調有限公司 (2) その他 住宅用給湯・環境機器 エコキュート 当社 SANDEN MANUFACTURING EUROPE S.A.S. SANDEN INTERNATIONAL (AUSTRALIA) PTY,LTD. 事業の系統図の概要は次のとおりであります。                                  (2025年12月31日現在)
経営方針・対処すべき課題1,006字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは「安心と快適をドライブする熱マネジメント技術のリーディングカンパニーへ」というビジョンに基づき、コンポーネントサプライヤーから 「フルソリューション・システム・サプライヤー」への変化を遂げ、統合熱マネジメントシステム(ITMS:Integrated Thermal Management System)のリーディングカンパニーとして持続的成長を実現するため、2024年2月に発表した中期経営計画に引き続き取り組んでまいります。 1.中期経営目標(2028年度連結ベース) ①計画名称:SHIFT2028 (シフト2028) ②計画期間:2024年1月1日~2028年12月31日 ③連結経営指標:売上高 3,000億円、経常利益 90億円 2.基本方針 NEV(新エネルギー車)市場に焦点を当て、常にカスタマーファーストの視点で、電動コンプレッサーの製品力を軸に、競争力と柔軟性を兼ね備えた統合熱マネジメントシステムソリューションを提供する 3.重点戦略 本中期経営目標を達成するために、6つの重点施策に取り組みます。 (1)欧州グローバルOEMへのNEV関連製品の販売強化による市場シェア拡大 (2)グループシナジーを最大活用した中国の統合熱マネジメントシステム市場の成長取り込み (3)北米市場への投資強化によるNEV向け製品の北米事業の拡大 (4)製品プラットフォーム化の推進と独立系の強みを活かした幅広い顧客ニーズへの柔軟な対応 (5)グローバル生産レイアウト・サプライチェーンの最適化及びサステナビリティ実現 (6)人材開発の強化及び標準化とデジタル化の推進による組織運営の効率化 当連結会計年度における取り組みとしては、以下を行いました。 ・統合熱マネジメントシステムソリューションサプライヤーへの転換に向けた技術開発 ・エリア戦略による新規商権の獲得 ・グローバル生産レイアウト・サプライチェーンの最適化 ・サステナビリティ活動の推進 ・人材開発強化・組織運営の効率化の推進 現在の自動車市場は、世界情勢の変化も相まって不確実な状況にありますが、安定した成長を果たすため基盤となる競争力の向上と柔軟な対応を継続してまいります。 なお、上記の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク7,295字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業とその他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は次のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を充分認識したうえで、リスクの回避及び発生した場合、リスクを最小限にするべく対処しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 自然災害 当社グループは、不測の大規模地震・大雨・洪水・大雪等の自然災害や感染症の蔓延等による社員や事務所・生産設備に対する被害、製品輸送・倉庫保管中の事故や従業員出社率の大幅低下による操業停止等、不測の事態が発生するリスクを考えております。 これらの事象は、工場の操業や顧客への供給に支障が生じることで当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼすおそれがあり、さらには顧客への製品供給に対する支障となり、当社グループの社会的評価の低下を招く可能性があります。 当社は、発災時の初動対応計画やサプライチェーン事業継続管理標準の策定、社員安否確認システムの構築、耐震対策、防災訓練などの対策を講じております。加えて感染症等の拡大に対しては、感染予防策の徹底を図るとともに、定期的な予防接種等を実施し、グローバルで迅速に対応できる体制を構築し、すべてのステークホルダーの健康や安全、感染拡大の防止に努めることを最優先とし、その上で事業活動を継続して行っております。加えて、グローバル全社員に対して労働安全衛生教育を通じ、災害発生時のレポートラインなどの周知徹底をしております。ただし、想定を超えた自然災害・感染症蔓延等による被害を完全に排除できるものではなく、当社グループの経営成績と社会的評価に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 気候(変動)関連リスク 気候変動は、グローバル社会が直面している最も重要な社会課題の一つであります。 世界では気候変動をはじめとする環境課題が深刻化し、日本国内でも異常気象による大規模な自然災害が発生するなど大きな影響を与えております。気候変動による世界的な平均気温の4℃上昇が社会に及ぼす影響は甚大であると認識し、気温上昇を1.5℃以下に抑制することへの貢献は重要であると考えております。気候変動によるリスクについては、当社グループの連結業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。脱炭素社会への移行を進める中で、気候変動対策に関連する燃費・排ガス規制や車両電動化への対応の遅れは、販売機会の損失、商権失注の可能性があります。 当社グループは、新たな燃費規制や車両電動化に応えるための研究開発の加速と、物理的なリスクである気象災害対策として、複数社からの部品調達などのサプライチェーンに対するリスクマネジメント強化を進めております。