概要
キクカワエンタープライズは三重県伊勢市に本社を置く産業機械メーカーである。木工機械と工作機械の製造・販売を主力とし、2025年3月期の売上高は55億円、営業利益率は18.5%と高水準を記録した。従業員数189人、自己資本比率87.2%と財務体質は堅固。2026年3月期は減収減益を見込むが、依然として10%超の営業利益率を維持する。
収益力と堅固な財務体質
当社の収益構造は高い営業利益率が特徴である。2025年3月期の営業利益は10億2421万円(営業利益率18.5%)、当期純利益7億4388万円を計上した。2026年3月期は売上高38億5901万円(前年比30.3%減)、営業利益3億7777万円(同63.1%減)と減益となったが、営業利益率は9.8%と二桁を維持した。財政面では総資産148億118万円、自己資本129億33万円、自己資本比率87.2%と極めて高い。キャッシュ・フローは営業活動で9億1077万円の資金を得て、投資活動に5億7426万円、財務活動に2億1278万円を使用し、現金同等物は45億3840万円に増加した。配当性向は高く、株主還元を重視する姿勢を示している。
38の国と地域への輸出と国内市場
グループ構成は単一セグメントで、子会社等の記載はない。本社機能と国内営業拠点の充実を図るとともに、社外ネットワークの強化も課題としている。従業員数189人と小規模ながら、研究開発や設備投資を積極化し、120年を超える技術継承を基盤に持続的成長を目指す。
業界の中での役割は木工機械・工作機械メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 木工機械 | 21億円 | 55.3% | — | — |
| 工作機械 | 17億円 | 44.7% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01木工機械主力
丸太を建築用・木工用の角材・板材に加工する機械、および二次加工用機械を製造・販売。販売高比率は過半を占めるが、工場設備投資の動向に左右される。
- 製材機械
- 丸太を角材・板材に挽くための機械。
- 二次加工機械
- 角材・板材・合板などを製品に加工するための機械。
02工作機械準主力
鉄・非鉄金属、新素材などを加工する機械を製造・販売。自動車産業などの設備投資動向に連動する。
- 金属加工用工作機械
- 金属材料を切削・研削などで加工するための機械。
製品と技術
受注実績と輸出先の多様化
2026年3月期の受注実績は、総受注高40億4794万円(前期比6.4%増)、受注残高21億2966万円(同9.7%増)と増加した。輸出受注は8億8434万円で総受注の21.8%を占め、主な輸出先は中国、台湾、ベトナムである。工作機械の輸出受注は8億2708万円と全体の93.5%を占め、輸出が工作機械の成長を牽引している。一方、木工機械の輸出受注は5725万円と小幅で、国内中心の事業構造である。経営方針では新たな海外販売市場の開拓と海外販売・据付体制の強化を掲げており、今後は輸出比率の更なる向上が期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
機械大手の中で小型ニッチ、内需依存
キクカワエンタープライズは産業機械・環境機器を手掛けるが、売上高は55億円前後と同業の日本製鋼所や三浦工業と比べて大幅に小さい。直近2026年3月期は売上39億円と減少しており、営業利益率も10.26%と低下した。業界内では1社で複数事業を抱える総合機械大手に対し、同社は特定分野への特化が強みだが、規模拡大の壁に直面している。ライバルである日本ドライケミカルやGMSグループも同様の規模感だが、同社は技術力で一定の地位を築いている。しかし、国内需要に依存しており、海外展開や新製品開発が急務である。
強み
- 環境・機械分野で独自技術を持ち、大手が参入しにくいニッチを開拓。
- 規模が小さいながら営業利益率は10%超、高収益を維持。
- 特定業界向け製品で実績を積み、顧客からの信頼が厚い。
- 小規模組織で意思決定が速く、顧客ニーズに即応できる。
課題
- 直近で39億円と前年から30%減、需要減少や受注低迷が課題。
- 売上規模が小さく、研究開発投資や海外展開に資金制約。
- 日本製鋼所や三浦工業など大手が同分野に参入し、シェア奪取の恐れ。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字がキクカワエンタープライズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6466TVE | 93億円 | 8.6倍 |
| 2 | 6338タカトリ | 90億円 | 34.6倍 |
| 3 | 6402兼松エンジニアリング | 89億円 | 7.6倍 |
| 4 | 6391加地テック | 82億円 | 10.9倍 |
| 5 | 7726黒田精工 | 79億円 | — |
| 6 | 6346キクカワエンタープライズ | 75億円 | 21.2倍 |
| 7 | 6428オーイズミ | 74億円 | 12.4倍 |
| 8 | 6158和井田製作所 | 73億円 | 24.6倍 |
| 9 | 6166中村超硬 | 73億円 | 26.4倍 |
| 10 | 6267ゼネラルパッカー | 72億円 | 9.6倍 |
| 11 | 6433ヒーハイスト | 68億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2010年代の売上高変動と高利益の記録
有価証券報告書に記載された財務数値から、2010年代の業績変動を読み取れる。2013年3月期の売上高は35億円、当期純利益5億円だった。2015年3月期には46億円に増加したが、2016年3月期は44億円とやや減少。2017年から2018年にかけて40億円前後で安定した後、2019年3月期に74億円と大きく跳ね上がり、純利益も15億円に達した。これは何らかの大型受注や好況があったと推測されるが、公表資料に具体的事由の記述はない。2020年3月期には49億円に減少し、その後41〜45億円で推移した。この時期は新型コロナウイルス感染症の影響があった可能性があるが、開示情報からは断定できない。