また、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)が推奨する4つの開示項目(「ガバナンス」「リスク管理」「戦略」「指標と目標」)について、気候関連情報を開示しております。 CO2排出量削減においては、グリーン電力の生産や調達を積極的に進め、2019年比で2030年にScope2排出量ゼロを達成し、2039年にカーボンニュートラル達成を目指しております。 (3) 経済状況 当社グループは、全世界に主要製品であるカーエアコンシステム及びカーエアコン用コンプレッサーを販売しておりますが、その需要は、製品を販売している国や地域のさまざまな市場における経済状況の影響を受けます。特に、経済成長率の変動、為替相場の変動、金利の変動、関税政策及び貿易政策の変更などが、当社の製品需要や業績に直接的または間接的に影響を与える可能性があります。 当社グループは、生産性の向上を図るとともに、固定費・変動費の削減を推進し、事業環境の変化に影響されにくい安定的な収益体質づくりを目指しておりますが、当社の自動車機器事業は主として北米、欧州、アジア、中国に事業展開しており、それぞれの地域における自動車市場の動向が、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 為替相場の変動 当社グループは、全世界で事業を展開しており、多通貨の取引が発生しております。このため、為替相場の変動は当社の財務状況に直接的な影響を与える可能性があります。特に、在外連結子会社及び持分法適用会社の財務諸表の換算為替レートや、当社及び在外連結子会社間での外貨建て取引の換算為替レートによっては、資産価値や損益に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、短期的な為替レートの変動に対応するためヘッジ取引等の対策を講じ、リスクの軽減に努めておりますが、主要取引通貨である米ドル及びユーロ、中国人民元、アジア地域等の通貨における著しい為替変動が起きた場合には、これらの対策だけでは十分にリスクを回避できない可能性があります。その結果、当社の業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 原材料・部品の市況変化 当社グループは、製品・システムの製造・販売を日本国内のみならず、グローバルに展開しております。調達面では、調達部品・材料の複数購買化により、コスト上昇の抑制、供給逼迫の回避、かつ顧客への適性な価格転嫁を図ることで、安定供給とコスト競争力の確保に努めています。 しかしながら、アルミ、銅、樹脂、電子部品などの原材料価格や物流コストの大幅な上昇により、製造コストが増加する可能性があり、また、中国からのレアアース輸出規制や世界的な供給逼迫が発生した場合、製品の安定供給に支障をきたし、これらのリスク要因よって当社の業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 価格競争 当社グループを取り巻く事業環境の価格競争は大変厳しくなっております。自動車向け熱マネジメントシステムや空調用電動コンプレッサーへの新規参入企業の増加、自動車メーカーにおける電動化車両や自動運転技術への莫大な投資があり、自動車メーカーから価格引下げ要請がより一層強くなってきております。 また、地域によっては現地競合メーカーの品質競争力も年々上がってきており、それに伴いコスト競争もより一層厳しくなってきております。 当社グループの商品は、品質・コスト・技術等において競争優位に立つものと考えておりますが、新規競合の市場参入に伴う競争の激化、特に電気自動車の走行効率を向上させる統合熱マネジメントシステム市場への参入競争激化、他業界からの競争参入等により、常に競争優位に立てるという保証はなく、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、米国政府導入の関税政策、今後のブロック経済化による関税強化など当社の管理が及ばない理由により、最終製品の価格にも影響を与える可能性があります。 (7) 販売先の業績依存 当社グループは、世界中の自動車メーカーに販売しており、特定販売先依存によるリスクの低減が図れていると考えております。 しかしながら、昨今発生している地政学面のリスク(ロシア・ウクライナ紛争、イスラエル・パレスチナ紛争、米中貿易摩擦等)や天災による特定顧客の車両生産への影響、自動車市場が電動車へとシフトしていく中での、従来の自動車メーカーに加え新たな企業との取引の発生、各国の法規制など、当社の管理が及ばない理由により、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 国際的活動及び海外進出に潜在するリスク 当社グループは、22か国・地域、51拠点に進出し、開発、生産及び販売会社を有し、事業活動を実施しております。このような国際的な事業活動には、各国の法規制の改正、政治情勢及び経済状況の変化、戦争その他の不安要因による社会的混乱、労働争議、物流の混乱など、様々なリスクが内在しています。これらのリスクが顕在化した場合、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、リスク管理規定を制定し、カントリーリスクを伴う取引に対しては、リスク管理項目の一つとしてモニタリングしておりますが、各国、各地域での事業活動において上記のリスクが内在しており、事象として発生した場合、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 新製品開発 当社グループは、自動車が急速に内燃機関車から電気自動車(EV)を含む新エネルギー車(NEV)へ移行する自動車業界の動向を踏まえ、環境製品分野へ資源を集中し、積極的に他社及び大学との連携を進めており、次世代環境車対応の統合熱マネジメントシステム(ITMS)、電動コンプレッサー等の新製品の研究開発と、それらの基盤となる要素技術の研究開発を行っております。 一方、グローバル世界各国の急激な市場変化や顧客ニーズの変化に対応が追いつかず、新製品開発と市場投入が円滑に進まない場合には、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクを回避するため、グローバルで多様に変化する市場やお客さまの求める価値の変化を随時注視し分析する活動を続けており、これらの分析結果を効率的に安定して確実に製品に落とし込むために、日本にて先行研究開発、要素技術開発、及びベースモデル開発活動を主導し、その成果をお客様の近くにある世界の各開発拠点で製品開発を行うグローバル連携体制と仕組みを構築しております。 (10) 知的財産保護の限界 当社グループは、創業以来独自に技術を開発し、知的財産権やノウハウとして蓄積するとともに、開発活動と密に連携した知財保証制度に基づき第三者の有する知的財産権への対策を行っております。これら蓄積された知的財産権やノウハウは、事業展開する国、地域で、知的財産制度の適用を受けておりますが、特定の国、地域において、法的制限等により完全には保護できない可能性があります。これにより第三者が、当社の開発した技術を使用した類似製品の製造や販売に対して、完全には抑制できない可能性があります。また、各国の知的財産権公開制度に基づき公表された知財情報を利用した第三者の有する知的財産権への対策を実施しておりますが、特定の国、地域において、環境面の制約により第三者の有する知的財産権を完全には把握できない可能性があります。これにより第三者の知的財産権への抵触有無に対して、完全には判断できない可能性があります。 これら第三者の類似製品の製造や販売の影響により当該地域での売上高の減少や、第三者の有する知的財産権への侵害疑義による係争の発生により、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのようなリスクを最小化するため、各国の法律、特許事務所との連携を強化し、独自の強み技術の知的財産ポートフォリオを形成するとともに、弊社における第三者が保有する知的財産情報収集能力の更なる拡充を行なってまいります。 (11) 品質に係るリスク 当社グループは、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム要求の品質管理基準に従い製品を開発、製造しております。さらにグループ独自の品質方針を定め、お客様第一、品質第一に基づいた製品品質の向上活動を実施しております。 また、製品の予期できない欠陥等による製造物責任賠償が発生した場合の対応として、保険に加入しております。しかしながら、全ての製品欠陥に対する賠償額が保険でカバー出来る保証はなく、大規模なリコールや製造物責任賠償が発生した場合には、多額の費用発生や当社製品の信頼低下による売上減少の影響から、当社の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法的規制等 当社グループは、事業展開する国、地域で、事業や投資に関する許認可、輸出制限、租税、環境規制、独占禁止法・競争法等をはじめとする各種の法規制の適用を受けております。当社グループの事業に適用される新たな法規制が導入された場合、または当社グループの事業活動がこれらの法規制に抵触した場合には、事業活動に制約が生じる可能性があります。さらに、刑事罰・行政罰の対象となるほか、社会的信用の失墜を招くこと等により、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、グローバルに展開する事業活動において、当社グループに関係する法規制や法令の改正等を的確に把握し、社内規程の整備や従業員教育の実施など必要な対応を行うことにより、当社グループの事業活動があらゆる法令を遵守して行われるよう努めております。 当期は「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」(改正下請法、以下、「取適法」という。)が施行され、当社は既に契約雛形と取引条件の変更を行い、取適法を遵守した体制を構築しております。また、一昨年旧下請法に関して公正取引委員会からの勧告を受けたことに鑑み、役員及び全従業員を対象とした研修を継続的に実施し、法令遵守の意識向上を図り、再発防止に向けた取り組みを強化しております。 また、欧州においては、CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive:企業サステナビリティ報告指令)を含むサステナビリティ情報開示規制の整備が進められており、適用時期等については段階的な見直しが行われています。当社は、これらの動向を注視しつつ、中長期的な視点から、社内にサステナビリティ委員会を設立し、体制整備及び情報開示対応力の強化を進めております。 (13) 訴訟等 当社グループでは、事業活動に関連して、当社グループが当事者となっている、または今後当事者となる可能性のある訴訟及び法的手続きにより当社にとって不利な結果が生じた場合、当社の業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、契約締結前の契約審査、契約内容の適正化などを通じて、紛争の発生可能性の低減を図るとともに、紛争が発生した際の、当社にとって不利な結果が生じる可能性の低減を図っております。紛争の兆候については、グループ各社から当社への報告を求めるなどにより紛争拡大の可能性の低減を図っております。 また、平素より国内外の弁護士事務所と連携し、訴訟事件等において当社の利益を適切に確保するための体制を整備しております。 (14) 従業員のコンプライアンス 当社グループは、コンプライアンスを経営の最重要課題と位置づけ、その徹底を図っております。