2025年3月期の高収益とその後の急減
2025年3月期は売上高55億3370万円、営業利益10億2421万円と近年で最高益を記録した。営業利益率は18.5%に達し、当期純利益7億4388万円も高水準だった。しかし2026年3月期は売上高38億5901万円(前年比30.3%減)、営業利益3億7777万円(同63.1%減)と大幅に減収減益となった。要因は木工機械の大型プラント受注減少である。生産実績では木工機械の生産金額が前期比66.1%減と急減し、工作機械が19.9%増で補ったものの、全体では45.9%減となった。2027年3月期の業績予想は公表されていないが、経営環境は住宅着工の長期低迷と工作機械の需要拡大が引き続き影響する見込みである。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
技術力強化と製品競争力向上
木工機械分野では再生可能資源である木材の利用拡大に対応し、デジタル化・省人化など顧客ニーズの変化に対応した技術開発を推進。工作機械分野では人手不足や人件費上昇への対応として自動化・省人化の設備投資需要を取り込み、AIなどの先端技術への活用可能性も追求する。
- 02
DX推進と生産性向上
新型設備の導入やデジタル投資を積極的に推進し、効率的かつ高度な工場運営体制を構築。社内システムの見直しによりDXを意識した業務改善を行い、生産性を向上させる。
- 03
サプライチェーン多極化への対応
効率重視から戦略的な在庫確保や供給網の多極化への転換に対応し、コスト増を価格転嫁しながら高い付加価値を創出する。円安による輸出優位性を活かしつつ、エネルギー・原材料価格高止まりへの対応を図る。
- 04
持続的成長基盤の構築
120年以上の技術・技能の継承と向上を進め、社外ネットワークを強化。SDGsやESGの観点から国産材利用拡大の研究を行う。社員の待遇改善や地域教育機関とのネットワーク拡充による人材採用強化、働き方改革を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で189人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は558万円で、9期前と比べて−7.2%。平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は19.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 183 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 182 | — |
| 2019年3月 | 601 | 39.3 | 18.0 | 185 | — |
| 2020年3月 | 556 | 39.8 | 18.3 | 183 | — |
| 2021年3月 | 508 | 39.7 | 18.3 | 185 | — |
| 2022年3月 | 504 | 40.3 | 19.0 | 183 | — |
| 2023年3月 | 550 | 40.7 | 19.3 | 185 | — |
| 2024年3月 | 586 | 40.6 | 19.2 | 187 | — |
| 2025年3月 | 658 | 40.9 | 19.4 | 184 | 543 |
| 2026年3月 | 558 | 41.4 | 19.8 | 189 | 212 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は39億円、営業利益は4億円。前期と比べると減収減益で、売上が-29.1%、利益が-60.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 45億円 | 39億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 4億円 |
| 純利益 | 4億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥120 | ¥120 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は5億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−16.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 14 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 6 | −1 | −16.7 | 0 |
| 2024年2Q | 13 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 12 | 2 | 16.7 | 1 |
| 2024年4Q | 24 | — | — | 5 |
| 2025年2Q | 18 | 3 | 16.7 | 2 |
| 2025年4Q | 37 | 7 | 18.9 | 5 |
| 2026年2Q | 18 | 2 | 11.1 | 2 |
| 2026年4Q | 21 | 2 | 9.5 | 1 |
| 2027年1Q | 5 | −1 | −20.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は35億円から39億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 35 | — | 2 | — | 5 |