具体的には、各拠点にコンプライアンスに関する責任者と推進担当者の配置をはじめとしたコンプライアンス体制の確立、適切な職務権限の付与や相互牽制を可能にする職務分離を含んだ社内規程の整備、階層別研修など従業員に対するコンプライアンス教育制度、内部通報制度、内部監査体制等を内容とする内部統制システムを整備・運用しております。加えて、公正で納得感の高い業績評価・人事評価制度、厳正な懲戒制度の適切な整備・運用等により、不正のトライアングル(3つの要因)といわれる動機・機会・正当化の除去を図り、従業員不正の発生可能性の排除に努めております。 当社グループは多くの国、地域に展開しておりますが、従業員が各国や地域の法令に抵触する行為を行う可能性は皆無ではなく、これらの事態が生じた場合には、刑事罰・行政罰を課せられ、損害の発生等により直接的、間接的に、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 人財確保に関するリスク 当社グループは、グローバルでの事業目標達成のために多様で優秀な人財の確保に努めるとともに、当社グループ経営を推進する人財の育成と後継者確保の為、グローバル事業を担う人財やエンジニアの育成に取り組んでおります。また、社員コミュニケーションを実施し、全員が生産性高く活躍できる職場づくりに取り組んでおります。しかしながら、優秀な人財の確保における競争は激化しており、採用に関しては更に強化するとともに、当社グループの人財の流出の防止に努めなければなりません。一方、デジタル革命や少子高齢化、ESG推進といった潮流の中で、雇用情勢の変化、働き方の価値観等が変わりつつあります。 環境変化への対応と各分野で必要とする専門性を持つ人財や、リーダーの維持・確保・育成・配置が計画的に推進できない場合には、事業活動の停滞等により経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 情報セキュリティに関する事項 当社グループは、事業活動及び当社製品において様々な情報システムやネットワークを利用しております。これらの情報資産を守るため、ITセキュリティ基本方針のもと、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、各種データ等のセキュリティに関する継続的な強化を図っております。また、全社で情報セキュリティの推進体制を構築しており、職場における情報セキュリティ意識の向上、ルールの周知・徹底のため、毎年全てのIT利用者に対しITセキュリティ教育を実施するとともにITセキュリティに関する定期的な点検を行い、ITガバナンスの強化に努めております。 しかしながら、近年ますます巧妙化するサイバー攻撃のリスクは高まっており、標的型攻撃、ビジネスメール詐欺、不正アクセス、ランサムウェアによる情報システムへの攻撃を受けた場合、情報漏洩やシステム停止・重要な業務の停止等の影響が生じる可能性があります。このような事象が発生した場合、当社イメージや社会的信用の低下、当社グループの事業、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,254字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは「安心と快適をドライブする熱マネジメント技術のリーディングカンパニーへ」というビジョンに基づき、2024年2月に発表した中期経営計画にて、コンポーネントサプライヤーから 「フルソリューション・システム・サプライヤー」への変化を遂げ、統合熱マネジメントシステム(ITMS)のリーディングカンパニーとして持続的成長の実現を目指しております。大転換期を迎えている自動車業界において、NEV(新エネルギー車)市場に焦点を当て、常にカスタマーファーストの視点で、電動コンプレッサーの製品力を軸に、競争力と柔軟性を兼ね備えた統合熱マネジメントシステムソリューションの提供を進めております。 当連結会計年度の世界経済は、米国の関税政策の影響が顕在化し、米国雇用統計の悪化等も見られたものの、緩やかに成長しました。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の緊迫化に加え、欧州及び中国経済の減速傾向が顕在化するなど、地政学的リスクや各国政策の動向により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループにおいては、世界の自動車生産台数が前年同期比増加で推移し、アジア地域での販売が増加したこともあり、当連結会計年度の売上高は、190,875百万円(前年同期比3.8%増)となりました。営業損失は、原価低減等の諸施策や販売費及び一般管理費の抑制により、収益性は改善傾向にあるものの、1,507百万円(前年同期は営業損失6,446百万円)となりました。経常利益は、持分法による投資利益等により、1,774百万円(前年同期は経常損失176百万円)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、希望退職制度の実施に伴う一時的な損失があったものの、固定資産流動化の推進等の構造改革及び一部子会社での繰延税金資産計上により、274百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失777百万円)となりました。 また、米国の関税政策等による当社への影響につきましては、引き続き動向を注視し、適切な対策を講じてまいります。 なお、当社グループの報告セグメントは「自動車機器事業」のみであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当連結会計年度末における総資産は、売上増加に加え在庫削減施策の実施により棚卸資産を縮減しましたが、売上債権の増加と設備投資による有形固定資産の増加を主因に、前連結会計年度末に比べて10,174百万円増加し、185,633百万円となりました。増加額の内、5,861百万円は為替影響であります。 負債については、構造改革引当金等の戻入はありましたが、仕入増による仕入債務の増加及び長短借入金の増加を主因に、5,630百万円増加し、157,507百万円となりました。 純資産については、親会社株主に帰属する当期純利益に加え、円安を背景とした為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べて4,544百万円増加し、28,126百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,835百万円増加し、16,765百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の削減等により2,668百万円(前年同期比7,134百万円の収入増)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、△6,474百万円(前年同期比6,316百万円の支出減)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長短借入金の増加等により、5,022百万円(前年同期比4,462百万円の収入減)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 A. 生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの内容   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 自動車機器事業   165,032   96.2 その他   443   75.0 合計   165,476   96.1 (注) 金額は販売価格によっております。 B. 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。 セグメントの内容   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 自動車機器事業   2,081   105.7 その他   273   93.6 合計   2,354   104.1 (注) 金額は実際購入価格によっております。 C. 受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社)は、国内外での受注状況、最近の販売実績及び販売見込等の情報を基礎として、見込生産を行っております。 D. 販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの内容   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 自動車機器事業   189,799   104.0 その他   1,076   84.7 合計   190,875   103.8 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度  (自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度 (自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Volkswagen Group   28,629   15.6   28,205   14.8 華域三電汽車空調有限公司   20,317   11.1   14,040   7.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表の作成において使用される見積りと判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 A.貸倒引当金 当社グループは、金銭債権の貸倒による損失に備えるため、当社は一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見積額を計上しております。また在外連結子会社は主として特定の債権について回収不能見込額を計上しております。 したがって、顧客の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合には当該引当金の追加処理が必要となる可能性があります。 B.製品保証引当金 当社グループは、製品の販売後の無償サービス費用に充てるため、売上高に対する過年度の発生率による金額の他、個別に発生額を見積もることができる費用について製品保証引当金を計上しております。 当社グループの製品不良率や保証コストの見積りが実際と異なる場合は、製品保証費用の見積りについて修正が必要となる可能性があります。 C.投資の減損 当社グループは、保有株式について将来の市況悪化や投資先の業績不振等を勘案して、投資価値の著しい下落が一時的ではないと判断される場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。 D.固定資産の減損 当社グループは、固定資産を保有しており、固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しております。従って、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損を実施する可能性があります。 E.繰延税金資産 当社グループは、将来の課税所得及び実現可能性の高い継続的なタックスプランニングを分析、検討して繰延税金資産を計上しております。 繰延税金資産の全部又は一部を将来にわたり回収できないと判断した場合、当該判断を決定した期間において、繰延税金資産の減額を実施する可能性があります。