| 2014年3月 | 30 | — | 0 | — | 0 |
| 2015年3月 | 46 | — | — | — | 5 |
| 2016年3月 | 44 | — | — | — | 4 |
| 2017年3月 | 41 | — | — | — | 5 |
| 2018年3月 | 40 | — | — | — | 4 |
| 2019年3月 | 74 | — | — | — | 15 |
| 2020年3月 | 49 | — | — | — | 5 |
| 2021年3月 | 45 | — | — | — | 6 |
| 2022年3月 | 42 | — | — | — | 3 |
| 2023年3月 | 41 | — | — | — | 4 |
| 2024年3月 | 55 | — | — | — | 6 |
| 2025年3月 | 55 | 10 | — | 18.2 | 7 |
| 2026年3月 | 39 | 4 | — | 10.3 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高39億円のうち、営業利益として残るのは4億円で10.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.0%23億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.8%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.3%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は45億円で、売上の13.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −1 | 0 | 0 | −1 | 13 |
| 2014年3月 | 2 | −2 | 0 | 0 | 13 |
| 2015年3月 | 4 | −6 | 0 | −2 | 11 |
| 2016年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 12 |
| 2017年3月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 15 |
| 2018年3月 | 10 | 6 | −1 | 16 | 30 |
| 2019年3月 | 12 | −7 | −2 | 5 | 34 |
| 2020年3月 | 5 | −1 | −2 | 4 | 35 |
| 2021年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 36 |
| 2022年3月 | 11 | 4 | −4 | 15 | 48 |
| 2023年3月 | 7 | −1 | −2 | 6 | 52 |
| 2024年3月 | 4 | −5 | −2 | −1 | 49 |
| 2025年3月 | 1 | −4 | −2 | −3 | 44 |
| 2026年3月 | 9 | −6 | −2 | 3 | 45 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は148億円。このうち返さなくてよい自己資本が129億円で、自己資本比率は87.2%(業種中央値65.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 92 | 72 | 20 | 77.9 |
| 2014年3月 | 92 | 71 | 21 | 77.1 |
| 2015年3月 | 103 | 77 | 26 | 74.3 |
| 2016年3月 | 98 | 79 | 19 | 80.6 |
| 2017年3月 | 101 | 84 | 17 | 83.2 |
| 2018年3月 | 113 | 89 | 24 | 78.7 |
| 2019年3月 | 127 | 100 | 27 | 79.0 |
| 2020年3月 | 119 | 102 | 17 | 85.6 |
| 2021年3月 | 125 | 108 | 17 | 86.2 |
| 2022年3月 | 126 | 108 | 18 | 85.8 |
| 2023年3月 | 133 | 110 | 23 | 83.1 |
| 2024年3月 | 145 | 117 | 28 | 80.7 |
| 2025年3月 | 145 | 123 | 22 | 84.6 |
| 2026年3月 | 148 | 129 | 19 | 87.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で209社中12位あたり、逆に低いのは売上成長率で209社中203位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,700で、1年前と比べて-8.1%。過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.2倍 |
| PER (会社予想) | 19.7倍 |
| PBR | 0.53倍 |
| 配当利回り | 2.11% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で株価は+2.29%と小幅上昇。25日移動平均線(5766.8円)を+0.6%上回り、75日線(5795.2円)を+0.1%下回る水準に位置。52週高値(7160円)からは19%下落、52週安値(5500円)からは+5.5%回復。出来高は概ね100〜800株と低水準で、上放れの材料に乏しい。RSIは43.75と中立圏で、方向感の出にくい状態。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは21.59倍と業界平均23.75倍をやや下回るが、PBRは0.5463倍と平均1.59倍を大幅に下回り、資産価値に対して割安。一方、ROEは2.59%と低く収益性が課題で、業界平均も不明だが、機械セクターの平均ROEと比べても低水準。配当利回りは2.07%と平均2.65%を下回り、配当性向は37.2%と安定。2025年3月期に増益したが、2026年3月期は減収減益が見込まれる。全体的にバリュエーションは割安感があるが、収益力低下を考慮するとほぼ妥当圏内。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.2倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 19.7倍 | — |
| PBR | 0.53倍 | 1.50倍 |
| ROE | 2.6% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、小型ながら高収益なビジネスモデルの持続性と、市場規模の限界。強気派は、独自技術による高い利益率と安定した需要を評価する。弱気派は、売上規模が小さく成長性に欠けること、2026年3月期の減収減益予想を懸念する。
- 高収益モデル
営業利益率18%と非常に高く、効率的な事業運営ができている。
- 独自技術
木材加工分野での特許やノウハウがあり、競争優位性がある。
- 安定需要
木工機械は住宅や家具需要に支えられ、一定の需要が見込める。
- 予想PER20.1倍への改善期待決算発表後影響中
実績PER21.59倍から20.1倍へ改善、営業利益4億円を底に増益転換が視野
- PBR0.5463倍の解散価値下回り継続影響中
時価総額77億円に対し純資産は約141億円、PBR0.55倍は下値が堅い
- 売上55億円維持からの需要回復通年影響中
2025/3期は売上55億円・営業利益10億円を確保し、反動減後の需要回復余地
- 配当利回り2.07%と還元維持次回株主総会影響弱
純資産約141億円に対し配当利回り2.07%、還元維持なら株主還元は安定
- 市場規模の限界
ニッチ市場のため、売上高100億円超への成長は難しい。
- 業績の減速
2026年3月期は減収減益見込みで、成長が鈍化している。
- 需要依存
木材加工需要の変動に業績が左右されやすい。
- 売上39億円への急減通年影響強
2026/3期売上39億円は前期比29%減、営業利益4億円と半減以下
- 営業利益率の大幅悪化決算発表後影響中
営業利益率18.18%→10.26%と約8ポイント低下
- ROE2.59%とPBR0.5463倍の低迷継続影響中
ROE2.59%では資本コストに届かず、PBR0.55倍がさらに割り込む
- 時価総額77億円で売りが出やすい不定影響弱
株価1年で-2.32%、出来高の少なさで需給が悪化しやすい
- 受注高
- 市場需要の動向と将来の売上を測るため。
- 営業利益率
- 高収益体質が維持されているか、競争激化の兆候を見る。
- 新製品売上比率
- 技術開発の成果と市場受容性を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり120円で、前期から−44.4%。いまの株価に対する利回りは2.11%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 60 | — | 15.9 |
| 2018年3月 | 50 | −16.7 | 14.7 |
| 2019年3月 | 143 | 186.0 | 14.0 |
| 2020年3月 | 90 | −37.1 | 23.3 |
| 2021年3月 | 170 | 88.9 | 35.5 |
| 2022年3月 | 125 | −26.5 | 45.9 |
| 2023年3月 | 125 | 0.0 | 40.3 |
| 2024年3月 | 160 | 28.0 | 31.2 |
| 2025年3月 | 180 | 12.5 | 29.3 |
| 2026年3月 | 100 | −44.4 | 37.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥120
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ627人。区分でいちばん多いのは個人・その他で56.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.7%を占め、残る61.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.9 | 49.2 | 50.7 | 49.7 | 48.2 | 56.6 |
| 事業法人 | 24.1 | 24.7 | 26.1 | 26.3 | 29.7 | 22.0 |
| 金融機関 | 19.3 | 19.3 | 18.1 | 17.6 | 17.2 | 16.7 |
| 自己株式 | 3.4 | 4.3 | 5.5 | 5.3 | 5.1 | 5.2 |
| 外国法人 | 6.1 | 6.2 | 4.4 | 5.1 | 4.0 | 3.8 |
| 証券会社 | 1.6 | 0.6 | 0.7 | 1.3 | 0.9 | 0.9 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 木戸 修 | 6.74 |
| 02 | 光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員光通信株式会社 | 6.06 |
| 03 | 菊川 厚 | 5.00 |
| 04 | UHPartners2投資事業有限責任 組合無限責任組合員株式会社 UHPartners2 | 4.47 |
| 05 | 株式会社百五銀行 | 4.17 |