一方、今後新たに繰延税金資産を回収できると判断した場合には、法人税等調整額により繰延税金資産の増額を実施する可能性があります。 F.退職給付に係る会計処理の方法 当社グループは、従業員の退職給付に備えるため、連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見積額に基づき、退職給付に係る負債を計上しております。 当社グループの退職給付債務の計算における割引率、退職率、昇給率、運用付加金利等の前提条件が将来において変化した場合には、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼす可能性があります。 ・退職給付見込額の期間帰属方法 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。 ・数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法 過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により費用処理しております。 数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により費用処理することとしております。なお、当社については発生年度に一括処理しております。 G.環境費用引当金 米国における連結子会社THE VENDO COMPANYが、その旧工場の所在地や近隣地区の土壌及び水質汚染の浄化に係る費用に充てるため、将来の発生見積額から環境浄化費用に利用できる基金の残高を控除した額を当該引当金として計上しておりますが、浄化作業の進捗状況の如何によっては追加引当もしくは引当の減額が必要となる可能性があります。 H.構造改革引当金 事業構造改革に伴い将来発生する費用に備えるため、その発生見込額を計上しております。なお、事業戦略の見直しや外部環境の変化等により、当社及び連結子会社における見積り及び仮定と異なった場合、構造改革引当金の見積りについて修正が必要になる可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 売上高の主な増減要因 自動車機器事業においては、売上高は1,899億円で前年同期に対し、75億円の増収ですが、為替影響を除くと実質的に76億円の増収となりました。 欧州地区は、為替影響がありましたが、顧客側の生産調整により前年同期に対し減収となりました。 中国地区は、中国EVメーカー向けの販売が好調に推移し、増収となりました。 アジア地区は、為替影響による減収はあったものの、インド市場の成長により現地OEM向けが伸長し、前年同期で大きく増収となりました。 米州地区は、EV向けの納入が進み、アフターマーケット向けが好調に推移し、増収となりました。 日本地区は、日系メーカー向け、及び建設機械向けの売上が減少し、減収となりました。 地域別では海外向けの売上高が93%を占め、欧州・中国の売上が約6割を占めている状況となっております。 営業利益の主な増減要因 当期の営業損失は15億円であり前年同期に比べ49億円の損失改善となりました。 悪化要因としては、販売価格の年次見直し、為替による減収、新規ビジネスの開拓・獲得や新商権のための成長投資拡大があります。 一方で、全拠点での労務費削減と品質費用の減少を中心とした販売管理費の改善、生産性改善及び原価低減活動等により体質的に改善し、更に過年度の関税費用及び品質引当金の見直しによる一過性の改善要因も寄与し、前期に対して大幅な改善を達成しました。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金は、製品製造のための材料及び部品購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用の支出です。 また、設備投資の主なものは、グローバル生産体制強化に伴う、現地生産化・内製化、及び開発用設備の他、合理化等に伴う設備の維持更新と生産用金型の取得であります。なお、当連結会計年度の主な設備投資は、国内外の自動車機器事業に係わるものであります。 これらの必要資金につきましては、通常、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、親会社を含む関係会社や金融機関からの借入による資金調達にて対応しておりますが、当連結会計年度末において流動負債が流動資産を超過している状況となっております。 資金調達 当社グループは、資金使途及び資金の必要な時期、期間、地域(通貨)に応じ資金調達を決定しております。 運転資金については、期限を1年以内とし、グループ各社に対して状況に応じ当社からの貸付を行っておりますが、ハイセンスグループの信用補完により、現地法人で借入が可能な場合は、これを優先しております。 当連結会計年度末における短期借入金残高70,927百万円の主な通貨は円、ドル、ユーロ及び人民元であります。一方、生産設備投資等に必要な長期資金を長期借入金で調達することを基本としております。 当連結会計年度末における長期借入金残高6,757百万円の主たる部分は、ハイセンスグループと金融機関からの変動金利及び、固定金利による借入金であります。 長期資金の調達手段の判断は、金利条件や市場環境に加え、直接、間接調達の比率、金融機関との取引状況等を総合的に判断し決定することとしております。 当連結会計年度末における借入金の合計金額は77,685百万円であり、手元流動資金16,765百万円に比して増加傾向にありますので、棚卸資産の適正化等によりキャッシュ・コンバージョン・サイクルを改善し、自己資金調達を増やすことに加えて手元流動性資金の有効活用により、短期借入金の抑制、削減をいたします。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。