| 06 | 株式会社平安コーポレーション | 4.17 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(注) | 2.95 |
| 08 | 株式会社三十三銀行 | 2.88 |
| 09 | 菊川 博史 | 2.58 |
| 10 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人:インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 2.50 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-08光通信株式会社新規の大量保有報告7.12%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+641%、1株純資産は14期で+1767%。直近期のROEは2.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 36 | 570 | 6.3 | 5.5 | 8.3 |
| 2014年3月 | −0 | 567 | — | — | — |
| 2015年3月 | 37 | 612 | 6.0 | 8.4 | 16.2 |
| 2016年3月 | 30 | 630 | 4.8 | 7.5 | 16.6 |
| 2017年3月 | 38 | 666 | 5.7 | 7.9 | 15.9 |
| 2018年3月 | 339 | 7,074 | 4.8 | 10.0 | 14.7 |
| 2019年3月 | 1,214 | 8,134 | 14.9 | 6.0 | 14.0 |
| 2020年3月 | 386 | 8,278 | 4.7 | 9.0 | 23.3 |
| 2021年3月 | 478 | 8,742 | 5.6 | 8.9 | 35.5 |
| 2022年3月 | 273 | 8,819 | 3.1 | 15.4 | 45.9 |
| 2023年3月 | 310 | 9,147 | 3.5 | 12.1 | 40.3 |
| 2024年3月 | 512 | 9,696 | 5.4 | 9.3 | 31.2 |
| 2025年3月 | 614 | 10,129 | 6.2 | 9.7 | 29.3 |
| 2026年3月 | 268 | 10,652 | 2.6 | 24.0 | 37.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 菊川厚 | 取締役社長(代表取締役) | 64 | 66,000 |
| 菊川博史 | 取締役副社長(代表取締役) | 73 | 34,000 |
| 出口行男 | 常務取締役 事務部門担当 | 79 | 5,000 |
| 髙橋正和 | 取締役 開発設計部長 | 71 | 2,000 |
| 一色隆則 | 取締役 執行役員 | 66 | 1,000 |
| 小林和浩 | 取締役 製造部長 | 61 | 1,000 |
| 菊川慶一 | 取締役 営業部長 | 35 | 20,000 |
| 倉井有子 | 取締役(常勤監査等委員) | 71 | — |
| 柳谷剛 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
| 青木利公 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
| 森島豊彦 | 取締役 貿易部長 | 58 | — |
| 中村元昭 | 取締役 総務部長 | 58 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 90 | 46 | 17 | 152 | 22 |
| 取締役(社内) | 1 | 7 | 3 | — | 11 | 11 |
| 社外取締役 | 4 | 4 | 1 | — | 5 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容298字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,810字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,044字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,466字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第145期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第145期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第144期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第144期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第143期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第142期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第142期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第142期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第142期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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